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【ミ】泥の中には光なく

1風歌PL:2021/07/05(月) 20:10:44
――わかっていても、ぬけだせない


このスレは、『風歌PL』がミッションを行う為のスレです

138赤月『サクソン』:2021/07/23(金) 18:22:28
>>137

「君は・・・・ッ!」

『暗器』によって与えたダメージは『目撃者』が見つめる限り治らない
つまり、彼女の『左目』・・・・もっといえば左顔面に与えた衝撃は、
受傷時の痛みや意識へのダメージを残したまま持続するという事だ

『縄ヒョウ』は予想通りに彼女の左腕に絡まった
しかし、『ロケットパンチ』の馬力は予想を遥かに超えた強力さを持ち、
赤月の身体は彼女の左腕からぶら下がる様にして引きずられる

だが、『縄ヒョウ』を持つ右手は決して離さない

「君は・・・・『どこ』へ行く!?
 戦いから『逃げる』のか? それとも、誰かへと『向かっている』のか!?」

『暗器化』の持続時間は『10秒』・・・・ それを超えると・・・・!
『暗器』は元の形・・・・『タイ』へと形状を戻す!

『縄ヒョウ』に比べて制服の『タイ』の長さは短い
つまり、真金と赤月、お互いに繋がり合った両者の距離は
『暗器化』の解除によってさらに縮むという事だ!

「言えッ! 真金! 君はどこへ向かっている!?」


『暗器化』の解除によって真金に近づく事が出来たなら、
左手で制服のポケットの中から一つの『道具』を取り出す

   ズァッ!

それは『暗器化』によって『袖箭』となった『ボールペン』!(>>123メール欄)
接近した真金の頭に向けて、キャップを開け・・・・『暗器化』を発動
形状変化を起さない『鈍な先端』のまま真金の頭部に向けて射出したい!

139『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/23(金) 20:46:08
>>138
『サクソン』が『暗器』が与える傷に、『終わり』はない。
絶え間なき激痛――それは、『経過』か本体の『意思』以外をもって決して止まる事はない傷だ。
左目を『潰された』真金の痛みは、瞬間の――炸裂する様な痛みを延々と味わい続けている。
狂気にすら至らせるだろう痛みの中で、君の問いに真金は吠えた。

「『高く!(アップ)』」

『十秒』経過。

「『高く!』(アップ)

『能力解除』に伴い、『タイ』へと戻る。

「『遠くへ!』(アウェイ!)」」

『両者』至近。

真金は『スタンドの名』を吠えて答えた。
スタンドの名は、与えられる時もあれば、名付けるときもある。そこには必ず、思いが籠もる。
真金が狂っていないのであれば、君への答えがそれだろう。
――『アップ・アップ&アウェイ』。真金は、こう君に答えた。
それに君が、何を思ったか――それは、君の答えだろう。
変わらないのは、君の行動だけ。

距離、縮まった君は『ボールペン』の変化した――袖箭――『鈍な先端』バージョンを、真金の『頭部』に射出する。

「がぁっっっ!!!!」

――頭部、直撃。
新たな『痛み』と『衝撃』を『追加』された真金はスタンドの『制御』を失い――君もろともに、『墜落』する。



       
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴
∴∴∴∴■■□真□■■∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴ナ∴∴真∴



□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M 
∴=『観客席』

ナ=ナカレ
真=真金


「――両者、墜落ゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」

解説の絶叫響く中――君と彼女は、間近にある。
互いに、『猛スピード』での墜落である。君も『無事』ではない。
『全身打撲』程度のダメージは、存在する――しかし、真金よりは、マシだろう。

「が、あ、あ……」

痛みに気を取られたのか――今も続く『衝撃』故にか、僅かながらにも受け身も取れない彼女は、『激突』している。
観客席に、『クッション』などない、並べられた椅子にぶち当たった真金の様子は、血塗れだ。
ぼろぼろで、ふらふらで――しかし、彼女は動いている。

「――感謝、するわ……めちゃくちゃに痛くて、痛すぎて気絶も出来ないっつーの」

左目から血を流しながら、真金は歯を砕かんばかりに噛み締め――笑っていた。

「あーしは、負けないん……アイツを、ブチのめすまで……絶対……おとし、まえ……」

目の焦点は怪しい――しかし、君を、見ている。

「『アップ・アップ&アウェイ』ッッッッッッッ!!!!」

掲げた右手に『ロケットパンチ』のヴィジョンが宿る――それは、君を、目掛け始め――

――君は、どうする?

140『ロケットパンチと最弱の盾』:2021/07/23(金) 21:10:57
――ただいまより、『観覧客全員分のレス』、あるいは『一日経過』発生するまで 本スレGMレスはストップとなります。

申し訳ございませんが、少々のお付き合いをお願いいたします。

141赤月『サクソン』:2021/07/23(金) 21:44:46
>>139

「聞き遂げたぞ! その『願い』!」

真金の抱く『願い』、彼女の持つ精神の輝き・・・その『本質』!
今いる場所を飛び越えて、どこまでも、どこまでも遠くへ手を伸ばす彼女のスタンドの『名前』!

その言葉の響きを確かに聞き遂げ・・・・その上で彼女を撃ち落とす!

>「――両者、墜落ゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」

高速で飛翔する物体から飛び降りたのだから、この程度の痛みは安いものだ
観客席に身体を打ちつけた痛みを抱えて立ち上がる

「ふ、ふふ・・・・ わかっていたよ、君がここで『立ち上がる』事は」

『サクソン』が蓄積させたダメージは意識の混濁を招くに十分な手数だ
それでもなお、立ち上がるその意思の力とその奥に潜む『感情』・・・・・
それは赤月が抱える『感情』と同種の昏い炎か

「『サクソン』ッ!!」

瞬間、『サクソン』を発現し、渾身の右ストレートを真金の頭にお見舞いする

至近まで近づいた状態で落下したため、お互いの距離はかなり近いだろう
しかも、彼女は『サクソン』による2度の頭部攻撃で意識は清明とはいえない

この条件でなら・・・・スタンドの速さに劣る『サクソン』の拳と言えども、先手を取れる!

142『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/24(土) 21:20:05
>>141


墜落――衝突――激突。攻防。
その間において、一度も『茶々』は入らなかった。
――否、『起きなかった』。

故に、君と彼女は、ただ互いだけを見据えている。


激痛に、狂い、悶えながら真金は、『ロケットパンチ』のヴィジョンを君に向ける!
――それだけならば、真金の方が早かった。
しかし、その次に至るよりも早く、『サクソン』の拳が真金の頭部を打つ!(破ス精:CCA)

「あっ……かっ……」

成人の全力全速に値する威力を、機械じみた精密さで打ち込まれ――真金の動きが止められる。
脳が揺れたのか――右腕が、垂れ下がる。ヒザを付く。
否――それでも――真金は。

「あーしは……まだ……ま……」

『痛み』が『衝撃』が、意識を保つのか、ぐらつきふらつきながらも、彼女は未だに
ゆっくりと、右手を――しかし、スタンドヴィジョンは、薄れ始め――しかし、消えない。

「ま……」

真金はもはや『限界』だ。しかし、『限界』を『越えてはいない』。激痛が、彼女を限界に踏み止まらせている。

――君は、もはや『勝って』いる。
しかし、『ダメ押し』は必要だ――さぁ、どの様に彼女を『料理』する?



       
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴
∴∴∴∴■■□真□■■∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴ナ∴サ真∴


□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M 
∴=『観客席』

ナ=ナカレ
真=真金
サ=サクソン

143赤月『サクソン』:2021/07/24(土) 21:50:42
>>142

『サクソンの暗器』による攻撃は、今も彼女の身体を激痛とともに蝕んでいるはず
にも拘わらず、彼女は立ち上がり戦いの意思を見せている

その意思を支えるものは何か・・・・
彼女を痛めつけた者への『復讐心』か、それとも恋人である組彦への『想い』か

どちらにせよ、彼女はここで止める
自分が先に進むために・・・・そして

「組彦・・・・ 君の恋人との『約束』だ
 私は、徹底的に無慈悲に、ただ『契約』を守るために君をここで止める
 ・・・・・・・・眠るといい」

その直後、『サクソン』による『回復阻害効果』を全解除する
彼女の意志は激痛によってこの場に留められている
激痛を生み出す要因となっている『サクソンの能力』を解除すれば、彼女の意識を支えるものはなくなるはずだ

彼女の身体が気絶によって地面に倒れるなら、
急いで駆け寄って身体を受け止める
これ以上の『攻撃』は大盾との『契約』を裏切る事になるからだ

144『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/25(日) 20:42:13
>>143
「あ……」

苛烈に包み込まれていた真金は、呆けた様な顔を浮べた。
全身を包み込む痛みの中、特に強烈な痛みである、『左目』『頭部』への痛苦が『喪失した』。
絶える無く、炸裂の痛みに苛まれていたのが、消えたのだ。決して、『傷痍』と『苦痛』の全てが消滅した訳ではない。
しかし――もっとも強烈な痛みと絶え間なく続く衝撃が『消えた』のだ。その『開放』が、彼女の精神を吹き飛ばした。

「――――」

右腕から、ヴィジョンが消え去る。スタンドが姿を消す――意識が、失われた。
必然として、力抜け落ち崩れ落ちる身体――それを、君は優しく抱きとめた。
誓いは果たされた、君は、君の出来る全てを尽くし――勝利し、約束を果たしたのだ。

『おおっと、これは――!!』

位置的に、観客席を見ることが出来なかったのか、マイク片手に向かいの客席から叫ぶズート・スーツの女――バイキ。
彼女は、視界に君達を捉えるや否や、高らかに吠える。

『――ロケットパンチ、墜落――!! 再起不能(リタイア)ァァァァァァァァァ!!!』

瞬間、君達を見ている観客も、見えなかった観客も、共に歓声を上げる――そこに、『期待』と『欲望』を滲ませながら。

「いや、見事っスね」

――君は拍手が交じるのを聴くだろう。ぱん、ぱんと、縦の拍手。
祝福の意を感じ取るのが、限り無く困難な、茶化すような拍手――その源を見るならば、一つの影があるはずだ。
『スタンド』を出した『白衣の女』が『後ろ』に立つ、刈り上げられた金髪、黒いタンクトップ、口の両端に掘られた、ナイフとフォークの入れ墨。
『ヤカラ』としか形容できぬ、暴力的な気配を纏った男が。

「目ン玉ぶっ潰すとかエゲツねぇ真似する割に、キレイにケリ付けるじゃねぇッスか。俺、そういうの出来ねぇから、マジすげーって思うんスよ」

彼は、言葉を続ける。そこに、隠しようもない暴力の意を滲ませながら。

「で、そんなアンタに提案何スけど――そいつ、『観客』巻き込みかけたんスよね? 誰もケガはしてねぇし、そこのボーヤのお陰で誰もチャチャいれねぇし」

男が目線を向けた先、白髪の少年――君は、彼の名を知るだろうか。

「でも、そいつ、俺らみたいな善良な観客に、やらかしかけたんスよ……事故だろうとね。そうっスよね!?」

辺りに――観客に向けて声を響かせた男は、声を続ける。

「だったら、『オシオキ』必要じゃないっスか……どうっスかね。『観客達が代わりに』ってのは……アンタは、賞金を先に受け取って控室に戻って、そうっすね、一時間後にでも勝利宣言すれば良いっスよ。そのガキも、別に今すぐ死ぬってケガじゃねえ、十分、『保つ』ッスよ。どっスかね」

君は、答えるに十分な体力がある。
しかし、その返答の結果には、熟慮するべきだろう。
特に、『期待』を始めた観客達にもたらす『反応』には。

――しかし、言葉を発する権利を持つのは、もはや『君』だけではない。
舞台に上がった演者は、『三人』
間に合うかもしれないのが『一人』

誰もがもはや、等しく演者――誰から歌うも、全てが自由だ。


∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴バ∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■ア隼
∴∴∴■□□□□□□□■男一∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴ナ真∴∴


□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M 
∴=『観客席』

ナ=ナカレ
真=真金
バ=バイキ

隼=隼
男=入れ墨の男
ア=アルカラ
一=一抹

145赤月『サクソン』:2021/07/25(日) 20:48:38
>>144
ちなみに質問ですが、
試合開始時に『電動バイブ』を投げ入れたのは『ヤカラ風の男』でしょうか?

