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( ,,^Д^)プラスチックの心臓が痛いようです 最終話
1
:
名無しさん
:2023/08/25(金) 22:38:39 ID:w43iWbmg0
最終話の途中ですが、まさかの2スレ目です。
1スレで足りると思ったのに…なんでや…。
267
:
名無しさん
:2024/09/07(土) 01:45:04 ID:TWzZlGqA0
ミセ# ー )リ「………………へーえ?」
( ゚д゚ ;)(……あれ?)
ミセ# ー )リ「…昨日、電話した時」
ミセ# ー )リ「”東京駅で待ち合わせして私が案内してやってもいい”って言ったら、アンタ、断ったわよね?」
ミセ# ー )リ「”お気遣いなく”とか”一人で行きます”とか、なんとか言ってたような気がするんだけど。私の記憶違いかしら?」
ミセ# ー )リ「私の案内は断って、あんな見ず知らずの、若い女の子の案内は受けるんだ?ふーん?」
( ゚д゚ ;)「……い、いや、そのですね」
( ゚д゚ ;)(お、怒ってらっしゃる?なんだ?どこでミスったんだ僕は…?)
268
:
名無しさん
:2024/09/07(土) 01:47:16 ID:TWzZlGqA0
ミセ#゚ー゚)リ「それで?綺麗って、あの子のこと?へーえ?」
ミセ#゚ー゚)リ「やけに嬉しそうだったわね?おまけに何?随分と女性の容姿の評価が流暢になったみたいだけど?もしかしてそういうのに慣れたのかしら?」
( ゚д゚ ;)「そ、そんなことは…僕は、その、ええと……」
ミセ# ー )リ「心臓だけやなく、目ぇも舌も、よぉ動くようになったみたいやねぇ。すっかり丈夫になったみたいで嬉しいわぁ」
ミセ# ー )リ「のびのびお仕事しながら絵ぇ描いてるって聞いてたけど、ホンマ随分と元気になったみたいやん?よろしいなぁ」
ミセ# ー )リ「それで?今日はキレ-な東京の子とまったりゆっくりお喋りして来たん?ニコニコして、えらい楽しそうやったねぇ?」
( ゚д゚ ;)(や、や、やばい、京都弁が…!!めっちゃ怒ってらっしゃる!?なんでだ!?)
269
:
名無しさん
:2024/09/07(土) 01:49:29 ID:TWzZlGqA0
( ゚д゚ ;)「あ、あの、落ち着いてください、お嬢様――」
ミセ#゚皿゚)リ「"お嬢様"?」
( ゚д゚ ;)「……………あっ」
ミセ#゚ー゚)リ「………」
( ゚д゚ ;)「ち、ちが……違うんです、ミセリ、さん。あの、昔の癖って結構抜けなくてですね」
( ゚д゚ ;)「それにあの、この呼び方も実は結構、自分的には気に入ってたというか…」
ミセ#゚ー゚)リ「………」
( ゚д゚ ;)「そ、そうだ!展覧会、良ければ今から一緒に入りませんか?ここでずっとお話してるだけというのも、アレですし!」
ミセ#゚ー゚)リ「ここまで来てあげた私置いて、一人で入るつもりやったん?」
( ゚д゚ ;)「……あ、え、いや、そ、そんなつもりは…」
ミセ#゚ー゚)リ「じゃ、どういうつもり?」
( д ;)「…その、言葉の綾、というか、言い間違い、というか……」
270
:
名無しさん
:2024/09/07(土) 01:51:45 ID:TWzZlGqA0
ミセ#゚ー゚)リ「………」
( ゚д゚ ;)「………」
ミセ#゚ー゚)リ「………」
ミセ#- -)リ「……もういいわよ」
( ゚д゚ ;)「えっ…!?」
Σ(; ゚д゚) テクテク三ミセ#゚ー゚)リ
( ゚д゚ ;)「あ、あの!ミセリさん!?待ってください!ちょっと!?」
( ゚д゚ ;)「違うんです!い、いや、何が違うのか正直よく分かってないけど…!と、とにかく違うんです!」
( ゚д゚ ;)「久々にミセリさんに会えて、気が動転したというかですね…!そうだ、良ければ美味しいご飯とか、食べに行きませんか!気になってる東京のお店があるんです!」
( ゚д゚ ;)「ミ、ミセリさん!?あの、ちょ、ちょっと待って〜〜!!」
ミセ#゚ー゚)リ「………」
271
:
名無しさん
:2024/09/07(土) 01:59:49 ID:TWzZlGqA0
ミセ#゚ー゚)リ(…なによ。久しぶりに会えたっていうのに、見ず知らずの女の子に"綺麗"だとか言っちゃって!ぼんくら!)
ミセ#゚皿゚)リ("人生全部で貴女を描く"って言ったくせに!だったら私のことだけ見てなさいよ!あのアホ!)
ミセ#- -)リ(せめて、”可愛い”とか”似合ってる”とかくらい、言ってくれたっていいじゃない!誰のために新しく下ろした服だと思ってんのよ鈍感バカ!)
ミセ* ー )リ(……せっかく、無理してスケジュール空けて、会いに来たのに………)
( ゚д゚ ;)「ミセリさん!あの!待って!」
ミセ* ー )リ(………でも、まぁ)
( ゚д゚ ;)「ら、来週から数日また東京にいますし…明日も、夕方過ぎまでは空いてるんです!どこか、行きたい所とかありませんか!」
( ゚д゚ ;)「荷物持ちでも、なんでもやります!どこでもご一緒しますから!ミセリさん!あのー!?」
ミセ*゚ー゚)リ(なんか、自分からまたボロボロ言質零してるし、まだちょっと…)
ミセ* ー )リ「…あーあ、チケット売り場って何処なのかしら?ここまで一人で来て、ずーっと待って、疲れたなぁー?」
( ゚д゚ ;)「す、すぐ2枚買ってきます!少々お待ちください!」
ビューン‼三(; ゚д゚)
272
:
名無しさん
:2024/09/07(土) 02:01:44 ID:TWzZlGqA0
ミセ*^ー^)リ「……ふふ、なんだかちょっと懐かしいわね。この感じ」
ミセ*゚ー゚)リ(…ま、ミルナは来週また東京に来るらしいし)
ミセ* ー )リ(久しぶりにもうちょっと、"いけず"させてもらおうかなー?)
ミセ*゚ー゚)リ「……最低でも夢の国くらいは、付き合ってもらうんだから」
ミセ*^ー^)リ「覚悟しときぃや、ミルナー?」
〜おしまい〜
273
:
名無しさん
:2024/09/07(土) 02:06:03 ID:TWzZlGqA0
世界観的に別の自作品のキャラ出してもいいのでは?&例の話の番外編、まだ全然筆が進まねぇ〜!これで一旦お茶濁すしかねぇ〜!という理由で急遽、ヴィオラの2人を出しました。
ちょっと自由にやり過ぎたかもしれない。ごめんなさい。
ミセリちゃんがわざわざ道案内を提案したのは、適当な理由つけて下見ついでに2人でお買い物したり、ご飯食べたり、お喋りしながら東京を歩いたりしたかったからです。そのために大事なオーケストラの練習も無理言って頭下げて欠席してます。
でも今回は残念ながら、ミルナ君の間違った気遣いのせいで、忙しい合間を縫ってちょっとでもデートがしたいというミセリちゃんの願いは叶いませんでした。
頑張って勇気出したのにね。精一杯お洒落もしてきたのにね。全部ミルナ君のせいです、はーあ(クソデカため息)。
274
:
名無しさん
:2024/09/09(月) 15:11:35 ID:duYH1wtI0
乙!
ハッピーエンドルートの二人か!ありがとう!
ヴィオラ番外編も待ってるぞ!
275
:
名無しさん
:2024/09/10(火) 18:25:22 ID:IjJ.tZnA0
おつ
二人とも本編だとあれなのつらい…
276
:
名無しさん
:2024/09/10(火) 23:45:12 ID:ThNVJYzc0
おつ、キューちゃんとミルナが会話してるとこで泣きそうになった
この二人ってどっちも本編ではいなくなった側なんだよな…
277
:
名無しさん
:2024/09/11(水) 18:22:42 ID:2WxQew9A0
乙乙
ミセリん家お金持ち過ぎて気合い入れたお洒落もランクがインフレしてて庶民には気付かれない可能性も高いという…
いや、ミルナは美大生だからワンチャン気付くか?
