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暇潰し:ロール練習スレ 2ndエディション
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立てておく
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>>950
【やや鈍い痛みが少女の頭に残っているが、特に異常はない】
【少女はゆっくりと立ち上がって、落としてしまった槍を拾い上げていると】
ん?まぁね
…出方は関係無いでしょ…
【突然女性に話しかけられ、冷静に答える】
【…が、先ほどの出方を突っ込まれてやや顔を赤くしながら言い返し】
貴方も訓練を受けに来たの?
【何故女性がここにいるのかを尋ねる】
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>>951
…あぁ、聞こえてたかい?
すまないさね。
【ケラケラと笑いながらそう言い】
…訓練?
いや、なんかみょーな反応が出てたから調べに来ただけさね。
【見れば足元には何か良く解らないメーターの付いた計器類が転がっていて】
ふむ、訓練用の仮想空間?
そんな感じさね?
【と、逆に聞き返して】
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>>952
…聞こえないつもりで言ってたの…?
【呟き…にしてはやや大きかった先ほどの言葉に、少女はそう言って】
反応…あぁ、なるほどなるほど
別に受けに来たわけじゃないんだ
【反応があったからきた、と言う女性の言葉に、妙に納得したようにつぶやき】
まぁ、そんなもんでしょ
私が戦った男も多分AIだろうし…
【先ほどの戦闘を思い出しながら、女性の問いに答える】
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>>953
/PCに移ります
まぁよく言われるさね。
【つまりはしょっちゅう大きな独り言を言ってるということだろう】
それにしても、いつの間にそんなのが出来てたさね?
全然気付かなかったけどねぇ・・・
【などとぶつぶつ言いつつ、相手をじろじろと見ている】
【どうやら目の前の彼女がその妙な反応を産んだのでは、と疑っているようだ】
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>>954
んー…私も命令受けてここに来ただけだし
そこまで詳しくは…
【密室だった白い部屋を見つめながら、少女も疑問を抱く】
【中も特に変わったところはなかった…いや、変わったところはあるか…】
【あの戦闘前と後に聞こえた声、アレは一体何なんだろう…設定されたAIだろうか】
…で、なんでさっきから私のこと見てるの
【…そして少女は、自分に向けられた疑いの目線に気が付き】
【少し不快そうな表情で女性に言う】
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>>955
命令、ねぇ・・・
【色々と邪推しつつ呟いて】
ところで、その場所って私でも入れるさね?
【相手の言葉を無視して露骨に話題を変えようとする】
【頬に汗が伝っているのは暑いせいではあるまい】
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>>956
…先に断っておくけど
私が所属してるのは、貴方が想像してるような悪の組織とかじゃないからね
【一応念の為に、女性に釘を差しておいて】
ん、多分入れるんじゃないかしら
まだあの穴開いてるし
…安全までは保証しないけど
【先ほどの密室を指さし、あの空いてる穴から入れると告げる】
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【*勝利者*】
この能力者は剣、杖、球の三つの武具を持つ。
剣はあらゆる防御や耐性を切り裂き、
杖は攻撃の魔術を高い威力で発動し、
球は傷を癒し、障壁等によって術者を補助し、場合によっては時をも止める。
また、この能力者は高い神性を持っているため、
消滅、即死に耐性を持ち、
能力を使わずとも高い身体能力と防御力を持つ。
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【密室の中で、新たな肉体が形成されていく】
【骨、内蔵、そして皮膚。簡単な衣服と、髪の毛が生えそろえば、そこには30秒足らずで生成された生物が居た】
【身じろぎどころか、息さえせず、男は誕生の時を待った】
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>>957
ああ、その心配はしてないさね、うちの馬鹿が悪の組織名乗ってるし
【さらっと何を】
んじゃ行ってみようかね・・・・・・・
・・・
・・・・・・
私ゃ弱いからちょっと付き合ってもらえるさね?
【穴に入る直前で相手にそう声をかけて】
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>>960
あっ…ふーん…
【…色々と感情が篭っていそうなつぶやきを残し】
え、私?
…構わないけど、二回も入っていいのかしら…
【付き合ってくれるかと尋ねられ、着いて行く分には構わないと答えたが】
【二回もこの部屋に入っていいものか、とためらっている】
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>>961
いいんじゃないさね?
