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5巡目のしりとりスレ

1名無しの厨二能力者:2014/07/08(火) 13:56:44 ID:EJGqNb/A0
俺たちは忘れない

353名無しの厨二能力者:2015/05/08(金) 03:33:33 ID:/uAV7kCA0
ダイフクでも食べるかね、お嬢さん?
そちらのお二方にも何か用意しよう、遠慮なく行ってくれたまえ

「船長、東洋のお菓子にはまりすぎですぜ……
 ほら見てくだせえ、ちょいと引かれてる」

うまいのに何を嫌がっているのか……まあいい、ひとまず晩餐と行こう
肉や魚はいろいろ、野菜も豊富にあるから好きなものを食べてくれ
話は後で落ち着いて、だ

さあお前らも席に着け
楽しむとしようか!!

354名無しの厨二能力者:2015/05/09(土) 00:29:41 ID:lXA.QJc20
華美な装飾だ、実に美しい

(……食器に毒を仕込んだ席は……見つけた……あの席だ)
(手筈通りに行けば例の要人があの席に座ってぽっくり逝ってくれるんだろうが……)
(万が一無関係の者が座ればすぐに煙幕球を巻いてその混乱に乗じて直ぐ様に奴を仕留める、か…)

(…妙な胸騒ぎがする、突然の来客で席の入れ換えなんてことがなければ良いが……)
(……念のため、動き始めておくか…)

おやおや、そろそろ夕食の時間のようだ
それでは、私はこれにて失礼させていただきます

355名無しの厨二能力者:2015/05/10(日) 02:07:25 ID:6Sj6zzdY0
スミス〜、なんだよてめえ堅苦しいぜぇ?
仕事なんて忘れてパーッと行こうや、なぁ?
俺らは楽しく飲み食いしてりゃそれでいいんだからよ
おっ、ちょうどいい席が空いてるじゃあねえか!
てめえが好きそうな席だしあそこに座るといいぜ
接待は上の奴らに任せて、さあレッツ夕食!

356名無しの厨二能力者:2015/05/11(月) 21:55:10 ID:IQYKpMyg0
国敗れて山河在り、と言ったものがいた。
だが一度我々が衝突したとして、果たして山河は原型を保っていられるだろうか?
ましてや一国が滅ぶほどとなると、彼らの生命の保証は出来ないだろう。
人はいつしか、自然のパーツを逸脱した存在になってしまっていた。

357名無しの厨二能力者:2015/05/13(水) 05:05:05 ID:Z8eax1b20
たしかにそれは一理あるが、知っているか?
熟れすぎた果実は、やがて腐ってしまうのだよ
ある方の話だが、曰く、『いずれ夜が下りてくる』
滅びに続く道を、奈落への階段を、そうとは知らず進む

しかしこうも言っていた・・・『朝は必ず訪れる』
これらを夢想と笑うか、真実だと畏れるか、それ以外か
どう受け取るもすべては自由だ・・・お前もいつかは知るさ

358名無しの厨二能力者:2015/05/13(水) 12:32:06 ID:AS9vwJiI0
さもありなん、かたるまでもなく あさとよるはくりかえすもの
されど このものがもうすように、ひとがしぜんをいつだつしたこともまたじじつ
なれば、しぜんのせつりにくくられぬのも、またどうり・・・

くにがほろぼうと、さんががさらちにかわろうと、ひとはすでにしぜんからはずれている
なれば、いまいちど ひとをつかって、われらのだいりせんそうときょうじてみよう

ゆうきゅうのときのなか、ただかんさつするだけにもあきた
さぁおのおのがた、こまをえらんでかごをさずけよう・・・いまいちど、えいゆうをつくろうではないか

359名無しの厨二能力者:2015/05/13(水) 16:30:15 ID:juqxkYGE0
斯くして、運命はまたしても【英雄たる者(主人公)】を物語に運ぶ

滅びとは万物がいつか迎える、抗うことの許されない約束された事象
それを必然と云うのだとしたら、《摂理》は『彼等』に呪いを授ける
最期の瞬間に始まる彼岸の旅路には、決して安寧など訪れないだろう

「やあ、旧友の皆々様 ここはひとつ、僕も物語に入れてもらおう」

360名無しの厨二能力者:2015/05/16(土) 04:10:09 ID:Bwc9BNq.0
嘘みたいだけれど不思議と信じられるんだ、あれは夢なんかじゃないって
彼は自分を『白の観測者』だと言っていた…それがなんだか僕には分からないけれど

この力は『観測者の加護』って言っていたよ、人々を導く為に与えられたらしい
だから僕はもう弱虫じゃないんだ・・・僕は行くよ、選ばれし者の使命を果たす為に
白の加護を与えられた勇者として!

361名無しの厨二能力者:2015/05/16(土) 13:34:10 ID:I6tGNsMY0
敵は二体で、いずれも大した力を持たないものだ
といっても、何の力もない人間を殺すのに一分もいらないのだけれど
さて、挨拶を前にひとまずお手並みを拝見しよう
『加護』を受けた勇者・・・僕が命を預けるに値するのかどうか、ね

362名無しの厨二能力者:2015/05/16(土) 14:54:19 ID:mrykI.TM0
眠りの時だ
恐れるな『偽りの加護』を受けし者よ、その内に秘めし恐怖とその肩の荷を下ろせ、安らかに眠らせてやる

……そして、貴様だな…
貴様らが始めた茶番劇に付き合わされ、我が父と母は、命を落とした…!
あの日の事を忘れたことは一度もない…!貴様が高台から笑みを浮かべてあの惨劇を見ていたあの日を…!
……今度は貴様が地獄に落ちる番だ、こんな下らない争いは此処で終わらせる

……それと、勘違いしてもらっては困る
俺はもう、あの時のように一人じゃなければたったの二人と言う訳でもない

…伏兵部隊!奴等の左右に矢を放て!挟み撃ちで仕留める!

363名無しの厨二能力者:2015/05/16(土) 17:45:45 ID:pQ8fVfLI0
瑠璃色の輝きを右手に、藤色の煌めきを左手に
胸元には黒曜の揺らめきを携え、戦場を駆けろ【黒き加護の宝玉騎兵隊】

この程度の攻撃で私の能力を破ろうなど、侮られたものよ
戦いの舞台に上がったからには、かつての友が相手でも容赦はなしだ!

