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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

13カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2019/09/27(金) 23:43:35
「おおう……」

>「大丈夫ですよー。数だけは多いけど、空を飛んだり壁をよじ登ってこられるようなモンスターはいないし。
 空も飛べないからね。『今のところは』無害。もちろん真正面から戦うとなったら結構強いし、あたしでも結構てこずるけど。
 こっちから手を出しさえしなければ、ね」

>「そうなんですか……。それにしても、これだけの数のモンスターを操るなんて……。
 敵の指揮官はどんな相手なんですか? やっぱり、ニヴルヘイムの三魔将の誰かだったり……?」
>「んー。そういうんじゃないかなー。知ってる人は知ってると思うけど」
>「知ってる人は知ってる……?」
>「煌 帝龍(ファン デイロン)って知ってる?」

カザハはすぐに攻略本の該当ページを探し当てた。

「中国代表の社長!? この世界は自動翻訳機能が付いてるみたいだけど語尾がアルになってたらどうしよう……!」

《どうもしませんよ!?》

>「みんな知ってることだけど、ソシャゲはお金がそのまま力になる……。そういう点では、帝龍の資金力は無尽蔵。
 この大地を埋め尽くすような数のモンスターも、買いあさったクリスタルにものを言わせてると思う。
 純粋なマネーパワーでは、あたしたちに勝ち目はまったくないかな」

「そんな……」

>「あたしはね。キミたちを待ってたんだよ」
>「……わたしたちを?」
>「そう。あたしひとりじゃどうにもならなかった。城壁防衛隊のみんなが絶望しないようにライヴをして、鼓舞して――
 現状維持をすることしかできなかった。
 でも、今はもう違う。キミたちが来てくれた……新しい『異邦の魔物使い(ブレイブ)』が。
 それなら勝てる。絶対に勝てる! さあ――ここから、みんなで絶対的不利の盤面をひっくり返そう!」

>「ええ! 絶対勝ちましょ、みんなで!」

「マホたん……! 今まで一人でよく頑張った! スライムマスター月子先生が来たからにはもう大丈夫!」

なゆたちゃんとマホたんさんは固い握手をかわし、カザハはどさくさに紛れてマホたんさんに感極まって抱き付く。
セクハラ勃発だが、よく考えると両方ともモンスターだしまあいいか。

こうして作戦会議が始まった。
相手の狙いは、モブ魔物の大群で消耗させて戦わずにして勝つといったところだろう。
いくらマホたんさんの加護があるといっても、このままではいつか力尽きる時がくる。
そうなる前にこちらから打って出なければならない。


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