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レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
【ファンキル】SSスレPart3
1
:
ゆるりと管理人
:2020/06/02(火) 19:59:19
前スレはこちら
Part1
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/15938/1563639218/
Part2
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/15938/1568155889/
ファンキルの二次創作SSを投稿するスレです。
・18禁の内容はNGです
・原作のキャラクター性を著しく損ねる内容はご遠慮下さい、
また損ねている可能性がある場合は注意書き等でご配慮下さい
・複数レスに跨る場合は投稿者名(いわゆるコテハン)を利用しましょう
・投稿に対する暴言は規制対象になります
・ダモクレスばかり登場させるのは控えましょう
327
:
名無しさん
:2020/09/24(木) 15:43:35
ああそうだったネスのがあったな
328
:
名無しさん
:2020/09/24(木) 19:09:21
ここって性的描写がなかったら暴力描写は大丈夫なんでしたっけ
329
:
名無しさん
:2020/09/24(木) 19:32:41
萌えスレの過激な書き込みが消されてないから大丈夫だぞ
オラァ!ネス!オラァッ!
330
:
名無しさん
:2020/09/24(木) 19:37:34
ああそうだったネスのがあったな
331
:
名無しさん
:2020/09/24(木) 19:38:37
>>328
戦いの中で怪我をするとかならいいかもだけど、DVみたいなものはダメかも
直接的な描写は避けた方がいいかもね
332
:
名無しさん
:2020/09/24(木) 19:42:21
戦いの中でイマラされるエルキュール書きたかったけどダメかー
333
:
名無しさん
:2020/09/24(木) 19:47:17
現代転移して元の世界とのギャップで苦しみつつ歪んだ愛を育んでいくカリスとマスターのSS書きたかったけどダメそうだな
334
:
荒ぶる異族(黒ティル×マスター SS)
:2020/09/24(木) 20:05:52
奏官。
自身が内包しているバイブスでキル姫のキラーズを制御する者。
私にとってマスターはそのような認識だ。
別段、何か思うところがある訳でもなかった。
「ティルフィング、少しいい?」
「手短にお願いします」
隊で孤立している私に、マスターはたわいない話を持ち掛ける。
「これは…、必要のある会話でしょうか?」
「ううん。僕が君に話を聞いて欲しいだけ」
「……そうですか」
何度話し掛けてきても相槌を打つだけの私に、彼はイヤな顔を全くしなかった。
私は彼という人間が苦手だ。
人の心にズケズケと土足で入り込んできては、胸の中をかき乱してくる彼のことが。
「あまり…、私に近付かないでください」
「……僕のことは嫌い?」
「そういうことを言っているのではありません。私の背負った業は、いつかアナタの全てを奪い去ります。傷付きたくないのであれば…」
「それでも構わないよ。僕は君の傍に居る」
「……」
即答だった。
何の迷いもない力強い返答。
私には彼という人間が分からない。
「……物好きですね」
私を困惑させる当の本人は、この後も暫く世間話を振ってきた。
結局、長い時間話して分かったことは、彼がお節介で意外と押しが強いことだけだった。
335
:
荒ぶる異族(黒ティル×マスター SS)
:2020/09/24(木) 20:07:59
比較的平和になった今でも、人々を脅かす異族はこの世界にまだ存在している。
異族の残党を処理するのが、私達の隊の役目だ。
私達の隊は近隣に現れた異族の大群を見つけ出し、戦闘態勢に入った。
先行して異族の群れに突っ込み、剣を踊らせ、肉を裂き、骨を砕いて、次々と血の雨を振らせる。
他の人が見れば無謀にしか見えない突貫を始めてから、半刻もしない内に全ての異族を斬り伏せていた。
「……何か用ですか?」
戦闘が終わった直後に隊の姫達に呼び止められた。
私は彼女達に心配されていたみたいだ。
ーーー心配だからあまり無茶をしないでほしい。
ーーー独りじゃない。私達がついている。
的外れな発言の数々に呆れて溜息が出る。
「私独りで充分です。足を引っ張られても困りますから」
そのたった一言で彼女達はたじろぎ、私と距離を置くようになった。
これでいい。私に仲間は必要ないし、理解してほしいとも思わない。
私を気遣うなんて以ての他だ。
大切なものを奪われる辛さを彼女達は知らない。この先知る必要もない。
これで私に近づく者はいなくなった。
……彼を除いては。
「ティルフィング」
「……何でしょうか?」
「皆と揉めたみたいだね」
「何か問題でも?」
彼が私への非難を口にするかと思ったが、検討外れだった。
「正直に言えば良かったんじゃないかな。皆が怪我をしないように庇いながら闘ってくれたことを」
「……言う必要を感じませんでしたから」
彼が戦況を良く見ていることに少し驚いた。
彼女達にあの数の異族は荷が重いと判断しての行動だった。
それがたとえ、彼女達の反感を買う結果になってしまっても。
「皆とは仲良くできない?」
「私と彼女達が馴れ合えば先程の戦闘のような無茶が出来なくなります。……仲間が傷付けば隊の指揮が下がり、冷静な判断を下せなくなりますから」
自身に並ぶ戦力がいない以上、私にしか隊の皆を守れない。
傷付くのは私一人でいい。
だから私は彼女達の仲間になってはいけない。
「それでも僕は君に傷付いて欲しくない」
やはり彼は苦手だ。
私を前に物怖じしないし、何より私のことを放っておいてくれない。
何度も何度も。何度も何度も。
その声色はいつだって優しくて、気づけば居心地の良さすら感じていた。
「これからはティルって呼んでもいい?」
「…………勝手にしてください」
その後に話したことはもう覚えていない。
いつもの世間話だったように思う。ただ…。
心臓の音がやけに煩かったことが、少しだけ気になった。
336
:
荒ぶる異族(黒ティル×マスター SS)
:2020/09/24(木) 20:09:57
私が入隊して半年が経った。
再び異族との戦闘を終えた夜、原っぱに座って星を眺めているとマスターに声を掛けられた。
「ティル。隣、いいかな?」
「……アナタは本当に懲りないのですね」
最近は毎日のように声を掛けられ、彼といる時間が出会った頃よりも随分と増えた。
私の日常は、彼と過ごすのが当たり前になりつつある。
彼は私の隣に腰を下ろし、空を見上げた。
「星、綺麗だね。ほら、あの明るい星だったら手を伸ばせば届きそうな気がしない?」
「……届きませんよ?」
冗談を茶化すと、マスターは「そっか」と言って頬を緩ませた。
「……大抵の一等星でも何十…、いえ何百光年もの距離が空いてます。光でさえ何百年もかかる場所に、あの輝きはあるんです」
「それじゃあ、今僕達が目にしているのは何百年も前の光なんだ?」
「そうなりますね」
マスターは目を輝かせながら星に魅入っていた。
「あの星達の中には、いつか流れ星として見れる星があるのかな?」
「一応言っておきますが、流れ星は星が流れている訳ではありませんよ」
「……そうなの?」
取り留めのないことを色々と話した。
生産性や必要性を全く感じさせないただの雑談。
いつの間にか彼との会話に夢中になっている自分がいた。
「流れ星に願い事をすると叶うっていう話は僕も知ってるよ。それがどうしてかは分かってないんだけど…」
「流れ星が見える間は神の耳に願いが届く、と私は聞かされました。あまり好きな説ではありませんが…、……マスター?」
「流れ星だ」
マスターの視線の先で流れ星が瞬いたが、すぐに見えなくなった。
ーーーもし叶うのなら、……。
それは、強欲に相応しいとは思えない、とても細やかな願い。
337
:
荒ぶる異族(黒ティル×マスター SS)
:2020/09/24(木) 20:10:30
「願い事は叶いましたか?」
「……分からない。叶ってるか確かめないとね」
マスターがこちらに向き直り、彼の視線が真っ直ぐにぶつかった。
「ティル、好きだよ」
「………っ」
今までに見たことのない彼の真剣な眼差しに心臓が早鐘を打っていた。
唐突な告白に身体の奥から熱さが込み上げる。
……本当は彼への恋心なんて、とっくの昔に自覚していた。
ひだまりの様な彼の暖かさに、この半年で私の心はゆっくりと溶かされていたのだ。
気付かないように、意識しないようにしていただけ。
「……私は、強欲の業を抱えています。それでも、ですか?」
「それでも、だよ」
彼のことが苦手だ。
いつだって放っておいてくれないし、私の心をこんなにもかき乱してくる。
「アナタの願い事を、聞いてもいいですか…?」
「ティルと両想いになりたい」
ティルフィングは願い事を叶える魔剣だ。
断る道理なんて何一つ無い。
「……私も、アナタをお慕いしています」
顎を上げて、静かに両目を閉じた。
「ンっ…」
彼に抱き寄せられ、唇が触れ合う。
とても優しくて、暖かな口付け。
「……ぁ」
顔が熱い。心臓が煩い。
「ぁ…、マスター…、んっ!ちゅ…」
続く言葉を唇で遮られた。
唇を擦り付け合い、その柔らかさを堪能して。
どれだけ奪いつくしても満足することができなかったのに、今は彼への好意で胸一杯に満たされている。
「ちゅ、ちぅ…、ちゅ…、…はぁ♡」
「ティルの全部を貰うよ…」
「……はい♡」
原っぱに敷いた彼の上着の上に押し倒され、互いに互いを求めあった。
338
:
荒ぶる異族(黒ティル×マスター SS)
:2020/09/24(木) 20:11:09
以前案内を出させて頂いた黒ティル×マスターの純愛SSの冒頭部分です。
続きはガッツリ(性的に)R18なので、成人された紳士で興味のある方は下記のURLから覗いてやって下さい。
二次小説投稿サイトハーメルン 黒ティルR18 SS
https://syosetu.org/novel/226862/
※もし入れなかったら、ハーメルンにて「荒ぶる異族」で検索をかけて貰うと見つかると思います。
339
:
荒ぶる異族(黒ティル×マスター SS)
:2020/09/24(木) 20:12:13
黒ティルは自分がファンキルを始めるキッカケになったキャラで、彼女がガチャ限定キャラだと知らずに期間外にリセマラをしたのはいい思い出です。
意味もなく画面を777回(を10セット以上)タップしていました。
露出が少ないのに色欲全開のカッコカワイイキャラなので、皆さんもホームで愛でて貰えると嬉しいです。
また、下記のURLにて、ファンキルキャラのR18 SSのリクエスト第二弾を受け付けてます。
今まで投稿したキャラも純愛、陵辱問わずで受け付けているので、良ければ覗いてやってください。
※もし入れなかったら、ハーメルンにて「荒ぶる異族」で検索をかけて貰うと見つかると思います。
お目汚し失礼しました。
340
:
荒ぶる異族(黒ティル×マスター SS)
:2020/09/24(木) 20:20:30
肝心のURLが抜けてました。すみません。
ファンキルSS R18 リクエスト受付 URL
https://syosetu.org/?mode=kappo_view_list&uid=289229
341
:
名無しさん
:2020/09/25(金) 11:00:43
黒ティルの白タイツ!!
