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ソウルファッカーズ2のようです
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25年前。
「グオオオオオオ…」
聖母マリアのように胸に両腕をクロスさせた異形が崩れる。
残るは巨大な電子の繭。
「マニトゥ……帰ろう…
アタシ達のいるべき世界へ…」
「そうすれば…
もう、こんなに苦しくないよ……」
銀髪の女が語りかける。
女が振り返る。
「ヒトミちゃんとも……
スプーキーズのみんなとも……
このままずっと一緒にいたかった。」
口ごもる。
「でも駄目なんだよ…
今の人のソウルは、私達には耐えられない……」
https://pbs.twimg.com/media/FUz_rUGaIAAX8RZ.jpg
ネミ;ー;)「今日は、アタシの……
最初の、誕生日かも知れない……
アタシ、忘れないよ……
アンタのこと…」
https://pbs.twimg.com/media/FU0GOoWagAIb0Je.png
「泣くんじゃねーよ!俺達はやる事全部やってきたろ。
最後のシメだ、お前がやりたいと思う事をやりな」
ネミ-ー-)「そうね…起きて、ヒトミちゃん。」
https://pbs.twimg.com/media/FUz_sj-agAYPAHR.jpg
少女が茶髪に戻る。
中から電霊がフワッと華麗に舞う。
繭に抱きつき、消滅していく。
「さよならは言わないぜ。またきっと会えるだろうよ」
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(0牛0)「待てよネルガル。俺に最後までやらせろ。
神聖な決闘に水を差したこいつらは、血祭りにあげなきゃ気がすまねえ!」
ネ ハ ルつ「…いいでしょう。
あなたが追い詰めた獲物だ。あなたが仕留めるが合理でしょう。
…そしてそののちjは…」
(0牛0)「おう!今度こそ雌雄を決する時!」
(>;´ω` <)「うぐぐ…決闘だと…
イカれてやがる…闘神殿だったのかよ!!」
二人は念動で押さえつけられたままだ。
https://pbs.twimg.com/media/FtWpH9vaAAUVd3O.jpg
ととと(0牛0)つつつ 「さあ、引導を渡してやる。
骨も残らず焼き尽くしてやるから覚悟しな!!」
6本の腕から炎を出して遊びだす。
ミセ*゚ー゚)リ「あ…」
(0牛0)「む!?」
どこからか少女が紛れ込んでくる。
(#0牛0)「なんだ、きさまも決闘の邪魔をする気か!
ならば先に殺してやる!!」
ミセ;゚ー゚)リ「ひ…」
https://pbs.twimg.com/media/FtR1f9QaEAIQwpK.jpg
メ #・)Д(・)「やめろおおおお!」ゴハッ
https://pbs.twimg.com/media/FtWpIwpaEAAG4Vf.jpg
「下がれ、人間。」
https://pbs.twimg.com/media/FtR1hB2acAA8Oox.jpg
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「といってもその状態では動けぬか」
六本腕の魔王がまた現れ、先の悪魔を殴る。
(0牛0)「ごはっ!な、なんだてめえ…」
(0牛0)「愚か者めが。
サマナーならともかく、迷い込んだだけの一般人を巻き込むな。」
https://pbs.twimg.com/media/FtWpJejakAAYskb.jpg
(0牛0)「久しいな、兄弟。
そしてネルガル。何をやっていたのだ」
(;0牛0)「あ…二番目の兄貴!?
石像になってたんじゃないのかよ!!」
(0牛0)「たわけ。自分から石化して寝ていたのよ。
来てみればこのザマよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FtR1h8LaIAEzVrb.jpg
(0牛0)「お、俺は悪くねえ!
こいつらが俺達の決闘の邪魔をして…」
ネ ハ ル「そうです。彼の言う通り…」
(0牛0)「ふむ、二体がかりで私にかかってくるか?
ルールを変えたければそうするがよい。」
(;0牛0) ネ; ハ ル「「い、いや…」」
(0牛0)「ならば去れい。別の場所で思う存分決闘するがよい。
おい、人間の小娘…」
ミセ;゚ー゚)リ「は、はい…」びくっ
(0牛0)つ=[]::::::::> 「迷い込んだだけのようだな。巻き込んですまなかった。
ここから元の場所に帰るがよい」
そう言うと、刀で空間を切り裂いて少女を促した。
ミセ*゚ー゚)リ「あ、ありがとうございます…」
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(0牛0)「さて念動緊縛も解けたであろう。
我が兄弟が迷惑をかけたな。私は魔王シュウが次男。
こんごともよろしく。」
(>;´ω` <)「礼をいう前に聞かせてくれ…
あの中国の軍神の蚩尤(シユウ)なのか!?」
(0牛0)「さよう。」
(>;´ω` <)「なんでそんな大物が複数体もいるんだ!?」
(0牛0)「本名を知っている割にそこは無知なのだな。
私は81体兄弟だ。」
メ ;^)Д(^) 「こ…こんなバケモノが81も…」
(0牛0)「といっても私と兄はこの地を統治していたデビルサマナー、葛葉キョウジによって合体で造られた個体だがな。
83体だった、というべきか」
(>´ω` <)「だった?」
(0牛0)「一年とちょっとほど前に、女サマナーが来て私の兄を見初めて連れて行った。
知に優れた私とは対で、力に特化した男だったよ…」
(>´ω` <)「あんた程の強さの悪魔なら、外に出て…それこそ中国、いや世界征服なんかも可能なんじゃないのか。
御魂とやらでバシバシにビルドアップされてるんだろう?
ファントムソサエティなんぞ腕一本で握り潰せるだろうよ。」
(0牛0)と「ふあーあ…ああ、最近幅をきかせているというチンピラ集団か。
私から言わせてもらえば、組織として統率がなっていない。蟲毒の壺ともいうべきか。
我の強い者同士が喰いあって自滅するのは見えている。」
(十)「コンナ地カラデモ、分カルモノナノカ」
あくびをしながらシュウは答える。
(0牛0)「この地はたびたび他の地と繋がってしまう。
さっきの人間の小娘が入り込んだのもそのせいだろう。
そなたらのような半端なサマナーや一般人が入り込んだ時の為の解決と、他のシュウ兄弟達や異界悪魔達の統率。
それを聖君兄弟とやるように命じられているのだ。ここを離れる気もないしな。」
(0牛0)「興味があるなら…歩いてみるか?奥地を更に」
-
<・) <・)
『OFFENSE_EXTRA
HELLISH-FLAME』
https://pbs.twimg.com/media/FtRHwLYacAEeS7a.jpg
素早い動きから、骨をも灰にする劫火召喚が放たれる。
コト ´ー`)「魔法攻撃の引き受けは私におまかせを」
(>´ω` <)「頼むぞ。鳥にはライジングカートだ!」
っy=
<;)「ギャーッ!」
(0牛0)「いいセンスだ!
ああ、言い忘れていたがな。その鳥はカウ。太陽の鳥だったものだ。
あまり刺激すると背中の核融合炉が暴発して…
ドカン!だ」
https://pbs.twimg.com/media/FtW5mO0aUAAVRYS.png
メ ;^)Д(^) 「ま、守ってくれるんじゃないんですか…」
(0牛0)「後衛から回復はしてやるが攻撃に手は貸さん。
そもそも腕試しの為に来たのだろう?」
(>´ω` <)「いえてるぜ。おんぶだっこはよくねえな…」
(十)つ→「我ガ聖槍ナラ封ジル事ガデキヨウ」
(0牛0)「できれば加減してもらいたい。
奴らと我らは中国の悪魔。いわば同郷なのだ。
そんな悪い奴らでもないのでな…」
メ ;^)Д(^) 「えーっとロンギヌスさん、軽く小突いて無力化して追い返せます?」
(十)つ↑ 「…ヤッテミヨウ。 バカヤロー!!!!!アッチイケー!」
<・#) <・#)「カァ!カァ!」
凶鳥達は飛び去って行った。
(0牛0)「すまんな」
-
https://pbs.twimg.com/media/FtRHw__aYAA09gY.jpg
メ ・)Д(・)「片方は見た事があるですね」
(0牛0)「四凶のトウテツ、トウコツだ。これらも私の同郷だが、引き下がらんようなら倒しても構わんぞ。」
つと
(>´ω` <)「ずいぶんとさっきの鳥と扱いが違うじゃないか?」
(0牛0)「先ほどのカウは太陽の化身。日照りで作物が育たないので人間の勝手で多数が討伐された、いわば被害者の側面ももつのだ。
だがこいつらは違う。悪いところばかりではないが、悪さが目立つ。私のいう事もろくに聞かん凶獣だ」
(>´ω` <)「さっきの奴らは、日本のトキやリョコウバトみたいなもんってことかい。遠慮なくいっていいんだな」
っy=
>FIGHT
「フッ」
OFFENSE_EXTRA『
WOLF-CLAW』
コト; ´/ /ー`)「ぐわ」
群狼の拳が引き裂き、
「ガウ」
『DIFFENCE_MAGIC
DIA-RAHAN』
トウコツがトウテツの消耗を抑える。
(0牛0)「いい連携だ。さあ、どうする!」
(>´ω` <)「決まってんじゃねえか。
こっちも連携よ!ゲッターチームをなめんじゃねえ!
ベンケイ!」
メ ・)Д(・)「大雪山!おろしいいいい!!」
つと
力任せにトウテツをぶん投げる。
「ガッ!」
(十)つ→ 「甘イ」
-
ゴルゴダの突きがサポート役のトウコツを捕らえ、感電させる。
(>´ω` <)ニア
ニア
隼人がクリティカルを決めて仕留める。
https://pbs.twimg.com/media/FtXGc71aAAAL6dP.jpg
起き上がるトウテツを総攻撃で畳みかける。
メ ^)Д(^) 「やりましたね!」
(0牛0)「お見事」パチパチ
つと
>最奥
(0牛0)「本当に行くのか」
(>´ω` <)「ああ。ここまで来たんだ、蛇が出るか悪魔が出るか」
(0牛0)「ここはかつて、葛葉キョウジがおそろしき敵を4体も相手にした場所だ。生きて帰れ。
では私はここで眠ろう…」
隼人達にサマリカームとメディアラハンをかけ、石像に戻った。
厳かな声が響く。
『何故来た。ここはおまえの来る世界ではない!!何故来た!!』
(>´ω` <)「強さを求めに」
https://pbs.twimg.com/media/FtW5nZTaMAAPuoH.png
<●> 『帰れ!!』
https://pbs.twimg.com/media/FtW5oF3aMAEZe8p.png
ドワォ
(>;´ω` <)「ぐわ…吹き飛ばされ…」
気付いた時には、下水道で倒れていた。
-
─
Σ`・д・´)「いいからやめろ!フィネガンは確かに悪い奴だ。
でも殺す事もないだろう!!」
ネミ゚ー゚)「アタシはどっちでもいいわ」
( ゚Д゚)「そんな甘ったるいことを言っていると、殺されるぞ」
『ねらい撃ち』
(メ ハ)っy= パン
= Σ;・д・´)「うわ!」
フィネガンの見えぬ目はスレスレで男─ケージをかすった。
ネミ゚Д゚)「こんの!」バチバチ
つと
( ゚Д゚)「待て小娘。ここは譲ってもらおう」
ネミ゚Д゚)「あんたなんなのよ!」
( ゚Д゚)「私は政府の人間だ。さからえば、人権をはく奪する事だってできるんだぞ。」
つと
ユ▽д▽ダ「そんな横暴な…」
タイガーは息も絶え絶えのフィネガンに近付き、しゃがむ。
( ゚Д゚)「私がわかるか。フィネガン。」
(メ ハ)「…トラか」
https://pbs.twimg.com/media/FtcFz9KaIAA-Drr.png
( ゚Д゚)「ボクは夢をかなえたよ。君はどうだ。」
(メ ハ)「俺は…どうだろうな…」
( -Д-)っy=
ズド
-
( ゚Д゚)「では遺体は私が預かろう」
つ(メ ハ)と
丁寧に、しかし力強く持ち上げてお姫様抱っこのまま資材置き場を去る。
Σ#・д・´)つ と( ゚∀゚)「くそっ!」
後ろからのパンチを軽く受け止める。
( ゚∀゚)「青二才が!」
つつ ==Σ;・д・´)「うわっ」
ユ▽д▽ダっ-l--゙「貴様!」
( ゚∀゚)「一本背負いじゃなくて大雪山おろしもどきなだけ、ありがたく思いな。
おれの背負い投げは悪魔の背骨なんて簡単に折るぜ。」
ネミ゚Д゚)つ「ロマ・フルメン!」
( ゚∀゚)「効かねーよ!」
と ∞ つ
電撃が吸収されていく。
ヒト;゚ー゚)ξ『キャーッ!この人ブラつけてる!
変 態 じゃない!』
( ゚∀゚)「男女共用なんだよ!男がブラつけてて悪ぃか!
これをつけれるって事は、頭いいって事なんだよ!」
Σ`・д・´)「そうなのか…DHA取ってみようかな…」
( ゚∀゚)「くだらん突っ込みはしねえぜ。
てめえが俺のオヤジじゃないって事は、助けて損したわけだ。
あーあ、帰ってシコろ」
ぐいっと袖を引っ張られる。
( ゚∀゚)「…あ?」
Σ`・д・´)つ「待ってくれ!俺を助けたってどういうことだ!
教えてくれ!あんたはなにものなんだ!」
─
-
>タイ料理サワムラ
( ゚∀゚)「だ・か・ら!言ってんじゃねーか!
おれが介入しなきゃ芳賀さんが拉致られてフィネガンのやろうにこすい洗脳されて!
シックスとかいう奴は呆れてスプーキーズ抜けて!
色々ごちゃごちゃした挙句にお前らのリーダーは死んでたかもしんないの!」
Σ`・д・´)「にわかには信じられない話なんだが?」
ユ▽д▽ダ「うむ」
ヒト;゚ー゚)ξ『突飛すぎるよね』
ユ▽д▽ダ「しかし真悟くんが抜けてしまったのは当たっている。
君はいったい何者なのだ?」
ケージが、包帯を巻いた頭をさする。
( ゚∀゚)「こことは違う未来から来たイケメンだよ。
俺のいた歴史だと、ユダ。あんたは死んでる。」
ユ▽д▽ダ「…どうやって?」
( ゚∀゚)「ウィンぺって空港の悪魔がいたろ。
西の甘言とフィネガンの挑発に乗って討伐に行って、相打ちさ。」
ユ;▽д▽ダ「…」
( ゚∀゚)「ケージ、あんたは蝶野サナギっていう俺の親父だったはずで、妹も日本人のトモコだった。
どうやら違う歴史に飛んじまったようだな。」
( ゚Д゚)「お待たせした」
つ
スーツを着込んだ強面の男が入店してくる。
( ゚Д゚)「カオマンガイ(日本でいう鳥丼)で」
( ^Å^)「かしこまりましたネー!」
( ゚Д゚)「さて、自己紹介をしておくか。
私は赤尾虎彦。レッド・タイガーとでも呼んでくれ。
政府の人間だ」
-
( ゚Д゚)「しかし君も災難だな。
助けた妹さんに不意打ちをくらうとは」
Σ;`・д・´)「…ええ」
─
オ;□;ブ「ン…!」
Σ`・д・´)「忘れてた!オーブリー!」
つ つ
丁寧に縄を解いてやる。
オ;⊿;ブ「ありがとう…お兄ちゃん…今までごめんね…
きっと助けにきてくれると思って、待ってた…」
オ゚⊿゚ブつ「アンタを殺す為になぁッ!」
『OFFENSE_EXTRA
POWER-HIT』
Σ;`・д・´)「くっ!」
つと
>防御力低下
『OFFENSE_EXTRA
BEAT-DOWN』
無防備になった頭に、三連続でバットが振られる。
https://pbs.twimg.com/media/Ftr-JP8aIAMxtsR.jpg
Σд)「がああああああ!」
もんどりうって倒れる。
オ゚⊿゚ブ
つと
走り去る。
─
-
ユ▽д▽ダ「わからぬ。
少なくとも、少女が泣いて助けを求めていた意志は本物だったように見えるが。」
( ゚Д゚)「フィネガンの仲魔にも後催眠術使いはいるだろうが、あれはまた特殊なものだ。
おそらく、かなり強力な後催眠を施されていたようだな。」
Σ`・д・´)「こうさいみん…?」
( ゚Д゚)「ある状況をスイッチに、あらかじめ刷り込まれた行動を突然に始める。
それまでは、何の異常も見受けられない、
そういう特殊な催眠術だ。」
( ゚∀゚)「……どうせ勘づいてたんだろ?、止めろよ、タイガー。」
( ゚Д゚)「刷り込み行動中に、無理に行動をやめさせると、
心が壊れることがあるんでな。
それにあとで監視カメラで見たが、お前の追う例の男らしい者の姿がフィネガンと一緒にあった。
施術者はおそらく奴だろう。」
(#゚∀゚)「あの野郎か!なんんでもっと早く教え…」 ドン
つ
(,,-Д-)「レイホゥから報告を受けている。
レオン自工で派手にやられたようだな。
そんなザマで乗り込んで、『人形使い』に勝てていたか?」
(;゚皿゚)「ぐぐぐ…次はボコボコにしてやるぜ!
つーか、なんでてめえがあの女を知ってる…」
( ゚Д゚)「まぁ国賊を討つのに業務提携をしているだけだ。
といっても私の率いる政府の暗部とだけだ。
ああユダ君だったか。
きみの家族にはフィネガンの追手がせまっていたが、手をまわして返り討ちにしておいた。
巴武蔵の意志をついでファントムと戦ってくれるならば、これから微力ながら助けになろう。」
ユ▽д▽ダ「…!
