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o川*゚ー゚)oブーン系小説練習+読み物&イラスト総合案内所

1名無しさん:2015/07/26(日) 23:43:36
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/06(金) 19:19:28.12 ID:GzNU3doV0
o川*^ヮ゚)oヤッホー! あたしがおにーさん達を案内すればいいのね!

ここはブーン系小説練習+読み物&イラスト総合案内所だよ。
このレスはテンプレだから、まず読んで落ち着いて欲しいの。
うん、「練習スレ」なんだ。謝って許してもらおうなんて思ってないの。
素直家長女の顔もって言うし、長編を今すぐ書いて許してもらおうとは思ってないよ。

でも、他の作品を読んだとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「創作意欲」みたいなものを感じてくれたと思うんだ!
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを形にして欲しい、そう思って このスレを立てたの!

じゃあ、早く書いて!おねーちゃーん!

19以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2018/09/22(土) 20:04:01 ID:c5R/eNuE
言うねえ…

20以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2018/09/23(日) 05:12:05 ID:v3pOthx2
寝てるのにどうやって読むんだよ

21以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2018/09/26(水) 14:10:31 ID:OLKcWSVY
言うねぇ…

22以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2018/10/09(火) 14:41:26 ID:Ub0/BXt.
キューちゃん板こそブーン系の希望

23以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2018/10/16(火) 18:10:27 ID:31p3soSU
おきてええええええええええ

24以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2018/10/26(金) 10:13:39 ID:IRPhGQSU
起こしてみろよ。

25以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2018/10/26(金) 13:42:54 ID:Wi8IKe9g
作品で

26以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2018/10/26(金) 15:56:01 ID:kuIvWpx2
寝てろ

27以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2018/11/21(水) 08:36:19 ID:qhnzpBLg
起きてよぉおおおおおおっ!!!

28以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2018/11/26(月) 10:45:42 ID:olDMrBzc
フォックスくんが起こしてくれたじゃん

29以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2018/11/27(火) 03:01:22 ID:qUHZUVJQ
あ、うそ、起きてた?

30以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2019/01/24(木) 11:08:05 ID:Hx2lhDpY
初めて来ました

31以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2019/03/02(土) 09:25:38 ID:Bz.ZtpOU
まおき

32以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2019/06/08(土) 06:53:33 ID:caYTVvFw
起きてよぉおおお!!

33以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2019/06/24(月) 10:38:43 ID:qJSS73cs
起こして

34以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2019/06/24(月) 15:35:18 ID:4GrHPuYo
寝てろ

35以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2019/06/27(木) 12:39:46 ID:CKLjel6w
起こしてみろよ

36以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2019/06/27(木) 16:39:49 ID:61pjhD3M
o川*゚ー゚)oドキドキ!どろんこきゅーちゃんのようです


o川;;;;;;;;;;)oオコシテ……オコシテ……

37以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2019/06/27(木) 17:35:32 ID:FqtH7hsM
かわいいから放置しなきゃ

38以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2019/07/25(木) 07:59:57 ID:y28NFoxA
起こしてあげなきゃ。。。

39以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2020/03/04(水) 00:36:51 ID:vPZi6q3.
バッホーーーーーン

40以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2020/08/05(水) 04:02:27 ID:HF/dPx.I
おはよう

41以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2020/08/18(火) 10:06:56 ID:2OmF7TrM
おやすみ

42以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/03/16(水) 13:51:31 ID:ZKwW0aBU
投下します

- -  -


ひかりが、またたいた。


  - -   -   - -



白い壁に囲まれた、小さな街が点在している。そんな複数の街のうちの、一つ。そこに彼等は住んでいる。
街は、観光産業で栄えていた。かつては多くの人々が、その街を訪れ、少年少女が織りなす愉快なショーを楽しみにしていたのだ。