ダメだったらその時さね。
【言いつつ、密室内部に侵入した】
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>>962
【女性と少女がおそるおそる中へと入ると、あの無機質なアナウンスが流れる】
『ようこそ。偉大なる研究者、――様の発明品へ』
『ここでは能力者を想定した、戦闘訓練が行えます』
【入り口が溶けるように消え、先ほどと同じ、完全なる密室へと変化する】
『制限時間、無し。障害物、無し。勝利条件、NPCの無力化。相手能力者、【*勝利者*】』
『警告。今回はボス能力が選ばれた為、強制的にシミュレータをONにします』
【彼女達の目の前にシミュレータの概要が書かれたパネルが現れ、アナウンスが説明を入れる】
『シミュレータの機能は至極シンプルです。現在のあなた達のステータスをリセットし、最善の状態を仮想的に作り出します』
【二人の体についた怪我、失った体力が蘇る】
『シミュレータを解除した瞬間に、この空間内で起きた体の変化はすべてリセットされるため、完全なる治癒ではありません』
『その為、深刻な症状を抱えた者はすみやかに当サービスを中止し、病院、またはそれに準拠した機関の、然るべき治療を受けて下さい』
【パネルが取り下げられる。目の前ではいつの間にか、球体を3つ浮遊させた男が佇んでいる】
『カウントを開始します。0になった瞬間、NPCは動作を開始します。戦闘準備を整えて下さい。5……4……』
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>>963
問答無用で戦闘!?
・・・まあどうとでもなるさね。
【言って、能力を起動】
【巨大な盾を右に、機械の腕を左に浮かべ】
【更に追加でガトリング砲二門をスタンバイ】
【始まりの時を静かに待つ】
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/申し訳ない、ちょっと用事ができてしまった…
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/了解しました。
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>>964
【突如、アナウンスのカウントが止まり、背後の扉が開く】
『エラー。対象のログアウトを確認。設定の再確認に移行します』
『残っているお客様にお聞きします。 あなたはボスクラス能力者に、単身で挑みますか。それとも、仲間を作って再挑戦しますか』
【女性の目の前に、 START REVENGE と書かれたパネルが差し出される】
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/スレたったっぽいからお預けで
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【氷華閃舞】
幻の名刀”雪華”(ゆきばな)を所持している
抜刀すると冷気が刀から放出され振れば雪の結晶が舞う
その結晶は任意で爆発させる事ができ爆発に当たると衝撃とその部位が凍りつく
また刀から氷の竜を飛ばす事も可能
能力者自体は華の形状をした氷柱を召喚させ操る事ができ氷柱も爆発させられる
剣術の達人であり身の動きの速さも申し分ない
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【ある寂れた道場で、一人の男が剣を振るう】
【その刀身は薄青く、初夏の暑さにも関わらず冷気を放っている。その雰囲気は透明で涼やかだ】
……っ……っ……。
【一定の間隔で、一切気を乱すこと無く、男は剣を振り続ける】
/戦闘ロールの練習だー。気軽に絡んでくださいませ
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/まだいるー? 倉庫から借り
【聖魔剣士】
聖なる魔力と魔剣を持ち、悪魔から魔力の使い方を少し学んだ剣士
魔力放出は瞬間的にしか行えないものの汎用性が高い
例えば、背中から魔力を放出する事でブースター的に加速。足裏から放出すれば普段よりも高く跳躍
斬りかかる時に使えば一撃がバカみたいに重く、速くなったりする
魔剣と呼ばれているが純粋に“魔”力増幅させる機能を持つ“剣”という意味での魔剣
剣に魔力を注ぐことで持ち主の魔力属性を帯び、一度振るえば凄まじい破壊力の魔力光線が放たれる
ただし、起動には魔力の大半を消費するので頗る燃費が悪い
身体能力:剣の技量は一級品だが、それ以外は鍛えた一般人の域を出ない
【武器】【剣】【剣士】【魔力】【聖属性】【一撃限りの必殺技】【セイバーっぽい】
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酸化
【剣魔剣聖】
この能力者は古今無双の剣士である。
ただし、「贈与者のコンマ一桁の数字」によってその性質は大きく変わる。
奇数の場合は剣魔、偶数の場合は剣聖となる。
「剣魔」
この能力者は常に血に飢えている。
武器を持つ能力者であれば、相手の強弱関係なく攻撃を仕掛け、その剣の錆へと変えるだろう。
相手の能力を見切る能力を持ち、あらゆる物質を両断する一振りの刀を持つ。
