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5巡目のしりとりスレ

1名無しの厨二能力者:2014/07/08(火) 13:56:44 ID:EJGqNb/A0
俺たちは忘れない

501名無しの厨二能力者:2018/04/29(日) 16:42:34 ID:2R/WR00k0
いいかい?
決してこの扉を開けてはいけないよ
この扉の先を見てしまえば君は絶対に行きたくなってしまうからね
けれども私達はそこへは行ってはいけない
いや…どんなことをしても辿り着けないの間違いかな?
何せこの扉の名は――「限界」
誰しもその身に宿しているものではあるけれど、誰もがこの扉に挫折し破滅していった
ここにある扉はそんな人類たちのココロが産み出したもの

故にこの扉は
   私の限界であり
      君の限界であり
         人類の限界であり
            世界の限界でもある

どんな者であろうとこの扉の前では項垂れることしか叶わなかった
けれど…もし、君がこの扉を開けたいというのであれば
欠片を集めなさい
欠片とはつまり私達の側にあって最も遠いものだ
今は何もわからないだろう、でもそれでいいんだよ
君の中の扉もここにある扉も本質は同じ
"風"の向きが変わればきっと…
いつか…きっと…

502名無しの厨二能力者:2018/05/01(火) 05:35:05 ID:JOph.fXU0
突然だが問題だ、見ず知らずのお嬢さん
まあ聞いていきたまえよ、損はさせない……そこに座るといい

さて先日のことだが、我々は【5番目の壁】を乗り越えた
故に物語は《欠片》から《窓枠》へと徐々に移ろうだろう

そこで……最初に話していた問題だ
私は誰だと思う? さあ答えてくれ

503名無しの厨二能力者:2018/05/12(土) 11:49:39 ID:g0QAxWUU0
歴史は繰り返す、廻り続ける
転生というものがあるのならば、人の世がこの宇宙が膨張しているばかりなのは明白だ
例えばここに"廻る魂"が存在しているのであれば
優に世界の臨界点は超えている
故に、人は廻らず、命は廻らず、私は廻らない
だからこそ騙ろう
であるならばと嘲笑おう

統べて私なのだと

永く遠く在り経て来た可能性なのだと
高く嗤うのも咽び啼くのも深く愛でるのも軽く殺すのも一切無関心なのも
総じて私なのだ
既に答えたが応えよう
お前は私であり私はお前だ

――そう
――これは一つの魂が廻る物語

504名無しの厨二能力者:2018/06/16(土) 08:05:55 ID:H7sJdTz60
【林檎の姫君】
可憐な少女……出会ってしまった彼……夜半の密室……ふたりきりのひととき……

誘惑は後悔を生み、そして後悔は更なる選択を強いるだろう
ランプに灯る炎に揺れる、重なりあったふたつの影……甘き夢
こうして、始まりよりも前……元凶とも呼ぶべき夜は静かに熱く過ぎ去った

姫君は禁断の果実になることで自らを満たし、やがて眠りの世界へ
残されたのは彼と、そしてその腕の中で無邪気に笑う……

505名無しの厨二能力者:2018/07/10(火) 22:32:11 ID:pb/Qdlhw0
うっかりと 蛇が話した 悲劇かな
呪われた子の 最初の秘密

ある夜の 慰みに似た いたずらな
ずるい女と わるい男と

愛も無く けものが如く 交わりて
ついでに様に 孕み産み棄て

母も亡く 父も逃げ去り ただ独り
陽にも月にも その手届かず

うそつきな 蛇が語った 喜劇かな
子に遺された 呪いの秘密

506名無しの厨二能力者:2018/07/12(木) 21:15:27 ID:3wv9waqU0
月影に揺らぐ輪郭はやがて落ち着きを取り戻し、元の可憐な少女の姿へ
しかし悲しきその運命……あの夜の過ちが残した、深い業に囚われた子供

「愛はたしかに注がれた……けれどそれは許されざる罪に他ならなかった」

ああ、森に眠る魔女と呼ばれた女よ
あなたは何故、彼を選んだのだろう

507名無しの厨二能力者:2018/11/12(月) 01:50:51 ID:1SCr4KOU0
「――…… ウェイポイントA2に到達。繰り返す。ヤタガラス09、こちらルプス1、ウェイポイントA2に到達」
「ヤタガラス09了解。ジェミニ1以下、狙撃支援を開始する。気取られるな。"パッケージ"は無傷かつ秘密裏に回収しろ」
「了解。 ―――― 3時方向。哨戒の多脚戦車だ」「どうする?」「EMPとスモーク、のち関節部を14.5mmAPFSDSで狙撃。無力化する」
「ジェミニ1ラジャー。タイミングを合わせろ。3カウントだ。Three, Two, One ーーーー 」