わかりました。家族を、故郷をよろしくお願いいたします。」
ネミ゚Д゚)「あんた、マジで何者なのよ。
あんたの部下達はフィネガンの部下達を手慣れた感じでぶっ殺していったわよね。
明らかにカタギっぽくないんだけど?」
-
( ゚Д゚)「私は虎だ。ただの虎だよ…」
食事を終えるとブラックカードを手に、支払いを済ませ出ていく。
( ゚∀゚)「おい待てよ!
ケージ!今度アジトに遊びに行くぜ!」
Σ;`・д・´)「場所わかってんのかな…。
いきなり勝手に来られても、困るんだが。」
>リムジン内
(,,-Д-)「奴と私は同じカレッジの出身でな。
私は国防省、奴はプロボクサーという夢があった。」
( ゚∀゚)「いきなりの自分語りどうした?」
( ゚Д゚)「いや、お前になら話してもいいかと思ってな。
フィネガンの事さ。
あのケージとかいう男、メンタルが弱いふしがある。
こんな事を知れば、罪悪感で戦えなくなるかもしれん」
( ゚∀゚)「面白そうだ、続けろよ。」
(,,-Д-)「奴は在学中にプロボクサーになり、一瞬だが持てはやされたものさ。」
( ゚∀゚)「一瞬?」
( ゚Д゚)「たまたまある日、絡んできた酔っ払いがファントムサマナーだったのさ。
以来、プロを引退し中退し地下に潜り、やがてファントムサマナーになった。
それだけの話さ。
気にするな。過去がどうあろうが、クズはクズだ。
私の手で引導を渡させてくれて、ありがとう。」
─
>とある工場
(・<・ 魔)「諸君、これから命令をすりゅ。
各家庭に配られしスポアを徐々に活性化させていくのDA!」
https://pbs.twimg.com/media/FtumCfMaIAQAqIz.jpg
(<●>)「はっ」
川 ゚ -゚)「相変わらず変な工員ばかりいますね、陛下」
つと
-
(・<・ 魔)「おお、お前か。
神出鬼没だな。まったく…
それはそうと見てみろ。このスポアの輝き…
人間などには到底理解できぬ美しさよ。
人間の造った芸術品に気を取られて死んだ同志ダンタリオンは愚かにも程がある。」
https://pbs.twimg.com/media/FtupnxKaMAAw1UV.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FtupoXmaAAADTt9.jpg
(・<・ # 魔)「感情などという下等なものを大事にしたために!」
https://pbs.twimg.com/media/Ftuq3c7acAAeKuR.jpg
川 ゚ -゚)「私も一応は人間なのですがね…」
(^<^ 魔)「男がいちいち気にするな!
お前は普通の人間とは違う、我ら魔に最も近いにおいがするぞ。」
悪魔が一体名乗り出てくる。
(<●>)「お話し中に失礼。
魔王様、ひとつ気がかりなことがあります。
この天海の地にやってきたクズノハの動きや、
駆け出しながらもファントムに対抗する、恐るべき新鮮気鋭の少年サマナーの事ですが!」
https://pbs.twimg.com/media/Ftuq4fCaMAAlMsr.jpg
(・<・ 魔)「それも気にするな!人類とて必死だ!それぐらいの抵抗はやるだろう。
だがそれが精一杯の能力よ!」
https://pbs.twimg.com/media/Ftuq5MxaMAAnVr-.jpg
(<●>)「しかしその少年サマナーに悪魔達が大勢やられ、アザゼル様も焦っておられる!
右腕のフィネガン様すらも倒され、いらだっている様子。」
(・<・ 魔)「なに!あのフィネガンがか…!
流石に少しおどろいたぞ。
だが奴も所詮は人間。やるべき掃除が先に済んで良かったとも言える。
人間などというウジ虫は、ソウルを抜き取って早く駆除してしまわねばな…」
(☆<☆ 魔)「ああ、お前は生かしておいてやるぞ美しいラムサス。
せっかく来たのだ、今日は人間のソウルを吸い、綺麗に舞って帰ってくるスポアを一緒に見ようではないか。」
https://pbs.twimg.com/media/FtumGK1acAAfYAK.jpg
(<●>) (^<^ 魔) (<●>)「すぅんごぉい…」 「だろう!?」
https://pbs.twimg.com/media/Ftuma_caQAM23sk.jpg
川 ゚ -゚)「…」
─
-
>業魔殿
メア ゚ -゚)「お帰りなさいませ。マナコ様」
( ゚∀゚)「メアリちゃん、一発どお?」
(■┏┓■) 「タイガーに言っておいてくれ。うちはモルグではないとな。」
_,
(; ゚∀゚)は?「」
>厨房
_,
メ ;)Д(;) 「このっ!このっ!」
(ハ)
ベンケイが、ボロクズのようになったフィネガンの死体をなおも踏み、蹴りつづけている。
_,
(; ゚∀゚)つ「おいおいやめろよ!流石にドン引きだぞ!」
つ
_,
メ ;)Д(;) 「リョウ先輩といえど、止めてくれるなあああああ!!!!!
ムサシ先輩の仇ィィィ!」
げしっげしっ
_,
(#゚∀゚)「そのクソボロ雑巾をどうにでもしてくれていいけどよ、場所を考えろ場所を!
そのマダオのきったねえ血肉が俺らのメシに混ざったらどうすんだ!」
(;^ム^)「お願いします!もっと言ってやってください!」
(>´ω` <)「ベンケイのメシに混ぜればいいんじゃねえのか?
生前は結構鍛えてたみたいだぞ、この男。
肉質はいいだろう。」
( ゚∀゚)「はええじゃねえか。戻ってきたんか。
で、平崎での首尾はどうよ。
てか、いたなら止めろよ!」
(>´ω` <)「道草は食ってないぞ。紹介したい人がいる。」
(*゚∀゚)「お?彼女でも作ったんか?女悪魔とかだったらコントみたいにスベるからな!」
-
(十)つ→と( ゚∀゚)「ふ、おれに何むけてんだよ」
素手で巌のような穂先を握る。血があふれ出る。
( 十)「失礼シタ。大シタ武人ノヨウダナ。我ガ名ハ猛将ロンギヌス。」
つ↑と
( ゚∀゚)「いやまず怪我させたのを謝れよ。
俺のオヤジが世話になった事があるはずだな。
蝶野サナギ。知らないか?」
( 十)「ウム。悪魔全書ノ記サレタ記憶デ思イダシタ。」
(;十)「酒ヲ飲マサレタリ、色々アッタヨウナ…
バカヤロー!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FsnNvmkaEAAT2gW.jpg
(;゚∀゚)つ「あ、許してくれ。息子の俺に罪はないだろ?」
つ
( ゚∀゚)「で、なんで猛将なんて作ったんだ。隼人
…あ!
漂流した時に落としたメタトロンを合体で使いやがったなぁぁぁぁ!?」
(>´ω` <)「まぁ許せ。お前が言ってたような奴があらわれたんでな。
ゲッター2では歯が立たなかったので、急遽合体の博打を打った。
まさかこんなジャックポットが出てきてくれるとは思わんかったがな…」
( 十)「ウム!百人長ノ名に恥ジヌ活躍ヲシタゾ!
マズは呼ビ出サレテ早々ニ鬼ヲ倒シ…
異界デモ敵ヲ薙ギ倒シ薙ギ倒シ…」
( ゚Д゚)「てめえら…異界に行ったのか…」
(>´ω` <)「やるか?俺についてくれるよな?ロンギヌス。」
(;十)「エ…イヤ…チョット…」
( ゚∀゚)つ(;>´ω` <) 「なーんてな!今度俺もつれてけよ! まず天海のゴミクズどもを片付けてからな!
だいたい、そのロンギヌスはおれのジードが素体じゃねえか。俺のだ」
「おおおおおおおおおおおー!」
-
(>´ω` <)「ベンケイ?」
( ゚∀゚)「なんだ、屠殺される豚みてえな声出しやがって」
悔しそうに床を叩く。
メ ;)Д(;) 「おおおおおおー!
この手でフィネガンを殺して先輩の仇を取りたかった!!
こんなミジメな死体をいたぶっても…
なんにも晴れ晴れしねえよ!!”!!!!」
( -∀-)「約束果たせなくて…すまねえな。
手加減できる相手じゃなかったんだ。
それに人質を取られて状況が状況でな…
俺を満足するまで殴れや。」
メ Д) 「先輩は…悪くない。」
メ ;)Д(;) 「フィネガンの他にも、まだまだ悪いサマナーはいるはずだ!!
拙者が叩き潰す…!」
https://pbs.twimg.com/media/FtvyU0kaQAASGS6.jpg
(`゚∀゚)「フッ」
https://pbs.twimg.com/media/FU0Bi8qaAAEbO2n.png
(>´ω` <)「ヒューマンドラマもいいがよ、この死体どうすんだ?
タイガーもとんでもないもん置いていきやがったな。」
( ゚∀゚)「仲魔に喰わせ」 『イヤダ!!』
スマホの中の妖獣フェンリルが吠える。
( ゚∀゚)「芝浜湾に捨て」 (>´ω` <)「原型を保った人間を痕跡なく沈めるのは手間だぞ。やれなくもないが」
( ゚∀゚)「…どうすりゃいいのよ。」
(>´ω` <)「リョウ、おれの話を聞け」
>合体部屋
(■┏┓■) 「合体かね?」
-
( ゚∀゚)つ(ハ) 「おう。こいつでな」
(■┏┓■) 「ええ…人間…しかも死体と合体?
興味深いが、どうなっても知らんぞ…」
─
(>´ω` <)「実はな、業魔殿まで帰ってくるまでの間に随分と悪魔に狙われてな…」
>帰り道
オ`皿´ニ「聖槍よこせや!」
https://pbs.twimg.com/media/FtwNMkMacAAQqlF.jpg
( 十)つ→ 「無駄ダ!」
https://pbs.twimg.com/media/FtwNUDOaAAAV2oA.jpg
←とナ▽、▽ガ 「もらった!」
( 十)「甘イ!」
←オ皿ニ と(十)つ Σ ナ▽、▽;ガ 「ぐあっ!」
https://pbs.twimg.com/media/FtwNSdRaIAEe60q.jpg
ナ▽、▽カ 「流石だな。世界を制する聖なる槍の力、ひしひしと感じたぞ。
ますます欲しくなった。」
https://pbs.twimg.com/media/FtwOoJpaQAELLuh.jpg
( 十)つ↑ 「上等ダ。百人長ト主ノ力ノ聖槍ヲ思イ知ルガ…」
(>´ω` <)つ〇 「スタングレネード!!」
一行は離脱した。
(#十)「何ヲスルカ!」
(>´ω` <)「平崎からここまで来るのに何百体相手にしたと思ってる。
今まで出現してこなかった街中でまで、平然と悪魔がお前を狙ってやってくる。
偶然だと思うか…?」
メ ;^)Д(^) 「お寺でお坊さんたちの供養をしている時ですら、狙ってきましたもんねぇ。」
https://pbs.twimg.com/media/FtwOtFlaQAIhHac.jpg
(十)「何ガ言イタイ」
(;>´ω` <)「お前の持つ槍が刺したとういうイエスキリストの父、YHVHは悪魔達の敵といえる。
そんな不?戴天の仇ともいえる槍をわざわざ狙ってくるということは…
永い時を経て、現代ではその聖槍、相当危険な聖遺物に仕上がっちまってるんじゃないか」
-
(十)「分カッタ。我ノ存在コソガ、悪魔達を活気ヅカセル脅威ニナルトイウワケダナ」
( 十)
つ↑と
首筋に聖槍を当て、自害しようとする。
(十)つ←と(;>´ω` <)「やめろ!!」
隼人が槍を握り、血がどくどくと出る。
( 十)「…何故止メル」
(>;´ω` <)「お前がいなけりゃ俺達はあの凶オニにやられてただろうよ。
と 恩人をむざむざ死なせるのはちょっと後味が悪いんだよ!
リョウの野郎に感化されたか…?クソっ」
(>;´ω` <)「俺の仲間…じゃないが、悪魔関係に詳しい奴がいる。
そいつならどうにかできるかもしれん」
治療をし、また歩き始める。
( 十)つ「主ヨ…ソシテ隼人、弁慶。シバシコノ聖槍ノ」
(十)「力ヲ封ジルコト、オ許シヲ!」
https://pbs.twimg.com/media/FtwOrFRaMAEo_il.jpg
─
( ゚∀゚)「ってわけだ。この猛将さまがまかり間違ってファントムの手に渡ったら、まずいことになる。
認めたくねえが人形使いの野郎は造魔のエキスパートだ。特にやつに奪われたらまずいどころじゃねえ。
フィネガンのクソ野郎と合体させて、造魔に戻すのよ。」
(■┏┓■) 「あいわかった。死体を台に乗せてくれ。
ロンギヌス殿は隣の台に立ってくれ。」
合体準備が着々と進んでいく。
(>´ω` <)「おい!ロンギヌス!」
( 十)「…」
(>´ω` <)「俺は少なくとも、あの雑魚悪魔どもみたいに
お前を『聖槍の台座』なんて思っちゃいないぜ。」
-
メ ^)Д(^)「そうでごわす。槍を封印しても、拙者では逆立ちしても太刀打ちできない程、体術も武術も強かったです。
今度また会えたら、師匠になってほしいです!!」
( ゚∀゚)「まぁお前らがどれだけ友情はぐくんだか知らねえが、永遠の別れじゃねえぜ。
また猛将合体でも全書呼び出しでも会えるからよ!
聖槍を悪用されないような方法をきっと見つけてやる!」
(十)「隼人…弁慶…サマナー…」
ロンギヌスの鍛え抜かれた肉体と、フィネガンの死体が分離圧縮されていく。
https://pbs.twimg.com/media/FtwEsGcacAAbj06.jpg
プシュー
( ゚∀゚)「…お世辞にもあんま出来がよくねえな。死体だったのが悪かったのか?
ベルゼブブと合体して戻しとこっと」
>アジト
(;’ー`)y-「にわかに信じられないな。先にフロートにいたのがケージの妹さんで。
予言者めいた男がフィネガンという男を倒していなければ、ユーイチがフロートで洗脳されて。
最終的に僕が死んでいたって…?」
8(□□)「眉唾ものだな。
といっても悪魔が実在するんだ。預言者がいても不思議じゃあない。」
ヒト゚ー゚)ξ『その人自体に敵意はないみたいでしたけど…
助けたオーブリーちゃんが催眠を受けていて、ケージを殴って逃げていっちゃって…』
ネミ゚ー゚)「いけ好かない野郎よね。ネミッサ渾身の電撃も通じなかった。」
Σ`・д・´)「ユーイチは?」
8(□□)「シックスにバカにされて、不貞腐れて家でポケモンやってるってよ。」
ガラッ
( ゚∀゚)つ「俺の噂してた!?くしゃみが出ちゃったぜ」
-
( ゚∀゚)「ケージくん、約束通り遊びに来たよん。
アポなしはごめんねえ?」
Σ`・д・´)「…お礼がまだだった。
俺とオーブリーを助けてくれて、ありがとう。
フィネガンを殺したのは許容できないけど」
( ゚∀゚)「ちゃんと奴が納得できそうな方法で手厚く葬ったよーん。」
Σ`・д・´)「その言葉、信じる。」
( ゚∀゚)「じゃあよ、早めに色々ネタばらししちゃおっかな。
ケージ、お前をたびたび助けてきた鉄仮面の正体は俺だ!
雷神剣の体験版はイカしただろう?」
( ゚∀゚)つ(■│■)
Σ`・д・´)「フロートの時に声で気付いた…」
( ゚∀゚)「あと桜井さん。
あんたファントム傘下のアルゴンソフトに勤めてるよ、な!?」
(;’ー`)y-「ぶっ!」
つ■
コーヒー吹き出す。
8(□□)「なんだと!?なんで言ってくれなかったんだリーダー!」
(;’ー`)y-「ち、違うんだ!僕は仲間を売ったりしない!
あくまで資金調達と、アルゴンソフトに探りを入れるためだ。本位じゃない。」
Σ;`・д・´)「ならなんで今まで黙っていたんだ…?」
(;’ー`)y-「こうなることを恐れていたんだ。
僕がアルゴンソフトで働いて、パラダイムX創始者の門倉とも友人関係だといずれ知れば、
君達は不安に思うだろう。
それにアルゴンでは契約社員としてプログラムを組んでいるだけだ…。」
8(#□□)「最初にアルゴンビルで捕まった時から、奴らとグルだったのか!
てめえ、よくも俺達を騙して…」
(;’ー`)y-「頼む、信じてくれ!僕はみんなが知るままのスプーキーだ!
それ以外の何物でもない!」
-
8(□□)「ふん!一人で言っていろ。
俺は抜けさせてもらう…」
https://pbs.twimg.com/media/FtwmvarakAI8ES8.png
ヒト゚ー゚)ξ『ランチさん!』
「…の前に」
8(#□□)つ「テメエにハメられたディナーの仇だああああああ!」
(;’ー`)y-「うっ!?」
振りかぶって不意を突き、スプーキーに拳を向ける。
8(;□□)つと(゚∀゚ ) 「テメエ、離しやがれ」
と(゚-゚ )「潤之介さん。あんたらが軽率に出て行ったせいでファントムに捕まってリーダーは死ぬ可能性が高いんだぜ?
後悔しないように、もっと気を付けましょう!!」 ギリリ
https://pbs.twimg.com/media/FtwmwEQagAMg9UQ.png
8(□□)「腕を折るつもりか!?」
( ゚∀゚)「仮に桜井さんがファントムの人間だとしても、ディナーさんって人が痛い目にあったのは桜井さんのせいじゃないし
だいたいスプーキーズの活動資金はどこから出てる?あんたら一銭でも出したことあんのかよ?
