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『ウォーリーを探さないで』

413青年:2010/11/29(月) 01:08:40
>>411
「お互いの場所が丸分かり、か。
それほど融通の利く能力じゃあないわけだな…。」

棒を拾っておく。
魚に群がれないように、回り込むように移動し続ける

他に魚の群れが発生しているような箇所が無いか、また他の人間が居ないか見てみる

414:2010/11/30(火) 00:15:31
>>412
『長身』は、売場の中を突っ切る形で、煙の立ち昇る場所へと近付いて行った。
ふと、同じ様に売場の中を走る人影が視界に入る。
視界を左から右へ横切って行く人影は、赤い三角帽を被った見覚えのある格好をしていた。
『長身』との距離は、約20メートル・・・・・・・・・・・・・・・。
>>413
周囲を見回すと、離れた場所にポツポツと人影が確認出来る。
『魚のスタンド』は、別の場所には見当たらない。
 
『ドドドドドドドドドドド』
 
衣料品売場を横切る様に移動する中、『魚のスタンド』は執拗に群がって来る。
走り回って来た為か、自身の身体が熱を帯びている様に感じた。
男性との距離は、離れてはいないが、近付いてもいない・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
だが、その進行方向に対しては、ほぼ並走する形で少しだけ『青年』が先行していた。

415長身:2010/12/02(木) 08:00:03
>>414
「…あの確かな足取りは『目的』を持って行動しているとみていいだろう」

今の距離を保つような速度で走っていきたい。

416青年:2010/12/02(木) 23:53:40
>>414
「…妙だな。逃げようとしているのなら、俺が追いかけている形になるはず…。
ヤツの動きに呼応するのだから、俺が遅れるのが当然だが、何故ヤツのほうが遅い…?」

1秒ほど、足を止めて立ち止まり、相手の反応を見たい。
その後すぐに追いかける。
それと、革ジャンの男は、自分のほうをチラチラ見たりはしているのだろうか?

417:2010/12/03(金) 01:21:34
>>415
一定の距離を保ちながら追う中、赤い三角帽の周囲に、魚を思わせる小さな『スタンド』の群れが
集まっている事に気付いた。
群れは、三角帽を追う様に動いている。
そのさらに向こうへ目を凝らすと、もう1つの『魚のスタンド』の群れが確認出来た。
2つの群れは、近付いたり離れたりを繰り返しながら、先へ先へと進んで行く・・・・・・・・・・・・・・・・。
>>416
『青年』が足を止めると、男性の位置に群がっている『魚のスタンド』の動きも鈍くなる。
すぐに駆け出すと、群れの動きも速くなり、男性が離れて行くのを感じた。
売場の中で、陳列された商品や様々なディスプレイが遮蔽物となり、互いの全身像を確認する事は
出来なかったが、頭などの一部分が場所によってチラチラと見え隠れしている。
男性の視線の動きまでは、把握出来ない・・・・・・・・・・・・・・・。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
 
駆け出した『青年』は、全身を包む火照りが強くなっている事を、よりハッキリと感じた。

418長身:2010/12/03(金) 03:34:55
>>417
「………どういう状況なのかいくつかの推理が出来そうだが。
襲われているという事なのか?」

黒い煙の発現地点らしきものはまだ確認できないのだろうか。

「君の状況を知りたい…ッ! 
一体なぜ追われている?
場合によっては援助出来るかもしれない」

『視える』という事はもはや隠す気はない。
声が届きそうな距離まで『三角帽』に近づき、叫ぶように呼びかける。

419青年:2010/12/05(日) 21:39:26
>>417
「……どうでるか?
賭けになるが…、『魚』というのは一種の近似なのかもしれない…。」

走るのをやめ、、歩いて男に近づいていく。


>>418
「『場合によっては』、か。

…追われている、というのは多少異なるが、説明している時間は無い!
そして、そう判断したということは、お前にも『見えている』な?!
向こう側にもうひとつの『魚』の群れがあるのがわかるはずだ…そいつが『敵』で
先ほどから続く『爆発』、そして一連の『監禁』の黒幕だ!」

420:2010/12/06(月) 05:27:09
>>418-419
『長身』が声を掛けると、『青年』はその存在に気付く。
『青年』の方が足を止めると、白人男性の方も走るのを止めた様だった・・・・・・・・・・・・・。
だが、近付き始めると、再び離れて行く。
熱を帯びた『青年』の身体は、人間火力発電所の様に熱気を発していた。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
『長身』は、煙の上がっている辺りで何かが燃えている事を確認する。
20メートル程離れていたが、周囲の状況から何かが爆発した様な痕跡を感じ取れた。

421長身:2010/12/08(水) 00:35:16
>>420
「……というか君だったか」
正直、気付いていなかった。

「そして、君の必死な形相を見るに、『嘘』は言っていないようだな。
それでは、先程の約束どおり、援助させてもらおう……」

『スタンド』を発現し、その腕を(『青年』ではない)
『もう一つの魚の群れ』に向かって、乱打する。

422青年:2010/12/09(木) 21:41:43
>>420
(一定の距離を保ち続けるのは何故だ…?
見て確認したい…いやそれはありえない)
(もし爆発するのなら…ほぼ確定だろうが…爆発音で十分なはずだ
それに、動きが止まるのは説明できない)

「どちらにしろ、この『魚』の動きを阻害するほうがよさそうだな。
俺の熱気にしても、だ!」


手に持った棒で、天井のスプリンクラーを思いっきり突き、
衝撃で作動させる。
シャワーが降り次第、真っ直ぐに革ジャンの男に向かって進む

423:2010/12/10(金) 00:43:29
>>421-422
『バシバシバシィッ!』
 
『長身』から出た『スタンド』が腕を突き出すと、その先端が光る。
腕に拳は無く・・・・・・・・・・・・・・光った瞬間、白人男性の周りの『魚のスタンド』が、弾かれる様に
数匹吹っ飛ぶのが見えた。
天井までの高さは、5〜6メートルはある。
『青年』の持っている棒では、到底届かなかった・・・・・・・・・・・・・・・。
 
『チクリ』
 
ふと、2人は足元に微かな痛みを感じる。
見下ろすと、脛の辺りに『魚のスタンド』が口先を刺していた。

424長身:2010/12/11(土) 17:07:40
>>423
「……この数だと多少弾いたところで影響は無いか」

脛の『魚スタンド』を『光』で吹っ飛ばす。他にも周りに居るのならソイツも吹っ飛ばそう。
そして、今は『青年』を救う方が先だと気付く。『青年』に近づき、彼の周りの『魚スタンド』も『光』で払ってやろう。

「…私の『能力』は『見たまま』だが………………
君の能力、そして推測されるこの『魚スタンド』の能力を教えてほしい」
『青年』に語りかける。

425青年:2010/12/13(月) 00:38:29
>>423-424
「奴の『魚』の能力は…刺すことで、体に熱が溜まる…。
おそらく、いや十中八九、先ほどの爆発の原因だろう。
それと…推測段階だが、レーダーやセンサーのような役割も兼ねているんじゃないか?と思っている。
だから…その『光』で、スプリンクラーを作動させてみてくれ。
もしかしたら、『魚』を混乱させられるかもしれない。」

「…俺の能力は、……まあ、いまさら隠すでもないか。
『ウォーリー』にする、のが能力だ。自由には使えない。
スタンドというよりも、言ってしまえば呪いのようなものだ、戦うことも身を守ることも出来ない。」


革ジャンの男は、何か行動を起こしたり、距離を離したりはしているか?

426:2010/12/15(水) 12:54:29
>>424-425
『バシ、バシィッ!』
 
『長身』の『スタンド』が、周囲の『魚のスタンド』を弾き飛ばす。
だが、『魚のスタンド』は、次から次に群がって来る為、一掃する事は出来なかった。
『青年』の追っていた白人男性の姿は、見当たらない・・・・・・・・・・・・・・・。
その周辺に群がっていた『魚のスタンド』も、いつの間にか四散していた。
 
『チクッ・・・・』
 
ふと、『長身』の足首の辺りに、微かな痛みが走った。
見下ろすと、『魚のスタンド』の尖った口の先端が、痛みのあった部分に刺さっている。

427長身:2010/12/15(水) 19:18:05
>>425-426
「………さりげなく重大な発言をしているぞ? 君は。
『ウォーリー』になる能力の能力者………それを軍は排除しようと思っているんじゃあないのか?
そして、『軍が目的を達成して引き上げる事』は『私がここから脱出する為のもっとも簡単な方法』でもある。
つまり、私には君を『排除』する動機があるという事になるが…………。何か『弁解』はあるのか?」

『青年』にそう語りつつ、スプリンクラーに向かって『光』を乱打する。
過剰なパワーは無いが、集中すれば水に蓋をしている箇所程度は破壊出来るかもしれない。
それと併行して今の売り場が何売り場か確認しておく。

魚の先端部は放っておこう。引き抜くという事は私のスタンドには難しいし、
仮に抜けたとしてもこの量の群体、それに手間取っている内に、いずれまた刺されるのがオチだ。

428青年:2010/12/17(金) 01:02:37
>>426
「その『目的を達成する』というのは、どのような状況だと思う?
俺も、最初から『ウォーリー』だったわけじゃあない。軍はなにをもって『ウォーリー』と判断する?」

「はっきり言おう。軍は、ここにいる人間を皆殺しにする気だ。誰一人外に出そうとしていない。
疑わしきは罰するじゃあないが、連中は『ウォーリー』に思われる人間、可能性のある人間は全て殺すつもりだ。
そして、可能性のある人間…それは、この建物にいる全ての人間だ。
なんせ、『ウォーリー』にすることのできる奴がうろついているんだからな。」


白人男性が離れたことで、身体の熱になにか変化は生じただろうか?
それと、自分にはまだ『魚』は向かってきているだろうか?

