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(´・ω・`)【宣伝】バーボンハウスのようです

1名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 14:15:02 ID:u14FzRFw0
(´・ω・`)「皆、自分の作品をガンガン見て貰いたいよね?」

(´・ω・`)「宣伝スレも寂れてるし……」

(´・ω・`)「かといってURLを貼り付けても迷惑を
かける…だから、」

(´・ω・`)*「作者の皆はここに堂々とURLを貼り付けて、宣伝しよう」

(´・ω・`)「勿論、宣伝された作品の感想もここで
述べてもらっても構わない」

(´・ω・`)「絵とかもいいんじゃないかな」

(´・ω・`)「読者がお気に入りの作品をここに宣伝するのもおkだと思うよ」

(´・ω・`)「このスレを案内板としても使いたいから、
常時age進行でよろしく」

2名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 14:17:33 ID:u14FzRFw0
【宣伝例】

究極のブーン系小説が……


今 こ こ に ッ !

( ^ω^)キメラアントのようです
URL〜〜

3名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 15:51:11 ID:D6nz9KrM0
このスレの存在意義がいまいち見出せない。

宣伝スレが寂れてるのなら盛り上げれば良いんでない?
感想や絵は感想絵スレがある、それに総合にだって投下できない訳じゃない。
案内なんてそれこそ総合で色んな人が案内してくれる。

それ以前にこのスレタイじゃ「バーボンハウスのようです」という作品を宣伝するスレに見えてしまう。
改善案思い浮かばなくてごめんよ

4名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 16:46:47 ID:mWNM9r9oO
自分もこのスレの必要性がちょっと分からないな
普通に既存の宣伝スレとか予告スレ使えば充分。利用者はいるし新規レスあれば見に行くし
感想絵スレも機能してるし
とにかく、他のスレで事足りてるじゃないか

似た系統のスレがあると利用者が分散してどっちも中途半端になってしまう気がする
このスレならではというか、何か特色があればいいのかもしれないけど、思いつかん

5名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 16:52:41 ID:gHkC5.kg0

やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このスレタイを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このスレを立てたんだ。

じゃあ、注文を聞こうか。

6名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 17:25:34 ID:gHkC5.kg0

続くかもしれないし続かないかもしれないが
なんかもったいないから書く。

7名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 17:26:18 ID:gHkC5.kg0

 年季の入った、古めかしいドアを開けた先。
昔ながらの懐かしい空気が漂う、橙色の灯りと木製のカウンターが
酒という癒しを求めてきた男を、そっと包むように出迎えた。

 店内に流れているのは、流行りの煩いロックでも、下手なポップでも無い。
最奥の段で演奏されているのは、クラシックジャズだった。

 鍵盤という、白と黒に彩られた舞台を、繊細な指が軽快に舞っている。
輝く黄金の管は、空気を震わせながら、低く艶かしい音色で、客を魅了していた。

 近頃のバーは、居酒屋とさほど変わらず、いけすかない。
しかしここは、なかなか良いではないか。
今では中々、こんな場所にはお目にかかれない。

 本当の『バー』という形に、男は感嘆の声を上げると
店内を控えめに照らす、仄かな灯りを、暫くじっと見つめていた。

(*^ω^)(やっぱり、ドクオが選ぶ店は最高だお)

 満面の笑みを浮かべ、男はカウンターに腰掛けた。
向かいに立つバーテンダーに、注文を頼もうとして、男は息を飲んだ。
そのバーテンダーは、男の幼馴染だったのだ。

 しかし、反応を楽しんでいるのか、バーテンダーは、あえて何も言わなかった。
かわりに、愉快そうに口元を軽く緩ませ、甘く柔らかな声音で、男を誘った。

(´・ω・`)「やあ、ようこそバーボンハウスへ。」

8名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 17:39:09 ID:u14FzRFw0
ここで宣伝した作品は、
批評無しの暖かい意見だけ出す
スレッドとか、どう?
初心者の作品紹介所みたいな