素振りをすればその速さに真空が生まれ、その真空の刃が離れた敵を切り裂く。
ただ誰でも斬るというわけではなく、武器を扱わない者には興味を抱かない。
「剣聖」
この能力者は平穏を愛し、また平和のために剣を振るう者である。
剣魔に比べて破壊力は落ちてるものの、達人クラスでも見切れぬ残像を伴う足運びと、飛燕すらも斬り落とせる斬撃を繰り出せる。
真空の刃は生み出せなくなっているが、代わりに一度に五回まで瞬時に攻撃できる剣術を使う。
また「剣に関係する能力者全て」に名前が知られており、聖剣を志す者も多いという。
身体能力はどちらも高い。
初期装備として「剣魔」は破壊力のある刀、「剣聖」は決して折れない刀を持つ。
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/ロールまだかなー (チラッチラッ
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/えっと、いいのかな?
>>970
【男は道場に足を踏み入れる】
【音も無く、気配も無い。かといって小柄ではなく、甲冑を身に着けた壮年の男だ】
【剣の道を征く者特有の足運びが成せる技である】
【その証拠に、男の背には大剣の収められた鞘が担がれていた】
――頼もうか。
【低く、重い声で、男は手合わせを申し込む】
【”道場破り”】
【それが、今の男の肩書きだ】
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>>974 /遅くなりました
【男は素振りを止め、入り口の男を見据える。ただならぬ空気を感じれば、パッ、と笑顔を顔に貼り付けて、恭しく一礼する】
おや……これはこれは……。西洋の剣士様が、こんな寂れたところにようこそ来てくださいました。
はて……一体何を頼まれているやら、私めにはさっぱり……
【柔和な笑みを困ったように歪ませて、男は努めて穏やかにそう告げる】
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>>975
/いえいえー、よろしくお願いしますー
惚けるな。
看板を背負う者なら、今の言葉の意味が解る筈。
……然し、万一とて曲解があれば本意ではない。なれば良し、この口ではっきりと告げさせてもらおう。
この道場の命運を懸け――――いざ、尋常な立ち合いを所望する。
【語気に滲むは並ならぬ戦意】
【悪意でも殺意でもない、ただ戦いを望む純粋な心】
【男は背に負った剣の柄に手を掛け、すらりと鞘から抜き去る】
【鈍い銀光を放つ刀身――そこから放たれる得体の知れない気配は、この男の能力によるものか】
願わくば、汝が強者たることを。
悪魔に呪われた我が身の餓えを満たす者であれ――。
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>>976
やれやれ……道場破りなど何年ぶりでしょうか。
【再び刀を構えると、少し考えて構えを解く】
……失礼。外へ出ませんか。
戦いの最中で賭けの対象を壊してしまっては、元も子もないでしょう。ははは…
【困ったように頬をカリカリと書いて、ゆるく笑う】
丁度、外は平原となっていますので……やれやれ、今日ほど人里から離れていてよかったと、思ったことはありませんねぇ。
【殺気立つ男の隣をすり抜けて、外へ出ていってしまう】
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>>977
――良いだろう。
刃こそ交えられれば、我は場所など問わん。
【後に尾いて行く甲冑の騎士】
【道場を出、辿り着いた平原で、改めて大剣を構えた】
【薙ぐ、或いは、叩き潰すことを前提とした、大きく刀身を傾がせたような体勢】
では、いざ尋常に――――勝負。
【瞬間、騎士は勢いよく駆け出した】
【男の頭部目がけ、叩き付けるように刃を振り下ろす】
【何の変哲もない基本の動き。それも、剣士を名乗るには少々隙が多い大振りであった】
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>>978
やれやれ、せっかちな御方だ。力押しでは私には勝てませんよ
【刀を構えた男は、剣士の振るう剣に合わせて、刀をそっと刃の側面へ当てる】
【縦の動きに横の動きを与えられた剣は、力の限り振り下ろしていればそのまま地面に叩きつけられるだろう】
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>>979
【大剣の軌道が逸らされる】
【いなし――これも剣術では基本中の基本】
【柔よく剛を制す。正しくこの金言を体現したような、まさに見本として相応しい迎撃】
【豪速の刀身は、男の顔面スレスレを通り過ぎ】
【傍らの地面に突き刺さ、】
――――重々、承知している。
【ら、ない。】
【キュゴッッ、と、刀身の動きが不自然に変化した】
【振り下ろす動きから、振り上げる動きへ――それも、先程とは比べものにならない程の爆速で】
【いなされたはずの軌道は、今度は男の胴を叩き斬るように襲いかかる】
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>>980
――ほう!
