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AA研究部

1名無しさん:2013/06/23(日) 00:03:50
     ★おいでませ悩める職人/さん★                      ____
                    ,:'′                        ,. '"    `゙ 、
           添削     ;′  意見                  /           ':,
      感想           { 質問               / .://从从イ/ハヽ ';
               助言 ',      受付中!        /イ :イ |||    |||  リ }
                   ゙:...,_________,,..   -‐''"  リ .:八   、‐‐‐ァ   /;八
  ━技術話に飢えた猛獣達の吹き溜まり━        / / ゙ ーェェェェ‐ '"/ ,.、\
|  、    ______ __     _    _          /   ,ィf"洲|洲|必、'"  ヾ ヽ
|   \   [jj:. __[_  _]|i: |´ヮヽ) / ー―  / ー―           /洲洲洲洲洲小
|i: |\ \   }:i|_| [] |_ |ii ⊂ノ   ̄     ̄             ,.イ洲洲洲洲|洲|洲i
|ii |  \ \刈|i:.[_  _]|jj__| /-r 、 ┼  _ーi``l7      ィf州ハノ'゙:リ小ケノハマキリ      __9
[A-KEN!]彡イi[]i:.| 「| | __  ノ .ノ Τ ユ   .ノ iュ            |:{  }:|           ´。  `9
|ii | ___ヽ|jj;__ノ |」 L.川:.|________________ヒ}__ヒ!_____(__、ヽ 。 ノ _
|ii ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|i::i:l:::†:{i_ ̄ ̄ ̄|i::|i:::i:i:i「 ̄ ̄ ̄`¨゛ `  ̄
|ii リ                               |i::i:l'∀`>y─┛ |i::|i:::i:i:i|      )
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    (((( ( 0|0j( 0|0j( 0|0) │         | ^7T^   |i::i:l          |i::|i:::i:i:i|  〃⌒:i: : : __ |
f丕丕丕丕 bヒoヒbbヒoヒbbヒoヒlc│    (X) | .丕丕丕丕l丕l丕丕丕丕丕|i::|i:::i:i:i|l丕l廴__ノ: : : : :`!丕
        b b.  b b.  b b  `(ひ)ー--(ひ)’         |i::i:l          |i::|i:::i:i:i|   {_____,ノ
.丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕丕|i::|i:::i:i:i|丕丕丕丕丕丕丕丕
                    キシャァァァァァァァァァァ!!!!!!!!      |i::i:l          |i::|i:::i:i:i|

213誘導少女ペリドット ◆YUDOSPeri.:2014/12/02(火) 02:06:48
 ・その他(時間、 サイズ等の制約)
短時間で作りたい、◯◯行で作りたい…等の希望です。
特に短時間で軽い装飾を施したい場合、やや濃い目の線を使った小規模な装飾を取り入れると適度に主張する装飾になり易いのでオススメです。
行の制約について言及した理由は、必ずしも装飾に使う行数を元のAAに収まるよう調整したほうが良いとは限らないからです。
私が装飾する際にも、行の増減は頻繁にあります。何行まで許容するか決めてから、元のAAとのバランスを確認しつつ行数を調整すると良いでしょう。
※上の表現ではあまりピンと来ないかもしれません。元のAAの上下にどれだけ余白をあけられるか、そしてあけたいか…と考えると分かり易いでしょうか。

┌―――――――――┐
|②装飾するAAの分析 |
└―――――――――┘
      _     ** はじめに **
__/Y´ 88_   ①で述べた通り、装飾をイメージする際には自由な線でのびのびと思い描くと良いと思います。
\_ く*,0 0>/ ただし、やはり既にあるAAを装飾する以上は、元のAAの特徴に合うようイメージを最適化させたほうが
   z(oJJo   一枚絵としての完成度が高くなります。そこで、ここでは装飾対象のAAに関して特に注目したい点に触れます。

【ここで考えること】           
 ・サイズ
最初に述べた通り、このアドバイスで想定している装飾対象のAAは主に20行超の中・大型AAです。
例えば実況板に対応した12行以下のAAの場合、シンプルな装飾のほうが見栄えが良くなるケースも少なくありません。
AAの文字の大きさは一定ですから、行数が小さければ小さいほど複雑な装飾が困難になるという訳です。
(※一方で小型AAこそ文字をぎっちり詰め込んだほうが目立つので良いという考え方やケースもあります。)