278
:
名無しさん
:2024/09/12(木) 23:25:21 ID:15QUJAJI0
『貴翰拝誦』 9/99
279
:
名無しさん
:2024/09/12(木) 23:27:52 ID:15QUJAJI0
ざわざわと木々が擦れる音がして、ゆっくりと目を開いた。
上を見上げると、ずっと私を支えてくれている大木が、沢山の緑を揺らしていた。
以前に目を覚ました時は、瞬きさえ億劫なほど、見事な桜を咲かせていたのに。
どうやらいつの間にかまた春が終わり、夏になっていたらしい。
眼前には、もうとっくに見飽きてしまった風景が変わらず広がっている。
いや、”見飽きた”という表現は些か正解に遠かっただろうか。
確かに飽きたは飽きたのだが、不快感や嫌悪感などはない。
例えるなら、恋人と一緒に暮らすようになって数年、朝起きた時に相手の寝ぼけた顔を見ても、同棲開始当初ほどのドキドキが湧かなくなったとか、そんな感じだ。
280
:
名無しさん
:2024/09/12(木) 23:28:29 ID:15QUJAJI0
夏風に揺られる緑の葉を見ながら、自分の思考にふっと笑みが零れた。
“恋人”なんて、まるで人間が思いつくような概念とエピソードだ。
そもそもこんな風に、例え話を考えるということ自体、おかしい。
以前の自分ならば、絶対にありえなかった行動だ。
自分で自分を笑っていると、遠くから、何かが近づいてくる音が聞こえた。
少し涼しくなった夏風の音でも、宙を舞う花びらや木々から離れた葉が落ちる音でもない。
顔を上げる。すると視線の先、青空の中に浮かぶ雲の中心を、何かが動いているのが見えた。
鳥だ。それも、見るからに只の鳥じゃない。
雲の一部から生まれたような、一切の交じり気のない、白い鳥。
“純白”と言っていいほどに穢れのない光を纏った白い鳥は、その自慢の羽を優雅に動かしながら、ゆったりとこちらに近付いてきていた。
四月中旬に零れる桜みたいにゆっくりと、白い鳥は私の前に降り立つ。
「久しぶりですね」と声をかけると、その鳥もまた返事をするみたいに、恭しく頭を垂れた。
私の言葉を本当に理解しているのかは分からない。
以前の私ならいざ知らず、今の私はもう、なんでもすぐに知ることは出来ない。今思えば前の自分は随分とオーバースペックだったように思う。
けれど存外、こんな状態になってしまったのにもかかわらず、私は今の私を気に入っていた。
281
:
名無しさん
:2024/09/12(木) 23:29:22 ID:15QUJAJI0
頭を上げた白鳥は、トコトコと可愛らしい動きでこちらに近付いてくる。
その長い嘴の先には、いつもと同じように、白い手紙が咥えられていた。
「ありがとう」と言って、慣れた手付きで手紙を受け取る。
運んできてくれた鳥に負けないくらいに白く輝く封筒の中には、可愛らしいシロツメクサの意匠が縁に施された便箋が数枚。
どれも、存在しない心臓が痛くなるくらいに、懐かしい筆跡で書かれた文章が綴られていた。
隣で白鳥が腰を落ち着けるのを尻目に、私はゆっくりと、届けられた手紙に目を通し始めた。
指で文字をなぞりながら読む。少しでもこの時間が続くように、少しの想いも零さないように。
書かれていた内容は、正直に言って、大したことじゃなかった。
年々、夏が暑くなっている気がすること。
仕事のこと。新しく出来た友人や知り合いのこと。
近所のスーパーのポイント制度が少し酷くなったこと。好きな水族館の年間パスポートの値段が上がってしまったこと。
よく行っていたケーキ屋の新メニューが美味しかったこと。日が落ちるのが早くなって、もうすぐ秋が来そうな予感がすること。
どれも、取り立てて手紙に書くようなことじゃない。
でも、どんな小さなことでも、私が想像しやすいように事細かく心情と共に書かれている。
相変わらず、優しい文章だ。
282
:
名無しさん
:2024/09/12(木) 23:30:44 ID:15QUJAJI0
最後の手紙に辿りつく。
今回は全部で9枚。春に来た前の手紙は11枚だったから、ちょっと少なくなっている。
別に怒ったりはしない。いつも春は少しだけ多くて、他の季節に来る手紙の枚数は大体このくらい。
寧ろ、まだこれだけの枚数を書いてくれるということ自体、少し申し訳ない反面、凄く嬉しい。
一番後ろにあった、ラストの便箋。
なんだかんだ毎回内容が違う手紙も、一番最後に書かれている内容だけは、どれだけ時が経っても同じだった。
「もういいのに」。
読み終わってすぐ、苦笑いと共に漏れた言葉が、涼やかな風に乗って霧散した。
283
:
名無しさん
:2024/09/12(木) 23:31:28 ID:15QUJAJI0
丁寧に便箋を畳み、慎重に封筒の中に入れ直す。
それからゆっくりと立ち上がって少し移動した私は、ずっと背凭れ代わりにしていた大木の側面に目をやった。
私が座っていた場所から、少し離れた隣。
大木を壁にするようにして、沢山の手紙が丁寧に積まれているのが見て取れる。
私の腰の高さくらいにまで積まれた手紙の塔の、一番上に手を伸ばした。
読み終わったばかりの手紙を塔の頂点に置く。
気が付けば、只の手紙の束が随分な高さになったものだ。
いつかは私の身長はおろか、この大木ですら越してしまうのだろうか。
有り得なくもなくなってきた妄想に、また再び笑みが零れる。
はっと我に返って横を見ると、白鳥は不思議そうに首を傾げていた。
何かを誤魔化すように咳払いをしてから、元の位置に戻り、再び木を背にしてゆっくりと座る。
私が手紙を読み終わるまで待っていてくれた白鳥もまた、ちょうど私と対面になる位置まで移動した。
芸術品のような神々しい輝きを纏いながらも、親近感のある白い羽毛が風に靡いている。
何かを問いかけるように、真直ぐで、優しい瞳がじっとこちらを見つめている。
「ありがとう、またお願いしますね」。
そう声をかけると、白い鳥は満足そうに目を細め、翼を大きく広げて飛び去っていった。
284
:
名無しさん
:2024/09/12(木) 23:32:23 ID:15QUJAJI0
雲の白さと鳥の白さが判別できなくなるまで、私は座りながら、空へと消えていく白い鳥を見送っていた。
いや、これもまた不正解な表現だ。私は恩人ならぬ、恩鳥とも言えるあの白鳥のことを考えていた訳ではない。見送るという言葉はきっと違う。
小さくなっていくあの白い鳥をただ呆と見つめながら、頭では別のことを考えていた。
この場所のことでも、あの白い鳥のことでも、最近見ている夢についてでもない。
今回来た手紙に対する、返事についてだ。
想いを文字にする為のペンはない。
返事を遺すための紙も、インクも、ポストだって此処にはない。
それでも言葉にしなければ。想いを、気持ちを、あの人に伝えなくては。
貴方の手紙はきちんと届いていましたと、全て読んだと、言わなくては。
いつかまた、ちゃんと彼に会えた時、何を話すか、考えておかなくては。
ここで目を開いている時はずっと、そんなことばかり考えている。
285
:
名無しさん
:2024/09/12(木) 23:33:00 ID:UQcVTCLU0
支援
286
:
名無しさん
:2024/09/12(木) 23:36:14 ID:15QUJAJI0
ふと、視界が狭まった気がした。
目を数回瞬かせてからようやく自覚する。また、夢の時間が来たのだ。
もう此処に来て長いが、この眠気と評すべきなのであろう感覚には未だに慣れない。
抗い難い感覚に身を任せるように目を瞑る。
意識を失うその直前、無意識に動いた右手の指が、左手の薬指に触れる。
以前の私は、只の髪飾りとして使っていた物。
全部終わってしまった後、あの人が、最後に私にくれた物。
なんの約束もしていないのに、何かを期待するみたいに、薬指に着けているもの。
少しひんやりとしている筈のそれが、どうしてか、泣きそうなくらいに暖かく思えた。
〜おしまい〜
287
:
名無しさん
:2024/09/13(金) 01:56:08 ID:JmpR4u4g0
>>279
訂正。以下が正しい本文です。
一瞬、誰かに呼ばれたような気がして、ゆっくりと目を開いた。
上を見上げると、ずっと私を支えてくれている大木が、沢山の緑を揺らしていた。
以前に目を覚ました時は、瞬きさえ億劫なほど、見事な桜を咲かせていたのに。
どうやらいつの間にかまた春が終わり、夏になっていたらしい。
眼前には、もうとっくに見飽きてしまった風景が変わらず広がっている。
いや、”見飽きた”という表現は些か正解に遠かっただろうか。