しかし、今やその街の門を叩く者は誰も居ない。流星街と化したその街に残るのは、かつてその舞台で物語を演じた名優たちばかり。静かに閉じられた箱の中、静かにお客を待つばかり。

( ´∀`)もうすぐこの街、無くなるらしいモナ。

(*゚ー゚)ああ、やっぱり?もうお客さんも少なくなってきたしね

街の名物マスコットだった彼はのんびりとそのニュースを伝えた。その報を聞いても、彼女はやはり、昔と同じように笑っていた。誰もその壁を破ろうと言いだす者は居なかった。

(´・ω・`)……やっぱり僕らも、消えちゃうのかな

(*゚ー゚)なーにしょぼくれてんのよ、アンタがリーダーなんだからシャキッとしなさい

(´・ω・`)いやそうじゃなくてね、なんていうか、寂しいなーって。

しょぼんは静かに壁を撫でながらつぶやいた。目をすこしく遠くにやれば、いつものように戯れている八頭身と1さんが目に入った。否、あれはチーターから逃げるガゼルだろうか。
いつもと変わらないように見える街の日常風景。
しかし、お客さんにしてみればそれはあまりに平坦で、冗長だったということなのか。
悔いたとて、決定してしまったことが変わることは無く。


  -   -


一人、また一人と消えていき。

のこったのはわずかな住民だけ。


   -      - -




( ・∀・)終わる前に何かパーティーでもやらない?

(*゚ー゚)やらない。面倒くさいもの

( ´∀`)モナモナ

( ・∀・)そっかぁ

(´・ω・`)……

(*゚ー゚)モララーがぜんぶ準備してくれるってんなら、良いわよ

( ・∀・)や、めんどくさい。

( ´∀`)いいだしっぺがこれじゃお先が知れるモナ


        -  


少しずつ、色が抜けて、褪せて、薄れて。

思考すらもままならない箱の中。




.
(´・ω.:.;::..(……これは、当然の結末だ)



何かを成そうとすらしなかった、行動すら起こさなかった者の末路としては、最後通牒を綺麗に突きつけられるというのはむしろ喜ばしいことで、嘆く権利などありはしなくて。


(´-ω.:.;::..(でも、願わくば最後にもう一度、)

(´-.:;;:::.;::.... .. ...(彼等と一緒に、またー)


.:;;:::.;::.. ... ....


以上です。

43以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/03/17(木) 14:39:04 ID:2CLTmpZo
起きた。

44以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/03/20(日) 13:41:24 ID:e/hop7ek
俺ももうすぐ起きるよ

45以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/02(土) 19:32:14 ID:Snv8g5.o
起こしてみろよ

46以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/05(火) 19:00:46 ID:CuZqD.c.
作品で

47以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:13:22 ID:ZWmA6dwU
俺も起こしてくれ 投下します

目が覚めて、視界に最初に飛び込んできたのは鉄格子だった。
次に感じたのは肩や背中の痛み、三つ目にそれが床の固さによるものだと分かった。

「ようやくお目覚めかい、お嬢ちゃん」

突然背後から聞こえてきた声に驚く。起き上がってその声の主を確認しようとしたのだが、両手が枷で拘束されていたため、思ったように起き上がれなかった。
両手を冷たい床についてぐっと力を籠めて、起き上がった。そして体をねじって振り返った。
声から予想はできていたことだが、相手はまだ若い男だった。男はD90と書かれたオレンジのつなぎ出で立ちで、両手には自分と同じく手かせがはまっていた。
  _
( ゚∀゚)「…へえ、結構冷静なんだな。もっと取り乱すかと思ってたぜ」

