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イベント優先スレ
1
:
名無しさん
:2011/05/01(日) 01:39:06 ID:???
・イベントの無い時はここも使えます。
・イベントの開催はここと「雑談用スレ」にイベント情報を貼り付けて告知すると親切。
452
:
織理陽狐/四十萬陀 七生/天ッ堕
:2011/08/16(火) 22:28:09 ID:0rvvBuFg
>>445
>>447
「勝ってはいないさ」
最期の最期で、織理陽狐は彼女に心を折られた。
けれどだからこそ、分かったことがある。
哀しげな笑みを浮かべた巴津火に、織理陽狐は慌てて首を振る。
「それは違う。お主は捨てられたわけでは――」
だが言葉を続けようとした時には、すでに少年は黒蔵に変わってしまっていた。
織理陽狐はぐっと言葉に詰まり、悔しげな顔をする。
「……あやつは、お主が幸せになれると分かっておったのじゃよ……」
黒蔵にとっては、何がなにがなんだか分からないだろう。
だが織理陽狐は、この言葉を言わずにいられなかった。
>>446
>>449
>>450
「っかっかかか彼女って!」
ぼぼんっと顔を赤くするが、叡肖の冗談にずりっと肩を落し、いつものペースに戻る。
「……節操ないじゃん」
(そういえば、黒蔵君はいないのかな)
「叡肖君、今日黒蔵君はきてないじゃん?」
ふと思い立った四十萬陀は、叡肖に尋ねながら、巾着に手を伸ばした。
中から小銭を取り出すと、「一本お願いするじゃん」といって紙片を受け取る。
「私は小魚を狙うじゃん」
(後で食べれるし……)
>>449
「!」
突然ひょいっと抱え上げられた天ッ堕は、零の腕の中でじたばたと暴れた。
「〜!」
じたばた、じたばた。
驚いて多少パニくっているのだろうか。
453
:
児佐々美雪「」 鹿南『』
:2011/08/16(火) 22:31:05 ID:1gBuqmPQ
『ちょっとアンタ、待ちなさいってば!』
「嫌ー。お面いーらーなーいー!だってひとみちゃん来てたら判らないじゃないの!」
派手な女物の着物を着た男が、桃色の浴衣の娘を追いかけている。
男のほうは枝角のついた面を被り、同じものを娘にも手渡そうとしているが、娘は明らかに拒否している。
『人の祭りとは勝手が違うんだから、ほらっ!持つだけ持ってなさい!』
「もうそれ何べんも聞いたー」
もー荷物になるだけなにー、とふくれっ面になりながらもしぶしぶと、
美雪は養父から仮面を受け取った。
「お父さんはついてこなくていいから!」
『ハイハイ…って、ホント花より団子な子よね』
屋台へ走ってゆく娘を見送りながら、鹿南は踊りの輪へと加わっていった。
454
:
瞳
:2011/08/16(火) 22:31:44 ID:SmXQZqJk
>>449
「つ、釣り?金魚掬いじゃなかったのか?
まぁいい!うけて立つよ!」
瞳はやる気満々だ。
>>450
「なるほどな…」
きっと、蛇神様にとって大切な方なんだろうなと、とんでもない想像をしている。
455
:
三凰&夢無&飛葉
:2011/08/16(火) 22:32:32 ID:SmXQZqJk
>>451
三凰「ほぅ、じゃあ、何かオススメのものを貰おうか。」
夢無「あ、私にもください。飛葉さんはどうします?」
飛葉「では、私には老人の口にも合うもの…なんてありますかね?」
456
:
零&露希
:2011/08/16(火) 22:38:38 ID:BQ990e1A
>>451-452
「(七生ちゃん、黒蔵君を頑張ってゲットするんだぞ!
こんな可愛い七生ちゃんを見たら黒蔵君…鼻血だすかもよ♪)」
耳元でちいさく呟く。
恋する(以下略
「はい、300円!」
と言い、竿を投げる。
…来るのかなぁ、氷亜さん。
「ピカチュ○知ってるよ?ねぇ、何V?もしかして6Vなの?
私、乱数調整出来るけど面倒だしさ、君が6Vなら嬉しいんだけど…
…って、妖怪だよね、ごめんね。」
なんか、めちゃくちゃ凄いこと言ってた。
457
:
黒蔵
:2011/08/16(火) 22:39:10 ID:1gBuqmPQ
>>451
>>452
「幸、せに…?」
願いをかなえる狐の言葉に、黒蔵は状況も判らないまま無性にほっとした。
冥土服とゴスロリの思い出のある夷磨璃も居るけどほっとした。
(織理陽狐さんがそう言うなら、そうなのかな?)
「織理陽狐さん、お願いが一つあるんだ」
そうだ、黒蔵は織理陽狐に逢いたかったし頼りたかったし、何よりも願い事があったのだ。
小鳥遊や巴津火の事は話さなくても、織理陽狐になら、犬御を頼める。
「狼を、犬御を見張っていて欲しい。なんだかあいつ心配なんだ」
黒蔵は立ち上がり、織理陽狐に頭を下げた。
458
:
夜行集団
:2011/08/16(火) 22:43:51 ID:bJBnsqT6
>>453
「そこのお嬢さ〜ん、暑い夏に冷たいこれはいかがかな〜?」
屋台の列へと走り出した彼女に声をかけたのは、
今も注文の品を作り、氷をシャリシャリと削っている氷亜であった。
彼は本性がこの人の形だし、それに客寄せにこの美貌は有効なので、
仮面はつけずに営業と言うある意味雪男らしいことをしている。
「せっかくお祭りなんだ、ここはいろいろな味があるよ〜」
どや顔で彼女に氷を薦める彼の下には、
イチゴやメロンは当然、そしてサイダーやコーラと言った変り種のシロップが、
本当に多種類並んでいた。
その客寄せの声は大きく、露希や叡肖たちの陣営にも聞こえるかもしれない。
459
:
澪&稀璃華
:2011/08/16(火) 22:45:37 ID:BQ990e1A
>>455
「了解です!!」
鉄板に生地を垂らし、色々と手際よくやっている。
出来たものを奇麗に紙で包んで、トッピングして…完成。
「三凰にはティラミス&カスタードクリーム。
夢無さんには、バナナアイスアラモード。
飛葉さんには、抹茶風味カステラ&生クリームです。」
見た目は抜群!果たして味はどうなのか…?
>>453
「零に勧められて来たんだし、いい男探そう。…ん?
(あれはっ!!)」
鹿南の所へ走り寄って、手を掴む。
「こんばんはっ!!」
サイドテールの女…だんせいは、キラキラと輝いた目で見つめている。
460
:
叡肖「」 ミナクチ『』
:2011/08/16(火) 22:50:45 ID:1gBuqmPQ
>>452
>>456
『黒蔵なら…今、社の前で誰かと話中ですね』
ミナクチは今はちゃんと黒蔵なのを見て、夜雀のためにも安堵した。
巴津火だったらきっと色々と大変である。
そして糸を垂らされた水桶のなかで、露希と四十萬陀の釣り糸に反応があった。
「お、引いてる引いてる。しっかり竿を押さえて」
しかしまだ、青黒い水の中には何が居るのか判らないのだ。
「大物の気配かな?」
竿を引き上げるタイミングで、獲物が判るだろう。
釣り糸が切れ無かった場合、
次の露希のレスの秒数が奇数ならサメ、偶数なら謎の二枚貝が釣り上げられる。
同じく四十萬陀のレスの秒数が奇数なら黒鯛、偶数なら伊勢海老が釣り上げられるだろう。
461
:
三凰&夢無&飛葉
:2011/08/16(火) 22:52:08 ID:SmXQZqJk
>>459
三凰「ほぅ…なかなか手際いいな。では、いただこう。」
三人は、クレープを受け取り口にする。
三凰「うまいな…」
夢無「おいしいです!ありがとうございます!」
飛葉「おぉ、私長らく生きてきましたが、こんなに美味しい物を食べるのは初めてかもしれません。」
三人ともおいしそうにしている。飛葉はちょっと大げさな気もするが、これが本心だ。
462
:
美雪「」 鹿南『』
:2011/08/16(火) 22:56:21 ID:1gBuqmPQ
>>458
「わーい、お兄さんイケメン。おまけしてくれたらもっとイケメン」
桃色の浴衣の袖もひらひらと、駆け寄ってきた美雪はシロップを見比べる。
「イチゴとレモンの2種がけってー、できる?」
小さな財布を取り出しながら美雪は首を傾げてそう尋ねた。
>>459
『ああら、今晩は。ところでどなた?それに何の用なのよぉ』
踊りの最中袖を引っ張られて、輪から抜けた鹿南はお面越しに稀璃華を見る。
ちょっぴり不服そうだ。
463
:
織理陽狐/四十萬陀 七生/天ッ堕
:2011/08/16(火) 22:58:54 ID:0rvvBuFg
>>456
「ろ、露希君までぇ〜……」
調子が戻ったかと思えば、露希に何やらささやかれ、また少し顔を赤くする。
ミナクチに黒蔵の居場所を教えられ、四十萬陀は軽く礼を言って、ちらりとそちらを見た。
白い着物の背中が見える。おそらく織理陽狐と一緒にいるのだろう。
(あとで行こうかな)
「っと! 結構引きがあるじゃん」
慌てて竿を抑えて、水中を覗き込む。
にやり、と四十萬陀が楽しそうに笑った。
「よーっし、やってやるじゃん!」
タイミングを見計らい、竿を引き上げる。
一方零に捕まった天ッ堕は、今だじたばたと暴れていた。
乱数調整とV6とか言われても、分かるはずもない。
と、暴れていた拍子に、天ッ堕の手に嵌められたグローブが突然ずり落ちた。
「むー!」
絶縁効果が切れたことで、天ッ堕の片腕からビリビリと電気が放たれる。
これぞほんとの電気ショック。当たれば軽く傷みが走るだろう。
>>457
「?」
頭を下げた黒蔵を見て、今度は織理陽狐がきょとんとした。
それから、ふと思い出したようにぐるりと神社内を見渡す。
「それは良いが……そういえばあやつ、今日は祭りに来ぬようじゃな。
病院に戻ると言っておったが……」
彼らに分かるはずもないが、今頃東雲はベッドの上だろう。
464
:
夜行集団
:2011/08/16(火) 23:00:59 ID:bJBnsqT6
>>462
呼び掛けに応えてくれたのか、こちらへと歩いてきた美雪にニコッと笑い、
さまざまな種類のシロップの入った、透明で大きなビンのふたを叩いた。
「ありがとう!じゃあ練乳も追加したげようかな?」
すっと、ビンの隣にあった小さな哺乳瓶のような容器を手に取る。
中には白く粘度の高い液体が入っており、おそらくその練乳なのだろう。
「もちろん!シロップだけなら七色にしたっていいよ」
そして他の店よりかは少し大きなサイズの、
透明なプラスチック容器を手に取る。
465
:
織理陽狐/四十萬陀 七生/天ッ堕
:2011/08/16(火) 23:03:10 ID:0rvvBuFg
>>463
>>456
+
>>460
466
:
澪&稀璃華
:2011/08/16(火) 23:04:42 ID:BQ990e1A
>>461
「凄く嬉しいです//////
あ、そこにある焼きそばも持ってっていいよ。
お祭り、楽しんできてね。」
にっこりとほほ笑むと、彼は再び仕事をし始める。
>>462
「えっと、すまない。……凄くタイプなんだ。付き合ってください!!」
いきなりの告白タイムである。
もうなんか有り得ない。普通に有り得ない。
嫌がられるのも当然である。
467
:
露希&零
:2011/08/16(火) 23:09:33 ID:BQ990e1A
>>460
,463
「七生ちゃん、それ掛かってる!!