確かに飽きたは飽きたのだが、不快感や嫌悪感などはない。
例えるなら、恋人と一緒に暮らすようになって数年、朝起きた時に相手の寝ぼけた顔を見ても、同棲開始当初ほどのドキドキが湧かなくなったとか、そんな感じだ。
288
:
名無しさん
:2024/09/28(土) 01:09:12 ID:/meg9kwc0
乙乙
本編の世界線のキューちゃん…
289
:
名無しさん
:2024/11/05(火) 01:39:50 ID:rOhEjJU20
『寝顔』 10/99
ガチャ
( ,,^Д^)っ「ただいまー」
シーン
( ,,^Д^)「………ん?」
( ,,^Д^)「返事がない…。おーい、キュートー?」
( ,,^Д^)っ ガチャ
( ,,^Д^)「……あ」
o川*- -)oシーン
(; ,,^Д^)「……珍しい、寝てるのか?」
( ,,^Д^)「いや、スリープモードになってるだけか…簡易自動メンテだっけ?別に床で横にならなくたっていいのに」
290
:
名無しさん
:2024/11/05(火) 01:41:21 ID:rOhEjJU20
o川*- -)oシーン
( ,,^Д^)「…こうしてピクリとも動かないトコ見ると、本当にロボットなんだなって感じするな。呼吸してる様子もないし」
( ,,^Д^)「しかしタイミング悪かったな。せっかく早く帰ってこれたから、今日は外食でもと思ってたんだけど…」
( ,,^Д^)「早く帰るってメッセージ送ったのに返事がなかったのはこのせいか。ということは、結構長い時間スリープしてるんだな」
o川*- -)oシーン
( ,,^Д^)「…なんか、夢でも見てそう」
( ,,^Д^)「アンドロイドは電気羊の夢を見ないなんて言うけど…お前なら、夢だって見れそうだな」
( ,,^Д^)「………」 o(- -*川o
(^Д^,, ))) スタスタ o(- -*川o
ガサゴソ o(- -*川o
テクテク ((( ,,^Д^)っ□←毛布
サッ…( ,,^Д^)っ□o(- -*川o
( ,,^Д^)「最近寒くなってきたしな。大丈夫なのは分かってるけど…一応」
291
:
名無しさん
:2024/11/05(火) 01:42:52 ID:rOhEjJU20
o(- -*川oシーン
( ,,^Д^)「…」
( ,,^Д^)「………」
( ,,^Д^)っ□<パシャ □o(- -*川o
(* ,,^Д^)「なんだかんだ、キュートが寝てるトコなんて普段見れないしな。レアショットだ」
( ,,^Д^)「…」
( ,,^Д^)「……」
( ,,^Д^)「………いつも、ありがとうな。キュート」
□o(- -*川o
( ,,^Д^)「社会人になってからも、たまに喧嘩しても、いつも一緒にいてくれること、感謝してる」
( ,,^Д^)「…ごめんな。寝てる時に、ずるいよな」
( ,,^Д^)「ちゃんといつか面と向かって言うから、もうちょい、待っててくれな」
□o(- -*川oシーン
292
:
名無しさん
:2024/11/05(火) 01:44:02 ID:rOhEjJU20
(; ,,^Д^)「………さて、どうするかな」
(; ,,^Д^)「今日は俺が夕飯作るか…いや、勝手に冷蔵庫の材料使いたくはないな。それで前に『食べさせたい料理があったのに!』ってちょっと怒られたし」
( ,,-Д-)「とはいえ、こういう日くらいは何か俺も家事をしたい……」
( ,,-Д-)ウーン
( ,,^Д^)「…よし、無難に掃除でもするか。この前、スーパーの福引で当てた最新型掃除機、俺もちょっと使ってみたいし」
Σ(; ,,^Д^)「……って、あ。しまった」
□o(- -*川oシーン
(; ,,^Д^)「キュートを移動させないと…っていうか、最初からベッドに運べば良かったのか」
( ,,^Д^)「毛布ごと運ぶか。ごめんなキュート、ちょっと触るな」
ギュッ( ,,^Д^)っ□o(- -*川o
ググッ(( ,,^Д^)っ□o(- -*川o
グググッ((; ,,^Д^))っ□o(- -*川o
グググググッッ(((; ,, Д )))っ□o(- -*川o
((; ,, Д ))ゼェハァ
(; ,, Д )「………!?」
293
:
名無しさん
:2024/11/05(火) 01:44:39 ID:rOhEjJU20
(; ,,^Д^)「…………お、重っっ……!?!?」
(; ,,^Д^)「え?は?山……???ま、まじで動かん…!!」
グググッ((; ,, Д ))っ□o(- -*川o
((; ,, Д ))ゼェハァ □o(- -*川o
グググググッッ((; ,, Д ))っ□o(- -*川o
(; ,, Д )ゼェゼェ
(; ,, Д )ハァハァ
□o(- -*川oシーーーン
(; ,, Д )「……………………」
294
:
名無しさん
:2024/11/05(火) 01:49:33 ID:rOhEjJU20
〜1時間後〜
o川*- -)oシーン
o川*- -)oサイキドウシマス
o川*゚ー゚)oパチッ
\o川*>ー<)o/ノビー「う〜〜ん、よし!簡易セルフメンテおしまい!」
o川*^ー^)o「変なバグもボディの不調もなし!私ったら全く高性能ですね〜〜!」
Σo川;゚―゚)o「…ありゃ、もうこんな時間!早く夜ご飯の準備しなきゃ…!」
o川*゚ー゚)o「………ん?」
((; ,, Д )) 「きゅう、じゅう…なな……きゅうじゅう、は、ち……」
;U; ;U;プルプル
o川;゚―゚)o「マ、マスター……?」
((; ,, Д )) 「お、おう、キュート…おはよう……」
;U; ;U;
o川;゚―゚)o「な、何をなさってるんです?」
((; ,, Д )) 「い、いや……ちょっと、筋トレを…」
;U; ;U;
((; ,, Д ))「……うぐっ!」バタッ
o川;゚Д゚)o「大丈夫ですか!?というかどうしていきなり筋トレ!?」
(; ,, Д )「だ、だいじょうぶ、ありがと…」
295
:
名無しさん
:2024/11/05(火) 01:54:24 ID:rOhEjJU20
(; ,, Д )「…ごめん、先に風呂入るわ。今日は先に入るけど、ごめんな」
o川;゚ー゚)o「は、はい…構いませんけど……あっ、じゃあ沸かして…」
(; ,, Д )「いや…さっき、お湯張ったから…大丈夫……」
o川;゚ー゚)o「とても大丈夫には見えませんが…」
(; ,, Д )「………キュート」
o川*゚ー゚)o「はい?」
(; ,, Д )っo(゚ー゚*川oギュッ
o(゚ー゚*川o「……へ?」
(; ,,^Д^)「俺、頑張るから」
(; ,,^Д^)「いつか絶対、ちゃんとお前のこと、支えられるようになるから」
(; ,,^Д^)「…もうちょっとだけ、待っててくれ。ごめんな」
o(゚ー゚*;川o「………ふぇ」
o(゚ー゚*;川o「……………」
o( ー *;川o「は、はい………」
(; ,,^Д^)「…じゃあ、先に風呂入ってくる。今日だけごめん」
(^Д^,, ;))) スタスタ
296
:
名無しさん
:2024/11/05(火) 01:58:50 ID:rOhEjJU20
o川;*゚ー゚)o「……」
o川;*- -)o「……」
『警告:熱暴走感知』
『異常な温度上昇、思考伝達経路でのエラーを検知・各機構には異常なし』
『接触部分及びコアに高熱発生・解析結果、原因不明・外部によるメンテナンスを推奨――』
o川;* ー )o「……うるさいうるさい」
o川;* ー )o「……」
o川;* ー )o「………」
o川;* ー )o「…………もぅ」
o川;* Д )o「…変なこと言わないでくださいよ〜〜!!も〜〜!!!」
〜おしまい〜
297
:
名無しさん
:2024/11/06(水) 00:05:39 ID:dteun8y20
乙乙
二人ともかわいい
298
:
名無しさん
:2024/11/06(水) 09:29:10 ID:3ASv0bAg0
おつ
いつもは一番風呂をキューちゃんに譲ってるっぽいとこ好きよ
299
:
名無しさん
:2024/11/11(月) 23:59:56 ID:SosoGLzI0
乙乙
Mikunologieという曲を思い出した
300
:
名無しさん
:2025/02/05(水) 00:23:45 ID:weoU8Y8o0
『節分』 11/99
o川*゚ー゚)o(今日は2月2日。例年と違って1日ズレたらしいですが、世間では”節分”と呼ばれる日)
o川*゚ー゚)o(そして節分とはそう!美味しい豆と恵方巻が食べられる日!)
