したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ゲームの物語紹介スレ

1名無しさん:2008/03/04(火) 20:27:18
ゲームの物語の紹介はここで

2機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合VS.Z.A.F.T.ⅡPLUS PLUSモード:2008/03/04(火) 22:25:21
コズミックイラ(C.E.)71…オーブ首長国、オノゴロ島
そこには、家族と共に避難するシン・アスカの姿が。
しかしシンの家族はシンだけを残し、フリーダムの放った光芒によってなぎ払われる。
咆哮するシン。しかし、その当時14歳だったシンは、MSに対して圧倒的に無力だった。
そして、2年後のC.E.73、そこには…ザフトの軍人となったシン・アスカの姿があった…

「フリーダムは…俺が倒す」

3塊魂:2008/03/04(火) 22:44:19
アルコールに溺れて星空を暗闇に変えた大コスモの王様と、
親の尻拭いのために地球に飛ばされた王子。
王子は破壊しつくされた星空を戻すべく、
モノだらけの地球で塊を転がして大きくし、
それを暗闇の夜空に浮かべていきます。
はたして王子は、失われた星空の輝きを取り戻すことができるのでしょうか…?

4ピクミン2 前半:2008/03/05(水) 16:10:50
キャプテン・オリマーは、ホコタテ星では結構名の知れたベテラン宇宙飛行士だ。
愛機の宇宙船ドルフィン号で、小型貨物や宇宙資源を星から星へと運ぶ商売をしている。
とは言っても、彼もごく普通のサラリーマンであることには変わりない。
勤め先のホコタテ運送で身を粉にして働く毎日に疲れたオリマーは、
ある時、休暇旅行を思いついた。
ホコタテ運送の社長はオリマーに休暇を与え、
家族は父親の一人旅を笑顔で見送った。

ところが休暇旅行は思わぬ災難に見舞われた。
ドルフィン号が隕石に衝突し、見知らぬ星へ遭難してしまったのだ。
宇宙船の破損はすさまじく、パーツが星のあちこちに散らばってしまった。
おまけにこの星の大気には猛毒の酸素が含まれている。
生命維持装置を動かすバッテリーの寿命は30日しかない。
その短い期間に、散らばった宇宙船パーツを回収しなければらならかったのだ。

結論から言えば、オリマーは幸運だった。
この星で出会った小さな生命体ピクミンの助けで、
無事に宇宙船パーツを回収し、故郷のホコタテ星へと、
生還することができたのだ。

しかし…。

5ピクミン2 中間:2008/03/05(水) 16:17:57
オリマーの幸運は未知の星で使い果たしてしまったのかも知れない。
ホコタテ星に戻ったオリマーを待っていたのは、新たなトラブルだった。

オリマーのいない間に、ホコタテ運送には久しぶりに大きな仕事が舞い込んでいた。
ベテラン社員のオリマー抜きでこなせる仕事ではなかったが、
多額の運送料に目がくらんだ社長(本名:ル・チャチョー)は、
この大きな仕事を新人社員のルーイに任せたのだ。

結果は最悪だった。ルーイの不注意で、
高価な積み荷のゴールデンピクピクニンジンを宇宙ウサギに食い荒らされてしまったのだ。
このニンジンを弁償するために、ホコタテ運送は莫大な借金を背負ってしまった。

オリマーの愛機、ドルフィン号をはじめ、
社長は会社のあらゆる設備を売り払ったが、
それでも10100ポコという借金が残ってしまった。

6ピクミン2 後半:2008/03/05(水) 16:21:00
オリマーの目の前は真っ暗になったが、わずかに希望は残されていた。
オリマーが子供のお土産にとピクミンの星から持ち帰った物体が、
ドルフィン初号機の鑑定によると100ポコの値打ちがあるという。
ピクミンの星に戻って、同じようなお宝を持ち帰れば借金の返済も夢ではない。

社長はオリマーとルーイに社命を下した。
ドルフィン初号機に乗り込み、ピクミンの星へ向かえと。
借金を返済できるだけのお宝を持ち帰るために!

