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リゾナントブルーのMVからストーリーを想像するスレ 第160話

377名無し募集中。。。:2021/01/17(日) 23:28:37
あけましておめでとう!

378名無し募集中。。。:2021/03/08(月) 22:10:59

-------

岸に上がり、水を背にして、思わずそう口にした。
長い黒髪を靡かせた涼しい目元のその人を、野中美希はそう呼んだ。

心臓が早鐘を打つ。
水を纏った己が、水を操る彼女へ、歩み寄る。
この場所が何処であるかとか、なぜ急に水底へ叩き落されたのかとかいう疑問が、一瞬で消え去る。
今、目前に広がっている希望へと、縋り寄る。

逢いたかった。
ずっと、追い続けてきた。
言いたいことも、聞きたいことも、数多あった。
共に闘ったのは、僅か1年のことだ。その中で多くのことを学んだ。彼女が旅立ってからも、ずっとその背中を見てきたつもりだ。

「野中ちゃん」

久し振りだね。と笑う彼女に、飛び込みたくなる。
このまま近づき、両腕を広げてぎゅうと抱きしめれば、その温もりを感じられる。
温もりに触れたい。彼女を知りたい。彼女がこれまで歩んできた時間を、共有したい。

その距離になるまで、あと少しという所だった。
美希の脚がぴたりと止まる。まるで地面に根を生やしたように、動かなくなる。

「野中ちゃん?」

379名無し募集中。。。:2021/03/08(月) 22:12:14
小首を傾げる、彼女。
「鞘師里保」その人であると、認識している彼女。
少なくとも美希は、そう思っている。そう、思って、いた。

はず。
なのに。

一歩ずつ、後退していく。
何かが、警鐘を鳴らす。ぴりぴりとこめかみが熱くなる感覚を知る。
目の前に佇む現象を紐解くために必要な「解」を探し始める。
先ほどまで自らが沈んでいた水底が、静かに呼吸を取り戻す。魔窟のように、罠の口が大きく開く。

「野中ちゃん―――」

3度目の名前を呼ばれた後、確かに、残念。という声が、聞こえた気がした。
いつの間にか、彼女は“水の刀”を手にしていた。
それは勢いよく振り下ろされ、地面が割れていく。
咄嗟に左に避ける。此処はどこだと考えを巡らせる。

野中美希は、自らが溺れた場所を思い返す。
水を口に含んでしまったが、しょっぱくはなかった。海水ではない、真水だ。ということは湖なのか。
ちらりと目だけでその方向を見るが、湖の大きさがどれほどのものかは分からない。

380名無し募集中。。。:2021/03/08(月) 22:12:52
再び彼女に目を向ける。
水の形を自由に変える“水限定念動力(アクアキネシス)”。水が枯れないよう、記憶の中の鞘師里保は、常に、闘いの場ではペットボトルを携えていた。
が、今は武器となり得る広大な水は、すぐそこにある。
あの場に落とされたら勝ち目はない。そうなれば、あの“水の刀”から距離を取るのが得策か。
いや、この場所が何処か分からないのに、当てもなく逃げ回るのは不利だ。
何より自分は方向音痴だ。知らない場所で迷子になるなど、目も当てられない。

「あなたは、誰なんですか?」

思考は全く纏まらなかった。解を引っ張り出す時間と、ヒントが欲しい。
まずはセオリー通り、情報を得ようと口を開く。

彼女は首を傾げ、「うちだよ?」と笑う。
笑うと目がなくなってしまうほどの、細くて鋭い目元が、好きだった。
「本物だよ」と彼女は言う。右手の“水の刀”は離さないまま。

「知っていましたか?本物は、本物だよ。なんて言わないものですよ」

考えろ。考えろ。考えろ。
思考こそ、自らの大きな武器となると、野中美希は思っていた。

381名無し募集中。。。:2021/03/08(月) 22:13:31
彼女は大げさに両手を広げ、マジックに失敗した奇術師のように、おどけた。
奇術師は、そのタネを明かされれば、自ら幕を引かなければならないと聞いたことがある。
彼女もまた、それに倣うように、「何が、ダメでした?」と口にした。

ざわり。と、何かが動く。それが一体なんであるのか、野中美希は即座に理解した。
先ほど自らが溺れた湖から、水柱が勢いよく立った。まるで龍が天に向かって昇るようなその様に唖然とする。が、自然と足が動いた。恐怖に立ち竦まずにいてくれたことに、深く感謝
しながら、美希は走り出す。
水柱は矢となり、美希へと降り注ぐ。冗談じゃないと、必死に逃げる。