146『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/25(日) 20:59:14
>>145
そうです。

147赤月『サクソン』:2021/07/25(日) 21:29:49
>>144

「・・・・・・・・。」

スタンドが消え、戦う力をなくした彼女を丁重に床に横たえる
戦闘を終えた以上、彼女が傷つく理由はもうない

>「だったら、『オシオキ』必要じゃないっスか……どうっスかね。『観客達が代わりに』ってのは……アンタは、賞金を先に受け取って控室に戻って、そうっすね、一時間後にでも勝利宣言すれば良いっスよ。そのガキも、別に今すぐ死ぬってケガじゃねえ、十分、『保つ』ッスよ。どっスかね」

ない・・・・・のだ。

「つまり、君の言いたい事はこうか?
 敗北した彼女をここに置いて・・・君達のその醜い『欲望』を満たすための贄にしろ、と?」

「・・・・・・・ふん
『彼』から聞いた通りの所業・・・・醜悪で、汚濁に満ちて・・・・みっともない
 君達の姿を見て、声を聴くだけでも吐き気がこみ上げてくるようだ・・・・」

これが『アリーナ』か、と赤月は心の中でひとりごつ

(今・・・・はっきりとわかった・・・・やはり『アリーナ』は『悪』だ・・・!
 こんな連中に殺された『兄さん』の無念を思うと胸が張り裂けそうになるっ!)

目の前に立つ『ヤカラ風の男』からの提案
それを聞いて赤月は・・・・動かない 『勝利宣言』をする事もなく、真金と男の間に立ち続ける

「最中・・・・『第4のルール』だ
『参加者は観客への攻撃を禁じる・・・・しかし、乱入者に対しては攻撃の権利を持つ!』
 この男は・・・・! 会場に物を投げ入れ・・・・それは私の有利に働いた!」

左手の袖口に残る『電動器具』の残骸を放り捨てる

「『乱入者』だ・・・・ッ!
 私はこの男に攻撃する正当な権利を持っているはず・・・・違うかッ!?」

148一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2021/07/25(日) 22:25:29
>>144
「よし、じゃあ殺し合いますか…?
『アダージョ』の二番煎じみたいなのも乗り気みたいですよ」

「私はギャルの人を止めに来たけど仕方ない。
 赤月さんが決着宣言するまで戦い続ける…」

百均の袋キャップと風船を組み合わせた『ポケットショット』をスタンドに渡して複数の瓦礫を装填。
本当は赤月さんに使うつもりだったが…

「最中ァ! 出て来いッ! ここで私が戦って何処に話が
 漏れるか無能でも分かりますよねッ!」

「太門の『サンダー』を手にした『アダージョ』に比べた
 ら怖くない。あれに比べたらね…」

真金と男の間に立って奴が攻撃してくるなら散弾を放つ。
厚さ四ミリの強化ガラスを撃ち抜き60m先のベニヤ板を貫通すスリングショット。
その進化系に位置する『ポケットショット』の命中力と威力はスリングショットを越える。

>>431
「おおっ、小林先輩と違って記憶がある!」

「ところで真っ当じゃない試合に続いて選手のリンチまで
 観戦するつもりでしょうか? 加勢されると困るな…」

「この町を守るために『エクリプス』の月堕としに立ち向かった『アリーナ』の方々の恥は少ない方がいいから…」

149隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2021/07/26(月) 00:13:07
>>144

>――ロケットパンチ、墜落――!! 再起不能(リタイア)ァァァァァァァァァ!!!

「おー いえーっ(棒読み)」パチパチ

んぁ? なんかすげー早く終わったっショ。まー、地球人のバトルなんぞ
あんま面白いと思えないし、さっさと帰ってUFO探しに向かうかねーっ

>『観客達が代わりに』ってのは

「んぅ〜〜!(背反らし)
…………あん?」

(なんだ? なんで、あの腹減ってます的な入れ墨のおっさん
俺のほうも見て、言ってるんだ?? 俺、早く帰りたいんだけど)

ほぼほぼ、俺ってば部外者だったから頭ん中???状態で
喋ってる男や、何か険悪っぽい少年(一抹)とか交互に見てるゼ。

150アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/07/26(月) 00:27:11
>>148

ポケット内に『爪』で触れて、『超人的聴覚』を『移植』。
ポケットに入れた手で、『該当箇所』を握り締める事で、
『騒音』をシャットアウトする。
『慣れている』とはいえ、
会場の『喧しさ』は事前に封じておかなければならない。

「あなたは『そこ』に立っていてちょうだい。
 分かっているとは思うけど、
 絶対に『手出し』はしないように」

「――――『何があっても』ね」

一抹を見据えたまま、『入れ墨の男』に『指示』を送る。
彼は、ただ立っているだけでいい。
そして、自分は逆側から一抹の側面に回り込む。
すなわち、『自分』と『入れ墨の男』で一抹を『挟む』。
いくら『精度』が高かろうと、操作するのは『本体自身』だ。

「『先に手を出した方』が『負け』よ」

その言葉は『入れ墨の男』に対するものでもあり、
『一抹』に対するものでもあり、
また『赤月』に対するものでもあった。

「スタンドは解除しなくてもいい。
 その代わり、『私の話』を聞きなさい」

「私は『外道を見過ごせ』と言っているんじゃあないわ。
 『暴力を使う必要がない』と言っているのよ」

一抹を諭し、続けて赤月に意識を移す。

>>147

サングラス越しに、吼える赤月を横目で見やった。
あの様子では、完全に頭に血が上っている。
彼女は『勝者』だ。
ならば、『敗者の処遇』を決める権利は、
『赤月自身』が有している。
『外野』が何をほざこうが、
鼻で笑って無視すればいいだけなのに、
それすら頭から抜け落ちる程に、
『冷静さ』を欠いてしまっている。

     「 『 赤 月 ナ カ レ 』 ッ ! ! 」

一抹の動向を注視したまま、赤月に向けて叫ぶ。

「あなたは『勝った』。
 『敗者をどうするか』は『あなたが決められる』」

「だから――――『決めなさい』。『この場』で『今すぐ』に」

「『あなたは彼女をどうしたいの』?」

「今あなたが『宣言』すべきなのは、
 『彼をどうするか』じゃあない。
 『彼女をどうするか』でしょう」

「あなたは、
 ボロボロになった彼女を一刻も早く治療する事よりも、
 自分の鬱憤を晴らす方を優先するつもり?」

「『自分の欲望』を優先する。

               ク ズ
 それは、この場にいる『患者』と同じじゃあないの?」

「――――――『違う』?」

『真金を救う権利』は、
『勝者』となった『赤月自身の手の中』にある。
彼女は、それに気付いていない。
だから、『気付かせる』のだ。
『観客の一人』に過ぎない『入れ墨の男』が何を言おうが、
それに観客が同調しようが、
所詮は『外野の野次』でしかない。
『敗者の処遇』を決めるのは『勝者の一声』なのだから。

151『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/26(月) 19:19:09
>>148
>>149
>>150
>>147

「違くはないっスねぇ……そんじゃ、お互い合意っつーことで……」

赤月ナカレの問いに答えた男は、笑みを深める。
手負いの獣に襲い掛かろうとするハイエナに表情があるとするなら、この様な面構えなのだろう。
事実、君は手負いであり『暗器』の材料も心許ない。無傷のスタンド使いと正面戦闘を行うには、絶対的に不利であったろう。

「『ヤ……』」

男の背後の空間が揺らめく――ヴィジョン出現の前兆。開戦の狼煙。
だがー――君達が戦うよりも早く、二人に割り込んだ鬼がいる。
『殺意』の発現になんら躊躇のない『白髪鬼』一抹貞世は、『インダルジェンス』の精密性『ポケットショット』を男に構える。
スタンドの顕現スピードは、どのスタンドも特別な差がない。
つまり、『先出し』が絶対的に有利。例えるならば、一抹貞世は『早撃ち』の勝負に始めから勝っていたのだ。まして、その手には凶器。
闘争の化身たる白髪の少年は、男を一方的に殺せる位置に立ったのだ。

「一抹クン。君の事は知ってるっスよ、俺の前座の子っすよね、『アダージョ』だか『サンダー』だか……どんな雑魚だったか知らねぇが、要はキミがサシで勝てる程度の相手っしょ? そんなことでいちいちイキってもねぇ……」

男はそう言って――攻撃を畏れてか――スタンドを出さずにせせら笑うも、周囲の観客の空気が、一部、変わった。

――おい、今の聞いたか?
――『手にした』っつたぞ……じゃあ、見て、生き残った……おい、じゃあ、まさか『満月組』か!?
――嘘だろ……当時何歳だよ……聞いただけじゃねぇのか?

ざわざわと、囁かれるは、少年への畏怖と恐怖。
アダージョの名は、星見の『伝説』にして『悪夢』。伝え聞いたものもいれば、相対したものもいる。
そして、他者のスタンドを手にし得る――『ゴールデン・リング』の特性を知り、尚、生きながらえているという事実は、白髪の少年に外見からは想像も出来ない『凄み』を与えた。
だが、誰もが知るわけではない――目の前の男や、エクリプスを過去として興味を持たない客達の多くは、一抹貞世の言葉を、理解してはいない。
救いようのない無知は、時に蛮勇という力を生む。
傍観者の眼差しに見守られながら、事態は緊迫を強める。

そして――無論、勇気と行動力は愚か者に固有のものではない。
叡智を持つものもまた、行動を為す事ができる。

『アルカラ』たる女傑の声が響く――男、の額に血管が浮かぶ。
明らかなる怒りの発露、仮に、『ポケットショット』が狙い、定めていなければ……
怒ってはいるが、狂ってはいない。その眼には、明瞭なる意思が灯っている。

その中で――『アルカラ』は、赤月ナカレに問いかける。

――これは君、復讐者にして勝利者たる君にしか、答える権利がない問いかけ。

望むがままに、答えるといい


∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴バ∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴隼
∴∴∴■□□□□□□□■男一∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴ア∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴ナ真∴∴


□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M 
∴=『観客席』

ナ=ナカレ
真=真金
バ=バイキ

隼=隼
男=入れ墨の男
ア=アルカラ
一=一抹

152隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2021/07/26(月) 19:44:24
>>151

(俺 何でこんな剣呑な場所に居るんだ??
場違い感はんぱねーゼ うぇーいっ)

(いや、誰だよアダージョにサンダーって
なんかのレスラーか競技の選手か?)

正直、俺って部外者で。何かにらみ合ってる奴等と違って観客みてーなもんっショ。
ただ単純に前列で目立ってるモブみてーな。

>おい、じゃあ、まさか『満月組』か!?

「hey へ―い! 何さ? 満月組って??」

多分UFO関係じゃねーとは思うけど、なんかおもしろそーな単語だから
気になって観客に首向けて質問するぜ。

「おいっ、あんたら場外乱闘するのは構わないけど。そこで
おっぱち始められると、こっちも迷惑っショ!
やるんなら丁度いいリンクがあるんだから、そっちでやってくれっショ!」

なんかドンパチ行き成り始めそうだからブーイング垂れておくゼ。

宇宙人(フラワーキッズ)から貰ったパーカーが傷ついたりしたら
目も当てられないからな。

153アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/07/26(月) 19:54:45
>>151

「『手を出すんじゃあないわよ』」

一抹は、既にスタンドを出している。
おそらくは、『入れ墨の男』よりも先に攻撃出来るだろう。
だが、それは『罠』だ。
『入れ墨の男』は、挑発して『手を出させようとしている』。
手を出した側が『加害者』であり、出された方が『被害者』。
感情に任せて攻撃すれば、それは相手に、
『正当性』を主張する隙を与えてしまう事に繋がる。
この状況において、ただ闇雲に『暴れる』事は、
決して賢い選択ではないのだ。

「『何があろうとも』――――」

自分は『入れ墨の男』に対し、
『仕事を代わりに引き受ける』と『宣言』した。
そして、『入れ墨の男』は『任せる』と言ったのだ。
一度『提案』を『了承』した以上、今更『文句』は言わせない。
こういう人間は『メンツ』を大事にする。
自らが口にした事を反故にすれば、
それは自分の『格』を落とす結果になるだろう。
『仕事』は代わってやるが、
『入れ墨の男が望む結末』まで保証する気はない。
要するに『そういう事』だ。

「――――『絶対に』」

男の怒りを微塵も意に介さず、
サングラス越しに『赤月の言葉』を待つ。
無論、最後まで『警戒』は続ける。
この場にいる『全員』に対してだ。

154一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2021/07/26(月) 20:35:24
>>151
「えっ、『エクリプス』全盛期の化物を知らないの…」

