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しりとりスレ 第四章
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しりとり
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うむ
奇跡というものがあるのなら、自らの手で掴むのみよ……
ここが運命の分かれ道なのだろう
私はまだ死ねん、故にもがく
さあ行くぞ――決戦だ
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だから何度も言わせんな、仕切るのは俺の仕事だろうが
...まぁ、今更そんな野暮も言わねえよ
さて...んじゃあ「奴」に一発ぶちかましてやるか!
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勘弁してくれよ……俺は猫がどうとかって聞いたから付いてきたんだぜ?
ところがどうだよ、ありゃあ猫ってえより――獅子、っつーんじゃねーの?
ああ分かってるよ分かってる、俺だって今更逃げたりしねえって! 流石に0.5発くらいはぶちかましてやるっつーんだ!
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代表すべきは安寧、人は安らぎを求め手に入れると、それを壊したくなる
折衷すべきは時間、人は間隔を正確に感じ取ることすらできない
公聴すべきは啓示、人は聞いていても目と釣り合わなければすぐに忘れる
全く、人間は単純ンンンンなものよ
我の胃の中の「猫」、捕っていけるのなら行くとよい
しかし、貴様達に我の腹を切り裂けるだろうか?いや、できないだろう……!
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運命が……今、変わる
ヒヒヒ……すべてはボクの思惑通りだ
しかし彼等には感謝しなければならないな
ボク一人だけでアレを破ることはおそらく不可能だった
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多分、ここまで来れたのも貴様らのお陰なのだろう
感謝する
だがここからは別問題だ、私の目的を遂行するには貴様らは邪魔になる
私の存在は、この世に残してはいけないのだよ
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夜は嫌いですよ
今回は相手が相手だ、態々こんな時間に動くことも無いでしょうに
ええ分かってますとも、ちゃんとお守り致します
…噂をすれば、ですかね
少し下がっててください先生
‘6秒’で終わらせます
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素晴らしい!!
と言いたいところなのだが……残念、惜しかったねぇ
有言実行、見事な‘6秒’だったのは褒めよう
しかしその後だ……戦いを終えたほんの一瞬、‘7秒目’に気を抜いたね?
背後に迫るボクに気付いたのは大したものだが、それでは遅すぎる
まあいい、今日のところは命までは取らないでおくとしよう
さあ【先生】、行きましょう
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憂さ晴らしに一肌抜いでやるか...
あ?戦えるのかって?
お前らには言ってなかったっけ?あぁ、そう、じゃあ今言おう
かつて龍神を制したとされる伝説の部族
その伝統を引継ぎ今尚戦闘術を磨き続ける「後継者」
ーーーーそれが俺だぜ?
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絶対に負けない……負けてなんて、やるもんか
「受け継ぐ」お前なんかに……! 「昔の誰か」に「与えられた」お前なんかに!
「奪い取る」僕が負けるもんかッ――僕には「今」しかねーんだよぉお!
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おっちゃん、酒!
今日は思わぬ収入が入ったんだ、だからとびきり良い酒を頼むよ
あーそうそう。それとな、おっちゃんの『武勇伝』だけどさ
今日の俺はめちゃくちゃ機嫌が良いからな、酒の肴に聞いてやらないこともないぜ
……イテッ!
だからデコピンはやめろって言ってんだろ!
イタタタタ痛い痛い!
調子乗ってたのは謝るからさ! こんな狭いところで能力使うのは反則だろ痛い痛い痛い! ごめんなさいー!
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――意味がわからなかった
俺と奴は偶然に出逢い、視線が合った
その瞬間だ…その瞬間、俺の左腕の肘から先は宙を舞ったんだ
無我夢中で逃げだすしかなかったが…奴の酷く冷たい目は今でも脳裏にこびりついている
俺はな、お前に忠告しに来たんだ
俺の能力でさえ反応できなかった奴の能力…スピードだけじゃない、何か秘密があるはずだ
本当は戦ってほしくないが、行くなら止めはしない
たが頼む…命だけは、散らさないでくれ
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レズビアンだそうだぜ?あのメスガキはよぉ
まあ、思春期ってのは同性愛に走りやすい時期でもあるっていうけどなぁ
同性愛者ってのはなぁ、異性愛者よりも強い愛で結ばれてるらしいぜぇウップ
本能の性欲を潰すほどの強い異性への嫌悪かもしくは愛する人間そのものを愛しているのかねぇ
まあ、俺はホモじゃないからまったくわからねぇけどなぁ
一番可愛い年頃のメスが深く戯れあうってのはそれはそれで華があるんだぜぇウップ
そしてその華をかたっぽ摘み取ってしまえば……それはそれで、新しい黒い心の華が咲くぜぇ
どう見てもお互いに依存合っちまってるからなぁ
ちなみに俺はホモじゃねぇぞぉヒック
まあ関係ねぇったらねぇ
だが周りから固めちまって肝心の正々堂々の戦いが腐れちまったらそれはそれで面白くねぇ
あのなぁ、オスガキよぉ
あのメスガキの強さが速さなら、お前の強さはなんだぁ?
その拳は何を強くしてきたんだぁ?スピードかぁ?手数かぁ?硬さかぁ?
違うだろぅ?お前の強さはパワーだろぅ?
一度パワーで叩きのめすと決めたんならなぁ、パワーで突き通すんだよぉ
それが男の道ってモンだろうよぉヒック
女みたいなひっちゃかめっちゃかとっかえひっかえじゃない一本道なんだよぉ
左腕がなんだぁ?それは利き腕じゃないだろぉ?たたえかえんだろぉ?
行っちまったアイツのこと、気になるんだろぉ?ウップ
アイツだけでお前の歯が立たない奴に勝てると思うかぁ?ウップ
あん?ウルセーなぁ、俺はホモじゃねーよぉチクショウメ
飲みたりねえぜ、ガキィ
ちょっと酒買ってきやがれってんだぁ 「例の廃空港」までなぁ
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アンタも変わったよなぁー
あ、もちろんいい意味だぜ?
丸くなったっつーか……
さてと、オレもぼちぼち出るぜ
アイツらだけじゃちょっと心配なんで仕方なく、な
ああそうだ、訊き忘れてた
アンタあれだよな、ホモじゃねえよな……?