【その瞬間、男の柔和な目付きが、獰猛な獣のような目付きに変わる】
【胴へと向かう刃を刀で受けるが、刀では防ぎきれないと判断し、氷の柱を発生させる】
決壊!
【ギリギリと、刀を押して剣士の豪剣が氷の柱に食い込む。そのまま切り飛ばされる前に、男は氷柱を爆発させ、剣士と距離を取る】
【氷の破片を道着から払い落とし、男は楽しそうに言う】
はっはっ! 一太刀目で私にコレを使わせるとは、いやはやお見逸れしました。
【しかし、男の顔は最早笑顔は無く、青い瞳が冷たい光を放っている】
楽しい一時になりそうですなぁ…!
【上段に刀を構えたまま、剣士へ特攻する。と同時に、剣士の両隣に氷柱が現れる】
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>>981
【剣の行く手に立ち塞がる氷柱】
【その爆発に合わせるように、騎士は飛び退いて距離を取る】
【甲冑を着込んでいるとは思えない高跳躍――騎士の能力による機動性の補強である】
アインツ ワルツェンシュヴァルベ
―――第一の剣、 燕 返 し 。
【構え直しながら、厳かに、先程の剣技の名を呟く】
【凄まじい速度で迫る相手の男】
【男は大剣を再び傾いで構え――両隣に鎮座する氷柱を、居合いのように”一瞬で二度”切り裂く】
【魔力の瞬間発破による、加速と強引な軌道変更】
【それは、飛燕の両翼を切り落としたかの剣豪の秘剣のような神域の所業】
【男は、三度目の加速と軌道変更を行う】
【ギシリ、と軋む体の骨子――男に向かって、爆速の突きを繰り出した】
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>>982
――流水剣舞
【粉々になった氷柱が、更に粉々に爆散する】
【しかし、辺りに衝撃は走らず、空中で解けた氷が瞬間的に霧のようなモヤを発生させる】
『陰の太刀/滝壺』
【男に命中したかと思われた神速の突きは空を切る】
【代わりに現れるのは、上空から唐竹割りを打ち込もうとする、男の姿だった】
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>>963
ッ、何!
【罠――そう気付いた時には既に遅く】
【視界を覆うは薄氷色の靄】
【振り抜かれた大剣は宙を切り裂く。吐息は白く染まり、甲冑が薄く凍り付いていく】
(これが、奴の能力か……厄介な)
【微かに剣の風切音が騎士の耳に届く】
【急いで見上げる、が、男の刀は逃れるにはあまりにも近すぎる】
ぐ、おおおお―――ッ!!!
