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★「いいロジック」ということについて

1POYOX:2003/09/20(土) 01:12
>今のところ、いい絵にすることだけしか考えられないんですが、
>「いいロジック」というのはどういうことなんでしょうか?
>お時間ありましたらまたアドバイスお願いいたします

というガオさんの質問に対してのレスです。
私もまだ、どちらかというとアドバイスを受けなければいけない側なのですが、
とりあえず、私が考えていたことを以下に書いてみますね。


まず最初に、これだけは確実という事柄があります。
それは、全ての人に対して「いいロジック」であることは不可能だということです。
すごく簡単なロジックが好きな人もいれば超難解なロジックが好きな人もいるし、
また、塗り絵が好きな人だっています。 そして中には、複数解だらけの作品を
好きな人だっているかもしれないからです。(←実は私がそうです(^ ^; ロジックを
解いてるという感じではないのですが、これこそパズルを解いてるって感じがする
ので……)
というわけで、以下は、「こういう考え方もあるんだな〜」くらいの軽いスタンスで
読む程度にして、あまり枠にとらわれない作品作りをしてくださいね。
(>>1-6)

2POYOX:2003/09/20(土) 01:15
①塗り絵

ほとんど頭を使うことなく塗っていけるようなカラー作品をこう呼びます。
絵の内部に「隙間(塗らないマス)」がほとんどなかったりすると、塗り絵的な作品に
なります。
例えばガオさんの作品は輪郭の内側がほぼ色マスで埋められています。
そのため輪郭の位置がわかってしまえば、後は頭を使わずに解けていってしまう
というわけです。 
ただ、ガオさんの作品の場合は色も多いし輪郭もかなり複雑なので、初期の段階で
「塗り絵」と気づく人は少ないでしょうから、それほど気にすることはないと思います。
それに私のように、「塗り絵を解く時の爽快感が好き!」という人も割りといると思う
ので無理に作風を変えたりしないでね。(^ ^

私の考える「塗り絵を回避する方法」は2つあります。
1つ目は、ただ単に絵の内部に空間を作ることです。
ただし、このときに無意味に空間を作ったのでは解く側にストレスが溜まってしまい
ますので、あくまで、絵柄的に見てちゃんと意味のある空間を作ることが大切です。
例えば、ガオさんの作品中にもあった「ハイライト部分」などがそうですね。

2つ目は、ALの新しい機能を使います。
塗り絵の原因となっている色のうちの一つを「背景色」にしてしまう方法です。
こうすると、絵柄自体は変化しないけど、ロジック的には絵の内部に空間ができ、
しかも、絵が意外な形で出来上がっていくのでやり方によっては、とても良い評価を
得られると思います。

3POYOX:2003/09/20(土) 01:16
②類似色・同系色の使用、多すぎる色数

絵柄を重視しようとすると、どうしても類似色や同系色の使用が増えたり、色数が多く
なってしまいますよね。

ロジックを楽しみたい人達はたいてい「数字のパズル」に対して頭を使いたいわけで
すが、類似色・同系色が多いと、パズルとは直接関係のない「色の判別」という部分に
頭を悩まされることになります。
また、色数が多い場合、ロジック的に簡単になるうえ、使用色の交換もかなり面倒に
なってしまいます。 そしてそれらが、評価を下げてしまう原因となっているようです。
ですが、当然、より素敵な完成図を楽しみにしている人達もたくさんいますので、
類似色・同系色・多すぎる色数は「程度問題」なのだと思います。

登録する前に必ず自分で解いてみているはずだと思うので、その時に自分がそれほど
ストレスを感じないようであれば、それでOKだと思います^^
あ、一応書いておきますが、「自分で解く」ときは、完成図を想像しながら解いてはいけま
せんよ。 自分の作品なので完成図を知っているのは当然ですが、それをなるべく考え
ないようにして、他の人の作品を解くようにしなければ意味がありません。
また、そうすれば「複数解」の回避にもなります。

※一応、過去に「あまり評価の良くなかった配色」を5つほど挙げておきますね。
 ☆黒色 - 藍色
 ☆黄色 - クリーム色
 ☆栗色 - コーヒーブラウン
 ☆栗色 - 茶色
 ☆鈍色 - グレー
ただし、これらの配色であっても大丈夫な場合もあります。
それは、「似た色同士が入り乱れておらず、ある程度ブロック状になっており、お互いの
色同士が比較的離れている場合」です。