 ・密度、濃度
①のAAに出来ること/出来ないことで述べた通り、AAには元のAAが持つ線の密度が低い程、自然な装飾のバリエーションが小さくなるという傾向があります。
元のAAが薄いと装飾のほうが目立ってしまうリスクが高くなるからですが、これもまた先述の通り柔らかい装飾やフレームを利用することでリスクを下げられます。
一方で、どうしても装飾に使いたいイメージがあり、柔らかい装飾やフレームを利用するのが難しい場合、元のAAに合わせて装飾を薄めるという方法もあります。
ただし、装飾を薄めればそれだけ装飾の効果が小さくなりますから、状況に合わせてこれらを上手く使い分けることが肝心です。
さて、まず装飾が元のAA以上に目立ちにくくなるセーフティーラインは装飾の濃度が元のAAの濃度を下回る辺りです。
そしてそこまで装飾の濃度を下げる最も手軽な方法が、装飾を構成する線の密度を下げることです。
例えば装飾のイメージが直線的であった場合、罫線を使わずに敢えて隙間のある破線を選ぶことで線の密度が下がります。
つまり、 ―――― を ‐‐‐‐‐‐‐‐ に、 | を 釗 に、 | を l や i に置き換えて使うことで線の密度を下げましょう、ということです。
またこの直線と破線の割合を変えることで、線の密度の調整が出来ます。
ケースにもよりますが、 ‐―‐‐―‐‐―‐‐ のように破線と直線を規則的に組み合わせると綺麗に見えることがあります。
他にも、実線で表現可能な箇所の文字を敢えて抜く等することでも線の密度が下げられます。このように装飾の効果縮小さえ許容出来れば、
元のAAの濃度に左右されることなくイメージに沿った装飾が可能になります。勿論元のAAが濃い場合でも装飾の濃度を下げたいならばこの方法が使えます。

214誘導少女ペリドット ◆YUDOSPeri.:2014/12/02(火) 02:07:18
 ・AAの印象
装飾を元のAAと同じ作風で再現出来るならばそれが一番無難で好バランスな装飾といえますが、だからと言ってそれがベストな装飾とは限りません。
特殊なケースを除き、装飾する一番の目的はAAを引き立たせることですが、その為のアプローチは一つではないからです。
ではどんなアプローチがあるかといえば、例えば元のAAだけでは奥行きが感じられない場合に線の密度に変化を与えた装飾によって奥行きを加えるというやり方や、
敢えて罫線で固めた大型文字を組み込み浮かせる等して元のAAの持つメッセージを強烈に印象付けるというやり方があります。
この辺りは①の目標/テーマで既に決まっているという場合もあるでしょうが、元のAAを良く観察し、
どんな要素を加えたら元のAAがより引き立つかという視点を持つと、効果的な装飾を作り易くなります。例えば棘々しい印象の元ネタを
AAで再現しきれなかったと感じたならば、濃い文字から放射状にフェードしていくシミのような装飾を散りばめることでその棘々しさを補えるかもしれません。
もっと単純な例で、可愛いキャラのAAならばハート型のシンボルを添えることでその可愛さを更に強調出来るかもしれません。
私がキキララの装飾をした際にも、元のAAだけでは再現が出来なかった強力にアイコン化された濃密な世界観を再現すべく、敢えて余分な飾りがない、
直線的な線や記号を多用しました。結果的に元のAAより装飾のほうが濃くなりましたが、代わりに(少しは)装飾を含めたAA全体で世界観を再現出来ました。

 ・分割位置
言うまでもありませんが、装飾することによって元の状態から爆発的にバイト数が膨れ上がります。
それにより一レスで収まっていたAAを分割せざるを得ない場面も出てくるでしょう。特に気にしないなら勿論それで構いませんが、
一枚絵としてだけではなく投稿時の見栄えにも気を遣いたいという場合にはどの行で分割するかにも拘ると良いかもしれません。
一レスに容量限界まで詰めるといったルールはありません。カットした時の違和感が一番小さいところで分割すると綺麗でしょう。

215誘導少女ペリドット ◆YUDOSPeri.:2014/12/02(火) 02:08:15
┌――――――――――┐
|③イメージに沿ってAA化|
└――――――――――┘
      _     ** はじめに **
__/Y´ 88_   イメージや作成方針を頼りにAAを書き出します。予めイメージを元に下絵を描いている場合や
\_ く*,0 0>/ 下書きを作ってある場合を除くと、AAを明確な元絵が存在しないまま作っていくことになりますが、
   z(oJJo   それによる恩恵も大いにあるので、気持ちを前向きに持って行きたいところです。

