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SSの実力向上を目指すスレ 第8話

180179:2013/11/14(木) 21:24:47 ID:TF/hOgYw0
次、描写について。というか文章について。
かなり酷い部類です。内容面との落差がものすごい。

まず、散見されるというレベルではない重複表現の量。
全て書き出しているとキリがないので印象的だったものだけを挙げますが、

 ・掃き掃除
  ⇒巫女さんの神社の仕事なのだから 「掃き清める」 という表現で重言は避けられたはずだし、
   何にせよ二回目以降は 「掃除」 だけで十分なのに、ほぼ全てこの表現になっている。

 ・押入れに押し込んだ
  ⇒押入れに押し入れた、でないだけマシだと考えることもできますが、
   それならば 「放り込んだ」 くらいまでは思いついてもよかったのでは。

 ・巾着状の小物入れ
  ⇒巾着という時点で小物入れです。
   巾着に見えるがちょっと違うものだよ、という意味でこうしたのだと考えることもできますが、
   それが活かされている場面はどこにも見当たりません。

また、重複表現ではありませんが、

 ・石畳
  ⇒三人が石畳や屋根の修理にかかっているシーンを、「石畳」 で検索して強調表示してみましょう。
   すごい密度です。

これらのような言葉遣いの野暮ったさに加え、文章表現それ自体でも悪い例が多く見られます。
こちらも印象的だったものをいくつか挙げると、

 ・「不満そうに蹴飛ばした石を目で追っていた霊夢は、茂みで見失うと何気無く魔理沙の足元を見た」

  ⇒この直前の文章で、石を蹴飛ばしたのは魔理沙であることが示されていますが、
   その流れをわざと裏切るかのような語順で構成されています。
   「茂みで見失うと〜」 の部分も前半との繋がりが悪く、読感の良くない言葉遣いです。

 ・「ふと思い出したが、思い出しただけで修理してもらえればそれでいい」

  ⇒前後の流れから推測すると、「他の二人には言ってなかったその情報を思い出したが、
   どっちにしても修理してもらえればそれでOKなんだし、深く考えずにスルーした」
   という文意だと思われますが、すんなりそう読める文面だとは認められません。

 ・「そのまままだ湿っている枝葉を〜」

  ⇒そのまままだ、という表現が一見して誤字脱字ではないかと目を滑らせてしまう悪い繋げ方です。
   これ単品であればいちいちあげつらうような話ではなかったでしょうが、
   他の諸々と合わせて考えると、ああ何も気を使っていないな、と受け取れる一要素になっています。

と、こんな感じですっ転びそうになる表現がてんこ盛りです。

ちょっと気になったので他の作品も見てみたら似たような傾向があったし、
正直ここまで徹底されていると、もしかしてこれは意図的にこうしているのかな、
と思って指摘するべきかどうか躊躇ってしまうレベル。

(もし本当にそうだったら、これらの俺の指摘は全てスルーして忘れてください。
 感覚の違いすぎる人間の意見は参考になりません)

どれもこれも本質的に内容に関わるものではないので、
良く作られた話の中身自体に助けられて致命的な致命傷にはならずに済んでいますが、
だからといって 「これでもおk」 などとは口が裂けても言いたくない。

地の文は簡素を心がけたとのことですが、
正直これで重厚に描写されても惨劇の未来しか見えないので、
ある意味では大正解だったのかもしれません。


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