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SSの実力向上を目指すスレ 第8話

1名前が無い程度の能力:2013/05/07(火) 22:45:11 ID:y9yd3d.A0
 ここはSSについてただ投稿等するだけでなく、仲間と批評するなどして自分の実力向上を目指すスレです。
「SSの書き方について他の人の意見も聞いてみたいぜ」といった人。
「SS公表してみたいけど自信がない・・・」という人。
 その他どんな人でもOK。
 実力を身に付けたり、物書き同士で交流したりしましょう。

 批評依頼やアドヴァイスなど何でもござれ。

過去スレ
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作品を投稿してみよう〜
 新生・東方創想話・新生・創想話ジェネリック
 ttp://www5d.biglobe.ne.jp/~coolier2/SS_kai.html

参考サイト
初めて小説・SSを書かれる皆様へ〜
 モノ書き一里塚
 ttp://www.asahi-net.or.jp/~mi9t-mttn/
 RealCreate−小説の書き方講座−
 ttp://www.feel-stylia.com/rc/creative/
 ライトノベル作法研究所
 ttp://www.raitonoveru.jp/

メアリー・スーについて
 メアリー・スーとは
  ttp://ja.wikipedia.org/wiki/Mary_Sue
 メアリー・スーテスト
  ttp://iwatam-server.dyndns.org/column/marysue/

179名前が無い程度の能力:2013/11/14(木) 21:22:00 ID:TF/hOgYw0
>>178
読みました。

まずは誤字脱字コーナー。ざっと見て気がついた範囲です。

 ・「その前の屈辱を味わっていたが」
  ⇒その前に?

 ・「元々黙視できる様な奴じゃないけど」
  ⇒目視

 ・「作った朝食は一先ず厨に取置にした」
  ⇒厨房?

 ・「餓鬼棚の置いた場所に近づく」
  ⇒餓鬼棚を

また、誤字脱字ではありませんが、ちょっと変だと感じた部分。

 ・「昨日見た本にひもじい様〜」「小説ねぇ、〜」
  ⇒なぜ小説と即断できたのか。
   根拠が見当たらず、かつ彼女からぱっと出てくる単語としてやや不自然。

 ・「やっぱり何か画もあったわよねこれ……」
  ⇒文様や意匠のことを画と表現するのはちょっとズレた人という印象を受けます。
   台詞なので、そういうキャラ付けであれば問題ない……と言いたいところですが、
   幻想郷の住人、まして霊夢さんに使わせるのはちょっと無理矢理な感があります。

 ・「それだけ石畳の破損も在ることだ」
  ⇒出来事に対して「在る」という漢字を当てる理由が見当たらないのがまず1つ、
   もう1つは単純に日本語として奇妙です。「よくある」 の 「よく」 が抜けているだけ?

-----

内容面については、東方世界に相応しいネタを相応しい形で扱えており、
かつ登場人物の掛け合いもおおよそ滑らかで引っかかりの少ない仕上がりです。
物語としての起伏には乏しいので大絶賛を浴びるような性質の作品ではありませんが、
いかにも東方世界でありそうな一つの出来事、としてよく考えられた一作だと言えるでしょう。

小ネタやギャグの必要性については、個々の作次第でどうとでも答えの変わるものですが、
今作のような雰囲気であれば、無理にねじ込む必要性はないでしょう。

自然に組み込める良いネタが思いつけばもちろん大きなプラスになり得ますが、
添え物のための添え物としてそのような要素を加えることは、おおよそ無駄にしかなりません。

180179:2013/11/14(木) 21:24:47 ID:TF/hOgYw0
次、描写について。というか文章について。
かなり酷い部類です。内容面との落差がものすごい。

まず、散見されるというレベルではない重複表現の量。
全て書き出しているとキリがないので印象的だったものだけを挙げますが、

 ・掃き掃除
  ⇒巫女さんの神社の仕事なのだから 「掃き清める」 という表現で重言は避けられたはずだし、
   何にせよ二回目以降は 「掃除」 だけで十分なのに、ほぼ全てこの表現になっている。

 ・押入れに押し込んだ
  ⇒押入れに押し入れた、でないだけマシだと考えることもできますが、
   それならば 「放り込んだ」 くらいまでは思いついてもよかったのでは。

 ・巾着状の小物入れ
  ⇒巾着という時点で小物入れです。
   巾着に見えるがちょっと違うものだよ、という意味でこうしたのだと考えることもできますが、
   それが活かされている場面はどこにも見当たりません。

