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レポートスレッド

189大嶋:2010/05/13(木) 02:18:49
2010/05/09 「隕石忍者を作ろう」の会 レポート

この日、アリアンロッドのキャラメイクだけしようとしてマコト宅に向かった僕を待っていたのは、新米GMさんでした。
「忍神(シノビガミ)やりましょうよ」
その言葉に誘われ、予定になかったセッションをやることになりました。
そう――全ては隕石忍者を生み出すために…

■「忍神(シノビガミ)」とは?
 現代忍術バトルRPGである。プレイヤーは現代に潜む忍者となり、表の顔と裏の顔を使い
分けて目的を果たす。
特徴的なのは、導入のハンドアウトが「表」と「裏」の二種類用意されているシステムで、
「表」は全てのPCに公開されているが、「裏」は自分一人しか知ることができない。このシ
ステムが重要で、場合によっては裏の方に、表の内容を否定するような記述が書いてあった
りする。というかだいたいそうだ。
 
■でも、隕石忍者できるの?
 さて、このシステムで隕石忍者などというふざけたキャラクターが使用できるのだろうか?
その心配には及ばない。なぜなら、この世界、どうやら地球も忍者であるらしい。なにを言
っているのかわからないと思うが、リプレイの注釈にそう書いてあった。どうやら、忍神の
世界には地球も忍者である説があるらしいのだ。つまり、隕石が忍者だろうと別にどうって
ことはないのである。むしろ、忍神の世界で忍者じゃないものがある方がおかしいのだ。こ
れに疑問を感じないあなたには忍の素質があるので、是非忍神のプレイをおすすめする。

■シナリオ
ロール&ロール収録のシナリオをプレイしました。名前は忘れてしまった。不覚。

「鹿王館」といういかにもな名前の洋館を舞台に繰り広げられる、遺産相続を巡っ
た殺人事件がテーマの話。……というのは嘘で、忍神だから忍者の話。さすがは忍神。

■PC1 仙王寺耀(せんのうじ・ひかる)
流派:はぐれ者 階級:中忍 表の顔:隕石忍者 信念:律
(見た目)17才 男
PL:マコトさん

 さあ、やってきたぞ!隕石忍者!アフリカン忍者がいるなら隕石忍者もありだ!
さすがは忍神!
 奥義の名前は『秘剣・瑪手雄珠虎尉駆(メテオストライク)』。隕石を召喚する大
技だ!どこらへんが「秘剣」なのかっていう質問は無粋!
 仙王寺家の跡継ぎの一人にして、ヒロインの幼なじみ、だがその正体は隕石忍者!
 ――しかし、そのふざけた設定に反して、祖父の操り人形であるヒロインとの交流
や、自分の目的は「正しいもの」を見極めること、など信念の律に沿ったすばらしい
ロールを披露、とてもマジメなキャラになってしまった。どういうことなの…
 これが俗に言う忍神マジックって奴です。

■PC4 銀弾流(ぎんだん・ながる)
流派:私立御齋(おと)学園 階級:中忍 表の顔:探偵 信念:律
17才 男
PL:大嶋
 高校生探偵、しかしその正体は忍者。真実の探求を目的としている。ここで「N◎
VAでフェイトやれ」という冷たい言葉が飛ばないのが忍神!ぶっちゃけ後ろに忍者っ
てつけばもうなんでもアリだ!
 しかし、実はこいつは探偵ですらない。シナリオというか裏ハンドアウトに関わる
話なので詳しくは割愛するが、それが忍神らしさなんだと納得した。というか、耀の
方がよっぽど探偵してたねw
 あらゆる事件に対する銀の弾丸(シルバーバレット)であることの自称が名前に現れ
ている。多分偽名。
 「通りすがりの探偵だ!」はお気に入りのセリフ。あと、最後の「解決編を始めよ
う!」もお気に入り。

■GM:新米GM
PLが二人という厳しい状況の中、マスタリングしてくださいました。
とにかく、NPCが魅力的で、ヒロインの壊れぶりと、ボスのラスボス感が楽しかったです。
PLが二人しかいないセッションでは、やはりNPCの重要度って高まりますよね。
地元ではPL二人の環境でやってるからよくわかります。そしてその難しさも痛感してます。
新米GMさんのマスタリングはまさに完璧でした。是非参考にさせていただきます。

190大嶋:2010/05/13(木) 02:20:09
>>189の続き

主なハイライト
■ミドルフェイズ
耀「あの探偵が犯人だったのか!(忍神ではよくある超展開)」
流「耀、お前実は敵じゃん!(忍神ではよくあること)」

■クライマックスフェイズ
耀「奥義使います。これくらうとボス死にます」
GM「奥義使います、攻撃判定妨害します」
流「その奥義を見破り判定します。これに『奥義:完全成功』使います」
GM「その奥義を見破り判定します…成功しました」
耀「じゃあ、普通に見破り判定します…成功しました」
GM「OKです。ボスが死んだので、奥義使います。ボスが復活します」
流「それに対して見破り判定します。『奥義:完全成功』使います」
GM「それに対して見破り判定します、成功です」
流「じゃあ普通に見破り判定します」
GM「それに対して判定妨害の奥義つかいます」
流「じゃあその奥義に見破り判定、それに完全成功…ああもうわけわからん!」
GM「これは、かの剣王戦争を思い出すな…」
この流れを完璧に把握できたキミは剣王戦争をする素質があるぞ!

■エンディングフェイズ
耀「俺ははぐれ者。彼女が俺と共に来るのは危険だ、流が保護すべきだ」
流「いや、俺は彼女の意志に任せる。なあ、キミはどうしたいんだ?」
まさかのヒロインどうぞどうぞ状態w
でも、最後はちゃんとキレイにまとまりました。

感想:初めての忍神でした。感触としては、遊ぶメンバーを選ぶけど、おもしろいシステムですね。
特に、裏ハンドアウトでは全く違うことが書いてあるのに、表に書いてある通りのロールプレイを
しているときのワクワク感がたまりません。なんというか、子供がイタズラをしている時のワクワ
ク感に近いものがあります。
 こういう意外性を重視するものが好きなので、とても楽しむことができました。
 問題点としては、やはり裏ハンドアウトがシナリオの根幹に関わるやや重い設定であるために、
キャラクターの汎用性が低いことでしょうか。
 一回シナリオで使ったキャラクターは設定が重すぎて、他のシナリオで用いることがほぼ不可
能です。このように、キャラクターの成長がしづらいのが目立った欠点といえるでしょう。
 ただ、僕のプレイスタイルとして、ハンドアウトを見て、シナリオにぴったり合いそうなPCを
組んで一回のみの使用で終わらせるのが主流なので、このシステムはむしろ都合がいいと言えます。
 なによりも忍者が好きっていうのが一番大きいですねw
 

さて、問題の隕石忍者なんですが、想定外にかなりいい話になってしまったwww
なんだこれwホントに忍神なのかw
 
まあ、これはこれで満足なのだが、どこか不完全燃焼感が全員に残っていた。
どうしてマジメな話になってしまったのか…俺たちが隕石忍者に求めていたのは
もっと振り切った妄言だったんじゃあないのか…
 
そして、その想いは次のセッションで結実することになる。


――さあ、幻想英雄譚(ロマンティック・メサイア)の、始まりだ。

191大嶋:2010/05/13(木) 18:01:27
>>190の続きです

大嶋「さあ、隕石忍者もやったしもう今日は解散かな」
新米GM「何勘違いしている?」
大嶋「ヒョ?」
新米GM「まだ今日のセッションは終了していないぜ!突発セッション始動!『ダブルクロス』!!」

ドロー!モンスターカード!というわけで、追加セッションだ!

2010/05/09〜10 ダブルクロスThe 3rd Edition 「Family Play」レポート

今回、プレイしたのは新米GMさん謹製のシナリオ、「ファミリープレイ」だ。去年の年末にプレイした人もいるだろう。
プレイヤーとして参加する二人は未経験なこのシナリオ。二人ともどのようなキャラを投入するのか思い悩んでいた。

大嶋「さて…キャラクターのストックから探すか…“サイレンの魔女”+“マシラのごとく”+
“勝利の女神”で確実にシーンに大ダメージを通すこのキャラはちょっとやりすぎだよな…よし、
ここは下位互換のこいつで決めよう」

思いの外簡単に決まる自分のPC。今回はいいキャラができそうだ。しかし…

マコト「大嶋さん…今回の僕のPCヤバイです」

マコトさんは俺のキャラなどどうでもよくなるような恐るべき怪物(モンスター)を作りあげていたのだった。

大嶋「一体どういうこと?何がヤバイの?」
マコト「だってまずコードネームからおかしいですもん」
大嶋「……見せてみ」

このとき、正直たいしたことないと思っていた。邪気眼ネーム、DQNネームの類には散々接してきて耐性ができていたからだ。しかし…
そのコードネームを見た瞬間、笑いをこらえられなかった。


その名も“幻想英雄(ロマンティック・メサイア)”


大嶋「ヤバイwこいつ、そうとうに“できあがってる”ぞ!www」

そして、次々と放たれる設定の数々。そして崩壊する腹筋。このシナリオの主役はこいつに決定した。これは、たった一人の少年の英雄譚である…

192大嶋:2010/05/13(木) 18:03:54
>>191から

■PC1 “幻想英雄(ロマンティック・メサイア)”兜雄一(かぶと・ゆういち)
シンドローム:バロール/キュマイラ  カヴァー/ワークス:中学生/不良学生
14才 男 Dロイス:なし
PL:マコトさん

 “幻想英雄(ロマンティック・メサイア)”。それは人々の日常に「不在」し、「セカイ」の共同幻想に「偏在」する。
人間の幻想という「セカイ」に依存し、個人ではなくあくまで「セカイ」のために存在する英雄。それが“幻想英雄(ロ
マンティック・メサイア)”であり、兜雄一の真の姿だ。
 彼の用いる、「“神魔宝剣”ヴェルディグランド」はセカイの共同幻想に基づいた「万物を絶つ」能力をもった剣である。
 しかし、それはヴェルディグランドの第壱の能力に過ぎない。ヴェルディグランドには、人々の幻想たる八百万(やおよ
ろず)の神と魔が「セカイ」として封印されており、その内包する「セカイ」の意志に従って八百万の能力が隠されている。
 さらに、その能力ごとに異なる「セカイ」の理を呼び出すため、ヴェルディグランドは多種多様な武器へとその姿を変化、
金属としての組成までも完全に変えてしまう。
 まさに、“神魔の宝剣”の名にふさわしい能力といえよう。
 彼が放つ「魔導瞬獄鋼滅閃(グラビティ・ファング・バースト)←コンボ名」は第壱の能力と第百二十万四千五百拾壱の能
力である「重力波」の能力を合わせた必殺技であり、今まで一度も破られたことがない。ただし、これを放ったあとは寿命
が縮むため、多用はできない。
 彼は、人々の共同幻想を守るために、“誰か一人のために戦う”ことができない。それは彼が“英雄”という名の装置に
過ぎないからだ。誰からも認められず、ただ、現象を解決する装置。そんなものに何の意味があるのだろうか?
 だが、それを彼はそれを知りながらも、英雄であることをやめない。なぜなら、「セカイ」は今日も彼を待っているからだ。
 守るべき「セカイ」がある限り、彼は戦い続けるだろう。それが、幻想英雄(ロマンティック・メサイア)である彼の宿命で
あり、生きる目的なのだから……


――という脳内設定を持つ現役中二病患者。いやー前置きが長かった。
 オーヴァードの力を本気で邪気眼と勘違いしている。こんな設定が本気でついているわけがない。
というよりもかなり筆者が尾ひれをつけたw
 Dロイスを持っていないので、ロマンティック・メサイア云々の設定の一切は彼の妄想である。剣はただの両手剣です。
 しかし、“幻想英雄(ロマンティックメサイア)”って……まるで80年代歌謡曲や、東方の曲名やスペルカード名みたい
な恐ろしいネーミングだ。えっ、ダークネスシェイドも似たり寄ったりだって?こまけぇこたぁいいんだよ!
 そう、彼は世にも珍しい、邪気眼な設定を持ったPCではなく、邪気眼な設定を持ちたいPCなのだ。
 もはや、全ての発言がギャグ。しかもこいつのいいところは、ダブルクロスと邪気眼の相性がいいせいで、好き勝手や
ってもシナリオの筋にあまり影響を及ぼさないのだ。
 マジメにやってるのに言ってることは全て自分の妄想でできた設定というのがいちいちツボに入って笑えてしまう。
そう、マジメだからシナリオにも重大な影響がない。かなりクリーンな生物なのだ。すごいアイディアだと思う。
 こんなPCなので、入る枠には細心の注意が払われた。PC二人だったので、1か2しかなかった。1に入れれば、梨理が
なんとかしてくれるだろうという判断のもと、1に入ることに。その見通し通りなんとか最後まで回すことができた。
 というわけで、マコトさんはある意味で隕石忍者以上の「怪物」を作りあげてしまいましたw

193大嶋:2010/05/13(木) 18:04:47
■PC2 “二枚舌の正義(ダブル・ジャスティス)”樋口宗孝(ひぐち・むねたか)
シンドローム:ソラリス/ハヌマーン/ノイマン  カヴァー/ワークス:高校生/FHマーセナリーD
17才 男 Dロイス:業師(スペシャリスト)
PL:大嶋
 元UGNイリーガル。元々はレネゲイド事件に巻き込まれ、オーヴァードとして覚醒。自分の日常を守るために戦い続
けてきたが、ジャーム化してしまった戦友を殺すことができず、UGNからFHへと下る(経験:汚れ仕事)。
 味方を裏切った自分のいるべき場所はFHと考えており、そんな自分にやるせなさを抱えていたが、その辺の話はセッ
ション中に克服した。
 幼い頃から義理の両親の元で育ってきたため、両親に対してどこか遠慮のようなものが出てしまうのだが、高牧姉妹
の姿を見て、「これが『家族』なんだ」と思うようになる。鍵作品的な意味で。
 言葉を使った攻撃(絶対の恐怖 and 狂乱の一声)を行い、ジャームに対しては優しい言葉すらトゲになる。
 というわけで、僕がずっとやりたかったPC1からPC4あたりにジョブチェンジしたキャラクターを投入してみました。
 珍しい、〈交渉〉を使って攻撃するタイプなので、経験点を120点も積んだのに、火力は同じ100点キャストである雄一
の二分の一しか出ないかなり非効率的な性能です。
 白兵系と比べるのもどうかと思うが、これ以上成長の目がないのも悲惨さに拍車をかけてます。いいんだ…オレは好き
なキャラにたくさん経験点を積みたいんだ…
 しかし、幻想英雄(ロマンティック・メサイア)の後ではどんなキャラも地味に見えるなあ…
 メインプレイでは、ふざけてロマンティックメサイアをあおりまくる中の人に反して、いいことしか言わないというこ
のセッションの「シナリオ面での」主人公でした。
 NPCに対して、完全な好意を示すし、多分今まで作ったPCの中で一番デレていたんじゃあないでしょうか。
 とにかく、ロマンティックメサイアをのびのびプレイさせたかったので、マジメなことしか言わない。
よって会話のドッジボールと化す雄一の発言は全てスルー。プレイヤーとしてのツッコミに専念しました。

■GM&シナリオライティング:新米GMさん
 本日忍神に続いて二回目のGM。本当にご苦労様です。
 今回のシナリオは流れがオーソドックスながらも、PCそれぞれにヒロインがついてかなり豪華な作り
で楽しかったです。
 演出面では、とにかく恵美が怖いw恵美に尋問されるシーンは、あたかもホラー映画の様でした。梨
理のダメな子ぶりも見ていてとても伝わってきました。
 そして、Eロイスを使って、PC1のポジティブの感情を尽力に書き換える演出には意表を突かれました。
そんな使い方があったのか!演出の参考にしたいです。
新米GMさんは計三回このシナリオをマスタリングした中で、今回が一番イレギュラーだったとおっしゃ
っていました。僕もそう思いますwPC1がヒロインの誕生パーティに行かないのは今回ぐらいのものでし
ょう。というよりも、あんな生き物を拾っていたのは素直にすごいと思います。僕も見習いたいです。

194大嶋:2010/05/13(木) 18:10:19
主なシーン
■プリプレイ
 GM「PC間ロイス取ります。まずは1から2」
 雄一「じゃあ、宗孝にたいしてはポジティブ:誠意、ネガティブは……嫌悪で」
 宗孝「ちょっwそれって同族嫌悪www中二病ワロスwww」
 雄一「『オレはあいつとは違うんだ』っていうことですね」

■オープニングフェイズ
 梨理「私の誕生パーティがあるんだ。来てくれないかな?」
 雄一「オレは人と群れるのがあまり好きではない、オレは人からヒーローと認められることを必要としていない」
 梨理「雄一君は……強いね」
 梨理がいい子過ぎて泣ける。ただし、彼がヒーローなのは彼の妄想の中だけである。

 GM「そういえば雄一は梨理にどんなプレゼントを贈ったの?」
 宗孝「ここは中二病の象徴、シルバーアクセサリ一択だろw」
 雄一「wじゃあ、剣十字のシルバーネックレスです」
 このように、他PLによる煽りが入ってどんどん凶悪になっていくロマンティックメサイア。もう誰にも彼を止めることはできない。

PC2のオープニングシーン
 恵美「宗くん。私、梨理から少し距離を置こうと思うんだ」
 宗孝「……そうか、大丈夫だ。恵美がいなくても梨理ちゃんは強い子だし、それにオレや雄一君もいる」
 恵美「ありがとう。あっ、これから梨理の誕生日パーティがあるんだけど、来てくれない?」
 宗孝「……いいのか?オレみたいな奴が君たち姉妹のパーティに入っていって?」
 恵美「うん。もちろんじゃない」
 宗孝「やっぱり君たちはいい家族だ、きっと家族っていうのはそういうものなんだろうな……というわけで恵美をSロイスに指定します」
 
 ――その時、突然うつむき始めるマコトさん。
 
 GM「おいwどうしたw」
 雄一「あまりにもそいつがPC1してるもんだから罪悪感で涙が……」
 
 まさかのプレイヤーが罪悪感で涙を流す展開。だが、泣いてももう時は戻らない。俺たちのロマンティックメサイアはまだ始まったばかりだ!

■ミドルフェイズ
 宗孝「雄一君……この状況、おかしいと思わないか?」
 雄一「オレは世界の全てを疑っている」
 どんな返しだwww完全に不意打ちを食らいしばらく中断するセッション。まさに会話のドッジボールである
 
 しかし
 梨理「雄一君、また明日ね」
 に対し
 雄一「明日世界がそのままならば」
 とい返しは意外に的を射ているぞw本人は適当に言ってるだけなのにw

 もうロマンティックメサイアには名言(迷言?)が多すぎるので、詳しくはチラ裏の名言集を見てくれw

■クライマックスフェイズ
 宗孝「あいつのクッキーはあんなにうまいもんじゃあない!形が不揃いで、少ししょっぱくて……だけどそれを『不味いな』って言いながら
 食べるのが好きだったんだ!それをあんなまやかしで!……でも侵蝕値ヤバイ助けて“幻想英雄(ロマンティック・メサイア)”
 !」
 雄一「全ては冥府の牙に消える……くらえッ!『魔導瞬獄鋼滅閃(グラビティ・ファング・バースト)』!!」(ただ斬りつけてるだけです)

 ズガガガッ!ガッ!ズシャアアアアッ!
 そして戦いは終わった。そこに残ったのは大剣を構えたたった一人の少年。その者、何よりも孤独、彼の他にこの「セカイ」を救う者無け
 れば、「セカイ」を知るもの無し。しかし、その有無を言わぬ強さ、敵の屍の上に立つ姿、まさに――“英雄”。(すべて脳内設定です)

■エンディングフェイズ
 雄一「オレはお前一人の英雄にはなれない」
 梨理「うん、だけど、雄一君は私にとってのヒーローだから…だからずっとヒーローでいてね!」
 
 GM「……この子、雄一にとんでもない呪いを残していったな」
 雄一「ホントに、3年後彼は自分の黒歴史に悶絶することになりそうですね」
 
 ちなみに最後は宗孝がちゃんと締めたのでご安心ください!

195大嶋:2010/05/13(木) 18:10:54
感想:“幻想英雄(ロマンティックメサイア)”があまりにあまり過ぎてほとんど爆笑してました。もうあいつが「英雄」って単語を口にしただけで吹くw
 問題はあいつが「世界がループしている?」っていう状況を説明する言葉を口にしただけでも笑えてくることw実は時と場所とキャラを選べばかなりカ
ッコイイセリフもあるのに、雄一が言うからギャグになってしまう。
 ただ、PLが二人しかいなかったからこそできた芸当かなーと思います。後、ずっと雄一の発言のメモを取ってたせいで、セッションの進行が遅れて申
し訳ありませんでした。
 でも、こんなに一生懸命になれたのは久しぶりです。雄一に好き勝手やらせるために、自分はマジメにプレイし、そして、記録を残すためにメモを取
る……とても充実した作業で楽しかったです!
 というわけで、「隕石忍者を作ろう」の会は結果として大成功を納めました。特にGMを努めてくださった新米GMさん、本当にお疲れ様でした。
 
 最後に、ロマンティック・メサイアの言葉を借りてこのレポートを終わりたいと思います。

 
 さらばだ、英雄の敵よ……

196滝澤:2010/08/17(火) 00:37:50
■08/12 DX3『Sympaty for the Devil』

 5月に引き続き、またまた、セッションさせていただきました。
 覚書程度ですがレポートです。
 1本目はDX3、GMは僕、シナリオはオリジナルでした。

▼新米GMさん
“白夜叉”雲井弥代 外見17歳♀
格闘家/高校生
クロスブリード:キュマイラ/ハヌマーン
Dロイス:古代種
 くもい・やしろ。いにしえより化け物として迫害されてきた古代種オーヴァード。
 UGNという居場所を見つけ、日常を守るために戦い続けるヒーロー気質。
 長生きしてるがメンタリティは快活な少女。
 鬼化(《完全獣化》)してパンチを撃つと大抵の敵は木っ端微塵になる。

 シナリオの背骨として、ヒロインに共感しつつ拾って貰えたのがとても助かりました。
 そろそろ過去からの因縁が追いついてくるシナリオをやってもいいと思います。PC1で。

▼天風Exさん
“ヴァイスパラダイス”有咎ヒカリ 17歳♂
UGNチルドレン/高校生
クロスブリード:モルフェウス/ノイマン
Dロイス:錬金術
 あるとが・ひかり。実はFHのスパイだったのだが色々あって改心したチルドレン。
 少々神経質で気弱だが、此処一番では相手の心に踏み込んでいける勇気がある。
 作り出す光の針は状況に応じて、単体攻撃にも範囲殲滅にも使用できる。

 ロイスとのシーン作成はこちらでも意図していたことで、流石熟練の読みでした。
 また、シナリオテーマのひとつ「正義」と真っ向から組み合うロールが非常に冴えていたと思います。

▼御影さん
“親愛なる者より(yours affectionately)”摩耶時乃 外見30歳♀
UGN支部長/主婦
クロスブリード:ブラックドッグ/バロール
Dロイス:機械化兵
 まや・ときの。とても落ち着いた人柄のUGN支部長。
 かつては或る武術を修めていたが、ケースRによって道場は全滅。
 手の届く範囲のものを守りきるため、全身を機械化した。強く、優しい女。
 また、ダメージを異常なくらい軽減するため、GMを恐怖に陥れる。

 抜群の安定性で暗い話でも背筋を伸ばしきる大人のロールがすばらしかったです。
 個人的には御影さんの新境地を見せていただいた気がしました。

▼ヤマダさん
“日陰の光(ノー・オーナー)”古澄衛 27歳♂ 
何でも屋/刑事
クロスブリード:エンジェルハィロゥ/キュマイラ
Dロイス:光使い
 ふるす・えい。R担の最終兵器。或いは面倒押し付けられ係。
 自分の正義を確信し過ぎているためにところどころ端っこで道を踏み外し気味だが、
 本道は真っ直ぐ歩く、周りの見えた大人の男。
 年上の女好きで、初対面でも構わず口説き始める。しかし支部長のガードは鉄壁だった。
 腕を光に構築し直してぶち込む一撃は強烈。

 状況をうまく見て、軽い立ち回りを入れる動きがすばらしかったです。
 プリプレイの最初のPC案を素早く変更してくれたのもとても助かりました。

■雑感
 テーマは「共感できるジャームと、ころころしたくなる一般人だったらどっちに付くよ?」でした。
 PLの皆さんは全員、其処をとてもよく拾って考えてくれました。ありがとうございました。
 少々荒いところもあるシナリオでしたが、楽しんで頂けていたらうれしいです。

 と言いつつ2本目へ。もう1本もDX3だよ!(ツヅク)

197滝澤:2010/08/17(火) 01:19:20
■08/12 DX3『砕けた仮面〜Broken Smile』

 というわけで2本目です。
 システムは引き続きDX3、GMは新米(あらごめ)GMさん、シナリオはオリジナルでございました。
 色々感慨深かったので、厨っぽい演出つきで覚書程度のレポート開始。

▼二次元人間さん
“Average85”平坂優香 17歳♀
高校生
クロスブリード:ノイマン/モルフェウス
Dロイス:達人
 ひらさか・ゆうか。資産家の娘で、天才であるが故に何事にも本気になれない平均点85点の女。
 しかしある友人に本気を出させる事だけに本気になれる。というかガチで惚れてる(同性)。
 如才なく立ち回れるため人気者だが、自分が汚い人間であることも自覚している。
 セッション終了時には一切の甘えを捨て、地獄の中に身を投じる決意を固める。
 能力は作り出した銃での4丁ガン=カタ。恐るべき攻撃力を誇る。

 今回のセッションを、テンションと演出力で牽引しまくったMVPでした。
 ミドル1発目のあのシーンのおかげで、後半の叙情性も高まればNPCの印象も強まってましたね。

――「さよなら愛した人 ここまでだ」
――「もう振り向かないで 歩き出すんだ」

▼マコトさん
“静止する世界(ブルークレイドル)”弓原綾芽 17歳♀
UGNチルドレン/高校生
クロスブリード:バロール/ハヌマーン
Dロイス:安定体
 ゆみはら・あやめ。少々浮世離れしているが、地に足をつけた情の深いチルドレン。
 平坂(PC1)やそのロイスを含めた仲良し5人組では少し離れて見守るポジション。
 しかし自分から心を曝け出す事は少ない。
 様々なペナルティを相手に与える妨害系サポート能力で強力に支援する。

 所謂「あらあらうふふ」系のキャラの演出が上手くいっていたからこそ、説得シーンが映えていました。
 そしてそのデータ見切り。時の棺が勝敗を分けたといっても過言ではないでしょう。

――「声を枯らして叫んだ 反響 残響 空しく響く」
――「外された鎖のその先は 何一つ残ってやしないけど」

▼滝澤
“化物喰いの(キンスレイヤー)”クロ ??歳♀
レネゲイドビーイング/猫
クロスブリード:ブラム=ストーカー/キュマイラ
Dロイス:対抗種
 野良猫。古代種でもないのに非常に長生きで永世者面し始める。
 割と面倒見が良いため、ロイスがよく死ぬ現状は結構キツいが頑張る。
 完全獣化した血まみれの姿はどう見ても化け猫つうか邪悪。

 PC2とモチベを被らせてしまってヒヤヒヤしましたが、マコトさんのドライビングテクで事故回避!
 ありがとうございました。

▼力さん
“鏡花水月”水鏡月 40代♂ 
研究者/支部長
ピュアブリード:オルクス
Dロイス:未定(たぶんなしになります)
 みかがみ・つき。本来前線要因ではなかったが、人員不足で送り込まれ、ストレスを紛らわすため酒とタバコに溺れる男。
 何に追い込まれてそんなコードネームにしたかは不明だが、そのお陰で突然糸目で関西弁の男が脇にポップアップして「怖いお人や……」「なん……やて……」とか言うようになってしまった。
 懸命に凡人ロールを保っていたが、クライマックスで「回避した後に背後に立ってる」と言ってしまった。
 エンディングでは、悲しい事件を前に真人間に戻った。おそらくはオールバックになってる。
 というネタ成分に関わらず、そのサポートとダメコンで一同生存の要となる。

 今回の癒し(希望ではない)担当。本当に暗い話だったので、笑いどころが無いとキツかったと思います。
 何が力さんをこの凶行に走らせたかは未だに謎です。

――「おかしいと思わなかったのかね?」
――「私がいつから鏡花水月を使っていないと思っていたのかね?」

■雑感
 はい、とても暗い話でした。救いとか一切ない。
 それでも失われるものの中で得るもの(希望、とは限らない)をPL側も進んで描写していたので、非常にすばらしいジュブナイルになっていました。
 終わった後、PLがあれだけ感情移入できてるというのはすばらしいセッションだった証。
 とても楽しいセッションでした。皆様、ありがとうございました。

 BGM『Just be Friends』(by DIXIE_FLATLINE)

P.S.
 「シリアスって3回唱えるとシリアスになる」は効果を発揮しましたね!!

198マコト:2010/08/17(火) 03:55:47
DX3『砕けた仮面 Broken smile』簡易レポート

去る8月12日の午後2時、筆者は期待に胸を震わせていた。
その後に待つ、悲劇を知らなかったからが故に? そうではない。

悲劇を知っていても――いや、『悲劇になる』ことを予め告げられていたからこそ。

というわけでドMにしてKYかつTactics(笑)に定評のある筆者ことMKTがお送りします。
滝澤さんが既に上げていらっしゃるので、簡単な感想になるかと思いますが。
あ、自分のキャラに関して長くなるのはご容赦下さい。


・PC1 “Averege85”平坂優香  二次元人間さん
 仲良し五人組のムードメーカーにして牽引トラック。五本指で例えれば人差し指か。
 何事にも本気になれなかった天才は、たった一人の大切な存在のためにその天才を捨てる覚悟を決めた。
 85点はもういらない、この射撃に関してだけ絶対の満点を取ってみせる……!

 キャラクター性の演出がここぞとばかりに光っていました。
 個人的には、Dロイスの達人はミドル最後のシーンで付いたのではないかと思ってます。
 二次元さんの熱意に引き込まれる形で、僕も実力以上が発揮できた気がします。ありがとうございました。


・PC2 “静止する世界(ブルークレイドル)”弓原綾芽  マコト
 五本指の親指役。チルドレン故に他人との距離感がつかめず、自分の立ち位置を少し遠めに設定してしまうタイプ。
 だが最後まで半泣きになりつつ説得を続けようとした、その友情は間違いなく本物。
 それでも、一番辛い選択肢こそがベストだということは……彼女自身が、最も直感的に悟っていた。

 天然キャラがいると聞いていたので超天然で対抗してみました。コンセプトは「母性溢れるチルドレン」。
 何気に僕の「オリジナルシナリオでピーキーなデータを組むと役に立たない」と言うジンクスを踏襲しています。
 ロール面は自分で予想外なほど違和感なくできましたが、その分PLが感情シンクロダメージを大きく受けました。
 特に『Just be Friends』。
 ちなみに出目に助けられた子でもあります。
 2度の意志判定は出目が20を越え、それでいて侵食率は低かった……(自律判定結果:44%)


・PC3 “化物喰いの(キンスレイヤー)”クロ  滝澤さん
 猫。公園の主的存在であり、そして悩めるレネゲイドたちを見守ってきた良き相談役。
 数多の同胞が巣立ち、そして壊れてゆく姿を見続けてきた彼は、次こそはそうならぬように願うのだろう。
 あらゆるレネゲイドを友として受け入れ、小さく黒い影は今日もあの公園にいる。

 頼れる黒猫さん。カバーリングは地味ではありましたが、確実に戦況を動かしていました。
 モチベーションが被り気味と見るや、即座に引き位置を確保するプレイングに助けていただきました。
 好き放題やらせて頂き、ありがとうございました。


・PC4 “鏡花水月”水鏡月  力さん
 酔っ払い支部長。酒とタバコに溺れる昼行灯の生きた見本……と言っても通用しそうな姿。
 それは戦いから逃避する心の支えであり、故に逃避することを止めた彼には必要ないものとなった。
 どれだけの悪意を以て彼に刃を向けようとも、水に映る月のようなその姿を捉えることなどできはしない。

 ギャグ成分を一手に引き受けた、PL陣の心の癒しでした。しかもデータが凶悪。
 ダメージコントロール能力も勿論ですが、それを活かし切る判断力は流石の一言です。
 本当に汚いな、流石力さん汚い。ありがとうございました。


・まとめ
 最初に宣言があったように、本当に救いのない話でした。
 その一方で、それぞれPCの選択や未来がGM、PL両方から描写されたとても綺麗な話だったと思います。
 本当に楽しかったです。
 助けて頂いたPL皆様にもう一度お礼を申し上げますと共に、新米GMさんに最大限の感謝を。
 ありがとうございました。


P.S.
 新米GMさんへ。
 僕へのダメージを気にかけて下さったようですが、生憎僕はDOD1をクリアしたドMなので大丈夫ですとも。
 もう一度やりたいくらいです。

199天風Ex:2010/08/18(水) 01:22:07
■08/12 N◎VA−D『眠れる森の美女と野獣』

大嶋さんが作ってくださったオリジナルシナリオでございます。

▼天風Ex
“ゴッド・ブレス・ユー” 神守サクヤ 20歳♂。
カブト◎、マヤカシ●=マヤカシ
幼少時にいけにえに捧げられたが、強靭な精神力で神をその身に取り込んだ。
その後は死んだ魚の眼になってたが、ふっきれてネジ外れた明るいやつになった。
戦闘で感じたのは「神族つえー」「自動防御つえー」「消沈つえー」でしたね。
手札は腐ってましたが! 登場判定もままならないほど!
思いっきり好き放題やりたいロールをやらせていただいたという印象です。感謝!