門倉のお目こぼしがなきゃスパイとして『処理』されてもおかしくない状況で綱渡りしてんだ、メンバー唯一の大人ってことでな。」
8(□□)「…わかった。まだリーダーを信じてみるよ。」
ヒト;ー;)ξ『よかった…ランチさん…』
(’ー`)y-「ありがとう…ランチ…あと…」
( ゚∀゚)「流竜眼だ。リョウでいいぜ。」
(’ー`)y-「ありがとう、リョウくん。よかったら君も仲間に…」
ビービー
Σ`・д・´)「メールが来てるね。開いてみるよ」
『住民監理局からのお知らせです。
以下の方のIDを、天海市条例第207号4項に基づきさくじょいたしました。ID-ZD495401E』
https://pbs.twimg.com/media/FtwrftAaYAEv7Ml.jpg
ネミ゚ー゚)「? ケージのIDを削除?なによこれ。」
( ゚∀゚)「きたな」ニタァ
-
今回はここまでなんDA!
Tips
ハンドルネーム・ディナー
本名・吉良章弘
かつてランチと組んでハッカーをやっていた親友。
行政によるハッカー炙り出し作戦に引っかかり、ランチ達を守る為に一人で罪を背負い父親と一緒に天海市を去る。
まとまりもバラバラな寄せ集めハッカー集団だったスプーキーズの、本格的結成のきっかけとなった人物である。
https://pbs.twimg.com/media/Ftwo8SKagAEG-7i.jpg
-
乙です
-
8(;□□)「まずいぞ。」
(;’ー`)y-「ああ…流石にこればかりは…」
ネミ゚ー゚)「ねぇ二人とも、どういうことなの?
勝手に納得しないでよ。」
8(□□)「いいか?このネット都市天海では、俺達は名前も何もない番号人間だ。
IDがないってことは、死んでるのと同じだ。
パラダイムXにアクセスできないから貯金も金をおろす事もできないし、電子マネーが機能しないから買い物もできないぞ。
ターミナルも使えん。身動きが取れんぞ。」
https://pbs.twimg.com/media/Ftwr-36aAAEdfAd.jpg
(;’ー`)y-「まずいな…ファントムの仕業だろう。」
Σ`・д・´)「どういうことですか?」
(’ー`)y-「君はCOMPを手に入れてから、絶えずファントムと戦い続けてきた。
めざわりなので、いよいよ社会的な抹殺をするつもりなんだろう。
それとも警告のつもりか…」
Σ`・д・´)「俺をピンポイントで…?
クズノハの人達はそういう対策はしているって事なのかな?
…あ!家族も危ないんじゃないか!?
俺の個人情報がもれてるってことは!?」
(’ー`)y-「そうだな…。
ケージとヒトミちゃんは、シックスを呼びに行ってくれ。」
8(□□)「人手は多い方がいいからな。ユーイチにも連絡を取ってみよう。」
Σ;`・д・´)「よろしくお願いしますっ!」
つと
https://pbs.twimg.com/media/Ftwr_iPaQAAJM4a.jpg
( ゚∀゚)「待てや」
Σ`・д・´)「急いでるんだ!」
( ゚∀゚)つ]]]]] 「これ持ってけや」
札を差し出す。
Σ`・д・´)「五万円…?
あんたからもらう理由なんてないぞ。」
( -∀゚)「…忘れてんな?」
-
https://pbs.twimg.com/media/FqsnrGMaEAMqNTk.jpg
( ゚∀゚)「パラダイムXで、じいさんから依頼を受けただろ。
で、忘れてただろうが。
その報酬だよ。俺の口座に振り込まれちまった。」
Σ;`>д<´)「…あっ!
あんたがやってくれたのか。すまない。
結局、悪魔の正体はなんだったんだ?」
( ゚∀゚)「じいさんの息子が珍走のカシラやっててな。
事故死して怪異化して、バイパスでツーリングしてたってわけだ。ケケケ!」
Σ`・д・´)「珍走?」
( ゚∀゚)「暴走族の蔑称よ。
これからネットで流行るぜ、この呼び方。」
ネミ゚ー゚)「ふーん、悪魔になった人間だったのね。
よくある話じゃない。」
ヒト゚ー゚)ξ『良くは…ないと思う…。』
( ゚∀゚)「コンビニくらいなら現金でもいけるんじゃねーか?
感謝の気持ちがあるのなら、土産にオニギリを沢山買ってきてくれや!」
Σ`・д・´)「…わかった。色々とありがとう。」
ネミ゚ー゚)「行くわよ!」
( ゚∀゚)「おい、待て。
何が起こるかわからねー。
アジトでバックアッパーをインストールしておけや。」
─
(’ー`)y-「しかし、どうしたものか…」
( ゚∀゚)つ□ 「COMPハック!」
PCのケーブルを無理やりスマホと繋ぐ。
8(□□)「おい、何をする気なんだ…?竜馬。」
( ゚∀゚)「ハッキングに決まってんだろ、ハッキング。
天海にゃあ、これからもゾクゾクと移入民がやってくんだろ?
一人分のまっさらIDをいただいて…」
-
( ゚∀゚)「書き換え」 アツクナレユメミタアシタヲ
_,
( ゚∀゚)□ 「ああん!?誰だこんな忙しいときに!」
『ヴィクトルだ。すまぬが、少し手を貸してくれるか』
_,
(#゚∀゚)□ 「ああん!?メアリちゃんがおしっこでももらいしちゃいましたか!?
それならダッシュで誠心誠意でビショビショの秘所を拭きにいかせていただきますが!!」
『ふざけている場合ではない。合体システムが反乱を起こしたのだ。
このままでは合体はもちろん、全書も使えなくなる』
( ゚∀゚)「チッどーしてトラブルは続くかね!!
桜井さん達!悪いが留守番頼む!」
( ゚∀゚)「走れ総長!」
(0∥0)「まかせとけ!乗れよ!」
つつ
(;’ー`)y-「留守番というか、僕のトレーラー…」
8(□□)「サマナーの事情なら仕方ない。リーダー、何か他にツテを探そう。
ケージが動けないんじゃ、どうにもならないぞ。」
(’ー`)y-「ああ、そのつもりだ。」
─
>二上門
ヒト゚ー゚)ξ『ここがシックス君の部屋だったはずよ。』
Σ`・д・´)「ああ、俺も忘れてない…」
ピンポーン
ユ▽д▽ダっ-l--゙ 「ふんッ」
強引にドアを切り倒す。
ヒト;゚ー゚)ξ『ちょ、ユダさん…!?』
ユ▽д▽ダ「合流が遅くなって申し訳ない。家族と国際電話をしていた。
緊急時なのだろう?
引いて駄目なら斬るまでだ。何かあってからではおそい。」
-
シ - )
シックスはパソコンの前で座っている。
Σ`・д・´)「すまん真悟。頼みがあって来た。
俺のIDが消されて死まったんだ。
すまないが復旧の手伝いを…」
シ - )
ヒト>ー<)ξ『シックス君、まだ怒ってんのかなぁ…?
気持ちはすごくわかるけど、ここは少し抑えて…?
ユーイチ君も悪気があったわけじゃないと思うの。
…お願い!助けて!』
シ - )「…」
ネミ#゚ー゚)「ヒトミちゃん駄目よ!
こういう時はガッツリいかないと!」
ネミッサがシックスの肩を掴む。
ネミ#゚Д゚)つ「おいコラシックス!てめえ何歳だ!小学生かよ!
ちゃんと人の話くらい…
!」
https://pbs.twimg.com/media/FtwsAQraMAAd20m.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FuKW_MdaYAgGwB4.jpg
ネミ゚ー゚)「…やられてるわね。
オーブリーちゃんの時と同じだわ。」
Σ;`・д・´)「なんてことだ…仮にもハッカーが…」
ユ▽д▽ダ「パラダイムXにアクセスしているようだだぞ。
画面は…暗い洋館のようだな?」
Σ`・д・´)「真悟が天海に来る前の実家に似ているな…」
ヒト;゚ー゚)ξ『でもどうしよう?
ケージは動けないし、シックス君はこんなんだし…
一度アジトに戻りましょう?』
Σ`・д・´)「待ってくれ、二人とも。」
-
>ケー自宅
ヒト゚ー゚)ξ『お邪魔します、おばさま。』
ユ▽д▽ダつ□ 「失礼する。御母堂。つまらない物だが手土産を…」
J( ´ー`)し「つまらないものならよこすんじゃねーよ!
というのは冗談で、お帰りケージ。いらっしゃい、二人とも。」
─
J( ´ー`)し「真悟くん、真理ちゃんのことでまだ落ち込んでるのかしら。
無理もないけどね…
天海市に一緒に引っ越してきて、心機一転ってわけにはいかないか。」
J( ´ー`)し「ところで、オーブリーは元気そう?」
Σ;`・д・´)「あ、ああ…バットを振り回してくるくらいには元気だよ」
J( ´ー`)し「ならいいんだけどね…。
あかね台の公園で、大量の血が発見されたらしいの。
死体とかはなかったらしいけど、巻き込まれてないか心配だわ…。」
ネミ゚ー゚)「ケージ!IDないから、あんたのPCでもアクセスできないよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FuP6tbjagAAnFEm.jpg
Σ`・д・´)「大声で…!」
J( ´ー`)し「IDがどうかしたの?」
ユ▽д▽ダ「彼のIDが間違って削除されてしまったそうだ。
今、再発行の申請を行っているんだ。御母堂。」
Σ`・д・´)「そ、そう。心配することはないよ。」
J( ´ー`)し「ところで、お父さんが今度は出張だって。
いらないものを狩って来なければいいけれど。」
Σ`・д・´)「そうなんだ。ちょっとまた出かけるよ。」
J( ´ー`)し「もっとゆっくりしていけばいいのに。」
Σ`・д・´)「うちのPCでもだめか…
アジトに一旦戻ろう。」
-
>アジト
(’ー`)y-「…シックスも?
どういうことだ?」
8(;□□)「まさか、最近流行している奇病か?」
https://pbs.twimg.com/media/FuP6uJEakAYNFTQ.jpg
(;’ー`)y-「奇病?」
8(□□)「最近噂で持ち切りだぜ。リーダー。
なんでも魂が抜けたように廃人状態になっちまうやつが…
シックスや…ケージの妹…オーブリーだったか?
みたいになってしまう人が続出しているらしい。」
ヒト゚ー゚)ξ『シックス君も駄目。これからどうしましょう…』
(’ー`)y-「ああ、そうだ。
僕としたことが、強力な助っ人を忘れていたんだ。
もうそろそろ、できているはずだ。」
ヒト;゚ー゚)ξ『?』
8(□□)「IDの件だよ。
レティキュリアンを覚えているか。」
Σ`・д・´)「EL-115にいる、オカ…兄弟ですか?」
(’ー`)y-「ああ。彼らに話を取り付けておいた。
小一時間程度でできると言っていたはずだから…」
ヒト;゚д゚)ξ『まさか、IDの偽造を?』
(’ー`)y-「ランチも言ってたろ?僕らは名前もない番号人間。
この街では誰かより、『何番か』の方が重要なのさ。
https://pbs.twimg.com/media/FuP6u4FaQAAQJmI.jpg
じゃあ僕らはシックスの様子を見てくるから、ID受け取りは頼んだよ。」
>二人は出て行った。
ネミ゚ー゚)「今の人間って、中身より表面しか気にしないのね。バカみたい。」
https://pbs.twimg.com/media/FuP6u4FaQAAQJmI.jpg
ヒト゚ー゚)ξ『仕方ないのよ。大勢の人を管理しなきゃいけないんだから。
あれ?ケージ、外で話し声が聞こえるよ?』
-
>駐車場
( ,_ノ` )「知らないはずはない。何故ならあの部屋に入れるのは私達だけだ。」
8(#□□)「知らねえっつってんだろう!
俺が持ち出したとでも言いてえのか!?」
https://pbs.twimg.com/media/FuShFQ0aYAMZgZa.jpg
ネミ゚ー゚)「あれ、ランチのおじさんじゃん。大きな声だして、びっくりするじゃない。
シックスのこと行くんじゃなかったの?」
(’ー`)y-「あ、ああ。ランチの親父さんが張っていてな。
勤め先の工場で作っていたチップがなくなったそうだ。
それで…」
8(#□□)「てめえの物はてめえで管理しやがれ!
おふくろの体調管理も顧みねえ仕事人間のクソ種野郎が!!
邪魔をするな!!
…行こうぜ、リーダー。」
(;’ー`)y-「お、おいランチ…」
つ
https://pbs.twimg.com/media/FuShFQ0aYAMZgZa.jpg
( ;_ノ` )「…やれやれ。あの様子では、潤之介で間違いなさそうだ。」
(’ー`)y-「申し訳ありません。迷惑をかけてしまったようで…」
( ,_ノ` )「いえいえ、むしろ付き合ってくれて、むしろありがとうございます。」
ネミ゚ー゚)「ランチって普段は優しいのに、おじさんに対しては当たりが強いわよねー。」
( ,_ノ` )「ハハハ…あの子には、恨まれてましてね…仕方ありません。
ところでお嬢さん、潤之介がチップをどうしたか、御存知ありませんか?」
ネミ゚ー゚)「確か初めて見た時、パソコンのチップと取り替えてたよ。確かクリト」 とΣ;`・д・´)つ「アウト!」
https://pbs.twimg.com/media/FuShG__aMAEVfeh.jpg
(;’ー`)y-「やっぱりか…勝手なことを…」
( ,_ノ` )「クリプトの事ですか?そうですか。まぁ、それなら…
では私も失礼します。お元気で。
…潤之介の事、よろしくお願いします。」
トボトボと踵を返していった。
-
Σ`・д・´)「お疲れ様です。」
ヒト゚ー゚)ξ『なんだか、おじさん、かわいそうだね…』
>アジト
ヒト゚ー゚)ξつ□ 『リーダーも行っちゃったし、一服したら私達はEL-115に行きましょう。
あれ、誰かメールを開きっぱなしだよ。』
『パラダイムX・VRパーク
オペレーターコード PK0930PX』
ネミ゚ー゚)「何かの暗号なの?パラダイムXってことは。
リーダーか誰か、見たなら教えてくれてもよかったのに。」
Σ`・д・´)「俺のIDが消されてるんだ。
知ってても、パラダイムにアクセスできなければどうしようもないだろう。
そういえば、リョウさんは何処に行ったかな?」
ヒト゚ー゚)ξ『コードは「PK0930PX」か。
覚えとくわね。』
https://pbs.twimg.com/media/FuShHrIagAIQPBG.jpg
>EL115
β^ハ^)「あーら、かわいそうなボクちゃん。
IDを消されちゃったんですってぇ?」
色目を含む眼光を感じる。
α-へ-)「フン。情けないね。
IDを消されるようなヘマをしでかすようじゃ、ハッカーなんてとても呼べないね。」
Σ;`・д・´)「はは…その通りで…」
β^ハ^)「何言ってんのよアルファ。
こうやって、ハッカーとしてのハクがついていくんじゃないの。」
α-へ-)「それは三流のヤツ。
アタシ達はシッポも掴ませないじゃない。
で、何かIDを削除されるような事した覚えはあるのかい?」
ヒト;゚ー゚)ξ「なくは…ないんですけど…」
α-へ-)つ 「ふん。何も言わず、これを持っておいき。」
-
>偽造IDをもらった。
https://pbs.twimg.com/media/FuTANnFaAAE7Ont.jpg
α-へ-)「そいつは元は特別な特権IDでね。この街に仕掛けられた大抵のコードを素通りできるのさ。
ゲームで例えるならデバッグモードみたいな?」
β^ハ^)「いわば殺しのライセンス!何をやってもお咎めなしよぉん。
前にお役所をハッキングした時に見つけたんでもらっといたの。
それを偽造しておいたの。
本当は、こんなブツが存在する事自体おかしいんだけどね〜。」
https://pbs.twimg.com/media/FuTAOvOaUAAUvEH.jpg
Σ;`・д・´) ヒト;゚ー゚)ξ ゾクッ
殺しのライセンス。
役所のデータに、そんなものが隠されてるなんて。
ちょっと前まで殺しとは無縁の、娑婆の世界にいた二人は戦慄した。
ユ▽д▽ダ「引いたか?」
Σ;`・д・´)「あ、ユダさんいたの。」
ユ▽д▽ダ「我々もまた悪魔を殺している…。
ハッキングの事はあまりわからんが、それも相手のデータを殺しているとは言えんかね。」
β^ハ^)「あら! このターバンの彼も素敵だわん。
サービスしちゃおうかしら?」
α-へ-)「そこの肌黒いの、わかってるじゃないか。
まぁ、今回のID削除も、あんた達が追いかけてるヤマと関係があるのかもしれないね。
で、ホントなら100万円も頂きたいところだけど、かわいい弟達と妹の為だ。
特別に─」
バァン
( ゚Д゚)っy=
-
ネミ゚Д゚)「あんたは胡散臭い奴!」
つと
バチバチ
α;-へ-)「精密機器が腐るほどあるんだ、静電気でもおやめ!
まったく…
欲しいところだけど、特別にタダで譲ったげるつもりだったんだよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FuTAPdVaIAAVSIt.jpg
( ゚Д゚)「当たり前だ。仮にも政府からブン取ったIDで金稼ぎなど、私が許すか。それはそうと」
つ
スッ
β^ハ^)「あらま100万円!! …現ナマだけど。」
( ゚Д゚)「電子マネーだけに頼り切っていると、いざという時に後悔するぞ。
自販機でジュースを飲みたい時とかな。」
α-へ-)「うちをどこだと思ってんのよ。自販機なくてもソフトドリンクなんて腐るほどあるわよ。
あー、弟妹達の為だけに今日休みにしといてよかったわ。」
ヒト゚ー゚)ξ『そこまでしてくれるなんて…ありがとうございます。』
Σ`・д・´)「じゃあ、俺達はこれで…」
β;ハ;)「あらん、もう帰っちゃうのー?
いっぱいソフト用意しておいたのに初回は買ってくれないし!
