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The Sealed Swordman "K"

1ザマコスキー(仮):2018/12/04(火) 02:08:33 ID:H7QCUWdo0
※クッソ長くなるの現時点でもう確定してるのでまとめ兼専スレ化

305 名無しっ子 2018/10/01(月) 03:06:49 ID:8h9M8.Mg0
https://i.imgur.com/HXG19Iy.jpg
決まらないならここで聞けばいいじゃないって言われたので現段階で決まってる物をひとまずルーズリーフ片面に書く
原型留めてないのはいつもの癖

今作りかけのが完成したら3D環境の練習も兼ねてこのゲーム作りたい…

そして自分の中でのリンゴ飴先輩の扱いが会長と似たりよったりになってきてるという

120名無しっ子:2019/02/27(水) 21:33:31 ID:eO8Yz7gQ0
>>119
ラーニングするとカナチの色変わったりするんですかね

121ザマコスキー(仮):2019/02/28(木) 01:18:29 ID:5LxeZ31M0
>>120
今のとこ色は変わらない方向で考えてる
ゼロ4みたいに装備変えたら変わるようにしようかな

122ザマコスキー(仮):2019/03/02(土) 02:24:12 ID:il9XHTh60
途中報告:現在12472文字/303行まで書いてる
執筆途中でも読みたいならpastebinで一時公開する

123名無しっ子:2019/03/02(土) 23:28:33 ID:fYsu4xtw0
とんでもない文字量で草
応援してますを

124ザマコスキー(仮):2019/03/03(日) 01:03:18 ID:BE65Gx/c0
https://pastebin.com/krrx672F
今の精神状況だと月末まで待っても完成しなさそうなので一旦仮投稿
一週間で消える

125名無しっ子:2019/03/03(日) 15:34:32 ID:cVKnZKSw0
これで今どの辺りまで完成しているのでしょうか

126ザマコスキー(仮):2019/03/03(日) 15:40:47 ID:wh3nNP7E0
>>125
ボスラッシュの3体目まで
あと1体書いたらラスボスに移る

127名無しっ子:2019/03/05(火) 08:16:29 ID:KkyqEf1U0
>>126
出感。

128ザマコスキー(仮):2019/03/17(日) 00:19:02 ID:2IlDjrZQ0
メモ:ラスボス執筆中
原作のペースだと月末に完成する可能性が50%くらい

129ザマコスキー(仮):2019/03/23(土) 23:58:02 ID:inlnalIY0
メモ:ラスボス分書き終わったからペースアップしそう

130名無しっ子:2019/03/24(日) 00:08:54 ID:1ZZIeZzk0
今月中にできそうな感じですかね

131ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:14:58 ID:rXAORtQc0
難産だったカナチの話の最終話、投稿する屋やで〜

132ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:15:32 ID:rXAORtQc0
Stage7 -流星-

カラコロスを倒して数日、カナチは部屋を出れないで居た。皆が元気付けようとしたのだが、カナチは聞く耳を持たなかった。
強靭な精神力を持つカナチと言えど、所詮は人間。完全無欠でないが故に何らかの理由で再起不能になる事もある。
カナチは人間であるが故の苦しみに蝕まれていた。
けんまがカナチに昼食を持っていき、戻ろうとした瞬間、突如入電通知が鳴り響く。けんまは嫌な予感がするも、通信機に向かう。
そのただならぬ様子を察した山岡もけんまの後を追う。

けんまが通信に応答すると、そこには逆光に浮かび上がる謎の人物が映し出されていた。
「…ようやく出たようだな。遅かったぞ。」加工されて誰だか分からない声で喋りだす。
「お前は…!!」見覚えがあるのか、山岡が反応する。
「…その声は山岡か。ウチの下から逃げ出してどこに行ったんかと思ったらそんなとこに居るんか。つべこべ言わんとはよ帰ってこい。」
どうやら通信相手は"A.C."のようだ。「生憎お前の下に戻る気なんぞ初めからないぞ、"A.C."さんよ。」
「そうか、ならそれはそれでいい。この機会や、裏切り者も纏めて全員"処理"したるわ。」「"処理"だと?何を言ってやがる。」
「アンタらが"協力"してくれたおかげでこっちの事は注目されずに済んだわ。」
「まさかあの海上要塞は最初から…!!」「ようやく気づいたようやな、その通りや。"アレ"は最初からウチが時間稼ぎのためにに用意したんや。」
「完全に騙されたンマ…」衝撃の事実に呆然とするけんま。「今更後悔しても遅いわ。こっちの計画は最終局面まで来たんや、ここまで来たら誰にも邪魔させんで。」
「最終局面だ?何を言っている。」「最後にこれだけ言っておくわ。3日後にはアンタらは全員こっちの物になる。残された自由を楽しむんやな。」
"A.C."はそう言い残して通信を切った。

「3日か…」「時間がありそうで無いンマね…」「おい、通信元割れるか?」「割れると思うが… どうするンマ?」
「どうするも何も決まってんだろ、俺がブッ壊しに行くんだよ。」「まだ傷が回復しきってないから…」
「うるせぇ!つべこべ言わずにやれ!」「分かったンマ…」けんまは通信の解析を始める。
少し時間は掛かったが、すぐに発信元は特定された。
「オーストラリアの荒野地帯… 何でそんな所ンマ?ちょっと調べてみるンマ。」けんまは衛星写真を調べ始める。
しばらくして、同じく衛星写真を眺めていた山岡が何かに気づく。「おい、左下のアレ、何だ?」
画面の端には何かの建築物が見切れていた。「ちょっと待つンマ。」けんまは別の衛星写真を取得した。
「「これは…!!」」二人は驚愕した。そこには大量のパラボラアンテナと小さな建物が写っていた。
「これ、見る限りつい最近建てられた物みたいンマね。」「電波望遠鏡や人工衛星用の通信設備じゃないよな、これ…」
「まだ分からないから一旦調べてみるンマ。」けんまは海外のデータベースを参照する。
しかし幾ら探せども一向にこのアンテナの情報が見つからない。「なぁけんま、もしかして…」
「…多分間違いないンマ。NASAや国立天文台機構のデータベースに無いのも見ると、これが"A.C."の物である可能性はかなり高いンマ。つまり…」
「―奴が宇宙に居るって事か。」「カナチ!もう大丈夫ンマ?」「さっきの通信を聞く限りはもう地上に居ないと思うぞ。それに…」
カナチが解析途中のカラコロスのチップを拾い上げる。
「コイツの件をいつまでも引きずってるようじゃ、こっちが負ける事は間違いないからな。」
「ようやくいつものお前に戻ったか、俺も心配したぞ。」「…なぁ、この事を皆に伝えたほうがいいか?」
「僕は伝えたほうがいいと思うンマ。宇宙に行くとなると距離的に簡単に戻ってこれないから、どうすべきかを皆と相談したほうがいいと思うンマ。」
「俺も同じく。もしかしたら何か分かるヤツがいるかもしれないからな。」「…そうか、なら夕食の時にでも言うか。」
カナチはそう言い残し、その場を去った。

133ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:16:09 ID:rXAORtQc0
その夜、カナチは久々に食卓に顔を出した。
「カナチさん、もう大丈夫なんですか?」「あぁ、もう落ち込んでいられない状況になったからな。」「落ち込んでいられない状況…?」
「そうだ。今からその件について伝えようと思っていた。」「何ですか?」
「実は今日の昼間、"A.C."から通信が入った。そこでは3日後にこちらに対して何らかの行動を起こすと言っていた。」
何も知らない4人は驚く。「どういう事…?」「それについてはこっちも分からないンマ。ただ…」「ただ?」
「この間の海上要塞よりも規模が大きくなると思うンマ。更にあれから分析を続けてみたら、どうも宇宙に居るのは確定っぽいンマ。」
「…あまり信じたくないけど、私の直感だと衛星軌道上から何かしてきそうね。」「サテライトキャノンでも使うのですか!?」
「まだそこまでは分からないンマ。どの衛星か特定出来てないからどういう事をしてくるか分からないンマ。」
「でも攻撃用なら探しやすいんじゃないですか?」「…恐らく"A.C."は旧式の軍事技術を流用してる可能性があるンマ。」
「現行の軍事衛星との区別が付きにくいって事か。だが前に国際条約で攻撃衛星は禁止されたはずじゃ?」
「あの条約はまだ中東の一部の国がまだサインしてないから散々批判されてるだろ。」
「となると、事はかなり厄介ね…」「今日含めあと3日でどうにか出来るのか?」
「多分特定は出来ると思うンマが… 問題はそこからンマ。場所を特定しようにもセキュリティを突破出来るかが問題になってくるンマ。」
「でもまずは衛星の特定する事が重要でしょ。私達はけんまちゃんを信じてるんだからね!」
「そうンマね。ならご飯を食べたらまた挑戦するンマ!」「…また徹夜だけはするなよ?」
7人は初めて全員揃って夕食を食べた。7人も居るとなるとかなり狭かったが、そんな事は彼女達にとっては大きな問題でなかった。

翌日、けんまは衛星の特定には成功したものの、セキュリティ突破に難儀していた。
(やはり軍事技術を流用してるだけあって相当なセキュリティンマ…)3時間悩んでも一向に緒が見つからない。
「けんまさん、調子はどうですか?」座間子が差し入れに来る。「駄目ンマ… 復号化鍵が未だに分からないンマ…」
けんまが座間子に資料を見せる。「一応特定は出来たンマが、ここから先に進めそうにないンマ…」けんまは机にへばり付く。
「それは大変ね… ところでこの資料、ちょっと借りてもいい?」「別にいいンマが… 何に使うつもりンマ?」
「ちょっとこっちも調べてみたい事があってね。」そう言って座間子は資料を持って出ていった。
「どうしてこう上手く行かないンマかね…」けんまは不満をボヤきながら再びパソコンの画面に向き合った。

世間はまだ恐怖が迫っている事を知らず、テレビではいつもどおり下らないバラエティ番組が流れていた。
「…このまま何も無く終わったらいいのにね。」「電は… 電はどうしたらいいのですか?」
迫りくる恐怖に怯える電。六実は怯える電を優しく抱きしめる。
「きっと大丈夫よ。この間の海上要塞の時だってどうにかなったでしょ。」
落ち着けようとする六実だが、電の目には涙が浮かぶ。「それでも… 怖い物は怖いのです…」
(今回ばかしは私も不安だけど… それでも…!)