429:2010/12/18(土) 01:41:50
>>427-428
『バシュゥッ!』
 
『長身』が天井のスプリンクラーを破壊すると、勢い良く噴き出した水が雨の様に降り注ぐ。
2人がいるのは、衣料品売場と靴売場の狭間だった。
『魚のスタンド』は、続々と2人に群がって来る・・・・・・・・・・・・・・。
降り注ぐ水を浴びながら、『青年』は身体の熱が冷めて行くのを感じていた。
 
『ドドドドドドドドド』
 
ふと、白人男性がポツリと立っている事に気付く。
男性は、『長身』の方に向かって声を上げた。
 
「君の言う通りだ。」
 
男性の周囲には、『魚のスタンド』が数匹、衛星の様に周回している。
 
「『ウォーリー』かどうかは、その格好を見れば分かる・・・・・・・・・・・・・『皆殺し』にするつもりは無い。」

430長身:2010/12/18(土) 10:05:27
「………意見が分かれたな。そしてそれぞれに訊きたい事はある」
魚スタンドとの攻防を見る限り『青年』は直接的な攻撃力を持たない可能性が高い。
そして『白人』が姿を見せたという事はとりあえずは『交渉』をする態勢に入ったという事だろう。
人型ヴィジョンは一度解除しておく。

>>42
『青年』に問う。

「最初から『ウォーリー』じゃあなかった、というのはどういう事だ?
『ウォーリーにする』大本の『能力』は君のものではないのか?
先程の告白では、君が他者を『ウォーリーにする能力者』を
持っているようなニュアンスに感じ取れたのだが」

>>429
『白人』に問う。

「……そもそも君は何者なんだ? 軍の関係者か?
君の目的を知りたい。敵対しなくてもいい可能性は十分にあるからな」

431長身:2010/12/18(土) 10:06:28
>>430
>>42>>428

432青年:2010/12/19(日) 23:45:47
>>429
「白々しいことを言う…。
姿を見ればわかるというのなら、もうすでに検問なりを設けて、
順次に内部の人間を出しているはずだ。
一般人に被害を与えないという点でも、行っていてしかるべき。

だが、やっていないのだろう?」

>>430
「言葉が足りなかったな。普通のスタンドじゃあないんだ。
俺の精神と共存してはいるが、俺とは独立している、といえばいいのか。

『ウォーリーにする』のが能力、そして、その能力で俺は『ウォーリー』にされて、
そしてこのスタンドの使い手…というか、寄生先になった。
このスタンドが、また別の誰かを『ウォーリー』にするかもしれないが、それは俺の意思とは無関係だ。
そもそも、再度『ウォーリー』にすることが出来るかどうかも不明だな。」

433:2010/12/22(水) 01:50:14
>>430,>>432
2人の会話の後、白人男性は胸の内ポケットから何かを取り出した。
 
「私は、軍の人間だ。」
 
そう言うと、男性は取り出した証明書ケースを開いて見せる。
ケースには、軍人である事を示す身分証明書が入っていた。
 
「『ウォーリー』かどうかを判別するには、『経過観察』が必要だ・・・・・・・・・・・・・・。
それは、『ウォーリーになった者』が一番よく知っているはずだがな。
『ウォーリー』になる可能性がある人間━━━━━━━━━━━━━━━
我々は、『潜在ウォーリー』と呼んでいるが、彼らを判別する事は『検問』では不可能だ。」
 
男性は、ケースを再び内ポケットに入れると、『長身』の方を見て言った。
 
「君が軍に敵対する気が無いのなら、『ウォーリー』の駆除に協力してくれないか?
『ウォーリー』は、その血肉を媒介して広がる・・・・・・・・・・・・・・無事に始末出来れば、此処の包囲も
早急に解く事が出来るんだがね。
私の調べた限り、その『ウォーリー』で『最後』なんだ。」

434長身:2010/12/26(日) 00:06:07
>>433
………少し待ったが、『青年』の方から話を切り出さない様子なのでこちらが話す。

まずは白人に、
「……話はよく分かった。ただ一つ疑問点なのが、この『潜在ウォーリー』、
軍が出てこなければならないほど、危険な存在なのか?
一見、『ウォーリー』の姿をしたがるだけの  ――――それでも十分迷惑なのは分かるが――――――
比較的無害な存在に思えるんだが」

そして青年に、
「………申し訳ないが、君が『潜在ウォーリー』状態を抜け出す術を見出していないのであれば、
私はこの『白人』の味方をせざるを得ないかもしれない。何か……何か言うべき事はないか?」

435青年:2010/12/26(日) 00:32:42
>>433
「潜在ウォーリーね…。そして、判別不能と来た。
さっきから聞いているんだが、その『潜在ウォーリー』とやらは、その後どうするんだ?
判別不能なんだろう?まさか、放っておけば直るとでも思っているわけではあるまい。

…狡兎死して走狗煮らるって言葉、知っているか?
ウォーリーを全員始末した後、次に始末されるのが誰か…『潜在ウォーリー』候補に決まっている。」

「それに、『ウォーリー』になったからといって、血を吸ってまわりだす、というわけじゃあないんだ。
死んでくれと言われて頷けるものじゃあない。
術とやら、軍のほうがなんとかするべきなんじゃあないのか?俺は何度も言うが被害者なんだぜ?」

436:2010/12/27(月) 01:57:24
>>434-435
「『ここで起きている事態』は、もう知っているな?」
 
白人男性は、『長身』を見て言った。
 
「『潜在ウォーリー』は、ロック歌手に憧れるファンの様に━━━━━━━━━━━━
『ウォーリー』の姿を追い求め続け、それが果たされなければ、自ら『死』を選ぶ。
自殺した者は、全員が『潜在ウォーリー』だと思っていい。
つまり、感染した時点で、『死ぬ』か『ウォーリーになる』かの2択を強いられるという訳だ。
『ウォーリー』になった者は、それを広め続ける・・・・・・・・・・・・・・・。」
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
ふと、遠くから喧騒が聞こえて来る。
大勢の足音や怒号、悲鳴にも似た声は、次第に大きくなって来る様だった。
白人男性は、無言で2人を見つめている。

437長身:2011/01/04(火) 00:12:18
>>435-436
「………なるほど」
二人の言い分をじっくり吟味させてもらった。

「どちらにも一理あるが、『軍人』の君の方の意見に私は賛同しよう。
『私がここから出る』、その目的に近いのは…………君だ」
『白人』にそう言い放ち、

「というわけで……申し訳ないが、君を『始末』させてもらう。

………………『狡兎死して走狗煮らる』か、アジア人しか分からない言い回しじゃあないか?
私は『木乃伊取りが木乃伊になる』という格言が好きだが……これも私の祖国、
日本だけの言い回しかもしれないな。『欧米人』には、分からないかもしれない」
と、今度は『青年』に向き直り、その瞳をじっと見つめながら言い放つ。

「居る位置は……そこでいいのか? 君が『血肉』を撒き散らし、死ぬ位置だ。
いいんであれば、私の『拳』で、強く、強く、『吹き飛んで』もらおう………ッ  遠く、遠く、『盛大』にな………ッ」

本体の『両拳』を『青年』に突き出し、最大速度で『拳』の乱打。この距離なら外さないだろう。

438長身:2011/01/04(火) 00:30:18
>>437
レス訂正。『青年』の血肉が『長身』にはかからないように、
『長身』は話しながら一歩下がり、『スタンド』を前面に押し出して『乱打』する。
スタンドの『射程距離』がわりとある為、『遠距離スタンド』のごとく多少の同時行動が出来るのであれば、、
『長身』は数少ない『露出部分』、手と顔を『腕』で出来るだけ覆っていたい。(手はコートの裾内に入れておく)。

439青年:2011/01/05(水) 23:57:55
>>436
「なんだと…このクソバカが……。
なにもわかっていない…こんなカスに殺されるわけにはいかない…!」

