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ビカラと幼児プレイ

10名前なんか必要ねぇんだよ!:2022/02/19(土) 20:40:22 ID:9HcbuPeg
「おぎゃー! ばぶー!」

 ビカラは天井を虚ろな目で仰ぎ。赤子の鳴きまねを繰り返していた。
 外す瞬間、ビッ、という強めの音を出したオムツから現実逃避するように。

「あばばばばば」
 
 むわ、と臭いが広がり、それが自分に達した時に顔をしかめたビカラはそれ以上に至近距離はどうなっているかを想像したのか、ひいいと赤子を忘れてうめいていた。
 今回はオムツ交換はせず、生活なタオルと入れ替えるだけ。
 それでも肌に触れて、お尻を持ち上げると尺取り虫のように跳ね上がり手伝ってくれていた。

「これは夢これは夢あたしは赤ん坊でお父さんとお母さんが――」

 じっとりと重たいオムツは早々に捨ててしまう。
 そして汚物が付いた下半身を掃除するのだ。
 そして。

「……あっ。ぅ……あっ、これ、ほんとに。……んぅ、あたし、全部見られて、ひっ、あっ」 

 柔らかな布をまず、広く当てる。
 肌に吸い付きラインが浮かび、湿気の濃淡が形として目の前に出てくる。
 それだけで熱がうつり手のひら全体にじんわりと汗が滲むようだった。
 へそ、お腹はアウギュステからしばらく遠ざかっていたからか生白く。股間は蒸れて、この短時間でかぶれているということはなくてもなんだか赤く茹っていた。

「ぁ、あの、あ、違っ、違くて。……あ、すごいぞわぞわって、あたし、これ、怖、っ、怖いんです、けど」

 手首を返すように、ゆっくりとぬぐっていく。
 あてた布の上から指先五本で周囲は優しく、中心は、強く。

「……ぃ……ひっ、今かすって、かす、あ、そこ汚れて、るから、だめ、あっ、ひゃっ!」

 ぎゅう、と。
 ふとももが閉じた。
 ビカラの腰が浮いて、細い足が全力というふうにじゃれて、またほどける。

「……ぅ、あ」

 布の汚れは内側に畳み込むように片付けても、それが逆効果であるのかもしれない。
 ビカラは自らの恥垢がこびりついたものを歯をかたかた鳴らしながら見送って、これ以上ないほど顔を赤らめていた。

「あの、いつもは綺麗にしてて――というかさっきからあたしの話、聞き流されてるぅ……」

 意識すると男女的な感情が浮かぶために、極力無視する。
 ぱっと閉じられた足。
 視線から逃れるようにねじった腰がお腹周りの細さを強調する。
 体をそらし気味にすると骨がかすかに浮かび、子どもっぽさを見せつけてくる。
 足のゆびはぎゅっと握られたまま。
 そんな姿を横目で見ながら肌に優しいパウダーを手にまぶし、さらさらを隙間なく広げていく。
 え、という声はこの先を予見したのだろう。
 かかと同士をぶつけて、ジンと痺れるような音を鳴らし、ビカラは顎を引いてこくんと唾液を飲み込んだ。

「さっ、ささささすがに直接なんて、そんな。……あああの、ぇえっと……ありません、よ、ね? ちょっ、ちょ、ちょっと待っていただっ、心の準備がございまし、てっ! あっ、あ、これさからえな」

 ふ、と。
 足にそっと手を乗せただけで、ビカラは口を閉じた。
 閉ざされた足の隙間をそのままに体育座りの足のように三角に寄せてから、広げていく。

「…………ぅ」

 ぐい。
 短時間にこもった熱がふわりと香った。
 ほんの少し赤らみをにじませた。ビカラの秘奥が目に入る。
 足を広げても下品に広がることなく、縦の筋から何か脱することもなく彼女の基質のように隠れた秘肉。
 肉付きは年相応。膨らんでいるようにも見える土手。
 彼女の浅い呼吸に合わせて大げさに膨らむお腹と、真っ赤な頬とを順番に見上げて。
 指を伸ばした。

11名前なんか必要ねぇんだよ!:2022/02/19(土) 20:40:43 ID:9HcbuPeg
「ひゃぅ、ぅ……」

 ぷに、と。しっとりと柔らかな肉が返ってくる。
 同時にひゅっ、と溜めていた呼吸が弾けて、時が止まったような呼吸はまた位置からタービンを回すようなさまだ。
 大陰唇を描くように滑らせると、ビカラの腰は逃げるように左右にずれて、動けないままにシーツにわずかにくせを付けた。
 また、触れる。
 滑らかな肌の中にざらつきを探すために。絵具を重ね塗りするように。

