したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

【メインキャラは】安価で新しい遊戯王を作るスレ【6人だ】part5

1名無しの決闘者:2017/10/14(土) 14:29:02 ID:Ox0qWsig

『遊戯王6-ACE(シックス・エース)』という物語を作っていくスレです。

本編は第7話まで公開されています。(2017.10.14時点)


【これまでの流れ】
●スレ住民でアイディアを出しあいながら、それを元に執筆担当が話を書いていく流れになっています。
●物語の根幹設定は過去スレにて安価で決められ、現在はそれを元に物語を進めています。
●執筆担当はスレの進行役とストーリー構成を兼任しています。
●カード案や登場人物名などについて、安価でアイディアを募ることがあります
●作中のデュエルは基本的にオリジナルカードを使用して行われます。勿論、既存のOCGカードも多々登場します。
●デュエルのルールはマスタールール3を採用しています。
●この企画に興味がお有りの方は気軽に参加してください。


専用wiki公開中。これまでに投下されたSSや作成されたカードの情報、各種設定などをまとめています。
《遊戯王シックス・エース まとめwiki》
http://seesaawiki.jp/yu-gi-oh-6ace/


次スレ『正確なスレ立て宣言』をして、他にスレ立て宣言が無いか確認してから立ててください。

前スレ【敵の組織も】安価で新しい遊戯王を作るスレ【2つある】part4
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/57512/1488908437/l50

.

342名無しの決闘者:2018/02/05(月) 00:40:51 ID:hMAXeR7s

辰海「俺が負けたら、こっちの制御システムが破壊される。俺が勝った場合は……お前達を拘束する。この条件でな」

新庄「私達はプログラムを入れる必要はないと?」

辰海「お前達の死体に用はない。生きているお前達にこそ価値がある。俺にとってはな」

エーテル「……!」

辰海「理解してくれエーテル。これこそ俺が待ち望んだデュエルだ。
この状況を作るために、俺もお前もあらゆる情報を集めて手を打ってきたんだ」

エーテル「このデュエルで勝つことで……俺達の次の行動につながるってことかい」

辰海「そういうことだ。承知してくれるか」

エーテル「……環状線に入るよ。一般道より高速のほうが走りやすいしね。
でも言っておくけど、俺はここで足を止めたくはないんだからな!絶対!」

辰海「ああ、俺もだ」

343名無しの決闘者:2018/02/05(月) 00:41:57 ID:hMAXeR7s

新庄「浜谷さん、この条件で構いませんね」

浜谷「や、やるからには必ず勝ってくれ……!でないと、俺の未来が……!」

新庄「……了解しました。その代わり、デュエルは私の流儀でやらせていただきます。一切の口出しは無用、いいですね」

浜谷「わ、わかった」

新庄「では始めましょう、辰海隊長!」

辰海「いいだろう、来いっ」



辰海・新庄「デュエル!!!!」



【DUEL START!!】

.

344名無しの決闘者:2018/02/05(月) 00:47:41 ID:hMAXeR7s

【TURN 1】



新庄「先攻は頂きます! 私はマジックカード《魔獣の懐柔》を発動!デッキからレベル2以下の獣族モンスター3体を選び、フィールドに特殊召喚しますっ」


《魔獣の懐柔》
通常魔法
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
カード名が異なるレベル2以下の獣族の効果モンスター3体をデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は獣族以外のモンスターを特殊召喚できない。


新庄「カモン、3体の黒猫たちよ! 《サーウィン・キャッツ-トリッククロウ》、《テラーコーラー》、《ストレンジャー》!」バシシィッ


『サーウィン・キャッツ-トリッククロウ ☆2 DEF2000』(デッキ→フィールド)
『サーウィン・キャッツ-テラーコーラー ☆1 DEF0』(デッキ→フィールド)
『サーウィン・キャッツ-ストレンジャー ☆2 DEF1000』(デッキ→フィールド)

.

345名無しの決闘者:2018/02/05(月) 00:49:28 ID:hMAXeR7s

辰海(黒猫モチーフのモンスター? あれは確か……)

新庄「ただし、このエフェクトで特殊召喚したモンスターはエフェクトが無効となり、エンドフェイズに破壊されるデメリットを負います……」

浜谷「おいっ、それでは何の意味も――」

新庄「口出しは無用!そのデメリットはこのカードによって無効に出来る!速攻魔法発動、《皆既日蝕の書》!」

辰海「!」

新庄「これにより、3体の黒猫たちは全て裏側守備表示となる!」


《サーウィン・キャッツ-トリッククロウ》(表側守備表示→裏側守備表示)
《サーウィン・キャッツ-テラーコーラー》(表側守備表示→裏側守備表示)
《サーウィン・キャッツ-ストレンジャー》(表側守備表示→裏側守備表示)


新庄「更に永続マジック《サーウィン・キャッツの恵み》を発動っ。カードを1枚伏せ、ターンエンドです」


『サーウィン・キャッツの恵み』(手札→フィールド)

.

346名無しの決闘者:2018/02/05(月) 00:50:12 ID:hMAXeR7s

【ENDPHASE INFO】

新庄 LP4000
モンスター1:『サーウィン・キャッツ-トリッククロウ DEF2000』(裏守備)
モンスター2:『サーウィン・キャッツ-テラーコーラー DEF0』(裏守備)
モンスター3:『サーウィン・キャッツ-ストレンジャー DEF1000』(裏守備)
魔法・罠1:『サーウィン・キャッツの恵み』

347名無しの決闘者:2018/02/05(月) 00:52:54 ID:hMAXeR7s



シーン……



浜谷「エンドフェイズになったのにモンスターが破壊されない……?」

エーテル「裏側守備表示になったことで、制約による破壊が踏み倒されたのか!」

新庄「イエス!その通りです!」

辰海「細かいルールをよく知っている。それにデュエルの流れにも無駄がない。流石だな」

新庄「ほう?」

エーテル「流石……?」

辰海「お前の名は、確か新庄といったな。俺の記憶が確かなら……お前のデュエルスタイルは、
モンスターを裏側表示にする事で真価を発揮するタイプだったか」

新庄「よくご存知で」

348名無しの決闘者:2018/02/05(月) 00:54:29 ID:hMAXeR7s

エーテル「な、何で知ってる?」

辰海「あいつが組織に居ることは初めて知ったがな。知らないか?奴は表社会では結構な有名人だぞ」

エーテル「有名人?」

新庄「何だったら調べてはいかがですか。『ブラザーズ』の名簿に、私の名は今もしっかり載っていますから」

エーテル「ブラザーズ……!? それってもしかして――」

辰海「気になるなら調べてみろ」

エーテル「あ、ああ……」ピッピッ

349名無しの決闘者:2018/02/05(月) 00:56:37 ID:hMAXeR7s



ハンドル片手にナビのモニターを叩いて、新庄の素性を調べ始めるエーテル。

一方で浜谷は、自分の素性を自ら明かそうとする新庄を睨みつけていた。



浜谷「貴様なんのつもりだ! 自分から手の内を晒すような真似を!」

新庄「どうせ、私のデュエルスタイルは辰海隊長の知るところのようです。
それにこちらも辰海隊長のデッキ特性を既に知っていますしね。おあいこというものでしょう」

辰海「……!」

新庄「隊長は今時珍しい、あの”廃れた召喚法”を使うと聞いています。未だに使い手が残っていたとは驚きですよ」

辰海「よく知っているものだ」

新庄「もっとも、実際のデュエルの様子までは調べつくせなかったのですがね」

辰海「そうか、ならば直に見せてやろう。お前の言う“廃れた召喚法”をな。俺のターン、ドロー!」

350名無しの決闘者:2018/02/05(月) 00:57:51 ID:hMAXeR7s

【TURN 2】



辰海「手札から《幽霊海賊団(ゴースト・パイレーツ) 闘姫アルビダ》の効果を発動。
デッキの上から3枚めくり、その中の『幽霊海賊団』ペンデュラムモンスターを自身のペンデュラムゾーンに置くことができる」バララッ

新庄(やはり、あのゾーンを使ってくる……!)

辰海「俺は3枚の中から『幽霊海賊団の砲撃手』を選び、ペンデュラムスケールにセット。残りは墓地へ送る」


《幽霊海賊団 闘姫アルビダ》
P・効果モンスター
☆3/水属性/アンデット族/ ATK 1000/ DEF 0/スケール2
【P効果】
(1):1ターンに1度、自分の墓地に存在する「幽霊海賊団」Pモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをEXデッキに表側表示で加える。
【モンスター効果】
(1):手札のこのカードを墓地に送って発動できる。
デッキの上からカードを3枚確認し、その中の「幽霊海賊団」Pモンスター1体を自分のPゾーンに置くか、
EXデッキに表側表示で加える。それ以外の確認したカードは墓地に送る。
(2):自分フィールドの「幽霊海賊団」モンスターが破壊される場合、
代わりに自分フィールド上のこのカードを破壊することができる。


『幽霊海賊団 闘姫アルビダ』(手札→墓地)
『幽霊海賊団の砲撃手 スケール3』(デッキ→Pゾーン)
『幽霊海賊団 鉄爪のグルード』『サルベージ』(デッキ→墓地)

351名無しの決闘者:2018/02/05(月) 00:59:39 ID:hMAXeR7s

浜谷「ペンデュラムゾーン……? あの、使いみちがまるでわからないゾーンか……」

新庄「使われなくなって久しいですが、ゾーン自体はデュエルテーブルから消えたわけじゃないですからね。
それよりここからですよ。ペンデュラム使い特有の”柱崩し”戦術は……」

辰海「手札から《幽霊海賊団 神凪のクレン》をもう一対のペンデュラムゾーンにセット。そしてクレンのペンデュラム効果を発動。
ペンデュラムゾーンのカードを全て破壊し、デッキから『幽霊海賊団 ドレイク』を手札に加える」パリィィィン


《幽霊海賊団 神凪のクレン》
P・効果モンスター
☆1/水属性/アンデット族/ ATK 300/ DEF 0/スケール7
【P効果】
「幽霊海賊団 神凪のクレン」のP効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):もう片方の自分のPゾーンに「幽霊海賊団」カードが存在する場合に発動できる。
Pゾーンのカードを全て破壊し、自分のデッキから「幽霊海賊団」モンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
(1):手札のこのカードを墓地に送り、自分の墓地のこのカード以外の「幽霊海賊団」Pモンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを空いている自分のPゾーンに置くかEXデッキに表側表示で加える。


『幽霊海賊団 神凪のクレン』『幽霊海賊団の砲撃手』(Pゾーン→EXデッキ)
『幽霊海賊団 ドレイク』(デッキ→手札)

352名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:01:47 ID:hMAXeR7s

辰海「破壊されたペンデュラムモンスターは、EXデッキへ送られる」ギャゥゥゥゥン

浜谷「墓地には行かないのかっ」

新庄「これがペンデュラムモンスターの特性……。一見不利に見える破壊をも戦略に組み込む動き、直に見る機会があろうとは」

辰海「では行くぞ。俺は手札からスケール2の『幽霊海賊団 ダガー・イース』と
スケール7の『幽霊海賊団 ドレイク』でペンデュラムスケールをセット完了。
――”開け、異界への扉”!!」


『幽霊海賊団 ダガー・イース [2]』『幽霊海賊団 ドレイク [7]』(手札→Pゾーン)


辰海「”海原に縛られし亡者達よ。嘆きの海を渡り、現世へと舞い戻れ!