また、重複表現ではありませんが、

 ・石畳
  ⇒三人が石畳や屋根の修理にかかっているシーンを、「石畳」 で検索して強調表示してみましょう。
   すごい密度です。

これらのような言葉遣いの野暮ったさに加え、文章表現それ自体でも悪い例が多く見られます。
こちらも印象的だったものをいくつか挙げると、

 ・「不満そうに蹴飛ばした石を目で追っていた霊夢は、茂みで見失うと何気無く魔理沙の足元を見た」

  ⇒この直前の文章で、石を蹴飛ばしたのは魔理沙であることが示されていますが、
   その流れをわざと裏切るかのような語順で構成されています。
   「茂みで見失うと〜」 の部分も前半との繋がりが悪く、読感の良くない言葉遣いです。

 ・「ふと思い出したが、思い出しただけで修理してもらえればそれでいい」

  ⇒前後の流れから推測すると、「他の二人には言ってなかったその情報を思い出したが、
   どっちにしても修理してもらえればそれでOKなんだし、深く考えずにスルーした」
   という文意だと思われますが、すんなりそう読める文面だとは認められません。

 ・「そのまままだ湿っている枝葉を〜」

  ⇒そのまままだ、という表現が一見して誤字脱字ではないかと目を滑らせてしまう悪い繋げ方です。
   これ単品であればいちいちあげつらうような話ではなかったでしょうが、
   他の諸々と合わせて考えると、ああ何も気を使っていないな、と受け取れる一要素になっています。

と、こんな感じですっ転びそうになる表現がてんこ盛りです。

ちょっと気になったので他の作品も見てみたら似たような傾向があったし、
正直ここまで徹底されていると、もしかしてこれは意図的にこうしているのかな、
と思って指摘するべきかどうか躊躇ってしまうレベル。

(もし本当にそうだったら、これらの俺の指摘は全てスルーして忘れてください。
 感覚の違いすぎる人間の意見は参考になりません)

どれもこれも本質的に内容に関わるものではないので、
良く作られた話の中身自体に助けられて致命的な致命傷にはならずに済んでいますが、
だからといって 「これでもおk」 などとは口が裂けても言いたくない。

地の文は簡素を心がけたとのことですが、
正直これで重厚に描写されても惨劇の未来しか見えないので、
ある意味では大正解だったのかもしれません。

181179:2013/11/14(木) 21:26:21 ID:TF/hOgYw0
総括的な何か。

 良い点:きちんと考えられたネタを無理なく自然に扱えており、
     東方世界によく馴染んだ良質な作品になっている。

 悪い点:読みやすい文章、という概念が根本から欠落している。
     まるで一文一文が独立した写真のキャプションのようで前後の流れがなく、
     台本というか箇条書き的な発想でしか文章が形作られていない。

-----

改善案。

内容面についての指摘は他の方にお任せして、
とにかく俺からは文章を何とかしてくれと懇願しておきます。この落差は酷すぎる。

具体的にどうするべきかは……うーん。
というかこれ、普通に考えれば 「推敲しようよ」 の一言で終わりなんですが、
依頼文からするとそうでもなさそうなので、どうしよう。

とりあえず方針的な何かを簡単に挙げてみると、

 ・書いた文章を時間を置いて見直す。
  意図した通りの表現になっているか、文法的に過剰だったり不足している要素はないか。

 ・前後の流れに無駄はないか。
  指示語や代名詞で簡潔にまとめられる部分で、元の単語を無駄に連呼していないか。

 ・無駄なところで漢字を使っていないか。
  変換ソフト任せで、よく理解もしていない漢字をぽこぽこ使うのは避ける。
  変換するかどうかの判断基準というのは、その人の考え方や作品の方向性で様々ですが、
  もっとも簡単な基準は 「その文を自分で手書きしたとき、自分はそれを漢字で書くか?」 です。

最低でもこの程度はやっておきましょう。
というか、これくらいは草稿段階でも脳内で自動処理できるようにしておきたいところです。
推敲というのは 「ブラッシュアップ」 が本来の意味であって、基礎を徹底させることではないので。

また、それらの語法的、文法的な側面とは別に、
「あまり地の文に頼らず物語を進めていく」 という観点からは、
落語や小噺のような軽妙な表現について勉強してみるのも良いでしょう。

実際、今回の作品では地の文の語り手に微妙な人格がにじんで見えていますので、
中途半端な状態を避けるという意味でも、一度自分のスタンスを確認してみてください。

あとは……月並みですが、いろいろ読んで身につけましょう、というくらいでしょうか。
ただ漫然と読むだけでなく、「自分だったらどう表現していたか」 を考えて、
自分のクセの良し悪しを具体的に評価、把握していくことが重要です。


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