次々と落とされるそれを紙一重で避けたと思えば、彼女が目の前に立ちはだかる。
“水の刀”が振り下ろされる。美希は咄嗟に左手で彼女の手首を抑え込む。力と力が拮抗する中、彼女が下がる。
すぐに体勢を立て直す。息が切れる。水の中に居たように、呼吸が続かない。落ち着けと言い聞かせる。
「なに、言ってるんですか」と、絞り出す。

「全部、ダメですよ」

強がりは風にあっさりと攫われる。あまりにも薄っぺらくて、彼女は笑う。

「最初、騙されてたじゃないですか」
「騙されたフリですよ。演技です」

誤魔化すようにそう言うと、彼女は肩を竦めたあと、「初めまして。野中さん」と呟いた。
直後、彼女の周りに水のカーテンが広がった。カーテンは閉まり、かと思えばすぐに開き、敬愛する鞘師里保の顔は、見たこともない「少女」へと変貌していた。

382名無し募集中。。。:2021/03/08(月) 22:14:11
ああ、やはり。と思うと同時に、それでもなお、ぞくっとした。
幼さが残る顔立ちだが、そこに纏う雰囲気は、鞘師里保と似ていたのだ。
だからといって、その名前を呼んでしまうのは、なんと愚かだろうと思う。

まさかそれが、この少女の能力だろうかと、疑う。
可能性はある。これまで何人もの能力者と闘ってきたが、自分の予想を超えた力を持った相手も多かった。
“変身(トランスフォーム)”、あるいは“複写(コピー)”、“擬態(ミミクリー)”…あらゆる可能性を視野に入れる必要がある。油断すると首を刈られる。

「野中さんは、水は好きですか?」
「……」
「私は、好きですよ」

まずい。と思ったときには遅かった。
再び、水の中へ落ちた。なぜ息を吸っておかなかったのかと後悔すると同時に、普段意識して呼吸することはないよなと、どこか冷静に思う。

野中美希は水の底へと落ちる中、再び思考する。
紛れもなく、此処は水の中だ。呼吸はできない。口の隙間から泡が出る。酸素はない。
海水ではない。水が汚れているようには思えない。自然界のものとするには、あまりにも綺麗だ。
プールの水か?であれば塩素が強いはずだが、それも感じない。

383名無し募集中。。。:2021/03/08(月) 22:15:00
水。水。水。
辺りを埋め尽くす、水。
沈む。ゆっくりと、落ちる。
人間は何分、呼吸を止められるのだろう。確か世界一の記録は20分以上だと聞いたことがある。
強靭な肺を持っていれば、せめてその半分でも保てるだろうかと、また無駄なことを思う。

酸素。酸素が欲しい。
思わず求めて顔を上げる。途端、鼻に水が入る。痛みが来ることを堪えた。
が、それは訪れなかった。呼吸ができないのでツラさに変わりはないのだが、覚悟していた鼻の痛みがない。
そんなことなど、どうでも良いと思考を転換しようとするが、なぜかそれが頭に引っかかる。
違和感の正体に気付けない。あと少しでそこに辿りつけそうなのに、肝心な部分にもやがかかっている。思考力が著しく低下しているせいだと自覚した。

水に落とされて何分経っただろう。まだ1分も経っていないかもしれない。それでも美希の呼吸はもう限界に近かった。
脳に酸素がいきわたらない。あと数分で死に至るかもしれない。
諦めるなと、手を伸ばす。キラキラと光る水面が、遠くなる。

水の使い手。水柱。鞘師里保。偽物。
“水限定念動力(アクアキネシス)”。“水の刀”。“変身(トランスフォーム)”。“複写(コピー)”。
呼吸できない。痛くない、“水”。

384名無し募集中。。。:2021/03/08(月) 22:15:38
これまでの出来事を振り返りながら単語を並べると、思わず、「あ」と言いそうになった。口から泡が漏れ、視界を埋め尽くす。
確証はない。だが、確率は低くない。
野中美希は、思い切り、左足で、水を蹴り上げた。

「―――此処から、出して!」

まるでそれは、言霊のようだった。
深く深く美希を奥底へ沈めようとしていた見えない力は一瞬で消え去る。代わりに何かが、水面へと押し上げた。

「なっ…!」

野中美希が見たものは、少女の驚いた顔だった。
まるで鳩が豆鉄砲を食ったようとはこのことだと思う。
それはそうだろう。先ほどまで水底に居た美希が、水柱の上に立ち、自分を見下ろしているのだから。
美希は、小声で「wow」と呟く。その声は、少女には、届かない。
水柱からひょいと降りると、即座に柱は崩れ、形を失った。

