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(´・ω・`)【宣伝】バーボンハウスのようです

13名も無きAAのようです:2014/01/02(木) 18:13:13 ID:gHkC5.kg0

(´・ω・`)「注文するのでなく、こちらが提供するのさ。」

 何を言われるのだろうと、身構えた男は、バーテンダーの言葉に
驚き、戸惑い、こう問いかけた。

(;^ω^)「それじゃあお店じゃないお、ショボン。」

(´・ω・`)「『それでは、飲みたいものが飲めないではないか。
      いくら幼馴染といえど、今は客として来ているのに。』」

(´・ω・`)「…って?」

 男が問いかけるのをわかっていたように、バーテンダーは
軽い調子で先の言葉を紡ぎ、困ったように頭を掻いた。

「何も説明していないんだな」と、男の紹介相手に愚痴を零すと
男も困ったように肩を竦めて、事の経緯をこう話した。

 あまりに仕事が多忙で、家に帰るのは月に一度あればいい方。
晴れて結ばれたはずの嫁とは、一年で別れを告げられ、出て行かれた。

 嘲笑うように仕事の量は増え続け、家に帰ってくるのは二ヶ月に一度へ。
精神的に参り、家に帰らぬかわりに、酒を浴びるように飲む毎日。

 見かねたのか、数少ない休みのある日、友人から電話がかかり
この店に紹介されてきたのだという。

(;^ω^)「ドクオ、思い詰めた顔して、ここ行って来いって
     しつこく言うから、来たんだお。」

(´・ω・`)「…思い詰めた顔していたのは、君の方じゃないのかい。」

 己の知る友に不相応な、荒んだ話を聞いて苦笑したバーテンダーに
男も独特な語尾を笑い声に変えて、自嘲するように肩肘をついて呟いた。

( ^ω^)「僕の人生、なんだったんだお…」

 その呟きに、バーテンダーはぴたりと動きを止めると
男の顔を覗き込み、優しく囁いた。

(´・ω・`)「…教えてあげようか?」


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