(ピクミン2 任天堂公式ガイドブックより)

7MGS3 前編:2008/03/05(水) 16:28:18
1964年8月24日パキスタン上空高度3万フィート。
米国旗を尾翼に描いた一機の特殊作戦機コンバットタロンが上空を飛んでいた。
朝日がコンバットタロンを包み込むと、そこから一人の男が空中へと身を投げ出した。
世界初のHALO降下(高高度降下低高度開傘)による潜入作戦、
「バーチャスミッション(貞淑なる作戦)」の開始である。
飛び降りたネイキッド・スネーク。特殊部隊FOXのメンバーである。
彼に与えられたミッションはソ連国内の山中、ツェリノヤルスクに単独潜入、
ソコロフ博士を奪還すること。
ソコロフはソ連で冷戦状態を終結させるほどの、恐るべき兵器を開発しているというのだ。
「特殊部隊の母」と呼ばれるザ・ボスとの再会と共に、スネークは潜入を開始する。

8MGS3 後半:2008/03/05(水) 16:32:18
ソコロフの救出は失敗に終わった。
負傷したスネークを待ち構えていたものは、軍部からの激しい尋問だった。
失意のスネークに新たな作戦が持ちかけられる。
それは亡命したザ・ボスの抹殺。
「FOXは死なない。まだ我々が生き残るチャンスはある」
FOX復活の最後のミッション「スネークイーター作戦」発動。
最新鋭偵察機を使いスネークはソ連上空から再度潜入作戦を仕掛ける。
スパイであるアダムと合流し、ソコロフが囚われている大要塞へと向かうのだ。
ネイキッド・スネークを待ち構えているのはザ・ボスとコブラ部隊。
世界の命運を握る、最大の潜入作戦が始まった。

9ロックマンX1 オリジナル版 ED:2008/03/07(金) 20:41:00
戦いは終わった。

明日になれば、再び平和な朝が訪れることだろう。
しかし、傷つき倒れ、夜の闇へと消えて行った者達が、
その朝を迎えることは決してない。

一人立ち尽くすエックスの姿は、爆発の光に照らされて
今にも消えてしまいそうに見えた。

何故戦わなくてはならないのか。誰もその事を教えてはくれない。
休む間もなくどこかでイレギュラー達が発生し、
再び彼は戦いの渦へと巻き込まれていくのだろう。

優しさを捨てきれぬイレギュラーハンター・エックス。
彼の戦いは、どこまで続くのだろうか。
彼の苦しみは、いつまで続くのだろうか。

彼の腕に冷たく光る、
エックスバスターの輝きと共に…。

10ロックマンX オリジナル版 ED後:2008/03/07(金) 21:06:13
お前が倒したものは、私自身ではない。
バラバラになった機械は、私の分身のようなもの。
私は再び、実体となって蘇る…

エックスよ、また会える日を楽しみにしているぞ。
ハハハハハハハハハ……

11ロックマンX2 ED:2008/03/07(金) 21:21:40
エックス…。
今回も私の負けのようだ。
…だが私は何度でも蘇り、新たなる力を得ることができる。
貴様の勝利など、ほんのひと時のものでしかないのだ!!

しかし ゼロは何故…。

ヤツは… 最後の…
ワイ……ナン……ズの…

ぐおおおおおおおおおおおおおお!