▼御影さん
“支配者の瞳”ミシェリア・ゼロ・アイオーン 年齢不詳♀
バサラ◎、ハイランダー●=ハイランダー
彼女を聖母殿に捕まえておく必要はない。なぜなら彼女の力が強力すぎて、拘束が意味をなさないから。
そう、軌道衛星兵器を操る力を持つから。彼女はウェットだというのに。
……いやー、御影さんの滾る情念が見事に表れたキャラでしたね。
あとエンディングの余った《天罰》で、悪いやつのビルを木端にして地図を書き換えなきゃいけない状態にしてました。

▼ヤマダさん
“上書き屋(ペインター)” マシュー 32歳♂
フェイト◎、レッガー●、カブトワリ
ビックリ人間ショーに囲まれちゃった可哀想なチンピラ探偵。SAN値がヤバそうでした。
しっかり地に足つけて、周りを見て動くのがナイスだったと思います。
あと相変わらずヤマダさんにワルやらせるとピカイチだと思いました。
ちょっといい人になったりもしてたのはご愛敬! むしろ周り見た動きでGOOD!
それと、戦闘では「お前もビックリ人間だろ」と言いたくなるほどの高火力を叩きだしてました。

シナリオの感想ですが……田中先輩のと違って「共感できる一般人ところころしたくなる一般人」だったので、
こっちはあんまり葛藤がなかったかな、と。全員ハッピーエンドに直行できましたね。
「過去に人を憎んでいると面白いかも」とのことでしたが、そこが今一つ活かされなかったかな? と。
全員悪いやつ憎いぜデストロイモードにキャストが入ってしまいましたし。
まあ、私が単に苦くて頭を悩ませる話が好きという個人的好みからこう思ってしまっているだけかもしれませんが。
次回のシナリオも楽しみにしています。

200二次元人間:2010/08/25(水) 17:06:20
異界戦記「カオスフレアSC」
本能寺炎上、またはAC北斗は中野TRFと分かちがたく

新サプリで実装されたシナリオクラフトをカオスフレアで早速回してみました。
今度はPLで俺にさせてくれ!!

PC①:矢神真司 PL:大嶋さん
仮面ライダー剣にW的ギミックをかませた仮面ライダー。
自動的にラスボスの明智がボドボドになったり、モズク風呂に浸かることになってしまった。
PLが仮面ライダーギミックのロールにOPに飽きるという暴挙により、GMの用意した色々なものが
無駄になってしまいオンドゥルウラギッタンディスカ!!。新米GMさん直伝の全装備にマシンインテリジェンスとか
やりこみ見せて中野TRFの修羅たちをフェイタルKOしたりもしたので執念は足りてる。
今回唯一のアタッカーだったので大活躍である。あと、「紅のシュヴァイン(ダスクフレア名)さんへの
ありがとう」は歴代ひどいパスランキングぶっちぎりの第一位。
最後は世界の破壊者となる運命に抗うためにスーパーバンダーラ軍団と戦う事に。
だが、私は謝らない!!
最後に、GMがウェイ!!といえばフレアを自動的に投げてしまうのを知っているのに乱用しなかった、
大嶋さんはとてもいいPLだと重いました。

PC②:モノリス PL:RICKYさん
硬ァァァァァイ!説明不要、モノリスだ!!
本当に板である。幸い生物を進化させたりはしない。本人もしゃべるが代わりにマリア博士がしゃべってくれたりもする。
普通なら<レックリスブースト>+突き返しとなるところを、冷静に判断して回避の方が達成値が出ると
読みきったクレバーさんに拍手。あと<鋼の従者>はあると環境が変わるレベルの特技。
モヒカンの大移動を防ぐために道に壁となり、無数のモヒカンの赤い染みを作ったのは伝説。
まさに鉄壁の守護板でした。

PC③:森“武蔵守”長可 PL:マコトさん
 紆余曲折の果てに肉体を失った富嶽人。しかし今じゃ大魔王ロールが板についてきた。
<大魔王>相当の「武蔵守の名をだせば通らないものはないよ」で暴虐の情報収集能力をもち、
セッションを最短で終わらせることに貢献した。信長を抹消する儀式魔術の鍵である「敦盛」を
防ぐために逆位相の「敦盛」をぶつけるという演習には、GMも思わず(こいつ半端ネェ)と内心思った。
強キャラロールを持続させるのには結構力がいるのだ、それを遣り通したマコトさんはすごい


信長とか明智とか本能寺の割には、北斗とか中野TRFとかモヒカンが目立ったセッションでしたが
シナリオクラフトらしい自由さが感じられてとても面白かったです。
また今度!

201mkt:2010/09/21(火) 03:52:06
9月13日。

「マコトさん! BBTですよ、BBT!」
「僕、NTを1回しかやったことないんだけど……是非やりましょうか」

買ったばかりのビーストバインド・トリニティのルルブを手に嬉しそうな力さん。
僕には、その誘いを断る理由はありませんでした。

「ところで、BBってどういうゲームでしたっけ?」
「ダブルクロス的な現代異能アクションでカオスフレアすればいいと思うよ」
「おk把握」


そんなこんなでPCも4人集まり、まずは1本目「Red dead night」。
ただしパンツにより省略。


そして、2本目の「渇望の楽園」を立て続けにプレイしようとした僕たちに、事件は起こったのです。


「PC2でサポーターか……PC男にして、シナリオロイスを男の娘にして貰うとかダメかなあ」
「「「帰れ!ww」」」
「じゃあ指定が魔王の後継者なんで『ご立派様』とか……」

「何だコレ!?」
「どうしました大嶋さん?」
「雑談スレ609なんだが……」
「それは酷い」


だけど、コレはまだ問題じゃなかったんです。
僕たちがキャラを組んでいる間に大嶋さんに対策を練ってもらうことで、どうにかなるレベルでした。

最大の問題は、ヤマダさんがマシュるしかなかったことだと思うんです。


PC1 “ホワイトウルフ” ヒュー・ジャック  PL:ヤマダさん
ディフェンダー:人狼/人狼

かつてゲストの姉に自分の村を滅ぼされた少年。
再興を夢見て『羽根』を手にするべく、ヒロインに近づいたのだがガチ惚れ。
今や『羽根』とかどうでも良くなりつつあるのだが、ツンデレなのでそんなこと表に出せない。
人間形態のときは白髪の少年、魔獣化すると完全獣化。

いいPC1でした。
ヤマダさんの男ツンデレはいつ見ても冴えてるなあ。
でも周りが酷かったせいで、マシュる(=負けロールを担当する)事になったのは申し訳ない。
主に僕のせいですよね、すみません。


PC2“エンプーサ” シェーラ  PL:マコト
サポーター:夢触み/魔王の後継者

夢魔。敵対する魔王の後継者として潜入し、有能な後継者を全員蹴落とすのが仕事の雇われ魔王候補生。
はずなのだが、人間界が面白くなってすっかり遊び感覚。
カジノを経営しているあたり、経営に関する能力は優れているようだ。
人間形態は妖艶かつ小悪魔な美女、魔獣化するとサキュバスっぽい尻尾が生える。

とりあえず誰かを見かけたら、まずおちょくる生命体。
ゲスト相手に「坊やは昔からそうよねぇ」とか言った時点で勝ちロールなのは確定的に明らか。
PC1のエンディングを弄り倒してしまったのは、流石にやりすぎたと反省してます。
ガチガチに組んだサポーターは強かったなあ。


PC3“大天使の剣(デクストラ)” アリエッタ=アルベルティ  PL:新米GMさん
アタッカー:ブラックコート/ブラックコート?

天使長ミカエルに仕える暗部部隊“大天使の剣”のナンバー7にして最強の剣。
至高天を表す第7武装聖典を携え、その狂信とも言える信仰心から個人として“大天使の剣”と名乗ることを許された。
ただし彼女の最大にして唯一の欠点は、その信仰と忠誠の向かう先が神ではないこと。
彼女の全ては、かつて彼女を救った天使長ミカエルのものなのだ。
種族的には人間だが、魔獣化すると武装聖典を展開しての砲撃を開始する。

ガンスリンガーガール生命体。ミカエル様のためにやってきた。
狂信者って怖い。外見は人間なのに、喋ることが明らかに人間離れしてる……むしろ天使。
あ、ちなみに上の設定は僕たちが面白がって膨らませたものです。悪しからず。
あと、PC1を慰める役を押し付けてしまってごめんなさい。


PC4“真紅の鎌” ゼンゼ=ヴァーミリオン  PL:力さん
アタッカー:魔剣/魔神

齢200万を数える魔剣。強さを追い求め、同時に強さを発揮するべき敵を渇望する。
現在は“紅の魔女”と呼ばれる少女に仕えており、マスターである彼女こそが彼の使い手。
己の力だけを信奉しており、『嘘が吐けない』という制約を自らに課している。
普段は白髪に黒い肌、赤い外套の男。魔獣化すると真紅の大鎌となり、マスターの意識を操って戦う。

アーチャー……と言いたいが、その実勝ちロールしかしない生粋の戦士。
「今回の敵はこの程度か」はシナリオ全体でも屈指の名台詞。
しかも本当に強いから手に負えない。
エンディングでヒロインを捌いた(誤字に非ず)のは極まってたと思う。

202大嶋:2010/10/27(水) 22:48:34
■2010/10/03“Gray Phantom for Messiah”

この日はインフィニティコード収録のシナリオ、“Anger Impulse”をプレイするために集まったのだが、
今回PC1に入ったマコトさんが、シナリオ内での動きに悔やんでいた。

マコトさん「これならメサイアの方がいい」

ならば、メサイアでプレイしてもらおうじゃあないか。というわけでこの日二本目の卓が立ったのである。

シナリオはムーンレスナイトの一本目“Gray Phantom”だ!ヒロイン逃げて!


■“幻想英雄(ロマンティックメサイア)”兜雄一(かぶと・ゆういち)
 シンドローム:バロール/キュマイラ
 カヴァー/ワークス:幻想英雄/不良学生
 17才 男 Dロイス:なし PL:マコトさん

 ロマンティックメサイアは人と交わることは許されない。太陽のような存在であり、誰もついてくることはできない。
 共同幻想を滅ぼさんと企む「機関」との戦いの果てに、雄一は新たなる力を得た。神魔宝剣ヴェルディグランドは剣として
 の真の姿を取り戻し、真魔宝剣ヴェルディグランド・ツヴァイとなった。
 前回「ずっとヒーローでいてくれるよね!」と高牧梨理に呪いをかけられていた気がするが、それは気のせいである。
 いや、正しくはそんな世界もあったかもしれない。というだけの話だ。
 そもそも、ロマンティックメサイアに友人など必要ない。彼は孤独な戦いを強いられる悲しき英雄なのだ。
 だから、あれは存在する可能性がかなり低い世界だったのだ。数多くある儚き共同幻想の一つに過ぎない。
 実際は、高牧姉妹とは全員宗孝がフラグを立てた(宗孝については前回レポート参照)。
 僕のキャラは不法ヒロイン投棄場所じゃありません!

 高校生になっても、まるで成長していない……。むしろ、機関とか悪化してるよ!
 前回リアル中学2年生だったのだが、今回高校が舞台ということで、つじつまを合わせる過程でなぜか僕のキャラが梨理置き場
 という名の犠牲に……というか、このシナリオのヒロインも誰だかわからないくらいに原型を破壊されてしまった。
 絶対に許さない、絶対にだ。

 もう飽きたとばかり思っていたが、今回も名言録は健在だった。


■“イリーガル・レプリカ”小篠美佳(おしの・みか)
 シンドローム:ブラム=ストーカー
 カヴァー/ワークス:高校生/レネゲイドビーイング
 15才(実年齢は6才) 女 Dロイス:複製体 PL:新米GMさん

 「もうひとりのPCはまともだと思ったろ!残念、私だよ!」
 まさに外道(GMに対して)
 皆さんは彼女を覚えているだろうか。今年のGWで僕の卓に居た人は覚えているだろう。そう、自らの名前を代名詞(例:お前、貴様)
 で呼ぶと怒りだし、同じエンゲージに同じ顔をした人間が6人で集団自爆という地獄絵図を生み出した彼女のことを。
 そう、僕たちの美佳ちゃんが帰ってきたのだ!そう、メサイアとはまともに会話できないのであれば、はじめからディスコミュニケーション
 な生き物を投入すればいいのだ!まさに逆転の発想!
 今回はおじいちゃんの命令で、高校に潜入調査へ。しかし、八重樫が友達というと目を輝かせて、暗くなるまでずっと八重樫の
 生徒会が終わるのを待ち、「友達との約束は守るものだよ!」とか怖すぎるでしょう…常識的に考えて…
 他にも、グレイファントム出現に際して「殺した方がいいの?」と支部長に無邪気に聞くなど、問題発言を連発。
 しかし、ヒロインの説得シーンでの名言があったので全て帳消し。むしろ、雄一に説得なんかできないのでファインプレー。
 幻想英雄に付き合わされると、どうしてももう片方はすごくいい話になるらしい。
 だから、みんなも一緒にやってみるといいと思います!

 ※ただし、卓が事故ったという苦情は一切受け付けません。仕様です。

■GM:大嶋

 こんなにディスコミュニケーションな連中で大丈夫か?

 大丈夫だ、問題ない

203大嶋:2010/10/27(水) 22:49:24
>>202の続き
以下はセッションの内容を簡単に紹介する。もはや別のシナリオなので関係ないかもしれないが
一応シナリオのネタバレを含むので注意してもらいたい

■オープニングフェイズ
 七海「ねえ、雄一君?」
 雄一「なんだ、七海か。俺に何か用か(さも興味がなさそうに)」
 
 この言い方!ヒロインが話かけて来たというのにがっかりした感じ。メサイアが!メサイアが帰ってきた!
 前回泣いたのはPCだったが、今度はGMが笑いすぎて泣いた。だが、泣いてももう時は戻らない。
 俺たちのロマンティックメサイアはまだ始まったばかりだ!

■ミドルフェイズ
 名言の嵐だが、ヒロインが
 「私は特別な人間(オーヴァード)になったの!」というと
 雄一「お前では、メサイアにはなれない」
 という謎のアンジャッシュ風すれ違いコントを展開するハメになった。本人達はまじめなのだが……

 もうひとつ印象に残るのは
 
 雄一「強化素材(白兵武器を強化するアイテム)調達します」
 美佳「ヴェルディグランドがついに真の姿に……」

 神魔宝剣ヴェルディグランドが、真魔宝剣ヴェルディグランド・ツヴァイに。

 解説:今まで様々な形をとることによって能力を変化させてきたヴェルディグランドだが、真の姿は剣の形状である。
    これこそ、ヴェルディグランドの真の能力、「全ての幻想を無に還す」能力を顕現させた状態であり、
    この状態でのみ『魔導瞬獄鋼滅閃・零(グラビティ・ファング・バースト・ゼロ)』を放つことができるが、
    代わりに自分の存在が共同幻想から失われてしまう。つまり、誰かの記憶から雄一の存在が忘れ去られてしまう
    のだ。自らを犠牲に共同幻想を守る、ロマンティックメサイアにふさわしくも悲しき力、それがヴェルディグラ
    ンド・ツヴァイである。
 
 効果:攻撃力が1上がる。


■クライマックスフェイズ
 美佳「七海は、ホントは特別な存在になりたいんじゃない。雄一の『とくべつ』になりたいんだよね」
 いいセリフすぎて泣けるが、『とくべつ』の相手が雄一なのが違う意味で泣けてくる。

 そして現れる黒服FHエージェントのみなさん
 
 雄一「貴様らが今回世界が用意したロマンティックメサイアの敵か」   
 黒服「ロマンティックメサイアってなんだ?」
 
 初めてロマンティックメサイアに疑問を呈するキャラが出てきてくれたが、この狂った世界ではまともな
 人間の方が狂っているのだ。
 
 黒服「まあいい。“お前”ら全員殺してやる」
 美佳「また“お前”って言った。3回目だね。もう怒ったよ(冷たい声で)。お願い“幻想英雄(ロマンティック・メサイア)”」
 雄一「全ては冥府の牙に消える……くらえッ!『魔導瞬獄鋼滅閃(グラビティ・ファング・バースト)』!!」

 そして戦いは終わった。そこに残ったのは大剣を携えるたった一人の少年。しかし、もし人類が敵になったら、
 彼は本当は必要ないのではないか。本当はこの戦いに意味などなかったのではないか。だが、彼はそんなことで
 悩まない。だからこそ人は彼をこう呼ぶのだ――“英雄”と。(注:脳内設定です)


■エンディングフェイズ
 ・美佳のエンディング
美佳「これで私たち友達だよね」
 八重樫「なんだよ、私が勝手に友達だと思ってただけかよ」
 美佳「えっそれって…」   
 八重樫「言わせんな恥ずかしい///」
 
「なんでいいシーンなのに笑えてくるのか」って? 言わせんな恥ずかしい。
 
 ・雄一のエンディング
 七海「人のために戦い続けるなんてそんなの悲しすぎるよ……」
 雄一「オレはお前一人の英雄にはなれない」
 七海「うん、わかってる。だけど、きっと私が雄一君を救える人間になってみせる」
 雄一「人は輝く太陽をつかもうとするが、太陽をつかむことは決してできない。ロマンティックメサイアとはそういうものだ」 
 七海「それでも、私は強くなる。(というと帰ろうとして)ああ、言い忘れてた。私、雄一君のこと好きだよ(シーンから退場)」
 
 雄一「人間の身でありながら、太陽に近づこうとする。決してつかめないと知りながらその運命に抗い続ける。
    その方がよほど悲しい在り方だな」
    
 ……誰のせいだと思っている。雄一君マジ幻想英雄。


■感想:しばらくメサイアはいいやと思わせるくらいメサイアさせてもらいました。もうメサイアなんてしない。
    でも、気が向いたら開催されるときが来るかもしれません。
 
    また会いましょう。明日、世界がそのままならば……

204滝澤:2010/12/29(水) 19:23:49
 12月27日。
 そこには、今年(おそらく)最後のセッションを行うべく集った猛者たちの姿があった。
 これは、年末だけにハメをはずして本気過ぎる遊びを展開した忘年セッションの記録である。

■ダブルクロス The 3rd Edition『僕が生きて、君が死ぬために』

▼ヤマダさん
雨宮真也 29歳♂
コードネーム:レイニーブルー
クロス:オルクス/ハヌマーン  Dロイス:想い人
UGNエージェント/UGNエージェント

 あまみや・しんや。「恋人がジャーム化した時何もできなかったせいで親友が重傷、妹分が恋人殺害」という、ハンドアウトの時点でハードル高すぎる負け枠に突貫した勇者・ヤマダさんが送る2010年(多分)最後のPC1。その時に雨が降っていたため、領域内では常に雨が降り注いでおり、攻撃にも利用できる。この叙情性の作り方がヤマダさんです。
 前述した通りの難易度高い枠だったのですが見事に走り切ったことを先ず讃えたい! 周りのよく見えた、程よい没入でのロールが素晴らしかったと思います。

▼御影さん
雨霧歌乃 17歳♀
コードネーム:雷装纏身(ライトニングアームズ)
クロス:ブラックドッグ/ノイマン  Dロイス:賢者の石
UGNチルドレン/高校生

 あまぎり・うたの。超久しぶりの御影さんが送る「俺のチルドレンを喰らえ」。例の「PC1の恋人殺した妹分」で、雷を物質化して攻守に用いる能力者。今年の「俺の妹分がこんなに強い筈が無い」大賞。
 超判りやすいチルドレン+絶対的な心の傷+他者とのかかわりによるその再生、という御影さんの好物詰め込んだようなキャラクターで、PC3とのコンビ打ち含んで素晴らしいロールが炸裂しておりました。あと火力も炸裂しておりました。御影さんがPC2でよかった……! 

▼力さん
綾瀬智 17歳♂
コードネーム:一握りの火薬(リトルフラワー)
クロス:キュマイラ/モルフェウス  Dロイス:羅刹
高校生/高校生

 あやせ・とも。力さんプレゼンツまっすぐ系王道高校生。超身内ドロドロ状態!!な支部で、一人健全な立ち位置から相棒を引っ張りあげんと息巻く純情少年2010(冬)。快活。持つものみなパイルバンカー状態で打ち出す能力は抜群のパンチ力を持つが、白兵キャラの宿命か、「距離は10mです」に泣かされる。
 ハンドアウトで求められている「ドロドロからPC2を引きずり出す」役割を一番重視して動いていた所に上手さが光ります。コードネームのせいで、セッション前にはゲンスルーとか爆弾魔に気をつけろとか散々言われてましたが、あまりに気持ちのいいロールに、ミドルフェイズ以降誰もそれに触れなくなるという伝説が誕生しました。

▼滝澤
八上ましろ 外見10代前半♀
コードネーム:可変(今回は“ホワイトラビット”)
クロス:バロール/ウロボロス  Dロイス:古代種
UGNエージェント/UGNチルドレン

 幸運使いの古代種。外見が幼いままなのをいいことに、チルドレンとしてそこらじゅうの支部に派遣されては内部監査を担当している。気を抜くとしろがねOにしてきそうな胡散臭さが武器。データ上支援しかできねぇくせに矢鱈と強キャラぶる病気にかかっている。
 喋りすぎた!! 部外者としての動きはうまくできましたかね。こんな奴に付き合ってくださった皆様、ありがとうございました!!

■雑感
 喰霊零が大好き過ぎた二次元さんによる、2010年最大最後の問題作。吟遊一歩手前の縛りのキツいシナリオでしたが、それに見合うだけの重過ぎる展開と乱打される葛藤で、楽しく嫌な気分になれる良作でした。GMの「このセリフ言えたらもう死んでもいい」って感じのロールが何回かあって、その熱に我々も乗っかったわけですよ!
 簡単なシナリオではありませんでしたが、PL一同が頑張って(僕は適当言ってただけですが)、凄くいいセッションになったと思います。楽しかった! これにて僕の今年のDX3は終了です。ありがとうございました!

205滝澤:2010/12/29(水) 19:29:53
 上のレポートで一箇所致命的な間違いをしました。絶対に許さない、絶対にだ。

206滝澤:2010/12/30(木) 11:16:40
 忘年セッション第二段。BBT鬼シナリオお礼参りの拙作『鬼御伽』です。

■ビーストバインド トリニティ『鬼御伽』

▼二次元さん
朱衣 紅(18歳♂)
魔の名:紅血鬼
ディフェンダー:ネイバー(鬼)/ネイバー(鬼)
エゴ:赤が足りない!
外見的特長:−  カヴァー:高校生
変異:紅い角が生える

 あけい・こう。美術部所属。赤い色に対して異常な執着を見せつつも好きな人(シナリオ絆)との関係に悶々としつつも非日常に巻き込まれて頑張る伝奇時空からやってきた主人公2010。魔獣化すると真紅の鬼と化し、GMの攻撃を防ぎまくって歯噛みさせる程度の能力に覚醒する。きらめきの壁爆発しろ。
 兎に角、シナリオ絆の拾い方が半端じゃない。絵を描きまくってるけど一枚も見せてないとか。クライマックス近くのシーンでは、サタスペでもないのにリアルタイムNPC押し倒しになるかと思ってヒヤっとしました。そして当たらずとも遠からずだった。エゴの「赤が足りない!」も、危うさと情熱が同時に表現されてたナイス表現でした。その熱量で今回のロールを引っ張ってくれたMVPですね!

▼新米GMさん
玄羽 恵人(17歳♀)
魔の名:計都
アタッカー:イレギュラー(魔剣)/イレギュラー(魔剣)
エゴ:剣たりたい
外見的特長:黒髪長髪・白磁の肌  カヴァー:学生
変異:全身が硬質化する

 くろは・けいと。妖洞寺の誇る、使用者を何れ食い潰すろくでもない超対魔兵器“七星”が一振り、魔剣計都をその身に宿した少女。敵陣一掃ってつぶやくと敵陣が一掃される程度の能力。クール&ソリッドな少女剣士+ブレない強キャラという新米GMさんの好きなものを混ぜ合わせた生き物。ヤンデレ分が無いので動きは凄い安定してかっこよかった。
 PC1をヒロインとした主人公の赴きがある枠を、シナリオ絆といいバランスを保って拾いにいってくれました。口を開けば「お前が仇為すならば斬る」って言ってたのもBBTらしいエッジさでした。ダブクロならこうはいかない。その割りに根っこがちゃんとイイヤツだというのが自然に回りに伝わっていたのがよかったです。パーフェクト!

久々に長すぎて弾かれたので続く。

207滝澤:2010/12/30(木) 11:17:11
続き

▼むむこさん
星空 アオ(享年16歳)
魔の名:ブルーフレイム
アタッカー:ハーミット(マジシャン)/スピリット(幽霊)
エゴ:他人から注目されたい
外見的特長:DJっぽい  カヴァー:警官
変異:人魂が漂う

 ほしぞら・あお。理由は覚えていないが兎に角死んでしまった所を、祐子ちゃん経由で長沢に紹介され、警官として働くことになったという数奇な経歴の持ち主。元DJだったので大変な目立ちたがり屋だが、幽霊+公務員の生活では中々目立てないことが悩み。魔獣化した時だけその束縛から解放され、DISC及びライトと化した人魂と一緒にワンナイト・ディスコを繰り広げるぞ。俺のターン!(ターン違い)或いは俺のスクラッチ! その結果発される蒼い炎を浴びると敵は死ぬ程度の能力。
 超絶お久しぶりのむむこさんはなんとBBT初体験。最初はパーソナリティとロールのズレに戸惑っていたのですが、動きにくいと見るや途端にDJキャラを前面に押し出し、インパクトのある場面を展開していたところに凄く上手さを感じました。楽しんでいただけたようで何よりです!

▼天風Exさん
星熊 みるく(外見12歳♂)
魔の名:サテュロス/星熊童子
エゴ:酒を飲んでいたい
外見的特長:金髪・白肌・青目 カヴァー:中学生
変異:角が生え、下半身がヤギになる

 鬼とは、実はサテュロスのことだったのです。偶蹄目の脚部と、頭部に生えた角。牛の毛皮を纏って角を生やした鬼の姿と一致するではありませんか! という「似ているもの=同じもの」な伝奇理論をそのまま応用した大江山四天王の一人。金髪碧眼の美少年だが、ヘタレで美少年が大好きだ! 笛を吹くと攻撃力とアーマー値が10点くらい伸びてGMの顔が露骨に顰められる程度の能力を持つ。
 実は人情家、という意外な側面が、過去の知り合いバンバン死んでくこのシナリオでは非常にマッチしていました。そして全員が「ええ!?」という顔になった、PC1朱衣への告白シーンは、唐突ながらその場の流れを読みきったロールでした。あれが打てるのはスゲー。


■雑感
 先ず、ちょっと強引なところもあったシナリオを盛り立てて大変楽しいセッションを提供してくれたPLの皆様、ありがとうございました! が、例によって時間オーバーでした。申し訳ありません……。
 BBTはロールプレイ評価システムが割りとゆるいゲームなのですが、『「自分で決めたロールの方向性」(エゴ)を自分で「やったよ!」と言う』行動がシステム内に組み込まれているのが素晴らしいと感じました。絶対自発的にやらなきゃいけないので。その部分、『人魔邂逅』で、どうでもいいやエゴのロールを大量にして、「それでもいい」と知らしめたレヴィヤたんの功績は大きいと思います。
 これにて、今年のセッションは終了! 皆様、ありがとうございました! それではよいお年を! 来年も、素晴らしいセッションができますように。

208天風Ex:2011/03/22(火) 00:49:59
エンブレのセッションを楽しむというエンディングがブレイクされたままというエンディングを破壊する!
というGMの心意気の下、震災にも負けずに開催されたセッションの記録です。

■エンドブレイカー!『聖竜が眠る街 〜Demon May Cry〜』

▼Rickyさん
セルゲイ(ハンマーの魔獣戦士、ガーディアン)20歳くらい♂
「大丈夫。俺がお前を護るから」

長髪イケメン。ヒロインとラブラブなリア充。
身に宿ったエンドブレイカーとしての力に戸惑いつつも、PC1としてしっかりなすべきことをしてくれました。グレイト。
戦闘では「10点ダメージ、ドレイン20」とか「10点ダメージ、呪詛」とかそんなのばかり出ちゃってて、あまり活躍できずでしたが、ドンマイ!
マコトさんいわく「キュマイラだと思ってたんだ。やってることはブラム=ストーカーだった」(笑)

▼Stさん
タイフ(杖の星霊術士、オラクル)20代半ば♂
「神の御心のままに!」

典型的な修道士。神より授かった天啓を元に、「救世主」達を集め導くために奔走する。
何か言ってることが怪しい宗教勧誘みたいだったのはご愛敬(笑)
おかげでぐっとセッションがスムーズに動いたと思います。ありがとうございます。
戦闘では回復に攻撃にと大活躍。ダブルトリガーしまくったマジックミサイルの威力には目を見張りました。

▼大嶋さん
“竜狩りの相棒”フォーチュン(大鎌の星霊術士、スカード)15歳♀
「誰がこんなことを……許さない、許さない……!」(目のハイライトが消える)

気弱な少女。自分も幼馴染のように強くなりたいと願っている。
強いハンターとして名を馳せていた幼馴染が殺され、そのショックと頬に受けた傷によりスカードとして覚醒。
幼馴染の形見の大鎌を手に、復讐を誓う。復讐者としての、ぐつぐつ暗い感情が湧き上がるロールが秀逸でした。
戦闘では安定したダメージソースとして活躍しておりました。ナイス!

▼マコトさん
“騎士代理補佐見習い”フィガロ(鞭の魔法剣士、イノセント)27歳♂
「キミらの教えがキミ達自身の首を絞めていることに、まだ気づかないのか?」

ランスブルグで騎士採用試験を受けた際、受験者達の瞳に「試験官に殺される」というエンディングを見出し、
試験官を殺害して人々を救ったため、採用試験に落ちて国にもいられなくなり、出奔。
ドラゴンヘイムの危機を救った後は、自分が必要とされる場所を求めて再び旅に出た。
戦闘ではマスカレイド1名の捕縛に成功。素晴らしい活躍です。大ダメージ食らって戦闘不能になったりもしてましたが!