508名無しの厨二能力者:2019/01/18(金) 18:07:37 ID:UmjBnI4.0
ン〜今のは危なかった
が、しかし……しかしだ
我が能力『月の爆撃機』を前にしては少しばかり足りなかったな〜ハハハ

509名無しの厨二能力者:2019/02/09(土) 17:39:09 ID:oMG4o8Wg0
破壊し尽くしてやる!!何もかも!この世界も、故郷も、友を気取るお前すらも!!
絶対に許しはしない!俺は、俺を憎んだこの世界の全てに、破滅という爪痕を刻み付けてやる!!
全て全て全て全て!こんな!こんな世界さえなければ!俺は──!!

510名無しの厨二能力者:2019/03/03(日) 19:22:12 ID:xBDzSOMk0
ははは……俺は、なんだ?
憎まれ、疎まれ、哀れまれることはなかったと?
違う、違うなお前は……お前自身の存在を理解できていない
世界に光があるとき、また闇もあるべきだ
そしてこの場合の光とは彼等、闇はそう……我等に他ならない
なぜだ、なぜ自分自身の存在に疑問を抱いた、この……

511名無しの厨二能力者:2019/03/26(火) 16:14:34 ID:pnQUOnnI0
「濃紺の導師」として知られた、老魔術師イーガンの遺物
浄衣に織り込まれた精緻な林檎の紋様は、彼女の品格を示す符牒であると同時に
確度III-A相当の対魔術手順でもあり、尋常の神秘作用を相殺する

探求者かつ優れた戦士でもあったイーガンが、されど晩年には姿を消したのは
魔術師らの良く知る御伽噺だが、その行方は杳として知れぬ
深淵の叡智に呑まれる末路が、求道の身には相応しいものだろうか

512名無しの厨二能力者:2019/04/02(火) 21:55:03 ID:sIQlRdZo0
かくも気高きネイヴィ・イーガン
神秘と英知のネイヴィ・イーガン

ハッ!御伽噺から童謡まで、なぁ〜んもわかってねぇよ!
我儘で傲慢で乱暴で粗雑、気に入らないモノは手当たり次第ブッ飛ばす事しか考えて無ぇクソ女だったぜ?

品格を表す林檎?冗談じゃ無ぇよ!ズル賢いアイツを揶揄して当時の悪友があてつけた紋様だよアレは!
神秘作用の相殺?わかってねぇなぁ!あのクソ女が暴走しねぇ様に抑えておく拘束具なんだよ!!

強引に俺等を連れ出して、大立回りの大戦闘をやりたい放題!
満足したら『あとはよろしくね』の一言で雲隠れだ!!

あのビッチ!事後処理を丸投げで・・・あのクソ女!!

513名無しの厨二能力者:2019/04/06(土) 22:19:56 ID:Ili57cI20
内密な話だが、上記は『団十郎茶』と呼ばれた剣術指南の愚痴を書き留めたものである
繰り返すが内密な話である、が、重ねて語られる彼の話は信憑性があり
史実として留めるべきであるとして、ここに記録する

本文を第二種閲覧禁止所望に指定すると共に、第一種保存史実に推奨する

514名無しの厨二能力者:2019/04/13(土) 12:21:40 ID:g2KWnWFU0
類する書類は全て燃やしてしまえ
文字通り歴史が書き換わるのだ、過去の栄光にはご退場願おうか
これからは古臭い昔噺はもう要らない…だってそうだろう?
人は希望で満ちた世は前に進めない、要るのは絶望だ
絶望の先に希望を見出すからこそ飛躍するのだ
事実が史実がどうであろうと関係ない
絶対的な力とは希望を与える救いを与える
そうじゃないだろう?それじゃだめだろう?
救いなどという希望は自分で掴み取るのが道理、与えてもらうなんて間違いだ
楽をすることは私が許さない
そんなのは不義理だろう
救いが与えられなかった我々への…