【剣を振り上げる】
【魔力発破による瞬間加速、更に倍、更に倍、更に倍!】
【一瞬にして4倍もの無謀な加速をした大剣は、ギリギリ男の氷刀を受け止めるに至った】
【ギッ、と、鍔が競り合う音】
【騎士と男、その距離は髪が触れ合うほどに迫る】
――成る、程。合点が行った。
その獣の目……貴殿も我と同じく、戦に魅入られた者か。
【笑う騎士の口元からは血が垂れている】
【無謀な加速の代償――肉体へのダメージが現れていた】
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>>984
【組み合う刃越しに、男は柔和な笑みで笑う】
はっはっ……『類は友を呼ぶ』。いやはや、先人の言葉は、為になりますな。
【余裕を見せた男であったが、その額には汗が伝う】
【というのも、彼の師匠以外で、この技を避けた者は居なかったからだ】
【自らが誇る『暗殺剣』をあっさり破られたのだ。男の同様は自然である】
(加えて…)
【男がちらりと、刀を持つ手を見る】
(こちらは力で負けている。となれば、真っ向から挑むのは分が悪い。……しかし)
【両手が、少しずつ震え始めていた。長期戦に持ち込めば、こちらの腕がやられるのは明白】
【逡巡は一瞬。男は剣を打ち据え、距離を取る】
……豪の剣を持つものよ。貴方の持つ剣技は、どうやら私の知るものではないらしい。
【静かに刀を収めると、居合いの型を取る】
しかし、次に放つ私の剣は……おそらく『水を知る全世界の者が覚えている』恐怖…!
【剣士の周りに、7,8本の小さい氷柱が生えそろう】
――流水剣舞 『居合の型/鉄砲水』!
【弾かれたように直進する男。すり抜けざまに、氷柱ごと男に斬りかかる】
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>>985
【魔力の瞬間発破――】
【爆発力の推進を受けるその能力は、肉体に多大な負荷を掛ける】
【無論、男は耐えうるように体を鍛え上げ、甲冑を着ることで軽減をしている】
【が、それでも一瞬に重ねられるのは三回が限界。それ以上は、肉と骨が軋みをあげることになる】
【戦いに溺れて濫用すれば、自滅する】
【まさしく悪魔に魅入られたような能力だと、騎士は自嘲した】
【そして、どちらともなく間合いを取り直す】
【構えは、正眼】
【真正面から受けて立つ、ここに来て騎士は最も騎士らしい勇敢な剣を選んだ】
――――来るが良い、柔の者よ。我が魔剣の業、とくと身に刻め。
【――――加速。】
【加速、加速、加速加速加速加速加速加速加速――――!!】
【甲冑の背面で魔力が爆発する】
【その推進はそのまま騎士に伝わり、押し出されるように騎士が動いた】
【背後で大きく、地雷でも爆ぜたような音】
【口や鼻から血が溢れ出る。構わない。この一合交われば、勝敗とは行かずとも、戦の趨勢が大きく傾く】
【ならば、何としても、この一合は制する――――!!】
ツヴァイ エリンネルンゲンソルダーテ
第二の剣、 雷 光 の 剣 ―――ッッ!!!
【騎士と剣士の鈍光が、交差、し、】
【バギン、と】
【肩の甲冑が腹部にかけ、完全に凍結し、爆ぜる】
【大量の吐血、それでも尚、騎士は倒れない】
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>>986
【硬く、強固な太刀に、男の刀はその勢いを真正面から殺される】
【体を両断するつもりが、直接相手の体に刃が触れることすらなかった】
ガッ……! ッハァァ…!
【体制を崩した男は地面に強く体を打ち、ゴロゴロと転がる】
【ガクガクと震える腕を抑えながら立ち上がると、左手にドロリと温かいものが触れる】
……はっはっ。私が、激流なら、貴方はまるで、それを堰き止める巌のようだ。
【左手で刀を振り、現れた雪の結晶を傷口に押し当て、傷を凍らせる】
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>>987
――――巌か。巍巍たるそれも、風雨に削ぎ落とされるのが理。
【口、鼻。】
【血は止めどなく溢れ出る。】
【甲冑が幸いしたのか、相手の刃は肉体を削ぎはしなかった】
【が、これで甲冑を完全に無力化された上、そろそろ肉体のダメージの許容量も超えてしまうだろう】
【そうなれば、戦闘の続行は不能】
【剣を振るえなくては、それは騎士として敗北を意味する】
次の剣が、最後だ。
【これで雌雄を決する】
【騎士の切り札、”第三の剣”】
【剣で視線を横切るような水平の構えで、騎士は剣士の構えを待ち】
――――征くぞ、柔の太刀よ。我が剛たる魔剣、制してみせよッ!!