…あ、ボクのもだ。」
ぐい、と引っ張るが、中々持ち上がらず。
どうしようと思った時、氷亜の声が聞こえた。
「(来てる…ボクの氷亜さん!!)」
体がフル回転、思いっきり竿を上げた。
「ごめんね、だから、電気ショックは止めてください!
ほら、美味しいクレープあげるから、ね?」
こっそり澪の店から取って来た物である。
それで釣ろうとうるのだが…
468
:
三凰&夢無&飛葉
:2011/08/16(火) 23:15:20 ID:SmXQZqJk
>>466
三凰「じゃあ、せっかくだから貰っていくぞ。」
飛葉「本当にありがとうございます。澪さん。」
夢無「ありがとうございます!
来て良かった…」
三人とも嬉しそうな顔をしている。三凰は、若干わかりにくいのだが。
三凰「じゃ、適当に見て廻るか。」
飛葉「それでは、澪さん。また。」
469
:
叡肖「」 鹿南『』
:2011/08/16(火) 23:18:23 ID:1gBuqmPQ
>>463
>>467
>>464
「お、伊勢海老だね。縁起が良いや!
直ぐ食べるなら捌くし、持ち帰るまで時間があるようなら、こっちの桶に入れておくよ?」
この海老をどうするかと四十萬陀に尋ねたその時、露希の釣り上げたサメが水桶から飛び出した。
「おっと、危ない」
叡肖は宙に跳ね上がったサメの腹に一発拳を入れて、客の上に落ちてくるのを防いだ。
「…釣れたねぇ。でも露希ちゃんどうする?持ち帰るのは大変だよ?
彼氏に持たせて帰るかね?ほら、あそこにいるし」
衣蛸が指差したのは、美雪ににこやかに話しかけるカキ氷屋台の氷亜。
ヤンデレカップルにはちょっと危険な場面のような気がする。
>>466
『タイプ?付き合えったって、いきなりじゃねぇ』
稀璃華を覗く仮面の下から片目が光る。
『そーね、何かアタシの気持ちを動かせるようなことができれば、お付き合いしても良いわよ?』
そしてこの牡鹿、ハーレム持ちだったり子持ちだったりすることは一々明かすつもりもない。
470
:
黒蔵「」 美雪『』
:2011/08/16(火) 23:26:30 ID:1gBuqmPQ
>>463
「うん、多分そうだと思った」
義理堅い犬御らしい行動だ。祭りがあって、多分四十萬陀たちも参加するのに、
あの狼は仕事の方を優先する……あんな医者なのに。
その時、どっとどよめきが上がった。
振り返れば巨大なサメが宙を舞っている。
しかし黒蔵は、サメではなく四十萬陀を見つけたのだった。
「あ、四十萬陀も来てた。織理陽狐さん、ちょっと行ってくる!」
黒蔵は夷磨璃と織理陽狐を置いて屋台の方へ駆け出した。
>>464
「やった!それじゃイチゴレモン練乳ね」
小銭を数えながら、カキ氷が出来上がってゆくのを見ている美雪。
当然、こちらを指差す衣蛸には気づきもしない。
サメが釣りあがったときのどよめきにも、
「何かあったのかな?」
位の反応だった。
471
:
四十萬陀 七生/送り妖怪勢/天ッ堕
:2011/08/16(火) 23:28:45 ID:0rvvBuFg
>>467
「!」
クレープを見せられ、天ッ堕の放電がピタっと止んだ。
意識がそちらへ向いたのだろう。
しかし絶縁グローブが落ちてしまっているため、次にいつ放電するか分からない。
「……」
クレープを手に取り、くんくんと匂いを嗅いでいる。
すると甘い香りにテンションが上がってきたのか、またバチバチ言い始めた。
>>469
(えっ、海老釣れたー!)
釣れた獲物を見て、四十萬陀がごごーんと驚いた顔をする。
本当は魚が欲しかったのだが……しかし、釣ってしまったものは仕方ない。
「うーん、どうしようかなぁ……持ち帰っても捌ける人いないし、私一人じゃ食べきれないじゃん」
むう、と唸っていると、四十萬陀らの背後にざざっと影が現れた。
「ここにもいるぜよっ! 七生姐さん!」
「こ、こここんばんは、七生ちゃん……」
「何釣ったんだい? 七生」
送り犬の翠狼と、送り狼の和戌妹。
そしてもう一人は……サラシ巻きした巨乳を惜しげもなく晒すように浴衣を崩した、和戌姉の姿である。
「んにゃっ、皆! ……って和戌(わんこ)!? 何て恰好してるじゃん!!」
472
:
澪&稀璃華&零
:2011/08/16(火) 23:37:19 ID:BQ990e1A
>>468
「よかった…さてと、何しよう…。」
まぁ、のんびりするのが一番だよね、と椅子に座ってぽけーっとしてる。
>>469
「気持ちを動かす…か、はい!ところで、名前は?」
彼にとって、恋は性別など関係ないのだ。
その為、自分の性別は言わない。
気づいてるかも知れないが。
>>471
「…(ぱちぱちしてる)」
そぉっと距離をとって見つめる。
とってもかわいらしいのに、緊張感が高まる。
(放電は止めてね。)
473
:
四十萬陀 七生/織理陽狐/天ッ堕
:2011/08/16(火) 23:41:19 ID:0rvvBuFg
>>470
(見張る、のう)
黒蔵がこう言うのだから、何か事情があるのだろうが。
なにせ東雲の方が織理陽狐を避けている節があるため、察するには情報が少なかった。
どよめきが起こったほうに、織理陽狐も目を向ける。
なにやら盛り上がっているようだ。
黒蔵もそちらに行くようだし、もう一度高見の見物でもしようと決め込む。
「おう、楽しんでくるのじゃぞー」
ただ気がかりなのは、巴津火のことだ。
笑顔で見送ってから、織理陽狐は僅かに表情を曇らせた。
窮奇のいない今、あの幼い蛇の心を誰が安らげることができるのか……。
「あっ」
その頃、伊勢海老を釣り上げて微妙に困っていた四十萬陀は、こちらへ駆けてくる黒蔵を見付けた。
「黒蔵君!」
袖を持ち上げて、ふりふりと振る。
>>472
「はくっ」
ぱくり、と天ッ堕がクレープを口に含んだ。
幸せそうな顔でもぐもぐと頬張っている。
夢中になっているのか、放電も止んでいるようだ。
グローブを嵌めさせるなら今がチャンス……かもしれない。
474
:
叡肖「」 ミナクチ『』 黒蔵
:2011/08/16(火) 23:43:09 ID:1gBuqmPQ
>>471
『新たお客様が』「増えたな…」
どうやら捌いても食べ切れるだけの口があるようだ。
「なんなら今捌こうか?まだ釣るなら、もう一本釣竿サービスしちゃうよ!」
叡肖はまな板と包丁、そして釣竿を取り出した。
巨乳のお姐ちゃんの前では俄然元気である。
黒蔵 「四十萬陀ー!」
そして面は頭の上に押し上げて、妖怪達を掻き分けるように黒蔵も現れた。
>>454
黒蔵 「あ、瞳と四十萬陀がおそろいだ」
二人とも黒い着物で釣り竿を持っているのだ。そしてその時、瞳の竿がぐっと引かれた。
黒蔵 「引いてるぞ!」
多分、この祭りで一番の大物が来る!
475
:
露希
:2011/08/16(火) 23:44:23 ID:BQ990e1A
>>469
「や、やった!!釣れたぁ…。
これは氷亜さんにあげ…r…」
氷亜の方を見れば、知らない女の子と会話をしている氷亜が。
思考が停止仕掛け、慌てて元に戻ろうとし、空回りする。
「し、仕事だからしょ、しょうがないよっ!
そ、それよりさっ、サメって、か、可愛いから〜、家で買おうかな〜なんて?