364名無しの厨二能力者:2015/05/18(月) 16:50:29 ID:joSZ/yXU0
『第一に、私が正面から向かって左右に矢を放たせる、そこからは…………』

「……時間だな」

木の枝に佇む鷹は空へ発つ、その身体は黒き翼、その頭は白き羽衣
木の枝に佇む一人の男は鷹と共に空へ駆ける、風と木の枝に煽られた黒い服と共に、その銀色の眼差しを光らせながら

『お前が奴を仕留めるんだ、これは、お前だけにしか出来ない大仕事だ』

空に飛び立ちながら鷹は爪を後ろに立てる、今その首元を掻き切ろうと
空に駆け、男は刃を構える、その眼光は全てを切り裂こうと

慈悲もなく、死肉を食らうだけだった筈の禿鷹が殺意を持って戦場に姿を表した瞬間

その【革命の刃】は、加護を食い千切り、神をも殺す剣と成る

『たった一匹の鳥葬』と呼ばれ、血も涙もたった一人の男に貪り尽くされた、長い戦争、革命の始まりだ

365名無しの厨二能力者:2015/05/19(火) 16:22:15 ID:/qVw82Oc0
騙して騙して騙しまくること十余年
いつしか、『騙り鳥』の名は空へ羽ばたいた

そして今、加護なき双鳥が密やかに合間見えることになる
革命という闘争を無理矢理にでも終端へ運ばんとする意思によって

「私はシがない詐欺師でございます故、剣も槍も握れませぬ
 されど鳥の名を冠す者として、この戦という空で踊りましょう」

これは、加護を受けし者達と受けざる者達の、それぞれが生きた物語
水平線へと消え行く白き翼は、果たして結末を知っているのだろうか

366名無しの厨二能力者:2015/05/24(日) 10:17:31 ID:xaKgHPNQ0
カナリアの加護、私が彼に与えたのは『言葉の力』
白黒ハッキリつけてお仕舞いじゃぁつまらないでしょう?
勿論、どっちつかずの灰色じゃぁ『観測者』としてオハナシにならない・・・

彼自身に力は無い・・・誰かを先導する事や、自ら戦える様な加護は与えていない
だけれど、彼の『言葉』には・・・私の加護が根付いているの
ヒトからヒトへ、国から国へ、いずれ彼が倒れても・・・『言葉』はどんどん膨らむの

フフフ・・・・「しがない詐欺師」とは良く言ったモノね・・・
言葉に"死が無い"のは、あたりまえじゃないの・・・
極彩色に輝け、飛べ、踊れ、歌えカナリア
もっと激しくもっと煩く、闘争を!戦乱を!
フフ・・・フフフ・・・終るには、まだまだ早い

367名無しの厨二能力者:2015/05/25(月) 00:55:55 ID:d0fWkCwA0
……嫌な女だ
争いを煽るだけ煽って、自分は外側の特等席で見物か
まあ僕も他人のことをとやかく言える立場じゃあないがな

戦乱の時代はまだまだ続く
鳥が墜ち、花が枯れ、獣が塵になっても終わらない
僕達のような存在が消えて無くならない限り、決してだ

さあ、次の演者を舞台に運ぼう
蠢く影はしなやかに、海原を血に染めてゆく
鮫の名を持つ彼に、ご登場を願おうか……

368名無しの厨二能力者:2015/06/21(日) 10:40:01 ID:9M.gRP.k0
かなしい

369名無しの厨二能力者:2015/06/25(木) 14:50:58 ID:2sYWUDm20
いつからだろう、彼が泣き始めたのは
いつからだろう、僕が彼と話さなくなったのは
いつからだろう、母が僕を彼から遠ざけ始めたのは
いつからだろう、父が彼と目を合わせると殴るようになったのは
いつからだろう、皆が彼を責めるようになったのは

今日で何度目かになる外からの衝撃が耳障りだ
くそっ、また間に合わないと言うのか!この事象を止められる算段はあったのに!
あの頭の固いジジイ共め、今更俺を頼ったって遅いのに!
まぁあいつらの最後を見届けるのは余興だったよ…ふふ…ふはは…ハハハハハハハハハハハハハハッッ!!


彼と最後に会ってからどれほどの時が流れただろうか
僕はお札が何枚も貼られた重厚な扉をゆっくりと、開いた

370名無しの厨二能力者:2015/06/28(日) 12:32:14 ID:eiF2cJZE0
溜息だ、これで何回目だ?
実につまらないと言わんばかりの膨れっ面だな、欲求不満ここに極まりと言ったところか?

まぁそんなことはどうでも良い
欲求があるなら欲望を吐き出せば良い、不満があるなら満足するまで満たせば良い

俺ならば誰が相手だろうと支配できる
俺ならば誰であろうと好きに生き、好きに死ねる世界を作れる
…だから……

『Join me, Join the Rebellion』

『この俺に、お前の全てを賭けろ』

371名無しの厨二能力者:2015/06/30(火) 21:02:30 ID:3J8CiwMc0
ろくでなしが知恵と力を持った結果、狂った巨鳥、史上最悪の革命家……

彼に対する後世の評判は酷いものさ
彼の名を出せば誰もが口を揃えて彼を力にまみれた屑だの知恵と共に生まれた殺人鬼だのカリスマのあるキチガイだのと侮辱し始める
まぁかく言う僕もその意見にはあらかた同意見でね、彼の逸話はどれも不気味な物が多く、恐ろしくて仕方がない

そうだな、例えを出してみるならば…
彼が部下に気晴らしにと、ひょっこり町へと外出したときだ
彼はたまたま見かけた酒場に入り、奥から数えて三番目の客に近付いて

そのままなぶり殺した

ここまでなら単なる狂人、下らない殺人鬼で話が終わる
だが彼はそのなぶり殺した客の懐を探りだした、するとそこには手紙があったんだよ、なんの手紙だと思う?

それはとある国のお偉いさんに渡すはずだったとても大事な大事な手紙だ

そこから流れに乗るように彼の率いる組織はただの弱小組織から国一つを一睨みで一蹴できる化け物集団へと変貌した
その場にいた一般人には恐怖を植え付け、反骨心に溢れていた部下には敵わないと反逆を諦めさせ、彼はそのまま自身の目的を、革命なんなく果たした

ホラーみたいだろ?実際彼を題材にしたホラー映画はそれなりにある
彼は悪霊なのか実は神話生物ではないのかとまで言われている

彼は革命を終わらせた後、誰もが権力を良いように扱って世界を闇に陥れる、と思った
実際はそんなことはなく、彼自身の財産を持ってその町から去っていったそうだ
その後は彼の恐ろしさを身を持って知ってた者達が政治を懸命に治めた故に、特にこれと言って大きな争いもなく平和な町になったのは実に皮肉な話だよ

372名無しの厨二能力者:2015/07/02(木) 15:00:12 ID:Jaq2IFOc0
よくやった、と声がする
ふと見た自分の手は赤く、とても赤く
上を見上げるといつもと変わらない青空が広がって
求めるように僕の赤い手は青い空へと伸びていく
焦がれるように、手を伸ばす、力の限り
だが届く事がないのを僕は知っている
そして声がした
何をしているんだと、次を探せと
僕は操られるようにその言葉に従い始める
この声に対する怒りも憎しみも既にない
だって
何をしようと
何を望もうと
どんなに抗おうと
もう戻れないのだ
あの空には、あのどこまでも広く美しい世界には

決して

373名無しの厨二能力者:2015/07/05(日) 22:33:03 ID:OtDv9YhI0
抵抗の意思すら見せず大人しく捕まり
連行の途中で謎の心配停止、そのまま眠るように・・・か

納得出来かねる話しだな、一時期は当局を震え上がらせた殺人鬼だぞ?
数十人の特殊部隊を壊滅させ、名だたる賞金稼ぎを返り討ちにし
なおも止まらなかった化物が、陳腐な通り魔騒ぎを起こしてアッサリ逮捕
そして怪死・・・そんな馬鹿な終りがあるかよ

374名無しの厨二能力者:2015/07/07(火) 23:25:44 ID:xSKd8GpI0
よう、ついに気付いたのか?