【ここで考えること】
 ・イメージを柔軟に動かす
イメージの段階では自由な線でのびのび描けても、残念ながらそのイメージ全てをAAにすることはほぼ不可能です。
しかし、イメージの内容が思い通りであればある程、それに比例するようにAA化された後の内容も思い通りになります。
それはイメージからAA化する際の劣化に限度があるからです。少なくとも①や②で述べたことを踏まえれば、
相当な鬼イメージ、即ちAA化が実質不可能なイメージは回避、修正されます。
その分、AA化する難易度が一定以上を超えることは無く、そのまま劣化も抑えられるという訳です。
とはいえ、実直にイメージをAA化するだけではもれなく劣化します。そこでイメージに大きな影響を及ぼさない範囲でAAを作り易い形に変形する作業が入ります。
分かり易く言えば捏造するということですが、元々明確な元絵が存在する訳ではありませんからもう少し気軽に臨んでも大丈夫でしょう。
例えば今回の作例では殆どの星をAA化し易い角度まで回転させています。
最初の辺りで述べたように、キャラクターのアクセサリー等と違って固定されたものではないので、いくら回転させたところで何の不自然さもありません。
また、今回のケースでは元絵の装飾(星)をそのまま利用、延長させている訳ですが、元絵と重ねて頂ければ分かる通り、星の位置を都合よくキャラクターに被せています。
星単体を被せただけでは不自然に目立った可能性もありましたが、星をまばらに配置することで極力全体に影響が及ばないよう調整しています。
一方、キキララの装飾は今回の作例以上に捏造的な作り方です。
直線的な印象を際立たせることを優先した為、例えばケーキのように多少不自然な形をした箇所も見られます。
優先したいポイントやどんな装飾を作りたいかを念頭に置きながら、臨機応変にイメージを動かしていきましょう。

 ・画像を使った確認
装飾AAが大型になればなる程、そのままでは全体像の把握が困難になります(充分なサイズのモニターがあれば別ですが)。
そこで(´д`)Editの機能等を利用してAAを画像化し、定期的に全体像のチェックを行います
(私の場合はこちら「オフライン版AAぴんが〜:ttp://aavideo.s11.xrea.com/offlinepnger/」にこの設定( )を反映させています)。
細部で見た時には綺麗だったのに全体で見るとなんだかごちゃごちゃしてしまっている、或いはその逆の箇所にぶつかることもしばしばありますが、
そんなに時にはテーマに沿って細部と全体のどちらを優先するか決めていけば大丈夫です。

 ・AA化が困難な箇所の再検討
イメージをAA化していく段階で、どうしても期待通りのAAにならない、或いはならなかった箇所が出てくることがあります。
これは特にイメージを頭の中に展開させている(下書きを作っていない)場合に起きがちなことですが、
こうなるとイメージの練り直し(リセット)を考えざるを得なくなります。ここから先は時間と相談しながら練り直す規模等を考えましょう。
実は作例でもこのような箇所がありました。以下はその時の流れです。
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/computer/42912/1292040985/428-435
この時は>>428-429でスカスカした感じを受けたので>>430-431のように枠で囲ってみたものの、
今度は逆に小さくまとまってしまった為に枠の一部を開けようと考え(>>432-433)、最終的にそこから星を溢れ出させる形に落ち着きました。
前のほうが良かったという意見もあるかもしれませんが、個人的にはこれで納得行くことが出来ました。

 ・装飾を利用したAAのフォロー
装飾AAを作ることが一番の目的ならば余裕のある時に考えたいことですが、装飾AAを利用することで、元のAAで引ききれなかった線を補完出来ることがあります。
また逆に、元のAAを利用することで装飾AAを補完出来ることもあります。
作例では元のAAにあるスカートの緩い斜線に星の緩い斜線を交わらせることで、元のAAと装飾AAの相互補完に挑戦しました。
作例の星のように独立した装飾は何かと扱い易いです。移動だけでなく回転や縮小、複製も容易なのが嬉しいですね。

216誘導少女ペリドット ◆YUDOSPeri.:2014/12/02(火) 02:08:45
      _     ** さいごに **
__/Y´ 88_   最初に書きました通り、これはトレースの範疇を超えた装飾AAの作り方についてのアドバイスです。
\_ く*,0 0>/ もしも>>189さんにとって然程必要のない内容であれば、適当に読み飛ばして頂いて構いません。
   z(oJJo   また、このアドバイスは私の頭の中をまるごと文章化したようなものであり、実際には無意識に行っている部分も少なくありません。
             あまり深く受け取ったり考えたりせずに、詰まった時のメモ書き程度に思って頂ければ幸いです。

 * * *

装飾についてのアドバイスは一先ず以上とさせて頂きます。また、これからテクニックについての(ルナ分の)アドバイスの作成に入ります。
最後にくどいようですが、もしも疑問に感じた点や意味不明な箇所があればお知らせ頂けると幸いです。

217名無しさん:2014/12/02(火) 22:31:02
>>216
ねんどろいどルナ様
作成ありがとうございます。

まさかここまでAAを装飾していただけるとは考えてもおりませんでした!かなり感激しています!

