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王「見かけん顔だな、何者じゃ?」 俺ら「「勇者だ。」」 [本スレ]
291
:
銀鋏
:2010/12/29(水) 18:37:06 ID:yh/gc3rs
魔王の遺物が盗まれる数分前―
「ん?なんだこりゃ?」
魔物をあらかた殺したところで地面に何かが落ちていた
それは外装はこそは鋏の形をしている凶器だった。
正確にしかも分かりやすく言うなら、ハンドル部分を手頃な大きさの半月輪の形にした鋼と鉄を鍛接させた両刃式の和式ナイフを二振り、ネジで可動式に固定した合わせ刃物――とでもいうのだろうか。親指輪のハンドルがついている方が下指輪のハンドルの方よりもブレード部がやや小振りだ。
それを手に取りマジマジと見つめるハズレ。
その内に魔物たちが逃げてるとも知らずに
292
:
Erotic
◆SUPACTfCII
:2010/12/29(水) 18:59:22 ID:LuH5o4t6
俺「ハアッ、ハアッ・・・」ガクッ
傷口が深い。それより、女を殴るなんてのはこれが最初で最後にしたい。・・・後味が悪い。あ、SMは対象外だぞ?
で、肝心の少女は・・・ッ!
傷がもうほとんど無い。回復が早過ぎる。立たれたらもう終わ「あ゛あぁ゛ああ゛あぁあ!!!!」
俺「!」
少女が頭を抱えて喘ぐ。
妹「ッ、兄、さん・・・逃げて・・・」
俺「・・・え?」
兄さん?俺に妹なんて・・・あ、れ?おかしいな。何か違う。違う?・・・・・・・・・違う?
思考が回らない。
とりあえず
俺「逃げれたら逃げてるんだよクソッ・・・」
と愚痴る。
すると、
少女は、
己の刀を、
自身に突き刺した
293
:
ラビット
:2010/12/29(水) 18:59:48 ID:/nQWLGjE
倉庫の前へと辿り着き、今まさに扉を蹴とばして中へ入ろうとしていたその時、
レインが何かに気がついた様な表情を見せた。
俺「どうした?」
レイン「近くに魔物がいるね。野生のじゃなくて魔王軍だと思うけど、・・・・チッ、多いな」
俺「お前何者だよ・・・感知能力での持ってるのか?」
レイン「倉庫の中にも誰かいる様だけど、恐らく君の様な勇者達だと思うけど」
魔王軍が大勢いるらしい。『倉庫の中にも』と言う事は、魔物達は外に居るという事だろうか。
確か魔王軍は魔王の遺物を奪いにきたのではなかったか。だとすれば、相当まずい状況だ。奴等は既に
魔王の遺物を奪い、自らの根城へ帰ろうとしているのではないか。
俺「なあ、大勢の魔王軍は外に居るんだな?」
レイン「うん。中に居る勇者達と戦っているのは囮の部隊じゃない?既に遺物を持って逃げてるのかもね」
ビンゴだった。これはまずい。俺とレインだけでどこまで相手が出来るかわからないが、
奴等を追って魔王の遺物を奪い返すべきだと思った。
俺「遺物ってのは渡さない方がいい物品だよな?」
レイン「うん、相当まずいね。」
俺「よし、どこに向かってるかわかるか?」
レイン「大体ね。追うかい?足止めだけでも良いんだ。大勢を相手している内に誰か援護をしに来てくれると信じよう」
俺達は魔王軍を追うべく走り出した。
294
:
Erotic
◆SUPACTfCII
:2010/12/29(水) 19:04:32 ID:LuH5o4t6
妹「ィッっっったあ!!!!」ドクドク
俺「」
声が出ない。明らかに致命傷だぞ!?なんだってこんなこと・・・
妹「あ、はは・・・痛、いとケホッ、正気を保てる、のかな・・・ッ」ドクドク
妹「兄さん、ごめん、ね・・・」ドク
少女は瀕死の体を引きずって身を引く。
俺「待て、よ」
立つ。
何か引っ掛かる。
ここで帰してはならない気がする。
妹「逃げて!!!」ズズ
俺「!!!」
少女の眼差しは本物だ。もし本当に彼女が大切な人ならば、無下にはできないはずだ。
まあ、彼女の傷口はもう塞がりつつあるし、どの道逃げねばならないのだろうが・・・
けど、手負いの俺が逃げ切れるのか?