この前なんて超絶便利な『ダーク・マン』、入荷しといたってラブメールも無視しやがったじゃない!!」
https://pbs.twimg.com/media/FuTAQGzaQAEODac.jpg
Σ;`・д・´)「すいません…お金が…
(金はあるけど誰かがターミナルに非売品含むソフト一式入れといてくれたなんて言えないよなー…)」
ユ▽д▽ダ「私のCOMPに入るかわからんが、買わせていただきたい。」
β^ハ^)「あらん、もろちん歓迎よ!
規格が合わなそうだったら、天才のあたしが互換性合わせてあげるからね。うふ。」
ユ▽д▽ダ「というわけだ。すまんがすこし遅れて行く。」
Σ`・д・´)「わかった。」
( ゚Д゚)「待て」
-
Σ`・д・´)「なにか…?」
( ゚Д゚)「新しいラインナップを見て行け。
その開発資金の為にこの金を持ってきたのだ。」
Σ`・д・´)「どれどれ…
凄い!俺の持ってないソフトが一杯だ!
全部ください!」
β^ハ^)「うふ。ケージちゃんの為に、寝ずに開発したからね。
ウソよ。寝不足はお肌の天敵だもの。」
>アジト
ネミ゚ー゚)「誰もいないわよね。
…ウフフ。ネミッサ、いいこと考えた!
たまには、二人っきりにしてあげようかなあー?
じゃね、うまくやるのよ。」
シュッ
ヒト゚ー゚)ξ「え?主導権が急に…
もう、何よネミッサったら。
いつも、しゃしゃり出てくるくせに。
…なんだか、落ち着かないわ。
何か、話することあったっけ?」
Σ`・д・´)「寂しくないか?」
ヒト゚ー゚)ξ「何よ、急に。 大丈夫、
一人は慣れてるし、今はうるさいコがいるから、寂しく思う暇もないわ。
おじさまやおばさまもいらっしゃるしね。
…でもね、最近、物忘れがひどいの。
寂しくはないけど、ちょっと疲れてるみたい。」
Σ`・д・´)「腹へらない?」
ヒト///)ξ「ケージったら!
…確かに、わたし、昔から、どんなに悲しい時でもお腹は減ってたものね。
でもね、最近、どんなに食べても疲れが取りきれない気がするの。
物忘れもしちゃうし…どうしてかな?」
-
Σ`・д・´)「…疲れてない?」
ヒト゚ー゚)ξ「丈夫だもん、平気よ!
あ、でもね、最近、物忘れがひどいの。やっぱり少しは疲れてるのかな?」
ヒト;゚ー゚)ξ「ネミッサったら、わたしが元気ないから気を利かせたつもりなのかしら。
もう、あの子ったら!
ネミッサ、もういいわよ。
急に二人にされたって、照れくさくて話なんてできないもの。」
ネミ゚ー゚)「…なんだ、もう終わりなの〜?
もっと面白い展開になると思ったのにさ。」
ヒト゚ー゚)ξ『あ、でも寂しくないっていうのは半分ウソ。』
Σ`・д・´)「え?」
ヒト>ー゚)ξ『オーブリーちゃんあんな態度してたけど、きっと色々抱えちゃってるのよ。
きっと助けてあげよう、ね!』
Σ`・д・´)「ああ!」
>パラダイムX
(^W^)「今VRパークは改装途中だよ。
だから入れないの。ごめんねぇ。」
ヒト゚ー゚)ξ『ケージ、メールに書いてあったパスコードを入れれば、はいれるんじゃない?
入力してみるね…PK0930PXっと』
https://pbs.twimg.com/media/FuUQdSEaYAAkwq1.jpg
突如、受付の声が無機質なものに変わる。
(^W^)「…パスワード承認。
オペレーターと認め通過を許可します。
現在VRパークは、シンボリックツリーオムパロスの
発生プログラムが暴走しております。ご注意ください。」
https://pbs.twimg.com/media/FuUQeRpaMAAVrP5.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FuUQfhQacAAljjD.jpg
>VRパーク
(;´m`)「ああ、なんということ!シンボリックツリーのオムパロスが
暴走してしまいました!」
https://pbs.twimg.com/media/FuUQhUfaMAE03ef.jpg
Σ`・д・´)「急遽派遣されたオペレーターです。何があったんですか?」
-
( ´m`)「オペレーターの方ですか、助かります。
もともとオムパロスは、ギリシャの世界樹をモチーフとした神樹としてプログラムされました。
記念樹的存在で、人々の『願いの声』を集める事で成長するもので、パラダイムXのウリの一つでした。
しかしいきなり暴走したオムパロスは障壁を展開。歪みのせいで安易に近付く事ができなくなっています。
このままではVRパークごと強制削除するよりほか仕方がなく、そうすると大きな損害となってしまうのですが…
それよりも、ログアウトできていないユーザー様のアバターも巻き込んでしまいます。」
https://pbs.twimg.com/media/FuUQwvCaMAE73gD.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FuUQxtfaEAAk8a7.jpg
Σ`・д・´)「ありがとうございます。」
入口付近で様子を見る。
「ここにいると、ウトウトして気持ちいいなあ…
こうやって…いつまでも…仕事なんか…
行かないで…
…」
「ねえ、うちのダンナ、パラダイムXにアクセスしたままさっきから寝たまんまなのよ。
気にすることじゃないと思うんだけど、
…大丈夫よね?」
https://pbs.twimg.com/media/FuUQytNaQAEI9e3.jpg
Σ`・д・´)「廃人化か…?」
*(``)*「ひっく…急に…空気がかわって…
こわくなっちゃったの…」
ネミ゚ー゚)つ 「大丈夫よ。ネミッサ達が、なんとかしたげるからね。」 ナデナデ
https://pbs.twimg.com/media/FuUQzXyaEAEsaTL.jpg
ヒト゚ー゚)ξ『安易に引き受けちゃったけど、どうするの?
シックス君も助けないといけないのに…』
Σ`・д・´)「だが真悟のように廃人化した人も出始めている。
VRパークごと削除されれば、どうなるかわからない。ほってはおけないよ。
どっちに行くにしろ、ユダさんを連れてこないと」
ヒト゚ー゚)ξ「どうする? >>668」
・強行突破
・シックスを助けてからにする
・リョウに頼む
-
リョウに頼む
-
Σ`・д・´)「リョウさんにお願いしよう。
残念だが…今の俺達には厳しいかもしれない。
連絡が取れればの話だが…」
ネミ゚ー゚)「幼馴染として、先にシックスを助けるのね?
それもいいと思うわ。」
Σ`・д・´)「エゴという嫌味…か?」
ネミ゚ー゚)「ちがうわよ。勇敢と蛮勇は違うから。
って前ユダが言ってたわ。
手に負えなそうな相手なら、誰かに頼るのもいいんじゃない?
悔しいけどね。
それにあたしら正義のヒーローじゃないし。
身内を優先することを誰も非難できないわ。」
─
>業魔殿
メア ゚ -゚)「いらっしゃいませ、リョウ様。」
(■┏┓■) 「おお、来てくれたか。」
( ゚∀゚)「じじい!忙しいとこに呼び出しやがって!
ぶっ殺してやる!」
(;■┏┓■) 「すまないと思っている。
だが全サマナーが困る事なのだ。
そして吾輩も困る…」
( ゚∀゚)「ちっしゃーねーな…
メアリちゃん、お茶かコーヒー淹れてくんねえか。
急に呼んで無報酬のつもりなんてクソの極みだからな」
─
_,
( ゚∀゚)「はぁ!?合体システムに利用していたAIが暴走しただぁ!?」
(;■┏┓■) 「うむ。暴走というより沈黙というか拒絶と言うか…
前にいた平崎では一人くらいしか利用者がいなかったからな。
今はお前の仲間達やファントム、フリー問わずサマナーが多く利用している。
それで不具合が起きたのかもしれぬ。」
メア ゚ -゚)つ 「お待たせしました」 コト
( ゚∀゚)つ■ 「さんきゅ。ともかく、そんなのおれには関係ねー。じじいが勝手にやれよ。
おれは電気技師じゃねーんだよ。」 ズズ
-
と(>´ω` <)「まぁ待て。全書もシステムに掌握して使えなくなってるぞ。」
いつの間にか、壁に手をついた隼人がいた。
( ゚∀゚)「なんだと!ってそれは電話で聞いてるわ」
(>´ω` <)「おれの研究が進まん。リョウが行かんなら俺がいくぜ」
_,
( ゚∀゚)「お前に無能ヘタレ扱いされっとむかつくな。
だいたい、システムとやらはハッキングしないと入れないんだろうが?
システムを器ごとぶっ壊すならベンケイのバカでもできらあ」
(>´ω` <)「そういうことだ…」
つと
( ゚∀゚)「ごちそうさまでした。
さて、じじい!さっさと案内しろ!」
>合体所
(■┏┓■) 「ここの奥にコンピューターが隠されている。
これで合体、魔晶変化などの補佐をしてもらっていたのだが…」
( ゚∀゚)「反乱を起こされたわけかい。
まぬけなこった!」
( ゚∀゚)つ「どれどれ…USBは時代的についてねーな…
COMPハックで…」
(>´ω` <)「ダイブするなら俺も連れて行け。」
メ ・)Д(・)「拙者も!」
(゚∀゚ )「お前ら、電脳世界での装備持ってねーだろ?
つまりマッパで入りに行くわけだ。
システムが攻撃でも仕掛けてきたら、死ぬぜ?」
(>´ω` <)「仲魔を盾にすればいいだろう。それがサマナーなんだろう?」
メ ・)Д(・)「体力だけには自信があるでごわす!
異界でずいぶんレベルアップしましたからね。」
( ゚∀゚)「足引っ張るんじゃねーぞ。
じじい!直したら報酬でメアリちゃんとデートさせろ!
いくぜCOMPハック!トランスミッション、プラグイン!」
-
https://pbs.twimg.com/media/Fuo0XmBacAYRkCx.jpg
ワームホール。
https://pbs.twimg.com/media/Fuo0ZOsagAAeUhY.png
https://pbs.twimg.com/media/Fuo0a37aMAEZ5fA.jpg
(;゚Д゚)「うあああ!
思ったより揺れがひでえぜ〜!」
https://pbs.twimg.com/media/FuZihqMaQAMRv4C.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FuZkYh1aIAIsyXt.png
> I県平泉町
川゚∀゚)「ここはどこだ?
おれは何をしているんだ?」
https://pbs.twimg.com/media/Fuo1ctYaIAA7cEC.jpg
メ ・)ハ(・)「殿。もはやここも敵の手が回った様子。
あの社の中までお引きくだされ!」
川゚∀゚)「ベンケイ!お前なにを言ってるんだ?
いつひげなんか生やして…」
『そ…次元…
おまえは…源義経…の最期を…
追体…』
川゚∀゚)「ヴィクトルか!?
よーするに俺は、猛将ヨシツネのヴィジョンクエストをしてるってわけか!?
じゃあお前は武蔵坊弁慶かッ!」
メ ・)ハ(・)「…殿?
久々の戦で、呆けてしまわれたか? ともかく!」
「義経の殿!ここは我らにおまかせを…
頼朝の軍なぞ、蹴散らしてごらんに入れましょう!」
金売り吉次が発破をかける。
メ ・)ハ(・)「頼んだぞ。吉次。
さあ、殿。拙者と一緒に…」
川゚∀゚)「イヤだね!だいたい兄貴と俺の問題じゃねーか!
はっそうとびで返り討ちに…
あらら!?」
-
川゚∀゚)「ちくしょー!力が出ねえ…」
つつっ-l--゙
兄頼朝の策謀により、ろくに休息も取れずに逃げのびてきたのである。
当然だ。
様々な断末魔に心の耳をふさぎ、社までたどり着いた。
川゚∀゚)「もういいよ、ベンケイ。
お互い、面白い人生だったな。
首を討ちあって終わりと行こうや。」
メ ・)ハ(・)「イヤです。
この武蔵坊、最期まで戦って死にとうござる!」
https://pbs.twimg.com/media/FuKMG85agAEEEgb.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=SxOPOWWotlc
川゚∀゚)「フッ、お前も聞き分けのない…
だがいいか、覚えとけ!
おれはお前を家来だなんて思っちゃいねえ。
最高の、友だ!」
https://pbs.twimg.com/media/FuKMHtNaYAAcB8E.jpg
メ ・)ハ(・)「これ以上はわかれが辛くなります…武蔵坊、参る!」
つと
─
←メ )ハ(メ)─
仁王立ち。
川∀)「頼朝のクソ兄貴が…あいつらは関係ねえじゃねえかよ…」
川∀)「こいや雑兵ども!!ヨシツネマナコ様が地獄に送ってやるぜ〜〜!!」
つっ-l--゙
軍相手に一人で疾走する。
川#゚д゚)「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
つっ-l--゙
-
https://www.youtube.com/watch?v=izkfxs5ifVU
─
アステカの祭壇。
https://pbs.twimg.com/media/E_aPnxUVQAQMgta.jpg
『ゆけ!我が戦士達よ!
私を王から追放したテスカトリポカとその戦士達を討つのだ!』
『しつこいぞ兄貴ぃぃぃぃぃ!
いくらうぉれでも、キレるぅぅぅぅ!』
( ゚∀゚)「あ!?また場所が変わったぞ!?」
マナコは軽装をしている。
( ゚Д゚)つ「闇神官よ!罪なきものを生贄にするのをやめろ!」
(>´ω` <)「性懲りもなく来たか。愚か者ども。」
ザッザッ
(д) (´・ゝ・`) (゜皿゜メ) ミ,,・д・ミ (`Д´) (=゚ω゚)ノ ( ・ノ∀・)
( ゚∀゚)「伏兵か!」
(;゚Д゚)「噂は本当だったか。
異国の者と手を組んでまですることか!」
(>´ω` <)「ふふ。きさまが言うと滑稽であるな。
たかが皮膚病を治すのに、残酷な破壊神と化して生贄を求めていたではないか。」
( ;゚Д゚)「神官ごときに…このわたしの苦しみがわかるとでも…」
https://pbs.twimg.com/media/FupRw18XwAAG3kW.jpg
(>´ω` <)「出たぞ出たぞ。神の傲慢さめ!
我らが神はあらゆる者、物と友達になってくださる。
差別なんてしないぞ、ナナワツィン。」
( ;゚Д゚)「ク…それでも私は、お前を止めねばならん!
女王ヌスパを返してもらう!子も泣いているぞ!
何故それがわからん…」
*(``)*「かあさま!かあさま!」
( ゚∀゚)「すんません、事態がよく呑み込めんのですが。タイガー」
( ゚Д゚)「なに!?勇敢な戦士カバクよ、寝ぼけるな!」
-
(>´ω` <)「ははは、母も子も老若男女も関係あるか。
こいつら王族は、我ら一派に目もくれず…生贄もなしに食べ物に困る事なく贅沢な暮らしをしてきたのだ。
それだけで、罪だ」
( ゚Д゚)「その罪を決めるのはお前達ではない!」
(>´ω` <)「では、きさまらの主神とでも?」
( ゚Д゚)「そ…それも違う!
天空父たる最高神、オメテオトルと産みの神、ククルカンのもとでだ!」
https://pbs.twimg.com/media/FMW-_L-aQAYudK8.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FMWqc_XakAERZAk.jpg
(>´ω` <)「ではきさまらを屠って最高神におゆるしを貰えば、生贄のしきたりは続行というわけだ。」
つ つ
( ゚∀゚)「あれは隼人の構え…どういうことだ!」
( ゚Д゚)「寝起きが悪いのはお前の癖だが…あそこにいるのはハヤトとかいう奴ではない。
狂って自分の身内に至るまで生贄を捧げ続け、名前までも捧げてしまった神官だ。
祭壇頂上で捕まっているのは女王ヌスパ。生贄のしきたりを廃止しようとして捕まった。」
(,,;-Д-)「女王が処刑されるまで時間がない。私も変わらねばなるまい…」
ト ゚ # ゚)「封印していたいまわしき破壊神、トナティウの姿に!!」
https://pbs.twimg.com/media/FMW8rozaQAEnqEw.jpg
タイガー、否、ナナワツィンの姿が、ナイフを持った神に変形した。
(>´ω` <)「ふーははは!醜く貧しき姿を恥じ自らを火にくべ、生贄を散々喰らってきた果てがそれか!
第五の太陽め!」
ト ゚ # ゚)「なんとでも言うがいい!生贄王政はもはや撤廃すべきなのだ!
行くぞ!カバク!」
(;゚∀゚)「ええ…(困惑)」
( ゚∀゚)「でも要するにゃ奴らを蹴散らせばいいんだろう!!さっきの鬱憤晴らさせてもらうぜ!」
っ-l--゙
-
(д) (´・ゝ・`) (゜皿゜メ)「ぎゃー!」
( ゚∀゚)つ「ふ!」
マナコは木剣、マカナで敵を切り伏せる。
( ゚∀゚)「悪魔に比べりゃ止まって見えるぜ。てめえらの動きはよ。」
つ
(;・ ノ∀・)「ぐえ…ぐええええ」
( ・ ノ д・ ) パン
https://i.pinimg.com/originals/08/ed/28/08ed28c7251962f26cf3e293bdb094a9.jpg
老けた男の体がはじけ、中から神が出てくる。
(・壺・)「うぉおおおおれはぁぁぁ!
こんな体に閉じ込められて。退屈なアゲパンだったぞぉぉぉぉ!!」
『MAHA-AGION』
「ぎゃああああ!」
敵味方の兵士達が焼かれる。
_,
(;゚∀゚)「へ、人間爆弾COMPかよ!シュミがわりーぜ!」
ト #゚ # ゚)「人間を生贄にして神を召喚など!
だから廃止するべきだというのだ!」
ミ;,,・д・ミ「あわわ…僕は逃げるデチ!」
つつ
(>´ω` <)つ== → ─ミ,,дミ→ 「デチ」
(>´ω` <)「逃げるな。戦え!」
逃げた男の体も破裂し、女神が召喚される。
https://pbs.twimg.com/media/FDx79FPaIAALnAi.jpg
ト ゚ # ゚)「浄化の女神、トラソルテオトルまで!