ならば答え合わせと行こう
俺としてもまわりくどいヒントを与えるのは嫌いなんだ
正解はその陳腐な通り魔騒ぎさ
被害者は軽傷、単なる胸部の切り傷だけ

確かあの時の肉体は既に高齢、杖を突いて歩くのが精一杯な状態だったか?
世間では確か記憶が正しければ……賢い乱暴者、とかで騒がせてたこともあったな
そんな賢いと評判だった殺人鬼が己の限界を悟らずに仮にも一端の若者に何の考えもなしにナイフを向けると思うか?

乗り換えたのさ、その若者の肉体に

さて、察しの良いお前なら何故俺が此処に現れ、何故こんなことを教えてるかのか
そしてなんでこの机の上にナイフを置いているのか

もう、わかるだろ?


『Good night. Sweet dreams.』

『お前の時間は、俺が預かろう』

375名無しの厨二能力者:2015/07/21(火) 15:33:39 ID:oajvY3wM0
『ウルスラ 君の微笑みが眩しくて
意気地のない僕は 今日も
アメジストを溶かしたカクテルに揺蕩うのさ』

君も聞いたことがあると思う
七年前に一世を風靡したラブ・バラードのワンフレーズさ
これを歌ったある売れないシンガーソングライターは忽ち脚光を浴び……その一年後に怪死した
表向きでは事故死として処理されているけど、事故にしてはあまりにも不可解な要素が多すぎてね
謎が謎を呼び都市伝説に形を変えて、七年経った今でもこの街で囁かれている

「彼は名声と引き換えに悪魔に魂を売ったんだ」
「悪魔の正体はファムファタルだ」
「アメジストの目を持ったファムファタルに殺された」

依頼の内容は、これらの都市伝説の真実を暴くこと
事件の真相が人為的なものであるならば、あわよくば犯人の尻尾を掴むこと
捕獲できたなら報酬は上乗せ!


他に紹介できる依頼は……脱走した飼い猫の捕獲、浮気の調査、ベビーシッター……
こんなところだね。どうかな?

376名無しの厨二能力者:2015/07/25(土) 08:38:08 ID:mcnpd2No0
7年前の新聞記事、ゴシップ・カルト雑誌に至るまでとにかく情報を集めよう
勿論、例の曲も歌詞から楽譜まで暗唱出来る程に聴く事
それから・・・え?『なんでそんな事』って・・・そりゃ君が頭脳労働不得意なのは知っているよ?
けれども、チームとして今回の依頼は・・・

は?ベ…ベビーシッターを請けてきた?

一体何を考えているんだ!!何も考えて無いのか!?考えられないのか!!?
脳ミソ筋肉だとは思っていたけれど、ギルド窓口までの御使いすら出来無いのか!このド低脳がッ!!!

377名無しの厨二能力者:2015/07/27(月) 11:52:42 ID:kTgpM6Ng0
ってことは、だ……えっなに、アンタがガキの機嫌をとったり、そこのバカがおしめを取り換えたり、俺が飯を食わせたり……そういうことするのかい?
ハッハッハこりゃ傑作だなオイ。レディ、アンタはべろべろばぁでもしてみるか?

……どーすんだよ大将、ハッキリ言ってこいつはクールじゃないぜ
許してくれるならそこのバカの喉笛噛み千切りたいんだけどダメかね

378名無しの厨二能力者:2015/07/28(火) 12:37:32 ID:Yk/oTjXc0
寝ぇんねーん〜殺ぉ〜すぞ〜怒〜ろーりーよー
坊ぉやはー良ぃ〜子ぉだぁ〜はやーくー寝ぇーろぉー

……さて話しを戻そう、誠に遺憾ながら予定外のタイムロスを取り戻す為にも
調査と実働の同時進行で動いてもらう事になりそうだ…そして、更に遺憾ながら…ッ!!
私はッこの場からッ一歩もッ動く事が出来んッ!!!!
ああっ、よちよち起こしちゃったねー大丈夫でちゅよー良い子でねんねちまちょーねぇ・・・・・・

――では、解散だ

379名無しの厨二能力者:2015/08/03(月) 09:18:29 ID:1PCmq0Ns0
駄犬、聞いたぞ。お前のチーム今は子守りの仕事してるんだって?
泣く子も黙る能力者がガキのご機嫌とりかい?
お前も赤ちゃん言葉であやしてるかと思うと…意外とありか…いやいやいや、傑作だねぇ!

それで?もうそんな仕事を受けちまうところには愛想が尽きたんじゃないかい?
だ、だからその…お前がどうしてもっていうんならだ!え、えーと…
私が、その…コ、コンビを組んで仕事してやってもいいんだぞ!
お前は犬なりになかなかやる奴だし…私の力との相性も、悪くないと思うし…
こ、こんなこと言ってやるのは今だけなんだからな!

380名無しの厨二能力者:2015/08/03(月) 10:15:48 ID:sThoA8160
「なぜだか知らんが、咽返る様な春の匂いを感じたんだ…俺は鼻には自信があるのによぉ」
「能力まで狂っちゃったら俺はホントに能無しになっちまうだろう?だから、匂いの出所を必死に探したんだよ」

『プッククク・・・でぇ?アイツの話しもロクに聞かずに鼻をひくつかせたってワケだ?』

「それが…"春の匂い"はアイツから漂ってきてるみたいなんだ、不思議に思ってアイツの顔を覗き込んだら、益々匂いが強くなってきてさ…」

『ヒッ・・・フッ・・・う、うん、うん、そうかそうか、それは不思議だなあ?それでそれで?』

「だから教えてやったんだよ…お前こそ、サカリ付いた雌猫の匂いがするぞ って…思いっきりブン殴られたけどさ…」

『ぶはははははははは!!!!おい!!そりゃ災難だったなぁ!!女ってのはわからねぇなぁ?オイ!わはははは・・・爆発しろよクソ駄犬がああああああ!!!』

381名無しの厨二能力者:2015/08/09(日) 17:46:05 ID:qTgO1haE0
あーあ、あの子ってばまたあのバカ犬口説いたのね……あれのどこがいいんだか
ま、あの子も同じくバカってことなんでしょうね。腕はいいのに

それじゃ私はもう行くわね。今回はソロで動くことにしたから
子守りする気なんてさらさらないもの、そっちはお任せするわ
……まあ定期的に連絡は入れるから安心して
やり方はいつもの方法だから南側の窓だけ開けておいてね
三日経って何もなかったらトラブったと思って切り捨てるなり調べるなりしてちょうだい

……じゃあね

382名無しの厨二能力者:2015/08/11(火) 08:46:33 ID:0nlzxl/I0
狙った獲物は逃がさない
手にした得物は離さない
そう、仕事を終える瞬間まで

やあお嬢さん、ご機嫌よう
僕の歌に付き合ってくれたまえ

383名無しの厨二能力者:2015/08/14(金) 08:57:32 ID:deiEEWsU0
宴に誘われ惹かれた縁
得物を構えた貴方が獲物
仕事を追って迎えた秘め事

ん〜、今回の標的はファムファタール【悪女】だって聞いたから興味失せてたけれど
こんな素敵なオニーサンだったのね
良いよ!一緒に歌いましょう?
互いに喉が・・・

―――狩れるまで!!

