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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章
117
:
明神
◆9EasXbvg42
:2019/11/11(月) 03:21:51
>「最初は、あなたたちのことも疑っていたのよ? ……でも、すぐに考えを改めた。
あなたたちは、あたしと同じ。信頼できるって分かったから。
お兄さんも、月子先生も、焼死体さんも。ジョンさんも……『異邦の魔物使い(ブレイブ)』として信用できる。
バロールがあなたたちをこの城塞に遣わした本意は分からないけれど……。
少なくとも、あなたたち自体は謀を企んでいないって分かる。でも――」
混乱する俺をよそに、マホたんは続けた。
俺たちのことは、外郭で過ごした時間を経て、信頼できるブレイブだとマホたんにわかって貰えた。
……ちょっと待て、今、誰か一人足りなくなかったか?
俺、なゆたちゃん、エンバース、ジョン。そして――
>「あなたたちがここへ来てから、あたしはずっとみんなの動向を監視してた。
そして……確信を持ったわ。これから言うことは、酷いことかもしれない。お兄さんを怒らせることかも。
でもね……敢えて言うよ。ジョンさんが、大切なあなたたちを守るために非情な作戦を提案したように。
あたしも。みんなには生き残ってほしいって思うから」
心臓が耳まで移動してきたみたいに、鼓動の音がうるさい。
じわりじわりと背筋に熱が戻ってきて、血液がめぐるのがわかる。
理解が追いつかない俺の頭に、言葉が降ってくる。
>「……カザハは。敵よ」
そして、脳裏で情報が弾けた。
王都でバロールと初めて顔を合わせた時、あいつはカザハ君に言った。
『おかえり』と。『転生ではなく混線だ』と。
大した意味のない、優男のレトリックだと、その時は流しちまったけど。
元魔王のバロールが、面識のないはずのカザハ君に、旧知を迎えるような物言いをする理由は……ひとつだけだ。
二人が旧知だったのは、一体いつのことだ?
それが『一巡目』だとすれば、バロールは登場時から魔王だった。
それなら、魔王にとっての旧知は、三魔将――
「ふ、ふひ、ふはは!が、ガザーヴァ!ガザーヴァで……カザーハ?ぶはっ!
ネーミングが安直すぎんだろ!いやいやないない!あいつ全然キャラ違うじゃん!
そりゃガザ公もダークユニサス乗ってるけど!カケル君のが万倍かっこいいわ!」
幻魔将軍ガザーヴァ。
イブリースと並ぶ魔王直属三魔将の一角であり、ニブルヘイムの最高戦力の一つだ。
そして、メインシナリオではここアコライト外郭を文字通りに更地に変えた仇敵。
あれが混線して変にバグって生まれたのが、カザハ君?
いや意味わかんねーわ。人違いじゃない?敵ってのも多分勘違いだよ。
だってあいつにそんな腹芸とか出来るわけねえもん!脊髄で喋ってるような奴だぜ!?
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