さあ。
でも、考えてる余裕など無い。
来る。
俺「づっ!」ダッ
血を抑えずに、一心不乱に、早く、早く、早く、早、、、もう遅かった。
振り向かずとも、音で分かる。
パキパキ
大気が凍てつくあの音。
ズジャァァ
乾いたような、湿ったようこの音。
ヒュィィ
空間を切り裂くその音。
それらは、勇者への死の宣告となった。
295
:
グリムリゼル
:2010/12/29(水) 20:16:14 ID:CZF.7r/Y
この無数の泡の中からどれを選べというのだろう。
この雷の形の泡?それともこの竜の形?それとも…。
どれも違う、自分が求めているのは…。
昔から自分の求めていた力とは何だ?
岩を粉砕するほどの[力量]か?
弓矢を追い抜くほどの素早い「一閃」か?
そしてどんなモノにも縛られない[形]か?
そうだ。その全てが欲しい。
どんな形にも成り、どんなモノも破壊し尽くす武器が。
[能力]が欲しい。
そうだ…。
自分が昔から感じていたあの[力]…。
見えない力が頬を撫でる。
髪を揺らす。木の枝を折る。家を粉々にした。
地から天へと続く一つの柱。
それが通過するなればそこには地獄が待っていた。
あの力が欲しい。
でも。
ここにはその力は…ない。
296
:
4−4−
:2010/12/29(水) 20:32:59 ID:MZ/uOi/A
パキパキパキ、ズシャアアア
さっきエロエロと戦っていた少女が暴走しながら近付いてきた。
空気が凍てつく音。美しい•••
俺「駄目だ!こんなところで死ねない、死んじゃ駄目だ•••!」
破滅への思いを振り切り魔王軍が開けていった穴に入る。無我夢中で走り抜ける。
走って走って走ってやっと一筋の光が見えてくる。
そしてその光に飛び込んだ−−−−−−
297
:
グリムリゼル
:2010/12/29(水) 20:34:07 ID:CZF.7r/Y
ない。
ないはずなのに。
あった。
自分の求めていた[力]が。
欲しい。
欲しい欲しい欲しいッ!!
[力]が!!
あの救いの死という模様を宿した眼の形!!
無慈悲な神が差し伸べる泡を!!
…掴んだ。
また聞こえる。
声が。
「取引成立だ。」
掴んだ泡は自分の胸の中に溶け込んでいった。
「存分に恐怖しろ。」
思考が停止する
「慟哭、戦慄、絶望。」
抗えない力が
「その全てを。」
体内を蹂躙する・・・!!
「優しく教えてやる。」
298
:
グリムリゼル
:2010/12/29(水) 20:40:46 ID:CZF.7r/Y
首が絞まる。
内臓が破裂する。
頭が割れる。
…眼が、焼ける。
苦しみの連鎖。
途絶えることの無い痛み。
その苦痛の塊を。
口から吐き出した。
その泡は。
昇華し。
やがて何も無い空へと消え去った。
299
:
ナナシカッカ
◆nHGWwRLJds
:2010/12/29(水) 21:23:25 ID:ixs94ljQ
俺は落ちていた古びた地図を拾った
俺「何だこれ」
それには恐らくこの町の何かを示しているであろう地図だった
その地図には倉庫の場所も載っていた
俺「倉庫の場所載ってんじゃん」
俺は倉庫の方向に走った。
すると後ろのほうから声がした。何処かで聞いたような声だった
???「おーいナナシのダンナぁ!」
俺「俺?」
あの鉄工所の兄ちゃんだった
俺「おいおいどうした?てかお前ダンナなんてつけてたか?」
ルトキ「いや探しましたよー」
俺「何?どうした?」
ルトキ「いや師がなんか貴方の連れに金つけられたとかなんとか」
俺「連れ?ああアイツか」
ルトキ「ということでその連れの所に案内して下さい」
俺「なんかそいつこの先の倉庫で戦闘中らしい」