その日の晩、けんまは情緒不安定になっていた。「ンマ…!!どうして…!どうして!!」
ソファーに倒れ込み動かなくなるけんま。「もう考えるのが嫌なくらい頭痛いンマ…」
「あの衛星、NASAのデータベースに載ってないのが腹立つな。どうやって他の衛星回避してんだ?」
山岡はけんまの出した資料を見ながらコーラを飲む。
「NASAのデータベースから他の衛星の位置抜いて使ってるっぽいンマ。軍事衛星に関しても位置だけは載ってるンマよ。」
「寄生虫か何かかよ、タチが悪いな。」「全くンマ… もう今日は晩ご飯食べたら寝ていいンマか?」
「その様子だとそれ以上やったら流石に体調崩すから今日はさっさと寝たほうがいいと思うぞ。」
「分かったンマ… 今日はこれ以上考えたくないンマ…」
けんまはさっさとご飯を食べると、そのまま風呂も入らずに寝た。
けんまが寝て2時間くらい経った頃だろうか、作業途中のまま放置されていたパソコンに一通のメールが届いた。

134ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:16:42 ID:rXAORtQc0
翌朝、9時を過ぎてもけんまは起きてこなかった。痺れを切らした六実はけんまを起こしに行く。
「けんまちゃん、もう9時ですよ、いい加減起きてください!」「…ンマっ?」けんまは六実に布団を剥がされようやく目覚める。
「昨日頑張ったみたいですけど、まだ終わってないんでしょ。」「そ、そうだったンマ!早くやらないと―」
けんまは慌ててパソコンに向かうが、一通のメールが届いている事に気づく。
(何か来てるンマ… 誰からンマ?)けんまが届いたメールを開くと、けんまは驚愕した。
そこにはけんまが散々悩んだ暗号化の復号化方法と暗号生成鍵及び通信の暗号化アルゴリズムが一通り書かれていた。
「!? ど、どういう事ンマ!?あれだけ悩んだ方式が…」メールの内容に驚愕するけんまを影から見つめる座間子。
「これ、偽情報じゃないンマよね…?」けんまは恐る恐るメールに書かれていた通りの手順で復号化に挑む。
コマンドを実行した時、けんまは恐怖すら覚えた。何とあれ程悩んでいた衛星の情報があっという間に筒抜けになったのだ。
「何がともあれ、衛星にアクセス出来たみたいね。どう?そこからどうにかなりそう?」側で見ていた六実がけんまに問う。
けんまは驚きで声が出ないまま、ひたすらキーボードを叩く。画面には様々な情報が映し出される。
「これは…!!」けんまは慌てて資料を出して食卓に走った。

「ようやく起きてきたのです!寝坊助さん!」「あら、やっと起きたのね。」十七実と電がけんまを待っていた。
「あれ… カナチはどこに居るンマ?」「カナチさんなら先程山岡さんと一緒に出ていきましたよ。」
「電話持ってるンマか…」けんまは急いで電話を鳴らし、カナチを呼び出す。
「どうした、けんま―」「カナチ!!早く帰ってくるンマ!!アクセス出来たンマ!!」
そのままけんまは興奮気味に何かを話していたが、カナチには理解出来なかった。

けんまに呼び出され、足早に帰ってきたカナチと山岡はけんまに押されて食卓に向かう。
「まずはこの資料から先に読んでほしいンマ!」けんまが出した資料には衛星の事が書かれていた。
資料には衛星の名前も記されており、名前から今までの規模を容易に上回る事が想像出来た。
その衛星の名は"The Ragnarok"(終焉の日)と記されていた。
「ラグナロク… この設計はそれほど威力が高い物なのか?」
「計算が間違ってなければ、最大出力だと北海道を丸ごと焼けるくらいンマ。」
「北海道全域が炸裂範囲!?」けんまの言葉を聞いて、一同愕然とする。
「見てる限りは核兵器を軽く上回る衛星兵器ンマ。もしこれが起動すると…」
「文字通り"終焉の日"と化す訳か。」「ンマ。しかも厄介な事に、今まさに充電されてるンマ。」
「…どのくらい余裕があるのですか?」電が涙声で聞く。「…多分あと15時間程度ンマ。」
「ハッキングは試したの?」「こっちからの命令は何も送れなかったンマ。多分、中から直接制御してるンマ。」
「この大きさだと確かに中に相当量なクルーが居てもおかしくはないな。」
「ISSより大きいって相当ね… どうやって打ち上げたのかしら?」
「そこまでは分からないンマ… でも見た限り中に制御装置があるのは確定してるからそこに直接アクセスすれば…!」
「…そこにアクセスするのがオレの仕事って訳か。」「多分見る限りではこれを挿したらこっちから制御出来るンマ。」
けんまはカナチにドングルを渡す。「この作戦、失敗出来ないンマよ。」
「あぁ、分かってる。 …全てはオレに託されたと。」「カナチならきっと出来るンマ。」
「…そうと決まればやるしか無いな。」「俺も一緒に行きたいが行けるか?」
「残念だけど… 衛星軌道上までかなり距離があるから一回で転送出来るのは一人だけンマ。それに充電にも時間が掛かるンマ。」
「そうか。なら俺はここで待っていたほうがいいのか。」「でも出撃用意はしといてほしいンマ。何があるか分からないンマ。」
「分かった。いつでも出れるようにしておこう。」「それじゃあ、今回のルートを説明するンマ。」
けんまは内部構造図を卓上に出す。
「調べた結果、ここの転送装置から送れそうな場所はここになるンマ。で、コンパネと思われる物がここにあるンマ。」
けんまが説明したルートは下層にある倉庫に転送した後、内部を伝って上層を目指すルートだった。
「多分扉には電子ロックがされてると思うけど、そのドングルをかざせば解錠出来ると思うンマ。」
しばらくけんまは作戦の説明を続けた。

135ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:17:17 ID:rXAORtQc0
「―これが今回の作戦である、"The Punisher"(断罪者)の概要ンマ。」
(いつの間にそんな名前付けたんだ…)山岡は声にはしなかったものの、作戦名にツッコミを入れた。
作戦の概要を聞いたカナチは最後の出撃用意をする。「…これが本当に最後だよな。」
「映像分析した結果、"A.C."があの中に居るのはほぼ間違いないンマ。だからアレを停止させれば…!」
「分かった。ならば行って倒すまでだな。」けんまの説明を受け、カナチは出撃準備をする。
カナチの出撃準備が終わるまでの間、その場には海上要塞の時とは違う空気が流れていた。
恐怖、困惑、不安、そして希望―
「よし、これだけ持っていけば大体対処出来るだろう。それじゃあ、行ってくるぞ。」
カナチは皆に見守られ、ラグナロクへと向かった。
「必ず帰ってこいよ…」山岡は一人カナチに向けて呟いた。

(…ここ衛星軌道上だよな?)ラグナロクに到着したカナチだが、少し違和感を覚える。
本来衛星軌道上まで来ると、上下の概念が無くなるのだが、ラグナロクには存在した。
恐らくラグナロクのどこかに重力を発生させる装置があるのだろう。
吸い込まれるかのような静寂の中、カナチは上層に向かって進みだした。
周囲の構造を把握するために静かに物陰に隠れるカナチ。遠くから響いてくる足音に妙な緊張を覚える。
顔を出して確認したいところだが、障害物も無く、覗き込もうにも覗けない。
やがて足音はカナチが隠れていた柱の手前で止む。静かに鳴るモーターの音。カナチは息を潜める。

しかしその静寂はすぐに破られた。
「異常な生体反応確認!異常な生体反応確認!警備班は直ちに出撃せよ!繰り替えす、異常な生体反応確認―」
鳴り響く警報音とアナウンス。招集されて続々とカナチを囲うように集まる機械兵。
機械兵の銃口が一斉にこちらを向いたが、カナチは微動だにせず、冷静沈着だった。
やがて敵兵のうち一体が引き金を引く。同じくして機械兵の間にも閃光が走る。
「雷光閃!!」まるで撃ったのは残像だと言わんばかりに勢いよく銃を斬り裂く。
そしてカナチはまるでレーザー光の如く駆け回り、囲んでいた敵兵をあっという間に破壊した。
(増援が来る前に一気に奥に行きたいところだな…)カナチはまた静かに上層を目指して走り出した。

一方司令室では、"A.C."がモニターを見つめて作戦を練っていた。
「親方、第3層に侵入者が出たようですが、如何しましょうか?」
「ネズミが一匹入り込んだか… まぁいい、"コピーの部屋"に誘導しろ。」
「了解しました、シャッターを閉めて誘導させます。」そう言って機械兵が端末をいじると、シャッターが次々と閉まっていった。
「誰が破ったんか分からんが、ようアレを突破したな。とりあえずは消耗させるのが優先やな。」
そう言って"A.C."は司令室から去った。

カナチは次々と閉まるシャッターに本来のルートを阻まれていた。しかし道は残されているので奥へ奥へと進む。
道中、敵の妨害もあったが、カナチにとっては大した事でなく、ただ突き進んで行った。
しばらく進むと大きく開けた部屋に出た。部屋には転送装置と思われし物が4つ置かれていた。
カナチが入ると部屋のシャッターがロックされた。「閉じ込められたか!?」
部屋にはもう1つシャッターがあったが、こちらもロックされていた。
電子ロックのようなのでドングルを使ってみたが、開きはしなかった。
「多分転送装置の先にこの部屋の鍵があるンマね。」「攻略しろと言わんばかりに置いてるから逆に怪しいが…」
カナチが転送装置に乗る。「他に手段は無さそうだな。」そう言って転送装置のスイッチを入れた。

136ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:17:54 ID:rXAORtQc0
カナチが転送された先は広めの部屋だった。扉も無く、他にあるのは帰りに使うであろう転送装置と生気を感じられない人影だけだった。
しかしその人影はどこかで見たような物だった。やがて逆光が収まり、その正体を表すと皆が驚愕した。
「あれは… 私!?」通信機の向こうで一七実が反応する。
「私はドッペルゲンガーを見てるのかしら…?」「多分アレは精密に作られたアンドロイドだと思うンマ。」
十七実のコピーは静かに顔を上げ、こちらを認識する。その眼は紅く輝いていた。
「そうか、ロボットなら遠慮なく斬らせてもらう。」カナチが剣を構えると、相手も瞬時にアーマーを展開した。
「Enemy Encountering…」十七実のコピーは抑揚の無い機械音声を発する。
次の瞬間、相手はいきなりフライングインパクトで突っ込んでくる。
軌道が単純なので簡単に避ける事が出来たが、不意打ちにカナチは驚いた。
そのまま十七実のコピーは間髪入れずに銃口をこちらに向ける。
「"Reset Bomb" Ready…」機械音声が不気味さを一層引き立てる。銃口に何かが装填される様が見える。
「Launch!!」十七実のコピーがそう発すると、巨大なフォレストボムが放たれた。
しかしカナチもそう簡単にやられる訳にはいかない。
「ならば!」カナチは手際よくバスターにエレメント・ヒートをセットする。「フレイムアロー!!」
放たれた炎の矢は植物塊である敵弾を焼き尽くす。矢は弾を貫通し、十七実のコピーのアーマーを焼く。
焼かれたと共に、強烈なノイズ音を出す十七実のコピー。「どうやら弱点と言ったところか。」
しかし相手もこれで引くような相手でなく、すぐさま体制を立て直し、攻撃態勢に戻す。
両腕の翼のような刃を展開し、斧のように振り回す。カナチは咄嗟にセイバーで受ける。
鉛のように重たい一撃はカナチでもいなすのが精一杯だった。状況はカナチが不利になってきている。
だが、カナチもただ押されているわけでもなく、相手の癖を探っていた。
どうやら相手は隙を無くそうとして両手を別々のタイミングで振り下ろしているようだが、両手を振り下ろした後、振り上げるのに僅かに隙が存在する。
カナチはその隙を見逃さなかった。相手の連撃の僅かな隙に一気に攻め込む。
斬撃は相手のアーマーを斬り裂く。アーマーの下からは基盤が垣間見えた。
カナチは敵が機械である事を確信し、再び攻めの構えを取る。
相手も高く飛び上がり、割木斬でカナチを斬り落とそうとする。
カナチも昇炎斬を放ち、迎撃する。
セイバーから炎が消えた時、空間は静寂に包まれた。双方が微動だにしなかった。
十七実のコピーは膝から崩れ落ちる。コア部からカードが浮き出る。
「…これが鍵のようだな。」カナチはカードを手にし、その場を去った。