「銃弾のように駆け抜け鉄塊を穿つ縦横無尽の斥力。
 投げキッスだけで『枷』に嵌めたり増殖してスタンド
 を乗っ取るケバいホモを知らない…?」

たったとスタンドと武器を納めて『萎えた』面でヤカラを見上げる。本当に萎えた。
腕っぷしを自慢する不良が喧嘩直前で大した喧嘩もしてないと発覚する瞬間、まさにそれを経験している。

「あっちの詳しそうな人たちに…ね、もう、聞いて…
 もう駄目だ…この馬鹿らしさを…もう本当に…」

一応、座って進行の邪魔をするがスタンドを出すほどの気力も失ってしまった。なんだ、こいつ。
今までの騒動を煽った奴が一番みみっちい奴だった。

「『エクリプス』にも誘われなかったのか…
 はぁ…あー、もう解散ッ! 閉廷ッ! 馬鹿らしい…」

>>153
「うん。うん、スタンドを出すほどの気力が失せた。
 もう無理だよォ〜こんな湿気た菓子みたいなの…」

「『ウル星』の連中以下ですよ。マジで…
 す、スタンドが出ないほど萎えました…」

「う、嘘…本当に萎えただけで…スタンドが出ない…」

155赤月『サクソン』:2021/07/26(月) 20:49:57
>>151

「ああ・・・・・」

目の前の男が浮かべる獣性の笑みに怖気を震いそうな心を抑える
真金との闘いを経て、体中に痛みがあるし、用意して来た『道具』の数も残り少ない

ふと、傍を見てみると、白髪の少年『一抹』の姿が見えた
何故か会場内にいた『一抹』もまた、この男と戦うべく武器を構えているようだ

(一抹の行動原理は全然理解できないが、少なくとも『敵』は同じみたいだ)

一触即発の状況の中、白衣の女性の言葉が響く
それは、真金を救うための『勝利宣言』を促すもの
理屈の上でまったくの『正論』から来る意見であった

「まったく・・・・何の違いもない・・・・
 君は正しいし、真金を戦いから解放するためには私の宣言が必要だ
 それを無視して感情的になるのは愚かなクズの行動でしかない・・・・」

心の中に2つの心の葛藤があり、迷いが赤月の行動を縛り付ける
『アリーナを憎む怒りの感情』と『契約に従い、真金の安全を優先する理性』の心だ

「だが・・・・・私は・・・・! 私は・・・・・・ッ!」

>   「あなたは、
>    ボロボロになった彼女を一刻も早く治療する事よりも、
>    自分の鬱憤を晴らす方を優先するつもり?」

>        「よし、じゃあ殺し合いますか…?
>        『アダージョ』の二番煎じみたいなのも乗り気みたいですよ」

>     「あーしは、負けないん……アイツを、ブチのめすまで……絶対……おとし、まえ……」


>  『赤月さんが勝っても、相手に酷いことをしないで欲しいんです』


「・・・・・・・・ッ!!」

『怒り』に任せてスタンドを振るおうとした瞬間、一人の青年の顔を思い出す
必死になって『彼女』を止めようとする青年・・・・『彼』との約束はまだ残っている
『彼女』を止め、無事に彼のもとへと送り返す、その『約束』が・・・・・

「・・・・・・・・ィ! 『私の勝ちだ』!
 聞こえたか、最中! この試合は私が完全に勝利をした!
 早く真金に治療を行うんだ!」

寸での所で理性を優先し、『勝利宣言』を行う
大声を出し過ぎたせいか、宣言の後にごほごほと咳き込みながら目の前の『男』を見つめる

156『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/26(月) 22:15:58
>>152
>>153
>>154
>>155


「あんた、知らねえのか――『満月組』ってのは『エクリプス』をぶっ潰した『あの夜』の戦闘メンバーだよッッ!!」

隼士賢の質問に、一人の観客が信じられないような声を上げた。

「『タダヒト』や『出雲』だけじゃねえ。あの夜に出張って生き残った全員が、死ななかっただけでさえ、相応の貫目を持って語られてるんだ……あんた、本当にこの町のスタンド関係者か!?」

そして、続けた――『そこでやれ』。紛うことなき正論であったが。全員を押し留めたのは、凛と響きし女傑の声色。
『アルカラ』は吠える――『手を出すな』と、女王の貫禄を持って。
『動作』は誰にとっても、『きっかけ』となり得る。苛烈なる意思の籠もった忠告。

――負けず劣らずの殺意を持って『いた』少年は、聞く耳持たずに『無視』をした。
男の無知、観客共の無知――特に、男の無知が彼を萎えさせたのだろう。
『エクリプス』は強いスタンド使いであれば、耳にしないほうが難しい勢力である。
それを知らぬということ、自体が男の『格』の証明――萎えに萎えた白髪鬼は、その場で座り込んだ。

同時か――間違いなく、さほどに時を置かなかっただろう。
己自信を苛む『怒り』に『勝利』を――己の中の『敵』に勝利した君、赤月ナカレは、高らかに、鮮烈に、拡声器などいらぬが如きに咆哮する。
――勝利を。

『――ッッッ!!! 決着、決着ですわーッッッッッッッッッッ。ただいまを持ちまして、この試合、赤月ナカレの勝利で決着いたしましたッッッッ!!!』

ナカレの声が届いた今、『戦い』は『決着』した。
――しかし、歓声が響く事はない。それどころではない緊張感が、君達の周囲には生まれている。

「――いや、久しぶりっスよ。ここまでコケにされたの、本当に久しぶりっスよ」

男は笑っている、いや、笑みを浮べている――その笑みは、びくびくと痙攣したかの様な笑み。感情の小爆発が表情の内側で連続している顔だ。

「舐めてシカトで挙げ句に座る? いや、ホント大したもんっスよ……ああ、そういえば、『試合』は、終わりっスよね。んじゃ、こっからは『喧嘩』で」

で、を言い終えた瞬間――男は吹き飛び、一抹の方に倒れ混んだ。血は流れていない――意識は、飛んでいるようだが。
倒れ込む直後、音が響いた――君達がそちらを見たならば、『闘技場』で、一人の女が『スピーカー』を、傍らの『スタンド』が『散弾銃』を構えているのを見ることだろう。

『勝利宣言は、聞き届けた』

『スピーカー』から声を響かせるのは、白黒の『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た、硬そうな雰囲気を持つ女。
――北落砂錫。その名を赤月ナカレと一抹貞世は知るだろう
眼鏡の奥の吊った瞳の先には――笑みが浮かぶ。痛快の眼。

『今のは鎮圧用のゴム弾だ。それの命に別状はないだろう――さて、略式になってしまうが、いまからそちらで賞金授与と、対戦相手の治療を行いたいのだが――構わないかな? 赤月さん』


∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴バ∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴隼
∴∴∴■□□□□北□□■男一∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴ア∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴ナ真∴∴


□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M 
∴=『観客席』

ナ=ナカレ
真=真金
バ=バイキ

隼=隼
男=入れ墨の男(気絶)
ア=アルカラ
一=一抹

北=北落

157アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/07/26(月) 22:41:45
>>156

この場で『手を出していい』のは『主催者側の人間』だけ。
それを『味方』につけた者が『真の勝者』。
これが『処世術』というものだ。

「『約束』は果たしたわ」

白衣のポケットに両手を突っ込み、倒れた男を見下ろす。

「今度は『そっち』が、
 『約束』を守る番になっていたけど…………。
 これじゃあどうしようもないわね」

     フ ッ

「『ここの話』は『別の人』から聞く事にするわ」

肩を竦めながら『ドクター・ブラインド』を解除し、
一抹に近付いていく。

             スッ

   「――――おつかれ、『イッちゃん』」

                     ポンッ

擦れ違う瞬間、一抹の耳元で『素の声』で囁き、
労いの意味を込めて軽く肩を叩いた。
そのまま客席を離れ、『闘技場』から出て行く。
適当な『関係者』でも捕まえて、『最中派の話』を聞くとしよう。

158赤月『サクソン』:2021/07/26(月) 22:58:58
>>156

「やはり・・・この程度では止まらないか
 いいだろう、お前の様な下衆に簡単に負けるような私だと思うなよ
 『サクソ――― 」

『決着』がついた後も戦意を露わにする男に対して、
いざ『喧嘩』を・・・・と思った瞬間に、男が吹き飛ばされる
女の言葉に、『戦闘』はもう終了したのだと確信し、構えを解いた

「・・・・・構わない
 この場から動かなくてもいいのなら、ここで行って欲しい
 何分、私がこの場を離れたら、真金が何をされるかわかったものじゃないからな」

その場に留まり、彼女らが来るのを待つ

>>153(アルカラ)

この『終結』を迎えるきっかけとなった女性に近づき、
ぼそっと小声で話しかける

「この場で矛を収めた理由は・・・・『ある人と約束があった』からだ
 君の言い分を聞いたわけではない・・・・」

負け惜しみの様な、自分への言い訳の様な、そんな台詞だ

>>154(一抹)

「何故、こんな場所にお前がいるのかは知らないし、知りたくもない
 しかし、一抹・・・・お前は『こちら側』に私達が落ちた後、
 何度も何度も真金を狙っていたな」
                 インダルジェンス
「お前のその・・・・悍ましいまでの『スタンド能力』で・・・」

彼のスタンド能力『インダルジェンス』は『感情を抑制』する能力だ
成長して『能力』が強化された事は知る由もないが、赤月はだいたいそのように認識している
そんな彼が真金に近づこうとしていた・・・・・それはつまり

「お前、彼女の『戦意』を奪おうとしていたな?」

「何故だ・・・・お前にとって彼女は何の関係もない人間なんじゃないのか?」

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162一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2021/07/27(火) 15:15:13
>>156
「なぜ、こんなのに『観戦』させているのでしょう?
 見世物になるから生かされているにしても…」

真金さんの治療の邪魔にならないように隅っこまで転がしてあげよう。
そして、縄跳びをリングに居る北落さんに向けて垂らす。

「引っ張るから来てくださァァ〜〜い」

>>157
「ひゃっ…」

謎の変装をしていたが夢見ヶ崎さんはいつも通りだ。
声にはびっくりしたが機会が有れば小林さんの無事や記憶の欠損について聞きたい。

>>158
「目の部分は様々な神経が複雑に絡んでいます。
 あのまま他に傷を負っていたら『出血死』の恐れが
 ありましたので…」

「こう見えても神父の息子。例え、教会前でゴミ袋に
 包まれていた捨て子と言えど、義父母に教わった
 人の為になることをしなさないを有言実行しました」

「貴女が弱ったところをヤカラと『ハイエナ』が屁理屈
 を捏ねて襲うのは目に見えていたので牽制。
 赤月さんのスタンドはパワーが低いはず。
 だから代わりに戦おうと…」

治療役の北落さんに縄跳びを垂らしてスタンドで引っ張り上げようと呼ぶ。

「『アポロン・クリニックモール』の『旧病棟』に存在
 する『第五外科』。どんな傷も『お金次第』で治療し
 てくれる場所があります」

「ここが治してくれなかったらどうぞ、そこへ。
 残りの情報は…『決闘』後で…」

163隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2021/07/27(火) 19:57:51
>>156

>あんた、知らねえのか――『満月組』ってのは『エクリプス』をぶっ潰した『あの夜』の戦闘メンバーだよッッ!!」
>隼士賢の質問に、一人の観客が信じられないような声を上げた。
>『タダヒト』や『出雲』だけじゃねえ。あの夜に出張って生き残った全員が
>死ななかっただけでさえ、相応の貫目を持って語られてるんだ……

いや、聞いても猶更わかんねーっショ

そもそも『エクリプス』って何? 『あの夜』って何??
悪かったねー スタンド関係者でも、俺ってば成りたてなのよーっショ

「あぁ、そう言う呼び方されてんのね〜
自分、ほら。別ん所の集いで(清月学園とか)属してるから」

適当に流そ。

んでもって万事解決 めでたしめでたし てっぺんぐらりん
とっぴんぱらりのぷう ってか。

「ん〜〜〜〜っ゛ そんじゃあ、俺も帰るかぁー」

誰も引き留めないなら かえろ、かーえろ。

164『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/27(火) 20:35:25
>>157
一足先に会場から去った君は『最中派』を探す――そこで、君は一人の『子供』を見る。
あどけない、贔屓眼に見ても『小学校高学年』の、道着姿を来た少年だ。
不安そうに辺りをキョロキョロと見回している彼は、君を見つけると駆け寄って来た。

「あのぅ、すいません。『お客さん』ですよね? ちょっと、いいですか?」

君を見上げる少年は、不安の表れだろうか。問いを待たずに言葉を続けた。

「さっき、溝口って金髪のスタッフの人が『会場が荒れて試合中止だから今日は帰れ』って言ってどっか行っちゃったんですけど、闘技場で、何かあったんですか?」

そういう少年の手には、輪ゴムで止められた『札束』がある。

「中止だから山分けってことで、賞金は半分もらえたんですけど、何だかよく解らなくて……もし、なにか知っていたら、教えていただけませんか?」

165『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/27(火) 20:39:21
>>158
>>162
>>163




「無論、治療はそちらで行う――掛巣さんは、動かせる状態では無さそうだしな。『ザ・オーメン』とて、死人相手はどうにもならない」

北落はそう言うと、スタンド――『ザ・オーメン』を伴いながら、鉄壁へと向かう。

「では、手を借りるぞ……」

そして、一抹貞世の『手助け』を受けて、君達の元に降り立った。

「さてと、だ」

北落は、まず、君――赤月ナカレに向きよると、ポケットから取り出した『茶封筒』を手渡した。

「『30万』入っている。ここは汚い場所だが『洗濯』はしてある金だ。使うことでトラブルに巻き込まれる事はないだろう――さて。手早く行こう」

次いで、真金に視線を向ける――同時、『ザ・オーメン』が拳を振りかぶり――打ち込む!

