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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

134カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2019/11/16(土) 08:12:56
明神さんはカザハに対し「お、おう、そうだな」的な端切れの悪い返事をした。
昨日はジョン君に対して堂々と啖呵を切っていたが、流石に当日になると緊張しているのかもしれない。
カザハはそんな明神さんの頬をつまみ、みょーんと左右に引っ張る。

「あはは、変な顔ー! 今更ビビってんの? 最高難易度でクリアーするって君が言い出したんだからね!?」

カザハは手を離すと、微笑ましく青春している(?)なゆたちゃんとエンバースさんの方を見て悪い笑みを浮かべた。

「ほら、あれ見て? 少しは緊張ほぐれるでしょ?」

昼前になると、魔法機関車が到着した。
そこから、王都から動かないとばかり思っていたバロールさんが降りて来た。

>「いやぁ〜、はっはっはっ! 久しぶりのアコライト外郭だなぁ! 結構きれいだね、うん!」

バロールさんはオタクによってデコられた要塞というこの異様な状況を”結構きれい”でさらりと流すと、マホたんに挨拶する。

>「久しぶりだね、ユメミマホロ君。キングヒルで君を召喚して以来だ。
 連絡がなくとも、アコライト外郭が持ち堪えていたことで君の生存は分かっていたが――
 それでも気がかりだったのでね。また元気な顔を見られてよかった」
>「そう。……心配かけたわね。
 せっかく召喚したのに、思い通りにならない『異邦の魔物使い(ブレイブ)』でごめんなさい?」
>「ハハ……嫌われてしまったねえ」

「さては召喚するなりセクハラしたんだな!? もしかして嫌われ過ぎて音信不通にされたんじゃないの?」

マホたんがバロールさんを目の敵にしている様子を見て、軽口を叩くカザハ。

>「正午になると、帝龍が『進撃する破壊者(アポリオン・アヴァンツァーレ)』を使ってくる。
 その前に勝負をつけよう。みんな、準備はいい?」

「ラジャー!」

>「お願い、バロール」
>「では、機関車に火を入れてもらおう。私も準備する……私が歩廊にのぼった時が作戦開始だ。いいね」

カザハは期待の目でバロールさんを見つめている。
魔法機関車には特に改造は施されていない。
いつも王都で待機しているバロールさんが出向いてきた。
そして彼はアルフヘイム最高峰の魔術師である――となれば、機関車を飛ばす考えられる方法は一つしかない。


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