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何言ってんだよ、ホモなんか居る訳ねえだろ
そりゃあこんな所に居る確率もゼロじゃあないがな?そりゃあ警戒しすぎって奴だ
はっはっは...さて、本業に移るか...
兄ちゃん、ここら近辺で出る「幻獣」の噂...聞いたことあるかい?
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良いぞ…極めて順調に成長してくれている
一昨日の実地試験の傷も完全に癒えた
…あの愚かな能力者共を叩き潰す日も近い
あれを通じて漏洩させた名は…そうそう、「幻獣」だったか
くっくく、皮肉な物だ
奴らが最後に見るのは醜い化物だと言うのにな
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何が醜いものか、コレだから美学を理解しない戦闘屋はイヤだと言うのだ
外見の醜美なんぞクソの役にも立たない価値観でしか無いと言うのに
『最強の能力』という子供の妄想にも劣るモノ
『本能を持たない獣』という矛盾に満ちたモノ
食事を摂る必要も無く、疲れを感じる事も無く、繁殖すらしない生物
解るかね?アレは兵器を超えた生命であり、神を超えたシモベなのだ
まぁどうせカケラ程も理解しないのだろうね、だから戦闘屋はイヤだと言うのだ
無駄話は終わりだ、早くアレの準備を再開したまえ
次はどんな負傷も瞬時に回復出来る様に・・・そもそも傷を負わないように・・・
まだ育つよ、もっと育てるんだ・・・馬鹿馬鹿しい妄想の様な『最強』にいきつくまで
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でも残念ね
それは儚い幻でしかないもの
ほら、もう死んじゃったわ
所詮は幻想よ……現実との境界を壊すことなんて、できはしない
さあ、次はあなたよ
これかr…………えっ……??
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ッ――!!
(なんてことだァ……あの子は死ぬゥ
あの女に気付かなければァァァ間違いなく殺されるゥ!!
だがしかしィ……私には何もできはしない……
許してくれェェェ)
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ぇ?あのヘタレバカ?ふふっさぁねぇ?まぁたいつもの悪い病気じゃないかしら?
油汗ながしながらガタガタ震えて、ブツブツ言ってるだけなら只のヘタレなのにねぇ
ふふっ・・・アレはヘタレな上にバカだからねぇ
ぇ?決ってるでしょぉ、バカ迎えに行くんだよ
どーせベソかいて鼻水まみれのバカ面で戦地を引っ掻き回すだけなんだから
ふふっ・・・アレはバカだからねぇ・・・ホント
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兎にも角にもやる事は決まっているんだろう?
さぁ、あのバカを迎えに行ってやろうじゃないか
あの引っ掻き回し方は奇跡の所業だと思うけどねぇ、私は
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ははははは! なんだてめえら……あれを迎えに来たのか!?
あのザコを!? あのバカを!? あのゴミクズをか!? わざわざ!? そりゃあ実にご苦労なことだなあ!
いや、本当にご苦労様だ――頼むから、お願いだから、早く連れて帰ってくれ。あれは東に向かったぞ
あれのせいで俺様の計画が滅茶苦茶だ、……そもそも俺様、とっくに死んだ筈だろうが!?
あれは一体なんなんだ――何がどうなったら、こんなバカなことになるんだ!?
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誰も知らないよ、アイツがいったい何なのかなんて
でも、アイツがどんな奴なのかはよく知ってる
遠慮なく連れて帰らせてもらう……じゃあな
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なんという能力……
これが【主人公補正】の真の力なのか
負けたよ……これはオレの完敗だ
そして認めてやるよ、お前の意思を
さあ、ハッピーエンドを持ってこい!!
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色々あったけど、俺達は今日も元気だ』・・・って、何コレ?
事実を正確に伝記するようにって言ったよね?コレじゃ子供の日記以下じゃないの
分かってるの?史実を残して冒険譚として語り継がれたり伝説になったりするかもしれないんだよ?
馬鹿にしてるの?それともキミが馬鹿なの?あぁ、馬鹿だったね!!!この馬鹿っ!!
こんなちょちょいのちょいの御茶の子さいさいで締めくくれるワケないでしょ
キミが見て、感じて、考えて、出会って、戦って、別れて、創って、壊して
歩いて、走って、転んで、戻って、喜び怒り哀れみ楽しみ、泣いて笑ってきた事を
そっくりそのまま振り返って全部書くの、全部!そう、ぜぇぇぇぇんぶ!!!
・・・足りるワケないでしょこの馬鹿っ!!!やりなおし!!!
最初っからやりなおし!!!!
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信じられるかよ?あれで冒険家だからな?馬鹿で阿呆でどうしようもない、一番頼りになる奴だ
まぁ、あれじゃなきゃ無理だったろうな...俺ら全員纏めて、笑って泣いて叫んで、引っ張ってくれるのはいつも彼奴だよ
ったく...俺の人生丸々ひっくり返しやがって...来世で彼奴を...いや、来世も同じ結末しか見えないな、こりゃ
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役者はこれで揃ったな
お前達にはこれから半年に渡って、ある『ゲーム』をしてもらう
なに、簡単なものだ……殺しあえ、能力者
最後まで残った一人には、私の【能力】をくれてやろう
うん? それはならん……降りることは許されない
ふむ、そうだな……お前は真っ先に脱落しそうだ
それではまた逢おう! おもしろくなることを期待しているぞ
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存分に愉しむが良いさ...んでもって俺がそのチカラを手にいれてやる
精々嘲笑いながら見物してろ、大虐殺(ジェノサイド)ショウ・タイムだ
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ダメだ、ゾッとするほどつまんねー催し物だ
何番煎じだっつーんだよ、オリジナリティはどこへいったんだ?
それにあの気取った態度……ハンッ、バカらしい
とりあえずある程度人数集めてあの主催者フクロにするぞ
殺し合いよりは狩りの方がまだ見れた遊びになる
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ルールの一つや二つあった方がゲーム性があって面白いのにただ殺し合うだけなんて本当つまらないわね
…まぁいいわ 狩りの方が確かに楽しいだろうし何だったら殺さないでルールを決めて貰った方が…フフッ…死と隣り合わせのあのゾクゾクした感覚を更に、甘美に味わえるわ……
フフフッ…いいわね……フフ…
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…ふざけてるワケでもナメてるワケでもないんだけどね、ただ思わず笑っちゃうよね
だから、楽観や余裕じゃないってば…むしろ強敵揃いだと感じたから楽しみで楽しみでしょうがないの
ねぇ、キミも分かるでしょ?だからこうやってわざわざお飾りの芝居じみた『開会式』なんかに出席してるんでしょ?