■雑感
 色々と導入したハウスルール(ロールプレイ支援システム「ブレイクブレイズ」、「スーパーキャンセル」、「財産点」「フェイズ制、シーン制」など)の試みは、どうやら皆うまくいったようです。
 もうちょっとヒロインが窮地に陥った方がPLのモチベーションが上がったかな? というのが反省点。
 あと、GMがダブルトリガーしまくりでした。「そのダイス歪んでません?」と言われるほど(笑)
 フィガロが倒れた時は少々ヒヤッとしましたが、無事シナリオの目的は達成。お見事です!
 戦闘中の移動に関するルールを間違えるなど、至らないところも多々ありましたが、楽しんでいただけて何よりです!
 皆さん、ありがとうございました! もし機会があればまたエンブレしたいです。

209名無しのエキストラ:2011/04/25(月) 18:19:37
上げます

210新米GM:2011/05/04(水) 14:34:18
恒例のGWセッション。私がGMをさせていただいた拙作のレポートです。

BBT『終わらない物語、夢の果て』

▼マコトさん
人の名:千歳愛(ちとせ・あい)
魔の名:スチールハンマー
年齢・性別・カヴァー:17歳・女・高校生
アタッカー/フルメタル(ギアライダー)
エゴ:ヒーローになりたい
変異:バイザーを装着し始める
 朝の占いに一喜一憂する、ごく普通の少女だったが、「鉄色の撃鉄(スチールハンマー)」
と名付けた4m級のロボットと邂逅。加速装置の三次元起動で無双し、エナジーブレイザーを撃つと
敵は蒸発する無敵のヒーローになった。正義の味方でいることで得られる万能感と達成感
に酔う危ういところも。けれど、真実を知り、仲間との対話を経てたどりついた「自分が戦う姿で、
新たなヒーローの礎となる」という決意は、本当のヒーローとして歩みはじめた成長が感じられるED
でした。ハンドアウトをしっかりと拾ったPC①を投入していただき、感謝です。
 個人的に、PC②のスサノオがいくらアプローチしても「(尊敬はしてるけど)恋愛対象としては見てません」
と言い放つバッサリ感が印象的。

▼天風Exさん
人の名:八雲命(やくも・みこと)/魔の名:スサノヲ
年齢:めんどくせぇ 性別:男
外見的特徴:黒髪黒目
スタイル:ディフェンダー/セレスチャル(神格)/レジェンド(伝説の英雄)
エゴ:自由でいたい
変異:日本神話の服装になる
 日本神話で最も有名な神の1柱、スサノオ。(一方的に)惚れている千歳愛を助け出すために奔走
するも、当の千歳からは忘れられているうえに、一方的な好意を思いっきり怪しまれる。それでも
千歳の盾になり激しい攻撃を受けきるスサノオ。見事仲間を守り抜いた姿はまさに英雄。でも恋愛
フラグは発生しない。
 一番年上のはずなのに、一番「若い」心の持ち主で、がむしゃらな姿が清々しいPCでした。
「自由でいたい」というエゴが今回のシナリオとマッチしていて、ついボスとスサノオの会話を
長引かせてしまいました。

211新米GM:2011/05/04(水) 15:42:51
▼二次元さん
人の名:後藤田 久美子(本人ももう忘れた)
年齢:50代後半(サイボーグ化したのは20代後半)性別:女
魔の名:ペインキラー
アタッカー/フルメタル(サイボーグ)/ストレンジャー(魔女)
エゴ:痛みを止める
変異:むせかえるような血と硝煙の匂いの中に、かすかに涙の匂いがする
 
 時にテロリストと変わらないと罵られる傭兵。そして、元魔法少女である。
夢や希望を見失い、理不尽な痛みを消すために装甲と重火器を選んだというあまりにも
ハードすぎる設定。ハードワイヤードからのへヴィバッシュガトリング掃射で痛みを
感じる暇も与えずに死を与える。比喩でなく、本当にセットアップで死ぬ。
 あまりにも多くのものを失ってきたキャラクターだからこそ、失くしたものを取り戻していく
姿が映えていました。一番煮えたキャラクターだったと思います。千歳が決意することができた
のも、厳しい久美子の言葉があってこそでしょう。何より「痛みを止める」というエゴ
はかっこいい。むせる。

▼むむこさん
人の名:アカネ=バートレット
魔の名:エメラルド・ケット・シー
サポーター ネイバー(バステトの子ら)/スピリット(妖精)
エゴ:人間への愛情
変異:しっぽが生える
 人間社会の観察を好み、死霊課に協力する若きバステト。もはや暴虐の域
に達したダイスコントロールアーツの数々を駆使し、アタッカーのクリティカル
を量産する。シュレディンガーの猫はマジで強い。飄々とした余裕のある態度を
常に崩さず、決めるところでは深い言葉を残す男。だが、シーンの終了時に「なるほど、
そういうことですか」「二ヤリと笑う」などの怪しげな動きを繰り返すため、やっぱり
胡散臭い強キャラムーブ。卑怯だよ。
 ペインキラーとのコンビ打ち相手として、お見事な動きでした。

▼雑感 
 今回のシナリオは、二次元さんのペインキラーの設定を聞いたことで膨らんだ設定など
も多々ありました。この場を借りて、二次元さんには感謝を申し上げます。実際のRPでも、
熱さを堪能させていただきました。そうそう、ヒロインとペインキラーの関係が思った以上に歪
だったので、関係が前向きで健全になったあのEDになって良かったのではないでしょうか。
 PC1、2とPC3、4が分割された状態でしばらく話が進むトリッキーな展開でしたが、
上手く進行できたように思います。これも、PLのみなさんのおかげです。
 BBTは、絆とエゴを用いたギミックがRPと噛み合った時や、PLがPCのエゴやエゴと
絆とで揺れる葛藤を表現できた時、とても盛り上がりますね。
大変楽しいセッションでした。またの機会を楽しみにしております。お疲れさまでした。

212むむこ:2011/05/04(水) 16:21:06
シノビガミ「マホウショウジョガミ」

GWセッションの後半の1つとして未熟ながらGMさせていただきました。
「やってしまったわ…円環の理に導かれて…」
GMが普段の癖でPC達の名前をカタカナ表記でしてしまいました。すみません

・PC1 カナメまなか(力さん)
一般人
QBに唆され忍者少女になりかねない運命を背負った子。
唆されつつも、「どうしようかなぁ・・」と迷っていたところ、サラリと忍者少女の秘密をあけたことで、
「そんなのってないよ!」と言い放ち勧誘を断りました
全体の中心、台風の目になりながらセッションを勧めていってくださいました。
また、キャラ作成で「魔法の素質」「暴露」と、元ネタに沿いつつ実質の秘密の数を減らすという絶妙なデータでした
エンディングの描写は全まどマギ視聴者がないた

・PC2 フィアナ・ミラ・九条(二次元さん)
中忍頭
突如現れた転校生。何かを知っているかのようにPC1へと話しかけるが・・・
謎だらけであり、他のものを排除するという目的をもったフィアナ。
しかしそれはまなかを忍者少女にするための、仕方ない行動だったのだ
やがてPC3である巴アサミに自分の秘密を知られてしまうが、それがきっかけで他の忍者少女たちと和解する
最終的に、アサミにありがとうとお礼を言うことができるようになるまで関係が修復された
エンディングでは平和になったことでまなかとの距離が測れなくなってしまったが、そんなことは気にせずにまなかはその手をとるのだった。

・PC3 巴アサミ(大嶋さん)
中忍頭
おいちょっとティロフィナーレ見せてみろよwww
と、GMに煽られつつも忍者少女の先輩として戦い続けるPC3,巴アサミ
オープニングでのティロフィナーレ連射!どうでもいいけどそれ奥義ですよね!
年長者として各々の忍者少女を導き、いい感じに結束させてくれました
特にPC1、PC4と絡んでくれてたので非常にやりやすかったです
また、特別ハンドアウトに書いてなかった(書き忘れた)QBをOPで拾ってくださったことが非常にやりやすかったです
円環の理に導かれ、お疲れ様でした

PC4 莢村ミキ(天風さん)
中忍
アニメ未視聴、ということでしたがNPCとの絡みがメインだったため、さほど問題はなかったですね
NPCである一条恭介君を拾いまくってくださりありがとうございました。
ほか、NPCの櫻田響子やPC2との絡みもアニメでは見られない展開でありつつもしっかりと繋がり、絆を深めてくださいました。
安定のさやかにならず本当によかった!

総括
某アニメのパロディ、ということでかなり異質かつ存在が卑怯なシナリオでしたが、お付き合いくださりありがとうございました
今回のシナリオのサブタイトルは「QBを右ストレートでぶっとばしてよ!」でしたが、その通りに話が進んでくれたので非常によかったです
やはり元ネタが今の環境内で人気と言うことで、みんなが名台詞をやたらと言おう言おうとがんばってくださったのでセッションが盛り上がりましたし、
同時にGMが求める方向へと進んでいきました
今回のシナリオが成功したのはやはりPC達が原作を理解してくれていたことが大きかったと思います
特に最後、「忍者少女でなくなった櫻田響子がアサミと同居する」「フィアナとまなかが手を取り合って駆け出していく」というところは原作では起こりえないエンディングであり、一層感動を呼び起こしたと思います
パロディであるが故のハッピーエンドでしたが、みなさんも満足してくれたようで感無量
今回参加しなかった方ともぜひ同じシナリオでプレイしたいです
半ばネタから生み出されたシナリオでしたが、お付き合いありがとうございました。お疲れ様でした

213むむこ:2011/05/04(水) 16:22:34
PC2の「忍者少女にするため」は「忍者少女にしないため」でした

ひどいまちがい!

214大嶋:2011/05/05(木) 14:13:14
2011/05/03 ビーストバインドトリニティ「誕生前夜〜The Birthday Eve〜」レポート

しばらくレポートさぼっていたので、今回はちゃんとレポート上げます。
シナリオは自作の「日常が永久に続く夢」がテーマのシナリオです。

◆PC1
PL:力さん
人の名:赤井勇(あかい・ゆう)
年齢:17歳 性別:男
魔の名:ブラッドギア
アタッカー/フルメタル(ギアライダー)/吸血鬼(ダンピール)
エゴ:遊ぶように痛めつけたい
 
子供の頃から人間の社会で生きてきたが、赤い瞳が原因でいじめられてしまう。
その反動で、夜の世界に対しては、「エゴ:遊ぶように痛めつけたい」を持っている。どうしてこうなった…
吸血鬼とギアライダーは一見うまく行かないように見えたが、血を使ってギアを作るという発想で違和感を回避。ゆえに魔の名はブラッドギア。
実際のプレイでは、日常を強調したシナリオだったため、ギアが活躍する場面は少なかったが、クライマックスフェイズではマニピュレーターによるシャイニングフィンガーが炸裂、罪の力で100点以上のダメージを叩き出した。
ミドルフェイズでも、繰り返される日常の世界で前向きにヒロインを説得するなど、大活躍。「俺は明日がなにより楽しみだったんだ!」は思わずうなるセリフでした。
ミドルフェイズで夢魔をまるで遊ぶように殺したのは、ブレカナだったら「闇の誘惑」渡されるとこだけど、エゴの演出だから許されるのが、BBTのいいところだと思いました。

◆PC2
PL:ゾンビさん
人の名:朽月稜(くちづき・りょう)
年齢:17歳 性別:男
魔の名:赤銅の悪夢(ナイトメアレッド)
ディフェンダー/イレギュラー(グラップラー)/イレギュラー(グラップラー)
エゴ:真実を知りたい
変異:肌の色が赤銅色に変わる

人間として生活していたが、突然一家全員が殺されてしまう。唯一生き残ったのは自分だったが、その真実を求めて夜の世界で戦い続ける、長身で美形の高校生。
一年ぶりにご一緒のゾンビさん。BBTに不慣れなのに、カウンター型ディフェンダーなんていう複雑なデータを渡して申し訳ありませんでした。
しかし、エゴの演出は不慣れとは思えないくらいはまっていました。特に、「人から与えられた真実なんか真実じゃない」という言葉が印象的でした。
《試し割り》でゲームセンターのギターを破壊するのは、「やるんじゃないかな」とは思っていましたが、案の定みんなを爆笑の渦に巻き込んでしまいました。
「PC1を食わないようにしたのに、PC1が漏れ出てしまった」とおっしゃっていましたが、それぞれに1と2にそれぞれ拾うべきヒロインを用意していたので、それはある意味こちらの狙いでもあります。気にしなくていいと思いますよ。
オープニングでは、由美に対してあんなにぎこちなかったのが、エンディングで素直になっていたのが、彼の成長を読み取れて良かったと思います。
カウンターで次々とエネミーがポルナレフ状態(あ、ありのままに今起こったことを言うぜ…!俺は攻撃したと思ったらいつの間にか死んでいた)になったのは自分で作ったデータとはいえ絶対に許さない。
最後に、一緒に渡した忍者/魔女じゃなくてこっちを選んだゾンビさんはとてもいいプレイヤーだと思いました。

215大嶋:2011/05/05(木) 14:15:16
◆PC3
PL:ヤマダさん
人の名:エスト=ルクラウディ
年齢:外見25歳 性別:女
魔の名:ミセス・クラウディ
サポーター/スピリット(妖精)/スピリット(夢蝕み)
エゴ:活力を与えたい

白いドレスを着て日傘を差す貴婦人。夢とは、人々が現実を生きるための活力を与えるものと考えており、彼女が他人に見せる夢は他の夢蝕みのような淫蕩な夢ではなく、川のせせらぎなど、平和な夢である。
ヤマダさん曰く、マコトさん的なあらあらうふふ系のマニューバを持った生命体を作ったそうで、それが今回よくはまっていたと思います。
特に、シナリオ絆であるディアナとのやりとりが完全にわがままを言う妹に対する姉のそれになっていました。
しかし、最終的にディアナが救われる結果になったのは自分でも驚きで、それはエストが彼女のやっていることを肯定しつつも、間違っていることを指摘し続けていたからだと思います。
合流も非常にスムーズで見ていて安心しました。
サポート能力は追加行動二枚でアタッカーの勇が1ラウンド3回行動をかけてくる恐ろしい事態に。そして勇の人間性がストレスでマッハに。
「うたかたの愛」のダメージ増強も、なかったら罪を余分に使わないといけない場面があったのでナイス。
ヒロインまで拾ってくれるまさに全てを包み込むロールプレイでしたが、ヤマダさんは「慣れないことをして疲れた」そうです。慣れないことでもこんなにうまくできるのは立派な能力だと思います。自分も見習いたいです。


◆雑感
やっぱり気心の知れた仲間とセッションするのは楽しいね!
前回ちょっと緊張してうまくできなかった部分もあったけど、今回はあまり緊張しなかったので、非常にうまくいったと思います。
でも、ヒロインとかの会話でうまくできなかった部分があって、申し訳ありませんでした。ちょっとクライマックスに行く条件がわかりづらかったのでその辺は反省したいと思います。
ただ、説得シーンに関してはシナリオに書いてあるよりも良いシーンになったと思うので、そこにみんなでセッションを作り上げるTRPGの力を感じました。
今年も、こんないいセッションがたくさんできるといいな!
皆さんお付き合い頂きありがとうございました。

216新米GM:2011/05/08(日) 16:39:25
05/03 ダブルクロス「電気仕掛けの函」レポート

PC1
“光の編み手(フォトンウィーバー)”月島灯香(つきしま・とうか)
17歳/女  高校生/高校生
エンジェルハィロゥ/モルフェウス
Dロイス:光使い
 
 UGNとFHの小競り合いに巻き込まれてオーヴァードとなった、ダブクロ世界では
数多いイリーガル。友人思いだが、そのために抜き差しならない状況に追い込まれてしまう。
最後には、友人の幸福のために全てを隠し通すことを決めた。戦闘では、空気中に作り出した無数の
極微小の鏡で、光を乱反射させるのが得意技である。
 シナリオロイスを非常に大事にした動きには好感が持てました。「友人の幸せと街一つetc」
を天秤にかける危うい場面など、かなり葛藤が多く動きづらそうでしたが、文月さんのPCへの共感
があらわれていたと思います。GMである私から与える情報に不備があったせいでストレスを感じさせてしまい、
申し訳ありませんでした。

PC2
“終わらない歌(ラストソング)”城崎雲雀(しろさき・ひばり)
ハヌマーン/モルフェウス
20歳/女 UGN支部長C/UGN支部長(元歌手)
  
 ケースRに巻き込まれて引退した歌手。シナリオロイスである少女、数美に先輩として
情深く接し、彼女のために歌を作ろうとしていたものの裏切られてしまう。以来、その完成させる
ことのできない歌を口ずさみ、そのために終わらない歌“ラストソング”と呼ばれている。
高達成値のサイレンの魔女で、敵をまとめてなぎ払う。
 今回は、PL及びPC全員が苦しんでいたわけですが、その中でも一番報われないキャラになってしまいました。
EDでは、哀しみの歌で船を沈めるジャ―ムと化し、犠牲者が最後に聞く歌“ラストソング”
を奏でるようになってしまいました。「完成」にこだわる数美に対し、「未完成だけど、
この歌は気に入っている」と静かに語るなど、流石の言霊力を見せつけただけにジャ―ム化が
惜しまれます。

PC3
“一人きりの俯瞰者(ビュー・トゥ・ア・キル)”零 知恵(れい・ちえ)
14歳 女 FHチルドレン/FHチルドレン
ノイマン/ハヌマーン:オルクス Dロイス:破壊の子

 FHが誇るデザインチャイルド。遺伝子レベルで優秀な指揮能力を発揮するように作られている。
己の優秀さから高圧的な態度をとり、一人称は「僕」。シナリオロイスの一護にだけは強い執着を持っており、
支配していたいと強く望んでいる。もちろん、自分の気持ちはなかなか口にしない。
その支援能力は、全員のダイス数が約2倍になったりするぐらい強力。
 とにかく一護だけをひたすら芯にして突っ走っていました。ボロボロになりながら
一護を探し求める渾身のヤンデレRPが卓を盛り上げていました。ある意味、知恵は一護
を手に入れたわけなので、一番望んだEDを迎えていたように思います。少なくとも、
本人は幸せそうでした。

◆雑感
 様々な問題点が明らかになったシナリオでした。今後に活かすためには、
特に「シナリオの雰囲気や設定など、事前に伝えるべき情報を伝え忘れないように気をつける」ことや、
「『かわいそうなジャ―ム問題』の解決策を用意しておく」ことに気をつけなければならないです。基本的
なことばかりなのですが、だからこそ、疎かにしてはならないと実感しました。
 GMをやっていて驚いたのは、PL全員が、数美に対して戦いたくないほど強く同情していたことでした。
私も同情されもするだろうとは思っていましたが、そこまでとは思っていませんでしたから、
どうしたらいいか判断できなくなるほどでした。そういう感じ方もある、とわかった上で、
「黒幕を用意する」など、もっとPLにストレスをかけない展開があったと反省しています。
 とはいえ、シナリオで用意していない良いシーンがたくさん作られたのも、今回のPC達なりの
結論が出せたのも、全員が物語を作り上げようと協力していたからです。かなりの難産でしたが、
それでも楽しかったです。PLの皆さん、お付き合いいただきありがとうございました。

217新米GM:2011/05/08(日) 17:43:31
PL名が抜けていました。
PC1/文月さん
PC2/マコトさん
PC3/ヤマダさん
でした。

218マコト:2011/08/08(月) 20:29:08
セッション大会・夏の部を前にしてやることじゃないのでしょうけれども。
プレイからそろそろ13ヶ月となる今日この頃、もう色々と時効であると信じて。
「ハートレスメモリー for 3rd edition」の簡易レポートを提出します。
ちなみに、設定などは基本的にそのままデータだけをコンバートしているはずです。
既プレイの方々は、まあ軽い気持ちで見比べていただければ。


PC1 “蒼剣(ヘヴンズスウォード)”砂渚渉(すなぎさ・わたる)
高校生/高校生  モルフェウス/サラマンダー
Dロイス:賢者の石
PL:マコト

賢者の石が喉仏に埋まっていて軽い喘息気味であり、面影島には療養のためにやって来た少年。
氷を操っての白兵戦闘の他、記憶を読み取る能力(サイコメトリー)も備えている。
ジャームに殺されたことでオーヴァードになった経験があり、ジャームや無差別な殺人を嫌う傾向がある。
面影島で教鞭をとっていた祖父がいた(ライフパス:有名人)。

得意技は、氷の剣を命中の瞬間伸ばすことで避け辛くする『砂渚流・無名剣(ライトウェイト・モード)』。
他にも氷翼からの冷気噴射(サポートデバイス)や、地表凍結による滑走(炎神の怒り)での機動力向上など、小技を多用。
初期戦闘力としては攻撃力が8→21、ガードが抜けない、100%前は装甲すら破れない。
だが最終戦闘で経験点をアホなまでに(最終的に240点)積んだことで、“蒼天の希望”として覚醒。
攻撃の達成値が常に100に届くというダイス目もあって、立派に戦った。

第4話にて自らの手で殺害した神無に再会したことで、自分の行為の正当性に悩むことになった。
自分の正しさを証明して欲しかった彼は、「渉君を信じてる」の一言を支えに立ち上がる。

事件が終わった後関係者が軒並み死亡した面影神社の神主となって、眠りに就いたオモイデ様を近くで見守ることを選択する。
ちなみに面影神社を乗っ取ったのは《文書偽造》、また神主の資格は通信教育で取るらしい。
現在、面影神社の裏山のとある洞窟には「面影記念碑」なるモノがひっそりと建っている。
事情を全て知る者は、時折そこを訪れるようだ。

「僕一人が死んで、それで全てが終わるなら。それでもいいと思った」
「僕のしてきたことが、正しかったかどうかは分からない。でも信じてくれる人がいるなら、僕はまだ頑張れる」
「またか! あなたも、そうやって目の前の小さな幸せのために、自分よりも大きなものを犠牲にするのか!」
「嘘じゃない、僕が神無ちゃんに向けた気持ちは本当だ……『本当だった』んじゃない、本当なんだ……!」


PC2 “死を告げるもの(トワイライト)”平戸明(ひらど・あきら)
高校生/UGチルドレン  エンジェルハイロゥ
Dロイス:対抗種
PL:力さん

対抗種の少年。他人に怪我をさせないために、常に手袋をしている。
その耳目はキロ単位の距離を捉え、標的は必殺の弾丸に残像すらも見るという。
長らく戦い続けた宿敵“ナイチンゲール”を追って面影島にやってきた。

“ナイチンゲール”は彼にとって宿敵であり、同時に初恋の人。
敵として出会い、互いに戦い続けた経験しかなかったが、その思いは確かに本物だった。
それ故に彼女を見逃そうとするが、暴走した彼女を止めるためにはその手にかけるしかなく……。

再会後はニヤニヤさせて頂きました、ええ。
彼女自身が望んだ平穏な日常に彼女がいることを望み、そのために戦う事を決意する。
むしろ、彼女を戦いに駆り立てた原因を許さない、と言うべきスタンスか。
そしてまさかのヒモ。
春間君との追いかけっこは、傍観者としては面白かったです。

事件解決後……むしろ事件途中からはUGNを脱退(死亡扱いになっている)。
これからは平凡な大学生として、彼女の分まで日常を暮らしていくのだろう。きっと。
純愛ロイスの扱い方の勉強になりました。

「守りたいものか……オレの守りたいものは、たった今、亡くなっちまったよ」
「小夜……心配させて、すまない」
「どうしてだ、どうして……小夜ッ!?」

219マコト:2011/08/08(月) 20:29:38
続きです

PC3 “止まり木(ユアプレイス)”春間堅立(はるま・けんた)
高校生鷹匠/UG支部長  オルクス/サラマンダー
Dロイス:動物使い
PL:ヤマダさん

レアなカヴァー、そしてDロイスの演出である鷹のゲルト君を引っ提げて登場。
本人は微弱なオルクス能力者であり、メインはサラマンダー能力者であるゲルト君、という斬新さ。
かつて優秀な兄(故人)がいたことで負けキャラだった堅立君と、それを戒めるゲルト君のコンビは綺麗でした。

第2話においてダーク化し、一時はどうなるかと危ぶまれた。
敬愛していた鈴木さんを、黄泉帰りのために全力で殺そうとしていたし。
イージーエフェクトまで使って、ガチで密談していた。
兄の意志を確認したことで復帰したが、それ以来ドSになってしまった気がする。
ボス戦前は春間君によるスーパーボスなじりタイム。
後半ゲルト君が胃袋キャラになったのは、戒める必要がなくなった影響だろうか。

事件終了後は、相変わらず高校生支部長として活躍中。
N市に赴任しているらしいが、ものすごく落ち着きが出てしまっている。
大人になるって、悲しいことだね……。

「目を塞いでしまえばいいんですよ」
「僕は止まり木ですから。彼らが戻ってくる、そのための場所にならなくてはいけません」
「勿論分かりますよ……貴方が、よほど格下だってことは」



PC4 “悪魔の微笑み(グリン)”鈴木太郎(すずき・たろう)
UGエージェント/UGエージェント  バロール/ノイマン
Dロイス:触媒
PL:新米GMさん

やる気のなさとくたびれた感が特徴の、とらえどころのなさ……というよりフリーダムさが際立つ人。
第2話で退場(非死亡)してしまったが、いいキャラだっただけに惜しまれる。
あと偽名乙。

どこにでも出没し、手助けを求める人々の手助けをする。
そして何気なくクリティカルな助言をしては去っていく、いい大人枠。
自称くらげ。
これ以上なくキャラが立ってたなあ。

最終話では外部から面影島に連絡を取る役だった。
さらに1年後にはN市に派遣されて再び春間君とタッグを組み、FHとの戦闘に赴くことになる。

「僕は手助けしかしないからねえ」
「くらげなんだよ、僕は。空に浮かんでいるだけで、骨がなくてぐにゃぐにゃしてるんだ」
「『手助けする』と言って、出来なかったことが1つあるからね……」



GM:大嶋さん

まずはお疲れ様でした。
データのコンバートに加えて丁寧なマスタリング、ありがとうございます。

第1話から秘密の嵐であるこの島、特にヒロインは謎ばかり。
さらに、PCもキャンペーンだからと濃い設定とキャラクターばかり。
まあ一番助かったのは間違いなく、ジジイ設定を拾ってもらった僕なんですけどネ!

第2話は疑心暗鬼と陰謀渦巻くお話でした。
でもGMの全力投球により、春間君と平戸君はPCに牙を向くことなく終結。
あの演出は凄いと思う。僕も見習いたいです。そしてジジイ登場回。

第3話はスーパーニヤニヤタイムでした。ああもう小夜可愛いなあ。
そして神無のホラーっぷりが存分に発揮されていたようです。
巫女さんもお兄さんもそうですが、GM、ロールに滅茶苦茶力入ってましたよね。
こちらも思わず引き込まれてしまいました。

第4話、記憶のお話ですが。
ここはご迷惑をお掛けしました。立ち直る方向性は予めGMに伝えておくべきだったかもしれませんね。
お世話になりました、ありがとうございました。

最終話は決着と言うこともあり、いくらかGMにも余裕があったような気がします。
具体的にはジジイ無双がものすごく活き活きしてました。
まあ、その分データ管理はものすごく大変だったと思いますけれども……

とにかくありがとうございました、お疲れ様でした。



オマケ 砂渚中(すなぎさ・あたる)
教師/ご隠居  ハヌマーン?

通称「砂渚のジジイ」。厳格な指導で、島の子供達から恐れられていたとか。
レネゲイド関係の知識を一切持たない癖に、無意識でエフェクトを使いこなすスーパー爺。

エフェクトを見て「面妖な技だが、その類の手合いとも戦ったことがなくはない」と言い放ち。
孫+純戦闘型のPC2を同時に相手取ってフルボッコにする。
軽々と海を渡って島に戻り、オモイデ様が封印していたはずの洞窟にあっさり侵入。
プランナーに侵入方法を問われて「儂がここに入れない理屈があるか?」と一蹴。
挙句の果てに相討ちになったとは言え、プランナーを一度殺して見せた。

220マコト:2011/08/24(水) 09:55:07
2011/08/15 BBT「嘆きの王」レポート

シナリオはGMのヤリタカッタダケーが炸裂した自作です。
元ネタはDSソフト「女神異聞録デビルサバイバー」。オススメ(宣伝)!

■PC1
PL:御影さん
“グロリアス”月宮凛(つくみや・りん) 17歳・♀ 高校生
アタッカー/イレギュラー(魔剣)/ハーミット(マジシャン)
エゴ:世の秩序と調和を保つ
変異:魔法陣を背負う

普段は眼鏡にお下げの地味な女の子。きっと図書委員で、眼鏡は真ん丸のアレ。
しかし世に混沌はびこる時、彼女は眼鏡を外し髪を解く。
その手に握った二丁の魔銃から放つ魔弾は、秩序と調和を乱すものを例え神ですら撃ち貫く。
中の人曰く「アルカナハートのペトラさん」。なので効率がいいと分かっていても、片方だけただの拳銃を持ったりしない。
素晴らしくノーブルかつロウフルなPCでした(上手いこと言ったつもり)。
ヒロインのキャラが薄かったにも関わらず拾って頂けて助かりました。


■PC2
PL:大嶋さん
“貧民王”伊藤鍵司(いとう・けんじ) 26歳・♂ 素寒貧
サポーター/ハーミット(ロード)/吸血鬼(血族)
エゴ:金が欲しい
変異:鼻やアゴが尖る

福本漫画の住人。かつて賭けの結果とある組織に囚われるも、賭けに勝つことで脱出してきた過去がある。
しかし奪ってきた金をノア・クルセイダーズにあっさり渡し身の安全を確保するあたり、使いどころは分かっている。
「しあわせチケット」「あらかじめクライマックスで行う支援の準備を済ませる」など福本要素満載。
とどめに「ティッシュ箱くじ」と言う負けフラグを盛大にエンディングで回収してみせた。
ギスギスしがちなリベンジ枠をギャグにすることで、シナリオの雰囲気を和らげたその手腕は見事。
彼が積極的に動いてくれたため、進行がスムーズになったのも見逃せない功績です。
感謝……ッ!圧倒的感謝……ッ!


■PC3
PL:力さん
八月一日十(ほづみ・みつる) 20歳・♂ 死霊課
アタッカー/ハーミット(ブラックコート)
エゴ:神への疑惑
変異:聖痕が浮かぶ

ニューヨークの惨劇で全てを一度失った男。その時から神を疑い続けている。
ブラックコートに保護されたものの、肝心の信仰心が薄いため訓練は最低限しか受けていない。
魔の名を持たずあくまで人間として戦う彼こそ、最強の半端者としての1つの形だろう。
中の人が盛大にロマンを追求した“人間”。アーツのほとんどがハーミット共通という徹底ぶり。
キャラ作成時に何回「弱いけど、俺は素手を《聖別霊装》してぇんだよ……!」と聞いたか分かりませんw
「神なんてそんなもの」「神を殺すのはいつだって人間なんだ」等、シナリオにがっちり噛み合った言霊は流石です。
ちなみに、データ的には本当に弱かったんです。


■PC4
PL:新米GMさん
鬼灯(ほおずき) 外見年齢11〜12・♀ 美少女
ディフェンダー/ネイバー(鬼)/スピリット(夢蝕み)
エゴ:私は美しい
変異:美しく成長する

誰よりも美しいと自負していた……はずが、PC間絆を取る際にPC1への敵愾心を取得。
シナリオが進むごとに外見年齢が上がって美女になっていくのに、常にPC1をライバル視していた。
その割に、普段の地味な状態のPC1に気付かない、というお茶目なところも。
しかし「お前の在り方とは何ぞや?」と絡みに行くことでPC1のロールを引きずり出すあたりは熟練を感じました。
実はデータ的に強いにも関わらず、敵が弱かったせいで真価を発揮できなかった不運なお方。


■GM:マコト
皆様、お付き合い頂き有難うございました。
最低限のイベントしか用意していなかった中身の薄いシナリオだったと反省しております。
もはやシナリオクラフトレベルでしたしね……。もう突貫工事(ルビ:2時間)でシナリオ書いたりしないよ!
あと敵が弱すぎましたね。
僕以外のGMの皆様は殺意が比較的高い傾向にあると存じておりますので(婉曲表現)
僕はロマンキャラを組んでもらうべく、敵を弱くしがちなのですけれど……テスト戦闘すべきだった……

何はともあれ、楽しんでいただけたのでしたら幸いです。
今回の経験を糧にますます努力する所存ですので、その時はまたお付き合いください。ではまた。

221二次元人間:2011/08/26(金) 16:16:01
8/17 ダブルクロス3rd 「真実の箱」

前回はモノスゲー狭い世界のシナリオだったので、今回は広い世界を舞台にしたシナリオにしました。
イベント進行にかかり切りになってしまい、もっと各PCの設定を拾えるようにすればよかったのが個人的反省点です。
にしてもTRPGは面白いなやっぱ!!

