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AA研究部

222ねんどろいどルナ ◆lunaCLAY76:2015/02/01(日) 01:02:33
【ミクロ的捏造テクニック】
さて、ここまでのテクニックは手順などのおおまかな作り方に関するものでしたが、これより先は作業中に使える実践テクニックについて触れていこうと思います。

 ・ブレない
まずは何を目的に捏造するかを、常に意識することです。以前作例でお見せしたように、点を積極的に使えば大概の元絵を極力なぞることが可能な訳ですから、
それならば捏造は点を積極的に使えない場面で重宝されるということになります。それでは点を積極的に使えない理由、即ち点のデメリットといえば何でしょうか。
私は点の持つ粉っぽさ、そして点線の薄さだと思います。点の使い方に気を付ければこれらの問題は幾らか軽減させることが可能ですが、
それでもこれらは実線でしっかりと引かれたAAと比べると悪目立ちする部分ではないでしょうか。
一方で、捏造を使い元絵の線からある程度ズレることが可能であれば、その分点でしか引けなかった線を実線で引ける可能性が高くなります。
実線をしっかりと引くことで、粉っぽさや線の薄さは改善され、クッキリと見易いAAが期待出来ます。これが、少なくとも私にとっては敢えて捏造する目的となります。
であれば、捏造の効果を少しでも引き出し、元絵から外れた違和感を補えるよう、実線を積極的に使って粉っぽさや線の薄さを極力回避すべきです。
ここから先はどれだけ捏造の効果を出したいかによって作り方が変わりますが、捏造の効果が最重要であれば全ての線を実線で引けるまで
徹底的に捏造すれば良いですし、捏造の効果を期待しつつもあまり元絵から変形させたくないならば、それ程無理のない範囲だけを捏造すれば大丈夫です。
何れにしても忘れてはならないのが、捏造の目的は実線を引くことで粉っぽさや線の薄さを回避することであって、ここで元絵に引っ張られて
中途半端に線をブレさせたり点を混ぜたりしてしまうとそれだけ効果が小さくなってしまうということです。
作例でもこのことを意識し、例えばスカートの淵は極力実線で滑らかに引けるよう、なだらかな形に捏造しました。
他にも、余程繋がりが良かったり目立たなかったりするでも無い限りは、点の使用を極力控えるようにしています。
そして、点の使用を控えた代わりに捏造の範囲をやや広げ、それでも処理しきれなかった箇所は線を抜きました。
このように、捏造する目的を意識することで、どう捏造すれば良いかが見えてきます。

 ・膨らます
更に実践テクニックをもう一つ、捏造する際には膨らみ気味に捏造すると見栄えが良くなる傾向にあります。
ただし、無理に膨らみ気味にすると却って見栄えが悪くなることもあるので、あくまで自然に膨らませられる状況にある場合に使えるテクニックだとお考え下さい。
細やかな表現が苦手なAAにおいて、空間を広く取る恩恵は非常に大きいです。膨らみ気味に作って隣り合う線と線に空間を持たせれば、線一本一本の存在感が高まり、
パーツの形状などが認識し易くなります。加えて内部に置ける文字の選択肢が広がり、より細部の表現まで追求することが可能となってきます。
当然膨らませれば膨らませる程元絵から離れてしまうので加減が必要ですが、とりわけ元絵の太い線を処理する際には
外側を基準に作ったほうが空間が広く取れるのでお勧めです。作例ではあまり元絵の印象から外れたくなかったためにそれ程大きく膨らませることはしませんでしたが、
特に顔周辺で線の引き方に迷った際にはゆったりとした作りになるよう意識をしました。ただし、もう少し元絵の印象から外れても大丈夫であれば、
バランスを保ちつつ今以上に膨らませる余地もまだ残されていると思います。


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