ルトキ「マ・マジで?そーなのかそーなのかそーぉなのかぁ」
ルトキ「じゃあ行きましょう。さっさと金払ってもらわないと僕が当たられるんですからね!」
ということで取り立てのためルトキ(鉄工所)と一時行動を共にすることになった
そして倉庫の前までたどり着いた
300
:
銀鋏
:2010/12/29(水) 21:28:30 ID:yh/gc3rs
「………やっぱり一番いい作品は電王だよね」
「……何言ってんだ?お前。狂ったのか?」
彼が心底不審そうにそう言ったと同時に。
「分からないなら、それでいいさ」
カイトはぐいっと、首を握る相手の手を振り払った。信じられないくらいに弱い圧力で握られた――その手を振り払い。瞬時に剣がきらめき、その腕をざくりと突き刺した。刃は、皮膚に弾かれることなく――
突き刺さった。
「あ――ああああああああああああアアアアアアアアアアアア」
時を同じく、カイトの視界がぐりんと反転した。
「分からないなら――あなたは『彼』じゃない」
反転したのは視界だけではない――
反転したのは世界そのもの。
カイトの背後まで、全ての景色が一転していた。
それは見覚えのある場所だった。
そこは城の中だった。
「たいした繰想術だよ。この僕がこんなにも騙されてしまうなんて」
もう『彼』はいなかった。
変わりに六十は過ぎている老婆がいた
傷ついた腕をぐっと反対の手で押さえながら、その双眸でカイトを睨みつけている。そんな視線などなんのその、カイトは軽く肩をすくめ、言葉を続ける。
301
:
えろえろ
:2010/12/29(水) 21:34:18 ID:qd8JTIcs
パソから
ギギギイイイン!!!
・・・え?
思わず振り向く。そこには、妖精がいた。
妖精「私の勇者様を傷つけるなんて絶対に許さないていうか勇者様が手を抜いてくれたから勝てただけなのに止めを刺そうとするなんて自分を見失ってる証拠だよね間違いなくあなたが悪いよねだから報いを受けなきゃねでも勇者様はやさしいからあなたを殺さないわそれに斧も単体じゃ大して強くないからあなたを殺せないだから私が殺してあげるまああなたがこうなった理由も知っているしこれが妥当なんじゃないかな一応私の対魔力ならあなたの魔剣も防げるし最悪でも負けることはないそもそもあなたたちの目的って魔王の遺物なんじゃないのなのに必要以上痛めつけるなんて魔王の望むところじゃないはずだよねどうせあなたたちの役割なんてそんなものだし戦うのもあくまで力試しでしかないはずじゃあもういいじゃないこんな戦いは無駄なのよ早くうちに帰りなさいでないと本当に死ぬわよいや私個人としてはあなたなんてさっさと殺したいんだけどさ勇者様の手前だし魔王に目つけられるからできないんだよねだからお互いの為にも身を退こうよわかったかなじゃあとりあえずさようなら。」
妹「・・・」
少女は無言で立ち尽くす。
俺「・・・?」
頭が回らないのにこの量の話をされては、ただ「よく息がもつなあ」と関心するだけである。
そして、妖精が魔力を集めると少女はどこかに転送された。
302
:
4−4−
:2010/12/30(木) 06:45:45 ID:MZ/uOi/A
出てきた場所は箱庭。
色々な花が咲き乱れ常日頃から手入れされていることが伺える。
しかし、そんな雰囲気は微塵も感じられなかった。
そこには魔王軍がいるからだ。
俺「••••!」
本でしか見たことのないようなドラゴン。
そして、それを見た瞬間、ヨーヨーの脳裏にある映像がフラッシュバックした。
知らず知らずのうちに記憶の奥底にしまい、思い出さないようにしていたあの日の記憶が−−−−−−!
