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The Sealed Swordman "K"
141
:
ザマコスキー(仮)
:2019/03/27(水) 15:20:45 ID:rXAORtQc0
「これでお互いに"邪魔者"は居なくなったな。」「アイツが乱入してくるとは想定外だったがまぁええやろ。」
双方武器を構え睨み合いが続く。お互いの硬直を破り、先に動いたのは"A.C."だった。
「ほなこっちから先に生かせてもらうで!」手にしたハンマーをひょいと振ると、次々に電撃が走る。
天井から床に向けて走る電撃は、じわじわとカナチのほうに向かう。
だがカナチは動ずる事もなく、電撃の合間を縫って"A.C."の懐に潜り込む。
カナチはセイバーで斬りかかろうとしたが、"A.C."もハンマーを使って抵抗する。
「見えたで!」ハンマーで弾き飛ばされるも、受け身を取り体制を持ち直すカナチ。
"A.C."がハンマーを地面に突き刺すと、カナチを取り囲むように大木のような物が急に生えてきた。
ハンマーを振り上げ、追撃を加えようとしたが、突如として大木に炎が周り、包囲が解かれる。
カナチが手にしていたセイバーには炎がまだ微かに残っていた。「この程度でオレを止められると思うな。」
「流石やな、でもコレは避けられないやろ!」"A.C."はハンマーをロケットランチャーの如く担ぐ。
ハンマーが纏ったエネルギーは青白く輝いたかと思えば、細かい氷塊が次々と撃ち出される。
氷塊は弧を描きながらカナチの方へ迫る。後ろへ下がるも、氷塊は弾道を変えて再び迫る。
しかしカナチもただ避けてる訳ではなく、次の一手の準備を整えていた。氷塊がおおよそ一直線上に並んだ時、カナチは一気に攻める。
青白い閃光の通った場所にあった氷塊は粉々に粉砕され、"A.C."に肉薄するようにセイバーの刃が突き立てられていた。
「そう来たか。」「まさかそうやって雷光閃を防ぐとは思わなかったな。」電撃を纏ったセイバーはハンマーの柄で防がれていた。
お互いがお互いの武器を弾き、戦局は再び振り出しに戻る。"A.C."は再び攻撃しようと、ハンマーに橙色のエネルギーを纏わせる。
ここでカナチはある事を思い出す。纏う光の色で攻撃が分かる相手がふと脳裏をよぎった。カラコロスだ。
"A.C."がハンマーに纏わせたエネルギーの色は橙色、これがカラコロスの時と同じならば次は炎属性の攻撃が来る。
纏わせたエネルギーが炎に変わり、カナチに襲いかかる。カナチは読み通りの攻撃が来たので、即座に水月斬の構えを取る。
形成された水の刃は炎を火の粉すら残さず斬り裂く。だが相手は炎を放つと同時にまた別の攻撃準備を済ませていた。
灯された光の色は翠玉色、カラコロスの時の記憶が正しければ、木属性の攻撃の予告だ。
"A.C."はハンマーを再びランチャーのように構え、そのままエネルギー弾として放つ。
放たれた弾丸は見る見る間に実体を持ち、まるで硬化した蔦のように変化していく。
そしてカナチの眼前で炸裂し、カナチを取り囲むように蔦が広がる。だがカナチも屈さず、直ぐ様フレイムアローを放つ。
カナチを取り囲むように展開された蔦は、穴を徐々に広げていくように燃える。貫いた炎の矢は"A.C."の頬を掠めるように飛んでいく。
「…流石ここまで来れるだけあるな。褒めたるわ。」「お前と戦っていたらカラコロスを思い出してな。」
「あぁ、あの無能変態ドルオタ短小産廃野郎か。」(酷い言われようンマ…)カラコロスの酷い言われようにけんまは突っ込まざるを得なかった。
「アイツは適当に偽の報酬見せたらまんまと引っかかったから扱いが楽やったな。」「お前にとってはアイツも捨て駒と。」
「せや。ただアイツの能力は本物やったな。」「真似してるなら道理で似てる訳か。」「ただ…」"A.C."はハンマーを大きく振りかぶる。
「あの無能と同じだと思わんといてな!!」"A.C."はハンマーに纏わせたエネルギーを推力に変換させ、高速で迫ってくる。
カナチは咄嗟にセイバーを構えるも、重い一撃の軌道を逸らす事しか出来なかった。
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