「やっと能力が分かりましたよ。偽鞘師さん」
「……」
「あなたの能力は」

奇術はこれまでだと、真実を突きつけようとしたのも束の間、彼女は美希に“水の刀”を振り下ろしてきた。
ミステリーの醍醐味とも言える謎解きを邪魔されたが、確かに饒舌に話す状況ではないなと、美希は応戦する。

385名無し募集中。。。:2021/03/08(月) 22:16:23
「今すぐっ…」

まずい。と思う。
先に言葉を吐かれると、厄介だ。
だが、何を言うべきか、迷った。この場に相応しい言葉が、浮かばない。

「貫かれろ!」

相対しているにもかかわらず、美希は振り返った。
中空に浮かぶそれは、算数の授業で見たことのある円錐のようだった。鋭い先端が、美希へと向かってくる。
美希は少女に向き直る。距離を取ろうとするその手を掴み、引き寄せた。
バランスを崩した彼女が、美希へと凭れ掛る格好になる。そのまま素早く体勢を入れ替え、背中から羽交い絞めにした。

「っ…離してっ!」

円錐は真っ直ぐに、美希へと向かう。すなわち、美希の前で盾にされている、彼女へと。

「こういうの、死なばもろとも、とか言うんでしたっけ?」

美希は左腕を首に押し付け、両手首を交差させ、鋭く力を込めた。
彼女は拘束から抜け出そうと必死に暴れるが、美希は構わずに首を締め上げていく。
円錐が角度を変えて美希を貫くか、あるいは彼女ごと己を貫くか、はたまた彼女が落ちるのが先か。
どうか、どうか後者であってくれと祈りながら、美希は彼女の呼吸を奪う。

386名無し募集中。。。:2021/03/08(月) 22:17:23
彼女がガリガリと美希の腕を掻き毟る。
皮膚を貫き、肉がむき出しになり、血が溢れる。
これが生の証だと、美希は知っている。
何度も奪ってきた、命の、声だ。
同情も、謝罪も、できない。
ただ、自分は背負っていくだけだ。目的を果たす瞬間まで。
命を奪ってきた者たちの想いを、恨みを、生きていたかったという叫びを。


「手を離してください、野中さん!!」


あと数秒で、落ちる感覚があった。
腕を掻き毟る力が弱まり、脚をばたつかせる音が段々と遠くなっていった。
最後の力を込めようとした刹那に響いた声に、思わず振り返る。
なぜ、此処に?と疑問が浮かぶ。と同時に、何かを理解する。まさか。と思うが、口にしたくはなかった。

「もう勝負はついています」
「……」
「野中さん―――」

必死に抵抗していたのに、親に諭されるような気分だった。
美希は彼女から腕を解いた。漸く呼吸を取り戻した彼女は激しくせき込みながら地面に伏す。
先ほどまでこちらへ向かっていた円錐は、もうなくなっていた。
それと同時に、あれほど広がっていた水も、跡形もなく消えている。
確証はなかったが、どうやら彼女の能力の認識は間違っていなかったようだと納得しながら、「それで」と口にした。

「どういうことか、説明してくれるよね、かえでぃー…」

己の名を必死に呼んだ加賀楓は、右目を前髪で隠したまま、肩で息をする彼女を見つめた。
すっと膝を折り、ぽんぽんと肩を叩く。そしてやや乱暴に仰向けにさせ、顎を持ち上げる。気道を確保しているようだ。
その様子で、美希はやはり、今起きている状況を把握せざるを、得なくなった。

387名無し募集中。。。:2021/03/08(月) 22:20:35
>>170-175,378-386 ひとまず以上です

約1年前に書き始めたやつの続き次回ラストです

388名無し募集中。。。:2021/03/10(水) 22:27:53
おお!緊迫感ありました!

鞘師さんに雰囲気の似たあの子・・・ なのでしょうか?

1月以来書き込みが無いのでもう何も起きないのかと思っていましたが
( ・e・)<ありがたいねー

389名無し募集中。。。:2021/03/15(月) 21:15:18
-------

「どこらへんで気付いたんですか。北川の能力」

北川と呼ばれた彼女を、加賀楓は背負って歩いた。
気を失っているのか、それとも疲労でただ寝ているだけなのかは判別がつかない。
涼し気な目元や綺麗に通った鼻筋は、やはり鞘師里保を思わせるが、近くで見れば見るほど、似ていないと思う。
いくらそれが能力のせいであったとしても、不完全なチカラに惑わされたことを、美希は恥じた。