9名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 17:44:49 ID:gHkC5.kg0

 仕事の多忙にかまけて、友人が店を構えたことも知らなかったとは。
見事、友に嵌められた男は、気を悪くするでもなく、大声で笑い出したくなるのを抑えて
幼馴染のバーテンダーに、軽く手を挙げた。

( ^ω^)「ひどいお、こんな綺麗な店を作ったなら
      宣伝代わりに呼んでくれてもよかったお。」

(´・ω・`)「忙しそうだったからね。
      誘ってもきてくれなかったし。」

(;^ω^)「おーん、ごめんだおーん…」

 手近な椅子に腰を下ろし、申し訳なさそうに謝る男に、バーテンダーは笑った。
別にいいんだよ、と言って、拭き終えたグラスを籠の中へそっと戻す。
その一連の動作は、プロのソムリエとして申し分ないものだ。

海外に行って、修行を積むと言った数年前の友人を思い出して
改めて、男は年月の流れを深く感じた。

 何を頼もうか…注文の品に悩んでいた男に、バーテンダーは待ったと声をかける。

10名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 17:46:04 ID:EfgU1F7A0
>>1おまえ ◆8/./95naVwだろ?
自分の作品をもっと見てもらいたくて、だけど批判されるのが嫌で立てたんだろ?
向上心がないから甘口の意見だけ欲しいとか言い出すんだよな。
頼むから駄スレ乱立すんのはもうやめてくれ

11名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 17:56:26 ID:u14FzRFw0
>>10
俺はここで感想聞いて欲しいなんて
最初から思ってないよ
総合の方でもう聞いてみてるもの

12名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 18:04:13 ID:HEv4wvewO
投下始まるし何がしたいのか…

13名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 18:13:13 ID:gHkC5.kg0

(´・ω・`)「注文するのでなく、こちらが提供するのさ。」

 何を言われるのだろうと、身構えた男は、バーテンダーの言葉に
驚き、戸惑い、こう問いかけた。

(;^ω^)「それじゃあお店じゃないお、ショボン。」

(´・ω・`)「『それでは、飲みたいものが飲めないではないか。
      いくら幼馴染といえど、今は客として来ているのに。』」

(´・ω・`)「…って?」

 男が問いかけるのをわかっていたように、バーテンダーは
軽い調子で先の言葉を紡ぎ、困ったように頭を掻いた。

「何も説明していないんだな」と、男の紹介相手に愚痴を零すと
男も困ったように肩を竦めて、事の経緯をこう話した。

 あまりに仕事が多忙で、家に帰るのは月に一度あればいい方。
晴れて結ばれたはずの嫁とは、一年で別れを告げられ、出て行かれた。

 嘲笑うように仕事の量は増え続け、家に帰ってくるのは二ヶ月に一度へ。
精神的に参り、家に帰らぬかわりに、酒を浴びるように飲む毎日。

 見かねたのか、数少ない休みのある日、友人から電話がかかり
この店に紹介されてきたのだという。

(;^ω^)「ドクオ、思い詰めた顔して、ここ行って来いって
     しつこく言うから、来たんだお。」

(´・ω・`)「…思い詰めた顔していたのは、君の方じゃないのかい。」

 己の知る友に不相応な、荒んだ話を聞いて苦笑したバーテンダーに
男も独特な語尾を笑い声に変えて、自嘲するように肩肘をついて呟いた。

( ^ω^)「僕の人生、なんだったんだお…」

 その呟きに、バーテンダーはぴたりと動きを止めると
男の顔を覗き込み、優しく囁いた。

(´・ω・`)「…教えてあげようか?」

14名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 18:23:09 ID:gHkC5.kg0

 バーテンダーの囁きは優しいが、しかし何処か冷たくも感じる。
胸が重く、息苦しくなるような、不思議な響きを持って、男の耳に届いた。
クラシックジャズの艶やかな曲調が、遠ざかっていく。

 目の前の幼馴染は、いったい、何を教えてくれるというのだろう。

 不安や怯え、好奇心が綯い交ぜになった、複雑な想いに
身を乗り出した男の前に、グラスが置かれ、一杯の酒が注がれた。

15名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 18:42:26 ID:iadHmsbU0
お?