小さくしてくだひゃぁい?」
まるでアニメの様に目がぐーるぐる。
他の送り妖怪が来ても気づいてない。
476
:
瞳&三凰
:2011/08/16(火) 23:44:42 ID:SmXQZqJk
サメが釣れたのをポカンとした表情で眺める二人。
瞳&三凰「まさかサメが釣れるとは…」
三凰「って!貴様はこの間の!」
瞳「おや、あなたはたしか宝玉院…」
三凰「ちょうどいい!あの時のリベンジだ!」
そう言って、レイピアを抜こうとする三凰。しかし…
三凰「し、しまった…今日はレイピアを持ってきていない…」
瞳「手合わせなら、いつでも歓迎だが、今日は無しだ。」
三凰「くっ…」
悔しそうにする三凰。瞳の余裕そうな(三凰にはそう見えた)態度が気に食わないようだ。
477
:
瞳
:2011/08/16(火) 23:48:44 ID:SmXQZqJk
>>474
「おっ、黒蔵。
って、うお!引いてる!」
そういえば、いつだったか川の主を釣り上げたなとか思いながら竿を引く。
瞳には、釣りの神様でも宿っているのだろうか。
478
:
四十萬陀 七生/送り妖怪勢/天ッ堕
:2011/08/16(火) 23:58:27 ID:0rvvBuFg
>>474
「ちょっと和戌ちゃんと服着て」
「あっついんだよ、いいだろ別に……」
ぱたぱたと胸の辺りを扇ぎながら、叡肖を見る。
「ほら七生、この兄ちゃんがサービスしてくれるらしいぞ」
「本当? じゃあもう一回……あっ、黒蔵君!」
「って聞いてないし」
がくり、と肩を落すと、和戌姉はヤンキー座りでその場にしゃがみ込んだ。
若干前かがみであるため、谷間が凄いですはい。
「んじゃ、代わりにアタシが釣ってもいいかい?」
「海老は俺らが喰うから捌いちゃってくれていいぜよ!」
叡肖に尋る後ろで、翠狼が陽気に笑う。
>>475
(だ、大丈夫かなこの人……)
ぐるぐる目を回す露希を、怯えた様子で遠巻きに眺める和戌妹。
ヤンデレ状態の彼女を見れば、泣いて逃げ出すだろう。
>>476
「ふい〜……飛ぶの疲れたわ……ねえ、双葉?」
「……」
その頃、神社上空を低く飛ぶ二匹の送り雀。
先程まで提灯を運んでいた為、少し疲れ気味のようである。
無口な双葉も同意のようで、こくりと頷く。
「もう限界! ちょっと休みましょ!」
そう言って、五月と双葉は翼を畳んで木に降りた。
……つもりだったのだが。
「あれ? なんかふわふわしてるわね」
「?」
二匹が降りたのは、なんと三鳳の頭の上だった。
479
:
夜行集団
:2011/08/17(水) 00:00:00 ID:bJBnsqT6
>>470
手馴れた手つきできめ細かく、そして丁寧に削られた氷に、
小さな勺で赤と黄色と、そして白の液体をまわしかけていく。
片方はイチゴで片方はレモン、そしてそれらの上に練乳という、
勝手にシロップが混ざってしまわないようなポジショニングである。
「はい、どうぞ。
どれも一級品だから、大事に食べてね」
笑顔で完成したカキ氷を美雪に手渡す氷亜。
しかしその様子は、途中から落ち着いた雰囲気はなくなっている。
「(どこかに露希がいる気がするんだよな・・・
どうしよう・・・店ほっぽって探しに行こうかな・・・)」
そんなことを考えているものだから、彼も騒ぎに気は向いていない。
個性的な店だし行ってみたら?と簡略的に美雪に薦めるだけだった。
>>475
その時、彼に聞こえた探していたあの彼女の声。
途端に彼は黙って、まるで魔法に掛けられたようにふらふらと声のするほうへ。
「(ほらやっぱり。僕が露希の気配を逃すわけが無いじゃないか)」
職務も放棄で、美雪からおつりどころか料金をもらうことも忘れていた。
そしてふらふらと、叡肖たちのところへ歩いていったら、
なんか呂律の回っていない露希の姿が。
「(・・・ヤバイ!!)」
咄嗟に鼻元口元を片手で押さえる。
彼女の見たこと無い姿に、思わず鼻から赤い液体が出そうになっているのだ。
480
:
零&夷磨璃&澪&露希
:2011/08/17(水) 00:00:55 ID:BQ990e1A
>>473
「(今のうちに手袋をっと。)じゃあね、ピカ○ュウ♪」
何か良い物を見たかの様な気分で、手を振った零。
そしてすぐに、ノワールの常連が現れた。
「あ、天ッ堕…お兄ちゃん、でござったっけ?」
クレープを美味しそうに食べる天ッ堕を見つけた。
今度こそ仲良くなろう、と頑張って話しかけた。
>>476
澪「三凰、こっちでサメを釣った人が居たって聞いて…あ、三凰に何したんですか?」
露希「それはこっちのセリフです、瞳に何か!?」
この会話を見ていた露希はここだけ復活し、なんかややこしいことに。
露希「(釣りの神様、瞳♪)」
481
:
三凰&夢無&飛葉
:2011/08/17(水) 00:05:14 ID:SmXQZqJk
>>478
二匹の雀を頭に乗せた三凰は、怒りでぷるぷると震える。
三凰「き、貴様ら…誰の頭の上だと思っている!」
夢無「ま、まあまあ、三凰様。似合ってますよ。」
夢無はフォローのつもりなのだろうか?
飛葉「おやおや、よろしければそこではなく、私の頭に…って、爺の禿頭では嫌ですよね。」
482
:
鹿南『』 叡肖「」 ミナクチ 黒蔵
:2011/08/17(水) 00:05:48 ID:1gBuqmPQ
>>472
『先に名乗るのが筋ってモンでしょぉ?まあいいわ、アタシは鹿南』
面を外せば隻眼の男の顔が現れる。
『で、アンタは何者なのよ?』
踊りの輪が賑やかに二人の後ろで流れていった。
>>475
>>476
「え?これ小さくするの?困ったなー」
叡肖はサメに「縮小化」の文字を書いてみたものの、水には戻せない。
水で文字が消えれば元通りになってしまうのだ
ミナクチ「ちょっとお手伝いしましょう」
とてとてと水桶の縁を歩いてきたミナクチが、叡肖の記した文字をちょん、と突付くと
一瞬だけ蛍火色に文字が浮かんで消えた。サメは小さいままである。
「こりゃ良いね、助かるよ」
金魚持ち帰りようのビニル袋に小さくなったサメと海水を入れて、叡肖は露希に差し出した。
ミナクチ「可愛がってあげてくださいね」
海から陸につれてこられてしまったサメは、小さくされてきっと吃驚していることだろう。
>>476
>>477
>>478
「ほら、姐さん竿どぞ。そっちの坊ちゃんも、今日は戦いはナシだぞー?」
(しかし何と言う役得)
しっかり和戌姉に視線が釘付けな叡肖。その癖、海老を捌く手元は確かである。
笹の葉に海老が盛り付けられ、送り妖怪達に回されているその間にも、
瞳の竿が激しく引かれて水桶がごとりと動く。
ミナクチ「桶が小さすぎますっ!」
その瞬間に水桶が割れて、海水があふれ出した。
ミナクチが必死に水を封じ込めようとする。
桶が壊れて広がった水面から、黒い影が跳ねた。
黒蔵「く、じ、ら、だーーーっ!!!」
跳ね上がった鯨が落ちてくる。
辺りの客たちが蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。
黒蔵も四十萬陀を庇って走り出す。
「あー、海の一番のご馳走だねー」
叡肖だけは蛸の腕を広げて、落ちてくる鯨を受け止めた。
衣蛸の「衣」が、すっぽりと鯨を包み込む。
483
:
天ッ堕
:2011/08/17(水) 00:06:34 ID:0rvvBuFg
>>480
往来のど真ん中で、無表情にクレープを貪る雷獣。
誰かが来ても避けないし、そもそも反応すらしない。大分迷惑である。
そんな天ッ堕に、夷磨璃が話し掛けた。
「……、」
一度見たことがある顔に反応をしめす。
初対面の際、強い衝撃を受けているため(黒蔵にだが)、一緒に覚えていたのだろう。
自分の名前を呼ばれ、天ッ堕は軽くうなずいた。
「……あなた」
それから、クレープを持っていない方の手を使い、夷磨璃を指差す。
おそらく名前を尋ねているのだろう。
484
:
美雪
:2011/08/17(水) 00:15:28 ID:1gBuqmPQ
>>479
「ありがとー♪うひゃ、なにこの冷たさ、屋台じゃないみたい」
どうにも溶けてゆかないカキ氷を突付きながら、美雪が感想を述べた。
「あの店?うん、そうだね。これ食べたら行ってみる…えっ?」
一度釣り屋台を振り返ってまたこちらを見たら、なんと氷亜が消えていた。
「お兄さーんどこー?お代…どうしよう。ここに置いておこうかな」
練乳のボトルの下に、小銭を置いて美雪はぶらぶらと歩き出した。
その時である。海水が溢れて鯨が跳ねたのだ。
(あは、あはは…お父さんの言うとおり、色々人間の祭りとは違いすぎるわ)
乾いた笑いを漏らし、釣り屋台にだけは近寄らないで置こうと思う美雪であった。
485
:
稀璃華&夷磨璃
:2011/08/17(水) 00:16:32 ID:BQ990e1A
>>482
「いや、目の前が貴方一色に染まってな。すまなかった。
…私は稀璃華だ。そうだ、腹減ってないか?何か奢るぞ?」
鹿南をエスコートしようと、どこかの屋台へと誘ってみる。
だそれにしてもこのカプ、危ない気がする。
>>483
「名前を申してござらんかったな。拙者は夷磨璃でござる。
あなた、ではないでござるよ」
黒蔵が大惨事になった時、彼は心強い(?)味方だった。
そんな彼に礼もしておこうと思ったのだが…。
「天ッ堕お兄ちゃん、どこか行かないでござるか?」
お祭りと言う物がどんなものか、良く分からなかった夷磨璃は、