ふわふわ、キラキラとした煌びやかな感覚であり、かつファンタジックでポップな非常に優雅なAAだと思います。
それでも主人公が背景に埋もれることなく、調和しているのがとても素晴らしいです。
私にはもはや芸術作品の様に見えます

自分のやり方では線をなぞることしかできず、表現力のなさを嘆いていたものでしたが
今回のアドバイスと作成例を有効に活用させていただきたいと考えております。
特に星の作り方に関しては非常に勉強になりました。
独立した背景や装飾で詰まった時には角度や倍率を変えて挑戦してみます。

心のこもったAAとアドバイス、誠にありがとうございました。
テクニックの方もすごく心待ちにしています。
お時間のよろしい時でかまいませんので、またお願いいたします。

218ねんどろいどルナ ◆lunaCLAY76:2015/02/01(日) 01:00:16
>>217
大変お待たせ致しました、テクニックについての(ルナ分の)超偏ったアドバイスが書き上がりましたので投下致します。
但しその前に、>>215の 画像を使った確認 の項目において、リンクを入れ忘れてしまった(〜この設定( )を反映〜)のでここにリンクを追加させて頂きます。
ttp://www1.axfc.net/u/3402846.zip 確認を怠ってしまい、申し訳ございません。もしも必要のない部分でしたら、このリンクは無視して頂ければ思います。
また、いつも暖かいお返事を下さり、誠に有難うございます。私にとって、とても大きなやり甲斐となっております。

さて、それでは改めまして、テクニックのアドバイスに進ませて頂きます。

 †AAのテクニック†
      _     ** はじめに **
__/Y´ 88__  実は、テクニックについてのアドバイスを作らせて頂くにあたってどの辺りを重点的にご紹介すべきか少々頭を悩ませました。
\_ く*,0 0>/ 私がこれまで特別力を入れていたものといえばミルキィウェイとDIO様系という線の引き方であり、当初はそれらをご紹介しようかとも考えました。
   z(oJJo   これらを使えば線をそのままなぞることが非常に容易になります。例えば次の作例はDIO様系(外出し)を使った真円です。
                 _L=+┴+=L_        >>189さんのお悩みの一つに捏造の問題がありましたが、このDIO様系を使えば、真円すら捏造を避けつつ作れます。
            _____x "          `'Kj__     しかし、ミルキィウェイやDIO様系が抱える問題として、線が簡単に濃くなってしまうことが挙げられます。
        ==ァ´             Xj__   >>189さんは輪郭線の濃淡のバラつきにもお悩みでしたが、私がAAを拝見した限りではそこまで見栄えが悪いわけではなく、
          ___/                   V__  ということは少なくとも私以上に線の濃さに対して繊細な方と考えられます(これは欠点ではなく、むしろかなりの美点です)。
        W                     辷」 であるならば、線の自由度ばかり優先させて濃淡についての悩みを拡大させてしまうよりも、もっと>>189さんの作風に向き合い、
       __]                    [」  捏造の限界を今以上に引き上げられるような、捏造出来ない線を減らせるようなテクニックをご紹介すべきではないかと思い、
         =ヤ                     た   最終的に捏造を綺麗に行うテクニックを中心にご紹介しようと決めました。
         7さ                  .な   ただし、「大きく捏造しなくても線を表現する手段があるなら、それも使ってみたい」とのことですので、先に他の作り方に関しても
          ‐公、             .:仏   簡単にご紹介させて頂こうと思います。基本的にはこの場での詳細なご説明は割愛させて頂きますが、只今お見せしたDIO様系と
            个:.._         _..ィ^^^    >>189さんから反応を頂いた「.といったような濃い点」、とりあえずここでは黒点と呼ばせて頂くもの、についてはご説明も致します。
                〕iァt:+=+tセi〔「         勿論、捏造を綺麗に行うテクニックまで読み飛ばして頂いても構いません。

☆DIO様系(詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/computer/42912/1292042983/379-383)
まずはDIO様系ですが、これは先程の真円のように使いたい線だけに意識を集中させて、無駄線を無視する線の引き方です。
木の葉を隠すなら森の中、無駄線の森を作ることで無駄線一本一本の存在感を薄ませ、相対的に(強引に)主線の存在感を濃くします。
綺麗に作るコツですが、まず無駄線を出す方向は極力統一させたほうが良いです。これは主線の両側に無駄線を出してしまうと、主線の形が曖昧になり、
無駄線と混ざってしまうからです。また、経験上の話になりますが、無駄線はそれぞれ5mm以上伸びていると良い感じに森になります。
無駄線を伸ばす方向や形についてはそれ程シビアになる必要は無いと感じます。繰り返しますが、主線の繋がり、無駄線を出す方向、無駄線の長さに気を配ることがコツです。
そしてDIO様系の欠点については先述の通りですが、線が簡単に濃くなります。これは主線を強固に繋ぎ易くなる上に、無駄線の森作りの際に文字を固めることが原因です。
無駄線の森の大きさや密度を調整することで濃さを均一にすることは可能ですが、それなりに手間がかかりますし、線が濃くなることは基本的に避けられません。