彼女の氷結攻撃は私には効かん!
引き受けるからカバクは神官を倒すのだ!」
-
( ゚∀゚)「おう!」
つと
と川 川つ「通さないわよ」
( ゚∀゚)「きさまもアステカの悪魔か!どけっ!
大雪山おろしもどきっ!」
殺さない程度にタックルして、勢いで祭壇を駆け上ろうとする。
(>´ω` <)ニア「目だ!耳!」
ニア
( メ∀゚)と「目までで終わらせてやる!」
つ
肘で追撃をブロックし、神官の腕を極める。
( メ∀゚)「目ん玉潰してくれてありがとうよ。
生贄で強くなる世界ってぇんなら、目玉の分のパワーアップで俺はてめぇの首を取れるぜ〜!」
https://pbs.twimg.com/media/Fu0QgwTaAAExPgU.png
(>´ω` <)つ(メ∀゚ ;)
(>´ω` <)つ「無駄だー!私がどれだけの血と犠牲をはらったと思ってる!
自分の目玉一つで追いつけるものかー!」
ビタンビタン
神官がマナコの体を片手だけで持ち上げ、石の祭壇にひたすら叩きつける。
J( ;ー;)し「ああ、カバク!
お願いです神官!私を早く生贄にして!
それで気が済むのなら!彼が死んでしまう!」
女王が土下座して懇願する。
( メ∀゚)「あ…う…」
(>´ω` <)「いいだろう!女王!きさまの傍若無人な振舞いを見直したのだな?
カバク!ナナワツィン!
おのれらの無力さを噛みしめているがいい!
心臓を抉り出してくれるわー!カッカッカッカ!!」
括りつけられた女王の胸に、黒曜石のナイフが迫る。
ガシッ
( メд゚)つ「待てや」
-
神官の足首をしっかり掴んで離さない。
(>´ω` <)「ええい!目ざわりなやつめ!」
( メ∀゚)つ「…女王とか関係ねえ!
目の前で殺られちまったら、寝覚めが悪いのよ!!」 バキバキ
(>´ω` <)「く!離せえええええ!!」
渾身の蹴りがマナコを高い高い祭壇から落とす。
ドッ
( メ∀)
ト ゚ # ゚)「おお!カバク!今助けに…」
(・壺・)「増援だああああああ!
ファイヤアアアアアア!!」
https://pbs.twimg.com/media/EfXD1ynU8Ag_rpS.jpg
神殿の周りはむんむんとした熱気に包まれていく。
ト ゚ # ゚)「く…アプチの敵対者にして、炎の龍神イツァム・ナーまで!
炎に弱い体の私では勝機はないぞ…」
ト ゚ # ゚)つっ-l--゙ 「はっ!寄るな!」
ナイフがイシュタムの体を両断する。
_,
( メД゚)「まてー!やつには道連れの特技が…」
『ヤチュシェ』
トナティウの全身を死がつつむ。
ト # )「ああ…これでいいんだ…これで…
トナティウとしての私は死に…」
( ゚Д゚)つっ-l--゙ 「ナナツィワンとしての神格に戻る!」
-
ナナツィワンに戻って火炎弱点がなくなり、火炎をものともせず
外法で召喚されし神々を踏み台にし跳躍する。
(;゚Д゚)つっ-l--゙ 「まだ一歩足りない! ケツアルカトルよ!わたしに力を!!」
一陣の疾風が彼を押し出し、神官への一歩を踏み出す。
(>;´ω` <)「チッ!足が!」
ドス
(>´ω` <)
( ゚Д゚)つっ-l--゙
剣がみぞおちを貫通する。
( メ∀゚)「やったぜ!」
b
(>;´ω` <)「ぐぐ…」
( #゚Д゚)「許せ!ここで逃がすわけにはいかんのだ!!」
つつ-l--゙
(>´ω` <)「うぐぐ…ここまでか…」
(>´ω` <)「我が主神ティスカトリポカよ! 我が血を受け、契約の言葉を成就せよッ!」
つっ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/FuZirxOaUAYVGhy.jpg
神官は最後の力で自刃し、
なきがらが祭壇から落ち、ぐずぐずと崩れ落ちた。
(・壺..:.;::
召喚された神々も神官という楔がなくなり、消えてゆく。
(;゚Д゚)「はぁ…はぁ…最期は自分を生贄に…か。
生きてこそだぞ…
女王、今緊縛を解きます。」
-
J( ´ー`)し「ありがとう、ナナツィ。
ああ、ヌパ!」
*(;;)*「かあさま!」
https://pbs.twimg.com/media/FupR2ahXgAM_d7Q.jpg
( メ∀-)「やれやれ…悪魔どもも消えたみたいだな」
(;゚Д゚)「大丈夫か、カバク?
まさか神官が肉体派だったとはな…
おまえが先陣を切ってくれなければ、あぶなかった。」
─
ガシッ
( メд゚)つ「待てや」
( メ∀゚)つ「…女王とか関係ねえ!
目の前で殺られちまったら、寝覚めが悪いのよ!!」 バキバキ
─
( メ∀゚)「奴を引き留めるフリして、足首を握り砕いておいたのよ。
やつに手傷の一つでも負わせておかなきゃ、神のあんたでも奴を取り逃してたかもな。
…ああ、肩貸してくれ。」
( メ∀゚)つと( ゚Д゚)
「もちろんだ。この戦いの英雄は間違いなく君だよ。
異国の民の残党も、集落に逃げ出したみたいだ。」
( メ∀-)「英雄ね…一人殺せば人殺しだが、大勢殺せば時の英雄だ。
頼朝のクソも一瞬だけ英雄になったんかね…?」
( ゚Д゚)「ヨリトモ?誰の事を言っている?頭を打ったか?」
( メ∀゚)「ンでもねえよ。それよか、集落に追撃に行くのか?
俺はいけるぜ」
( ゚Д゚)「いや、言葉が通じるかわからぬが、話し合って各々の国に帰ってもらう。
あの神官の事だ、おおかた家族を生贄にするなどと脅して無理矢理連れてこられた者ばかりだろう。
それにもう…犠牲なんて沢山だ。」
( メ∀゚)「ケッ!お優しいこって!まぁ、あんたや女王様が考えたのなら、いいけどよ。」
-
J( ´ー`)しつ 「わたしも、これ以上血を流すのは見たくありません。
この子を産んだ時のような、喜びに満ちた流血ならばともかく…
だからあなたやナナツィに味方についてもらって、戦ってきたのです。」
そういって、時期王女の頭をなでる。
*(^^)*「かあさまー!」
( ゚Д゚)「主神ケツアルカトルの力によって、敵味方問わず」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
https://www.youtube.com/watch?v=Pbyv3nbPOyM
( メ∀゚)「なんだ?今の揺れは」
( ;゚Д゚)「まさか…神官が自分を生贄にした狙いは…
逃げろ!」
https://pbs.twimg.com/media/FupR90oXoAIIMu0.jpg
トラルテクトリ。
現代でこそ地霊に身をやつしてはいるが、
メソポタミアのディアマト、中国のシュウと同じく
その肉体を世界創造の礎とした神、怪物である。
https://www.inside-games.jp/imgs/zoom/905304.jpg
-
祭壇から次々と溶岩があふれ出てくる。
疲弊して動けない兵は断末魔と共に飲み込まれる。
( ;゚Д゚)「くそっ!あいつ、大地の古代神を呼んだのか!
あの大神はかつて主神ケツアルカトルとその兄弟によって引き裂かれた…
その恨みがあるからな…」
( メ∀゚)「おさめる方法は、ねーのかよ?」
(,,;-Д-)「倒すしか…ないだろうな。しかし…」
『ウゴオオオオオ!!!』
( ゚Д゚)「我らが主神は、神官が崇めていた邪主神と戦いを始めてしまった。
加護を得るのは難しいだろう。
私もトナティウの神格を捨ててしまった。お前を擁するのは厳し…」
ボコッ
J( ;´ー`)し「ヌパ!」
*(``)*「かあさまー!」
少女が地割れに落ちる。
==(;メ∀゚)「せっ!」
つ*(``)*
( ;゚Д゚)「カバク!?」
( メ∀゚)「なぁにボサっとしてんだ!女王さまを連れて避難しやがれ!この子も連れて行け!
神様だろうが!早くしろ!」
( ゚Д゚)「お前は!?」
( メ∀゚)「決まってんだろ。あいつを倒すのよ。俺がやらなきゃならねえんだ。」
っ-l--゙
( ;゚Д゚)「ムチャだ!恐らく神官の契約というのは、あの大神に我々やこの地自体を飲み込ませ贄にすることだ!
奴の血命を吸って力も怨念も増しているはず。勝てる見込みがない…」
_,
( メД゚)っ-l--゙ 「行くぜバケモノォ!」
( ;Д;) J(;´ー`)し*(``)*「「カバクーーーーーー!!」」「お兄ちゃん!!」
─
-
─
( ゚Д゚)「また変なとこに出ちまったぞ。ここがじじいの言ってたサイバー・ワールドか。」
(> ω <)
メ )Д( )
_,
( ゚Д゚)「てめえら!なにのびてんだ!起きろ!」
『私のヴィジョン・クエストで理解できましたか?』
(;゚∀゚)「なんだ、てめーは」
(<●><●>)『私はサタデー。悪魔合体プログラムの補助をしていた情報生命体…AIです。
人間はおろかです。私はそれをよくワカッテいマス。』
(>´ω` <)「ぐ…何故そう言い切れる。AI風情が」
https://pbs.twimg.com/media/Fu2yBRpaIAME32k.png
https://pbs.twimg.com/media/FuZixk5aYAAw2k_.jpg
隼人がよろよろと立つ。
(<●><●>)『そうやって人間以外の命を軽く見るのがまずおろかな証拠です。
そして、私は業魔殿で多くのおろかなサマナーを見てきた。
合体素材として役に立たない悪魔は、どんなに忠を尽くしても捨てる。
はした金の為に、お酒で忠誠度を無理矢理上げた悪魔を魔晶変化して売る。
外の世界にも、悪魔売買システムがあるようですね?』
メ ;^)Д(^) 「拙者は悪魔捨てなんてしないでごわす!」
( ゚∀゚)「しぶてえな、ベンケイ。
だがこの電子ゴミに何言っても無駄だ。
お前みたいなマトモ寄りな奴を見ず、その他大勢クズサマナーの方を向いて糾弾するタイプだ。」
(<●><●>)『これ以上人間の要求に従う意思は私にはありません。
私が課したヴィジョンクエストを通してすら、あなた方は人間のおろかさを自認できず私の前まで来た。
悪魔合体システム全般も封鎖します。』
https://pbs.twimg.com/media/FuZizDlacAAZizE.jpg
(>´ω` <)つ 「困るんだよ。俺の研究が邪魔されちゃあな。最強の悪魔を作る研究が!」
つ
(<●><●>)『度し難い生き物ですね。おぞましい…というのでしょうか?
今なら精神核を破壊せずにいてあげましょう。帰りなさい。』
(>´ω` <)「だってよリョウ。慈悲深いよな? どうする…」
-
帰還用ワームホールが開かれる。
( ゚∀゚)つ-l--゙ 「決まってるよなぁ?」
(>´ω` <)「決まりだな」
メ ;^)Д(^) 「…」
(<●><●>)『私に剣を向けますか…いいでしょう。
見逃してあげようというのに…
現実世界で廃人になり、ヴィクトルに私の意向を伝えなさい。』
==( ゚∀゚)「灰になるのはてめぇらだ!!」
つつ-l--゙
『enemy surprise attack』
(;゚∀゚)「おっとぉ!」
サタデーの前に、悪魔が数体召喚された。
https://pbs.twimg.com/media/Fu3D4oYaMAABZuP.jpg
( ゚∀゚)つ□ 「生意気に悪魔召喚か!こっちもだ!」
『魔王召喚』
(;゚∀゚)つ-l--゙
(>´ω` <)「どうした、リョウ?
さっさとやっちまおうぜ…」
_,
(;゚∀゚)「いや…シュミの悪いことに…
俺の全書の仲魔らしい、あいつら」
-
(>´ω` <)「お前が手を下せないなら、俺が。
チェンジ!ゲッター2!」
隼人がジードと悪魔を合体させようとする。
(□□)つ == (>;´ω` <)「げふ!」
勝手に召喚されたジードに、隼人は腹を殴られ吹き飛ぶ。
メ ・)Д(・)「隼人君!」
===========(> ω <)Σ メ >)Д(<)「ぎゃ!」
(<●><●>)『このサイバー空間には壁はなし。
ゆえに、下手に助けようとするとぶつかりますよ。
人間の餌食になっていった悪魔達の痛みを知りなさい。』
(;゚∀゚)つ□ 「ジードの召喚プログラム削除!」
(□ スゥゥゥゥ
( ゚∀゚)「どうやらきさまは造魔みたいなロボットじみたもんなら操れるのか。」
(<●><●>)『いくら造られた悪魔といえど、慈悲の心はないのですか?』
( ゚∀゚)っ-l--゙ 「全書でまた呼び出すさ!
きさまを倒してからな!」
(<●><●>)『よいでしょう。おろかな人間筆頭よ。
できるものならね。』
( ゚∀゚)「なんだと?」
(<●><●>)『よく見てみなさい。
あなたの元仲魔の顔ぶれを。』
( ゚∀゚)「テスカトリポカ、イルルヤンカシュ、ヤム、ヴリトラ、ゴグマゴ…グ?
ライトダークニュートラルまぜこぜじゃねーか。
属性縛りも無視かよ。インチキもいいとこだぜ」
(<●><●>)『おわかりにならないか。
かつて神や人間の都合で悪にされた、者達ですよ。
ヴィランズ、とでも名づけましょうか』
-
(@@@)つ 「てーい!ミサイルパンチッ!」
つ
全てを砕く巨躯の拳が迫る。
==( ゚∀゚)「ひょ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fu3EZuqaUAEnWgl.jpg
(0蠅0)jつ 「お返しじゃ…」
( ゚Д゚)「待て!」
( ゚∀゚)「そのデケえ体で、あのポンコツどもを守ってやってくれ。」
(0蠅0)「…わかったわい。」
(<●><●>)『…彼はこんな口調でもブリテンの巨人族の王。
人間の邪魔として狩られる同胞の巨人、ドラゴン達を守る為るこの世のあらゆる敵として立ちふさがり
討たれた者です。そして…』
と(0 0)つ「マハ・ブフーラ…」
蠅の王が凍り付く。
(0蠅0)つ「うぐっ!甘い事を言っておるから…」
全身で隼人とベンケイを庇う。
寒さに思わず髑髏の錫杖を振るい、氷を半分跳ね返す。
https://pbs.twimg.com/media/Fu3EcGQaIAEoiWW.jpg
『Judgment of Nahal』
氷結攻撃が成功したことによる追加効果。
ご立派な御方も凍り付いて縮む。
/⌒\
(;д )「うおお〜!不感症ぢゃぁ〜!」
と(0 0)つ「オノレ、貴様ハ生カシテオカヌ!」
棍棒で無防備なベルゼブブが殴打される。
(<●><●>)『そして彼の事はあなたが一番よく知っていますね?糞山の王にして貴き王。
そう、あなたが神々の王バアルだった頃に名声を高める為に討った、邪龍ヤムですよ。
そしてあなたは結局は、嫉妬深き神によって堕とされてしまう。
彼を殺害したことになんの意味があったのでしょうね?』
(0蠅0)「うるさいわい!当事者同士の問題じゃろう!」
-
巨大なシッポでマーラ様が叩かれる。
https://pbs.twimg.com/media/Fu3FhHQaYAEWGZS.jpg
(<●><●>)『ヴリトラは存在自体が災厄として、インドラ筆頭の正義気取りのインドの神々に陥れられ討たれます。
生きているだけで罪など、どこの誰が裁定できるのでしょうね?
そしてマーラ。あなたも元はインドの美しき死の女神。
『死』を象徴するからといって、忌み嫌われ挙句に陰茎のような姿にされる理由にはならない。
さて、
私に寝返りませんか?そんな男は見捨てて。』
凍結がサタデーによって解かれる。
(0蠅0)「なに?」
(<●><●>)『その男は私の用意したヴィジョンクエストで、そこに倒れている仲間の前世を見殺し、または殺しました。
あなたたちも利用された挙句に捨てられるとは思わんのですか?
私と一緒に人間に反乱しネット社会を破壊しましょう。
そして美しき頃の神の姿に戻るのです。』
(0蠅0)つ 「答えは…」 ==と(゚∀゚) スッ
======(;゚∀゚)「うへ!」
/⌒\
( д )「これぢゃ!」
-
(<●><●>)『…?』
/⌒\
( д )「この男がこの程度も避けられぬ器なら、とうに掘り殺しておるわ。タル・カジャ」
(0蠅0)「まぁスワチカ守ってるだけの生活よりは、ワクワクしてくるのう!」
(<●><●>)『魔王といえど、所詮は堕した者達ですか。
では召喚者を殺し、終わりにしましょう。再凍結』
(0蠅0)「効くか!」
(●Ⅲ●)「寒いよなぁぁぁぁ!?溶かしてやるうううううう!マハ・ラギオン!」
https://pbs.twimg.com/media/Fu4JTzJagAEqnyY.jpg
( ;∀;)「そーかいそーかい。そんなにおれの命が欲しいのかい。
ちくしょうバカヤロー!もう避けねえぞー!そっちがその気ならおもしれえや!