【大剣が、魔剣と名を変える】
【騎士の魔力属性は『剣』――それを帯びた刀身は、寸法を際限なく拡大させていく】
【その長さは、長身たる騎士の数倍にも及んだ】
【刀身が、光る】
【刃の持つ白銀の鈍さではない、太陽のような黄金の光輝】
【間合いなど、この剣の前では一切合財その全てが灰燼に帰す】
【あらゆる数値は、この剣の前に消え去る】
【三にして一なる剣、その名は】
ドライ ゲッターシュトラール
第三の剣―――― 神の威光 。
【黄金の光輝が、振り抜かれる】
【極大の射程、極大の殺傷域、極大の威力を以て放たれる破壊の光】
【騎士の最後の剣が、剣士に牙を剥く】
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>>988
なる、ほど…
【男の目の前にあるのは、一本の柱】
【上から下へ、流れ落ちる自然の剣とは違う】
【下から上へ、力強く登っていくようなその光は、誇り高く、尊いものに写った】
私は、自然に身を置くことで、道を見出してきた。
――貴方は、あくまで人として、道を切り開いてきたのだな
【ふっ、と笑うと、男は刀を収めた。しかし、その顔には絶望はない】
【剣の光を、まるで晴れた日の朝日でも見るように、穏やかに見つめている】
――流水剣舞、奥義。
【何かをつぶやき、男の体を光が包み込んだ】
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>>989
騎士とは、そういう物だ。
幾多の血と錆の果てに救いがあると信じている。
自然のままに、在るがままに在ることは許されない。敵兵を屠る為、ただその為だけの剣なのだから。
我は、その哀れな末路の象徴よ。
戦が終われど救われず、職を干され、言い得ぬ虚脱(うえ)を夜毎血で潤す日々。
度し難し。
救い難し。
ならば神に縋るより他はなく、その妄執が我が三位一体の剣を生み出した。
【それが偶像であると】
【気付いていたのに、棄てきれない】
【こんな奥義まで生み出して、そこまでして、この血塗れの身を神に救われたいと願っている】
【哀れ、ただその一言に尽きた】
嗚呼、願わくは――汝が、強者たることを。
神は自然の内に宿るならば……我が偶像(かみ)を、汝の太刀(かみ)で打ち砕け!!
【虚飾の黄金が、その輝きを増す】
【騎士は大きく咆哮を上げると、剣ごと破壊の光を剣士に向かって薙いだ】
おおおおおおおおおおおおおおお―――――ッッッッ!!!
【大地が焦げる】
【大気が灼ける】
【破壊、蹂躙、その全てを集約したような極大の光線】
【目を覆いたくなるような光度と烈風を荒ばせながら、恐ろしい速度で第三の剣が剣士に襲いかかる!】
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>>990
【轟音と光が世界を支配する】
【後に残されたのは、神がナイフで抉ったのではないかと、疑うものもいるであろう巨大な裂け目】
【熱と魔力から逃れた草木が、まるで逃げたがっているように風になびいていた】
『打ち砕け』ですか……
【そんな時、どこからか声が響く】
そんなことを言われましても、残念ながら、私の持てる力では無理ですねぇ。はっはっはっ
【腰に手を当て、朗らかに笑う男は、剣を大地に突き立てる剣士の、ほぼ真後ろで突っ立っていた】
【服の大半は焦げ、顔と体もひどい火傷を負っているものの、男は無事で立っていた】
【一連の流れからは、予想もできない光景であることは間違いない】
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>>991
【光は、薙いだ】
【眼前の万象全てを、剣士さえも例外なく】
【全てを等しく――三位一体を謳う神の教義通りに、全てを薙ぎ払ったのだ】
【騎士は、昂奮を落ち着ける】
【終わってしまったのだ、もうこの戦の続きは無い】
【偶像(かみ)は死なない】
【騎士の命が終わるまで、永遠にその心を蝕み続けるのだろう】
【夜毎、名のある剣士を訪ねては屠る。その繰り返し。血塗れの騎士の在り方としt】
【声。】
――――な、に?
