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戦場スレpart2
310
:
◆ehmeRCjCRw
:2012/09/26(水) 19:35:10 ID:6M38yHOw
>>305
あろうことか、エクセリオンは竜巻の縁を遡るようにして蒼騎士の右腕へと接近する。
離れ業と呼ぶに相応しいその対処法と、それを可能にする技量には目を見張るものがあった。
「なかなかに面白い真似をする……だが!」
蒼騎士は動じることなく、円陣に突き刺さった槍の先端を、更に奥へとひねり込んだ。
その刹那に、竜巻が著しく膨脹し、外周に向けて一気にバーストする。
軌道を反らさねば、エクセリオンはたちまちに肥大化した渦へと飲み込まれるだろう。
>>306
蒼騎士の背後からミサイルが群れをなして襲い掛かる。
それに呼応して、巨大なウィングの基部に浮かび上がる二つの円陣。
そこから放たれた計6条の光軸がミサイルを迎え撃った。
広がる爆風。脱したミサイルは僅かに2基。
それらは蒼騎士の重厚な肩部装甲に後方から衝突し、順に爆ぜた。
【HP90%】
「俺に手傷を負わせるか……」
その一撃は歴然たるダメージにはならなかったが、竜巻による攻撃を切り上げさせる契機となった。
霧散していく緑の光。
猛威が過ぎ去ると、月の表面には深々と小さなクレーターが一穿たれていた 。
「しかし手傷は手傷。このヒューキャリオスに、なまじの攻撃は意味を成さん」
被弾箇所は黒く焼け焦げていたが、その様相が見られたのも一瞬だった。
褐色に荒れた装甲表面が、外周から蒼のインクに侵されるように色彩を回復させていく。
視覚的には些細な変化であったが、それはこの機体が持つ自己修復能力の証明であった。
【HP回復(大)発動。HP100%】
「……一人残らず生き残ったか。そのしぶとさには敬服せざるを得まい」
蒼騎士が腕を一振りすると、5つの円陣が空中に現れ、各々から3条、計15条の光線が乱れ飛んだ。
狙うはそれぞれエフゼロ、ラプター、エクセリオン。
追尾性を持った絡み付くような弾道は、大きく運動しなければ避けられそうにない。
それは明らかな足止めのための弾幕だった。
「ならば、一人ずつ殺していくとしよう。まずは……貴様からだ」
>>308
地表に降下した蒼騎士は、ゲシュペンストへと静かに歩み寄っていく。
両者の間をガンレイピアの火線が幾筋か流れたが、命中したものは一つもなかった。
「……あの技の予兆を見て、真正面から突っ込んできた者は貴様をおいて例がないぞ。
その推力を活かせば、安全圏に逃れることも可能であったろうに」
やがて、蒼騎士はゲシュペンスト間近に立つや、ガンレイピアを握る右腕を思いきり踏みしだいた。
そして、その胴体の中心へと、手にしたランスの先端を突きつける。
「……仲間を守らんとしたが故の行動か。
だが、それを成し遂げるには貴様はあまりに非力だ」
非情な現実を知らしめるように、赤いツインアイが冷酷にヒツギを見下ろしていた。
「呪うのならば、俺と間見えた不運を呪うがいい……さらばだ」
そして、無慈悲にもその右腕がコックピットへと突き下ろされる――。
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