「鼻が痛くなかったの」

それは、美希の脳裏から最後まで離れなかった疑問だった。
人間の身体は6割以上水分でできているというが、それが必要な塩分などを含み、最も近しい濃度は0.9%と言われている。
水道水やプールの水は塩分0%であり、この高低差により、人間は目や鼻で水の痛みを感じる。
それが、彼女―――北川莉央の攻撃では感じなかった。

「息はできないのに鼻が痛くない水。それって0.9%の生理食塩水しかないけど、それにしてはしょっぱくなかった」
「それだけ、ですか?」

390名無し募集中。。。:2021/03/15(月) 21:16:20
それだけだと言いたかった。
そのたった一つの理由から真実に辿り着いたと言えたら「先輩」としての面目も立つだろう。
だが、嘘を吐けないところもまた自分らしいと「水に2回も落とされたからね」と続けた。

「いくら油断してるからって、何もない場所や遠くにあるはずの水に落ちることある?それも2回も」
「まあ…確かに」
「一瞬その子が鞘師さんに見えたから、最初は“変身(トランスフォーム)”かと思ったけど、そうじゃないね」

楓が何か言う前に、美希は、言った。

「“水限定幻影(アクア・イリュージョン)”―――合ってる?」

“水限定幻影(アクア・イリュージョン)”。
そう考えればいくつもの辻褄が合った。
野中美希が最初に水に落ちた時もそうだ。そもそも美希は、水に落ちたわけではない。落ちたように思わされていただけだ。
北川莉央は、水に纏わるさまざまな事象が現実に起きているかのように錯覚させることができる。
美希は水の中で溺れたと思わされ、水柱に追われ、最後は円錐に貫かれそうになった。
ある調査によると、人間は物事の大半を視覚で補っているという結果が出ている。目隠しをして食事をすると、自分が何を食べているのかが分からないこともあるそうだ。
そうした情報を認知する視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚に影響し、幻影を見せる能力だと美希は仮定した。
事象が発生したのは、全て「水」に纏わる何か。
そうであれば、“水限定幻影(アクア・イリュージョン)”と考えるのが自然だ。

391名無し募集中。。。:2021/03/15(月) 21:17:11
タネが分かれば、あとは破るだけだが、莉央のチカラが不完全だったからだと、美希は分析していた。
これは幻であると分かっていても、その状態から逃れるのは容易いことではない。
あの時、呼吸は奪われ、視界も水で覆われていた。いくら幻影だと見破ったところで、本心から、己を信じないと、抜け出すことはできない。

ただ、戦闘が始まって15分以上経っていた。あの時点で莉央の能力者としての力量は定かではなかったが、2度連続で水に落とすというやり方は戦闘の組み立てとしてはいささか早すぎると美希は思った。まるで勝負を焦っているようにも感じられた。
加えて水が鼻を痛くしなかったこと。完全に「水」を再現てきていないという証だ。
それがつまり、莉央が闘い慣れていない、能力を使いこなせていないという仮定に結びついたのだ。
確率は、五分五分だった。正直、幸運だったと、思う。それが分かっているから、情けない。

「さすがですね…1個も捕捉することないです」

楓は目を細めて笑い、よいしょと莉央を背負い直す。
「じゃあ、今度は私が質問するよ」と美希は確信を吐く。2度目の質問。今度は、逃さない。

「その子は、新しい共鳴者なの?」

答えやすいように、Yes・Noの2択となる質問を用意した。
楓は立ち止まり、振り返る。沈みかけた夕陽が、彼女の表情を見えにくくする。思わず目を細めるが、彼女がゆっくり頷いたのは、分かった。

392名無し募集中。。。:2021/03/15(月) 21:18:34
「譜久村さんが、半年前に出逢ったそうです。それで」
「それで人知れず隔離して、戦闘員として指導してた?」

被せるように吐いた言葉はひどく冷たかった。そんなことを言うつもりはなかったが、この状況では、その言葉しか出てこない。

美希にはある確証があった。
なぜこの場に加賀楓が居るのか。たまたま通りかかったわけではあるまい。
そもそも北川莉央が同じ共鳴者であれば、仲間である野中美希に攻撃を―――しかも奇襲をしかける意味はない。

「テストだったんでしょ?」

再び、Yes・Noの2択となる質問をぶつけた。
楓は、何も、言わない。
それが、答えだ。

「共鳴者として加入した北川さんの試験。相手は私。監視役がかえでぃー」

演習ではない。これは、実戦という名の試験だ。

「それを仕組んだのは」
「仕組んだんじゃありません…譜久村さんは、野中さんたちに」

393名無し募集中。。。:2021/03/15(月) 21:19:28
「待って、たちってどういうこと?」

美希の追及に、楓は自らの失言に気付いた。踵を返す前に、美希に回り込まれる。

「たちって…私のほかに……」

楓は目を伏せる。その意味を、理解する。

ああ。と天を仰ぐ。一体どうして。何がしたくて。
考えを巡らせようとするが、もう、何も出てこない。
思わず彼女の胸ぐらをつかんで詰問したくなるが、それが無意味だともわかっている。
あくまでも彼女は監視役だ。「先輩」が「新人」を殺さないための。