219ねんどろいどルナ ◆lunaCLAY76:2015/02/01(日) 01:00:48
☆黒点
黒点にも意外と種類があります。下に様々な黒点をカバー出来るようにした作例をご用意致しましたので、是非ご活用下さい。
勿論作例での使い方が全てではありません。綺麗に作るコツは、各文字の余白を意識することです。どの文字も殆どが8dotか11dotか16dotですが、
例え同じdot数でも黒点が置かれている位置は結構違うものです。∴では下側に大きな余白が開いてしまうから::を使おう、といった感覚で文字を選ぶと良いと思います。
そのような微妙な位置調整で極力線をなぞったり流れるように引いたりすることで、AAの見栄えがグッと上がります。
また、全体が濃くなければ使わないほうが良いケースも多いですが、・は使えるならば非常に便利な文字です。
これは、全角・が8dotあるのに対し、半角・が7dotだからです。文字の形自体は全く同じなので、さり気なくdot調整する際にはかなり重宝します。
例えば -‐…・・・…‐- といったように三つ連続させることで、なんと全半角調整だけで0dotから3dotまでが自在に調整可能となります。
それでいて、|-‐…・・・…‐-|-‐…・・・…‐-|-‐…・・・…‐-|-‐…・・・…‐-| このように、全半角を混在させたところで見た目には違いが殆どありません。
i や l 等と異なって上下左右の余白が大きく、1dotの差では目立たないのです。基本的に余白が大きい文字は使い辛いものですが、ここではそれがメリットとなる訳ですね。
そして当然ながらこれを多用することにより、装飾とdot調整が同時に、容易に行えます。以下のAAはその例です。
ttp://captain.jikkyo.org/test/read.cgi/lsaloonx/1269611221/58
勿論・・・と連続させずに ‥・‥・‥・‥・‥ と組み込むのもよいでしょう。ご関心あれば、是非ともチャレンジしてみて下さい。
そして、以下の作例は黒点の真円となります。!に関しては黒点部分が右にはみ出していることを利用し、 ! といったように右下がりの起点に使うと綺麗に嵌り易いです。
                                                                 ’
                 _...-‐‐- .._
           . :¨        ¨:;,
          ,∴             ‘“:,
            ∴     !      〝,
           ,     ‥…‥       ,
.          :     …・・・・…     ;
          ,   wwwwWWёЁ   ,
          〟                 _:’
          ∵                ∵
            ‘∵_         _∵’
              ”''・*+=+*・''”

☆ミルキィウェイ(詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/computer/42912/1292042983/317-320)
*のような装飾文字を密着させることで一本の線に見せる作り方です。点繋ぎのような柔軟さがありながら、直線以上の濃さを出せます。
一方でDIO様系と同じく線が簡単に濃くなることが欠点で、こちらは線に使う文字自体が濃いことがその原因となります。
濃さを制御するよりも濃さをどう活かすかに重点を置くことが、上手に扱うポイントです。パーツを強調させたい場面などには持ってこいですね。

☆丸点描(詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/computer/42912/1292042983/348)
。や o を利用した点描です。丸でなく白抜き点、即ち飽くまでも点の一種と考えたほうが扱い易いかもしれません。
先程の黒点とは相性が良いので、 ! のように積極的に組み合わせることをお勧め致します。

220ねんどろいどルナ ◆lunaCLAY76:2015/02/01(日) 01:01:20
┌――――――――――――┐
| 捏造を綺麗に行うテクニック|
└――――――――――――┘
[作例(捏造)]
                   __, -‐―-  _
                  /          `ヽ
                /              `丶
                       -‐- 、ノ|  |
                  {/   ノ /-< /  ノ|  |
               ´ ̄`V7彡rァ¬ト / / `|  |.釗
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                           ` ‐---┘
さて、それでは捏造に関するテクニックをお伝え致します。
勿論、捏造といってもどの程度までの捏造を許容するかによって出来上がるAAは全く違ってしまう訳ですが、
今回は>>189さんのAAとお悩みから見易さと自然さの両立が重要ではないかと思い、
作例では元絵の印象から大きく外れず、それでいて見易くするためのテクニックが盛り込まれたバランス重視のAAにするよう努めました。
そのため作例では極端な捏造はしていません。もしも見易さ重視の大胆な捏造にご関心がおありでしたら、
下のヘタレが元絵なぞりから卒業する方法も是非参考にして頂ければと思います。
簡単に言えば、先に元絵の線から何dotまでのズレを許容するか決めてからAAを作ってみよう、という内容です。
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/computer/42912/1292042983/309-312
では具体的に、この作例で用いた捏造のテクニックをご紹介致しましょう。

