[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【誕生日スレ】今日は何の日?【総合】
611
:
Republica de Venexia
:2015/05/23(土) 01:15:16 ID:???
5月23日はハインリヒ5世が死去した日です
>>562
で即位した神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世は、長らく続いていたローマ教皇との叙任権闘争で妥協し、
>>294
のヴォルムス協約を締結しました
この叙任権闘争の最中、ドイツではフェーデが頻発していましたが、これは諸侯権力を強めることとなりました
諸侯間の激しい戦いのなかで自由な農民や貴族はその生命や財産を単独では守り切れなくなり、領主に頼るようになったのです
この領主たちの下で自由人は封建化し、国王との伝統的なつながりは断ち切られていきました
この過程ので有力貴族はますます強大化していき、大公や辺境伯の地位を得、国王に対抗し得る勢力へと成長しました
その代表例として、諸侯がドイツ王ハインリヒ4世に対抗しカノッサの屈辱をもたらしたのは
>>448
で見た通りです
そしてこの諸侯による国王への圧力はハインリヒ5世死後も見られました
ヴォルムス協約から3年後の1125年5月23日、ハインリヒ5世は死去しました
ハインリヒには子がおらず、ここにザリエル朝は断絶しました
新国王選出の国王選挙では
>>512
で見たホーエンシュタウフェン家のシュヴァーベン大公フリードリヒ2世が有力候補で、彼はハインリヒ5世の甥であり、相続権に基づいて立候補することができる血筋でした
しかし諸侯はフリードリヒの選挙を妨げ、血統の原理を無視し自由な国王選挙の原則強行を決定したのです
こうして混乱の最中ザクセン大公ロータル=フォン=ズプリンブルクが選挙され、同年8月にロータル3世として即位することとなったのでした
本日はザリエル朝の命日です、お悔やみ申し上げます
参考文献
・木村靖二編『世界各国史13 ドイツ史』山川出版社、2001年
・菊池良生『神聖ローマ帝国』講談社、2003年
・ハンス・K・シュルツェ、五十嵐修他訳『西欧中世史事2 皇帝と帝国』ミネルヴァ書房、2005年
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板