「……ふぅー……ぅ……ぅ、ぁ」

 一度、二度。肉の輪郭をとらえて、徐々に狭く、芯へと。

「……あ! そこ! そこ、だめっ……で、す。恐くて自分でも、あひゃうっ! いや、あ……あ、ぇ? 今、あたし。腰、うい、て」

 ぴくっ、と大仰に。
 ビカラの体は電撃でも流されたように反射で奥歯を慣らし、ベッドのばねを使うように跳ねた。
 困惑のまばたきをして、下半身をみようと体を起こそうとして、失敗していた。

「……え、と? ……あれ、あたし」

 かりかりと指先でシーツにできた皺をぱち、ぱちと弾く。
 ビカラの肉体のうち、彼女の理想のとおりに動くものはないようだった。
 指令が渋滞している脳はぱちりというリズムに合わせて強烈な瞬きを引き起こし、うん? と繰り返すように顎を引く。

「あっ」

 縦の筋をなぞる。
 ぴ、と指の腹で優しく。しかし最後に弾くように実を撫でると、ビカラの体が何度も浮いた。

「――ひっ、いっ!? ひゃ、わっ? なにこっ、あれ? ぇ? これ、こわ。……で、すっ、おとうさ、あ゛っ」 

 片手を差し出し、ベッドシーツを歪ませる手を握りしめる。
 ビカラの腕に攣ったような筋が浮かび、全力だった。
 爪が乱暴につきたてられ、形のいい整えられた楕円に朱が混じる。

「……ぅ゛、う゛ー……うっ……ぃ、い゛っ!」

 陰核をほじくるように、皮を押しのけ磨いてゆく。
 わずかに見えたピンクがやや強すぎ、赤くなっているようにも見えた。
 がくんと跳ね上がり中途半端な腹筋の姿勢のまま、濁った声を漏らし、未知の感覚にうめいている。
 浮かんだ涙は溜まって流れる前に滴として、状態を起こす衝撃ではじけて落ちた。
 
「……――かはっ!」

 ビカラは完全に体を起こし、長座体前屈のように体重を前に流し、目を見開いていた。
 額には汗が滲み、しかしそれは垂れることなく黒い髪をあちこちに貼り付けとどまっている。  
 どろり。
 とうっすら見えた穴から体液が漏れた。
 膨らんだ粘液が膨張し形を保てなくなるように。

「……ぅ、あ?」

 遅れて、洗い流すように。
 ビカラのおしっこがちろ、と一筋透明に流れて。
 ぴゅっ、と一度小さく、弱弱しくも孤を描くことに成功して、それだけ。
 弛緩した尿道からわずかに残ったものをちまちまこぼすように。
 体液の上をなぞるように、乾くとどちらが早いかと、押し流すこともできない量が落ちていった。

「…………ぇへ、へ♡」

12名前なんか必要ねぇんだよ!:2022/02/19(土) 20:53:25 ID:dqJ1WHWY
行為の一挙一動の描写が緻密でブルっちゃうよ……

13名前なんか必要ねぇんだよ!:2022/02/19(土) 21:15:11 ID:9HcbuPeg
 ……あああ、ぁの、団長さん。……あたし、その、ですね。……あ、この前のはとても前向きにとらえられたといいますか、感謝しています、です。
 えと、何か不満があるというわけでもなくて、ですね。……あくまでその、私的な問題と言いますか、そそ、そのぉ、……え! ぇえと、その。……き、昨日! おと、団長さんに起こしていただけるという夢をみまして。
 あっ、いえ、ごめんなさい。……あと、出演料とか、そういうのは後でご用意させていただきますのでご容赦のほどを、みたいな、じゃなくて、でして。
 うう……脱線がひどい……あっ、はい。……あー……うん、よし。
 お! お漏、らしを。……ですね。してしまったようでして。いや、片付けたの自分ですし、嫌悪感よりさみしさが、なんて、いえおかまいなくわすれてください。
 それでそのぉー……団長さんに。団長さんに、うん、よし。人前でとか本当にヤバい。あ、撫でられながら粗相をしてしまったよう、でして。
 夢、夢でです。起きてるときとかさすがに。ない、ない、よね? いやぁまさか。……あ、手おっきい。じゃなくて、ぇえ、と。その、なんだっけ、でしたっけ? あは、は。
 あっごめんなさいごめんなさいっ! ……夢でのおもっ、粗相の話です。よし、よし。
 もちろんあたしが悪いんですけど、けど、その、育てた責任、的な? そのですね? そのぉ、やっぱり、続きが、必要? などと、思いまして、です。
 そっ、それでっ! えと。……あー。……今度、お時間があればのときでよろしいのでー……そっちのトレーニングのお手伝いとか、お願いできたら、なぁー……なん、て。
 あは、は。
 ……あっ気持ち悪いこと言ってごめんなさい忘れてください死にます。 

