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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章
110
:
明神
◆9EasXbvg42
:2019/11/11(月) 03:15:53
>「あなたに託すわ、サブリーダー。使って? これでひとつめの問題は解消だね。
「……託された。あとのことは任せとけよ、リーダー」
妙な感慨が胸をいっぱいにして、静かに手の中の指輪を握り込む。
ある意味じゃ、俺がこのパーティの正式な一員として、認められた瞬間なのかもしれない。
こいつを持ってトンズラこくことはないと、信じて貰えたのだから。
>次に――どう? みのりさん。作戦内容は伝わってるよね?」
>《はぁ〜、責任重大やねぇ。ほやけど、そこまで頼られたんならしゃあないなぁ。うちも腕の見せ所や。
どうにかしまひょ。朝までには何とか間に合わせるよって、待っとってや〜》
なゆたちゃんに水を向けられた石油王は、二つ返事で仕事を請け負った。
その口ぶりに動揺や自信のなさは伺えない。いつも通りの飄々とした受け答えは、何より安心できる。
「頼んだぜ……相棒」
無茶振りはいつものことだと言わんばかりに、どうにかするとこいつは言った。
それならもう、何も心配することはない。それだけの付き合いを、こいつと重ねてきた。
残る課題は一つだけ。
特定した帝龍の本陣まで、どうやって大部隊を送り込むかだ。
城壁内をざっと見たところ、300人が全員乗れるだけの騎馬は存在していないようだった。
みんなアポリオンに喰われちまったか、維持するだけの飼料も足りなかったんだろう。
>「……魔法機関車!」
カザハ君が何か思いついたように声を上げた。
魔法機関車ぁ?行き先は敵陣の敷かれた平原だぜ、レールなんかねえだろ。
軌条もなしに鉄輪で不整地を踏もうもんなら、10mも進まないうちに列車は横転するだろう。
だが、カザハ君の考えはもう一歩先に進んでいた。
>「『自由の翼(フライト)』……物にかけた場合、浮遊させて意のままに動かす。
地面を走ってたらすぐ見つかるなら……飛ばせばいい!」
「銀河鉄道じゃねーんだぞ、あんかクソでかい鉄の塊飛ばすのにどんだけ魔力使うんだよ。
そりゃ魔法機関車なら装甲もあるし、ちっとやそっとの対空攻撃じゃビクともしないだろうけど……」
とはいえ、面白そうな発案ではある。いや絵面の話じゃなくてね!
あの巨体で敵陣に突貫すりゃ、並み居るトカゲくらいは余裕で跳ね跳ばせる。
迷霧と合わせれば、事実上空飛ぶ魔法機関車を撃ち落すほどの攻撃は飛んでこないだろう。
300人の兵力を一切傷つけず、疲れさせずに温存して敵陣深くに送り込めるのは大きなメリットだ。
しかしそこでバロールからストップが入った。
流石に列車飛ばすレベルのクリスタルは用意出来ないらしい。
まぁしょうがないね。クリスタルに糸目をつけなくていいなら、こんな包囲されることもなかったんだし。
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