342
:
名無しさん
:2020/09/25(金) 15:01:39
今回も良かったゾ
343
:
荒ぶる異族(黒ティル×マスター SS)
:2020/09/25(金) 16:59:18
341さん、342さん、ありがとうございます!
感想を頂けてとても嬉しいです!
度々申し訳ありませんが、リクエストの方が先にあげたURLから上手く飛べないみたいです。
下記URLのページ上部にある「作;荒ぶる異族」から「活動報告」のところに入って頂けるとファンキルキャラR18 SSリクエスト受付のページがありますので、興味を持たれた方は覗いてやってください。
二次小説投稿サイトハーメルン ファンキルキャラR18 SS
https://syosetu.org/novel/226862/
344
:
名無しさん
:2020/09/26(土) 21:55:30
リルティルが脱ぎたておぱんちゅ自分で広げて見せてる同人誌すこなんだ
345
:
名無しさん
:2020/09/26(土) 22:15:22
「」使わない地の分多めのSS書こうと思ってるんだけどそういうのってみんな読んでくれる?
まだ全然書いてないから書き貯めしてから湧く予定だけど
346
:
名無しさん
:2020/09/26(土) 22:21:35
読むよ!
347
:
名無しさん
:2020/09/26(土) 22:46:00
まだ3レス分しか書いてないから3日くらいまっちくり
348
:
名無しさん
:2020/09/26(土) 23:31:25
天上編の設定忘れ過ぎててかけねぇ、天上編周回してくる
349
:
荒ぶる異族
:2020/10/03(土) 21:30:47
マスターがロジェと恋人、そして少し特殊な関係になりエッチする純愛SS(R18)を下記URLに投稿しました。
ハーメルンの方で「手縛り目隠しエッチ」とのリクエストを受けて書いたものになります。
興味のある方は読んで頂けると嬉しいです。
二次小説投稿サイトハーメルン ロジェスティラR18 SS
https://syosetu.org/novel/226862/
※もし入れなかったら、ハーメルンにて「荒ぶる異族」で検索をかけて貰うと見つかると思います。
350
:
名無しさん
:2020/10/03(土) 22:46:06
リクエストきてたのか
351
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:27:21
ロンギヌス・聖鎖・ガブリエルの朝は早い。
彼女は決まった時間に起き身支度を整えると朝の祈祷を捧げ他の姫と共に修練を行う。
その日もそうなる……はずだった。
・ネタ話なので真面目に読まないようにお願いします。
・キャラ崩壊注意。
・ロンギ好きな人は不愉快に感じるかもしれないので注意。
・ハルモニアってちょっと大きい人が多いよねというネタ。
352
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:28:05
ロンギ「?」(75)
ロンギ(顔を洗うために洗面台の鏡を見たら頭の上に変な数字が浮かんでいる。この数字は何でしょうか?昨日まではこんなもの見えていなかったのに……)(75)
ロンギ「75……?一体何の数字でしょうか?」(75)
ロンギ(……1人で悩んでも仕方ありませんね。他の姫にも聞いてみましょう。この時間ならフォルカスかヴァナルガンドあたりはもう起きているはず)(75)
ロンギ「それにしても75……なにやら不吉な数字な気がしますね。そういった伝承がないか確認しておきましょう」(75)
353
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:28:55
ロンギ(75。何かどこかで聞いたことがあるような……?どこで聞いた?……思い出せない)(75)
エロース「あっ、ロンギヌス!おはようございま〜す!」(94)
ロンギ「エロース……おはようございます」(75)
ロンギ(エロースは94ですか……本当にこの数字は何なんでしょう?)(75)
エロース「?どうしましたか?エロースの顔に何かついてます?」(94)
ロンギ「……つかぬことを聞きますが、エロースは頭の上の数字について何かご存知ですか?」(75)
エロース「頭の上の数字?何の話ですか?」(94)
ロンギ(エロースには見えていない……?もしかしてこの数字は私だけが見えるということ……?)(75)
エロース「あっ、もしかしてエロースをからかっているんですか?」(94)
ロンギ「(……話を合わせておこう)さすがエロースですね。引っ掛かりませんでしたか」(75)
エロース「ロンギヌスがそんな事を言うなんて以外ですけどそんな手には乗りませんよ〜。それより今の引っかけ問題?どんな意味なんですか?エロースにも教えてください」(94)
ロンギ(素直に『変な数字が見えるんですがしりませんか?』と聞いても頭がおかしくなったのかと思われかねない。どうしましょう……)(75)
??「おや、そこにいるのは……」(100)
354
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:29:29
シェキナー「ロンギヌスにエロース?珍しい組み合わせですね」(100)
エロース「おはようございますシェキナー」(94)
ロンギ(シェキナーは100。私とエロースが2桁でシェキナーは3桁…………どうしてでしょうかシェキナーの数字を見たら何故か理由もなくだんだん腹が立ってきました。本当に今日の私はどうしたんでしょう……)(75)
シェキナー「エロース、ロンギヌスは体調でも悪いのですか?なにやら表情が優れないようですが……」(100)
エロース「それが今日のロンギヌス何だか変なんですよ。さっきもエロースに頭の上の数字が何かなんてよく分からない問題だしてきましたし」(94)
シェキナー「頭の上の数字?ロンギヌスそれは何ですか?」(100)
ロンギ「えっとそれはですね…………ん?何だかお酒臭くありませんか?」(75)
エロース「そういえば……言われてみれば確かに臭いますね」(94)
シェキナー「誰ですか?こんな朝からお酒を呑んでいる方は。裁きを与えますよ!」(100)
??「んー別にそんな固いこと言わなくてもいいじゃない」(95)
355
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:30:17
シェキナー「また貴女ですかピサール」(100)
ピサール「おはよー。挨拶したから葡萄酒呑んでいいでしょ?」(95)
シェキナー「どんな理屈ですか!」(100)
ロンギ(ピサールは95……それにしても相変わらずふしだらな格好です。大きいからといって恥ずかしげもなく……大きい?)(75)
エロース「ロンギヌスさっきより顔色悪くなってますよ?やっぱり体調が良くないんですか?それなら休んだ方がいいですよ」(94)
ピサール「もしかして悩みでもあるの?なら葡萄酒飲む?嫌な事すぐに忘れられるかもよ」(95)
シェキナー「体調不良な方にそんなものを飲ませるんじゃありません」(100)
ロンギ(もしかして……!ま、まさかこの数字は……)(75)
ロンギ「体調なら問題ありません、ご心配なく!!あ!そ、そういえば私フォルカスと約束していることあるんでした。という事で失礼しまぁぁぁす!!!」(75)
(94)(100)(95)「「「ロンギヌス、本当に大丈夫??」」」
356
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:30:56
ロンギ(この数字はまさかそういうことなんですか!?い、いや決めつけるのはまだ早い。一番確実に確認できる方法……そうだ!恐怖しかありませんけどヴァナルガンドに合おう!!)(75)
バルムンク「きゃ!」(88)
グラム「大丈夫バルムンク!?誰だ、いきなりぶつかってきたのは!!」(88)
ロンギ「も、申し訳ありません。急いでいたもので」(75)
グラム「ん?ロンギヌスか?あなたがそんなに慌てて走っているなんて珍しいな。ってそんな事よりバルムンク怪我はない?」(88)
バルムンク「そんなに心配しなくて大丈夫よグラム。私も不注意だったわ、ごめんなさい」(88)
ロンギ「い、いえ悪いのは私です。すみません今は急いでいるので、もう行きます。今度なにかちゃんとしたお詫びをしますので!!」(75)
バルムンク「……行っちゃった」(88)
グラム「あそこまで何を急いでいるんだ?」(88)