(*゚-゚)「ここはどこ?」
  _
( ゚∀゚)「俺にもわからん。いつも通り、家に帰って、寝て、起きたらここに居た」

(*゚-゚)「そう」
  _
( ゚∀゚)「捕まるようなことはしてないはずだが」

私は目をこすりながらあたりを見回す。コンクリート張りの壁、固い床、扉と窓に嵌められた鉄格子。
どう見たって牢獄だ。しかし、私は捕まるようなことをした覚えはない。
ここに来る前の記憶をたどってみる。いつも通り勤務先の花屋で働いて、店じまいをして、帰って、寝た。
先の男と同様、全く心当たりがない。
  _
( ゚∀゚)「アンタもなんもわかんねーのかい?」

(*゚-゚)「うん」
  _
( ゚∀゚)「アンタもなにも心当たりがないと」

(*゚-゚)「そうだよ」

48以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:13:53 ID:ZWmA6dwU
  _
( ;゚∀゚)「そうだろうなとは思ってたが…っておい寝るな!」

床に横になるとなぜか男に怒られた。手枷をされた状態で座り続けるのもなかなかバランス感覚が要るのでしんどいのだが。
  _
( ;゚∀゚)「この状況で寝るか、フツー…」

(*゚-゚)「だって騒いだってどうにもならないでしょ」
  _
( ;゚∀゚)「いやまぁそうだけど、危機感無さすぎだろ…もっとフツー気になることあるだろ!なんでこんなとこに閉じ込められてるのか!とか、なんで手枷されてるのか!?とか」

(*゚-゚)「でも騒いだってどうにもならないよ。誰か来たときに聞いてみるしかないんじゃない?」
  _
( ;゚∀゚)「そりゃそうだけど…」

男がため息をついた。そしてびくびくしながら格子に手をかけ外を覗き始めた。見かけによらず気が小さいらしい。

49以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:14:48 ID:ZWmA6dwU
暫く男が格子の外をうかがっていると、やがて刑務官らしき男が格子の前に姿を現した。

( ФωФ)「D90、何をしているのであるか?」
  _
(#゚∀゚)「そりゃこっちのセリフだぜ!なんで俺達をこんなところに閉じ込めた!出しやがれ!」

( ФωФ)「何故、か。それはひとえにお前たちが犯罪者であるからであるよ。」
  _
(#゚∀゚)「犯罪者だと?俺は何も犯しちゃいねーよ!」

( ФωФ)「フム…では君が当時19歳の同じ大学の彼女を刃物で突き刺して殺したことについて、君は一切を覚えていないと。」
  _
(*゚∀゚)「…俺彼女居たの…?」

( ФωФ)「この写真の彼女に見覚えは?」
  _
(*゚∀゚)「うっひょー!超かわいいじゃん!」
  _
(;゚∀゚)「俺、ほんとにこの子と付き合ってたの?」
   、 _
( ФωФ)「フ…ム、ホントに忘れているようであるな…」

刑務官は少し俯いて眉根を寄せた。その表情はどことなく寂し気に見えた。

( ФωФ)「…いや、なんでもない。すまなかったな、もしかしてそこの彼女も覚えていないのか?」

(*゚-゚)「つかまるようなことをした覚えは無いよ」

( ФωФ)「承知した。しばし待っていてくれ。」

刑務官が肩を落としながら鉄格子から離れた。やはり誤解かなにかあったのだろう。

50以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:16:13 ID:ZWmA6dwU
  _
( ゚∀゚)「なんつーか……あっさりすぎねえ?」

(*゚-゚)「それは……ちょっと思ったけど、出られるならなんでも良いよ」
  _
( ゚∀゚)「何よりあんなロリ顔美少女が一瞬でも俺の彼女だった可能性を俺は捨てたくない」

