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怪盗捜し

1PON:2011/05/13(金) 01:20:28 ID:xg12QFhI
『秋村さんが被害者だと判ったし、やっと次のステップだ』
『次のステップ・・・その怪盗は、今どこに居るんでしょう?』
『まさか、すぐ側に!?』
麗那は、ハッと気付いたように辺りを見回した。
『無理だよ、もし怪盗が居たとしても学生の中に同化しちゃってるから』
達也は、諦め腰に麗那に話し掛ける。
『それはそうだけど・・・』
『そうだわ!電話をしてみたら繋がるんじゃないですか?』
『それも無理だよ。アイツから掛かって来たのは、変装した本人の携帯からか、非通知設定になってたもの』
せっかくの提案だったが、あえなく却下されてしまったため、美里はガッカリした様子を浮かべる。
『あっ、でも電話帳に知らない番号が残ってたっけ!』
『きっとそれですよ!』
達也の一言に、美里と麗那の表情が一気に晴れやかになる。
『・・・あった。これだ』
達也は、すぐさまその番号に発信した。

7PON:2011/05/24(火) 01:20:04 ID:xg12QFhI
テレクラのつもりか?流行遅れな・・・そんなことを思いながら、達也は携帯をしまった。

『やっぱり、怪盗からの電話だったよ。これから、こっちに向かうって言ってた』
『えっ、これから?』
『でも、正体は明かさない。自分たちから接触して来い・・・って』
『私たちから?誰に変装しているか見破れるはずも無いのに・・・』
30分の間、またも心理戦が展開されることを思うと、達也と美里は始まる前からドッと疲れを感じていた。

『ところで秋村さん』
『なに?』
『怪盗が言っていたことなんだけど、知り合いに千咲さんていう名前の人、いる?』
『・・・居るわ。私のバイト仲間で、清滝千咲っていう子がね』
『あっ、その名前だ!・・・怪盗が、ついさっきまで千咲さんに変装して出歩いてたって。それで、僕たちが見付けた人が間違いなくレオンの被害者なら、彼女のことは絶対に知っているはずだって』
『そう、千咲にも・・・分かっていたことではあるけど、改めて現実を知るとショック大きいわ・・・』
そんな会話をしている最中に、達也の携帯にメールが届いた。
開いてみると、何も文章は入っていない。ただ、画像が添付されているだけだ。
『何だろう・・・?怪盗からのメールなのは確実だろうけど、開けてみるか』
しばらく待つと、画像が表示された。
『これ・・・誰だろ?今、怪盗が変装しているのが彼女・・なわけないか』
『彼女・・・彼女が清滝千咲よ!』
そこには、噴水をバックにした清滝千咲がセーターの胸元をクイッと引き下げ、胸の谷間を存分に見せつけながらニッコリと微笑んでいた。よく見れば、マイクロビキニのブラも一緒に引き下げて、ニプレスをチラリと覗かせている。
『このアングルって・・・反対側にあるベンチの辺りだ!アイツ、噴水の向こう側でずっと僕たちのことを見張ってたってことか・・・』
『でも、噴水に隠れていては、いくら千咲さんに化けていても気付けるはずも無いですよ・・・』
だが、送られた画像は一枚だけではなかった。もう一枚も千咲の変装なのかと思いながら、表示してみる。
『あ、さっきのと違うぞ』
ファミレスのコスチュームを着ているが、首元のリボンはそのままで胸のボタンだけが外されている。下着になるものは何も着けていないようだが、胸の先端は絶妙にブラウスに隠してあった。
麗那にもその画像を見せると、また彼女の表情が曇った。
『・・・その子も私のバイト友達よ。川辺静香って名前で、私と同じ時期にお店に入ったの』
ボリュームのある胸を片腕で抱え、柔らかそうな質感をした乳房は深い谷間を作りながら彼女の腕にユサッと乗っている。まさしく、この静香のHカップ巨乳を見てみろ、と言わんばかりの自慢げな表情でだ。
『その静香さんに変装した怪盗の奥に写っている水着姿の女性は・・・』
『きっと、怪盗が次に化けようとしている相手だと思う。新井咲耶っていう名前で、スレンダーな体型をしているってことまで教えてきたよ』
『スレンダーですか・・・それは彼女の水着姿を見ればわかりますけど・・・これから変装しようっていう女性に、わざわざストッキングまで穿かせておくなんて怪盗レオンらしいですね』
紫のビキニにストッキングまで穿いている咲耶だが、眠った後に着替えさせられたため、当人はこのような格好をしているとは夢にも思わないはずだ。
それから次に送られた画像では、紫のハイレグビキニの下にサンドベージュのストッキングを穿いている女性の後ろで、川辺静香の着ていたファミレスのコスチュームを着ている女性の姿があった。どちらも肝心の顔は写っていないが、手前のハイレグビキニを着た女性のスタイルは二枚目の画像に写り込んでいた咲耶のスタイルとの違いが見られない。それを強く印象付けるためか、衣装も全て咲耶が着せられていた物と同じであった。
立ち位置は変わっているが、手前のビキニ姿の女性が新井咲耶に変装を済ませた怪盗で、コスチュームを着た奥の女性が本物の咲耶であることは間違いなかった。何よりも、咲耶の股間に浮かびでるはずのない男性器のような歪な膨らみがあるのがその証明だ。
そして、今ではそれらの衣装の上にオレンジのハイレグレオタードと光沢のあるベージュストッキングを穿き、ワレ目に咥えた携帯の膨らみを浮かばせた姿を、咲耶から盗み取った衣服で隠していることだろう。
『これで、顔まで写っていればすぐに見付けられたけど、アイツがそんなことまでするわけないよな。ただ、彼女も怪盗のターゲットになるくらいだから・・・ね』
名前とスリーサイズだけならまだしも、怪盗が変装するくらいなのだから案外手掛かりは多い、そう思えば、気持ちは前向きにもなれた。

8PON:2011/05/28(土) 01:35:46 ID:xg12QFhI
怪盗からの電話が終わってから、3人は常に周囲に気を配っていた。
『何だか、生徒の数が増えてきてないか?これも、怪盗の策略かも・・・』
『うーん、いくらなんでもそれは難しくないですか?これだけ不特定多数の人を思うままに操るなんて・・・』
偶然なのか必然なのか、それは定かでないが、ここを通る生徒が多くなっているのは事実だった。
『こうも人がいると捜すのに一苦労ね。怪盗が気に入りそうな顔立ちとスタイルで、服の内側にはレオタードと水着を重ねて、あとはストッキングも重ねている・・・これっぽっちの情報でもあなたたちにとっては、怪盗レオンを捜し当てるのに苦労しなそうに見えるけど。それだけ、怪盗との接触が頻繁にあったってことなの?』
『うん・・・そのとおりだよ』
達也の返事に呼応して、美里もコクッと頷く。
『そういえば、怪盗は美琴ちゃんとか美奈子にも変装したって言ってたわよね?じゃあ、怪盗が私に化けたのも見たことがあるの?』
『いや、それは無かったと思うな』
『私もです。・・・ただ、秋村さんと知り合う前ならばそこまで断定できないかもしれません。過去の変装した姿を全て詳細に覚えておくなんて、とてもできませんから・・・』
『それだけ、様々な女性に変装して見せたってことさ』
自分の裸は見られていない・・・それを聞いた麗那は、少しだけホッとした気持ちになった。だが、この直後にも麗那に変装して現れるかもしれないと思えば、気が抜けないことくらいは十分に理解していた。

『言っておくけど、怪盗が変装する女性のレパートリーは半端じゃないよ。ここの学生や秋村さんのバイト仲間なんて、怪盗が変装できてしまう内のほんの一部でしかないんだ。芸能人にも化けてしまったかと思えば、自分の家族にすらも変装してくるし・・・で、さっき話したように、彼女たちの全てを手に入れたら、本物が見せること無いような行動や格好を見せてくるんだ』
『私たちに近しい人たちも、当人の知らないうちに怪盗のコレクションに収められていました。達也さんの場合は、お姉さんや妹さん、それに妹さんの通う学校の生徒まで・・・それから私の場合は、妹とその仲間の他に、従姉妹にまで及んでいて・・・』
無念そうな面持ちで、美里は怪盗の恐ろしさを麗那に伝える。
『そんなわけだから、怪盗レオンと関わるってことは自分もそれを見せ付けられる覚悟が必要ってことだよ。脅すつもりなんて無いんだけど、こんな受け入れ難い現象が事実だっていうことは、僕らは身を持って実感させられたんだ』
達也も、葛原明日香の姿と声でそう説明する。
『・・・もう、腹は括っているわ。一度巻き込まれたら、もうどうすることもできないってことも理解しているつもりよ。これまでは、最初に騙された時のことを思い出さないようにしていたけど、仲間ができた今は、前よりもずっとマシになっているんだから』
『・・・それもそうかもね。僕たちだって、二人だけで立ち向かうより人数が増えた方が心強くもなれるから』
『被害者が増え続けるのは嫌ですけれど、仲間が多いというのは良いことですよね』
麗那も一緒に行動することになり、3人の関係は少しずつ深くなった。

『それじゃあ、私のことを仲間として迎えてくれるなら、まずは美里ちゃんが私を呼ぶときの他人行儀な感じを直して欲しいわね』
『えっ、他人行儀ですか?そんなつもりは・・・』
『だったら、“秋村さん”だなんて呼ばないでよ。名前で良いわ』
そう言って、麗那はニコッと微笑む。
『あ・・・では、麗那さんと呼ばせてもらいますね』
『そうね・・・その丁寧な口調がまだ気に入らないけど、美里ちゃんの真面目な性格がそうさせてるみたいだから、これで我慢しておくよ。でも、そのうちにもっとフランクになってよね』
互いに名前で呼び合うようになった二人は、この人なら良い関係を築けそうだと思い始めていた。

9PON:2011/05/28(土) 01:37:21 ID:xg12QFhI
そうして、会話を交わして打ち解けあってから10分近く経っただろう。達也は、あることを忘れているのに気付いた。
『(そうだった、携帯を鳴らすのを忘れてた!秋村さんとの話に気が向きすぎてすっかり・・・今からでも遅くないかな?まだ、アイツが来た気配は感じなかったし)』
怪盗レオンの携帯番号に掛けることで、新井咲耶に変装した怪盗の手掛かりをもう一つ増やせることになる。掛けても電話に出ることはないが、それは出ないのではなく、咲耶のワレ目の中にしまい込んでいるために出ることができないのだ。振動音だけでもかなりのヒントになり易そうだが、先に咥え込んだバイブと携帯がぶつかれば大きな音を鳴らすことになってさらにチャンスが大きくなるかもしれない。この機会を逃す手はないとばかりに、達也はすぐさま怪盗の携帯にコールを発信した。麗那も、怪盗が咲耶から模ったワレ目の中に異物を隠していることはハイレグビキニを纏った彼女の画像を通じて知ってはいるが、さすがにこのことを克明に説明するのは恥ずかしくも憚れる気持ちもあったため、ここは目立たぬよう静かに行動に移すのだった。

『怪盗らしき人を見付けても、くれぐれも単独行動は避けてくださいね。それこそ、怪盗の思うツボになります』
『アイツって挑発ばかりしてくるから、常に冷静でないとだけど、秋村さんは落ち着いている自信ある?』
『自信!?そんなのあるかどうか分からないけど、初めて怪盗が目の前に現れて私に変装された時は冷静でいられなかったのはよく覚えてるわ・・・でも、そんなの誰だって同じ風になるでしょ?周りからは普段は大人っぽいとか言われたりするけど、それが挑発に負けないってことになるかどうかだって・・・』
『そんなに深く考えなくても良いよ。あまりにたくさんの変装を見せられているうちに、不快な気分にもだんだんと慣れてきちゃうから。冷静でいられなくなるのも、あくまで最初のうちだけの話だよ。・・・あっ、あの女の人なんて怪盗の変装かも!』
話をしつつも、辺りの警戒は忘れなかった。そして、まずは携帯を鳴らしてみたが、異変も異音も聞こえず、行動にも不審な点は無いと判断すると、また次の女性をチェックするのだった。

10PON:2011/06/06(月) 02:50:17 ID:xg12QFhI
『達也さん!あのグループ、怪しく見えませんか?』
美里が示した先には、女性ばかりのグループが歩いていた。確かに、ルックスやスタイルなどは十分に目を引く顔ぶればかりで、いかにも怪盗が気に入りそうだ。
『そうだね。僕もそんな気がするよ』
明らかに怪しい・・・そう思いながら動向を目で追っていると、彼女たちは噴水の前で立ち止まった。どうやら、誰かと待ち合わせでもしているようだ。
『様子を窺いながら接近してみようか。本当に怪盗が紛れ込んでいたところで、周りに人がいるうちは目立つ行動に及ばないはずだし』
『・・・本当に、あの中に居るの?』
『おそらく・・・』
半信半疑な麗那を連れ、怪しまれないようにグループの側に歩み寄っていった。

『ねぇ、何も妙な感じはしないんだけど・・・』
麗那は、達也たちに囁き掛けた。
確かに、女性たちは至って自然な佇まいで会話をしている。端からは、仲良し女子大生が人待ちをしているようにしか映らない。
『そうですね。今のところは、怪盗が好みそうな女性たちのグループという以外に、何も不穏な雰囲気は感じられません。でも、それが返ってそれが危険と思えるんです』
外見からでは、不審な印象は微塵も感じない。だが、2人はその中の誰かが怪盗のようだと怪しんでいた。

『怪盗は、新井咲耶さんという学生に変装して本人とまんまと入れ替わったそうですが、それに嘘は無いと思います。服の下には、水着のような衣装と肌色系のストッキングを重ね着ていることも間違いないでしょう。言わば、それが怪盗レオンのアイデンティティでもあるみたいですから』
美里も、すっかり怪盗レオンのことを把握している。その観察眼は、メイドという人に気を遣う仕事柄のせいか、かなりのものである。
『さっきの達也さんと怪盗レオンとの会話の情報を頼りにするなら、肌色の光沢のあるストッキングの上にオレンジのレオタードを穿いていて・・・でも服の下を見ることなんてできませんし、光沢のある厚めなストッキングを穿いている女性も、あの中には見当たりません』
『美里ちゃん・・・言っていることの辻褄が合ってないわよ?』
『えぇ・・・それはそうなんですが、怪盗の言っていることを全て信じる必要は無いと思います。つまり、怪盗のこだわりさえ理解しておけば、嘘をつかれて想定外のことに直面しても困惑する必要はないんです』
『・・・ってことは、この場合は?』
『ストッキングの色がベージュか茶系統ならば、それだけでクリアです。服の下に着てある衣装は、スタイルの良さがアピールできて、且つハイレグカットのデザインのような物であれば、水着でもレオタードでも何でも有りです。色だって関係ありません。これを踏まえて、後はさっきお話しました“怪盗のアイデンティティに当てはまりそうな女性”を注意深く見守っておけば・・・』
達也も美里と同じ推理を組み立てていたのだが、自分よりも怪盗との接点が少ない美里が、まさかここまで観察していたことには舌を巻いていた。

だが2人は、もう一つ怪盗が紛れているであろう根拠を握っていた。
それは、5人に接近した際、振動音らしき鈍い音に混じって、携帯とバイブの両方が股間の奥で蠢きながらぶつかり合うような音を耳にしていたのだ。微かに聞こえた程度であったため、どこからだったのかは細かく断定できなかったのだが・・・

11PON:2011/06/08(水) 02:01:58 ID:xg12QFhI
『本当に、この中に怪盗が・・?間違いないの?』
『完璧を誇る怪盗が見た目でバレるような変装なんてしないのは、秋村さんも知ってのとおりだよ』
『まぁ、それはそうだけど・・・それにしても、全くわからないわ・・・』
傍目には、仲良しな女子大生が話しているようにしか見えない。
するとそこへ、さらに女子が合流して来た。彼女らのどちらかが怪盗だと言われても不思議無いくらい、ルックスもスタイルも目を惹きつけるものがある。
『・・・・・』
だが、達也にはおおよその目星はついていた。

『達也さん・・・』
『うん。予想だと、おそらく茶色い髪の・・・』
『・・・髪をツインテールに纏めた女性ですよね。私もそう思います』
2人が選んだのは、黒のロングニットに花柄のマイクロミニスカートを穿いた女子だった。彼女の美脚をスキニーベージュのストッキングが彩り、その美しいラインには怪盗でなくとも目を奪われてしまうくらいだ。
『そっか・・・良かった。美里さんも同じ考えなら心強いよ』
『そうなの?うーん・・・さっき美里ちゃんが言った条件なら、他の子だって遜色ないと思うけど・・・』
『じゃあ、念押しでもう一度確認してみようか。美里さん、携帯を持っててくれる?そのまま、コールし続けておいて良いから』
達也は携帯を預けると、彼女たちの方へと歩き出した。微かに聞こえる振動音が、達也の聴覚をさらに敏感にさせる。そして、グループの端に立っている新井咲耶と思しき女性の側まで来ると、偶然を装いながら地面に小銭をばら撒いた。

12PON:2011/06/14(火) 00:59:10 ID:xg12QFhI
『あっ、ごめんなさい!』
男性が足元でお金を拾っていたら距離を置かれていただろうが、今の達也は葛原明日香という彼女らと同年代の女性に変装させられている。
だから、側で身体を屈めて小銭を拾っていようと、ワンピースの胸元から巨乳の谷間を覗かせていようと、この明日香の正体が男性だなどと疑われるはずが無い。それどころか、怪盗レオンが作り上げるスキンスーツの出来栄えは、本物の女性となんら変わりの無いディテールを誇っているからこそ、自在に揺れ動く胸の質感に興奮すら覚えてしまう。
だが、達也はそれほどの完成度であるのを身を持って体験することで、このような大胆な行為にも踏み切れた。