再びやってきたシグマの脅威を退け、親友ゼロを救い出したエックス
ハンターとしての仕事を全うし、ゼロと見つめる朝日の海が、
エックスの遠い記憶を呼び覚まそうとする。

エックスは考える
冷たいボディから溢れ出る、熱い力と 暖かな安らぎの訳を。

人間と機械、相容れぬ二つの生命が共存する平和な世界
それはかつて一人の科学者が望んで止まなかった理想郷…。

自らに託されたライト博士の想いを
やがて彼は知ることになるのだろうか…

エックスよ、新たなる戦いに向け
その小さな存在の中に秘められた大いなる力を
今はゆっくりと休めるがいい

この平穏の時が 仮初のものに終わらぬことを祈りながら…。

12ロックマンX3 ED:2008/03/07(金) 21:37:55
度重なるシグマの計画を悉く打ち破ってきたエックス
しかし、戦いの後に彼の心に残るのは虚しさだけだった。

何故人類とレプリロイド達が…
何故レプリロイド同士が戦わなければならないのか…

シグマに操られていたドップラーの研究所を見つめるエックス。

その、赤々と燃える炎を見つめながら
行き場のない悲しみと怒りによって
エックスの冷たい体は震えていた…


そして何時か思い出されるであろう自分の記憶が、
ゼロとの戦いを運命付けていることも
今は知らずに…。


そして彼らはこの先、何を見るのだろうか…。

13ロックマンX4 ゼロED:2008/03/07(金) 22:02:57
戦いは終わった。

しかし、蘇りつつあるゼロの記憶が
ゼロの心に迷いを生じさせる。

…イレギュラーを許せないハンターとしての自分。

…「アイツ」を倒す定めを負った、本当の自分。

全く異なる二つの運命。

そしてゼロの決断は、ついに二人のハンターを悲劇へと導く。

そう遠くない未来で…

14ロックマンX5 ゼロED:2008/03/07(金) 22:35:11
エックス「…ゼロ!?
     ゼロ、ゼローーーーーーー!
     ゼロッ!ゼロッ!まだ死んじゃダメだ!
     聞こえるかい、ゼロ…ゼローッ!」


シグマ「シ…シネェー………」(以前貼った骸骨みたいな形態です)

エックス「ん…!?
     し…しまっ…(光線が放たれる)
     ぐ…グハッ…!!」
ゼロ「…しぶとい…ヤツだぜ…!
   死ね…シグマ…!」(シグマを撃つ)

ゼロ「エックス…聞こえるか?
   …最後まで…あ、甘さが…出たな…。
   お…おま…は…生き…ろ…い、生き…」

(意識が途切れ、シグマと戦っている光景が映し出される)

ゼロ「…ハッ!?死ね、シグマ!
   …ん?おかしい…シグマウイルスを倒したはずなのに…
   なんでまた…シグマと戦っているんだ…?
   く、苦しい…
   そうか…エネルギーが切れかけて…
   記憶メモリーが暴走しているのか…。
   いよいよ…俺も最期。死ぬのか…
   (続いて、老人の博士の後ろ姿が映し出される)
   …誰だコイツ…。最後までわからない…。
   夢でよくうなされた…。
   (開発途中のゼロが映し出される)
   今度は…俺か…。
   そうか、夢の謎がわかった…。
   …何?お前は何を作っている…
   …ロボット破壊プロ… コレは…。
   そういうことだったのか…。
   (真っ赤に染まった、アイリスの顔が映し出される)
   …アイリス…。すまないことをした…。
   悪いなエックス。俺が消えないと…ダメみたいだ…
   コレで全てが終わる… じゃあな…エックス」

15おまけ ロックマンX5 覚醒ED:2008/03/07(金) 23:08:09
エックス「………」(上半身のパーツのみが転がっている)

???「…まだじゃ。もう休ませてあげたいのだが…。
    後少しだけ…頑張っておくれ、エックス」
    昔の「嫌なメモリー」は忘れてしまって…」

あれから一週間後。


ハンターA「エックス隊長。
      あの時のこと、本当に何も思い出せないんですか?」
エックス「…ああ。またそのことかい?
     うん。覚えてないね…」
ハンターB「…だって、ゼロ隊長とエックス隊長って言ったら
      誰もが認める特Aハンターで、
      二人で一緒にどれだけ事件を解決したか…。」
エックス「シグマのことは覚えているさ、忘れやしない!
     ただ、その「ゼロ」ってヤツのデータだけ残ってないんだ。
     誰だか解らないが、俺を修理してくれたとき、
     間違ってデータを消してしまったんだろ?」
ハンターB「そんな…
      そんなことで、ゼロ隊長のメモリーを…」
ハンターA「オイ、もうやめろって!
      エックス隊長が戻ってきただけでも
      奇跡なんだから…」