…そうだね『主催者』を狩るのも面白そうだし、ルール通りに『参加者』と踊るのも面白そうだし
キミはどうしたいの?あっその前に、一応始めましてのゴアイサツ?よろしくね?
ところで、キミの【能力】は?・・・うん、そりゃ教えてくれないよね、そりゃそーだ
もう一度聞くけど、ねぇ、どうしたい?今すぐここで殺りあうの?あたしはどっちでも良いの
だけれど、どのみちキミとは一度殺りあってみたいなぁ・・・ねぇ・・・
―――うん、そっか
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可能性が溢れるこのルールにケチばかり付けやがる
ルールが無いのがルール……そりゃつまり何をしてもいいっつー事だ
すばらしいじゃねえかよ……しばらくは退屈を忘れられそうだ
おっと悪いな、チビの嬢ちゃん
俺とお前じゃロクな戦いになりゃしねえよ
他を当たってくれや
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やいのやいの言わへんの
あんまりいちびってるんが危ないんやよ
ちょっとは落ち着いたらどうや
まあ言えることやあらへんけどさ
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sage忘れた
すまん
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さてさて、早速だが仕事の話に入るとしよう
いつもの通り、今回も突然でスマンねぇ…フフッ
失礼、それではお三方にはスウェーデンに飛んでもらおうか
詳細は追って伝えよう……ほら、必要なモノだ
期間はちょっと長めの5ヶ月だ、頑張ってね
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願ったり叶ったりだぜ全くサイコーだね!軽ぅいお使い感覚のスウェ〜デンでお仕事!
ちょっと前まで密林に飛ばされてたと思ったら、帰ってきた途端にまたお仕事!
例によって『詳細は追って伝えよう…』カーッ、流石は我等のボスだ!ワクワクドキドキのお楽しみってワケだな?
そして今回のビックリアイテム!こりゃなんだぁ観光ガイドかな?あぁっ!これはルーン文字だー!!
こりゃぁ役立ちそうだぞー、北欧神話レベルで小洒落たトークも出来ちゃうワ
しかも一緒に行くのは例によって"楽しく愉快なお友達"とはネッ!!!
・・・誰かぁ・・・いっそ殺してくれ
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連絡が途絶えて三ヶ月……流石に死んだか
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勝手なこと言ッてんじゃねえよ失礼な
この通り生きてるぜ〜ピンピンしてるぜ〜?
たしかにここしばらくほとんど眠ッてねえが元気そのものよォ!
まあもッとも? テンシょンは妙だがァな! ヘイ!
あ? なぜ仕事の途中で帰ッてきたか?
……続行は不可能だと判断したからだ
俺の武器を見てくれよ――粉々だぜ、チクシょウめ
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メッタメタにされて帰ってきてやんのー!
キャハハハッだっせぇ〜
そんなに厳しかったのぉ〜?今回の任務?
それにしても行く前はあんだけ威勢張ってた癖にこんな泥だらけでくっさい姿で帰ってきちゃったんだもんね〜恥ずかしい〜
ボク?行くわけ無いじゃん
ボクみたいな可憐で可愛らしい女の子はここでお姫様して周りからちやほやされるのが一番良いのさ!
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さえずるだけでずるやすみ?お守りされるままひきこもり?
一生懸命精一杯、命をかけて戦ってきたヒトを笑っちゃダメでしょぉ
ホラごらんよ、自慢の武器は壊れちゃって、文字通り『顔に泥を塗られて』命からがら逃げ帰ってきたんだよ?
大変だったんだよ?頑張ったんだよ?・・・でも失敗して帰ってきたんだよ?
ホラホラ、ちゃんと労って!慰めて!命からがら敗走してきたのがどんな気持ちか聞いてあげないと!!
アタシ?勿論無理だよ!いぃっつもキミに子ども扱いされてるアタシだよ?
そのキミが『続行は不可能だと判断した』んだもの、出来っこないよね?そうだよね?
あぁ大変、お顔が真っ赤!プルプル震えてどうしたの?熱でもあるの?疲れたんだよね
ホラみんなも見て!ゆーかんな戦士サマが具合悪いの、急いで看病しなきゃ!!
ベットに連れてってあげるね、ふかふかふわふわの天蓋付きが良いよね、レースのカーテン付きの
ねぇ!お人形さんは?ぬいぐるみは?子守唄いる?そうだ!お菓子とお茶も用意しなきゃねぇ?
ねぇねぇ、頑張ったんだよね?お疲れだよね?たぁ〜っぷり労わってあげるからねぇ〜
あっは・・・あははははははははははは
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ハラキリ・セップクとやらをこういうときに男がするべきだというのはミヤモト・ミュサシの格言だよ
こちらには君の代わりなどいくらでもいるのだから……と、言いたいところだが
君にはまだ利用価値がある、アイデンティティがあるからだ
さあどうだ、次のミッションで汚名挽回をしてみる気は無いかね?
ああ……心配ない、この生意気ちゃん共にはしっかり「御仕置き」をしておくからご安心したまえ
「センセイ」もこちらに向かっている……そういえば、「センセイ」が君は苦手だったかな?
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なかなか性格が悪いよねぇアンタたちって
よくもまぁ、そんなに小さくて可愛い口から皮肉や嫌味が次々と
姦しいったらありゃしないわ
まー、かく言う私も人のこと言えた義理じゃあないんだけどね。くくく
あー、そこで涼しい顔してるアンタもよぉ
どーせ無理難題無茶苦茶吹っかけようって魂胆よね
助け舟どころか泥舟よ。あの子も分かってるだろうけど
あーあ気の毒ね。顔真っ青
……は? 私が変わるわけないじゃない
完全に他人事だと思ってるからこういうこと言えるのよ
-
よしなよみんなー
明日は我が身だよ?こういうことって
それをネタに笑うなんて良くないと思うなー
ところで『お仕置き』についてなんだけどねー
内容によっては是非とも見物したいんだけど!