『あ、手伝いますよ・・・キャッ!』
足元に散らばった小銭を、近くの学生が躊躇無く拾おうとしてくれたのだが、バランスを崩して尻もちをついてしまった。
すると彼女は、他の仲間の目に付かないようなポジションで脚を開くという、達也以上に大胆な行為に踏み切っていた。マイクロミニのスカートから伸びるストッキング脚はとても綺麗であるが、それ以上にオレンジのハイレグレオタードに浮かぶ異物の膨らみにも目を奪われてしまう。
『あーん、見えちゃったかなぁ?携帯とバイブを咥えてキツキツになっている、私のア・ソ・コ♪』
振動を続ける股間の膨らみを恥ずかしげもなく晒しながら囁くのは、予想した通り新井咲耶・・・に変装した怪盗レオンだった。
達也にスカートの奥を見せつつニヤリと不敵に笑ったと思うと、レオタードの膨らみがボコッボコッ・・と大きくなっていく。今ここで、携帯とバイブの両方をひり出そうとでもいうのだろうか・・・
『ねぇねぇ、あんまり凝視しないでね?他の娘たちにバレたら、咲耶ってアソコにバイブを仕込んで出歩くような変態なんだって思われちゃうから♪』
軽くウインクをした咲耶は、すぐに脚を閉じてお金を拾い始める。しずしずとしたそのたおやかな動きや手つきは、本物の新井咲耶がそんな佇まいをしているであろうことを想像させた。

『へぇー、あなたのオッパイ大きいのね。Eカップくらいはあるんじゃない?しゃがんでいるだけなのに、胸元に谷間ができてグニュグニュ動いてる・・・それに比べたら、私なんて可愛いものだよね』
咲耶は、前屈みの体勢のままロングニットの胸元をクイッと引き下げる。すると、咲耶の乳房が達也に向けてしっかりと見せ付けられた。
『ちょうどこんな感じにね。咲耶のオッパイ、ちゃんと測ってみたら81センチのCカップ美乳だったよ♪・・・おっと、油断してたら他の娘に見られそうになっちゃった☆』
ペロッと舌を出しておどけて見せた咲耶の表情は、とても可愛らしく見えた。

13PON:2011/06/14(火) 01:05:33 ID:xg12QFhI
『咲耶ちゃん、こっちは全部集まったみたいだよ。そっちは集まった?』
『すみません、ありがとうございました』
達也は、仲間の女子たちに礼を言う。
『こっちもあともうちょっとだよ』
胸元からサッと手を離したレオンは、凛とした表情を咲耶マスクに貼り付かせた。
これがいつもの咲耶が見せる表情である。当然ながら、その様子を見て咲耶の正体を疑う仲間など一人も居なかった。

『相変わらず、変わり身が早いヤツだな・・・それより、お前の被害者っていうのは秋村さんのことで間違いないんだろ?』
『秋村さん?・・・あぁ、あそこに立ってる娘のこと?それはどうかしらね〜・・・私に変装された女の子なんてごまんと居るから、近くでお話でもしてみないと思い出せないわ』
『ちゃんと、お前からの被害に遭ったっていう自覚もあるんだぞ』
『へぇ〜、それは重要な手掛かりね。でも、咲耶のお友達がたくさんいるこんな状況だとすぐに確認することはできないな。・・・はい、これで全部集まったはずだよ?』
咲耶は、拾い集めた小銭を達也の手を握り締めながら手渡そうとした。すると、脚を躓かせて達也の胸元へと飛び込んできた。
『うわっ!』
『フフフッ、私のCカップ美乳と明日香のEカップ巨乳がぶつかり合って、グニュグニュッ・・て歪んでるわ。それに、明日香ちゃんの太腿に股間がぶつかった衝撃で、アソコに挿入していた携帯とバイブが少しだけ押し戻されちゃった♪・・・油断大敵よ。明日香ちゃん?ククククッ』
咲耶の胸と明日香の胸の感触とが、一緒になって伝わってくる。
『あふぅ・・・ん、そんなに太腿を上げてこないでよぉ。あんまり押し込まれちゃうと、咲耶の狭いアソコ・・っ、達也クンのを咥える前に使い物にならなくなるかも・・・よ?』
実際には、咲耶が股間をグリグリとぶつけてくるのであって、達也は抵抗もできずにいるだけだった。
『明日香ちゃんのストッキング脚で押し込まれるだけで、すごく興奮しちゃう。今ここで、すぐに脚コキしてもらいたいくらいにね』
太腿に感じる異物の激しい振動は、咲耶が擦り付けてくるごとに膨らみの度合いと共に少しずつ小さくなる。そうして僅かな吐息を漏らしながら喘ぎ顔も見せた咲耶だが、身体を離した直後には異音は聞こえず、綺麗なその表情にも普段の姿を戻していた。
『ごめんなさいね、ちょっと躓いちゃったわ♪』
これ以上、正体が追究できない今の状況では、このまま怪盗のことを見送るしかない。
『あ、ありがとう・・・』
握られた手を離し、礼を告げると、達也は美里たちの元へ一旦戻っていく。それを見送る咲耶は、美里と麗那の二人に向かってニィィ・・と不敵に微笑んだ。

14PON:2011/06/18(土) 01:51:00 ID:xg12QFhI
『間違いなかったようですね』
『あれだけおかしな行動をすれば、さすがに私でも分かるわ』
達也が戻ってくるのを見て、美里と麗那はそう話し合っていた。

『やっぱり予想した通りだったよ。最初から正体を明かすつもりでいたみたいだ』
咲耶たちのグループを見遣ると、どこかへ移動しようとしていた。だが、最後尾にいた咲耶だけは、まだ上体を屈めて立ち止まっている。どうやら、その仕草からしてストッキングの皺を直しているようだが、彼女の花柄のマイクロミニスカートは達也たちからは完全に捲れ上がってその奥まで見えていた。
『あっ・・・あの水着!』
麗那が、咲耶のスカートの中の光景に声を漏らした。
いつの間にかオレンジのハイレグビキニは横にずらされて、スキニーベージュのストッキングも腿上辺りまでずり下がっている。その下からは、ラベンダー色をしたTバックの超ハイレグビキニと光沢のあるベージュストッキングが姿を覗かせており、深く股間に切れ込んだ水着の中央には携帯電話の膨らみが浮かび上がっていた。
『あの時の画像のままだわ。・・・どうやら、アレの上に重ね着していたってことなのね』
『ふぅ・・・わざわざ、ああやって見せ付けてくるのも怪盗らしいよ』
辟易した表情をする美里と達也。
それに対し、驚いた様子である麗那のことを見遣った咲耶は、ニセモノの顔に挑発的な笑みを貼り付かせたまま、口の辺りを摘んでグイッと引っ張って見せた。
『キャッ!』
レオンの期待に応えるつもりもなかったが、麗那は咲耶の綺麗な顔が一瞬にして崩れて無機質なフェイスマスクに変わり果てたのに驚愕してしまう。
しかし人目にも付く場所とあって、すぐに手を放してしまうと、怪盗の顔にはピッタリと咲耶マスクが貼り付き、何も無かったように彼女が挑発的に笑っているだけとなった。
『ククククク・・・』
咲耶の小さな笑い声など聞こえないはずの3人だが、何故かやけに近くで笑っているように思えてしまう。
『新井咲耶のこんなに恥ずかしい姿、誰にも撮られていないと良いがな。そうすれば、またすぐにでも咲耶に化けて出歩くこともできるし・・・でも、こんな痴態が撮られたところで、ニセモノの顔と股間が見られているだけだから、私は全然恥ずかしくも無いのよね〜♪』
咲耶は、周りの誰にも聞こえないくらいの声で囁きながら股間を押さえると、異物を膣奥深くに挿入してしまったのを見せつけた。既に、彼女の股間には歪な形をした膨らみなどどこにも無い。ラベンダー色をしたビキニには、咲耶の、女性特有のなだらかな股間の曲線が浮かび上がっているだけだ。その光景は、今にも彼女のワレ目の奥にビキニが光沢のあるストッキングごと喰い込んでしまいそうなほどである。
それから、サッとスキニーベージュのストッキングを穿き上げると、ハイレグレオタードを元に戻す。
『うふふっ、これで全てが元通りよ♪バイブどころか、ストッキングとかビキニの重ね穿きをしているのだって少しも気付かれないわ。ククッ、ククククク・・・』
オレンジの布地が重ね穿いた衣装もろともヒップの谷間やワレ目の奥にまで埋もれ込み、彼女の股間はギリギリと締め付けられるのだが、まさかそんな光景があるなど思えぬくらいに咲耶は平然とした佇まいを見せていた。

15PON:2011/06/18(土) 01:52:04 ID:xg12QFhI
スカートの乱れ、ストッキングの皺などを直した咲耶は、仲間の中に加わって行った。
3人はそれを見送っている。
『・・・追う?』
『うーん、これってまた罠なのかも。となったら、逆に危ない目に遭うんじゃないでしょうか?』
『そうだよなぁ。追ったところで、本当に元に戻してくれるかどうかも怪しいよ。さっきだって、結局はぐらかされたし・・・』
『ねぇ、どうしたの?追いかけないと!』
深入りするのに気が引けていた達也たちだったが、麗那はそんな二人の手を引っ張って追尾するのを急かした。
『早く!追いかけなかったらそこでまた振り出しに戻っちゃうんじゃないの!?』
『そ、そうでした!達也さんを元の姿に戻せるのは怪盗だけなんですから、ここで見過ごしたらこれまでの苦労が水の泡ですよ!私ったら、何を迷っていたのかしら・・・』
麗那の説得を受け、美里は弱気な自分と達也を戒めた。
そして、二人で達也の手を強く引っ張り、先へ行く咲耶のグループを追いかけた。

16PON:2011/06/21(火) 01:56:05 ID:xg12QFhI
怪盗レオンは、周りの誰にも正体を見破られることも無く、完璧なまでに新井咲耶という一人の美人女子大生を演じていた。自らの胸元やストッキングに彩られた脚線をチラチラと見ていようとも、不審に思われるような行為というほどではなかった。

『ククッ、ククククク・・・・』
催眠術を駆使し、事前に咲耶から彼女らのことを聞き出していたからこそ、話の内容にも合わせることができた。もちろん、咲耶の声やスレンダーな外見だけでなく性格や仕草までも模写しているのだから、達也たちに見せ付けたような私服の中に重ね着たハイレグレオタードに股間に埋め込んだバイブを見せ付けない限りは、素人相手に見破られるはずなどあるわけもない。
『達也が躊躇していたようだけど、しっかりと尾行してきているようね♪』
咲耶に変装したことは既にバラしているとあって、レオンの行動も大胆なものだった。

17PON:2011/06/21(火) 01:56:51 ID:xg12QFhI
後方からの視線を浴びるのが楽しいのか、隣りの女子大生との会話の調子も弾んでいたが、
『キャッ!』
『うわっ!ビックリしたぁ〜』
話に気が向きすぎたのか、躓いて前の女性の上半身にしがみついてしまう。
ツインテールの長い髪と共に、フワリと舞ったスカートを押さえることすらもままならなかったようだ。それと同時に、抱き付かれた相手は驚いて声を上げた。それを見た隣の女子が、心配して声を掛ける。
『ちょっと、咲耶ちゃん!大丈夫?』
『ごめーん、足引っ掛けちゃった☆』
咲耶はそう言うと、ペロッと舌を出しておどけてみせたが、その手は一瞬の内に相手の胸や腰、太腿にまで触れて、彼女のスタイルが想定のサイズと相違ないことを再確認しているのだった。
『“引っ掛けた”って・・・こんなに平らな道なのに?』
『しょうがないじゃない。躓いたものは躓いたんだからさぁ〜』
『さっきもそうだったけど、案外ドジなんだね。新井さんって』
咲耶をからかって笑い合う仲間たち。照れくさそうな素振りを見せつつも、咲耶の内心は、
『(藤岡玲奈は82のDカップで、その下は59−84か。腿の肉付きなんかも含めて、さっき急いで作ったのと相違はないな。それにしても、隣りの高坂優衣も玲奈と同じくらいにオレ様のコレクションに加われるだけの素質を持ってるようだぜ。お前の皮を作る準備は怠り無く整ってるというのに、楽しそうに笑っているなんて良い気なもんだな)クククッ・・・』
ニヤリと上がった口元が物語るように、レオンの行動はターゲットとする女子大生の情報集めに向いていた。だが、その笑いは玲奈にだけ向けられているのではない。
『ほぉーら、よっ♪』
囁くような声で、咲耶は後ろのギャラリーに向けて腰を小さく振った。彼女のマイクロミニのスカートの中は、いつの間に準備を整えていたのか、オレンジのハイレグレオタードを横にずらし、スキニーベージュのストッキングもずり下げてあった。そのずらした衣装の下から覗くのは、カフェブラウンのストッキングに包まれたヒップと、股間のワレ目にの形状すらも浮かび上がるほどにピッタリと喰い込んだ、蛍光グリーンの超ハイレグビキニであった。
『(ついでに、コイツももう一度見せてやるとするか)』
咲耶の秘部に貼り付くようにして覆っていたグリーンのビキニには、携帯電話とは違った形状の、円柱状の突起が少しずつ、やがてボコォォ・・・とハッキリと露になるほど浮かび出てくる。ひり出したバイブは、横にずらしたハイレグ衣装が戻らぬようストッパーの役目を果たすほど、カフェブラウンのストッキングの内側からその存在を露にし始めた。
『・・・絶対にワザとやってるわ。誰にも正体が気付かれていないと思って、やりたい放題なんだから!』
『・・・それも仕方ないのかもね。だって、あの様子を見る限りだと、彼女が偽者だなんて誰も思ってなさそうだもの。・・・よく見たら、さっき見せてきた水着と色が違っているみたいだけど』
『えぇ・・・どうやら、さっき見せ付けた水着の下に穿いていたのがアレみたいですよ!』
視力の良い美里は、ずらしたオレンジのレオタードとスキニーベージュのストッキングと一緒に、ラベンダー色をしたビキニと光沢を放つベージュストッキングまでもが横にずらしてあっるのまでしっかりと見届けていた。
それも確認できてしまったからこそ、美里の語気が荒くなるのも止むを得ないといえた。
『(美里には、ちゃんと見えているようね。達也も何気ない素振りをしているようだけど、真っ先に気付いてるだろうな。咲耶のストッキング脚と股間の喰い込みは、怪盗レオンも垂涎のフォルムだからな)・・・ククッ』
3人が尾行している途中では、一切そのような動作は見られなかった。とすれば、考えられるのは達也たちがレオンに追い付くまでの短い間だ。一度は、ラベンダーのハイレグビキニを見せ付けてからハイレグビキニとストッキングを穿き直した場面があったが、そうした直後には、せっかく喰い込ませたビキニとストッキングを脱ぎ下ろして、このような演出を行う準備を既に整えていたのかもしれない。
何にせよ、後ろから見るしかできない達也たちのことを尻目に、レオンは自らのモノとなった新井咲耶の魅力を余すことなく満喫していた。

18PON:2011/06/25(土) 01:26:37 ID:xg12QFhI
捲り上がっているスカートに手を当てた咲耶は、ヒップをパタパタと軽く叩いた。埃でも払っているような手付きのため、その行為に不審な様子は見られない。
『(あんまり見られすぎて興奮しちゃったかな?アソコがかなり濡れちゃってたよ)・・・んふふふっ♪』
しかし、手をヒップから離した時には、彼女の股間に激しく喰い込む蛍光グリーンのビキニとカフェブラウンのストッキングがあるだけだ。
だが、咲耶のワレ目が隠れている場所はここだぞとばかりに、僅かしかない生地の中央に小さな皺と染みがクッキリと浮かんでいる。水着の上からバイブを押し込めた跡が、皺と染みとなって残っているのだろう。
『(楽しいよなぁ〜、新井咲耶なんて美人女子大生に化けられた上に、こんな痴態を見せてやれるんだからな。しかも、こんな綺麗な顔だって、こうすればただの変装マスクに早変わりさ)ククククク・・・』
周りに見付からぬよう、さり気なく達也たちの方に顔を向けた咲耶は、一瞬のうちに首元に手をやったと思うとグイッと力強く引っ張って見せた。
新井咲耶という一人の美人女子大生を模った顔が、あっという間に何の造形も無い無機質なゴムマスクへと変わり果てる。
『うわっ、またかよ・・・』
それを見せられた3人は、あまりの早業と咲耶の顔がのっぺらぼうのように変化したのにギョッとしてしまう。その表情が、より怪盗レオンの満足感を高ぶらせた。

『咲耶ちゃん?・・・何か顔に付けてるの?』
『えっ、私の顔に何か付いてる?』
するとそこへ、咲耶の奇妙な行為を隣りで見ていた高坂優衣が不思議そうに尋ねてきた。とはいえ、顔が歪むのを見られるようなヘマなどしはしない。
優衣が見たのは、咲耶の顔が長く伸びた僅かな瞬間だったのだが、彼女の背後でチラッと見ただけの為、まさか隣りに居る新井咲耶が、マスクと一体型になった咲耶のフェイクスキンスーツを纏って完璧に変装をした怪盗レオンだなどと思うはずも無かった。
それが証拠に、声を掛けられて優衣の方を向いた咲耶の顔はレオンの顔に隙間無くピッタリと貼り付き、何も無かったかのような表情を偽者の顔に宿している。これほど綺麗な咲耶の顔が、一枚のマスクであるとはとても思えない。
『あ・・・ううん、何でも無いよ。咲耶ちゃんの顔に、ゴムみたいなのが貼り付いていたように見えた気がしただけ。錯覚だったみたい』
『ふーん、そう?それなら良かったわ』
それを尋ねられると、咲耶は顔に手を触れた。だが、多少力を加えて顔に押さえた程度では、マスクがグニュッと歪むことなどありはしない。今では、咲耶マスクがその下に隠した女性の顔にしっかりと吸着しているのだから。
『新井さん、高坂さん、何してるの?置いてっちゃうよ』
先を歩く仲間達が二人を呼んだ。
『ゴメンゴメン!』
それを聞いた咲耶は、スカートをヒラリを舞い上げながら追い掛ける。
乱していたハイレグレオタードやストッキングは、彼女の股間の曲線を浮かび上がらせるように激しく喰い込み、この一瞬のうちに何もかもが元通りになっていた。