――ペンデュラム召喚! 現われろ、彷徨える海賊達!!」


『幽霊海賊団 ダガー・イース [2]』 : 『幽霊海賊団 ドレイク [7]』 → ☆3〜☆6

.

353名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:04:07 ID:hMAXeR7s

辰海「手札から『幽霊海賊団 ラカン』、『“マーチャント”ドロー・チェイス』。そしてエクストラデッキから、『幽霊海賊団の砲撃手』!!」パシィィィッ


《幽霊海賊団 ラカン》
Pモンスター
☆6/水属性/アンデット族/ ATK 2200/ DEF 0/スケール2
【P効果】
(1):1ターンに1度、このカード以外の自分Pゾーンに存在する「幽霊海賊団」Pカードを対象として発動できる。そのカードを破壊する。
その後、デッキの上からカードを3枚確認し、
その中の「幽霊海賊団」Pモンスター1体を自分のPゾーンに置く。
それ以外の確認したカードは全て墓地に送る。
【モンスター効果】
なし


《幽霊海賊団 "マーチャント"ドロー・チェイス》
P・効果モンスター
☆5/水属性/アンデット族/ ATK 2100/ DEF 0/スケール7
【P効果】
「幽霊海賊団遊び人 ドロー・チェイス」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):もう片方の自分Pゾーンに「幽霊海賊団遊び人 ドロー・チェイス」以外の「幽霊海賊団」カードが存在する場合、自分メインフェイズに発動できる。
EXデッキに表側表示で存在する「幽霊海賊団」Pモンスターを3体墓地に送り、自分はデッキから1枚ドローする。
【モンスター効果】
「幽霊海賊団遊び人 ドロー・チェイス」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドに存在し、このカード以外の「幽霊海賊団」モンスターが
墓地から特殊召喚に成功した時に発動できる。自分はデッキからカードを1枚ドローする。


『幽霊海賊団 ラカン ☆6 ATK2200』(手札→フィールド)
『幽霊海賊団 “マーチャント”ドロー・チェイス ☆5 ATK2100』(手札→フィールド)
『幽霊海賊団の砲撃手 ☆3 ATK1200』(EXデッキ→フィールド)

.

354名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:06:00 ID:hMAXeR7s

浜谷「3体のモンスターを同時に召喚だと……!?」

新庄「これがペンデュラム召喚。この世から消し去られた唯一の召喚法ですっ」

辰海「砲撃手の効果を発動!エクストラデッキにあるクレンの魂を墓地へ送り、相手に500ダメージを与える!」


《幽霊海賊団の砲撃手》 
P・効果モンスター
☆3/水属性/アンデット族/ ATK 1200/ DEF 1000/スケール2
【P効果】
(1):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力は300ダウンする。
【モンスター効果】
「幽霊海賊団の砲撃手」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分EXデッキに表側表示で存在する「幽霊海賊団」モンスター1体を墓地に送って発動できる。
相手に500ダメージを与える。

『幽霊海賊団 神凪のクレン』(EXデッキ→墓地)


新庄「ぐっ……、エクストラデッキのカードを力に変えるとは!」LP4000→3500

355名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:07:18 ID:hMAXeR7s

辰海「バトルだ、『幽霊海賊団 ラカン』で右端のセットモンスターを攻撃!」


ズバッシャアァァ!!


新庄「それしきの攻撃など!手札から《黒猫使いの魔女 シャノワール》の効果を発動!
このモンスターを特殊召喚し、ラカンの攻撃を無効にするっ」


《黒猫使いの魔女 シャノワール》
効果モンスター
☆1/闇属性/魔法使い族/ATK0/DEF0
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その攻撃を無効にする。
(2):「サーウィン・キャッツ」モンスターの儀式召喚を行う場合、その儀式召喚に必要なレベル分のモンスター1体として、
墓地のこのカードを除外できる。
(3):このカードを使用して儀式召喚した「サーウィン・キャッツ」モンスターは以下の効果を得る。
●1ターンに1度、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合に発動できる。
相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送る。


『黒猫使いの魔女 シャノワール DEF0』(手札→フィールド)

.

356名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:09:34 ID:hMAXeR7s

辰海「今の攻撃を防いだということは、よほどそのモンスターを倒されたくないとみえる……。
ならば“マーチャント”ドロー・チェイスで、同じセットモンスターを攻撃! “ゴールデン・シュート”!!」


バジィィィッ!!!!


新庄「……くっ、やられましたか。破壊された《サーウィン・キャッツ-トリッククロウ》は、
反転召喚時にエフェクトを発揮するモンスターでしたのに……」


《サーウィン・キャッツ-トリッククロウ》
効果モンスター
☆2/闇属性/獣族/ATK0/DEF2000
(1):1ターンに1度、このカードを裏側守備表示にできる。
(2):このカードが反転召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「サーウィン・キャッツ」カード1枚を手札に加える。
その後、相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。


『サーウィン・キャッツ-トリッククロウ』(フィールド→墓地)

.

357名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:12:03 ID:hMAXeR7s

辰海「反転召喚をトリガーとする効果は、戦闘破壊時には発動しない。もっとも、リバース効果だったならば別だがな。
俺は砲撃手でその隣のセットモンスターを攻撃っ! “テリブル・ボンバード”!!」


バゴォォォン……!!


新庄「そう、よくぞ言ってくれました。リバースエフェクトだったなら発動できるのですよ!
攻撃を受けたカードをオープン、《サーウィン・キャッツ-ストレンジャー》!!」

辰海「!?」

新庄「このモンスターには、裏側表示から表側表示に変わった時ならいつでも発動できるエフェクトがある!」

辰海「リバース効果モンスター……!」

新庄「そのエフェクトにより、あなたにはデッキの上から3枚を墓地に送ってもらいましょう!」

辰海「ふん……」


『海』『強欲なウツボ』『グリズリー・マザー』(デッキ→墓地)

.

358名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:14:07 ID:hMAXeR7s

新庄「そしてサーウィン・キャッツがリバースしたこの時、永続魔法《サーウィン・キャッツの恵み》のエフェクトが発動!私はカードを1枚ドローします!」シュバッ


《サーウィン・キャッツの恵み》
永続魔法
(1):1ターンに1度、「サーウィン・キャッツ」モンスターがリバースした場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示または裏側守備表示にする。


辰海「だが、ストレンジャーを戦闘破壊したことに変わりはない……!」

新庄「それは必ずしも私の不利を意味しない!
ストレンジャーが相手に破壊されセメタリーへ送られた時、デッキから新たなサーウィン・キャッツを裏側守備表示で呼ぶことが出来る!
カモォォォン、インジョイント!!」


《サーウィン・キャッツ-ストレンジャー》
リバース・効果モンスター
☆2/闇/獣族/ATK100/DEF1000
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
相手はデッキの上からカードを3枚墓地に送る。
(2):このカードが相手によって破壊され、墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「サーウィン・キャッツ」モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。


『サーウィン・キャッツ-ストレンジャー』(フィールド→墓地)
『サーウィン・キャッツ-インジョイント DEF2000(裏守備)』(墓地→フィールド)

.

359名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:16:12 ID:hMAXeR7s

新庄「この《サーウィン・キャッツ-インジョイント》は、相手によって破壊されたとき、
セメタリーにいるサーウィン・キャッツ1体を呼び戻すことが出来るのです。その意味がおわかりですか?」

辰海「つまり、何が何でもトリッククロウを呼び戻したいわけか……。どうやら、そのモンスターはお前の戦略の中核を担っているらしい」

新庄「もっとも、それを読めたところでどうしようもないでしょう。今のであなたの攻撃は終わってしまったのですから」

辰海「そう思うか? 俺が言うのもなんだが、このデッキのカードはなかなかしつこくてな……」

新庄「っ!」

辰海「《幽霊海賊団 鉄爪のグルード》は、自分フィールドの幽霊海賊団1体を破壊することで場に特殊召喚できるっ」

新庄「!?」

辰海「俺は砲撃手を破壊っ! 地獄の淵よりいでよ、グルード!」


《幽霊海賊団 鉄爪のグルード》
P・効果モンスター
☆5/水属性/アンデット族/ ATK 2200/ DEF 0/スケール2
【P効果】
(1):1ターンに1度、自分EXデッキに表側表示で存在する「幽霊海賊団」Pモンスター1体を墓地に送って発動できる。
このターン、自分フィールドのアンデット族モンスターの攻撃力は300アップする。
【モンスター効果】
「幽霊海賊団 鉄爪のグルード」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの「幽霊海賊団」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、墓地のこのカードを特殊召喚する。
この効果は相手のターンにも発動できる。


『幽霊海賊団 鉄爪のグルード ATK2200』(墓地→フィールド)
『幽霊海賊団の砲撃手』(フィールド→EXデッキ)



360名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:19:24 ID:hMAXeR7s

辰海「更に“マーチャント”ドロー・チェイスの効果!
墓地から幽霊海賊団が蘇生した時、デッキから1枚ドローする」シュバッ

新庄「……」フッ

辰海「インジョイントの破壊がまずくとも、残りの伏せモンスターを逃しはしない!
グルードで、もう片方の裏守備モンスターを攻撃!“クロウ・バッシュ”!!」


バキィィィン!!


新庄「しつこさには私も自信がありましてね! あなたが破壊したのは、《サーウィン・キャッツ-テラーコーラー》!!
そのリバースエフェクトが発動します!ゲッバァァァック、トリッククロウ!!」

辰海「なんだとっ!?」


《サーウィン・キャッツ-テラーコーラー》
リバース・効果モンスター
☆1/闇属性/獣族/ATK0/DEF0
(1):このカードがリバースした場合、自分の墓地の「サーウィン・キャッツ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ捨てる。


『サーウィン・キャッツ-テラーコーラー』(フィールド→墓地)
『サーウィン・キャッツ-トリッククロウ DEF2000(裏守備)』(墓地→フィールド)

.