-
どうっでもいんだよ! そんな些事は今関係ねえだろ!?
「センセイ」が来るんだぞ!? 今すぐお茶菓子を用意すんのが最優先だろうが、馬鹿かゴミども!
-
どうも近頃、ここの奴らはタルんでるようだな
まったく情けないぜ
まあ、俺が言うのもなんだけどよ…
さっき連絡があってな、『センセイ』は少し遅れるそうだ
用件も聞いたぜ?
例の【扉】についてだ
気合い入れないといよいよヤバいぜ?
-
全部? 全部乗ったの?
ほらほら、ぐずぐずしてると「崩壊」に巻き込まれちゃうよっ
あぁ、そこ押しちゃだめ。この荷車狭いんだからさ……
……よし、じゃあ私は最後の見回りに行ってくるからね
大人しく待ってるんだよ?
***
はぁ……世界が崩れてなくなっちゃうなんて聞いてないよ
現代の魔法じゃ世界の維持はとてもじゃないけどできそうにないし
そもそもあんな荷車に防御魔法をかけた程度で「崩壊」なんて乗り切れるわけがないんだ
それならば……どうせ皆死んじゃうなら……
せめて、一緒に手を握って、苦しまないように
あぁ、空が白いなぁ……
-
ぁあ?世界の崩壊を何で起こしたかって?
そりゃもうこの世界が寿命だったからさ これ以上無理に長生きさせてもどんどん世界全てが衰えて苦しみながら地球の動植物と共に死んでいくだけだ
だから安楽死させた それだけのことさ
それが私の仕事、役目だからね
大丈夫 この世界は死んでしまったが、また暫くすれば新たな世界が芽吹き始めるさ……ほら…
-
…楽園の住人、最初の挑戦者…第一歩を踏み出す者…
貴方と貴女はそう、他の生物とは違うんだね、それは大切な心だよ
ケケ…それはね?『知恵』や『欲望』と言う心さ
気になるんだろう?この実が…あぁ、他の生物達は気にする事は無いよ
貴方と貴方だけ、これは『早い者勝ち』と言う規則さ
お食べよ、さぁ・・・美味しいから・・・きっと、とても美味しい
-
生きとし生けるもの全てにその機会は与えられなければいけないだろう?
だからね、ボクは「今は」そんな利権を必要とはしていないんだよ
赤く紅く熟れた甘い果実を口にするのはどんな異形か... ボクはそれを観るのが楽しみで仕方がないんだよ
そんなことをしたら先を越される?僕の好奇心の前にはその程度の誘惑は無力だって
いつだってボクはオブザーバー、空を見上げ流動的な変化に思いを馳せるスターゲイザーさ
君だって同じ、争う様を見て楽しみたい...そうだろう?『蛇』よ
-
【宵の楽園 求める者達 観る人影】
彼らには見えているのだ、その姿がはっきりと
彼らは感じているのだ、心から欲するその存在を
それが水月鏡花とも知らないまま、崩壊と再生を繰り返す
こんな無駄を幾度も幾度も――「待て、そしてあれを見ろ」
あれは……『方舟』か……!?
【曙に現れたる白銀 始まりより前の出来事】
-
塔を建てろ! 天に達する無限の塔を!
あの屈辱を忘れるな! 神への怒りを忘れるな! 決して赦すな、赦してはならぬ!
我らは一つ、祀ろわぬ民、神の首輪を千切るもの!
手を伸ばせ、拳を握れ、突き上げろ! 神の門を抉じ開けろ! 神の鼻ッ柱を殴り付けるのだ!
我らは一つ、「人間」なり――さあ、塔を建てろ! 天に達する無限の塔を! 復讐の塔を天まで伸ばせ!
-
成長したものだ…素晴らしいと喜ぶべきか、鬱陶しいと嘆くべきか、はてさてどうしたものか
…なるほど「一つ」の人間か
…それとも「幾多」の人間か
お前達に更なる『知恵』と『欲望』を与えよう、これは褒美であり天罰だ
自分と他人を感じるのだ、それは言葉であり文化であり容姿である
一つではなくなった「人間たち」よ、お前たちは再び同じ方向へと登れるのか?
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還らざる過去は、然し現在へと再び現れるだろう
「物語は繰り返す」……これは私の曾祖父の最期の言葉だ
逸早く備え、そして迎え討たなければ……!!
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万物流転せし混沌と清浄入り交じる空間に漂う少女は涙を流す。
紅であり紫色、白であり黒の世界に誘われた筈の招かれざる客は虚空を引っ掻き元の安寧を求めた。
有るべき場所へ、在りし日の刻へ。されど無関心で残酷な空間はそんな彼女に見向きもしなかった。
彼女は求めた。藻掻けど進まぬ虚ろな世界に羽音響かせる為の翼を。
彼女は求めた。流れた涙を掬いとり拭い上げる柔らかな者の存在を。
彼女は求めた。想う幸福を虚像であれど延々と投影し続ける空間を。
そうして彼女は手に入れた。静と動、孤独と他者。相反する性質をただ己の保身のために。
そうして誰にも見えなくなった空虚を漂う彼女の姿。その碑に刻まれた未来はありありと過去を映し出していた。
-
たまたまだったんだ
偶然だったんだ
でもそんな偶然がこの世界の始まり
この世界が遥か彼方の終焉へと動き出した始まり
生きとし生ける者は生まれた瞬間から死に向かって歩み続けている
それは世界も人間も同じ
どう足掻いても変えられないこの世の理
“それ”を変えようと幾人も闘い続けてきたが未だ叶わず、限りなく“それ”へ近づいた者にはそれ相応の罰が与えられた
それがこの俺
禁忌の扉を開き神をも殺そうとした者の末路
この世界が終わるその時まで永遠をこの暗闇で、孤独でこの世界に干渉も出来ずここから見ながら生き続ける呪われた守り人
…だと思っていたが…あぁ…安心したよ…この世界も人間も全く変わってない…ここまで来れる実力を持った途方もなく愚かな人間が居るとは
まさかこんな日が来るなんて夢にも思っていなかった…あぁ…これであいつに会える……
そうだな…ここでの暮らしも、まぁ…1万年もすれば慣れるぜ
じゃあな…次はお前だ
-
断片は流れ、いずれ喪失へと辿り着く
歴史という舞台に現れざる人々も儘に
百有余年の長きに渡る戦いすら、その者にとっては瞬間
記録は僅か数行、されど其処には多くの命が今も息づいている
今宵、御覧に入れよう
如何にして彼等は滅んだのかを
そして君達は得るだろう
選択すべき何かを……
-
を、ヲ、ヲ……まったく、難しいモノを寄越してくれたね
まあいい……さあ君達、【しりとり(アソビ)】の続きを始めよう
-
うむ、御苦労…いや、実際処理に困っていた案件でね
流石と言うべきかな?見事な対処だ、あとはゆっくり休んでくれ…
…と、言いたいところだが…例によってまた飛んでもらおう
では、続く詳細は係りの者から聞くように
-
日本の皆さんオッハヨウゴザイマーース!!