221ねんどろいどルナ ◆lunaCLAY76:2015/02/01(日) 01:01:58
【マクロ的捏造テクニック】
 ・揃えたい線から引く
まずは以前のレスでも触れましたが、揃えたい線を先に引いてしまってから周りの線を捏造しつつ埋めていくという作り方です。
とりわけ直線に近い線が多い元絵に効果的な作り方ですが、(例、これだけ直線箇所があると美味しい:ttp://peace.2ch.net/test/read.cgi/aasaloon/1287247954/254)
作例でも1dotズラしの直線等を優先させて見栄え向上を狙っています。また、ここで頑張って直線をキッチリ揃えられれば、一行分ぐらい線を抜いてもそれほど見え方には
影響しませんから、線の揺れがやや大きい場面では、一番カーブのキツい箇所の線を抜き、残りは直線でカチッとキメるというやり方も良いと思います。これならある程度
元絵への忠実さと捏造の綺麗さを両立させられます。そして、直線を引き切ってしまったら残るは曲線箇所や細部ということになりますが、
ここで顔などのあまり捏造したくない箇所以外は全て、捏造しがいのある箇所と考えてしまいます。というのもAAにおいて元絵に沿った曲線を綺麗に引くことは困難であり、
気合いで元絵通りの綺麗な曲線を実現させるでもない限り、ここでどれだけ綺麗に捏造出来るかでAAの見栄えが断然変わります。そのために思い切りが必要なのです。
とはいえ、揃えたい線は先に揃えてしまっているので、残った箇所は揃えた線に合わせて作れば良いことになります。従って、作業自体は後から直線を揃えるよりも楽です。

 ・捏造し易い/し難い場所
先程あまり捏造したくない箇所の中に顔を挙げましたが、以前捏造でとても綺麗なAAを作られる方にお話を伺った際には顔、服や髪、無駄線の処理の順に
元絵に近付けると良いと教わりました。逆に言えば服や髪は多少捏造してもそこまでリスクにならないということです。作例でもスカートは比較的気楽に捏造しています。
従いまして、もしも今後綺麗な捏造を目指したいと思われたなら、まずは髪や服から挑戦されることをお勧め致します。特にAAの輪郭線の濃淡のバラつきを
気にされるのであれば、元AAでお使いになっているような二重線は控えめにし、代わりに捏造を用いて斜線や直線などを多用されると見栄えの改善が期待できます。

222ねんどろいどルナ ◆lunaCLAY76:2015/02/01(日) 01:02:33
【ミクロ的捏造テクニック】
さて、ここまでのテクニックは手順などのおおまかな作り方に関するものでしたが、これより先は作業中に使える実践テクニックについて触れていこうと思います。

 ・ブレない
まずは何を目的に捏造するかを、常に意識することです。以前作例でお見せしたように、点を積極的に使えば大概の元絵を極力なぞることが可能な訳ですから、
それならば捏造は点を積極的に使えない場面で重宝されるということになります。それでは点を積極的に使えない理由、即ち点のデメリットといえば何でしょうか。
私は点の持つ粉っぽさ、そして点線の薄さだと思います。点の使い方に気を付ければこれらの問題は幾らか軽減させることが可能ですが、
それでもこれらは実線でしっかりと引かれたAAと比べると悪目立ちする部分ではないでしょうか。
一方で、捏造を使い元絵の線からある程度ズレることが可能であれば、その分点でしか引けなかった線を実線で引ける可能性が高くなります。
実線をしっかりと引くことで、粉っぽさや線の薄さは改善され、クッキリと見易いAAが期待出来ます。これが、少なくとも私にとっては敢えて捏造する目的となります。
であれば、捏造の効果を少しでも引き出し、元絵から外れた違和感を補えるよう、実線を積極的に使って粉っぽさや線の薄さを極力回避すべきです。
ここから先はどれだけ捏造の効果を出したいかによって作り方が変わりますが、捏造の効果が最重要であれば全ての線を実線で引けるまで
徹底的に捏造すれば良いですし、捏造の効果を期待しつつもあまり元絵から変形させたくないならば、それ程無理のない範囲だけを捏造すれば大丈夫です。
何れにしても忘れてはならないのが、捏造の目的は実線を引くことで粉っぽさや線の薄さを回避することであって、ここで元絵に引っ張られて
中途半端に線をブレさせたり点を混ぜたりしてしまうとそれだけ効果が小さくなってしまうということです。
作例でもこのことを意識し、例えばスカートの淵は極力実線で滑らかに引けるよう、なだらかな形に捏造しました。
他にも、余程繋がりが良かったり目立たなかったりするでも無い限りは、点の使用を極力控えるようにしています。
そして、点の使用を控えた代わりに捏造の範囲をやや広げ、それでも処理しきれなかった箇所は線を抜きました。
このように、捏造する目的を意識することで、どう捏造すれば良いかが見えてきます。