PC①:山口 竜斗 ウロボロス 高校生/高校生 16・男
PL:ヤマダさん
 輪廻の獣をその身に宿す、世界を破滅させる可能性系イリーガル。
イロイロと複雑な理由が絡んでいる今回のシナリオで、「ヒロインを守る」一直線でいてくれたのが
本当にありがたいとおもいました。やっぱ世界を動かすのは人の熱ですよ。
少ないシーン数でもしっかりヒロインと関係を構築できるのがすごいと思いました。

PC②本能寺 虎太郎 キュマイラ/エグザイル ビジネスマン/ボディガード 18・男
PL:むむこさん
 神城早月の幼馴染にしてボディガード。
PC①と同じくヒロインモチベでありながら、巨大企業の社長の側近としての振る舞いがカッコよかったです。
コミカルもシリアスも、策略も、熱血も同時にこなせるむむこさんの多芸さがスゲェ。

PC③:アルヴィン・アッカー ブラックドック/オルクス 工作員/執事
PL:力さん
かつてはレネゲイト拡散の原因となった、調査団の生き残りの起源種。
記憶を失い今は、フィオナ・ランカスターの執事をしている。
力さんのプレイヤー力が唸る老練のPCでした。強力な支援役として場を選ばずに活躍しました。
みんな!!護衛系ミッションのときは「空蝉」に気をつけよう!!
ビックナンバーとしての抑えた動きと「未来は若いものにまかせる」がかみ合っていてよかったです。

PC④:Mr・Smith 岡崎正宗 モルフェウス/ノイマン RB/刀匠
PL:マコトさん
更なる名刀を生む為に放浪するRB。正宗とアルヴィンはミドルがんばりすぎて戦闘始まる前に侵食値がレッドゾーンに突入したので怖くて仕方なかったです。
自らの目的の為だけに生きていた存在が、戦いの中で様々なものを背負い、世界にコミットしていくさまは感動的でした。

 今回のシナリオで印象的だったのは、「日常」を破壊する真実を公開するかどうかで最初PC達は公開する方向で考えいたことです。
PL、PCレベルでのダブルクロス世界の閉塞振りが明らかになって興味深かったです。
でも今度は、惚れた腫れたが一番大事なシナリオにするけどな!!

222天風Ex:2011/09/02(金) 22:35:39
PSPソフト『ダンガンロンパ』に感銘を受け、それを元にシナリオ作成させていただきました。
内容は、閉鎖された建物内で殺人ゲームが行われ、その犯人(PCかNPC)、もしくは黒幕がシナリオのBOSSになるというもの。
以下、そのセッションの記録です。

H23.8.31. DX3(ステージ:ナイトメアプリズン)『さらば、絶望の……』

【ヤマダさん:“クロウ・レッド”シュルツ・エッケラー】
W:不良学生/C:不良学生 ブラム・ストーカー/キュマイラ Dロイス:野獣本能

「(クリスに)お前は俺の背中を護ってくれればいい」
「俺は絶対に『ゲーム』とやらに勝利して、テメェをぶち殺す。それだけは覚えとけ、このクソ野郎」
「スティグマータを失ったのなら、第二のスティグマータになるような場所を作ればいい。俺達の力でな。俺はそこに希望を見出してるつもりだよ」

両親をアナ・ブラーシュによって目の前で殺され、憤怒によって覚醒した。
幼馴染のクリスことクリスティナ・マルクル(ヒロイン)と一緒にブラドホルト住民を護るため戦っていたレジスタンス。
基本的にチンピラな性格だが、常にポジティブで前向き。

クリスにはSロイスを結ぶほど絶対の信頼を置いてくれていましたが、
クリスの正体が(ダイスで)黒幕のアナ・ブラーシュだったことが判明。PLが「あああぁぁぁあああぁあ」ってなってました。
悲しみを背負いながらも頑張ってカッコいい主人公ロールを貫いてくれました。
ヤマダさんのロールは本当に素敵です。So Good!

マコトさん:“Z(ゼータ)”カミーユ・フィランド
W:不良学生/C:中学生 ブラム・ストーカー/サラマンダー/オルクス Dロイス:業師

「慣れ合いは御免だ。俺は1人で部屋に行くからな」
「俺は自分が生き残れればそれでいいんだよ」
「アンタがここにも向こうにも希望がねぇって言うんなら――俺らの希望は向こうにある。俺らの希望について来いよ」

父親は愛人にかまけていて家庭を顧みず、母親もそれに対抗して浮気という冷え冷え家庭で育った。
その家庭環境のせいで覚醒したらしい。ぶっちゃけテレビ版の以下略。

序盤〜中盤は、「全員殺して1人だけ生き延びる」という選択肢を示すなど、
仲良しこよしをあえて否定する言動をすることで場に緊張感を持ち込んでくれました。
っていうか死亡フラグを頑張って立てまくってました。でも死にませんでした。
いい感じに物語のスパイス役として働きつつも、最終的にはいいことを色々言って場をまとめてくれました。

223天風Ex:2011/09/02(金) 22:36:21
【新米さん:“Truth or Fiction”霧谷言葉(きりたに・ことは)】
W:UGNチルドレン/C:高校生 オルクス/ソラリス Dロイス:精鋭

「この言葉を信じて欲しい。私は善良な個人、邪悪な組織人だ」
「そうそう。受けた恩を返す、それが人の道ってものだ」
「そうだ。仇を討つために、力を結集するんだ……!」

霧谷ファミリーの一員。ケースRの事後処理を担当していた(記憶処理など)。
何事にも関心を持てない虚無的な心の持ち主。
「お前は死んだ」という嘘によって精神攻撃したり、逆に倒れた者に「まだイケる」という嘘をついて立ち上がらせたりする。
記憶喪失の探偵、モニカ・ミュラー(協力者)とバディを組んでいる。

表裏ある言動を色々と披露する怪しい人。カミーユに続く犯人候補その2。でも犯人にならず。
犯人じゃないことが分かって以降は、いい人にシフトチェンジして頑張ってくれましたよ。
全体的には、イージーエフェクトを遺憾なく駆使し、探偵役として物語の進行・情報まとめに一役買ってくれました。
ヤスフォート(エキストラ)への《竹馬の友》とか、《声なき声》、《地獄耳》とか。

【大嶋さん:“最低の屑(プリンセス・シュヴァリエ)”アンジェリカ・リンデガルド】
W:エグゼクティブ/C:姫騎士 ウロボロス/オルクス Dロイス:伝承者

「必ず、全員無事で脱出するんです。アナ・ブラーシュの横暴を許してはおけません!」
「私って、ホント屑」
「ここで最も最低の屑と呼ばれる人間はッ!(JOJO風)」

親が資産家の家系だったが、卑怯な連中によって亡くなってしまった。
ブラドホルトの民のために身を粉にして働くプライドの高いお嬢様。金髪ロング。
FHチルドレンのジギィことジギスムント・ノイラート(ライバル)に対しては、
何度も「最低の屑」と口を酸っぱくして言ってきた仲。

「2人1組で行動する」「情報と武器は1か所に集める」というルールを作るなど、リーダーシップを発揮する。
しかしそれは、自分が自由に動き、殺しを遂行するための行動だったんだよ! ΩΩ Ω<ナ、ナンダッテー!(※ダイスで犯人になりました)
アナに脅され、民のために仕方なくやったことらしい。貴族、ここに落ちぶれたりぃー。
けど、最終的に立ち直り、誇りを取り戻してアナ・ブラーシュに立ち向かってくれました。

【天風Ex:GM】
ほぼシナリオクラフトで進行するシナリオだったのも、PC間対立が起きうるシナリオだったのもあり、
どうなるか心配でしたが、皆さんのおかげでうまくいきました。ありがとうございます。
「絶望」と「希望」がキーワードのシナリオでしたが、その辺りを察してくれてありがたかったです。
一部場が混乱しかけましたが、なんとかまとまったのは熟練のPL陣のおかげだと思います。
「複雑なルールは口頭で説明するだけでなく、印刷して手渡すべき」というのが反省点でしょうか。
とにもかくにも、皆さん本当にありがとうございました!

224大嶋:2011/10/27(木) 01:16:33
■ 2011 08/28 ダブルクロスシナリオクラフト「メサイアなんていらない」

またの名をPC1リハビリテーション

全てはマコトさんの言葉から始まった

セッションが終わった後、メサイアをやる流れを阻止するため
「お前らまだメサイアとかやってるの? 飽きたわー、俺が一番最初に飽きたわー(ミサワ顔)」
とネガティブキャンペーンをしていたら

ミスト…もといマコトさんに「俺だってまともなPC1ができるんですよ、猿渡さん!」

と反論された

マコトさんが言うには日本語訳のメサイアをやりたいらしい

「それは別キャラじゃないか」というツッコミは置いておいて、マコトさんの目指す「きれいなメサイア」を実現するため、
急遽真面目に話を考えることにする。前に考えたアイディアを形にするため、選択したストーリーパターンテンプレート
は「ジャームハント」

いつも通りキャラ作りの際に散々まわりから心配され、心が折れかけるマコトさんだったが、なんとかきれいなキャラを完成
させてきた。力さんがダウンしてしまったため、新米GMさんを含めた2on1のセッション(メサイアスタイル)です


■PC1“赤獅子(プロミネンス)”柏木雄人(かしわぎ・ゆうと)
 シンドローム:キュマイラ/サラマンダー
 カヴァー/ワークス:中学生/中学生
 14才 男 Dロイス:なし PL:マコトさん
 
 王道PC1。ジャームによって引き起こされた自動車事故に巻き込まれた際オーヴァード化し、家族を救う。その経験が少しだけ
 誇りになっている
 だが、そこはオーヴァードと人間。その家族とも一緒に過ごすわけにはいかず、今は離れて学園の寮で暮らしている
 このような経緯があったので、ジャームの存在は絶対に許せない。炎を纏って大剣を振るうという戦闘スタイルをとる
 というかっこよさ!メサイアを日本語訳するとこんなにきれいになるんだね!
 
 ぶっちゃけキャラ紹介の時は、ずっと自動車事故の話をうまく使って
 面白い展開に持って行くことしか考えていなかったよ!

 結果、この自動車事故、シナリオヒロインも巻き込まれていたことになった

 この自動車事故のくだりを唐突に拾われて戸惑いを隠せない様子のマコトさんだったが、こういう展開が生まれたのも真面目に
 考えてくれたおかげだったのでホントに大感謝です

 戦闘では強敵クリムゾンビースト(正直ボスより強い)を超火力で沈める活躍を見せる

 エンディングでは、ヒロインと少しわかりあい、二人で手を取って歩くという叙情性の残るものに
 メサイアじゃなければこんなにエンディングに中身があるなんて!
 メサイアと迎えるエンディングの空しさを思うと涙がでそうになった
 あれはは張りぼての城を褒めてるような空しさが残るからな…
 
 大役お疲れ様でした!

 もうちょっとだけ続くんじゃ

225大嶋:2011/10/27(木) 01:17:39
>>224の続き
■PC2“イリーガル・レプリカ”小篠美佳(おしの・みか)
 シンドローム:ブラム=ストーカー
 カヴァー/ワークス:高校生/レネゲイドビーイング
 15才(実年齢は6才) 女 Dロイス:複製体 PL:新米GMさん

やあ (´・ω・`)

うん、「また」なんだ。済まない。

仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このキャラクターを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない

「恐怖」みたいなものを感じてくれたと思う。

殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい

そう思って、このキャラクターを作ったんだ。

じゃあ、リザレクトしようか。


 訴 訟 不 可 避 (迫真)
 
 とりあえず彼女についての基本情報は以下の通りである

 ・かつて、ジャームによって自らをそいつの似姿として作られたレネゲイドビーイング
 ・ゆえに、自らの名前を代名詞(例:お前、貴様)で呼ぶと怒る
 ・自分と同じ顔をした従者を生み出して爆破して攻撃する
  →過去に同じエンゲージに同じ顔をした人間が6人で集団自爆という地獄絵図が発生

 どう考えても怖いというか精神的に不衛生だろ!いい加減にしろ!
 
 今回もGMの恐怖を喚起する数々の演出で、ロールプレイをしながら
 「言葉の選択を間違ったら殺られる…!」という謎の緊迫感を感じることに

 しかし、今回はライバルにレネゲイドと人間の融和を説く、ライバルに代名詞で呼ばれても怒らないなど、
 ある程度の成長が見られた。けど「また『あんた』って呼んだ。もう五回目だよ」はリアルに怖かった

 戦闘時は圧倒的な従者の物量差で二人だからと手加減したエネミーが簡単にやられてしまった。前回は3人用のデータ
 ほとんどそのまま使ってたどころかEロイスで強化してたから苦戦したんだろうなー

 最終的には、ライバルと少しわかりあって友情を育むエンドに。こうして美佳に数少ないロイスが増えたのだった
 ロイスは大事にするキャラなんです!決して悪い子じゃないんです!
 
 
■GM:大嶋
 新米GMさんに「これって恐怖のルート87(ウルトラマン20話)だよね」と言われたが元々のアイディアはガメラ3だったりする
 ヒロインに「私は、オーヴァードを憎む」って言わせたかった
 
 結果的に、「人とオーヴァードはわかりあえない」と考えるライバルを置くことでダブルクロスらしい話に仕上げられたと思う
 (怪獣ものであること以外は)

 また、過去にオーヴァード事件で家族を失ったというヒロインの設定が、うまくマコトさんの考えた設定とかみ合い話を盛り上げることができた
 メサイアだったらまずありえないことである(重要)
 まじめに考えた甲斐があったと思えたし、非常に充実した内容でした。ありがとうございました
 
■総括
 
セッションが終わった後、全員でシナリオのタイトルを考える

 様々なアイディアが出るが、どれもいまいちピンと来ない

 だが、新米GMさんが最もこのセッションの本質を言い当てるタイトルを出してくださった
 
 「メサイアなんていらない」

 我々がこのセッションで得た共通見解である。オーヴァードと人とレネゲイドを繋ぎ、救うのは英雄などではない
 プロミネンスはただの中学生だが世界を救うことのできる可能性を持っている。しかし、メサイアには無理だ。彼はこの世界に対し何の影響も与えない
 そう、メサイアはこの世界には不要なものなのだ

 我々はこの言葉を強く心に刻まなければならない(戒め)

 というわけで、無事にマコトさんのメサイア病を直すリハビリは終了したのでした!
 もうロマンティックメサイアは不要だね!

226むむこ:2011/10/29(土) 04:33:16
ダブルクロス3rd「英雄<メサイア>の敵」レポート

某月某日
むむこINマコトさん宅
久しぶりに時間が取れたので、セッションを抜きにマコトさん宅に遊びに来た。
そのとき、深夜テンション「よっし俺メサイアでシナリオ作るわww」と言ったのが全ての始まりだった

そして、セッションは夜に行うというスケジュールにも関わらず、数人の勇者が名乗りを上げたのだ

■PC1 "幻想英雄<ロマンティックメサイア>"兜雄一 
 シンドローム バロール/キュマイラ 
 17歳男 PL:マコトさん

今回のセッションの主役、ロマンティックメサイア。ワークス/カヴァーが幻想英雄/兜雄一というGMのオーダーに笑顔で答えるナイスガイ
今回は"幻想英雄"に対し、"ディアボロス"春日恭二がアクションを仕掛けるという構図です。
数ヶ月の時を経て、新たな技と共にメサイア復☆活!
キャラ紹介の時に「平凡な家庭に生まれ育った」という普通の紹介なのに吹き出させることのできるキャラはそういない。
見た夢に対し独り言でつぶやき、「メサイアがいらない…?何を言っているんだ」と言える彼は一周して大物だと思う

今回のセッションの本筋…それは、春日恭二が「メサイアシステム」に着目し、深層心理である「イド」のレベルから引き出した衝動を基

にした「オーヴァードの共同幻想システム」を完成させるためにメサイアを狙う…という話である
しかしそれは全て春日恭二の妄想であった
春日恭二は自分の力が強くなったのを、「共同幻想」の力と錯覚していたのである!!
と、言う何が何だか分からないシナリオ。そんな中で非常に「メサイアらしく」振舞ってくれました
メサイア語録改訂版に期待


■PC2 "英雄失格<ディスポーザブルメサイア>"大庭葉治(おおばようじ)
 シンドローム エグザイル/オルクス
 17歳男 PL:大嶋さん
今回のセッションのPC1枠。ヒロインとして「富樫美佐」という恋人を持つリア充。爆発しろ。
元々は「英雄」に憧れ、自分の力を使えば英雄になれんじゃね!と思い立ったが、自分はそこまで振り切ることができず、中途半端で煮え

切らない想いを抱いていた。
そこで雄一君に出会い、「コイツ、マジパネェわ・・」と感銘をうけ、憧れたらしい。それは一体どうなんだ

美佐が爆発事故(オーヴァードによるもの)の現場に居合わせた直後から、彼女の様子が少しおかしい…という導入。
彼女を心配しつつ、そしてメサイアに憧れる者としてメサイアとまとも?に会話をしながら他PCたちと見事にパイプを繋いでくれていまし

た。
セッションを進めていく上で判明した驚愕の事実。「美佐の様子がおかしいのは、初デートの時に貰った初プレゼントを爆発事故のときに

紛失してしまったため、申し訳ないと思い落ち込んでいた」
オーヴァード化だと思った?残念!関係ないよ!
そしてそのプレゼント(ペンダント)は貴金属を大量に付けた今風の男『イグニッションブレイク』が持っていることに
大嶋さんの「ヒロインをオーヴァード化から救う」というモチベーションを崩すGMの暴挙。だって、そんなこと一言も言ってないよ!
「まるで道化じゃねーか!」という台詞だが今回のセッション全体を的確に表しているので安心して欲しい
正直、すまんかった。

227むむこ:2011/10/29(土) 04:33:49
■PC3 "Steal lue"高須直(たかすなお)
 シンドローム エグザイル/ブラックドック
 17歳女 PL:新米GMさん
昔ジャームに襲われ、死亡したことがきっかけでオーヴァードとなった少女。現在、全身を義体で覆ってディフェンダーとして活躍。
今回はUGN N市の支部長として奮闘してもらいました。
実は過去に使ったあることのPCらしく、しかも捕虜にしたNPCを麻薬づけにした挙句地下焼却炉に放り棄てたとか。
まさにUGNの暗部である

"ディアボロス"春日恭二がN市に現れたため、日本支部から精鋭部隊が派兵されるも『イグニッションブレイク』の手により崩壊。
カバーリングしたことで残った精鋭を使い、情報を拾いあげる。
そして、見つけた情報は「ペンダントの場所」
自分で設定しておいてなんだがシュールさを感じた。
悩む葉治を励ますという大人な対応も見せてくれ、常に困ったところに助け舟をだして頂いていました
さりげなかったけれど、進行が非常に楽になりました…ありがとうございます


■PC4 "タコ焼き屋の銀さん"二条銀二(にじょうぎんじ)
 シンドローム キュマイラ/ブラックドック/ノイマン
 30歳男 PL:力くん
元ヤクザ。鴻央会の組長の娘とブラックラグーン的邂逅を果たしていたようだ。
組長が目の前で殺され、その敵である"イグニッションブレイク"というジャームを追っている
非常にハードボイルドな役どころでした。PC4なのに、今回のセッションはPC4がいないと破綻していたかもしれないと言う危うさ。

"イグニッションブレイク"を追うキャラであり、元ヤクザ。力くんは本当にこういったハードボイルドなキャラがうまいと思う。
だが、このセッションはメサイアである。
なぜか「ビッグナンバーがいないとシナリオボスに対するモチベーションがなくなる」という謎の構造が出来上がってしまう。
明確なモチベーションをもった銀二が他PCをグイグイと引っ張っていってくれたので、セッションが(腹筋ブレイク以外で)停滞せず、ス

ムーズに進めることができました


せっかくのメサイアだし、ひどいシナリオで行こう!と真面目に考えたネタシナリオでしたが、予想以上に皆さんの腹筋を破壊できたので

GMとしては非常に嬉しかったです。
やっぱりメサイアの破壊力は異常ですね
最初はPLは2人くらいでメサイアスタイルするつもりだったのに、いつの間にかPL4人でメサイアという不安がよぎる形でしたが、全員がメ

サイアを理解してくれたおかげで終始腹が痛いセッションとなりました

ネタシナリオだったけれど、成功してよかった!みんなありがとう!

以上、「英雄<メサイア>の敵」 〜こんなメサイアにマジになっちゃってどうするの〜 でした



大嶋さん「今回はGMの狂気がヤバイ」
狂気、なかったと思うけどな(迫真)

228大嶋:2011/10/29(土) 16:35:47
>>226-227
ヒロインの第一声が「葉治くん、用事は終わったの?(渾身のギャグ)」
小学生並のダジャレ恥ずかしくないの?

「よう、俺だ。情報屋だ」
自分から名乗っていくのか(困惑)

「全ては春日恭二の妄想です」
全てが春日恭二の妄想によって引き起こされた事件とか迷惑にも程があるんだよなあ…

「ヒロインはペンダントを落としたのを悩んでいます」
だからこんなんじゃモチベーションになんないんだよ(棒読み)
こっちの事情も考えてよ(棒読み)

十分に狂気に満ちているですけどそれは大丈夫なんですかね…

229滝澤:2011/12/30(金) 00:41:51
レポート:一枚の絵

 皆様28日はありがとうございました。とても楽しいセッションを3本も!
 軽くレポりたいと思います。まずは1本目から。

■ダブルクロス The 3rd Edition『一枚の絵』
 シナリオ&GM:新米GMさん

▼PC1:滝澤
“同族喰いの(キンスレイヤー)”クロ ??歳♀
 ブラム=ストーカー/キュマイラ 対抗種
 UGNに度々協力しているレネゲイドビーイング。普段は隻眼の黒猫の外見。完全獣化すると化け物くさくなる。
 陽気で面倒見のいい性格だが、面倒を見た相手がたいていジャーム化する病気にかかっている。今回はジャーム化させないゾ!とがんばった。顛末はお察し。ゼノスについて急に詳しくなったりしました。
 対抗種のダメージを渇きの主でリカバリするわかりやすいスペックの持ち主だが、今回はGMのいやらしい攻め手のおかげで自爆しないか戦々恐々でした。
 PC1としての仕事はしっかりできたかな、と思います。若干喋りすぎたけど暖かい目で見てくださった他PLのお二人とも、ありがとうございました。

▼PC2:ヤマダさん
“風使い(ウィンディ)”高木隼人 15歳♂
 バロール/ハヌマーン 精鋭兵
 生真面目なUGNチルドレン。両親に売られたせいで昔は荒んでいたが、兄貴分のチルドレンにぶん殴ってもらって更生し、今はまじめすぎるくらいまじめに生きている。カマイタチと重力波を組み合わせたまったく新しい戦闘スタイルの使い手。
 今回は、中二を救ってくれた相手が別種の中二でしたという地獄に頭から飛び込み、いいロイスの拾い方をしていたことに感銘を受けました。UGNの理念を是としながら、矛盾には真っ向から立ち向かい、筋を通した考え方をする姿がとてもかっこよかったです。
 あと波紋の方陣は神。

▼PC3:天風Exさん
“女神の御手(ハンズ・オブ・マザー)”春夏秋冬ほのか 34歳♀
 ウロボロス 守護者
 穏やかな雰囲気の主婦。見た目は成長した水晶の瞳さん。しかしその正体は、亡き夫から支部を受け継いだUGN支部長。娘を溺愛しているが、身体的接触を避ける傾向にある。能力的にはコピー系でいろいろしてくれるサポ&デフ。ここの時の棺がないと色々やばかった!!
 唯一のRハンドアウト枠という難しい立ち位置で、その内容の片鱗を可視化して見せていく演出(娘に触れない、支部に開かずの間がある等など)に非常に上手さを感じました。
 
■その他
 先ずは新米GMさんお疲れ様です。GMの好みが反映された、叙情性が高くて救いようの無い話でした。やっぱりこの残酷な美しさというのは、ダブクロ固有のものだと思います。システムからして悲劇を志向してるしね。久々のダブクロがこういうある意味オーソドックスな話で大変楽しめました。やっぱりダブクロは楽しい!!
 Rハンドアウトルールを用いたダブクロのセッションは初めてだったのですが、天風Exさんの見せ方が上手くて関心しました。今後Rハンドアウト枠に入ったときの参考にしたいと思います。それにしても内容がヒドイ! 新米GMさんの真骨頂ですネ!
 そんなこんなでお疲れ様でした! 後編:サタスペに続く。うわー。

230滝澤:2011/12/30(金) 23:02:17
レポート:『前門の虎、後門の虎』

 ダブクロで出来上がった叙情的な空気を爆破するかのごとく、ボンクラどもによるサタスペが始まる!! というわけでおそらくニュートラルでは初めて立つであろう、サタスペのセッションでございます。初めてってことでチュートリアルをプレイ!

■サタスペ『前門の虎、後門の虎』『マンサーチ』
 シナリオ:公式&アドリブ DD:滝澤

 一本目のラストで結成することとなったチーム、『夜明けの平和チルドレン』のエッジな面々は以下のとおり。最初に言っておくと、パーソナルは全部ダイス振って決めました。

▼二次元人間さん
“地獄ボーイ” 63歳♂ 参謀
 中国からやってきたブローカー。モッズにキメたスキニースーツとアイシャドウ。の上に白衣を羽織る残念なジジイ。余命幾許も無いという設定は2本目では完全に忘れられた。
 この年まで中二病を引きずっており、本名を呼ばれそうになると遠い目をしてさえぎる、落し物のAKを「新たなる宝具」と言い張る、敵の殺し方よりも自分がかっこいいかに気を遣うなどなど、正しいボンクラ亜侠。つうかボケてんじゃね? 地獄湯が好き。
 彼がこのチームの良心であるあたりに残酷な何かを感じる。
 好きな映画は『桐谷監督まんが祭り!!〜CASSHERN vs GOEMON』

▼マコトさん
“中華街の蝶々” 22歳♂ 道化師
 フードとパーカーで内向的な己を隠すプロゲーマー。ゲームに拘りすぎて引きこもった結果曜日感覚を喪失、学費を納め忘れて退学になるという激動の人生を送る。ハッパでもやってんのかというダウナーな人格で、一般的な倫理観は彼には通用しない。でも全然脈絡ないのに「退学になったので今回の舞台になる動物園に行きます」って言ってくれるので、いい人です!! 卓M@sでルール確認とかしてきてくれたPLはエライ!!
 なお、ロリコン(好みのタイプ:恋愛の高い年下)
 好きな映画は『数式に死ぬほど愛されて眠れない博士』

▼ヤマダさん
“地獄オレンジ”ゴメス・ブランカ 46歳♀ 荒事屋
 ブレザーを纏い、AKを片手にアダルティな空気を醸し出す亜侠。しかし46歳で恋愛は1なので、AKで無理矢理ベッドインさせたんじゃねえの疑惑がPL陣からは絶えない。つうか色ボケ。爛熟したフランス映画みたいな言動をするが、実は教養1なので読み書きができない。
 という明らかな危険人物なのだが、財力と戦闘力ばかりは高いので手に負えない。一本目では、虚無感に襲われてシナリオ通りに動物園に向かってくれたので、きっといい人です!
 好きな映画は『愛人 La man』

■その他
 まあ見ての通り大惨事な面々がオオサカに爆誕しちまいました。

 一本目では、たまたま動物園に居合わせた彼らが虎に襲われるシナリオをプレイ。各人のボンクラ力がいかんなく発揮された酷い光景が現出。
・導入シーンが終わった時点で「こいつここで死んでおいたほうがいいんじゃない?」といわれるゴメス。
・白衣の翻り方がかっこいいかしか考えてない地獄ボーイ。
・「今撃つとランダムで地獄ボーイに当たりますよ」というGMの宣言にもかかわらず、「や、撃ちます」とトカレフ二丁拳銃を敢行する蝶々。
・結果、地獄ボーイに命中。
・「飛ぶ」ことでダメージキャンセルし、「俺がかっこよかったから」という理由でお咎めなし。
・惨殺された死体の落し物からAK発見! 「新たなる宝具!!」と叫ぶジジイ。
・遮蔽を取って邪魔までしてもらい最適解をとったのに、DDの出目が炸裂して死に掛けるゴメス。あと3ターンで身体的欠損が!
・直後、蝶々の必殺が炸裂して戦闘終了。
・救急車を呼んだ後、自分を射殺しかけた蝶々にフランクに話しかける地獄ボーイ。
・死にかけのゴメスがウィンクを送る。
・こうして、チーム『夜明けの平和チルドレン』が生まれた。
 いやー、ゲラゲラ笑いながらのセッションでした。スピークイージーでは、場をまとめようとした地獄ボーイが「親分」、仲間すら殺そうとして実際虎を殺した蝶々が「殺し屋」、ゴメスは「言動がそれっぽかった」という理由だけで「色事師」をゲット。ヤッタネ!!

231滝澤:2011/12/30(金) 23:09:42
レポート:『マンサーチ』

 そして二本目。用意していた銀行強盗シナリオをプレイするには時間が足りないものの、もう一本やってみたい!つうか情報イベント表を振ってみたい!というPL陣の希望もありまして、DDの脳内にのみ存在するシナリオをプレイすることになりました。つーかぶっちゃけフルアドリブ。ミンナハマネシナイデネ!
 参加する面々は、1本目で結成された『夜明けの平和チルドレン』のボンクラ3人、“地獄ボーイ”、“中華街の蝶々”、“地獄オレンジ”ゴメス・ブランカです。

 導入:地獄ボーイの旧友がオオサカに遊びに来たのだが、かわいい娘さんが行方不明になってしまった。もちろん悪名高い大阪市警はこんなもんの捜査に本腰を入れるはずもなし。わらにもすがる思いで、虎を殺して一目置かれる『夜明けの平和チルドレン』に助けを求めたのだった。
 黒執事に会ったり、飯を万引きしたり、宗教の勧誘などをして過ごしていた『チルドレン』の面々。言動こそ中二だが、中身は結構いい人な地獄ボーイはこの依頼を快諾。ほかの2人は露骨に「ボランティアかよ……」と不満顔だったが、「娘は12歳のかわいい女の子です」と言った瞬間に身を乗り出したのは蝶々。好みのタイプにジャストミートだった! ゴメスも報酬の話をしたら食いついて全員参加と相成りました。
 かくしてマンサーチが始まる。不慣れなルールと、DDの不手際に行く手を阻まれる『夜明けの平和チルドレン』の面々!! オオサカ中をヴェスパとスバルとDCVで駆け回った結果、電気街の薄い本が沢山置いてある店にて地獄ボーイが見事情報をゲット!! メロンブックスポイントもたまる!! 1日目昼というスピード追跡で、情報アクシデント表には行きませんでした。ちぇっ!!
 ターゲットが連れ込まれたらしい廃倉庫に忍び込んだ一同が見たものは、外国人を攫っては鬼畜に悖る所業を行い、あまつさえその様子をネット配信することで利潤を得ている、亜侠の中においても鼻つまみ者のチーム『天誅組』が、今まさに少女を毒牙にかけんとしているところだった!
 割とクールな蝶々とゴメスを余所に、怒りを篭めて「仁義なき戦い」を宣言する地獄ボーイ。「これが俺の絶対時間(エンペラータイム)だ!!」先手必勝の不意打ちAKフルオートが炸裂する!! 銃弾をリーダーに一局集中で初手完殺の構え!!
 ファンブルしました。
 ひっくり返したら、残り精神点が1になりました。
 しかも『天誅組』リーダーはデータが亡八(脅威度5。虎は4)で実際タフ。かすり傷に終わる。びっくりさせることには成功した(精神点を6消費)。
 そのまま血戦に雪崩れ込み、先ず動いたのは天誅組リーダー。「愛国」と刻まれたベレッタで反撃! 地獄ボーイ重傷! ダイスペナが大きすぎてほぼ戦線離脱! 死にかけでも宝具を云々とつぶやき続ける中二魂は立派だ。
 次に引き金を引いたのはゴメス! ここでDDのルールミスによる、割り込みの狂犬が発動! ダイスが半端なく減る! しかし地獄ボーイの応援と、フルオートによるダイス数上昇により無理矢理成功をもぎ取る! 再びリーダーに一局集中だ!
「ナンコラー!!」
 ダメージ減少を試みるリーダー! が、先ほどの精神点6消費が効いて失敗! ダンスめいて痙攣し死亡!!
「あんたが好みのタイプなら考えてあげたんだけどね」
「魔弾オレンジを額に受けてしまったな・・・」
 ここぞとばかりに調子に乗るゴメスと地獄ボーイ。触発された蝶々が二丁トカレフを構える。
「いよいよもって死ぬがよい!(コロコロ)」
「あ、ファンブルだよソレ」
「ないわー(笑)」
 ひっくり返して命中! しかし性業値の低さにより激!「スッゾコラー!」
 瞬間、地獄ボーイのチーフスペシャルが火を噴いた!「アバッ! 額に二発打ち込むプロの技前……」 『天誅組』Aが死亡!!(ツヅク)

232滝澤:2011/12/30(金) 23:10:27
(ツヅキ)次の『天誅組』が突撃を……あれ?
「女の子が邪魔で突撃できません」
「プギャー」
 それでも大声でわめきたて、狂犬でダイスを減らしに行く!
 直後、胃痛で昏倒する地獄ボーイ。適用を忘れていた!!(※実際にはひっくり返しているので、この胃痛の適用がミス。ノリって恐ろしいね)
 気にせずゴメスがベレッタ射撃! 『天誅組』Bが重傷で激る!
 続いて蝶々がクレバーに二丁拳銃! ハズレ!
「ははは、DDにもツキが回ってきたようだな」
 勢いづくDD! 『天誅組』Bが突撃! 「囲んで棒でたたく! あ、突撃攻撃なんで反応攻撃できますよ」「じゃあ、邪魔しときます」「はーい(ころころ) あ、ファンブル」 結果、3ダメージ!! 残り肉体点1!! 鉄パイプで自爆死!! 「アバーッ!」
 「ナンオラー!!」 『天誅組』Cが突撃! 成功度0! ゴメスの反応攻撃で重傷! 激る!
 続いて行動に移るのはゴメス! 「ふつーに撃ちます」カウンター気味に目の前の『天誅組』Cを銃殺刑!! ゴウランガ!! 絢爛舞踏!!
 短くも激しい戦いが終わり、後は女の子を依頼人に届けるだけ……おや? 蝶々の様子が……?
「後は……どうしたらいいかな」
 突然、縛られた女の子を前に挙動が怪しくなる。
「もう、興味は無いわ。好きになさい」
 煽るゴメス。
「どうするって、そのまま届ければいいんだよ!! 昏倒してるけど」
 昏倒してるので止められない地獄ボーイ!
「うーん、どうしようかなぁ」
 蝶々が己の欲望と戦い始めた! ブッダ! DDのまったく意図していない所で、クライマックス第二フェイズ開始!!
 その驚愕の結末は……!!