 という後日談。
 かしこみかしこみ恐惶謹言とビカラのお辞儀の角度はどんどんと深くなっていって、最後は前屈をするようだった。
 ともあれ。
 その後にビカラが夜尿症を治すまでにしばらくの間同衾することになったのも。彼女がげっぷを上手にできるようになったのも。
 彼女の成長のためには必要なことだったのだろう、きっと。

14名前なんか必要ねぇんだよ!:2022/02/19(土) 21:43:43 ID:uEO7UASo
続き始まってる!

15名前なんか必要ねぇんだよ!:2022/02/19(土) 23:34:07 ID:m0WXzlyk
ビッキーモードになったらどうなるんだろう

16名前なんか必要ねぇんだよ!:2022/02/20(日) 02:38:46 ID:W0U7fuEc
「やあ! 団長!」

 ある日のこと。
 何の気なしに艇を歩いていると、声が響いた。
 目をやると小集団の中にひときわ輝きを放つ少女が一人。
 陽光をそのまま映したような髪を揺らし、ビッキィが手を振っていた。

「うんうん、挨拶は大事だからね!」

 そんな彼女と、他のみんなと挨拶を交わしていく。
 まず名前を呼ぶと主役のビカラは最初は自慢げに。しかし順を追っていくたびに片目だけ開いたウインクもどきの思案気な様子にと変化する。
 挨拶が軽い会話へと進展しそうな頃。彼女は思い出したとばかりに背筋を伸ばし、あっ! と大きな声をわざとらしくあげた
 
「っと……こほん。……そう! 団長との約束があったのを忘れていたよ!」
 
 ビカラはうっかりしていた、ごめんねという言葉を周囲に振りまき、くるくると回るようなしぐさをして見せた。
 ひとしきり愛想をふりまくと今度はちらとこっちに目をやり、スキップするような調子で一歩。周りと壁を作るように立ちふさがり、そして。
 そ、と。
 服のすそをつまんできた。

「あー、今日は団長がぼくを独り占め、ってやつだね! うんうん」

 軽い口調で、顎をあげて、喧伝するように。
 皆の死角では指先にきゅっ、と力が入る。
 それ以外はただの天真爛漫ないつもの姿であり。
 これは、彼女のおねだりの証だった。

「女子会はまた今度、だね。すっかり忘れててさ。ごめんよ」
 
 振り向きひらひらと手を振る姿はいつものビッキィである。
 彼女が一歩先導して、追従する形であり、他のみんなとはせわしないお別れだった。
 後ろでは軽口が聞こえる程度で別れればすぐに違和感なくまた、一つの世界ができあがる。

「よーし団長! それじゃあいこっか!」

17名前なんか必要ねぇんだよ!:2022/02/20(日) 02:39:42 ID:W0U7fuEc
 明るい声。
 まっすぐ道を直進。人の波に逆行するように部屋へと向かう。
 曲がり角を一つ、二つ。
 そのあたりでビカラはゆっくり、横を歩くようになっていた。
 部屋が近付くとさらに少し足がつっかえるように遅く、合わせようとしてもわざとらしくスス、と下がってゆく。
 そうして一歩後ろを、ビカラが追いかけてくる。

「…………」

 部屋が近付くとビカラの口調は極端に減っていった。
 うつむいた顔にネズ耳はしおれたように地面を向いて、ドーマウスの音だけが仰々しく廊下に響きわたる。

「……ぇと、見張り、お願い」

 扉が閉まると同時。すぐさまドアに鎖の絡む音が聞こえ、キシキシと絞るような振動と埃だけが舞い上がって、あとはおしまい。
 部屋に二人。ビカラは、無言で服を脱ぎ出していた。
 派手な袖やアクサせりーを外し、靴も脱ぐ。
 上着を外し、折り畳み。スカートをやや震える手で脱いでは片手でつまみ、わざわざ両手で丁寧に重ねてゆく。
 そうして、ベッドの上に彼女の服が積み上がっていく。

「……っ」

 そして、下着姿のビカラは目を強く閉じて、息を吐いた。
 あまり飾り気のないその姿は一皮剥げば、という自己評価の表れかもしれない。
 服を綺麗に折り畳み、その頼りのない下着もついにと脱いでいく。