303
:
4−4−
:2010/12/30(木) 07:30:55 ID:MZ/uOi/A
〜ヨーヨーが七歳の頃〜
エルフの里。
いつもと変わらない日常だった。
朝早く起きて、学校に行って、友達と遊びの約束をし、帰っておやつをたべていた。
そんな平和な日常が、唐突に壊された−−−
?「村内の皆さん集会所にお集まりください。緊急集会所です。村内の•••」
母「あら、何かしら。お父さん、緊急集会だって。」
父「あぁ。今いくよ。」
そして、緊急集会に出かけようと外に一歩踏み出した瞬間。
ヨーヨーの父と母は待ち構えていた魔王軍に斬殺された。
緊急集会は、住民を外に出すための罠。
事実外に出た大人は全員魔王軍に斧で首をはねられ死亡していた。
次に魔王軍は家にいる者もあぶりだすため家を次々に燃やしていった。
気づくとヨーヨーは家宝のモアイ砲を手に、裏口から逃げていった。
そして、ヨーヨーは見た。
斬殺死体だらけの村に家を燃やしていくドラゴン。
ヨーヨーが覚えているのはここまで。
304
:
ナナシカッカ
◆nHGWwRLJds
:2010/12/30(木) 08:47:26 ID:ixs94ljQ
俺は倉庫の前まで来た。何か殺伐としたオーラが漂っている
俺「なんか入っちゃいけないオーラを醸し出してるんだが」
ルトキ「じゃあその雰囲気を乗り越えましょうか」
俺「マ・マジでぇ?」
ルトキは倉庫の中へ入っていった。あいつ絶対KYだな
俺「ちょっと待とうか」
俺も倉庫の中に入っていった。
305
:
4−4−
:2010/12/30(木) 09:38:41 ID:MZ/uOi/A
そして今、城の箱庭で。
幸か不幸か。
ヨーヨーは。
ーーー家を燃やしたそれとは恐らく違うと思うがーーー
ドラゴンと対峙している。
その背には魔王の遺物とーーー
手斧を持った人型の魔物がーーー
俺「あ、あ、ぁあぁああぁぁああ」
気づいたら、涙が溢れていた。
気づいたら、拳を握りしめていた。
気づいたら、殴りかかろうとしていた。
しかし、ギリギリで思いとどまった。
俺(今•••!感情に流されて、殴りかかってどうする•••!冷静になって戦況を見極めろ•••!)
俺(取り返さなきゃいけないんだ•••!魔王の遺物を•••!戦え•••!)
拡爆弾を銃に込め、撃つ。
ドラゴンの翼に命中した。連鎖爆発がおきる。
しかし、ドラゴンは何事もなかったかのように、飛び立った。
取り返せなかった。魔王の遺物。
俺は膝から崩れ落ち、ただひたすら泣いた。
306
:
ナナシカッカ
◆nHGWwRLJds
:2010/12/30(木) 09:52:20 ID:ixs94ljQ
俺「うわ・・・ひでぇ」
中は血が飛び散り、床がえぐれている箇所があった。その先に一人の勇者と妖精と少女が立っていた。恐らく戦闘中だろう。
俺「何あの少女超怖いんですけど。武器振り回してるんですけどw」
ルトキ「妖精・・・どこから来たんでしょうか」
俺「さぁな・・・まぁ中を捜索し」
言いかけた所で誰かに肩をつかまれた
俺「うぉっ」
ルトキ「・・・オマエ!なぜココにいるんだ!兵藤!!」
兵藤「君は・・・あの時の・・・ルトキ君か。今日は君に用があって・・・着たわけではないっ・・・・!」
俺「じゃあ俺?」
兵藤「そうだ・・・・君は何故・・・ココにいるのかね・・・・・」
俺「何故って声が・・・あ!お前か!あの時の!あんたがココへ行くように遠まわしに仕向けたんだろうが兵藤さんよぉ」
兵藤「そうだな・・・!では君は見ず知らずの・・・・怪しい老人の言うことを・・・・すんなり聞いた事になるっ・・・・!」
俺「それはあの時あせってたから」
兵藤「私は・・・・君に生き残ってほしいのだよ・・・・・!」
俺「何故?」
ルトキ「ナナシのダンナ!こいつの話を聞いちゃ駄目だ!」
兵藤「少し・・・黙ってもらおう・・・・!」
ルトキは何故か黙りこんだ。何故だろう。こいつの能力か?