ロンギ(2人とも88。やはりこの数字は……い、いやまだだ。まだ決めつけるのは早い……そ、そんな事あるはずかない!!)(75)
ロンギ(だいたい仮に私の予想通りだとして何でよりによって私にそれが見えるようになるんですか!!?このハルモニアでどれだけ私やナーゲルリングが肩身の狭い思いをしながら生きてきたと思っているんですか!!神様の性格ネジ曲がりすぎです!フォルカスに焼かれてしまえばいい!!そのあとヴァナルガンドに治癒されて教皇様とフライクーゲルに蜂の巣にされてしまえ!!!)(75)
357
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:31:52
ロンギ「ヴァナルガンド!いますか!!」(75)
フォルカス「ロンギヌスいきなり大きい声を出さないでください、驚きます。それよりヴァナルガンドがどうかしたんで……」(86より大きいとよく言われる)
ロンギ「ってフォルカス何なんですかそれ!!何で一人だけ文章なんですか!!大きいとよく言われるって私に対する嫌味か何かですかーー!!」(75)
ファルカス「は、はいぃ!?いや、本当にどうしたんですか?私が何か気に触るようなことをしましたか?」(86より大きいとよく言われる)
ロンギ「…………すみません。少し気分が優れなくてヴァナルガンドに診てもらもうと思いまして……」(75)
フォルカス「そうですか……ヴァナルガンドなら先ほど教皇様に呼ばれましたよ」(86より大きいとよく言われる)
ロンギ(目当てのヴァナルガンドは見当たらなかったけど、フォルカスの数字、というか文章で分かった。やはりこれは……)(75)
??「ロンギヌス、こちらにいらしたのですね」(92なわけない)
358
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:32:59
フォルカス「教皇様!?何故こちらに?」(86より大きいとよく言われる)
ティファレト「各所でロンギヌスが何やら奇病を患っている疑いがあるとヴァナルガンドから報告されたのです。心配になりましたので来ちゃいました」(92なわけない)
ロンギ「…………」(75)
ファルカス「来ちゃいましたって……病気?ロンギヌスにですか?」(86より大きいとよく言われる)
ティファレト「えぇ。シェキナーやグラムなどが目撃したと聞いています」(92なわけない)
ロンギ(気遣いが心苦しい。恐らくあれであろう数字が見えているだけなのに……)(75)
フォルカス「とにかくロンギヌスが病気の疑いがあるなら教皇様は近くにいるべきではありません。早く自室へお戻りになられてください!」(86より大きいとよく言われる)
ロンギ(というか何故この二人は文章なんですか……特に教皇様の92なわけないって。いや確かにかなり大きいように見えますけども……)(75)
ヴァナルガンド「ロンギヌス、少し体を見せてもらっていいですか?なるべく手早く終わらせます」(110)
ロンギ(……)(75)
359
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:34:00
フォルカス「ですから教皇様に万一の事が起きてはいけないのです。ここにいてはなりません!ロンギヌスの病気が感染症などでしたらどうするおつもりですか!」(86より大きいとよく言われる)
ティファレト「しかしロンギヌスが心配なのです。それ貴女も同じてはありませんか、フォルカス」(92なわけない)
ヴァナルガンド「ロンギヌス?どうかしましたか?」(110)
ロンギ「………………なんなんですか……これは……」(75)
ヴァナルガンド「?」(110)
ロンギ「これは一体何の試練なんですか!?そんなに小さいことがいけないんですか!?この国では慎ましやかな胸は生きる権利などないというつもりですか!!?貧乳はステータスでも個性でも何でもないんですか!!?」(75)
ティファレト「ロンギヌス?」(92なわけない)
フォルカス「貧乳?胸の話ですか?ロンギヌスがそんな品のない話を話題に出すとは……」(86より大きいとよく言われる)
ヴァナルガンド「正直こんなに大きくても邪魔ですよ?色々見にくいところ多いですし」(110)
ロンギ「イヤミか貴様ッッ」(75)
360
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:35:34
ロンギ「どうせ私なんて……私なんてぇぇ!!」(75)
フライクーゲル「ストップ!!ロンギヌス!!それ以上クレイジーなトラブルを起こすならキミでもマイターゲットにするよ!」(91)
ロンギ「フライクーゲル……?ふふ、そうですね。敵はもう一人いましたね」(75)
フライクーゲル「……あー、もしかして私の登場バッドタイミングだった?」(91)
ヴァナルガンド「多分、ものすごくバッドですね……」(110)
フォルカス「仕方ありません、実力行使です。フライクーゲルは教皇様を安全な所に!ヴァナルガンドは援護をお願いします!」(86より大きいとよく言われる)
ティファレト「いえ、フォルカス貴女が下がってください。貴女ではロンギヌスの相手は厳しいです……属性的に」(92なわけない)
(86)(110)(91)「「「え?」」」
361
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:36:42
エンヴィ「……」(75)
フォルカス「いや、あれ誰!?属性も風から氷に変わってますよ!?」(86より大きいとよく言われる)
ヴァナルガンド「ロンギヌス……よね?一応」(110)
フライクーゲル「うぅ、私のメモリーにあるブラックヒストリーがアウェイクしそうになってる……」(91)
エンヴィ「…………パワー……ギブミーモアパワー……」(75)
ティファレト「何だかフライクーゲルみたいなの事を言っていますよ?」(92なわけない)
フライクーゲル「教皇様は私をどんな目でウォッチしてるの」(91)
エンヴィ「悪魔に魂を売ったって構わない……喜んでくれてやります……巨乳どもにこの嫉妬を晴らせるなら!!」(75)
エンヴィ「うおりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」(75)
362
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:39:49
リサナウト「……とまぁこんな感じで巨乳達への不満を爆発させたロンギヌスがこの後ロストラグナロクを崩壊させる時間軸があるのよ」
ティファレト「…」
マスター「…」
リサナウト「この後の彼女凄いわよ。各国のキル姫を巨乳滅ぶべしのスローガンで集めていくんだから。パラシュやグリモワール、果てはフェイルノートにコマンドキラーズのネスまで仲間にしていって3国統一するまでいくのよ」
ティファレト「…主様よろしいですか?」
マスター「うん、いいよ」
リサナウト「だからこんなことにならないように二人も胸とかそんなものではなく、ちゃんとその娘個人を見てあげ……ってどうしたの?」
ティファレト「天輪よ…罪の裁定を!!」
リサナウト「ちょ、待って!?死ぬ、死んじゃうから!!……ウワァァァァァ!!?」
ティファレト「ふぅ、これで悪は滅びました」
マスター「ロンギヌスがそんな事で怒るなんて考えられないなぁ」
ティファレト「全くです」
リサナウト「いててて、他人の忠告は聞くものよ……ともかくデリケートな問題だからあまり気にするような事にならないように気を付けるように」
363
:
ロンギヌス「巨乳滅ぶべし」
:2020/10/04(日) 08:40:52
ロンギ「うちは私以外皆大きいんです……彼女達に悪気がないのは分かっているんですけど一人だけ肩身が狭くて……」
パラシュ「悪気がないならまだいいじゃないか。僕のところは僕や皇帝が気にしてるのを知ってて見せつけたり押し付けたりしてくるんだよ。腹立たしいことにね」
グリモワール「風紀に気を付けろって常に言ってるのに自分は胸丸出しなのよ。なんなのアレ?自慢してるのって思わない?」
ネス「私のところでは抱きついてきたり私の目の前でこれ見よがしに牛乳を飲んで私にも勧めるんです……私が全く成長しないのを知ってて」
4人「「「「…………」」」」
4人「「「「巨乳滅ぶべし!」」」」
おわり
364
:
名無しさん
:2020/10/04(日) 08:50:36
グリモワールのバストは非公表
つまりB115を超える可能性もある(暴論)
365
:
名無しさん
:2020/10/04(日) 10:48:56