 ・膨らます
更に実践テクニックをもう一つ、捏造する際には膨らみ気味に捏造すると見栄えが良くなる傾向にあります。
ただし、無理に膨らみ気味にすると却って見栄えが悪くなることもあるので、あくまで自然に膨らませられる状況にある場合に使えるテクニックだとお考え下さい。
細やかな表現が苦手なAAにおいて、空間を広く取る恩恵は非常に大きいです。膨らみ気味に作って隣り合う線と線に空間を持たせれば、線一本一本の存在感が高まり、
パーツの形状などが認識し易くなります。加えて内部に置ける文字の選択肢が広がり、より細部の表現まで追求することが可能となってきます。
当然膨らませれば膨らませる程元絵から離れてしまうので加減が必要ですが、とりわけ元絵の太い線を処理する際には
外側を基準に作ったほうが空間が広く取れるのでお勧めです。作例ではあまり元絵の印象から外れたくなかったためにそれ程大きく膨らませることはしませんでしたが、
特に顔周辺で線の引き方に迷った際にはゆったりとした作りになるよう意識をしました。ただし、もう少し元絵の印象から外れても大丈夫であれば、
バランスを保ちつつ今以上に膨らませる余地もまだ残されていると思います。

223ねんどろいどルナ ◆lunaCLAY76:2015/02/01(日) 01:03:05
┌――――――――――――――――┐
| 捏造を綺麗に行うテクニック(実践編)|
└――――――――――――――――┘
[作例(>>189さんのAAを参考にしながら捏造を意識)]
                     __, -‐==‐- ._
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                 __」,,_/ __ //__彡イ  /|   |
                ,ィ7⌒W´__彡イテ示   |  /`|   | |
            ;仁|____从 く  ゞ゙.ノ   レ,二.|  ,ハ.ノ
        r‐‐- ._{ =ニ=ニ=个:.          〈''リ ハィ'゜
           _)、ニ=ニ=ニ=ニ\  「  ァ   /=/ }
.         \ ぐ゛ ` ‐=ニ=‐''゙人   ___ ..、rく二し゜
    ______ ノ  〉    ノ ̄ 「|  \_八‐=ニニ=イ \
    ー-  __彡'゙    /   |\/L.ト.>く ̄_ ..ノ
            /    人   | \\V[____
      「 ̄ ̄´^^丶、      \ |   \〉\_,,ノ /^ ‐- ,、
      | ☆}     \   人 _. \|'"´⌒~"'b、)r〜''"|    ん,ニヽ
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                        ト .._| >、   {_|,ノ
                   | くノlうス ー‐‐〈ハ〉
                           / `    |
                      /   /   j   |
                     /|    |   ノ}  _」
                     , |  j|  ,ノ八  ヘ
                      |  ー‐ ´| (\  \  \
                人__ ノ  Y'|      ̄ i
                 \_____」  |人_________ ,ノ
                         ` ー----‐'′

では、途中でフライング気味に触れてしまいましたが、ここからは>>189さんのお悩みを捏造を通して軽減させる方法について私なりに考えたいと思います。
ただし、飽くまでも主に>>189でお伝え頂いた気になる点と元AAとを見比べながらの考えですので、お読みになって、或いはお試しになって違うと感じられた場合などには
お忘れ下さい(単純に面倒だったり、ここから先は自分の力で進みたいと考えたりでスルーされるのも全く構いません。某ソフトのイルカのヒント程度にお考え下さい)。

224ねんどろいどルナ ◆lunaCLAY76:2015/02/01(日) 01:03:37
【捏造を用いた解決の仕方】
 ・「AAの輪郭線が濃かったり薄かったりで見栄えが悪い」
 ・「髪、アクセサリ、服の境界が分かりにくい」
まずは先述の髪や服ですが、>>189さんのAAを私なりに観察してみたところ、特に二重線と ` と ¨ と ━ が濃淡にバラつきを与える主な原因になっていると思えました。
ここを捏造やdot調整を駆使しながら、単線や ` や ~ や == に置き換えて目立ちにくくすることによって、かなり均一な濃度が期待できます。
また、髪、アクセサリ、服などの各パーツの境界は、線をしっかり引くことで明確に分けられます。これについては先述の 揃えたい線から引く で対応することが可能です。
作例では特に髪や服などでカチッとした直線を引くことに注力しています。加えて先述の通り直線をキッチリ揃えられれば一行分の省略ぐらいは自然に行えますから、
作例でも軽い省略を取り入れて元絵への忠実性と捏造による見易さの両方を追いました。成果については良くも悪くも作例の通りです。使えそうな部分があれば、
上手く利用して頂きたいと思います。さて、次に髪飾りですが、この中の特に画面右側の光沢については、もう少し円形に閉じた形を意識すると
閲覧する側にも光沢だと伝わり易くなると思います。形で表せば、 }_} を {__} のようにする、ということですね。
このような装飾は髪や服以上に捏造しても大きく影響を及ぼさないところですから、元ネタの線から少々はみ出してでも円形、楕円形に閉じると見栄えが改善します。