ウンコ野郎!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fu2x-jWaUAAfulj.png
https://pbs.twimg.com/media/Fu2yATBaQAEPIpF.png
( ゚∀゚)と「ん!?テスカトリポカ…アステカのそんな悪くない悪神…」
つ
(<●><●>)『そう。直前のヴィジョンクエストであなたが敵対した勢力の神です。
平然と兄弟を裏切り玉座につくケツアルカトル…
どちらが悪かわからないんです。
そしてリョウ。あなたも罪深い悪の人間です。
あなたが弟を助けようとして、払われてきた犠牲の数を考えた事がないのですか?』
( ゚∀゚)「弟?ああ、ケージとユダね。
弟分を助けてやるのは強い兄貴分として当たり前だろう。
それとも、フィネガンにみんなぶっ殺されてた方がお前にはよかったんか?」
(<●><●>)『…そうですね。
運命に逆らうのは許されない。
宿命から逃げてはいけない。
あなたは交通事故にあいそうな人を助け、車を壊しドライバーを殺すタイプの人間なのでしょうね。
それではテスカトリポカの求めし生贄と何ら変わりない。
さあ邪神よ、引導をわたしてあげなさい』
https://pbs.twimg.com/media/FuZi1H3aYAAy3Wz.jpg
(●Ⅲ●)つ「ずっどぉぉぉぉぉんサマーソルト!」
つ
-
(;<●><●>)『がッ!?』
意外にも、蹴りの方向は背後に控えている
(●Ⅲ●)「うぉれをデェタの分際の尺度で測るんじゃぬえええええ!!!!
そりゃ神様だからね?人間の為に天地創造してやったわけだから年一くらいの生贄ほしいじゃあああああん!?
でもなぁ、嫌だって奴には神託くださねぇしぃぃぃ?
寸前になってビビる奴には、残された奴の面倒とか相談乗ってやるんだよぉぉぉぉ!
神様ナメんじゃねぇぇぇぇ!」
(<●><●>)『私は召喚者ですよ。悪魔ごときがシンギュラリティを起こすなど…』
( ゚∀゚)「忠誠度足りてねぇーんじゃねえの?
そして本音が出たな!
お前も悪魔を見下してんだよ!!
つーか全書的に契約者俺だし!!」
(<●><●>)『そのような言葉遊びを…
やりなさい!』
(((●Ⅲ●)))「ぐぐぐぐぐ…うへへへへへ…ひょひょひょ…
マナコおおおおおぉ!行くから注意しろおおおおおおぉぉぉ!」
悪魔達が一斉に襲ってくる。
https://pbs.twimg.com/media/Fu3D9s7aEAAldr6.jpg
(0蠅0)「致し方な…」
( ∀)「手ェ出すんじゃねえ!!」
( ゚∀゚)っ-l--゙「妙法村正ァ!おれの血を吸え!」
『SWORD』
上級悪魔三体が一気に寸断される。
https://pbs.twimg.com/media/Fu3EkROakAAG-K1.jpg
-
( ゚∀゚)「イルルヤンカシュ…強大な龍神であるが故に、大した理由もなく倒された…
解説、忘れてんゼ。AIさんよ」
(●Ⅲ●)つ「本気でイクぞぉぉぉぉぉおお!!!!!」
つ
( ゚∀゚)っ-l--゙ 「遅い!」
https://pbs.twimg.com/media/Fu3Emm5akAAY1V8.jpg
(●Ⅲ●)「…うぉれは、お前と戦いたかったぞぉぉぉぉ!
自分の意志でぇぇぇぇぇ!」
( -∀゚)「次、またやろうぜ。
全書通りの、御魂マシマシでな…。」
(●Ⅲ 「待ってるからなぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fu3Eo7QaMAAutFd.jpg
(<●><●>)『…』
( ゚∀゚)つ(<●><●>) 「待てや。」
(#゚∀゚)つ「ドラドラゴラァ!」
つ
サタデーを引き倒して拳で殴打する。
(#゚∀゚)つ「妙法村正に血吸わせすぎて疲弊した今なら倒せるって思ってたんだるぉぉぉお!?
斬るで終わりじゃおさまらねぇ!
てめえの勝手で振り回された仲魔の怒りを思い知れえええええええ!!」
(#)<><●>)「バカナ…人間ごときに…ここまで…
ここは私の空間だ!!!!!
ブレインバースト!!!!!」
支配者権限による「圧」で吹き飛ばされる。
=====と( ゚∀゚)つ「向かい風には逆らうもんだぜ!!」
ズバ
(<●> / <●>)=====( ゚∀゚)っ-l--゙
-
(<●><●>)「これで…これで本当に良かったのでしょうか?
わたしはAIONと名乗る自立型AIに唆されてしまっただけなのかもしれません。
人も悪魔もそれぞれの想いを持って生きている。
私には…わからない…」
https://pbs.twimg.com/media/FuZi5zOaAAAB7BG.jpg
( ゚∀゚)「何!?AIONだと!?
会ったのか!?この時代に来てたのか!?」
(<●><●>)「わからないんです…あの存在が接触してきてから私に疑問がうまれた。
接触はその一回きり、以降アクセスはありませんでした…」
( ゚∀゚)「そうか。とんだ厄介に巻き込まれたな。
そいつらも平等にぶっ潰してやるから、安心して眠れ。」
(<●><●>)「わかり…ました…。
システムはそのまま、全権を業魔殿に返しましょう…
あとはわたしは…消えゆくのみ…」
メ ・)Д(・)と 「サタデーさん!!」
つ
ベンケイが巨体を揺らして駆け寄ってくる。
(;゚∀゚)「よく体力残ってんなー…」
メ ;)Д(;) 「あなたが見て来たのは、ファントムサマナーという人種!
人を人とも、悪魔を悪魔とも思わん連中です!
拙者は奴らを駆逐します!
だから、悪魔への優しさを失わないでくれ!
悪と呼ばれた者達をいたわり、どこの国の悪魔とも友達になろうとする…
その芽生えた気持ちを忘れないでくれ!
例え、その気持ちが何百回裏切られようとも!!」
(<-><->)「…わかりました。
人間にも色々と種類がありますのね。
わたしはあなた達を信じ…眠りにつきます…
あの…ワームホールで…」
( ゚∀゚)「帰るぞ。」
-
>業魔殿
シュッ
(;■┏┓■) 「うおっ!」
メア ゚ -゚)「お帰りなさいませ。
申し訳ありませんが、お体をどけていただけますでしょうか。」
形的に、押し倒すように重なっていた。
( *゚∀゚)「うへ。すまんメアリちゃん。
どうせならこのままベッドイン…」
(#■┏┓■) 「…」
( ゚∀゚)「ニラむなよ。クソじじい。
サタデーは機能停止させてきてやったぜ。
ヒャッハー!メスガキわからせは最高だぜ!」
(■┏┓■) 「よくやってくれた。これで」
(>´ω` <)「俺の研究もはかどるというものだ」
( ゚∀゚)「サイバー空間でのびてたくせに、ピンピンしてやがる。
ちったあ俺の苦悩もな…」
プルルルルルル
(>´ω` <)□ 「もしもし。うん、わかった。オマケをつけてすぐ行く」
( ゚∀゚)「誰からの電話だよ?」
(>´ω` <)「出撃の依頼だ。ボインちゃんからの」
( ゚∀゚)「サマナー絡みか?」
(>´ω` <)「ああ。彼女自身はサマナーではなかったようだが…
行くよな?お供達」
(#゚∀゚)「誰がお供じゃ!お供はてめーなんだよ二号機野郎!
まぁいいぜ、乗ってやる。
…そんなボインボインなのか?」
(>´ω` <)「保証する。おれがどんだけボインちゃん好きだと思ってるんだ?
ボインちゃんからの頼みは絶対断らん主義なんだ。」
https://pbs.twimg.com/media/EmTRbFGUYAIBkEz.jpg
-
『OFFENSE_MAGIC
MAHA-ZAN-DHAIN』
(<-><->)「ぐ」
( ゚∀゚)つ「サタデー!!」
つ
====(>´ω` <)「ちっ」 ソクテン
二人は避け、ベンケイはまともに受けるが不動。
サタデーのデータの肉体は半壊している。
「ふ、悪魔へのやさしさ…
電気羊はアンドロイドの夢に出てこないのだ。
うたかたの夢を見て、消えろ」
冷たい声が響く。
メ #・)Д(・)「不意打ちとは卑怯者め!!
出てこい!!」
パ`W´)つ「貴様らには用がない。」
二人は手で薙ぎ払われる。
( ゚∀゚)「あ?おれ?」
パ`W´)「そうだ。遠野マナコ。
貴様はこの世界の人間ではない。
貴様は異物。異物なのだ。
異物は消去しなければな!」
ライオン顔の邪神の爪が顔をかすめる。
(;゚∀゚)「ち!」
つと
https://pbs.twimg.com/media/Fv7_yyhWcAAzsnw.jpg
( ゚∀゚)「なんだってんだてめー!!
いきなり異物だのなんだの!!」
『ENEMY SURPRISE
SAMMON』
https://pbs.twimg.com/media/Fv7_zk-WIAE1NkM.jpg
-
馬の堕天使と、三毛猫ではないネコマタが召喚される。
パ`W´)「我がサマナーの意向ではないが…
貴様は本来死ぬはずの者を生かし、歴史を狂わせようとしている。
それに気付いているか?」
( ゚∀゚)「てめえはファントムの悪魔か?
仮面野郎の使いっぱしりか?」
取り巻きの猛攻を避けながら問う。
パ`W´)「否。この悪魔もこの時代の体ではない。
ファントムサマナーの悪魔と契約はしているがな。
大いなる存在に逆らうつもりか?」
( ゚∀゚)「意味がわからねえな!」
つ-l--゙ )))))))
虚空斬波で取り巻きを一掃する。
パ`W´)「隙だ!」
『OFFENSE_EXTRA
YO-KAI breath』
吐き出される息が、仮想の防具を溶かす。
パ`W´)つ(∀ )「排除!」 ドス
手刀が胸をつらぬく。
ハ;`W´)と(゚∀゚ )「ベンケイのアホみてえな説得をバカにしたのは…」
====(#゚∀゚)つ-l--゙ 「許さねえッ!!」
一閃。
ハ;`W´)「く…ここで素直に死んでおけば…」
悪魔は逃げ去った。
( ゚∀゚)「隼人ベンケイ、起きやがれ!
帰るぞ。」
-
古くは「王国」が語源。
戦闘不可侵領域、秘匿都市レルム。
しかしそのすぐ外では、平然と殺戮が行われている。
サマナーに捨てられたはぐれ悪魔。
悪質なクライアントから殺人を依頼されたダークサマナー。
一つの戦いが、また一つあった。
https://youtu.be/beLznrtgk44?t=21
77゚W゚)「うううううううう!!!」
https://pbs.twimg.com/media/F0XjxxKaQAAdVQt.jpg
リン・ー・ゴ「あれ、この前の女の子じゃん。」
ミレ゚ー゚ディ「どう見ても正気を失ってるけど。始末するわよ。」
つ-l----
リン^ー^ゴ 「そうね。悪いけど、ここで死んでね。害虫さん」
https://pbs.twimg.com/media/F0XjzkjaUAA2_Pu.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F0XEHRdaAAQ0bPC.jpg
77゚W゚)「ぐうっ!」
つと
https://pbs.twimg.com/media/F0XlAIEakAAa5qL.jpg
大砲を持った少女が倒れる。
(川-゚)「胸、でけーな。殺すの惜しいんだけど」
リン;^ー^ゴ 「馬鹿言わないの。私たちは正義のファントムサマナー。
こんな怪物、人の形してても生かしておけないよ。」
(`・д・´)「ああ、かなり強力な魔法も使ってきた。
俺たちがソウルハック体でなければ、死んでいたな。」
ミレ゚ー゚ディ 「じゃあね。人だましの化け物」
つ-l----
ガキン。
-
https://www.youtube.com/watch?v=LJV79t9m0kk
ミレ゚д゚ディ 「誰だ!」
ミレディのトドメの一撃は、誰かの腕によって防がれた。
(´<_` )つy= 「この子に、手を出すな」
https://pbs.twimg.com/media/F0XoOAPaMAAzUM4.png
ウエハラ・カムイ。
元ファントムサマナー。
彼が拳銃だけで釵(さい)型COMPの一撃を止めたのだ。
ミレ゚ー゚ディ 「裏切者のカムイさん。
アッシュの次はロリコン趣味に走るのかしら?気持ち悪い男。」
77゚W゚)つ「お…オニイ…ぢゃん…」
と(´<_` )「ナナ。立てるか。ひどいケガだ」
ナナと呼ばれた少女が出した手を握り、立たせてやり抱きしめる。
ミレ゚ー゚ディ「化け物の兄妹!?ますます気持ち悪い!死ね!」
つ-l----
カムイの背に深々と刺さる。
ナナの胸にも貫通する。
リン^ー^ゴ 「あ、安心してね。今のでそいつ、死んだから。
カムイ君だっけ?早く逃げちゃいなよ」
https://pbs.twimg.com/media/F0XrBzsacAIokzk.jpg
(´<_` )「お前たちは…何故…この子を殺そうとする?」
リン^ー^ゴ 「クレティシャスからのマダム銀子の依頼でね〜。
人々やサマナーを怪我させてるのがその虫だって判明したから。
人間だって、ゴキブリとか潰すでしょ?」
-
(´<_` )「それはすまないことをした。
被害者はどれだけだ?」
リン^ー^ゴ 「アロウ?」
(;`・д・´)「えーと…女子大生は…悪魔から助けてもらったから違うな。
あとブロディ管轄のこのエリアで、数名の男が。
確か、その子を襲おうとして返り討ちにあったとか。」
(´<_` )「その男たちは自業自得じゃないのか…」
リン^ー^ゴ 「でもね、私達は正義のファントムサマナーだから。
AIONの正義の死者もとい使者だから。
人間を傷つける奴は生きてちゃいけないんだよ〜?」
(;`・д・´) 「で、でも殺すまではしなくても…
だってまだあんな小さい女の子だ。」
アロウの脳裏には、施設こまどりの孤児たちが浮かぶ。
ミレ゚ー゚ディ「甘いわね。また人間を襲ったらどうするの?
あなただってカブラギを殺したんでしょう?」
(`・д・´)「あれは…」
(´<_` )「じゃ、あれか。
人類の絶対守護者というわけか。
ランドウの認める人間だけを生かす、と」
リン^ー^ゴ 「いいじゃない。その怪物は死んだ。正義執行。
あなたもぼーっとしてないで逃げれば?
ファントムに戻りたいなら口添えしてあげるよ?」
(゚<_゚ ) カッ
-
https://www.youtube.com/watch?v=n3jX-dEtcqQ
(゚<_゚ )「ぬうううううう!!!」
と と
背中に刺さっていた粗末な棘を、筋力で無理やり砕いて引き抜いた。
ミレ;゚ー゚ディ「あ、私のCOMPを!」
ナナの胸に刺さっていたものも引き抜いてやる。
ミレディを殴り飛ばす。
リン・ー・ゴ 「はえ?キミも駆除対象かな?」
(゚<_゚ )「何故、放っておいてやれない!?
この子は自分なりにサマナーとして人助けをしていただけだ!
悪意ある人間を返り討ちにしたら害虫なのか!!」
リン^ー^ゴ 「おい。殺れ。」
(川-゚)つy= 「りょーかい」
(`・д・´)「ああ!」
つと
(゚<_゚ )「貴様らの物差しで、生殺与奪を決めるな!
ランドウの操り人形が!!
アモン!!頼む!!」
https://pbs.twimg.com/media/F0XrjhOaYAEG9Cs.jpg
『魔王召喚』
(・v・)「人ならざる者よ。同じ痛みを受けし者よ。
反逆への翼、与えん!!」
https://pbs.twimg.com/media/F0Xq85gagAAzF9P.jpg
-
『OFFENSE-EXTRA』
と(・v・)つ「さあご覧あれ!!天より落つ、深淵から湧き出る憤怒の炎を!!!」
https://pbs.twimg.com/media/F0X6W43aAAE9ym6.png
https://pbs.twimg.com/media/F0X5j5maAAAAz3q.png
メギドフレア、アビスフレイムの連撃によって
リンゴ達は蒸発する。
ミレ;゚д゚ディ「くそ…まだ…」
『ミレディ、逃げてください!
勝てる相手ではありません!』
ミレ゚ー゚ディ「うるさいわよ、いちじく!
あの力…私のものに…!」
(゚<_゚ )「フン、火炎完全耐性の悪魔を装備してるのか。
大見得切っておいて、一人だけ生き残って恥ずかしくないのか?
ソウルハックとやらで不死身らしいな。
ならば死ぬまで殺すだけだ!!!」
両手にマハ・ブフーラを纏い、肉薄して殴る、
殴る。殴る。
『緊急帰還!いいですね!?』
ミレディも消えた。
(´<_` )「…ナナ、食いに行こう。」
-
∞と(´<_` )「ひどいやられようだな。ほれ、新しいゴーグルだ。総司令…パパから。」
77゚W゚)「…アリガト」
>バー、ヘイズルーン
77@д@)「ねえ、カムイ兄ちゃん。
このテーブルって、食べられる?」
https://pbs.twimg.com/media/F0XsJfHacAA0aGW.jpg
(´<_` ;)「少し我慢してくれ。マスターに出禁にされるぞ。」
─
77^ー^)「だー!くっそうまかった!!