o川*゚ー゚)o(軽く塩を振って味付けした豆も、朝から一生懸命作った恵方巻もたくさんある!準備万端!)
o川*゚ー゚)o(豆まきの掃除も終わったし、ここからいよいよ本番ですよ…!)
o川*^ワ^)o「マスター!こっちはお掃除おしまいです!さっそく豆と恵方巻食べましょ〜!」
(li ,,^Д^)ズーン「………」
o川*゚ー゚)o「……? マスター、どうかなさいましたか?」
(li ,,^Д^)「……まさか豆まきで壁がボコボコになるとは思わなかったなって…」
o川*゚ー゚)o「あー…そうですねぇ。まったく、ちょっと豆を投げたくらいでへこむ壁なんてこのマンションの脆弱性にも困ったものですね!」
(li ,,^Д^)「いや、お前が投げ……やっぱなんでもない…」
o川*^ー^)o「まぁまぁ、壁は業者さんに頼めば直せますから!それより早くご飯食べましょう!」
(; ,,∩Д-)「あぁ〜…これで敷金いくら吹っ飛んだんだ……」
301
:
名無しさん
:2025/02/05(水) 00:26:00 ID:weoU8Y8o0
( ,,^Д^)「……よし。キュート、豆渡すぞー」
o川*^ワ^)oっ「はーい!たくさん下さい!マスター!」
( ,,^Д^)「たくさんって、節分の豆は年の数だけ……」
( ,,^Д^)(……まてよ?キュートって確か…)
( ,,^Д^)「……」
( ,,^Д^)っ...「はい」
o川*゚ワ゚)oっ...「わーい!やったやった…!」
o川*゚ー゚)oっ...「……って、え?」
o川*゚ー゚)oっ...「………」
o川*゚"ー゚)oっ...「……なんですか、このたった三粒の豆…」
302
:
名無しさん
:2025/02/05(水) 00:32:11 ID:weoU8Y8o0
( ,,^Д^)「いや、節分って年の数と同じだけ豆を食べるって風習なんだけどさ」
( ,,^Д^)「キュートって確か稼働してまだ3年とかだろ?それなら3粒が正しいのかなって」
o川#゚Д゚)o「え、え、え〜〜!?なんですかその理論は!横暴です!」
o川#゚ー゚)o「それなら、これからはどこか遊びに行ったとき私の分はぜ〜んぶ子供料金ですからね!公共の場でもマスターの前で”私は3歳だから安くしろ”って騒ぎまくりますよ!いいんですね!?」
(; ,,^Д^)「わ、分かったわかった!冗談だって!ほら、たくさん食べな!」
o川#- -)o「……もう、お茶目な意地悪やめてくださいよ!まったく…」
o川*゚Д゚)oっ□ガバー←豆を全て流し込む音
o川*゚〜゚)oバリバリモグモグ
o川*゚ワ゚)oオイシー!
( ,,^Д^)「いや全部食べていいとは言ってないが」
303
:
名無しさん
:2025/02/05(水) 00:37:41 ID:weoU8Y8o0
(; ,,^Д^)「そろそろ恵方巻を…うわ。また随分たくさん作ったな」
o川*゚ー゚)o「海苔巻いたりするのが結構楽しくてつい…」
o川*゚ー゚)o「左からスタンダードな太巻きに、赤身と中トロとタタキを使った鉄火巻、アボカドをメインにしたサラダ巻きと、一番奥のはヒレカツ巻きです!どれも自信作!」
( ,,^Д^)「俺が知らない恵方巻が存在している…」
o川*゚ー゚)o「今は海鮮系以外の恵方巻も当たり前らしいですよ」
( ,,^Д^)「じゃあええと、今年の方角は…?」
o川*゚ー゚)o「今年は西南西なので、あっちですね。ちょうどマスターのお背中側です」
(; ,,^Д^)「うわ、じゃあ何もない壁見ながら食べなきゃいけないのか…。まぁ一本だけやって、後は普通に食べるとするか」
( ,,^Д^)っー「よし。じゃあ、いただきま――」
( ,,^Д^)っー o(゚ー゚*川oヨイショ
( ,,^Д^)っー o(゚ー゚*川oジー
(; ,,^Д^)「………」
o(゚ー゚*川o「………」
304
:
名無しさん
:2025/02/05(水) 00:41:18 ID:weoU8Y8o0
(; ,,^Д^)「………」
(; ,,^Д^)「……あの、キュート?なんでわざわざ俺の前に…?」
o(゚ー゚*川o「お気になさらず。ささ、恵方巻をどうぞ!」
(; ,,^Д^)「あぁ、うん、ありがと……」
(; ,,^Д^)っー o(゚ー゚*川oジー
(; ,,^Д^)「…………」
ギュッ⊂o(゚ー゚*川o「ほらマスター、ちゃんと正しい方角を向いたままじゃないと!支えておいてあげますねっ!」
(; ,,^Д^)(か、顔を両手で掴まれて動かせない、食べにくっ…!)
o(゚ー゚*川o「あ、喋っちゃダメですよ?動かず、静かに、ゆっくりです」
o(゚ー゚*川o「恵方巻はまだまだ沢山ありますから、そのままず〜〜っと……」
o(^ー^*川o「私(こっち)だけ見ててくださいね?マスター♪」
〜おしまい〜
305
:
名無しさん
:2025/02/05(水) 00:44:27 ID:weoU8Y8o0
「夜遅くなら半額シール貼られた恵方巻買えるぜヒャッホウ」という天才的アイデアを思いつき仕事帰りに意気揚々とスーパーへ赴いたのですが、閉店間際のお寿司コーナーには自由に持ち帰りOKと書かれた無料のガリと醤油しか残ってませんでした。
美味しい恵方巻が食べたかった…。
306
:
名無しさん
:2025/02/05(水) 01:23:24 ID:S9v.C5kY0
うれしい
307
:
名無しさん
:2025/02/06(木) 09:21:58 ID:DnSW9PtI0
久々おつ
ヤンデレ一歩手前みたいなキューちゃんかわいい
308
:
名無しさん
:2025/02/11(火) 21:22:44 ID:564Sv8CI0
乙乙
サラダ巻き助かる
309
:
名無しさん
:2025/02/11(火) 23:24:04 ID:vS/ecVIA0
多忙アピ有能アピ乙
310
:
名無しさん
:2025/02/13(木) 16:03:46 ID:.vg1mlqs0
>>309
どういうつもりで書きこんだんだよ消えろやゴミ
これで更新止まったら首つって詫びろ
311
:
名無しさん
:2025/02/13(木) 20:00:16 ID:Em8xL8qA0
>>310
かげき
312
:
名無しさん
:2025/02/16(日) 22:38:20 ID:uqgVXbJk0
負けんなよ、なんも気にすんな
99まで続けてくれ
313
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:32:49 ID:6kGwVXcc0
『バレンタイン』 12/99
〜とあるデパート〜
ガヤガヤ ガヤガヤ
(;,,^Д^)「……ミスったなぁ」
(;,,^Д^)(軽い気持ちでバレンタインの催事に来たけど…めっちゃ居づらいな…)
(;,,^Д^)(どこもかしこも忙しそうな女の人ばっかだし、来るの失敗だったか…?)
(゜д゜@#「ちょっと!邪魔よ退いてっ!!」ドンッ
Σ(;,,^Д^)「うわっ!す、すいません…!」ビクッ
(;,,^Д^)(ゆっくりチョコ見るのも無理だ…落ち着くまで隅っこに避難しよう)
(^Д^,,)))スタコラ
(;,,-Д-)「……う〜〜ん」
(;,,^Д^)っ□(催事のマップ貰ったけど全然分からん……)
(;,,^Д^)っ□(ええと、あの店があっちで…ん?違うか?この店の名前はそもそもなんて読むんだ?)