(*゚-゚)「普通に引く」
  _
( ゚∀゚)「そう言うアンタも結構美人だよなぁ。」マジマジジロジロ

(*゚-゚)「……どこ見てるの」
  _
( ;゚∀゚)「い、いやぁ!?なんでもゴザイマセンヨHAHAHAHA」

男の視線が私の胸に集中していた。
しかし、悲しいかな、私は巨乳でも美乳でもない。所謂Aカップだ。
あんな風に胸を見られたことが無いので少し戸惑ってしまった。

そして視線を自分の胸に落として私はさらに驚いた。

巨乳である。手枷を嵌められた両腕で持ち上げられた肉の塊が体の中心で存在感を主張している。

ミ,,゚Д゚彡「D90、D00、外に出ろ」

そんな自分の変化に驚いていると、先ほどとは別の刑務官がやってきて格子扉を開けた。
刑務官達は私と男に腰縄を付けると、部屋から出るように促した。
まるで本当の囚人のような扱いだ。
  _
( ゚∀゚)「おい、手違いじゃなかったのか?」

私の気持ちを代弁するかのように男が不機嫌な声を上げた。

ミ,,゚Д゚彡「黙って歩け、D90。」

( ФωФ)「まぁまぁそう頑なになるな。別に少しくらい世間話をしたとてそう怒られまいよ」

ミ,,゚Д゚彡「……兄者が言うなら仕方ないな。これからこちらの手違いかどうか詳しく調べるんだ。んで、その確認の為にいくつかこちらでも質問や検査をさせてもらう。」
  _
( ゚∀゚)「それで何もなければ、俺達は解放してもらえるのか?」

( ФωФ)「無論。詫びもきちんとさせてもらうのであるよ。」
  _
( ゚∀゚)「ふぅん。……分かったよ」

(*゚-゚)「さっきそっちの人が兄者、って呼んでたってことは、お二人は兄弟なんですか?全然似てないですね」

( ФωФ)「はは、よく言われるな。しかしれっきとした兄弟であるよ」

ミ,,゚Д゚彡「……」

廊下の両側には同じような鉄格子の部屋が続いていた。部屋の中には成程凶悪そうな面構えの男女が沢山いた。


やがて長いコンクリートの廊下を抜けた。

51以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:17:05 ID:ZWmA6dwU
室内には二つのパイプ椅子に一つの灰色の机。机の上にはスタンドライトと湯気を立てるカツどんが二つ。

机に座っている白衣の女性が私たちに微笑みかけた。

从'ー'从「やあ (´・ω・`)
      ようこそ、この取り調べ室へ。
      このかつ丼はサービスだから、まず食べて落ち着いて欲しい。

      うん、「また」なんだ。済まない。
      仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

      でも、このを内装を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
      「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
      殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
      そう思って、この部屋を立てたんだ。

      じゃあ、質問を聞こうか。」

白衣の女性の黒い戦闘服の女性が立っていた。
刑務官達は腰縄を戦闘服の女性に手渡すと、踵を返していった。

52以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:17:37 ID:ZWmA6dwU






ミ,,゚Д゚彡「兄者、何も伝えてないのか?」

( ФωФ)「何も…というか、今の彼等に伝えられることなど何もないんだ。しぃ氏とジョルジュ氏はもう救われん」

ミ,,゚Д゚彡「…!」

( ФωФ)「俺は今回も彼女ら彼等を救うことはできなかった、ということだ」

ミ#゚Д゚彡「やっぱりかよ…クソっ!」

( ФωФ)「分かってはいても……やはり納得はできんものだな、これは。」









53以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:18:32 ID:ZWmA6dwU
ξ゚⊿゚)ξ「……」

戦闘服の女性は無言で手枷を外してくれた。そして椅子に座るよう促される。

私は机の上を見た。
美味しそうなカツ丼だ。
腹が、減った。たまらず私はパイプ椅子に腰を下ろしてカツ丼を掻きこんだ。
旨い。分厚いカツに出汁の染み込んだ米のコンビネーションは何者にも代えがたかった。