19PON:2011/06/25(土) 01:31:55 ID:xg12QFhI
『ここは、体育館ですか。へぇー・・・体育館が2つあるだけでもすごいのに、コートやトラックみたいな競技施設まであるなんて、大学というのは本当に広いんですね』
『コートやグラウンドも多いけど、建物の中には体育館以外にもプールとか多目的スペースが仕切られているの。だから、フィットネスルームやサークルの部室なんかも用意されているわ』
『はぁー・・・そんなにあるんですか・・・』
3人は、レオンを追跡するうちに校舎群から離れた場所へと誘導されていた。

『それにしても、とうとうこんな所まで来ちゃったわね。怪盗はここに用があったということなの?』
『“怪盗は”っていうよりも、“怪盗以外の学生たちが”っていうのが正しいかもね。アイツは自分の変装で周りの人たちを騙すことができれば、それで満足してしまうようなヤツだから』
達也の言うように、怪盗の目的はこの場所に来ることではなく、ターゲットにした女子大生達の中に紛れ込み、コレクションを披露すると共にその数を増やすことにあった。
もちろん、ここへ訪れるのは怪盗レオンにとって大きな魅力であったことも確かだ。
祝日ともあれば生徒の数がいつもより少ない上、このような施設を使うのにも競争が無い。さらに、スポーツをするとあれば、更衣室での着替えや身軽な服装から他の女子のスタイルもチェックするのも容易になる。それだけ、怪盗に取っての楽しみが増えるというわけだ。

平井春佳という美人女子高生に変装していたレオンは、彼女らの会話を盗み聞いていたからこそ、一人でトイレに向かった新井咲耶を捕らえてしまうと、まんまと咲耶の一体型スーツを誂えて、本物と入れ替わったのだった。
もし偶然にも達也たちとすれ違ったとしても、春佳のことなど知りもしないのだから、過度なアピールでもしない限り正体がバレることは無い。それが、怪盗レオンの存在すら知らない新井咲耶たちであれば尚更だった。

20PON:2011/06/27(月) 02:04:17 ID:xg12QFhI
レオンが新井咲耶に扮しているとも知らずに、グループの女子たちは体育館の中に入って行った。
達也たちは、建物を見上げつつ入り口で立ち止まる。
『・・・怪盗レオンがここへ来た目的は良いとして、他の子たちはちゃんとした意味があったのよね?いったい、どこで何をしようってつもりなのかしら?』
『彼女たちの誰も、道具らしき物は持っていませんでしたが。器具を使わずにできるスポーツ、ということになるのでしょうか?』
何をするためにここへ来たのか、やはり3人ともそれが気になっていた。
『あいにく、ここは自由に道具を使って良いことになっているから、手ぶらだからといってそうとも言えないよ。でも、予め怪盗がここへ来ることを知っていたなら、少なくともアイツの欲望みたいなものを満たすような競技をするんだろうね』
『それって、露出度が高めなスポーツをするんじゃないか?ってこと?』
『有り得ますね。十分に・・・』
結果を見ずとも、それぞれの頭の中には水泳やエアロビクスに体操など、怪盗が選びそうな競技の候補が浮かんでいた。
そして、それが予想に違わない結果であると、この後に知らしめられることになる。

『そうだ、一つ言っておきたいことがあるんだけど』
『えっ?』
『さっき、怪盗の正体を探る時に、他の子たちに今の面が割れちゃったんだよね・・・』
達也は、噴水広場でお金をわざとばら撒いたことで、新井咲耶に変装した怪盗が誰であるかを暴いてみせた。そこまでは良かったのだが、明日香の顔を他の女子に覚えられてしまった以上、更衣室だけでなく同じ場所にまで追跡するのは、怪しまれに行くようなものである。
それ以前に、男性である達也が女子更衣室に潜り込むこと自体が憚られもした。
これが大きな足かせとなり、これ以上の深入りをするのが困難な旨を2人に告げた。
『そうだったわね。いくら追跡するのが目的とはいえ、さすがにそこまでできないわね』
『かと言って、2人を更衣室にまで偵察に向かわせるのはすごく危険が伴うと思うんだ。だから、ここは外から様子を窺うことに留めるしか無いと思う』
『それって、時間が経ってから建物の中と外を探し回るってことですか?』
『ううん、建物の中までは行くよ。ここが男子禁制ってわけでも無いし、どこへ向かうのか監視することくらいはできるからね』
『なるほど、そういうことですね。それならば別行動にもならず心強いです』
『今、見失ってても、行く場所が更衣室ならば出てくる所は一つだものね。舞台役者じゃあるまいし、全員が早着替えして早速・・・なんて出来るはずもないわよね』
『女の子同士ですし、きっと和気藹々と着替えをしているはずですよ』
達也の提案に賛成し、美里たちはひとまず体育館内に向かった。

21PON:2011/06/28(火) 00:49:42 ID:xg12QFhI
『きっとここにいるはずだ!』
達也たち3人は、体育館施設内の女子トイレに駆け込んだ。
見失った怪盗がいるはずの場所、そう考えれば、女子だけの聖域に入ることも躊躇は無かった。

『うん?・・・あら、随分と遅かったのね?』
入り口で3人を出迎えたのは、露出激しいマイクロビキニを纏う新井咲耶だった。
『もう少し遅れていたら、本当に私を見失っちゃうところだったわよ?あと、このマイクロビキニと直穿きしたダルスキンのストッキングを脱いだら、この皮から脱皮するだけだったんだから』
洗面台の上には、彼女がこれまで重ね着ていたラベンダー色のビキニやオレンジのハイレグレオタードなどの怪盗好みな衣装だけでも5〜6種類、それにその倍ほどのストッキングが脱ぎ去ってある。これまでチラチラとスカートの中を見せ付けて来られたが、ここまで衣装を重ねてあるとは3人の予想外であった。

『その声、今の顔に合った声では無いわね・・・?』
『クスッ、ククククク・・・』
動揺する3人の心の内を悟ったのか、レオンは咲耶の顔で不敵に笑う。確かに、先程から話しているその声は咲耶の声では無く、後ろに立っている深浦美里の声に間違い無かった。
だが、顔と声との持ち主が違っていようが、自分の首の皮を強く握って引っ張ってしまえば全ての造形も表情も消えて、のっぺりとした咲耶マスクの奥から美里らしからぬ嘲笑が漏れ聞こえるだけとなる。それも、無理矢理に引っ張っているせいでマイクロビキニに収まっていた咲耶の乳房は、狭い布地の中から引き摺りだされてしまうほどだ。そんな彼女の乳房の全容は、引っ張られる力で潰れている上に、ニプレスを乳輪の上に貼り付けてあるために、殆ど探ることはできなかった。

22PON:2011/06/28(火) 01:04:01 ID:xg12QFhI
『そんなことより、彼女はどこだ!』
達也たちがここへ来た目的は、行方を晦ませた怪盗の追跡だけではなかった。
全員が更衣室から出てくるのを待っていたが、テニスウェアに着替えを済ませた彼女らの中に、新井咲耶に化けた怪盗の他にもう一人、ずっと咲耶の隣りを歩いていた女性・・・高坂優衣の姿も無かったことで、優衣がターゲットになったのかと慌てて女子トイレへとやって来たのだ。

『そんなに慌てないでよ。彼女にはまだ何もしてないわ。・・・まだ、何も・・・ね♪クスッ・・・』
一体型スーツの首元から手を離した怪盗は、何とも含みのある言い方をしつつ、咲耶の顔と声で囁きながら悠然と笑う。
『それって、どういう・・・』
麗那の問い掛けに答えるように、背後に並んだ個室をクイッと指差した。ビキニから零れ出たままの乳房がその動きに呼応して小さく揺れている。露になった胸を隠すこともしない咲耶だが、麗那たちもそれに構いはしなかった。
指し示した方を見ると、一箇所だけ扉が閉まっているのが見える。そこに優衣が入っているというのだろう。
『あんまり騒ぐと彼女に怪しまれちゃうけど、それでも良いの?私は、わざわざあなたたちに気を利かせて深浦美里の声で出迎えてあげたっていうのにね』
『ぐっ・・・』
それを言われては、ただ黙るしかなかった。
口を噤んだ達也たちを見て、レオンはニヤリと挑発的な笑みをニセモノの顔に浮かべる。本物の彼女がするはずもない表情も、怪盗に掛かれば本当に咲耶がしているのかと思えてしまう。

『そうそう、大人しくしていれば良いのよ。そうすれば、私も安心して咲耶から脱皮できるわ♪』
怪盗は、何もできなくなってしまった達也たちを嘲笑うかのごとく、最後まで身に着けていたビキニを恥ずかしげも無く脱ぎ去ってしまった。ダルスキンのストッキングを直穿きしただけのスレンダーボディーが露になる。シームがギッチリとワレ目の奥に喰い込んでいて、さっきまで限界以上に膣壁を押し開いていた異物の存在はどこにも見られない。
『こんな時に、誰かが入って来たらどうするつもりなの?結局は、あなたのその奇妙な行為が見られることになるのよ?』
『咲耶の一体型スーツを脱ぐのなんて、大した時間も要らないわ。もう、何度も着脱している私にしてみたら日常の中の一コマでしかないんだから♪』
そんなことを言いながら、ストッキングまでもを脱ぎ下ろした。咲耶の乳房が揺れるのと、シームの喰い込みから解放された股間を見てみろと言わんばかりに堂々としたものだ。
『でも、もし咲耶のこのスレンダーな裸を見られたとしても少しも悪い気はしないわね。だって、こんなに綺麗なスタイルをしているのよ?どうせ怪盗レオンの本当の姿ではないんだから、この姿を皆に見てもらいたいくらいね。何で裸でいるのか、って尋ねられたらぁ〜・・・そうね、更衣室と間違えちゃった♪って、可愛らしく微笑んで見せれば、このルックスに免じて見逃してもらえるんじゃないかしら?』
てへっ、と愛らしい笑みを浮かべた咲耶は、裸のまま脱いだストッキングと洗面台に置いてあった着衣を全て鞄に押し込める。
所詮本物の女性の裸ではない・・・その言葉を理解しているからというわけでも無いが、達也は咲耶の裸体が目の前に晒されていても、怪盗レオンの行動から目を離しはしなかった。
これが初めて見せられたのならば大きく動揺もしただろうが、もう何度も見せられているし、その心の隙を衝いて何度も痛い目を見ているのだから、さすがに慣れもしていた。美里も、偽物とはいえ、咲耶の全てが模られた裸体をまじまじと見るのを良くは思わなかったが、油断して逆境に追い込まれるよりは、こうしてもらう方がまだ安心できた。

23PON:2011/07/02(土) 01:20:07 ID:xg12QFhI
『そうそう、怪盗レオンの脱皮方法には色々とパターンがあって、アソコを引き裂いて脱いじゃうって手もあるんだけど・・・』
咲耶は、自分のワレ目に指を引っ掛けると、膣奥に広がる赤い襞が見えるほどにグイィィ・・と引っ張って見せた。女性器の奥の奥まで、グロテスクにすら思える光景が薄暗い中に広がっている。バイブや男根を咥えることなどできないくらいに、今にも裂けて壊れてしまいそうな歪み具合だ。
『う、ぐっ・・・』
それを直視してしまった麗那は、思わず袖で口を押さえた。
女性器がありえないほどの長さに伸びて広がる気持ち悪さもそうだが、過去に、怪盗レオンが動けなくなった麗那の目の前で自分に変装してしまった時のこともフラッシュバックしてきたことも原因だった。

『あれっ?どうしたの、麗那ちゃん?咲耶の、オナニーもできなくなっちゃったアソコを見て何かを思い出しちゃったのかしら・・・確かに、これだと生理の時にタンポンすら入れられなくなっちゃいそうだけど、そんなの私にとっては何の問題も無いのにね♪ククククク・・・』
クリトリスなど、咲耶の秘所に備わる何もかもが想像以上にグイグイと伸びていても、咲耶は不敵に笑うだけの平然とした佇まいである。
そして、赤い襞の広がる膣奥には、チラチラと灰色っぽい何かが見えていたが、
『しょうがないわね。そんなに嫌がるなら、正統派での脱皮を見せてあげるとしようか』
麗那に情けを掛けてやろうとでも言うのか、咲耶はワレ目から指を抜き取って歪み切っていた股間を元の形状に戻してしまうと、その手を首の後ろに回した。
すると、スッと手を這わせた所には、いつの間にか切れ目が一直線に伸びて腰にまで達している。
『これが一番スタンダードなパターンね。面白味は無いけれど、手っ取り早いのはこのやり方だわ』
クルリと反転して背中を向けた咲耶の皮膚はピラピラと捲れており、いつ鮮血が吹き出てくるかと思えるほど鋭利に裂けている。だが、もちろん血など一滴も出ては来ず、その代わりにキメ細やかな綺麗な肌が覗いていた。一目で若い女性のものと判るのだが、ただの若い女性というわけではなく、怪盗のコレクションに加わるほどの美貌とスタイルを持った女性であることに違い無かった。

24PON:2011/07/08(金) 00:56:14 ID:xg12QFhI
『咲耶の一体型スーツの下から、誰が出てくるのかお楽しみにね♪』
顔を後ろに向けてウインクをすると、その途端に彼女の顔から一気に表情が消え、無機質な一枚のフェイスマスクへと変わってしまった。まずは頭を抜き取って、この下に隠した女性マスクを見せてやろうというのだ。
『ぷふぅー・・・髪が顔に纏わり付いてしまったわ』
裂け目の下から、ストレートパーマの長い髪がファサッ・・・と現れるが、顔は反対方向を向いてしまっているために、どのような顔をしているのかは見て取れなかった。
『さすがに、ここで高坂優衣に出て来られたら言い逃れようも無いから、さっさと脱いでしまうわよ?その目を見開いて、私の脱皮を見届けてよね。咲耶とは違った、グラマラスボディを見せてあげるからさっ。もちろん、Hカップ巨乳をぶら下げている、怪盗レオンどころか秋村麗那ですらも見とれるほどのナイスバディの女の子よ♪』
新たな顔の声になったのか、それともその場凌ぎ程度に声を変えているのかどうか、それは顔を見なければ分からない。ただ一つ言えるのは、新井咲耶の声とは違う声に変わったのは確かであるということだけだ。
スーツから肩を抜き取り、腰まで脱いだところで、スキンスーツの下は裸では無く、シルバーのレオタードを着込んでいたことを知らしめられ、暗い咲耶のワレ目の奥でチラチラと見えていた何かは、この衣装の色だったことが判った。

『レオタードの下にある巨乳を拝むのは、まだこの後よ?でも、このレオタードも超ハイレグのTバックで生地も薄いから、ニプレスを貼った胸のラインどころか、アソコの形までクッキリ浮かんでいるかもね。まっ、ストッキングとかビキニを一切重ね穿いていなければ・・・だけど♪クククッ』
思わせぶりなことを言うレオンだが、せっかくお気に入りの美女に変装しているのに、ハイレグレオタードを穿くだけで満足できるはずがない・・・結局はそう言っているようだ。
今現在のレオンを見ると、腰から下は咲耶の裸だが、突如として腰から上はザックリと背中の空いたデザインのシルバーレオタードが現れている。そして、僅かに身を捩った瞬間に、咲耶の変装では備わっていなかった巨乳の膨らみがユサユサと揺れているのが背中越しにでも見ることができた。咲耶とは違うその女性の正体が気にはなるが、その顔が見えそうで見えないのは、焦らし作戦に出た怪盗の思惑通りであった。

25PON:2011/07/08(金) 01:02:47 ID:xg12QFhI
『うふふっ♪あなたたちの視線が、さっきから私の身体に突き刺さっている気がするわ。私の自慢の巨乳に、レオタードとストッキングの喰い込んだヒップとアソコにまで・・・もし、顔を見る前に私が誰に変装してしまったのかを見抜ける自信があるなら、いくらでも見て構わないよ?』
咲耶の抜け殻を足元に脱ぎ去ったレオンは、その下に隠していた抜群のスタイルを披露した。
急角度に股間に喰い込むハイレグレオタード、そしてまばゆい光沢を放つベージュストッキングに包まれた脚線美を、新井咲耶というスレンダースタイルの女子大生の裸の下に着込んでいようとは想像もつかないほどの変化ぶりだ。

『さぁ、私の正体が分かったかな?ククククク・・・』
レオンは、両手で顔を遮りながらこちらに振り返った。
背中のデザインと同様に、胸元もかなりザックリと開いたU字カットになっており、腋の下も開いているものだから、上と左右からたわわな乳房が零れ出そうなほどである。
怪盗の手に堕ちる程の申し分無いであろうルックス、美巨乳を実らせた上半身と、ワレ目の形さえも見えてしまいそうな超ハイレグレオタードとストッキングに彩られた下半身・・・まさに、怪盗レオンは全身凶器と言っても過言ではないほどの女性に変装し、このような激しい露出でセクシーな姿を晒している。
『もうそろそろ優衣ちゃんが出て来ちゃうと思いますから、答えるなら早く答えちゃってくださいね。た・つ・や・さん♪』
美里の声を使って、返答を煽る怪盗。
だが、ボディスタイルを誇示している怪盗の変装は、その声の主・・・即ち深浦美里でないことは予測がついていた。髪形も違えば、スタイルもここまでグラマラスでは無かった気がしていたからだ。
『・・・ほらぁ、もう手を離しちゃいますよ?』
美里の声のまま、さらに答えを急かす怪盗は、自分の口元を見せてやった。
やはり、美里の口元とは違っている。ニヤリと不敵に笑っているのがその部分を見て解ったのだが、そのパーツと表情からして、もう答えは一人に絞られていた。何しろ、思い出すまでも無い、自分たちの近くにその顔の持ち主が居るのだから。
『私の96センチもあるHカップ巨乳まではまだ見せたことが無いから、スタイルだけならさすがに難しかったかもしれないけど、ここまで見せて私の正体が分からないなんて言ったら絶交しちゃうからね?』
『くっ・・・彼女に化けて見せるってことは、もうさっきみたいにシラは切り通せないという証明だってこと、分かっているんだろうな?』
『んふふっ、そんなの当たり前じゃない♪怪盗レオンの被害に遭ったことのある女性っていうのは、間違い無く私のことだわ。ククククク・・・』
名前まで言わなくとも、もう正解したようなものと言うのか、レオンは翳していた手を離すと、その美貌を3人に見せ付けた。