ワロタw
面白かったw
366
:
名無しさん
:2020/10/04(日) 19:48:05
92なわけないな
367
:
名無しさん
:2020/10/04(日) 23:09:59
面白かった!乙です
個人的にはクーゲルも数字よりでかく見えるな、特に2017海上
368
:
名無しさん
:2020/10/05(月) 20:02:44
クーゲルはあれでも大きい方に修正されたあとだぞ
369
:
リクエストあれば気が向いたら書くかも
:2020/10/07(水) 22:12:08
読む人が居るなら以前Twitterに書いたの載せるけど… (・ω・)
370
:
名無しさん
:2020/10/07(水) 22:51:46
載ったら読むで
371
:
リクエストあれば気が向いたら書くかも
:2020/10/07(水) 23:50:12
Twitterに載せた作品の編集版になります
では、どうぞ( ・∀・)つ
372
:
ヘレナとカリスと時々オカン
:2020/10/07(水) 23:51:05
ここはディスラプターズが拠点とする隠し部屋。
本来はティルフィングを封印するための空間であった。
しかしながら、彼女の『保護』と、この場を護る結界の便利さもあり、そのまま隠れ家として利用している。
「おはよう、カリス。二人はまだかい?」
「おはよう、ヘレナ!レーヴァはいつもの事だけど、ソロモンが起きて来ないのは珍しいかも。ちょっと二人のこと、起こして来るね!」
カリスは元気よく駆け出して行った。
テーブルにはカリスが作った朝食が並んでいて、良い匂いが空腹に堪える。
「冷めたら悪いからな、くふっ」
ヘレナはスプーンを掴むと、ゆっくりとスープを口に運ぶ。
「うん、おいしいな」
普段からカリスの料理の腕には関心させられるなとヘレナは思う。
この一点においては他のメンバーではどうしようもないので、心底感謝している。
レーヴァテインはやれば出来そうなのだが、如何せん面倒くさがりだ。
ソロモンに至っては生真面目が影響し、計量や調理工程に拘り過ぎて料理が出てくるまでに相当な時間を要するだろう。
「あ、あの……ヘレナ……」
「ん?」
そんなことを考えているとカリスが戻ってきた。
ヘレナは内心でドキッとし、つまみ食いの理由を探しながら振り向く。
が、ヘレナの思考はそこで止まった。
「こんなの拾っちゃったよ……」
カリスの腕には少女が……いや、幼女が抱きかかえられている。
その容姿は見間違える訳もない、良く知る人物。
「レ、レーヴァ?」
「ふわぁ……」
困惑して固まる二人をよそに、小さなレーヴァテインの呑気な欠
伸が響くのだった。
373
:
ヘレナとカリスと時々オカン
:2020/10/07(水) 23:51:40
ヘレナとカリスは顔を見合わせる。
「えっと、ヘレナ……レーヴァに変なお薬飲ませた?」
「カリスこそ妙なミラクル起こしたりしてないだろうな?」
二人は同時に首を振る。
「レーヴァを起こしに行ったらこの子が居たんだよ。ムーも見当たらないし」
「ヘレナも無実だぞ。まぁ、なにはともあれ……」
ヘレナはレーヴァに向き直り、確認するように尋ねる。
「あなたはレーヴァで間違いないか?何か覚えてる事があったら話してくれると助かるぞ」
レーヴァは小さい頷いた。
少なくともレーヴァテインである事は間違いないらしい。
「わたし、レーヴァテイン……むにゃ……」
「レーヴァ、何があったの?分かる?」
カリスの問いにレーヴァテインはしばらく考える素振りを見せる。が……。
「……」
「えっと、レーヴァ?」
「ZZZZZ……」
「寝ちゃったぁ!!」
カリスの声にビクッとする幼女レーヴァテイン。
「あ、ごめんね!でもどうしよう。可愛いよ!」
「う〜ん。これは困ったな……。カリス、ちょっと」
ヘレナはカリスに代わりレーヴァテインと向き合う。頭を撫でながらゆっくりと質問を投げた。
「ヘレナ達の事は分かるか?どうしてここに居るのかも、お姉さん達に教えてくれ」
「……わたし、いかなきゃ……」
「何処にだい?」
「……えっと」
「うん」
「……zzzzzzz」
「大事な所で寝ないでくれぇ!」
「どうしよう、ヘレナ!すんごく可愛い!」
「だな……。でもこのままと言う訳にもいかないぞ。ヘレナ達の理性的にもな……。ソロモンを起こしてグラウと一緒に分析してもらおう。何か分かるかもしれない」
と、そこでちょうどソロモンの部屋の方向から物音がした。
「あ、ソロモン!ちょうど良かっ……」
振り向いたカリスの表情が凍る。
「……嘘だろう」
ヘレナも愕然とし、肩を落とす。
「おはよう!すこしねぼうしたわ!」
そこに立っていたのはレーヴァテインと同じく、縮んだ姿のソロモンであった。
374
:
ヘレナとカリスと時々オカン
:2020/10/07(水) 23:52:24
ソロモンを前にヘレナとカリスは途方に暮れる。
頼みの綱だったソロモンまで幼児化してしまったのだ。
二人にはもう打つ手がない。
ふと、ソロモンの後ろから影が飛び出した。
「ソロモン!」
現れたのはソロモンのオートアバター、グラウ。
ソロモンの名を呼ぶグラウに二人は安堵する。
「よかった、グラウ!」
「グラウさえ居ればどうにかなるかもしれないぞ。助かった」
と、思った矢先……。
「もう、ソロモン!はよう支度せなぁ、遅刻するで!ハンカチは?ティッシュも持ったか?」
「だいじょうぶよ、グラウ!」
「ほな気いつけてな!先生の言うこと、ちゃんと聞くんやで?」
「ええ!いってきます!」
「いってらっしゃい!」
出口へ向かうソロモン。送り出したのにしっかり着いていくグラウ。
「「ちょっと待ったぁぁ!」」
二人に呼び止められソロモンとグラウは怪訝な顔をする。
「あの、なに?いそいでるんだけど……」
「色々とつっこみたいんだが、まずはグラウについて質問をいいか?」
「それ、グラウだよね?」
「ええ。グラウのオカンモードよ」
二人は頭を抱える。ここに来てまさかの展開に目眩がした。
「ヘレナ、オカンだって」
「ああ。これはどうしたものか……」
「グラウのオカンモードはおせわにとっかしたモードなの。おきがえのサポートやわすれもののチェックもばんぜんよ!おねぼうしちゃったからきりかえたわ」
「ってことは戻せるのか?」
「少しだけ!少しだけグラウとお話しさせてくれるとうれしいな!」
「じかんがないわ。こんどにして」
「ソロモンは出掛けるといい。さっきグラウとはいってらっしゃいを済ませただろ?」
「わたしとグラウはずっといっしょよ」
じゃあ、あのやり取りはなんだったのかと言う疑問は飲み込む。ここでつっこんでも話がこじれるだけだと二人は自分に言い聞かせた。
「じゃあ、そういうことだから」
ソロモンは再び出口へ向かおうとする。その時だった。
「あっ……」
本当に時間が無かったのか、焦って方向転換したソロモンは足を絡ませ盛大に転倒してしまった。
375
:
ヘレナとカリスと時々オカン
:2020/10/07(水) 23:53:03
「ああ、大丈夫か、ソロモン!」
転倒したソロモンへ心配そうにグラウが向かう。
「うぅ……だいじょうぶ……」
涙目になりながらも、ソロモンは気丈に振る舞いゆっくりと立ち上がる。
「す、すまない。焦らせる気は無かったんだ……」
ヘレナがソロモンのカバンから散らばった荷物を拾った時だった。
「これは……」
散らばる荷物の中から、偶然花を象ったバッジを見つけたのだ。
「グラウ、これは何だ?」
「幼稚園のバッジやろ?幼稚園ゆうんは幼児の教育機関のことやで」
カリスも急いでレーヴァテインの元へ向かい、それがないかを確認する。
「あ……!」
あった。レーヴァテインの服にも同様のバッジが付けられていたのだ。
レーヴァテインもソロモンも何処かへ行こうとしていた。そこがこの幼稚園であることは明らかである。
「ヘレナ、これって何かの手がかり?」
「ヘレナ達も同行してみよう。二人が幼児化した謎のヒントがあるかもしれないぞ」
「ちょっと待ちい。ソロモンが膝を擦り剥いたんで治療せな。こりゃ遅刻確定やなぁ……」
グラウの言葉を聞いたソロモンの表情が曇っていく。
「ち、ちこく?そ、そんなぁ……うう……わたしがはじめからねぼうしなければ……う……う…うわぁぁぁぁんん!!」
我慢した傷の痛みに加えて、遅刻すると言う事態についにソロモンは泣きだしてしまった。
少なからず自分達も原因の一つであるヘレナとカリスは、なんとか落ち着かせようとする。
「ほ、ほら!カリスならスキルでささっと治療してくれるぞ!何も心配いらない」
「そうだよ!遅刻のことだってカリスちゃんが付いてる!きっとミラクル起こしてみせるよ!」