从'ー'从「良い食べっぷりだね。」

(*゚ー゚)「ほふほふ、はふっ!」
  _
(;゚∀゚)「おま……よくそんな無頓着に食えるな……」

从'ー'从「君も食べても良いんだよ?お腹すいてるでしょう?」
  _
(;゚∀゚)「いや……遠慮しときます……」

从'ー'从「そう。それは残念。」

女性はペンを軽く紙に走らせながら微笑んだ。

从'ー'从「少し君たちについて教えてほしいんだ。食べながらで良いから聞いてほしいな。
      まず君たちの名前と生年月日、それから職業に……あとは家族構成。それをこの紙の空欄に書いてね」

女性は紙とボールペンを手渡してきた。
  _
( ゚∀゚)「これだけでいいのか?」

从'ー'从「うん、ひとまずはね。書き終わったら私に言ってね。他になにか質問は?」

(*゚ー゚)「かつ丼のおかわりは良いですか?」

从;'ー'从「えっ、うーんと、ちょっと確認してみるね?ツンさん、あとはよろしく!」

ξ゚⊿゚)ξ「……おっ」

私が空になったドンブリを見せながら尋ねると、彼女は慌てた様子で去っていった。
手持ち無沙汰になった私はひとまず紙を埋めることにした。
書きながら、横目に戦闘服の女性を盗み見る。

ξ゚⊿゚)ξ

美しい金髪の美人だ。気の強そうな顔立ちだが呑気そうに欠伸をしている。
どことなくちぐはぐだ。

从;'ー'从「おまたせー!カツ丼おかわり貰ってきたよー!」

そんな思考はカツ丼の登場によってあっという間に奪われたのだが。

54以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:19:38 ID:ZWmA6dwU
白衣の女性は私達の書いたシートを受け取ると、再び部屋を出て行ってしまった。
部屋には私と男、金髪の女性が残された。

(*゚ー゚)「はふっ、はふっ、ガツガツ!」
  _
( ゚∀゚)「お前よく食うなぁ」

(*゚ー゚)「はふほほほふ、もふふも!」
  _
(;゚∀゚)「あー良いよ無理して喋らなくて、よく噛んで食べなよ」

(*゚ー゚)「もぐもぐ!もぐもぐ!」
  _
(;゚∀゚)「その細い体のどこにそんな量が入るんだろうなぁ……?」

男は呆れ気味にこちらを見て、ため息をついた。
私はお構いなしにカツ丼を食べ続けた。


ξ゚⊿゚)ξジー      (*゚ー゚)「もぐもぐ!もぐもぐ!」 
      て
ξ;゚⊿゚)ξそ   クルッ(ー゚* )「はひ(何)?」

ξ;゚⊿゚)ξグー     (ー゚* )

Σξ゚⊿゚)ξ    Uと(ー゚* )「ちょっと食べる?」

ξ*゚⊿゚)ξパアアア Uと(ー゚* )


彼女も食べたかったらしい。

男を見遣れば、いつの間にやら白衣の女性が出て行った扉の方をちらちら見ながらそわそわと膝を揺すっていた。
  _
( ゚∀゚)「あのートイレ、行きたいんだけど。」

私は女性の持つ縄を引っ張った。女性は軽く頷くと、カツ丼を食べながら扉を開けた。

55以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:20:28 ID:ZWmA6dwU
無人の廊下を進む。
  _
( ゚∀゚)(*゚-゚)ξ*゚⊿゚)ξ

道中、様々な扉があった。
重そうな金属性の扉に、角の無い丸い扉。赤くない赤い扉に、何やら立ち入り禁止の札の下がったスライドドア。

ここは本当に警察施設なのだろうか?