身をかがめつつ、飛んで逃げる。
急所(心臓と眼)を腕で覆っておく

440:2011/01/07(金) 03:22:40
>>437-439
『ドゴドゴドゴドゴォッ!!』
 
『長身のスタンド』の手元が光った瞬間、『青年』は無数の拳を叩き込まれた様に吹っ飛ばされる。
 
「うゥッ・・・・!」
 
直後、小さく呻きながら、白人男性が顔を伏せた。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
通路へと弾き飛ばされた『青年』は、その通路がロビーホールから続いている事に気付く。
身体にダメージはあったが、動けないほどのものでは無かった。
ホールの方を見ると、軍隊らしき服装の人影が、機敏に動きながら近付いて来る・・・・・・・・・・・・・。

441長身:2011/01/08(土) 15:25:08
>>440
「………さて、君の『望みどおり』の結果になったはずだが、
………どうした? 顔に『何か』飛んできたか?」

『白人男性』に語りかける。

「もし……………もし、仮にだ。君が私を裏切って
攻撃を仕掛けてきたり、他の軍人に私の事を売ろうとするのなら、
私は君の顔に『何が』飛んできたか? その事を軍に報告しようと思う。
君は『否定』するかもしれないが、これだけの大掛かりな作戦だ。
『軍』は『万難を排す』ように考えるんじゃあないかな……?

そういう『裏切り』がなければ、私は君と『協力』していきたい。
『潜在ウォーリー』を『殺す方法より治す方法』…………………
万が一そういったものが無くても『軍から逃れて脱出する方法』……。
探していこうじゃないか……君にはもう、『選択肢』は無い筈だがな。

おっと………『自棄』になって私にも『感染』させようなんて
考えるんじゃあないぞ? 互いに『ウォーリー』を求めるようになって
無駄に奪い合うなどという『展開』になったら目も当てられない。
一人くらい呪縛から解かれたものが居ないと、君『達』の生還は果たせないはずだ」

そう言って『青年』の方を見やる。軍靴の足音が聞こえている今、
彼らから逃れるには『白人男性』の『口添え』が必要だが、
果たして今の話に乗ってくれるかどうか……………人事は尽くした。

442青年:2011/01/12(水) 00:21:56
>>440
「うう……、
…それは、俺に言ったのか…?

わかった…、今殺されるよりかはまるでマシだ…。」


呼吸を整える。
それと、『長身』および白人のほうに寄っておこう。
軍服に問答無用で殺されたらまずい

443:2011/01/12(水) 20:10:51
>>441-442
『青年』が通路から這い寄って来るのを横目に、『長身』は白人男性の様子を見つめた。
 
「なるほど・・・・・・・・・・・・」
 
白人男性が、その顔を片手で覆ったまま口を開く。
指の間から覗いた目には、微かな笑みが浮かんで見える。
 
「『取引』のつもりか?
アメリカ軍人は、そんな『脅し』には屈しない・・・・・・・・・・・・・・命を惜しんだりもしない。」
 
『長身』は、男性がもう一方の手に持っている『黒い塊』に気付いた。
まるで、小型の無線機の様な━━━━━━━━━━━━
 
『ガリッ・・・・・・・・・・・・了解・・・・・・・排除に向かう・・・・・・・・・』
 
微かなノイズに混じって、別の男性の声が聞き取れる。
ふと、『青年』と『長身』が顔を向けると、ロビーホールの方向から5〜6人の迷彩柄の軍服を着た
人影が、小走りに近付いて来るが分かった。
2人との距離は、約10メートル。

444長身:2011/01/22(土) 22:02:21
>>443
「……やれやれ、生きられる可能性を自分で摘むとはな」

スタンドで白人男性の方面に拳を乱打する。

445青年:2011/01/23(日) 01:28:24
>>443
「やはりな……これで、奴らの目論見がわかっただろう……?」


物陰に隠れよう。
なければ、通路の隅に避難しておく

446:2011/01/24(月) 02:29:38
>>444-445
『ドゴドゴドゴッ!!』
 
『長身のスタンド』が拳を叩き込むと同時に、白人男性は前のめりに倒れ込んだ。
 
『ドドドドドドドドドドドドドド』
 
直後、『魚のスタンド』が一斉に男性へと群がる。
倒れる男性の全身を覆う様に集まった『魚のスタンド』は、支えようとしている様にも
見えたが・・・・・・・・・・・・・・・『長身』は、その口先が男性に刺さっている事に気付いた。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
ホールの方から集まって来た軍人達は、手にした銃を構えたまま、10メートルの距離で
立ち止まっている。

447長身:2011/01/26(水) 00:04:13
>>446
「…マズいな」

『青年』の話で、白人男性の能力は把握している。
「『自爆テロ』なんてのはもっとも忌むべきものの一つじゃあないのか? 君らにとって」
と言ってやりたかったが、事態は一刻を争う。

(一番いいのは即刻被害の及ばない場所へと退去する事だが、
前に『白人男性』、後ろに『軍』という布陣になっている為、単純に後退する訳には行かない。
『冷却』も手だが、有効な手の一つである『スプリンクラーの破壊』は
たまたま今、『白人男性』が居る上部に『スプリンクラー』がある、という可能性は薄いだろう。
ここは『衣料品売り場』なところもあり、他に『冷却』出来る可能性は……今のところ思い浮かばないな)

『衣料品売り場』という表現から見るに、おそらく明確な『店舗スペース』というわけではなく、
フロアの一区画自体が『衣料品売り場』という形になっているのだろう。
と、いう事は逃走できる場所は『前後』だけじゃあなく『左右』にもあるはずだ。

『左右』を確認し、『カウンター』の陰や『自販機』の裏から『爆発』から隠れられる物陰があればそちらに全力で駆け込む。

448青年:2011/01/27(木) 00:56:25
>>446
「なんてこった…10mが範囲外になるのか…
だが、今の俺に一気に距離を開くことはできないぜ…?」

すでに物陰に隠れているはずだ。
周りの衣服をかき集め、クッションを作る。

449:2011/01/30(日) 00:56:46
>>447-448
売場に自動販売機は無く、レジカウンターも近くには無い。
商品の掛かった無数のキャスター付きハンガー以外には、試着室があるだけだった。
『青年』が衣料品を掻き集める中、『長身』は試着室の陰に身を隠そうと駆け出す。
次の瞬間、大きな爆発音が響いた・・・・・・・・・・・・・・。
 
『ドッゴォォオオオオオ━━━━━━━━━ン!!!』
 
試着室が吹っ飛び、その陰に入った『長身』は押し潰される様に弾き飛ばされる。
『青年』は、掻き集めていた衣料品と共に吹っ飛んだ。
 
 
『タタタタッ・・・・』
 
━━━━━━━━━━━━━ふと、通路を走る複数の足音に気付く。
目を開くと、焼け野原の様に変わり果てた衣料品売場に、銃を持った軍人が3〜4人立っていた。
さらに、フロアの四方からも複数の軍人達が続々と集まって来る。
売場に立っている軍人達は、何かを探す様に銃口を地面に向けながら、ウロウロしていた。

450長身:2011/01/31(月) 00:31:18
>>449
(…………マズい…………非常にマズい)

自分のダメージを確認する。そして『試着室』の内情も確認。
願わくば『試着室』の『中』に上手く隠れられている状態ならばいいのだが。
いずれにせよ『先制行動』は、『問答無用で撃ってくる構え』を見せた時のみ行い、
それ以前は相手に見つかるまで、あるいは人の気配がなくなるまでは行動せず、その場で息を潜めている。

(複数の『足音』………もし一人や二人程度ならば、私のスタンドで
切り抜けられる可能性もあったが、複数となると………難しくなるな。
『見つからない』のがベストではあるが……………)

451青年:2011/01/31(月) 00:45:40
>>449
(くそ……これはヤバイな…)

ひっそりと、衣料品の下に隠れておく
それと、三角帽子を、別の帽子に変えておこう。

そうしてから、軍人たちの動きを伺う。
白人の男がどこかに居ないかも探しておく

452:2011/01/31(月) 03:24:27
>>450
『長身』は、半壊した試着室の下敷きになっている状態だった。
試着室が変形したおかげで、床との間に隙間が生まれており、そこに上手く潜り込んだ『長身』は
特にダメージも無い・・・・・・・・・・・・・・・・。
軍人達も、まだ『長身』の存在に気付いた様子は無かった。
 
『ドドドドドドドドドドドドドド』
 
だが、軍人達が立ち去る様子は無く、見つかるのも時間の問題に思える。
>>451
売場中に並んでいた衣料品は、大半が爆発で吹っ飛び、売場に散らばっているものにはチロチロと
燃えているものも少なくなかった。
周囲に『青年』が隠れられるほどの衣料品は無く、変えられる帽子も見当たらない。
隠れられそうな場所は、半壊したまま倒れている試着室━━━━━━━━━━━━━
そして、その奥にあるレジカウンター程度だった。
ただし、10メートル程離れたレジカウンターに向かうまでに、軍人に見つかる可能性は高い。
すでに売場にいる軍人達は、試着室の周辺で床に落ちた衣料品の下まで丹念に調べている。

