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【場】『 歓楽街 ―星見横丁― 』 その3
613
:
美作くるみ『プラン9・チャンネル7』
:2025/06/12(木) 18:05:01
>>612
誰もが『違った思い』を抱えて生きている。
おそらく、そこには林檎も含まれているはずだ。
無論、『人の心』を推し量ることは容易ではない。
しかし、何も分からない訳ではなかった。
『ここで働いている』という事実が、何よりも物語っているのだから。
「…………私の力が及ばない範囲の問題だから。
一応、私達の『パフォーマンス』は披露できたの。
全力を傾けて『全てを出し切れた』と思う。
だけど、その後の『審査』が始まる前にトラブルが起きて、
結局イベント自体が流れちゃった」
例の『魔法使い試験』は、関係者以外には『秘密』という扱いになっていたので、
詳細な経緯を語ることは避けた。
だが、『聞き手』が林檎でなければ、ここまで話さなかっただろう。
林檎という人間に対する『信頼』の証だ。
「でも、こう考えることにしたのよ。
『目に見えない力』が『美作くるみ』を恐れているんじゃないかって。
それこそ『運命の女神』なんかがね」
クスッ
「ほら、『出る杭は打たれる』って言うでしょう?」
アンニュイな面持ちから一転して悪戯っぽく笑い、
林檎のグラスを満たす『ホワイトソーダ』を見やる。
「今度は『ホワイト・スパイダー』を貰おうかしら。
せっかくだから『乾杯』しましょう」
次に注文したのは、
ウォッカにホワイトミントリキュールを加えた白いカクテルだった。
林檎の『ホワイトソーダ』に合わせたチョイスだ。
また、『アラクネ』をモチーフにした『女悪魔』に対する手向けでもある。
「実は、また『新しい企画』を考えていてね。
それは『星見FM』の企画なんだけど、林檎さんの意見も聞きたいわ」
スッ
「ええと――――」
スマホを操作して、1つのファイルをタップする。
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