そんなことを考えているうちにトイレに到着した。男のトイレを待つ。もれ聞こえてくる水音から意識を逸らすためにわざと大きな声で話しかけた。

(*゚ー゚)「美味しい?」

ξ*゚⊿゚)ξ「デリシャスだお」

(*゚ー゚)「そう、良かった。」

だお?少し変わった人だな。
その時、

「うわあああああああああああああ!?」

トイレの中から男の絶叫が聞こえた。

(*;゚-゚)「今の悲鳴!」

ξ;゚⊿゚)ξ「げ、忘れてたお」

女性が慌ててトイレに駆け込もうとする。
そして、ちょうどタイミングよく、トイレから駆け出てきた男と正面衝突した。

三ξ;>⊿)(∀゚ )三バチーン

56以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:21:06 ID:ZWmA6dwU
(*;゚-゚)「……気絶しちゃった」

(*;゚-゚)「なんだったんだろう……」

(*゚-゚)「とりあえず誰か呼ばなきゃ……!」

私はあたりを見渡した。誰かを呼びたくとも、女性がしっかりと腰ひもを握りしめたまま気絶しているので身動きが取れない。
届くのはせいぜいトイレの両隣の扉ぐらいのもので。
片方には『危険 立ち入り禁止』の文字。
もう片方はシンプルな扉。霊安室、と書かれている。

人が居る可能性は限りなく低いが、何もしないよりはマシだと、霊安室の扉を開けた。




室内を蛍光灯の光が照らしている。中央に置かれた台に4体の死体が並んでいた。
傍には蛍光色の液体の入った円柱形の水槽が置かれている。
死体の状態はどれも酷い状態で、酷いやけどを負ったものや、下半身が丸ごと亡くなっているもの、巨大な噛み痕だらけで青色に変色したもの。私は誰か居ないかと目を凝らした。

(%ωO) (Aメ) (´;;ω:;:`) (#メ;;-;)

見えた死体の顔は見覚えがありすぎるもので。


(*; -)「!?」


下半身が溶けた死体。
その顔は

紛れもない私自身の顔だったのだ。





じゃあ

(*゚ー゚)

私は誰なのだろう?

