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【ミ】『クレアデルネ』

1『朝山』:2022/12/05(月) 20:34:06
―――100万の太陽のように私の周りで輝く永遠の愛は
宇宙を越えて私を呼んでいる。
Limitless undying love which shines around me like a million suns,
it calls me on and on across the universe.

ビートルズ
『アクロス・ザ・ユニバース』歌詞の一文より

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『朝山』がGMのミッションを行うスレです。

68『常寂の檻』:2022/12/19(月) 16:42:16
>>64-67

スタンド能力とは……人の想像しえる産物の数程に、出来ない能力を探す方が
難しい程に、多種多様だ。
 君達が出逢った人々、いま現在でも多少似通ってたり、自分の相性と天敵の存在。
長い経験を経てる君達だからこそ、『無謀』な行動が命の危機に繋がる事を理解してる。

故に……。

 パッ!

氷山は、エド・サンズに『四方梯子』を蟹の大群に放り込むよう命じ。
 烏丸は、『シュリンガラ』を発現。30㎝の鉄輪は小型の自転車程度の輪程で
いま現在車道を横断する蟹達のサイズと比べても十分に大きい。

普通の蟹であるなら、江戸時代の大捕物である木製の梯子。
 木製だとしても、重量は足で踏みつけられる程度のサイズの蟹が下敷きになれば
身動きが取れなくなって可笑しくない。
 投げ込まれた四方梯子。多少、ガシャッと行進する蟹達と投げ込まれた梯子が
当たる音と共に、投げ込まれた梯子地点の蟹達は数秒、起き得る現象としては
特筆する事なく普通に、まごついて身動きが取れないように思えた。

 ――だが、その状況も瞬時に変化する。

  カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ
      カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ
  カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ
     カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ
   カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ

     ――『ザ  シュゥ』    ギシィ……     バキィ……ッッ゛

 ……梯子に対し、今まで横断する為だけに歩行していた蟹達が一斉に
梯子に群がり(スB)、その自分達のハサミを突き出した。
 まるで、横断する際に異物が出現したら、そうプログラムされてるかのように
淀みのない行動だった。頑丈そうな木の梯子は軋み、崩壊する。
淡い粒子を伴うようにして消失する梯子を見て、冷や汗交じりに目撃していた
ハナナは呟いた。

「も、もし無防備に。あの中に入ったら、一瞬で蟹達に……」

君達の内の誰か、又は自分が蟹の中に入り込んだ時の結末を
瓦礫の最期で思い描いたのだろう。震え声になりつつ、彼女は鉄刀を強く握った。

69『常寂の檻』:2022/12/19(月) 16:43:09
>>68続き


そして『烏丸』だ。君の制止にディンも反論する事はなく、頷いて構えて様子を見る。
 『シュリンガラ』は路側帯の線の中で、その鉄輪を陽の光に煌めかせるように
頼もしく回転しながら、蟹達の川へ一挙に飛び込んだ!

  ギャルギャルギャルッッ゛ッ!!  ズバババァ――!!!

鋼鉄の輪の刃は、軌道は限定されるもののスピードと破壊力は一流!
 見事に、多くの川・海、海外の種類も交えた蟹達の多くを一刀両断に至らしめた!

……そして、『変化』は生じる。

  カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ カシャシャ    
    ガリ ガリ   ガリ ガリ
ジュル ジュル   ジュル ジュル

ディン「……『共食い』してる?」

 目撃した光景を、簡潔に彼は呟いた。

鉄輪で両断、中には部分的に3分の1程度に体の部位が切られた個体も居たが
 シュリンガラの軌道上のスタンド蟹達は例外なく動かなくなる。
 スタンドである為、普通なら消失する筈だが。この蟹達の能力の産物なのか?
直ぐに消える事なく、絶命した蟹達は殻が細かく砕け、その中身の白っぽい汁らしい
体液が流れていく。それに、他の小・中・大と言った異なるサイズ、異なる種類の
蟹達が一斉に群がると、その死した同胞を『食した』

  パァ   パァァ……ッ  パァァ   パァ……ッ

ディン「……光ってる」

蟹達が、その死んだ蟹達を食し終えて、役目を終えた動かない蟹達が消失するのと
同じタイミング。一斉に、その食した蟹達と同じ横断してる蟹達は『光り始めた』
 照度は、電気スタンド程度の光。目を瞑る程に眩しくはないものの、少し離れてる
君達でも十分に暗闇でも周囲にあるものを視認出来る程に、蟹達の多さも相まって
光具合は強い。直感だが、『伝達しあってる』ような輝き方だと感じられた。

 蟹達は、上記の行動を終えると。また君達の攻撃に関心ない様子で横断を開始した。
不気味なほどに、君達を既に知覚はしてるだろうに、応戦する気配が無い……。

ハナナ「……どうしましょう。この蟹達、知ってはいましたけど普通じゃない。
 あんな大き目の梯子を一瞬で砕きました。下手に接近戦したら、一瞬で梯子の二の舞です」

ディン「……何だか悪い予感するね。やっぱり、撃つ?
 幸いかどうか知らないけど。鉄輪が蟹を切るの可能なら
銃弾で一気に殲滅も可能と思うよ」

ハナナは下手に直接仕掛けるのは無謀と告げ、ディンは掃射を今度こそするか仰ぐ。
 梯子と鉄輪の威嚇攻撃によって、スタンド蟹達が起こす行動も幾らか理解出来た。
無論、これだけが敵の群体の力では無いのも明らかだが……。


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