26PON:2011/07/10(日) 02:24:48 ID:xg12QFhI
『やっぱり、その顔を隠していたのか・・・』
『ふぅー・・・新井咲耶の中でこの巨乳を押し込めているのはすごく窮屈だったわ〜。彼女ったら、わざとヒップを振りながら歩くものだから、そのたびにこの超ハイレグレオタードがワレ目に喰い込んできて、すごくキツかったのよね♪』
怪盗レオンは、シルバーの超ハイレグレオタード姿を惜しげもなく披露すると、驚きを隠せない相手を見遣りつつニヤニヤと笑った。そんな笑みを浮かべる美貌も、所詮は一枚のマスクだと言いたいのか、首をグニュッと掴むと縦横にグイグイと引っ張って、のっぺらぼうのように醜い顔へと変貌させてしまう。マスクのエッジを広げるうちに、その下に隠れたニヤリと笑みを浮かべる女性の口元が僅かに覗けていたが、パッと手を離せばすぐに元の顔立ちへと戻って、本来の表情を宿した。
よく見れば、乳輪と乳首の突起を隠すために貼り付けていた肌色のニプレスが僅かに見えている。それにすぐ気付いたレオンは、何気ない仕草でレオタードの胸元をクイックイッと引き上げた。すると、今度は布地が股間にキュッと喰い込んでしまい、さらにハイレグの際どさが増す。だからといって、ささやかなほどしかない股間の布地の内側に指を入れて縦皺を直せば、今度は胸がプルンと揺れて肌を露にしてしまうのだった。
『あらら・・・もうこれ以上は喰い込みを緩めることができないようね?ニプレスを見せるのもみっとも無いし、メコスジはこのまま残しておくわ。どうせ肌色のストッキングの下にもインナーとかストッキングを重ね穿きしていて、前バリだって貼ってあるんだから、私の綺麗なワレ目にピッタリ貼り付いているわけじゃないもの・・・あいにく、前バリとは言っても小さめな半透明のビニールテープを貼っただけなんだけどね♪』
諦めというよりも開き直った様子のレオンは、腰に手を当てて軽くポーズを取った。
『クスッ・・・どう?秋村麗那のスタイルは。私が怪盗レオンの手に堕ちるのも、ある意味では宿命だったと思えちゃうでしょ?』
すっかり秋村麗那へと脱皮を済ませしまったことを改めてアピールしたいのか、レオンは軽く身体を前に倒しながら二の腕で胸を挟み込み、自慢の巨乳の質感と谷間をこれでもかというくらいに見せてくる。すると、その谷間を隠すように、ストレートパーマの長い髪が垂れ下がった。

27PON:2011/07/11(月) 01:41:21 ID:xg12QFhI
『・・・・っ!(私が被害に遭ったときのこと、全く同じように再現しているというの・・・?)』
最初に怪盗の手に堕ちた時のことは、麗那も鮮明に覚えていた。

あの日、ファミレスのバイトに行く直前に、20代後半と思しき下着のセールスレディが家を訪れた。峰野祥子と名乗る美しい女性は、名刺を渡して麗那が断ろうとするのを巧みに交わしつつ、素早く玄関まで上がり込んで来た。
玄関で腰を掛けると、彼女のタイトミニのスカートがずり上がり、ライトベージュのストッキングに包まれた太腿までが露になった。さらには、シャツの胸元が開いており、薄いブルーのブラジャーと形の良さげな胸の谷間が覗けていた。
『ククッ・・・』
そんな笑いを零し、鞄から何かを取り出したと思うと、突如顔に何かを噴きつけられ、麗那の意識は一気に遠のいた。
立ち上がった彼女は、そんな状態の麗那をニヤニヤと笑って見ているだけで、おもむろに麗那の上に跨ったと思うと、スカートの中に穿いていたハイレグ衣装を見せびらかせたまま、自分の顔に手を掛けたのだった。
『これで、何着目のお気に入りになるかしら?』
意味不明な言葉を口にしたと思うと、彼女の整った顔はメリメリと捲れ上がり、その下から見覚えのあるような顔の一部だけが覗いているのが見えた。だが、祥子の顔を模ったマスクが脱げようかという所で、麗那の意識は途切れてしまった。
麗那を眠らせた怪盗レオンが、それから何をしたのかは言うまでも無く、その数分後には祥子を出迎えた時と変わらない姿の麗那が、颯爽とバイトに向かっていた。ストッキングの上にハイレグ衣装の重ね穿きをしている以外は、出掛ける直前の服装と何も変わっていなかった。

麗那に変装した怪盗レオンの仕事ぶりは、いつもよりも手際が良かったようで、マネージャーの機嫌が良かったようだ。
当のレオンは、コスチュームに映える麗那のボディスタイルを堪能しつつ、それを店に訪れる男性客に存分にアピールしていた。しかも、同業ライバルである怪盗66号にまで麗那の変装を見破らせず一泡吹かせることができ、満足感を大いに味わった。
それから、次のターゲットを見付けると麗那の変装のまま相手を油断させてから眠らせ、バイト仲間の小島七香として、難なく業務をこなしてしまう。
可愛らしい顔立ちに魅力的な笑顔を貼り付かせて愛想を振り撒く七香の変装で、麗那と同じようにハイレグ衣装とストッキングの重ね穿きで股間への激しい喰い込みとFカップ巨乳の質感を堪能したレオンは、自分だけ満足するのではなく、来ていた男性客にも胸の谷間やスカートの奥を見せてやった。

28PON:2011/07/11(月) 01:42:04 ID:xg12QFhI
麗那が二度目に怪盗に遭遇したのは、催眠スプレーの効き目が無くなった数時間後。
手足を縛られ、身動きが取れない麗那の家に上がって来た時だ。怪盗は、麗那でも峰野祥子でもなく、仲良しの小島七香に変装してバイト先から家まで、レストランのコスチューム姿のまま歩いて来た。
レオンの存在など知らない麗那は、七香の顔とスタイルまで完璧に盗み取った怪盗の正体に気付くどころか七香の悪戯とさえ思っていた。七香の一糸纏わぬ裸体は、更衣室や温泉旅行で見たスタイルと何ら変わりが無く、アンダーヘアーが一本も無いことくらいが唯一の違いだった。
身動きの取れない麗那の顔の上に跨ってワレ目をゴムのように引っ張り、ほの暗い膣奥に銀色の布地を見たが、それが何であったのかは、七香が自らの巨乳を握り潰してそこからスキンスーツを引き裂いたことでシルバーのハイレグレオタードを纏ったグラマラスボディを晒したことで判明する。
そして、そこまでされて七香と思っていた相手が、七香のスキンスーツを被っていた偽者であることも漸く理解できた。だが、その偽者が七香の下から見せた姿は、自分と寸分の違いも無い秋村麗那の変装姿であり、相手の正体が明らかにされなかったことよりも、顔からハイレグレオタードに包まれたスタイルまで全てが盗み取られていたことに驚かされた。
そんな麗那をよそに、膣内に収めていたバイブと、その異物によって押し開かれた膣襞の一枚一枚までをも見せた怪盗は、出て行く間際に半透明のテープをワレ目にピッタリと貼り付けた。立ち上がるだけで、そのテープの存在など少しも見えなくなるほどに幅も小さく、内襞にまで貼り付けてあるのだから、テープ越しにでも色と形が見えてしまうほどの物だった。そして、膣内に咥え込んでいたバイブは麗那の秘所に挿入してしまい、その上から接着剤を塗りつけたテープで蓋をし、簡単には抜き取れないよう細工を施した。そこまで済ませたレオンは、超ハイレグレオタードと、そのテープを股間に一枚貼っただけの状態で躊躇無く外へ出て行った。
だが、三度目の遭遇も、そのすぐ後であった。
バイブの責め苦に耐えながらも、何とか服を着て怪盗を捜しに外へ出た際、後輩の女子高生である栗原千波に声を掛けられたが、それが怪盗の変装であったのだ。制服を着て、ささやかな胸の膨らみと引き締まった脚線を讃えた千波のスタイルは、麗那に変装していた時の面影など何一つ残しておらず、見事に騙されてしまった。
それから、本物の千波と連縛されてしまい、時間が経過するまでずっと彼女の家に残された・・・麗那には、そんな苦々しい思い出があった。

29PON:2011/07/11(月) 01:48:06 ID:xg12QFhI
『(咲耶っていう子から私に変装した時に言っていたフレーズは、七香から私に変装して見せた時と同じ・・・それに合わせるように、着込んでいる際どすぎる衣装まで・・・)』
ここまで再現されては、思い出したくない過去でも明確に甦ってきてしまう。
『あらっ、麗那の顔色が優れないようね?私の変装を見て、何かを思い出したのかしら?そういえば、麗那ってこんなモノを咥えて外を出歩くような変態だって噂が、マンション内で囁かれたことがあったのよね〜♪ふぅ・・・んっ・・・ククッ、クククククク・・・』
偽者の麗那が喘ぐような吐息を漏らすと、ハイレグレオタードをめり込ませた股間に歪な膨らみが浮かび出した。
『ちょうど、こんな形をした黒いバイブだったかしら?あいにく前バリで栓をしているし、ストッキングとかインナーで押さえつけられているから、それほどモッコリ出ていないけど。ただ、どれほどのサイズなのかはこの膨らみで想像がつくんじゃない?あの時に麗那が咥えていたモノよりも、かなり太いってことがね・・・グフフッ』
その存在を見なくとも、浮かび出るその突起からして、どれほど膣壁を開きながら咥え込まれているのか、身体の全てを盗み取られた麗那には想像するだけでも痛々しい気分があった。
『時には、ファミレスのコスチュームを着て、それから色違いのハイレグレオタードとか、ハイレグ競泳水着を着て、このバイブを咥えたままマンションを出歩いたことがあったのよね。あまりに感度が良すぎて、ベージュストッキングを粘液で濡らしたことが何度もあったわ。その下に重ね穿いていたビキニもストッキングも、前バリまでもが全てグショグショになって、最後はそれを抜き取ってこの巨乳・・・もう爆乳と言っても良いくらいの96センチのHカップ巨乳に挟み込みながら、バイブに粘りついた愛液を舐め取ったっけ♪』
振動している股間のバイブをレオタードの上から掴み、ゆっくりと抜き差しするレオン。麗那の膣襞から、ズプッ・・・ジュプッ・・・と卑猥な音が聞こえたが、他の事を考えている麗那にはその音は届いていなかった。
『(あれから時間が経って、私のスタイルだって少しは変わっているけど・・・怪盗も、完璧に私に変装できるように、常にバージョンアップさせているってことなの?)』
顔立ちだけならいざ知らず、その96センチにアップした乳房、そしてくびれたウエストライン・・・レオンが準備している秋村麗那を形作るスキンスーツは、その何もかもが麗那本人と同じである。レオタード姿の麗那の右胸の上部には小さなホクロが二つならんでいるが、そんな細部に至るまで全く同じに化けてしまったことは麗那本人が一番良く理解していた。

30PON:2011/07/18(月) 01:11:18 ID:xg12QFhI
麗那の姿でこのような痴態を見せられては、騒ぎを大きくすることもできず、3人はレオンの挑発を指を咥えて見ているしかなかった。
すると、奥の個室から水を流す音が聞こえた。このタイミングで、高坂優衣が出て来ようとしているようだ。
『あらら、こんなタイミングで優衣ちゃんが出て来ちゃうの?まっ、ここに来る前に利尿剤をたっぷり飲ませておいたから、これくらい時間が掛かるのも仕方ないけどね』
咲耶から麗那へと脱皮を済ませてしまったため、ここに新井咲耶という女子大生は忽然と姿を消したことになる。咲耶がここに居たことを窺わせる証拠は、レオンの足元に残された一着の一体型スキンスーツだけだ。
『うふぅ・・ん、こうやってしゃがむだけで、さらに喰い込んじゃう・・・んふふふっ♪バイブのうねっている音が、さっきよりも大きくなっているんじゃない?』
優衣にこの状況を見られるかもしれないのに、レオンは少しの焦りも見せず、足元に脱ぎ去っていた咲耶の抜け殻の中に手を入れてモゾモゾと動かしている。
レオンの正面に立つ3人には、麗那の胸の谷間が強調されるのと、レオタードの股間でわずかに浮かび出た異物がワレ目の中を蠢いているのを覗うことまでできた。膣内からひり出そうになるのと、ギッチリと股間に喰い込むレオタードやインナーがバイブを押し戻そうとするのと、一進一退のせめぎ合いをしていると言ったところで、衣装に隠れた麗那の秘部は今にも捲りあがるほどにズリズリとバイブに絡み付いていた。
『このレオタードって伸縮性が少ないから、パツパツになって私の身体を締め付けてくれるの。自慢のHカップ巨乳も、ストッキングを重ね穿きした脚線も、大事なアソコやお尻までも・・・ね。秋村麗那の身体でこんな快感を味わえるなんて、嬉しくて堪らないよ。彼女がもう少し遅く出て来てくれたら、アソコに仕込んだバイブをジュプジュプ動かして、オナニーショーにしゃれこむことが出来たのに。とても残念だわ♪ククククク・・・』
麗那の顔で嫌々しく笑うレオンは、咲耶の一体型スーツの中から一枚のマスクを取り出すと、それを素早く被ってグイグイと引き伸ばした。
最初は一枚のゴムマスクでしか無いためにおぞましく映ったが、麗那マスクの上に馴染ませるうちに、それも偽物の麗那の顔にピッタリと吸着してしまった。

31PON:2011/07/18(月) 01:23:24 ID:xg12QFhI
『んふふっ、どう?咲耶のマスクを二枚も重ねてあるとは思わなかったんじゃない?一体型の咲耶スーツの下に、もう一枚咲耶の顔を被っておくなんて、凡人では考え付かない奇策よね♪』
自画自賛して、優越感に浸っている怪盗の顔は咲耶の顔そのもので、声もしっかりと彼女のへと変化している。顔は咲耶で、身体は麗那という二人の女性の姿を組み合わせた格好だが、咲耶のことを知らない人が見れば、この艶かしい姿態を晒す咲耶のスタイルが別人のものとは少しも思わないであろう。
だが、咲耶を知っている人物にしてみれば、スタイルが変わっているのが一目瞭然だ。トイレに着た時と比べて、服装からスタイルまで変わりすぎているし、股間にある異物の膨らみは、そこに男性器が隠れているのかとさえ見えてしまう。

『そんなので、この急場を凌げると思ってるのか?』
『そうよ!所詮は顔を元に戻しただけだもの、それでは正体を疑ってくださいと言っているようなものだわ』
それを聞いたレオンだが、それも意に介さず小さく笑っておもむろに立ち上がった。
『これで十分よ。怪盗レオン様をナメないで欲しいわね♪』
余裕の笑みを崩さぬままくるりと背を向けると、レオンは個室のほうへと歩き出す。ストッキング脚で歩いているので、靴音も裸足でペタペタと歩く音も鳴っていない。
そうして、ヒップに喰い込んだレオタードを指を入れてクイッと引き出した。その浮かせたレオタードの奥で、ストッキングを押し上げる異物の膨らみが見えるが、布地が伸びにくいせいか、中に穿いたインナーらしき布に浮かぶ膨らみはすぐに膣奥へと押し込められてしまった。
『こういう仕草もそそるでしょ?』
顔を後ろに向けて3人の反応が期待通りだったのを見遣ると、レオタードから指を離した。だが、せっかく戻したレオタードも、すぐにヒップの谷間へとズリズリと引きずり込まれていく。
『・・・クスッ、今の仕草でレオタードがずり落ちてオッパイのニプレスがまた見えてきちゃった♪』
胸元に目を遣ると、咲耶の言うように深い谷間と共にニプレスの存在までがチラついていた。
すると、咲耶は身体を覆っているレオタードの胸元をグイッと引き下げてしまう。収められていた胸が、解き放たれたようにブルン!と零れ出た。肌色のニプレスで隠れてはいるが、麗那の胸のハリや形容が怪盗レオンにだけ明らかにされた。
『グフフフッ、やっぱりこのHカップ巨乳は何度見てもたまらないわね。これが堪能できるなら、股間にレオタードが喰い込みすぎちゃうのも全然辛くないわ♪』
そのハリのある乳房にグニュグニュと触れると、ペリリッ・・・とニプレスを剥がしてしまう。すると、胸に押し込められていた茶色い乳首がムクムクと突起し始めてきた。その乳首を摘んでグイグイと引っ張れば、本物の乳首ではここまで伸びないという程にまで達し、乳房まで一緒に引っ張られていてとても痛々しく映る。だが、咲耶の表情は痛さを感じるどころか、両手に余るほどの乳房が歪むのを喜んでいるようにしか見えない。
『麗那の乳首、すっかりピンピンになったわね』
指を離し、元の形に戻った胸の先端を指で何度も素早く弾く。
『咲耶の指遣いに感じてるのかしら?コリコリと硬くなってきちゃった♪これくらいで準備も万端ね』
何の準備が整ったのか、達也たちにはさっぱり分からない話だが、当のレオンはずり下げていたレオタードを再び引き上げる。
ニプレスが剥がされたため、生地の薄いレオタードにはハッキリと乳首の突起が浮かんだ。それと逆に、引き上げられたレオタードのせいで、股間の喰い込みはまた激しくなった。そして、ワレ目に咥え込んだままのバイブも、またグググッと秘部の奥に押し込められて、歪な膨らみが徐々に小さくなっているのだった。