再び転送されて元の場所に戻されたカナチは早速扉を開けようと試みる。
しかし扉は開かなかった。だが、扉に付いていた発光体の色が1つ変わった。
発光体の数は全部で4つ。つまり4つの鍵を全て手に入れなければ先へ進めない仕掛けだ。
「どうやらこれはただの飾りじゃなさそうだな。」「まるでカナチを試しているかのようンマね…」
そして再びカナチは転送機に乗り、スイッチを入れた。

137ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:18:28 ID:rXAORtQc0
転送された先はどこか見覚えのある場所だった。屋根の無い開けた空間にそびえ立つビルの数々…
カナチは宇宙に居る事を忘れたかのようだった。そこに一筋の閃光と共に何かが現れた。
「…どうやら次の相手はお前のようだな。」そこには電によく似せられたアンドロイドが立っていた。
「Battle mode Active…」抑揚の無い機械音声で起動メッセージを発言する。
相手がアーマーを展開すると同時に電気を纏い、青白い光を帯びる。
「Lightning Bolt,Charging…」不気味な音声と共に両腕の武器に電力が蓄えられていく。
カナチは斬りかかろうとしたが、先に充電が終わってしまった。
相手が武器を天に向けると、強烈な閃光を放ち、放電する。
「クソッ…!!」閃光に目をやられるカナチ。
「Fire!!」カナチの目がようやく見えるようになったと思えば、カナチに向けて雷が落ちる。
カナチがアーマーの機能で無理やり避けたかと思えば、次から次へとまた雷を落としてくる。
数発ほど落としてようやく止んだかと思えば、次は雷光閃で一気に距離を詰めてきた。
カナチは無理やり弾いたが、オーラのように纏っていた電気で感電してしまう。
アーマーのおかげで立っている事は出来たが、思うように身体が動かない。
電は振り返って両腕の武器を再び構える。「Buster Mode,Active…」機械音声は不気味に呟く。
両腕の武器から刃が消え去り、銃口部に電気が蓄えられ、青白く輝く。
カナチも痺れた身体を無理やり動かし、バスターを構える。
「やられっぱなしで… いられるか!!」すかさずバスターを連射する。
しかし電のコピーは微動だにせず、弾丸を放つ。青白く輝く電気の弾丸は正確にカナチを狙って飛んでくる。
カナチはアーマーの機能に物を言わせて無理やり回避する。ようやく痺れが落ち着いてきたが、まだ満足に動ける状態でない。
再びバスターを構えるカナチ。「ならば…!」バスターにエレメント・ウッドをセットする。
電のコピーは再び弾丸を放つ。それに合わせてカナチもフォレストボムを放つ。「貫けぇ!!」
放たれたフォレストボムは炸裂し、相手の弾丸を喰らうように広がり、お互いの弾丸は相殺して消えた。
電のコピーは再びライトニングボルトを放とうと、電気を再び溜めだす。所々から漏れる電気がカナチの肌を刺激する。
ならばと、カナチは壁を蹴り、宙に浮く。カナチはセイバーに大地の力を込め、一気に突き出す。
「喰らえ!割木斬!!」全体重をかけた下突きは、電のコピーに大ダメージを与える。
破損した銃身からは所々電気が弾ける音がした。しかし電のコピーは一向に引こうとせず、次の攻撃準備に移る。
「Blade Mode,Active…」再び両腕の武器に刃が出現し、カナチを貫かんとする。
ようやく痺れが収まったカナチは、相手を翻弄するかのように裏を取る。
「コイツを叩き斬れば…!!」カナチは裏にあるコイルを狙ってセイバーを振り下ろす。
しかし相手もそれを防ぐかのように、カナチの左腕を狙って突き刺そうとしてくる。
カナチは咄嗟にセイバーの軌道を反らし、敵の攻撃を弾いた。状況は再びイーブンに戻った。
お互い睨み合いが続く中、先に動いたのはカナチ。今度は武器を斬ろうと先に突っ込む。
「ならば先にコイツを!!」セイバーの軌跡は相手の武器目掛けて描かれる。
しかし電のコピーもそれを見切っていたのか、跳んで回避する。
「…想定通り!」なんとカナチは相手が回避する前提で斬りかかっていた。
カナチは後隙を打ち消すかのように、そのまま勢いを殺さずに、セイバーに炎を纏わせる。
「昇炎斬!!」燃え盛る炎の剣は相手の右腕の武器を斬り落とす。切り口からは剥き出しの電線から火花が漏れる。
大量の電気が漏電したからか、相手の動きも鈍くなる。
(今ならいける!)そう確信したカナチは再び裏を取る。電のコピーも反応したが、漏電の影響か、途中で止まってしまった。
相手の背中のコイルをぶった斬るカナチ。大量の電気が蓄えられていたからか、爆発を起こして機能停止した。
カナチが電のコピーに近づくと、コア部からまた1枚のカードが浮き出た。
カードを手にしたカナチは火花散る残骸を残してその場を去った。

138ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:19:03 ID:rXAORtQc0
また元の場所に転送されたカナチは再びドアにカードをかざす。予想通り、発光体のうちの1つの色が変わった。
「あと2つか…」「ここが折り返し地点ンマ!あともうちょっとンマよ!」けんまはカナチを励ます。
カナチは敵が居ないのをいい事に、少し休憩してからまた転送された。

―所変わって綜司令室では機械兵たちが慌てていた。「親方さま、例の人物は我々の罠を突破しているようですが…」
「そうか、なら"アレ"の準備をしてほしいんや。」「了承しました。それではここに持ってきます。」
(破られるのは想定してたといえ、あのペースで突破されるんは想定外やな… 間に合うか?)
"A.C."モニターを見つめながら、静かに次の一手を探る。

カナチが転送された先には巨大な水槽が設置されていた。眼前の水槽は深く、潜るのが申し訳ないくらい澄んだ水で満たされていた。
マスクを付け、いざ水中に潜ると、予想通り1体のアンドロイドが待ち構えていた。
人の姿をしているが、呼吸で生じる泡が一切出ていなかった。相手は何も発さず槍を構える。
お互い無言の空間に緊張が張り詰める。AIがどう認識しているのかは不明だが、カナチは無言の圧力を感じていた。
しかしその緊張も長くは続かない。先に動き出したのはカナチ。水の抵抗で動き辛い中、素早く相手に近寄る。
だがここは相手が本領発揮する水中。座間子のコピーはあの時と同じく、優雅に回避する。
そして宙を舞うように氷を残しながら泳いでいく。氷は不規則に揺れながらゆっくりと落ちてくる。
カナチはセイバーで叩き割るも、水の抵抗に力を奪われ座間子のコピーまで辿り着く事が出来ない。
相手の表情は一切変わってないのだが、カナチには不敵に微笑むように見えた。
水はカナチの身体に纏わりつくように力を奪い、カナチを苦しめる。
座間子のコピーは苦しんでいるカナチの前に降り立ち、手にした槍に強烈な冷気を纏わせる。
カナチは絶体絶命の危機に立たされるも、一か八か、バスターにエレメント・エレキをセットする。
水中で電撃弾を放つとどうなるか分からないが、それでも賭けるしか無かった。
カナチは感電覚悟でバスターを構える。銃口は電撃を放つ用意をする。
相手の持っている槍から氷竜が放たれる。カナチはそれを撃ち抜くようにバスターを放つ。
感電すると思っていたカナチだが、不思議な事に放たれた電撃弾は漏電する事なく相手の方へ向かった。
放たれた弾丸は氷竜を撃ち抜き、座間子のコピーに当たる。強烈なノイズがヘルム越しに聞こえる。
何とも言い表せないその音は、機械ながらも苦しんでいるようにも聞こえた。
しかしここで同情する訳にもいかず、カナチはさらなる追撃のためにも動き出す。
倒さねば先に進めないのは分かっている。カナチの中で一瞬葛藤が生じたが、相手は機械なのだと改めて認識させて打ち消した。
セイバーを握る手に力が籠もる。剣は座間子のコピーを貫くかのように軌跡を残す。
しかし相手はこれでもまだ動けるらしく、再び槍に冷気を纏わせる。
先程よりも早く冷気を装填する為に、周囲の水が凍りつくほどの冷気を槍が放つ。
カナチもこれに対抗すべく、再び剣を構える。セイバーは放電準備をし、その刀身に電撃を灯そうとしていた。
相手はカナチ目掛けて氷竜を放つ。カナチもそれを打ち破るように雷光閃を放つ。
お互いが動かなくなり、しばらく静寂の空間が訪れた。双方が止まっている中、座間子のコピーは凄まじいノイズ音を放つ。
数秒程経って、ノイズが止んだ。座間子のコピーは力を失い、ゆっくりと崩れ落ちる。
胸のコアからゆっくりとまた1枚のカードが出てくる。カナチはそれを手にして早々と部屋から出ていった。

139ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:19:37 ID:rXAORtQc0
戻ってきたカナチだが、その息遣いは荒かった。「カナチ… 大丈夫ンマ?少し休んだほうが…」
「休みたいのはやまやまだが、ここで立ち止まる訳には…」カナチは扉に向かおうとしたが、身体が言うことを聞かない。
常人だと生存の危機に瀕するほどの疲労を負いながらも、扉に向かって歩こうとするカナチ。
扉に向かう途中でついに倒れ込んでしまうカナチ。「クソッ…!!」声を出す余力も無いのか、誰にも聞こえないような声だった。
「カナチ、効くか分かんないけどコレ使ってみるンマ?」けんまは転送機を使い、カナチに1本のドリンクを送る。
ラベルの無い褐色瓶には無色透明の液体が入っていた。「それ、本来医者が数字見ながら使う物ンマが…」
瓶の蓋を開けると独特の臭いがしていた。カナチは覚悟を決めて一気に飲み干す。
「そ、そんな一気に飲んじゃ…!!」「…何も無いよりマシだろ。」
しかし数分ほどしてカナチの身体に異変が起こる。「何だコレ… 身体中が痛い…!」
「副作用も聞かずに飲むから… 大丈夫ンマ?」しばらくカナチは苦痛に耐えていた。
しかし30分もすると、自然と痛みが収まってきた。痛みが引くと、カナチは再び動けるようになっていた。
「あの副作用に耐えたンマ…!? 本来劇薬のはずンマよ!?」「でも結構効いたみたいだな。さっきまでの疲れが嘘みたいだ。」
「カナチの身体、どうなってるンマ…」カナチは扉にカードを通す。残るところあと1つの鍵を通せば開くはずだ。
そしてカナチは再び転送された。

転送された先は火の粉が舞う空間だった。どこかから焦げた臭いもし、六実と戦ったあの場所を思い出した。
「…やはりお前が相手か。」炎を掻い潜るように現れたのは六実の姿をしたアンドロイドだった。
六実のコピーは何も言わずに両手に炎を纏わせ、弓を形作る。
「Ready…」六実のコピーは静かに呟くと、高速で炎の矢を乱射してきた。
飛び交う弾幕の中、カナチは一つ一つ着実に避け、懐に飛び込む。
斬りかかろうとしたカナチだが、相手もこの行動は想定内であり、直ぐ様両手の弓で斬り上げて反撃する。
カナチは構えを見切り、飛び退いたが、相手の後隙に喰らいつくように再び飛び込む。
六実のコピーも飛び退きながら矢を連発し、お互い読み合いが続く。
ならばと、カナチは素早くバスターにエレメント・アクアをセットし、アイスジャベリンを放つ。
放たれた氷槍は六実のコピーが放った炎の矢をかき消しながら突き進む。カナチは氷槍に続くように懐に潜り込む。
氷槍は六実のコピーに宿る両手の炎を消し飛ばし、凍てつかせる。カナチもそれに続くように追撃をする。
「水月斬!」セイバーは三日月の如き水の軌跡を残し、敵を斬り裂く。
斬られると同時に強烈な電磁波を放ったのか、通信機から異常なノイズが鳴る。
しかし相手もまだやれると言わんばかりに再び両手に炎を灯す。灯された炎は勢いを増し、身体を包むかのように燃え上がる。
六実のコピーは片手に荒れ狂う炎の弓を、もう片手には一筋の光と化した炎の矢を構える。
カナチは水月斬で炎の弓を叩き斬ろうとしたが、相手が矢を放つほうが早かった。
放たれた矢は空中で炎の柱となり、カナチ目掛けて降り注ぐ。「間に合うか!?」カナチは全速力でその場から逃げ出す。
炎の柱は一面を焦土にせんとばかりに燃え上がる。
燃え上がる炎を静かに見つめる六実のコピー。その目には意思という物を感じさせなかった。
しかしその炎の柱を大穴を穿つとともに貫いてきた物があった。アイスジャベリンだ。
カナチは大穴をくぐるように再び懐に飛び込む。カナチの持つセイバーには水の刃が形成されていた。
相手も炎の剣と化した弓で防ごうとするも、水の刃の前では無力だった。炎は音を立てて消える。
斬撃の軌道はコアを逸れるも、相手に大きな痛手を与える。飛び散った水が一気に蒸発して辺りは一瞬蒸し暑くなる。
カナチは更に追撃しようとしたが、相手は火花を散らせながらも無理やり回避する。
しかし相手も相当無茶をしているのか、動きが鈍くなる。関節部にダメージが相当入ってるのか、時折姿勢を崩す。
カナチはその隙を見逃さず、姿勢を崩した瞬間にセイバーをコアに突き刺す。
六実のコピーはノイズすら立てずに静かに崩れ落ちる。そして再び立ち上がる事は無かった。
そして貫かれたコア部分からは、オイルで汚れたカードが出てきた。カナチはカードを手にし、その場から去った。

140ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:20:11 ID:rXAORtQc0
4枚のカードを手にし、戻ってきたカナチは再びあの扉の前に立つ。
「いよいよこの扉が開く時だな。」「何があるか分からないンマ、何かあったらすぐに逃げるンマよ。」
カナチは4枚目のカードを通す。すると4つの光の色が全て変わり、ゆっくりと扉が開いていく。
静寂の中、カナチは先に進む。行く手にはトラップこそあれど、敵が一切居ないのが逆に不思議だった。

所変わって綜司令室では、総員が戦闘用意をしていた。「親方様、ついに突破されたようですが、如何しましょうか?」
「せやな… アンタらは全員奇襲の用意はしといて。1箇所にはくれぐれも固まらんようにな。」
「了解しました、親方様。」そう言って戦闘準備の出来た機械兵達はその場を去っていった。
(ウチも出なアカンようやな…)"A.C."は自分用のアーマーを展開し、感覚を確かめていた。

奥に進むにつれ、仕掛けが過激になっていった。だがそんな物など横目にカナチは次々と進む。
電撃トラップが仕掛けられた空間を次々とリフトを乗り継いで行き、棘だらけの空間を一気に登っていく。
そして長い通路を通り抜け、ようやく大扉が見えた。
「…ようやく最後の扉のようだな。」「覚悟を決めたら入るンマよ。」扉からは得体の知れない威圧感が漂っていた。
カナチが大扉を開け、中に入ると誰かが玉座に座っていた。「やっと来たな、待ちくたびれたで。」声の主は一人の少女だった。
「お前が"A.C."か。」「ご明答。ウチが"A.C."や。」通信機越しに皆が騒然とする。相手は男性だと思ってただけに余計騒然とした。
「ソッチから来てくれるとは、ウチも探す手間が省けたんや。どうや、ウチの部下にならんか?」
「…散々問題起こしてる集団に入るのは御免だ。」「そうか、ならば力尽くでもやるしか無さそうやな…」
"A.C."は玉座から降りる。「ウチを舐めたら… アカンで!!」
"A.C."は刺さっていた杖のような物を抜いたかと思えば、一瞬でアーマーを展開した。
"A.C."は静かに浮き上がり、持っていた杖のような物にエネルギーを纏わせる。
「ウチのハンマー、喰らうと痛いで?」そう言うと"A.C."は姿勢を変え、一気に突っ込んできた。
カナチは飛び退いて避けたが、ハンマーに叩かれた場所は焦げ付いていた。
「コレで終わりやと思わんといてな!」"A.C."がハンマーを振り上げると、炎の柱が発生した。
炎の柱は絨毯を焼きながらこちらへと迫る。しかしカナチは六実のコピーとの戦いを冷静に振り返る。
「そんな物通用するか!!」放たれたアイスジャベリンは炎の柱に風穴を開ける。カナチは開いた穴を通り抜ける。
放たれた氷槍は手にしたハンマーで弾かれたが、貫いた炎の柱は跡形もなく消えた。
「アンタの判断力も中々やな。ますます欲しくなったわ。」「言っただろ、お前の下に行く気は無いと。」
「そうか、ならこれはどないや?」"A.C."はハンマーを振り上げる。すると隠れていた機械兵が一斉にカナチを襲おうと飛び出す。
あっという間にカナチを取り囲むように陣形を組み、一斉に武器を構える。
「この軍勢を前にしてまだ抵抗するか?」"A.C."はすぐにでも攻撃命令を下せるように構える。
「クソっ…」流石のカナチでも、この量には対抗出来ない。

"A.C."がハンマーを振り下ろした瞬間、見覚えのある影が横切った。ふと後ろを向くと、機械兵が纏めて斬られていた。
「お前は…!!」「間に合ったようだな。」カナチの前には山岡が立っていた。
「脱走者のお出ましか。」「俺はお前に囚われたつもりなど最初から無いぞ。」山岡は剣を鞘に収め、カナチの方へ振り向く。
「この勝負、俺とお前、どっちが"A.C."の相手してもいい。お前はどうする?」
「それならオレが"A.C."の相手をする。山岡は引き続き雑魚の処理を頼んだ。」「了解!」
山岡は再び剣を抜き、機械兵の群れへと突っ込んで行った。

141ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:20:45 ID:rXAORtQc0
「これでお互いに"邪魔者"は居なくなったな。」「アイツが乱入してくるとは想定外だったがまぁええやろ。」
双方武器を構え睨み合いが続く。お互いの硬直を破り、先に動いたのは"A.C."だった。
「ほなこっちから先に生かせてもらうで!」手にしたハンマーをひょいと振ると、次々に電撃が走る。
天井から床に向けて走る電撃は、じわじわとカナチのほうに向かう。
だがカナチは動ずる事もなく、電撃の合間を縫って"A.C."の懐に潜り込む。
カナチはセイバーで斬りかかろうとしたが、"A.C."もハンマーを使って抵抗する。
「見えたで!」ハンマーで弾き飛ばされるも、受け身を取り体制を持ち直すカナチ。
"A.C."がハンマーを地面に突き刺すと、カナチを取り囲むように大木のような物が急に生えてきた。
ハンマーを振り上げ、追撃を加えようとしたが、突如として大木に炎が周り、包囲が解かれる。
カナチが手にしていたセイバーには炎がまだ微かに残っていた。「この程度でオレを止められると思うな。」
「流石やな、でもコレは避けられないやろ!」"A.C."はハンマーをロケットランチャーの如く担ぐ。
ハンマーが纏ったエネルギーは青白く輝いたかと思えば、細かい氷塊が次々と撃ち出される。
氷塊は弧を描きながらカナチの方へ迫る。後ろへ下がるも、氷塊は弾道を変えて再び迫る。
しかしカナチもただ避けてる訳ではなく、次の一手の準備を整えていた。氷塊がおおよそ一直線上に並んだ時、カナチは一気に攻める。
青白い閃光の通った場所にあった氷塊は粉々に粉砕され、"A.C."に肉薄するようにセイバーの刃が突き立てられていた。
「そう来たか。」「まさかそうやって雷光閃を防ぐとは思わなかったな。」電撃を纏ったセイバーはハンマーの柄で防がれていた。
お互いがお互いの武器を弾き、戦局は再び振り出しに戻る。"A.C."は再び攻撃しようと、ハンマーに橙色のエネルギーを纏わせる。
ここでカナチはある事を思い出す。纏う光の色で攻撃が分かる相手がふと脳裏をよぎった。カラコロスだ。
"A.C."がハンマーに纏わせたエネルギーの色は橙色、これがカラコロスの時と同じならば次は炎属性の攻撃が来る。
纏わせたエネルギーが炎に変わり、カナチに襲いかかる。カナチは読み通りの攻撃が来たので、即座に水月斬の構えを取る。
形成された水の刃は炎を火の粉すら残さず斬り裂く。だが相手は炎を放つと同時にまた別の攻撃準備を済ませていた。
灯された光の色は翠玉色、カラコロスの時の記憶が正しければ、木属性の攻撃の予告だ。
"A.C."はハンマーを再びランチャーのように構え、そのままエネルギー弾として放つ。
放たれた弾丸は見る見る間に実体を持ち、まるで硬化した蔦のように変化していく。
そしてカナチの眼前で炸裂し、カナチを取り囲むように蔦が広がる。だがカナチも屈さず、直ぐ様フレイムアローを放つ。
カナチを取り囲むように展開された蔦は、穴を徐々に広げていくように燃える。貫いた炎の矢は"A.C."の頬を掠めるように飛んでいく。
「…流石ここまで来れるだけあるな。褒めたるわ。」「お前と戦っていたらカラコロスを思い出してな。」
「あぁ、あの無能変態ドルオタ短小産廃野郎か。」(酷い言われようンマ…)カラコロスの酷い言われようにけんまは突っ込まざるを得なかった。
「アイツは適当に偽の報酬見せたらまんまと引っかかったから扱いが楽やったな。」「お前にとってはアイツも捨て駒と。」
「せや。ただアイツの能力は本物やったな。」「真似してるなら道理で似てる訳か。」「ただ…」"A.C."はハンマーを大きく振りかぶる。
「あの無能と同じだと思わんといてな!!」"A.C."はハンマーに纏わせたエネルギーを推力に変換させ、高速で迫ってくる。
カナチは咄嗟にセイバーを構えるも、重い一撃の軌道を逸らす事しか出来なかった。

142ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:21:19 ID:rXAORtQc0
「中々の反応速度やな。」"A.C."は再びハンマーにエネルギーを集中させる。「だが次はそうもいかんで!!」
ハンマーに蓄えられた紫色の光球が打ち上げられたかと思えば、空中で分裂し、カナチに襲いかかる。
分裂した光球は速度を増して飛んでくる。カナチはバスターで相殺しようとしたが、数が多すぎて数発しか相殺出来なかった。
残ったうちの数発はセイバーで弾けたが、残った分がカナチに当たってしまう。「ガァっ…!!」
どの属性も帯びてない光球は純粋なダメージをカナチに与えた。「所詮はそんなモンやろ、おとなしくすればこれ以上はやらんで?」
「この程度で… 退く訳ないだろ…!」ふらつきながらも再び立ち上がるカナチ。「まだ立ち上がる根性があるんか。」
"A.C."は再びハンマーを掲げる。その先端ある光球は琥珀色を放っていた。「もうこれは避けられんやろ!!」
ハンマーを地面に突き刺すと、再び無数の雷がカナチを襲う。落雷は徐々にカナチの方へと迫り、被弾を覚悟した次の瞬間だった。
何者かがカナチを横へ突き飛ばした。「ぐぁっ…!!」カナチは目を疑った。山岡がカナチの代わりとなり落雷を受けていた。
「カナチ…! 早く立て!」「山岡…!」カナチは再びセイバーを手にし立ち上がる。「ここに来てお仲間ごっこか?」
「…その手の挑発には乗らんぞ。」「ほう…」「だが…」カナチはセイバーを強く握り、大きく飛び上がる。
「一発斬らせろ!幻夢零!!」放たれた斬撃は床を割りながら進む。「そんな物… 通用せんわ!!」"A.C."は再び紫色の光球を放つ。
双方の攻撃がお互いの中央でぶつかる。衝撃波が発生する程の威力でぶつかり合う。「お前の攻撃なんぞ…」
"A.C."が余裕を見せようとした時、光球が斬撃で真っ二つに斬られた。その様子を見た"A.C."は青ざめ、急いで回避体制を取る。
斬撃はそのまま真っすぐ進み、玉座を切り裂いたところでエネルギーを使い果たしたのか、そこで消滅した。
「何や今の…」「オレがお前より劣っているとは思わないでほしいな。」カナチは再びセイバーを構える。
「オレの信念としてある物を言おう。」"A.C."も体制を戻し、再びハンマーを構える。
「この剣において、私は負けない。」そうカナチが言うと、再び"A.C."の胸元に飛び込むように斬りかかる。
"A.C."は飛び上がって回避したが、カナチもそれに喰らいつくように追いかける。"A.C."は氷塊を再び放とうとする。
「させるか!!」カナチは大きく振りかぶり、渾身の一撃を放つ。

143ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:25:03 ID:rXAORtQc0
遂に斬撃は"A.C."のコア部に届いた。"A.C."は意識を失ったのか、ゆっくりと下に落ちていった。
「終わったンマか…?」地に落ちた"A.C."のアーマーはコアが破壊され維持出来なくなったのか、粒子になるように消滅した。
「山岡、お前大丈夫か?」「へっ… あの程度でくたばるかよ。」「立てるか?」「あぁ。」山岡はカナチの助けを得て再び立ち上がる。
「さて、どうやって帰ろうか…」カナチが"A.C."を抱えたその時、崩れ落ちた玉座の陰から何者かが出てくる。
「ジムッwwwwジムッwwwwよくもやってくれたジムねぇ…」そこには褌一丁のおおよそ人間とは思えない男が立っていた。
突如現れた乱入者に驚く二人。「うへぇ。なにあの人。…ヘンタイさん?」通信機越しに見ていた拠点も騒然とする。
「お前は何者だ!!」力強く問う山岡。「そんなの今答える必要無いジムよ。」
そう言うと、彼は眉毛を怪しく光らせ始めた。「お返しジムよ!!」「頭が…!!!」「クソっ…!!」
二人は謎の頭痛に襲われ、しゃがみ込んでしまう。「お前らも俺の手下になるジムよ!!」二人は表現出来ないような声で苦しむ。
彼が謎の力を最大限に強めようとしたその時、後ろから何かが飛んできた。

「サウザンドエッジ!!」無数のナイフが彼に向かって飛んでいった。彼はカナチらに掛けていた力を一度解放し、バリアを張る。
「俺の力を受け付けないとは… 何者ジムか!!」奥から走ってきたのはアーマーすら着込んでいない一人の少女だった。
「あら、私の事? そうね… "千刃剣魔"とでも名乗っておきましょうか?」「許せないジム!即座に―」
「うるせぇぞ… さっきはよくも!!行くぞ山岡!」「おう!!」そう言って二人は大技の用意をする。
「何をしようとこっちには通用しないジム!」そう言って再びバリアを展開したが、それも束の間。
「ぶった斬れ!幻夢零!!」迫る斬撃は容易にバリアを斬り裂く。「今だ山岡!」山岡は着ていたマントを彼に被せる。
「喰らえ!一撃必殺・アスパイアブレイク!!」山岡の剣はマントごと彼を真っ二つにした。
直後、マントは血まみれになったが、山岡はそれをめくろうとしなかった。
「…もう終わりか、根性無しめ。」山岡はぶった斬られた彼にそう言うと、彼の残骸を蹴飛ばした。

「さて、これからどうしようか…」カナチがけんまに相談しようとした瞬間、衛星が大きく揺れだす。
突如鳴り響く警報音。「たっ…大変ンマ!!衛星がこのままだと墜落するンマ!!」「どういう事だ!?」
「恐らく奴が死ぬ間際に墜落させる軌道に載せるようにしたんだろう。」「私の計算が正しければ5分くらいがタイムリミットかしら…」
「5分!?全員帰れるのかよ!?」「ここの転送装置だと多分二人が限界ンマ…」「カナチ、どうするか…」
「山岡、お前は"A.C."を連れて先に帰れ。」「先に帰れって、お前はどうするんだよ!!」
「オレは… こっちで何とかする。」「何とかって…お前!!」「けんま、先にこの二人を転送してくれ。」
「…本当にいいンマか?」「…あぁ。」「分かったンマ。」そう言ってけんまは山岡ら二人を転送した。
「困ったな… で、どうするんだ?お前は帰る方法を知ってるのか?」「一応あるにはあるみたいよ。」
「そうか… あるのか!?」「えぇ、この衛星の最下層に転送装置があるみたいなの。それなら多分行けるかと…」
「そうか、ならそれに賭けるしかないな。」そう言って二人は崩壊し始めた玉座の間から出ていった。
衛星は逃げたカナチの後を追うように崩壊していく。「早く逃げろ!このままだと飲まれるぞ!!」
ひたすら来た道を逆走する二人。どこまで走っても鳴り響く警報音は消えない。
罠が大量に仕掛けられた通路を通り抜け、閉じ込められたあの部屋を通り過ぎる。
ふと窓の外を見ると、衛生が炎を帯び始めていた。「間に合うか…!?」だがここで足を止めている場合ではない。
二人は無我夢中に最下層を目指し走り続ける。足を止めたら宇宙空間に放り出されるのだ。
後ろの方では玉座が崩壊し、宇宙空間に残骸が散らばりだしていた。その一つ一つが炎を帯び、流星群に変わろうとしていた。
しばらく走り続け、ようやく転送された場所まで辿り着いた。「ここでいいのか!?」「いえ、もっと奥にあるわ!」
「畜生、まだ先か…!!」二人は崩れ落ちる衛星の奥へ奥へと進む。

144ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 15:28:46 ID:rXAORtQc0
そして辿り着いた最下層、二人は巨大な転送装置を目の当たりにした。
「恐らくこれの出力だと地上まで帰れるわ!」「でもこれロックされてるんじゃ…」「そんなのはどうにでもなるわ!」
千刃剣魔はひたすらキーボードを叩き続ける。再び大きく揺れる衛星。「カナチさん、早く乗って!もう少しでどうにかなるわ!」
「でもお前は…」「大丈夫、私も戻るから。」千刃剣魔はカナチを強引に転送装置に乗せると即座に転送装置を起動した。
カナチは千刃剣魔に何か言いかけたようだが、崩落音で聞き取れなかった。
「任務完了しました、後は最終処理をお願いします、マスター。」千刃剣魔がそう言うと、彼女は崩落した瓦礫に巻き込まれていった。

気がつくとカナチは拠点に戻っていた。「おかえりンマ!」「ちゃんと帰ってきてくれたの、嬉しいのです!」「今夜はお祝いだね!」
皆がカナチの帰還を祝福した。だがカナチには一つ心残りがあった。あの後千刃剣魔は戻れたのだろうか、カナチはずっと気になっていた。
彼女との通信はロストしたままとなっており、生死が未だに分からなかった。少なくとも生き延びていればいいのだがという思いがずっと巡っていた。
そうしてカナチはしばらく複雑な思いを抱えていた。数日経っても千刃剣魔との通信は確立せず、死亡説すら出始めた。
だがそんなある時、拠点に訪問者が現れた。