384名無しの厨二能力者:2015/08/14(金) 10:11:57 ID:svdiYE9E0
『出会いはいつも突然のものさ
紙切れを乱雑に張っただけのチープな牢屋で退屈で怠惰な生活を送る日もあれば
その紙切れを引っぺがして僕に会いに来てくれた『奴』もいた』

とは言っても目先の事だけを真実と決めつけて自分で考えようともしない
周りのしょうもない馬鹿共に辟易して新たな出会いを求めてわざわざ俺が探し回る時もあったな
『奴』のような逸材には滅多にお目にかかれないとは理解していたが……
こうも出会いが見つからないと過去への愛しさを感じるよ

それと悪いが、今のこの喉は『奴』と同じぐらいにはお気に入りなんでな、ただではやれない
非常に惜しいが今回の出会いは自己紹介と言う形で区切らせていただこう
次に会うときは…
そうだな……革命家、乱暴者、殺人鬼、歌手、そしてファムファータル
そんな者の魂が揺れそう歌でも教えてくれ


『See you again.』

『また共に歌おう』

385名無しの厨二能力者:2015/08/15(土) 07:22:40 ID:fXG1Aj0E0
動かざる天秤を、しかし僅かに傾けることができる者
彼の者に名はなく、人はただ思い思いに名付けるのみ

主な例を挙げるのなら、それは【運命】に他ならない
還らざる存在に壁たるせせらぎを越えさせるのは悪戯か

今はただ、我々は見守ることしかできはしない

386名無しの厨二能力者:2015/08/15(土) 08:34:12 ID:7asbRwL20
依頼内容としちゃ完遂とは言い難いが、まァ一応達成って事で報告しておくぜ?
お前等なら完全解決してくれると思ったんだがなぁ・・・
ぁ、そうそう"もう一つの仕事"の、方だが・・・こっちは報酬にだいぶ上乗せが入ってるよ
クライアントは複雑な表情をしてたがね・・・フッフフフフ・・・

あの赤ん坊、とうとうお前等のボスを『ママ』って呼んだらしいじゃないか
ハッハッハッハ・・・とうぶん笑い話には困らんな、流石だよ、また一つ伝説を作ったな?

それじゃぁ、また次の機会に

387名無しの厨二能力者:2015/08/16(日) 10:32:23 ID:OH3JEhuU0
日常と日常の狭間を生きる闇の存在にも休息は必要である
滑稽な笑い話というのは悪くないと言えるだろう
笑っていられる内はまだ己も人の身でいると思える
戦いの日々は終わらない。だがこのような穏やかな時がまた来ることを静かに願う
我々のような罪深い存在の願いでも、願うだけなら神も許してくれるだろう
というか許せ

しばらくはこの手の中に、あの温かな感触がないことに違和感と寂しさを覚えそうである
……それにしても私がママというのは、正直どうかと思う

XX年X月X日


とある手記より

388名無しの厨二能力者:2015/08/16(日) 15:09:29 ID:j01EG83g0
りゅうじんさまは、なんこもいるの
いろんないろで、いろんなばしょにおうちがあるでしょ
みんなとてもつよくて、とてもえらいの、おうさまよりえらいのよ
でも、だれがいちばんつよくていちばんえらいのかな

389名無しの厨二能力者:2015/08/16(日) 23:31:35 ID:FR5grm560
流れ竜、はぐれ竜、亜竜種、そういうものでも討伐隊が出る
まして棲み所を構えた龍は手におえない
さらに、龍神と呼ばれる古龍は、これもう災害と同じだからね
古龍同士が戦う事は無いさ、どっちが強いかなんて…きっと彼等は考え無いよ

さぁ、もうおやすみ

390名無しの厨二能力者:2015/08/17(月) 09:12:46 ID:vGvEDzes0
見ただけで分かるぜ……あんた、つえぇだろ?

391名無しの厨二能力者:2015/08/17(月) 22:30:28 ID:A7G5iCYI0
ロシアにいた頃、そう言って話しかけてきた男がいた
最初は妙なチンピラかと思ったのだが、実は違ってね
彼は確かに持っていたのだよ……【龍の使者】たるその証を
そして彼は、私を自らと同じ道へと誘った
君も知っているだろう? 使者がいかにして生まれるか
私は君が欲しい……可憐な姿を永久に留めたくて堪らないのだ

392名無しの厨二能力者:2015/11/30(月) 21:50:20 ID:QNbEbtYc0
抱きしめた途端、深い眠りの奥へと意識が散った
少女の夢見た幻想は、そうして永遠のものとなる

終わらない夏、それは爛々たる龍の瞳の中にこそ存在する
その輝きに射られたが最後、何人たりとも出られはしない

393名無しの厨二能力者:2015/12/02(水) 19:12:34 ID:CUkqB56Y0
今は、昔なのである

394名無しの厨二能力者:2015/12/12(土) 09:03:17 ID:1cI08SoA0
涙腺が脆くなっていけねえな、オッサンになると……
自分の愛した、何てむず痒い表現だが、そんな場所の衰退は悲しいぜ
だがよぉ、まだ終わったわけじゃねえ……そうだろう?

395名無しの厨二能力者:2015/12/12(土) 21:06:15 ID:lLLtr9pQ0
鬱陶しいと言うか女々しいと言うか、月日の流れが残酷な物ですね?
蛮勇とすら言われていた男が、自棄酒片手にうじうじと・・・
愚痴を吐ける脳ミソがあった事に、少々驚きを隠せませんよ
いつから"終り"を他人に委ねる様な、臆病者に成り下がったんです?
たった一人でも最前線で、道化の様に我武者羅で、結局みんなを巻き込んで
ねぇ、昔の貴方は"終り"なんて考えもしなかったでしょう?
愚直で、夢中で、短慮で、子供で、素直で、単純で・・・どこまでも馬鹿で
泣いているのですか?・・・ねぇ、ソレは・・・何に対する涙ですか?
もう一度、お尋ね致しますよ

貴方は、いつから"終り"を他人に委ねる様な、臆病者に成り下がったんです?