兵藤「君だけではなく・・・・・君の仲間もだ・・・・!」
俺「何故」
兵藤「魔王軍・・・・・私の・・・計画の邪魔なのだよ・・・・!ククク」
俺「お前も悪事を企んでるのか?」
兵藤「悪事では・・・・・無いがね・・・・ククク・・・!ククククク・・・・・・!」
俺「怪しいな・・・・お前はそれが言いたくてココへわざわざ来たのか?」
兵藤「もうひとつ用件が・・・あったが・・・・・それは又の機に・・・・・・・話そう・・・・!」
兵藤は何処かに消えた
俺「わけが分からん。何しに来たんだあのジジイ」
ルトキ「・・・・・・・・あいつは・・・・・あいつは最低の人間だ。これ以上関らないほうがいいですよ」
兵藤と出会った。謎過ぎる。そしてあいつは何かあるようだ。本当に意味が分からん
307
:
ナナシカッカ
◆nHGWwRLJds
:2010/12/30(木) 09:58:01 ID:ixs94ljQ
ルトキ「んじゃあ捜索しましょう。あの少女に見つからないように」
俺「だな」
俺らは中を捜索することにした。少女達がいる方向とは逆の方向へ進んだ
俺「んーこの辺は何も無いかな」
ルトキ「そうですね・・・・お!この先に変な部屋がある」
俺「怪しい。好奇心がそそられるぅ」
ルトキ「入ってみますか」
俺「入っていいよね?入ろう!」
俺らその部屋の中に入ることにした
308
:
銀鋏
◆jylM0e3cUA
:2010/12/30(木) 11:01:19 ID:yh/gc3rs
「あなたの力は本物だ。どうしようもなく本物だよ。あの時、僕が適当に言った言葉がなかったら僕はあなたに殺されていたよ」
「な、なんだと…?」
「まさかお前はあのたまたま言った言葉でこれが繰想術だとわかったのか?」
「そうさほんと運が良かったよ」
老婆は後ずさるが、カイトは構わず続ける。
「よーく考えてみれば戦いかただって違うし、『彼』なら僕の肩を叩くのではなく、きっと切断するだろうし。まあ説明も終わったし」
最後は適当に終わらせ、カイトは剣を投げつけた。それは一直線に飛んで行き、今にも逃げんとしていた老婆の左スネに命中、そのまま貫いて背後の壁に磔に固定した。
じりじりと、逃げられない老婆に距離を詰める。
「お、おい――ひ、ひひ、お前。こんな老人、しかも女を、殺すつもりか?まさか」
「ここは親友の台詞を引用することでそれに換えさせてもらうよ」
カイトはもう一本剣を取り出し。
そしてにっこりと笑う。
「老若男女、容赦なし、だ」
309
:
4−4−・伝
◆UD94TzLZII
:2010/12/30(木) 14:21:15 ID:MZ/uOi/A
昨日カイジ買ったらまたカイジ拷問されてた
五分後・・・
悲しみは時間が癒してくれると言うが、全く癒されることのないこの悲しみ、苦しみ。
涙で醜くなった顔を前に向けるとドラゴンがいた場所に袋が落ちていた。
魔王の遺物か。ならば少しでも戦いは楽になるだろう。
そう期待して袋を開けた。
そしてヨーヨーは悟った。
魔王はこの戦い、否、このゲームに本気で挑もうとしていることを。
俺「お前は・・・一番やっちゃいけないことをした・・・!」
ヨーヨーは吠えた。
俺「後悔させてやる・・・!必ず・・・!俺と同じ苦しみ・・・痛みを・・・!いつか・・・!いつか・・・!いつかァ!」
もう泣かない。泣いたって何も変わらないから。
そして、ヨーヨーは倉庫へと繋がる穴へと戻った。
袋には脳をとられた、父と母の頭が入っていた。
310
:
サイコロ
:2010/12/30(木) 15:54:20 ID:4yZeLuIg
「うほっいい厨二病戦争・・・」
若いっていいね。まぁ俺もケツの青い青年だが
「妄想乱れてなお喚くか」
まぁ俺の場合童貞が嫌で喚いたが
どっちにせよ俺はまったりする事にするか
311
:
ラビット
:2010/12/30(木) 19:23:36 ID:/nQWLGjE
前方を走るレインに後ろからついて行く。レインは速い。割と速く走っているつもりだが、全く追いつける気がしない。