「あの時以来ですね、カナチさん。」「千刃剣魔…?」「その反応は死んだと思ってたでしょ?」
「当然だろ、あの後通信ロストしたからな。でもどうしてここに…?」「座間子ちゃんの端末情報から調べたのよ。」
二人が軒先で話していると、座間子がやって来た。「千刃剣魔さん、その"身体"は…」
「いいでしょ。マスターに"創って"もらったのよ。」「え…?今"創って"もらったって…」
「あら、気づかなかったの?私は"ヒューマノイド"(人型ロボット)なのよ。」千刃剣魔の真実を聞いて驚くカナチ。
「それじゃあ、あの時の"身体"は…?」「あの"身体"は衛星と共に焼けたわ。今の"身体"は2代目よ。」
「なら中身はあの時と別物か?」「ううん、違うわ。中身は崩壊する直前の物と一緒よ。」
「何かこんがらがってくるな… そういや前の"身体"への未練は無いのか?」
「ロボットにそんな事訊くって野暮ね。そんな物なんて無いわ。それに今の"身体"のほうが高性能だし。」
「あの人の事だから前の"身体"は間に合わせでしょ?」「まぁそんなところね。ところで中に入れてくれるかしら?」「あ、あぁ…」
そうして皆は思い思いに話をしていて気づくと夜になっていた。
「もうこんな時間ンマ… ちょっと話し過ぎたンマね。」「いいんじゃない?こうやって平和が訪れるのも久々だし。」
「そうだな。俺もようやく本業に戻れそうだな。」「そういや山岡さんの本業って?」「一応弁護士だぞ。」
そう言って山岡は以前着ていたスーツを鞄から出した。その胸部には弁護士バッジが輝いていた。
「俺はこの騒動が一段落したら本業に戻る予定だ。お前らはどうするんだ?」「私は元居たところに帰ります。」
「電もそうしたいのです。カナチお姉ちゃんはどうするのですか?」「オレは… 以前何をしてたか思い出せてないからそこからだな。」
「記憶障害ってのも問題だな。あの先生が生きてたら紹介したいが何せあれから50年経ってるからな…」
「何か知ってるンマ?」「いや、前に脳外科医から仕事来たんだけどな。」「そういう事ンマね。」
「以前どこに住んでたか覚えてないけど流石にこのままけんまの世話になり続けるのも…」「その辺は大丈夫ンマよ。」
「けんまちゃんは凄いのです!」「本当にいいのか…?」「けんまもカナチが前に何やってたか気になるンマ。」
「それで問題無いならいいけど…」「ではそろそろ私達は帰らせてもらいますね。」「おう、分かった。」
「日曜日にまた来るのです!」そうしてカナチとけんま以外はそれぞれ帰路についた。
残された二人は再び拠点に戻り、眠りについた。

そうして翌日からは再び平和な日々が取り戻された。
ニュースでは未だに今回の事を報道しているが、誰もカナチらが被害を防いだ事を知らない。
あの衛星は幸いにも海上に墜落したために被害は無かったものの、学者達は挙ってあの衛星に喰らいついていた。
他の皆も再び元の生活に戻っていった。だが今回の一連の騒動は死ぬまで忘れる事は無いだろう。

The Sealed Swordman "K" 終わり

145ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 18:24:05 ID:rXAORtQc0
ようやく完結した、カナチのクッソ長い話の最終話
6話が最長になると言ったな、あれは嘘だ(21847文字/507行)
ムツケーどころかデリュケー含めても完結まで最長だと思う
文量的にはカーランより短いくらいっぽい(手元のファイルだと行数はほぼ同等、文字数が1万文字少ない)

例の如くやたら長いあとがき

以前からずっと悩んでた自キャラを出したくても出せない悩み、千刃剣魔の登場で全部解決したわ
千刃剣魔を剣キャラのロボットにしたら色々設定面に融通がきいた
個人的な設定(ガン無視二次創作可)は"中身"(サイバーエルフ)は座間子が持ってる端末に入ってるデータを改造した物
"身体"(フレーム)は民間用をベースに魔改造した物で基盤は自キャラ(ロボット)の設計を流用した物になる
だから1/3くらい自キャラ(謎理論)
ワイ「ちょっと待て、千刃剣魔登場で全て解決したわ」

BGMはステージはメテオサーバー https://www.youtube.com/watch?v=aoCeq7dF_l4
ラスボスはアレンジ指定でワールド4のワイリー戦 http://tsubu.ath.cx/~worldout/music/ym_rw4_lstbtl.mp3
脱出シーンはFalling Down https://www.youtube.com/watch?v=aiANryc2ujo

座間子、地味に準主人公枠になってるような 愛故に例の第三者と絡めたからこそなんだろう
多分ここまで愛情が分かりやすいのは当職だけだと思う
参考程度にワイ版座間子の大まかな設定は純粋無垢で包容力のあるお姉さんキャラ

しかし他作品のオマージュ多すぎないか?
ロックマンやら悪魔城ドラキュラやらガンヴォルトやらボクらの太陽やら… やってないゲームのネタ入れるとかこの作者どうかしてるわ
ちなみに「うなヘ」は電に言わせてるイメージ 純粋なのに言われたら余計痛いやろなあ

黒幕、4話書いてる辺りから出落ちキャラにするのは決まってた 現実でもそんな感じでしょアイツ
なお名前は出してないのでセーフという理論

さて、この話の裏設定みたいなのを書こう
この話、元々ほぼオリジナルの作品に繋げれるように意識して書いてたりする
この話の続きの1つが自作の別の話に繋がる
更にシステム面に関しても流用が出来るように考えてて内部的には5属性以外に4属性追加する予定(うち1つはパキーンの判別用に使用)
度々出てくる例の第三者も実は言ってる作品のキーパーソンになってきたりする

他に書きたい事あったような気がするけど今は思い出せない 何か聞かれたら答える
さて、おまけの18禁外伝を書くとするか

146名無しっ子:2019/03/27(水) 19:18:31 ID:u/41fXbQ0
出感。
長期連載お疲れ様でした

147ザマコスキー(仮):2019/03/27(水) 20:51:54 ID:rXAORtQc0
せや(唐突) pastebinに手元のファイルを投稿しとくから一括して読みたい人は見てな
https://pastebin.com/SUxumbdY

計62384文字/1423行
ファイル容量:176,441B(約172KB)

148名無しっ子:2019/03/27(水) 22:06:46 ID:x3ef58V.0
出感。

149ザマコスキー(仮):2019/03/28(木) 00:20:24 ID:xMKTwCxM0
唐突に思い出したのでちょっと追記
・りんご飴先輩のアーマーについて
https://i.imgur.com/OUGGmMw.jpg
このアーマーデザイン、エグゼ6やった人ならすぐ分かるけどヘルムはどこからどう見てもグレイガビーストがベース
https://vignette.wikia.nocookie.net/megaman/images/3/30/Exe6_promo_gbeast.png
ここで話の本題に移る前にグレイガの設定を確認してみましょう

グレイガ(Gregar) https://vignette.wikia.nocookie.net/megaman/images/0/05/Mmbn6_booklet_gregar_copy.png
ロックマンエグゼ6に登場するキャラクター。作中世界で発生した「プロトの反乱」という事件の後にバグが集合する形で誕生した。

ここまで書いたら勘の良い人はグレイガビーストのデザインを使ったかすぐ分かるはず
そうです、裏にバグ集合体(23)が居る事を仄めかしてました
デザインに関しては先にバグ集合体(23)が出落ちの黒幕で出る事から決定したのでバグ集合体(23)が後ろに居るなら同じバグ集合体をデザイン元にしてもいいんじゃないの?って形で決定した
バグ集合体(23)は他人を洗脳してこき使う事"しか"出来ないので最初から散々絡んできたけど実は彼女も被害者という

はよデリートされんか、バグ集合体(23)

150名無しっ子:2019/03/28(木) 21:11:36 ID:3/86Xdr20
やっぱり最上級黒幕って糞だわ

151ザマコスキー(仮):2019/03/29(金) 23:52:43 ID:oc0RjNG20
半分自分用メモ
(ほぼ)全BGMまとめ
https://www.youtube.com/playlist?list=PLOzb7RSW8xgdEYx-Kx9rimKiKGzm_wI_-
OPステージ:Theme of ZERO (From ROCKMAN X)
ステージ選択:リベレートミッション
ステージスタート:https://www.youtube.com/watch?v=0w8k7GTHkM8
座間子ステージ:特設ステージの電脳
六実ステージ:火事のインターネット
十七実ステージ:環境システムの電脳
電ステージ:ヒューズマンステージ
中ボス:VS 8ボス
ボス前:Boss Encounter
ボス戦:ウェーブバトル
カラコロスステージ:Two of Braves
山岡戦:決戦、電脳獣
ボス前(カラコロス):Distortion!
カラコロス戦:Surge of Power!
カラコロス討伐:Enemy Deleted!
ラグナロク:メテオサーバー
ヒーローテーマ(山岡):You're not alone!
"A.C."戦:Dr.Wily Stage Boss -The Violent Slayer- http://tsubu.ath.cx/~worldout/music/ym_rw4_lstbtl.mp3 (本人に拒否されたら変更の可能性有)
ヒーローテーマ(千刃剣魔):Shooting Star
ラグナロク崩壊:Falling Down

他はまだ未定

152名無しっ子:2019/03/30(土) 12:19:19 ID:qQWABr/Q0
この小説をベースにゲーム製作するのですか?

153ザマコスキー(仮):2019/03/30(土) 14:38:14 ID:1QNVLgWI0
●はい。
最初からそのつもりで書いてました

154名無しっ子:2019/03/31(日) 14:19:44 ID:t68RsEO.0
出感。
期待してます

155ザマコスキー(仮):2019/04/10(水) 22:42:02 ID:KuVrswWU0
https://i.imgur.com/XiZlh09.jpg
相変わらず原作なぞ知るかって勢いで書いてるけどカナチのデザインはこういう感じになりそう
やはりロックマンは良い物だ…

コッセがワイ版カナチ見たらどう思うかな

156名無しっ子:2019/04/11(木) 23:01:14 ID:SjENVM320
自キャラが愛されてるなんてオメガも草葉の陰で喜んどるで

157ザマコスキー(仮):2019/04/23(火) 23:43:41 ID:vEpGDp6Q0
唐突に思いついたのでメモがてら
カナチの強化フォーム"Physis Form"(ピュシスフォーム)について
デザインはミュトスゼロベース
アビリティとしてスーパーアーマー及び連鎖値無視を付加
他にヒッフッハ(三段斬り)がヒッフッホッフッハッホ(六段斬り)に強化され、全技を全技でキャンセル出来るぶっ壊れのオリコンモードも搭載
そのためヒッフッホッフッハッホデイヤーから割木斬挟んでもう一度ヒッフッホッフッハッホデイヤーに繋げれる
但し時間制限が存在し、途中解除不可、1ステにつき1回のみ使用可
解除フラグは4ボスのうち1ステを攻略辺りを想定
設定はアーマーのリミッターを解除し一時的にカナチの潜在能力を解放するモード 但し体力消耗も激しいのでリミッターがある
SAが付いているので強引に殴りにいけるが過信すると死ぬって感じ

158名無しっ子:2019/04/28(日) 18:27:17 ID:PG8polGM0
カナチの強化フォームはオメリーアーマーとかエエんちゃう?