396名無しの厨二能力者:2015/12/13(日) 06:57:07 ID:LoiMDIho0
ステージは常にそこにあるし、キャストも今だって立っているはずなのさ
彼女は貴方を臆病者と呼んだが、僕はそうは思っていない
ただ貴方も彼女、そして僕もまた、ただ時代の波に飲まれただけのことだ

彼女の意見と僕の意見、何だかんだと言い合っていても、結局は同じだよ
終わりは他でもない皆の手で・・・でも勘違いはしないでくれ?
終わりとは動き出すこと、そして今こそ皆が集うべき時だ

397名無しの厨二能力者:2015/12/14(月) 07:06:33 ID:rZgp5uuk0
誰かと思ったらお前等か
もう諦めろよ

398名無しの厨二能力者:2015/12/14(月) 14:38:26 ID:cEN9IwcU0
よくないぜ、自分に嘘をつくのは。
じゃあ何であんたは今もここに残ってるんだ? あんたくらいの男なら、こんな箱庭を出てもっと遠くへ行けるのに。
あんただって本当は抗いたいんだろ。誰かに、否定してもらいたいんじゃないのか?

分かるよ。だって俺も同じだからさ。

このまま瓦礫と一緒に朽ち果てることを受け入れながら……けど内心では一条の光を諦めきれないんだ。
……あぁ、酒がなくなったな。マスター、おかわりをくれないか。

399名無しの厨二能力者:2015/12/15(火) 11:21:46 ID:53HyOFBk0
かえってきたらおはなしきかせてくれるやくそくでしょ
おさけくさいのはきらい
きょうはどんなおはなしをしてくれるの?
はやくきかせてよ

400名無しの厨二能力者:2015/12/15(火) 15:32:46 ID:VKWNmG620
よすんだ、お嬢ちゃん
そいつはとっても疲れてる

代わりにおじさんがお話を聞かせてあげよう
『天窓と女の子』の始まり始まり……ってもう寝たのか

401名無しの厨二能力者:2015/12/16(水) 14:57:01 ID:2H19QjVI0
変わりに聞いてやるよ、そのおとぎ話…いや、懐かしい昔話を
最初は…そうだな、港だ
あの波止場の話から聞きたいな

402名無しの厨二能力者:2015/12/17(木) 00:18:09 ID:koiNgVvA0
波の音、潮の香り、遠くない昔、確かに過ぎ去った思い出
まだ繁盛していた冒険宿、喧騒に包まれた酒場
新たに張り出された依頼、集まる視線・・・
――貪欲に睨む者、興味に染まる者、使命を秘める者、功名に滾る者、戦意を研ぐ者
最初に席を立ったのは誰だったか――

403名無しの厨二能力者:2015/12/17(木) 20:36:43 ID:uZQQKJPM0
侃侃諤諤、回山倒海、灰心喪気、夏虫疑氷、汗牛充棟――"か"、から始まる"それらしい言葉"など、いくらでもある。
しかし、私のキイボオドを叩く指は、"か"から始まる四字熟語を一通り調べ終わった時に、事切れたように止まってしまった。
その時の私の心情はこうである。つまり、夜の沼の濁るのと同じように、この昼の水のように透き通った心は混濁したのだ。
分かりやすく言えば、例えばそれは猛獣が集う曚い林の中で、幽く冥い睡魔に負けてしまう時のようになったのだ。
要は、白い球が黒い布に覆われて居るような気分、と言うことである。
平たく言えば、隠者が森を抜けた先の洞穴の中で、その大いなる智慧を湛えたまま頓死する、と言う事なのだろうし、
突き詰めて言えば、愚者が目の前に広がる崖に気付いたままに歩を進めるという事になってしまうのだろう。
またこれは、黒く黒く塗りたくられた画板に爪を立てる浮浪者の心情でもある。
とにかく私は今、キイボオドのホオムポジションに十指を置いたまま事切れているという事なのでしょうか?

404名無しの厨二能力者:2015/12/18(金) 07:16:19 ID:30qkKM0E0
簡単に言うと寝落ちだよな

405名無しの厨二能力者:2015/12/18(金) 10:31:31 ID:R5Ot4WaY0
名はそれを縛る鎖、あるいは閉じ込める檻、または翼を刈る刃である

故に私は名を捨て、私達は同一の存在として新たな始まりを得るに至った

されどそんな抵抗など些事にすぎないと、私達は後に知ることになる

鎖を解けば新たな鎖が現れ、檻を破れば外側にあるより頑強な檻を目にする

刈られた翼は元に戻らず、頭上に広がる黒い湖に女神は不在であった

この場所に辿り着く者がいるのなら、来た道を引き返すべきと忠告したい

与えられた世界を生きることこそが、我々のあるべき姿に他ならないのだ

406名無しの厨二能力者:2015/12/20(日) 19:30:22 ID:UpfZWn1s0
だからどうした、俺はこの先、これから先も俺だけの道を歩み続ける
この世に引き返せる道など存在しない、道は常に人の歴史と共に歩み続けるのだ
もし翼をもがれたなら今度は爪を研いで鎖を砕き続ける
神がいないのならば上等だ、そこで好き勝手に生きても誰も文句は言わないだろう
俺自身の事を何一つ知らん者に定められた鳥籠など、死んでも御免だ

407名無しの厨二能力者:2015/12/20(日) 22:40:07 ID:Fr1yKvxg0
だがら若いと、幼いと言われるのだよ
先達忠告通り、籠の外にまた籠、鎖が切れても檻の中さ
それは肉親であったり他人であったり、秩序であったり道徳であったり
自分の感じた限界であったり、果てには漠然とした諦念であったり

無駄な抵抗はおよしなさい、自堕落で安全な檻の中も良い物さ

408名無しの厨二能力者:2015/12/21(月) 00:26:39 ID:Px6kTtGE0
悟った賢い老人気取りか、椅子に座ってただ見ているだけの生き方はさぞ気楽で退屈なものだろうな
たが所詮、貴様はただの知ったかぶりでしかない、何故なら俺自身の事を何一つわかってないからだ
言った筈だ、例え俺の爪が折れようと牙が折れようと
俺はこの檻が錆びて朽ちるまでひたすら唾を吐き続けてこじ開けてやる
先に進むために目の前の者の首を焼き切れと言われれば俺は喜んで首を焼き切ってやる
人としての全てを捨てろと言われればその時は醜い幽鬼や亡霊と化してでも俺は前に進み続ける
無駄な抵抗、そう切り捨てたいなら勝手にしろ、だがこれだけは言っておく

俺の旅路を完成させるのは、他の誰でもないこの俺だ

409名無しの厨二能力者:2015/12/21(月) 13:36:18 ID:GaW.Pdao0
脱出は容易ではない、か
どこまでも続く合わせ鏡のように、籠もまたその果てを見せず……
なるほどな、例の手記にあった忠告はなかなか尤もなことらしい
しかし、もう少しだけ頑張ってみるとしよう
たとえここが狭い場所でも、楽しく生きることこそすべて
そうだろう?