「『一時間』だ」

瞬間――真金の傷が瞬く間に『消え失せる』、否、『巻き戻る』。時間逆行による状態復元――それが、『ザ・オーメン』の能力だ。

「これで、彼女は『一時間前』に戻った……今は気を失っているようだが、すぐに眼は覚ますだろう……その前に、隔離はしなければだが」

真金は、倒れ伏し、転がされた男には目もくれず――治療もせず――スピーカーでがなり立てる。

『お客様方。申し訳ないが――場が荒れすぎた為――主催として、第二試合は中止とする』

直後、沸き起こる怒号――絶叫。響き渡る金返せコール。
『ザ・オーメン』が天井に向けて『散弾銃』の引き金を引く――先ほどとは違う『銃声』が、闘技場全体に響き渡った。

『すまないが、これは『私物』でね。鎮圧用は慌てて入れた一発しか入っていない。しかし、私は残りの弾丸を『使う』つもりではある。お客様方には、『事故』が起きると面倒なので、静粛に聞いてくれると助かる――ありがとう』

一気に会場が静まり返ると共に、北落は言葉を続ける。

『後日、チケットを提示してくれれば半額の返金は行う――それは確約しよう。では、お客様方、ゆっくりと退場をお願いする』

再び『銃声』が響く。観客達は、我先にと出口へと駆け込み始め――もう一発が響くと共に、歩行スピードを露骨に落とした。
そして、北落は『残る』君達――赤月ナカレと、一抹貞世を見た
誰も引き止めてはいないが――席を立つタイミングを見失っていたならば、隼士賢。君もまた、残っているだろう。
そうでなければ、出口に向かっているはずだ。(ここで帰る場合、ロール終了となります)

「申し訳ないが、見ての通り『今すぐ』の退場は難しい――少々、スタッフルームで待機をお願いしても構わないだろうか? その後で君達を送らせてもらおう――どうだろうか」

それと――と、前置きして、北落は言葉を続ける。

「ウチの客の言うことは本気にしない方がいい。『満月組』だの、『伝説』だの……『最中派』は、誰もエクリプスと戦ったことが無い派閥。客達も、精々尾ひれの付いた噂か、それ以下のヨタ話を聞いた程度だろう。そんなものを信じていたら……いつか『本物』相手に掬われるぞ?」

そして、北落は『君達』程度にしか聞き取れないであろう、ささやく程度の『スタンド会話』を行った。

『だが、偽物も侮るべきではないと、覚えておくといい。偽物の空砲でさえ、ああも人は怯えるのだからね』

166アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/07/27(火) 21:00:10
>>164

呼び掛ける声を耳にして、その場で立ち止まる。

「教えてあげてもいいけど、
 その代わりに聞きたい事があるの。
 あなた、『関係者』よね?
 『ここの派閥』について知りたいんだけど」

『派閥所属』か単なる『登録選手』かによって違ってくるが、
どちらにしても部外者である自分よりは詳しいだろう。

「あぁ、『些細なトラブル』よ。別にどうって事はないわ。
 こういう場所では珍しくないでしょう?」

「客の一人が駄々を捏ねてたのよ。
 『ここの人』が上手く仕切ってくれたみたいだから、
 もう片付いているでしょうね」

結局の所、自分自身も『観客の一人』に過ぎなかった。
選手でもないし、当事者でもない。
ただの『外野』。
好き放題喋ったとしても、それは『外野の野次』でしかない。
場を治めたのは赤月であり、自分は『偶然いただけ』だ。

「さて――私は話した訳だけど、
 あなたは教えてくれるのかしら?」

素顔を隠す黒いサングラス越しに、少年を見やる。

167隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2021/07/27(火) 21:11:16
>>165(お疲れーっショ)

ほら、あれよ? 避難する時って、おはしの精神って言うじゃん
おさない はしらない しゃべらない。

一斉にかたまって地球人ギュウギュウ詰めで出てくのは御免だし
別に俺は撃たれる心配とかしてねーから、ぼけーっと座って
ゆっくり帰れるタイミングと共に歩くっショ。

「んーっと、そんじゃー あんた等おつかれっショ」

なんか、よくわかんねー間に終わっちまったなぁ。

まぁ、とにかくUFO UFO!
 夜空に輝くUFOが俺を待ってるっショ!!

168一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2021/07/27(火) 21:12:38
>>165
「日本で本物と『実弾』が手に入ると思ったんだ…
 有ったとしても鎮圧用には高いのですから…」

上手いこと飼い慣らされた客たちを遠目に見る。
あんな感じでは混ざった途端に襲ってきそうだ。
しばらくは観客の帰りを待とう。

「観客が襲って来そうだから送迎を頼みます。
 楽しみを邪魔したから絶対に襲って来ます」

「あれ? 最中…さんは? あっ、うん、逃げましたね…」

この騒動の最中に一度も姿を見ていない。
絶対に逃げた。おそらくは逃げた。きっと逃げた。
あとで事務所に突撃しよう。

169赤月『サクソン』:2021/07/27(火) 21:54:12
>>162(一抹)

「・・・・・・フン
 確かに・・・・お前の言う事に嘘はなく、ただ彼女を『救おう』としたのかもしれない
 だけど、一つ言わせてもらう・・・・」

「『大きなお世話だ』」

「お前にとっては私達の事など『救うべき子羊』程度にしか見えていないのかもしれないが、
 自分の行く末は自分の意思で決める・・・その意思まで取り上げるんじゃあない」

「やはり、お前のその傲慢さ・・・・私とは相容れないようだな
 いずれどこかで『決着』をつけるぞ・・・・」

>>165
そう言って、振り返った所で北落が現れた
あれよあれよという間に『賞金』が渡されて、真金の怪我が瞬く間に治療されていく
そして何度かの銃声の後に、赤月と一抹だけがその場に残った

「よく覚えておくよ、とくに『エクリプス』や『満月組』なんていう話は
 私は全然聞いた事がない話だったからな
 送迎については渡りに船だ、よろしく頼む・・・・・しかし」

「一抹と一緒の部屋で待たなければならないのか?
 ・・・・・不安だ、『インダルジェンス』を私に向けないでくれよ」

170『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/27(火) 22:47:46
>>167
君は――帰り道。空にUFOを探したかもしれない。
しかし、今だ午前中――太陽光には、気をつけよう――

隼士 賢『パンテオン・ロココ』――『帰路』

>>168
>>169

「逃げたとは人聞きが悪いな、一抹さん。溝口は『緊急』の仕事が入ったので『席を外した』だけだ」

淡々とそう告げると、慌てて通路から駆けつけた黒服達に、北落は軽く眼を向けた。

「あのう、それで……」

黒服の一人が、意識を戻さない『ヤカラ風』に目を向ける。

「どうしますか? 一応、アポロンに運びますか?」

北落は目線だけで否を告げ、吐き捨てるように言葉を続ける。

「登録選手だろうと、これはマナー違反を犯した客だ。目を覚ます前に駅前にでも放り投げておけ……警察は、喜んで事情聴取をするだろうよ」
「いいんですか?」
「我々を『売れば』どうなるかわからないほど、愚かではないだろう」
「……了解しました」

そして、ヤカラ風の男は黒服達に抱えられて、運ばれていく……
畜獣を見るような眼差しで見送った北落は、気絶したままの真金を軽く肩に担ぐと、君達を向いた。

「では、付いてきてくれ」

君達が案内されたのは、スタッフルームというよりは看護室――設備の乏しさを見るならば『保健室』、いや、『仮眠室』と言ったほうが正確な部屋である。
幾つかの安っぽいベットが仕切りもなしに並べられており、その前のテーブルと椅子には、袋菓子が幾つか置かれている。
ベッドに北落が真金を優しく寝かせつけた時、一人の黒服が部屋に入ってきた。
『彼』は北落と君達の姿を見ると、直ちに姿勢を正し――頭を下げる

「――お疲れさまです!」
「溝口は?」
「恵比寿さんの送迎を行っています。すいません、止められなくて……」
「――いや、いい。ゲストを送るのも『誠意』だろう」

北落は『彼』にそう言うと『君達』を向く。

「私は車を用意しておく。何かあれば、その黒服に」

そして――北落は去る。
残されたるは、四人。
真金、ナカレ、貞世、そして――『彼』
『彼』――大盾組彦は、まず、君に――赤月ナカレに、改めて頭を下げた。

「―――――ありがとう、ございました。赤月さん」

次いで、白髪の君、一抹貞世にも

「一抹選手も、真金ちゃ……掛巣選手を、庇って頂き、本当にありがとうございました」

君達は――どう、彼に答える?


>>166
「珍しくない……そうなんでしょうか、おれ、ここ、出るのも来るのも初めてだから、あまり解らなくて……」

少年は困ったような顔を浮べた。
彼の持つ知識は極僅かであり、派閥に付いての知識も深いとは言えないのは、明らかだった。

「……だから、『派閥』についても余り知ってるってわけじゃないんですけど。そうですね、おれが聞いた限りでは『なんでも屋』さんだそうです」

必死に、記憶を絞り出すようにして、少年は言葉を紡いでいく

「おれの家、いろいろな所にお金借りてたんですけど、その取り立てに、ある日『派閥』の人が『請け負った』とかいって、来て、変なの……多分『スタンド』で母ちゃんをぶん殴ったりしたんです。サイケンカイシュー、とか言うんでしたっけ。後、どこかで『賭け事』……ここじゃなくて、『マンション』だったか『屋形船』だったか……ちょっと、あまり覚えてません。おれには二十年早いって言って、教えてくれないこともありました」

その時、何かを思い出したかのように少年ははっと眼を開いた。

「あ、そうだ。お寿司屋さん……たしか、そこも『派閥』が持ってるお店とかで、他にもいろいろなお店を持ってるんだって、聞きました」

少年は、君に向けて、そっと声を潜めて、こう言った

「多分……アリーナって、警察に捕まらない為の名前で、本当はなんとか組ってでっかいヤクザなんだと思います。派閥っていうのも『組』を言い換えたやつで……すいません、おれ、これくらいしか、知りません……」

少年は、彼の知る限りの事を話したようだ――君は、どうする?

171アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/07/27(火) 23:13:02
>>170

期待していたような内容は聞けなかったが、
そもそも『知らない』のなら仕方がない所だ。

「――――そう、ありがとう」

       ニコッ

「そのお金、早くしまった方がいいわよ。
 誰かに盗られたりしたら大変だから」

少年を安心させるように、笑顔で礼を言う。
立ち去りかけた時、一つの事に気付いて足を止める。
といっても、別に重要な事じゃない。

「私は『アルカラ』」

「良かったら、『君の名前』を教えてくれる?」

これも何かの『縁』かもしれない。
出会いの記念に、『名前』くらいは知っておきたかった。
もし二度と顔を合わせる機会がなかったとしても、
『思い出の一つ』にはなる。
『研究』を終えて、いい気分で帰れる所だったのに、
『どこかのバカ』のせいで台無しにされてしまった。
最後くらいは『後味を良くしておきたい』という気持ちもある。

172赤月『サクソン』:2021/07/27(火) 23:44:36
>>170

案内されて辿り着いた部屋には仮眠室の様な簡素な設備しかなかった
赤月はふと、学生寮にある『自室』を思い出した
引っ越し当初は寝る事しか出来ないような簡素な灰色の部屋だったが、
最近は友人の勧めもあって少しずつ鮮やかな色彩を取り込むようになっていた

「むう・・・・・」

椅子に座るが、どうにも収まりが悪い
先程、あれだけの啖呵を切った一抹と同じ部屋にいるからだ
そこに学校で会った青年『大盾』が話しかけて来た

「礼には及ばない
 私は・・・君との『契約』を忠実に守っただけだ
 それよりも、君はまだあの『契約』を覚えているか?」

「約束だ、君の知る限りの他派閥の情報を教えて欲しい
 とくに『満月組』・・・・『エクリプス』との直接戦闘に関わった『派閥』の話を聞きたい」

173一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2021/07/28(水) 00:18:43
>>170
「そういえば、最中さんは派閥のリーダーでしたね。
 とっと逃げるようでは派閥の長などしないはず…」

「こんな畜生の相手をする北落さんの方が大変ですよ。
 しかし、『爪弾き者』と社会と繋がりを持たせる
 には存続してもらわないと」

人は社会に居場所が無ければ、『鬼』となってしまう。
そういった人間は藁にも縋る思いで何でもしてしまう。
それさえ防げれば良い。孤独でなければ…

「えっ? あっ、はい! あのヤカラは近距離バワー型
 っぽい感じがしたので『覚悟』はしていました」

「黒服さんと真金さんのお知り合いでしょうか?
 彼女のスタンドの能力は大雑把に分かっています。
 彼女の能力は失明してまで戦うのに向いてない」

真金さんを見ていて気づいたことを質問する。
ほぼ勝ち目など無くなった彼女は戦い続けた。
何が彼女を闘争に駆り立てるのか?

「真金さんの『ロケットパンチ』は『前』にしか進め
 ないはずです。そして、燃費が悪いはず」

「止まったら『ロケットパンチ』は落ちるしかない。
 急な進路変更点はスピードの高さで無理。
 だからこそ彼女は『照明設備』の場所に逃げた」

「降りてきたのは腕を戻し、『ロケットパンチ』を戻す
 手間と『直進』の欠点を察知されないため。
 あっ、すいません。勢いで適当な推理しました…」

やはり、一抹は脳筋だった。適当を言っただけである。
実は『ロケットパンチ』の仕組みは全然分からない。

>>169
「そこが赤月さんの限界。『自分』の事しか考えてない
 『もしも』、武器の射出速度と上空からの落下速度が
 合わさって眼ごと脳を貫いていたら?」

「『もしも』、『自分のプライド』を優先して真金さん
 との『決着宣言』が遅れて彼女が出血死したら?」

「『もしも』、私とアルカラさんが居なくてヤカラと
 観客に襲われていたら?」

ほんの少しだけ怒気を込めて赤月に『もしも』を話す。
今回は『運良く』夢見ヶ崎先輩がヤカラを牽制した。
しかし、運が悪かったら逆になっていた。

「私なら眼以外を狙った。間違ったら殺してしまうから。
 人のスタンドを『否定』する前に自分のやらかした
 事を反省してください」

「私の『鎮静』より『暗器』がずっと危ない。
『復讐』の過程で観客たちが死にかけた。分かりますね?」

何故か、途中から泣きながら話し始めた。
人に直球の暴言を吐くのがつらいからだ。

174赤月『サクソン』:2021/07/28(水) 09:50:20
>>173

「うっ、それは・・・・」

確かに少年の語る事はもっともだ
真金の身の安全を考えるのであれば、誰かが『ドクターストップ』をかけなければならないし、
あの状況下で一抹がいなければ『観客たち』が騒動に参加してきた可能性もある

「それは・・・・・そうだけど・・・・」

赤月自身、一抹が睨みを利かせて観客を制した事には多少の感謝の念はある
そうでなければ、彼らの手によって『酷いこと』をされていたであろう事が明らかだからだ
だが、それを認めるには赤月の余計なプライドが邪魔をして・・・・

「・・・・・・・。」

結果として、無言でむくっとした顔を見せるだけとなった

「・・・・あ」

ところが、怒っているはずの彼の顔を見ると途中から涙が流れ始めていた
年下の子が泣くのに慣れていない赤月はあわあわとしながら、一抹に近づく

「な、泣かないでくれ・・・・その・・・・私も言い過ぎた・・・・・かもしれないから
 強情になりすぎて大人げない事を言ったことは謝る・・・・だから・・・・」

少年の涙をハンカチで拭いながら、慌てたように言う

175『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/28(水) 19:28:55
>>171
「おれは、刈安……刈安、春夢です。アルカラさん」

少年――春夢は、君がアルカラと名乗った様に、自らの名前を名乗った。
そして、道着の内側に札束をしまい込んだ――どうやら、これを着て来たようである。

「教えていただいて、ありがとうございました……試合もなくなったみたいだし、何だか、騒がしいし……おれ、今日は帰ることにします」

君達は、ざわざわと『帰り道』の客の気配を察した筈だ。直に、人ゴミ……人混みが訪れるのは間違いない。


「じゃあ、アルカラさん、さようなら!」

そう行って、彼は出口に向かって走り始めた。

君が、残って何かをするか、帰路に付くかは――自由だ。

(帰る場合、ロール終了になります)

>>172
>>173



「『満月組』……例の、『噂』ですか?」

泣き始める少年に戸惑いの眼を向けながら、大盾は困った顔を赤月ナカレ――君に向ける。

「エクリプスの最盛期を僕は知りませんが、ものすごく暴れていたみたいですし……むしろ『戦ったことがない』派閥の方が、少ないのでは? 当時、『派閥』というシステムがあったかどうかさえ、僕は知りませんし……」

申し訳無さそうな大盾――彼は、それでも言葉を止める事はなかった。

「『満月組』の由来になった、『空の月を落とそうとしたスタンド使いとの戦い』なんて大事件、本当にあったんなら、それこそ『動ける全戦闘員』が導入された考えるべきでは、ないでしょうか……ただ」

大盾は、何かを思い出したようだ。

「『最悪のアダージョ』」

そして、『その名』を呟いた。

「そう、呼ばれていたスタンド使いがいた見たいです。知り合いが、この前の『タダヒト派』の試合を見に行った話の『又聞き』なんですけどね」

「『エクリプス』かどうかは判りませんけど、『最悪の』なんていうんですから『アリーナの敵』だったんでしょう。その人を殺したって言うのが『タダヒト派』のリーダーの『タダヒト』さん、戦った事があるっていうのが、その試合に出ていた『明智』さんですね、どっちも、『本名』は判りません……」

アリーナに『本名』で『出ない』選手も少なくはない。
ケツモチの派閥は把握しているだろうが、部外者の弱小派閥には、知るすべもないことであった。

「『タダヒト』さんは、『最悪』の敵を倒す程ですから、確実に『伝説の戦い』に参戦していたでしょうし、『最悪』相手に生き残れるぐらいの『明智』さんだって、アリーナの関係者なら遊ばせてる余裕はないはずですから、『エクリプスと戦った』はずですよ。多分、ですけど……だから、あえて、『戦った第一候補』を決めるなら、やっぱりタダヒト派じゃないでしょうか」

そして、ちらりと真金を見る――彼女は寝息を立てている。命には、明瞭なまでに別状がない。大盾は、安堵を見せていた。

176一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2021/07/28(水) 20:18:14
>>175
「たぶん、会いましたよ。『タダヒト』さんって人に。
 秘書っぽい緒方さんが頭の良さそうな人をそう呼んで
 ました」

「ちなみに緒方さんの連絡先は知ってますが直球で聞い
 たら黙秘されますね、きっと」

「ランクを上げて会うか、試合に出てアピールするしか
 ありません」

>>174
鼻水が垂れてきたので自分のポケットティッシュを使う。
久々に感情を発露したが泣き止む。

「以前、ここに来て男性恐怖症になった七篠先輩という
 方が居ます。『鎮静』で宥めているものの、未だに
 ヘタレですが…私にとって大事なストッパーです。

「赤月先輩も同じく友達、或いは良い人と出会えたはず
 私も『復讐者』ですが形振り構わずに探し回っても
 周囲を傷つけるだけです」

「貴女が傷ついた分だけ周囲は心配します。
 星見町は赤月先輩の敵じゃない。味方ですよ」

目元の涙を拭って力強く赤月先輩を見つめる。
『憎悪』の欠片もない瞳で。

「ただ飢えたライオンのようにみっともなく『プライド』 が高いのではなく、アスリートのように気高く飢える
 方が赤月先輩は向いてます」

「『復讐』も同じです。誰彼構わずに牙を向けては無駄。
 未来に進むべく『本当に自分の為に』する努力こそ
 『復讐』なんです。区切りをつけるために」

「脇目も振らずに走るだとか、我武者羅に走るだけじゃ
 無駄なことを私は戦友たちのお陰で理解しました」

「赤月先輩にも居ますよね、支えてくれる人が。
 それが分かれば赤月先輩は大丈夫」

177アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/07/28(水) 22:04:05
>>175

「『春夢』君ね。『夢』――――ふふ、『素敵な名前』よ」

『夢』という文字が入っている事が気に入った。
『好きな言葉』だ。
『自分の名前』にも同じものが入っている。

「さようなら。最後に君と話せて良かったわ」

春夢に別れを告げ、去っていく背中に軽く手を振る。
やるべき事は終わった。
『試合後の一幕』は、あくまでも『オマケ』。
ここに来た本来の目的は『戦い方の再構築』だ。
問題点の洗い出しと、その対策について思考する事。
『自分ならどうするか』を考える事は、
『新たな可能性』を見出す事に繋がる。
得られた教訓は『次回』の参考にしておこう。

    ザッ ザッ ザッ

『出口』を通り抜け、会場の外に出る。

              キョロ キョロ

人目を避けるように、注意深く周囲を見渡す。

                         スッ

そして、慎重な足取りで『路地』の奥に姿を消した――――。

178夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/07/28(水) 22:13:44
>>177

「――――――ふゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜ッ」

                   サ ッ

           『黒髪のウィッグ』を取り上げ――――。

             バ サ ッ

        『白衣』を脱ぎ去り――――。

      ス チ ャ ッ

  『黒いサングラス』を『青いサングラス』に付け替える。

「――――――ジャジャジャン!!」

       バァァァァ――――――ンッ!!

『変装』を止めた今、そこにいるのは『アルカラ』ではない。
『アリス風ファッション』に身を包んだ『金髪の少女』。
その名は『夢見ヶ崎明日美』だ。

「なァ〜〜〜んかミョーにつかれたなァ〜〜〜。
 『しあい』みにいっただけなのにィ〜〜〜」

実は――赤月や一抹の前で発言した『諸々』は、
全て『映画の台詞』だった。
きっかけは『昨日見た映画』にある。
知勇兼備のヒロインが裏社会でのし上がり、
『女王』と呼ばれるようになるまでを描く、
骨太のスタイリッシュクライムアクション。

(※原題『Black Butterfly』邦題『カクテルドレスとマシンガン』
       1996年イギリス作品)

物語の中に『あの場面と同じようなシーン』があったから、
『主人公が喋っていたのと同じ内容』を、
『同じように喋った』だけなのだ。
自分としては、なかなかの『名演技』だったと思う。
どう??にてた??カッコよかった??
さすが、ことしの『しゅえんじょゆうしょう』こうほに、
ノミネートされるだけのコトはあるな!!