159ザマコスキー(仮):2019/05/04(土) 21:16:34 ID:wEjhfNeE0
BGMについて1つだけ追記
"A.C."イベントのBGMについてはTheme of Craftを予定
https://youtu.be/jFCvKHJFdSU
重々しいこの曲は強敵を思わせるので起用

160名無しっ子:2019/05/04(土) 23:30:01 ID:gaBMANb.0
強敵(41)

161ザマコスキー(仮):2019/05/05(日) 00:28:41 ID:AOs0P2qo0
あっカラコロスはパキーンの方向で

162ザマコスキー(仮):2019/05/30(木) 14:01:09 ID:orVel.I.0
思いついた設定メモ
・六実が使う弓について
名は炎弓(えんきゅう)ゲンブレム
実体を持たないその弓は新パルの神弓に近い性質を持ち、分離・合体を自在に出来る他、弦を引く事なく矢を放てる
また、矢の質量は無いに等しいので、矢は重力に従わず真っ直ぐ飛んでいく
矢はエネルギーの塊であり、アーマーから供給されるので無尽蔵に放つ事が可能

163ザマコスキー(仮):2019/06/05(水) 19:59:33 ID:XO.SbwCA0
ざっくり設定たれ流し
・ダーキニーちゃんの武装について
原作無視もいいとこのあの武装
作中で呼ばれる事の無い正式名称は「電磁重砲【火雷】」(でんじじゅうほう ほのいかづち)
アイデアとしてはロクゼロの闘将ファーブニルのソドムとゴモラ、ZXのモデルFXのナックルバスター、新パルの爆筒ダイナモ、豪腕デンショッカー辺りがルーツ
攻撃モーションはリコイルロッドっぽい物を予定
エネルギーの刃が出るのは新パルの撃剣辺りがルーツ
アーマーの背中に付いてるエレキマン.EXEを思わせる巨大なコイルは強力な発電機兼蓄電池
アーマーの分も含め大量に要求される電力を賄う為にかなりの出力がある
初期の設定案だとレールガンの一種だったが今は電撃弾が出る設定

164名無しっ子:2019/06/07(金) 22:30:23 ID:Y3rIB4Gk0
雷だとダーキニーちゃんじゃない方になりそう

165ザマコスキー(仮):2019/06/11(火) 19:47:56 ID:vdFVSjfw0
またたれ流し
・座間子の槍について
名は氷槍(ひょうそう)レヴィアタン
デザインは妖将レヴィアタンが使ってるのと似てるようで似てない
槍の先端が二又に分かれており、中央部からフロストジャベリン等が出せる
刃先のイメージとしてはモンハンのザボア棍みたいなの
本家との相違点として他にも刃を氷で形成する事が出来るので斬撃自体にも水属性を付加可能(エグゼ・流星では氷系は水属性)

166名無しっ子:2019/06/12(水) 21:32:21 ID:nQFcZNs.0
水だと座間子っぽいけど氷というとカナチのイメージがある

167ザマコスキー(仮):2019/06/12(水) 21:59:59 ID:DgxkqmQU0
カナチは本作だと無属性です

168ザマコスキー(仮):2019/06/13(木) 15:43:13 ID:0w.5BXk60
ちょっとメモがてら演出メモ
ステージスタート時に転送されてからアーマーを展開する(イメージはMMX4)
上から転送する(無印・X系)か下から転送する(ゼロ・ZX系)かは未定
展開スタイルは未定

169ザマコスキー(仮):2019/06/17(月) 02:07:25 ID:Db6VHpl20
頑張って月末までにおまけの話投稿したいとこ
今ルーズリーフ半分ちょいまで書いたからもうちょっと待って…

170名無しっ子:2019/06/17(月) 14:29:21 ID:SlhVOzdM0
おまけの話が知りたくて__。

171ザマコスキー(仮):2019/06/18(火) 16:21:31 ID:ywrFwek60
実装優先度低のネタ
ラスボス戦にピュシスフォームを起動した状態で入るとAIがやたら強くなる代わりにピュシスフォーム使い放題になる
BGMは新・ボクらの太陽のヴァナルガンド戦になる

172ザマコスキー(仮):2019/06/27(木) 02:25:16 ID:opcimD3c0
とりあえずおまけは仕上げた
入力はちょっと待ってね

元ネタリストを先に書き上げたい

173ザマコスキー(仮):2019/06/30(日) 12:12:15 ID:T6r8JZvI0
ここで言うべきではないかもしれませんが、自ブログのほうで小説のほうをまとめました
元ネタ解説もある程度してます

174ザマコスキー(仮):2019/07/04(木) 23:59:07 ID:0Ce2VdZU0
なんやかんやで書いたおまけその1、投稿するやで〜

175ザマコスキー(仮):2019/07/04(木) 23:59:26 ID:0Ce2VdZU0
おまけ1 -安堵-

今回の騒動が落ち着いてしばらく経ったある日の事、カナチとけんまはいつものように記憶の欠片を探していた。
だが、今日も一日探したが、過去の記憶は見つかりそうになかった。
「カナチ… 何か見つかったンマ?」「…全くだ。それらしい情報を見つけたが、どうも別人らしい。」
「流石に50年も経ってるとなかなか見つからないンマ…」カナチはパソコンから離れ、風呂へと向かった。
(全く… どこに行けばいいのか見当がつかないな…)カナチはシャワーを浴びながら、自分の事を考えていた。
文献を見ても曖昧な事しか書かれておらず、過去の自分が一向に分かりそうになかった。
浴室から出たカナチは未だに画面を凝視しているけんまを横目に床に就いた。

それから1時間半くらい経った頃であろうか、カナチは尿意を覚え目を覚ました。
カナチはトイレを済ませ戻ろうとすると、未だにけんまの部屋の明かりが点いている事に気づく。
気になったカナチがそっと覗き込んでみると、なんとけんまはカナチのパンツを嗅ぎながら自らの肉棒をしごいていた。
けんまはカナチが覗き込んでいる事に気づかず、己の欲望を満たそうとする。内心ちょっと引いたカナチだったが、意を決して不意打ちする事にした。
カナチは息をひそめ、音を立てないようにそっと近づく。そしてそっとしゃがみこみ、けんまの耳元で囁く。

「へぇ、けんまってこんな趣味あったんだ。」「ンマッ!?」けんまは抑え込んでいた白濁液をうっかりこぼしてしまう。
「ち…違うンマ…これは…」慌てふためいて必死に弁論しようとするけんま。しかしそそり立つ肉棒は未だ勢いを衰えさせない。
「…何となく気づいてたけどさ、お前オレのこと好きなんだろ?」そっとけんまの肉棒を手に取るカナチ。
カナチの手の中でけんまのソレは脈打っている。本心を見透かされたけんまは言葉を発する事が出来なかった。
「…その反応は図星か。まったく、けんまも男の子なんだな。」そう言うとカナチはけんまの肉棒を口にした。
「好きな娘にご奉仕される、それが男の夢なんだろ?」カナチが吸い付くと同時に声にならない声を出すけんま。
「んっ…んっ…」口の中でカナチの舌が絶妙に絡みつく。"初めて"の感覚にけんまは呑まれる。
普段味わった事の無い感覚がけんまの身体を支配していく。「ンマぁ…!!」同時にカナチも自分の身体に"準備"を施す。辺りに広がる"雄の匂い"。
「カナチ…!もう限界ンマ!」けんまは耐えきれずに出してしまう。思わず顔を赤らめるけんま。
カナチは"出された物"を音を立てて飲み込む。「なるほどねぇ、これが"雄の味"ってやつか。」
一発出したにも関わらず、"臨戦態勢"を解かないけんま。「さて…」纏っていた衣服を脱ぎだすカナチ。
「その様子だとまだいけそうだな。」カナチはけんまの上に跨る。けんまはカナチを見つめ、顔を赤らめる。

176ザマコスキー(仮):2019/07/04(木) 23:59:41 ID:0Ce2VdZU0
次の瞬間、カナチは機械に端子を入れるように、けんまを"接続"した。二人は声にならない声を上げる。双方共に"本番"は初めてだった。
カナチはゆっくりと腰を動かしだす。予想以上の快楽に、カナチが動く度に周囲が見えなくなっていくけんま。カナチもけんまの上で徐々に"女"になっていく。
普段の男勝りな性格はどこへ行ったのやら、今では喘ぎ声を上げ、本能が赴くがままに腰を振り、快楽に呑まれていく。
快楽の渦の中、二人は一体となっていくような感覚を覚える。もはや周りの事はどうでもよく、今はこの快楽を楽しむだけだ。
やがてけんまは限界に近づいている事を悟る。カナチも自分の感覚からけんまの限界が近い事を薄々と感じていた。
そして仕上げと言わんばかりにペースを上げるカナチ。けんまの身体から何か熱い物がこみ上げてくる。
「カナチ…!もう出るンマ!」「オレも…もう限界!」そして二人が息を合わせたかのように絶頂する。
双方言葉には出来ないような声を上げ、その余韻を味わう。

しばらく双方は何も発しなかったが、やがて静寂を破るようにけんまがカナチに話しかける。
「カナチ…大丈夫ンマ?」「…何ら問題は無い。」「こんな事言うのもアレなんだけど、僕で良かったンマ?」
「…お前じゃなきゃ今頃再起不能になってたぞ?」「怖い事言うのはやめてほしいンマ…」
「でもお前には色々助けてもらったからな。流石にアレはちょっと引いたけど、お前だから許したんだぞ。」

そんな事を話していた二人だったが、この後妊娠が発覚して大騒動になる事は、この時誰も知る事はなかった。

177ザマコスキー(仮):2019/07/05(金) 01:17:40 ID:AY9bU.vw0
長いあとがき程度の短めの話
4話書いてた辺りからこの話書きたかった
今まで妊娠オチがムツケーであったのかは知らないけどカナチの妊娠オチは多分初めてやろ
内容に関しては頭唐澤貴洋なんでよく練られてないの許して

さて、あとがきで書く事も無いから次のおまけの話をしよう
7話でボツになったカナチ対コピーカナチ戦の執筆を始めた
おまけの話という事で強さが山岡の比じゃないくらいインフレさせる予定
どのくらい強いかというとZXオメガよりさらに強い 仮に実装するなら倒させる気あるのかコレってくらい
具体的には幻夢零・エレメンタルソニック含めた全EX技・ラーニング技を使ってくる
1本ほぼ丸ごと戦闘描写にするつもりだからガッツリ強敵にしたる