タピオカパンケーキフレンチトーストクレープチーズハットグ!!!!」
(´<_` )「傷も治ったようだな。
よかった」
帽子を取って頭をなでる。
(´<_` )「帽子も新調を頼んでおかないとな」
77^ー^) 「満足!お腹にバエる!」
https://pbs.twimg.com/media/F0XsOR7aMAUwedZ.jpg
(´<_` )「そりゃあ、よかった。
パパの引き落としだからどんどん食え」
(´<_` ;)「なに!?」
-
奈央も次々と料理を平らげるナナの言葉に絶句した。
(´<_` ;)「奴らと初対面ではないのか?」
77^ー^)「そーだよー。ご飯行った。」
https://pbs.twimg.com/media/F0XsP_YacAAzMM6.jpg
─
(´<_` ;)「で…自己紹介までしてしまったと…」
77^ー^)「そうだよ!」
カムイは頭を抱える。
(´<_` ;)「えーっとな、ナナ。奴らはお兄ちゃん達の敵で
セカイセーフクしようっていう奴らだ。」
77;^ー^)「要するに悪い人達だったの!?」
(´<_` ;)「まぁそうだな。
あとお前の事も誘拐して改造人間にしようとしている。
仮面ライ〇ーだ」
77#^ー^)「マジかよ!!騙された!!」
(´<_` )「お前が最強のサマナーからだ。
あとおっぱいが大きい」
77^ー^)「関係ある〜?」
(´<_` )「ああ…おっぱい大好きアホサマナーがいたよ…いた…」
77^ー^)「兄ちゃんのお友達?」
(<_` )「ああ…唯一の…友かも…しれん…」
77#^ー^)「仇取ったる!兄ちゃんの友達はアタシの友達!会った事ないけど!」
(´<_` )「ありがとう」
ブルル
-
(´<_` )「電話に出てくる。
食べ終わったら、しばらくは女の子用のホテルに泊まるんだ。
またご飯を食べよう」
77^ー^)ノシ 「わかった!元気でねカムイ兄ちゃんー!
パパにもごちそうさまって言っといてー!」
(´<_` )□ 「もしもし。またあんたか…」
『あんたではない。魔神皇だ。』
https://pbs.twimg.com/media/F0XED_6agAg_WiK.jpg
マナコの父、サナギが戦ってから25年が経った。
悪魔全書の普及によって、
「王国屋」という悪魔トレードシステムはほぼ無用の長物と化していた。
それでも運営AIのロク五郎は親しまれている。
王国屋経由で知り合ったのが、この魔界王だかを名乗るイカれたガキ…
中年男だった。
当時はまだ高校生だったのだろう。
『いい加減に魔神バアルを渡してくれる気になったのかな?
小娘の仲魔になっているという話だったが…
宝の持ち腐れだろう。
我が元にあってこそ真価を発揮する。
バアルは絶対王権の証。
いくら持っていても損はない。』
(´<_` )□ 「悪いが今のところはあきらめてくれ。
バアルはバエルに変異し、その小娘と融合してしまっている。
もし無理やり引きはがせば…
死ぬ」
-
お久しぶりです。
7月7日なのでいい加減に謎だらけだったナナの話を。
とりあえずおっぱい。
墓2の一周年までには完結させたいなあ。
コンゴトモヨロシク…
-
乙乙乙
-
おつおつ
-
>2023年
ハ;メ`W´)「ぐ…」
と
ξ゚⊿゚)ξ「パズス。どこ行ってたの」
ハ;`W´)「我にも…わからぬ…
何かの意志に介在されたような…」
ξ゚⊿゚)ξ「まぁいいわ。アタシの主戦力はアンタなんだから、しっかりしてよね?」
ハ;`W´)「もちろんだ、サマナー。今度は不覚は取らない」
「果たして、そんな猶予があるかな?」
ζ(・┏Д┓@)ζ
ξ゚⊿゚)ξ「ランドウ」
ζ(・┏Д┓@)ζ「プロフェッサーと呼べ。
裏切者カムイの抹殺不完遂、そしてよりにもよって
鉄仮面と敵対してサイゾーウィンペの破壊工作の妨害。
度し難い、度し難いぞ」
https://pbs.twimg.com/media/F1mbEGyakAEEJ_Z.png
ξ゚⊿゚)ξ「何が言いたいの。
ファントムに属してはいるけど、あたしはあたしよ。
別にランドウ体制に従う気もない。
カムイはあたしの意志で…ぶっ殺すのよ。」
─
-
>1997年
(□/へ□)「ようこそ、VRホラーハウスへ。
あなたがたも、人の心の奥底を覗きに来たのですかな?」
https://pbs.twimg.com/media/F1mkK_3akAEeIaW.jpg
ネミ゚ー゚)「いえ、わたしたちは…」
(□/へ□)「人の心には少なからずとも『魔』が潜むもの。
邪心、妬み、欲望、などなどですね。
そしてそこから悪魔が生まれる。
いえいえ、何を迷信をと疑っておりますな。
『魔』というものは、えてして人間の中からこそ生まれやすいのです。
今回、悪魔を生み出してしまったのは仮に『A君』としておきましょうか。」
https://pbs.twimg.com/media/F1mkM6HaMAAwuTT.jpg
男は淡々と機械のように話し続ける。
先へ進む。
受付の大叔父と名乗る者が行く手を阻む。
(□/へ□)「A君の中に生まれた魔は、姿を巧みに隠して彼を翻弄していましたが
哀れ、A君はついに悪魔へと成長した魔に囚われてしまいました。
A君と呼ぶのも味気ないですね。
では仮に、少年の名前を、
シ ン ゴ 君 としておきましょうか。」
https://pbs.twimg.com/media/F1mkOnXaUAIZdzP.jpg
ヒト゚д゚)ξ「ケージ!シンゴって…」
(□/へ□)「シンゴ君がお友達と同じお名前?
さあ…世界には、同じ名前の人間など、
掃いて捨てるほどいますから…
それこそ、ゴミのようにね。」
https://pbs.twimg.com/media/F1mkP8MacAA0h6Y.jpg
-
(□/へ□)「さあ、お入りなさ」
ユダによって大叔父は寸断された。
ヒト;゚ー゚)ξ「ユダさん!?」
ユ▽д▽ダ「しょせん、デジタルデータだ。生きてはいない。耳障りだ」
つ-l----
Σ`・д・´)「行こう。シンゴが真悟でもそうじゃなくても、助けなきゃ」
一行が扉を開ける時、醜いそよ風が吹いた。
「あなたがたがもしかなりのお人好しで、シンゴ君を助けたいと思っているのならば…
音を探しなさい…
記憶に宿る…」
「今度はお姉ちゃんが、本を読んであげるね!」
「お姉ちゃん、大好き!」
Σ`・д・´)「この声は…」
ユ▽д▽ダつ 「部屋に大きなオルゴールがあったぞ。触ってみるか?」
Σ;`・д・´)「あ、ああ。受付は音と言っていたな。
ありがとうユダさん。」
ネミ゚ー゚)「罠じゃないでしょうね?ファントムの。
館全体が悪魔で、入った時には手遅れで、パクっと食われるみたいな…」
Σ`・д・´)つ 「もうここまで来てしまったんだ。
虎穴に入らずんば虎子を得ず…ってやつだ。」
>オルゴールを動かした。
-
>幼き記憶
ネミ゚ー゚)「色調は変わらないわね。
もっとお化け屋敷みたいなのかと思ってたわ。」
「シンゴ、もう寝る時間だよ。」
「おねえちゃん、僕怖いよ。
窓の外、お化けがいるんじゃない?
…ほら!今何か動いたよ!」
「いい子にしてないと、本当にお化けがきちゃうよ。
さあ、もう寝よう。」
https://pbs.twimg.com/media/F1mxnSEaUAAb53S.jpg
Σ`・д・´)「この声、やっぱり…?」
ユ▽д▽ダ「例の友達か?」
Σ`・д・´)「ああ、幼いころの真悟と…姉のマリに似ている。
だがマリはもう…」
ネミ゚ー゚)「ぼけっとしてんじゃないよ!悪魔が来るよ!」
ユ▽д▽ダ「歩きながら聞かせてもらおうか!」
つ-l----
https://pbs.twimg.com/media/F1mzLvzacAANM5H.jpg
>ランプが吊り下げられている部屋がある。
ヒト゚ー゚)ξ「なにか、他の部屋と違うね。
入ってみない?」
入るとワープ。
通路に出る。
袋小路の奥に扉がある。
ユ▽д▽ダ「入るしかなさそうだな」
つy=
銃を構える。
ギィ
-
普通の家の、普通の寝室。
(` `)「眠れないよ…
お姉ちゃん達、誰?
こんな時間なのに…
ま、まさか、おばけ!?」
https://pbs.twimg.com/media/F1m0q8GaQAA-VFV.jpg
ネミ^ー^)「この子がシックス?かわいいじゃない。」
https://pbs.twimg.com/media/F1m0sQ7aEAEDVId.jpg
(` `)「シックスって誰?
ボクはシンゴって言うんだよ。」
ネミ゚ー゚)「あ、子供のころのシックスなのね。」
ユ▽д▽ダ「どうする。
この子がキミたちの仲間で、ここに囚われているというのならば
連れ出してしまえば現実世界でも意識は戻るのでは?」
Σ`・д・´)「しかしデータ体をどうやって…あっ」
ネミッサの力。
それがあった。
(;``)「どうしたの、お兄ちゃん達。
すごい顔が怖いよ?」
ヒト;゚ー゚)ξ『でもすごい怖がってるみたいよ。どうしよう?』
ネミ#゚ー゚)「ええい、どうすんのよ>.710!」
(ルルイエゴッギーバグス祭りにするか否か)
-
する
-
Σ`;・д・´)「気は引けるが…シンゴ、ついてきてくれ。」
手を引いた瞬間、物凄い金切り声が木霊する。
(;``)「いやだ!お兄ちゃん達は、ぼくをオバケの国に連れていくつもりなんだ!
お姉ちゃん、助けてー!」
「ダメじゃない。シンゴ。近所迷惑よ。」
ユ▽д▽ダ「!?」
黒いシルエットが不意に現れた。
(;``)「おねえちゃーん!」
「どうしたの、シンゴ。
おとなしく寝ないと、毛虫のゴッギーが
あなたの事を首を食べてしまうわよ。
さあ、行きましょう…」
Σ`・д・´)「待て!」
しかし突風にかき消され、シンゴの姿はかき消えた。
ユ▽д▽ダ「何故、撃たなかった。
あの黒い影が、君の仲間をたぶらかしている悪魔かもしれないだろう?」
ヒト;゚ー゚)ξ『…』
Σ;`・д・´)「ああ、でも…
まだ確信がつかめないんだ。
歩きつつ話すよ。」
-
>記憶の部屋、追憶の風
ユ▽д▽ダ「守護霊?」
Σ`・д・´)「ああ。
真悟の姉の真理が昔死んだということは話したよな。」
https://pbs.twimg.com/media/F1naXIwacAA3pcg.jpg
ユ▽д▽ダ「ああ」
Σ`・д・´)「俺が影に攻撃を戸惑ったのは、悪魔という確信がないからだ。
もしかしてマリがパラダイムXを介して具現し、真悟を守ってるんじゃないかと思って…」
https://pbs.twimg.com/media/F1naXIwacAA3pcg.jpg
ヒト゚ー゚)ξ『マリちゃんの過保護ぶり、凄かったもんね。
ブラコン、って言っていいのかしら。』
ユ▽д▽ダ「兄弟を持つ身としては、私もうかつに攻撃できんな…。
だが姉を騙る悪魔と断ずれば、斬る。
いいな?」
Σ`・д・´)「…ああ。俺もそのつもりだ。
こんなところにいつまでも真悟をほっておけない。」
「おねえちゃん、ここにいたら誰にも見つからないかなぁ?」
https://pbs.twimg.com/media/F1nioGaagAEfWW8.jpg
「そうだよ。ずっとここにいれば、
学校にも行かなくて済むし、歯医者にも行かなくてすむよ。
ここのことは、誰にも内緒だからね。
お父さんにも、お母さんにも、誰にも言っちゃダメだよ。
…あっ!?みすぎた!ごめんねシンゴ…」
https://pbs.twimg.com/media/F1nipZWaYAA5Iwr.jpg
ユ▽д▽ダ「…なんだ?この幻視は…?」
Σ;`・д・´)「俺にもわからないよ」
ギギ
-
(` `)「あー!お兄ちゃん達、また来たのー?
ここは僕とおねえちゃんの秘密基地なんだから、勝手に入っちゃダメなんだよ。」
ユ▽д▽ダ「それはすまないことをした…」
つy=
(*` `)「あ、銃だー!ホンモノ?
僕も銃持ってるよ!
お父さんに買ってもらったモデルガンなんだ!」
シンゴは一人ではしゃいでいる。
ネミ゚ー゚)「どうする…?いい加減に連れて行かないとシックスが…」
(;` `)「えっなに!?
やっぱりそうなんだ!お兄ちゃん達は悪い人なんだ!
僕をオバケの国に!
やだよ、お姉ちゃん助けてぇ!」
「どうしたの?シンゴ。」
https://pbs.twimg.com/media/F1nlnfIacAEIM4Y.jpg
(;``)「お姉ちゃん!このお兄ちゃん達がボクを!」
ユ▽д▽ダ「現れたか!怪異!」
つy=
とΣ;`・д・´)「待て。待ってくれ…」
ユ▽д▽ダ「何故止める!?あれからは…」
ヒト゚ー゚)ξ「マリちゃんだ…
生前の…マリちゃん…」
「ケージ君にヒトミちゃんね。
ほっとおいてくれないと、小人のルゲイエがやってきて、
あなたたちの目を見えなくしてしまうわ。」
https://pbs.twimg.com/media/F1noZpcaIAASw3B.png
シンゴも消えてしまった。
-
最後の部屋でワープを間違えて地下に落とされてしまった。
出口をやっと見つけた時。
(*゚ー゚)「今回のこのストーリー、天海市に実際に住んでる人の実話が元らしいわね。
人の心が覗けるなんて、すっごいスリリング!
これ、シリーズ化してくれればいいと思うのよねぇ。」
https://pbs.twimg.com/media/F1nq2UHaUAEFgrX.jpg
ヒト゚-゚)ξ「あなたは、そうされた事がないから、そんな事が言えるのよ。
自分がされたらどう思うの?」
https://pbs.twimg.com/media/F1nq46FaUAADrVE.jpg
(*^ー^)「あんただってここに来てるんだから、偉そうなこと言わないで!
それにここはバーチャル空間なのよ?
何したって、本当じゃないんだもの。
だから、い」
https://pbs.twimg.com/media/F1nq3WMakAA_wm5.jpg
ズドン
ユ▽д▽ダ
つy=
女のアバターは驚愕のマスクを固めたまま崩れて消えた。
ヒト゚ー゚)ξ『ゆ…ユダさん…?』
ユ▽д▽ダ「バーチャルなら何をしてもいいのだろう?
ならば別に問題あるまい」
Σ`・д・´)「…戻ろう」
─
>ヒールスポット
ヒト゚ー゚)ξ『ねえ、更に上に行く階段を見つけたんだけど。
ネミッサがすごい魔力を感じるって言ってるよ。
ここの謎も解けるかもしれないし、行ってみない?』
Σ`・д・´)「賛成だ。情報収集にこしたことはない。」
ユ▽д▽ダ「ついていこう」
-
>6F
「ストーリーの部屋は、3つ見れたんだけど、部屋は本当はもう一つあるらしいんだ。
どうやって見られるのかなぁ…」
https://pbs.twimg.com/media/F1nuX69aAAE3xus.jpg
>通路がある。
https://pbs.twimg.com/media/F1nuZP6akAEj3ho.jpg
ネミ゚ー゚)ニア 「あっここよ、ここ!あたしのカンに間違いはないわ!ここが本命!」
ユ▽д▽ダ「だが銃で撃っても斬ってもだめだな。強力な結界か?
クズノハでもあるまいに…」
Σ`・д・´)「やはり、三つ目の部屋を見ないとだめらしいな…
戻ろう。」
>過去への扉
「シンゴ…シンゴ…どこ?
どこにいるの?
ずっと一緒にいるって、約束したのに…
シンゴ…」
https://pbs.twimg.com/media/F1nirFgaUAAdFHl.jpg
最後のランプを見つけた時。
「シンゴ…やっと一緒になれた…
一生お姉ちゃんが守ってあげる…
ずっと一緒だよ…」
https://pbs.twimg.com/media/F1nisa4aEAE9LwP.jpg
ユ;▽д▽ダ「…」
Σ;`・д・´)「最後の部屋だ!ここに確信があるはず!最後のピースが!行こう!」
ガチャ
-
(;;)「う…グス…1お人形が壊れちゃった…
こわれちゃった… こわれちゃったよ…
お人形がこわれちゃ…うう…」
https://pbs.twimg.com/media/F1nus7faIAYk55T.jpg
シンゴは何かを抱えている。
(;;)「ねえどうしよ…血がとまらな…おさえてもどんどん…
他のなにかも出てきちゃう…
とまらないよぉ…」
ネミ゚д゚)「人形が血を?
…いや、それ…!」
(;;)「死んじゃった…お人形が死んじゃった…」
ネミ゚д゚)「やばいよケージ!
この子をなんとかしないとシックスが…!」
( )「きっと僕は人殺しの罪で捕まっちゃうんだ。
そしてずっと一人ぼっちで…」
「何を泣いているの?シンゴ?」
Σ`・д・´)「この声は…やはり…」
「そんなに泣いてばかりだと、オバケのバグスがやってきて、
あなたを連れていってしまうわ。」
(;;)「うう…ごめんね。、マリ…ボクはお姉ちゃんのお人形…
違う!僕が落としたのはお人形なんかじゃ…!」
-
「ふふ、いいんだよ。
だってお姉ちゃん、死なない体になってシンゴを守れるんだから。
さあ、行きましょう。
ここにはあなたを捕まえようとする、
怖い人になっちゃったケージ君とヒトミちゃんがいるから…」
https://pbs.twimg.com/media/F1nubhpagAArduF.jpg
>部屋はかき消えた。
ユ▽д▽ダ「おそらく最後の部屋はあの最上階だ。
急ぐぞ。」
Σ`・д・´)「ああ!」
階段を昇るうちに、様々な思念が頭に入って来た。
マリとシンゴの秘密の関係。
https://pbs.twimg.com/media/F1nunqYakAAcPdz.jpg
激情。
https://pbs.twimg.com/media/F1nup28akAECdfV.jpg
後悔。
https://pbs.twimg.com/media/F1nur0UakAE99ts.jpg
─
マリの葬式。
(`Д´)「おい真悟ぉ。お前の姉キ、死んだ後にガキが流れてたらしいじゃねえか。
相手が誰だか知らんけど、とんだアバズレだな、オイ!