4POYOX:2003/09/20(土) 01:16
③複数解

理論的にどうしても決められないマスがある場合をいいます。
詳しくは↓このスレッドを参考にしてみてください。
http://jbbs.shitaraba.com/game/bbs/read.cgi?BBS=5233&KEY=1050904886

「私は結構好き」と書きましたが、基本的には絶対に複数解はなくすべきものです。
それは↑に示したスレッドにも書いたことですが、複数解のある作品はその名の通り
複数の解があるわけで、解答者が、必ずしも自分の思いえがいていた完成図にたどり
着いてくれるとは限らないからです。
また、理論的に解けないのは多くの人にとって、ストレスの溜まることだとも予想されます。

とにかく複数解だけは、他の項目と違い、ちゃんとチェックをして無くすようにすることを
お勧めします。

5POYOX:2003/09/20(土) 01:17
④背理法が必要な問題

背理法についての簡単な説明は↓これを参考にしてください。
http://jbbs.shitaraba.com/computer/bbs/read.cgi?BBS=5847&KEY=1053125370

背理法をロジック作品に使用するかどうかについては賛否両論あるみたいですが、それが
理論的かそうでないかという質問に対しては答えはひとつ、「理論的」です。
仮定を使って試行錯誤してマスを埋めていくような方法なので、悪く言えば「総当り」的な解き
かたですが、ちゃんとした数学的論法です。

ですから私としてはロジック(理論)作品としても、ちゃんと成り立っていると思うのですが、この
論法は、雑誌などのロジック作品のように、鉛筆と消しゴムを使って解いてくのにはとても不向
きです。 仮定のために塗ったり消したりを繰り返さなければいけないからです。
そのために、この手法はロジック作品ではあまり浸透せず、それゆえに、この解きかたを知ら
ない人もたくさんいるので、背理法を使用しなければいけない作品は、現状では「一般的でない」
と言われるのも一理あると思います。

しかし、ALではもちろん消しゴムなど必要ないし、また、ver28からは、仮塗りモードが実装され、
より背理法の使用が簡単になりました。
また、普通のロジックに少し物足りなさを感じている人達にとっては、これほど刺激的な作品はあ
りません。

結局、私の結論としては、背理法が必要な問題にするかどうかは、作成者の好みにあわせるのが
一番だということです。 簡単な問題も、難しい問題も、どちらにもちゃんと需要はあるのですから。

6POYOX:2003/09/20(土) 01:17
⑤広い層に受けるロジックとは?

冒頭でも述べた通り、全ての人に対して最高なロジックなどはないけれど、私の考える理想っ
ぽいものを書いてみます。

音楽、CM、ドラマ、ゲーム、映画… いろいろなものが世の中にありますが、その中で目をひくも
のには大抵共通点があるように思います。 
それは、「メリハリ」です。
緊張する部分と弛緩出来る部分がお互いに引き立てあって、全体の良さをぐっと上げてくれます。
私はそのような解き味のロジックに、すごい充実感を感じます。また、そういう作品はたいてい
ロジック評価も高くなる傾向にあるような気がします。

では具体的にメリハリのあるロジック作品とはどういうものかというと、「悩ませる部分」と「何も考え
ずに塗れる部分」が明確に認識できる状態で存在している作品だと私は考えます。
最初から最後までが全て難しかったり、また簡単だったりしたら、解いている途中で嫌になったり
だれてしまいがちになりますが、メリハリを作ることで、これを解消できると思うのです。
難解な部分を解き続けてヒートし過ぎたところに、塗り絵的な爽快感ある部分があらわれたり、
簡単すぎてだれてきた所で、きゅっと頭を使う部分が出てきたり… と、まるでジェットコースターの
ように最後まで一気に解かさせられたとき、私は本当に楽しかったと感じます。

(もちろん世の中にはメリハリなど無くても「名作」と呼ばれるものは多々ありますし、上に述べた
意見は、あくまで、たくさんある見解の中のひとつであることは言うまでもありません。)

7POYOX:2003/09/20(土) 01:18
(>>1-6)
以上、「いいロジック」について、私が思いついたことをざっと書いてみました。
長文乱筆ですみません。 あまり、まとめることができませんでした。
う〜ん。 やっぱり文章にもメリハリが必要ですよね…(^ ^;


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