16名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 19:06:59 ID:gHkC5.kg0

1杯目 ビール

17名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 19:21:47 ID:gHkC5.kg0
 注がれた酒の、嗅ぎ慣れている匂いと色に、男は眉を顰めた。
ビール…普段から缶を買い占め、浴びるように飲んでいたものだ。


 麦芽を酵母で発酵させた、黄金色の液体。
このバーには、とても似つかわしくない匂いが、辺りに漂い始める。
意外と強い独特な香りに、男は顔を顰めた。

 溢れそうな白い泡が、音を立てて消えていく。
やつれた男の顔が、グラスに透けて映った。

 こんなもの、と言おうとした男に、バーテンダーは静かに尋ねた。

(´・ω・`)「本当に、これは君が飲んでいた酒かい?」

 どうしてと問うことが、男には出来なかった。
重石が乗ったような、息苦しさが、言葉を閊えさせているのだ。

 やがて、はっと息を飲み、男は顔を上げた。
己がこの酒を、嫌っているということに気がつく。
そうでなければ、こんなに苦く、嫌な気持ちにはならないと。

 しかし、何故、こんなにも嫌っているのだろうか?
見れば見るほど、寧ろ吐き気を覚える。
この色を見たくない、この匂いを嗅ぎたくない、味わいたくない。

 酒の中でも、最も簡単に、かつ安価で手に入るビールは
大衆に好まれて飲んでいるのだ、社会人の己が嫌っては
上司や同僚との付き合いにも、困るのではないか?

 そうだ、それでは、己が浴びるように飲んでいた酒は、何なのか。
確かに、缶を買い占めた記憶があるのだが、思い違いか。
それともあれは、夢の中の出来事だったのだろうか?

 様々な疑問を、男は目を閉じ、深呼吸して、少しずつ整理していった。
これほど嫌うからには、相応の理由があるのだ。
そして目の前の幼馴染は、それを知っていて提供している…はずだ。