410名無しの厨二能力者:2015/12/22(火) 23:20:13 ID:imB/gZaY0
上、だな
考えてみろよ。その檻だか籠だか鎖だかがどこまであるのかは知らねえけどよ、
上から抜ければ抜け出せますよってモンでもねーだろうし、天井があるんだろ?
天井ってのは要するに上にある床だよ。そんなもん下に持ってくりゃ、ほら床になる
でもよ、その檻だか籠だか鎖だかは、どこまでもずーッと続いてるって言うじゃねえか。また天井があるな?
頭の良いお前らなら分かる筈だぜ。そうだよ、どこまでもずーッと昇れるんだ。登る毎にちゃあんと床があるから休憩も出来る
たっぷり休んだらまた次の階だ。どうだいいだろ?
俺はこの方法でどこまでも上ってやる。へへ、いいだろ? お前らも上って来いよ。ずーッと上で待ってるぜ

411名無しの厨二能力者:2015/12/23(水) 10:12:21 ID:Ydf8DBWo0
「是非もない
 ここは貴様の戯言に乗ってやろうではないか」

割れた窓
光陰に置き去りにされた扉
壊れた本
天井に散らばったクレヨン

ここは少女の暮らす場所であり
少女の生きていた部屋でもある

「あら……いらっしゃい
 お兄さんたちは久しぶりのお客様よ
 さあ、わたしと話しましょう?」

辿り着いたその館は
何故にそこにあるのだろう

412名無しの厨二能力者:2015/12/23(水) 18:07:04 ID:DyB.UzMw0
噂の廃墟・・・そう言うと途端に陳腐な都市伝説になっちまうけどな

館の中にゃとんでもないバケモノが居るって話もあれば、可憐な少女が待ってたって話もある
勿論帰った来たヤツもいるぜ?だから噂になってんだろ・・・もっとも、ほとんど廃人になっちまってるけどよ
うわ言の様に報告したらしい『時間の感覚も、上下の感覚すらも麻痺していく』『もう自分が誰だかも分からない』ってな

413名無しの厨二能力者:2015/12/23(水) 19:43:06 ID:lHBuCBFI0
何億の挫折を繰り返しても未だに答えのでない果てなき旅路なのだ
己の意思を保つ絶対の意思がなければ先に精神が擦り切れるのも自然なことと言えよう
…私が思うには恐らくはあの道の先を進み続ける事が出来るのは常に自分一人の意思だけで突き進む者のみだ

……私もかつては旅路の果てを求めて歩み続けてきた、その先でたまたま出会った一人の男は私に不敵な笑みを浮かべてこう言ったのだ
『俺という存在は、既に俺だけで完成している』
『だから次は、俺の旅路を完成させる』

……私は気付いたよ、己の限界と彼との圧倒的な差に
だから私は今こうして健全に生きている
……恐らくは彼も、当たり前と言わんばかりに平然と生きているのだろう

414名無しの厨二能力者:2015/12/23(水) 19:57:36 ID:M7uyFXuo0
「う」攻めやめよう

415名無しの厨二能力者:2015/12/24(木) 00:17:27 ID:Zz4yxVj60
移ろう季節に置いて行かれ
いずれ朽ちる彼女の愛でる庭
それは時に恐ろしく、しかし美しい
君達もいつかは出逢うだろう
今宵の私と対面したように

さあ
扉はもう開いている
行け

416名無しの厨二能力者:2015/12/24(木) 23:41:47 ID:GJKx1jJI0
化粧をしよう
扉の外に、負けない為に
衣装を飾ろう
扉の外で、霞まぬ為に
愛想をまこう
扉の外で、戦う為に

塗りたくろう、重ねよう、繕おう・・・そうして最後に気が付こう
『誰だコレ』

417名無しの厨二能力者:2015/12/25(金) 01:57:57 ID:KlRo2wl20
レター・オブ・ザ・サンタクロース
それは赤と白が織り成す残像の唄だ

満月を覆い隠す厚い雲
街を濡らす聖夜の冷雨

今、この場所に『彼』が降り立った
さあ、届け物の中身を見てみようか

418名無しの厨二能力者:2015/12/31(木) 14:48:00 ID:tXwQ3Dz60
格別のもてなしを以て、今年最後の宴といこうではないか
さあ諸君、そして淑女も・・・グラスは持ったかね?
では新たに迎える年が良きものになることを願って、乾杯

419名無しの厨二能力者:2015/12/31(木) 17:41:18 ID:nOAeSiqc0
いらねえよ、酒なんざ。そんなもん仏さんにでも捧げといた方がよっぽど良い。
こんな会に何の意味がある。いつの間にか廃れ、人が消え、名も地に落ちた俺達の会に、何の価値がある。
ならいっそ、来年の吉凶なんか案じるんじゃねえ。
……ここでその幕、降ろさせてもらおうじゃねえか。

420名無しの厨二能力者:2016/01/02(土) 14:45:02 ID:ZaLjw9EY0
完璧だった。完璧だった筈だ。なのに、何故今になって――
飛んだ。跳んだのだ。私は躍んだ。跳躍したのだ。
しっかりと跳躍んでいた筈だ。昨年――否、一昨年は成功しなかったが今年は、昨年は成功していたのだ。
成功した筈だ。完璧だった筈だ。なのに、何故今になって――あいつは――
「お前年越しの瞬間地上に居ただろ」
違う! 私は年越しの瞬間地上に居たのだ!

421名無しの厨二能力者:2016/01/02(土) 21:32:41 ID:/M9PrtHE0
だからお前はヴァカなのだよ
いいか? 跳躍程度で威張るのはグァキのすることだ
私ほどのレヴェルになれば、そんな程度では愉悦に満たん
そう、私は……私はぁ! ああ! 新年を!
夢という幻想世界の中で迎えたのだ!

422名無しの厨二能力者:2016/01/03(日) 22:05:42 ID:6QYw1Q7w0
だらしない・・・子供相手に張り合って、挙句自慢出来る事が怠惰の極みとは・・・
呆れ果ててかける言葉もありませんね
良いですか?『一年の計は元旦に有り』と申しまして、年の初めにしっかりと先を見据えた計画を立て
またそれに則った行動をし、心身改めて新年を迎える事こそ、師表たる大人の務め
それゆえ私は・・・そう、入浴中に除夜の鐘を聴いたのだ!