361名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:21:42 ID:hMAXeR7s

辰海「トリッククロウを裏守備で蘇生……。まんまと誘導されたわけか」

新庄「そう、どちらを狙われても良しとできる二段構えだったのです!
そしてもうお気づきでしょう、テラーコーラーにも更なる効果があるということを!
このモンスターがセメタリーに送られた時、あなたのデッキから2枚を墓地に送る!」

辰海「またか……」


『幽霊海賊団の魔獣使い』『生者の書―禁断の呪術―』(デッキ→墓地)


辰海「……!」

新庄「さあ、どう出ますか!?」

辰海「トリッククロウを維持させはしない! 手札から速攻魔法《受け継がれる幽霊海賊団の魂(ゴーストパイレーツ・ソウル)》を発動っ。
俺の場の幽霊海賊団1体をリリースし、そのレベルと同じになるように墓地から幽霊海賊団を選んで特殊召喚できる!
俺はレベル6のラカンをリリースし、《幽霊海賊団の魔獣使い》を墓地より特殊召喚!!」バシィィッ


《受け継がれる幽霊海賊団の魂》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「幽霊海賊団」モンスター1体をリリースして発動できる。
レベルの合計がリリースしたモンスターのレベルと同じになるように、
墓地から「幽霊海賊団」モンスターを3体まで選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはターン終了時に破壊される。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「幽霊海賊団」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する
この効果はこのカードが墓地に送られたターンには使用できない。


《幽霊海賊団の魔獣使い》
P・効果モンスター
☆6/水属性/アンデット族/ATK2250/DEF0/スケール3
【P効果】
《幽霊海賊団の魔獣使い》のP効果は1 ターンに1度しか発動できない。
(1):このカード以外のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
対象のカードをゲームから除外し、デッキから同じスケールの『幽霊海賊団』Pモンスター1枚を手札に加える。
【モンスター効果】
《幽霊海賊団の魔獣使い》の(2)のモンスター効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このモンスターはリリース無しで召喚できる。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、墓地の『幽霊海賊団』モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。


『幽霊海賊団 ラカン ☆6』(フィールド→EXデッキ)
『幽霊海賊団の魔獣使い ☆6 ATK2250』(墓地→フィールド)

.

362名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:24:13 ID:hMAXeR7s

浜谷「馬鹿な……!これで五回目の攻撃だぞ!?何回やれば気が済むんだ!?」

辰海「この攻撃は止められるか!? 魔獣使いで、再びトリッククロウを攻撃!“ダークソウル・ウィップ”!!」

新庄「ええ、止めてみせましょう! トラップカードオープン、《サーウィン・キャッツの呪い》!!
このカードで私のシャノワールと、あなたの魔獣使いを裏側守備表示に変更する!!」


《サーウィン・キャッツの呪い》
永続罠
「サーウィン・キャッツの呪い」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの裏側守備表示の「サーウィン・キャッツ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示にする。
(2):自分フィールドの「サーウィン・キャッツ」モンスター1体と相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。


『黒猫使いの魔女 シャノワール』(表側守備表示→裏側守備表示)
『幽霊海賊団の魔獣使い ATK2250→DEF0』(表側攻撃表示→裏側守備表示)

.

363名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:27:21 ID:hMAXeR7s

辰海「五段攻撃を全て受け切られるとは……大した防御力だ。俺はこれでターンエンドだ」

新庄「私の方こそ驚きましたよ。ペンデュラム召喚など、使うものは誰一人残っていないとばかり思ってました」

辰海「公式試合での使用が禁じられているだけだ。ルールから消えたわけではない。
もっとも、試合で活躍させられないデッキを好んで扱う酔狂は、確かに希少になったがな」

新庄「存在はするけど見ることはかなわない。まさにあなたのデッキと――幽霊と似たようなものですね」

辰海「そういう意味では、お前も同じようなものだな」

新庄「私が?」

辰海「お前というデュエリストは存在する。しかし、公の場でお前を見ることは出来ない。
そうだろう? 元プロデュエリスト、新庄義材(しんじょう・よしき)」

新庄「……!!」

364名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:41:50 ID:hMAXeR7s

エーテル「辰海、奴の言う通りだった! 『ブラザーズ』の名簿に新庄の名前があったぞ!」

辰海「やはりか。黒猫をモチーフにしたデッキと、風変わりな戦術を使うプロが居ると記憶にあってな」



『R&S Brothers League』。

ある兄弟によって創設されたこのリーグは、既成概念にとらわれない自由な発想のデュエリストが集うことで人気を博し、四大大会の一つにも数えられている。

エーテルが発見したのは、過去にこのリーグに所属したデュエリストの名簿。

その中に、新庄の顔写真と名前、使用デッキや得意戦術までもがしっかりと記載されていたのだ。



エーテル「奴のデッキ【サーウィン・キャッツ】は、リバースモンスターで構成されたテクニカルなデッキだと書いてある。
プロ時代の勝率は悪くない。タイトルも幾つか取っているみたいだ。これほどのデュエリストが組織にいただなんて――」

辰海「おそらく、要人襲撃のための特殊部隊にでもいたんだろう。そういう存在は明るみに出ない」

新庄「ザッツライト。仕事の性質上、私が組織にいるという情報は味方にも公開されていないのです。幽霊――確かに似たようなものですね」

365名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:44:13 ID:hMAXeR7s

辰海「だが、特性が知られているデッキを今も使っているあたり、脇が甘いようだな。それとも自信の現れか?」

新庄「自信というよりは『愛』ですね」

辰海「……愛?」

新庄「ええ、一つのデッキをとことん愛しぬくのが私の信条なもので」

辰海「……」

新庄「なにぶん、私の好む戦略は極端にピーキーでしてね。
特に、さっきのあなたのような攻撃戦術はからっきし不得手ですから、足りない部分を補うのに愛は欠かせません」

エーテル(愛……か)

浜谷「正気か貴様! こんな大事なデュエルで何を言っている! もっと真面目にやらんか!」

新庄「真面目に? ええ、真面目ですとも。私は例えタイトルのかかったプロの試合だろうと、
危険と隣り合わせな死線上の戦いでも、自分のデュエルスタイルは崩しません。それが私の流儀なのです」

366名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:48:45 ID:hMAXeR7s

辰海「つまり、お前のデッキは勝つことよりも思い入れを重視したロマンデッキというわけか」

新庄「勝つことより……というのは些か語弊がありますね。お嫌いなのですか、そういうデッキは」

辰海「……デュエルは勝利してこそ意味がある。愛だの信頼だの、精神的不確定性を言い訳にするデュエルはまがい物だ」

新庄「言い訳になどしませんよ。私も勝ちたいから、勝つためにデュエルをする。
もっと言うなら、私はいついかなる時も、このデッキで勝っていきたいのです」

辰海「なんだと?」

新庄「確かに、私のデュエルの根底にあるのは愛とロマンですが、だからといって伊達や酔狂を気取っているわけではない。
【サーウィン・キャッツ】の力を存分に出し尽くすためなら、私はいかなる研鑽をも惜しみません。
そうでなければプロとしての実績を重ねることも、組織からの信用を勝ち取ることも出来ない。違いますか?」

辰海「……!」

新庄「『デッキは盾を持たない』――。我がサーウィン・キャッツが最も得意とする戦略を表した言葉です。
今からその全貌をご覧に入れましょう。私のターン、ドロー!」

367名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:52:25 ID:hMAXeR7s

【TURN 3】



新庄「マジックカード《黒猫降霊術》を発動! 辰海隊長、あなたはデッキからカードを1枚選んで墓地に送らねばならない!」

辰海「!?」

新庄「そして私は、それと同じ種類の《サーウィン・キャッツ》または《黒猫》カードを、デッキから手札に加える!」

辰海「いいだろう。俺は《幽霊海賊団の放浪者》を墓地へ送る」

新庄「グッド、モンスターカード! では私も《サーウィン・キャッツ-サビランサー》を手札に加えます!」バララッ


《黒猫降霊術》
通常魔法
「黒猫降霊術」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手はデッキからカード1枚を墓地へ送る。
その後、自分はこの効果で墓地へ送ったカードと同じ種類(モンスター・魔法・罠)の
「サーウィン・キャッツ」及び「黒猫」カード1枚をデッキから手札に加える。


『幽霊海賊団の放浪者』(辰海のデッキ→墓地)
『サーウィン・キャッツ-サビランサー』(新庄のデッキ→手札)

.

368名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:56:24 ID:hMAXeR7s

新庄「私はトリッククロウを反転召喚し、モンスターエフェクト発動!
このカードの反転召喚に成功したことで、デッキから《サーウィン・キャッツ》カード1枚を手札に加え、あなたのデッキを2枚削る!」


《サーウィン・キャッツ-トリッククロウ》
効果モンスター
☆2/闇属性/獣族/ATK0/DEF2000
(1):1ターンに1度、このカードを裏側守備表示にできる。
(2):このカードが反転召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「サーウィン・キャッツ」カード1枚を手札に加える。
その後、相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。


『サーウィン・キャッツ-アベレイション・ウィッチ』(新庄のデッキ→手札)
『しがみつく霊体』『クラスダウン』(辰海のデッキ→墓地)


新庄「このリバースにより、《サーウィン・キャッツの恵み》のエフェクトで1枚ドロー!
更に、フィールドのトリッククロウとシャノワールをリリース! レベル8の《サーウィン・キャッツ-サビランサー》をアドバンス・セットです!」バシィィッ


『黒猫使いの魔女 シャノワール』『サーウィン・キャッツ-トリッククロウ』(フィールド→墓地)
『サーウィン・キャッツ-サビランサー ☆8 DEF2800(裏守備)』(手札→フィールド)

.

369名無しの決闘者:2018/02/05(月) 01:59:37 ID:hMAXeR7s

辰海「アドバンス・セット……」

エーテル「裏守備のまま場に出すってことは、こいつもリバース効果を……?」

新庄「無論その通りですっ。ですがそれを紹介する前に、私のデッキのエースをあなた方に紹介いたしましょう!私は儀式魔法《黒猫憑依》を発動!」

辰海「!?」

エーテル「儀式魔法だって!?」

新庄「墓地の《黒猫使いの魔女 シャノワール》は、自身を除外することで、この儀式召喚に必要なリリースを賄うことが出来る!
“黒き魔女の使い魔よ。漆黒の魔力に依りて、亡者使いの命を削り取れ!!” ――儀式召喚!
カモオォォン、《サーウィン・キャッツ-アベレイション・ウィッチ》!!」


《黒猫憑依》
儀式魔法
「サーウィン・キャッツ-アベレイション・ウィッチ」の降臨に必要。
(1):自分の手札・フィールドから、レベルの合計が1以上になるようにモンスターをリリースし、
手札から「サーウィン・キャッツ-アベレイション・ウィッチ」を儀式召喚する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札から「サーウィン・キャッツ」モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。


『サーウィン・キャッツ-アベレイション・ウィッチ DEF0』(手札→フィールド)
『黒猫使いの魔女 シャノワール』(墓地→除外)

.

370名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:10:43 ID:hMAXeR7s

エーテル「これが奴のエースモンスター……? 攻守ゼロで守備表示なのに……?」

新庄「イエス! このアベレイション・ウィッチこそ、私が最も愛してやまないモンスター。
その黒き体は闇夜に溶け込み、いかなるモンスターの攻撃も受けつけない!
さらにシャノワールを儀式召喚に使用したことで、シャノワールの力がウィッチに継承される!」

エーテル「魔女の力を受け継ぐ使い魔ってとこか……。だが、そんなモンスターでは戦いようがないな!」

新庄「そうとは限らないのがデュエルというもの!勝利への道は1本とは限らないのです!」

辰海「……!」

エーテル「なに……!?」

新庄「私は《サーウィン・キャッツ-インジョイント》を反転召喚し、エフェクト発動!
あなたのデッキの上から4枚のカードを私に見せてください。そのうち1枚を私が選び、そのカードを手札に加えてもらいます。
それ以外のカードは全てセメタリーへ送られますがね!」


《サーウィン・キャッツ-インジョイント》
効果モンスター
☆3/闇属性/獣族/ATK1400/DEF1400
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
相手はデッキの上からカード4枚を自分に見せ、自分はその中の1枚を選ぶ。
相手はそのカード1枚を自分の手札に加え、残りを墓地に送る。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合、墓地の「サーウィン・キャッツ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。


辰海「……」サッ

新庄「グッド、それでは『幽霊海賊団 ダンク』を手札に加えてもらいます!」


『激流葬』『幽霊海賊団 ダンピー』『強欲なウツボ』(辰海のデッキ→墓地)
『幽霊海賊団 ダンク』(辰海のデッキ→手札)

.

