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【場】『 歓楽街 ―星見横丁― 』 その3

410真雅致 ありや『デビルズインレイ』:2024/03/29(金) 22:31:39
>>409 (甘城様)

「………………ですよねぇぇぇぇ〜〜〜〜!
 ですよねぇぇぇぇぇぇええええ〜〜〜〜!」


 身を投げ出すように卓上に崩折れながら、
 ものすごく力の籠もった安堵の息を
 吐き出すありや(本日2回目)。


 力込めすぎて前傾になっていた腰を座席に戻すと、
 両手を膝の上に置いてうんうん頷きを入れつつ
 甘城の語る真実(リアル)を聴く。


「………………なぁぁ〜んだぁぁ……
 そういうことだったんですねぇぇぇ〜〜……」


 そして最後、控えめに付け足された
 『寂しかったから』という甘城の独白(リアル)を受け、
 両頬に手をあてて目を細める。


    「まぁぁ…………」  ポワワ


 シスターの心中に、言葉にしがたい何か……
 『あったかぁ〜〜いきもち』 が砂漠の滴露のように
 ジワ〜っと湧き出てくる。


  これが……『愛』……?

   いや…………
   『母性』…………?

    いや…………………
    『姉性』…………………か?



「まぁまぁまぁぁ…………うふふ」

「それではぁ、謎も解けたことですし……
 お茶会の続きに、しましょうかぁぁ…………」

「甘城様、なにか食べたいものはありますかぁ……?
 好きなものを頼んでいいですからねぇぇ……
 ここはお姉ちゃんの……あ、いえ、間違えました、
 わたくしの、奢りですよぉぉ……」


 そう言ってメニューを広げるありやの顔には、
 酒気とは別の暖かな色味が加わっていた………。


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