(;,,^Д^)(キュートと一緒に来た方が良かったな…う〜んどうしたもんか……)
「……あれ、猫田先輩?」
(,,^Д^)「ん?」
ハソ;* ゚-゚リ「……き、奇遇、ですね」
314
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:33:30 ID:6kGwVXcc0
(,,^Д^)「雪野さん…!?お疲れ様、会社の外で会うの珍しいね」
ハソ;* ゚-゚リ「そ、そうですね…お疲れ様です」
ハソ;* - -リ(ま、まさか先輩とバッタリ会っちゃうなんて…!いやラッキーだけど……わ〜!)
ハソ ゚-゚リ「先輩も、バレンタインのチョコレート買いに来たんですか?」
(,,^Д^)「まぁ…でもどれを買えばいいのか全然分かんなくてさ」
(,,^Д^)「人も多いし、一旦隅に避難してたんだ。雪野さんは?」
ハソ ゚-゚リ「わ、私も同じで……ちょうどさっき買ってきたんです」
ハソ;* - -リ(厳密には買ったというか、予約してたチョコを受け取ったところなんだけど…)
ハソ ゚-゚リ「先輩はその…どこのチョコを買うかとか決まってるんですか?」
ハソ* ゚-゚リ(せっかく会えたんだし、もうちょっとお話したい!)
(,,^Д^)「いやぁそれが全然…この人混みじゃゆっくり見るのも難しくてさ」
ハソ; ゚-゚リ「そ、そうですよね……」
315
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:34:01 ID:6kGwVXcc0
ハソ; ゚-゚リ「……よ」
ハソ; ゚-゚リ「よかったら、選ぶのお手伝いしましょうか?」
(,,^Д^)「え?」
ハソ;* ゚-゚リ「そ、その、私結構チョコとか好きで!ご迷惑でなければ…その、いつものお礼と言いますか!」
ハソ; ゚-゚リ(ななな何言ってるの私!プライベートでも同僚と行動するなんて嫌がられるって!)
(,,^Д^)「……じゃあ、お願いしていいかな?」
ハソ; ゚Д゚リ「ほぇ!?!?」
(;,,^Д^)「え、や、やっぱダメだった?」
ハソ; ゚-゚リ「い、いえ!精一杯やらせていただきます!」
(,,^Д^)「いや、そんなに肩肘張らなくていいけど…」
(,,^Д^)「普段も合わせて申し訳ないんだけど、今回も頼りにさせてもらうよ。ありがとう」
ハソ;* ゚-゚リ「は、はい!」
ハソ* ゚ワ゚リ(……やったぁ!)
316
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:35:36 ID:6kGwVXcc0
ハソ ゚-゚リ「……で、ここのは入れ物が可愛くて、あっちのは量が多くて…」
ハソ ゚-゚リっ□「個人的な好みですけど、一番美味しいと思うのはこのブランドのですね!値段は結構張りますがバレンタイン限定のチョコも入ってる組み合わせでオススメです!」
(,,^Д^)「ふむふむ……あれ?なんかこっちには和風な感じのチョコがある」
ハソ ゚-゚リ「あ、それは京都にあるショコラトリーのですね。毎年この時期だけ東京でも買えるんです」
(,,^Д^)「へぇ…雪野さん、チョコ詳しいんだね」
ハソ; ゚-゚リ「い、いえ…それほどでもないですよ」
ハソ;* - -リ(先月からめちゃくちゃリサーチしてただけとは言えない……)
ハソ ゚-゚リ「先輩はどういうチョコがいいとかありますか?量が多いとか、見た目が個性的とか…」
ハソ; ゚-゚リ(…てか、私も聞いてから買えば良かったんだ!しまった〜!)
(,,^Д^)「う〜ん……ふわっとして申し訳ないんだけど、強いて言うなら美味しいやつかな。普通じゃ買えないような…何というか、特別な感じの」
(,,^Д^)「何あげても美味しそうに食べるんだろうけどさ、やっぱりこういう時くらい良いやつ用意したいんだ」
ハソ; ゚-゚リ「………え」
317
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:36:34 ID:6kGwVXcc0
(,,^Д^)「うん?どうかした?」
ハソ; ゚-゚リ「い、いえ……」
ハソ; ゚-゚リ「…その、先輩が食べるんじゃなくて、あの……」
ハソ; - リ「……どなたかに、あげるチョコなんです…か……?」
(,,^Д^)「そうだよ。まぁやっぱ、男が人にあげる側になるってのはおかしいかなとも思ったけど……」
ハソ; ゚-゚リ「そ、そんなことは…!海外だとバレンタインって男性が贈る側のイベントだって聞きますし、おかしくないですよ!」
(*,,^Д^)「…だよね、ありがとう」
ハソ; ゚-゚リ「い、いえ……」
ハソ; - リ(………先輩、チョコあげたい人、いるんだ…)
318
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:37:56 ID:6kGwVXcc0
〜20分後〜
(;,,^Д^)「……待たせてごめん!レジめっちゃ混んでて…!」
ハソ; ゚-゚リ「い、いえ大丈夫です!それで、どのチョコにしたんですか?」
(,,^Д^)っ□「迷ったんだけど…結局、雪野さんが一番オススメしてくれたコレにしたよ」
ハソ; ゚-゚リ「えっ!?そ、それ結構高いブランドのチョコですけど、大丈夫なんですか…!?」
(,,^Д^)「まぁぶっちゃけ予算オーバーだったけど…買ったのはこれ一個だけだし」
(,,^Д^)「色々アドバイスくれてありがとう。本当にめちゃくちゃ助かったよ」
ハソ; ゚-゚リ「い、いえ……」
ハソ; - リ「……あ、あの、先輩」
(,,^Д^)「ん?」
ハソ; ゚-゚リ「その……どんな人、というか…どういう関係の人に、あげるんですか?」
ハソ; - リ「もしかして、あの…彼女さん、とか……?」
ハソ; ゚-゚リ(き、聞いちゃった!いきなり何プライベートに突っ込んでるの私!)
(,,^Д^)「彼女…?いや、違うけど。そもそもいないし」
ハソ;* ゚ワ゚リ「あ…そ、そうですか…!」ホッ
ハソ; ゚-゚リ(やばい明らかにホッとしちゃった!)
319
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:38:48 ID:6kGwVXcc0
(,,-Д-)「しかし、どういう関係か……う〜ん…」
(,,^Д^)「……家族かな。血が繋がってる訳じゃない…ってか、それ以前の話だろうけど」
ハソ ゚-゚リ「……? 親戚の方ですか?」
(,,^Д^)「…うん。まぁ、そんな感じかな」
(,,^Д^)「そういえば、雪野さんは誰にチョコを?お姉さんに買ったの?」
ハソ; ゚-゚リ「えっ?あ、いや私はその…姉にも買いましたけど…」
(;,,^Д^)「……あっごめん、プライベートなこと聞いちゃって」
(,,^Д^)「今日は本当にありがとう!じゃあ、また会社で!」
ハソ; ゚-゚リ「あっ……」
(^Д^,,)))テクテク
ハソ; ゚-゚リ(……!)
320
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:40:11 ID:6kGwVXcc0
ハソ; ゚Д゚リ「……あ、あのっ!!」
((,,^Д^)「……ん?」クルッ
ハソ; ゚-゚リ「そ、その……よ」
ハソ; - リっ□「よ、よ……よかったら……コレ…」
(;,^Д^)っ□「……え、俺に?」
ハソ; ゚-゚リ「い、いつもその、沢山お世話になってるので…ご迷惑でなければ…!!」
(,,^Д^)「………」
(;,^Д^)「…あ、ごめん。まさか会社の人から貰えるとは思ってなかったから吃驚しちゃって…」
(*,,^Д^)「…ありがとう。大事に食べるよ」
ハソ;* ゚ワ゚リ「は、はい…!」
ハソ; ゚-゚リ「…じゃじゃ、じゃあ、私はこれで!あの、またその、会社で!失礼します!」
ピュー三ハソ;* >-<リ
(;,^Д^)「あ、うん、また……足速いな…」
ハソ;* >-<リ(わ、わたせた!渡せた!渡しちゃったよ〜!!)