資料はー読んでいただけましたかー?
今回は私と一緒にサンフランシスコですよー
三名募集しまーす!
悪党共を蹴散らしたい方、チャンスですよーマジで!!
-
で?なんでそれをボクに言う訳?
遠征はあの脳筋ゴリラとか厚化粧ババアに頼みなよ
別に悪党共なんてどーでもいいしボクはここでスイーツでも食べながら雑誌を読んでのんびりしてたいんだよね
ほらほら分かったんならさっさと消えてくれない?そろそろ頼んだ某会員制最高級洋菓子屋のクッキーが届く頃なんだ…………は?あげるわけないじゃないか!早く出てけ!!
-
けしからん事ですな、まったく
我々の存在意義と使命を忘れたのですかな?
その様に怠惰で自堕落な生活を続け
恥ずかしげも無く傲慢なままに振る舞い
強欲を堪えず勝手放題
日々を暴食へと費やし
気に入らない事は、憤怒を隠さず喚きちらし
かと思えば、凱旋した同輩を嫉妬し凶弾し
挙句、その扇情的な格好で他者を色欲の虜にし、篭絡する始末
嘆かわしい、実に嘆かわしい…さぁおいでなさい、此度の出兵は貴女も連れて行って差し上げよう
元より貴女の"能力"は非常に稀少で有用だ、たまには活用するのです
そして願わくば今一度使命をそのだらけきった性根に刷り込み
普段の行いを省みて、後悔し、反省し、改善し、これを期に今後の身の振り方を改め――
-
目くそ鼻くそを笑うってこういうことだね
同じような能力もって同じようなことしてるくせによくいうよ
ほんと、頭悪いんだから、人間は
おっと?やめてよ?私はただの「お掃除便利ロボット」なんだからね?
しかも高いよ?めっちゃ高いよ?ね?この館の『あるじ』が怒るよ?
とりあえずお前とそこのチビと、そこの『ヒツジ』!サンフなんとかに行けばいいと思うよ!
私はここでお掃除してるから!『お掃除』をね!
え?私?なんでよ!こんなお掃除円盤になにができるのさ!
-
三年前から俺の時間は止まったままだ
キミが消えたあの日から、ずっと……
だが、今オレの目の前にいる「キミ」は違う……ただの、人形だ
失せろ……紛い物とはいえ、俺に「キミ」を二度も斬らせないでくれ
-
冷淡な対応だな、意外にも
ふむふむ……なるほど……
宜しい、事情は理解した
『彼女』に再び逢いたいかね?
紛いモノではない、本物の『彼女』に
然すればこの【紫蛇】、その願いを叶えよう
冥土へと続く扉を開くことで、な……
-
涙ぐましい亡い者ねだり
泣き声枯れてもなお叶わず
情けを捨てて斬った女の
亡骸求めて冥土まで?
奈落の底まで探したところで
無くしたモノは還らない
何度も渡れる旅路に非ず
中に入ったら戻れない
慰め合った戦友よ
仲睦まじき思い出よ
生暖かい感触よ
懐かしき…悲しみよ
立ち去りなさい招かれざる者、ここは生者の在る所に非ず
…ねぇ…お願い…ここに居ちゃだめだよ…早く…帰って
-
天命だそうだよ
その名を【滅びの天命】ロスト・デスティニー……彼を支配する『紛い物』
冥界の扉はまだ開いたままだ
彼は戻れなかった……決まり事を最後の最後に破ってしまったのさ
君は……君はどうだろうね
-
「姉さんにもう一度会いたかった
それはそれは酷い別れ方をしてしまったから……
だから、会って一言謝りたかったんだ
だけど僕は、逸る心を抑えきれずに「禁忌」を犯したーーいや、そもそも現世の者が冥界の者に触れようとすること自体が「禁忌」だったのかもしれない
そうして罰せられた僕は、生きることも死ぬことも許されない身体になってしまった
止まない痛み、満たされない飢え……狂うことができたなら、どんなに楽だったか
お願いだよ……お願いだよ……もう楽になりたいんだ……
生きて帰ることは望まない……姉さんにも会えなくて良いから……だからもう、僕を殺してください……
ごめんなさい、ごめんなさい……」
(:懺悔を続ける枯木)
-
いや、本当にこの世の生き物は不便だ。
理を破壊する力がなければ、創造する力もない。
だから禁忌にごときに縛られ、生と死にすらも縛られる。
死にたくなったら死んで、生きたくなったら身体創って蘇る。
不死になったのなら適当に書き換えりゃ良い。
それすらも出来ないなんて、不便すぎて笑えてくるね。
……あ? 封印中の俺に言われても説得力皆無?
そりゃ舞台に上がれば……え? オフレコ? ああ、うん。そう。
…………………気が向いたら本気出すわ
-
「我々はきっと、いつも心の奥底に夢を見ている」
喪失による哀しみに苛まれる者
真意を隠して冥府へと誘う者
死しても優しき還らざる者
あくまで傍観を続ける者
終わらない罰に泣く者
かつての力を偲ぶ者
「嗚呼――そして新たに現れる誰か
何かを変えられるのだろうか……」
-
変えられる訳がないだろう?