シグナス「正に奇跡だな
     戻ってきただけでなく傷一つなく帰ってきた。」
ダグラス「エックスとゼロの体はブラックボックスばかりで
     なかなか修理できないのに…。」
エイリア「奇跡じゃないわ。きっと…」
シグナス「相変わらず夢がないな、エイリア」
エイリア「夢…?興味ないわ
     レプリロイドがどうやって?」
ダグラス「しかし…何故ゼロのデータだけ削除されたんだ?
     エックスのヤツ。」
シグナス「解らん。自然に消えてしまったか…
     意図的に消されたか。」
エイリア「プロテクトがかかっていて、
     ゼロに関わるデータすら受け付けないわ…
     そんなプロテクト、私は見たことない。
     更にエックスの謎が増えて、しこりが残ったわ…」
ハンターA「エックス隊長、
      復興に時間がかかりますが
      今回の戦いで平和が訪れる…そんな気がします」
エックス「そうだな。そのためにもますます頑張らないとな」
ハンターB「隊長はこれから…どうしますか?仕事以外で」
エックス「え?そうだな…そんなこと考えたことなかったな…。
     うーん…。
     そうだ、「ヘヴン」を作ろうかな?」
ハンターAB「ヘヴン!?」
エックス「そう、「ヘヴン」と呼ばれるような…。
     人もレプリロイドも幸せに暮らせる楽園…。
     そんなヘヴンを目指してみたい。
     そう遠くない未来でいつか必ず…。」
ハンターB「ゼロ隊長がいれば…」
エックス「ん?またゼロかい?」
ハンターB「いえ、なんでもないですよ」
エックス「よし、ヘヴンだ…。いつか、必ず…。」

16ロックマンX6 エックスのみED:2008/03/07(金) 23:30:08
ゲイト研究所跡。
倒れているゲイトを発見したエックスとエイリア。

エックス「エイリア。助かるかどうか…解らないけど」
エイリア「エックス…。あなた、何故ゲイトを?」
エックス「同僚だろ?
     昔の話かもしれないけれど…。
     それにもう、これ以上レプリロイドを失いたくない…」
エイリア「そうよね… ゲイトはもう ダメかもしれないけど
     貴方のその気持ちは伝わると思うわ…。
     私からお礼を言うわ、
     有難う、エックス…」

(唐突にゼロが横から出てくる)

ゼロ「どうやら全て解決したようだな。
   強くなったな、エックス。
   もう一人で十分かもな…」

(ゼロ引っ込む)

エイリア「…そういえばエックス、貴方見たんでしょ?ゼロの夢。
     それもナイトメアの仕業だったのかしら…」
エックス「解らない。でも俺は信じてるんだ
     ゼロはきっとどこかで…。
     イレギュラーハンターだから、シグマになんか負けられない。
     だから生きてるさ!」
エイリア「エックス…。
     そうね、その通りよ」

(またゼロが割って入る)

ゼロ「フッ、そうだな シグマなんかに負けてたまるか
   暫く平和な日々が続くだろう。
   俺は今やるべきことを片付けるとするか…
   暫くイレギュラーハンターの仕事は任せたぞ、エックス
   これが片付いたらすぐ戻る。じゃあな…エックス」

(ゼロ引っ込む)

エックス「ゼロ!?」
エイリア「わ、私も今ゼロの気配を感じたわ…」
エックス「近くで呼ばれたような気がして…。
     サーチしてみたけど何の反応もないね…」
エイリア「確かに、何の反応もないわ
     大丈夫?少し休んだら…?」