全く、こいつは何者なんだ。そんな事を考えていたその時。
ふと足を止め、空を見上げたレイン。
俺「どうかしたか?」
レイン「あれ、魔王軍だよ」
城の箱庭の方を軽く指さす。そこには、ドラゴンが飛び上がる様子が窺えた。
俺「魔王の遺物を持って逃げようとしてるのか?」
レイン「恐らくね。追いたいけど、今の君の実力じゃ十中八九死ぬし、僕も本調子じゃない。時間が惜しいから、本隊を追うよ」
俺「分かった。悔しいけどどうしようもない」
再び走り出したレイン。後ろから追う俺。ひたすら走った。走って、走って・・・・・・
前方約十m先に魔王軍が見えた。
レイン「いくよ。武器を構えて」
俺「ああ、やれるだけやってやるッ!!」
312
:
ナナシカッカ
◆nHGWwRLJds
:2010/12/30(木) 19:56:48 ID:ixs94ljQ
謎の部屋の中には鎧がズラッと置いてあった
俺「何だこの鎧は・・・呪われた鎧的な?」
ルトキ「恐らく」
俺「おー怖い怖い」
ガシャ
何か金属が動くような擦れる様な音がした
俺「おいおいおいおいマジかよ!なんか金属音がしたぞ!よくあるパターンじゃねーの!?」
ルトキ「恐らく」
奥からそれらしき鎧が歩いてきた
俺「何だお前は!」
鎧「・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺「やっぱ良くあるパターンだったし・・・」
ルトキ「もしかして・・・魔王軍?」
俺「んじゃあ即排除で」
鎧と戦闘になった
313
:
Erotic
◆SUPACTfCII
:2010/12/30(木) 20:08:44 ID:oS/WMO1g
とりあえず、窮地は脱した。
俺「あ、ありがとう・・・」
妖精「え?当然だよ、だって・・・//」
斧「チッ」ヒュン
俺「うわっ、と」パシ
氷が溶けはじめた手でなんとか掴む。
俺「で、彼女は何処にいったの?」
妖精「・・・此処ではない何処か」
妖精「あ、そろそろ帰るねじゃまたね」
俺「あ、おい」
空が見えない倉庫の上に舞い上がると、何処かに消えた。
俺「・・・まあいいや」
そして緊張も緩んだのか、文中にAV女優名を隠した俺は下ネタパートへと戻るのである。
314
:
サイコロ
:2010/12/31(金) 01:13:01 ID:4yZeLuIg
「やはりここにいたかサイコロよ」
「てめぇは不良A!!通称<大魔王>!!紛らわしい!!」
「うるせぇ!!てめぇとの因縁を今ここで晴らしてくれるわ!!」
「勝手にそっちがつけてきただけでしょーが」
「喰らえ!!大魔王パンチラッシュ!!」
説明しよう。この技は剛腕から繰り出される高速連打だ!!
「相変わらずネーミングセンス0の技だなぁ」
俺はかわす。だが奴は笑っていた。俺は気づいた
「・・・追尾だとぉ!?」
ぐふっ!!俺はもろにラッシュを受け7m先へ吹っ飛ぶ
315
:
4−4−・伝
◆UD94TzLZII
:2010/12/31(金) 10:56:25 ID:MZ/uOi/A
俺「んー・・・」
倉庫に戻ったものの。
何をしていいか分からない。
とりあえず王に報告書的な物を提出するとか・・・
俺「ん?」
今ナナシとあの鍛冶屋の借金ジジイの弟子・・・名前なんだっけ忘れたーーーが横切ったような気がした。
左向け左。
やっぱりナナシとあの弟子。
奥の部屋へと入っていく。
そういえばナナシは分かるんだが弟子の方はここにくる理由がない。
そんな知的好奇心から俺は気付かれぬようにナナシ達が入った部屋を覗いた。
316
:
サイコロ
:2010/12/31(金) 16:15:22 ID:4yZeLuIg
「諦めろサイコロ。てめぇに勝ち目なんかねぇ」
「ぐ・・・確かに・・・」
俺は腹を抱えながら敵を見る。奴は満足気に笑っている
「なぁ勇者っつーのはこんなにたくさんいらねぇだろ。
どいつもこいつも勇者の風格なんざねぇからなぁ」
「お前・・・何が言いたいんだ・・・」
「実を言うとな。俺は魔王の味方ってわけなのよ。
だからその勇者様を潰すのが俺の役目なんだよ。