限りある命と不便な肉体を持ったお前達が全ての創造主である私を越えられるとでも思ったか
驕るなよ?お前達などいつでも消滅させられる所を敢えて見逃してやってることを忘れるな
全ては私の掌の上
この小さき箱庭の中から出ようだなんて仮にも私から生み出された存在がそんな阿呆らしい事を考えるとは…本当に愚か極まりない事だ
-
大事なのは"踏み出すこと"ですよ、創造主
我々は貴方に創られ、幾年月の間に知と力を蓄え・・・そして貴方に辿りついた
掌の上でしょうか?箱庭の中でしょうか?
我々はもう、貴方の目の前に立っているんです
-
……即ち、[世界]だ
彼等が求めたものであり、彼等が戦ったものでもある
彼等は[夜明け]を見たのだろうか
彼等は[曙光]を浴びたのだろうか
すべてはこの中に記されている
見るも見ないも君の自由だが、一言だけ添えておこう
これを知る事が良い事とは、限らない――
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良いよ…もうその御託は聞き飽きたんだ
確かに、ここまで俺は間違いだらけだったかもしれない
俺は偽善でどうしようもなく救われない悪だったのかもしれない
―――だけど
それは止まる理由にはならない
俺は歩み続けるんだ、歩み続けなくちゃダメなんだ
既にその足で歩くことをやめたお前に何と言われようと俺は惑わされない
お前は昔酷い目にあったかもしれない…だからなんだ?
それは止まる理由にはならねぇんだ!
俺達は生きている限りこの意志を失うわけにはいかない!
――どけよ……その先には俺を待ってる人がいるんだ
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ダメだねえそんなんじゃあ…通りたいなら問答無用で押し通らないと
どけと言われてどく奴がいるわけないことくらい分かるだろ?
まあいい……さあさあ始めようじゃないか「偽善者」クン?
これまでの君の偽善が、悪が、刃となって君を襲うよ
そう簡単に罪は消えないってこと、教えてあげよう
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嘯くのは老いた鳥
囁くのは若き獅子
そして彼方では、殺しあう二人の人
結末を知る者はきっと、ただ一人……されど
「私は諦めない……あの日の誓いと想い、忘れてはいないもの」
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残された時間は決して多くは無い、だが絶望する程少なくも無い
何を求め、何を為すか、それを考える猶予はまだあるだろう…
だが慎重に進む事だ…そうだな、あと…27、そう27だ
ん?ふっふっふ…なんの数字かは知らなくても良い事だが
しかしこれからのお前達にとって重要な数でもある
慎重に、だが決して数字にこだわり過ぎない事だ
そら、残りは・・・にじゅうろく
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崩れ落ちる泥の城如く、薄く風に破れ去る花弁の様に
誓いだとか想いってのは口だけの脆すぎるモノだってのに、それに縋んないとまともに立って進むことも出来ないなんてつくづく馬鹿な奴等だ
俺は意地悪だから残りの数は教えてやらんぞ?フハハハッ!こうしている間にも数はどんどん擦り減ってるなあ?
その誓いと想いとやらが崩れ去ってお前らのその勇ましい顔と心が歪み混ざって黒く染まるのを見るのが愉しみで仕方無い!!
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……インガオホー……これまでの罪の数だけ存在する
自分で分かっていたくせに、全く介入せずに見物者気取りで、甘い汁だけを吸おうとする
そう、いくら同じようなもの同士が咎めようとも……本質は……フフッ……
お前たちは実際愚かだ……やはり、『必要ない』
もはや創造主たるものは何者かで、それに挑むものがどんな希望を背に受けてたとしても関係ない
今まさに、0と1の世界と『更なる世界』が重なろうとしている!
そして、そう仕向けたのは階層次元集合体の重力なのだ……これは、あからさまに必然なのだ
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だからどうした
元より私は見知らぬ他人の為に生きるなどという考えを抱いたこともなければ
ましてや救おうなどと身の程を弁えていない事を考えたことは一度もない
昔から、そして今も力だけで守り切る事ができる自分自身のためにこの世を生き抜いてきた
…最早この世界が終わりを告げるのも時間の問題といったところか
為らばその最後の時まで好きに生きそして新たな生を授かった世界の大地を
他の誰でもないこの私の足で踏み抜いてみせよう
…だが、この世界には未練が無いわけではない
『時間』は無慈悲であり『未来』という『時』は皆等しくやってくるものだ
それが新たな希望の兆しであれ終焉であれ
為らば私は今唯一遺された『此の時』…我が刀を抜き、刀を貴様の喉元に突き立て
此の刃で貴様を斬るとしよう…それが私のただ一つだけの未練、私ごときが唯一成せる他人へ手向けとなるだろう
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うむ
初対面からずっっっと貴様が気にくわんかったが、漸く合点いったぞ
力だけで守れる? いつまで幻想抱いとるのだこの雑魚
創造主への挑戦しかり、救い主気取りしかり、人は無理や無茶をして成長するものじゃ
己の分際など弁えてどうする 他人を抱え込まんでどうする
最初からそうであったのか、どこかで躓いたのかは知らん興味もない
じゃが、小賢しく酔って行く道はさぞ気楽じゃろうな
そんな楽な道ばかりに行くから、貴様は成長せん
肉体はともかく、中身はいつまで経っても雑魚のままよ
説教臭くなったが、儂を含めてあれよな
ごちゃごちゃ御託並べる暇があるなら、さっさと切り捨てんか未熟者
-
望もうと望むまいと変わらない
運命は、誰だろうと必ず導くのだよ
戦いは間もなく、21の輝きと共に終わる
そして【四の世界】は何かを選択するが・・・しかし、未来は決まっている
終焉は世の必然だ・・・さあ、駆け抜けろ
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ロクデナシ共が
最後に何か言うと思ったらやっぱりこれか
ったくこの俺に何気安く話しかけてんだ?
ふぁ〜あ、終焉だの何だのオカルト集団どもは相変わらず口を開けば下らねぇ言葉しか喋らねぇなぁ?
ホンット…そんなネガティブな思想でよくもまぁ信者が集まったわけだ、金で釣ったのか?