「今回はなんとお礼を言っていいか。娘に傷ひとつつけず奪還してくれた……地獄ボーイ、君の友人は本当に腕っこきで、気持ちのいい人たちだ!」
「何、われわれのスキルを駆使すればこんなものさ」
(本当に傷ひとつつけなかったの?)
(……ああ)
(馬鹿ね)
(つけて報酬が貰えるんなら、やったさ)
 依頼人は感謝とともに去っていった。今回の仕事ではサイフが痛まなかったため、貰った報酬も次のセッションまでには消える。ならば遣ってしまうが吉。『夜明けの平和チルドレン』最初の、正式な依頼はこうして終わりを告げたのだった。
 ラストで「じゃあ性業値判定」とか言い出さなかった自分を褒めたい。
 スピークイージーでは、情報をぶっこ抜いた地獄ボーイが「情報屋」を、複数の敵を容赦なく射殺したゴメスが「殺し屋」を、妙なところで迷いに迷った蝶々が「ダメ人間」を取得。
 いやー、濃厚な3時間でした。PLの皆さんも、予習してきてくれたり、モチベーションを高めていてくれたり、いい感じにリミッターをはずしてくれたり、より楽しむために全力で遊んでくれていました。
 サタスペは面白いので、ぜひニュートラルでもたくさん立つといいなと思います。スペスペにはシナリオが24本入ってるしな!
 では、サタスペお決まりのあのせりふで〆たいと思います。
「生きててよかった!!」



 このあとはびっくりドンキー→完徹カラオケコース。生まれて初めて、会話に必要な声が出なくなるまで歌いましたよ。マコトさんには朝までの屋根を貸していただき、感謝の極みです。ド濃厚な1日、本当に楽しかったです。ありがとうございました! また機会があればぜひ! 

追伸 御影さんも楽しんでネ!!

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234マコト:2012/01/13(金) 19:20:56
2012年1月9日、マコト宅は愛と罪に包まれた!
池袋に風は吹き、天風さんが帰宅し、あらゆるセッションを行う気力は尽き果てたかに見えた!
だが、PLは全滅してはいなかった!

ビーストバインドトリニティ「バインドオブヴォイド」レポート
このシナリオはサプリメント・ディケイドに掲載されているサンプルシナリオである。
よってある程度配慮はしているが、以下の内容にはネタバレが含まれているかもしれない。留意して欲しい。
さて、この度GMを恐慌状態(通常行動する前にボスが死ぬかと思った)に陥れたPC達は……これだ。


■PC1 PL:御影さん
“虚月”樹柘榴(いつき・ざくろ)  17歳・女
アタッカー:死神/魔剣
エゴ:日常を守りたい
変異:魔剣に侵食される(手首まで→肘まで→肩まで→右上半身まで)

アンノウンマンだった頃に虚無の端末によって家族を失い、その復讐を求める心に付け込まれた少女。
輪世さん碌なことしないなホント。日常を守りたい、という願いがまた痛ましい。
彼女の日常って……異形を斬り続けるっていうのと何が違うんですかね……
赤黒い刃の魔剣“虚月”を振るうのだが、全力を発揮すると刃が黒く、頭髪が紅く染まる。それ絶対乗っ取られてますよね。
人間性を全力で失う代わりに恐怖の攻撃を叩き込んでくるアタッカー。GMの恐慌の原因その1。
PC1のはずなのだけど、どう考えてもこの人救う側じゃなくて救われるべき人だよ!
しかも他人によって死亡フラグを積まれ、NPC的立ち位置へと追いやられてしまった。
あの場ではああ言いましたが、よく考えれば僕も原因の一端を担っていたような気はします。

ちなみに「もし《希望と絶望の契約》で『敵を討つだけの力が欲しい』と彼女が願った場合」についてのGMの裁定。
答え:いくらでも経験点積んでいいです。ただしシナリオ終了時にNPCとなります。
   EDはジャーム狩りのジャームになった後、日常を脅かす可能性があるモノを――つまり、実質的に全てですが。
   それらをただ斬り続けるだけの存在となるでしょう。


■PC2 PL:大嶋さん
“十三番目の小夜子”津村清代子(つむら・さよこ)  16歳・女
サポーター:幽霊
エゴ:生きている人を救いたい
変異:髪が伸びる(呪いの人形的な意味で)

昭和に生きていた女学生。魔物に殺され幽霊と成り果てた、可哀想だがよくいるタイプの半魔。
しかし彼女の通っていた学校には“小夜子という名の幽霊”が出るという噂があった。
そのため、名前が混同されることで同一視されてしまった存在。
まあ本人はそれほど気にしておらず、自分が最後の“小夜子”になるのだろうな、と何となく思っている。
《スピリチュアルアンプ》のために都市伝説を投げ捨てたサポーター。GMの恐慌の原因その2。
《クイックサポート》からの《チャンスメイク》も含めれば行動しすぎです貴方たち。
戦闘以外においても情報収集をこなしつつ、他のPCをマトモな軌道に乗せるべく拾いに行く見事な動き。
途中で力尽き、癒しを求めに行ったのもむべなるかな。PC1と4が重過ぎたんや……。


■PC3 PL:力さん
“アクセル”轟速人(とどろき・はやと)  27歳・男
アタッカー:都市伝説/マジシャン
エゴ:速さが足りない!
変異:バイクのエンジン音が大きくなる

首都高をかっ飛ばすバイク野郎。次第に人々の噂に上っていったその男は、やがて最速伝説となった。
そしてスピード違反で切符切られて以来、長沢遼に頭が上がらない。
イメージ的にはサンプルキャラクター『幻想の乗り手』が男性となった感じ。
特徴をフルフェイスヘルメット、と言ってしまった為にゲストからずっと『覆面の男』呼ばわりされた。
《疾走する伝説》の1つの到達点。GMの恐慌の最大の原因。ぐぎぎ。
《身体強化》を《呪圏拡大》した瞬間、ゲスト勢が全員PCより後手になったんだけどどういうことなの……。
OP時点で既に長沢からヘルメットについて弄られ、挙句「お前なら顔から身分がバレることもないだろ」とか言われた。
ポスト鏡花水月。心の癒しとして大活躍だったのだがPLは不満だったようで、EDにて遂にヘルメットを脱いでしまった。残念。

235マコト:2012/01/13(金) 19:21:42
続きます

■PC4 PL:新米GMさん
“刻み女(きざみめ)”砂希(さき)  19〜29歳・女
ディフェンダー:死神/死せる者
エゴ:ぬくもりが欲しい
変異:(メモを取り損ねていた)

死神は本来、殺すだけの者ではない。あるべき命をあるべきがままに終わらせる者、それこそが死神なのだ。
例えば、主と定めた者の命を計り、その命が全うされる時まで献身的に仕え最期を見届ける、彼女のような者もまた死神と言える。
無感情で無表情、常にローテンションな話し方をする女性。
PC1の柘榴を主と見たものの、最終的にその業の深さ故に命を計ることすらできず去りゆくことしかできなかった。
FP耐久型ディフェンダー。新米GMさんはどうやらこのタイプのキャラメイクが割とお好きらしい。
以前このシナリオをプレイしたときも、同じタイプのディフェンダーを投入して悲しみを背負ったはずなのだが。
哀れに思って手加減した僕が愚かだった(迫真)
しかし元ネタがあるのかどうかは知らないけれど、設定が重すぎてPL自身が扱い辛そうにしていたのが印象的だった。


■GM 中の人:マコト
プリプレイ時点で、本日2本目なのに
「ボスデータの強化ってどうすればいいんだよ!」→「分かった、1から俺がデータを組めばいいんだ!」とか言い出すアホ。
しかも本当にデータを1から組んだ。
激流に身を任せどうかした結果、ヒロインとゲストの台詞は所々(重要イベントではほぼ全部)変更された。
ただし反省も後悔もしていない(キリッ
むしろ反省すべき点はボスデータの運用法ですね。
どうにも出し惜しみするべき点とカードを切るべき点がよく分からないのが辛いところです。
数をこなして体得していくしかないのかもしれませんが……
忙しい中、皆様本当にありがとうございました。次の機会を心よりお待ちしております。


■GMの言動ハイライト

ヒロイン「側にいて欲しいとは言いません、だから……柘榴さんは、生きていてくれますか?」GM「ここでバインドォ!」
・台本にそんな台詞もバインドもねーから!

柘榴「……私は貴方と同じ時までは生きられない」
GM「あの、それ人間としての寿命的な意味ですか? それとも魔剣の侵食的な意味でですか?」
PL「いや勿論寿命的にですよ」
・上の台詞に対する答え、に対しての質問。
・思わず疑ってしまうほど、PC1の設定は良くないものに纏わりつかれていた

GM「OK、これで彼女の力を封じていた《資産:封印》は解除されます。
   で、魔物の力の源ってエゴですよね。なので力を封じるということはロイス欄を封じることであります。
   故にこの時点を以て、ヒロインはPC1への絆を取得可能になりましたッ!」
・ドヤァ
・つーかロイス欄言うな

ゲスト「判らぬはずも無い。そこの女やヒロインが道を選んだ者ならば、貴様は……既に道を違えること無き者であるッ!」
・キャーカッコイー
・でもそんな台詞やっぱねーから!


……マジキチスマイル? ん〜、聞こえんなぁ?

236大嶋:2012/01/15(日) 20:36:24
>>234-235
柘榴のあまりにも悲痛すぎる状況を目の当たりにしたGMの
「この剣を取って、復讐者(アヴェンジャー)になってよ!(マコトさん渾身のマジキチスマイル)」
が抜けている、訴訟

237天風Ex:2012/08/13(月) 12:22:23
2012.8.12.
シノビガミ『喰らいあう』レポート

GM:天風Ex

滝澤さん:『百剣流』沢渡百剣 15〜16歳♂ 鞍馬神流 信念:忠
一刀で百回斬られるくらいの超高速の剣戟を得意とする、ちょっと押し弱めな眼鏡男子。
百剣流の当主ゆえに『百剣』を名乗る。元の名は沢渡シュンとかそんな感じだったとか。

二次元人間さん:雁野孝夜 15歳♂ 隠忍の血統 信念:情
鮮血公(NPC)に忠誠を誓う吸血鬼。
適正不足で吸血鬼になった影響で顔の半分が醜くただれているため、包帯で隠している。
普段は気弱だが、戦闘では自分の身を顧みない苛烈な攻撃を行う。

マコトさん:ツバメ 13歳♀ 比良坂機関 信念:我
クールで無表情な少女。出るところは出ている(九ノ一の術持ちだから)。
忍務をこなすためには九ノ一の術だけだと生き残れないので、色んな方法で強化された。強化忍者少女。
失ったものを取り戻すために、翠玉(NPC)に仕えている。組織『大神』の構成員。

ショウジさん:香乃シン 22歳♂ ハグレモノ 信念:律
とうに廃れた、香術を主体とした流派の末裔。香で幻惑したり、発火性の香で爆破したり。
全般的に忍者が嫌いで、忍者同士の争いで無力な一般人が犠牲になるのを防ぎたいと考える。

力さん:鈴木涼 16歳♂ 鞍馬神流 信念:和
みんなで平和にできたらいいよね! と考えているいい人。超いい人。
シノビガミ復活を阻止するために戦っている。
本当に裏表のないいい人(自称)。


※以下【秘密】関係※


沢渡百剣
幼馴染の少女にして鞍馬神流の同志、『夕霧』を何者かに殺された。
それが孝夜かツバメのどちらかの手によるものであることを知っている。

雁野孝夜
鮮血公が多くの人間を犠牲にしようとしていることを知っている。
本当の【使命】は『百剣に協力する』。
また、孝夜は夕霧と仲が良く、彼女がよく楽しげに百剣について話すのを聞いていた。超煮えくり返る思いで。
だが、彼女は孝夜をツバメからかばって殺された。中途半端に報われた気分になった。
(二次元さんいわく「俺のためにあつらえられたかのようなハンドアウト!」)

ツバメ
プライズ『奇跡の円環』によって翠玉に洗脳され、望まぬ非道に手を染めてきた。
記憶が欠落することもある(夕霧を殺したことは覚えていない)。
洗脳が解けるまで、翠玉に決して逆らえない(翠玉への攻撃や翠玉の調査も不可)。
奇跡の円環が破壊された場合、【使命】は『翠玉に復讐する』に変更される。

香乃シン
後述。

鈴木涼
マジで裏も表もない。吸血鬼と『大神』の戦いがシノビガミ復活に関係しているのを知っているのみ。

238天風Ex:2012/08/13(月) 12:22:55
(続き)

◆名シーン1 〜今回最大のサプライズ〜◆

誰もずっと開けておらず、『3サイクル半ば』にしてようやく明らかになったシンの秘密は以下。

【秘密】あなたは生涯にただ一度だけ使える予知の秘儀により、このままだと4サイクル開始時に地球上のあらゆる生命が滅びることを知っている。
あなたの本当の【使命】は、『世界を救う』である。

PL一同大爆笑。

滝澤「なんだこれー!? 意味不明だよこれー! 意味はよくわかるけど!(大笑いしつつ)」
ショウジ「だからイライラしてたんだよ!」
二次元「何コレェー!? ひ、ひどっ、これはひどっ(引きつけ笑いしつつ)」
力「ヒァーッハッハッハ!(甲高い笑い)」
マコト「??」(←まだ見ていない)

速攻でシンに向かって土下座する百剣と孝夜(ずっと過去の因縁の清算とかをしようとしてたので)。

後にこの【秘密】を見た時には、マコトさんも爆笑しましたとさ。


◆名シーン2 〜いい人過ぎる鮮血公〜◆

鮮血公の【居所】を得るために、あえて鮮血公に遁甲符を与えたツバメ。

だが後に、鮮血公はいい人だったことが判明!
(大勢の人間を犠牲にしようとしていたのは、生命撲滅を目論む渡来人である翠玉を滅ぼすための儀式だった。3サイクル終了前に翠玉を倒したなら、儀式はとりやめると宣言)

滝澤「ダメ元で言ってみようか。遁甲符返してあげてくれませんか?」
GM「返します(即答)」
一同「返してくれるんだ!?(爆笑)」
二次元「ブラッドクルセイドの吸血鬼は鮮血公の爪の垢を煎じて飲むべき!」


◆名シーン3 〜超カッコいい百剣の奥義演出〜◆

GM(翠玉)「死ねよや。対象はツバメで、奥義発動。クリティカルヒットを食らいたまえ」
百剣「奥義、絶対防御。あ、そっちの演出を見てからやろう」
GM(翠玉)「奥義名『自死強要』。隠し特技は傀儡の術。洗脳はもう解けてるけど、まだ微妙に影響が残っているということにしましょうか。『ツバメ、死ね』と命令します」
ツバメ「じゃあ、構えてた刀を自分の喉に突き刺そうとしますけれど」
百剣「じゃあそこでやります。奥義、『夕霧』」
全員「おおおおおお!?」
百剣「眼鏡を外すと視線が変わって、孝夜がよく知る少女のそれになる」
孝夜「胸が締め付けられるような思いが!」
百剣「では、一瞬だけ切なげな視線をそちらに向けるんですが、その瞳をギッとやって剣を一閃させると、その術式は解けます。ちなみに指定特技は、憑依術」
全員「おおおおおおお!」
孝夜「また百剣に対する嫉妬心が!」


【総括】
いやー、超楽しかったです!
ボスがあっさりやられちゃった(ファンブルのせいもありますが)とか、秘密の数が多過ぎたとか、ちょっと反省点はあるものの。
皆さんにもとっても楽しんでいただけたようで、何よりです!
ありがとうございました! ぜひともまた遊びましょう。

239滝澤:2012/08/14(火) 01:57:49
自分の名誉のために言わせて頂きますが、
遁甲符返してくれって最初に言ったのは
期待を裏切らずショウジさんです!
僕が言ったのは三番目くらいでありあやしくはない。

それにしても、楽しかった……。
皆様ありがとうお疲れ様でした!

240アールの中の人:2013/01/16(水) 12:50:55
2012.12.30 
異界戦記カオスフレアSC 「守護魔法師(マホウショウジョ)に花束を」レポート


前日深夜。
膝を突き合わせた勇者たちは、寒さと眠気と疲労と、そしてデータと戦っていた。

取れない先手。
 「手番使うんだよなあ……【始祖】さえ使えれば、いやでもそれは……」
GMへと電話越しで飛ぶ《プリーズ!》。ただし片方は《天罰》で消された。
 「枠的にマルチミームってアリですかね?
  ――具体的に言うと美酒町とグレズ生やしたいんですけど」
ついでに行われた相談。
 「ええと、別にこの枠はグレズでなくてもいいんですよね?」
着々と進むシュウさんの作業。
 「あれ、【フォーム:人間形態】より【原初形態】の方がどこから見ても強い……」
乱舞する入れ知恵。
 「そこでマシンインテリジェンスを全部の装備にですね――」
動き出すデータ作成。
 「このゲーム、プロミネンスによる絶対先制権ないですよね? OK。
  じゃあ一回だけ、こっちで割り込みかけますよ――さて、ロンデニオンを始めよう」
積み重なる設定。
 「では昔の知り合いってことでコンビ打ちしません?」
終わらない確認。
 「ゲッ、マルチブランチ分の経験点計算し忘れた! 100点配布で足りないのかッ!?」

そんな地獄を乗り越えて、誇りとデータを秤にかけて。
戦場に降り立った、4人の勇者を紹介しよう。


■PC1:神条恭麻(かみじょう・きょうま)
PL:大嶋さん
コロナ/ミーム:光翼騎士/フォーリナー・美酒町
ブランチ:装着者・スキャナー・魔法少女

「お前がどんなに許されたくないと思っていても。俺は、お前を許してやる」

かつてCDを出すほどのバイオリン奏者だったが、事故に遭い右手が動かなくなった少年。
突然回復したものの、見舞いにすら来なかった級友たちの掌返しに戸惑う――暇もなく異世界に召喚。
美酒町のVF団13人委員会に改造手術を受け、あわや……というところで救出された。
以降、助けてくれた人物と行動を共にしていたが……。

GMが待ち望んでいたミスターKMJ。【抗いの手】でどんな幻想もぶち殺す。超強い。
回想シーンでの優子との思い出からは、何度でも前に進んでいける彼の強い精神が感じ取れました。
EDでは、優子と共に旅をしながらバイオリンを再び弾き始めた。
お互いに茶番だ、と解っていての契約ごっこはとても楽しかったです(小並感)
KMJは用法・容量を守ると、こんなに素晴らしいPCになるのか……。
被害者その1。


■PC2:カツミ=エザキ
PL:ショウジさん
コロナ/ミーム:聖戦士/グレズ
ブランチ:マシンライフ

「奇跡にせよ魔法にせよ。そんなものを夢見てちゃいられない」
「え、いやだって、こんな格好をワイズに見られるのって恥ずかしい……!」

グレズを生み出したハダリアの4博士が1人、ドクターエザキの妹。
機界侵食を止めるために自らをグレズと化して戦い続けるも、孤軍奮闘力及ばず。
疲れ果てた彼女は、キュベレーの甘言に乗って契約し……時間を遡行する能力を手に入れた。
しかし、運命の瞬間に戻った所で勝利の確率は限りなく低く。迂闊に挑めば2度はない。
それ故に過去に跳ぶことも、それを諦めることもできず。ただ戦い続ける戦士。
PC1をVF団の手から救って以降、行動を共にしていたのだが……。

神条の同行者であり、アール(PC3)の契約相手。また、ワイズ(PC4)の古い知り合い。
魔法少女の能力で自分本来の力を抑制しており、おかげで契約以来眠ることができるようになったとか。
歴戦の戦士といった風格の経歴を持つ、が。

何故かワイズと合流した瞬間キャラが豹変。乙女チックなことを言い始めた。何それ。
その後、全力で経歴の風格を投げ捨てたショウジさんにより、思春期の少女力が強化される。
結果としてぶっきらぼうに振舞っていたのは、自分の苛立ちを振り撒いて居ただけだったことが判明。
加害者:カミーユ・ビダン(乙女)。
EDでは姉妹+1による家族会議が行われ、長らく気まずかった関係が元に戻ったものと思われる。

241アールの中の人:2013/01/16(水) 12:51:31
まだ続きます

■PC3:アール(生前の名前は忘れた)
PL:マコト
コロナ/ミーム:星詠み/ロンデニオン
ブランチ:王国軍人・犯罪王・隠秘学者・メイド

「心外ですね。わたくしにも、感情も魂もあるのですよ?」

守護魔法師の素質を持つ者とは、必ずしも女性とは限らない。だがキュベレーは対少女用素体。
グレズ統合意識は新たな虚無の授け手として、眉目秀麗な女性を使おうと考えた。
戦場で瀕死のところを拾われた元軍人。虚無の授け手として、キュベレーと同じ仕事をする派遣社員。
「対男性用虚無の授け手」として、メイド属性を自分に付けてみた。
だが活動時間が生前のそれを遥かに超え、だんだんメイドとしての性格が固定化されつつある。
今日も守護魔法師候補を勧誘、そして担当する守護魔法師を全力サポートするべく飛び回る。
グレズ統合意識からの指示を受け、離脱したキュベレーを討伐するべく動き出したが……。

金髪のあざとい猫耳メイド。一方で占いから援護戦闘までこなすスーパーロンデニオン人(GM談)。
データ的にはグレズ要素が基本的にゼロなのだが、周囲からの扱いは完全にグレズ。と言うか悪い奴。
インキュベーターだからね、仕方ないね(レ厨) 実は被害者その2。最大の被害者?
感情も魂もある、と主張し続けていたのにメイドロールが機械臭くてイマイチ信用して貰えない子。
カツミとの対比や優子との遣り取りで、無事PL陣の不信を取り除けました。良かった良かった。
EDではグレズ統合意識に従わず逆らわず、三千世界のために自分のお仕事を続けています。
データの組み方が根本的に汚い。


■PC4:ワイズ=ラックボルト
PL:シュウさん
コロナ/ミーム:執行者/グレズ
ブランチ:マシンライフ

「もちろんです博士。ボクはそのために、こうして再び目覚めたのですから!」

かつて、戦いがあった。心無き者たち――イレギュラーと呼ばれた者たちによる、戦いが。
その戦いは、あるグレズによって一応の終結を見た。
人の心を持ち、使命と正義を胸に抱き、自ら痛みを背負って眠りに就いた、鋼の勇者。
彼が、再び立ち上がる時が来た。
心を得たことで世界を否定する者と戦い、己の心を示すそのために……。

爽やかイケメンのロックマン。カツミが幼かった頃は遊び相手もしていたらしい。
ある時はカツミのフォロー、ある時は情報収集、ある時は獅子奮迅の大奮闘。
そしてまたある時は神条恭麻と肩を並べて、優子が求めた答えを突きつける。
間違いなく今回のMVP。やはり格が違った。ある意味被害者その3。
安定してカオスフレアのあるべき姿を示し続けたことで、他PCの指標となっていました。
EDではエザキ家会議に引っ張り込まれ、もはやカツミの恋人扱いされかけてます。


■パス:魔法少女への執念
GM:二次元人間さん

まずは年末に、遠路はるばるお越し頂きありがとうございました。
加えて執念と想念の集大成とも言えるシナリオを投擲して頂き、感謝の言葉もございません。
同時に前日深夜に至るまでPL陣の準備が終わらず、ご迷惑をおかけした事を謝罪いたします。

骨太で熱いシナリオでした。
守護魔法師(マホウショウジョ)システムと、その解決法の歪み。
そして救われるべきは誰なのか、どうやって救うのか。
GMの熱い想いが僕たちに伝播して、僕たちも普段以上にPL力を発揮できたと思っています。
主にカツミの方向性など、奇想天外な展開も随所にありました。
が、あの長く素晴らしい戦いを語る言葉をこれ以上僕は持ちません。
ですから――以下の三言だけを。

お疲れ様でした。
参加できて良かったです。
次のシナリオにも、是非呼んでください。

242大嶋:2013/08/24(土) 22:43:03

■2013 08/17 ダブルクロスThe 3rd Edition「Savant Rain」
 17、18日はお疲れ様でした
 久しぶりにGMをしたのでレポートを、まずはダブルクロスです
 ATARUとかレインマンとかサヴァン症候群を元ネタにした話を元ネタにしたシナリオでした


■PC1 長谷川 祐司(はせがわ・ゆうじ)
 シンドローム:キュマイラ/ハヌマーン カヴァー/ワークス:高校生/高校生
 17才 男 Dロイス:なし
 PL:むむこさん

 かつてはバスケットボールに熱中するスポーツ少年だったが、
 オーヴァードになったことで普通のスポーツができなくなり、やりきれない思いを抱いていた。
 そんな中でヒロインと出会うことで、彼の中の何かが変わっていく。
 元ネタのキャラは「小学生は最高だぜ!」とか言っていましたがそれとは全く関係なく非常にかっこいい好青年でした。
 非常に前向きなキャラで、受け身なタイプだったヒロインに対して積極的に接触するタイプだったのでGMが非常に助かりました。
 この辺りのコミュニケーションが噛み合う気持ちよさはセッションの醍醐味でもあります。
 戦闘では《フルパワーアタック》からの《ライトスピード》で一瞬にしてボスを葬り去る活躍を見せていました。
 楽しんで頂けたようでこちらも非常に嬉しかったです。是非また遊びましょう。


■PC2 “残響する真実(エコーイングトゥルース)”海津 春都(かいづ・はると)
 シンドローム:ブラム=ストーカー/キュマイラ カヴァー/ワークス:高校生/UGチルドレンA
 17才 男 Dロイス:なし
 PL:コバゆい

 優秀なUGNチルドレン。真面目な性格で、あまり融通が利かない。小学生である友基にも支部長だからという理由で敬語を使う。
 しかし、祐司を心配して一緒にヒロインを探しに行くなど、良いコンビネーションを発揮していました
 戦闘でも血を使った演出が非常にかっこ良く、癖の強いブラムストーカーを使いこなしていました
 エンディングで力式エンディング法(空にカメラを向けることで強制的にシーンを終了する)を応用することで、
 どんな状況でもセッションを終了させることができることを教えてくれました


■PC3 “閃きの神童(サヴァン)”五島 友基(ごとう・ともき)
 シンドローム:ノイマン/オルクス カヴァー/ワークス:小学生/UGN支部長A
 10才 男 Dロイス:安定体
 PL:マコトさん

 小学生支部長。小学生でありながらその手腕は確かな天才小学生。自分の身の丈に合わない机に補助椅子で座り仕事をこなす
 霧谷雄吾とオーヴァードの力を正しいことに使う約束をしており、それを守ろうとする
 高圧的になりがちな支部長が小学生になることで、非常にほのぼのすることができました
 戦闘ではエネミー全ての行動を掌握し制圧することで、全員の生存に大きく貢献し、
 またプリプレイでのエフェクト取得のアドバイスや戦術アドバイスが非常に的確で信頼できました


■PC4 “破滅の織り手”狭山 一角(さやま・いっかく)
 シンドローム:キュマイラ/ハヌマーン/モルフェウス カヴァー/ワークス:エージェント/UGNエージェントA
 34才 男 Dロイス:羅刹
 PL:力さん

 UGN発足当時からのメンバーで、汚れ仕事を請け負ってきたUGNの闇を背負う男
 ミリオンサンズら改革派との繋がりを持っている
 クールな設定で非常に格好良かったです。他のPCが比較敵低年齢であるのに対して渋い設定がいることで
 セッション全体に締まりが出ていました
 戦闘では、インスタントボム飛礫マシラのごとくによって戦場を焦土と化していました。
 エンディングではミリオンサンズに汚れ仕事を押しつけられながら新しい戦いへと向かう力式エンディング法を確立


■GM:大嶋
 モブキャラが突然ボスになるというGMのやりたかっただけが理解されるかが非常に不安だったのですが、理解して頂けて助かりました
 また、ところどころで展開が変わったところを見抜いてくれたおかげでこちらも楽にシナリオを進行することができました
 ありがとうございました

 次はブラッドクルセイドです

243大嶋:2013/08/24(土) 22:51:18

■2013 08/17 ブラッドクルセイド「First Love is Deadly」
 二本目はブラッドクルセイドでした。シナリオは吸血鬼になったヒロインとの葛藤の物語……のはず
 4人中3人が狂人というブラクルらしいセッションでした


■ディーン 賀集(―・かしゅう)
 PL:ヤマダ
 17才 男
 主武装:杭
 所属:ヴァンデルガルデ家

 ヴァンデルガルデ家の時期エースとして強い期待を受けている杭使いの少年。
 彼が戦う始めての吸血鬼、それは、死から蘇ったかつての初恋の相手だった……、
 彼がしっかりしなければセッションが崩壊することは明らかだったので、GMとの間でディーンのシーンだけはちゃんとやるという暗黙の合意が完成していました。
 吸血鬼と化したかつての恋人を殺すことと、狩人としての誇りの間で揺れながら、
 戦いに身を投じていく姿はやはりかっこ良かったです。やはりこういう葛藤はドラマを生みますね
 戦闘では《腸貫き》で重傷を与え、《鬼殺し》で速攻をかける狩人の基本戦術の強力さを十二分に見せつけられました
 ドラマ面、戦闘面において中心的戦略を担う重要な役回りをこなしてくれてありがとうございます


■伊賀 エレン(いが・―)
 PL:むむこさん
 14才 男
 主武装:刀剣
 所属:ウィッカーマン

 母親を吸血鬼に殺され、吸血鬼を駆逐することを誓い、ウィッカーマンの一員となった駆逐系男子。
 訓練兵団の仲間と過ごす今を楽しんでいる。
 しかし、残念なことに課金兵とガチの狂人という自身を越えるネタキャラにキャラ負けし、
 キャラを強化するために「駆逐!」しか言わないという暴挙に出ざるを得なくなる。
 しかしディーンとのコンビネーションは見ていて楽しかったです。
 戦闘では《多刀流》、《連撃》の立体機動により相手のモラルを一瞬で消失させてしまう駆逐系男子。
 アイテム調達に余裕が無くて多刀流がうまく発動しなかったのは残念でした……
 あまりにも駆逐しか言わないのでGMと駆逐で会話が可能になった、駆逐。