453長身:2011/02/01(火) 20:44:26
>>452
(このままだとジリ貧。『リスク』はあるが、ハラをくくるしかない………)

>>449
>目を開くと、焼け野原の様に変わり果てた衣料品売場に、銃を持った軍人が3〜4人立っていた。
>さらに、フロアの四方からも複数の軍人達が続々と集まって来る。
>売場に立っている軍人達は、何かを探す様に銃口を地面に向けながら、ウロウロしていた。

という記述から鑑みるに、ある程度の視覚は確保出来ているのだろう。
となると売り場の衣服が『燃えている』のも確認出来るはず。
散らばった火のついた『衣服』を、『光』の拳で押しのけ、一所に『集めていく』。
(適当なところに壁や柱、大きなガレキのようなものがあれば自然とそこに集まるだろう)。
『衣料売り場』だった事が幸いした。
『火』はやがて大きな『炎』となり、更に他所へと散らばった衣服に飛び火すれば『火災』となる。
それを止めるはずのこの箇所の『スプリンクラー』は、すでに破壊済みだ。

(『混乱』の『火種』になってくれれば………『脱出』の隙は必ず産まれるはずだ………)

454長身:2011/02/01(火) 20:59:37
>>453
追記。『衣服』に『異変』が起きたという事実に試着室の周辺を調べる『軍隊』は気付くだろうが、
『光の拳』はスタンドの為、見えないだろうし、それに飛ばされる『衣服』は物凄いスピードで動く為、
『何か起こったか分からない』状態になり、『試着室の下から何かを飛ばして服を動かしている』という
発想に至らないのではないかと推測している。

455青年:2011/02/01(火) 23:40:30
>>452
(…動いたらダメだな 容赦なく射殺、がせいぜいだろう)
(試着室に行っても時間の問題だろうしな)

そのままじっと動かず、軍人の動きを探り続ける。
もし近づいてきても、動かず死んだフリをしておく

456:2011/02/03(木) 02:47:42
>>453-455
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
売場にいる軍人達の元に、さらにホールの方から数人の軍人が集まって来る。
その様子を窺いながら、『青年』は試着室の下で何かが断続的に光っている事に気付いた。
やがて、売場の一角で突然大きな火の手が上がる。
 
「おい、火が・・・・・」
 
「スプリンクラーが壊れてるぞ!」
 
「誰か消火器を持って来いッ!」
 
火の手が周囲の衣料品に燃え移り出し、軍人達の様子は俄かに慌しくなって行った。

457長身:2011/02/04(金) 00:08:04
>>456
(……よし、第一段階は成功だ)

『脱出』に重要な要素、『兵士たちのパニック』と『目くらまし(『煙』)』を同時に引き出せるのが『火災』。
それを発生させる事に成功した。『火災』の場合、真に怖いのは火そのものより『煙』の害だが、
幸い、『長身』の這い蹲るような今の姿勢は『煙』の影響をもっとも受けない体勢。
『煙』が充満するのを見計らって脱出したいところだが………今のままでは広がる前に『消火器』で消される恐れがある。

そこで更なる『パニック』の追加を行う。
スタンドを隙間から乗り出すように出し、『光』の拳で、算段のように『兵士』達を狙っていく。
特に『消火器』を持っている者が確認出来たらその者を優先的に狙いたい。
『光』の拳の威力では、1,2発当たった程度では重大なダメージにはならないだろうが、
ただでさえ『異常な火災』で混乱している『兵士』達の『精神』にとって『謎の攻撃』は大きな負担となるだろう。

『理想』は過度のパニックで『銃』による反撃を行い『同士討ち』してもらう事だが、
そうでなくてもとりあえず『任務』より、この場から『逃亡する』事を優先してくれればその『混乱』に乗じて、『逃亡』を図ろう。

458青年:2011/02/05(土) 00:54:30
>>456
「なんだ……?
懐中電灯……いや、そんなわけはない…。
さきほどのあの男、たしか『光』で殴ってきたが、それか?」

「…火災、やはり、それを狙っての行動か。
いい手だ…便乗させてもらおう。」


ばれないタイミングを見計らって、周囲の衣服をけり出し、
火に向かって動かし、自分のほうに火の手を向ける。
また、自分は厚手の服を何枚も手に持っておく。出来れば着る(見つからないことを最優先にする)

同時に、周囲を確認し、軍人から離れていく方向にある出口を探す。
それと、手ごろな棒(先ほどの爆発で衣料ラックなどが壊れているはずだ)を入手しておく

459:2011/02/05(土) 03:25:02
>>457-458
『ドコォッ!』
 
『長身のスタンド』の攻撃を受けて、軍人の一人がよろめきながら膝を着く。
 
「敵の攻撃だッ・・・・・・・」
  
弱々しい叫び声に、それまで火の方に注意を向けていた軍人達は、銃を構えて再び周囲を警戒した。
 
「気を付けろッ!近くにいるはずだ!!」
 
その声の直後、消火器を運んで来た軍人を『長身のスタンド』が再び攻撃する。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
爆発で吹き飛んだ衣料品を掻き集めていた『青年』は、壊れたハンガーの棒を手に取った。
 
「いたぞォ━━━━━━━━━ッ!!」
 
不意に、大きな声が響く。
動き出した『青年』の姿は、すぐに軍人達の目に止まった・・・・・・・・・・・・・・・・・。
たくさんの銃口が、一斉に『青年』へと向けられる。

460長身:2011/02/05(土) 05:47:36
>>459
(……………………『チャンス』か)

『青年』に兵士たちの意識が完全に向いている今、格好の『脱出チャンス』ではある。
『青年』には申し訳ないが……この場面で『見つかって』しまったのなら、それは『自己責任』だ。
この場面で『リスク』を高めて彼を救おうとするほどの『動機』も『正義感』も、残念ながら私には無い。

とりあえず、周囲の状況を把握する。
『煙』で確認し辛いとは思うが、どの程度の人数の兵士が居るのか、
仮に私が今ここから出ても気付かれないかどうか、
そもそも私が作った『火元』は今の私の位置から何mの箇所にあるのか、を把握したい。

不用意に飛び出すのは危険過ぎるが、周囲の兵士の意識が『青年』に集中しつつ、
かつ、目を凝らさないと視認が難しいほどの『煙』がたゆたっているならば、この場から『出る』。
『青年』の二の舞にはなりたくない為、少しでも『不安要素』があるならば『待機』する。

(………いずれにせよ、『出る』と決めたら『迅速』に行わないといけないな。
私の推測が正しければ、もうしばらくすれば、『兵士たち』の意識が再び『別の場所へと向く』。
出るならばその前に出ておかなくてはならない)

461青年:2011/02/07(月) 00:13:32
>>459
「見つかったか…!なら、チンタラ動いている意味は無いな!」

ハンガーの棒で、衣服を撒き散らし視界を遮ると同時に、
火元に向かって走る。
火元に近づけば、煙の量も増して来るだろう。狙いはつけづらくなるはずだ。

火元にたどり着き次第、ハンガーの棒で火のついた服を跳ね飛ばし延焼させる。
および、一番近くにいる軍人の場所(物音で判断付く程度でいい)を確認

462:2011/02/09(水) 01:31:26
>>460-461
火元から『長身』までの距離は、約10メートル。
『青年』との距離も同様で、火は刻々と激しさを増している様だった。
煙は、それに比例して濛々と立ち昇り、次第に天井へ溜まり始めている。
 
『タタタタタタッ!』
 
軍人の銃から連射音が響き、『青年』の足元の床が弾ける様に砕けた。
次の瞬間、火が弾ける様に爆発する・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
『ボゴォオオオオオオオオン!!!』
 
『グチャッ』
 
何かが潰れる音と共に、『青年』の意識は途切れた。
火の中で爆発した消火器の破片は、『青年』の眉間に命中し、そのまま頭骨を砕いてめり込む。
吹っ飛んだ破片の1つが、勢い良く試着室にぶつかったのを合図に、『長身』は試着室の下から
飛び出した・・・・・・・・・・・・・・破片は、周囲の軍人の何人かにも命中し、倒れ込む者や悲鳴を上げる
者が確認出来る。
彼らの注意は、爆発した火と『青年』の方へと向けられていた。

463長身:2011/02/10(木) 02:14:32
>>462
「………………」

先程予測していた『別の場所に注目が集まる』、
それはまさしく『消火器』が熱せされる事による『爆破』だった。
『青年』も、あともう少しだけ会話なり何なりで待てば、
『チャンス』は産まれただろうに、よりによって『火元』へと向かったか………。
『消火器』による『ダメージ』、『兵士』たちの注目、
両面から考えて、私が考えもつかないような『機転』がない限り、
『命』の消失はもはや…………時間の問題だろう。

『長身』自身は体勢を低くし、煙をあまり吸わないように移動していく。
無理はしないが、その過程でもし倒れた兵士などから『無線』を確保できるものならしたい。

(手に持っていたのを落としてしまった者などが居ればベスト。
そうでなくても悲鳴を上げパニックを起こしている者が『独り』で居れば、
その者の手に光の拳を浴びせ、『無線』を落とさせたい。軍用なので落としたくらいでは壊れないだろう)

確認したいのだが『最初』に『自殺死体』が見つかり騒ぎになった場所は、
ここから『ホール(出入り口)方面』へ向かう途中にあるのだろうか? それとも反対方向?