「ふえぇぇん!」
しかしなおも泣きやむ気配が無い。
子供の世話に不慣れな二人にはどうすることも出来なかった。
「……うるさい」
突然のその声にヘレナとカリスはビクリと肩を震わせた。
振り向くとレーヴァテインが目を覚まし、こちらを睨み付けているのだ。
が、レーヴァテインが泣いているソロモンを見た途端、ただ眠そうだった表情がスッと変わった。
「……おともだちなかせたの、だれ?」
その怒りの矛先は、当然二人に向けられるのであった。
「「へ?」」
レーヴァテインがゆっくりと腕を振ると、今まで何処に収納されていたのか、少し緩めの袖から武器が現れる。
デフォルメされてはいるものの、それは”神器レーヴァテイン”に酷似していた。
「おねえさんたちがいじめたの?」
「わぁ!その武器なに!小さくて可愛いね!」
カリスは無邪気にレーヴァテインに近づく。
カリスがレーヴァテインを抱きしめようとした時だった。
「おともだちいじめたら、だめ……」
「うっ!カリス、離れるんだ!」
「大丈夫だよ!だってこんなに小さ……」
ドゴンッ
ヘレナの制止も虚しく、振り下ろされた剣が容赦なくカリスの脳天に直撃する。
その場に突っ伏したカリスはピクリとも動かなくなった。
「カ、カリス?嘘だろ?」
まがりなりにも各国から警戒される身であるディスラプターズの一人が、幼女の一撃でいとも簡単に沈む。にわかには信じられない光景だ。
レーヴァテインはヘレナに向き直る。
「おねえさんもいじめたの?」
そこに居るのはもはや可愛い幼女では無い。友の為に鬼となった立派なキル姫、レーヴァテインであった。
ヘレナに迫ったレーヴァテインは再び剣を振り上げる。
「え、えっと。お姉さんのせいじゃないぞ?話を聞いてくれるか?」
「もんどうむよう」
「はは……レーヴァは難しい言葉を知ってて偉いな……くふっ」
ヘレナの脳天にも剣が振り下ろされる。
彼女の意識もそこで途絶えた。
376
:
ヘレナとカリスと時々オカン
:2020/10/07(水) 23:54:03
上空からひらりと二つの飛翔体が舞い降りる。
展開したムーとグラウがレーヴァテインとソロモンを背に乗せ、拠点へと帰還する。
その日、二人はヘレナとカリスを残して買い出しへと向かっていた。
四人での暮らしに必要な物資である。街への買い出しも一苦労だ。
「はぁ……暑い……」
「ほら、レーヴァ。もう着いたわよ。良い果物がたくさん手に入ったし、カリスにジュースでも作ってもらいましょう」
「賛成……」
荷物を抱えて二人が戻ると、室内がやけに静かだ。
二人は首をかしげ、慎重に奥へ進む。
「あ……もう!」
そこにはテーブルでスヤスヤと寝息を立てるヘレナとカリスが居た。
ソロモンはツカツカと二人に迫って憤慨する。
「こんな所でうたた寝したら風邪をひくわよ!二人とも、起きなさい!」
「いいじゃない。寝かせておけば?」
「レーヴァは甘いわね。やっぱり私が皆の健康をきちんと管理しないと……」
「じゃあ、二人が起きたら起こして」
「って、君まで?」
元々が睡眠大好きレーヴァテインだ。うたた寝の気持ち良さは誰よりも知っている。自分も乗っからない手はない。
「もう!……あれ?なにかしら、これ」
ソロモンが何かに気付き、床からひょいと拾い上げる。
「……何?」
「さぁ?花の形をしているみたいだけど……」
ソロモンが拾い上げた小さなプレート。
五枚の花びらを持つ桃の花に、安全ピンが取り付けられ、中央にはももぐみの文字。
その下にも何かしらの文字が書かれているが、かすれて読み取ることは出来ない。
「二人が起きたら聞いてみましょう」
「そうね……じゃ、あとはよろしく。ふわぁ……」
「あ、レーヴァ!仕方ないわね……。にしても、ヘレナもカリスもよく寝てるわね。何だか子供みたい、ふふ!」
ソロモンが二人の頬をぷにぷにとつつく。
「ん…ぐ……」
「か、可愛い……う…ん……」
この時、まさに二人が幼女レーヴァテインに襲われていたのだが、それが夢なのか、あるいは現実なのか、はたまた何かの幻だったのか……いずれにしてもヘレナとカリスが”悪夢”を見たことに間違いはない。
この後、目を覚ました二人がテーブルの上のバッジを見つけた時の怯え方が、その恐怖を物語っていた。
ヘレナとカリスのちょっぴり不思議な体験の話。
後日……
ヘレナとカリスはこっそりとグラウを呼び出していた。
二人の真剣な空気にグラウも息をのむ……
「用事とは何でしょうか?」
ヘレナとカリスは頷き合い、重い口を開いた。
「……なぁ、グラウ。グラウにオカンモードなんて無いよな…?」
「ごめんね、変な事聞いて。でも、大事な事なの!」
「そのような機能は搭載されていませんが……」
グラウの言葉についハイタッチをする二人。
その表情を見ただけで、二人が心底安堵している事が伺える。
「やはりあれは夢だったんだ!いや、不安だったわけじゃないぞ?くふっ」
「えへへ!そうだよね!うん、良かった!ありがとう、グラウ♪」
上機嫌な二人に、ただ首をかしげるグラウだった。
おわり
377
:
名無しさん
:2020/10/08(木) 13:51:38
ロリレヴァうちにもほしい
378
:
リクエストあれば気が向いたら書くかも
:2020/10/08(木) 21:10:26
完全にスルーされると思ってたから一件でもリアクションがあって感謝&びっくり((((;゜Д゜))))
こんなゴミみたいな作品なのに反応してくれてありがとうございます
379
:
◯◯ないと出られない部屋 in ゴッド
:2020/10/10(土) 21:03:28
『お互いを好きにならないと出られない部屋』
雑賀「楽勝っすね〜。ウチは皇帝のこと割と気に入ってますしチャチャッとクリアっすよ」
フェイルノート「雑賀、紙とペンを持ってきなさい。遺書を書くわ。私とお前はここて死ぬのよ」
雑賀「ウチってそんな嫌われてましたっけ!?」
結果:出られない
380
:
◯◯ないと出られない部屋 in ゴッド
:2020/10/10(土) 21:04:03
『昔の事を語り尽くさないと出られない部屋』
ティファレト「……」
フライクーゲル「んー?私と教皇様は付き合いの長さ自体はノットロングだし、トークすることもナッシングなような……」
ティファレト「うぅ、ひっく……」
フライクーゲル「教皇様!?」
ティファレト「す、すみません。いきなり泣いてしまって……大丈夫です。もう、ウェイクアップなんて……ウェイクアップ、なんて……うわあぁぁぁぁ!」
フライクーゲル「ドントクライ、教皇様!ヘルプ!ヘルプアァァスッ!!」
結果:出られない
381
:
◯◯ないと出られない部屋 in ゴッド
:2020/10/10(土) 21:04:37
『会話が続かないと出られない部屋』
ボー「あなたは姉様ですか?」
カシウス「あなたと私の円環は繋がっていない」
ボー「ああ……姉様何処にいるのですか?ボーは、ボーは……姉様、姉様ぁぁぁぁ」
カシウス(どうするべきなの?)
結果:出られない
382
:
◯◯ないと出られない部屋 in ゴッド
:2020/10/10(土) 21:05:10
『今までの総ポイントを答えないと出られない部屋』
リサナウト「……何ポイントだっけ?」
レーヴァテイン「知るわけないでしょ。自分で付けといて数えてないの?」
リサナウト「か、数えてるに決まってるわよ!ただもう少しレーヴァと一緒にいたいだけなの!感謝することねっ!!」
レーヴァテイン「ムー、紙とペン出して。遺書を書くわ」
ムー「いや、待て待て待て待て!!」
結果:出られない
383
:
◯◯ないと出られない部屋 in ゴッド
:2020/10/10(土) 21:05:58
『真っ当に育てないと出られない部屋』
ロリレヴァ「ますまーどこ?うごくのめんどくさい……ここでおねむするzzz」
ラグナロク「何故、私が育てないといけないの……せめて布団で寝て。あと歯磨きをしていないなら寝るのはその後よ」
ロリレヴァ「わかった……はをみがいてねるzzz」
ラグナロク「どうして言いながら寝るの……」
結果:出られる…………かも?
384
:
◯◯ないと出られない部屋 in ゴッド
:2020/10/10(土) 21:06:34
『本物を当てないと出られない部屋』
アルマスA「私よ」
アルマスB「私だったのね」
アルマスC「また騙されているみたい」
アルマスD「全く気付かなかったわ」
アルマスE「暇を持て余した」
アルマスF「アルマス達の」
アルマス's「「「「遊び!」」」」
アルマス(本物)「私がたくさんいる……私がたくさんいる……うわぁぁぁ思い出したくないことがぁぁぁ!?」
結果:頑張れば出られる……かな?