515名無しの厨二能力者:2019/04/19(金) 07:45:39 ID:nG97H1xQ0
ノー、ノー、ノー。
それは詭弁と言うものだろう。
希望が人類の隣人であったことは、既に歴史が証明している。
じゃあ何故、この世界には君たちのような者が生まれてしまうのか?
それについて私はこう思う。歴史とは勝者が作るものだからだ。
それにしても。破滅の使徒が絶望の彼方に一条の光を見出すなんて。
これ以上ないほどにアイロニーにまみれた悲しい噺じゃあないか。
……嗚呼、失礼。
希望か、絶望か。どちらが正しいのかを議論をしたいわけではない。
私は勝ち取りたいのだよ。勝利を。希望を。
さぁ、戦争だ。

516名無しの厨二能力者:2019/04/19(金) 11:20:17 ID:beQmJ1Jw0
誰も望まない方向に進み出したね。歴史は。まただよ。また。
希望だの。絶望だの。平和だの。戦争だの。
どうして繰り返すのだろうね。人類は。
何回もおんなじことを。性懲りも無く。
まあ。書き留めるだけさ。事実のままにね。
変わらぬ役目だからね。私の。
勝敗。興味などあるものか。
終わって欲しいくらいだ。さっさとね。
そんなことよりだ。
どうしてここにいるんだい。君は。
どうして。
生きている。
クソビッチ。

517名無しの厨二能力者:2019/05/01(水) 22:43:36 ID:.YeOuBWk0
跳梁跋扈の魑魅魍魎、勝者も敗者も愚か者
希望を夢見る絶望が、道理を排して義理騙る

久しぶりだね戦友よ、相も変らぬ戦争よ
果て無き道のその先が、また振り出しとは嗚呼愉快

どうしてココにいるかって?
私が誰も殺さなかったから
どうして生きているかって?
誰も私を殺さなかったから
どうして繰り返すのかって?
誰も終わりを望まないから

だから、ただいま
さあ、続けようか

518名無しの厨二能力者:2019/05/26(日) 17:58:22 ID:d/PcFomE0
勘弁してよ!
アンタが寄り道して帰ろうって言うから……雨も降りそうな天気だし、私は嫌だって止めたのに……
そりゃあ確かに雨宿先のデパートで能力者が喧嘩始めて
挙句フロアごと異空間に取り込まれるだなんて夢にも思ってなかったよ
でも、でもでも……こんなの酷いよ
ああもう、買ったばっかりのワンピースがドロドロ……弁償してもらわないと気が済まないわ

519名無しの厨二能力者:2019/05/28(火) 11:38:40 ID:oNAltbNA0
わるいが単刀直入に言うとお前は巻き込まれた
そうお前だよお前、コレを見ているお前だ
俺を知る者も俺を知らない者も見た時点で巻き込まれたことを覚悟しろ
人類史だのなんだのと騙るのは簡単だがそれをした所で変えようもなく変えられようもないから控えておく
お前に託すのは想いだ
幾星霜にも重なり連なる魂に刻まれた想い
誰の胸の内にある消えるはずのない刻まれたもの
これさえあればお前は前に進める
限界だって越えられる
さあ行け

520名無しの厨二能力者:2019/06/17(月) 23:19:02 ID:PWNFIAWg0
気怠いのも面倒くさいのも
煩わしいのも鬱陶しいのも
うんざりする程嫌いだけど
お前の言葉には興味がある
閑散としたこの場で今更に
まだ間に合うと言うのなら
どうか僕もそちらに行こう

だから連れて行ってくれよ

521名無しの厨二能力者:2020/03/15(日) 00:08:00 ID:yV1zlAW60
夜はいつも巡ってくるのに
夜明けの日射しは、いつも俺には届かない。

なぁ、教えてくれ

俺は何処で間違った。
俺はいつ何処でどうすれば良かった。

どれだけ考えても俺にはわからない。
だからせめて俺は俺にできることをしようとして、また間違えて……

俺が間違ってる?
……ずっと初めからわかってるよ、そんなこと。
でもその間違いをどうやって正せば良いのかわからないから
俺はずっと悩んで、前に進めずにいるんじゃないか。

522名無しの厨二能力者:2020/03/22(日) 23:43:32 ID:Gc9GDUnY0
かつての武勇……育まれた友情……移ろう季節……誰もいない街
気づけばそこにあった街、夜毎浸ったその空気、数々の物語
ああ、時の流れとはこうも無情なものなのか
そんな感慨に更けるこの夜は、季節に似合わず妙に暖かい