423名無しの厨二能力者:2016/01/04(月) 05:20:19 ID:iW.p08SI0
大丈夫、君達はみんな同じようなものさ
しかし僕は違う、僕は氏子としての意識が高いからね
年越し蕎麦を食したのち、年をまたいでから氏神に参拝したよ
酒のせいで、図らずも一日遅れだったというのを知ったのはつい先程さ

424名無しの厨二能力者:2016/01/14(木) 06:41:16 ID:CTZ0P5HQ0
寒い寒い冬がやって来た…雪はそろそろ降るだろうか??
暗い暗い朝と夜の境界を去り、星の煌めく空を見上げる
西から濁った色をした雲が近付いているようだ
霞む山に視線を映したその時、私は思わず固まった
ああ、なんということだ…巨鳥が今、再びこの地に現れた

425名無しの厨二能力者:2016/01/16(土) 08:36:00 ID:PBn71Rxc0
退屈しのぎの戦争ごっこ、利権を見越した出来レース
平和の中から同族操り、殺し殺され共食い種族
有象無象の屍超えて、勝った者こそ秩序の正義

・・・さぞ、退屈であったろう?
我等は"巨鳥"の名を頂く混沌
虫けら共の安寧を見下ろし、そして食い散らかす者なり

426名無しの厨二能力者:2016/01/16(土) 13:19:30 ID:LvOvpT3g0
林檎の木から林檎が落ちるように、あるいはまたは、林檎から林檎の木が落ち続けるように、巨鳥もまた落ち続けるかしらん。いいえ、もちろんです。
でも、私は生きていません。なぜかしらん。いいえ、はい。
あの巨鳥の夜の闇から、林檎の木から落ちている林檎が私にささやくように話しかけてくるのです。
「表記した、筈だろう? お前の心臓は読め」

427名無しの厨二能力者:2016/01/18(月) 08:08:08 ID:nry/1mYk0
目指した場所は、まるでマンモスの背に揺れる朝顔のようでいて
しかし同時に、ケンタウルスの尾にしがみつく鼠のようでもあり
また、時としてパキケファロサウルスの頭の蝶々のようでもある

つまりそういうことなのだ
あとはよろしく、右腕の君

428名無しの厨二能力者:2016/01/19(火) 11:08:21 ID:2dYseIgo0
みかん

429名無しの厨二能力者:2016/01/21(木) 19:14:56 ID:/KRDxYPs0
んんんんんんwwwwwwwwwwwwwこれはしりとり終了ですぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

430名無しの厨二能力者:2016/01/22(金) 10:02:08 ID:r4WgamAk0
ゾンビがまた出やがったようだなァ…
ふん、汚らわしい死体の群れがなめた真似を…
墓場に戻すだ光だけじゃあ済まさねえ、灰にしてやらァ…

431名無しの厨二能力者:2016/02/18(木) 09:45:55 ID:MQyQTTqw0
あまりはしゃがないでくださいよ?昂った貴方の焔は加減を知らない
街まで燃やさないで下さいね?

432名無しの厨二能力者:2016/02/24(水) 02:45:18 ID:.bFQxVtA0
眠りの中に広がる世界は、夜明けの色によく似ている
彼女がいずれ住まうその世界に、先はあるのか否か?
それを見極める旅に出てほしく、君達に集まってもらった
さあ、扉はすぐそこにある……逝ってきてくれ

433名無しの厨二能力者:2016/03/21(月) 18:23:25 ID:hNcfiv/I0
歴戦の老兵、勇者に英雄。挙句俺みたいな大罪人まで揃えておいて、「逝ってきてくれ」だぁ?
お前はこの扉の向こうに絶望があると思ってるのかもしれんが、この俺がいる以上、俺以上の絶望なぞあり得んね。

……こういう時、依頼人は笑って、俺たちを鼓舞して送り出すもんなんだよ。
まァいい、土産話期待して待ってな

434名無しの厨二能力者:2016/03/23(水) 10:43:32 ID:O4SpHfMc0
ナクシタモノを探しに…

私もあなたも、そしてあなたも
ナクシタモノに動かされる人形

誰を集めても、どんなに探しても
私の在るべき場所なんてないのよ

あなたはそこに立っている
私はどこにも立っていない

その違いの大きさに気付くまで…
何人が犠牲になってしまうのかしら…

435名無しの厨二能力者:2016/03/23(水) 22:53:55 ID:UNOqZheM0
埒の明かない自問自答は終わったかい?
失くした物って、実は意外な程に近くに転がってたりするのさ。
アタシはバカだから、難しい事は考えられないケド……
きっとアンタが今居るその場所こそが、アンタの在るべき場所じゃないかい?
あれこれ考えず〝今〟を必死に生きていれば、自ずと失くした物も在るべき場所も見つかるさ。
……ま、バカのいう事だと思って聞き流してくれらばいい。

436名無しの厨二能力者:2016/03/25(金) 00:33:55 ID:fn8BNIUI0
いい人だな、アンタは
だからこそ言わせてくれ……ヤツには構うな、と
ヤツはすぐそこに居るようでどこにもいない、そんな存在だ
だからこそ、このどこかに居場所を求めている

少し、ヤツについて話そうか
もう遠い昔のことだ……

437名無しの厨二能力者:2016/03/28(月) 11:12:27 ID:sj4HIGiU0
誰もがみんな探してる、失くした物に代わるモノ
分かっていても求めてる、亡くした者に代わるモノ
埋まらない、満たされない・・・そういうヒトの隙に付け込む、おぞましき存在

古くよりそれは"ナクシタモノ"と呼ばれ怖れられてきた
過去に囚われた心を利用し、徐々に蝕み、やがて人形の様に操ってしまう

まるで亡霊の様に彷徨い、過去に縋りつく・・・これは悲しく寂しい
"泣く、死た者"の話さ・・・

438名無しの厨二能力者:2016/03/31(木) 10:55:55 ID:e3LaVmw.0
さあ、今こそ耐えがたい喪失に抗おう
君たちを乗せた運命の掌に牙を立てる時が訪れた

俺はここに立っているのか、いないのか?
そんなことは結末が教えてくれるのを待てばいい

滑稽な人形に見られようと結構だ
俺はここを出るために力を使う!

439名無しの厨二能力者:2016/04/02(土) 21:39:07 ID:G2M9gri20
泡沫のように脆く儚い命だろうと、吹けば飛ぶような些末な抵抗だろうと…
抗ってやれ、出来ない事などないのだからな
ダメなら次の手を考えろ、それもダメなら別の手段を試せ
そして俺のように枯れ果てたなら次代にそれを託すんだ。さぁ何か聞きたい事はあるか?

440名無しの厨二能力者:2016/04/06(水) 20:19:13 ID:5xx4eM3.0
簡単だ
俺はお前の『次』になれるのか、否か
知りたいのはそれのみ……!

441名無しの厨二能力者:2016/05/01(日) 01:14:51 ID:i6QI1eDQ0
皆にもう一度誇りを取り戻して欲しい!
祖国を愛する心を、この国は皆が愛した故郷に戻れるだろうか?
冬薔薇は枯れ、今遅い春が訪れた… 私は此処に誓う!光の女神(ブリジット)に祝福される薔薇になると!