371名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:17:59 ID:hMAXeR7s

浜谷「おい、奴にカードを取らせるなど!敵に塩を送ってどうする!」

新庄「ノーォォォプロブレム!全ては計算のうちです!この瞬間、シャノワールから継承したウィッチのモンスターエフェクトが発動!
あなたがドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えたことにより、あなたの手札をランダムに1枚墓地へと送る!
“カース・オブ・ブラックウィッチ”!!」



バシュゥゥゥゥゥ!!



エーテル「ハンデス効果……!?」

辰海「ふん……」シュイン


『幽霊海賊団 ダンク』(手札→墓地)


新庄「永続トラップ《サーウィン・キャッツの呪い》のもう一つのエフェクト!
アドバンス・セットしたサビランサーを表側守備表示に変更!
そしてこの瞬間、サビランサーのリバースエフェクト発動!
あなたのフィールドのカードの枚数――つまり5枚、あなたのデッキを削る!」


《サーウィン・キャッツ-サビランサー》
リバース・効果モンスター
☆8/闇/獣族/ATK1000/DEF2800
このカードは特殊召喚できない。
(1):手札からアドバンスセットしたこのカードがフィールドに表側表示で存在する限り、
このカードは戦闘・効果では破壊されない。
(2):このカードがリバースした場合に発動できる。
相手フィールドに存在するカードの数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地に送る。
(3):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り、相手は墓地のカードをデッキに戻す効果及び、
墓地のカードをデッキに戻して発動する効果を含むカードを発動できない。


『幽霊海賊団 モニー・アイ』『幽霊海賊団 ベリィ・シャーロッテ』『幽霊海賊団 幻霊ピッチー』
『幽霊海賊団 スレリー』『船上の墓碑銘』(デッキ→墓地)

.

372名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:20:38 ID:hMAXeR7s

エーテル「あのトラップは能動的にリバースも出来るのか……」

辰海「やはり健在だったか。“黒猫使い”のライブラリーアウト戦略は……」

エーテル「ライブラリーアウト……? いわゆるデッキ破壊ってやつか!!
そういえば、奴はさっきからお前のデッキを削ってばかり!」

新庄「ほう、私の二つ名までご存知とは」

辰海「ビートダウン全盛のこの時代に、随分珍しい戦いをするプロが居るとは思っていた。
扱うカードまでは覚えていなかったがな」

エーテル「プロでもこの戦略を……。それほど、この戦い方に自信を持っているのか」

新庄「自信ではありません、確信です。私はライブラリーアウトこそが世界最強の戦略であると確信しています」

エーテル「なに!?」

新庄「繰り返し打ち寄せる波が、いつしか岩の形をも変えていくように――
デッキを削るカードを積み重ねていけば、いかなる相手をも打ち倒せる!
それが私のデュエル……それが私の【サーウィン・キャッツ】なのです!」

エーテル「……!」

辰海「なるほど、面白い」

エーテル「辰海!?」

373名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:26:53 ID:hMAXeR7s

辰海「奴の戦略は巧緻を極めている。伊達や酔狂じゃないというのは法螺ではないらしい。
だが、それだけに惜しいな。これほどまでに出来るデュエリストと、こんな形で戦うことになろうとは」

新庄「私もですよ。組織の一番手と名高いあなたと戦うなど、思いもよりませんでした」

辰海「わからないものだな、デュエリストの運命というものは」

新庄「……ええ、本当にそう思います。ですが事情はどうあれ、一度始まったデュエルには全力を尽くします!
墓地の《黒猫憑依》を除外してエフェクト発動!
手札の《サーウィン・キャッツ-デビルアイ》をフィールドにセットし、私は1枚ドロー!」


『サーウィン・キャッツ-デビルアイ』(手札→フィールド)
『黒猫憑依』(墓地→除外)


新庄「グゥゥゥッド!素晴らしいドローだ!私が引いたのはマジックカード《黒猫の威嚇》!
これにより、デッキからレベル3の《サーウィン・キャッツ-ヒディット》を墓地に送ることで、あなたのデッキをそのレベル分削る!」

エーテル「まだ削りに来るのかっ」


《黒猫の威嚇》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「サーウィン・キャッツ」カード1枚を墓地に送る。
その後、相手はこの効果で墓地に送ったカードのレベル分だけデッキの上から墓地に送る。
(魔法・罠はレベル1として扱う)


『幽霊海賊団 スナッチャー・ゴーダ』『幽霊海賊団 釣人フリー・リーフ』『幽霊海賊団 芸人パントマスト』(デッキ→墓地)

.

374名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:28:31 ID:hMAXeR7s

新庄「私はこれでターンエンド。
惜しいものです。先のターンに場を荒らされていなければ、このターンの決着もあり得たというのに」

エーテル「なんて男だ……!辰海がどう出ようと問答無用に勝ちを奪うつもりだったのか!」

辰海「『デッキは盾を持たない』――言い得て妙だな。俺のデッキに奴の戦略を都合良く防げるカードは入っていない。
いや、余程綿密な対策がない限り、あのデッキは誰が相手であろうと同じ事か」

エーテル「感心してる場合か!今のターンだけでも相当な枚数を持って行かれたぞ!残りのデッキ枚数は――」

辰海「……9枚だ」

エーテル「たったそれだけ!? ……いや、それでもこのターンに決着されるよりはマシだったか」

新庄「いいえ。サーウィン・キャッツの牙は既に……辰海隊長、あなたの喉元に食い込んでいる」

辰海「なんだと……!?」

375名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:30:45 ID:hMAXeR7s

新庄「私のエースモンスター《アベレイション・ウィッチ》には、
あなたのターンのエンドフェイズに発動するエフェクトを持っている。
それが発動すれば、あなたは敗北を免れない」

辰海(……!)

エーテル「強制的にだと? どんな効果だ?」

新庄「さて、発動もしないうちに教えるのはいかがなものか。
決闘に挑むガンマンは、自分の扱う銃について相手に丁寧に説明したりしますか?」

エーテル「さっきも説明してたじゃないか!……いや、あれは辰海の行動を誘導するためか」

新庄「デュエルの世界ではカード知識も実力のうちです。
まぁ、私の素性を調べたように、過去のデュエルを洗ってみるのもいいでしょう。ウィッチの効果が怖くてたまらないというならね」

エーテル「くっ……!」

辰海「お前のエースまでは覚えがないが、エンドフェイズに勝負を決めるというならおおよその見当はつくな」

新庄「!?」

376名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:33:15 ID:hMAXeR7s
辰海「お前の場にはセットされたモンスターと、それをリバースできる永続トラップがある。
それらでお膳立てを整え、ウィッチの効果でエンドフェイズにトドメをさすつもりだろう。
恐らく、強制的なデッキ破壊とドローを含んだ効果のはずだ」

エーテル「強制的なドロー……。そうか、辰海のデッキを削りきって無理やりドローさせれば、
その時点でライブラリーアウトが完成するって寸法か!」

新庄「……!」

辰海「そして、リバースによるデッキ破壊は恐らく5枚以下……。
それ以上削れるならこのターンのうちに使っているはずだからな」

エーテル「ということは、ウィッチの効果はお前のデッキを3〜4枚削り、その後でドローもさせるといったところか」

新庄「……!」

377名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:36:16 ID:hMAXeR7s

浜谷「な……なんて奴らだ。たったあれだけの発言でここまで読むというのか!」

新庄「これが百戦錬磨の洞察力というものです。あの二人……前線で結果を出し続けるだけのことはある」

浜谷「だが、読まれたところで痛手にはなるまい。ここから奴に何が出来る?」

エーテル「辰海……悔しいが浜谷の言うとおりだ。
相手モンスターは全て守備表示。いくら攻撃を仕掛けてもダメージは通らない。
このターンで決め切らないと一巻の終わりだってのに!」

辰海「この程度で動揺するなエーテル。お前は俺のデュエルをどれだけ見てきたと思ってる」

エーテル「!!」

辰海「『勝利への道は一本ではない』――なるほど、至言だ。
だったら俺も、この状況から必殺の攻撃を通す道を見つけられるはず。そうだろう?」

エーテル「……! まさかお前、あのカードを既に手札に!?」

新庄(あのカード……?)

辰海「目には目を、エースにはエースを、だ。
ウィッチの牙が俺の喉を食い破る前に、俺のエースが奴の息の根を止める!俺のターン、ドロー!!」

378名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:39:50 ID:hMAXeR7s

【TURN 4】



辰海「俺は裏守備にされた魔獣使いを反転召喚。
さらに、ペンデュラムゾーンにいる《幽霊海賊団 ドレイク》の効果を発動っ。
エクストラデッキからラカンと砲撃手を墓地へ送り、自身のペンデュラムスケールを一つ上昇させるっ」


《幽霊海賊団 ドレイク》
P・効果モンスター
☆5/水属性/アンデット族/ATK 1900/DEF 0/スケール7
【P効果】
(1):1ターンに1度、EXデッキに表側表示で存在する「幽霊海賊団」Pモンスター2体を墓地に送って発動できる。
このカードのPスケールをエンドフェイズまで1つ上げる。
【モンスター効果】
「幽霊海賊団 ドレイク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札または自分フィールドのこのカードをリリースし、墓地に存在する「幽霊海賊団」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。


『幽霊海賊団の魔獣使い DEF0→ATK2250』
『幽霊海賊団 ラカン』『幽霊海賊団の砲撃手』(EXデッキ→墓地)
『幽霊海賊団 ドレイク |7|→|8|』


辰海「これで準備は整った。今一度開け、異界への扉!――ペンデュラム召喚!!」



『幽霊海賊団 ダガー・イース [2]』 : 『幽霊海賊団 ドレイク [8]』 → ☆3〜☆7

379名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:42:25 ID:hMAXeR7s

辰海「“現れろ、亡者を束ねし海の覇者”!! 《幽霊海賊団長 キャプテン・セイラス》!!」バシィィィッ


《幽霊海賊団長 キャプテン・セイラス》
P・効果モンスター
☆7/水属性/アンデット族/ATK 2700/DEF 0/スケール2
【P効果】
(1):1ターンに1度、自分EXデッキに表側表示で存在する「幽霊海賊団」Pモンスター1体を墓地に送って発動できる。
この効果で墓地に送ったモンスターのレベルの枚数まで自分のデッキの上からカードをめくり、
その中の「幽霊海賊団」Pモンスターを全てエクストラデッキに加える。
それ以外のカードは全て墓地に送る。
【モンスター効果】
(1)このカードがP召喚に成功した場合に発動できる。
自分の墓地の「幽霊海賊団」Pモンスター2体を選択し、それぞれお互いのフィールドに表側攻撃表示で特殊召喚する。
(2)自分フィールド上の「幽霊海賊団」モンスターが破壊される場合、
代わりにEXデッキの「幽霊海賊団」Pモンスター1体を墓地に送ることができる。


『幽霊海賊団長 キャプテン・セイラス ☆7 ATK2700』

.