俺は真っ先にてめぇを墓場送りにしてやろうってわけ」
奴は俺を殺しにかかった。俺は覚悟を決めて攻撃に備えた
317
:
4−4−・伝
◆UD94TzLZII
:2011/01/04(火) 17:46:21 ID:MZ/uOi/A
スカイツリー行ってきますた
扉を半開きにし、ボウガンの先っぽと頭だけをちょろっと出し、中を覗いた。
俺「鎧動いてますやん」
中では誰かが入っているような鎧が暴れまわっていた。
しかし中に誰かが入っているとは言い難い。
鎧の中から生気がまるで感じられない。それに時々人間には不可能な動きもする。
俺「まぁ俺が助ける義理はないな」
俺は踵を返し倉庫を去った。
318
:
ラビット
:2011/01/05(水) 18:13:31 ID:/nQWLGjE
レイン「僕が奴等を引き付けておくから、その隙を狙って魔王の遺物を積んでる荷台から遺物を奪うんだ。敵が襲いかかって来たら自分で何とかしてね。」
俺「ああ、分かった。この鎌がどれ程の武器か試せるぜ」
レイン「いっぱいいるのは雑魚キャラだけど、部隊長を相手取るなら『試し斬り』って訳には行かないから覚悟してね」
そう言った瞬間、俺の隣からレインが消えた。いや、消えた様に見えただけで、一瞬で魔王軍の前に飛び出したのだ。
俺「やっぱりアイツは普通じゃねぇな」
レインに複数の魔物が襲い掛かる。その隙に、遺物を積んでいるであろう荷台へ一直線に駈け出した。
荷台の前に立ち、覆いかぶさってる布を取った。
俺「・・・・・・・・・・・・え?」
中は空洞。何も入っていない。どういう事だ、ここに魔王の遺物があるのではなかったのか。
そこへ、
部隊長「残念だったなァ、少年。魔王の遺物はとっくに他の奴が城へ持ち帰ったぜ」
他の奴等より明らかに強そうな男がこっちへ歩いて来た。人間だろうか?なぜ人間が魔王軍にいるんだ?
だが今はそれどころではない。もう遺物は奪われてしまったのだ。
部隊長「他の勇者達と戦っているのは囮部隊。そして俺達の部隊は、俺達が本隊だと思い込んで戦いに来てる奴を潰すためのもう一つの囮部隊だ。残念でしたー。」
俺「なん・・・だと・・・・」
319
:
4−4−・伝
◆UD94TzLZII
:2011/01/08(土) 17:40:11 ID:MZ/uOi/A
〜王室〜
俺「魔王軍を撤退してきました」
王「あ、もう倒してきたの?おつかれ〜」
ゴロンと横になりながらおやつを貪るように食ってる王。
本当にこれがこの町の王なのか。
俺「しかし半分ほど魔王の遺物を持って行かれてしまいました」
王「はぁ!?マジでいってんのかそれ!?」
俺「残念ながらマジです」
王「どうしてくれんだよお前よ〜!ちょマジないわ〜」
俺(やべぇちょっと一回殺してぇ)
320
:
銀鋏
:2011/01/19(水) 20:40:39 ID:yh/gc3rs
UBW観てテンション上がって勢いでEXTRAのアーチャー√クリアした´`
お腹痛い´`
「さあてみんなの所に行くとするか」
老婆を解体したところでカイトは走りだした。
◆◆◆
(なんか感じが違うな。なんかこう違う。)
ハズレはこの言い表しようのない感じに不安だった。
(なんだこのこの世のすべての不幸を孕んだ感じは…)
ふとハズレは鋏をみる。しかし鋏からはなにもおなしな感じはない。
(ま、気にすることはないだろう)
そう思い顔を上げる。
それはそこにいた。
この世のすべての不幸を孕んだ後光(オーラ)を纏ったカイトがそこにはいた。
321
:
銀鋏
:2011/01/20(木) 21:15:33 ID:yh/gc3rs
一歩、一歩ゆっくりとハズレに近づく
「って待て。落ち着け。迫るな」
一歩、二歩
カイトが近づくにつれて声を荒げる。
「よ、よせ!やめろ……………っ!」
そしてカイトは距離を一気に詰めるべくハズレに飛びかかった。
「ぎぃやああああああああああ!!」
ハズレの断末魔が城全体に響き渡った
322
:
サイコロ
:2011/01/21(金) 01:30:47 ID:4yZeLuIg