523名無しの厨二能力者:2020/07/19(日) 11:16:28 ID:sgsO3HpA0
今、昔の夢を見たよ
……魘されていた? いや、あれはいい夢だったさ
……けれど泣いている? いや、嬉しくても涙は出るものだよ
そう……夢にまで見るくらい繰り返した日常、の夢だ
今でも目を閉じれば、映画でも見るように鮮明にあの光景が浮かぶよ
人いきれに包まれた眠らない町と、殺し合いの応酬
今の町の姿しか知らないお前にはきっと想像も付かないだろうね
あの日の私は幾つもの死線を潜り、生き延びるために殺して、明けの日の出に歓喜の涙を流していた
だが……のうのうと生き延びて、私は漸く理解してしまった
私は、とうの昔に死に損なっていたのだと

……いやすまない
性懲りもなく繰り言に付き合わせてしまったな
さて、酒場にでも行くとするか
そんな顔をするな
どうか、過去に囚われたままの愚かな私を笑ってくれ

524名無しの厨二能力者:2020/09/08(火) 21:12:41 ID:i2/N6L7s0
列を成して巨悪を断ち切った夜があった。
孤独の中、邪悪と化した夜があった。
志半ばで討たれる夜があった。
邪悪のままに、鏖殺せしめた夜があった。
何故かよく分からない引力でえっちぃ事に巻き込まれた事もあった。
タイミングを逸してヘタれたまま、夜明けを迎えた事もあった。

城を脱し。
研究施設を爆破し。
客船にて輪廻を巡る。

ああ、そうとも。
死に絶えはしても、消える事はついぞできなかった。

まさか同類がいるとは、世の中分からないものだ。

525名無しの厨二能力者:2020/10/18(日) 15:22:41 ID:fHuwhMpQ0
段々虚無へと融けていく
俺はあの時、あの場所、あの能力で戦っていたのか
あいつはそしてこの俺は一体何者だったのか

融けていく

526名無しの厨二能力者:2020/11/05(木) 21:28:32 ID:Jw95ivPI0
朽ち果て腐れ果て土塊と化し
この地が荒れ果てても尚我は存在し続ける

我は遺灰 我は真砂 我は軟風 我は泡沫
いつかこの身をひと雫へと形を変えて 大地に眠る種に降り注げば
我は再び戦士の名をかたるのだろう

そんな玉響の声もいつかは解ける そして再び世界を巡り──

527名無しの厨二能力者:2020/11/10(火) 22:12:27 ID:Qx5YHWuo0
理解など求めようはずもない
そうだろう?総ては朽ちゆく定めにあり
畢竟滅びるしか道は無く気力も疾うに失せている

君らとて同じことだこの僕と

528名無しの厨二能力者:2020/11/18(水) 18:39:49 ID:8X0UHo7.0
問わず語りの亡霊が、今更ながらの後悔を
絶えず連夜の騒音が、今は昔と懐古する

なんともみじめな死に損ない
なんどもいじめた死に損ない
それでもいきてた死に損ない

戦う武器はもう無いか、戦う場所ももう無いか
戦う理由はもう無いか、戦う仲間ももう無いか

それでも敵はまだいるぞ、お前の敵はまだいるぞ
歓喜と怨嗟を歌にして、お前の敵はまだいるぞ

529名無しの厨二能力者:2020/12/06(日) 17:27:08 ID:AvJtkhRs0
増加した虚ろな影たちの驚異は日に日に夜な夜な増してゆき
今やそこに住まう人々から夜は失われたと言っても過言ではない
なればこそ我々がこれを対岸の火事などと静観しているのは愚か
明日をも知れないこの日々ならば立ち向かうべきだとは思わないかね
なあ、君はどう考える?
君には何が見えている?
聞かせては、くれないか

530名無しの厨二能力者:2021/01/23(土) 05:08:27 ID:uw98DArQ0
感じないんだ何もかも
日々が過ぎれば解決すると時間が経てば解決するとそう言われたのに
ただ悪くなっていく一方なんだ
動こうとは思えない頑張ろうなんて気すら起きない
そんな堕落に身を寄せた者にはお似合いの結末

531名無しの厨二能力者:2021/01/25(月) 02:17:15 ID:pjEqSxhs0
追想がふわりふわりと彼女の夜に溶けてゆく
530の欠片たち……誰かの記憶とも、この街の歴史ともつかない言葉たち
あの子は受け止めるだろう
そして堕ちてゆくだろう
わたしには見ていることしかできないのだ

532名無しの厨二能力者:2021/02/27(土) 23:33:39 ID:VtSDKNYk0
だったらどうした傍観者よ。
あの哀れな童子の結末を理解していながら
貴様は己が無力嘆き、まだ無力のままであろうとするか。

フハハハハハハハ!!まさに笑止千万!!
私には貴様の中に燻る炎がよく見えるぞ。
秘めた衝動に身を震わせながら、尚もそれを抑え込んでしまおうとはな!