一緒に行こう、と誘ってみた。
486
:
瞳
:2011/08/17(水) 00:17:33 ID:SmXQZqJk
>>482
,
>>480
「いや、三凰とは前に戦うことになってな…
って、くじらって魚じゃないじゃないか!!」
くじらに驚く。そりゃ、くじらだし。
487
:
四十萬陀/送り妖怪勢
:2011/08/17(水) 00:18:37 ID:0rvvBuFg
>>481
「うわっ!? これ人の頭じゃない!!」
「……Σ」
驚いた二羽は、慌てて飛び上がった。
怒っている様子の三鳳を見て、五月が慌てて翼をはためかせる。
「き、気付かなかったわ……悪かったわね、突然。疲れてたのよ」
突然だから悪いという話でもないのだが。偉く態度のでかい雀だ。
飛葉がそう言うと、双葉は無言のまま彼の頭に着陸した。
そしてもふっと体を丸めて、休憩モードに入る。少しくすぐったいかもしれない。
>>482
「ん、じゃあ釣るか」
ごきごきと肩を鳴らし、竿を水桶に入れる。
だがその直後、海水が弾けた。
近くにいた和戌姉は、もろにその海水をかぶってしまうのであった。
「……」
ぼたぼたとびしょ濡れになったまま、雫を垂らして呆然とする和戌姉。
一方四十萬陀は、
「ええええーーーーー!!??」ガーン
跳ね上がった鯨を見て、驚きおののいていた。
逃げようとするも、走りにくい下駄で無理をしたため、その場でよろけてしまう。
しかしそこへ、黒蔵が四十萬陀を庇うために走ってきた。
「く、黒蔵君……」キュン
「いや、キュンじゃないぜよ! 危ねぇ七生姐さん!」ゴーン
488
:
天ッ堕
:2011/08/17(水) 00:21:46 ID:0rvvBuFg
>>485
「イマリ」
天ッ堕は繰り返すと、夷磨璃に向けて手を差し出した。
一緒に行く時は、手を繋ぐものだと思っている。
それは田中家や穂産姉妹から学んだことでもあった。
同時に、誘いに乗るという答えでもあるのだろう。
「……ん」
その手には絶縁グローブがしっかり嵌められている。
放電することはないはずだ。
489
:
鹿南
:2011/08/17(水) 00:25:32 ID:1gBuqmPQ
>>485
「ふーん、稀璃華ねぇ?女みたいな名前じゃない?骨はどうみても男の骨格なのにサ」
そう言いながら鹿南はぱん、と稀璃華の腰を叩く。
どうやら男と判っていながら誘いに乗ったらしい。となるとどう考えても色々危険な気配である。
「奢り?割り勘で良いわよ別に。ああ、ちょっと待ってね。美雪ー!」
カキ氷を持ちスプーンを咥えた桃色の浴衣の少女に、鹿南は声をかけた。
「ちょっとお父さん飲んで帰るから、アンタ帰りは先に帰ってなさい。鞠は持ってるわね?」
娘が頷き返すのを見て、鹿南は稀璃華のほうへ向きなおる。
「んじゃ、行きましょ」
危険なカップルはどこへ向かうのだろうか…。
490
:
露希
:2011/08/17(水) 00:25:52 ID:BQ990e1A
>>479
,482
「おひゅたりふぉもーありがとぉーごじゃいます(お二人ともりがとうございます)
…氷亜さ(むぐっ?)」
突然現れた氷亜を見て、直ぐに意識を取り戻すが、
壊れてしまったら直るまで時間がかかるのだ。
「ね、ねぇ、さっきの人誰っ?氷亜さんの店の人だよね?ね?
まさか、浮気とか、そ、そんなのないよねっ?
ボクの氷亜さんだもんね?
…ほら、なんかクジラも見えた、あははっ♪あはは…ぁぁ。」
ただ、サメは氷亜に救われたかも知れない。
なぜなら、サメを釣ったら、ふかひれにしようと思ったからだ。
491
:
三凰&飛葉
:2011/08/17(水) 00:31:33 ID:SmXQZqJk
>>487
三凰「まったく、気をつけろ。」
まだ、機嫌の悪そうな三凰。
飛葉「む…」
少しくすぐったそうにする飛葉。しかし、嫌そうではない。
492
:
夷磨璃&稀璃華
:2011/08/17(水) 00:32:56 ID:BQ990e1A
>>488
「…いいのでござるか?」
一瞬、遠慮しようとするがせっかく差し伸べてくれた手。
きゅっと天ッ堕の手を掴むと、なぜかグローブが。
細かいことは余り気にせず、無人の焼きそば屋へと向かうだろう。
>>489
「ですよね、もうほんとに。あ、じゃあ定番のかき氷とか行ってみます?
(この人、男と分かってて誘いに…嬉しい!!)」
なんか鹿南お兄さんの高感度かなり急上昇してるよ!!
ここでOKならば、氷亜のいないかき氷屋へと行くはず。
493
:
夜行集団
:2011/08/17(水) 00:38:48 ID:bJBnsqT6
>>482
、
>>490
くじらがこのお祭りの空に飛び出したとき、
つまり露希が危険にさらされたときに氷亜は、
その体にもう、強烈な運動神経はないと言うのに稲妻のような速さで、
露希をその胸に抱えて彼女を守る体制になっていた。
「(ナイス叡肖くん!!もう少しで氷のオブジェを作るところだったよ)」
彼が簡単に鯨を捕まえるのを見上げながら、その鼻からは大量の血が流れていた。
露希の姿+今抱きしめてる、で彼の鼻の粘膜は決壊したのだ。
「ほら僕だってお仕事だからさ、だれとだって楽しく話すよ。
逆に、僕がそんなに浮気しちゃうような男に見える?
僕の浮気の可能性は、宇宙が滅びるよりもありえないのにかい?」
ハナジで大量出血を死ながらも、彼は淡々と露希に意地悪な雰囲気で笑った。
494
:
叡肖「」 ミナクチ『』 黒蔵
:2011/08/17(水) 00:39:20 ID:1gBuqmPQ
>>486
>>487
「姐さん大丈夫?」
(いやー、これは眼福♪)
和戌姉と同じくずぶ濡れになりながらも、鯨を包んだ叡肖は楽しんでいる。
「四十萬陀、大丈夫?」
安全圏まで四十萬陀を抱きかかえて走った黒蔵が、そっと降ろす。
今更密着していたことに気づいたのか、顔が真っ赤になった。
495
:
送り妖怪勢/天ッ堕
:2011/08/17(水) 00:46:20 ID:0rvvBuFg
>>491
「むっ」
機嫌悪そうにする三鳳の言い草に、五月がむかちんと来たようだ。
「……まあ、いいわ」
(どこか休憩できる場所はないかしら……)
双葉はさっさと飛葉の頭を占領してしまっている。
このまま飛び続けるのは、流石に辛い。
(むう〜〜っ、双葉の馬鹿!)
ゆったり休憩する双葉を睨むが、無口な送り雀は素知らぬ顔である。
>>492
夷磨璃の手を握り、すたすたと歩いていく。
着いた先は無人の焼きそば屋。
店主はいないのだろうか?
「……」
しかし、いないのをいいことに、天ッ堕は店の裏側に回って、商品の焼きそばに手を出そうとしていた。
止めなければ叱られるかもしれない!
496
:
露希
:2011/08/17(水) 00:48:04 ID:BQ990e1A
>>493
(氷亜さんに抱かれている…氷亜さんに抱かれている…
ボクをクジラから庇ってくれた……出血しながらも…
こんなボクを氷亜さんは……)
「ごめんなさい、しないよね!うん、氷亜さんはしないよっ!!
氷亜さんは絶対に浮気しないし、絶対にボクのだっ!!!
もう離さないよっ///////」
氷亜が仕事中にもかかわらず、手を後ろへ回し、ぎゅっと…。
これでは出血が止まらずに死んでしまうのでは…?
それに、簡単には露希も離れる気は無い。
497
:
叡肖「」 鹿南『』
:2011/08/17(水) 00:49:40 ID:1gBuqmPQ
>>492
『カキ氷ね。行きましょ』
空っぽのカキ氷屋台へ向かう危険なカップル。
>>486
>>493
>>496
他方、そのカキ氷屋台の店主を、釣り屋台の店主はニヤニヤと見ていた。
「二人ともお熱いねぇ」
あそこまで派手に鼻血を吹きつつカッコつける男は、叡肖でも見たことが無い。
「ところで瞳ちゃん、君、この鯨どうする?」
じたばたと暴れる鯨はまだ蛸の衣に包まれている。
持って帰るにしても、到底消費しきれる大きさではない。
498
:
夷磨璃&零
:2011/08/17(水) 00:54:24 ID:BQ990e1A
>>495
「あれ?送り雀…ですか?どうしたの?」
たまたま、そこを通りかかった少年。
疲れた表情を見て心配しているようだ。
「ここ、澪殿のお店でござるよ。
澪殿〜。…いないでござるね。」
ふと天ッ堕を見たら焼きそばに手を出してた!
「天ッ堕お兄ちゃん、それは駄目でござるよ。
これなら暖かいし、美味しいでござるよ。」
え、なんか違う気がするけど…。
無料だし、問題ない!
499
:
送り妖怪勢/四十萬陀
:2011/08/17(水) 00:54:58 ID:0rvvBuFg
>>494
「いやぁ……あんまり大丈夫じゃないな……」
テンションだだ下がりの和戌姉は、溜め息をついてびちゃびちゃの浴衣を脱ぎ捨てた。
サラシと布のハーフパンツのみの、ラフな格好になる。
あのまま濡れた浴衣を着ているより、幾分かマシだと考えた結果だ。
「お兄さんこそ大丈夫かい?」
同じくずぶ濡れになった叡肖に尋ねる。
「なんだったら乾かすよ?」と平然と言って、その口端から少しばかりの炎を覗かせた。
「わっ、と」
(ほっ……)
抱き留められ、四十萬陀は転ぶことなく無事に済んだ。
後ろで翠狼が安堵の息をつく。
「あ、ありがとじゃん、黒蔵君」
照れながらもお礼を言って、袖を握る。
(おアツいぜよー。しかし初めて会ったが、あれが七生姐さんの想い人ぜよ?