32PON:2011/07/23(土) 01:28:43 ID:xg12QFhI
『優衣ちゃん、待ってたよ』
個室から出て来た高坂優衣を、咲耶がたおやかな笑みで迎えた。
『・・・・・』
『どうしたの、優衣ちゃん?』
咲耶を見るなり、優衣は言葉に詰まってしまう。
『・・・“どうしたの?”は、こっちのセリフだよ・・・どうしたの、咲耶ちゃん?』
これまでの私服とは打って変わって、咲耶は身体のラインを余すところ無く浮かばせるシルバーのハイレグレオタード姿になっている。形が判るほどにツンと張った乳首の突起、ざっくりと開いた胸元に備わる迫力満点の谷間もそうだが、股間には女性特有のなだらかな曲線が浮かんでいると思いきや、大事な所には歪な膨らみがあるのだから、突っ込みどころは多分にあった。
『んふふっ♪』
このような姿を見られていても、咲耶は恥ずかしがる素振りは少しも見せない。それどころか、スレンダーなスタイルから、ここまでセクシーなスタイルに変化したことを自慢したいといった表情で、レオタードの上から乳房を弄り回していた。特に、乳首の突起をプルプルと指で弾き、執拗に責め立てている。
達也たちからは、その行為が見えることはなく、胸を弄って何かをしているとしか探れない。一方、咲耶の正面に居る優衣は、最初は股間の膨らみの正体が気になっていたが、次第に胸の方へも意識が向いていた。
『咲耶ちゃん・・・』
『うん?』
『・・・痛くないの?それ・・・』
レオタードの喰い込みを指しているのか、乳首を弾いていることなのか、股間深くに突き刺したバイブの太さとうねりを指しているのか、曖昧な尋ね方だ。
『痛い?ぜーんぜん☆オッパイもアソコも、気持ち良いくらいよ♪ククククッ・・・』
口角を上げ、不敵な笑いを漏らす咲耶に良からぬ雰囲気を感じた優衣だったが、そう思った瞬間、咲耶は弄っていた乳房をグニュッ!と力強く握りつぶした。
すると、プシューツ!とレオタードで隠れた胸から何かが噴き出した。ちょうど乳首から発射されたそれは、優衣の顔めがけてきたのだが、
『キャッ!』
と声を上げながら慌てて手で遮ったところで既に遅く、優衣の意識は一気に遠のいて眠りに落ちてしまうのだった。

33PON:2011/07/23(土) 01:32:49 ID:xg12QFhI
『随分と素早い行動ね?いつの間に隠れたのか気付かなかったわ』
倒れかけた優衣を抱きかかえる咲耶は、忽然と隠れていた達也たちに声を掛けた。
すると影に隠れていた3人が姿を見せる。
『運良くスペースを見付けたようね。でも、洗面台の鏡に映っているってことまで気付けなかったのかしら?』
『あ・・・っ』
優衣に見付からないようにするので手一杯だったため、3人とも鏡越しに見えていることまでは把握できなかった。
『クスッ、こんな姿の私に気を取られて、見てなかったことを祈るしかないわね』
ひとまず個室へと優衣を戻した咲耶は、レオタードを引き下げて乳房を露にすると、ニプレスを貼り直していた。
達也たちが気付いた時には、既に両方の乳首にそれを貼り終えており、麗那の乳房の全ては見えなかった。

『今、何が起こったのか解った?・・・実は、麗那のオッパイの中に催眠スプレーを仕込んでおいたんだぜ。こうやって乳を握ったら、すぐに噴射できるようにな』
口調を変えつつも、咲耶の声で今の出来事を動作付きで説明する。
『あいにく、今は中身が少なくなった上に、ニプレスを貼ってあるから何も出て来ないがな。でも、見た目には巨乳女のたわわな乳の中身が、実はスカスカだとは思えないだろ?』
腕を組み、胸を寄せ上げる咲耶。確かに、腕で挟み込んでもその質感に何の違和感も見られない。
『おっと、この顔でこんなポーズ取ってもリアリティが無いよな。さっさと、新井咲耶のマスクを脱いでやるよ。ククククッ』
胸から腕を離すと、たゆんたゆん・・と乳房が揺れるのを感じたのか、卑しい表情を見せながら咲耶マスクをメリメリと捲り上げる。次第に表情が消え、下からは咲耶の顔に浮かべていた表情が、次なる顔の上に浮かんでいた。

34PON:2011/07/29(金) 01:42:12 ID:xg12QFhI
『ちょっ・・・!何よ、それ!』
マスクを脱いでいるレオンを見て、麗那が抗議の声を上げた。
麗那の顔が再び現れるのは大方の予想通りだったが、実際にはその麗那マスクまでもが中途半端に捲れていたのだ。

『あれっ、マスクの脱ぎ方を失敗しちゃったみたいね?麗那の綺麗なお顔がクシャクシャに潰れちゃったわ』
鼻から上は麗那の顔が残っていて、そこから下は麗那とは違う女性の顔が見えている。話している声は麗那のものに違いないが、麗那マスクが捲れてしまっているのだから、声を発している口は彼女とは違う顔をした女性のものということになる。
『この顔は、ちゃんと変装を済ませた時に・・・と思っていたんだけど、せっかくだから見せてあげちゃうわね』
捲れていたマスクをパサッ・・・と脱ぎ、長い髪が舞う。その拍子に、麗那の乳房も気持ち良さそうに弾んだ。
『もう、彼女に化ける用意は整ってたってことなの・・・』
『咲耶だけと思ったら大間違いってことよ。あなたたちの前に姿を見せる前に、咲耶の変装をこの娘にも披露しておいたの。その時に、この顔ももらっちゃった♪もちろん、顔だけじゃないけどね〜☆』
ウインクをして得意げに微笑むのは、ついさっき怪盗に眠らされて個室へ運ばれた高坂優衣の顔に他ならなかった。
『ちゃんと、声も変わったのに気付いてくれてます?・・・これで、また麗那ちゃんのHカップからDカップ美乳に変わっちゃうのね?まっ、これからテニスをするんだから、これくらいのオッパイの方が動きやすいし、良しとしますか♪』
そして、首に指を立てると、スキンスーツのエッジに引っ掛かった。そして、麗那の身体を模ったそれを下へ下へと引っ張る。両手で引き下げられた麗那スーツの下には、予告通りのサイズをした乳房が備わっており、締め付けから解放された胸はプルンプルン・・と小刻みに揺れていた。

35PON:2011/08/02(火) 08:30:51 ID:xg12QFhI
『あーぁ、達也クンてば、優衣のDカップオッパイを完全にその目に収めちゃった。いつも、水着とかを着ていると思ったら大間違いなんですからね♪』
何の支えも無く全容が露出された乳房は、身体の僅かな動きに呼応して揺れている。
『なんなら、優衣の83−58−84のスリーサイズがちゃんと私の今のスタイルになっていることまで見せてあげましょうか?麗那スーツの下は何も着ていないから、バイブを咥えてパックリと開いたアソコまで、優衣の全てが拝めますよ?』
『そ、そんなことまでするなよな!』
達也の制止も聞かず、優衣はレオタードから肩を抜き取ると、麗那スーツをその場でスルスルと脱ぎ下ろしだす。ニプレスを貼ったままの乳房が身体から離れていき、脱ぐ手が腰から下へと達しようかという所で、さすがにこれ以上は見ていられないと達也は顔を背けた。

『あれっ、見なくて良いんですか?麗那ちゃんのアソコを貫いて、優衣のワレ目の奥まで達している極太バイブを見られるのが一番の見所なのに。それに、そのまま余所を向いていると、優衣が襲い掛かった時に何も出来なくなっちゃいますけど?』
何食わぬ表情で、穏やかでないことを尋ねる優衣。しかし、冗談で言っているようにも感じられない。達也は仕方なしに、両横に居る二人の目を気にしつつ前を向いた。
『うーん・・・優衣が見て欲しいのは、そんなに上じゃないんですけどね。でも、こっちを向いてくれてるんだから許してあげます♪そうやって、私の動きに注意を払っておくことをお勧めしますよ?』
すると、優衣は止めていた手を動かした。
しかし、スキンスーツを脱ぐのではなく、まずレオタードから脱いでいく。それと一緒に、光沢を放つベージュのストッキングもスルリと脱ぎ下ろす。引っ掛かりも無くスムーズに脱げていくのは、その下にもストッキングを重ね穿きしていたからだ。
『ほらぁ、達也さん。もうちょっと下を向かないとダメですよ?その視点だと、私が全然見えてないじゃないですか。今ならまだストッキングを脱いでいるだけだし、この下にもまだ穿いてあるから麗那ちゃんのアソコは見えませんからぁ・・・っていうか、その前に麗那のアソコには前バリを貼ってあるって言いませんでしたっけ?ククククク・・・』
身体を前に倒し脱衣の最中だというのに、達也の動きがしっかりと見えているのか、優衣は達也に注意を促す。
『そうそう。私のオッパイが見えるくらいまで下を見ないとね♪』
前屈みになり、ぶら下がった胸を腕で挟んで楽しんでいるというのに、怪盗には達也の細かな目線の動きですらも手に取るように分かっているのだった。

36PON:2011/08/02(火) 08:31:56 ID:xg12QFhI
レオタードを脱いだ下からはレオタードに隠れる程度の布しかない白いインナーと、コスモブラウンのストッキングを穿いた脚が現れた。股間を隠すには頼りなげな布しかないインナーには、レオタードに浮かんでいた膨らみをコピーしたかのごとく、異物の存在が浮かび出ている。
『アハハッ、こんなに股間が膨らんでいると女の子じゃないみたいね』
歪な膨らみを浮かべるインナーとストッキングを脱いだが、まだ終わりではなく、さっきのと同じかそれよりも一回り小さな薄いイエローのインナーがまだ穿いてあった。その下にも、しっかりとキャメルベージュのストッキングが残っていて、滑らかに抜き取ったストッキングの下からまたもストッキング脚・・・と、まるで金太郎飴を見ているようである。

『わざわざ、一枚ずつ脱ぐことにどれだけの意味があるのかしら・・・』
『クククッ・・・怪盗レオンに対して、それは愚問ね。麗那のストッキング脚とハイレグインナーを喰い込ませた姿が少しでも長く堪能できるなら、それで十分に意味があるのに。あいにく、激しく喰い込みを味わうには、コレが邪魔だったりもするんですけど・・・ねっ♪』
ワレ目に咥えている極太バイブを、インナーの上からプニプニと触る。改めて見れば、異物の膨らみの方が股布の幅よりも大きくなっているのがわかる。
その膨らみも、インナーとストッキングとを交互に脱いでいくうちに、咥え込んだモノの形状が鮮明に浮かんできた。
『このライトベージュのストッキングで最後ですよ。前バリ貼ってあるの、見えます?ほらぁ・・・ちょうどアンダーヘアは全て剃ってあるから、こうすれば麗那ちゃんのヒダヒダにピッタリ貼り付いて、アソコの中の色とか形まで見えると思うんですよね♪クスッ・・・んんっ、あぁー・・・ん!優衣のアソコの奥まで突き上げてくるぅ・・・こんなに太いの、奥まで咥え込めるのかしら・・・あぁ・・っ』
最後の一枚を残した所で、優衣は股間の異物に指を突き立てた。そして、麗那の秘部とサイズの合っていないと思われるほどの太いバイブを、ズブッズブッ・・・とストッキングごと膣内に押し込めてしまう。
噛み締めるように漏らした喘ぎ声は、果たして本当の物なのか演技なのか、全く見分けがつかないくらいにリアルだ。だが、すっかり根元まで咥え終えてしまった後に、何食わぬ顔で微笑む優衣の表情を見て、やはり演技であったのだと思わされた。

『・・・んふふふっ♪どうです?もう、普通の女の子が持っているのっぺりした股間の曲線が浮かぶだけでしょう?』
指を抜き取ると、クレバスを刻み込んだ股間を摩って見せた。
確かに、あれほどのバイブの存在が跡形も無く消えており、代わりに女性器の奥にストッキングがめり込んだままだ。
ただ、ストッキングと一緒に前バリまでもが押し込められたようで、何かを貼ってあるのかどうかがよく見えない。それだけ幅の小さなテープであると共に、それほどのことをしても剥がれることのないかなりの粘着力を備えた物であるとも言える。
『あぁん、これだと隠れすぎだわ。もっと見え易くしないとダメみたいですよね。だったら、ストッキングをこうしてしまえば・・・ほらぁ、これで麗那と優衣のエッチな液で湿ってる前バリの向こうに、麗那ちゃんのアソコが見えると思いますよ♪』
ストッキングを脱げばそれで済むところを、逆にストッキングを胸の辺りまで引っ張り上げて、シームをワレ目に沿って喰い込ませた。ストッキング越しで見えにくくはあるが、隙間無く膣口に貼り付けられた半透明のテープの存在が見て取れる。ただ、ストッキングが邪魔をして色までは鮮明になっていない。薄ぼんやりと、クリトリスらしき突起と襞の一部の形が浮かんでいる・・・ように見えるのに留まるくらいだった。
だが、レオンにとっては見えていようが見えていまいが、そんなのはどうでも良いことだ。こうして痴態を晒すことでの快感を得るのと、ここまでのディテールを持ったスキンスーツ、変装のクオリティの高さが披露できればそれで満足なのだ。
『クスッ、ちゃんと麗那のアソコが見えているかしら。クククククク・・・・』
傍観しているしかできない3人の無念そうな顔を見て、気分が満たされたのか、優衣は漸く最後のストッキングを脱ぎ、前バリを貼っただけの股間を見せた。

37PON:2011/08/07(日) 23:42:29 ID:xg12QFhI
最初はストッキング越しに見えていたワレ目にピッタリと貼り付いた状態だったが、次第に愛液に塗れたその箇所が剥がれて来て、そこにはひり出されたバイブが、ヌヌヌ・・・とその存在をテープ越しに現した。
だが、膣圧でひり出されても、前バリは麗那の秘部の周りに貼り付いたまま剥がれることも無ければ、粘液が溢れ出ることも無い。もし強引に剥がせば、皮膚までもが剥がれてしまいそうな強力な粘着性を誇っている、このテープは怪盗レオン特製の七つ道具の一つであった。
『フフフフッ、結局達也さんは私のアソコを見てくれないんですね?まっ、秋村麗那のアソコなんだから、ちゃんと麗那に変装できていないと興奮もできないかな♪』
その言葉を聞いた達也は、ここまでして脱いでおきながらまた麗那のスキンスーツとマスクを被る気なのではと不安になったのだが、
『それなら、今度はちゃんと麗那に変装した上で、しかも正体がバレないようにして見せてあげるから楽しみにね☆』
そう話すのを聞いて、麗那本人が居る前でそこまでされなかったことに少しだけ安心した。

『ククッ・・・』
小さく笑いを零したレオンは、胸がタプン・・と揺れるのを二の腕で感じながら、ワレ目に喰い込ませていたストッキングを穿いたままで麗那のスキンスーツ自体を脱ぎ下ろし始めた。
これまでさんざん勿体ぶって一着ずつ脱いでいたのに、ここへきていきなり纏めて膝の辺りまで脱いで見せたわけだが、その下には確認するまでも無く高坂優衣の下半身が現れる。その滑らかな様は、ストッキングを穿いていなくとも、結局はスキンスーツ自体がその役目を兼ねているのもあり、当然のことながら何の抵抗も無かった。
『あらら、私の大事なアソコがこんなにパックリと開いちゃって・・・これが本物の優衣だったら、あまりの衝撃にきっと気絶しているはずよ?』
何も穿いていない優衣の股間が露になるが、そこには前バリで隠れていた黒い異物の一部があり、股間に備わったクレバスの大きさには到底合わないくらいの極太サイズのバイブが優衣のワレ目に隙間無く、そして膣奥深くまで突き刺さっていた。
その姿を見せてやろうと、それまで前屈みになって乳房を揺らしていた優衣は、いきなり身体を起こすと、腕組みをして婉然と笑いを浮かべながら余裕のポーズを取った。
『クククッ、やっぱり達也さんは顔から身体まで全てが本人のモノになっていないと見てくれないようですね?もうここまでくれば、あとは脚を使って脱げるから、高坂優衣の83−58−84のスタイルとDカップ美乳を思う存分眺めてもらって良いですよ♪』
麗那の股間が剥がれていき、優衣のワレ目から溢れ出る粘液がバイブと麗那のスーツの間で何本も糸を引いているのが見えた。液を滴らせるスーツを、脚を使って器用に脱ぎ下ろしていく。あれほどのバイブを咥えているが、脚を動かしていても抜け落ちる様子は全く無く、それだけ奥深くにギッチリと挿入してある証明でもある。
『ずっと、奥でゴリゴリぶつかっているから、もう優衣のヒダヒダが捲れ上がっちゃいそうね♪』
そのようなモノを咥えていながらも、優衣の表情には卑しい笑みが貼り付いたままだ。時折、顔を歪めて辛そうな表情が見えもしたが、所詮はそれも演技でしかないことは分かっている。
『アソコとバイブとの間に少しでも隙間があれば見てもらえたけれど、見ての通り全然空きが無いんですよね。膣圧でひり出すか、手で引き抜かないと、淡いピンク色をした私の名器を見てもらえないなんて、すごく残念だわ。ワレ目に指を当てて、くぱぁ・・・って開いて見せるのを楽しみにしていたのに♪キャハハッ☆』
恥肉の周りを持ち上げて見せるが、バイブは限界以上に開かれたワレ目にピッタリと嵌っているようで、少しも抜け出て来ず、恥肉の動きに合わせて向きを変えるだけだ。
油断していた達也ならずとも、麗那たちもその淫らな光景をその目で直に見てしまったのだが、優衣が見せた小さな笑いの意図とは、これを示していたことを今さらになって理解するのだった。