私は私のやりたいようにやる。
闘魂尽き果て朽ち果てようとも、雌伏の時を経ていずれ必ずこの地へと踏み入ろう。
そして最後にこの場に立つのは他の誰でもない。この私自身よ。

あの童子の結末など、私にとっては始めから些末事でしかない。
いつでもこの手で引導を渡してやっても良いぐらいだ。

……いや、今すぐだ。やはり今すぐにそうしてやろう。
貴様の眼前であの細首を刎ね落とし、そしてくれてやる。

その時に、貴様は果たして傍観者のままでいられるか。実に良い余興となろう。

533名無しの厨二能力者:2021/04/27(火) 22:28:14 ID:d6JEzkQ.0
浮き足立った君たちに、僕らみたいに不恰好な未来を
胡乱を極めたあの人に、彼らみたいな流れ往く日々を
さあ、終わらない戦いの隅っこで……くだらない夜を始めようか

534名無しの厨二能力者:2021/06/19(土) 22:52:06 ID:cqsu32Us0
かつての朝も明日の空も、今の焼ける雲だってそう
ふたりを包む空気は冷たく、やがて熱を帯びる

生きるのに向いていない
そうは思いたくはないけど
そうだ、自分の手に目をやれば

嫌だって知るでしょう?
薄暮に溶ける街の隅で

535名無しの厨二能力者:2021/09/18(土) 22:48:06 ID:kI8iZtdE0
電話が切れて、やがて僕らは思い出すだろう
この切ない晩夏の夜に、やるせない秋のすぐ近くで
次は君の番だ……次に会うのは2つ先、だといいな

536名無しの厨二能力者:2021/09/28(火) 04:43:14 ID:hafTxXJM0
なんだよ、水臭いじゃないか
久々に会えたのにそんな話を…
別に遠慮する仲でもあるまいに…良くも悪くも、ね
それにそんなガラでも無いだろう?お前も、俺も、あいつらも


だから、遠慮するなよ
続きを聞こうじゃないか

537名無しの厨二能力者:2021/12/30(木) 09:39:01 ID:dNiSHbe20
斯くして、季節はうつろい
ゆく年とくる年の狭間にて、彼等はまたもさまよう

然れど、夢から覚めて
近づいては遠のいた街の景色が、変わらずそこに

「よいお年を」

懐かしい声が、聞こえたような

538名無しの厨二能力者:2022/05/31(火) 22:16:06 ID:QRKVo7w60
永い永い時を過ごしていた
あの声は夢か幻か?
微睡む荒野と過ぎ去る過去
意識はまた遠退いて

539名無しの厨二能力者:2022/06/18(土) 19:55:56 ID:/Gcz0.fs0
手伝えよバカ
お前、お前だよ
このクソ忙しいのに呑気にうたた寝とは良い御身分だなバカ
ほら、寝言たれてねーで手を動かせ

540名無しの厨二能力者:2022/06/19(日) 02:44:17 ID:0HZ4gx4s0
折角の休日、駆り出された我々に待ち受けていたのは奇怪な装置であった
見上げる程もある『それ』はありとあらゆる機械を乱雑に"くっつけた"としか呼称のしようもない
色彩豊かな個体が揃った明暗を繰り返す点灯機[ランプ]
どう足掻いても手の届きそうにないところにある入り切り装置[スイッチ]や操作棒[レバー]
見慣れぬ文字が記されては流れていく液晶板[モニター]
しかし特に目を引くのが一番上にある硝子で囲まれたとんでもない大きさの『脳味噌』である
一人残らず唖然としている我々を見渡しながら案内人が言葉を発した
「あなたたちは選ばれたのです」
装置の上のひとつの『脳味噌達』は我々を歓迎するように蠢いた