385
:
◯◯ないと出られない部屋 in ゴッド
:2020/10/10(土) 21:07:59
大量のアルマスが神々の遊びをやる構図がふと思い付いてやったネタ。他は完全に勢い任せです
386
:
名無しさん
:2020/10/10(土) 21:39:38
>>382
レヴァに∞ポイントを加算しよう
そしたら∞に何を足しても∞なので解をひとつにできる
387
:
名無しさん
:2020/10/12(月) 10:21:31
∞ポイント加算するためにもレヴァはリサにご奉仕しないとね…
388
:
名無しさん
:2020/10/15(木) 20:34:21
今後SSスレに画像スレを統合するらしいけど現状を見るともう二次創作そのものが需要無い気がする
SSのまとめも作品はちょこちょこあったはずだけど新作以外は打ち切られたし、残念だね
389
:
名無しさん
:2020/10/16(金) 15:13:40
SSはもうほぼまとめきったんとちゃうか
390
:
名無しさん
:2020/10/16(金) 15:54:03
実はまだあんだよな
391
:
名無しさん
:2020/10/16(金) 16:18:47
アロンちゃん見てるとまとめられればいいってわけでもない気がするが…
クオリティによっては叩かれるし
まとめないのがむしろ優しさだったまである
392
:
荒ぶる異族(黒レヴァ×マスターR18 SS)
:2020/10/16(金) 20:00:03
黒レヴァとマスターが恋人になり、イチャラブエッチする純愛SSです
成人された紳士な方は下記のURLから覗いてやって下さい。
二次小説投稿サイトハーメルン 黒レヴァ R18 SS
https://syosetu.org/novel/226862/
※もし入れなかったら、ハーメルンにて「荒ぶる異族」で検索をかけて貰うと見つかると思います。
393
:
名無しさん
:2020/10/17(土) 08:45:45
相変わらず神がおりゅ……
394
:
名無しさん
:2020/10/17(土) 13:27:21
この人のリサナウトせんせーがきっかけでSSスレが出来たらしいしある意味このスレの創造神か(確か本来のきっかけはダモネスだったと記憶していたが・・・)
395
:
名無しさん
:2020/10/17(土) 13:46:12
神って崇めるならもうちょいこの人のハーメルンでの作品を評価したれよ
396
:
荒ぶる異族(黒レヴァ×マスターR18 SS)
:2020/10/21(水) 22:42:38
目を閉じれば、いつだって暗闇が私を優しく迎えてくれた。
眠りと共に訪れる心地良さが手放せない。
多分、私の現実は色褪せているのだ。
些細なことで募る苛立ち。
ふと脳裏をよぎる哀しみ。
胸の中に残り続けている寂しさ。
眠っている間だけは、それらの煩わしさから解放される。
自分さえ幸せならそれでいい。
私の唯一の愉しみは、狂気に身を委ねてこの剣を振るうこと。
刹那的な刺激が私に生きている実感をくれる。
殺して、殺し続けて、殺し尽くした。
……その度に心が欠けていくことから目を逸らし、次の獲物を探す。
その果てに、辺りから異族が消え去った。
「…………はは」
乾いた笑みを浮かべて自嘲する。
剣を振るう相手が居なくなってから、私の世界が灰色そのものだと気づいた。
「もう、いっか…」
何もかもが面倒くさい。
血塗られた剣を放り、その場で寝転んで目を瞑った。
眠っている間だけは、苛立ちも、哀しみも、寂しさすら全部忘れることが出来た。
なのに、今日に限っては目を閉じてもその辛さを忘れられずにいる。
身も心も冷えたままだった。
「そんな格好で眠ってたら風邪をひくよ?」
見知らぬ青年に声を掛けられる。
傍にある剣が彼には見えてないのだろうか?
「……うるさい。次邪魔したら殺すから」
「分かった」
殺気を向けても、彼はどこ吹く風で自身の上着を私に掛けてきた。
「…………」
彼の上着には人肌の暖かさが残っていた。
「君が起きるまで僕はここにいるから」
「…………そんなこと、聞いてないし」
キュっと優しく手を握られた。
その手を振り払う様なことはしなかった。
特別な理由がある訳じゃない。
目の前の彼はきっと強情で、突き放すことに意味がないような気がしただけ。
触れ合った場所から冷たさが攫われ、心地良さに瞼が下りてくる。
この日から、私の世界に少しずつ色が付き始めた。
397
:
荒ぶる異族(黒レヴァ×マスターR18 SS)
:2020/10/21(水) 22:43:14
マスターと私が出会って数ヶ月が経つ。
彼に肩を揺すられて私は目を覚ました。
「レーヴァ、朝だよ」
「……今何時?」
「7時半」
「……まだ早いじゃん。起こさないでよ…」
ゴロリと寝返りをうって、背を向けた。
「もう朝食は作っておいたから。起きたら食べてね」
「ん…」
そう言い残してマスターは部屋を出て仕事に向かった。
マスターに拾われた私は、宿の一室で一緒に住んでいる。
寝るときは私がベッドで、マスターがソファだ。
「女の子をベッド以外で寝かせるつもりはないよ」と彼は頑なに言い張っていた。
私はどこでもいいのだけど、断ると面倒くさそうなので素直に甘えている。
マスターは仕事に行く日も、お昼になるとこの部屋に戻り、私の分の昼食を用意してくれていた。
「…………ハァ、お節介」
朝御飯が冷めるのはイヤなので眠気を我慢し、身体を起こしてテーブルに座った。
「いただきます」
マスターは料理があまり上手じゃない。
不格好に切られた野菜が多いし、味付けも妙に濃い。
美味しいとはとても言い切れない。
「……ごちそうさま」
それでも、どんなに忙しくてもマスターがご飯の用意を欠かした日は無かった。
食器を片付け、ソファに身を預ける。
「……寝よ」
一緒に生活するにあたって、私はマスターに何一つ強要されてない。
彼の作ったご飯を食べてゴロゴロする毎日。
面倒事は一つもなくて、何一つ不自由がなく、ただの一度も、ただ一言さえ、頼られたことはなかった。
「………」
私にとっての彼は一体何なのだろう?
タダ飯食らいの居候?……それともペットか何かなのだろうか?
「……ムカつく」
マスターにどう思われていようと望んでいた生活であることには違いないのに、それでも何故だか苛立ちが募った。
そんなことを考えていると、昼前になっていた。
身体を起こしてキッチンへと向かう。
今の生活に何か思うところがある訳じゃない。
これはただの気まぐれだと、自分に言い聞かせた。
398
:
荒ぶる異族(黒レヴァ×マスターR18 SS)
:2020/10/21(水) 22:43:44
「これ、レーヴァが作ったの?本当に?」
「それ、どういう意味?」
昼ご飯を作りに自室へ戻ったマスターが私に掛けた言葉は、失礼極まりないものだった。
「少なくともマスターよりは美味しく作れてるから。……何笑ってんの?」
「ごめん。レーヴァが何かしてくれるとは思ってなかったから」
半年間何もしてなかったので「心外だ」とは言えなかった。
「……仕事、抜けて来てるんでしょ。さっさと食べたら?」
「うん。いただきます」
マスターが昼食を口に含めると、嬉しそうに頬を綻ばせた。
特に凝ってる訳でもない家庭料理。
「ん…、美味しい!」
「……そ」
マスターのその一言に、胸の中で少しだけ暖かさが灯った気がした。
399
:
荒ぶる異族(黒レヴァ×マスターR18 SS)
:2020/10/21(水) 22:44:17
ーーー作り置きしてたから。
ーーー……たまたまヒマだっただけ。
何だかんだ言いながら、昼食と夕食は私が作るようになっていた。
大したものを作ってる訳でもないのに、マスターがいつも嬉しそうに食べてくれているからかもしれない。
彼と共に時を過ごす内に、心がじんわりと暖まっていく。
「マスターはさ、どんな仕事してるの?」
気になったので、朝ご飯を食べている時に何となく聞いてみた。
「うーん。一言では言えないけど…、この村の仕事を色んな娘達と手伝ってるよ」
「…………ふぅん」
色んな娘。恐らくはキル姫のことだろう。
マスターは奏官なのだから当たり前といえば当たり前。
「じゃあそろそろ…、皆を待たせてるから」
「……あっそ。早くいけば?」
「……レーヴァ、少し機嫌が悪くない?」
「別に」
直接本人に聞く辺り、マスターにはデリカシーが足りないと思う。
マスターが仕事に出掛けてから、いつものようにソファに寝転んだ。
私に仕事を聞かれた時にマスターが上機嫌だったことが、少しだけ腹立たしい。
「……バカ」
悪態を吐いて、彼が使っている枕に顔を埋めた。
鼻孔が彼の匂いでいっぱいになっていく。
「ん……」
そうして私は再び惰眠を貪る。
私の抱えた業は「怠惰」なのだから仕方無い、と自分に言い聞かせて瞼を閉じた。
400
:
荒ぶる異族(黒レヴァ×マスターR18 SS)
:2020/10/21(水) 22:44:51
ーーーレーヴァ…
ーーーマスター?ンっ…
ベッドに寝転んでいると、彼に後ろから抱き締められた。
ーーー……どういうつもり?