(『火災』の処理に追われ『出入り口』の見張りも手薄になっている事だろう。
あまり気乗りはしないが、『脱出』のチャンスは今しかない。

……ただ、今回の事件、本当に『実行犯』が居ないのか出来れば確かめたい。
『青年』の話だとただただ取り付くだけの『呪い』みたいなもので、
特定の誰かが能力でばらまいている訳ではない印象を受けたが…………。
もうアテというのはまるでないが、『犯人は現場に戻る』と言う。
最後に今回の事件の発端となった場所をチェックしてから、
それでも何もなければ、後は『脱出』に集中しよう)

464:2011/02/10(木) 06:03:37
>>463
『長身』は、身を屈めて衣料品売場を後にした。
衣料品売場とロビーホールは、ショッピングモールの丁度両端近くに位置しており、最初に
飛び降り自殺のあったロビーホールまでの距離は、100メートル以上ある。
無線を入手する機会は無かったが、軍人達は火や『青年』に注意を向けており、『長身』に
気付いた様子の者は見当たらなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドド』
 
ホールに向かって進んだが、軍人の姿は見当たらない。
やがて、ホールに辿り着くと、たくさんの死体を軍人達が一体ずつ死体袋に入れている。
血に染まったホールは、飛び降りた衝撃からかタイル貼りの床が所々壊れていた。
封鎖されていた出入口は開いていたが、軍人達が出入りしている。

465長身:2011/02/11(金) 02:14:13
>>464
(あそこに居た『軍人』はごく一部にしか過ぎなかったか)

『軍人』の大まかな数と『死体』の様子(特に服装)を身を潜めつつ確認したい。
『話し声』などきければベストだが……。

ところで>>23に出てくる『入り口前のホール』と、最初の自殺があった『ロビーホール』というのは別物だっただろうか。
(どこかで提示してもらったかもしれないが、申し訳ないが混同してしまっていた)。
別物ならば、藁をもすがる気持ちで『ロビーホール』まで移動していきたい。

(単純な『脱出』は、やはり難しい。駄目元だが………何かヒントでもあれば)

466:2011/02/11(金) 03:29:24
>>465
ホールには、5〜6人の軍人が留まって死体を袋に入れている。
軍人達は、同じ軍服に加えてガスマスクの様なものを被っており、外見だけで
個人を特定する事は難しい・・・・・・・・・・・。
まだ袋に入れられていない死体の服装は、どれも異なっていた。
マスク越しに、愚痴や皮肉を言い合っている声が聞こえる。
 
最初に自殺のあった現場は、『ロビーホール』。

467長身:2011/02/11(金) 03:41:32
>>466
(ガスマスクは『感染防止』だろうが……空気感染の可能性もあるのか?
……いや、それだったら流石に私に症状が出てもおかしくないはずだ)

服装は『ウォーリー』のものはないのだろうか?
『完成』出来なくて『自殺』という話ならば、『帽子』など一部の装飾品だけ
『ウォーリー』のものであったりはしない?

(……ともあれ、外にはこれ以上の『軍人』が居ると推測できる。
やはり、強行突破は最後の手段………一縷の望みにかけよう)

『軍人』の目に留まらないよう注意しつつ、『ロビーホール』へと向かいたい。

468:2011/02/12(土) 01:22:30
>>467
死体の中には、『ウォーリー』に似た服装の者もチラホラ見受けられる。
帽子や服など『一部だけ同じ者』が大半で、床にはそれらしい黒縁の丸眼鏡も幾つか転がっていた。
『長身』は、ロビーホールの前に立っている。

469長身:2011/02/12(土) 02:46:33
>>468
「………さて」
辺りを見回し、誰か居ないか確認する。

(最初の『飛び降り死体』はもう片付けられたのか?
……その事自体は特に問題ないが)

付近を少し見て回る。『血痕』や『肉片』があれば触らないようにする。

470:2011/02/12(土) 04:33:25
>>469
ロビーホール周辺のフロアに、人影は無い。
ホール内では、軍人達が死体の回収作業を終えようとしていた。
ホールは血の海になっており、その周辺にも靴跡の血痕が点々と確認出来る。
靴跡は複数人のものだったが、その跡は同じ形らしい。
フロアの各所に散らばる様に広がっており、すでに靴跡の主は見当たらなかった。

471長身:2011/02/16(水) 04:14:56
>>470
(このまま待っていれば、『ウォーリー探索』は終わりそうな気配ではある。
しかし……あの『青年』の言葉が『呪詛』のように、心に響くのも事実だ。

『ウォーリーを全員始末した後、次に始末されるのが誰か…『潜在ウォーリー』候補に決まっている』

………全く、厄介な『置き土産』を残してくれたものだ)

『ホール』ではすでに『軍人』達の死体回収が終わりそうだ。
『終わりそう』。その状況が、『いい』。

この状況で一番最後まで『死体回収』をやっているのは、どういう人物か?
確率が高いのは、『最後までキチッと仕事を監修する「しんがり」としての役割』の人物か、
『要領が悪いor怠け者で、最後まで仕事が終わらずにグズグズ居残ってしまっていた』人物か、の二択であるように思える。

そしてその人物は、『後者』の可能性が高い事は、今の状況から容易く導ける。
彼らは『任務』の話をするでもなく、黙々と仕事をこなすわけでもなく、『愚痴や皮肉を言い合っていた』(>>466)。
『死体運搬』とはいえ『任務中』、下らない『私語』をダラダラ続けているのは
『上官』や、『場をまとめるしっかりした人物』が居ないからだと推察される。
それはなぜか? といえば『白人軍人』が、それなりに『出来る』人物を呼び寄せてしまったからだろう。
その為、この場には経験の浅い者や、出来の悪い者が残ってしまったのではないだろうか。
こう考えると、最後に『グズ』をその場に残し、その他の者はさっさと『運搬先』へ戻ってしまう可能性は十分にある。
(本来ここは『敵地』のようなもの。優秀な者たちなら『集団』での行動を徹底するだろう)

『ホール』の『死体回収』の終わりかけ、最後の1,2人(死体運搬を二人でやっているなら最後は二人残るだろう)が
残りの『死体』を運び終える直前、『受付カウンター』(>>23に存在明記)を『光の拳』で定期的に『叩き続ける』。
残った人物はそこに『注目』をせざるを得ないし、場合によっては『受付カウンター』の後ろなどを『調べるだろう』。

その隙に私が狙うのは、余っているであろう『死体袋』。そこにしのびより、『入りたい』。
(この為、出来れば『カウンター後ろ』を調べに行ってもらいたいが……)
『スタンド』との同時行動とはいえ、『スタンド』の行為は極めて単調。出来るはずだ。
入り終えたら、あとは『運搬』を待つ。

通常、残り僅かな『死体』(場合によっては一つか?)。それが一体増えたら『不審』に思うのが当然だ。
しかし私は、最後に残った軍人の『愚鈍さ』に賭ける。
残ったのが怠け者でも要領の悪い者でも、自分が『仕事』に対し、『完璧』ではない事は自覚しているはずだ。
こういった場合、彼らは「『死体』が増えた」などという理不尽な考察より、
「自分の『不注意』による見過ごし」という彼らの日常にとってよくある場面へ思考を結びつけるだろう。

『死体袋』を開けて調べる、という事も『感染リスク』を高める行為である為、『出来の悪い』者ならばまずしないと考える。
念の為『撃っておこう』なんて考える輩も居るかもしれないが、『死体袋』に『穴』を開けるという行為も、
『感染リスク』を高める可能性があるため、万が一やるなら『死体袋』を開けてからやるだろう。
いきなり撃たれたら対応しようも無いが、『死体袋』を開けられるという動作と『銃』を構える音を感知出来れば、
『スタンド』で対応する自信はある。

今の想定内の行動に支障が出る状態になったら『行動修正』を行う。
(最後に1,2人残らない、余りの『死体袋』がない、『カウンター』への『光の拳』でも『死体袋』に入るような隙が出来ない、など)

