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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

122ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2019/11/11(月) 21:03:19
ジョンは城壁の上にある歩廊に夜哨として立つ為に少し冷える外をゆっくりと歩いていた、帝龍は特定の時間に攻めてこない。
そうは分かっていても、大雑把な命令で動いてるモンスター達はもしかしたら予想外の動きをするかもしれない。
だから作戦前の今日は特に念入りに、なにかあっても一人である程度対応できる人間を立てよう、という話になった。
そして今はカザハの時間であった。

「うーんでもまだちょっと早いな・・・」

交代の時間までまだ時間があった、僕が寝付けず早く起きただけなのだが。

「かといって今から寝るほどの時間もないし・・・まあカザハと少し喋って時間を潰すか」

そう階段を上りながら思った時、声が聞こえてきた。

>「”君達の”リーダーは大したものだ。情に流されたと見せかけて最も勝率の高い作戦に皆を導いたのだから」

カザハの声でカザハが喋りそうにない事を口走っている声が聞こえた。
素早く静かに階段を上り、様子を伺う。

そこにはいたのは間違いなくカザハと・・・カケル・・・そうカケルって名前だったはず・・・と呼ばれる馬?がいた。

>「勇敢で賢明で……でも凄く危うい。深入りすると巻き添えになるよ。
  作戦会議の最後に“命以上に大切なものはない”と言っていたけど――彼女自身はその対象に入っているのかな?
  いざとなったら連れて逃げると言った”カザハ”に返事をしなかったよね」

喋る内容も気になるが、それ以上に一体カザハは誰と喋ってるんだ・・・?

もう一度、中を覗くが、やはりいるのはカザハとカケルだけだ。

馬??に話しかけてる?動物を飼ってる人間によくありがちなアレか?だがそれにしても会話が物騒すぎる。
・・・やはり本人を問い詰めるのが一番か。

そう思い、本人の前に姿を現したその瞬間。

>「お前は誰かって……? そうだね、”異邦の魔物使い”に対して言うなら……”現地の魔物”――
  ……ってあまりにもダサッ! カケル、同じような意味でもっと格好いい単語を考えろ!」

さっきまでの中二病感はどこへやら、いつものカザハに戻っていた。

うんうん分かるよ、中二病はやりたいけど、人に見られたら恥ずかしくなっちゃうアレね、わかるとも。

「楽しんでた所悪いねカザハ、そろそろ交代の時間だよ」

カザハはぼけーと佇んでいる、そりゃ今の中二病発言全部聞かれたと分かればそんな反応したくなるのも頷ける。
誰だってそうする、たぶんやったことないからわからないけど僕もそうなると思う。

>「……あれ!? もう交代の時間? もしかしてボク寝てた!?」

・・・どうやら誤魔化す事にしたらしい。
あまりにもかわいそうなので、付き合うことにした。

「一応警備なんだからしっかりしてくれないと・・・まったくちゃんとしてもらわないと困るなぁカザハ」

カザハの変わりにカケル(馬???)が頭をブンブンと上げ下げし謝罪しているように見える。

頭を撫でると、カザハを引きずるようにカケル(馬????)はその場を去っていった。


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