■千川 晶広(せんかわ・あきひろ)
 PL:マコトさん
 23才 男
 主武装:火炎
 所属:D7

 吸血鬼を狩って売りさばき、それを資金にモバマスに課金する課金兵。
 ゲームが恋人になったことで捨てられた昔の恋人に命を狙われている。当然である。
 モバマスに課金することに幸福を感じており、幸福は「課金資金」と「(画面内の)恋人との生活」
 戦闘では火炎瓶を使い、連携攻撃から敵を炎上させて《延焼》を喰らわせて速攻で感情を30にされる。
 おかげで吸血鬼必殺の《幸運の星》+《猫爪》が二回しか撃てなくなり、仲間のピンチを救った
 GMは全力で課金資金と恋人との日常両方を破壊し、モバマスのサーバーを完全停止したが、
 両方とも修復されてしまいとても悲しい気持ちになった
 処理で一杯一杯だったのでその辺をサポートしてもらったのも非常に助かりました


■ヴィンセント・D・鍵守(―・―・かぎもり)
 28才 男
 主武装:刀剣
 所属:D7

 気づいたときには公園のトイレに頭を突っ込んでいた記憶喪失の狩人
 公園にある桜の木が世界の真実に繋がっているらしく、鍵守の家はその世界の真実を代々守っている家系らしいが
 説明が二転三転していたのでおそらく吸血鬼との戦いで狂ってしまったのだろう、ブラクルの世界では珍しくないことである
 無口な怪しい男で、人形である「ローザ」がほとんどしゃべっていました
 幸福は煙草と公園の桜の木なのだが、自分の煙草の不始末によって桜の木を燃やしてしまう
 その際飛んだコウモリを見て、それを姫子達、吸血鬼の仕業と見なして殺そうとする
 イガラシさんと遊ぶのは久しぶりだった(3年ぶりくらい)のですが、何も変わっていなくて安心しました
 戦闘では【一刀流】+【強打】で攻撃する強力なアタッカー
 吸血鬼度重なる部位破壊によってほとんど再起不能になり、血徒達にも同情され、早く楽にするべく集中して攻撃を受けるが、生き残る
 吸血鬼は倒すことができたが、煙草の幸福の修復に失敗したことで、自分の煙草が原因で桜の木が燃えた世界の真実を知り、煙草をやめた


■GM:大嶋
 予定ではかなり楽勝な吸血鬼のはずだったのですが、GMが凶悪な運を発揮したことで戦闘フェイズAが修羅場と化してしまいました
 対して戦闘Bは割と楽勝で、戦闘で得た【激情】を使って再殺武装を調達する戦略がかなり強いことを実感しました
 そしてやはり幸福破壊によってドラマが生まれるのでブラクルは楽しいですね、またやりたいです


 その後ネクロニカをやるという流れになるが完全に疲労でグロッキー状態だったために参加を辞することに、残念です
 そして激闘は18日へ……

244大嶋:2013/08/24(土) 22:52:24
■2013 08/18 メタリックガーディアン「星を見る貴女(ひと)」

 二次元さんがいらっしゃるということで、みんなで御飯を食べて
 カラオケでシノビガミバトルロイヤルなどをした後、残ったメンバーでの超強行セッションが開催
 私の帰宅時間というタイムリミットが迫る中、残された時間は二時間半程でしたが無事に終わることができました。

■PC1:バナック・アノークス
 17才 男
 ストライカー 1/オーバーロード 2 (サンプルキャラクター:星を見る者)
 PL:イガラシさん

 オーバーロードだった父親を見て育った少年。非常に真っ直ぐな性格をしている。
 ヒロインに対しても真っ直ぐに気持ちをぶつけ、ヒロインを救う。
 オーバーロードの可能性を信じる強い少年。
 前日見たイガラシさんが汚いイガラシなら今回は綺麗なイガラシさんと呼べるでしょう。
 数々のかっこいい演出や、ヒロインとのやりとりは見ていて非常に面白かったです。

■PC2:平野ミカ
 17才 女
 コンダクター 1/エンタープライズ2 (サンプルキャラクター:透徹たる名将)
 PL:力さん

 弱冠17才にしてエンタープライズ級戦艦の艦長を務める名将。
 立ち寄ったコロニーが襲撃されると即座に住民の救出と収容を命じるなどかなり優秀な指揮官でした。
 カバー役で死にかけるもなんとか生存できて良かったです。

■PC3:カルロ・ケーニッヒ
 24才 男
 スイーパー 1/ライトニング 2 (サンプルキャラクター:戦争の犬)
 PL:大嶋

 乱暴者だったが、上官との友情によって改心したライトニング乗り。
 GMの計らいにより、上官を殺した敵への復讐を果たすために戦うことに。
 やはり無理があったのか前日からの疲れでうまくセリフが出て来ないなどの不調が多々見られ、ご迷惑をおかけしました。
 帰りの時間がギリギリだったので最後が慌ただしくなってしまったのが悔やまれます。

■GM:二次元人間さん
 なによりバナックを導くヒロインのRPが非常に熱の入ったもので、こちらも引き込まれるものがありました。
 残り時間が少ない中GMをして頂き本当にありがとうございます。おかげで無事に帰ることができました。

 
 というわけで二日間に渡ったセッション大会は無事に終了致しました。また機会があったら行くかもしれないのでよろしくお願いします

245大嶋:2013/08/25(日) 18:09:28
■2013/01/13 モノトーンミュージアム「鬼退治と絶界の巫女の事」レポート
半年以上経ってしまったけれど思い出深い出来事だったのでレポートしておこうと思いました

モノトーンミュージアムをプレイするため山形の地へと向かったGM、しかしそれはマコトさんの巧妙な罠だった…
これは、起こってしまった第4の事件を記録するレポートである

○PC1:ドン・キホーテ
・PL:マコトさん
・職業:謙虚なナイト ・性別:男
・クラス:戦人/戦人/旅人

いきなり君か(腹筋が)壊れるなぁ
紡ぎ手となったことで、謙虚なナイトを目指し旅をする騎士。道化的な行動をする騎士というだけでドンキホーテ要素は一切なし。
その実は古のネットスラング、ブロント語を操る衝撃的PC1だった。おいィ? ちょとsYレならんしょこれは…
一体なにがマコトさんをこのような凶行へと走らせたのかは不明であるが、まあ楽しそうだったからいいや
ドンキホーテの発言は全てブロント語なので言っていることはなんとなく理解できるがいまいち何を言おうとしているのかわからない。
そのせいか、一見会話ができているように見えるのだがその内容は全くかみ合っていなかった。
真面目な展開のところでもブロント語を用いるせいで、GMは円滑な進行のために「絶対に笑ってはいけないTRPG」という苦行を強いられることになった、訴訟
「話が進行できないのでNPCを使ってシーンから半ば強制的に退場させられる(PC1なのに)」
「話の流れ上一番判定に成功してはいけない(PC1なのに)こいつが狂った鬼と化したディアブロを元に戻す縫製判定に成功してしまった」
など本家ブロントさん同様数々の伝説を生み出す→いくえふめい
エンディングフェイズでは謙虚なナイトを目指すが時既に時間切れ、そこには腹筋をズタズタにされたGMがいた
セッションの進行のために笑いたくてもに笑えない人の気持ち考えたことあるんですか? 早くあやまっテ!!

○PC2:アパム
・PL:ショウジさん
・職業:神官 ・性別:男
・クラス:賢者/術者/僧侶

スキンヘッドで褐色の肌を持つ強面の神官。
しかし、性格は優しい神父で、特徴的なアルカイクスマイルを見せる
友人である村の住人を助けるために戦う
見た目と性格のギャップが面白く、また友人との渋い友情が光る素晴らしいRPでした

○PC3:ハクロ
・PL:Stさん
・職業:魔狩人 ・性別:男
・クラス:狩人/狩人/戦人

旅の魔狩人、緑色の帽子が特徴の男
村に現れた鬼を退治して欲しいと依頼されるが、その村には鬼などいないということ見抜き、
歪んだ御標を修正する
途中依頼人を信じればいいのかどうか迷わせてしまい申し訳なかったです
真の敵が発覚してからの動きはさすがでした、また是非遊びましょう

○PC4:アクア
・PL:力さん
・職業:裁縫師 ・性別:女
・クラス:術者/術者/裁縫師

裁縫師協会に所属する裁縫師
ミドルフェイズ最初の登場シーンで村のシーンではなく洞窟のシーン(ドン・キホーテのシーン)に登場したことにより
GMはブロント地獄を回避するファインプレー。
他にもドン・キホーテの代わりに周囲に状況を説明し、ヒロインを励ますなど八面六臂の活躍で、
アクアが居なければセッションは空中分解していただろう。力さんに感謝。
しかし、クライマックスフェイズでは兆候表による多重バッドステータスでほぼ判定が不可能になってしまい、
アクアがやるはずの縫製判定はドン・キホーテがすることになってしまった、訴訟


○GM:大嶋
モノトーンミュージアムに特有の御標を使った演出の面白さ、プレイヤーのみなさんの紡ぎ手としての生き様
そしてブロント語の破壊力を改めて認識できたすばらしいセッションでした。みなさんありがとうございました

246天風Ex:2013/09/23(月) 20:58:33
H25.9.22.キルデスビジネス Season214『天を突くカリバーン』

サイキックハーツを遊んで、心地よく疲労した我々。
だが! あえて二本目を遊ぶことにしたのだっ!

疲れてるせいか、『そういうシステム』だとわかっていたからか、嬉々として元ネタありのPCを作り始めるPL達(※全員)。
そうしてできあがった酷いキャラ達がこちら。

大嶋さん:キラ サムライ/ドラゴン 19歳♂
元ネタはデスノではなく彼岸島の宮本明。
商店街の仲間達が吸血鬼化ウイルスに侵され、ワクチンを手に入れるためにキルビジに出演。
日本刀や丸太で戦うバトルジャンキー。

天風:メルル(&エリー) セクシー/ファイア ?歳♂
元ネタはサンホラの、7th Story CD『Marchen』より、メルとエリーゼ。
悪い連中により自宅の2階から井戸にホールインワンで一度死亡。その時一緒に殺された母の復讐を願ってキルビジに出演。
持っている人形に母の魂が乗り移っている……と思い込んでおり、腹話術で一人二役する。

ショウジさん:ローザ=バックパレス トリガー/ドーザー 27歳♀
元ネタはうみねこより、右代宮楼座。
かつて黄金で財を成したが、色々あって夫に捨てられ、落ちぶれた。
娘のためにも黄金が欲しくて欲しくて仕方ないので、キルビジに出演。
だが、娘の話題はセッション中ほとんど出てこなかったので、ほぼ黄金のことしか考えていなかったらしい。

GM:ヤマダさん
すっごく楽しそうに、流れるように、ヘルPのロールをされていました。語りが上手かったなぁ、
他、今回のNPCはこちら。

回収対象:井上カリバーン
人々に慕われたいという願いを叶えた六分儀タワーの支配者。
(※六分儀タワー:地上60億の人間全てが暮らす、六分儀市に立てられた積層都市)
名実ともに60億人の頂点に立つ男。
外見イメージはクリスチャン・ベール。
666年間『リベリオン』を見続ける修業を行い、ガン=カタを身に着けた。

護衛天使:カモラレル
神に3000万ソウルの借金をしている天使。
理由はギャンブル依存症であるため。
不良中年で、冴えないホームレスの外見。
出番は井上よりも多かった。

(セッション本編まとめに続きます)

247天風Ex:2013/09/23(月) 20:59:09
(続き)

1サイクル目。

キラの行動。
「メルルにライバル宣言しに行きます」
奇怪なオブジェの立ち並ぶ高い場所で向かい合う2者。
キラ「俺はお前を超えてやる……そしてお前を倒し、ワクチンを手に入れてみせる」
エリー「やってご覧なさいな! 勝つのは私達よ、そして復讐を果たすの!」
サブプロット『改造』に従ったキラだったが、この後待つ悲劇をまだ彼は知らない。

メルルの行動。
「ローザとの関係深度を上げます」
下水道で落ち合うメルルとローザ。
メルル「待って! ……義姉さんなんでしょ? 僕は、義姉さんを信じる。協力するから……」
ローザ「あら、なら私を勝たせてくれるのかしら? 復讐とやらを諦めてくれるの?」
メルル「……っ」
ローザ「しっかりと勝負しましょう? 互いの目的を果たすためにも」
メルル「義姉さんが、そう言うのなら……」
悲しげな表情を浮かべて背を向けるメルル。
なお、サブプロット『義理の家族』達成により、メルルはソウルをちゃっかりゲット。

ローザの行動。
「背を向けたメルルを撃ちます」
「「えー!?」」
まさかの展開!! 瞬間視聴率は最高に達したに違いない。
メルル「(ズキューン)あ……?」
ローザ「言ったわよねぇ? 協力してくれるって」
メルルは胴体に風穴を開けられ、死亡。ソウルをローザに奪われる。
メルル、改造で『スプークゴールドサーキット』をゲット。

最後に、カモラレルと戦闘。
CM商品はヘルサプリ(眠らなくても平気。幻覚も見えるよ!)
ローザは出ず、キラとメルルのみ登場。
カモラレルの光の剣でまた腹をぶち抜かれるメルル!!
カモラレル「知ってるか? ヘルERにも弱点があってな……修復したばかりの部分は、弱いのさ」
メルル「ぐはっ……」
メルル死亡(2回目)。改造で『ヘルグレイブエンジン』と『ハイテクブレイズアイ』をゲット。
キラはヘルサプリのCMをこなしつつ、カモラレルに勝利。
が、キラは、サブプロット達成(ヘルサイバーの数でメルルを超える)がほぼ不可能になったのだった……。

(続く)

248天風Ex:2013/09/23(月) 20:59:45
(続き)
2サイクル目。

キラの行動。
「テコ入れ……『集団の暴力』」
回収者全員で仲良くカモラレルに殴る蹴るの暴行を加えたよ!

メルルの行動。
「新規のサブプロット取得!」
新たなサブプロットは、捨てられた仔猫がうんたらかんたらというもの。
大穴のふちに引っかかってる事務所で、飼えない仔猫をポイするローザ!
メルル「よーし、猫を助けよう……!(コロコロ)……判定失敗」
無情にも大穴に落下していく仔猫。だが、グチャッという音は聞こえなかった。
カモラレルがキャッチしたのだ! 良かったね猫ちゃん!
カモラレル「今夜のメシは久々のタンパク質だ……」
全然良くなかった。猫鍋だった。

ローザの行動。
「テコ入れ……『キスシーン』」
これまで出番のなかった井上カリバーンにキスしに行くローザ。
ローザ「(コロコロ)……判定失敗。じゃあ万年筆で刺します」
井上「ぎゃー!!」
まさに外道。

そしてクライマックス戦闘。CM商品はヘル入浴剤(溶けるよ!)
キラの日本刀とメルルの指揮棒とローザの金の延べ棒と井上のガン=カタとカモラレルの光の剣が乱れ舞う激戦!!
最後に残ったのは、ローザとキラ。勝った方が優勝、という結果に。
キラ「俺は仲間達を救うんだ……うおおお!!」
ローザ「黄金のためにも負けられないわ……!」
交錯する互いの攻撃。
……結果。
最後まで立っていたのは、ローザだった。
ちなみにメルルは死んだ(3度目。ソウルが足りないのでロスト確定)

エンディング。
エリー「私達死にたくないわ! イヤイヤイヤイヤ、イヤアアァ!!」
ヘルP「……何言ってるんですか? 最初に説明しましたよね?(超冷たい表情)」
ぽちっとな→うわー→メルル、地獄に落下。
ローザ「安心しなさいな、あなたの復讐は私が果たしてあげるわ! 金で」
メルル「ローザアァ……!(ギリィ)」
ヘルP「はい、ただの視聴者になった人はもう黙っててくださいねー」
キラ「俺は諦めないぞ……また出演して、必ずワクチンを手に入れてみせる」
ヘルP「頑張ってくださいね。またの挑戦を!」

そして、優勝したローザには、望み通り黄金が与えられる。
ローザ「財布に満杯の黄金を。財布は……六分儀タワーよ!」
黄金で埋め尽くされてゆく六分儀タワー。ズズゥン、という音。
60億の人々は、ローザの欲望により圧死したのであった。

――完!

最後に一言:ローザは真のクズ。

249大嶋:2013/11/11(月) 23:54:52
■2013 11/10 トーキョーN◎VA The AXLERATION「Ghost Rider」
 この日はキルビジもやったのですが、まずはその前にプレイしたN◎VAのレポートから
 タイトル通りカゼをテーマにしたシナリオでございます。

▼PC1
 “ウィングウィンド”ハヤテ・カザキリ 20歳 女
 カゼ◎、カブトワリ● ハイランダー
 PL:ヤマダさん
 
 サーキットで活躍するレーサー。軌道生まれだが、親は政治的謀略による彼女の暗殺を防ぐため、
 彼女を地上、N◎VAのストリートへと逃がした。
 自分の生まれについては知らずとも、ストリートでたくましく生きた彼女は、
 腕利きのレーサーとして生活の糧を得ており、として名を知られるようになった。
 ストリートの中で生きていく術として身につけたカブトワリのスタイルがキーであり、クールに状況を判断する女傑。
 今までライバルが居なかった中で初めて得たライバルである岸間涼真を事故で失い、標と同時に自分のスタイルを見失っていた。
 だが、亡霊として蘇った彼との戦いに情熱を燃やし、再び彼のスタイルを取り戻そうと奮闘する。
 まさしくカゼにしてクールでかっこいい女を体現している素晴らしいキャストでした。
 サンプルキャラクターにあったハイランダー分をうまく料理してここまでシナリオに合致したキャストを生み出してくれたヤマダさんに脱帽です。
 アクト中もゴーストウェンズデーとのレースの演出や、悪魔のマシン「ディアブロZ」が操縦者を支配しようとする演出など
 雰囲気を生み出す細かい演出がアクトを盛り上げていました。なによりシナリオの意図を汲んで頂きありがとうございます。

▼PC2
 ブランドン=ケイシー 年齢不詳(義体の年齢は30代前半) 男
 フェイト◎ カブキ● カブトワリ
 PL:ショウジさん

 ミトラス戦争帰りのフェイト。かつてはカブトのスタイルを持ち、実験道具のように部下を扱うことを嫌い、
 全身義体などの最新技術を使用せず紛争に参加していたが、サイバーサイコの部隊に部下は全滅させられてしまう。
 それ以来、カブトのスタイルを捨て、忌避していた全身義体に入り、カブキとして馬鹿にする生き方しかできなくなってしまった。
 フェイトとしては優秀で、ミトラス帰りで荒事に強いということで依頼も多いが、どこか馬鹿にした態度を取っている。
 スタイルを失った男。アクト中も依頼人に対して「レディからは報酬をもらえない」など軽い態度を崩さないのが印象的でした。
 しかし、失ったスタイルを取り戻すハヤテや涼真を見る内に、彼はスタイルは取り戻せるという希望を見ていました
 もう彼のカブトとしてのスタイルは戻って来ませんが、このアクトの中で得た、「スタイルは取り戻せる」という希望がカブキとしての彼を生かしていくのでしょう
 アクトの中で一番物語が進んだキャラクターと言えるかもしれません。 
 《制圧射撃》がめちゃくちゃ強いキャスト(12も達成値を下げられる)で、戦闘時は圧倒的な差分値によってボスを1殺することに貢献していました。
 しかし、レースの際にはハヤテの勝負に水を差さないために、《制圧射撃》を使わないという素晴らしいプレイング。
 ゲーム的な実利よりもアクトの盛り上がりを優先したプレイは是非見習いたいです。ありがとうございました。

250大嶋:2013/11/11(月) 23:55:23
続き
▼PC3
 POT 23歳 女
 ニューロ=ニューロ◎ ミストレス●
 PL:天風さん

 Dの時代である10年前からニューロとして活動している女性。
 幼い頃に両親を失い、形見であるポットとティーカップのデータを大事にしている。
 ポットのアイコンと、ピンクの髪がトレードマークで、明るい性格。
 世話になっていた飛賀から技術を託され、彼を信じてその技術を守り通す。
 他のキャスト二人がプロッフェショナルでクールなところが目立つのに対し、
 POTは周囲の人物に対し常にウェットで、真っ直ぐなキャラクターなのが印象的でした。
 預かった秘密のファイルを街中で出そうとしてしまうお茶目なところもあり、アクトの雰囲気を和ませてくれました。
 そしてなんと言っても《電脳神》の使い方でしょう。コネである飛賀の技術の扱いについて真摯に悩み、
 そして《電脳神》によってそれを生かすことを選んだところは、まさに物語を完成に近づけたと言っていいでしょう。
 これ以外にもARアプリを起動するなどニューロ的な演出が多く、N◎VAという世界をよく表していたと思います。
 また、ミストレスとしてのサポート能力がなければ、ハヤテはレースに勝つことができず、ボスも倒すことができなかったでしょう。
 RLも最初にPOTのデータを見たので安心できたところがあります。ありがとうございました
  

▼RL:大嶋
 RLの意図を汲んで頂き、すばらしくまとまったアクトになりました。PLの皆さんのおかげです。ありがとうございます
 「スタイルを取り戻す」「スタイルとは何か?」というRLの意図を越えたサブテーマが生まれ、かなりエキサイティングなアクトとなりました
 参考資料として湾岸ミッドナイトを読んだりF-ZEROを遊んだりした甲斐がありました
 
 さて、次はキルデスビジネスです……(ヘルPの顔になる)

251大嶋:2013/12/19(木) 21:18:32
■2013 11/10 キルデスビジネス「No Music No Life」

ようやく書けたキルデスレポ。待ってた人が居るかはわかりませんがお待たせしました。
まとまったN◎VAとは対照的にすさまじいカオスになったキルデスビジネスでした。いつも通りですね。

ヤマダさん:チェイン・ソウ サムライドーザー 35歳♂ 独身
通称チェーンソーマン。ヒーローらしいタイツ姿にチェーンソーを持った男。
自称ヒーローで、この世にはびこる悪をチェーンソーでバラバラにしては濃硫酸につけ込む仕事をしている
どんな小さな悪でもバラバラにして濃硫酸につけこんでいる。当然人々にはヒーローと認知されておらず、人気も全くない。
願いは「人気者になりたい」人気者になれるというヘルPの言葉に乗り、キルデスビジネスに出演した。
護衛天使クサハエルは彼にヴィランと認識され、濃硫酸につけ込まれてしまった。

天風さん:リョー君 ドラゴンドーザー 17歳♂
高校生バンド『マキシマム ザ リブロース』の一員。
柔道部員だったが、顔つきが某バンドのヴォーカルに似ていたため重音部にスカウトされた。
願いはぶっ生き返す!文化祭ライブ中に起きたヘドバン死亡事故の犠牲者をぶっ生き返すためにキルデスビジネスに参加。
仲間のバンドメンバーは全てをリョー君にまかせてカラオケに打ち上げに行った。クズだなあ。
関連するイベントが全て脱衣関連という脱がせの鬼だった。

ショウジさん:タバコヤ・コバト ファイアトリガー 18歳♀
インセインの世界からやってきた逢魔人女子高生。
今まで怪異によって散々な目にあってきたため、怪異に対して並でない恐怖心を持っている。願いは「なにも怖くなくなりたい」
惨劇の舞台になりそうな屋敷には火を付けて惨劇を回避したり、怪異と認定した怪しい人物はあらかじめ撃ち殺したり、ホラーのお約束を破る困った人。
護衛天使を狩りまくるのと一方的にチェインを師匠認定して一方的に裏切られていたのが印象的でした。

標的:インギー ファイア&アイス
『自分の音楽のみの世界が欲しい』という願いを叶えたロックミュージシャン。
自分以外の音楽は聞くに堪えないものであり、バッハの模倣に過ぎないと考えている。
彼の世界では彼の音楽を認めない者は全て死亡している。
だが、そんな彼も脱がせの鬼リョー君の犠牲になったのだ……
ギターから炎と氷が出る。

護衛天使:クサハエル サンダーメッセンジャー
あ^〜草生える^〜
常に顔に嘲笑を貼り付けた護衛天使、回収人をバカにするのが趣味の悪辣な天使。
コバトのせいで終始草生えるどころか怒ってただろ!いい加減にしろ!
GMのルーリングミスによって標的戦を待たずして死亡した悲しみの天使。

GM & ヘルP:大嶋
初めてのキルデスGMで非常にルーリングミスが多かったです。申し訳ありませんでした。

(続きはCMの後!お見逃し無く!)

252大嶋:2013/12/19(木) 21:19:35
◆メインフェイズ 第1サイクル

リョー君の行動
テコ入れにより強制サービスシーン、『脱衣』サービス!
罰ゲーム!青白くなにもかも凍り付いた森でインギーと水着バトル!
極寒の森の中!海パンでしばきあうインギーと亮君!
インギー「ふざけんな!やってられっか!」
しかしこれによって無事視聴率は上昇したのである

チェインの行動。
ヴィランと認定したクサハエルを始末するためにクサハエルとの戦闘
草が生い茂るクサハエル神殿での決闘だ。
クサハエル「お前らわけわかんないんですけどwww 自分、草いいすか?www」
コバト「怪異は死んでください」*ズキューン
コバトに先制を取られて即死するクサハエル……特技遠すぎなんだ……

コバトの行動。
サブプロットを達成するため、チェーンソーマンとの関係深度を上げる。
チェイン「怪異、それはつまりヴィランだ。キミはヴィランと戦わなくてはならない。だが、チェーンソーマンの戦いにキミを巻き込むわけにはいかない」
コバト「そんな……」
だが、全く話が噛み合わず、関係深度を上げることはできなかった。


◆護衛天使戦
草が完全に枯れてしまったクサハエル神殿での護衛天使戦
クサハエル「ぶっ殺す!」
コバト「怪異は死んでください」*ズキューン
やっぱり特技が遠いので判定に成功できなかったクサハエルは速攻で退場
クサハエル「お前だけは……絶対に許さん……」

(もはや草を生やすことを忘れたクサハエル!注目の第二サイクル、そしてクライマックスはCMの後!)

253大嶋:2013/12/19(木) 21:22:19
◆メインフェイズ 第2サイクル

コバトの行動
クサハエルに戦闘を仕掛ける
ヘルP「心霊レポートにしましょう、どうやらあの屋敷から怪しげな笑い声がするようです」
コバト「家から笑い声ですって!大変!火を付けないと!」
クサハエル「熱っちぃぃぃーッ!!!」
放火した家から飛び出す人影が!そう、クサハエルだ!ここはクサハエルの自宅だったのだ!
クサハエル「人の家を燃やすとはふざけやがって!お前は絶対ぶっ殺す!」
コバト「怪異は死んでください」*ズキューン
だが、やっぱり指定特技が遠いクサハエルは判定に成功できず、GMのルーリングミスによってライフが0になり死亡したのだった。
あわれ、クサハエルはチェーンソーマンの用意した濃硫酸につけ込まれてしまったとさ

リョー君の行動
サービスシーンを選択。なんと再び『脱衣』。自分の関わるイベントが全て脱衣になるリョー君。まさに脱がせの鬼である。
控え室でチェーンソーマンがクサハエルを濃硫酸につけ込んでいた。
リョー君「そぉい!」
隙を付いてそのパンツをずり降ろす!
チェンソーマンの汚いケツが画面に大写しになる!それを追うカメラ!この時!視聴率は80%オーバー!フィーバーを迎えた!それで良いのかヘルTV!

チェインの行動。
サービスシーン。『友情が芽生える』
なんと選択した対象はインギーだった。
チェイン「我々は同じように無様な姿をさらしてしまった。そして私達は考えも似ている」
インギー「似ている?」
チェイン「キミがバッハ以後の音楽はコピーで自分が唯一のオリジナルと考えているね。私もスーパーマン以後のヒーローは全てその模倣だと思っている。そして私こそがスーパーマン以来の真のヒーローなのだ」
インギー「そうか……俺たちは、違う出会い方をしていれば友人になれたかもな」
固く友情の握手を交わす二人!この瞬間、視聴率は最高の100%を記録!

◆標的戦
友情に迷いながらもインギーを攻撃するチェイン、しかし結果は敗北
だが、その遺志をついだインギーが回収人を皆殺しにし、インギーは生き残った
インギーは、友を失った悲しみを曲にした

だが!これで終わりではなかった!なんとリョー君とチェインのソウル数が同率一位、つまり優勝者の決定は一対一のショーダウンで決定されることになった!
最終決戦は手に汗握る攻防となり、ついにチェインがキラートリックの権利を得るところまでもつれ込んだ!
チェイン「判定補助使います!」
結果は……なんとスペシャル!こうして、戦いは終わった。

◆結果フェイズ
優勝したチェインには、ヒーローとして活躍できるニューヨークが与えられた。
襲われる女性「助けてー!チェンソーマーン!」
チェイン「これこそ私の望んだ世界だ!今行くぞ!」
10年後、チェイン・ソウは、ニューヨーク市長となった。
そしてその20年後、ホワイトハウスはニューヨークに移され、チェイン・ソウはアメリカ合衆国大統領となり、世界を救うヒーローとなったのだった……

――THE END

■感想:
世界よ、これがヒーローだ。
あれだけまとまったセッションになったN◎VAと同じ日に行われているというのがこのセッションの一番ひどいところですね。
笑いすぎて死ぬかと思いました。ありがとうございました。

254御影:2014/01/13(月) 17:48:25
ぐでぐでしてる内にいつのまにか1月も半ば。
大分遅いけど年末セッションのレポ書くよ!書くよ!

PC1 力さん
秋山大河/トレイター 17♂
DF:イレギュラー(異能者)
突然異能の力に覚醒した高校生。人間でありたいというエゴを持つ主人公体質。
ただし、前髪が長く目が隠れているのでerg主人公かもしれない。
ランクバーストベクトルリバースであらゆる攻撃を跳ね返す規格外存在。
開幕早々に木っ端微塵にされそうになったり、ロリコン疑惑をかけられたりと大変な目に。
エンディングでは夜々花(ヒロイン)と仲睦まじく遊園地デートに。
しかし、関係は庇護のままなのでロリコン疑惑は無事に晴れた・・・はずである。


PC2 ウスバカゲロウさん
葛木珠美 16♀
SP:セレスチャル(化狐)
好奇心旺盛な半人半妖。何事に対しても興味津々なボクっ娘。
プラチナブロンドの美少女である、油揚げが大好き。
年若い狐にも関わらず、高レベル妖尾大変化による暴虐のダメージコントロールをやってのける。
天狐どころか空狐の子孫かもしれない。
シナリオ絆である梅花との絡みは非常によかったです。理想的と言ってもいいくらい。
ちなみに、砂糖一掴みで味付けされた稲荷寿司でも食べてくれる優しい娘でした。


PC3 大嶋さん
久遠寺京子/京極一閃 17♀
AT:イレギュラー(魔剣)/ヴォイド(死神)
説明不要、安定安心の京極一閃。
2000ページを越える魔書であり、世の怪異に秩序を与えるべく夜の世界に生きる。
本シナリオにおいてはトラブルシューター敵ポジションで参戦。
ミドルフェイズでの迅速な合流を行うなど、シナリオ展開への貢献度MVP。
戦闘においても相変わらずの火力を発揮してくれたのだが・・・。
人間性の回復において妖怪1足りないの餌食となってしまった。
無秩序に秩序を与える存在となりかけたが、人鞘であった京子の手により焚書に。


綺麗に終わると思った?残念、俺がGMだよ!
と、言うわけで何度目かの私のオリジナルであります。
毎回毎回ヒロインならぬヒドインが出てきてたわけですが、今回はヒロインだったよ!

PL陣のクレバーな立ち回りで展開が早く、とてもいい回り方だったかと。
あまりやらないタイプの戦闘でしたが、バランスはまぁまぁ、かな・・・?