「ふわぁぁぁ〜〜〜………………」

     グィィィィ――――――ッ

両手を上げて背筋を伸ばしつつ、
口を大きく開けて盛大にアクビをする。
イロイロつかれたから、かえってねるぞ!!
みんな、おやすみ〜〜〜。

179赤月『サクソン』:2021/07/28(水) 22:14:57
>>176(一抹)

「・・・・・泣き止んだな
 まったく・・・お前を見ていると何をしでかすかわからなくて冷や冷やする」

ハンカチを再び畳んで仕舞う

「随分と知ったような口を叩くじゃあないか
 フン・・・・・そんな事はお前に言われるまでもなくわかっている」

この町に来たばかりの頃とは違い、
今の赤月には『友』もいれば、心配してくれる『大人』もいる
それは十分すぎる程理解している事実ではある・・・・理解は、しているのだ

>「『復讐』も同じです。誰彼構わずに牙を向けては無駄。

「あ、馬鹿!」

『復讐』について言及されそうになった時、大慌てで一抹の口を抑えつける
目の前には『大盾』がいるのだ・・・『アリーナ』関係者の前でその話はマズイ
例え派閥が違うにせよ、用心は行わなければならない

>>175

「『最悪のアダージョ』・・・・それに『タダヒト』か」

『タダヒト』という名前は以前、夕立から聞いた事があった
弁護士を務め、この町の治安維持の一端を担う『タダヒト派』の長

(それにしても・・・・
 兄さんの仇であるスタンド使いは『A級ファイター』という話だった
 それに比べて先程の男は『C級ファイター』)

先程の『ヤカラ風の男』と対峙した時、赤月の心には確かに恐怖の感情が差し込んできた
消耗して不利な状況だったから、だけではない
あの男の眼からは『暴力』を当然とするような強い『悪意』を感じたからだ・・・・
  テ イ ヘ ン
(『最中派のC級』でもあれ程の脅威なのだ・・・・
      トップ オブ トップ
 果たして『タダヒト派のA級』ともなればどれ程の『強さ』と『悪意』を兼ね備えているのか・・・・)

(『アリーナ』・・・・改めて考えてみても恐ろしい相手だ)

「ありがとう
 ちょっとした事情があって、『エクリプス』との戦いで活躍した『英雄』に会いたかったんだ
 これで『契約』は成立だ」

「ところで、これは私の事情とは全然関係のない、ただの興味なのだけど・・・・」

ベッドに横たわる真金をちらりと見て、その後大盾の眼を見つめる

「前回の戦いに負けた後、真金は本当に何もされなかったのか?
 私は・・・・戦いの最中、真金の眼に強い意思を感じた・・・・」

「誰かを殺したいほど憎いと思えるような『昏い熱』だ・・・・
 まるで・・・・まるで誰かに『復讐心』を抱くような・・・・」

「前回の戦い・・・・本当は『何か』があったのではないか・・・・?」

180『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/28(水) 22:51:16

>>178

夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブライン』ド――帰還
良き夢を! 

刈安春夢『カラテ・チャンプ』――『運命超越』&『50万』get! 

――死の運命を越えた彼の明日は、如何に。





>>176

「タダヒト派へのコネは、最中派にはありませんからね……」

一抹貞世の言葉に、大盾は己の言葉を続ける。

「『無関心』なのか『嫌悪』なのかも解らない程に『没交渉』です。派閥同士の『会議』とかあれば挨拶や会釈ぐらいはするでしょうけど、それ以上は多分ないでしょう……最中さんの性格的にも」

>>179


「……赤月さん」

そして、大盾は君――赤月ナカレに笑みを向け、それから、安らかに眠る真金へと優しい眼差しを向ける。

「『何もなかった』と、真金ちゃんが言うんです。僕は、信じますよ。信じられなくても、信じてるフリはします。真金ちゃんが言いたくない『何か』を僕は知りたくありませんから」

大盾は、そう言って口を閉ざす。
有無を言わせぬ断絶が、そこにはあった。『納得』『諦観』『強さ』『逃避』
一言でその思いを定義する事は不可能であり、君が何を感じ取るかも、君の自由だ。
いずれにしろ、何を思うにしろ、変わらない事が、一つ。それを語るは、野暮だ。


「――待たせたかな」

そして、北落が姿を見せた――白黒に包まれた女は君達、赤月と一抹に視線を向ける。

「用意が出来た、送る――なにか、『忘れ物』はないかな?」

181赤月『サクソン』:2021/07/29(木) 00:28:51
>>180

「そう・・・・か」

真金に対する大盾の『信頼』は確かに強く、余計な干渉など完全に『拒絶』されてしまう
赤月が彼女の中に見た昏い情動、それは自身の抱える『復讐心』と同種の感情なのではないか
大盾は彼女を止めようとしていた・・・しかし、赤月が彼女の立場なら果たしてその程度で止まるだろうか

本当にこれで良かったのか・・・・赤月の中では常に『迷い』が渦を巻く

「わかった・・・・止められるといいな」

(『真金』は『私』だ・・・・)

そう考えていると北落が戻ってきた
自動車の用意が出来たのだろう 纏めた荷物を手に取る

「『忘れ物』はない・・・・大丈夫だ」

182一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2021/07/29(木) 02:09:23
>>180
「え、えぇっ…派閥の長が折角のチャンスを…」

派閥同士が牽制し合う『アリーナ』界隈では零細派閥の最中派に構う暇もないのかもしれない。
何せ、最中派は他者の尊厳を踏み躙る一点のみは無駄に力を入れている。本来は唾棄すべき存在だ。

「もし、困った事が有ったら連絡してください。
 私は弱いけど強い相手との闘いに慣れてるから!」

創意工夫の必要な『インダルジェンス』も遠距離攻撃の手段を手にした。
『竹槍コーダー』『殺人靴下』『ポケットショット』に加えて『慈悲の刃』がある。
夕立先輩や氷山先輩には及ばないが着々と力を付けているはずだ。もう簡単に負けやしない。
大盾先輩に連絡先を渡してから北落さんの後をついていく。

「それじゃあね。本当に気をつけて…」

不思議と二人を見ていると『不安』になるのだ。
二人揃って崖っぷちにいるような感覚がして仕方ない…

>>179
「危ない危ない…」

だが、『アリーナ』では『復讐者』など掃いて捨てるほどいるのだろう。
わざわざ終わった事件を探る赤月先輩の姿を見れば察してしまうはずだ。

「何処かに『決闘』に使える場所がないか探しておきます。裏庭が一番楽なんですが…」

(今回の件で最中を脅してリングでも借りようかな)

183『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/29(木) 19:13:29
>>181
>>182

北落に連れられた君達は、近場の駐車場へとたどり着く。
そこには、安物でもボロくもない車が待っていた。

「済まないが、派閥の車は出払っているので私の車で送らせてもらう」

北落がそう言ってドアを開いたのは、フォード・マスタング。
特に珍しくないアメ車だが、『白』と『黒』のツートンカラーは、個性的と言えるかも知れない。
君達二人が乗り込むと共に、北落はエンジンを掛けて、四輪の騎馬を走らせ始める。
すぐに、北落は君達に声をかけた。

「『学生寮』に乗り付けるのも問題だろう――『駅前』で下ろすが、問題ないかね?」

君達がどこに降りるのか、はたまた、北落に何かを『問う』か、それは自由だ。
もしも、特に何もなければ、北落は何事も無く君達を下ろし――『去る』だろう。

(特になにもない場合、ロールエンドになります。)

184一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2021/07/29(木) 19:58:20
>>183
「失礼します。『95万』は稼ぎましたが大人になる
 までは免許証を取れないのが歯痒いものです」

「学生寮に直接でも構いませんが気にする人が居れば、
 駅前でお願いします」

服と靴の砂を落として北落さんの車に乗り込む。
失礼のないように乗り込んで呟く。

「『最中派』に入り浸るヤカラみたいなスタンド使い
 って消えても問題無いのばかりですよね?」

「そういった事を二度と出来ないように心を試合で
 折っても大丈夫ですか?」

これから増える『ギミック』次第で『インダルジェンス』の応用範囲も増えるだろう。
戦闘に向かずとも格上は狩れる。それをずっと証明し続けて最中派の健全化を行う。
『アリーナ』本来の在るべき姿に…

「その前に夏休みの宿題しなきゃ!」

物理以外は大丈夫。物理だけは本当に駄目。
七篠先輩ハウスで教えて貰うしかない…

>>181
「どうぞ、赤月先輩」

ドアの扉を開けて赤月先輩に席を譲る。
我が義父から教わった目上への礼儀だ。

「目上に席を譲らない奴は耳を抉られても仕方ないって
 義父が言ってたので…」

若き義父はロシアで様々なことをしていたらしい。
私にはよく分からないが…

185赤月『サクソン』:2021/07/29(木) 20:15:48
>>183

「ああ・・・よろしく頼む」

最中派の実情を見た後だと、目の前に現れた『フォード・マスタング』に多少の驚きはあるが
北落の私物だと聞いて納得がいく
能力の一端を見ただけではあるが、彼女の能力は『途轍もない』
むしろ、何でこの派閥に属しているのか不思議なくらいだ

「『駅前』で頼む」

『学生寮』に送ってもらう事も考えたが、やめた
知り合いに見つかると面倒くさいというのもあるが、
『アリーナ』の人間と一緒に自分の『拠点』に向かうというのは・・・少しだけ嫌だったからだ

彼女に問うべき内容は赤月にはなかった

>>184(一抹)

「お前は・・・・つくづくよくわからない奴だな
 初対面の時には容赦なく能力の標的にしたというのに、
 こういう時は妙に律義で礼儀正しい」

「大人みたいに落ち着いていると思えば、急に子供らしく泣き始めるし
 まったく、捉えどころのない奴だ」

若きドアマンに遠慮する事なく、車に乗り込んだ

186『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/29(木) 21:22:57
>>185
>>184

「一つ、問題がある。『最中派』の選手が減る」

一抹貞世――君の問いに、北落は素早く答えた。

「もっとも、『最中派』の常連選手の多くは、『無慚無愧』の体現者だ。だからこそ強く、図太い。心を折られたところで、翌日には『忘れて』いるだろうさ……それでもやるなら、誰も止めない。『最中派』の闘技は、そういう場所だからな」

そして――車は駅前に付く。君達は『降りる』だろうが――その前、赤月ナカレ、君に『ザ・オーメン』の手が伸びる。

「全身打撲程度だが――『直させて』貰った……治っている所を見ると、『一時間』はギリギリ経っていなかったようだ」

赤月の傷を直した北落は、二人が降りるのを確認した後で、窓を開けた。

「――勝者に一つ忠告だ、衛生を気にするなら『星前寿司』には行かないほうがいい……あそこの寿司は、『廃棄食材』をスタンドで再利用している。気にならなければ安い寿司屋だろうが、私なら、回転寿司や百円寿司の方がマシだね」

そして――白黒の女は、白黒の車と共に去っていく。
残された君達は――それぞれの道を、行くのだろう。


一抹貞世『インダルジェンス』⇒帰還
――夏休みの宿題は早めにしよう!

187『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/29(木) 21:24:22

赤月ナカレ『サクソン』⇒『完全治療』&『30万』&『アリーナの情報』get!
――『最中派』の『C級ランカー』に『無断登録』された!
――今後は、観戦チケットが定期的に送られてくるぞ! 誰かを誘ったり転売したりしよう!

掛巣真金『アップ・アップ&アウェイ』?『敗北』get!
――対戦相手に恨みはない。
――ダメージは負ったが『いい』勝負をしたと思っているようだ。

大盾組彦『プテートル・トワ』?『日給』&『一抹貞世の連絡先』get!
――赤月ナカレに感謝しているようだ。
――真金に派閥を抜けるよう持ちかけたが、『ぶちのめしたいやつがいる』と断られたそうだ。
――相手は最中だろうと疑っている。

188『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/29(木) 21:25:13

ヤカラ風の客『ヤ……』?『日射病』get!
――本当に放置されていたようで、アポロン・クリニックセンターで治療を受けた……らしい。

溝口最中『マリー・ザ・ナイト』?『第二試合の収益』&『信頼の一部』lost!
――『ステュアート派』への顛末説明を考えたら、胃潰瘍を患ったらしい。
――真金に『責任』として行かせようと本気で考え始めているようだ

北落砂錫『ザ・オーメン』⇒『給料』get!
――昼飯は鉄火丼にした。


朱華唄器『ザ・ウルフ』⇒『給料』get! 
――最後まで職務を果たした。『解説と実況』こそが彼女の仕事だ。
――今日のビールは美味しかったそうだ。

恵比寿???『リーチ・クイーン』?『試合機会』lost!
――送迎中、最中は生きた心地がしなかったらしい。

189『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/29(木) 21:28:08

スタンド『アップ・アップ&アウェイ』

『ロケットパンチ』のスタンド。ヴィジョンは『右腕に装着するガントレット』と『せいぎょグローブ』の一対。
右腕前腕部を『右腕関節部を左手で握る』ポーズを引き金に『高速射出』し、制御グローブに意思を流す事で操作して敵を打ち倒す。

『ロケットパンチ』の出力は高く、パワーも本体である真金を乗せたり引きずったりしても速度の低減なく飛行出来るほど早い。また、指先から『帰還用逆噴射』のバーナーを極短距離に噴射することも可能。ライター程度の射程だが、触れたものを焦がす程度の火力はある。
ただし、『機動力』に制限があり、あくまでも『ロケットパンチ』なので『前』にしか高速移動は行えず、軌道は必ず『円』を描く。そのため、『接近戦』に持ち込まれれば『一発限り』の上、『急停止』を行えば当然『落下』する。

