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戦場スレpart1
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>>854,>>859
「了解! いっちょ派手に行きますよ!」
バルクレイスに続いて戦域に到着したゲシュペンストは、YFA−01のワイヤーから手を離した。
派手に行く、と言っても大層な射撃武器があるわけではない。しかし、牽制射撃としての効果範囲に優れた武装なら存在する。
それはゲシュペンストの背部に搭載されたコンテナミサイルユニット、「スプリットミサイル」である。
2発撃ち切りの武装ではあるが、発射後に中から大量のマイクロミサイルを放つこの武装なら、海中に広く爆撃を加えることが可能だ。
ただし、そうは言っても、今回は救出作戦。海中に沈む「聖母」とやらを傷つけてもいけない。
「甲斐とのデータリンク確立……敵、深度確認……よし、捉えた。
ミサイルの信管は着水後10秒に設定」
甲斐から送られてきた観測データをもとに、ミサイルの信管を敵がいるあたりの深度で爆発するようにセットする。
これで、敵の少し上の深度で爆発するミサイルの爆風に「聖母」が巻き込まれる心配はない。
「敵座標ロック。スプリットミサイル、射出!」
アカリがトリガーを引いたのに従って、スプリットミサイルユニットはゲシュペンストの背から2基とも射出された。
ゲシュペンストから離れた後、海面の上を高速で飛ぶ2基のスプリットミサイルは、しばらく飛んだ後、先端から真っ二つに割れる。
その中から、円環状に配置されたマイクロミサイル群が露出し、それから一秒も経たないうちに全マイクロミサイルが発射。
バラバラの軌道を描きながらも、どれもが指定された座標、つまり、「聖母」を拘束している敵がいる場所へと飛来し、
ブースターの勢いそのままに着水、敵のすぐ真上の深度で爆発した。
あくまで牽制を目的とした広範囲のミサイル爆撃であり、マイクロミサイル一つ一つの攻撃力もたかが知れている。
被害は極小ではあろうが……敵の体勢を崩すことはできるはずだ。
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