38PON:2011/08/08(月) 01:10:38 ID:xg12QFhI
『ふんふん、ふ〜ん♪』
鏡の前で顔の皮を伸ばし、鼻歌を混じらせるレオン。秘部にはバイブを咥えたままで、それを見せ付けるようにヒップを振っている。高坂優衣の顔からボディまで、自由に弄ぶことができてご機嫌な様子だが、その顔は無機質な一枚のマスクに変わり果てていた。

『うふふっ、何度見ても可愛いお顔だわ♪』
優衣マスクを顔に吸着させたレオンは、洗面台に置いていた鞄を手に取ると、本物の彼女が居る個室へと向かった。
歩いている最中、裸の優衣の胸はプルプルと震え、乳首を彼女の髪が撫でる様に触れる。だが、やはり気になるのは股間のクレバスに埋めているバイブの存在だ。
一人の女性を模った身体の、しかも女性特有の部分から、黒い異物が生え出ているというのはとても違和感があった。あれほどの太さのモノを落とすこともなく、ギッチリと咥え込んで歩くのなら、一歩でも進むだけで膣内全体が壊れそうなほどに擦れているはずだ。だが、所詮は偽物の性器とでも言うのか、脚を開きながら前屈みになって今の挿入具合をリアルに見せ付けた。ヒップを掴んで、限界以上に開かれたワレ目の状態をさらに良く見せて来ようとも、髪を逆立てて脚の間から覗く優衣の表情には何の変化も見られない。
ただ、不敵にバイブを挿入した痴態を堂々と晒すだけだった。
『クスッ、ククククク・・・・』

体勢を戻したレオンは、個室へ入ろうとしたところでクルリと振り向く。
『では、頭のてっぺんから爪先まで高坂優衣に変装できたので、これから着替えてきますね。終わったら、約束のご褒美に達也さんから葛原明日香ちゃんの変装スーツを脱がせてあげますから待っていてください。あっ、そうそう。待っているまでの間に、私が脱いだやつの片付けをしてもらえると助かりますね』
麗那のスキンスーツとマスク、麗那の身体に着込んでいたハイレグ衣装にストッキング、それに咲耶の顔を模ったフェイスマスクなどは、まだ脱ぎ散らかされたままだった。
それらの片付けを達也たちに任せ、自分は個室に籠ろうという腹積もりである。もちろん、断ることなど許されるはずもない。そんなことをすれば、立場が悪くなるのは達也たちなのだ。わざわざ、この後に明日香の一体型スーツを脱がせてやるとまで言っているのは、断ったり逃げたりすれば、この約束は無かったことにするぞという警告でもあった。

39PON:2011/08/12(金) 00:37:01 ID:xg12QFhI
カチャッ・・・と個室の鍵が閉められた。
怪盗レオンがやっと姿を消し、重苦しい空気から解放されたような気になる。だが、個室の扉を一枚隔てた向こうには、高坂優衣という女子大生と、顔から身体まで全て高坂優衣に変装したレオンが居る。
レオンの手口からして、彼女に危害を加えたりしないのを知っているとはいえ、やはり優衣のことが心配になってしまう。何より、微かな音が聞こえることで何とか気配を感じられる、その静けさが不気味でもあった。

『さぁ、片付けを・・・』
そう合図して、3人はレオンが置いていった物を集め始めた。とはいえ、麗那が居て、しかも麗那のスキンスーツとマスクがある状況では、達也が手出しをするのはあまりにも憚れるため、美里と麗那の二人が片付けを担った。

40PON:2011/08/12(金) 00:59:40 ID:xg12QFhI
しばらくすると、達也の頭上でコツンと何か音が聞こえた。
『捗ってる?・・・あれっ、河原くんだけ何もしていないんだ。ダメだよぉ、女の子たちに任せっきりだなんて』
上を向くと同時に、声が掛けられる。それが誰かなど言うまでもないのだが、個室に入ったレオンはいつの間にか個室と個室を隔てる板の上に跨っていたようだ。
しかし、レオンの変装は先程とは大きく変わっており、今ではその顔に似合うスタイルと声でニッコリと微笑んでいた。

『クスッ、驚いたでしょう?いきなり、裸の平野亜里沙がこんな所に跨っているなんてね♪』
幅も無い板の上に両手を付き、脚をブラブラと動かしながら達也たちを見下ろしている亜里沙。
胸から股間まで、全てが露になっている亜里沙の身体であるが、肩に掛けた鞄と、板に手を付けて二の腕で絶妙なまでに胸の先端を隠している。まさしく、見えそうで見えないポジションに腕を胸に押し当てた格好だ。
何も穿いていない下半身の方も、股間に板がめり込んでいるので、大股開きでもしない限りは秘部の色も形状も見ることができないよう計算されていた。
『クククッ・・・何で、優衣の変装を止めたんだ?って顔をしてるね。深い意味は無いんだけど、せっかく個室があったから、ここで変装スーツの重ね着の順番を変えておこうと思ったの。で、そのついでにこうして平野亜里沙にも化けられる所を見せてあげたってわけね』
人懐っこくてサークルでも人気者の亜里沙が、恥ずかしげもなく痴態を晒しながら話していると思えるほど、やはり怪盗の変装は完璧と思い知らされる。
『81センチのEカップ巨乳に、58センチのウエストと84センチのヒップまで、亜里沙の身体がしっかりと私のモノになってるわ。でも安心して良いよ、すぐに高坂優衣に変装し直すから』
こうして、レオンが亜里沙にも変装してしまったことには驚いたが、亜里沙の股間に板がめり込んで恥肉がプックリと膨らんでいるのは、あまりにも衝撃的であり見ている方が痛く感じるほどであった。
そこに視線が向いているのを知っているのか、亜里沙はわざと股間をグリグリと板に擦り付けながらニヤニヤと挑発的な笑みを返してきた。
『うん?どうしたの?そんなに苦しげな表情を浮かべちゃって。クククククク・・・』
胸を腕で隠したまま、膨らんだ恥肉をプニプニと摘んで見せる。
『この次は、ちゃんと亜里沙のストッキング脚とハイレグ衣装の重ね穿きと喰い込みを存分に見せてあげるからね。お楽しみにっ♪』
そうして、肝心な箇所だけを隠し通したまま、亜里沙はヒラリと隣りの個室へと姿を消してしまった。
亜里沙の変装を脱いでいるのか、それともその上にさらにスキンスーツを重ねているのかは判らないが、さっきよりも衣擦れの音がよく聞こえてくる。どうやら、今度こそ準備を済ませようとしているらしい。
『(あれって、きっとわざと開けているんだろうな)』
亜里沙が入った個室の扉はカギが掛かっておらず、薄く開いている。それに気付いていないはずは無いのだが、覗こうとすればそれこそレオンの思う壺になるだろう。そう思う達也たちは、相手にもせず指示された通り片付けに専念した。

41PON:2011/08/17(水) 02:01:43 ID:xg12QFhI
『お待たせしました〜。平野亜里沙から、再び高坂優衣にバトンタッチしちゃいましたよ。顔だけじゃなくて、オッパイもアソコの形も全て変わったことくらい、分かってくれてますよね?』
達也たちの前に、白のブラトップと、ブルーのティアードスカートを着た高坂優衣が現れた。手にはロングベストを掛けていて、ラケットさえあればいつでもテニスを始められる格好だ。
『このテニスウェア、似合ってます?怪盗レオンさんが私に似合う服を用意してくれたんですよ♪』
手を膝に当てて、前屈みで軽くポーズを取ってみせる。膝裏ではスキニーベージュのストッキングに軽く皺ができ、胸の開いたブラトップからは深い胸の谷間がしっかりと拝むことができた。
さらには、胸の形を浮かび上がらせているトップスには乳首の存在がどこにあるのかまで判ってしまう。つまりは、それほど優衣の乳房に合わせたサイズの服が密着しているということだ。
『やっぱり、まずは形からですよね。でも、優衣のDカップ美乳があまりに見えちゃうと恥ずかしいだろうからって、わざわざ付け乳首とベストまで用意してくれるなんて、レオンさんてば本当に女の子に優しいんですね。それに、裸足だとケガしたら危ないってストッキングまでたくさん穿かせてくれたんですよ♪テニスボールを入れておくために、アンダースコートも穿かせてくれたら文句は無かったけど・・・』
膝から太腿に這い上がった手は、足の付け根へと達し、スカートをずり上げた。
キュッと穿き上げた白のビキニは、これまでと変わりなくかなりの際どさであることがわかる。これがスコート代わりというらしいが、ヒップには今にも布が埋もれそうになっており、テニスウェアの下にTバックの水着を着ているようにしか見えない。
『でも、一個くらいならこうして隠せるから問題ないかも』
優衣の手には、いつの間にかテニスボールがあった。ビキニを穿いた股間の横からボールをスルリと滑り込ませる。ボールは刻み込まれたクレバスの所で嵌まり、ビキニに浮かんでいたストッキングのシームラインもボールの所で消えていた。
『んふふっ、歩くだけでモゾモゾしますね。重ね穿きのせいで自然と埋もれてしまうわけでもないし、アソコの辺りがくすぐったいわ♪』
優衣は、腰を振って楽しげに歩いてみせる。ボールが股間の中にめり込もうとしているなどとは、その素振りからは全く察することができなかった。

『遊ぶのも良いけど、まさかこのままで出て行くつもりか?さっきまでお前が変装していた彼女はどうするんだ?』
『そうだわ。あなたがその変装で合流したら、仲間の女の子たちが心配して捜し回るはずよ』
『そうですね〜。そうかもしれませんね♪』
そう指摘されても、優衣には少しの動揺も見られない。それどころか、不自然な曲線を浮かばせた股間や太腿を摩りながら小馬鹿にした笑いを見せる余裕ぶりだ。
『心配してくれるのなら、どなたか咲耶ちゃんに化けて協力してくれません?私が一体型の咲耶スーツを着せてあげますから。ねっ?』
片付けたばかりのスキンスーツを着て、自分と一緒に仲間の所へ行こうと誘ってくる。そんな話に乗る者など誰も居ないというのに。
『あらぁ、ダメ・・・ですか?達也さんなんて適任だと思うんですけどね。葛原明日香の可愛い顔と胸元の開いた服なんて目立つ格好だから、広場で小銭をばら撒いた女の子が何で後を尾けて来たんだろうって、他の娘たちも怪しむはずだもの』
『それはそうかもしれないが、さっきお前はこの身体を脱がしてくれるって言ってたじゃないか。それで十分怪しまれないはずだ』
『あっ、覚えてました?せっかく、上手く優衣の思惑に持ち込もうとしてたのに。別に、咲耶が居なくても私がどうとでも誤魔化せるから心配なんていらないですけどね。老若男女、変幻自在に姿を変える変装の達人、怪盗レオンのことを全く知らないバカな女子大生たちなら、なおさら騙しやすいしな。クククククク・・・』
見え見えの策略をかわした達也に笑みを返す優衣は、スタスタと彼の側へと近付いた。

42PON:2011/08/22(月) 02:31:15 ID:xg12QFhI
『そんなに怯えないでくださいよ。脱がして欲しいんでしょう?せっかく、約束を果たしてあげようというのに・・・もしかして、明日香ちゃんの姿が気に入っちゃいました?』
テニスウェア姿の高坂優衣は、何も不穏な様子を見せない。
こんな格好をした彼女に何かを警戒するのもおかしな話だが、彼女が本物の優衣ではなく顔からスタイルまで完璧なまでに怪盗レオンが変装した姿なのだから、身構えるのも当然のことであった。

『じっとしていてくださいね。いきなり動いたりしたら、一生脱げなくなってしまうかもしれませんよ?』
嘘とも本当とも取れそうな脅し文句を言いつつ、優衣は達也の背中に回りこんだ。

『うわぁ・・・綺麗な肌ですね。オッパイも大きくて形が整ってるし、感度も良さそう・・・そういえば、明日香さんのアソコも、その乳に負けないくらいに素晴らしいそうですね。私は見たことありませんけど、怪盗さんがそうやって教えてくれましたよ?ククククク・・・』
ワンピースを脱がされ、際どいビキニ姿を披露した明日香がそこに立っている。トップスの紐を解き、何足も重ね穿いたストッキングとビキニをスルスルと脱がしていくが、それでもまだインナーが残っており、その下にもベージュのストッキングが穿いてある・・・暫くは、それの繰り返しだった。
さわさわと優しく撫でられる甘美な感覚を股間や脚部に感じながらも、達也は懸命に瞼を閉じて今の半裸姿を見ないよう努めている。一方、指をくわえて見ているしかできない美里たちは、レオンがいつ何をしでかすかと警戒を強めた。特に美里が一番気にしているのは、優衣のティアードスカートの奥・・・ホワイトビキニをきつく喰い込ませた股間の一点だった。
『あの・・・美里さん。さっきから、食い入るように私の股間ばかり見てません?でも、これくらいの喰い込みなら、美里さんだってさんざんしていたから珍しくもないんじゃないですか。河原家で神宮寺霧乃たちを面接した時や、この大学に来て達也さんを誘惑した時なんて、私のコレよりももっと際どいハイレグを穿いていたのを、もう忘れてしまったのかしら♪』
『くっ・・・』
美里の反応をよそに、優衣は明日香の身体に着せた衣装を脱がせていく。
立ったりしゃがんだりする度に、スカートがふわりふわりと舞ってヒップに埋もれるビキニの存在が幾度と無くチラついた。怪盗は、これにも勝るほど激しく喰い込むハイレグ衣装を着て、幾度と無く美里に変装していたというわけだが、自分の姿を盗んだうえ、メイド仲間に向けてそのような淫らな格好をメイド服の下に隠し、いつでも痴態を晒す準備をしていたのかと思うと、自ずと悔しさが込み上げてくるのだった。
『ほらぁ・・・どうです?美里さんの期待する何かが見えますか?』
優衣の股間の曲線にピッタリと貼り付くそれは、女性のあるべきラインをしっかりと浮かばせており、何もおかしな所は無い。だが、秘部に催眠スプレーなどの異物を咥え込んでいたことを思えば、今回も催眠スプレーをひり出して眠らせに来るかもしれない。
『うーん、ダメですか?・・・それなら、これでどうかしら?クスッ・・・』
優衣は、わざとヒップを突き出して股間には何も挿入していないかのようなアピールをしてきた。確かに、これほど喰い込みを強調するポーズになっていても、光沢を放つスキニーベージュに彩られたヒップと太腿、それにワレ目に喰い込もうとするビキニなどの着衣には、何も異変は見られなかった。

『あうぅ、んん・・・ちょっとサービスしすぎてしまったかしら?ストッキングやハイレグビキニが、アソコとかお尻とか脚まで締め付けてきて、何だか苦しくなってきちゃいました♪だから、せめて私の上半身だけでも窮屈な感じから解放してあげないと。明日香ちゃんみたいに・・・ね。ククククッ』
優衣は、達也の耳元で小さくそう囁くと、ブラトップの胸元をグイッと引き下げ、形の整った乳房を露にした。伸縮性のあるトップスは、引き伸ばされたまま優衣の胸の下で留まっている状態だ。だが、背中側に立った美里たちにはそこまで見えていない。
『クスッ、ククククク・・・』
それを、優衣の声で嘲笑いながら、胸を直に明日香の背中にグイグイと押し付けた。Dカップの乳房は、ぶつけられるままに形を歪めているのだが、その質感たるや女性の乳房そのもので偽物と思わせるような違和感は何一つ無い。
達也は、背中に当たる胸の内側から何かを取り出すのではないかと身を強張らせた。
だが、そんな不安をよそに優衣は身体をぶつけながらも手際の良い動きをする。そのうちに、明日香の背中には一筋の裂け目がスーッと浮かぶのが見えていた。

43PON:2011/08/22(月) 14:56:24 ID:xg12QFhI
何一つキズの無かった明日香の背中には、今では首から腰に掛けて深い切れ目が出来てパックリと割れている。鮮血が一滴も流れ出てない代わりに、その下からもまた綺麗な肌をした背中のラインが見えていた。
『さぁ、もうすぐで脱げますよ♪』
優衣は、そこから明日香の皮を脱がせてやろうとスキンスーツを引っ張った。中から肩から腰が見えてくると、
『ほぉーら、見えて来ました。それでは、こっちを向いてくださいね』
そう言って、背中を向けていた達也をクルッと反転させる。その拍子に目を開けた達也の目には、優衣の姿が飛び込んで来た。テニスウェアに身を包む彼女だが、白いブラトップのストラップはそのままながら、胸元だけは胸の下まで引き下げられており、付け乳首を貼っただけの彼女の乳房が完全に露出していた。その膨らみを二の腕を使って軽く震わせると、優衣のものと何も変わらない美乳は柔らかそうな質感そのままに弾むのだった。
『あらっ、どうしたんです?テニスウェアの女の子がそんなに珍しいですか?』
小首を傾げ、何食わぬ顔で尋ねてくる優衣。
服装は何も変わっていないものの、胸が露出されているのだから目の色も変わるのは仕方の無いことだ。
『綺麗な私に見とれたくなるのは分かりますけど、迂闊に手を触れたりすると危険な目に遭うかもしれませんから注意してくださいね』
そう警告する優衣だが、胸を揺らしたり時々密着しながら脱がせる動きはどう見ても触れてみろと言っているようにしか思えなかった。