エックス「ごめん、何ともないよ
     またシグマが復活したんだから油断はできないよ
     さぁ、みんなで力を合わせて地球を元の姿に戻そう…。」
エイリア「そうね…。今度こそみんなで
     本当の理想国家を目指しましょう…?」

17ロックマンX7 エックスEDアクセルEDうろ覚え:2008/03/08(土) 00:22:28
アクセル「それじゃエックス、
     ボクイレギュラーを退治してくるよ!
     絶対にエックスに認められるハンターになるからねー!」
エックス「ダメだ!お前のやり方は認められん!」
アクセル「そんなこと言わないでよ!
     見ててよ、僕の戦いぶり!じゃーねー!」
エックス「…。」
エイリア「エックス、今はあの子の好きなようにやらせてあげましょうよ?」
エックス「ダメだ。」
エイリア「エックス。
     あの子にはあの子なりのやり方があるのよ
     私たちはそれを見守っていかなきゃ」
エックス「ダメだ。
     俺のような思いを味わうハンターがこれからまた出るとなると…
     そんなのは俺は認められない!」
エイリア「エックス…。」

シグナス「…彼は次々に事件を解決していっているな
     少々問題があるが、彼がいなければ解決しなかったものばかりだ
     どうだエックス。それでもアクセルを認めることはできないか」
エックス「ダメだ!戦わずに平和を守る方法を探すべきだ!」
シグナス「…エックス。世界は復興し、これからますます
     お前の言うような方法で解決できる事件は減っていくだろう。
     そして何より…力でなければ解決できないものが沢山ある。
     それはお前も良く知っているはずだ。」
エックス「……でも…。」
シグナス「何より。イレギュラーはなくならない…違うか」

18ロックマンX8 ED:2008/03/08(土) 01:00:00
エックス「ルミネは…「覚醒」と言った。
     これは「進化だ」とも。
     もし…その言葉が本当だとするなら…
     俺達のしていることは…
     何なんだろう。」

ゼロ「…ルミネの言ったことが本当ならば、
   もうシグマは現れまい。
   …いい、潮時かも知れんな」



エックス「…」(目を閉じている)
ゼロ「…大方、ルミネの言ったことでも考えていたのだろう」
エックス「…」
ゼロ「皆がシグマのようになるのが…
   進化などであってたまるか。」
エックス「…。」(頷く)
ゼロ「それにな…エックス。」(背を向ける)


ゼロ「もし…
   本当に進化の時とやらが来て。
   俺達が滅ぶのが運命だったとしても…。」
エックス「…!」(目を大きく開く)
ゼロ「俺達は戦わなきゃいけねぇんだ。
   その…、進化ってヤツと…。」

アクセル「うっ…うぅ……」(額のクリスタルの中心が光輝く)




ルミネのイレギュラー化を受け、
事態を重く見た政府は
新世代型レプリロイドの初期ロットを破棄。

しかし、宇宙開発の更なる隆盛から
高性能なレプリロイドの開発の声は
尽きることなく…

数週間後、政府は
厳重にプロテクトを施した上で
新世代型コピーチップの生産を再開した。



 人間とロボット。
 相容れぬ二つの生命体が共存する平和な世界
 それは私が願って止まない、理想郷である
                     トーマス・ライト