321
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:41:36 ID:6kGwVXcc0
〜その日の夜、マンション〜
ガチャ
(,,^Д^)っ「ふぅ……ただいまー」
三o川*゚ワ゚)o「おかえりなさいマスター!今日はですね、ちょっと特別なものが…!」
(,,^Д^)「あ、キュート。今少しだけ話いいか?」
o川;*゚ー゚)o「へ?お話って…も、もしやついにお仕事を辞める決心が!?」
(;,^Д^)っ□「いや全然違うけど……はい、これ」
o川;*゚Д゚)oっ□「はぁ……えっ!こ、これって!?」
(*,,^Д^)「俺から渡すのっておかしいかもしれないけど……バレンタインのチョコ」
o川;*゚ワ゚)oっ□「わ、わぁ…!ありがとうございます!!い、今すぐ後生大事に冷凍保存してきますね!!」
(,,^Д^)「いや食べてくれると嬉しいんだけど」
□⊂o(゚ー゚*;川o三ダッシュ
(;,^Д^)「はっやっ……まぁ、喜んでくれたならいいか」
322
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:42:43 ID:6kGwVXcc0
o川*>ー<)o(ま、まさかマスターからチョコを貰えるなんて…!嬉しすぎて出力バグっちゃいそうです〜!!)
o川*゚ワ゚)o(そうだ!忘れないうちに私もアレを出しとかないと…!)
(,,^Д^)っ□「キュート、悪いんだけどコレも冷蔵庫に入れといてくれるか」
o川*゚ワ゚)o「あ、はーい!貰います……ね…」
o川*゚ー゚)oっ□
(^Д^,,)「じゃ、俺は夕飯の前に軽く浴槽洗ってくるから……」
三o川* ー )o「お待ちくださいマスター」シュイン
(;,^Д^)「うおっ!?しゅ、瞬間移動……!?」
323
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:43:49 ID:6kGwVXcc0
o川* ー )oっ□「……マスター、なんですかこの女性が異性に渡しそうな包装で包まれたチョコレートは」
(,,^Д^)「ん?あぁ、今日デパートで貰ったんだよ」
o川* ー )o「………もらった?」
(,,^Д^)「催事でたまたま会社の後輩に会ってさ。いつも仕事頑張ってる子で…普段のお礼ってことで貰えたんだ」
(,,^Д^)「まぁどっちかっていうと、いつも俺の方が助けられてばかりなんだけどさ」
o川* ー )o「……」
(*,,^Д^)「他意はないってのは分かってるけど…正直ドキッとしたよ。なんだかんだこういうのって何歳になっても嬉しいもんなんだな」
o川* ー )o
o川* ー )oビビ ガガ
o川*゚ー゚)o
o川#゚ー゚)oカチン
324
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:44:48 ID:6kGwVXcc0
(,,^Д^)「ん…?なんか変な音したけど、どうした?」
o川* ー )o「……実はですねマスター、私からもあるんです。バレンタイン」
(*,,^Д^)「えっ本当か!ありがとなキュート、一体どんなチョコで……!」
o川* ー )oっ□□□ドンッ
(;,^Д^)「……えっ」
o川*゚ー゚)o「どうぞ。左からガトーショコラ、ショコラ・オランジュ、ザッハトルテの三品です」
(;,^Д^)「…い、いや、その……多くないか…?」
o川*゚ー゚)o「マスターに喜んで欲しくて一生懸命作りました。マスター、スイーツお好きですよね?」
(;,^Д^)「そりゃ人並みに好きだけど……その、量が…えっと……」
325
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:48:55 ID:6kGwVXcc0
o川*゚ー゚)o「さ、遠慮なくお召し上がりください」
(;,^Д^)「……あ、明日食べようかな!今日はもう夜だし、夕飯がスイーツだけってのはさ…!」
o川*゚ー゚)oっψ「遠慮なくお召し上がりください」
(;,^Д^)「いやそんな無表情のまま無理やりフォーク渡されても……」
o川*゚ー゚)o「遠慮なくお召し上がりください」
(;,^Д^)「……ちょ、キュ、キュート!?話を……!!」
o川*゚ー゚)o「迅速にお召し上がりください」
o川*゚ー゚)o「一番にお召し上がりください」
o川*゚ー゚)o「私からのチョコを、なにより、先に」
(;,^Д^)っψ「………」
o川* ー )o「さ、ほら、どうぞ遠慮なく」
o川*^ー^)o「――ハッピーバレンタインですよ、マスター!」ニコッ
〜おしまい〜
326
:
名無しさん
:2025/03/10(月) 02:51:34 ID:6kGwVXcc0
ハソ ゚-゚リ
雪野なち
本編の正史ルートならタカラ君の後輩ではなく同期。
ホワイトデー当日まではバレンタインシーズンみたいなものなのでセーフ。
327
:
名無しさん
:2025/03/16(日) 18:56:44 ID:j71zLv8Y0
乙乙
バレンタインなんて都市伝説だから
328
:
名無しさん
:2025/03/16(日) 23:28:44 ID:TFmClig20
おつ
タカラくん?浮気か…?
329
:
名無しさん
:2025/03/20(木) 01:14:44 ID:ScG.0fDE0
乙乙来てた
チョコの催事場はブランド分からなすぎてガイドがいたら絶対助かる。
ケーキがホールじゃなくてピースであるように祈るばかりだ
330
:
名無しさん
:2025/04/19(土) 18:06:55 ID:F8KpKhr20
誰ももとめてないのにまだかいてんの?
某みたら?みんな迷惑してるよ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/16305/1700919595/l30
331
:
名無しさん
:2025/04/19(土) 22:06:57 ID:.AGQaqOE0
ライン越えだろ流石に
余計なことすんなよ
332
:
名無しさん
:2025/04/20(日) 20:28:13 ID:dH6ZAtxA0
闇じゃん よくまだ書けるな
333
:
名無しさん
:2025/04/20(日) 21:35:26 ID:Q24Y5gpg0
我慢させられ続けた結果狂ったんだろ
そもそも既にファの某スレで某へのヘイトで大盛り上がりしてたから今更驚かない
連中も陰口が苦情に変わって浮かばれるんじゃないの?
334
:
名無しさん
:2025/04/20(日) 22:39:21 ID:WfhSdoh60
Xでもいなくなったのいいことに叩いてた奴らいっぱいいたしもうやめていいよ
335
:
名無しさん
:2025/04/21(月) 13:21:38 ID:jnUzFbLo0
あーもうめちゃくちゃだよ
336
:
名無しさん
:2025/04/21(月) 18:17:14 ID:40Tg9GMM0
>>334
そんなの書いた覚えない
作者全体への誹謗中傷だ
337
:
名無しさん
:2025/04/21(月) 18:22:45 ID:A9I0R5Ts0
なんで作者限定なの
338
:
名無しさん
:2025/04/21(月) 19:05:07 ID:40Tg9GMM0
その言葉で板の作品にまで偏見持たれた場合被害被るのは作者
更新だと思って来た
待ってる
339
:
名無しさん
:2025/04/21(月) 22:34:23 ID:XRqpf0Iw0
お前の好きだった絵師は肩持って一緒になってお前の批判してたよとだけ
340
:
名無しさん
:2025/04/21(月) 23:22:44 ID:tAxVnyo60
>>339
それ複数いなかったか?