んまぁそんなことはどうでもいいとしてだ
世界が新しく変わろうと俺は無事にはもうやり過ごすだけの手段はとっくのとうに確保してたし
正直この世界に巻き込まれて死んだ奴の事なんざどうとも思わねぇ……
…ただ、それを良いことに一々偉ぶってちょっかい出す奴共が最高に気に食わないんだわ
単刀直入に言わせてもらうぜ、創造だの何だのバカの一つ覚えみたいに叫ぶテメェらみてぇな化石には今後一切用はねぇ
んでもってこれから先、勝手にテメェらにシャシャリ出てこられたらとっても迷惑な訳よ
ここから先は…人間が生きる時代だ…テメェらお偉いさんたちは大人しく引きこもって貰うぜ
地獄の淵までな
さぁ、始めようぜ、此処がテメェら墓場だ
テメェらの生涯最後のダンスと洒落こもうじゃねぇか
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加速する終焉、抗う者・惑う者・驕る者…各々様々に騒ぐが良いさ
"傍観者"と、キミは罵るかも知れないが、私を指すならせめて"観測者"と呼んでくれ
私も散々に煽り、戦ってきた…が、流石に疲れた
今はしばらく"次の世界"まで休ませてもらうよ
ところで、私の戯言に付き合っていて良いのかな?道は見えたのかい?
まだ理解出来無いなら、教えてやろう…"次の世界"の方向を決めるのは"今"しか無いんだ
せいぜい、最後まで楽しませて欲しいものだな
ほら…じゅうきゅう
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嘘ウソ嘘だよ嘘
もうすぐ世界が終わるとか嘘だし、新しい世界が生まれるって言うのも嘘
終焉だとか創造だとか新たな世界だとか狂信者のフリって疲れるよね
ほら、どっかの誰かが言ってたけど『神はサイをふらない』だっけ?
自称“観測者”も知っての通り、そもそもアレは神ですらないし信仰してもねぇ……なーんて嘘
ぶっちゃけ適当に浮かんだ言葉を並べてるだけで意味なんてないって、本当だよ?
本当本当嘘を本当にする能力とか持ってないって
ん? あと十八でこの世界が凍結されるのは嘘だけど、旧世界から新世界に方向性が与えられるのは嘘だよ
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【宵の海上 とある客船にて】
ウソみたいなホントの話、あなたは聴いてくれるかしら
そして信じて……グスッ、ごめんなさい……信じてくれるかしら
《世界》は終わるわ
だけど、私達は終わらない
《次の世界》とは、もうすでに繋がりかけてる
あとはひとつだけ……あるモノさえあれば、私達は渡れる
【そして海原に――】
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逃げるしかないのさ俺たちは
世界は流転し続ける、それは常に終わりに向かって走り続けているということさ
終焉は必然で、多くの者がその刻が近いことを感じ取っている
だが、新世界の神の姿は未だ見えず……
逃げ場のない俺たちは、ここでみんな死んじまう可能性だってゼロじゃない
-
因果の糸が絡まり一体となっていく
箱庭は崩壊を初め、何れこの掌には残骸だけが残るだろう
糸と少しばかりの残骸は混ざり歪みながら形を変え、新しい箱庭がまた掌に生まれる
何時もの事だ
崩壊を始めた箱庭に勘付き運命に抗おうとする者が現れるのも
糸と残骸に混ざり乗る“方舟”を使役し次の箱庭へ移る者が存在するのも
私はただ、それを眺めるだけ
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結末など私には分からない
そう、とある神の名を名乗る者に招かれそしてその神をも殺した私がだ
戦いの行方など分からない
ある時は一刻と刻み続け最後の崩壊すらも気付かずに皆が幸せに終わる世界
ある時は己の無力を嘆き神に挑むことを放棄し絶望で終わる世界
しかしその中でも諦めず足掻き続けた者がいた世界
そして己を無力だと嘆き苦しみながら足掻き続け
その果てに神を切り殺し新たな秩序を生み出した者が存在した世界
あぁ、これだから人間は面白い
新たな可能性を常に生み続けるからこそ私は人間達に惹かれるのだ
今なら殺されると分かっていながら私を招いたかつての神の想いが分かる
私もあいつもそしてかつての先人達も
人間の可能性というあまりにも儚くそして確かな輝き持つものに惹かれたのだ
さぁ早く来い、私は何時でもそしてこれからもお前たちを待ち続けている
今からとても楽しみで仕方ないんだ
……君もそうは思わないかい?
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いいんだよ、難しいことなんか何一つ考えなくても
どうせじきに終わってしまう世界なんだ、憂いたって仕方ないと思うね
やりたいようにやれば良いのさ
え? 「あんたと一緒にするな」って?
はは、そりゃ失礼。でも、俺のそこが好きなんだろ?
……俺、頭悪いからさ、この世の真理だとか宇宙がどうのとか何一つ分かんねえ
迷惑もたくさんかけたと思う。ごめん
けどさ、お前と一緒に旅ができて本当に楽しかった
旅の中で聞いた奇譚。歯車、レプリカ、ろくでなしの娘……
……ああ、今なら分かるよ。終焉が待っていると知っていながらも前に進み続けた彼らの気持ちが
楽しかったんだよなぁ? 仲間がいて、綺麗な景色を見て、大切な故郷があって、意志を託せる人がいて
だから歩みを止めなかったんだ。辛くて、痛くて、悲しくて、一寸先に闇しか見えなくても、な
俺、行くよ。神サン一発ぶん殴りにさ
無駄な足掻きは百も承知だけど、完全燃焼なんて性に合わないし、それこそ死んでも死に切れねえからな
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夏のある日、獣は牙を折られてしまうでしょう
しかしそれは、決して悲劇などではないのです
牙を無くした獣は、やがて牙を上回る力を得るでしょう
それを振るう目的も、以前は無かった居場所も、時を同じくして得るのです
そして獣が往く道は、終わりを越えて来る始まりへと続く……
その先に広がる物語は、未だ姿を見せないようです
……ある日記の最後のページだよ
誰が書いたのかも、いつ書かれたのかもわからない日記
この獣の力は、はたして始まりとやらに届いたのか
こんな時だってのに、気になって仕方ねえ
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ええじゃないか別に
何時どんなときに何を思おうが人の勝手なんだ
さぁさぁこうやって喋ってる間にも時間は迫ってくる
この世界は何を生み、何を新たな世界に引き継ぐのかを
私はゆっくりと見ていることにしているよ
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よう、誰かと思ったらテメェかよ
あん?…こんな所で何をのんびりしてやがる、だぁ?