380名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:44:27 ID:hMAXeR7s

新庄「これが隊長のエースモンスター……!
だが、攻撃力が2700あろうとも、守備モンスター相手にはダメージを通せませんよ!」

辰海「ああ、“守備モンスターには”な」

新庄「!?」

辰海「勝利への道は自分で切り開くものだ。セイラスがそれを可能にする!
このモンスターがペンデュラム召喚に成功した時、墓地の幽霊海賊団2体を指定し、
それらを俺とお前の場に1体ずつ攻撃表示で特殊召喚する!“シャドー・ターゲット”!!」

浜谷「!?」

新庄「私の場にモンスターを!?」

辰海「俺の場には砲撃手を、お前の場には攻撃力ゼロの放浪者を、それぞれ攻撃表示で特殊召喚!!」


『幽霊海賊団長 キャプテン・セイラス ☆7 ATK2700』(手札→フィールド)
『幽霊海賊団の砲撃手 ATK1200』(辰海の墓地→辰海のフィールド)
『幽霊海賊団の放浪者 ATK0』(辰海の墓地→新庄のフィールド)

.

381名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:47:32 ID:hMAXeR7s

辰海「更に、ダガー・イースのペンデュラム効果を発動!
このカードを破壊することで、ゴースト・パイレーツの攻撃力をこのターンの終わりまで300アップする!」


《幽霊海賊団 ダガー・イース》
P・効果モンスター
☆3/水属性/アンデット族/ ATK 500/ DEF 0/スケール2
【P効果】
(1):自分メインフェイズに発動できる。このカードを破壊する。
この効果を発動したターン、自分フィールドの「幽霊海賊団」モンスターの攻撃力はエンドフェイズまで300アップする。
【モンスター効果】
(1): このカードがフィールド・墓地からEXデッキに表側表示で加えられた時、
自分の墓地の「幽霊海賊団」Pモンスター1体を対象として発動できる。
そのカードをEXデッキに表側表示で加える。
(2):自分フィールドの「幽霊海賊団」Pモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを破壊し、そのモンスターの攻撃力を500アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。


『幽霊海賊団 ダガー・イース』(Pゾーン→EXデッキ)
『幽霊海賊団長 キャプテン・セイラス ATK2700→3000』
『幽霊海賊団の魔獣使い ATK2250→2550』
『幽霊海賊団 “マーチャント”ドロー・チェイス ATK2100→2400』
『幽霊海賊団 鉄爪のグルード ATK2100→2400』
『幽霊海賊団の砲撃手 ATK1200→1500』


辰海「ダガー・イースのさらなる効果! このカードがEXデッキに加わった時、墓地のアルビダをEXデッキに加える事ができる!」


『幽霊海賊団 闘姫アルビダ』(墓地→EXデッキ)

.

382名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:50:48 ID:hMAXeR7s

エーテル「EXデッキにカードを送り込んだ……ということは!」

辰海「そう、砲撃手の効果が発動条件を満たす!
EXデッキのアルビダを再び墓地へ送り、お前に500ダメージを与える!!」

新庄「ぐぅぅぅ! ま、まさか……」(LP3500→3000)


『幽霊海賊団 闘姫アルビダ』(EXデッキ→墓地)


辰海「これでお前のライフは3000。俺のエース、セイラスの攻撃力も3000だな」

エーテル「そうか、あいつの場には攻撃力ゼロの放浪者が……!」

浜谷「これは“影抜き”……。強固な防御を物ともせずにダメージを通す上級テクニックか……!」

新庄「この《放浪者》は……私のエフェクトで墓地に送らせたカード!?
まさか、あなたはあの時から既にこれを狙っていたと!?」

辰海「ライブラリー・アウトの弱点はコンボに使えるカードを墓地に溜め込ませてしまうこと。
ゴーストが墓地に送られて嘆き悲しむと思うか?」

新庄「くっ……!」

383名無しの決闘者:2018/02/05(月) 02:52:55 ID:hMAXeR7s

辰海「バトルで勝負がつけばアベレイション・ウィッチの効果など関係ない!
《幽霊海賊団長 キャプテン・セイラス》で、お前の場の《幽霊海賊団の放浪者》を攻撃!
“レヴェナント・サーベル”!!」



ズバババッッッッ!!!!



新庄「やむを得ない……。私は、このターンでの決着を放棄する!」

エーテル「なに!?」

新庄「永続トラップ《サーウィン・キャッツの呪い》のエフェクトを再び発動!
私の場のインジョイントと、あなたのキャプテン・セイラスを裏側守備表示に変更する!」

辰海「!!」

エーテル「なんだと!?」


『幽霊海賊団 キャプテン・セイラス ATK3000→DEF0(裏守備)』
『サーウィン・キャッツ-インジョイント DEF2700(裏守備)』

.

384名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:00:23 ID:hMAXeR7s

エーテル「セイラスの攻撃が止められた……!」

辰海「だが、その効果はターンに1度しか使えない!
魔獣使いで、再び放浪者を攻撃!! ”ダークソウル・ウィップ”!!」

新庄「ぐっっ!!」LP3000→450


『幽霊海賊団の放浪者』(新庄のフィールド→辰海のEXデッキ)


エーテル「くそっ、なんてこった!これ以上あいつのライフを削れない!」

新庄「それはお互い様です。《呪い》を防御に使わされたことで、私もこのターンに決めきることができない……!」

辰海「……俺はカードを一枚伏せ、ターンエンドだ」

新庄「このターンのエンドフェイズ、アベレイション・ウィッチのエフェクトが発動!
あなたのデッキを4枚削り、更にもう1枚ドローしてもらいます!」


《サーウィン・キャッツ-アベレイション・ウィッチ》
儀式・効果モンスター
☆1/闇/獣族/ATK0/DEF0
「黒猫憑依」により降臨。
(1):相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
(2):相手のエンドフェイズ時に発動する。
相手はデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。その後、相手はデッキから1枚ドローする。


『強欲なウツボ』『水霊術-葵』『幽霊海賊団 旗振りのトリー』『幽霊海賊団船-パイレーツ・ハント』(デッキ→墓地)


辰海「やはりその効果か……」

エーテル「だが、ドローさせられたってことは……!」

新庄「そう、この瞬間、ウィッチが継承した“カース・オブ・ブラックウィッチ”が再び発動!
あなたの手札1枚をランダムにセメタリーへ送る!」

辰海「……!」


『死者蘇生』(手札→墓地)

.

385名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:03:12 ID:hMAXeR7s

浜谷「新庄、どういうことだ!このターンで決めきると言ったのは誰だ!?」

新庄「まさか、あんな手段で反撃されるとは思ってもいませんでした。流石ですよ隊長」

浜谷「だが、所詮は悪あがきだ! デッキを削るカードが残ってるのなら、次のターンでそれを発動すればいいだけのこと!
そうすれば、辰海は自分のターンでドローできない!敗北が少し先に伸びただけじゃないか!はっはっ!」

辰海「さて、そう上手くいくかな?」

浜谷「な、なに!?」

新庄(……!)

辰海「新庄はこのターンで決めきらなければいけなかった。俺の次のターンで再び攻撃されるのを防ぐためにな――」

浜谷「馬鹿なっ!それが出来ないと今言ったばかりだろうがっ!」

辰海「答えは新庄に聞いてみることだな」

新庄「……いいでしょう。私のターン、ドロー!」

386名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:03:43 ID:hMAXeR7s

【TURN 5】



新庄「……」

新庄「私はカードを1枚伏せ、ターンエンドです」

浜谷「な!?」

387名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:05:12 ID:hMAXeR7s

浜谷「貴様、気でも狂ったか!? デッキ破壊が出来るのに、何故効果を使わない!」

新庄「“使わない”のではありません。“使えない”んですよ」

浜谷「なに!? そ、それはどういう――」

辰海「“俺のデッキのカードが残り3枚だから”、だろう?」

浜谷「!?」

新庄「……ザッツライト。その通りです」

浜谷「ど……どういうことだ」

388名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:09:34 ID:hMAXeR7s

エーテル「デュエルモンスターズのルールでは、相手のデッキ枚数を超過して削ることは不可能だ。
辰海のデッキの残りが3枚なら、4枚以上削れる効果は発動自体ができないんだよ」

浜谷「なっ……」

辰海「先のターン、俺がドローした時点で、デッキの残りは8枚。
アベレイション・ウィッチの効果によるドローで決着したいなら、ウィッチの分と合わせてあと4枚削らなきゃいけない」

エーテル「新庄はターンが始まる前に、『このターンで決めきる』と言った。
恐らくは、伏せモンスターのリバース効果で4枚削れるはずだったんだろうね」

浜谷「つ、つまり……今の新庄の場には、辰海のデッキを4枚以上削るカードしか残っていないから、何もできないと……?」

エーテル「その通り。“過ぎたるは及ばざるが如し”ってことだね」

辰海「もっとも、こんなものはプロなら知っていて当然だがな」

浜谷「う……ぐぅ……」

389名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:24:54 ID:hMAXeR7s

新庄「まったく、お二人とも見事なものですよ。
《死の闇》の団員が皆、あなた達のように尊敬できる人ばかりなら良かった。
これからも続く《命の光》との戦いの中で、あなた達は組織に更なる飛躍をもたらすことでしょう。なのに――」

エーテル「……」

新庄「そんなあなた達をこうして敵に回さなければいけないこの現状……。一体何なのでしょうね、これは。
組織を一層強くさせうるあなた方を排除したがる人がいて、私はその片棒を担いでいる……」

辰海「ひとつ聞きたい。お前ほどのデュエリストが、どうしてこんな組織に入った?
お前のこの腕前があれば、いくらでも表の世界で栄光を掴み取ることが出来るはずだ」

新庄「……行方不明になったのですよ。私の後輩達がね」

エーテル「行方不明?」

390名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:26:47 ID:hMAXeR7s

新庄「かつて、私を慕ってくれる多くの後輩達がいました。当時は私も現役のプロとして彼らの育成に携わっていた。
彼らは養成学校を経てそれぞれに戦う場を見つけ、デビューは目前でした。
――でも、彼らのデビューの日は来なかった。皆、私に何の連絡もなく行方をくらませたのです」

辰海「……」

新庄「私はあらゆる手を尽くして彼らの行方を探しましたが、一人として見つからなかった。
ですがそんな時、この御世呂町に根城を持つという《死の闇》の噂を知ったのです」

エーテル「つまり、俺達が犯人だと思ったわけか」

辰海「……確かに俺達は、世間から見れば通り魔にしか見えないことも数多くやってきた。
倒して組織に引き込んだ者の中に、お前の後輩がいなかったとは言い切れない」

新庄「でも、事実は少し違いました。
あなた方が闇討ちのようなデュエルを仕掛けるのは3種類の人間……。
『敵対する組織に属する者』と、『腕は立つけれど素行に問題があり、社会に悪影響を与える者』。
そして、『自分達の戦いを見てしまった者』。その中に、私の後輩はいなかったのです」