また、ロケットパンチを本体から離している時は『本体の右腕』に凄まじい疲弊が起こり、連続使用を続けると右腕が『上がらなく』なり、『ロケットパンチ』は墜落する。
この疲弊は『ロケットパンチを右腕に戻す』事で急速に回復する。無論、『ロケットパンチ』に受けたダメージが回復する訳ではない。
ロケットパンチの『強度』自体は極めて高く、『A』相当も攻撃でなければ破壊に至るダメージを与える事は出来ず、完全破壊にはラッシュ規模が必要
しかし、出力の限度があるため、『迎撃』や『拮抗』には『全力のパB』で事足りる


『制御グローブ』自体にも『グローブとロケットパンチ』をつなぐ『エネルギーチェーン』を瞬間的に生成する能力がある。
これによって、真金は『搭乗飛行』だけではなく、『追従飛行』を行うことも可能。
ただし、『エネルギーチェーン』の使用は『スタンドエネルギー』を消耗するため、長期間は行えない、切り札である。

応用力はあるが、真金が学生という事もあって、試合出場以外の仕事は多くなく、給料は易い。

破壊力:A スピード:B  射程距離:B
持続力:D 精密動作性:B 成長性:C
通り。


能力無効化条件
「ロケットパンチ」
『長時間の本体への帰還妨害』
『スタンド能力による拘束』
『単純破壊』


敗北条件、
『高度からの墜落』
『戦闘続行不可能なダメージ』○
『右腕の破壊』
『ヴィジョンの破壊』
『ラッシュ』
『スタンド能力の活用によるリタイア級ダメージ』○



スタンド『プテートル・トワ』

リアクティブアーマー(反応装甲)の機能を持つ『シールド』を左手に持つ、人型スタンド。
盾に関してはDFはなしで『破壊』の場合は三日間の再顕現が不可能になる。
『A以上のラッシュを分単位で打ち込む』事がやっと破壊可能な『硬度』と『衝撃吸収力』を有し、吸収したダメージを任意で『爆風』として放射可能なスタンド。
攻防一体の機能を有するが、あくまでも『シールド』でしかないので、守れる部位は本人の力量による上、盾そのものの攻撃能力は『ない』。シールドで直接打突を加えても、綿飴に撫でられた様な感触しか与えられず、シールドを介した接触では『押す』事も不可能。
スタンドのヴィジョンはアメコミヒーローの如くのマッチョだが、パワー自体は脆弱と言っていいものであり、とても戦闘には向いていない。
盾を動かす『スピード』はそれなりの物があり、守るだけの戦いなら向いているが、逆に言えば責められなければ無力なスタンド。




破壊:ヴィジョンのパワーE・『爆風』E~A スピード:B  射程距離:E
持続力:A 精密動作性:B 成長性:A

能力無効化条件
「シールド」
『攻撃を行わない』
『攻撃力を伴わないスタンド能力による拘束』


敗北条件、
『戦闘続行不可能なダメージ』
『シールドの破壊』
『ラッシュ』
『スタンド能力の活用によるリタイア級ダメージ』
『説得(真金にはなにもしないと改めて)』

190『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/29(木) 21:36:18
スタンド『カラテ・チャンプ』

『黒帯』のヴィジョンを持つ器物型スタンド。
腰に巻きつけた後、『空手』の動作を実行する際、達人の技量と速度を本体の動作に発生させる事が出来る。
ただし、これは厳密には『本体を空手の達人にするスタンド』ではなく、『空手の型動作を極限の速度で行える』能力であり、逆に言えば『空手の型』から多少は外れても、逸脱する事は出来ない。
なので、通常の格闘戦ではありえない『ラッシュの打ち合い』も困難であるし、『防御』すら本体の防御力が高まる訳ではない。スタンドへの干渉力は得られるが、本体の身体能力は所詮、子供。実のところ、空手に関してもかじったとすら言えない、歯を当てた程度の初心者。
本体の身体能力向上、そして経験による武の見識の深まりが高まる『未来』――たどり着く可能性が生まれた今、あるいは能力の追加などで『化ける』可能性もあるだろう。


破壊:- スピード:B  射程距離:E
持続力:E 精密動作性:A 成長性:A


スタンド『リビング・デッド』

『出刃包丁』のヴィジョンを持つ器具スタンド。
厳密に言えば『死体の状態』を操るスタンド能力なのだが、能力を知る全員が『食材の鮮度』の操作能力として認識している。

能力としてはシンプルで、『刃を入れた』死体の状態を『死にたて』に戻す。
つまり、どのような『ドロッドロ』の『ヤバめ』な食材であろうとも、『数年前』の冷凍状態の死体だろうと、刃を入れるだけでとれとれの鮮度を取り戻すのだ。
破壊力は存在せず、武器として存在する事は不可能、刃を入れると言っても食材に物理的な影響を及ぼせるわけでもない。

限界としては「死体が原型」を留めている必要はあるが、流石に原型崩壊レベルの食材は売られてすらいないので、彼女にとっては特別に問題ある制限ではない。
……『丸ごと』を仕入れる事が不可能であるため、『マグロ』を店で出せない欠点はあるのだが。

本体はこのスタンド能力を用いて』格安食材や『最中派』の後ろ暗いルートから仕入れた様々な食材を新鮮な食材に変えているが、大本の質がいい食材が売れ残る訳がないので、大抵は新鮮になっても食えないものが二流になっただけである。

尚、人間の死体の使用について『料理人』の矜持から『拒否』しているため、発動しないと思われる。
少なくとも、彼女本人に人体への使用記憶は存在しない。

破壊:- スピード:-  射程距離:E
持続力:A 精密動作性:- 成長性:D

スタンド『リーチ・クイーン』

詳細不明、名が身体を表すが如きスタンドらしい。


破壊力B~A スピード:D  射程距離:B
持続力:B 精密動作性:B  成長性:C

191『ロケットギャルと最弱の盾』:2021/07/29(木) 21:36:56
――おしまい、おしまい

192『サキュバスメイドのドリームご奉仕』:2021/08/05(木) 10:55:09
これは夢。ここにはすべてがある。あなたは逃げられない。

――Succubus Quest 短編 老司書の短い夢

193ゆめのおく:2021/08/05(木) 10:56:27

夢とは、魂を再構築するための仮想儀礼。
こころを持つ命が、眠りの中で魂の流浪を行い、輪廻を果たす。
夜、眠りに付いたこころは、目覚めた時には生まれ変わっているのだ。

だが、眠りには『奥』がある。
『普遍的無意識』と呼ばれる場所、あらゆるこころが、か細くも繋がる精神の深淵。
その浅瀬には、空を見上げる『女』達が住まう。

見上げる上には、無数の星々。
その星は、こころの輝き。誰かが生き、思い、戦っている証。
世界の何処かで生きている魂の輝きを、『女』達は飽きもせずに眺めている。
まるで、宝石でも眺めるように『女』達はこころの星を眺めていた。

そして、星が煌めく――チカチカと、点滅する。こころが、夢を見始めたのだ。
魂の希釈に伴う、精神の点滅――『女』達の眼の色が変わった。飢えた獣が如くに。
……希釈化された魂は、薄まり、曖昧になる。即ち、通常時には有り得ない『異物』が混入する可能性が生まれるのだ。

『女』達はまさしく
『夢想の侵略者』
『魂への寄生獣』
『精神の吸血鬼』

――『夢魔(サキュバス)』

空に向かって浮き上がった夢魔達は、夢見る魂に触れ――潜り――嘯き――時に『巣食う』

そして、また一人、一つのこころが巣食われた。
甘く、淫らな――魔の夢に。

194『サキュバスメイドのドリームご奉仕』:2021/08/05(木) 11:03:58


君達は、気がついたら『ここ』にいた。


■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□メ□□□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□□
■■□□□メ□◆◆□□□□□□□人◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆人□□□□□□人◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□メ□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□空◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□小◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■


□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には背もたれ付きの椅子があると思いねぇ
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ


〜=カーテン

ファンシーな意匠に満ちた『喫茶店』が如き場所。フリフリの目立つミニスカートを履いた『メイド』達の姿が目立ち、彼女達はそれぞれの席で『給仕』を行っている。
下着しか隠していないミニスカート、上乳を見せている上着、彼女達の装いは扇情的だ。
『カーテン』の向こうと、『右上』の先は見通せない。少なくとも、君達の位置からは
君達の他に『人』の姿はある。しかし、まず君達が目の辺りにしたのは向かい合い、隣り合う『君達』で在るはずだ。
――君達は、何かを語らうであろうか?
それとも、動くであろうか?

(夢見ヶ崎PC、小林PC・ロブPC、空井PC)

(初ロールレスと同レスに、以下のテンプレートでレスをお願い致します)

・スタンド能力の概要

『スタンド名』
破壊力:〇 スピード:〇 射程距離:〇
持続力:〇 精密動作性:〇 成長性:〇

スタンド能力詳細:
能力詳細へのURL

『服装』
(持ち物の描写はご自由にですが、このシーンでは特別な意味はあまり発生しません)

簡素なプロフィール

195夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/05(木) 18:45:31
>>194

「みんなナニたのむ??
 わたしは…………
 『ティターニアロイヤルジャンボパフェ』にしよっかな〜〜〜。
 ボリューミーだから、4ニンでイッショにたべようぜ!!」

異様な状況に直面しても全く慌てる事なく、
普段通りのノリで同席している三人に声を掛けた。

「お!!『タケルくん』、ひさしぶり!!」

         サッ

「『イエリちゃん』!!このまえぶり!!」

         サッ

「ナマエなんだっけ??あ!!『はじめまして』か??」

         サッ

『小林』・『イエリ』・『ジョン』を順番に見回し、
片手を上げながら全員に挨拶する。

「イチオーねんのためにカクニンするけどさぁ〜〜〜。
 これって『ユメのナカ』だよねぇ??」

「わたしなんか、もう『3カイめ』だから、
 なんとなくピン!!ときちゃうね。
 『1カイめ』も『2カイめ』も、
 きづいたらテーブルとイスがあって、
 ソコにすわってたもん。
 だから、たぶん『こんかい』も『おなじカンジ』だとおもうよ」

「でも、な〜〜〜んか『ホシのオンナ』っぽくないし、
 『ガドコ』らしくもないなぁ。
 また『ベツのヤツ』か??」

「ドイツもコイツも、
 『ユメのセカイ』でナンかするのがスキだな!!
 はやってんの??」

動揺しない理由は、『同じような状況』を、
過去に『体験済み』だからだ。
一度目は『星の女』、二度目は『ガド子』、
三度目が『今』という訳だ。
その全てに共通するのは、
気付いたら『見覚えのない場所』にいて、
『テーブルと椅子』があり、そこに『座っていた』という事。
だから、『ここがどういう場所か』は『経験』で理解できる。
まぁ、おそらく『夢の中』だろう。
この町広しといえども、
『三回』も『夢の世界』に来る人間は、そうはいない。
しかも、全て『由来』が違うと来ている。

「だいたい『ユメのセカイ』って、
 『ほしいモノがあったらでてくる』っていうパターンだし、
 ここも『ソレ』かもしれんね」

あるかどうか知らないが、『メニュー』の類を探す。

        ズギュンッ

ついでに『ドクター・ブラインド』を発現。
『超人的聴覚』に意識を集中し、
店内の『言葉』や『物音』を聴き取る。
状況把握に役立ちそうな情報を探したい。
主に掴みたいのは、目で確認できない場所。
つまり『カーテンの向こう』と『右上の先』だ。

196夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/05(木) 18:47:16
>>195

・スタンド能力の概要

爪で切り付けた物に五感を『移植』する能力。
四感は非常に鋭敏だが、視覚のみ有しておらず、
存在しない視覚を移植された相手は『盲目』になってしまう。

『ドクター・ブラインド』
破壊力:D スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:E 精密動作性:B 成長性:D

スタンド能力詳細:
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/56

『服装』

年齢16歳、身長160cm。
金髪のセミロング。
パンキッシュにアレンジした『アリス風』のファッション。
リボンのように巻いたスカーフ。
カラフルなネイルアートの施された付け爪。
ブルーのサングラス。
目が光に弱いため、サングラスを外すと、
視力が『弱視レベル』に低下する。