【疑問符が、騎士の頭を埋め尽くす】
【「神の威光」は、剣士を薙ぎ払ったのではなかったか】
【ならば何故声が、いや、そもそも、何故奴は騎士の背後に立っている……!?】
【さっぱり、解らない】
【が、どうやらこれだけははっきりしたように思えた】
【偶像(かみ)は、敗れたのだと】
……フ、フハハハ…。
【そこで、ようやく騎士は膝をつく】
【肉体の損耗、魔力の消耗、共に看過できるレベルをとうに超えている】
【正真正銘、先程の光が最後の剣】
【それを凌がれた時点で――騎士の敗北は、決していた】
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>>992
いやいや、何を絶望感に満ちた笑い声を上げているのです。
【崩れ落ちた騎士の隣に、どっかりと座り込む】
私と 引き分け になったことが、そんなに悔しいのですか?
【引き分け。この生きるか死ぬかの惨劇を目の前にして、男は引き分けと口にした】
あ、安静におねがいしますよ。 もうじき、人里で働いている弟子たちがやって来ますから。
【あっけらかんと言い放つ男は、欠伸なんぞをしながらのんびりと空を見上げている】
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>>993
ハハハ……。
我は、絶望などしてはいない。
むしろ真逆よ……たった今、積年の絶望が晴れたところだ。
【騎士と剣士の戦いは、引分けに終わったのだろう】
【命を奪えず、落とさず、こうして相対していることからも、それは自明である】
【だが、もう一つの戦い】
【偶像と太刀の戦いには、ようやく決着がついた】
【偶像は太刀を殺すことはできなかったのだから、それもやはり自明であった】
嗚呼……。
【この剣士は、強者であった】
【背の鞘に魔剣を収める――最早、第三の剣は無用であると】
【騎士は平原に体を倒し、空を仰ぐ】
【妄執が消え去ったこの世界で、騎士はようやくこの世界の在りのままを目の当たりにする】
――――綺麗だな、この世界は。
/すみません、時間が来てしまいました…!
/お相手ありがとうございました!
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>>994
えぇ、えぇ。そうでしょうとも
人の道は尊いものですが、それに縛られては駄目なのです。
人生とは、道を曲がることも、それることも、引き返すことも、新しく作り出すこともできる。
自然の営みの一部、なのですから。
……と、高説を垂れて見ましたが……いやはや、ご自分でお気づきになるとは……敵いませんなぁ。
【カラカラと笑う男と、すっきりとした表情をした男】
【二人を見て、いったい弟子たちは何を思うのか】
【その答えは、青い空と、真っ二つに両断された、彼の道場だけが知っている】
/お疲れ様でした!
/とても楽しかったです! お相手ありがとうございました!
-
/折角だ、残り僅かなレスを文章力の向上に繋げさせて貰うぞ
【人によっては、その女性を陶犬瓦鶏だと嘲笑うかもしれない】
【それ程に彼女の藍色の髪と黄土色の瞳は艷やかで、陶磁器の様な白さを持つ肌からは嫋やかさを感じさせた】
【それ程に彼女の肢体は細く、触れれば折れてしまいそうに儚げなもので】
【夜の街に爛々と煌めく地上の星を見詰めるその眼からは、“意志”や“生気”というものが見受けられない】
…………。
【ここから飛び出して、宵闇の一部と化してしまえばどれ程楽だろうか】
【生き延びる為の闘争に役立つことも無ければ、日常の中で能力を行使して人の役に立つことも叶わない】
【そんな自分を消し去ってしまい、有無を確認できない死後の国へ赴くのだと安堵して息絶えられるのなら、どれだけ幸福だろうか】
【小高い丘に佇む安ホテルの一室からでも安寧は求められるものだと知れたなら────】
【女は知っていた。いつでも逃げられるけれど、決して逃げてはいけない場所に自分が立っていることを】
【己が平和の為だけに逃げれば大勢の人が死に、沢山の人に恨まれ、死後の国で悠々自適に暮らすことなど出来ないなんて分かり切っていることだ】
…………。
【なので、声を上げず静かに涙を流す】
【小さな雨音に気付ける心優しい者が一人でも居たならば、今後も衆生の生贄として死に続ける覚悟が決められるのではと考えたからである】
【比高4m弱の雨粒が一滴、アスファルトを濡らした】
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う
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め
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る
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よ
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