255御影:2014/01/13(月) 17:52:10
書き忘れました・・・。

↑は「12/28 BBT「三惨花」」のセッションレポです。

256御影:2014/01/13(月) 18:43:00
12/29 わーきんぐ☆うぃっちーず「驚”額”の借金」 レポート

前日さんざん遊び倒したにもかかわらず、翌日にはまた終結した我々。
とりあえずノープランで集まった訳だが、審議の末ライトなシステムに落ち着く。
しかし、それも束の間。キャラ作成〜紹介の間で我々ば爆笑の渦に巻き込まれたのだった。

・キャラクター
イェシカ PL:ショウジさん
不動産取引で二束三文の土地を掴まされ、多額の負債を抱えてしまった魔砲使いトレーダー。
魔砲弾を売って返済の足しにはするも、あんまり芳しくない。
ファミリアはCV:若本の空飛ぶ鉄砲魚。ファミリアっていうか借金の回収人である。
乾いた風が吹き、モヒカンがうろつく世紀末的荒野な世界の住人。
ちなみに借金の正確な額は誰も知らないため、いつ返済し終わるのかも誰も知らない。
驚くべきはこれでもファンタジー世界の住人である点。

ナオツネ・エンドー PL:マコトさん
NINJAとSAMURAIとYOUKAIが跋扈するサモナイのシルターン世界の住人である忍者。
ええ、間違ってません。忍者です、忍者。しかもオッサン。
うぃっち(魔女)じゃないのかって?こまけぇこたぁいいんだよ!(AA略
異界につながる魔法のテレビがあり、様々な世界で人材養成&派遣を行っている。
ちなみに魔剣である忍刀に恋されてる。あと下戸。

サラ PL:力さん
星の8割以上を海が占め、孤島が浮かぶ海洋世界の住人。
プロジェクト・ディーヴァという楽器店を営むセイレーン。実は魔法少女。
同姓異性を問わずに人を惹きつける魅力の持ち主。
マジックアイテムがダウンジングロッドだったりする。
海ばかりの世界でダウンジングの必要はあるのか?という突っ込みは無しで。
目的地までの移動手段を確保したり、隠し部屋を発見したりと結構な活躍。

アンジェリア PL:御影(GM兼)
趣味が高じた結果、未知のレシピを求めてタイムトラベルまで始めちゃったお菓子屋さん。
普通の魔女術の使い手だが、あんまり魔法は使わない。
ピンチになると、どこからとも無く現れたツンデレ勇者候補生のアメリアさんが助けてくれる。
それってストーカーじゃ(ry
ちなみに、店の扉が時空を越えることがあり、癒しを求める人(主にイェシカ)がやってくる。

・色々
設定はすべてトランプを引いてランダムに決めたわけですが、色々すごい。
ランダムのはずなのにそれぞれが謎の方向性を持ち始める展開に。

まずマコトさん。
「マコトさん、忍術とかありますよ、忍術!」
「なんでそれを俺に見せるんですか・・・」
の、流れがらピンポイントでの忍術引き(26分の1)。

次にショウジさん。
「仕事の理由が・・・負債」
「職種は・・・トレーダー!?」
「仕事のためにいく場所は・・・荒野?」
「ファミリアとの関係は雇用・・・」
とまぁ、出るわ出るわ。間違いなく今回のMOP(最も面白かったプレイヤー)。
ファンタジーのはずなんだが、ファンタジーの欠片も見当たらない。
極めつけは力さんのキャラクター紹介の時に出てきた言葉がコレ。
「すごい、まるでファンタジーだ」
いや、全員ファンタジー世界の住人ですから。

・雑感
同人システムだが、藤浪先生によるゲームデザインであり、遊びやすくまとまってます。
説明&キャラ作成に1時間半程度でメインプレイが1時間ちょいとかなりライトな感じ。
PL、GM兼任でシナリオクラフトっぽくも遊べる。
お手軽な割に色々設定生やす楽しさありでプレイアビリティは高いかと。
これでお値段3桁ですから、かなりいいと思います。

257大嶋:2014/01/14(火) 01:01:59
>>256
レポート乙です
ひどすぎるPC達に草不可避。ちょっと買ってみたくなりました

258天風Ex:2014/01/19(日) 23:13:40
1月19日 ブラッドムーンミニキャンペーン『運命のハンター』

●ヤマダさん:“八本の(オクトパス)”ジョン・ジャック
「薄い本の世界に来たと思ってたのによ……」

黄金の杯 火炎 接触者 22歳♂
幸福「魔術の徒」2、「月影信彦との思い出→誓い(シナリオ幸福)」1

一時的に狩人になって修業している魔法使い。異界へのポータルを開き、火を噴く触手を召喚する。
前編で吸血鬼と化した後輩を倒したことにより、後編OPでは第二階梯に昇進しており、
それと共に操る触手も増え、“十本の(カトルフィッシュ)”ジョン・ジャックになった。

前編シナリオでは自分もまたバケモノなのだと認識し(シナリオ幸福破壊)、
後編シナリオでは衝撃の真実(ボスの正体)を前にし(シナリオ幸福破壊)、
それでもなおハンターとしてあがき続ける様がカッコ良かったです。
ネタ発言(エロ同人とか)もありましたがね!

戦闘ではガンガン敵のテンションを削ってくれたので、とても助かりました。

●ショウジさん:チェルシー・ヴァンデルガルデ
「行こう。――この夜を、赤く染めに」

ヴァンデルガルデ家 ナイフ&犬 接触者 17歳♀
幸福「赤色への執着」2、「月影小夜の信頼(シナリオ幸福)」1

吸血鬼と化した男、ウィリアム・ヴァンデルガルデとハンター達との戦いで、唯一生き残った。
彼の影響で赤色に並々ならぬ執着を持ち、モンスターを血染めにすることを好む。
犬の名前はウィリアム(3代目。後編の戦いで死亡し、EDでは4代目に)。

登場したシーンのほとんどで誰かしらを血染めにしているという凄まじさ。
アイテム入手のためにエキストラフォロワー30人皆殺しとか(しかも入手失敗)。
GMはシナリオ幸福の破壊(チェルシーのありのままをヒロインに教える)を何度も試みたものの、
結局幸福は守られたため、ヒロインとの仲は穏便なまま終わることができました。

戦闘では、ジョンのテンション削りとの合わせ技で大きな火力を叩きだしてくれました。

●私:隼海斗(はやぶさ・かいと)
「葵が護ったものを俺が護れなくて、どうする」

ウィッカーマン 鞭&格闘技 人間 25歳♂
幸福「護り屋の誇り」1、「葵との思い出」1、「月影小夜の信頼(シナリオ幸福)」1

前述の吸血鬼ウィリアムとの戦いで散ったハンター、駒鳥葵(こまどり・あおい)の元婚約者。
彼女の死を悔やみ、モンスターによる人々の不幸を減らすべく、護り屋として戦っている。
左耳につけたピアスは葵の小指の骨から作られている。

終始シリアスモードで頑張らせていただきました。
ヒロインもばっちり拾えたので、完全燃焼です。
自分や仲間の幸福も守りまくることができましたしね!
あと、エンディングでは、どことなく葵に似た優しい眼差しのヒロインと共に幸せになりました。

戦闘ではディフェンダーとして奮戦しました。

●むむこさん:イガ・エレン
「駆逐してやる!」「エレンは私が守る」「心臓を捧げよ!」「蒸かした芋です!」「結婚しよ」

ウィッカーマン 刀剣×いっぱい 人間 16歳♂
幸福「母との思い出」1、「自由の翼」1

またの名を、駆逐bot。キャラシのイラストもツイッター風という凝りよう。
今回はウィッカーマンの訓練兵団の皆を召喚するという芸当も身に着けた。
特に一番活躍していたのはミカサ。ヘタしたらエレン本人より活躍していたかも。

なんですか、幸福「自由の翼」ってー!(結局、曖昧なまま終わりました)
今回も駆逐言語を操り、さらに召喚魔法クチクオブラウンドまで使ってきたので、
我々の腹筋はピンチに陥りました。駆逐bot、恐るべし。
でもシリアスなシーンでは空気を読んで黙ってた辺りがGJと言えましょう。

戦闘ではバリバリの多刀流による安定したダメージを出してくれていました。

●大嶋さん:GM
狩人達の幸福を破壊するべく全力を尽くしていました。いよっ、トーメンt(ry
それはともかく、シナリオの準備、並びに2本連続でのGM、お疲れ様でした。
とても楽しませていただきまして、大変ありがとうございました!

259天風Ex:2014/05/05(月) 21:42:12
H26.5.4.シノビガミ『六分儀の六龍』レポート

●PC1(天風):飛田毬灯里(ひだまり・あかり) ハグレモノ 18歳♀
金髪が特徴の明るく優しい女子高生。
しかし、その正体は、六分儀を襲う龍達の統率者『輝龍』。
六龍へ一方的に攻撃を仕掛けてきた人間達と朝廷を、強く憎んでいた。
八雲が雨龍を見逃していたことを知り、一時は心揺らぐも、
その八雲も敵に回ったことにより、やはり人間は許せない存在だと確信。
残る四龍と共に崩月および八雲と戦い、敗れ、金色の鱗を降らせて散った。

●PC2(ショウジさん):柳生崩月(やぎゅう・ほうづき) 鞍馬神流 22歳♀
鞍馬の頭領、柳生十兵衛三厳の子孫である剣士。否、剣鬼。
この世に2人しかいないと言われる忍法『月虹』の使い手で、十兵衛の次に強いと言われている。
『六龍全てを血の一滴も残さず根絶やしにする』ことで完成する妖刀『屠龍』を持ち、
それを完成させることと引き換えに、比良坂ハハキに願いを叶えてもらうという契約を結んでいる。
それが、六龍の一体『雨龍』の末裔である無力な女性、雫をも斬らねばならないということだと知るも、迷うことはなかった。
彼女は屠龍を完成させ、ハハキに『十兵衛を超える力』を望み、それを手に入れたのだった。

●PC3(冬野さん):八雲(やくも) 隠忍の血統(土蜘蛛) 外見25歳♀
六六六年間、繭の中で眠りについていた土蜘蛛。
飄々とした態度をとる女性で、口から上は包帯で覆われている。その下には複眼がある。
雨龍を討伐した英雄として知られているが、実は雨龍を殺さず、人の姿を与え生かしていた。
妖術結界『死化粧』が収束しても、六龍を解き放っても、いずれにしても六分儀の平和は得られないと知り、悩む。
だが、龍達を倒すことを選び、それを成し遂げた。崩月も認める『唯一の英雄』。
それでも雫だけは殺させまいと、互いに友と認め合った仲だった崩月に立ち向かうが、敗北した。

●PC4(力さん):SIN B-101(ワンオーワン) 斜歯忍軍 1歳♀
斜歯が開発したメイドロボ忍者。いくらでも代えがきくため、六龍討伐を命じられた。
その真の目的は、妍妃を生死問わず無力化して連れ帰ることである。
また、機械であるため、魂を奪う『死化粧』が通じない。
妍妃との交渉を試み、成功。妍妃に、一緒に帰ることを約束させる。
だが、不穏な態度をとる妍妃を怪しみ、結局戦うことにした。
壮絶な戦いの結果、妍妃と相討ちになる。
妍妃の死体と101の残骸は、召喚された大絡繰(巨大ロボ)に引きずられていった。

●総評
凄まじいシナリオでした!! 超、頭使いました。
上忍頭4人で戦うというピーキーな内容。これまでに遊んだことがないタイプのシノビガミでした。
クライマックスの、『結界の外・結界の中に分かれて戦う』というルールも面白かったですね。
大変スリリングな展開でしたし、どのPCもかなりカッコ良かったです。
あと個人的には、「跪け、人間ども!!(皆に接近戦ダメージ1点)」と『龍変身(蟇仙相当)』が成功して満足。
GMのヤマダさん、PLの皆さん、とても楽しいセッションをありがとうございました!

260天風Ex:2014/07/17(木) 15:06:51
H26.7.17. シノビガミ『醜いシノビの仔』

今回はリプレイにしてみました。
PLの皆さんに許可をいただきましたので、公開します。

http://www.catvy.ne.jp/~eir-coco/trpg/minikui_ko.html

何度再生しても聞き取れなかったところ、雑談が長引いたところなどは、
適宜、編集を加えておりますので、ご了承ください。

261滝澤:2014/08/17(日) 21:40:04
インセインれぽ:僕は、トモダチが欲しい

オーボンは、まぁTRPGできないよねと諦めていたところ、ショウジさんからお誘いいただき、まさかのセッションに参加させていただきました!

システムはインセイン、GMはショウジさん、PLは二次元さん、僕、お久しぶりの天風Exさん、超お久しぶりの御影さんでした。

■インセイン「僕は、トモダチが欲しい」

GMショウジさん謹製、暗黒はがない(もしくは、はがないのリドル)シナリオでした。表向きの【使命】はみんな「トモダチになる」だけなんだけど、実際には当然全員裏があります。

この【秘密】――というか【真の使命】の立て方が絶妙で、あちら立てればこちら立たず、手を組んだり裏切ったり、といった駆け引きが楽しめる、対立方シナリオのお手本のような内容でした。スゴイ!

あと、何故かPC全員が女子になりました。みんな何かを感じ取っていたのか。さえちゃん先生(NPC)の存在から。

■登場人物

【御苑亜希奈】17歳女性/学生/みその・あきな。表向きは人当たりの良い優等生だが、過去に友人を失った過去と、それは自分の責任であるという思いから、全てに疎外感を覚えている少女。その寂しさに抗うように、金と体だけの関係に溺れている。御影さんらしい、ダークで消せない辛い思いを抱えたヒロインでした。なお、これでメンバー中一番の人格者です。

【鏡直子】17歳女性/学生/かがみ・なおこ。複雑な家庭環境に生まれ育ち、常に周囲から孤立していると同時に、周囲を拒絶している少女。亜希奈に異様な執着を抱き、彼女以外に対する自分の感情を「不純物」と言い切る様は、一種の清々しさすら感じさせる一貫ぶり。非常に二次元さんらしい、「ある事象に対する狂熱」をたっぷり味わわせていただきましたのよ。

【赤羽散華】17歳女性/不良学生/あかばね・さんげ。いわゆる不良のレッテルを貼られているが成績だけは良い系女子。キョーミねーしと言いながら周りにちょっかいをかける、いかにもTRPGのPCみたいなキャラ。この手のホラーもので最後まで生き残るヒロイン系のムーブを取ることで情報霍乱を試みるが、亜希奈にあっさり秘密を取られるウカツぶりを晒す。

【夏川加那子】18歳女性/学生/なつかわ・かなこ。関西訛りでしゃべる明るい少女。他の3人がどちんぴらロールを繰り広げたため、畢竟空気調整役となり「こんなとこにいても損しかしない」「真人間過ぎる」という指摘を受ける程の善人だったが、最終版でいきなり爆弾を破裂させ他のPCに戦慄を味わわせる。

【三枝澱枝】外見20代女性/カウンセラー/さえぐさ・おりえ。どこに出しても恥ずかしくない「優しいカウンセラーの先生」という物腰と、どこからどう見ても怪しい字面の名前を併せ持つ油断ならぬNPC。PCたちに仲良くしてもらうために懸命になるとてもいい先生だよ。今気付いたけどこいつ原理や理念はともかく、やってることがブラムンのヴァンパイアと一緒だ。

■雑感

というわけで、きらら系ゆるかわガールズライフなシナリオでした。死人も出なかったし。前述したシナリオセッティングの妙と、PLの適度に熱が入り適度に冷静なプレイングで、素晴らしいセッションになったのではないかと思います。

やっぱインセインは狂気と正気度がらみのデータの取り回しがラク、というかスマートで、非常にプレイしやすい良システムだと再確認いたしました。

あとこのセッションでは割と出目がよく、かつ敵の出目が腐っていたので、ラスボスが即殺されて気分が良かったですね! とか言ってたら、次の艦これRPGで地獄を見る羽目になったのであった。【ツヅク】

262滝澤:2014/08/17(日) 21:59:34
艦これRPGれぽ:近海警備 敵偵察部隊を迎撃せよ!

というわけでオーボン戦線2本目です。艦これRPG! シナリオは付属1本目です。僕は3回くらいGMした記憶がありますが、艦これRPGはランダム性が強いシステムなので無問題!

……そのランダム性を担保するために、表の内容を132種類用意するのは本当にスゴイと思います。

GMはチェンジして御影さん、PLは天風Exさん、二次元さん、ショウジさん、僕でありました。

■艦これRPG「近海警備 敵偵察部隊を迎撃せよ!」

■組織

【ブインみかん温泉】謎の名物「ブインみかん」を提供する謎の温泉宿。深海棲艦とも戦う。何する組織なの? 風呂に入ると、柚子とかの変わりにこの「ブインみかん」が浮いている。その正体は誰も知らない。

【ブイン地獄旅団】「ブインみかん温泉地獄湯担当旅団」、略して「ブイン地獄旅団」と思われる。ぼこぼこ沸いてる熱湯温泉を管理する、一騎当千の猛者が揃う精鋭艦隊だ。

■登場人物

【球磨】そんなネタにクマが釣られクマー軽巡洋艦。天真爛漫で、長女だけどお子様ちっくな、原作に近い感じの球磨だったクマ。ひとなつっこさから艦隊のみんなに愛されるマスコット的存在。ぎりぎりの土壇場で、仲間の命を救う殊勲を達成。

【雷】おかん駆逐艦。元・提督の経歴を持つ旦那との間に、既に二児を設け幸せな家庭を築いている。雷は一家の大黒柱で、元・提督は主夫になっている。「母は強しパンチ」「一家の大黒柱キック」などの数々の必殺技をもつ頼れるおかん。

【隼鷹】よいどれ軽空母。元々はいいとこのお嬢だったが、没落して彼女が艦娘になるしか家を残す道が無かった……という過酷な過去に由来するかは解らないが、事あるごとに酒保から酒をギンバイしては雷に叱られている。実は地味に元ネタ(艦船のほう)再現度が一番高い。

【比叡】鋼のシスコン戦艦。謹厳実直で出目が悪い。基本的には面倒見のいい常識人だが、実の(?)姉である金剛に懸想していることを隠そうともしない新世代のクーデレ。第一印象で仲良くなった相手からは大抵ドン引かれる。

【扶桑】不幸姉妹(姉)戦艦。NPC。ブインみかん温泉の秘書艦。基本的には落ち着いているが、市原悦子よろしくどこからでも旅館の中に現れ危険な視線を送ってくる。危険!! 提督御影さんは扶桑さんが一番好きらしいです。

【飛鷹】陰陽軽空母。NPC。隼鷹の妹。基本的にはできた子だが、雷によってしゃんと着付けをしてもらった隼鷹が誰なのか解らないというウカツを晒す。

■雑感

ま け ま し た 。

過去経験した全ての艦これRPGの中で最も仲良く人当たりのいい艦娘たちが集まり、最後のほう、みんなの心が1つになった!さあ出撃だ!勝つぞ!となったまではよかったんですが、軽空母に傾注しすぎた結果、旗艦を潰せる敗走。しかも隼鷹は、球磨がいなければあわや轟沈という状態でした。

戦術的ミスもありーの、面子的にやや火力不足気味だったのも大きかったですが、まあぶっちゃけダイス目が死んでました。インセインのつけがここにきた。2D6を5回振って最大値が4って何さ。

苦い思いを抱えたブインみかん温泉、ここで終わるわけには参りません! いつになるかはわかりませんが、いつか必ずリベンジしてみせる! そう思いを新たにする一同でありました。

というわけでオーボンのセッション2連戦、まさかの開催で本当に嬉しく、またダイスとかキャラシとかでご迷惑をおかけしてしまいましたが、本当に楽しかったです! ありがとうございましたッ!!

263名無しのエキストラ:2014/11/13(木) 00:02:57
age

264天風Ex:2014/12/02(火) 16:59:40
※ネタバレに配慮し、映画の予告編風のレポに仕立ててみました。
うろ覚えな箇所は少しばかり捏造しましたが、ご容赦ください。



芳樹「……全く。公務員の仕事を増やさないで欲しいねぇ」
立馬「なんなんでしょうね、この落書き」

 ――チョークで書かれた落書きが、いつの間にか増えている時に。

芳樹「うわっ!?」
大和「どうしました!?」
芳樹「何かに足が引っかかって……」

 ――違和感のある夕暮れに、通り童歌が聞こえる時に。

???「ねー、あそぼ?」

 ――彼女は、あなたの近くにいる。



未加「あの、先生、その髪……」
立馬「ああ、これかい? 深入りしない方がいいよ。それでも、というなら……」

 白髪の青年は、少女に囁く。

立馬「……君に深淵を覗く覚悟はあるかい?」

PC3(天風Ex):都立馬(みやこ・たつま)25歳♂ 家庭教師



芳樹「そんな、お前……」

 ゆらりと動く異形の黒い影に、清掃員の男は言葉を投げかける。

芳樹「……佐々木、なのか?」

PC4(ヤマダさん):橘芳樹(たちばな・よしき)32歳♂ 清掃員



 チョークを手にした『誰か』に、体格のいい少年が呼びかける。

大和「なあ……それを、渡してはくれないか?」

 必死の訴えも空しく、彼が呼びかけた相手は拒絶の意を示す。

PC2(アンザイさん):林大和(はやし・やまと)17歳♂ 学生



???「お前みたいな、人間が、いるから……!!」

 自らの首を絞める手の主に、少女は叫ぶ。

未加「それが貴方の本性よっ!!」
PC1(キタウラさん):早乙女未加(さおとめ・みか)17歳♀ 学生



 2014.11.30.
 inSANe
 『かくれんぼ』

 一緒に遊ぼうと、笑ってる



立馬「……頼む。お願いだ」
未加「まさか……先生!?」

265ヤマダ:2015/05/10(日) 04:32:53
●2015/05/03 でたとこサーガ「欲深きドラゴン」GMヤマダ

でたとこサーガ、やりました。
「事前設定はあんまり(ほとんど)決めず、その場の発言を拾って設定に組み込む」のが特徴な感じのシステムです。
ナラティブ系RPGとか言われてるようですが、ナラティブってなんだ。
ググったら定義が多様かつ曖昧すぎて読むのがクソ面倒だったので良く分かりませんが、ナラティブ系RPGらしいです。 イェーイ! ナラティブ!

遊んだシナリオは自作な「欲深きドラゴン」。
強欲なドラゴン「シュセン」が平和な「グダム王国」を襲って金銀財宝を奪いまくってさぁ大変。
ならば、と立ちあがった英雄(PC)たちが「マウン山脈」へとシュセンを倒しに行く、ってな話です。
事前設定は王道なファンタジー風味ですね。

●PCたち

【ヤーナム】
 PL:むむこさん サンプルキャラ:王道勇者(勇者/戦士)
 古めかしい狩人装束に身を包み、聖剣「ノコギリナタ」を振りまわす勇者。
 実は異世界の住民であり、この世界は彼にとって悪夢の一つに過ぎない。過ぎないので、死んでもすぐリスポーンできる。
 ニャルラト何たらとか呼ばれる「上位者」によって選ばれた秩序の勇者であるヤーナムは、
 無数の悪夢を転々としながら、その夢における上位者の障害となる者を排除すべく戦う。

 全体を通してゲームマニューバを貫いた人。構成要素はブラッドボーンが95%を占める。
 B級ホラーアクションに出てきそうな変形ウェポンでグロく戦うぞ。
 ブラッドムーンにいきなさい。名前も似てるし。

【ダイ・マオー様】
 PL:力さん サンプルキャラ:暗黒魔王(魔王/暗黒)
 この世界を作った創造神の一柱であり、ピンク色で丸っこい、可愛らしいボディをしている。
 その愛らしさを存分に活用して、自分を称えるテーマパークを所有しているが、
 シュセンによってテーマパークは破壊され、売上金も持ち去られてしまった。
 普段はかわいい声で「マオー」と鳴くが、念話では若本ボイス。なお念話の用途は主に精神攻撃。

 ふだんは良心的なのに、そこかしこでえげつない事を言った人。
 ツキの悪行ばかりクローズアップされるが、実はそのきっかけを作っていたりするぞ。

【プリンセス・ツキ】
 PL:ショウジさん サンプルキャラ:聖王女(お姫様/神聖)
 グダム王国のお姫様であり、ダイちゃん様(力さんのPC、ダイ・マオー様のこと)を称える宗教のトップを務める。政教が一体化している。
 この世界は常に夜の闇に覆われており、その闇の中で唯一かがやく月光こそが、万物を育む源である。酸素みたいなもんだ。
 ツキはダイちゃん様のご加護を受けており、月光を完全に掌握している。月光を与えるも奪うも彼女の自由なのだ。
 なお、月光を奪われた者は死ぬ。

 良心をどこかに忘れてきた人。
 キャラ紹介時に、ダイちゃん様に不敬をはたらいた一国から月光を奪った。
 国民はみんな死んだ。

※※※
とっても中世ファンタジーらしい、王道なキャラクターが集まりました。
悲劇の予感しかしません。
※※※

266ヤマダ:2015/05/10(日) 04:35:08
●オープニング
 シュセンの待つマウン山脈へ向かう道中、迷いの森を抜けようとする一行。
 すると、スケルトンの群れが包囲をしかけてきた! しょっぱなから戦闘、ホットスタートだ!

 しかし所詮はチュートリアル戦闘。
 一体はノコギリナタで首をはねられてチリになり、一体は魔力波を食らってチリになり、
 最後の一体はマオー様に刃向った愚かさを心の底から悔いつつ、土下座の姿勢でチリになりました。
 ちなみにマオー様の攻撃で迷いの森もチリになりました。地面はえぐられ、大地には深い傷跡が刻まれた。

●メインサイクル1:ヤーナムのシーン
 シュセンの弱点を探すべく、ヤーナムは魔道書「ウィヘディア」を開く。
 ウィキヘディアは数多の魔法使いによって逐次更新されていく百科事典だ。たまに[要出典]タグとかつく。
 これならシュセンの弱点も分かるはず……!
 しかし、ウィキのトップページには冒涜的な図形が描かれていた!
 これを見た者は精神を侵され、狂気の海に沈むこととなる! 《意志》で判定し、狂気の浸食に抗え!
 全員成功した。既に狂ってる奴はこれ以上狂わないんだ。やったね。

 ウィキによるとシュセンは「頭を下げたタイミングで頭を攻撃すると死ぬ」らしい。
 ドラゴンだって頭を潰せば死ぬようだ。そりゃそうだ。
 そしてマオー様は、シュセンについて何か忘れているコトがあると言いだした。何だろう。

●メインサイクル2:マオー様のシーン
 シュセンの子分な女魔法使いフォック(中ボス)が、
 配下の蛇人間を連れてマウン山脈のふもとで待ち伏せていた。戦闘だ!

 フォックの雷撃でヤーナムが一回死ぬも、ツキがリスポーン地点を近場に設定していたのですぐに戦線復帰。
 それ以外は大した被害もなくフォックの攻撃を捌いていく一行だが……配下(ノーマルエネミー)の蛇人間が強い!
 蛇はヤーナムのノコギリナタと互角に切り結び、マオー様の圧倒的魔力をかすり傷だけでしのいだ!
 なんとこの蛇人間、太陽神の加護を受けており、聖剣「太陽剣」を振るう太陽の聖戦士だったのだ!
 ツキ「太陽……なんという邪悪! おぞましい!」おぞましいそうです。

 マオー様の魔力で気力体力ともにズタボロになったフォックはすすり泣きながら蛇人間の背後にしがみつく。
 蛇人間はフォックを庇いながら善戦するも……
 3ラウンド目、ついにマオー様の魔力の前に倒れた。後ろに居たフォックも倒れた。

 マオー様「では念話で……若本ボイスで『お前の負けだ』と言います」
 GM「フォックは膝を折り、泣き崩れます」
 ツキ「するとフォックは幻覚を見ます。彼女は月明りの牢獄に閉じ込められています」
 GM「牢獄にしがみついて『出してくれー!!』と泣き叫びます」
 ヤーナム「そこに顔の見えない男が現れて、ノコギリナタを首へと振り下ろす! しかし、当たる直前で目が覚めます」
 GM「フォックは自分の首を押さえ、絶叫しながら現実に戻ります。すると現実でもノコギリナタが首筋に添えられている」
 嬉々としてフォックいじめを描写していく一同!!! この共同作業、TRPGしてるって感じだね!!!!!

 完全に心が折れたフォックは、下僕として一行に着いていくことに。
 フォック「よくもマオー様のお手をわずらわせたな! このっ! このっ!」蛇人間の屍に猛烈な死体蹴りをかます!
 フォック「こんなおぞましいモノはこの世にあってはいけないんだ!」太陽剣を踏み折る!!
 どうやらフォックも目が覚めたようだ! やったね。すごいね。

●メインサイクル3:ツキのシーン
 いよいよマウン山脈を登ろうとする一向。
 しかし、突如空を覆う闇が裂け、邪悪なる太陽光が一行へと降り注ぐ! 熱い!
 これに対しマオー様は10円ハゲを作るも泰然と耐え、
 FPS脳のヤーナムはスナイプを警戒していたため陽光をいち早く察知、聖剣ノコギリナタで光を斬り払った!
 そしてツキは陽光に焼かれのたうち回った。どうやら弱点らしい。

 ツキ「シュセンは太陽の力を使っているようです、なんと邪悪な……!」邪悪だそうです。
 ツキ「この世の神はマオーちゃん様だけでよいのです、世界は夜の安寧に包まれていればよいのです!」さよなら信仰の自由。

 一行は信仰の自由を全否定しながら、陽光を振り払いマウン山脈を行く。

267ヤマダ:2015/05/10(日) 04:35:57
●クライマックス:シュセンとの決戦
 一行がマウン山脈を登頂すると、シュセンが待ち受けていた。
 その額に輝くのは、太陽の紋章。なんとシュセンは太陽神の啓示を受けた使徒だったのだ。

 シュセン「私は強欲だからな……この世界を我が物とし、あまねく世界を陽光で照らす」
 ツキ「汚らわしい、この世界には月だけあればよいのです」汚らわしいそうです。

 シュ「ところでさ、君が滅ぼした国あったじゃない。
    あれって、あの国が「マオー様は可愛くない」って主張したから滅ぼしたの?」
 ツキ「はい」
 シュ「そっか。でもさ、マオー様が可愛いと思うかどうかは個人の自由であって、そう思わないと死刑っておかしくない?」
 ツキ「おかしくありません。それは邪悪な思想です」
 シュ「えーっと、滅ぼされた国かわいそうじゃない?」
 ツキ「いいえ。当然の報いです」
 シュ「そっか」

 分かりあえない僕ら。そう、光(NPC)と闇(PC)は交わらないんだ! 戦いこそ宿命! クライマックス戦闘開始だ!

――ここですごい戦い――

 3ラウンドにも及ぶ戦いの末、シュセンは倒れた。フラグの自爆ダメージで。
 烙印(大ダメージをくらうと受けるペナルティ)の結果、シュセンは自らの愚かさを悔いて泣き、茫然自失状態になってしまう。
 そこに「思い出したことがある」とマオー様。伏線回収だ!
 マオー様「シュセン、お前はウチのテーマパークのアトラクションだったんだ」
 今明かされる衝撃の真実! シュセンはアトラクションの職員だったのだ!
 シュセン「忌々しき太陽などに唆された私ですが、マオー様さえお許しならば再びアトラクションに戻りたく思います!」
 マオー様「いいだろう、戻ることを許そう」
 夜空より広い心を持つマオー様の処置にシュセンは喜びの涙を流し頭を垂れた! やったねシュセン!

 こうして太陽の戦士たちは宵闇に敗れ、世界から太陽の光が消えた。

●エンディング
 マオー様テーマパークに新しいアトラクションがオープンすることになった。
 その名も「ドラゴンの洞窟」。
 入場者はフォック謹製の聖剣ノコギリナタ(レプリカ)を手に、
 洞窟の最奥に潜む邪悪なる太陽竜シュセンを一方的に滅多打ちにする人気アトラクションだ。
 ちなみに遊びながら太陽への憎悪が根付く道徳的な一面も兼ね備えている。
 洞窟は連日大盛況で、子供たちも無邪気な笑顔でシュセンを滅多斬りにしているぞ。

 シュセンが奪った売上金と国庫金を取り戻したグダム王国は、
 再び夜の安寧を取り戻し、プリンセス・ツキによって導かれることとなった。
 平和なグダム王国の民は皆いつでもニコニコ笑顔を浮かべている。
 笑顔以外の表情を浮かべる者はみな、月光を奪われ死んでしまった。

 王国の復興を見届けた勇者ヤーナムは、
 「この悪夢は終わった」とだけ言い残し、誰にも見送られることなく、次の世界へと旅だった。
 上位者ニャルラト何たらは他の上位者を駆逐し、全ての実権を握ろうと目論んでいる。
 その欲望は血染めの道。その尖端を開く者として、ヤーナムは戦いに次ぐ戦いへと駆り出されるのだろう。
 ……彼の悪夢は、まだ終わらない。

268ヤマダ:2015/05/10(日) 04:37:30
●ざっかん
 はい、見事にディストピア完成です! 夜を愛さない者は死ね! マオー様を愛さない者は死ね!