44PON:2011/08/22(月) 15:10:04 ID:xg12QFhI
視線を少し下げるだけで、誰もが認めるほどのDカップ美乳が揺れている。
今にも密着しそうな立ち位置で、優衣は達也の背中に出来ていた裂け目に手を回す。すると、明日香の顔が徐々に剥がれ落ち、肩から下も抜き取られた。
『ぷぅー・・っ』
顔を撫で回されるような不快な感覚の後、長い髪と新鮮な空気が顔に当たったような気がした。
肩に掛かっていた明日香のFカップを誇る胸の重みも消えたのだが、見下ろした視線にはそれでも女性特有のボディラインがまだ備わったままで、達也たちの期待を嘲笑うように2つの乳房がプルプルと弾んでいた。
『うふふっ、綺麗なお顔♪・・・さっきよりも、オッパイが小さくなってしまったようですね。サイズは、そうね・・・私の方が一回りくらい大きいくらいかしら?』
優衣の偽物の乳首と、新たに見えた乳首とが擦れ合っている。
レオンの背後で明日香スーツを脱がされるのを見ていた美里たちは、達也の顔が現れないことに落胆の色を滲ませた。
もちろん達也もガッカリしたのだが、自分の姿が現れないことよりも、予定と違った姿が現れたことに抗議する。
『ちょっと待てよ、あの時と違っていやしないか!?』
『クククッ・・・いったい、何のことを言っているんです?それに、違っているかどうかはちゃんと全てを見てから言ってくださいよね♪』
ニヤニヤと笑う優衣は、しゃがみながらハイレグ水着を喰い込ませたスカートの中をチラつかせ、明日香スーツから全身を抜き取ってやった。確かに、股間には男性器の影も形も無く、優衣と同じ曲線が出来上がっている。
『へぇー・・・私と同じで、ヘアが一本も生えていないんですね。これならば、本物か偽者かの区別も付け易いでしょうね・・・あっ、思わず怪盗レオンの変装を見破るヒントを教えちゃいましたぁ。今度からは、アンダーヘアを生やしているスキンスーツもたくさん準備しておかないといけないかしら?でも、せっかく優衣みたいな美女に化けてもアソコのビラビラまでしっかりと見てもらえないのは勿体無いのよね〜』
まさか、裸を見せてもらって怪盗の変装を見分けるなど出来るはずもないと知ってのことだろう、衣装を喰い込ませたワレ目を弄りながら、わざとらしくおどけて見せた。

45PON:2011/08/26(金) 14:43:48 ID:xg12QFhI
やがて、葛原明日香の姿は一枚のスキンスーツへと変わり果て、達也はすっかり別人と化していた。その姿とは、達也が思い描いていたよりも少し小ぶりな乳房で、スレンダーな体型をした女性のものだった。
『あらっ?もしかして、上から79−53−81のスタイルでBカップオッパイの、佐原彩歌ちゃんが現れると思っていたんですか?中学生の女の子になれなくて残念でしたね。ククッ♪』
達也自身、佐原彩歌というのが誰なのかは知らないが、怪盗の言うスリーサイズを備えたボディスタイルが隠れていると思っていた。しかし、今の声は彩歌の声とは違うし、スタイルも見た目で判るくらいに異なっている。
達也がそう思う理由は、美里と別行動を強いられ、その間に明日香スーツを着せられた時の記憶がまだ鮮明に残っていたからだった。
彩歌の局部に手を突き刺し、勃起した自分のモノを刺激しながら微笑む芸能人の上原史菜の表情と、Tバックビキニとストッキングを喰い込ませたあの淫らな格好は、そう簡単に忘れることなど出来なかった。それに、彩歌の秘部から程ない所で自分の性器が弄られている感覚は、彼女の身体を模したスキンスーツの下に隠れていると十分に考えられた。だが、その彩歌の裸体は今の自分の身体には無い。

『これって、どういうことなんだよ!』
『達也さん・・・その声で、分からないんですか?』
美里は、興奮する達也に声を掛けた。その言葉からして、美里は今の達也がどんな女性に変わったのかを知っている口ぶりだ。
『そ・・・そういえば、聞き覚えが・・・』
自分の胸を見下ろしても答えは分からないが、その声に馴染み深いものを感じていた。そして、思い返せば怪盗レオンが自分にこの声と身体を使って変装を見せ付けて来たことがあったのを思い出した。
『達也さん・・・今度は亜衣さんになっちゃってます・・・』
美里からの言葉で、達也の予感が当たったことに気付かされた。
バッと鏡のある方を見ると、そこには唖然とした顔で佇む亜衣の顔があり、彼女から寸分の違いもなく模った形の良い乳房が小さく揺れていた。
『クスッ、そういうこと。今度は、お兄ちゃんは可愛い妹の河原亜衣ちゃんに変装しちゃったってわけ♪こんな具合に・・・ねっ』
足元でしゃがんでいた怪盗の顔を見ると、捲り上げた優衣マスクの下から亜衣の顔を覗かせてクスクスと笑っていた。

46PON:2011/08/26(金) 14:45:07 ID:xg12QFhI
『お兄ちゃんが期待していた佐原彩歌ちゃんのスーツは、明日香ちゃんの中に重ねてあるよ。・・・つまり、予想よりも早く麗那ちゃんを連れてきたご褒美に、可愛い妹からのサービスで2着まとめて脱がしてあげたってわけ☆せっかくだから、こっちの亜衣のオッパイも見せてあげよっか♪』
レオンは首のエッジを引き下げ、露にしていた優衣の胸の下から達也の胸に備わった膨らみと全く同じ形状、質感を備えた乳房を見せ付けた。
『高坂優衣よりは小さめのBカップオッパイだけど、それでも昨日お兄ちゃんを騙した後に亜衣も眠らせてスタイルを測ったら、Cカップくらいにまで大きくなって来てたのに気付いたんだ。潮村麻美に化けた私に騙されていなければ、胸が大きくなっていることがバレなかったのにね♪』
優衣の身体から亜衣の姿の一部を覗かせたレオンは、声も表情も亜衣を完璧に真似している。そして、背後に立つ美里たちの方に振り向いた。
『ねぇ、麻美ちゃんのことを良く知ってる美里さんだったら、彼女がアソコから催眠スプレーを抜き取って顔に噴き付けるのを予測できたのかな?ショートボブの髪に綺麗なお顔、それにスタイルだって潮村麻美そのものだし、Cカップ美乳とパイパンにしたアソコをベージュストッキングとハイレグ水着で重ね着していても、その衣装を超ミニのメイドコスチュームで隠していたから全く違和感は無かったはずなんだけど』
ブラトップを胸下まで引き下げ、優衣マスクとスキンスーツの下から亜衣の顔と胸を覗かせた今の格好を見て、いつの間に胸元を全開にしていたのかと思ってしまう。
『達也さんと必要以上に接近していたのは、そういうことだったのね。そのうえ、亜衣さんにまで化ける準備までして・・・』
テニスウェアだけでなく高坂優衣のスキンスーツを纏った今の状態では、達也の様に全身とまではいかないが、亜衣の全てを模ったスキンスーツが怪盗の身体にも準備してあるのは顔と胸を見ただけで自ずと理解できた。
だからこそ、麻美に変装を済ませて美里たちと同じコスチュームを着て出歩かれたのでは、股間のヘアを無くし、水着とストッキングの重ね着をしていようとも、亜衣と同じように怪盗レオンの正体を見破ることなど出来なかったはずと思えた。

『クスッ、その顔からして美里さんが相手でも亜衣の期待通りになっていたようだね』
美里が答えずとも、レオンには看破されることが無いことなど分かり切っていた。なにしろ、今の亜衣の身体だけでなく、潮村麻美の身体だって、本人から盗み取って作り上げたばかりの一体型スーツを着込んで寸分の狂いも無いほどの変装を成し遂げてから、まんまと亜衣を騙して眠らせたのだ。また、本物の麻美に襲い掛かったのは神宮寺霧乃であり、レオンのターゲットに成り得る美少女ならば、新人メイドとて容赦なく眠らせては次々に新たなスキンスーツを完成させた。こうして、他のメイドや家族、それに河原家を訪れる女子高生や父親の部下など、訪れる女性たちの変装スーツを芋づる式に完成させながら、こまめにスタイルを本物と同じように維持したからこそ、簡単にバレるような半端な変装など披露するはずがなかった。
『美里さん、怪盗レオンの変装に騙されないように、周りの女の子のお顔の様子とかスタイルは毎日チェックしておいたほうが良いと思うよ。そうすれば、少しは変装を見破れる確率も高くなるんじゃない?達也なんて、毎日のように亜衣とか美里さんを始めとしたメイドたちのストッキング脚を嘗め回すように眺めてるんだから。怪盗レオンの変装とも知らないで、亜衣だけじゃなくて深浦美里とか潮村麻美とか、美人メイドに女子高生たちの肌色ストッキングの重ね穿きで引き締まった脚をどれだけ拝んでいたことだったかな。私が、ミニスカートから伸びるストッキング脚を見せ付けてあげたのは、10人やそこらじゃ済まないくらいの数だったと思うけど。あっ、そういえば脚だけじゃなくて、服からチラついてるオッパイに見とれたこともあったっけね?ククククク・・・』
この言葉の裏には、達也の家に出入りした全ての美しい女性たちは一度は達也の前に現れて自慢のスタイルをさり気なくアピールしているという意味があった。つまりは、その女性たちの殆どが怪盗の変装による物であったと言っても過言では無い。
だが、過ぎたるは及ばざるが如しで、どの時の誰が怪盗の変装であったかなど、今さら知ったところでどうすることもできない。ただ、無念に思うだけだ。
その様子を滲ませる美里と達也を見て、快活な亜衣に似合わぬ不敵な笑みが、盗み取った偽物の顔にニヤリと浮かんだ。

47名無しマスク:2011/09/02(金) 10:18:43 ID:ceM1P066
『・・・うん?』
そこへ、外から誰かがトイレに来る気配がした。その足音からして、一人だけのようである。
ただ、人数が多かろうと少なかろうと、葛原明日香と佐原彩歌のスキンスーツを脱いで裸体を露にした河原亜衣と、高坂優衣のマスクを脱ぎ、優衣の胸の下からBカップの美乳までもを見せている河原亜衣の、姿形の全く変わらない二人がトイレに居る場面を見られたりすれば、何が起こるか判ったものではない。
『誰か来たのかなぁ〜。ねぇ、どうする?お・に・い・ちゃん♪』
亜衣の仕草と口調そのままなら、捲り上げたマスクも肌蹴させた胸もそのままで、緊張感の欠片も無く、愛らしく尋ねてくるレオン。
『ほらぁ〜、美里さんたちも早く何とかしないと私たち二人のBカップオッパイを見られちゃうよ?でも、今からそこのビキニを着ても間に合わないかも』
顔に貼り付いた亜衣マスクをグニュグニュと歪め、達也の上半身に揺れる膨らみと全く同じ造形、質感をした胸を面白そうに弄り回す。そんな自分の格好を見られる危険があろうとも、レオンはまるで他人事だ。
怪盗レオンを除く3人は、突如の展開にすっかり慌てふためいていたのだが、それに痺れを切らしたのか、レオンは達也の手をギュッと握ると、
『しょうがないなぁ、亜衣だって綺麗なこのオッパイを大好きなお兄ちゃん以外の人に見られるのは恥ずかしいから、手を貸してあげるよ』
と言って、バッグや脱ぎ去ったスキンスーツなどを素早く纏めて、空いている個室に引き摺り込んでしまった。
『あっ・・・』
という達也と美里の抵抗にも似た言葉も空しく、美里と麗那はその場に取り残された。そしてその直後、一人の女性がトイレに入って来た。

48名無しマスク:2011/09/02(金) 10:19:54 ID:ceM1P066
『ああっ!』
『えっ!?』
相手の女性の顔をみるなり、美里と麗那は揃って大きな声を上げた。ついさっきの声量とは全く違うのだが、入って来たのが先程まで怪盗レオンが変装していた女性・・・新井咲耶であったのだからそれも止むを得ないといえた。

小首を傾げて、不思議そうな様子を見せつつ個室に向かう咲耶。それを見送った美里と麗那は、揃って顔を見合わせた。
『美里ちゃん、今の彼女ってホンモノ・・・だよね?』
『おそらく、間違い無いかと・・・』


一方、個室に連れ込まれた達也は、妹の亜衣へと変装を遂げつつあるレオンと二人きりになってしまっていた。
『くふふふっ♪もぉ、そんなに縮こまらないでよ。もっとイジワルしてあげたくなっちゃうからさぁ。・・・むしろ、それに期待しているって言うなら、遠慮なく遊ばせてもらうぜ?ちょうど、優衣マスクとスキンスーツが脱ぎ掛けのままだからな。その上に、今俺様が着ているこの亜衣の一体型スーツも着せてやってもいいぜ?』
亜衣の顔と声のまま、男の口調で脅しかけるレオン。
囁き掛けるその話し方が、より恐ろしさを感じさせた。そして、達也の目と鼻の先で、マスクと一体型となっている亜衣のスキンスーツを引っ張り、顔や優衣の胸の下から現れた胸をも原型を崩すほどに歪ませれば、恐怖感はさらに倍増してしまい、反射的にブルブルと顔を横に振っていた。
『キヒヒヒッ、このシチュエーションがよほど怖いと見えるな。・・・こーんなに可愛い妹と狭い空間で二人きりになれるなんて、めったにないことなのにね♪』
一枚のマスクに変わり果て、生気を失った顔の中から亜衣の籠った声が漏れ聞こえる。だが、いつもの彼女の雰囲気で喋る頃には、顔にも普段の明るく愛らしい表情が貼り付いていた。

49PON:2011/09/02(金) 10:20:46 ID:ceM1P066
『おふざけはこれくらいにして、早く準備に掛かろうか♪』
『じゅ、準備・・・?』
『まさか、せっかく怪盗レオン様お気に入りの脚線美を持つ河原亜衣になったのに、生脚で外をうろつこうだなんて思ってないよね?これからたくさんのストッキングを穿いてもらって、お兄ちゃんにも亜衣のストッキング脚の素晴らしさを堪能してもらうんだから。もちろん、このキャンパスにいる男たちにも存分に見せつけてあげてよね』
身動ぎをするには窮屈な場所ではあるが、それ以前に抵抗などしようものなら今後がどうなるか分かったものではない。
ここへ連れ込んだ目的は、このためだったのか?と思いつつも、怪盗の成すがままに達也は明日香の変装で穿かされていたストッキングを再び直穿きさせられた。
『うふふふっ・・・ストッキングを穿いただけで、もうギンギンになっちゃってるんじゃない?何て言っても、亜衣の艶かしいストッキング脚だからね』
ストッキングの中に手をスルリと忍ばせると、亜衣のモノと少しの違いもない局部の中に手を挿入する。グニュグニュと指に絡み付く内襞の奥に侵入していく手を、パックリと膣口を開きながら事もなく呑み込んでしまう。股間に人の手が入ってくるのは、何とも言えない不快感というか、異物感のような感覚があるが、すぐに亜衣の指はその奥に隠れていた男性器に辿り着いた。
『えへへ、やっぱりね♪お兄ちゃんも、亜衣の脚線美をたくさんの男の子たちに見せ付けて、こんなふうに大きくしてあげるんだよ?』
『う、あぅぅ・・・』
『私の手コキ、そんなに気持ち良い?まっ、男のモノなんて、たくさん弄ったり咥えたりしてるからどこが感じ易いのかなんてもうお手の物だからね。それが亜衣の指で弄られるのなら、快感も倍になっちゃうかもね♪グフフフッ』
達也の呻き声が、亜衣の声に変換されて漏れ出てしまう。
僅かに聞こえたその声に、扉の外で待つ美里たちは達也のことを心配するのだが、達也と同様に何もすることができない。
『もっと弄って欲しかったら、またいつでも言ってよ。お兄ちゃんのリクエストする女の子に変装して、手コキでもパイズリでもアソコに挿入したりでも、何でもしてあげるからさっ♪』
刺激を与えて思惑通りに達也のモノをそそり立たせたは良かったが、それから亜衣は挿入した秘部の奥からズリュッ・・と手を抜き取ってしまった。中途半端な刺激に、拍子抜けな格好である。勃起した達也のモノは、どこかに引っ掛かったかのような感覚と、何かでぬめった感触を残したまま解放された。

それから、レオンは持っていた鞄から予め用意してあったストッキングとインナーを何足も取り出した。
『いくら脱いでも、何種類ものストッキングを纏った脚が引き立つように、全て超がつくくらいのハイレグ水着とかインナーばかりを用意してあげたよ☆・・・って、いつも怪盗さんが使っている水着なんて、アソコのメコスジがクッキリと浮かび出るようなハイレグなやつばっかりだっけ♪ククッ、フフフフッ・・・』
ストッキングとインナー代わりの水着を交互に穿かせるその手際の良さは、やはりそれらを多用して変装を行う怪盗レオンならではといったところだ。
だが、いくら重ねていこうとも、生地や色の厚ぼったさといった違和感は少しも見られない。怪盗レオン特製の衣装だからこそ、このリアルさが完璧に再現されていた。