誰誰
341
:
名無しさん
:2025/04/22(火) 22:02:22 ID:HcRz2oCY0
更新きたかと思ったらぜんぜん違った何これ…
気にしないで書いてね、待ってる
342
:
名無しさん
:2025/04/22(火) 23:15:09 ID:.etx7bqk0
自分のことしか考えてないと段々と気づいていったからこの作者にも一定の理解を持とうという気力も削がれた
これから優しくしようという読者はまあ、頑張れ
343
:
名無しさん
:2025/04/23(水) 11:59:33 ID:GIHc.HA20
んなことわざわざここに書かんでも
344
:
名無しさん
:2025/04/23(水) 13:48:41 ID:lIYJNMSg0
>>340
吹奏楽
345
:
名無しさん
:2025/04/23(水) 14:11:07 ID:lL0HKDmc0
ああ、こうやって支援絵を描く貴重な読者を次々弾いてきたんだな…。
346
:
名無しさん
:2025/04/24(木) 11:54:10 ID:l2ysMzPE0
>>342
どうせ最初から理解する気もなかっただろ
ケチつけたいだけのゴミが失せろ
347
:
名無しさん
:2025/05/10(土) 01:27:14 ID:uDRIc5aM0
『お土産』 13/99
〜北海道の空港〜
(,,^Д^)「この空港めちゃくちゃ広いな……札幌まで行かなくても、ここで全部済むんじゃないか?」
(,,^Д^)(東北だけの出張かと思いきや、そのまま急に北海道まで行かされるなんて…結局ぜんぜん観光とかも出来なかったんだよなぁ)
(,,^Д^)(でも、まさか飛行機が二時間遅れになるなんてな。北海道の交通機関がこんなに乱れやすいなんて知らなかった……)
(,,^Д^)「……ん?」
『北海道おすすめ土産はこちら』
(,,^Д^)「お土産……あ、そういえば何にも買ってないな。キュートに何か買って帰らないと」
(,,^Д^)「飛行機が遅れるからって空港の人からクーポン貰えたし、どうせ時間あるし…ちょっと見に行くか」
(((,,^Д^)テクテク
348
:
名無しさん
:2025/05/10(土) 01:29:13 ID:uDRIc5aM0
(,,^Д^)「うーん……やっぱりスイーツとか、お菓子系が多いな。正直どれもそんなに高くないし、値段以上に美味しそうではあるけど」
(;,,^Д^)「……いや、種類が豊富すぎる!どういうのを買うべきなんだ!?」
(;,,^Д^)「このお菓子は物珍しさがない気がするし…あのチーズケーキは美味しそうだけど、確か東京でも買えるんだよな」
(;,,-Д-)「アイスは持って帰れないし、あのクッキー缶もありきたりな感じするし、うーむ、どうするか…」
<オッオー!
(,,^Д^)「……うん?」
[ ^ω^]「お土産いかがですかおー!北海道でしか買えない限定品!飛行機に乗る前に要チェキですおー!」
(,,^Д^)「あ、またあのロボットだ。もう最近は全国どこでも見かけるな」
三[ ^ω^]ブーン「そこのおにーさん!お土産を探し中ですかお?」
(;,,^Д^)ビクッ「うおっやっぱ来た!こんなスピードで空港内走るの普通に危ないだろ…」
349
:
名無しさん
:2025/05/10(土) 01:31:09 ID:uDRIc5aM0
[ ^ω^]「北海道みやげの食べ物はどれもハズレがないお!どういう感じのをお求めですかお?」
(,,^Д^)「うーん……まぁ美味しければなんでもいいんだけど、出来ればこう、特別感のあるやつがいいかな」
[ ^ω^]っ□「となると、こういうのは如何ですかお!」
(,,^Д^)「なんか書いてる……『空港限定』?」
[ ^ω^]「そう!この空港は北海道の有名なお店が集まってるんだけど、定番商品に加えて空港限定のレアな商品もたくさん取り揃えてるんだお!正真正銘、他の場所はおろか、北海道でも中々買えない特別なお土産だお!」
[*^ω^]「例えばこの牛乳トリュフチョコ!あの有名な北海道のショコラトリーが、北海道産の新鮮な牛乳を厳選して作ったチョコだお。見た目も可愛いし、値段もお手頃!」
(,,^Д^)「へぇ、確かに美味しそうだな」
[ ^ω^]っ○「よかったらどうぞ!味見だお!」
(;,,^Д^)「商売上手だ…俺より営業上手いんじゃないか?」
(,,^Д^)モグモグ
(*,,^Д^)「……おっ!確かに美味しい!お土産のお菓子特有の安っぽさがないし、表面の固さと中のまろやかさが丁度いいな!」
[ ^ω^]「他にも、これはフロマージュのケーキが有名なあのお店が作ったクランチチョコで、これは空港限定のふわふわチーズケーキ、あとは焼きたてアップルパイとかもあって……」
(*,,^Д^)「ほうほう…!!」
350
:
名無しさん
:2025/05/10(土) 01:32:03 ID:uDRIc5aM0
〜午後十時 東京〜
o川#゚ー゚)o「………遅い!!」
o川#゚ー゚)o「なんですか!出張の延期に、更には飛行機の遅延って!いくらなんでも遅すぎです!」
o川#゚皿゚)o「連絡も全然ないし、私のメッセージにも返信ないし!今日はデパートでやってたフェアで、面白いものたくさん買ってきたというのに!見せるの楽しみにしてたのに!」
o川#- -)o「なるほどこれが出張…理解しました、もう二度とさせません!これからはマスターの仕事用のスマホにもハッキングして、動向を完全にチェックできるようにしておかないと!」
<ガチャ タダイマー
o川#゚ー゚)o「あ、やっと帰ってきた!」
ピュー三o川#゚ー゚)o
351
:
名無しさん
:2025/05/10(土) 01:33:08 ID:uDRIc5aM0
o川#゚ぺ)o「おかえりなさい…遅いですよマスター!飛行機降りたとか後どれくらいとか、そういう報告は逐一してくれないと!」
(;,,^Д^)「ごめんごめん、ただいまキュート。タクシーも全然捕まらなくてさ」
(*,,^Д^)「…でも、ほら!お土産たくさん買ってきたからさ、見てくれよ!」
o川*゚ワ゚)o「えっお土産…!?も、もうマスターったら、そんなので私が絆されると思ったら大間違いで……」
o川;゚ー゚)o「………って、あれ、これ、全部……?」
(*,,^Д^)「そう、北海道土産!いやぁ、東北からそのまま北海道にも行けって言われてさ」
(*,,^Д^)っ□「しんどかったけど、良いお菓子とかめっちゃ買えたんだよ!例えば、このチョコとかは空港限定で、こっちのクッキーは北海道でしか買えなくて……」
o川;゚ー゚)o「……マスター」
(,,^Д^)「ん?どうしたキュート」
o川;゚ー゚)o「………ちょっと、コレを」
o川;゚ー゚)oっ□□□ドンッ
(,,^Д^)「……はい?」
352
:
名無しさん
:2025/05/10(土) 01:35:06 ID:uDRIc5aM0
(;,,^Д^)「えっ…なんか、この前も似たような光景見た気がするんだけど」
o川;゚ー゚)o「そのですね…今日ちょっとデパート寄ったら、"北海道フェア"ってのがやってまして」
o川;゚ー゚)o「普段なら北海道以外で絶対販売されないチョコとかケーキとかもあって……つい、たくさん買っちゃって」
(;,,^Д^)っ□「……おい、このチョコとか、めちゃくちゃ見覚えあるんだが」
o川*゚ー゚)oっ□「そっちに入ってるクッキーも、こっちに同じのが……」
(;,,^Д^)「……」
o川*゚ー゚)o「……」
(;,,^Д^)「……」
o川*゚ー゚)o「……マスター、次からは、こまめな連絡をお願いします」
(;,,^Д^)「………はい。すいませんでした……」
〜おしまい〜
353
:
名無しさん
:2025/05/10(土) 12:18:36 ID:MqJ6wgtU0
乙
おみやげあるある
354
:
名無しさん
:2025/05/14(水) 20:17:10 ID:TXQTfnIs0
乙
355
:
名無しさん
:2025/05/14(水) 23:57:03 ID:KZiw8F0E0
『マリオカート』 14/99
o川*゚ー゚)o「あ〜〜〜〜暇ですねぇ」
o川*゚ー゚)o「録画したドラマも見終わっちゃったし、夜ご飯の準備も終わっちゃったし…こんなに暇なの久々です」
o川*- -)o「やっぱりネトフリ登録するべきですかね。でもマスターがなぁ。アマプラじゃ足りないって何度も言ってるのに…」
o川*゚ワ゚)oハッ「……あ、そうだ!こういう時は!」
o(゚ー゚*川o三ダッ
ガサゴソ
o川*゚ワ゚)oっ□「……あった!ゲーム機!暇な時こそゲームですよね〜!」
356
:
名無しさん
:2025/05/15(木) 00:06:39 ID:fuoI/clc0
o川*゚ぺ)o「さて、なんのゲームやりましょうかね。この前は確かインク出すゲームやったから…」
o川*゚ー゚)o「パズルゲームは絶対勝つからつまんないし、出来れば対戦系のやつがいいなぁ」
o川*゚ー゚)o「あ、『マリオカート』…?たまにCMで見るやつですね」
o川*゚ー゚)o「レーシングゲームはやったことないなぁ、よーし、コレにしましょう!有名なキャラのゲームなら面白いはずですし!」
o川*゚ワ゚)o「ありゃ、マスター全然このゲームやってなかったぽいですね。ええと、キャラクターを選んで…あ、このコ可愛い!」
o川*゚ー゚)o「へぇ、車も自分で選べるんですね。車なんて私より遅い乗り物に今まで興味なかったですけど、こうして見るとちょっと面白そうだなぁ」
o川*^ー^)o「操作は、なるほどシンプル。じゃあ、ちょっとやってみますか!マスターが帰ってくるまでに全クリしますよ〜!」
357
:
名無しさん
:2025/05/15(木) 00:16:48 ID:fuoI/clc0
〜3時間後〜
o川;゚ー゚)o「………勝てない!!」
o川;゚ー゚)o「CPUにも勝てない…ネット対戦でもないのに!なんで!?この私が!?」
o川#゚ー゚)o「みみ、認めませんこんなこと!もう一回…!」
o川;゚Д゚)o「……わー!なんでまたコインなんですか!甲羅でもバナナでもいいのに!」
o川;゚ー゚)o「赤甲羅壊れちゃった!なんで私の投げたやつは壁に当たって砕けるんですか!?」
o川#゚ぺ)o「きゃああぶつかって落とされた…って復活した瞬間スターに轢かれた!性格悪すぎませんか!?