472:2011/02/17(木) 02:18:06
>>471
死体の数が3〜4体になると、回収作業をしていた軍人達の数も減り始める。
最後死体が袋に入れられる頃になると、ホール内に残った軍人は、それを運ぶ2人だけになっていた。
頃合を見計らい、『長身のスタンド』が受付カウンターを叩くと、残った2人の軍人は素早く身構える。
 
『ドドドドドドドドドドドド』
 
彼らが銃を構えて周囲を警戒する中、再び受付カウンターを叩くと、彼らの視線は其処に集まった。
指で合図を送り合いながら、2人は受付カウンターの左右から回り込む様に近付いて行く。
『長身』は、その隙に余っていた死体袋の中へと潜り込んだ・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 
『ガバァッ』
 
しばらくすると、突然袋が持ち上げられる。
袋の内側は、ビニールに似た素材になっており、ゴワゴワとした肌触りの悪さが気に障った。
やがて、担架と思われるものに乗せられると、再び運ばれて行く。
 
「・・・・・・・・・・だぞ、早くしろッ。」
 
ふと、外から男性の声が聞こえた。
続いて、内容は聞き取れないが、ボソボソと数人の声が聞こえる・・・・・・・・・・・・・・・・。
声が途切れて少しすると、『長身』の入った袋は担架から不意に滑り落とされた。
 
『ドザッ』
 
下に感じたのは、グニャリとした生々しい感触だった。

473長身:2011/02/18(金) 05:48:57
>>472
(……とりあえずは出られたか)

おそらくだがここは『車内』だろう。
『死体』を『火葬』にするか『研究』にまわすか……それは分からないが、
いずれにせよ、この場で処理するというのは考えにくい。『移動』は必要だろう。
後は『タイミング』の問題だ。『どこで完全に脱出するか?』。
理想を言えば『発車』する前、慌しさに紛れて逃げたいところだが…………。
先ほどの『死体運搬係』以外にも『軍人』は多々居るだろう。
『隙』があればいいのだが……難しいかもしれない。
リスクはあるが、『搬送先』まで待つか……希望としては、
『搬送先』が遠隔地で、途中で『休憩』を挟むというケース。

なんにせよ、『タイミング』については今の私が決められる問題ではない。
私はただ『感知』するだけだ。

『死体袋』は先程の工作から自分で『中から』閉めた形となる。
その関係で『ジッパー』は完全に『閉め切れなかった』だろう。
という事は逆に僅かではあるが『ジッパー』が閉め切れなかった隙間があるはず。
そこから外が見えることを期待したい。

また『死体袋』の中に居る以上、大きな情報源となるのは『音』と『振動』。
周りの人間の声や、動く音、車のエンジン音、
或いは『下』の感触に『動き』がないかなどを注力して感じ取りたい。

仮に『音が全く聞こえない』あるいは『非常に遠方からしか聞こえない』のなら、『チャンス』という事。
(近くに『死体見張り係』が居るのなら、先ほどの連中なら、
二人以上なら『会話』、一人でもなんらかの音は出しているだろう)。
『死体袋』をゆっくりと開き、周囲の状況を確認したい。
(『袋』を中からは開き辛いだろうとは思うが、そもそも中から自分で『閉めている』のだ。
中からも『ジッパー』の隙間から指を伸ばし、上手く開けられないだろうか)。

474:2011/02/19(土) 01:11:49
>>473
『バン・・・・・!』
 
トランクを勢い良く閉める様な音が響いた後、周囲には静寂が漂う。
身体の下に感じる感触が何かは、想像するに難くなかった。
慎重に死体袋のジッパーを開くと、薄闇の中に見知らぬ天井が見える。
 
『ドドドドドドドドド』
 
ふと、身体を軽い振動が襲った。
エンジン音と共に、『長身』を乗せた車が発進する・・・・・・・・・・・・・・・。
車内の構造は、運転席と助手席が後部荷台と壁で隔てられており、乱雑に死体袋が積まれた
後部荷台は、2メートル×4メートル程の広々とした空間になっていた。
車体後部側には、両開きのドアが1つ。
運転席側の壁には、小窓が1つ付いていたが、今は閉まっている。

475長身:2011/02/19(土) 07:44:01
>>474
(ふむ…)

後部がボックス状になっているトラックといったところか。
走り出しているのなら、止まらない限り、ここに新たな人物は入り込めない。
とりあえず、『死体袋』から出ていても問題ないだろう。

確認しておきたいのは、
・助手席・運転席側とこちら側とに空間的繋がりがあるかどうか。
 (わずかな隙間などでもいい)。そういうものはなく、完全な『密室』なのか。

・また、気付かれなさそうならば、『運転手側』の壁部に耳をあて、
 『運転手』と『助手席側』との会話が聞けるなら聞く(おそらく二人は乗ってるだろう)。

・『小窓』を開ける事ができるのなら、少し開け、外の様子を確認(採光効果も狙いたい)。

・開けられないのなら、『ペンライト』を二本用い(>>42>>45にて購入)、それで光を得る。
 『死体』の状況をしっかり把握しておきたい(何体程度居るのか、『動く』ようなものは居ないか、その他気になる事)。

・その他、今居る空間の中にその他、『備品』や『気になるもの』などは置いてないだろうか
(余りの『死体袋』や『軍人』が置き忘れたもの、『発炎筒』など常備してある可能性のあるもの、『死体袋』からこぼれたものなど)。

(まずは『情報収集』……その間に『チャンス』が転がり込んでくればありがたいが)

476:2011/02/19(土) 15:18:37
>>475
運転席と助手席の側とは、壁で完全に遮られているらしい。
小窓を開けようとしたが、『長身』のいる荷台側には『取っ掛かり』が無く、反対側からしか
開けられない様になっていた。
壁に耳を当てると、微かに人の声が聞こえたが、エンジン音などの雑音で聞き取れない。
 
ペンライトで荷台の様子を照らしたが、死体袋以外には見当たらなかった。

477長身:2011/02/19(土) 18:16:25
>>476
(……さて)

この状況では二つの『選択肢』がある。

私自身が強く物音を立て、『不審』に思わせ、車を止めさせる。その隙に逃げ出す。
或いは、私は動かず、『休憩』、もしくは『到着』を待って、それから逃げ出す。

双方に『メリット』と『デメリット』が混在している。
どちらを選ぶべきかは少々迷うところだが…………私は『待つ』事にしよう。
『死体袋』を漁って手に入れたい『物品』があるにはあるが、
『感染リスク』と『死体を構った事による違和感』などを考えると、それも止めておく。

自分が居た『死体袋』にいつでも戻れるよう半身を突っ込んでおく。
『ペンライト』は消し、周囲の確認(ある程度すれば少しは目が慣れるだろう)や、物音の察知は怠らない。

(……逃げ出した『後』の事を考えると、『軍の不審感』と『感染』は双方とも『高リスク』すぎる。
出来る限り『貪欲』に、『後』の事を考えた行動をしていきたい………。
とはいえ、その『欲』が思わぬ『失敗』に繋がる事もある。やれやれ………………難儀な事だ)

478:2011/02/20(日) 03:49:50
>>477
『長身』は、再び死体袋に潜り込むと、周囲の物音に神経を集中した。
小刻みに揺れる荷台の中、積まれた死体袋は時折小さな雪崩を起こしたが、呻き声一つ聞こえない。
やがて、小一時間が経過した頃、揺れがピタリと収まった。
エンジンが止まった事が分かる。
 
『ドドドドドドドドド』
 
ふと、運転席側の壁の向こうから、ドアの開閉する音が微かに聞こえた。
やがて、後部側のドアを外から開く気配がした・・・・・・・・・・・・・・。

479長身:2011/02/20(日) 08:50:13
>>478
完全に『死体袋』に潜り込み、元の状態へと戻ろう。
後は耳をすませる。

480:2011/02/20(日) 22:48:01
>>479
死体袋の中に戻ると、『長身』の入った死体袋が再び持ち上げられた。
遠くで人の声が聞こえたが、その内容までは聞き取れない。
しばらくすると、固く平たい場所に下ろされた・・・・・・・・・・・・・・。

481長身:2011/02/21(月) 06:00:57
>>480
(特に気付かれていなければ、まだまだ運ぶ『死体袋』はあるはず)

周囲の音を確認。近くに音がなければ、ゆっくりと『死体袋』を開け、周囲の確認をしていきたい。
ここまで来て、すぐに見つかりたくはない。細心の注意を払う。

482:2011/02/23(水) 01:24:30
>>481
死体袋の中に、床を伝って複数の足音が響く。
息を殺して耳を澄ませていた『長身』は、足音が近付いて来る事に気付いた。
少しして、再び死体袋が持ち上げられる・・・・・・・・・・・・・・・。
 
『ドザッ』
 
ものの数秒で下ろされたのは、先と同じく固い床の上の様だった。
直後、袋が外側から開かれる。

483長身:2011/02/23(水) 05:38:49
>>482
(……開く?)