19ロックマンゼクスOP 前半:2008/03/08(土) 12:51:35
どこまでも澄んだ青空に、威勢のいい声が響く。

「はいはいっ!
 依頼とあればどんなものでもどこにでも!
 こちら、運び屋ジルウェ・エクスプレスで御座います!」

運び屋ジルウェ・エクスプレスの社長にして現役の運び屋でもある
青年・ジルウェの声だ。

彼は今、ある人物の依頼で2つの荷物を運んでいる最中で、
これはその依頼主からの確認の電話だった。

「あなたは…
 今は、依頼主とお呼びした方がよろしいでしょうか。
 はい、指定されたポイントには直ちに向かいますので。」

依頼主は若い女性。
遺跡の調査隊から受け取った荷物を
彼らへと渡す地点へ向かうべく、
彼らは休憩地点からまた、バイクを走らせようとしていた。

「おーい、そろそろ行くぞ、エール」

彼の部下であり、彼に小さい頃に拾われた少女、エールは
崖の上から巨大な建物をじっと眺めていた。

セルパン・カンパニー。この国で最大の建造物を持つ、
この国を警備する大会社である。

「それでも10年前のあの時…
 カンパニーの警備隊は母さんを救えなかった。
 イレギュラー達にあっという間に囲まれて…。
 イレギュラー達は…アタシから何もかも奪っていったんだ」

ジルウェが彼女を発見したときである。
だがすでに時遅く、彼女以外はイレギュラーに皆殺しにされた後だった。

「ま、暗いことを話していてもどうしようもない
 黙ってればソコソコ行けるルックスのお前なのに
 客から人気のお前がそんな顔をしててどうするんだ」
「なっ…ソコソコって何よ!」

ムキになるエール。

「依頼主はすでに合流ポイントへ向かったそうだ。
 俺達もさっさと行くぞ?」

いつものエールに戻ったことに安心したジルウェは
再びバイクを走らせようと近づく。

「ねぇ。依頼主のガーディアンって…
 一体何者なの?
 運んでいる荷物も聞かされていないし」

ガーディアン。それはイレギュラーと戦うために集まった組織で、
世界各地に足を運びイレギュラー出没の原因を調べているそうだ。

説明を終えた途端、ジルウェのバイクに突然弾丸が撃ち込まれた。
イレギュラーだった。目的は彼らの荷物。

彼らにはどうすることもできない。
煙をあげるバイク。
ジルウェのバイクより先に、エールのバイクが耐えられなくなり
爆発を起こす。

「きゃあああああああ!」

そして近くにいたエールも吹き飛び、崖の下に落とされることとなった。

20ロックマンゼクスOP 後半:2008/03/08(土) 15:27:34
崖の下で目を覚ましたエール。
ジルウェからの通信によると、荷物がその辺りに落ちているという。

「…あれかな…」

ふと見ると、青く、輝く謎の装置が宙に浮かんでいた。
荷物を回収したらガーディアンとの合流地点に行くように言われた彼女は
荷物に近づく。
すると…

「誰だ!こんな所で何をしている!」

顔まで武装で覆っている男達に声をかけられた。
彼らは銃さえ構えている。

「みんな、銃を降ろして
 もしかして運び屋の方ですか…?」
「そうだけど…もしかしてあなた達がガーディアンなの?」

ガーディアンの中にいたのは一人の少女だった。
爆発音を聞いて遠くから様子を見に来たらしい。


と、突然辺りに轟音が鳴り響いた。
現れたのは、蛇の形をした巨大なイレギュラー「ギガ・アスピス」。
戸惑うガーディアンたち。
どうやら彼女の荷物を追ってやってきた、イレギュラー達のボスらしい。
銃を向け、一斉に発砲する彼ら。
だがそのボディには傷一つつきはしなかった。

ガーディアン隊員は「プレリーさん」と呼ばれたガーディアンの少女に
荷物…ライブメタルを持って逃げるように言うが、
ギガアスピスの攻撃でガーディアン達はすぐに一撃の下に倒されてしまった。