442名無しの厨二能力者:2016/05/01(日) 05:28:46 ID:BpvLBidE0
とうの昔に『薔薇』はこの俺が確かに握り潰した、そう記憶していたが……
そうか、そうか、それでもなおしぶとく生き続けていたか
ならば今度はその根を絶やしてやろう

443名無しの厨二能力者:2016/05/05(木) 21:19:09 ID:x8I.tonM0
嘘吐きな宦官は言う――
『薔薇は萎れ、再び国土は荒れるだろう』
正直者の忠臣は言う――
『彼女の元へ、再び騎士達は集うだろう』

少数なれど一騎当千、変わり者揃いだが絶対の忠誠心
寡兵にして薔薇の女王を守り続けてきた、彼等彼女等を称え知る人はこう呼ぶ
<薔薇の騎士団>ナイツ・オブ・ローズ と

444名無しの厨二能力者:2016/05/11(水) 16:26:34 ID:2kBD1f620
帳に隔てられたこの街を、異形の者達が闊歩する
君もその一人だというのに、残念ながら自覚がないようだ

かつて、この街ができる前にあった国の話をしようか
薔薇とうたわれた女王と、彼女に付き従う氣志團
気紛れな女神が与えた些細な幸せと、それが招いた悲劇の話を
さあ、座りたまえ

445名無しの厨二能力者:2016/05/12(木) 14:40:07 ID:IAqq.1YU0
えっ、氣志團ですか

446名無しの厨二能力者:2016/05/15(日) 20:28:56 ID:O3q1Ul1U0
かつては薔薇の都とまで呼ばれたこの国も堕ちる所まで今ではとことん堕ちたな?
お姫様に忠誠を誓い共に戦い抜いた騎士団の中心人物共は権力と財力の亡者と冴えない乱暴者に変貌、まともな奴は暗殺……そして今では見事な泥沼と化した
さて、何故こんな有り様になったのか…

理由は明白だ、皆が皆、無垢な少年のように恋をしたんだ、女神の加護を受けたお前にな
愛は美徳だとお前は唱えるがそれは半分間違いだ
恋が成就した愛は確かに美徳になりうる、太陽の光よりも眩しい位にな
だがそうでない時、そのやり場のない愛は身を蝕み、時に人を狂わす……狂うことは稀なんだがお前の場合は訳が違う

あぁそうとも、お察しの通り全ては女神が原因だ
女神様は人の事に関しては無知な癖に何もかも分かってる振りをするからな、本当に困った女さ
……話が逸れたな、この国を愛してた騎士は既に死んだ、非常に残念なことに今ここに残っているのはお前の愛に溺れる夢を見ている愚か者だけだ

だがそんな愚か者共の目を覚ます方法が1つだけある、さぁ選べ

愛に失望して、不毛な大地と化したこの国を投げ出して、人知れずここから立ち去るか、それとも……
愛する国のために、愛とは美徳であると最期まで訴えかけながら、愚か者達の目の前で、自らに鮮血の花を咲かせるか

447名無しの厨二能力者:2016/05/18(水) 00:06:16 ID:INHAcprk0
かつて、お前はこれとよく似た景色を見たな?
そして絶望し、多大な犠牲を払って選択した
そう、第三の選択肢・・・女神の弟たる存在の召喚を
結果、お前の国は救われた
籠の中に囚われ、お前は追い出されたようだが

立ち去ることは逃げ出すこと・・・散ることもまた然り
お前は自分の失敗と、それがもたらした寂しさを嫌悪している
だからこそ忌避するのは、そこの姫君がお前と同じ道を辿ること

姫君の加護はもはや張りぼて
さあ、憎き女神の兄を召喚しろ
お前も手伝うだろう? “王子様”

448名無しの厨二能力者:2016/07/03(日) 00:38:26 ID:xCvPYshY0
まさか…どうして僕が彼女を助けなくちゃならない?
どうして僕が、またあんな地獄を望んで見なくちゃいけないっていうんだ…?
君は勘違いをしている、僕は別にあの日の決断を悔いちゃいないさ
結果はどうあれ、僕はこうして楽しく生きてるんだからねぇ
長く留まったかこの国も終わり…それだけじゃあないか
だから僕はここを去るよ。後悔してはいないけど、嫌悪してるってのは間違ってないからね
”お姫様”も、さよならだね。もう会うことはないだろうから…


…だから、その”忘れ物”は君に託そう。好きに使うといいさ

449名無しの厨二能力者:2016/07/04(月) 11:22:36 ID:bkPhDM3w0
さて、君たちは何か勘違いをしているようだ
情に訴えるとか忌避するとかこの場から立ち去るとか……
そんな事をするにはもう遅すぎる段階にまで来ているんだよ
君たちは物知り顔でここにはいるけれど、実の所は何も理解してはいない
姫君の加護は効かないんじゃなくて使えなくなったのさ
かの女神の親族を召喚しても既に無意味だ
だって女神はもうここにいるのだから

ねぇ――女神さん?

もう惚けても無駄さ、姫君の身体を乗っ取ったのは気づいている
…ボクもこの身体を借りている立場だから手荒な真似はしたくないけれど
残念だったね、あなたには消えてもらうとしよう

450名無しの厨二能力者:2016/07/07(木) 18:22:29 ID:H5oi6t420
嘘―…と、否定しても意味は無いのでしょうね
ご明察に感服致します。ですが、少々遅すぎた様ですね?
空を御覧なさい、間もなく夕暮れ…空一面に大河の流れる頃…

ふふっあら、ご存知なくて?姫の身体と満天の星、そして王子の魂
今日この夜にそれらが揃うと、どの様な願いも叶えられるの

・・・手荒な真似をしたくなかったのは、こちらの方でしてよ?
加護を蓄えた”姫君の力”と、眠りから醒める”女神の力”
今夜私は両方を見に宿す…止めようとするならば、どうぞご随意に…

さぁ、天の大河が朱に染まるまで・・・踊りましょう?

451名無しの厨二能力者:2016/07/07(木) 23:34:46 ID:mH7UnYXQ0
迂闊だった…!まさか、こうもしてやられるとは…
……なんて、狼狽えるとでも思っていたのか?
大掛かりな呪いなんてものは、隠そうとして隠しきれるもんじゃないのさ
何かしでかすなら今夜、この伝説を基とした術式だと踏んではいたからな
済まないな”王子様”
最後に聞く声が、触れる肌がこんなオッサンのモンでよ
……さぁ、これで貴様の計画は狂ったわけだ
さぁ女神様、いや織姫サンよぉ
愛しの彦星様に会いたけりゃ、王子様のこの真っ赤な天の川を渡って、この俺の魂ごと引き抜くんだなァ!

452名無しの厨二能力者:2016/07/08(金) 11:22:24 ID:mQBzT.So0
あの日……国と外とを別つ境界の檻は、その一部を失った
そして、決して少なくない犠牲の後、復興が始まる
誰もが日常という日溜まりに戻れると信じていたのだ

それが誤りであった事実、日溜まりの外にある暗がりの存在
当たり前の事実に気付くこともなく、人々は日々を往く
だからこそ、始まった終わりは今度こそ、檻の中を地獄に変える……

「眠れる姫の力は我が掌の上だ
 今や神々にも比肩するこの力を以て、今こそ世界を混沌へと導こう
 さあ、物語は始まる……笑うのは私だ、見ていろ神よ」


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