……ハッ!やる事はやったぜ?化石共のお掃除は中々面倒だったがなぁ
此れからはお偉いさん気取りの無能野郎共がもう少し数を減らしてくれることを願うが…こんなペースじゃ当分先になるか?
……俺はもう少しここに残るぜ?…あん?もう時間がないだぁ?わーってるよんな事ぐらい
…わかってる…だから、もう少しだけこの世界にお別れの言葉を告げさせてくれ
ここに残したものは正直……色々とありすぎるんだよ
だが後悔はしねぇ、この世界の死の意味を俺は忘れずに見届けてみせる
『観測者』……散々今の神達を喰い散らかしてきた俺だが…最初に目覚めた世界の初めての友人…
…神と名乗る大馬鹿野郎から与えられたこの役割は結構気に入ってるんだ
だから『記録者』のお前はしっかりと今から記憶しろよ?
始めるぞ、この世界はな――
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何を願い……何を想い……何に焦がれ……何に涙したのか……
今となっては、もう過ぎ去った出来事だ
しかしだ……君にこれだけは伝えさせてくれ……
私が死しても、世界は音も無く巡り続ける
終末が訪れても同じことなのだよ……
『始まり』は、すぐそこに……ある
さあ、行って……くれ……
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冷酷?冷血?冷淡?何とでも言えばいいわ
私は前からこうなるって言い続けてたのに信じなかった挙句私の邪魔した貴方達の自業自得よ
神に挑もうなんて愚かな事を考えるよりこっちの方が確実でしょう?
「方舟」は完成した
きっと厳しい旅になるわ 無傷で辿り着こうなどとは思わない
でも必ず行ってみせる 私はこんな所で死ぬ訳にはいかないから
…ん?乗客はもう決めてあるわ ちゃんと綿密な計算と調査をしてね
その結果貴方達は抽選にハズレてしまっただけ 別に私情なんて挟んでないわ……本当よ?
ただ貴方達が協力してくれていたら変わっていただろうけど
それじゃあ、私は方舟の起動準備に入るから 精々残り時間を無駄遣いしないように楽しみなさいな
ではでは さようならお元気で
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デウスエクスマキナは降りてこない
あの救いの権化は決して手をさしのべない
だってここは舞台じゃない……どうしようもない現実だから
ご都合主義の化身など、この世界にはいない
救いの手の主はいつだって生身の人間しかいないんだ
俺は俺を救う!あいつらも救う!全部まとめて一緒に連れていくんだ!
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暖炉に灯る炎の揺らめき――
瞼を閉じ、ただ黙してその音に耳を傾けろ
お前が適合しているならば、それの中身はお前のものだ
適合していなければどうなるかは……まあ察しの通りだな、うん
残された数は僅か六
明日は果たしてどうなるか
救世主は居るのか、英雄は来るのか?
すべては運命のみぞ知る、ってな
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泣き言なんざ聞きたく無ぇよ馬鹿野郎!とっとと"それ"持って出て行きやがれ!
この期に及んで何を戸惑ってんだテメェは、今更選択肢なんざ無ぇんだよカス!
おらっ背筋伸ばせ!胸を張れ!脚ィ踏ん張って視線は前だッ!!
な・に・が!『お達者で』だ、根性無し!出発前にメソメソウジウジ、本当にどうしようも無ぇ野郎だな
腹ァくくって"次"を目指すんだよお前は、それが出来なきゃてめぇなんざクソ虫だ!!
おーよ、厠にこべりついた糞に群がる便所コオロギさ!・・・何を泣いてんだクソ虫ッ!!
あぁ頭来たッ!!あったァ来たァ!!やっぱテメェなんぞここでブチ殺してやろうか!!?
ちょっとそこに座れや、首出せ首ィ!その生ッ白い首刎ねて玄関飾りにしてやっからオィオルァ
テメェどこ行きやがるッ!?何が『師匠お世話に』だクソ虫!てめぇごときの世話なんぞオイ!泣くんじゃ無ぇ!
クソ虫!!!そんな汚ねぇツラァ振り返って見せんじゃ無ぇ!早く出て行きやがれッ!!
泣き虫毛虫の根性無し甲斐性無しでクソ虫がッ!!おい、負けんなよッ!!!
クソ虫!!達者でな!!!!!!!
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夏の盛り、と呼ぶには些か早いが……なかなか爽やかで良い海だな、気に入った
お前も丸くなったものよ……いや、尖った部分はより尖っているのか? 不思議だな
間もなく黄昏だ
それを終わりと呼ぶか始まりと呼ぶか、お前はどちらかな?
やがて去る第四章と、いずれ来る何らかの五
願わくは……
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初めてあなたと出会った場所 かけがえのない、思い出の場所
…なぁに?もう泣いちゃってるの?馬鹿ね…あれだけ泣かないって宣言してたのに…ふふ……そうね、私も哀しいわ…凄く、とっても
でもね、あなたは選ばれたんだから 使命を全うしないと
それに私はこの世界で生まれて育ってきたから、だから…この世界と共に死ぬの
怖くなんかないわ 今度は次の、あなたが行く世界で生まれ変わってきっとまた巡り会える
だから、怖くなんかないのよ
ほら、もう時間よ 早くしないと崩壊に巻き込まれてしまう
……………ええ、私もよ……さようならは言わないわ また会いましょう
今度は平和な世界で、再び巡り会うことを信じて………………
……………………あぁ……ふふ……駄目…ね……あの子のこと………言えないわ……なみ、だ…………止まらない………
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今、確かに我が未練を晴らさせてもらった
この世界との別れの時は最早ないに等しい…元より未練がない今語ることもない
為らば私は刀を納め、新たな世界の日の出を見に行くとしよう
人の新たな希望の兆しがどれ程輝かしいものかを、終焉だけで完結する可能性を断った私には見届ける義務がある
……私も何時までも同じ場所で足踏みしてる場合ではないな、次の世界を再びさまよう時、私は今度こそ私自身の強さを手に入れて見せる
……何処までも説教の垂れることしか能のない口煩い爺よ、貴公には感謝する
日の出の時か
………良いものだな……この世界の生命…確かに見届けた
…さぁ、旅に出るときだ
さらばだ、また会おう友よ
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