o川#゚Д゚)o「もうすぐゴール…ああぁトゲゾーが!ずっと1位だったのに!!」
o川;゚ー゚)o「また勝てなかった…あと何回このカップやれば……」
o川* ー )o「…」
o川* ー )o「………」
o川* ー )o「……………」
o川* ー )o「………よし」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「youtubeの解説見ますか」
358
:
名無しさん
:2025/05/15(木) 00:32:37 ID:fuoI/clc0
o川*゚ー゚)o「アイテムの取り方も色々あるんですね。完全に運ゲーかと思ってコントローラーを破壊してしまうところでした」
o川*゚ー゚)o「コイン集め…なるほど、それで速度が上がるしテレサ対策にもなる…」
o川*゚ー゚)o「ロングキラー?場所によってそんなテクニックが……よし全部覚えた」
o川*゚ー゚)o「タイムアタックやってる人も見ますか。動きを全部分析しましょう」
o川*゚ー゚)o「マシンのカスタム……こっちの方が勝てそうですね。こっちにしましょう。キャラも変えよ」
o川*゚ー゚)o「それと…あとは……」
o川* ー )oブツブツ
o川* ー )oピコピコ
359
:
名無しさん
:2025/05/15(木) 00:54:46 ID:fuoI/clc0
〜更に3時間後〜
ガチャ
(,,^Д^)っ「ただいまー」
(,,^Д^)「聞いてくれよキュート。次の土曜、後輩とご飯に行こうって誘われたんだけど行ってもいいか……」
(,,^Д^)「……って、ん?キュート?」
<ピコピコ
<ガチャガチャ
o川* へ )o「……うわ、勝ってもこれだけしかレート貰えないんだ。ケチなゲームですねぇ」
o川* ワ )o「でもかなりコツ掴んできました!よーし、このままレート10000目指しますよ〜!」
(;,,^Д^)「……キュート?」
o川;゚ー゚)o「はっ!お、おかえりなさいマスター!すいませんお出迎えもせず…!」
(,,^Д^)「ただいま…いや別にいいけど。なんだ、久々にゲームしてたのか?」
o川;゚ー゚)o「は、はい。お昼から暇でして…思いのほかのめり込んじゃいました」
360
:
名無しさん
:2025/05/15(木) 00:55:41 ID:fuoI/clc0
o川*゚ワ゚)oハッ「……!」
o川*^ー^)o「そうだ!どうせなら、マスターもちょっとやりませんか?」
(;,,^Д^)「えっ俺も?いや、俺そのゲームはそんなにやったことないんだが」
o川*゚ー゚)o「よく考えたらマスターと一緒にゲームってあんまりしたことないですし!」
o川*゚ワ゚)o人「いいじゃないですか、最近一緒に出かけたりとかもないんですから。ねっ?少しだけ!」
(;,,^Д^)「…う〜ん……」
(;,,-Д-)(確かに最近は出張とかもあって、キュートと出かけたりしてないからなぁ)
(,,-Д^)(このゲームは前作なら結構やってたし……たまには、二人でゲームするのもいいだろ)
(,,^Д^)「……まぁ、しょうがないな。ちょっとだけだぞ」
o川*^ワ^)o「やったぁ!じゃあ、もう一個コントローラー用意して……さぁ、やりましょう、マスター!」
361
:
名無しさん
:2025/05/15(木) 00:58:17 ID:fuoI/clc0
(;,,^Д^)「うおっ!なんだ今の緑甲羅!」
o川*^ー^)o「やったぁ当たりました!あそこで反射させると当てやすいんですよね〜!」
(;,,^Д^)「よーしスター出た…ってここでサンダー!?嘘だろ!?」
o川*゚ワ゚)o「マスターから落ちたスターを拾って…よーしショートカット成功!」
o川*^ワ^)o「ここでロングキラー!ついでにマスターを吹き飛ばしますよぉ〜〜!!」
(#,,^Д^)「うわっ最悪だコースアウトした!しかも復活した瞬間に轢かれるし!なんだこのゲーム!?」
(;,,^Д^)「ちょっなんで俺だけコインしか出ない……うわこういう時に限って赤甲羅!?運ゲーじゃねぇか!!」
o川*゚ワ゚)o「あ、マスターがこけてる隙に……よーしまた1位!やったやった〜!!」
362
:
名無しさん
:2025/05/15(木) 01:01:13 ID:fuoI/clc0
(,, Д )「………」
o川*^ー^)o「はぁ〜!仕様を理解してからだと楽しいですねぇこのゲーム!」
(,, Д )「………」
o川*゚ワ゚)o「それじゃあ次はこっちのカップにしましょう!このキラキラしたコース良いですよね〜!」
(,, Д )「………」
o川*゚ー゚)o「…あれ、マスターどうしました?ほら、早くAボタン押してください!」
(,,^Д^)「………うん」
(,,^Д^)「もうやらない」
o川;゚ー゚)o「えぇっ!?どうして!?」
(,,^Д^)「運ゲーじゃん。なんだよコレ」
o川;゚ー゚)o「いや確かにちょっとそうですけど……ちょっ、コントローラー置かないでくださいよ!」
(,,^Д^)「絶対もうやらない」
o川;゚Д゚)o「マスタ〜〜〜!!!」
〜おしまい〜
363
:
名無しさん
:2025/05/15(木) 01:02:36 ID:fuoI/clc0
switch2外れました。おかしいよこの世界マジやってられん。
364
:
名無しさん
:2025/05/15(木) 04:01:22 ID:uyNDuSYQ0
乙
こんなときのために積みゲーがあるのだ
365
:
名無しさん
:2025/05/17(土) 12:00:54 ID:UJIERfdE0
乙乙
躊躇無くキャラ変されたキャラ>解せぬ
北海道のお土産美味しいよね
パッケージもお洒落だし
366
:
名無しさん
:2025/05/23(金) 02:54:39 ID:e4oB02520
『春のパン祭り』 15/99
o川;゚ー゚)o「うわぁ…最近、お米がやけに高い!今までの倍近いじゃないですか!」
o川;゚ぺ)o「いつの間にか週末恒例のお米割引キャンペーンもなくなってるし…どこのスーパーも厳しいんですねぇ」
o川;- -)o「どうしよ…安い方にしますかね?でもお米の味が下がるのはノーセンキューだし、安いって言っても比較的な話で、もうお手頃価格のお米なんてないし…」
o川*゚ー゚)o「……うん?」
『本日限定!パン全品半額!』
o川*゚ワ゚)o「パンが代わりに安い…そうだ!しばらく朝食はパンに変えて、お米の消費量を減らせばいいのでは!?」
o川*゚ー゚)o「今日の晩ご飯はパンに合う洋風メニューに変えればいいし、明日の朝にも回せるし!いや〜やっぱり私ってば高性能!そうと決まればちょっと多めに……!」
o川*゚ぺ)o「…ありゃ?なんか数字の書かれたシールが……」
o川*゚ー゚)o「ほほう、シールを集めたらお皿が貰えるんですね。あ、この形、ちょうど欲しかったタイプのお皿だ……」
o川*゚ー゚)o「…」
o川*- -)o「……」
o川;゚ー゚)o「………安いのは、今日だけ!!」
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