エーテル「……」

391名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:28:04 ID:hMAXeR7s

新庄「しかしその後の調べで、後輩達を襲い攫っていったのは、《死の闇》が仇敵とみなす《命の光》である事が明らかになりました。
でも、私個人に出来ることはこれが限界でした。組織と組織が戦略的な戦いを続ける中に、一個人の入る余地など無かった……。
それでも、私は諦めることができなかったのです」

エーテル「だから、《死の闇》に?
言っておくけど、俺達は自分達のやってることが清廉潔白だなんて思っちゃいない。
組織に入ったことであなたの経歴は間違いなく汚れる。プロの場になど二度と戻れないんだよ?」

新庄「手段を選んでいる場合ではないのです!例えエゴだと罵られようと、私は可愛い後輩達を救い出したかった。
だから私は《死の闇》の戦いに希望を見出し、組織の一員となったのです。――だと言うのに、今の組織の惨状ときたら!」

辰海「……」

392名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:29:56 ID:hMAXeR7s

新庄「あなた達にわかりますか?
不転の思いで入った組織の実情が、リーダーの不在をいいことに、代行が暴君のごとく振る舞うものだと知った私の気持ちが……。
彼の地位を脅かす者は、どんな実力者であってもことごとく抹殺されていると知った時の、私の絶望が……」

辰海「組織の現実がそうだと分かっていながらこのデュエルを仕掛けてきたということは、それ相応の条件を提示されたということか」

新庄「ええ、有無を言わせないものでしたよ。
このデュエルに負ければ私を降格させ、攻略が極めて難しい戦線に投入するそうです。
そんなことになれば、後輩を救うどころではなくなる……。
そもそも、そんな風に人材を切り捨てていって、一体どうやって《命の光》と戦えるというのですか!」

エーテル「なるほどね。あなたが自分の思いを遂げるためには、どうしても俺達に勝たなきゃいけないわけか」

新庄「それだっておかしな話です……。あなた達のように優れたデュエリストを倒し、抹殺して、組織は何を得るというのですか!?
私は、私が見出すべき希望の芽をも自分の手で摘み取ろうとしている。何と愚かなことをしているのか……」

辰海「……事情はわかった。だが、余計な心配が2つあるな」

新庄「え?」

393名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:32:49 ID:hMAXeR7s

辰海「暴君がいつまでも同じ地位を保ち続けられるとは限らない。
代行の愚行に愛想を尽かしながらも、粛清を恐れて何も出来ない奴は確かにいるだろうが、
ひとたび情勢が変われば自らの正義のために動き始めるだろう。そして、その変化は程なく訪れる」

新庄「……!?」

辰海「そしてもう一つ。
お前はこのデュエルに勝つことの無意味さを嘆いているが、そもそもデュエルはまだ終わっていない。
俺がここから逆転勝利し、お前の思いも先に繋げていける道が残っていることに、お前は気づいていない」

新庄「だ、だが……!
既にペンデュラム召喚の条件は崩れ、私に一撃を加えうるキャプテン・セイラスのエフェクトは期待できない!
ウィッチのエフェクトは強制発動だ、次のエンドフェイズに容赦なく発動する!
もはやこのデュエルは、私のライブラリーアウトが完成する道しかないはずだ!」

辰海「『勝利への道は一つではない』――お前自身が言ったことだ」

新庄「!?」

辰海「不可能に思える現状を打破する道は常に残されている。いや、それすらも俺自身の手で切り開く!
見せてやろう、いかなる現実にも決して揺らぐことのない、幽霊海賊団の力を!俺のターン、ドロー!!」

394名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:36:04 ID:hMAXeR7s

【TURN 6】



辰海「俺は砲撃手の効果を発動!EXデッキの放浪者を墓地へ送り、お前に500のダメージを与える!」

浜谷「バーンダメージで焼き切るつもりか……!?」

新庄「それが最後の希望だと言うなら、無駄なことです!カウンタートラップ、《無償交換(リコール)》!!
砲撃手のエフェクトを無効にして破壊します!」

エーテル「なんだって!? そのカードは!」

新庄「更に、無償交換の更なるエフェクトにより、あなたは1枚ドローしなければならない!」

辰海「……!」


《無償交換》
カウンター罠
(1):相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
相手はデッキから1枚ドローする。

395名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:45:06 ID:hMAXeR7s

新庄「この瞬間、ウィッチの継承効果が発動!“カース・オブ・ブラックウィッチ”!!手札を1枚墓地へ送ってもらいます!」

辰海「……!」


『幽霊海賊団 砲撃手』(フィールド→EXデッキ)
『彷徨える幽霊海賊団』(手札→墓地)


エーテル「これで、辰海のデッキは残り1枚……!」

新庄「勝負はつきました!もはやあなたに為す術はない!」

辰海「……それはどうかな?」

新庄「!?」

辰海「この程度は逆境のうちにも入らない。お前がどれだけ追い詰めたつもりでも、幽霊海賊団は揺らがない!」

新庄「馬鹿な!ここから何が出来ると!?」

辰海「見落としているぞ、俺の場にはまだ伏せカードが残っていることを!
マジックカード・リバース!《幽霊海賊団旗(ゴーストパイレーツ・フラッグ)》!!」

396名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:46:26 ID:hMAXeR7s

新庄「!? 切り札のカードを伏せていた!?」

エーテル「そうか、伏せておけばハンデスの影響を受けることはない!」

辰海「このカードの効果で、俺は自分フィールドの表側表示カードを1枚手札に戻す!
俺が選択するのは、《幽霊海賊団 鉄爪のグルード》!!」


《幽霊海賊団旗》
通常魔法
《幽霊海賊団旗》の(2)の効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に戻す。
このターン、自分は通常の召喚に加えて1度だけアンデット族モンスターを召喚できる。
(2):このカードを含めた『幽霊海賊団』カード3枚を墓地から除外して発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。


『幽霊海賊団 鉄爪のグルード』(フィールド→手札)

.

397名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:48:13 ID:hMAXeR7s

浜谷「しかし、そのカードでは新庄のライフを削れはしない!」

辰海「それを可能にすると言っている!俺は《幽霊海賊団 鉄爪のグルード》を、空いているペンデュラムゾーンにセット!」


『幽霊海賊団 鉄爪のグルード』(手札→Pゾーン)


辰海「墓地の《幽霊海賊団 幻霊ピッチー》の効果発動!ペンデュラムゾーンのグルードを破壊し、このカードを手札に戻す!」


《幽霊海賊団 幻霊ピッチー》
P・効果モンスター
☆1/水属性/アンデット族/ ATK 0/ DEF 0/スケール1
【P効果】
「幽霊海賊団 幻霊ピッチー」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時、墓地の「幽霊海賊団」モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃を無効にし、墓地のそのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
【モンスター効果】
「幽霊海賊団 幻霊ピッチー」の(2)の効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):相手のモンスターの攻撃宣言時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分Pゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、墓地のこのカードを手札に加える。


『幽霊海賊団 鉄爪のグルード』(Pゾーン→EXデッキ)
『幽霊海賊団 幻霊ピッチー』(墓地→手札)

.

398名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:49:55 ID:hMAXeR7s

辰海「更に、《幽霊海賊団 ドレイク》のペンデュラム効果!
エクストラデッキからグルードとダガー・イースを墓地へ送り、このカードのペンデュラムスケールを再び1つ上げる!」


『幽霊海賊団 ドレイク |7|→|8|』
『幽霊海賊団 鉄爪のグルード』『幽霊海賊団 ダガー・イース』(EXデッキ→墓地)


エーテル「グルードのカードが、再び墓地へ……!」

辰海「これにより、グルードの効果が再び発動!フィールドの幽霊海賊団モンスター1体を破壊し、このカードを墓地から特殊召喚する。
俺が選択するのは当然、キャプテン・セイラス!!」

新庄「セイラスが破壊されたということは……!」

辰海「そうだ!破壊されたセイラスは、墓地ではなくEXデッキへと送られる!」


『幽霊海賊団 鉄爪のグルード』(墓地→フィールド)
『幽霊海賊団長 キャプテン・セイラス』(フィールド→EXデッキ)

.

399名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:54:16 ID:hMAXeR7s

辰海「俺は手札の幻霊ピッチーをペンデュラムゾーンにセット!そのスケールは1から8!
これで、セイラスをペンデュラム召喚する条件は再び整った!」

新庄「なんと……!」


『幽霊海賊団 幻霊ピッチー [1]』 : 『幽霊海賊団 ドレイク [8]』 → ☆3〜☆7


辰海「“今一度開け、異界への扉!” ――ペンデュラム召喚!!
再び現われろ、《幽霊海賊団長 キャプテン・セイラス》!!」


『幽霊海賊団 幻霊ピッチー |1|』(手札→Pゾーン)
『幽霊海賊団長 キャプテン・セイラス ☆7 ATK2700』(EXデッキ→フィールド)

400名無しの決闘者:2018/02/05(月) 03:58:10 ID:hMAXeR7s

新庄「まるで手品を見ているようだ……。あの状況から、セイラスがペンデュラム召喚で舞い戻ってくるとは……!!」

辰海「ペンデュラム召喚の成功により、セイラスの効果が再び発動!
お前の場に放浪者を、俺の場にはダガー・イースを、攻撃表示で特殊召喚する!“シャドー・ターゲット”!!」


『幽霊海賊団の放浪者 ATK0』(辰海の墓地→新庄のフィールド)
『幽霊海賊団 ダガー・イース ATK500』(辰海の墓地→辰海のフィールド)


辰海「バトルだ!鉄爪のグルードで放浪者を攻撃!! ”クロウ・バッシュ”!!」

新庄「くっ……!!永続トラップ《サーウィン・キャッツの呪い》!!
私のサビランサーと、あなたのグルードを裏側守備表示にする!!」


『幽霊海賊団 鉄爪のグルード ATK2100→DEF0(裏守備)』
『サーウィン・キャッツ-サビランサーDEF2700(裏守備)』

.

401名無しの決闘者:2018/02/05(月) 04:00:32 ID:hMAXeR7s

辰海「だが《呪い》の効果は1ターンに1度しか使えない! 俺はまだセイラスの攻撃を残している!!」

新庄「……ブラヴォーですよ。本当に、あなたは……!」

辰海「とどめだ! 《幽霊海賊団長 キャプテン・セイラス》で、お前の場の放浪者を攻撃!!
“レヴェナント・サーベル”!!!!」



ズバババッッッッ!!!!



新庄「ブラヴォー!!!!!!!!」(LP450→0)ピーッ






【DUEL END】
【WINNER TATSUMI MYOJO】

.

402名無しの決闘者:2018/02/05(月) 04:14:51 ID:hMAXeR7s



ガガガガガガガガッッ



勝負がついた一瞬の間隙をつき、エーテルは自分の車の側部を浜谷の車の側部へと激しく突き合わせた。

左に外壁、右にエーテルの車。両者から激しく擦りつけられたポンティアック・トランザムのボディからは凄まじいばかりの白い火花が飛び散る。



浜谷「く、くそっ……!!」

エーテル「逃しはしないよ!!」



これ以上の走行は危険と判断した浜谷は遂に観念して速度を落とし、路側帯の外に自らの車を停車させた。

両者の車が停止した瞬間、辰海とエーテルは弓に弾かれた矢のごとく車外へ飛び出し、浜谷の車へ近寄る。

もはや新庄と浜谷に、抵抗する気力は残っていなかった。


.