つまり……犬御兄貴の恋敵!!)
ぎらん、と翠狼の瞳が光る。
この狼、昔東雲に喧嘩を売って返り討ちにあってから、東雲を兄貴と慕っているのである。
敵意をもった視線が、黒蔵に向けられる……。
500
:
夜行集団
:2011/08/17(水) 00:58:10 ID:bJBnsqT6
>>497
彼らが向かった先で、店番をしていたのは知らない顔であった。
ねじり鉢巻とはっぴ姿、少女か少年か分からない中性的なその子は、
どうやらこの祭りのお囃子を担当している者の様だ。
「・・・もう、氷亜さんめ。
せっかく僕が演奏を楽しんでるときに変われだなんて・・・ひどい人です」
ぶつくさと、ぎりぎり身長が届くためカウンターに肘をついて愚痴る華音。
しかし二人のお客に気づいたのか、ぱあっと顔が笑顔になった。
「いらっしゃいませです!!店長は完全な私用でいませんが、
この音楽の華音がお相手します!!」
夜店でよくある、どこかのヒーローのお面をつけて、
陽気な接客を始める。
>>497
彼の声に気づいて氷亜は、ゆっくりと顔をそちらに向ける。
そしてにやっと笑い返した。鼻血は今も放流中であるのにも関わらず。
「いいでしょ?こんなに可愛い子といれて。
でも熱くはないな。だって今血が抜けて涼しくなってるし」
501
:
三凰&飛葉&夢無
:2011/08/17(水) 01:00:46 ID:SmXQZqJk
>>495
夢無「あの、良ければ私のところへ…」
三凰「放っておけ。あんな奴。」
まだ、機嫌が悪そうな三凰。
飛葉「まあまあ、三凰坊ちゃま。」
502
:
夜行集団
:2011/08/17(水) 01:03:21 ID:bJBnsqT6
>>496
「な、なるほど・・・
(これがサマージャンボか・・・)」
なにやら理解できない納得をして、彼は噴水のように鼻血を噴き出す。
くらっとそれによる急性貧血で倒れそうになるが、
なんとか体勢を整えて、露希からそっと体を離した。
「ふ・・・ふふ。
分かってくれてるのならいいよ・・・。
そうだ、僕このお祭りでお店出してるんだけど、
どう?一緒に来ないかい?」
血の気が引ききって、白い肌がむしろ青くなりながら、
彼はカキ氷屋を指差した。
503
:
稀璃華
:2011/08/17(水) 01:06:03 ID:BQ990e1A
>>497
,500
「えぇっと…鹿南さん、何かお勧めはあるか?
それと…一緒に喰わないか?」
華音から見れば、普通のカップル…でもないが、まだ行ける範囲だと思うかもしれぬ。
だが…いけないのだ!!許されないよ、危険カップル。
男同士で一緒にかき氷を食べるなど聞いたことが無い。
504
:
送り妖怪勢/天ッ堕
:2011/08/17(水) 01:11:38 ID:0rvvBuFg
>>498
>>501
「翼休めの場所がなくて困ってるのよ……相棒はあんなだし……」
零に尋ねられ、にくったらしげに飛葉の上の双葉を睨む。
だがそこへ、夢無が助け舟を出してくれた。
「本当?」と言い返そうとするが、三鳳がそれをせき止める。
「むっ! 何よあんた! つつくわよ!」
三鳳に突っかかるように言う。
と、そこでふと思い出したように零を見た。
「……ってそういえば、あなた誰?」
>>498
「?」
夷磨璃に差し出された焼きそばを受け取る。
確かにこちらの方が、暖かい。
天ッ堕は素直に焼きそばの蓋を開けた。
「……」
ここまでは良いが、実は未体験の食べ物である。
しばらく迷った天ッ堕は、結局、焼きそばに手を突っ込もうとした。
505
:
瞳
:2011/08/17(水) 01:11:49 ID:SmXQZqJk
>>497
「うーん、持って帰るわけにはいかないしな…」
しばらく考えた後、結論をだす。
「海に帰してやれないか?」
506
:
露希
:2011/08/17(水) 01:13:17 ID:BQ990e1A
>>502
「ちょ、ちょっと待ってよ?顔色悪いし、大丈夫?
勿論、行くよ!そこまで支えて行くから、肩貸して。」
鼻血の原因が自分のせいだとは思っていないようで、
再び体が接触してしまう。
そして、現在、かき氷屋で何が起きているのか知る筈もない露希達。
507
:
ミナクチ『』 黒蔵→巴津火 叡肖
:2011/08/17(水) 01:17:32 ID:1gBuqmPQ
>>499
叡肖「いや、元々俺は水妖だし、しばらく水も滴る良い男、で居ることにするよ。
それに炎が扱えるなら、後で祭りの〆に打ち上げ花火でも派手に頼むぜ?」
衣蛸は和戌姉に軽く片目を瞑った。
良い感じだし後でデートでも持ちかけよう、という腹積もりだったのだが、
その思惑を打ち壊すものが居た。
『叡肖さん!新しい桶は無いですか?!』
カップルだらけのこの場で、一人切羽詰っているのは小さな水神である。
本体から分かれたこの小さな欠片の身では、溢れた海を制御しきれないで居た。
じわじわと溢れた海水が広がりつつあるその様子に、黒蔵の表情が変わる。ここは山の「上」なのだ。
「四十萬陀ごめん。俺、もう行かなくちゃ」
織理陽狐に貰ったあの守り袋から翡翠の輪を取り出す。
(これは、巴津火の大事なもの)
たった一つの窮奇の形見の品、それを黒蔵は海水へ投げた。
「貴様ぁぁぁっ!!!」
ほんの一瞬で、黒蔵の内側の巴津火が怒りで飛び出した。
同じ身体を共有している最上級の蛇神は、翡翠の輪を取り戻そうと海水へ飛び込んだ。
>>505
叡肖 「OK、ならばそうしようか。ちょっと勿体無いけどね」
縮み行く水面に鯨を放り込んだのは、ぎりぎりのタイミングだった。
鯨が水に落ちたあと、小さくなった水面に顔を出した巴津火は、息も荒く翡翠の輪を握り締めていた。
「ミナクチも何をしているっ!!さっさとこんなもの片付けてしまえ!」
その叱責はミナクチにも飛んだ。その怒りは海を押し返し、水面はどんどん小さくなって消えた。
後にはずぶ濡れの和戌姉、叡肖、巴津火が残るばかりである。
叡肖「釣り屋台は店仕舞いだね。そろそろ祭りも最後の盛り上がりかな」
508
:
三凰&夢無
:2011/08/17(水) 01:19:53 ID:SmXQZqJk
>>504
三凰「フン…やれるものなら、やってみろ。」
夢無「三凰様!喧嘩はよくないですよ!」
三凰の態度に困っている夢無。宝玉院家では、よくある。
509
:
夜行集団
:2011/08/17(水) 01:20:20 ID:bJBnsqT6
>>506
露希が体を寄せたことで、
自分の為に気を使わせてしまったことに気づいた氷亜は恥じて、
すっと無理をして一人で立ってみせる。足元はふらつくが何とかいけるようだ。
「だ、だいじょうぶさ。
露希、君はどんな味が好きかな?
なんでもあるよ。だってここは」
ぶしゃああああ。
時間差的に彼の粘膜は再び決壊し、鼻血が強めに噴出した。
赤い血のせいで、いみじくもイチゴシロップのかかったカキ氷のようだ。
510
:
夷磨璃&零
:2011/08/17(水) 01:21:53 ID:BQ990e1A
>>504
「なるほど、ね。それでこんなことを…。私なら構わないよ。」
周りには三凰もいたが、苦い思い出しかないので関わろうとはしなかった。
「私?私は零、七生さんの知り合い、ってところかな?」
ニコニコと笑って答えた。
夢無に乗るか、零に乗るかは自由だ。
割り箸を取って、割ろうとした時だった。
「ござるっ!?ち、違うでござるよ。
これをこうパキンって折ってね、それで…」
正直、びっくりしたのだ。
それでも夷磨璃は優しく割りばしの使い方を教えてあげる。
511
:
瞳
:2011/08/17(水) 01:23:38 ID:SmXQZqJk
>>507
「鯨を捕るのは、なんだか危ない気がするしな。」
鯨を捕るのはまずいかもしれない。捕鯨的な意味で
「なんだかすごいことになっているが、大丈夫か?」
512
:
鹿南
:2011/08/17(水) 01:23:38 ID:1gBuqmPQ
>>503
「この店のお勧めはアタシに聞くよりこの子に聞かなくちゃ」
華音を差して鹿南はそう答えた。
「それにアタシを誘ったんだから、何にするか決めるのも、
一番美味しくあるべきなのもアンタでしょ」
ニヤリと笑った隻眼の男は、稀璃華を喰う気ならあるらしい。
513
:
夜行集団
:2011/08/17(水) 01:28:38 ID:bJBnsqT6
>>503
、
>>512
「華音のお勧めはイチゴとメロン、そしてレモンのトリプル練乳かけですぜ!!
見た目も綺麗さもさることながら、四つの味というお得感!!」
びしっ、と三本指を立てて熱弁をする華音。
その様子から見ると、目の前のカポーの異様さには気づいていないようだ。
「でもジンとかテキーラもあるくらいです!!