178名無しっ子:2019/07/05(金) 08:09:45 ID:I4os.flQ0
まさかの孕ませおセックスとはたまげたなあ

179ザマコスキー(仮):2019/07/05(金) 19:58:15 ID:RVGr7glw0
コピーカナチ(アルファ)の設定メモ
無属性EX枠で裂光覇枠の天照波(回復有)
通常技扱いで飯屋乱舞(セイハットウとは別枠)
アークブレード、滅閃光、ダブルチャージウェーブを入れるかは未定
各種EXはオーラを纏った後に予備動作挟んで発動
阻止は弱点属性で攻撃か一定ダメージ
オーラを纏ってる間はダメージ無効
オーラ耐久は無属性<他

180名無しっ子:2019/07/05(金) 23:51:55 ID:YObN.h4.0
カナチって妊娠できたんやね

181名無しっ子:2019/07/29(月) 22:01:46 ID:CwS7kngU0
今悩んでる事
ピュシスフォーム、元ネタに寄せて銀髪ポニテにしようか凄く悩んでる
流石にポニテにしたら(今までもアレだが)原作とは何だったのか状態になりそう
なお電

あと名前規制はやり過ぎな気がする

182名無しっ子:2019/07/30(火) 11:28:44 ID:ysM.NtN60
思い出したので追記
ピュシスフォームの元ネタになってるミュトスゼロってこんな感じ
https://giga-images-makeshop-jp.akamaized.net/intidirect/shopimages/1_000000000013.jpg

183名無しっ子:2019/07/30(火) 13:23:46 ID:gdj//Sxc0
けんまは髪型を弄りやすいゾ

184名無しっ子:2019/08/11(日) 23:34:12 ID:NVBfLtAU0
小説執筆のタスク優先度上げたのとカナチにポニテ付ける方向で決めたのでそこそこ早いうちに完成させたいとこ

185名無しっ子:2019/08/12(月) 22:27:59 ID:52jwwsQs0
メモ:ヒッフッハが50-60-70でHP4500くらい
70-70-80にすると5000超えくらい?

186名無しっ子:2019/08/13(火) 02:18:49 ID:rxsZHkh20
使うかどうか分からんが一応メモ
武器取得時の曲はW3の武器ゲット(Rushjet1ニキ版)
https://www.axfc.net/u/3998297

187名無しっ子:2019/08/26(月) 00:55:02 ID:NWpi1.3A0
何となく世界観を共通させただけのおまけの話の構想が出たけど千刃剣魔をファミリー入りさせていいんだろうか
ここだと自キャラ出すより千刃剣魔出すほうがいいのは分かってるんだが

188名無しっ子:2019/08/26(月) 14:16:31 ID:KClDD5560
千刃剣魔がファミリー入りするよう頑張ればエエんやで

189名無しっ子:2019/09/01(日) 18:16:07 ID:hlbRKhrg0
おまけ3、今の頭の中身だと千刃剣魔陵辱モノになりそう
自分用メモ:相手はKRSW、能力は超越神力vs超越神力の設定を利用
流れとしては座間子拉致→千刃剣魔が登場→超越神力で一転攻勢→千刃剣魔陵辱パート→オチの形になりそう
千刃剣魔がロボットであるという設定を活かしていけ

190名無しっ子:2019/09/02(月) 09:27:02 ID:tKmLFkXQ0
元ネタから千刃剣磨ってロボなん?

191名無しっ子:2019/09/02(月) 16:18:28 ID:M6pFSQQc0
>>190
元ネタは多分人間
ロボットにしたのはこっちの設定
自分のキャラ出さなくていい方法が千刃剣魔のロボット化だっただけ

192名無しっ子:2019/09/03(火) 14:08:37 ID:tEC9fNv.0
なるほど

193名無しっ子:2019/09/04(水) 01:39:22 ID:EgePEthg0
流石にムツケーとは言えど恒心教の宗派に入る訳だから自キャラを勝手に出すのは御法度だからね
なおアルファ

それにシーケンスブレイク役としてマントをたなびかせた黄金の鎧を身に纏った剣士型ロボを出したら世界観壊れそうだし()
だから恒心とうっすらとは言え関連がある千刃剣魔を自キャラの代役で出してるのよ
元ネタのほうは設定が無いに等しいから自由たキャラ作れるのもあった

ちなみに自分用裏設定として自キャラのロボットと基盤共通してるって設定があったり

194名無しっ子:2019/09/09(月) 21:40:26 ID:wv13Cp4Y0
ようやくデカいのが一段落したからまた書く時間を確保出来そうかな
まだアルファ戦は序盤だからどのくらい時間掛かるかは見当がつかないが

195名無しっ子:2019/10/03(木) 17:40:05 ID:bhXQGi5Y0
なんかBGMとして貼ってたつべ垢死んでるやんけ
30分他に投稿してる垢あるかな

196名無しっ子:2019/10/04(金) 17:09:56 ID:sj60fO5k0
何か思いついたのでメモ
アルファ戦、天照波披露後辺りに山岡乱入させて2-2で戦わせる

197名無しっ子:2019/10/08(火) 15:05:35 ID:HmM4ghSc0
https://pastebin.com/SUxumbdY
執筆が私生活の影響で遅れているので現状打ち込みした分だけ既存ファイルの追記という形で先行公開

本来はGoogleドライブで公開したいところだがメイン垢なのでさすがにやめた

198名無しっ子:2019/10/10(木) 10:04:29 ID:5gF1csvU0
>>197
超大作やなあ

199名無しっ子:2019/10/24(木) 01:39:38 ID:B0TLtbUY0
https://i.imgur.com/Y6OvhVT.png
息抜きにアルファのAI考えてみたがなんやこれ
ロクゼロ派生にしては選択肢が多すぎる

誰だよこんなクソAI考えた奴

200名無しっ子:2019/10/25(金) 13:48:04 ID:izEn2/aY0
https://i.imgur.com/mVXGTYD.png
ついでにカラコロスも

201名無しっ子:2019/10/25(金) 19:58:56 ID:faFaSWUw0
こんな複雑なAI動かせるんですかね…

202名無しっ子:2019/10/25(金) 20:17:57 ID:nBuIMYf60
ワシにも分からん
どうしてこうなった

203名無しっ子:2019/10/29(火) 01:48:31 ID:jUHZjuys0
アルファに波断撃(https://megaman.fandom.com/wiki/Hadangeki )を習得させて安い幻夢零を撃たせようか悩み中…

204名無しっ子:2019/11/04(月) 20:34:26 ID:wstnkNYk0
設定メモ
カナチのアーマーは元々付けていたが損傷が激しくけんまがほぼ作り直した物にする?

205名無しっ子:2019/11/12(火) 00:54:41 ID:v7b9DeNU0
https://www.youtube.com/playlist?list=PLOzb7RSW8xgdEYx-Kx9rimKiKGzm_wI_-
BGMリストの一部がアカウントポアにより消えてたので編集
ついでに裏曲(おまけ2投稿時に説明する)のリストも追加

206名無しっ子:2019/11/13(水) 20:06:36 ID:fd5RvQ2w0
ゲームでよくあるその武器どこにしまってたを解消する設定思いついたのでメモがてら
この世界だと既に転送装置が(実験的とはいえ)実現されてるので人が転送出来るという事は小物も転送出来るという事になるのでセイバーやバスターは普段拠点に置いてあって必要な時に瞬時に手元に来るようにする(使い終わったらまた戻す)
なので武器使用時は転送エフェクトを付ければそれっぽくなるか

207名無しっ子:2019/11/19(火) 22:42:51 ID:DDI53HkQ0
ドラゴンボールみたいに超小型化できるという可能性も

208名無しっ子:2019/11/26(火) 01:53:33 ID:WrKuMs1g0
今悩んでる事:アルファの技で滅閃光がある(例のフローチャート参照)のだが、その滅閃光をどうしようか悩んでる
A案:普通の滅閃光 https://vignette.wikia.nocookie.net/megaman/images/5/50/MMX5-Z-CFlasher3-SS.png
B案:真・滅閃光 https://vignette.wikia.nocookie.net/megaman/images/3/32/X5ShinMessenkou.png

天焦裂波や天照波との兼ね合いで普通の滅閃光のほうがいいか?

209名無しっ子:2019/11/26(火) 23:42:35 ID:usS8MOd.0
普通の方が使いやすそう

210名無しっ子:2019/11/27(水) 02:27:16 ID:akPRjryM0
やっぱ通常版のほうがいいか

211名無しっ子:2019/12/04(水) 02:35:19 ID:.21BjvHM0
あっそうだ(唐突)
MMKB見てたら2Pカラー(睡魔版)をアルファのカラーリングにしたくなった
原作でもオメガはゼロと若干色違ってたからちょうどいいか
テクスチャも色変えるだけだったらそこまで労力要らないでしょ

212名無しっ子:2019/12/04(水) 20:07:00 ID:EpKMy.I.0
予定が大体埋まったので
おまけ2,執筆再開出来るのか次が年末年始、飛んで1月末になりそう
しばらく書く時間が確保出来ないわ

213名無しっ子:2019/12/05(木) 08:24:59 ID:u8bj5Ch60
おまけの中身が知りたくてーー。

214名無しっ子:2019/12/23(月) 18:49:52 ID:QJw/Ta/U0
自分用メモ:カラコロスの属性攻撃は4ボスのEX相当のイメージで
従って十六実のEXはウッディタワー辺りで

215名無しっ子:2020/01/15(水) 01:53:47 ID:oA4FQXKg0
カナチv2.0のヘルムが没になったので後々思い出すためのメモ
v2.0はS.S.ロックマンっぽいヘルムにフォルテの意匠を加えた物
カラーリングはオレンジ辺りを予定してた

216名無しっ子:2020/01/18(土) 00:31:17 ID:vj0Ux.UY0
おまけ2の終了後ストーリーを合流させる位置変えるか
当初の予定だとアルファ→先輩だったけどアルファ→眉毛パキーンに繋げるようにしよ

217名無しっ子:2020/01/20(月) 20:28:53 ID:BEBa6dqk0
メモ:アルファのメインCPUは512C/1024T 2THzの設定にする
他スペックは未定

218名無しっ子:2020/01/24(金) 09:36:13 ID:7lY3iRgc0
これって貴職の作品ですかね?

271 名無しっ子 sage 2020/01/24(金) 00:18:24 ID:Lg0A3kJM0
アンツクで見かけたやつ
https://i.imgur.com/cPFDoof.png

219名無しっ子:2020/01/24(金) 09:41:14 ID:VweLf7Bs0
●はい。


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