 「GMが提供する設定は最小限で、プレイヤーの提案した設定を柔軟に取り入れていく」
 というゲームシステムコンセプト上、ある程度の悪ノリはあるだろうなーっと思っていたのですが……。

 想像以上でした。

 キャラ紹介の時点で「何だかダークな雰囲気なキャラが多いなー」とか思っていたのですが、
 最後までそのダークさを保ったまま暗黒面に突き抜けちゃいました。

 卓全体でのコンセンサスも「悪いコトをしよう」ってな方向で取れていまして、
 みんな(含GM)は四つの心を一つにして、げにおぞましき悪行の数々を働いたのです。

 ともすれば悪ノリの範疇に入ってしまうような、ちと特殊なセッションでしたが、
 誇張抜きでプレイ中は笑顔が絶えず、軽口や寝言を飛ばしながら和気あいあいと遊んでおりました。
 悪いこと大好きなGMはとっても楽しかったです。

 ちゃんとコンセンサスが取れているなら(全員が楽しめているなら)、
 こういう遊び方も面白いんじゃないかな!

●でたとこさーが
 初GMなシステムでしたが、なかなか好感触でございました。
 事前準備は少なく済みますし(でも戦力点計算はちょっとめんどい)、
 若干のアドリブ力こそ求められますが、マスタリングもけっこう気楽にやれます。
 データもサクサクスナック感覚で動かせますしね。
 プレイ時間も初回説明&若干のキャラメイクを含めて三時間程度。慣れれば二時間ぐらいでしょうか。

 ただ「PLの発言を拾ってセッションに反映する」ことに大きく比重が置かれているので、
 少しの材料やフックを使って能動的に話せるプレイヤー向きかもですね。
 場にある材料を吟味して堅実に話すタイプだと、ちょっと詰まってしまうかも。
 そういう点、今回は全員ほっといてもめっちゃ喋る人たちだったので楽でした。

 ちなみに僕個人の感触を端的にまとめると
 「セッション中によくあるぐだぽよ寝言タイムをひたすらに膨らませていくゲーム」でした。
 そういうのめっちゃ好きなので、これからも隙あらば遊んでいきたいですねー。

 以上! PLのみなさん、楽しいセッションをありがとうございました!

269滝澤:2015/08/16(日) 02:18:44
■BBT『ネクロニカル・ナイト』ミニレポート

 盆休み、やってきましたBBT!
 今回、ニュートラルでGMさせていただくのは、かなりご無沙汰だった気がします!
 シナリオは拙作『ネクロニカル・ナイト』。
 非常に分かりやすい(と自分では思う)ゾンビシナリオです。
 簡単に言うと、閉鎖された村で村人がみんなゾンビになるのでなんとかします。以上。
 早速、PCの皆さんの紹介!

■PC

▼御影さん
クリスティーナ・アークハート/月を呑む紅帝(Eclipse Blood)
AT ドラクル
エゴ:人を愛したい
絆:ウォーレン・レイク(同志)
変異:影がうごめき、血のにおいがする
 昔は「人間は餌」程度の認識だったが人の心の美しさに惚れ込み、学生として人間社会に溶け込んで、興味を持った相手と恋愛したり血を吸ったりしている清く正しい耽美系吸血鬼。
 エゴと絆、怪物と人間、それぞれの狭間で苦悩しながらも気高く生き抜く、御影さんの真骨頂な超かっこいい吸血鬼を堪能させていただきました。
 ド厨房演出もパワーと切れ味に溢れ、ヒロインとの遣り取りも冴えわたっておりました。まさしく屋台骨! そして演出のためだけに封印拘束具を取る、それがロマンだ。 

▼ショウジさん
砂原真己(さはら・まみ)/ジャイアントマミー 15歳?女性
DF 転校生=ダークカルテル
エゴ:救われたい
絆:ツバサ大総統(信頼)
変異:包帯で覆われる
 元はリンドブルムの怪人。洗脳が解除されたのちは、贖罪のためにも「転校生」として捜査に協力している。怪人態は、巨大なミイラで腐食性の砂塵を放つ。
 重すぎる過去に常に押しつぶされそうな中で、あがき続ける傷ついた女。救われたいのに、絶対に救われないと諦めている悲しい存在を見事にロールプレイしていました……またそれか、ショウジさん!!
 もちろん、単にキャラ設定に流されるのではなく、過剰にまじめなキャラクターで、ある意味ドライなクリスや悪乗りの権化である藤木に真っ向つっかかっていくRPにショウジさんの上手さを再確認しました。
 あと解放状態になると半端なくでかくなり、ついにFP最大値300越えが出た。感慨深い……。

▼大嶋さん
瀬能帰一郎(せのう・きいちろう)/ソウルサバイバー 20歳男性
AT 異能者=帰還者(大罪:裏切りの烙印)
エゴ:闘争
絆:高崎隼人(憧憬)
変異:周囲の重力が強くなる
 目つきの悪いフリーター。かつてダブルクロス世界線に住む町をオーバーライドされ、その際に異能に目覚めたバロール=オルクス。
 もう能力を使うような戦いには関わりたくないと考えているが、闘争の衝動と運命の悪戯が、その望みの前に常に立ち塞がる。池袋に降り立った「やめろ、この力を使わせるな!」
 大嶋さんのBBTキャラを見るのはお久しぶりな気がしますが、凄まじいまでのダブルクロスPC1臭が匂い立つ、言動のすべてが叙情的なキャラでした。
 ゲストとの丁寧かつ的確な言葉のチョイスが光るやりとりだけでなく、シーンの重さを鑑みての自分の話し方の軽重の付け方などにも熟練が光りました。ハラショー!
 あと《レネゲイドエフェクト》やっぱおかしいって……。

【ツヅク】

270滝澤:2015/08/16(日) 02:19:25
【ツヅキ】

▼天風Exさん
東条哀莉/レディ・ライアー 25歳女性
SP 機動警察=ロード(大罪:御標の稚児)
エゴ:犯罪を許せない
大罪:絶望を知りたい
変異:発言が芝居がかる
 特機二課から死霊課に異動となった新米刑事。機動ユニットと自分自身の戦術単位を巧みに指揮し最前線に立つ英傑
 しかしその顔の裏で、世界全てを思い通りにできることに飽き果てている超越者の顔を併せ持つ。ていうか伽藍(モノトーンミュージアム)じゃねーか!!
 嘘や詭弁が得意、と言いながらも、語る真実こそが自分自身が覆してきた「嘘」である。
 その伽藍としての能力(《御標は来たれり》)で、凄惨な事件の最後にリトルウィッシュを残してくれました。あれが無いとヒロイン以外はマジ救いがなかった!

▼二次元人間さん
藤木紀夫/マジこわ!藤木D 35歳男性
SP メディア=魔狩人
エゴ:怪異を恐れない
絆:内藤純也(同志)
変異:怪異が具現化する
 ホラーモキュメンタリー「マジこわ!」シリーズの監督・カメラ・主演を兼ねる暴力人間。本当はドキュメンタリーなのだが余りに稚拙過ぎるせいでフィクションとして人気が出てしまった。
 というか、ついに池袋に降り立った「コワすぎ!」工藤P。「魔物には暴力が有効」という哲学を貫き通し、どんな大惨事も自分の作品のネタにするメディアの中のメディア。
 というキャラを演出する二次元さんの熱が籠もった当意即妙のロールプレイの切れ味が凄すぎて、卓に爆笑、そしてある種の感動を呼び起こした本シナリオ最大のイレギュラーでした。
 PC3の絆NPCから託された魔剣と、自前の退魔金属バットの二刀流で「これが俺のペンだッ!」と叫びながら《ペンは剣よりも強し》を打ったのはある意味本日のハイライトでありました。強烈ゥ!!

■雑感

 ゾンビの村から脱出!これだけならインセインです。しかし集ったのは耽美吸血鬼、巨大ミイラ怪人(JC)、どう見てもオーヴァード、パトレイバーに乗った伽藍、そしてコワすぎ!工藤P。
 なんという統一性の無い面々でしょう。これがBBTだ!! と言わんばかりの顔ぶれで、藤木Pの「これじゃジャンル違いになっちまうんだよォ!」の叫びに我々は大いに共感しました。
 今回は上級ドミニオンルールのうち「世界律」と「Dエゴ」だけ使用していたのですが、「Dエゴ」を「ゾンビもののお約束に則る」にしていたこともあってか、皆さんノリノリでゾンビパニック演出を入れてくれました。うまくいった!
 でも丸太出過ぎだから。考えてみたらそれはゾンビものの約束じゃなくて彼岸島の約束でしたが、やってる最中は誰一人それに突っ込むものはいませんでした。彼岸島は偉大過ぎる……。
 がつがつしたぶつかり合いあり、笑いあり、シリアスありのド濃厚な5時間でした。いやーたっぷりプレイしたわ……本当楽しかったわ……改めて参加者の皆さん、ありがとうございました! 例によって拙いシナリオでしたが全力でやりましたので、楽しんで頂けたなら幸いですッ!!
 そのあと、時間の都合で大嶋さんと天風さんが帰宅。残った僕らはご飯に……
 ……ん? 行かない? おや? カラオケ店の様子が……?

【ツヅク】

273滝澤:2015/08/17(月) 05:26:01
■BBT『ヤクザの事務所Ⅱ』ミニレポート #TRPG #BBT

 1本目を終え、時間の都合で大嶋さん・天風さんと別れた我々4人は、そのまま夕飯へ向かう――。

 ――そのはずだった。(BGMが消える)→(大音量主題歌)

「夕食のあと、どうします?」「うーん」「夕飯いかなければ、あと1本いけるけど」
「じゃあやっちゃいます?」「え、いきます?」「やるか」
「やろう」「やろう」

 そういうことになった。

■BBT『ヤクザの事務所Ⅱ』

 突然ですが、現在絶賛展開中の武装伝奇TRPG『神我狩』に、『ミスティック・オーダー』という公式シナリオがあります。
 これは、公式ではほとんど初めての高レベル対応シナリオ(15!)で、ハンドアウトも「組織で最強の退魔師」というスケールの大きなものでした。
 しかして、その内容を一言で表すと――「ヤクザの事務所へカチコミをかける」というものだったのですッ!
 このハンドアウトやデータと、主な戦場とのギャップ、そしてそれを際立たせる演出の数々に感銘を受けた僕は、露骨にパク……参考にさせていただきBBTにコンバートして『ヤクザの事務所』というシナリオを作りました(タイトルにはニンジャスレイヤーの影響が垣間見えます)。
 そして今回、あのときの感動をより多くの人に味わってもらうべく、最新のBBT環境に対応して、更に簡略化して、同じコンセプトの続編を作りました。そう、これこそ『ヤクザの事務所Ⅱ』です!
 そんな、見るからにアレなシナリオに参加してくれた勇者の皆さんが、こちらだッ!!

■PC

▼二次元人間さん
桐生葵(きりゅう・あおい)/SYSTEM-0.0.0 18歳女性
アタッカー 着装者(大罪:罪なる果実)
エゴ:世界を救って幸せになりたい。
絆:桐生桂花(家族)
変異:地球ドミニオンに皹が入る
 外見はシブリン、能力は平成仮面ライダーの陽気な絶対攻性守護者。疾走した犬養雅子を追って事件に挑む。
 二次元さん史上、最も調子に乗ったデータと設定をもつ葵が、ヤクザの事務所への出入りに降臨。今回もやりたい放題の激アツなロールで大いに場を沸かせていただきました。
 ついに大罪まで背負って、データ的にはもうよくわかんない領域に突入しましたが、大罪アーツで《絶望と希望の契約》をコピーし、「自分の心臓を食うと願いが叶う」っていうのは滅茶苦茶かっこよかったです。ヒーロー属性と精神的超人属性に、魔性属性までついてしまった……!

▼ショウジさん
織綾糸弦(おりあや・しづる)/人形遣い 17歳女性
サポーター キラーエリート=寄生体
エゴ:『人形』で遊びたい
絆:犬養雅子(共感)
変異:糸が伸びる
 幼少期からの付き合いで完全に融合している寄生体。生きた人間や魔物を「人形」として思うさま動かして弄び、反応を観察したいという欲求を抱えたサイコパス。理性によって抑制しているが、実行していい大義名分を求めている。
 ……という設定から受ける印象よりも大分柔らかく、話の運びをしっかりコントロールしてくれました。また、基本的には勝ちに周りながらも、エンディングの自分のシーンをまるまる使って、他のNPCとの会話でPC1を立てる、という離れ業を披露。ショウジさんのストーリーテリングの上手さを見せ付けて貰いました。
 あと、葵と一緒に犬養のこと苛め過ぎ話題に出しすぎ。みんなどんだけ犬養好きなんですか。僕も好きです。

▼御影さん
紗藤真菜(さとう・まな)/青木姫 外見20代前半女性
ディフェンダー 森の乙女
エゴ:人間との共存
絆:高木姫(姉妹)
変異:周囲の自然が活性化する。
 高木姫と同じ世界樹の娘。しかし姉である高木姫とは違い、極端な戦争状態は避け人間との共存を目指すロマンチスト。
 今は「その方が説得力があるから」という理由でシスターの格好で辻説法を行う、夢見る調停者である。愛の権化。
 間違いなく本セッション最大の良心でした。「それが効率的なら暴力に一切躊躇が無い」葵と「常に暴力を振るう言い訳を探している」糸弦に挟まれて、常に融和と相互理解、そして愛を説く姿が我々に感動を与えました。
 基本的に「エゴのぶつかりあい」が是とされることが多いビーストバインド世界で、頑ななまでに「相互理解」というエゴを説く姿は、あまり見かけないロールで新鮮でした。1本目のクリスのようなエゴと絆の間で彷徨う半魔も、真菜のような極端に寄ったキャラクターもできて、御影さんはスゴイ!

【ツヅク】

274滝澤:2015/08/17(月) 05:27:14
【ツヅキ】

■雑感

 極めて雑……いや、シンプルなシナリオで臨みましたが、その分PCやNPCの演出・ロールプレイが濃厚にできて、ド満足のセッションとなりました。メインプレイは2時間で終わっておりまして、濃厚に演出したいPCがが多くなりやすいBBTでは、こういうシンプルなシナリオにも独特のメリットがあるのだなと思いました。
 全員が全員、ロール面で調子に乗りまくっていましたがデータ面でもえげつなく、
 ・糸弦が《二つの頭脳》《導きの言葉》で葵と真菜の行動値上げる
 →葵が《魔獣化》《ファストシフト》《神蝕異能:ハードワイヤード》からの《アームドジェノサイダー》
 →真菜が情け容赦なく《光あれ》と《攻防一体》
 というコンボが炸裂し、セットアップでシーン全体に300点飛んで戦場が更地になった次の瞬間、
 ・葵が《リミテッドアクセル》からの《魔を断つ一撃》
 を宣言。第1イニシアティブに500点とか弾き出されてもうわけわかんない。
 しかし、大言壮語を連発していたロールに恥じない規格外のデータを思う存分炸裂させるのも大変楽しいものでした。
 いやー、3人で勝てるわけないデータ、くらいの気持ちだったけどものの見事にボコボコにされたよ!
 みんな大満足で、2本目を終えたのでした。

 というわけで、夏休みBBT祭り(ゾンビとヤクザの2本立て!)も無事終了。大変楽しい時間をすごさせていただきました。
 改めてお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました!

275むむこ:2016/05/23(月) 19:18:36
激戦だったアマデウス・・・予想以上の苦戦に、体力を消耗したプレイヤー・・・
時間的にも厳しく、2本目のセッションは厳しいと思われたところに変なモノをもってきたやつがいた!

死亡フラグTRPG レポート

*死亡フラグTRPGって?
TRPGおまじな大饗宴という冊子にある、同人TRPG。製作者は頭おかしい(ほめ言葉)

ルールはカンタン。シーンと死亡フラグセリフをダイスで決め、ロールプレイをしていく。
その話の流れで決めた死亡フラグセリフを言い、発言が自然かどうかを他全員で多数決し、可決されたら無事死亡(勝利)できる!

能力値はなし!判定もなし!決めるのはシーンとセリフとキャラ設定だけ!
カオスしか予感できないセッションが、幕をあける!

なお1セッションあたりキャラ作成を含め10分程度でした

276むむこ:2016/05/23(月) 19:49:14
死亡フラグTRPG① 
流れとして、シーンを決める→キャラを作る→セリフを決める、とした。

シーン「わらびもちを食べるおばあちゃん。大丈夫かな」

この与えられたシーンに対し、自由にPCは発言し場を盛り上げ、自分のセリフを言っていく。
今回のPCはこちら
PC① 孫 ごま子 PL:大嶋さん
おばあちゃんの孫。5歳の女の子で、心臓が弱く入院している。
台詞「私に弱点はない!」 弱点しかねぇよ!


PC② オットー3世 PL:ヤマダさん
ギャンブル狂で金遣いが荒い。50歳。遺産狙いでおばあちゃんに近づいた
台詞「もう何も怖くない」 比較的死に安いセリフ

PC3 孫 おば子 PL:むむこ
わらびもちを食べるおばあちゃん。70歳。お金持ち
台詞「お前を殺して私も死ぬ!」

なお、このゲームにGMはいない。PCだけで進めることができる。
おばあちゃんはNPCとしても良かったのだが敢えてPCでやってみた。
設定なども全部PLの口プレイで勝手に広がっていくゲームで、
妄言をいかに広げて自分の死亡フラグセリフにつなげるかが重要。

いきなり死亡セリフを言っても、流れが悪ければ却下されてしまう。


場所は病室、孫の見舞いにわらびもちを持ってくるおば子。もちろんわらびもちでは死ねない。

オットー「この病院ならきっと病気もなおるさ、『もう何も怖くない!』」

いきなりぶっこんでくるヤマダさん。しかし早すぎたんだ!否決される。
死ぬことに失敗したら、再度セリフを決める。セリフ「死ぬ前にこの場所に来たかったんだ」病院に?!

病室で話す家族たち。ごま子が見舞いの礼を言ったりおば子はオットーに結婚してくれたことへの感謝を告げたり。
しかし、このままでは埒が明かない、外へ行こうと話はすすみ・・・

おば子「ほら、先生から外出許可をとってきたよ。じゃあみんなで海に行こうかね、ほらほらはやくいくよ!」
元気なおばあちゃん。あまりにも元気で、オットーの荷物を持とうとする。そこで事件がおこった!

おば子「ん、アンタ!なんだいこれは!ウチの家や土地の契約書じゃないか!アンタまさかコレが狙いで!」
オットー「いや待ってくれこれは誤解」
おば子「信じていたのに!おのれ!『アンタを殺して私も死ぬ!』」

おば子の死亡フラグセリフが炸裂!満場一致で可決!やったね、見事死亡だ!

セリフが可決されたら、EDフェイズで死亡の演出ができるぞ!
EDフェイズ
おば子「おのれ、オットー!ゆるさ・・・うっ!さっき食べたわらび餅が喉に・・・!」
興奮のあまり、もちが逆流し喉につまり、そのまま哀れ窒息死・・・

オットー「これは事故だ・・・分かったね?」
ごま子「う、うん・・・」

かくして、不幸な事故がおこり・・・孫おば子は帰らぬ人となってしまった・・・
オットーに莫大な遺産が転がり込んできたことは、また別の話・・・


なんだこのげーむ。

そんな感じで死亡フラグをいかに相手に言わせず自分の流れに持っていくかという口プレイ推奨ゲームでした。
何を言ってもいいので、場がカオスになります。終始笑いながらのセッションでした。

特にシーンも死亡フラグ台詞も変なものが多く、私含め全員で困惑しながら笑いながらやっていました。
実プレイも10分程度だったので、ちょっと時間が空いたときにはいいと思いました。寝言枠として。

そんな感じで、2本目「死亡フラグTRPG」のレポートでした!


なお3本目として、「A→B→C→Aと片思いしている3人がぁであったぁ」という設定、
4本目で「生け造りの鯛が話しかけてきた」という設定でもセッションをおこなった。
どれもひどかったです。

277<削除>:<削除>
<削除>

278御影:2017/05/06(土) 19:13:40
5/3 BBT「Way to Survive」簡易レポ

と、言うわけでGWin山形!
セッション楽しかった!酒はうまかった!言うなれば最高だった!

PC1 PL:むむこさん
芥川 侑牙(あくたがわ・ゆうが)/ホワイトウルフ
SP ネイバー(人狼)
大学生として人間社会に溶け込んでいる人狼。気高き人狼としての誇りを持ち、義理人情に厚い青年。
病床の恋人を救うために命を懸けてゲームに挑む。恋人を救うために戦う胸に熱さを秘めた主人公。
当初は恋人の救う!とエゴエゴしていたが、ミドルではインパルスに抗い、絆のために戦う事を決意する。
俺のオリジナルシナリオは大抵PC1に難題を吹っ掛けますが、上手く捌いてくれたと感じました。
有り体に言って最高だった。


PC2 PL:力さん
古田 黒須(ふるた・くろす)/BRX(ブーステッドライダーX)
AT フルメタル(着装者)/レジェンド(都市伝説)
これまでのあらすじ
前回、ゲームに怪人が参加していたため、組織の野望を阻止すべく参加した古田。
辛うじて怪人は撃退したものの、その隙を他の参加者に突かれ敗北してしまう。
組織壊滅のため、倒れるわけにはいかなかった古田は、必ず救うと約束し恋人を身代わりにするという苦渋の決断を下す。
そしてついに、古田は組織を壊滅させ、休む間もなく新たな戦場、池袋へと舞い戻ったのだ!

簡単に言って、古田黒須は改造人間である。
恋人を救いたい侑牙と恋人を犠牲にしてしまった黒須という対比でシナリオを大いに盛り上げてくれた。
あと支援込みで行動値66に到達するという偉業を達成した。
めっちゃ早口で喋れそう。


PC3 PL:天風さん
星城 聖(せいじょう・ひじり)/不浄の仔
AT コズミックホラー(落とし仔)/ハーミット(マジシャン)
とある事件で邪神アブホースに挑んだ結果、返り討ちに遭った挙句不浄を貰った上に二階級特進してしまった邪神刑事。階級は警部補。
GMのSAN値を下げるという斬新な技を多用し、敵NPC(魔法少女)を邪毒漬けにしてハイライトを奪っていた。
口の悪い潔癖症ではあるが、「汚い世界を掃除したい」という信念(エゴ)にはある種の正義が光る。
攻撃演出とか呪文詠唱とかで色々悍ましいが、PC1のエゴに真っ向からぶつかっていったシーンは間違いなく最高のイベントだった。

…のだが、うっかりドミネーターの口車に惑わされるというウカツを晒してしまう。


PC4 PL:ショウジさん
ビィ=ビィ/”巣のない女王”ビィ=ビィ
DEF ネイバー(魔蜂族)
女王蜂ではあるが、自身こそが種を完結させているというエゴのもと、「ドウゾク」を食い尽くした特異点。
表向きは留学生として「ナカマ」や「トモダチ」を求めて人間界を探索中。
GMのSAN値を下げる技の使い手パート2。聖とのコンビネーションで阿鼻叫喚の図を生み出す。
4人の中では間違いなく一番のエゴイスト。だからこそ、侑牙や黒須との対比でシナリオが熱くなる。
エゴイストではあるが絆によって半魔たり得ている、ある意味では一番半魔らしい存在。
EDではビィ=ビィの性質がドミネーターに近いせいか、今回の黒幕ドミネーターと会話するというトンデモイベントが発生。
ウカツにドミネーターと会話してはいけない(戒め)。


GM:残念、俺でした!
ドミネーターの悪意を表現する上で、やはり思考の異形化ってのは大事だと思います。


■もろもろ
俺のオリジナルシナリオだよ?大丈夫?

まぁ、それはともかく、PL陣のやる気と熱意と殺ル気には舌を巻くばかりでした。
やはりBBTにおいて絆とエゴの間の葛藤ってのは大事ですねー。
ろくでもない天秤を突きつけられても尚、最適解を模索しハッピーエンド(仮)へと向かう姿は皆々最高にかっこよかった!

次回はちゃんとしたヒロイン目指すよ!

279滝澤:2018/01/09(火) 23:45:04
 ――12月30日、午後10時!! 今年も残すところ26時間に迫ったその時、我々7人は、1つのテーブルを囲んで睨みあっていた!!

 そう、7人である。この中の1人がGMならば、残り6人がPLとなるッ!! やるのか。やるのか。やれんのか!!

「やろう」「やろう」

 そういうことになったので、深夜6人BBT、見えてる地獄に飛び込むぜ!!


■ビーストバインドトリニティ『僕たちが地球を護る』

 シナリオ&GMは田中。今回、昼に大学サークルメンバーが集まってのセッション……にはスケジュール上参加できなかったので、夜、短く終わるシナリオで、余裕ある人だけ一緒にやれればなー、くらいの気持ちで行ったのですが。

 昼卓のGM含め、まさかの全員参加である。

 幸い、シナリオ自体は別に何人でも構わないものだったのと、短時間で多人数BBTする実験もしたかったんで、ほいほいOKしたっていうか「いや、できると思うからやろう!」くらいのことは言った気がしますネ……。

 というわけで、地球侵略のために現れた極悪非道・強大無比な宇宙海賊団「エヴィルエーテル」に立ち向かった、イカレたメンバー紹介するぜ!!


▼黒木美香[クロキ・ミカ]/ミカ・ブラックローズ 外見18歳女性
SP 魔王の後継者=アイドル
 アイドルとして人々を魅了することで大量の魂をゲットすべく奮闘する魔王の後継者。天上天下唯我独尊、されどアイドルとしての芯は筋金入りで、プロ意識は魔王級に高い。巻き込まれ体質の友人を、ぐちぐち言いつつ助けに行くツンデレ。お付のメイド・リーズとは大変いいコンビ。
 エヴィルエーテル六星将戦では、絶対必中射手ドラグノフ星人と対戦。星間狙撃をこなす凄腕スナイパーに対し、自分に注意をひきつけている間にメイドに仕掛けさせた爆薬でぶっ飛ばす豪快なちゃぶ台返しで完全勝利。
 PLは、プレイヤーやるの超久々御影さん。

▼イリアン 外見40歳男性
DF 造られた怪物(純血)
 進撃の巨人ドミニオンからやってきた苦みばしったオッサン。基本的に調査兵団のはずだが、何の因果か自身が巨人化する能力を持つ。前のセッションで見たときは、死にたくないという気持ちをちっぽけなプライドや使命感で支え、現状前進のため奮闘するキャラだった気がしたが、今回は半分以上ライナー・ブラウンbotと化していた。何があったのさイリアンさん。
 エヴィルエーテル六将星戦では、全身に殲滅兵器を搭載した鋼鉄殺戮暴将ギガ・メタリカと対戦。惑星破壊砲に耐え切り、逆に脅威度計測不能の巨人パンチで爆発四散させた。
 PLは一番テンション高くキャラをブッ込んできた天風Exさん。

▼八雲仁[ヤクモ・ジン] 35歳男性
SP ロード(純血)
 本人は何の力ももたないが、事態を解決する力を持つ者(PC)に渡りをつけて、そいつをサポートすることに特化した異色のロード。《己を知る者》でめちゃくちゃひ弱な人間だが、傷つくことを厭わないタフガイ。メフィストフェレスの依頼で、何度か相棒を張ったことのある後述の木蔭野優芽と共に地球防衛に参加する。メンバー最大の常識人。
 エヴィルエーテル六星将戦では、全長10km・秒速5光年の速度を誇る最速四輪遊星パーセクライダーと対戦。その速度の前に勝ち目などないかに思われたが、相手が勝ち誇ってる間にブレーキとハンドルに細工をし、レーススタートと共に宇宙の彼方に放逐した。
 PLは、PLも頭脳派だRICKYさん。

280滝澤:2018/01/09(火) 23:46:10
▼木蔭野優芽[コカゲノ・ユメ] 外見16歳女性
AT 異能者=守護者使い=バステトの子ら
 日当たりのいい場所で昼寝ばかりしている少女。常に猫に囲まれ、猫に好かれ、猫と共にあり、猫の敵を排除する。寧ろ彼女こそが猫の見ている集合無意識――夢なのかも知れない。夢と現の狭間にたゆたう存在。
 エヴィルエーテル六将星戦では、異形の獣たちと共に殺戮サーカスを繰り広げる屍山血河道化グリン・グリン・グリンと対戦。恐れを知らぬ道化に、正体不明の獣たる“猫”を殺した恨みを叩きつけ、恐怖に引きつらせたまま、サーカス小屋の中身ごと実在と非実在の狭間へと放逐、永遠に消失させた。何言ってるかGMも自分で全然わからない。
 PLは久々に観念系のド級超人を涼しい顔で投げ込んできた新米さん。

▼オルフェウス・ガル・ウィンランド 18際男性
DF 人狼(純血)
 都市に生きる人狼。同じ恵まれない境遇の子どもたちを集め、警備会社「銀牙団」を組織し、食い扶持を与えつつ平和を護る頼れるアニキ。因みに銀牙団は特にデータはないので、依頼があると毎回個人で出撃することになる。全ての攻撃が背中に集中し血まみれで倒れるが絶対にしなない、という限定がキツ過ぎる運命のもとにある。ほとんどオルガ・イツカbotだが言ってることとやってることはまとも。
 エヴィルエーテル六星将戦では、銀河都市伝説ギャラクシーメリーさんと対戦。アルファ・ケンタウリから必ず対象の背後に現れるというありえざる事象のねじれを利用して対象を消し飛ばす難敵だったが、「背中からの攻撃では絶対にしなない」特異点であるオルガが相性差で競り勝った。決まり手は3発の銃弾。やっぱオルフェンズbotじゃね
えか!!
 PLは、疲れまくって眠そうだったがプリプレイが始まったらいきなり起きて来たむむこさん。

▼兜隆二[カブト・リュウジ]/メサイアヒスト 11歳男性
AT 魔剣(純血)
 自分を英雄だと思い込んでる親戚の兄ちゃんを心から崇拝する、純粋無垢なる小学生。あらゆる者を両断する風を生み出す魔剣を手に入れ半魔として生きることになるが、自分自身は救世主(メサイア)ではなく、その後をなぞる者(メサイアヒスト)と定義する。よくない親戚を崇拝している以外は、ひとに優しく、知恵をもち、勇敢な、非の打ち所のないよい子。よくない親戚さえいなければな……。
 エヴィルエーテル六星将戦では、この世界そのものを夢と嘯く魔少年・夢幻世界分霊“Y”と対戦。頼みの綱の魔剣が存在しない因果律に取り込まれてなお戦意を失わず、感服でもって勝利した。魔剣で切り裂くからヒーローなのではない、自分の意志で道を切り開くからヒーローなのだ。ほんと、よくない親戚さえいなければな……。
 PLは、そのよくない親戚をダブクロでPCとして使ってたマコトさん。


■雑感

 もう上に示したので大体全部だよォー!!(挨拶)

 お気づきかも知れませんが、PL人数の幅に対応するため、PC1人につき敵幹部1人がマッチアップする、というのが本筋のシナリオでありましたが、PLの皆さんの素晴らしい発想力と深夜テンションによって、明後日の方向にぶっとびそうなくらいユカイなセッションとなりました。

 オープニングは割りと投げっぱなしだったんですが、PLが全員BBT巧者なので安心して投げっぱさせていただきました。こんな風なマスタリングできるのはマジで幸せ者だと思います。

 結果、GMも適当ロールプレイが加速して楽しかったです。なお一番楽しかったのは、満面の笑顔で核ミサイルのスイッチを押す百鬼一馬のロールプレイ。

 シナリオ作成の時間の多くを占めてるのは敵の幹部の名前と設定を造ることでしたが、こちらもウケがよくてホッとしました。そして皆さんの多彩な撃破演出。やっぱその半魔ごとの個性が見えた瞬間、BBTやってよかった〜〜!!ってなります。

 というわけで、2017年最後のセッション、ほとんど飛び入りみたいな状況だったにも関わらず受け入れていただき先ず感謝!! そして、本当に楽しませていただきました!! ありがとうございました!! 2018年も、やろう、BBT!!


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