お好きなようにどぞですぜ!!」
ぐいっとカウンターの下から取り出したのは、
確かに度数の高いような洋酒のビンであった。この様子なら焼酎などもあるのだろう。
514
:
送り妖怪勢/四十萬陀
:2011/08/17(水) 01:34:26 ID:0rvvBuFg
>>507
「あぁ、あの狐さんも似たようなこと言ってたな。」
叡肖のウインクを軽くスルーし、頭をがしがしと掻く。
「それより……アレはいいのか?」
ミナクチが焦っている様子を横目に、和戌姉が言う。
明らかに切羽詰まった状態のミナクチに、周囲もざわついてきた。
黒蔵に目を向けていた翠狼も、様子がおかしいことに気付き、そちらに視線を向けている。
「黒蔵君?」
表情が変わった黒蔵を見て、四十萬陀が不安そうに呟く。
そして、翡翠の輪を海水に投げ入れた途端、黒蔵は黒蔵ではなくなった。
「――っ!!」
海水へ飛び込んだ巴津火を追い掛け、鯨が放り込まれた後、慌てて水際から水面を見下ろす。
心臓の動きが早い。その表情は、四十萬陀自身思ってもいないほど緊迫していた。
だから、水面から巴津火が顔を出した瞬間、吐き出した安堵の溜め息は深いものだった。
「だ、大丈夫じゃん? ……巴津火君」
よかった、と動いた唇は、少し乾いていた。
「はー……お騒がせだな」
「全くぜよ」
和戌姉と翠狼が、うんうんと頷く。
515
:
露希&稀璃華
:2011/08/17(水) 01:35:03 ID:BQ990e1A
>>509
「えええっ!?氷亜さんっ?!
誰か、誰か助けてください!!!」
と言っても助けてくれそうにない為、結局は自分がなんとかするのである。
そして、そんなフラフラな氷亜に、お決まりのパターンで止めを刺そうとした。
「ボクが好きな味……それはね…。<氷亜さん>と言うプレーンな味だよ♪」
>>512
「私だったら、苺&メロン&練乳、かな。それにしても鹿南さん…
いえ、やっぱりなんでもないです。(駄目だ、素敵過ぎる!!いっそ食べられたい…!)」
過激な妄想が広がって、もう手の着けようがない。
516
:
送り妖怪勢/天ッ堕
:2011/08/17(水) 01:43:41 ID:0rvvBuFg
>>508
>>510
「きーっ! もう怒った! ほんとに突いてやるんだからっ!」
ついに腹を立てた五月が、三鳳の頭に突撃する。
「……五月、やめろよ」
「!! 何よ双葉まで! 知らない!」
だが、双葉にそれを止められてしまった。
納得いかない様子の五月は、ピーピー鳴きながら文句を言っている。
双葉はいつものことのように、再び飛葉の頭で丸くなった。
(向こうには気に喰わない奴もいるし、こっちにしよっ)
「頭、借りるわよ」
そう言うなり、五月は零の頭に飛び乗った。
ふう、と息をつく。これでやっと落ち着ける。
「七生の知り合いなの? なあんだ、早く言いなさいよ」
>>510
「? ?」
もっぱらスプーンかフォークな天ッ堕は、箸の使い方を知らないようだった。
夷磨璃に教えられながら、不器用に箸を握る。
「……」
何度かやってみるが、上手く取れない。
段々と不機嫌になってくるのが目に見えるようだ。
しばらくして箸を使うのを諦めたのか、天ッ堕はちょっと頭を捻った結果、割り箸を握り焼きそばを掻き込み始めた。
517
:
巴津火「」 ミナクチ『』 叡肖
:2011/08/17(水) 01:47:29 ID:1gBuqmPQ
>>511
>>514
叡肖「鯨は海の幸だよ。誰が食べてもいいのさ」
鯨を放すなら貰って食べれば良かった気もするが、
今は陸上、食べれば身体も重くなる、と思い直した。
「面、無くしたな」
それでも、コレだけは無くさないですんだ。
偽物の翡翠の輪、しかし、巴津火にとっては本物の、かけがえの無い大事なものである。
泥をそっと袖で拭って、握り締めた。
(あいつめ…)
後で黒蔵には仕返しをしてやらねばならない。
『お詫び申し上げます。しかし助かりました』
客と巴津火にミナクチが頭を下げた。それを無視して巴津火は翠狼に向かう。
「お前、何ださっきの目つきは」
翠狼に睨まれていたのは黒蔵なのだが、紫濁の瞳は自分にも向けられたぞと意地悪く睨んでいる。
叡肖「まあまあ、何はともあれ落ち着いたんだろ?八つ当たりは良くない」
しかし叡肖は叡肖で、巴津火の成長に少々驚いてもいた。
まさか巴津火が進んで収拾をつけるとは思わなかったのだ。
(このまま行くとこの坊ちゃん、真っ当に神格に育つのかねぇ?)
叡肖「それに、そろそろ花火の時間だろ?灯篭流しもできるしさ?」
翠狼と巴津火にここでガルガルされても、叡肖も困るのだ。
袂神社を貸してくれている織理陽狐の手前、面倒は起せない。
518
:
夜行集団
:2011/08/17(水) 01:48:36 ID:bJBnsqT6
>>515
地面に倒れこんだ。
それによって、後頭部とかが結構痛くなっているのに、
泣きっ面に蜂、というかなんというか、彼には更なる追撃が。
「我が妖生に・・・悔い無し・・・!!」
仰向けでこぶしを高く上げた氷亜は、
その言葉を最後にして、貧血のあまり気絶した。手がどさりと悲しい音を立てる。
「はい〜どいて〜、回収しますよ〜」
するとそこに、氷亜と同じ格好をした男性がやってきた。
どうやら彼は氷亜の後輩のようで、カキ氷店の店員だ。
彼は気絶したままの氷亜に肩を預けさせて、そのまま店に連れて行こうとする。
519
:
三凰&夢無
:2011/08/17(水) 01:56:09 ID:SmXQZqJk
>>516
三凰「フン…」
夢無「ごめんなさい。三凰様が…
でも、三凰様、これでも優しいところあるんですよ。」
今言うのは、説得力が無い。
520
:
鹿南「」 美雪『』
:2011/08/17(水) 01:56:47 ID:1gBuqmPQ
>>513
>>515
「じゃ、アタシこれもらうわ」
カキ氷のカップに削れてない氷をイン。そこに直接ジンを注ぐ。
「はいどうぞ」
あろうことか鹿南はそれをそのまま稀璃華に差し出した。
その頃、踊り疲れた妖怪達が三々五々、下の川原のほうへ降りてゆくのに気づいた美雪は、
枝角の面をつけてその後に続く。
(何があるんだろ?)
川原へ降りていくと、子供の妖怪達が笹の葉を千切って舟を作っていた。
『笹舟かぁ。ここの笹大きいのね』
それを真似て、美雪も笹舟を折る。
さあどうするんだろうと見ていたら、一人の妖怪の所へ皆が並んでいるではないか。
(並ぶの?)
とりあえず列があったら並んでみる性質の人間、美雪。
521
:
夜行集団
:2011/08/17(水) 02:02:35 ID:bJBnsqT6
>>515
、
>>520
ぽかんと、稀璃華の妄想暴走を口をあけて途方にくれ眺める華音。
華音には今彼が、なにを妄想しているかとか、
そもそも妄想しているかどうかなどはわからない。
「・・・決めて欲しいです」
ぽそりと口から小さく声を漏らすと、鹿南のほうが注文をしようとしていた。
少し安心して、ため息はつかないもののビンをカウンターに置く。
だが、華音の期待に反して、まさかの鹿南のダイレクトドリンキング。
「・・・削れよ」
そんな不思議な二人をさらにあっけにとられて、見つめるだけだった
522
:
送り妖怪勢/四十萬陀 七生
:2011/08/17(水) 02:02:55 ID:0rvvBuFg
>>517
「あ? 何って……」
こちらへ向かってきた巴津火を見て、翠狼が顔を顰める。
(この少年、さっきと雰囲気違くないか?)
そう感じたのは勘違いではない。
だが事情を知らぬ翠狼は、自分の勘違いだろうとその違和感を隅に置いた。
隣で息を付く四十萬陀に話し掛ける。
「……兄貴の敵は俺の敵、ってことぜよ。な、七生姐さん」
「え、う、うん……?」
よく分かっていなさそうに、四十萬陀は小首を傾げた。
そして、こちらを睨む巴津火に視線をやる。
黒蔵の中にいるオロチに、複雑な心境を覚えながら。
「んじゃ、さくっと花火でも打ち上げようか。
狐さんは鳥居の上かな」
叡肖の言葉に、和戌姉がぐいっと伸びをした。
花火を上げるには織理陽狐の手助けが必要だ。
朱鳥居にいるであろう織理陽狐のところへと駆けていく。
523
:
零&夷磨璃&澪
:2011/08/17(水) 02:03:27 ID:BQ990e1A
>>516
「いや、だって言われなかったし…。
とりあえず落ち着いたのならよかったよ。」
零はさりげなく飛葉の横に立ち、辺りを見渡している。
「うぅむ…」
「あれ、夷磨璃君。その子は確か…」
ノワールで良く見るあの子だった。
天ッ堕の行動を見て、それを直ぐに察した駄目店長はフォークを何処からか取り出した。
「はい、どうぞ。使う?」
澪は優しく声をかけてフォークを差し出した。
524
:
零&夷磨璃&澪
:2011/08/17(水) 02:10:13 ID:BQ990e1A
>>518
「お願いです、氷亜さんを助けてください!!」
病院に運び込まれる、ドラマのようなワンシーンになった気がした。
「…大丈夫、なんかよく分かんないけどボクがいるからね。」
>>520
「ダイレクトだな、鹿南さん。では、頂きます。」
ぐびっとそれを飲み、華音にお代わりを頼む。
2杯飲んでも足らず、瓶ごとお願いする。
「鹿南さんもどうだ?一杯。」
525
:
送り妖怪勢/天ッ堕
:2011/08/17(水) 02:11:48 ID:0rvvBuFg
>>519
>>523
「へぇーふーん、信じられないけどねー」
零の頭の上でぶつくさ言いながら、相変わらず三鳳を睨んでいる。
零が飛葉の隣に立ったことで、自然と五月と双葉が並んだ。
ナイスよ! と内心ガッツポーズ。
「……どうでもいいけど、そろそろ花火の時間ね。
動くのも面倒だし、一緒に見てあげてもいいわよ?