403名無しの決闘者:2018/02/05(月) 04:23:17 ID:hMAXeR7s

――御世呂高速環状線 路側帯の外



浜谷「ひ、ひい……!い、命だけは……!どうか命だけは……!」

辰海「エーテル、少し脅かしすぎたんじゃないのか?」

エーテル「この程度で腰抜かすとはね……。人を事故に遭わせようとした罰がこんなもんで済んで良かったと思わない?」

浜谷「うぅっ……!」

エーテル「ま、いっか。辰海の言うとおり、生きている2人を確保できるようにしたんだ。今回はそれでいいだろ?」

辰海「そうだな。よくやってくれた」

404名無しの決闘者:2018/02/05(月) 04:40:46 ID:hMAXeR7s

新庄「……何だか不思議な気分です。私の望みは絶たれたのに、心は妙に清々しい。
あなたになら、私の代わりに後輩達の命運を託せると思えたからでしょうか」

辰海「言っておくが、俺はお前の果たすべき使命まで背負う気はない。お前の使命はお前自身で成し遂げろ」

新庄「な、何を言うのです。このまま帰れば、代行の手によって私は――」

辰海「俺はデュエルの勝者として、これからお前達を拘束する。それが取り決めだったはずだ。忘れたのか?」

新庄「……!」

405名無しの決闘者:2018/02/05(月) 04:49:32 ID:hMAXeR7s

エーテル「あなたには俺達のために一仕事してもらうことになる。そのためには無事に生きてて貰わなくちゃ困るんだ」

辰海「アーチャスの命を受け、俺を始末するべくお前達がやって来たという事実。それこそが俺達が求めていた“あと一つの事実”だ。
これで俺はアーチャスを糾弾するための、何よりも強い大義名分を得たんだからな。
お前達には、生きてそれを証明してもらわなければならない」

新庄「糾弾……!? ま、まさか、あなた達は……!?」

辰海「だから今は大人しく俺に捕まれ。全てが終わった後で、お前に再び戦いの場を与えてやる。
俺がアーチャスを引きずり下ろし、新たなる代行となった時にな」

新庄「……!」

新庄「……わかりました。私の命はあなたに託します。
あなた達がこれから始める戦いが終わった時には、私はあなた達の力となって働きましょう……!」

406名無しの決闘者:2018/02/05(月) 05:09:00 ID:hMAXeR7s



Prrrrrrr…… Prrrrrr……



エーテル「……!? 辰海、お前のディスクに電話が来てるぞ?」

辰海「……わかった、出よう」ピッ


黄泉「はーい、お疲れさーん。よく頑張ったね馬鹿野郎ども」

エーテル「黄泉さん!? 頑張ったって……え?」

辰海「もしかして、今のデュエルのことを……」

黄泉「うん、結果は今知った。精霊が憑いた車に追わせてたの気づかなかったでしょ」

辰海「……!」

407名無しの決闘者:2018/02/05(月) 05:10:21 ID:hMAXeR7s

黄泉「証言者2人ゲットしたんだろ? お前が言ってた条件はこれで全部揃ったわけだ良かったじゃん。
でもねー、お前らまだまだ隙ありすぎ。敵の運転手が浜谷じゃなかったらどうするつもりだったのさ」

辰海「…………」

黄泉「まー、アーチャスは大事なミッションの時ほど浜谷に車任せるケースがほとんどだから、読みとしては間違ってないんだけどね。
敵は常に盲点から生まれ出てくるもんだってこと、よく覚えときなよ。自分の判断過信したら足掬われるよ」

辰海「……! それでは、例の件は――」

408名無しの決闘者:2018/02/05(月) 05:21:28 ID:hMAXeR7s

黄泉「春日井さんと相談して出した結論。俺達は何もしない。やれともやるなとも言わない。
長老会にも一切何もさせない。お前の器量で好きなように判断しな」

辰海「はい、そのつもりです」

黄泉「ん、良し。じゃあ俺今から春日井さんとカジノ行ってくるから。そんじゃねー」



プツッ ツー ツー ツー



エーテル「今の、辰海にとってはありがたい返事かい」

辰海「この上なくな。これで誰にも手出しされることなく、計画を実行に移せる。
新庄達の件が済んだら、すぐに仲間を集めて最終調整に入るぞ」

エーテル「オッケー、みんなに連絡しておくよ」

409名無しの決闘者:2018/02/05(月) 05:49:59 ID:hMAXeR7s


そう言って二人は捕縛した新庄らを自らの車に載せ、再び車を走らせていった。

……傷だらけの高級車をレッカー移動させる手配も忘れずに。





これは、六英雄が一人・セイラスのカードを持つ、冥条辰海の物語。

彼には成し遂げるべき大きな野望があり、その前には試練があり、それを共に乗り越えていく仲間がいる。

それらは決して、天から与えられたものではない。彼が彼自身の覚悟と行動によって手に入れてきたものだ。

彼の物語は何処へ向かっていくのか。それは神のみぞ知る。彼は彼自身の未来など知り得ない。ただ、遥か彼方に見据える展望があるのみである。


.

410名無しの決闘者:2018/02/05(月) 06:03:30 ID:hMAXeR7s

精霊界の英雄は六人。そのカードの持ち主も六人。六人に六通りの人生が紡がれる。

失意に立ち止まっている遊陽と朋花もまた、自分の未来を知り得ない。

しかし彼らは辰海とは違う。確たる未来を見据えて動けるほど、彼らはまだ強くない。

遊陽はトロヤとの戦いで思い知らされた。彼の望む未来と彼の抱える現実との間には、簡単には埋めがたい溝があるということを。

では、朋花は?



程なく、彼女は向き合うことになる。彼女が背負ってきた、そしてこれからも背負っていくべき大きな宿命へと。

その宿命は朋花を未来へと導いてくれるのか? それを知るには、朋花は自らの意思で更なる一歩を踏み出さねばならないのである……。




【遊戯王6-ACE 第十話 『御世呂町の死神』へ続く】

.

411名無しの決闘者:2018/02/05(月) 06:15:58 ID:hMAXeR7s
チンタラ投下していたら朝になってしまいました。これにて第9話の投下は終了です。ねむい。

辰海と新庄の使用カードを考えてくださった皆様、名前案を投稿してくださった皆様、ありがとうございました。
新庄は一話限りのキャラにするには惜しいくらい設定を盛り盛りしたので、もしかしたら今後も出番があるかもしれません。

そしてここから辰海とエーテルと、それから黄泉が本格的に本編に絡んでいきます。
黄泉の人柄については色々悩みましたが、とりあえずあのような性格にしてみました。
その判断が良いのだかダメなのだからまだ判断つきかねるとこですが、頑張って育てていければと思います。

そして辰海は、ああいう野心を持った男として描いていこうと思います。
海賊デッキを扱うからには、何か大きな野心だのお宝だの、激しく求める何かが彼にもあったほうがいいかなと思っての肉付けでした。
何故彼があのような野心を持つに至ったかについては、追々本編の中で触れていければといったところですが、
その前にマリアとかを登場させなきゃいけないので、掘り下げがうまく出来るかどうかちょっと心配です。勿論うまく出来るように頑張ります。


次回は朋花回です。朋花のために《死の闇》に入団したという男・エーテルと戦うことになります。

それでは、今日はこれにて。

412名無しの決闘者:2018/02/05(月) 23:08:57 ID:0HwN7vc2
投下あったんすねぇ
デュエルの内容はよかったと思うよ。相手がそこそこ強いのと珍しいデッキ破壊戦術ということもあって辰海と幽霊海賊団のお披露目には相応しいデュエルだったかと。前に話題になったデッキ破壊の裁定の話を組み込んでたのも良い
それと単発の悪役って竹光、影浦、坂八、御祓と小物臭いメンツしかいなかったからデュエルに信念とか情熱を持ってるやつが出てくるのは新鮮味があっていいと思った

413名無しの決闘者:2018/02/05(月) 23:33:40 ID:LFEA2rL.
前にも話出てたけど、そろそろハーメルンにでも場所移さない?
話進むのも年に3回くらいだからいつ過去ログ送りにされてもおかしくないし

414名無しの決闘者:2018/02/06(火) 11:19:34 ID:jlTy2LlI
変なのが湧いてきそうで不安ではあるが、まあその方がいいか
新キャラのカード案とかはこっちで募集する形で

415名無しの決闘者:2018/02/06(火) 23:00:43 ID:ZxtGqGuA
>>412
感想どうもですー。
互いのエースとペンデュラム召喚そのものに見せ場がある展開を......と思って構成組み立てたのですが、好評の声が聞けて何よりです。

新庄のキャラ造形に関しては坂八の時の感想から学ばせてもらったというか、なるべく既存キャラをなぞらないような、芯の通った好敵手を目指してキャラ作ってみました。
小物くさい敵役が多いというのは自分も気にしてました......。特に静炎の初デュエル相手の影浦があんなんだったので、その反省から新庄には真逆を行ってもらった感じですね。

>>413.414
ああ、場所移すってのはこういう会話のやり取りをする場所を移すって事でなく、作品を公開する場所を移すって事でしたか。勘違いしてました。
一応wikiの方にこれまでの話や諸々の設定をアップして閲覧可能にしてあるのですが、ハーメルンにも投稿した方がいいですかね?自分はwiki管理で手一杯な感じしてるのですが......

416名無しの決闘者:2018/02/06(火) 23:28:01 ID:/eiFaqc6
wikiは放棄してハーメルンに完全移行すればいいんでないの。wikiいじる手間も省ける
アイデア募集だけここでやるってのがベターかもしれんけど、どのみちそれだってそんな頻繁にやるわけじゃないし過疎スレ扱いされそう
そもそも、完結まで20年くらいかかりそうな作品をSS板でもないここでやるのは割と無理があると思う

417名無しの決闘者:2018/02/07(水) 00:16:20 ID:8XKBE/bE
>>416
wikiは諸々の設定や膨大な量のカードテキストなんかを纏めるのに活用してるので、まるっきり放棄するのはちょっと躊躇いがあるのですが、
作品投稿は今後ハーメルンでやっていくように考えてみましょうか……。

418名無しの決闘者:2018/02/07(水) 10:16:18 ID:.ZX9wHKI
ハーメルンに移るのはいいけどその場合台詞の前にキャラ名入れたりするのはやめた方がいいかも
間違いなく低評価くらって書き手さんのモチベ低下につながると思う
タグもきちんとつけておかないと

あと感想欄は感想を書く場所だからそこで展開相談とか談義とかはせんようにな

419名無しの決闘者:2018/02/07(水) 11:22:23 ID:mBVS7y46
そういう展開とかの話はここでやらないとな
Wikiの小説部分を消してハーメルンに移転するのはいいけど、台本形式はあまりよろしくないからエラッタの手間がかかるし面倒ならこのままでもいいんじゃないかな

420名無しの決闘者:2018/02/07(水) 19:00:49 ID:qRA9Zu3Y
wikiは小説部分を削除してハーメルンに移るのがいい
ただ、書き直すのにめんどくさそうな気はする

