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o川*゚ー゚)oブーン系小説練習+読み物&イラスト総合案内所

53以下、名無しに変わりまして素直キュートがお送りします:2022/04/11(月) 22:18:32 ID:ZWmA6dwU
ξ゚⊿゚)ξ「……」

戦闘服の女性は無言で手枷を外してくれた。そして椅子に座るよう促される。

私は机の上を見た。
美味しそうなカツ丼だ。
腹が、減った。たまらず私はパイプ椅子に腰を下ろしてカツ丼を掻きこんだ。
旨い。分厚いカツに出汁の染み込んだ米のコンビネーションは何者にも代えがたかった。

从'ー'从「良い食べっぷりだね。」

(*゚ー゚)「ほふほふ、はふっ!」
  _
(;゚∀゚)「おま……よくそんな無頓着に食えるな……」

从'ー'从「君も食べても良いんだよ?お腹すいてるでしょう?」
  _
(;゚∀゚)「いや……遠慮しときます……」

从'ー'从「そう。それは残念。」

女性はペンを軽く紙に走らせながら微笑んだ。

从'ー'从「少し君たちについて教えてほしいんだ。食べながらで良いから聞いてほしいな。
      まず君たちの名前と生年月日、それから職業に……あとは家族構成。それをこの紙の空欄に書いてね」

女性は紙とボールペンを手渡してきた。
  _
( ゚∀゚)「これだけでいいのか?」

从'ー'从「うん、ひとまずはね。書き終わったら私に言ってね。他になにか質問は?」

(*゚ー゚)「かつ丼のおかわりは良いですか?」

从;'ー'从「えっ、うーんと、ちょっと確認してみるね?ツンさん、あとはよろしく!」

ξ゚⊿゚)ξ「……おっ」

私が空になったドンブリを見せながら尋ねると、彼女は慌てた様子で去っていった。
手持ち無沙汰になった私はひとまず紙を埋めることにした。
書きながら、横目に戦闘服の女性を盗み見る。

ξ゚⊿゚)ξ

美しい金髪の美人だ。気の強そうな顔立ちだが呑気そうに欠伸をしている。
どことなくちぐはぐだ。

从;'ー'从「おまたせー!カツ丼おかわり貰ってきたよー!」

そんな思考はカツ丼の登場によってあっという間に奪われたのだが。


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