「……新しい共鳴者は、何人なの?」

聞かなくても分かっているのに、美希は問うた。
果たして同じ答えが、返ってきた。

394名無し募集中。。。:2021/03/15(月) 21:21:12
「北川を入れて3人です。監視役は、私と横山、そして森戸さんです」

それはつまり、新しい共鳴者の残り2人が、それぞれ、牧野真莉愛と羽賀朱音と一戦交えているということだ。
あの2人はどう闘ったのだろう。もう終わったのだろうか。果たして無事なのだろうかと、思う。

闘いの勝敗がどうであるにせよ、監視役から聞かされたこの話を、どう、受け止めているのだろう。

野中美希は深く息を吐き、楓の前に立って歩き出した。
太陽が沈みかけた西の空は、薄明かりの幻想的な色に染まっていた。
水色と紫と、ピンクとオレンジ。不可思議なマジックアワーの空の下、野中美希と加賀楓は、ゆっくりと喫茶リゾナントへと歩いていった。

395名無し募集中。。。:2021/03/15(月) 21:23:32
>>170-175,378-386,389-394 以上「幻影の空」

1年前に書き始めたので北川さんの能力はテキトーです
15期はもちろん大好きですがどうしても12期に肩入れしたくなっちゃいます

感想ありがとうございました!

396名無し募集中。。。:2021/03/15(月) 22:14:36
おお、意外にもシビアなシチュエーションですね。譜久村リーダーの思惑も気になります。

そして他の2組の物語も語られるのでしょうか?

397名無し募集中。。。:2021/03/30(火) 10:09:20
めいちゃんほまたんと横やんちぃちゃんですか
能力が楽しみなのでぜひそちらのほうも笑

398名無し募集中。。。:2021/03/30(火) 10:09:57
めいちゃんほまたんと横やんちぃちゃんですか
能力が楽しみなのでぜひそちらのほうもわ

399名無し募集中。。。:2021/03/30(火) 10:11:04
二重書き込みすみません泣

400名無し募集中。。。:2021/07/04(日) 15:00:31
やっと追いついた…コロナ過でなんとなくハロプロから離れてて気がつけば1年もリゾスレに来ていなかったorz

15期やビヨの新たな作品も増えて一気に読んでしまったwやっぱりリゾスレは良いね落ち着く。

続きの作品を待ちつつホゼナント

401名無し募集中。。。:2021/07/12(月) 23:36:09
ホゼナント懐かしい・・・

402名無し募集中。。。:2021/07/13(火) 14:48:09
知ってる人今どれくらいいるんだろ?新狼に移ってから保全の意味なくなっちゃったしね

403名無し募集中。。。:2021/09/01(水) 20:13:12
まだ?w えりりんネタで書く人いないかな?w

404名無し募集中。。。:2021/09/03(金) 21:41:33
えりりん結婚したみたいだね
某作者さんショック受けていなければ良いんだけど。。。個人的にはいい人に出会って良かったなって思うけど

405名無し募集中。。。:2022/03/15(火) 00:26:58
まだ見てる人たち居るのかな?
えりりんおめでとう、凄い縁だけど、結婚できて、良かったね(涙)

何か書きたいなあ。

406名無し募集中。。。:2022/06/09(木) 19:15:11
テスト

407名無し募集中。。。:2022/06/09(木) 19:15:52
書き込める!!

408名無し募集中。。。:2022/11/14(月) 10:23:46
久しぶりに来てみたけど、さすがに新作来てないかぁ。。。またチャットで作品について語りあいたいわ

409名無し募集中。。。:2022/12/06(火) 01:03:32
今年も終わりますね。
ちょくちょく見ながらどんな話を書こうかなっていつも思ってます。
思ってるけど以前より書く時間が減りまして…。
かえでぃーも卒業しちゃうからなんか、時を感じます(涙)

410名無し募集中。。。:2022/12/06(火) 01:04:28
これを見てたら皆さんまたお話してください ノシ

411名無し募集中。。。:2022/12/10(土) 13:54:39
>>410
ホゼナンター生存確認!今日は数年ぶりに娘。コンLVで観てきます。かえでぃーの最後の勇姿目に焼き付けてきます。
あと、らいりーがどんな共鳴に目覚めるのかも楽しみ。


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