べっ別にこのまま双葉と並んで花火見たいわけじゃないんだからね! 本当なんだからっ!」
テンプレである。
>>523
差し出されたフォークを見て、天ッ堕の顔が輝く。
こちらは使い慣れているらしく、フォークを使って焼きそばを食べ始めた。
「♪」
幸せそうに頬を緩める様子は、かわいらしいと形容できるものであった。
526
:
夜行集団
:2011/08/17(水) 02:16:09 ID:bJBnsqT6
>>524
抱えて向かう途中に後輩は、
その声に聞き覚えがあり、くるっと顔だけをそちらへ向ける。
「あ、露希の姉さんじゃないっすか。ちゃーす。
多分、増血剤なり何なり打ったら直ぐおきると思うんで、
その間になんかカキ氷いかがっすか?御代は氷亜さんのおごりなんで」
顔見知りである顔だと気づいてニカッと笑う。
尊敬はしているようだが、呆れたような目線を氷亜へと向け、
またカキ氷店へと向かった。
527
:
瞳/三凰
:2011/08/17(水) 02:18:05 ID:SmXQZqJk
>>517
,
>>525
瞳「お、もうすぐ花火なんだな。」
期待している様子の瞳。
三凰「花火か…」
三凰もなんだかんだで期待しているのだろうか?
528
:
巴津火→黒蔵「」 ミナクチ『』
:2011/08/17(水) 02:19:01 ID:1gBuqmPQ
>>522
敵、と言われて巴津火の妖気がざわりと膨らむ。しかしその肩に手を乗せて叡肖が抑えた。
叡肖「お祭り、だよ?判るね?」チッチッチ
しぶしぶと巴津火が引き下がる。そして、四十萬陀の手を掴んだ。
「お前…あの時、助けてくれた」
叡肖が自分に書いた文字をこの少女が消してくれたのを、巴津火は覚えている。
「ありがとな、七生」
この夜雀がどこか微妙な態度なのを感じて、巴津火は本当はまだ何か言いたかったのだが、
少し躊躇いがちにそう言うだけに留めた。
(この女にも、ボクはいらない存在なのか)
窮奇に捨てられたと思いこみ、まだ傷が癒えていない巴津火は諦めたように消えた。
それはつまり、黒蔵が戻ってくる事でもあった。
「水、水は引いた?…あ」
自分の掌に翡翠の輪があることに気づき、黒蔵はそれをそっと守り袋へと戻す。
(巴津火、ごめん)
『そろそろ花火ですね。私たちも川原に行きましょうか』
水を通じて帰る死者を見送らねばならない。
529
:
夷磨璃&澪&露希
:2011/08/17(水) 02:29:03 ID:BQ990e1A
>>525
澪「夷磨璃君、そろそろ花火が始まるらしいから、
その黄色い子と一緒に見ると良いよ。」
夷磨璃と天ッ堕の頭を撫でると、走って何処かへと向かう。
>>527
澪「間に会った、かな。三凰。」
もっと仲良くなっておきたかった澪は、一緒に見ようと考えていたのだ。
>>526
露希「ああ、君は確か…。まぁ、大丈夫そうだね。
じゃあ、お言葉に甘えて…あ、友達のところ行かなきゃ!!
ごめん、また後で行くよ!」
鯨を釣った瞳を置いてきてしまったのだ。
だから、この隙に戻るつもりだ。
530
:
鹿南「」 美雪『』
:2011/08/17(水) 02:29:53 ID:1gBuqmPQ
>>524
>>526
「そうね、アタシは宇治金時にするわ。一つ頂戴」
華音にそう頼む鹿南。
稀璃華には飲ませるだけで自分は飲まないのか。
そしてやがて店主がカキ氷の屋台へと戻ってくる筈だ。
そして美雪はと言うと。
(あ、桔梗の花持ってきても良かったのかー)
妖怪が川原に立つ狐に笹舟や花を手渡し、そこに小さな狐火を点してもらうのを見ながら
美雪も自分の番を待っていた。
狐は、美雪の笹舟にも熱くない静かな火を点してくれた。
『ありがとう』
他の妖怪たちと一緒に美雪も川に近づき、彼らと同じようにその火の灯った笹舟を水に載せた。
(もしかしたら、あたしの産みの親も帰ってきていたのかな)
ゆらゆらと幾つもの火が流れてゆくのを、ちょっぴり複雑な気持ちで眺める。
でも、逢ったとしても何も話せることは無いのだ。
531
:
夜行集団
:2011/08/17(水) 02:35:01 ID:bJBnsqT6
>>524
華音はぽかんと口をあけたまま、稀璃華に機械的にお替りを渡す。
首をかしげながらなのは、いまだに納得がいっていないのだろう。
「(削らせて・・・削らしてください・・・)」
しかし今度は、鹿南はちゃんと注文をしてくれた。
そこでようやく華音はぱあっと明るい笑顔になって、
はい、と大きな声で返事をした。
「あ、もうそろそろ灯篭と花火ですね。
華音としては華音の音楽でよりムーディーにしなくては!!
代金は後からやってくる方に渡してください」
そして宇治金時を鹿南に渡したかと思うと、
最後にそう言い残して全速力でひとごみの中に消えていった。
532
:
稀璃華
:2011/08/17(水) 02:35:02 ID:BQ990e1A
>>530
「あれぇ、鹿南さんは飲まないの//」
彼は結構な量を飲んだため、酔いつぶれてしまった。
結局、鹿南とのデートはパーだったのかもしれない。
それでも、彼と過ごしたほんのひと時は幸せな時間だった。
533
:
夜行集団
:2011/08/17(水) 02:38:31 ID:bJBnsqT6
>>529
「ああ、そうっすか。
わかりましたでは、また後で」
走っていく露希の背中へ挨拶をする。
そして彼女が見えなくなった後、後輩は先輩を店の隅に連れて行き、
顔をはたきもって増血剤を打つことにしたのであった。
534
:
鹿南
:2011/08/17(水) 02:42:48 ID:1gBuqmPQ
>>531
>>533
「あらおいしそう。演奏頑張ってねー」
宇治金時を受け取り華音を見送ると、鹿南は代金をちょっと多めに屋台に置く。
華音の頑張りへの応援のつもりだ。
>>532
「んー?もちろん飲むわよー?でも、アンタを美味しく頂いてからね」
余裕綽々で宇治金時を平らげ、酔いつぶれた稀璃華を抱え上げると鹿南は山へと消えていった。
…ひょっとしてテイクアウト?
眠くなって重くなった石の泣塔は、途中で一休みと降ろされるかもしれない。
稀璃華が逃げ出すならそこがチャンス、そうでなければお泊りコースとなるであろう。
【鹿南退場】
535
:
稀璃華
:2011/08/17(水) 02:47:05 ID:BQ990e1A
>>534
酔いつぶれては起きることも逃げることも出来ず。
あっけなくテイクアウトでお泊まりコース行きである。
ちなみに、寝言で鹿南さんをずっと言っているだろう。
稀璃華、テイクアウトー
536
:
送り妖怪勢/四十萬陀 七生
:2011/08/17(水) 02:50:58 ID:0rvvBuFg
>>528
「え?」
礼を言われたのが意外で、四十萬陀は思わず声を上げた。
しかし何か言う前に、巴津火は引っ込んでしまう。
「……」
ぽかん、としていた四十萬陀だったが、なぜだか嬉しくなり、
ふわりとくすぐったい微笑みを浮かべた。7
「じゃあ行こっか、黒蔵君」
水辺に向かうミナクチたちに着いていこうと、黒蔵に手を差し出す。
「なーんか蚊帳の外ぜよ……?
……まあいいか、俺はこのまま退散するぜよ」
537
:
送り妖怪勢/天ッ堕
:2011/08/17(水) 02:54:08 ID:0rvvBuFg
>>527
>>529
「♪」
打って変わって上機嫌になった五月が空を見上げる。
すると段々、提灯の灯が消え始めてきた。
盆祭りの最期を締めくくるように、美しく炎を瞬かせながら、一つ一つ消えていく。
>>529
一緒に見るといい、と言われたても天ッ堕には通じず、
焼きそばに夢中である。
「……」
ずるずるずる……。
花より団子、といったところだ。
538
:
夷磨璃
:2011/08/17(水) 03:00:15 ID:BQ990e1A
>>537
「天ッ堕お兄ちゃん、美味しいでござるか?」
焼きそばに夢中であっても、彼の幸せそうな顔を見れば嬉しくなる。
二人はしばらく、共に時間を過ごすだろう。
539
:
黒蔵
:2011/08/17(水) 03:00:48 ID:1gBuqmPQ
>>536
「うん」
なぜ四十萬陀があんな笑みを浮かべたのか、よく判らないままに黒蔵はその手をとって
一緒に水辺へと向かう。
そして川原にて花火の打ち上げを待つ間、黒蔵も笹舟を作った。
ミナクチに点してもらった蛍火色の小さな火は、ゆらゆらと黒い水面に浮かんで流れていった。
水際にしゃがみこんでそれを見送る。
『後ろ、ふりむくなよ』
その時耳元で、聞き覚えのあるその声が聞えた。
しかし振り向いてもそこには誰も居ないのだ。
(嘘っ!)
目を見開いて立ち上がり、辺りを見る。
黒蔵が注意深ければ、自分の流す笹舟に小さな蟹が乗っているのに気づいたかもしれない。
『振り向くなよ、って、言ったじゃないか』
もう一度だけ、遠く小さく、僅かに笑いを含んであの声が聞えた気がした。
540
:
ミナクチ『』 叡肖「」
:2011/08/17(水) 03:09:46 ID:1gBuqmPQ
>>537
『そろそろ始まりますね』「ああ、皆が帰るな」
暗さを増す夜空を見上げて、彼らも待っていた。
『ところで、叡肖さんは気づいてました?』
「んぁ?そういうのは口に出したら野暮だろ?
