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戦場スレpart1
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>>909
ライフルのトリガーを引く直前に海面の上に敵機が現れたのを見て、アカリは狙いをそちらへ移した。
普通の人間ならば、トリガーを引いてからそれに気づくようなタイミングだったが、
アカリの内に眠っていた超速度反射能力が、高揚してきた意気に刺激されてその眠りを止めつつあり、
その反射速度がそんな常人離れした行動を可能にしたのである。
(……今の感覚。来てるみたいね)
移した照準の中心に敵機のうちの一機を捉えたところで、ゲシュペンストの横を、射撃武器を乱射しながら何かが通り過ぎていった。
YFA−01、レオンハルトの機体だ。かの機体の攻撃により、月光二機はその動きをかなり鈍らせた。チャンスだ。
「…………!」
殆ど棒立ちになっていた月光の中心を、ライフル弾に貫かせるのには、大した労力を費やさなかった。
そのことについて、レオンハルトから通信が入る。
「今のはシュナイダーさんの援護のおかげですよ。楽に仕留めることが出来ました。
……え、ゲシュペンストに? 今度出るときは、お互いの機体を交換でもしてみますか?」
彼からの通信に、冗談を交えつつそう返す。
>>898,>>910
レオンハルトとの通信の後、ヒツギからも通信が入った。
「ええ、そちらもつつがなく終わったようで何よりです。付近にはレイナさん達が戦っている敵以外の敵影は見あたらないようですね。
当面の脅威は無さそうですが、気をつけて下さい。戦域南方から不審船が近づいてきているという報告もありますから」
レーダーで戦況を確認したアカリは、ヒツギにはそんなふうに返す。
次いでアカリは、敵隊長機と交戦しているレイナとライトの双方に通信を入れる。
「レイナさん、明智大尉、アカリです。敵小隊を殲滅し、保護対象の機体の確保に成功しました。
現在、ハヤセさんが対象を確保したまま後退しており、私とシュナイダーさんが引き続き彼の援護をするつもりですが、それで大丈夫ですね?」
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