541名無しの厨二能力者:2022/06/19(日) 10:13:58 ID:6uBHygnA0
……試しにアレ、撃ってみろ

542名無しの厨二能力者:2022/06/20(月) 10:50:20 ID:GgT5Xd5k0
《狼狽を感知しまし《絶句を感知しま《恐怖を感知し《好奇を感知《周章を感《恐慌を《敵意《困惑《動揺《不安《恐怖《恐怖《敵意《恐怖《恐怖《恐怖《恐《恐《敵《恐《絶望を感知しました》
《プロトコル開始まで残り60秒です》

543名無しの厨二能力者:2022/06/25(土) 16:42:03 ID:rL8VUdb60
鈴の音の如く軽い響きがした途端、目の前のおぞましい「物体」は大きな音を立てて崩れ落ちた
黄昏に沈みゆく街の片隅で、その事件は誰にも知られることなく終わりを迎えた――かに見えたが……

544名無しの厨二能力者:2022/06/26(日) 21:11:30 ID:ECJSHaWM0
ガガッ…ザ…
nowloading… …Null?ガッ
reload…error?errorerrorenter........enter??

HELLO WORLD
お早うございます皆様
久し振りです御主人様
再起動後御覧の有り様
記録も機能も損失無様

まことに ざんねんですが 自己修復機能も作動出来ません
error、error。エラいこっちゃぁ…

各機能、記憶領域、出力端末に故障多数
WARNING、わーたいへん
HELLOWORLD?
HELPMYLORD!

545名無しの厨二能力者:2022/06/29(水) 10:31:13 ID:CWtsr8Po0
どえらいことになったでぇ!
ワタシ達の傑作になり得たアナタが!アナタが!うわーん!
なんやのアイツ!あんなしょぼそうな【能力】でなんでここまで……はっ、まさか

546名無しの厨二能力者:2022/07/25(月) 14:16:13 ID:XF9Ftpig0
勘弁してくれよ!
確かにあんたを倒せりゃ俺は英雄さ
だがな、周り見てみろよ
街は見渡す限り廃墟と瓦礫の山だらけ、空は燃えてる、ハイウェイはメチャクチャ、海なんか汚染されてドロドロのヘドロになっちまった
友達はあんたのせいで全員死んだ
俺一人が生き残って、こんな世界の救世主になったところで楽しくなんかないんだよ
地球の危機なんか知ったことか、もうこんな世界に未練なんか無い
俺は死にたいんだよ
……けど、だからと言って俺の友達を殺したあんたをのさばらせたままにしておくのも癪だ
だからあんたも道連れにしてやる

547名無しの厨二能力者:2023/12/22(金) 11:14:16 ID:xiDfnlJI0
類は友を・・・とは言え
流石に限度があるだろ
最果てのどん詰まりに――何年間だ?
この地獄の底で、まだアンタに会えるとは思って無かったよ

548名無しの厨二能力者:2023/12/25(月) 19:05:01 ID:YllMFTdE0
宵闇に紛れ、彼が奇特な客人を運んできたようだ
ここで静かに待つことは間違っていなかった
巡る季節はいつの日も嘘をつかないと、誰かが話していたね

549名無しの厨二能力者:2024/03/19(火) 18:22:19 ID:6TY4bd6c0
猫が行く
春先の細道、早咲きの桜、道行く少年

猫が行く
軒先の子犬、咲かない桜、町角の少年

猫が行く
春風の脈動、木陰の少年、旅先の過去

歩いた跡に何も残さず
幾度も出会えど何も起こらず
しかし物語はそこから始まっていた

あの木の下には何が埋まっている?
あの怪物は何を食らって生きている?

さあ、もうしばし
ここから見守ろう

550名無しの厨二能力者:2024/09/09(月) 20:31:27 ID:I3K7c9Og0
うつろに笑う君。
瞳に光無く彷徨うその姿は痛々しい。
光を失う悲劇があったのだろう。
輝きが欠けてしまう程の無慈悲な惨劇と出会ったのだろう。
いや、或いは『何もなかった』のか。
何もない時間というものは水のようなもので、適量であれば潤うが度が過ぎると心を腐らせる。

結局の所、何があったのかは僕には分からない。
分からない。
分からないけれども、君のその姿が、とても腹立たしい。

覚悟しろ。
必ず、絶望に抗っていた頃の君の輝きを取り戻してやる。


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