57以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:21:45 ID:ZWmA6dwU








(; ;;-゚)『はぁっ……はぁっ……』

('A`;)『ま、撒いたか……?』

(; ;;-゚)『なんなの、あの化け物は……?それに、この駅、すごく変』

('A`;)『わ、わかんねーよ!俺だって、普通に家帰ってただけだってのに……!』

(; ;;-゚)『……!?おにいさん、後ろ!』

('A`#)『え?』









58以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:22:15 ID:ZWmA6dwU






ズチャッ……グチャッ……

(; ;;- )『なんで……なんで私ばっかりこんな目に……』

ズル……グチャッ……ズル……

(; ;;- )『いや……いや……だれか、たすけ……』

(; ;;-;;)『あ”』










59以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:22:45 ID:ZWmA6dwU










遠くからサイレンの音が聞こえてくる。黒いコートに身を包んだしょぼんは燃え盛る塔を見詰めながら携帯電話に指を走らせた。

(´・ω・`)「対象射殺済み、駆除に当たって無関係の一般人が二人巻き込まれた。」

(´・ω・`)「んん……そこは大丈夫。警察と連携して放火事件としてこの件は処理してもらうことにしてもらったから」

(´・ω・`)「ああ、勿論。彼等には後で件の危険生物について話を聞かなくっちゃあならないからね。いつも通り、頼むよ。」

火の粉が舞い上がる。
しょぼんは規制線の向こうで泣き崩れる被害者遺族を見遣った。

運び出された黒焦げの遺体に縋りついて泣き叫んでいる。
遺体の顔はグズグズに焼けただれており、もう誰だか分からない。

(´・ω・`)「……大丈夫、僕らは正義を遂行しているだけだから。」











60以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:23:25 ID:ZWmA6dwU









遠くからサイレンの音が聞こえてくる。黒いコートに身を包んだしょぼんは燃え盛る塔を見詰めながら携帯電話に指を走らせた。

(´・ω・`)「対象射殺済み、駆除に当たって無関係の一般人が二人巻き込まれた。」

(´・ω・`)「んん……そこは大丈夫。警察と連携して放火事件としてこの件は処理してもらうことにしてもらったから」

(´・ω・`)「ああ、勿論。彼等には後で件の危険生物について話を聞かなくっちゃあならないからね。いつも通り、頼むよ。」

火の粉が舞い上がる。
しょぼんは規制線の向こうで泣き崩れる被害者遺族を見遣った。

運び出された黒焦げの遺体に縋りついて泣き叫んでいる。
遺体の顔はグズグズに焼けただれており、もう誰だか分からない。

(´・ω・`)「……大丈夫、僕らは正義を遂行しているだけだから。」











61以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:27:17 ID:ZWmA6dwU









ジジジジ……

(*;゚ー゚)「くっそ、どうなってるのよ、コレぇ!?ここにはこんな化け物しかいないわけ!?」

(´<_`#)「ええい、余計なこと言ってる暇があればとっとと逃げるぞ死刑囚D00号!」

( <_ ;)「ぐっ、がぁっ!?」
  _
(;;゚∀゚)「弟者が食われた!?」

(;´_ゝ`)「想定内だ!走れ!」

(*;゚ー゚)「想定内って……仮にもアンタの弟でしょ!?」

(#´_ゝ`)「アンタらを助けると決めた時に死ぬ覚悟なんざとっくに決めてるんだ!
悪いと思うなら全力で逃げろ!」

(*;゚ー゚)「わ、分かったわよっ……きゃああああああああっ!?」

(;´_ゝ`)「危ない!!……ぐああああああ!?」

(;;゚∀゚)「兄者!?アンタ、しぃの身代わりに!?」

(;´_ゝ`)「は……おい、ウソだろ……だって……コイツは……上は何を考えてる!?」

ブゥウン……








62以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:27:47 ID:ZWmA6dwU








(´・ω・`)「あとで君らにも話を聞かせてもらうよ、兄者博士に、弟者研究員。どうしてこうなったのかと、『ソレ』に食われた感想を、ね?」
  _
(#;゚∀゚)「なるほど、そ-ゆーことかよ。」

(;´・ω・`)「!?いつの間に……?」
  _
(#;゚∀゚)「俺はこう見えて元電気工事の仕事をしててナァ……、てめーが見てた映像と現実の事件との間にラグを作らせてもらったぜ」

(;´・ω・`)「ぐっ……ま、さか……それじゃあ奴はもう……!?」

グルルルル
  _
(#;゚∀゚)「ハッ……死ぬときは一緒だぜ、『悪の科学者』サンよぉ!!!」

(;´・ω・`)「うわああああああああ!?」








63以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:28:17 ID:ZWmA6dwU






ギャアアア……

(%ω^)「……ふぅ。」

(%ω^)「……さて、と。これでひとまず二人は無事だお?」
   _
 ( -∀-) (*-、-)

(%ω~)「しょぼん博士は守れなかったけど……」

(%ωU)「これで僕らはまた一歩、『』から世界を救うんだお。」

(%ωO)「これで、いいんだお……ツン。」

パン。








64以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:28:50 ID:ZWmA6dwU
从'ー'从「でぃ研究員、こっちの実験、資料提出してくれたかい?」

(*゚ー゚)「あ……ごめん、あとすこしなんだけど」

从'ー'从「そう。また『    』が暴れてるみたいだから、早めに調査結果が欲しいんだって。ドクオ君が言ってたよ」

(*゚ー゚)「そっか。じゃあ、頑張らなくっちゃ。」

从'ー'从「うんうん。僕らの正義の為に、がんばろう!」

(*゚ー゚)「うん!」

65以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:29:26 ID:ZWmA6dwU
びぇええ投下ミス過多以上です

66以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/15(金) 22:30:26 ID:bHcpEI0M
乙だよおおおおおぉぉぉぉ………………

67以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/16(土) 18:56:28 ID:TA0FcWuU
起きた!

68以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/05/05(木) 01:06:57 ID:zZsMYsTs
また寝るね


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