ーーーレーヴァを抱きたい
直球な言葉を耳元で囁かれる。
不思議と悪い気はしなかった。
ーーー……勝手にすれば?ンっ、は…、ぁ…。
ーーー……レーヴァ。本当は期待してた?
ーーーはっ、はぁっ…。そ、そんなこと…。
ーーーレーヴァが正直になるなら、僕はレーヴァの望むようにするよ。
ーーーはぁ、あっ、あ…、本当は、マスターのことが…
「っ!!」
続く言葉が自分の本心なのだと気づき、目を覚ました。
夢で見たのは、紛れもなく……。
「……最悪」
自己嫌悪に胸が締め付けられる。
当然の様に私の傍に居てくれたマスターを、どうしようもない程に好きになっていることに今更気付かされる。
気付きたくはなかった。
恐らくはもう、いつも通りを振る舞うことが出来なくなってしまっただろうから。
401
:
荒ぶる異族(黒レヴァ×マスターR18 SS)
:2020/10/21(水) 22:45:41
「ただいま。……あれ、レーヴァ?」
昼ご飯を食べにマスターが自室に戻ってきた。
ソファでずっと横になっていた私は、マスターに背を向けるように寝返りをうった。
「……言っとくけど昼は作ってないから」
「レーヴァ、もしかして体調悪い?」
「別に」
「仕事を休むよ。少しだけ待ってて」
マスターは即断し、止める間もなく部屋を出ていった。
自分で思っているよりもずっと、マスターに大切にされているみたいだ。
ーーー……私だから?
……違う。
彼は確かに、出会ったばかりの私を拾ってずっと面倒を見てくれた。
でも、マスターは底抜けのお人好しだ。
きっと誰が相手でも同じことをする。
「……ハァ」
私に向けられた彼への優しさは、他の誰もが向けて貰えるものだ。
私だからなんて理由じゃ、断じて無い。
暫くすると、同僚に仕事を休むと伝えて戻ってきたマスターが昼ご飯を振る舞ってくれた。
相変わらずの濃い味付け。
今もこうして彼の迷惑になっていることに、胸がチクリと痛んだ。
「マスターはさ、私のこと面倒だって思わないの?」
「なんで?」
キョトンとした表情でマスターに見つめられ、こっちが困惑してしまう。
「……お人好し」
「レーヴァが自分のことをどう思っているか知らないけど、僕はレーヴァに助けられてるよ」
「何言ってんの?私がマスターに何かしたことなんて…」
「帰ったらレーヴァが居てくれるから、普段から頑張れるんだ」
「……居るだけなら誰でもいいじゃん」
やはり彼は底抜けのお人好しだ。
ご飯を振る舞う以上のことを、私がマスターにしてあげた記憶は無い。
「いいや、レーヴァじゃなきゃダメなんだ」
「……ふぅん。何で?」
「………」
言葉を詰まらせたマスターは視線を逸らし、若干耳を赤くさせながらポツリと呟いた。
「……………………そ、その、……レーヴァはすごく可愛いから」
「……は?」
「「…………」」
思考が少しの間だけ真っ白になる。
その返答は生真面目な彼にしては余りにも俗物的で、それが嘘偽りの無い本心だと伝わってきてしまったから。
「……ヘンタイ」
「ご、ごめん……」
彼に吐いた悪態とは裏腹に、頬が緩んでしまう。
「……ねぇ、マスター」
今なら彼に素直に甘えられる、そんな気がした。
402
:
荒ぶる異族(黒レヴァ×マスターR18 SS)
:2020/10/21(水) 22:46:48
以前案内を出させて頂いた黒レヴァ×マスターの純愛SSの冒頭部分です。
続きはガッツリ(性的に)R18なので、成人された紳士で興味のある方は下記のURLから覗いてやって下さい。
二次小説投稿サイトハーメルン 黒レヴァR18 SS
https://syosetu.org/novel/226862/
※もし入れなかったら、ハーメルンにて「荒ぶる異族」で検索をかけて貰うと見つかると思います。
403
:
名無しさん
:2020/10/22(木) 10:51:26
レヴァのキャラソンの冷たい時間を思い出した
404
:
名無しさん
:2020/10/26(月) 17:02:31
ファンアートはSSスレと統合するとのことなので、こちらに記載しようと思います
また、最近ファンアート関連で荒らしている人がいるようなので、このゆるりとファンキル速報の空気が悪くなるのは私個人としてもよくおもっていません
私のファンアートが起因で行われているとするなら、絵は描きますが今後こちらへの投稿は控えたほうがいいかな?と考えています
私以外のファンアートを描く人は減っていますが、とても素敵な作品ばかりなので、今後ゆるりがファンアートを気兼ねなく投稿できる場所になればいいなと思っています
405
:
名無しさん
:2020/10/26(月) 17:09:16
今日はアフロディーテの誕生日!アフロディーテは焼き芋なるものを食べたことがないらしく、イメージから美しくないといっていましたが、マスターが誕生日に用意してくれて実食することに!
落ち葉を集めて、アルミホイルでくるんだ焼き芋を焼いて出来上がり!それを手に食べたアフロディーテは美味しさに感動します。
綺麗になった地面と、美しい自然に風情を感じて、マスターに見識が広がったと感謝するのでした。
『風情と美味しさの美しきハーモニー♪』
https://i.imgur.com/J109e5n.png
https://i.imgur.com/pTHPuOS.png
406
:
名無しさん
:2020/10/26(月) 18:53:19
可愛いぞ!
407
:
名無しさん
:2020/10/26(月) 21:42:56
このアフロさん久々
408
:
荒ぶる異族
:2020/10/30(金) 22:09:00
学園アルマスとマスターが恋人になり、同棲イチャラブエッチする純愛SSです
成人された紳士な方は下記のURLから覗いてやって下さい。
二次小説投稿サイトハーメルン 学園アルマス R18 SS
https://syosetu.org/novel/226862/
※もし入れなかったら、ハーメルンにて「荒ぶる異族」で検索をかけて貰うと見つかると思います。
409
:
名無しさん
:2020/10/30(金) 23:46:16
久しぶりに上がったと思ったら安定の宣伝だった
もう他に書く人いなくなったんかね・・・
410
:
名無しさん
:2020/10/30(金) 23:55:48
言葉足らずだったけど宣伝する人に文句あるわけじゃないぞ
ただたまには違う作者の作品も読みたかっただけ
411
:
名無しさん
:2020/10/31(土) 00:00:22
特定のキャラ以外の作者を排除していった結果なのと
公式が同じキャラしか供給しないからそりゃ尽きるよ
412
:
名無しさん
:2020/10/31(土) 00:34:08
はい出た
その他キラーズ出さないから理論w
413
:
名無しさん
:2020/10/31(土) 00:49:01
はい出た
勝手にその他キラーズに繋がる理論w
414
:
名無しさん
:2020/10/31(土) 01:05:46
その理論が出て何がそんなに面白いのかは知らないけど公式から供給がないとSSが書きにくいってのはあるかな
絵とかだとベースのキャラにどんな服を着させるかどんなポーズにするかってある程度は想像が出来るし少しばかり自由は効く
だけどSSとなると公式からの設定の供給(そのキャラの好きなもの苦手なものなど)がないと少し書きにくいし勝手に設定をつけると下手したらキャラ崩壊だって言われる可能性もある
俺も一度アバリスってネーミングセンス壊滅的なのかな?って想像してそれをネタにSSにしてみようと思ったけど書ける気がしなかったのともしかしたら変に反感買ったり怒らせてしまうかもなと思って止めた
人から読まれる文章ともなるとだいたいの人から許容されるネタ例えばロンギの巨乳を憎むやダモズラみたいなのじゃないと公式からの設定の供給がないと少し難しいと思う
415
:
名無しさん
:2020/10/31(土) 02:06:07
関係あるかはわからないけど書くって読むよりも遥かに労力がかかる
書くとなると起承転結を考えないといけないし下書きしてもそれを見ながら書き込むと相当時間かかるし場合によっては反応とか全く返って来ないってこともある反応とかないとやっぱり落ち込むだろうしちょっと書くのはもういいかなってなるだろう
416
:
名無しさん
:2020/10/31(土) 07:59:10
俺も趣味で物語書いてるけど、既存の世界観の公式で提供されているキャラを動かすってやっぱり難しいのよな
まあその点で言えばファンキルのイミテーション設定はだいぶハードル下げてくれているんだけど、単純にそれ以外のあらゆる要因が足を引っ張りすぎてるというべつの問題が
417
:
リクエストあれば気が向いたら書くかも
:2020/10/31(土) 08:37:48
去年の再掲載
少し手直ししてます
418
:
リクエストあれば気が向いたら書くかも
:2020/10/31(土) 08:38:23
【レーヴァテインとハッピーハロウィン 前編】
10月31日…今年もハロウィンがやって来た。それはいい…いいんだけど…
「何でこんなに露出が多い衣装なのよ…」
3人が私の為に用意した衣装は化け猫…らしい
猫耳とアクセサリーの尻尾は分かる…
でも躰を覆う衣装その物は何故か普通のビキニ…
「良いわ…レーヴァ…もう少し、上目遣いで…!」
「可愛いよ、レーヴァ!」
「ヘレナだって露出は多目だぞ?」
ソロモンは吸血鬼。スラリとした体型に赤いマントが良く似合っている。
カリスは狼少女。モコモコの着ぐるみに近い衣装だ。私と同じ動物系なのにこの露出の違いは……
ヘレナはミイラ少女。全身に包帯を巻き、隠している部分も最小限と言う、確かに露出だけならある意味私よりも多い際どい衣装…
「で、こんな少人数でハロウィンって言っても…何するの?」
「「「トリックオアトリート!!」」」
私だけ狙い撃つのは何で…?