 バーテンダーの視線は、燐憫の色を含みながら男を見ていた。

18名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 19:30:03 ID:gHkC5.kg0

( ^ω^)「飲まないお。」

(´・ω・`)「そうだろう?」

 上部の泡が、綺麗に消え去った頃、男は酒を断った。
断りの返事に、バーテンダーは機嫌を損ねることなく
寧ろ、そうでなければというように頷いた。

 今にも吐き出しそうな程、顔を歪めて胸を押さえた男は
それでも、グラスを片付けさせようとはしなかった。

 かわりに、黄金色の液体を、遠い目をして見つめると
男はぽつりと、誰にも聞こえないような、小さな声で、こう呟いた。

( ^ω^)「…飲めないんだお。」

19名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 19:51:05 ID:gHkC5.kg0

 …呟いた瞬間、目前に、過ぎ去りし日の映像が再生された。
驚き、慄いた男に構わず、グラスは遠くに追いやった過去を映し出す。

 貧しくもなければ、裕福でもない。
ありふれたごく普通の家庭に、彼は生まれた。

 子煩悩だが仕事熱心で、実直な父親。
良妻賢母と、周囲から羨ましがられた母親。

 二人から多くの愛情を受けて、すくすくと成長していった彼は
名を「mzhsnt gnqhanm」と言った。

 彼は、家庭に恵まれていた。
人として粗相をすれば、賢い母に叱られた。
時に、普段は菩薩のように優しい母が、鬼のように
顔を真っ赤にして、尻を叩くこともあった。

 父は厳しい性格で有名だったが、息子には優しかった。
何事にも実直で、誠実な姿勢は、誰もが憧れた。
父の背は多く、尊敬の眼差しを注がれた。

20名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 20:03:36 ID:gHkC5.kg0

 そんな彼は、友人にも恵まれた。
幼稚園に入って間もなく、彼は、二人の男の子と
後に、酒を飲み交わすようになる程、仲良くなった。


(    )「●●●ー!」

(    )「×××ー!」

(    )「□□□□ー!」

 親が止めに入らなければ、延々と遊び続けるほどに、
卒園するときに、小学校へ入れば別れてしまうと
泣き出してしまうほどに、彼らはとても仲がよかった。

 賢い母、優しい父、気さくな友人…彼は、幸せであった。
小学校に入り、なおも続いた関係に、歓喜した彼の成長を
周囲や両親もまた、微笑ましそうに見守っていたのだ。

 ところが、恵まれた環境で育った彼は、何をどう違えたのか
急速に幸薄い人生へと、転落することになる。

21名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 20:35:05 ID:gHkC5.kg0

( ^ω^)「…もういいお。」

 過去の映像が途切れた。否、男が、グラスから視線を外したのだ。
その様子を、バーテンダーは黙って見つめている。

( ^ω^)「もう、いいお。思い出したお。」

 男は視線を、バーテンダーに向けた。
暗く、虚ろで、宙を彷徨っているその視線は…まるで廃人のようだ。

(´・ω・`)「もう、いいのかい…君はまだ
      思い出していないことがあるんじゃないのかい?」

 バーテンダーは慎重に、言葉を紡いでいく。
黙って、男は首を横に振り、否定の意思を表した。

(´・ω・`)「では、聞こうか。」

 グラスに手を伸ばし、座る男の目の前に掲げてみせると
バーテンダーは、それを一口、含み、飲み込んだ。

(´・ω・`)「何故、この酒が嫌いなんだい?」

( ^ω^)「……」

 視線を宙に彷徨わせて、男は暫く黙っていた。
答えられないわけではないと、付き合いの長い、幼馴染である
バーテンダーには、すぐわかった。

(´・ω・`)「…無理して、答えなくてもいいよ。」

 思い出して欲しいのは、また別のことだと、バーテンダーは慰めの言葉をかける。
ありがとうと、礼を述べた男に再び苦笑を返すと、彼はグラスを揺らした。
何をしてるのか、男が問いかける前、再びグラスを置いた。

(´・ω・`)「君は、ある出来事がきっかけで、これを嫌いになった。」

(´・ω・`)「でも君は、ある出来事をきっかけに
      それを克服することが出来た。」

(´・ω・`)「思い出してごらん…」

 優しく、はっきりとした響きを持つ彼の声を聞き、導かれるように
男は、再びグラスを覗き込んだ。

22名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 21:07:11 ID:gHkC5.kg0

 映りこんだ女性の顔に、男は見覚えがあった。
結婚して一年、多忙のあまり、家に帰らぬことの多い男に
愛想を尽かして、出て行った妻の┝╂∩Νだった。

(#^ω^)「ひどいお、僕があんなに頑張ったのに
      僕を置いて出て行くなんて!」

(´・ω・`)「…本当に、そうかい?」

 悪態を吐く男に、バーテンダーは、 問いかけた。
何を今更、と言いかけた男に、バーテンダーはグラスを指差した。
グラスに映りこむ自分を、見てごらんと。

 言われたとおり、グラスに映りこんだ男は、己の顔が歪み
涙をぼろぼろと流していることに、気がついた。

黄金色を通してみる男の顔は、とても見られたものではない。
悲哀に歪み、止め処なく溢れる涙で目は腫れぼったく、何故か
水を被ったように、頭から首にかけて、濡れている。

( ;ω;)

 己は何故、こんな格好をしているのだろうか。
外は快晴だったのだ、雨に濡れたわけではない。
道中、何かを零されたわけでもない。

 男は考えたが、何も思い出せなかった。


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