単純に火葬にするなら、開く必要はない。
とすると何かを『行いたい』、或いは『確かめたい』と考えるのが妥当だろう。
『死んだフリ』でやり過ごしたくはあるが………仮にここで完全なる『トドメ』を刺しておくという考えであれば、
素直に閉眼し続けるのは『自殺志願者』のやる事だ。

万が一『トドメ』を刺している、としても、それはあくまで『念には念を』という事だろう。
『死体袋』は少なくはない。そして人間には『慣れ』がある。
一つ一つ細かく、『こいつは生きているかもしれない』と、『観察』はしないだろう。

『聴覚』だけだといきなり深刻な事態に陥る可能性がある。リスクはあるが、『薄目』を開け、状況を把握したい。
現世に怨念を残したかのように『半目』で死ぬ人間だって居る。そう疑われはしないはず。

『気付かれる可能性』『殺されかけている可能性』…………その他、『何か』あれば、『スタンド』で対応する『覚悟』はしておこう。

484:2011/02/24(木) 01:31:32
>>483
開いた死体袋に、眩い光が差し込む。
『長身』が微かに目を開くと、こちらを覗き込んでいる人影が2つ確認出来る。
どちらもガスマスクの様なものを被っており、1人は手に持ったカメラを構えていた。
 
「コレは、割りとキレイだな。」
 
マスク越しに聞こえた声は、男性のものらしい。
 
『ボシュッ』
 
次の瞬間、不意にストロボの閃光で視界が白く染まった・・・・・・・・・・・・・・・。
反射的に、『長身』は目を閉じる。
 
「おい、動かなかったか?」
 
先とは別の声が、やはりマスク越しに聞こえた。

485長身:2011/02/25(金) 03:22:52
>>484
(……『死んだフリ』というのは存外難しいものだな)

『スタンド』を立たせ、『カメラ』を構えている『軍人』の『カメラ』を、『光の拳』で『上』から強く『叩き落す』。

人間の記憶は『小さな疑念』程度なら、すぐ後に起こった『強い記憶』に打ち消されてしまうものだ。
(些細な探し物をしている時ヤカンの火の吹き零れに気付けば
それを止めるのに一時的に躍起になり、『探し物』自体を忘れてしまう事もある)
おそらく『カメラ』で『死体袋』の中身を撮るのが彼の『仕事』。その『カメラ』が落ちた衝撃で壊れれば、
仕事にならないし、今まで撮りためたものもフイになってしまう。軍の備品だろうから、壊せばその責だって問われる。
『パートナー』として働いたもう一人の軍人だって、無関係というわけにはいかないだろう。
『仕事道具』の『カメラ』の『心配』で、『実は生きているのではないか』という『疑念』を吹き飛ばしたい。
(併せて、自分の顔が撮られたという『証拠』の『隠滅』をはかりたいのもある)

上から叩き落したのは、『私』と、『不可思議な現象』を結び付けられたくはなかった為。
私が居る『下』からの『衝撃』ならば、『関連性』を疑われる可能性もあるが、『上』からならば、その『連想』は弱まるだろう。

486:2011/02/26(土) 20:01:57
>>485
『バシィッ!』
 
カメラを叩き落すのは、容易だった・・・・・・・・・・・・・2人が『スタンド』に反応した様子は無い。
 
「あッ!!」
 
「おい、ビビって手が震えたか?」
 
カメラを落として狼狽の声を上げた方に向かって、もう一人が笑みを含めて言った。
貴方の顔の上に落ちたカメラは、破片らしきものをパラパラと散らしている。
 
「ヤバイ、壊れたぞ。」
 
カメラを持っていた方は、すぐにカメラを拾い上げると、深刻そうに呟いた。
2人の関心は、完全に貴方からカメラへと移っている様だった・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

487長身:2011/02/26(土) 23:49:54
>>486
(よし……)

そもそも彼らが念入りに私の生死について確かめる事はないだろう。
脈を測るにも呼気を調べるのにもその『大掛かり』な装備を外さざるを得ない。
(『ガスマスク』をしているのに『グローブ』をしていないなどという事はないはず)
軍の規律的にも心情的にもわざわざ『感染リスク』がある行為をするはずもない。

あとは彼らが去るのを待つだけだが、『死体袋』が空いている今、
出来るだけ周囲の音を聞き、特に他に『軍人』がいるのかどうかを知りたい。
居るのであれば靴音や物音が聞こえる可能性が高い。

(おそらく何かの施設に居るのだろうが……これ以上『奥』に移動させられたら
『脱出』は困難になってしまうかもしれない。そろそろ手を打ちたいところだが……)

488:2011/02/28(月) 01:38:48
>>487
周囲の物音に耳を澄ませると、足音が近付いて来るのが分かる。
 
「おい、もう済んだのか?」
 
「いや、カメラが壊れちまって・・・・・・・・」
 
「フィルムの方は、無事な様です。」
 
死体袋の前にいた2人は、別のもう一人の声と話しながら離れて行った。
やがて、足音が遠ざかり、周囲に物音は聞こえなくなる。

489長身:2011/02/28(月) 08:04:13
>>488
(…今、しかないな)

『フィルム』は残ったようだが、具体的な『異状』があると認識されなければ、
そこから私の身元が手繰られる事はないだろう。
………今後も『異状』は作りたくは無いが、難しいところではある。

『死体袋』からゆっくりと抜け出し、周囲の状況を確認したい。
おそらくは屋内だろうから、部屋の大きさやドアや窓の場所、
他の『死体袋』の数や状態(乱雑に置かれているのか並べられているのか)、
隠れられそうな場所、監視カメラの有無、その他目に付いたものをチェックする。

(…監視カメラがあるのなら、もう『仕方が無い』。
今更カメラを壊したところで私が抜け出た情報はすでにデータとして
どこかに記録されている可能性が高いからな)

490:2011/03/02(水) 00:19:57
>>489
死体袋から出た『長身』は、自分が長方形の台座の上に乗せられていた事に気付く。
台座から床までの高さは、約1メートル。
床の上には、同じ様な死体袋が整然と並べられていた・・・・・・・・・・・・・・・・・。
台座の下にはレールがあり、壁の中へと伸びている。
台座を壁の中へ収納出来る仕組みになっており、壁の中は『焼却炉』になっていた。
同じ様な台座が隣にもあり、その上にも死体袋が1つ乗っている。
床に並んだものと『長身』の入っていたものを合わせて、死体袋は合計13個。
 
『ドドドドドドドドドドドド』
 
壁や床は、全て石張りになっており、窓の類は見当たらない。
台座の収納出来る壁から、その向かい側にある壁までの幅は、5〜6メートルある。
奥行きは、約15メートル・・・・・・・・・・・・・・・長方形の空間だった。
奥の壁には、黒っぽいドアが1つ確認出来る。
人影は無く、監視カメラも特に見当たらなかった。

491長身:2011/03/02(水) 08:04:00
>>490
(間一髪、といったところか)

死体の数は13。管理がどの程度『厳密か』にもよるが、ざっと見た程度では、1体の消失には気付かないだろう。
ただ、『台座』に載っているのは私を含めて『二体』のみ。このうち一体が無くなれば、さすがに『気付く』。
骨が折れるが、自分が入っていた『死体袋』を『焼却炉』の隅へ投げ込んでおき、
『床』の私の背丈に近い『死体』を私が居た『台座』に持ち上げて置いておく。

その後は『黒いドア』に近付き、鍵などかかってなければそっとそれを開け、
まずは話し声や物音の確認、近くに物音がなければ、外の様子を確認したい。

492:2011/03/02(水) 21:52:53
>>491
台座から降りた『長身』は、適当な死体袋を代わりに台座の上に乗せ、フロアの奥にあるドアへと近付く。
装飾の施された荘厳な雰囲気のドアで、向こう側から物音は聞こえない。
ドアを開くと、クリーム色の絨毯が敷かれた2メートル幅の通路が左右に伸びていた。
 
通路左手は、十数メートル先で左右に分岐しており、人影は無い。
右手は、4〜5メートル先が吹き抜けになっており、その先は広い空間に繋がっている様だった。
手前には、白っぽいソファーベンチが幾つも並んでおり、奥の方には大きな階段も確認出来る。
軍隊らしき人影がチラホラと行き交っており、どの人物もマスクを被っていたが、銃を持っていない者も
少なくない様だった・・・・・・・・・・・・・・・・。

493長身:2011/03/02(水) 22:48:42
>>492
(………)