「っと待てよ。いい事思いついたぜ」
奴はにやにや笑いながら信じられない言葉を放った
「お前さぁ俺達の仲間にならねェか?」
「ふざけるな!俺とお前は犬猿の仲だろが。絶対お断りだ」
「お前に断る権利はねェんだがな。もう一度言うぜェ」
「仲間になれ。断るならテメェの面を潰す。どっちだ」
「お前・・・!!俺に勇者をやめさせるつもりなのか!!」
「そうだよ。何度も言わせるな面倒臭ェ。早く決めろ」
「くそ・・・!!俺は美人妻を手に入れたいんだ・・・!!」
「んなもん可愛い娘さらって肉便器にすりゃいいだろ」
「でも・・・俺だって英雄になりたいんだよ!!」
「英雄なんかいねェ。お前らなんかじゃなれねェ」
ことごとく夢を否定された。もはや説得もできやしない
「なぁお前も刺激求めろよ。魔王の味方になってさァ」
「退屈なんじゃねェの?だったら好きに暴れて楽しもうぜ」
「できない・・・俺には仲間を裏切る事なんか・・・」
「おいおい。あいつらって本当にお前の仲間なワケ?」
「仲間だ!!俺達はともに旅する事を誓った仲間なんだよ!!」
「へェ。好き勝手にブラブラしてる連中が仲間ってワケ」
「笑わせんな。そんな奴等がお前を必要とすんのか」
323
:
銀鋏
:2011/01/21(金) 23:09:43 ID:yh/gc3rs
「ったく酷い目にあったぜ」
顔面ペイントの少年ハズレは精神的にボロボロの状態で城内を歩いていた。
「いや酷い目にあったのは僕のほうだよ」
山吹色の帽子をかぶった少年カイトは肉体的にボロボロの状態でハズレの隣で城内を歩いていた。
「は?親友と感動の再会を果たしたと思ったらその親友にボコボコにされるんだぜ。そんな俺以上に酷い目にあったやつがいるなら、そいつはかなり傑作だぜ」
言葉の最後にかはは、と笑うハズレ。そんなハズレをまるでゴミを見るような目で見るカイト。
そんなカイトの視線に気づいたのかハズレは「ん?なんだ」と声をだす。
「いやさ、ハズレ君が僕をこの世界に行かせたんでしょ」
「いや、んーまあそうなんだけどさ。俺もこの世界に来てんだし魔王のせいじゃね?」
「あ、ひっでぇ!人のせいにしやがった!」
324
:
ピサイコロ
:2011/01/22(土) 00:10:44 ID:4yZeLuIg
「たとえ必要とされなくとも俺は黙って奴等についていく。それだけだ」
俺の決心は揺るがない。誠の力で平和と嫁を手に入れるという決意だけは
「ハーッハッハ!!笑わせるぜお前は。どこまでも正義面しやがってよぉ」
「だから俺は魔王を倒す!!魔王に魂を売ったお前の仲間にはならない!」
「口だけは達者みてぇだがもうお前はここでジ・エンドだ。・・・あばよ」
奴は俺の前に駆け寄り目にも留まらぬほどの無数のパンチを繰り出した
何発もの拳が弾丸のように体に突き刺さり呼吸もできず宙を舞って落ちた
まるでボロ雑巾のようになった俺はもう動く事すらままならなかった
「口ほどにもねぇ。これに懲りたらもう勇者なんかやるんじゃねぇぞ馬鹿」
俺を殺した男はそう言って笑いながら闇の中へ消えていった。THE END
325
:
バーバリー コート レディース
:2012/10/28(日) 07:32:30 ID:q47ZLTpA
今日は〜^^またブログ覗かせていただきました。よろしくお願いします。
バーバリー コート レディース
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326
:
グッチ バッグ アウトレット
:2013/03/09(土) 21:16:35 ID:uWl1DkmE
カッコいい!興味をそそりますね(^m^) グッチ バッグ アウトレット
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327
:
ランセル 財布
:2013/03/14(木) 13:51:40 ID:wrUe7Xss
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