50PON:2011/09/03(土) 12:08:40 ID:ceM1P066
『この、紺色の競泳水着で最後だよ。中に穿いているのが優衣ちゃんのと同じスキニーベージュのストッキングだから、本当の競泳選手が今にもプールに飛び込みそうに見えちゃうね♪股間のシームラインも、暗い色の水着に隠れて見えにくいし。それに、亜衣くらいのオッパイなら、ちょうど水の抵抗も少なくて済むもんね』
先に着てあった、ボディファンデーションに包まれている胸を摩りながら、身体に競泳水着をきつく喰い込ませた。身体に隙間無く密着する水着は、ストッキングなどで何重に守られた股間にめり込もうとする。
『うん♪なかなか良い感じじゃない?あとは、この服を着ておいてね。競泳水着で出歩かれても私は恥ずかしくないけど、さすがに目立ち過ぎるとこの学校で亜衣のストッキング脚を見せびらかす機会が減っちゃうかもしれないし』
亜衣の変装がよほど気に入っているのか、競泳水着の下に穿いたスキニーベージュをさわさわと撫でてニヤニヤと微笑む。そんなことをしながら鞄から取り出したのは、超マイクロショートパンツと白い柄入りのトップスだった。
『これくらいなら、あとは自分で着れるよね。私がここから居なくなった後、美里さんたちに手伝ってもらうことだってできるし』
『待てよ。元に戻すって話はどうなったんだよ、皮を脱いだところで結局は亜衣に姿が変わっただけじゃないか』
騒ぎ立てぬよう気を配りつつ、達也は出て行こうとするレオンのことを引き止めた。
『えぇ〜、別に忘れてるわけじゃないよぉ。でも、この後も誰かが入ってくるかもしれないうちはしょうがないじゃん。だから、今はここまでにしておこうって言ってるの♪』
『それまでは、亜衣に成りすましてろって言うのか?お前がコロコロと変装を変えるから、こうやって突き止めるのに随分と苦労させられたんだぞ。約束を破ったりすれば、俺はずっと亜衣のままってことじゃないか』
『うーん、それはそうかもね。このままだと、家にだって帰れなくなっちゃうかも。でも、別に亜衣はそれでも構わないよ♪だって、お兄ちゃんがそうなったとしても亜衣は全然困らないし。むしろ、そんな困ってるお兄ちゃんのことを家の誰かに変装して面白おかしく見守ってみたいかな〜♪ククククッ・・・』
達也がどんなふうに過ごすこととなろうと、レオンにとっては完全に他人事であった。ただ、スキンスーツを伸ばして胸を露出していなければ、本当に亜衣が言っていると思えるほど自然な雰囲気を感じてしまう。
『ぐっ・・・』
その佇まいと突き放す物言いに、達也は困惑してしまった。

51PON:2011/09/06(火) 15:20:50 ID:8Tp72mYQ
『くふふっ、しょうがないな♪大好きなお兄ちゃんのために、一つだけアイテムを貸してあげるよ。亜衣と鉢合わせになっても困らないように・・・ね』
パチンとウィンクをして見せると、亜衣は胸を掴んで左右の胸の間から首元に掛けて大きな裂け目を作った。皮の千切れるような不快な音がブツブツと聞こえたが、その下にも女性の柔肌と亜衣の胸よりもはるかに大きくたわわな胸の膨らみが覗き出るだけで、一切出血などは伴っていない。
アイテムとスキンスーツを破る行為の関連性が分からない達也だが、レオンはそんな反応をよそに亜衣の一体型スーツにスーッと裂け目が出来たのを見ると、ガバッと胸を開いて中に隠れていた巨乳をブルン!と露にした。その勢いのまま、首の内側に手を埋めて亜衣マスクをズルリと捲り上げてしまう。
『私のオッパイの下に、隠してあったヤツ・・・きっと重宝するはずだよ♪』
首を引っ込めて裂け目の下から頭を抜き取る。先程、亜衣のマスクを歪めてポッカリと窪んだ目や口の向こうに僅かに見えていた女性の顔の全貌が、包み隠さず見せ付けられた。

『私の胸の温もり、まだしっかりと残っているわ。コレを被ったときに、亜衣ちゃんのBカップ美乳と、私の自慢のGカップ巨乳に包まれている感触を味わってもらえると嬉しいわね♪』
胸に貼り付いていた肌色の物体をペリペリと剥がしながら悠然と微笑むのは、個室の外で待っている麗那の顔であった。
『ククッ、また秋村麗那の美しいお顔と巨乳が亜衣のスキンスーツの下から出て来るとは想像していなかった・・・って言いたそうね?だけど、キミだってきっと私の巨乳をもう一度見てみたいと思っていたんでしょ?彼女が見てない今なら、こうやって麗那のオッパイを眺めていてもそれほど罪悪感も無いんじゃない?』
裂け目の中から弾けるように現れ出たその巨乳も、麗那の乳房のサイズや乳首の色、質感など全てを再現していた。

52PON:2011/09/07(水) 01:56:46 ID:8Tp72mYQ
『このマスク、河原君の顔を模ったものよ。亜衣ちゃんのスタイルでコレを被るのはイヤだろうけど、初めにベンチコートを着ていたみたいに身体のラインを消してしまえば、きっと役に立つんじゃないかしら?』
麗那にまで変装して見せたレオンは、一枚のマスクをピラピラと摘んでいる。
美しいルックスでスタイルも文句の無い彼女が怪盗レオンの被害者であることは承知していたが、改めてこうしてGカップもの美巨乳を晒して艶のある表情を間近にしてしまうと、やはり驚きと共に興奮もしてしまう。

『フフフフッ。マスクのことよりも、私のこの巨乳の迫力に完全に目を奪われてるようね♪どうせなら、高坂優衣の下半身と亜衣のスキンスーツも脱ぎ捨てて、上から94−59−85の素晴らしいプロポーションを見て欲しいけど、今は時間がないからこれだけで我慢しておいてね』
腕を組んで自慢げに胸をグイッと寄せ上げる。抱えられた彼女の巨乳は、眼前に迫るほどの迫力があった。
『あらっ?股間に喰い込んだ水着の奥では、もうかなり膨れ上がった男のモノがあったのね。コレって・・・河原クンのアレだよね?』
麗那は、達也が胸に見とれている間に股間へと手を伸ばし、亜衣の水着の上から指を強く押し当てていた。
水着やストッキングごと指がワレ目の中にめり込み、その奥で怒張したモノが指にコツンと当たっている。その肉棒をグリグリと刺激すれば、達也は腰を引かせて小さく声を漏らした。

『アソコの奥に広がる名器に挟まれて、ずっと勃起していたんじゃないの?亜衣ちゃんてば、さっき弄り回した時にわざと膣壁に挟まるようにして手を抜き取ったみたいだからね』
これまで感じていた、何かに引っ掛かってぬめるような感覚とは、それのことだったのかと今さらながらに実感するが、ここまで衣装を着せられてしまってはもう簡単に戻すのは困難だった。
『あーぁ、一度こうなっちゃったらすぐには収まりがつかないわよ。ずっと、亜衣ちゃんの名器に挿入している感覚を味わったまま萎ませるなんて、怪盗レオンだって最初は大変だったんだから。ポジションをずらそうにも、ストッキングとかもかなり穿いているみたいだし・・・これじゃあ、まるで無間地獄ね。でも、妹のアソコにもずっと咥えてもらって快感を味わっているんだから、無間天国と言った方が良いかしら?ククククク・・・』
水着の横から指を入れ、ストッキングの上から亜衣の膣壁に挟まったモノを弄ってさらに刺激を与える。達也のモノはさらに膨らみを増しているようだが、麗那の指が股間から離れたところで、男性器が勃起しているなどとは全く窺い知れないほどに、水着は亜衣の股間の曲線に貼り付いていた。

『クスッ、クククククク・・・』
嫌味な笑みを浮かべつつ、なだらかな亜衣の股間のラインを撫で上げる麗那。
乳房を揺らし、その綺麗な顔を歪めて一枚のマスクへと変えて見せたりと、我が物にした麗那の顔と身体を良いように弄ぶ。
この顔と身体を見せ、達也のことを嘲笑ってやりたかった、そんな思いを達成したレオンは、マスクを貼り付かせてニヤニヤと不敵に笑いながら、亜衣の一体型スーツにその顔と巨乳を収めていった。
『そのマスク、亜衣のオッパイのぬくもりも残っているはずだからね。被ったとき、麗那ちゃんの顔だけ思い出したりしないでよね♪ククッ』
抜け殻と化していたマスクは、手を顔に当てているうちにすっかり生気が戻って麗那の表情を写し取ったように卑しく笑っている。
すると、裂け目のエッジをピラピラと捲り、胸の内側に隠れた麗那の乳房をチラつかせた。亜衣の胸と麗那の胸との間に達也の顔を模ったマスクが挟まって、そのうちに麗那の胸に貼り付いてしまっていたのかと思うと、不思議と興奮が滾ってきた。
『くふふっ、お兄ちゃんてばこんなピンチなのに何を考えてるの?クククククク・・・』
麗那と亜衣では顔立ちも雰囲気も全く異なるが、こうして馬鹿にしたような禍々しい笑い顔をして見せられるのは、その正体が怪盗レオンだからなのだと思わせた。
そうして、少しばかり亜衣らしからぬ表情に目を奪われているうちに、首から胸の谷間に出来ていた裂け目はすっかり戻っており、あれほど亜衣のとサイズが違っていたはずの麗那の胸の存在は跡形も無く消えてしまっていた。

53PON:2011/09/11(日) 15:26:46 ID:aO309n6c
『もうすぐ彼女もトイレを済ませる頃だから、マスクを被り直しておかなくちゃ・・・それにしても、怪盗レオンの利尿剤の効き目は抜群だな。クククッ』
ニヤついた亜衣の顔の上にもう一枚残っていたマスクを重ねていく。もちろんそのマスクとは、高坂優衣の顔を模ったものであり、それを吸着し終えて手を顔から離した時には、亜衣の表情を写し取ったように卑しく微笑む優衣の顔があった。秋村麗那、河原亜衣に続いて、禍々しさを漂わせる笑みは優衣マスクにもしっかり浮かび出ている。
そんな表情は自分の身体にも向けられ、胸下までずり下ろしてあったスキンスーツを持ち上げると、亜衣の乳房の上に重ね合わせる。そして、首元まで馴染ませてしまえば、優衣の顔に似合う付け乳首を貼ったDカップ美乳がプルン・・とあるべき場所に備わって、気持ちよさげに弾んでいるだけとなった。

『あれっ?付け乳首が剥がれかけてるじゃない。これだと、せっかくブラトップに乳首が浮かんでいても台無しになっちゃう』
意図的なハプニングなのか定かではないが、見れば左の胸に貼ったシリコン製の乳首がズレそうになっている。優衣は、それをペリペリと剥がしてしまった。
『ククッ、そんなに慌てないでも良いわ。もし取れても大丈夫なように、ちゃんとニプレスも貼ってあるんだから。ほらぁ・・・』
乳首のあるべき場所を摘んで、柔らかそうな胸をふにゅふにゅと弄ってみせる。突起の無い釣鐘形の乳房の質感は、とても偽物と想像がつかないほどリアルそのものだ。
『そうだ、良いことを教えておいてあげるよ。どうしてニプレスを貼ってあるのに、付け乳首まで装着してあるかってことをね♪』
優衣は、聞いてもいないことを自慢げに話始めた。
『この乳首の裏側に、小さな機械とか薬を隠せるようになってるの。今、隠してあるのは電波遮断装置ね。コレが作動しているうちは、携帯は一切つながらないわ。さっき、私が個室で平野亜里沙の変装へと着替えをしている最中に、助けを呼ばれないように準備しておいたんだけど・・・全然心配いらなかったみたいね』
つまりは、今使っている優衣の変装スーツは、亜里沙のスキンスーツの下に隠れていたと言いたいようだ。となれば、亜里沙の変装スーツはもう脱いでしまっているとも考えられるが、亜里沙のスキンスーツが一着だけであるとは言いにくいし、こうして優衣へと変装を遂げる間に順番を変えてしまったかもしれないのだから、それを知ったところで亜里沙に変装しないと断定できる根拠は何一つ無いことを達也は理解していた。

『まっ、そんなわけですから、優衣がコレを付けているうちは仲間との連絡が取れないってことを知っておくと便利かもしれませんよ。そもそも、優衣だけが付け乳首を使っているわけではないし、乳首の裏側だけが使用場所とは限りませんけど。この程度のサイズなら、耳の中やアソコの中にだっていくつも隠せるもの。機械とか、それ以外のモノだってね♪クククク・・・』
含みのある言い方で、レオンは優衣の顔で笑ってみせた。
そうする間にも、乳首はニプレスの上に重ねられていき、それからインナーのストラップを引っ張った。

『ねぇ、亜衣ちゃん。私の顔とオッパイ、歪んでたり皺ができてたりしないかな?鏡が無いから、下乳に皺があるかどうかもよく見えないの♪』
そんなミスなどするはずないのは、誰よりも怪盗レオン本人が一番知っているはずである。優衣への変装を完璧に遂げたことを、よほど自慢したいようだ。
『何も言わない、ってことはちゃんと貼り付いたと思って良いのね。だったら、これで思う存分に高坂優衣の顔とスタイルを堪能できるわ。こんなにハイレグ水着とストッキングを穿いて皆の前に出られるなんて、とても楽しみだよ。テニスをしているうちに、どれだけ喰い込んできちゃうのかな♪』
肌蹴ていたブラトップを肩に掛け直し、胸を包み隠す。乳首の存在がうっすらと見えてしまうが、それも所詮は偽物の突起である。その上にロングベストを着込めば、乳首の膨らみも隠せてしまえた。
『それじゃ、一足お先に失礼するね。その服、ちゃんと着てこなかったら元に戻してあげないからね』
そう言い残して、優衣は個室を出て行く。それと同時に、奥の個室に入っていた新井咲耶も出て来たのだった。

54PON:2011/09/11(日) 15:31:52 ID:aO309n6c
『あっ、優衣ちゃん』
『咲耶ちゃん、着替え終わってたんだ?』
ピンクのチュニックパーカーに同色のオーバースカートのテニスウェアを着た咲耶に、優衣が声を掛けた。
『うん、遅くなってごめんね』
着替えが遅れたのは、他ならぬ怪盗レオン・・・目の前に立っている高坂優衣の偽者のせいだというのに、何も知らない咲耶は詫びの言葉を掛ける。
『ううん、そんなことないよ。(むしろ、私からの電話に気付いて来てくれたことに感謝したいくらいさ。美里たちの混乱する顔が見られたしな)ククッ・・・』
今でこそ、優衣の偽物の乳首の裏側に隠した機器で携帯の電波は遮断されている。レオンが咲耶に電話を掛けたのは、それを仕込む直前であったため、咲耶の目を覚まさせることができた。会話など必要はなく、ただコールがあったことに気付かせられればそれで十分だった。皆がどこに居るのかは、事前から怪盗が暗躍してテニスをすることも決めてあったためだ。
その後、着信に気付いた咲耶が電話を掛けてきてももう遅く、連絡を取るためにはここへ来るしか方法が無かった。

『(達也さんは・・・?)』
怪盗が出て来るのをジッと待っていた美里と麗那だったが、二人が同時に出て会話を始めてしまったのでは、口を挟むこともできなかった。何食わぬ顔で咲耶と話す彼女が怪盗の変装に違いないと断定はできたが、そうなると個室に残された達也のことが心配になる。しかし、咲耶が出て行くまでは行動も起こし辛い。
そんな歯がゆい思いをしている美里たちに向かって、咲耶と共に洗面台に向かっている優衣はスカートをひらひらと捲ってみせた。光沢のあるスキニーベージュのストッキングの上から白のTバックビキニを穿き、ビキニの横からはストッキングの縫い代がわずかに覗いていることから、このビキニのハイレグ角度が窺い知れるというものだ。
『ねぇ、早く着替えちゃおうよ。みんな待ってるよ?』
挑発行為は長く続くものと思ったが、そう話して意外にアッサリと終わる口ぶりをすると、本当に優衣と咲耶はトイレを出て行ってしまった。
ただ、去り際にもスカートを捲って自らの股間を摩り、さりげなく乳房にも手を当ててニヤニヤと笑いながら出て行ったのは、これからも得意の変装を駆使して女子大生に成りすまし、淫らな行為に及んでやるぞと暗に言っているようにしか思えなかった。

55PON:2011/09/11(日) 15:34:06 ID:aO309n6c
『達也さん、無事ですか・・・?』
『う、うん。大丈夫だよ』
達也からの返事を聞き、美里は扉をゆっくりと開いた。
中では、競泳水着の上にトップスを着ようとしている河原亜衣の姿があった。
『まだ、元の姿に戻してもらえてなかったのね・・・』
麗那は、まだ翻弄されたままなのかと思って落胆した様子を見せた。
『相手が相手だから期待半分だったけどね。ただ、二着は脱ぐことができたし、この後も脱がしてやるようなことは言ってたから』
『でも、亜衣さんのそれで最後かどうかは分からないんですよね?だとしたら、次にチャンスがあってもまたこうやって先延ばしにする可能性が・・・』
『それは確かに・・・ただ、着せられている感触からすると、もう残り少ないと思うんだよね。何にしても、自力で脱げないうちはアイツの言いなりになるしかないよ。それで、今はこの服を着ておけって指示されたんだ』
『ストッキングとかを着せておくところがレオンらしいわね。どうせ、それも一着だけじゃないんでしょう?』
麗那は、呆れた口調で尋ねる。
『アイツ、亜衣のスタイルも結構気に入ってるみたい。だから、洋服もこんなのを用意してたよ』
げんなりした表情でデニム地のマイクロショートパンツを穿き上げると、亜衣のヒップサイズにピッタリとフィットした。硬い生地のそれは股間を突き上げ、ワレ目まで喰い込んできた気がした。身体を捩るだけで、ゴツンゴツンとぶつかる感覚が伝わっているからだ。
『亜衣さんの長い脚、それほど短いものならばより引き立ちますよね。怪盗レオンは、本人よりもずっと魅力を引き出すのに長けているってこと・・・』
『そんなことに感心してもしょうがないよ、美里ちゃん。それより、そこに置いてあるそれって・・・』
水洗タンクの上にある肌色の物体を見て、気持ち悪そうな表情になる麗那。
『まだちゃんと確認していないけど、僕の顔をしたマスクらしいよ。元に戻れない代わりに使えってさ』
『今ここで?女の子のスタイルになっているのに使えるわけがないじゃない!』
『だけど、達也さんが学校へ来る際には綾乃ちゃんに変えられていたわけですし、あの時みたいにベンチコートのような身体のラインを隠せるアウターがあれば、そのマスクも使い道があるんですけどねぇ・・・』
『コートは怪盗に奪われちゃったからね・・・』
『結局は、妹さんの姿で居るしかないのね。あーぁ、せっかくのそれも持ち腐れだわ』
怪盗の姿も消え、少しだけ気が楽になった3人の会話にも活気が戻って来たのだった。

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