素直な気持ちを言えば、進みたいのは左手だ。
しかし、吹き抜けがある箇所が中央であり、『出口』に繋がってる可能性もまたある。

人影の『服装』は、『マスク』以外も『迷彩服』といった『特殊』な服装なのだろうか。
まちまち、という事ならば『マスク』さえ手に入れば『偽装』出来る可能性はある。
また、大きな階段は『上』へ向かっているのか『下』へ向かっているのか。
『ソファーベンチ』についても、『隠れられる』かどうかの情報を知りたい。

なんにしろ、ここに留まっていては見つかる恐れがある。
また、『非常口』がある可能性も考えられる為、
やはりまずは『左手方面』へと向かい、そこの左右を確認しよう。

『非常口』はその名の通り、『非常時』に用いるものであり、
ところどころに『非常口』への『案内』が書かれていることが多い。
『非常』な事が起こる可能性の高い『施設』ならば尚更だ。
運がよければそういった表示を見つける事ができるかもしれない。

494:2011/03/03(木) 00:45:01
>>493
通路を左に進んだ『長身』は、分岐路で立ち止まる。
左右の通路は、どちらも真っ直ぐに10メートル程伸びた先で、突き当たりになっていた。
左に進むと、その突き当たりを再び左折しており、壁には『EXIT』と書かれた誘導灯が
ぼんやりと赤く光っている・・・・・・・・・・・・・・・・。
右の通路は、その右壁にポツポツとドアが設置され、突き当たりにもドアが1つあった。

495長身:2011/03/03(木) 07:55:58
>>494
(……こう都合良くいく『運命』をやや疑いたくもなるが、速やかに出れるのであればそれが一番ではある)

『EXIT』の誘導灯の方面へと警戒しつつ向かう。

496:2011/03/03(木) 13:52:58
>>495
通路を左へ進んだ先は、『非常口』へと続いている様だった。
左折した通路の奥に人影は無く、5メートル程先に2重のガラス戸が1つある。
その向こうは、外に通じているらしい。

497長身:2011/03/04(金) 03:35:20
>>496
(…妙なロックなどがなければいいが)

しかしロックなどあれば『非常口』としての役割を十分に発揮できないだろう。
そこを信じて、ガラス戸を開け進みたい。

498:2011/03/04(金) 15:57:22
>>497
ガラス戸は、内側から2重に施錠されていた。
手動式の簡単な鍵で、『長身』でも開ける事は容易に思える。

499長身:2011/03/04(金) 18:56:07
>>498
(………)

念の為、コートの裾で鍵を開け、指紋がつかないようにする。
妙な話し声などが無ければ、外へ出る。脱出だ。

500:2011/03/05(土) 02:58:19
>>499
慎重にガラス戸を開けると、外の空気が屋内へと流れ込んで来る。
外に出た『長身』は、周囲を木々に囲まれた場所に出た・・・・・・・・・・・・・・・。
地面の土は整地されており、左側には鬱蒼とした木々が広がっている。
右側は、建物に沿って開けており、7〜8メートル進むと地面もアスファルトになっていた。
ガラス戸の並びに他のドアは無く、点々と等間隔に縦長の窓が確認出来る。
窓は固定されており、開閉の出来ないタイプらしい。
時折、窓の向こうを軍人らしき人影が横切る様子も分かった。

501長身:2011/03/05(土) 09:06:14
>>500
(敷地内…か? まだ気は抜けないが)

木々に紛れて、建物から離れていく。窓から見られる事にも注意していきたい。
他に隠れる場所がないかチェックはしておく。

502:2011/03/06(日) 02:23:14
>>501
茂みに入った『長身』は、そのまま建物とは逆の方向へと進んで行った。
気付かれた様子は無く、『長身』は木々の奥へと姿を消す・・・・・・・・・・・・・・・・。

503エピローグ:2011/03/06(日) 02:24:05
『ホープタウンモール』で起きた惨劇は━━━━━━━━━━━━━
テロリストによる無差別殺傷事件として、後日公式に発表された。
実行犯を含むモールの利用客176名は、全員死亡。
政府が犯行を名指ししたイスラム系の過激派組織は、これを否定する声明を発表した。
白昼に起きた大量殺人としては、目撃者を含む関係者全てが死亡という異例な事件となり、
政府や軍の陰謀説など様々な憶測を呼んだが・・・・・・・・・・・・結局、明確な答えの出ないまま、
人々の記憶から忘れられて行った。
ただ、犠牲者の遺族達を除いて。
 
 
長身の男、『アング』が山中を彷徨って町へと辿り着いたのは、事件の3日後。
政府や軍の『追っ手』に襲われる事も無く、『アング』は唯一まんまと逃げ果せた。
 
事件後も『ウォーリー』の絵本は販売され続けたが、新作が発売される事は無かった。

504エピローグ:2011/03/06(日) 02:26:02
『アング』 スタンド:『オービット・オブ・シューター』
→『生還』
 
 
『斑鳩 一』 スタンド:『デッド・バイ・サンライズ』
『清川 郡』 スタンド:『21』
                   ━━━━━━━━━『死亡』

505:2011/03/06(日) 02:28:01
『デッド・バイ・サンライズ』 人型/人工・機械型
本体:『ウォーリー』
 
能力:
『ウォーリー』の肉体を摂取した人間を、『ウォーリー』にする。
この『スタンド』は、『ウォーリー』だけが認識出来る。
『ウォーリーにする瞬間』以外、自由に操作する事も出す事も出来ない。
 
 
パワー:なし スピード:なし 射程距離:なし
持続力:A 精密動作性:なし 成長性:C

506:2011/03/06(日) 02:54:22
『ウォーリー』
 
・『デッド・バイ・サンライズ』によって、無限に増殖する殺人鬼。
・国際的に追われ、抹殺され続ける存在である。
・『ウォーリーを探せ』は、政府による大衆への潜在的プロパガンダ。

507:2011/03/06(日) 02:55:02
『ウォーリーの肉体を摂取した者』
 
・『ウォーリー』のオリジナルと『同じ服装』になる欲求に捉われる。
・同じ服装になれなかった者は、存在意義を見失い、最終的に自ら命を絶つ。
・一連の欲求は、『ウォーリー』としての資質を試す『選別』。
・同時に、オリジナルに近付きたいという本能でもある。
・『ウォーリー』となった者は、同じ精神と人格を共有し、アイデンティティーに依存しない。
・同様に、『スタンド』も『デッド・バイ・サンライズ』のみとなる。

508:2011/03/06(日) 02:55:30
『ウォーリーからの解放』
 
・『デッド・バイ・サンライズ』を倒す。
・その手段は、主に2つ。
・『デッド・バイ・サンライズ』の発動に合わせ、それを操作して破壊する。
・『デッド・バイ・サンライズ』を、『スタンド』で破壊する。
・2つの手段に共通するのは、『ウォーリーになった瞬間』に立ち合う事である。

509:2011/03/06(日) 03:00:11
『感染源』
 
・モールで感染源となった『ウォーリー』は、すでに貯水槽に落ちて死亡。
・ドロドロに溶けた肉体が施設の水道を経由し、料理や飲料水に混入。
・感染経路の把握により、『ウォーリーとなる瞬間』を意図的に作り出せる。
・つまり、第三者に対する施設内での飲食の強要。

510:2011/03/06(日) 03:11:59
『脱出経路』
 
・モールが完全包囲されるまでの時間の経過に伴い、脱出経路は減少。
・出入口→非常口→屋上→全館の外窓→通気ダクト→下水道の順で閉鎖された。
・各経路が閉鎖される間隔は、経路によって異なる。

511:2011/03/06(日) 03:13:28
『ピンヘッド・ガンパウダー』 非・人型/人工・機械型
本体:オルアニナ大尉
 
能力:
『群体型スタンド』。
『スタンド』の先端部分が注射器の様になっており、生物の体内に液体を注入する。
液体は、身体の熱量に比例して発熱し、最終的に発火・爆発する。
加熱性よりも冷却性の方が高い為、熱量が一定値を下回っていると、大量に注入しても
効果は低いまま消えてしまう。
 
 
パワー:D スピード:C 射程距離:B
持続力:C 精密動作性:C 成長性:E

512:2011/03/06(日) 03:30:14
『3人の行動』
 
・『ウォーリー』になる事でしか得られない情報もあり、その伝達手段が大きな課題。
・行動面では、逆に『ウォーリー』になっていない方が有利。
・2つの異なる状況にある、キャラクター同士の協力が理想である。
・ただし、感染は基本的に不利。
・『ウォーリーとしての情報』を得る救済措置として、モールの客を利用して情報を得る事が出来た。
・つまり、必ずしも感染する必要無く、情報を得る事は可能である。
・時間の経過と共に、当然モールの客は減少し、有益な情報提供者数も減少して行く。
・感染死体への接触や血肉の付着・摂取は、感染が確定。
・施設内での食事は、店舗や場所によって感染が確定。
・レストラン街の店舗での飲食は、感染が確定。
・軍人との協力関係は、最終的に破綻する為、彼らを信用する必要は無い。


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