「はぁ…おっけ。並んで…」
まぁ、いつお菓子をねだられても渡せるように、ちゃんと買っておいたから問題はないけど……
まずはカリスに渡す。
「はい…ハッピーハロウィン」
「ありがとう!……うん!」
カリスは私が渡したクッキーをモグモグと食べ出した。
食べ終わると満面の笑みで…
「トリックオアトリート!」
「1人1回に決まってるでしょ…」
「ガーン!!カリスちゃん、ショック……!」
「はい、次」
2番手はヘレナ。
「はい、ハッピーハロウィン」
「………これを受け取ったら悪戯出来ないのか……でもレーヴァからのお菓子は欲しいし…」
「悪戯ならいつもやってるでしょう…?」
「それもそうだな。悪戯はまた別の機会に…くふっ」
あれ?何だか悪戯に関して感覚が麻痺している気がする。いつの間にかヘレナの悪戯を日常として受け入れ過ぎていた…危ない、危ない…。
ヘレナにはキャンディを渡す。
「ふふ、ありがとう、レーヴァ」
「……次」
最後はソロモン。
「ハッピーハロウィン」
「ありがとう、レーヴァ!……その、ちょっといいかしら?」
「何?」
「食べるのが勿体なくて…出来れば長期保存の利くお菓子がいいんだけど……」
「いいから食べて」
「うっ…はい…」
ビスケットを渡した。これでみんなの分は終わり。
……迷ったけど…意を決して…。
「その…私も…トリック…オア…」
別にお菓子が欲しい訳じゃ無いけど…一応ね、うん…
でも、私の言葉はかき消されてしまう…
「ソロモン、ヘレナの知る歌にビスケットを増やす歌があるんだ」
「え、本当!?」
「ポケットに入れて叩くと増えるらしいぞ?くふっ」
「あぁ、私も聞いたことあるよ!」
「じゃあ、このレーヴァからのビスケットも、それで増やせば…心置きなく食べられるわね!ありがとう、ヘレナ!」
ソロモンはズボンのポケットにラッピングされたビスケットを入れ、それはもう勢いよく叩いた…
わくわくとした表情で袋を取り出したソロモン。
粉々になり、確かに数だけは増えたビスケットを前に、一瞬にして凍り付いて動かない…
「何やってるのよ…」
「言い方が悪かったな、すまないソロモン…」
「ソロモンが固まっちゃったよ!」
ソロモンはゆっくりと膝を抱え蹲った。
「…私に構わず、パーティーを続けて…すぐ、立ち直るから……」
どうするの、この空気……
て言うか、私の…お菓子…は?
419
:
リクエストあれば気が向いたら書くかも
:2020/10/31(土) 08:38:56
【レーヴァテインとハッピーハロウィン 後編】
ソロモンが元気を取り戻した所で(ソロモンが落ち込んでいる最中、グラウが常に私の映像を見せていたことには目を瞑る…)ハロウィンパーティーを再開した。
「あの、トリックオアトリート…」
私は改めてみんなにハロウィンお決まりの言葉を告げる。
待っていましたとばかりにみんなはゴソゴソと何かを取り出して…
「はい。ハッピーハロウィン、レーヴァ!さっきは心配させてごめんなさい。ビスケット、重要なのは形じゃなく君の気持ちだもんね!大事に食べるわ!」
ソロモンからカップケーキを受け取る。どう見ても手作り…
「ハッピーハロウィン!レーヴァがどんな悪戯をするか興味があるから、これを渡しても悪戯してくれて構わないぞ?くふっ」
ヘレナからはチョコチップクッキー…やはり手作りっぽい…
「ハッピーハロウィン!レーヴァ、まだ沢山焼いてあるからい〜ぱい食べてね!」
カリスはハロウィンらしいパンプキンパイ…これも手作り…
「ありがとう…って言うか……みんないつの間に……?」
お店で用意しただけで満足していた自分が恥ずかしい……
3人は私や自分たちの衣装まで準備して、いつから取り掛かっていたのだろう……?
「うん…私も…みんなのお菓子、大事に食べるから…」
3人は顔を見合わせ、嬉しそうに笑った。私も吊られて笑ってしまう。
「おーい!運んできたぞー!」
入り口の方からムーの声がした。
オートアバター達はそれぞれカボチャを持って広間に集まって来る。
「ご苦労さま!ねぇ、みんな!カボチャのランタン作ろう!」
「いいわね。ハロウィンらしいわ」
「ただ作ってもつまらないな。何かお題を決めてみたらどうかな?」
私はカボチャに乗っかって「ふぅ」とひと息つくムーを眺めて、何気なく呟いた。
「それぞれのオートアバター…?」
3人は一瞬目を丸くしつつも…
「おもしろそうだな…ニール、ちょっと顔をよく見せてくれ」
「何だか…照れるわね!」
「キプル、おいでー!可愛いランタン、作っちゃおう!」
「よ、よろしくお願いします!」
「グラウ!君の形状と私の彫るランタンの誤差を定期的に計測、修正箇所を報告して!」
「了解。カボチャの形状をスキャンします」
なんか始まった…
「レヴァ、俺のランタン、ビシッと格好良く頼むぜ!」
ムーもその気になってポーズを決める。
仕方ない…私も作業に取り掛かった。
結果、出来上がったランタンは、味のある歪な3個と彫刻レベルの1個。
あまりにも個性的な出来に、またしてもみんなで笑い合う。
オートアバター達も自分たちのランタンの横で同じポーズを取ったりと、それぞれ楽しんでいる様子で安心した。
その後、思う存分パーティーを堪能し、私達は本当に…本当に楽しい時間を過ごした。
ハロウィンパーティーの終盤、私はひとつの提案をした。
「ソロモン、みんなで記念に記録を撮りましょう。8人で…」
「みんなで……は少し難しいわ。どうしても撮影するグラウは入らないもの…」
「大丈夫。考えてるから」
〜数分後〜
「ソロモン、もう少しそっちに寄れない?」
「無理よ、カリス…我慢して」
「しかし狭いな…レーヴァもこんなこと思い付くなんて…」
縦長の姿見(鏡)の枠内に納まるためにみんなでオートアバター達を抱いてくっつき合う。
「でも、鏡に映った姿を撮れば、グラウも入るでしょ?」
どうしても、みんなで…撮りたいんだもん…
「じゃあ、いくわよ!」
8つの声が重なる。
「ハッピーハロウィン!」
記録音が響く。
正面の姿見には満面の笑みを浮かべた8人が映されていた。
おわり
420
:
名無しさん
:2020/11/03(火) 21:42:58
5ヶ月で400レスだから今のペースのままだとスレの消費に丸一年かかるな
part1の頃みたいな活気がほしいね
何かいい案はないものか
421
:
名無しさん
:2020/11/03(火) 22:49:47
残念ながら良い案が思いつかないし活気のあったあの頃に戻すのは相当難しい気がする
422
:
名無しさん
:2020/11/03(火) 23:40:06
ゲーム自体が活気を取り戻す必要があるだろうからなあ
423
:
名無しさん
:2020/11/03(火) 23:51:39
管理人自体やるきねーからなぁ
SSもファンアートも統合しますってコメントみたが、その後に書かれたコメントにたいしてはノータッチだし
臭いものに蓋しようとしてる感じがするわ
424
:
名無しさん
:2020/11/04(水) 00:47:26
もう運営がストーリーやキャラ展開面白くしようって考えてないしな
金取れる層から絞って新人声優をチヤホヤするのが目的になってるし
425
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