「……ふぅ。……ぅ」

 隠すことなく、やや地味な下着を一番上に乗せて。
 わざとらしいほどにうやうやしく、ビカラはその作業をゆっくりと行っていた。
 ひざこぞうを床につけて、反った背中のラインを見せつけるように。
 靴も今思い出したとばかりに拾い上げ、中の埃がないか執拗に全裸で確かめ。カッ、と強すぎるほどの音を立てて横目でうかがうような目つきを一度。
 そうして最後に、こちらに向かい直った。

「……ネズ耳、お願い、します」

 ビカラは背筋をぴんと伸ばしていた。
 のけぞる、といってもいいその姿勢は乳房も、いまだ毛の生えていない股間も隠すことはなかった。
 慣れていないのか胸だけ張って、首の位置に困ったような様子である。
 そんな丸出しの、目と同じくらい頬を赤くした彼女の付け耳へとそっと、手を伸ばす。

「あっ。……ぇと。……もう少し、髪の色、戻るの。も、もうちょっと待ってて、もらえますか」

 ネズ耳が離れるのを惜しむように首が前に傾き、背伸びをするように足先に体重が乗った。
 そして髪の色だけにビッキィの面影を残し、彼女はいくばくかの時間をその姿のまま過ごした。
 手は後ろ手に。
 腰のあたりで組んでくい、と突き出して。しかし足は内またで自分の足の親指でもう片方のそれを押すような一人遊びを繰り返している。

「……あ」

 髪色が、ビカラの素のものに戻る。
 それに合わせて緊張をほぐすように体を猫背に丸めかけて。
 また、ふんと胸を張って見せた。

「……おおお、おっ、お願い、します」

18名前なんか必要ねぇんだよ!:2022/02/20(日) 02:42:52 ID:W0U7fuEc
 今行っているのは、ビカラの身体検査のようなものだった。
 子供の成長を親が見守るのは当然、という理屈は彼女の中で矛盾なく成立していて。
 だからこその、全裸。

「顔にお肉とか、ついてませんよね。自分で触ってもわからなくて。……どうぞ」
 
 うみゅう、という声の最後にぷふーと息が漏れる。
 頬を撫でて猫にするように頬をつまんだのだ。
 マシュマロのように柔らかく、指に産毛がひっかかるようなこともない。
 もちろん、脂っぽさもなく。ただただ頬の熱さだけが気になった。

「ウエストとかは大丈夫だと思いますけど。……あ、筋肉と脂肪は別、だとか、なんだとか。……だから、その。つまんだり、押すといいそう、です」

 お腹はへその横あたりをつん、と押して確かめた。
 むんっ、という声は腹筋に力を入れたのだろうか。
 見た目にはやや縦に筋が入った程度。押し込むととたんにひゃわ、とビカラは一歩下がってしまった。

「あ、いや。……その、くくすぐったくて。……ごめんなさい」

 つまんでさすって、なでて。
 それが下にまで及ぶと腹を打たれたように彼女はかくりと腰を曲げて、ひ、と。
 一言だけ声を漏らしてあとは知らん顔をして、しようと努めているようだった。
 けれど。
 ぴん、と乳首が勃起している。そして内またをしきりにこすり合わせているのが見えた。
 太ももの内側をつい、と愛液が伝いかけるのを潰して、うっすらと糸を伸ばしている。
 
「……毛はその、まだ、なんですけど。指で刺激したら、生えてくるんですかね」

 下腹のさらに下。
 毛穴もなく、まっさらで水着の処理が楽そうなそんな肌。
 腰を突きあげる姿は見やすいようにだろう。
 両の伸びたつま先の内右側だけがかくりと曲がって、あうあうと一人自爆していた。

「ぐふっ。……いえ、ダイジョブです。ほんとに。……日差しとかも注意してるんですけど。肌荒れがないかとか、自分じゃ見えないですし」

 上半身だけで後ろを見つめるようにくるり胴体を回し、見せつけるような背中よりも腰のくびれの方に目を奪われた。
 肘をあげて行われたそれはムダ毛ひとつない腋も丸見えである。
 ひゃうっ、と背中をなぞられて奇声を上げているビカラは。触れられるという行為にだんだんと熱を覚えているようだった。
 デリケートラインに触れるだけで、何かを想像しているのか軽く震えて熱を発散するように首をもたげて細い息を吐く。

「……ふぅ。……そ、それじゃあ、その。……し、刺激は肌に、悪い、そうなので。おおおお願い、します」

 ビカラの体を端端まで調べて、脳内にただ記録するだけの作業。
 たとえ最後には指先から肘までびっしょりと粘ついた体液で濡れて、腕をふるえば数m先まで水滴が飛ぶとしても。
 日常の、ただの一ページなのだった。


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