421名無しの決闘者:2018/02/07(水) 19:05:17 ID:2jkQ/KTE
今更だけどイッチ乙。デュエル今までで一番よかったわ。新庄良いキャラしてた
で、手間かけさせて申し訳ないんだけど、感想だけ書ける場所とか用意してもらえない?最新話終わってすぐ別の問題で盛り上がられると、遅れて読んだ立場としてはここに感想書きづらいんだ雰囲気的に

あ、それとスレの過疎化問題にして移転考えてるのに募集だけここでやるとか正直意味わかりませんわ。わざわざ手間かけて移転する意味ある?それ

422名無しの決闘者:2018/02/07(水) 19:23:59 ID:mBVS7y46
安価を5ch以外のどこでするのか
チャットなんかだと更に過疎化するぞ

423名無しの決闘者:2018/02/07(水) 19:34:14 ID:iwIDBkVA
ハーメルン移転より新しくしたらばで板作った方が早いような気がしてきた

424名無しの決闘者:2018/02/07(水) 19:46:15 ID:mBVS7y46
トロンスレに移転するとか

425名無しの決闘者:2018/02/07(水) 23:23:06 ID:8XKBE/bE
>>ハーメルンへの移行
すいません、ちょっと考える時間下さい。
自分のせいで投下まで時間かかりすぎるという事実がまずあって、それによるスレ落ちの懸念については確かに責任感じてるのですが、
ハーメルンに移行したからといってこのスレが不要になるかと言えば別にそうでもないわけですよね。
結局は談義なり安価募集なりする場所が必要になるわけで、ハーメルンにはそれにふさわしい場所が無いわけですよね。>>418さんの言うとおり感想欄は雑談スレではないわけですし……
どうするのが一番正しいのかわからなくなってきました。


>>418
ただ移行するだけでなく、SS形式から小説形式に変えるのが望ましいわけですか……。
確かに、ハーメルンではSS形式の物語ってあまり評価されてない感じしますね。
しかし今からこれまでの投稿分全てを小説形式に変えるとなると、かなり時間かかりそうですね……。


>>421
どうもですー。
感想書く場所ですか。ではwikiの掲示板などいかがでしょう。あんまり使われてない場所ですが、よかったらご利用ください。
http://seesaawiki.jp/yu-gi-oh-6ace/bbs/

426名無しの決闘者:2018/02/07(水) 23:37:06 ID:iwIDBkVA
新しく板作れば問題点は全てまるっと解決するのでは
スレは落ちない、感想スレ立ててもいい、募集スレも本編スレと別に立てれる
至れり尽くせりよ

427名無しの決闘者:2018/02/07(水) 23:50:09 ID:8XKBE/bE
>>426
こういうことですか?試しに作ってみましたが
http://jbbs.shitaraba.net/game/60457/

428名無しの決闘者:2018/02/08(木) 00:04:30 ID:rdO29Vqw
おうよ
これからはそこで進行でよくね

429名無しの決闘者:2018/02/08(木) 00:12:32 ID:.JoIKTlg
なるほど。これからは投下や雑談、感想は向こうでやり、
募集かけるときだけはこのスレも使う(過去スレに落ちた場合は募集のみ行う新スレ立てる?)って感じでしょうか?

430名無しの決闘者:2018/02/08(木) 00:19:05 ID:rdO29Vqw
いやもう全部あっちでやればいいと思う
wikiにでも新板のアドレス貼り付ければ来る人は来るだろ
別板の作品のアイデア募集の為だけにここ使うのも忍びないし

431名無しの決闘者:2018/02/08(木) 00:35:21 ID:.JoIKTlg
なるほど……。
他の皆さんはどうですか?これからは新しい板で進行するとなっても大丈夫でしょうか?

432名無しのセフィラ使い:2018/02/08(木) 16:36:19 ID:RAlkKWW6
新しい人とかアイデアを呼び込むためにはこの板も使っていいと思うよ?
もともとこの板で始まった企画縄けだし

433名無しのセフィラ使い:2018/02/08(木) 17:05:47 ID:RAlkKWW6
後、十六夜記念病院⇒アキさん?
  真崎杏子⇒原作の時系列
いつかライディングデュエルするんですか?

434名無しの決闘者:2018/02/08(木) 17:29:37 ID:QfD624bU
ここなくなったら完全に存在忘れそうになるから残してくれたらありがたい

435名無しの決闘者:2018/02/08(木) 22:58:30 ID:.JoIKTlg
>>432
>>434

なるほど。基本的な進行は新しい板でやるとしても、このスレが必要となる理由はまだありそうですね。
しばらくこの板を訪れてないスレ住民の方もいるかもしれないですし……。

管理人さんに存在を許してもらえる限り、このスレはまだ残して募集などのために活用し、新しい板への移動も促すような感じでやってみましょうか。

とりあえず、新しい板の方に制作総合スレを立てました。ここからのやりとりはあちらの方でやっていく事にしてみましょう。
http://jbbs.shitaraba.net/game/60457/

436名無しの決闘者:2018/03/07(水) 05:41:25 ID:buqPLlxQ
まんもす¥

437名無しの決闘者:2018/03/07(水) 05:42:08 ID:buqPLlxQ
すまん。ミスった
上のは気にしないで

438六人を支える執筆担当 ◆4efG/eUTrI:2018/03/17(土) 01:52:02 ID:5Hqh0a9E


【告知】


創作物語『遊戯王 シックス・エース』に登場予定のキャラクターや設定について、以下の募集を予定しています。
募集の詳しい内容や実施要項は3月17日午後に投下し、それをもって募集開始となります。
皆様のご応募をお待ちしております。一緒に新たな遊戯王を作っていきましょう!



① 人物設定 4件 12名


1.第11話に登場予定のデュエリスト3名の名前。
(《死の闇》という組織に所属するメインキャラ・冥条辰海の仲間)

2.第11話に登場予定の辰海のデュエル相手5名の名前・使用デッキ。
(同じく《死の闇》に所属する者達。辰海と対立し戦う事になる)


3.第13話に登場予定のメインキャラ・マリアの緒戦の相手2名の名前・使用デッキ。
(共に《命の光》という組織のデュエリスト。マリアに2対1のデュエルを仕掛ける)

4.3とは別の、《命の光》の追加人員2名の名前。
(主人公である遊陽や朋花の前に立ちはだかる敵)


② 固有名詞設定 1件


1.主人公・天道遊陽が使う【S・S】デッキのエースモンスターであり『精霊界の六英雄』の一人でもあるオルフェウスの、故郷となる王都の名前。
(カタカナ文字指定。洋風ネーミングで)

439名無しの決闘者:2018/03/17(土) 08:03:44 ID:2NGzHuyY

海城 恵美(かいじょうえみ)
遠洋 御京(とおみごぎょう)
佳梗ーマリアナ(かきょう)

【除外海産物】【バニラペンデュラム】【セルフバウンス】【ペンギン】【コイントス】

阿田 武守(あだたけもり)/【スクラップ】
井布 理李須(いぶ りりす)/【レプティレス】

ライトレイーグリーンズ
寺諏 茜(てらすあかね)

チタラ(ラテン語で『竪琴』)

440六人を支える執筆担当 ◆4efG/eUTrI:2018/03/17(土) 14:08:15 ID:5Hqh0a9E

今回の募集に関する要項を纏めました。


【募集要項】


○案件1:「マリアの初デュエルの相手となる《命の光》のデュエリストの設定 2名分」

第13話にて、メインキャラの一人であるマリア・クレーシアが初デュエルを行います。その相手となる《命の光》のメンバーの人物設定を2名分募集します。
募集内容は「人物名」「性別」「年齢」「外見的特徴」「人物像」「持ちデッキ」です。

・このデュエルはマリアのエースモンスターである《閃風天使 ヴィルジニー》のお披露目デュエルでもあるので、ヴィルジニーの効果を積極的に使っていく予定です。
そのため、今回募集する敵キャラの持ちデッキは「伏せカードまたは永続カードを多用する」デッキであることを条件として強く希望します。
・持ちデッキは既存・オリジナルのどちらでも投稿可能です。
・オリジナルデッキを持たせる場合、使用する種族に指定はありませんが、属性は「闇」以外となるようお願いします。
EXデッキのモンスターを使わせる場合は、使用するのは融合だけエクシーズだけといったように、1種類に限定してください。
(なお、この物語の設定上リンク召喚は存在せず、ペンデュラム使いも希少種であるため、この2つ以外から指定するようお願いします)
・EXデッキのモンスターを全く使わなくても可です。
・デッキ名とエースモンスターのテキストは必ず設定してください。また、デッキの特徴についても解説をお願いします。
・主要カードの案がある場合は、エースモンスターとは別に2〜3種類付記しても可です。
・人物設定だけ、あるいはデッキだけといった個別の投稿も可です。


※補足 マリアのエースモンスター・閃風天使ヴィルジニーのカードテキスト

《閃風天使 ヴィルジニー》
融合・効果モンスター
☆6/風属性/天使族/ATK 2300/DEF 1600
「閃風天使」モンスター2体以上
(1):このカードの融合召喚の素材となった「閃風天使」モンスターの数だけ、このカードは以下の効果を得る。
●2体以上:このカードの攻撃力は、このカードの融合召喚の素材となった「閃風天使」モンスターの数✕200アップする。
このカードは相手の効果で破壊されない。
●3体以上:1ターンに1度、デッキから「サイクロン」「ツイスター」「トルネード」と名のつく魔法カード1枚を墓地へ送り発動できる。
フィールド上の魔法・罠カードを3枚まで選択して破壊する。
●4体以上:1ターンに1度、自分のメインフェイズに使用できる。
デッキからレベル4以下の「閃風天使」モンスター1体を特殊召喚する。

※マリアのキャラクター設定についてはWikiの紹介ページをご参照ください。
http://seesaawiki.jp/yu-gi-oh-6ace/

441六人を支える執筆担当 ◆4efG/eUTrI:2018/03/17(土) 14:09:00 ID:5Hqh0a9E

○案件2「《命の光》の追加人員の設定 2名分」

第14話以降、遊陽達は《命の光》と本格的に戦っていく事になります。その《命の光》のメンバーを2名ほど補充するので、設定を募集します。
主な募集内容は「名前」「年齢」「性別」「外見的特徴」「人物像」です。彼らとのデュエルはもうちょっと先の話になるので、今回持ちデッキは募集しません。



○案件3「オルフェウスの故郷である王都の名前」

遊陽の【S・S】デッキのエースであり、もとは精霊界の六英雄の一人であった「オルフェウス」。その彼の故郷である王都の名称を募集します。
この王都は御世呂町がある人間界ではなく、精霊界に在るという設定です。
名称は「カタカナ表記」と「洋風ネーミング」であることを指定します。
なお、これについては>>1にも腹案があるため、投稿のみ参加させていただきます。(公平を期するため、投票には参加しません)


○案件4「汎用キャラクター名」

物語に登場するモブキャラの「名前」を募集します。名前には必ず読み仮名を振ってください。
字面から読みが推測しやすい字面であることが望ましいです。
この募集に限り、一人でいくつでも投稿可能とし、投稿されたもの全てが本編への採用候補となります。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板