ああいうのは逢いたい奴だけが見れば良いんだ」
暗がりで、小さく抑えた笑い声がした。
「お、始まるぞ」
打ちあがる前の、最初の火花がちらりと見えた。
541
:
送り妖怪勢/天ッ堕/四十萬陀 七生/織理陽狐
:2011/08/17(水) 03:14:27 ID:0rvvBuFg
>>538
>>540
笹船を作り、そっと川に浮かべていると、突然黒蔵が立ち上がった。
なんだか分からず、四十萬陀は困惑したそうに首を傾げる。
「黒蔵君?」
しかしその時、ふと四十萬陀は感じた。
(あ、)
胸の奥がきゅっと熱くなる感覚。
ずっと昔、自分を守ってくれた、あの暖かさ。
(なんだろう……暖かい……。
懐かしい――)
『黒蔵君、ってこの子なのね。
ふふ、僕、七生を頼んだわね』
白鼬はくすりとほほ笑むと、川の向こうへと消えていく。
そして――。
「さあ、思い残すことはないな!
盛大な送り火を、今こそ上げるのじゃ!」
織理陽狐の高らかな声が響き、高い夏の空に、花火が上がった。
それは人の上げる花火とは違う、炎を作る妖怪が打ち上げる、力強い火の華。
狐火と願いの炎も織り交ぜられたそれは、見る者の心を揺さぶる力があった。
>>583
「……」
先程まで、焼きそばに夢中だった天ッ堕も、自然に夜空を見上げる。
まっさらな無垢な瞳に、生者の、死者の、想いのつまった花火が、焼付いた。
542
:
祭りの終焉
:2011/08/17(水) 03:22:10 ID:1gBuqmPQ
華やかに打ちあがる花火、静かに流れ行く灯。
どちらも死者を送る火である。
『逢えたかい?』「逢えたね」『見てただけだったよ』「それでもいいのさ」
死者の魂が送られて、この世を離れる。
炎の消えた祭りのあとの静けさは、ほんの少しの寂しさと秋の気配を告げるもの。
盆の祭りが終わった。
地獄の釜の蓋もまた、ぴたりと閉じたのである。
543
:
瞳/三凰
:2011/08/17(水) 03:42:26 ID:SmXQZqJk
>>529
澪と共に花火を見る三凰。
三凰「ま、当初は祭りなんて乗り気じゃなかったが、案外いいものだな。」
満足そうに言う。
三凰だけでなく、夢無も飛葉もきっと満足しただろう。
鯨を釣ったり色々あった瞳だが、今は落ち着き花火をみている。
瞳「綺麗…だな…」
何故だか、涙が流れてくる。感動したからだろうか?
もしかしたら、どこかで風月と春花が見ているのを感じたのかもしれない。彼らはきっと、瞳のことを見守っていたのだから。
544
:
イベント予告(戦闘ロールの可能性有り)
:2011/08/17(水) 23:52:11 ID:bJBnsqT6
>>430
8月20日の午後9時頃から、
牛神神社へ結界の破壊者が訪れるクエストを行う予定です。
人数の指定やキャラ数、種族も問いませんが、
破壊者たちの実力は非常に高く設定してあるので、実力者なキャラでのロールをお勧めします。
他にも神格を持ったキャラを使うと彼らは激昂するため、
あらかじめご了承の上ご参加ください。
ですが姫さんたちのリアクションによっては思った以上に早く、
ロールが終わる可能性も無きにしも非ず、です。
もちろん破壊者側のキャラのご参加も歓迎。
545
:
零
:2011/08/19(金) 23:09:47 ID:HbHPxpxY
少し嬉しそうな顔をした少年は、繁華街を歩いていた。
紺色のポロシャツと、ジーンズ、それから首飾りを付け、この少年にしては珍しい。
「紅茶でも買って行こうかな。」
目指すはコンビニ、数百メートル先のそこに足を運ぶ。
546
:
???
:2011/08/20(土) 21:47:19 ID:bJBnsqT6
この街で、数ある神社仏閣の中でも特に異質なそこ、牛神神社。
神格を持たない身でありながらも、甚大な実力者の姫さん。
巫女という聖職でありながらも、常識の枠からも飛び出した巫女たち。
そんな奇妙な者たちが集まる神社に
彼らは訪れた。彼らの理由である坊ちゃんが為に。
果たして、その訪問は予知や予見はされていたのであろうか。
この形容の余地もないほどに邪悪で、
そして神聖な彼らの来襲を、牛神の者達は知っていたのであろうか。
しかしそれがもし予知されて、奇襲や強襲などの、防衛に戦闘準備が備えられたとしても、
あまり意味を感じず拍子抜けするかもしれない。
精神体調を共に整え、非戦闘員を逃がし、
武器を手にとって牛神神社に警戒を張り巡らした彼女たちは、
それが徒労だと思ってしまうかもしれない。
「さて、ここが牛神神社か」
「神格を感じないというのはありがたいな!!いらいらしない!!
ノンストレッサーだ!!」「うるせえよ」
なぜなら彼らは、軍団など率いることなく二人っきりで、
そして正門からゆっくりと歩いてくるという暢気さと、牧歌的なやり取りがあまりにも、
これからなにがしかを破壊しようという者たちの態度ではないからだ。
だが、彼らはやはり多大な脅威なのである。
547
:
巴津火
:2011/08/20(土) 22:04:04 ID:1gBuqmPQ
>>546
かねてからあの大きな木へは一度登ってやろうと思っていた。
そして今、牛神神社はなにやら慌しくて巴津火に構うものは居ない。
(あれが無くなるのなら、今のうちに登ってやろう)
半分は神格、半分は邪神の巴津火にとって、今最も身近な神界と繋がる場所がこの大樹である。
あの金髪の男は、この結界の支柱に天界が関わると言っていた。
ならば、この木に天界への道の手がかりもあるかもしれない。
それが巴津火がこの御神木の下へ向かう理由であった。
548
:
牛神神社
:2011/08/20(土) 22:12:02 ID:c1.PBF/s
>>546
そんな彼等が第一に見たものは
姫「それロン!!」バッ
巫女B「えっ…嘘?」
巫女A「悪い……ダブロンだ」バッ
鬼「アルジ…トビダゼ…コリャ」
……………………………………………………………………………………………………………………………………
神社の庭で麻雀してる!!!
巫女A「そういうわけで今回の買い出しはお前だ。頑張りな」
巫女B「……先輩の馬鹿ぁぁぁ!!!」
泣きながら巫女Bと鬼が彼等の横を通りすぎていった。
巫女A「ん……参拝客……ではないか」チャキッ
姫「あ…麻雀やってて、結界破られてたみたい」
………姫!!!!!!!!!
なんかカオスな雰囲気の中、巫女Aはタバコをくわえながら銃を用意し
姫はテヘッ♪と舌を出していた。
だがこんな馬鹿やってる二人だがただではスマナイ相手だと貴方達はわかるだろう。
一人は元裏の住人
そしてもう一人は牛御前
さあ…貴方達はどう対応する?
549
:
???
:2011/08/20(土) 22:24:05 ID:bJBnsqT6
>>547
、
>>548
こうも易々と入れたのだ。牛神神社は、彼らの訪問を知らなかったらしい。
だが、彼らも知らないことがあった。
「なるほど、麻雀か!!頭を使うあれは面白いからな!!
気づかないのも無理は無い!!って馬鹿!!」
「うんにゃ、むしろコレは好都合だな。
事は意外と穏便に行くかも知れねえ」
まさか彼女達が卓を囲んでいるとは。
しかし律儀に突っ込む包帯の男とは違って、
農家の男は、その様子にむしろ喜んで顔には笑みを作っていた。
「あんま構えんでええ、おら達は参拝客みてえなもんだ。」
彼は殺意も悪意も無く、手を力なく振って参道を歩いてみせる。
その態度に、包帯の男は首を傾げるも止める理由は無く、
彼の後ろに黙ってついていく。
「ここは少し変わった神社と聞いてな。
ちょっとこの土地を調べさせてもらってもいいか?
おらは、よくわからんこんな感じの場所が好きでな、よくこうやって散策してんだ。」
ざりざりと、その草鞋の様な粗末な履き物で、
参道にある石たちを鳴らしながら男はのんきに笑っていた。
その裏で、巴津火が動いていると言うことも、妖気で感じていたのだが。
550
:
巴津火
:2011/08/20(土) 22:29:05 ID:1gBuqmPQ
御神木の下には、既に先客が居た。
>>548
そのうち、金髪の男には見覚えがあった。
巴津火は彼を見て口を尖らせる。
「なんだよ、迎えを寄越すって言ってたくせに」
抜け駆けしてこの支柱を壊そうと思っていた巴津火の言う事ではないが、
彼らの迎えがあったなら巴津火もあの双剣を用意してここへ来ていた筈なのだ。
しかし結果として巴津火は素手であり、この辺り一帯が土砂に埋もれることだけは回避されることになった。
>>549
巴津火はまだ麻雀を見たことが無い。
故に彼らが何をしているのかなんて知らないし、木登りするつもりには何の代わりも無いのだ。
ただ、ちょっとばかし彼らの居る場所が邪魔ではある。
「そこ退いて。ボクは木登りするんだから」
麻雀に突っ込みを入れるでもなく攻撃するでもなく、ただ神木の根元に近づくだけである。
近づいてみて初めて、神木の梢からさらに上へに伸びる太い気があるのを巴津火は感じた。
結界を支えるこの大樹に、今、巴津火は登ろうとしている。
しかしこの社の聖域と結界の両方を支えているこの樹に、さらに半分とは言え神格の負担がかかったなら
この樹はどうなるだろう。
まだ幼体ではあるが、最上級の蛇神の神格でもある。
この巨木はその負荷に耐えうるのだろうか。
551
:
巴津火
:2011/08/20(土) 22:30:11 ID:1gBuqmPQ
//安価ミス。逆でした。
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