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バトルロワイアルぺティー

143リズコ </b><font color=#FF0000>(CMFYrBvc)</font><b>:2004/04/10(土) 10:28 ID:1Nf1VncU
以前の行動>>100から>>105まで

 中西諒(男子十番)は、新井美保(女子二番)の顔を見て、驚いていた。

「ほんとに、大島を一緒に捜してくれんの?」
「うん。ホントだよ」
諒は仲田亘祐(男子十一番)に言った。「お前、何かしたんじゃねーだろな・・・」
亘祐は叫んだ。「何もしてねーよ、アホか!」
「ならいいけど・・・」諒は美保を見た。
美保が笑みを含んだ目元で見つめ返してきたので、少しドキッとした。


諒は訊いた。「・・・でも、何で協力してくれる気になったの」
「仲間が欲しいナーって思ってて。中西君も仲田君も強そうだし、一緒にいれば、しばらくは安全でしょ?」
「怖くなかったの?こいつとか」
亘祐を指差した。お前だって十分こえーくせに。心外だった。

「そりゃあ、ちょっとは怖かったけど。人は見かけによらないって言うし」
亘祐は遮るように言った。「そうだよ!もういいじゃん。ぐだぐだ言ってんじゃねーよ!オレはまた捜しに行かなきゃなんねーんだから忙しいんだよ!」
「・・・まあ、いいけど」

諒は言った。「仲田と一緒に大島を探しに行ってくれる?そんで、午後からはおれと。・・・大変かな」
美保はにこっと笑って答えた。「大丈夫だよ、体力には自信あるし」

「行くぞ、新井」亘祐は言った。そして、諒に指を差した。「るすばん頼む」
美保は立ち上がると、諒に言った。「じゃあね」
「・・・ああ。気をつけて」

そして、二人は出ていった。



美保が口を開いた。「なーんか、納得いかないみたいじゃなかった?私が一緒にいるの、嫌なのかな」
「ああ?心配ねーよ。男だけより女がいる方がいいに決まってんだろ」
「そっか、そうだといいけど・・・」美保は小屋を振り返って、小声で言った。

何だ、こいつ、諒に気があるのか。
腹が立った、というか、少し妬ましかった。全く、女ってのはどいつもこいつも。

「だったら午後に訊いてみな。きっと否定してくれるぜ」それから、更に続けた。「そんで誘ってみれば?ヤッてくれるかもよ」

「もー。そんなんじゃないってば!」美保は少し怒ったように言った。

しかし、それからすぐに笑顔になって、言った。「私、あとで中西君にゲームに乗らないかって相談してみるね」

亘祐は答えた。「あー?あいつが乗るかなあ。あー見えても優しいから・・・」皮肉をこめて言っていた。「乗らねーんじゃねーかなあ!」
「それじゃ困るんだよね」美保はフッと笑んだ。更に続けた。「少しでも人数を減らさなきゃ。中西君がいれば、楽勝でしょ?」
「・・・まあな」
亘祐は思った。こいつ、虫も殺さないような顔して、結構言うな。


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