 ・「細部が表現できずごちゃごちゃしている」
そして細部の表現、これについては上で少し触れましたが、元ネタよりもやや膨らませ気味に作ることで空間が生まれ、より適切な文字を選びやすくなります。
もう一つ言うなら優先順位の考えを取り入れると良いですね。先程光沢について申し上げたのと同じように、優先的にしっかりと作りたいパーツは積極的に線を閉じると、
見栄えが改善します。当然パーツの周囲にキツいdot制限や無駄線がまわることになりますが、そこは優先順位を設けて割り切りましょう。どうしても見栄えを
悪化させてしまうようなら、優先順位の低い微細なパーツは無視するという手もあって良いと思います。無視した分、優先させたパーツをより丁寧に作れば大丈夫です。
また優先させたいものがパーツでなく線ならば、元絵以上に線の繋がりを強化させると狙い通りの形になります。これについては先述のように揃えたい線を先に引くことで、
比較的楽に実現させることが可能です。

      _     ** さいごに **
__/Y´ 88_   始めに書かせて頂きました通り、今回のアドバイス作成にあたって悩んだのがどの辺りを重点的にご紹介すべきかでした。
\_ く*,0 0>/ もしかすると、>>189さんのご期待に添える内容では無かったかもしれません。そのような場合には、前半でご紹介させて頂いたテクニック、或いは
   z(oJJo   その他のテクニックにつきましても、遠慮なくご質問、ご要望頂ければと思います。リンク先の内容についてのご質問でも構いません。
             また前回と同様、こちらのアドバイスについてもあまり深く受け取ったり考えたりせずに、詰まった時のメモ書き程度に思って頂ければ幸いです。

 * * *

テクニックについてのアドバイスは一先ず以上とさせて頂きます。結果として長期間お待たせすることになってしまい、大変申し訳ありませんでした。
最後に毎度のことですが、もしも疑問に感じた点や意味不明な箇所があればお知らせ頂けますと幸いです。

225ねんどろいどルナ ◆lunaCLAY76:2015/02/01(日) 08:18:41
>>220>>223の作例が文字化けしてしまいました…。
作例は外部板に貼り直させて頂きましたので、お手数ですがこちらのリンク先にあるAAをご利用下さい。
ttp://captain.jikkyo.org/test/read.cgi/lsaloonx/1269611221/118-119

226189:2015/02/01(日) 20:40:14
>>224
ねんどろいどルナ様
作成ありがとうございます
なせここまで多種多様のAAを作ることができるのか不思議なくらいです

今回のアドバイスではまさに自分が作りたかったAAを再現してくださいました。
シンプルな線での構成という同じスタンスでもここまで差が出るものとは・・・
それと同時に自分の実力不足を痛感しました
これからのお手本とさせていただきます

>捏造する際には膨らみ気味に捏造すると見栄えが良くなる傾向にあります
これは全く知りませんでした。
捏造ができないので狭苦しい範囲で何とか線を埋めることばかり考えてばかりでした。
 AAに関する講座も普段は中々知ることができないテクニック・用法を知ることができました。
機会があればどんどん活用していきます。

以前作って戴いた背景・星の象りももちろん
このテクニック・アドバイスを参考にして、これからもよりいっそう精進していきたいと思います!
今回、添削依頼をしてもらって本当に良かったです。
長い間お世話になりました。

227ft ◆Rqjpdane2s:2015/12/28(月) 21:54:10
>>168
ご無沙汰してます。
依頼から1年半以上経っており、やらかしっぷりが天を衝く勢いです。ただただ、申し訳ありません。
さらに申し訳ないことに、作成に時間をかけ過ぎたあまりに解説等々まとまりそうにありません。申し訳ありません。
今後(あるかどうか分かりませんが…)はもっと無理なく返すよう努めます…。

せめて完成品だけ↓に貼っておきます(返信不要です)。ご依頼ありがとうございました。

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/computer/23162/1318106396/399-400


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