「アイツの狙いはあの荷物よ!
 あんな物を持って逃げたら追ってくるに決まってる!」

エールはプレリーに言う。
だがプレリーは聞かない。ライブメタルだけは離すわけにはいかないらしい。

「だって…あれは…
 あれはお姉ちゃんが私達に残した大切な物だから!」

ギガアスピスが攻撃を終え、エールとプレリーに這って忍び寄ってくる。
でも最早どうすることもできない。
どうすれば…

すると宙を浮いて、ライブメタルがエールの前へ移動し、
なんと彼女に語りかけてきた。

「大丈夫。
 僕が力を貸してあげる…」

そう、ライブメタルはその名の通り、生きた金属だったのだ。

するとライブメタルはエールに力を貸した。
ライブメタルは光となってエールを包み、
そしてエールは…変身した。

青いバスター、エックスバスターを持つ
ロックマン・モデルXに。

腕から放たれた光の弾丸はギガアスピスの頭を撃ち、
ギガアスピスは尻尾を巻いて逃げていった。

「このままじゃあの女の子を戦いに巻き込んでしまう。
 ここを離れるんだ
 君と僕が力を合わせれば…奴らと戦える!」

モデルXと名乗るそのライブメタルに言われ
そしてエールはギガ・アスピスを追うことした。

「あなたが…ライブメタルに選ばれたっていうの…?」

21ロックマンゼクス 4ミッション目まで:2008/03/08(土) 15:59:42
ギガアスピスを撃破し、ジルウェの捜索を始めたエール。

だが彼女の前に巨大な戦闘機が現れた。
モデルXの能力では戦いにくい相手だったが、瀕死に追いつめることができた。

あと一発でとどめ…
その時、長い金髪の男が謎の剣でそれを一刀両断した。

バイザーをつけた見覚えのある剣士。
恐らくはエールと同じくライブメタルによる変身。
まさか…

そのまさかだった。
変身を解除して現れたその姿は、なんとジルウェだった。

「…画しててすまなかったな。
 俺も実は…ガーディアンのメンバーなんだ」
「こいつが…モデルXに選ばれた人間か」

続いて現れたのはジルウェを変身させたライブメタル。
モデルZというらしい。

「実はお前がライブメタルの適性があることは知っていたんだ…
 それも隠しててすまなかった。
 とにかくこうしているのも何だ、
 まずはガーディアンベースを見に来てくれよ。
 ベースで待ってる」

そしてジルウェはモデルZと共に姿を消した。

その後エールは市街地で行われたガーディアンのテストに合格し、
ガーディアンの基地、ガーディアンベースへの転送許可をもらった。
そして辿り着いたガーディアンベース。青空の良く見えるその場所はなんと…

「凄い!まさかガーディアンベースが空を飛んでる飛空艇だなんて!」

そこにはプレリーもいた。
以前から偉そうにしていた彼女だが一体何者なのか、
ジルウェに尋ねてみた。
すると…

「私がガーディアンのリーダー・プレリーよ。よろしくね」

そう、彼女こそガーディアンのリーダー。つまり…

「今回の俺達の依頼主様、だ…。だから呼び捨てはやめろって」

ジルウェからも。にわかには信じられないことだったが、
ジルウェが言うならその通りなのだろう。
とりあえずはガーディアンベースを見て回ることにした。

色んな仲間たちのいるガーディアンベース。
人形用の席が設けられた司令室へ向かうと、プレリーが改めて挨拶をした。

プレリーが言うには、
ライブメタルは、失踪していた、研究者でもあった
「おねえちゃん」こと先代のガーディアン司令官の
研究所跡で見つかったものらしい。
先代司令官の行方を探す手がかりとするためにも、
ライブメタルは必要だったのだ。

そしてイレギュラーに関する情報。
ジルウェ捜索の過程で見つけた、
イレギュラー達のコンピュータ・チップから得られた情報によると
イレギュラー達は何者かが操っているらしい。
それこそが真の敵。一体何者だというのか…。

そうしていると、突然危険を知らせる警報が鳴り響く。
この国の中心となる都市部、エリアDが襲撃されているとのことだ。
そこは同時にセルパンカンパニー本社ビルのある区域。
警備隊は一体何をしているのだろう。だが今はそんなことを言っている場合ではない。
早く行かなければ。エールはジルウェの静止を聞かず、一人飛び出していった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板