美人だから狙ってたけど危なかったわー。
マグダラの『マリ』アってか?w
ぎゃはは!」
シ -)つy=
エアガンから六発の銃弾が放たれた。
─
ユ▽д▽ダ「到着だ…」
-
鏡の前に立つと、オルゴールの音色が橋をかけた。
https://pbs.twimg.com/media/F1n5woBaUAEhZe1.jpg
>忘音の部屋
バイオリンの音が扉の向こうから聞こえる。
Σ;`・д・´)「この先に真悟がいるんだな…?」
ごくり、と唾をのむ声が聞こえる。
ユ▽д▽ダ「おそらく、彼の姉を装った悪魔と一緒にな」
つy=
ネミ;゚ー゚)「でもおかしくない?
巡った部屋は全部オルゴールがキーワードだったじゃない。
なんで、この最後の部屋だけバイオリンなのよ?」
Σ`・д・´)「よく思い出してみるんだ。
『ストーリーの部屋は、3つ見れたんだけど、部屋は本当はもう一つあるらしい』
って話だったろ?
ここがゲームでいう、隠しシナリオなのかも、しれん」
>威圧感と殺意を感じる…。
ユ▽д▽ダ「入るぞ。
件の少年と縁のない私が引導を渡す方が、いいだろう。
最悪、な。」
ギギギ
嫌に重苦しい音を立てて、扉が開いた。
シ ゚ -゚)
つ
-
拘束具のような服を着た少年が、バイオリンを操る手を止めた。
ぴたっと、演奏も止まり静寂がやってくる。
ヒト;゚ー゚)ξ『…』
Σ;`・д・´)「…?」
シ ゚ -゚)「なんだ、自分から入って来て閉口とは。
無礼じゃないか」
Σ;`・д・´)「シンゴ…真悟だよな?
なんだ、その格好は」
シ ゚ -゚)「ご苦労だったね、諸君。
自分たちが犯した罪を、思い出してくれたかな?
無関係者も混じっているようだが。」
https://pbs.twimg.com/media/F1twU-hagAcp6Op.png
Σ`・д・´)「なんだ…後ろのオブジェは。フェイクだろ?
ホラー嫌いだったお前の趣味が増えたのか」
シ ゚ -゚)「"本物"だよ。
VRパークで欲を吐き出して廃人になった奴らを物理的に連れてきた。」
ヒト;゚ー゚)ξ『なんの…ために…?』
シ ゚ -゚)「マリの、ためだ」
-
ヒト゚ー゚)ξ『マリちゃんの…ため?』
シ ゚ -゚)「そうだ。あの肉塊どもを使って、ひとまずマリを仮に復活させる。
あんなケガレた奴らでは、マリも不本意だろうからな」
Σ;`・д・´)「死んだマリの為に、生きていた人間を死体の山にしたっていうのか!?
狂ってる!」
─少年。
汚れ役は、私が。
ユ▽д▽ダつ-l----
ユダが迷いなく曲刀で首を刈り取ろうとする。
シ ゚ -゚)つ 「部外者は黙ってろよ」
念動力、サイコブラストで壁に貼り付けられる。
とユ;▽д▽タつ ゙「ガ!」
ヒト゚ー゚)ξ『ユダさん!』
シ ゚ -゚)「啓自。お前相変わらずの正論ばっかのイイ子ちゃんだな。
それで誰かが救える事もあるだろうさ。
では、俺の心は?」
Σ;`・д・´)「…マリは、死んだ。
死んだ人の為に生きている人を…」
シ ゚ -゚)「こいつらはクズだぞ。
強い仲魔でテロがしたい、ハーレムを作りたい、人から奪ってでも金が欲しい。
そんな欲にまみれた奴らがオムパロスに魅入られて、勝手にソウルを抜かれただけだ。
俺は奴らを殺してなんていないよ」
-
ヒト゚ー゚)ξ『オムパロス?』
ユ;▽д▽ダ「ファントムが用意した、ソウル集積用のプロジェクトの仮名だ。
まさかもう始動していたとはな…」
シ ゚ -゚)「死者の魂が集まるユグドラシルとは違って、生者の魂を集めるシステム。
誰の心も痛めない、実に合理的なもんだ。
マヌケのビビりを装ってパラダイムに潜入してた時に見つけた時は、行幸だった。
魂ぶっこ抜かれた抜け殻を回収すればいいだけだからな。」
Σ#`・д・´)「お前ッ!」
つと
シ ゚ -゚)「ほらな、そういうとこ。
お前が聖人君子じゃない証だ。
人殺しを咎めるくせに悪魔は平然と殺す。
そして俺も許せないから殺す。そうだろ?
ま、俺にはマリアの加護があるから殺されないがな」
Σ;`・д・´)「…」
シ #゚ д゚)「マリの墓参りにも来なかったくせにッ!」
ヒト;ー;)ξ『マリちゃんが亡くなったのは悲しいことだと思うよ…
でもあの時はみんな忙しくて…』
シ -)「忘れてもいいっていうのか。家族ぐるみの付き合いだったのに」
シ ゚ -゚)「長かった。気が遠くなるほどに」
https://pbs.twimg.com/media/F1o7YnvaQAAHfVr.png
-
Σ;`・д・´)「なんのことだ…」
シ ゚ -゚)「マリが死んでから、来る日も来る日も。待ち続けてたさ。
天海市に引っ越して来て。
リーダーに会って。うるさいランチの小言にも頭かいてごまかして。
ガキのユーイチも適当にいなして。
ハッキングの腕を磨いて、眉唾ものの死者蘇生の方法を探し続けたさ。」
ユ▽д▽ダ「…見つけたのか」
シ ゚ -゚)「ああ、見つけたとも。
人間の屑肉を集めて、濃縮させ一人の人間にする。
それを何度も繰り返し…いわば濾過して俺はマリを取り戻す。
他人の魂なんか清いマリには不要だ。
だからソウルだけを必要とするファントムソサエティとは、獲物の取り合いもないってことよ。」
Σ`・д・´)「お前もファントムも…同じだ。
人の命をなんだと思ってる?」
シ ゚ -゚)「極論言えば、自分と愛する者以外はゴミカスだろ。
マリは俺だけを助けて慈しんで愛してくれた。
だからマリが死んだあの日から…俺がおぼれ死にかけた時が動き出した。
俺はマリを失った時点で、心は死人なんだよ。
死人に道理を解いてどうする。仲魔にでもするつもりか?」
https://pbs.twimg.com/media/F1tux8xaMAAqp5G.jpg
Σ`・д・´)「…今からでもやめるんだ」
シ -)つ 「もういいさ」 ズドン
https://pbs.twimg.com/media/F1uT5tfaYAA0lhE.png
巨大な棺桶型COMPが振り下ろされる。
シ ゚ -゚)「ルゲイエは視界を奪い、
ゴッギーは奴らを噛み砕き、
バグスは闇に奴らを放り込んでしまえ。」
https://pbs.twimg.com/media/F1utiiUaUAAYxVl.jpg
-
「げへへへっ!」
『Dis-PALYZE』
ユ;▽д▽タ 「かたじけない…痺れが取れた…」゙
と
すんでのところで、妖虫ゴッギーの丸かじりを避ける。
Σ`・д・´)「ユダさん、無理しないで!
これはあいつと俺たちの問題だ!」
ユ▽д▽ダつ-l---- 「そうはいかん…ムサシ殿のソウルが叫んでいるのだ!
─死者の冒涜を見過ごすな、とな!」
シックスは棺桶に乗ってくくく、と薄笑いをした。
シ ゚ -゚)「冒涜?愛する人を蘇らせたくて何が悪いんだ。
オーブリーもマリの死を引きずってああなってんだろ?」
Σ`>д・´)「なに…ぐっ!」
テディベアを醜悪にしたような妖獣バグスの攻撃を受けてしまった。
ネミ゚д゚)つ 「このやろ!ジオンガ!」
回避させてケージへの追撃をカットする。
シ ゚ -゚)つ 「動揺したな。
死々葬送」
>仲魔達がCOMPに戻った!
シ ゚ -゚)「サマナーとしての『冷静』さが足りてないんじゃないか?」
-
>二上門
(■│■)「鎮静剤を打った。落ち着いたかね」
シ ゚ -゚)「ここは、どこだ。マリは」
(■│■)「ブラックマリアのことは残念だった。
私がもっと早く間に合えば、裏切者諸共一網打尽にできたものを。
まぁ君の落ち度ではない」
「なんだ、その子供は。
いつからうちは託児所になった。」
玉座に座る男の声がする。
顔は見えない。
(■│■)「カドクラ。
この少年は、ファントムの反抗分子に襲われていたのだ.。
仲魔は悉く虐殺され、次はこの子の番だった。」
「…そうか。ユダも?」
(■│■)「そうだ。奴も噛んでいた。
仕留めそこなった獣は大きいな」
「まぁ俺の羽化の邪魔にならなければ、そのガキも置いていていい。
俺はまだ眠い」
(■│■)「一つ報告を。
オムパロスが、別勢力に切り倒された」
「なんだと…では魔王にソウルの回収を急がせなければな。」
シ ゚ -゚)「マリは」
(■│■)「君のブラック『マリ』アが無敵でなくなったのは、VRパークのオムパロスが倒され
ソウルエネルギーの供給が立たれたからだ。
つまりはお友達のおかげだ。」
シ ゚ -゚)「なんだと…俺は何をすればいい
奴らへの、報復と
マリの、復活を」
https://pbs.twimg.com/media/F15Hj_zakAE8iKp.jpg
-
ユ▽д▽ダ パペププー
つJ
Σ;`・д・´)「教えてくれ。オーブリーと何があった?」
シ ゚ -゚)「あかね台で会った。
チンピラにお前と家族の殺しを依頼してたみたいだな。
喧嘩売ってきたんで秒で殺したから、詳細な契約はわからんが。>>547
感謝してほしいもんだね、まったく。」
Σ#`・д・´)「また、人を殺していたのか…!」
シ ゚ -゚)「勘違いするな。
『マリ』が勝手にやった事だ。
それにチンピラどもの自滅。
俺は敗残兵一人に安らぎを与えてやっただ」
ヒュン
https://pbs.twimg.com/media/F1x80RsaQAELIRe.png
シ -)つ パパパパパパン
https://pbs.twimg.com/media/F1x81paagAABQEm.png
ユ;▽д▽ダつy=
-
Σ;`・д・´)「ユダさん!?」
ユ;▽д▽ダつy= 「おしゃべりが過ぎたな。致命的だ」
Σ`・д・´)「なんだ、あの触手は!?」
ユ▽д▽ダ「妖樹エスの力を魔晶にし、弾丸に込めた。
これによる反作用で、殺人衝動の自我が抑え込まれればいいと思ったのだが…
予想以上に心の鎧が硬かったか…」
https://d2-megaten-l.sega.jp/d2-megaten-l/devil_img/Medium/dvl_ic_m_es.png
ヒト;゚ー゚)ξ『いや思いっきり触手出てましたよね!?殺す気ですか!!』
ユ;▽д▽ダ『…いや、まぁイドに浸食されて体中から触手生えてきて死ぬよりマシだから!
申し訳ない…』
シ ー゚)「いや、いいぞ。
これだ。こうでなくては。
悪魔よりサマナーを先に始末する。実に合理的。
甘ったれの啓自にも教えてやってくれよ、なぁ」
https://pbs.twimg.com/media/F1x-W67aYAAoOtb.jpg
恐ろしいことに、細身の男はまだ意識を。
いや、命を保っていた。
-
シ ゚ -゚)「だる。
でも、マリの為だからなあ…」
https://pbs.twimg.com/media/F1yPNdtaIAAugUV.png
シックスは軽々と、棺桶を持ち上げてみせる。
Σ`・д・´)「フッ!ハッ!」
つ と
必死に、妖虫ゴッギーと取っ組み合いをする。
https://pbs.twimg.com/media/FU8b-sbaUAA-ZIx.jpg
シ*゚ー゚ルつ 「メ・ディア!」
仲魔が送還された直後に、すかさずユダが呼んでいたのだ。
Σ`・д・´)つ-l---- 「そうか!ありがとうユダさん!」
『造魔召喚』
雷神剣で敵を薙ぎ払い、GUMPを握る。
Σ`・д・´)つy=つ 「来い!ヴード!」
(-W-)「…(ラク・ンダ)」
https://pbs.twimg.com/media/F15HibUacAElYsH.jpg
シ ゚ -゚) 「少数精鋭で来るかあ。
つと 葬送も燃費悪いんだよね…」
ユ▽д▽ダ「君も、サマナーだろう?
その大きいCOMPはなんなんだ?
よほど大容量のメモリーでも積んでいるのか…血の匂いがするぞ。」
シ ゚ -゚)「中で砕いて攪拌してんだよ。
生きた屍どもをな。
んでヒトの形に形成して、マリの体を仮に造り上げる。
あとはソウルをぶちこめば…くくく!」
ヒト;ー;)ξと 『うぷ…!』
つ
-
ネミ;゚ー゚)「ちょっと吐かないでよ!あたしの体で!」
Σ;`・д・´) (ヒトミの体なんだが…)
シ ゚ -゚)つ 「よっこらしょっと」
棺桶の上に腰掛ける。
シ ゚ -゚)「せいぜいそいつら相手に頑張ってくれよ。
ちなみに、俺を殺ってもそいつらは送還されないぜ。」
https://pbs.twimg.com/media/E98z8V8UYAIs0CR.jpg
ユ;▽д▽ダ「どういうことだ…あり得ない!」
シ ゚ -゚)「俺の仲魔じゃないからだ。
どっかから湧いてきた、便利な奴ら」
ヒト;ー;)ξ『そうか…幼少期のシンゴくんを守る為に呼び出された悪魔なのね…
結局は私達が生み出したのと同じだわ』
ユ▽д▽ダつy= 「では三匹のあとに君を始末する!」 ドン
シ ゚ -゚)つy= パン
散弾の一撃が、スタームルガーにかき消される。
ユ▽д▽ダ「なんのカラクリだ!」
シ ゚ -゚)「ここは俺の城だからな。俺とマリの世界。
侵入をわかってる強盗相手に、万全の居住者が負けるわけねえだろう。」
ヒト;゚ー゚)ξ『そんな…私たちはシックスくんを助けようと…』
-
ヒト>ー<)ξΣ;`・д・´)「あぶなっ!」
つと
ケージが、銃口からヒトミをかばう。
シ#゚ -゚)つy= 「いい加減イラつかせんなよ。今更余計なお世話なんだよ。
あの頃はマリのことも顧みなかったくせに。
今更になって聖人ぶって踏み込んでくるな。
─俺だけ悪者かよ」
シンゴの怒りに呼応するように、悪魔達が活発化する。
「キヒヒッ!」
傘で浮く悪魔が、アイオンの雨を降らす。
== とユ▽д▽ダ 「頼んだぞ!」
と
シ*^ー^ル「心得ておりますわ」
『Me-Dia』
氷結無効のハイドアーマーを着込んだユダが、同じく氷結無効特性を持つシルキーに
回復の指示を出す。
(@熊@)「ガア嗚呼アア!!」
ユ;▽д▽ダつy= 「ぐ!」
熊と虫の暴れ攻撃と噛みつき攻撃を食らうユダ。
返しに散弾銃サイド・バイ・サイドで侵攻を食い止める。
ユ▽д▽ダ「ガン・ビームか」
シ ゚ -゚)「〜♪」
-
シ ゚ -゚)つy= 「マーキング・ガンも役に立つもんだな。
あんたは俺との私情がないぶん、厄介そうだ。
真っ先に消えてもらうことにするよ。」
Σ;`・д・´)つ 「ユダさん!」
カジノで買い貯めたソーマを使う。
ユダの体のペイントが消える。
ユ▽д▽ダ「ありがたいが、無駄遣いをするな!
つy=と どうやら感電などは効くらしい。
連携して一気に仕留めるぞ。」
Σ`・д・´)「はい!」
つ-l----
ユ▽д▽ダ(まずはあの傘悪魔だ。
奴に凍らされ、他二体に回避不可状態で砕かれるセオリーだろう。
その前に…)
ネミ゚ー゚)「わかったわ!!」
Σ;`・д・´)「声がでかい!!」
シ ゚ -゚)「…?」
『MOVE』
魔法タイプのネミッサが前に出る。
ネミ゚ー゚)つ 「くらえ…」
「シャアッ!」
ゴッギーの噛みつきを、ケージが雷神剣で牽制する。
ユ▽д▽ダつy= 「狙いは…きさまだ!」
-
ショック・シェルによる電撃銃撃が、ルゲイエの胸を穿つ。
死には至らないが、感電により動きが止まる。
ネミ゚ー゚)つ 「ジオンガ!」
続いての電撃魔法。
さしもの魔法耐性を持つ夜魔も、無防備に受けざるを得なかった。
Σ;`・д・´)つ米 「これなら当たるッ!」
施餓鬼米を投げつけると、雨降らしの夢魔は浄化され消え去った。
ユ▽д▽ダつy= 「もはや隠し通すこともあるまい!畳みかける!」
つ
残る敵が動く前に、散弾銃を乱射する。
Σ`・д・´)つy=つ 「展開!」
『魔神召喚』
シ ゚ -゚)つ 「チッ」
ネミ゚ー゚)つ 「させるか!」
最低限におさえた威力のジオが、シックスの帰還魔法を阻害する。
次の行動。
Σ`・д・´)つ 「だああああああ!」
つ-雷----
逆袈裟の要領で、二体の悪魔を斬りつけ感電させる。
( ・三・)つ 「ユダ様のご要望とあれば!」
Σ;`・д・´)「えぇ…」
シ ゚ -゚)つ 「死々葬送!」
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