簡素なプロフィール

『先天的視覚障害者』だったが、
角膜移植によって『視力』を獲得。
『初めて見る世界』に計り知れない感動と衝撃を受け、
『世界の全てを見たい』という夢を持つに至った。
『光の世界』に踏み込んだ『自分自身』を、
『不思議の国』に飛び込んだ『アリス』と重ねている。

197ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/05(木) 20:09:38
>>194

「ん、ああ、、、?」

状況がわからないままに周囲を見回す。
『店員』の格好を見る限り、『そういうお店』らしい。

「いや、待て、おかしい、、、」

現在ジョンは無職の借金持ちである。
とてもではないがこの手の『女遊び』に使う金は持ち合わせていない。
自分がこんなところにいるはずが無いのだ。

>>195(夢見ヶ崎)

「あ?ああ、どうも初めまして、、、」

夢見ヶ崎のテンションに押されつつも挨拶を返す。

「いや、ちょっと待ってくれ、『夢』だって?」

確かに夢ならば、この状況もおかしくはないだろう。

「いや、本当にそうなのか、、、、?」

自分の記憶を掘り起こし、ここに至る直前の状況を思い出したい。



★能力詳細

掌をすり合わせることでシャボン玉を生み出す。
そのシャボン玉に触れたものは『漂白』される。
『漂白』された物体は『変色』を伴うあらゆる変化を跳ね除ける。

『グラム・スラム』
破壊力:B スピード:B  射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:D

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453644099/142-143


★プロフィール
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/135

★服装
スーツにサングラス、ハンチング帽

198 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/06(金) 00:52:53
>>194
>>195
☆外見及び大まかなプロフィール↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/117

☆スタンド能力
玩具の金魚のような小さな群体型のスタンド。
液中に発現し、周囲の液体を集め『水槽』を形作る。

『リヴィング・イン・モーメント』
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(30m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D

能力詳細↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/163

更新したプロフィール及びリクエスト↓
以前参加したミッション(『三界輪廻と終わる世界』)にて
夢見ヶ崎PCと自分含めた四人で夢世界で試練を経験してるが色々な都合で
(PLの不手際により)小林は、その記憶を失っており、喪失したショックで
慢性的な睡眠負債と頭痛を抱えてます。
今回も夢ミッションなので、たびたび失った記憶を刺激され苦しむロールを
すると思いますが、フレーバー的に行動に支障を及ばないか、行動判定で
不利になるかはGМに一任します。

 ―  ―  ―  ―  ―  ―  ―  ―

気付けば、暗転と共に重苦しい頭を上げて瞼を開くと見慣れぬ風景だった。

そんな感覚に『既視感』を私は覚える。こんな事が、以前もあったような
奇妙な既視感を私の体が感じている。

「…………ぅ…………こ……此処……は?」

(私は……親友と待ち合わせをしてたら行き成り暴漢に撃たれ……
……いや、違う。後輩の円谷さんと話してたら疲労と日差しが強くて
倒れた、のか……何故、撃たれた等と物騒な妄想を……)

>お!!『タケルくん』、ひさしぶり!!

「……ぁ……えぇ、夢見ヶ崎さん。孤児院以来ですね。
空井さんも、また久しく顔を見れて何よりです。
そちらは……初めましてですね。小林 丈と言います、よろしく」ニコッ

知る人が二人ほど見えた。夢見ヶ崎さんとは、きらきら星と呼ばれる
施設で少しだけですが一緒に居た……その短い期間にしては随分と
親しい態度だが、生来の性格だろう。
 空井さんとは、随分前だがペットを同行して親友と共にスタンド使いで
あると自己紹介した事がある。

あと一人の男性は見覚えない。
 そう、自分ふくめて『女性は二人、男性二人』……。

             ジジジジ・・・

…………『夢見ヶ崎さんと、私を除き他に男性が二人』……

 (っまただ、頭痛だ……っ。しっかりしろ 小林 丈……)

何故か、いま席にいるのは男女二名ずつの筈なのに。一瞬自分含めて
女性一人、男性三人で同席してるように感じた。その齟齬に疑問を覚えると
鋭く頭痛が起きる。痛みから逃げるように周囲に首を巡らし観察してみる。

 夢見ヶ崎の言葉は、途中から頭痛の所為で脳に上手く届かなかった……。

199空井イエリ『ソラリス』:2021/08/06(金) 01:02:44
>>194-198

気付いたらいたというのは、自分の存在そのものだ。

「なるほど――――
 こういう、ファンタジーもありなんだな。
 それにしたって、こう、俗な感じではあるけどさ」

この場で最も小さな背筋を伸ばし、
眠たげな目で周囲を一回り確認してから――

「知り合いが多くって、いいことだ。
 おれは、わりと人見知りをしてしまうから」

鈴を転がしたような声で、所感を述べた。

「アリス。小林くん。また会えてうれしいよ。
 それと、初めましての方は初めましてだ。
 おれは『イエリ』……空井イエリ」

それが空井イエリという客だった。

「何でも頼めるなら、そうだな、ラムネが飲みたい」

     「もちろん、夢を金で買う気はないぜ。
      金以外の対価を払う気もな」

この状況は自分の本意ではなく、
他の全員にも違うらしい以上、『攻撃』と予想する。

●能力概要

ヴィジョンの羽織る『マント』から『エーテル』を生み出す。

揮発した『エーテル』を媒介にし、『幻』を映し出す。
『幻』は『視界内』に収まる物体でなければならない。

『ソラリス』と『エーテル』を浴びた物体は、『幻』と『相互干渉』となる。

『ソラリス』
破壊力:C スピード:A 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

●詳細
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/154

●服装
お下げにした髪を留める白いポンポン飾り。
ダブルリボンの付いたカチューシャ。
童話風のデザインの空色のワンピース。
白いタイツ。他、靴などは空色が基調。

●簡素なプロフィール
清月学園大学部の文学部に所属している。
後天的な『二重人格者』だったのだが、
数年前の出来事により人格は一つに統合。
だが、残ったのは後から生えた人格だった。
積極的に多くのものを背負い込んで、
自分に存在の重みを与えようとしている。

200『サキュバスメイドのドリームご奉仕』:2021/08/06(金) 07:56:50
>>197
>>198
>>199
>>195


>>195

『メニュー』はテーブルの上にはない。
そして、『ドクター・ブラインド』の聴覚は、まず、右上に向く。
シンクに水が流れる音を捉える、何かを刻む音を捉える、炙られる音を、炒める音を捉える。
即ち、『調理音』を、右上から君は捉えた。

カーテンの向こうには――音が響く。
肉がぱんぱんぶつかる音、荒い息、嬌声、ぎしぎしとベッドが揺れる音。猥褻な言葉の応酬。
何が行われているか、『知識』があれば、察する事は出来るだろう。
――しかし、その中で、一つのフレーズが請われている事に、君は聞いただろう。

「充足を……お客様の『充足』を、私達に注いでください……」

『充足』、このフレーズが、カーテンの向こうでは多用され、請われている……

そして、君達を除いては『一人客』、会話は無い。
この場所に響くのは料理の咀嚼音ばかりだ……否!
『天井』で、這うが如き、君達に『向かう』音を聞く――奇妙な音だった。

――

>>197
どのような状況かは解らない。
しかし、最後の記憶が『昨夜』なら君は寝入っていただろうし、『昼間』なら、『意識の喪失』を感じたはずだ。


そして、君達の声に反応したかのように、一人のメイドが『降って』来た。
着地音はない、衝突音もない、落下してきたとは思えぬ程に『伴う』ものが無い少女だった。

「いらっしゃいませ」

緑色のツインテールをした、他のメイド達よりは『露出』は少ない少女である。
特に『下半身』は覆うような『黒いフープ・スカート』を履いており、パンツはおろか太もも、靴すらも見ることは出来ないだろう。

>>195
――しかし、君、『ドクター・ブラインド』を発現させた夢見ヶ崎は、『超聴覚』にて、スカートの中で、何かが擦れ『蠢く』音を聴いたはずだ。
人の腿の擦れ合いではありえない何かが、スカートの中で微細な音を奏でている。
異形を聞かれている事に、気付いていないメイドは、君達に笑いかけた。

「『ご新規さま』ですね?……これほどいっぺんにとは珍しい……しかも皆様、『スタンド』をお持ちです、『引力』が強くなっているのですね……失礼しました。こちらが『メニュー』になります」

翠色の彼女は、君達を舐める様な目で見ると、そっと『メニュー』をテーブルに置いた

201『サキュバスメイドのドリームご奉仕』:2021/08/06(金) 07:57:53


>>197
>>198
>>199
>>195



――準備メニュー
――馬力水(げんきがでます)
――スーパー馬力水(しぬほどげんきがでます)
――スタミナ・オムライス(とてもげんきがでます。おいしいですよ!)
――ミックス・ヒドラサンド(いいにおいではざわりさいこう!)
――ブラック・コーヒー(すこしだけれいせいになれます。おちついてえらびたいひとに)
――ホワイト・ホット・ミルク(あまくておいしいですよ!)
――アイスティー(ふつうです)

――本日のプレイ内容
――『にがーいコーヒーあまーいキスと!』(ここがよくわからないおこさまにおすすめ! ほんとうはにがくないしこわくなくてきもちいよ!)
――『上と下からふわとろキッス! 最後のクリームパイはセルフで』(さいしょのうちにくりーむをだしてもさいごまでくりーむはでます。じょせいのおきゃくさまにはくふうをします)
――『秘密のご奉仕はカーテンの奥で、ふわふわベッドとメイドさん!』(きほんてきにいったいいちです)

――誰とご希望ですか?
……そこには、『様々』な外見をした『6人』のメイドの『全身写真』が映っている。
外見は多様であるが、共通点が一つ――全員が、美女。
そして、周囲で給仕を行うメイド達の内『3人』の顔もここにある、残りが何処にいるかは――
(モブキャラなので細かい容姿設定はないです、こんな外見のがいる! と決めてしまっても大丈夫です)

「今は『空き待ち』なので、プレイは選べません……どうぞ『準備メニュー』を選びながら、『どの娘』が良いか、選んでください……けど、皆様なら『裏メニュー』として、わたしがお相手してもよろしいですよ……? 奥が空いてからになりますが」

そして、ごほんと咳払いをした翠のメイドは、君達を見回す。

「それで――ご注文は如何しましょうか?――それと」

>>199
翠のメイドは空井イエリを見る。

「『ラムネ』はございませんが――どのサービスも『お代』は結構です。皆様の感じる『充足』こそが、私達の報酬なのですから……」


■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□メ□□□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□□
■■□□□メ□◆◆□□□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□メ□□□□□■■
■■□□□□□◆◆客□□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□翠□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□空◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□小◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達
翠=翠のメイド

夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈
ロ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

202夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/06(金) 19:46:57
>>197

「わたしは『ゆめみがさき』または『アリス』
 または『アルカラ』または『ユメミン』または『あすみ』」

「どれでもスキなのでよんでイイぞ!!」

両手に『メス』のような『爪』を持つ人型スタンドを従えて、
ジョンに付け加える。

「わたしはなのった!!さぁ、キミも『な』をなのるんだ!!
 なのらなかったら、かってにナマエつけるけどイイ??」

「ん〜〜〜」

「――――『アダムス』とかどう??」

どうよ??
きにいらなかったら、ほかにもあるけど。
『スタンフォード』とか『マクシミリアン』とか。

>>198

「――――おん??」

なんか『アレ』だな…………??
ミョーに『よそよそしい』というか…………。
たしかに『こもりのバイト』してるときにあったけど、
そのあとにもカオあわせなかった??
ほら、『ユメのセカイ』で。
おぼえてない??
あんなキョーレツなタイケンわすれるワケないんだけど??
ドわすれか??

「そういえば…………」

このまえ『イッちゃん』がヘンなコトいってたな…………。
『きおくがある』とかナンとか…………。
ナニいってんだコイツ??っておもったから、
あのときはスルーしてたけど、もしかして『コレ』??
タケルくん『きおく』とんでんのか??
あまりにもキョーレツすぎて、ぎゃくにわすれちゃったてきな??

「まぁ、『ソレ』はおいといて――――」

「『またよろしく』!!」

>>199

「こんなトコであうなんてキグウですな〜〜〜」

「『ヨル』もゲンキ??ところで、いまはヒルかヨルか??
 それもわからんね」

ふと、あの時に見かけた『ラグドール』を思い出していた。

「そうだそうだ!!『ユメ』なんだから『タダ』にしろ!!」

「でも『スマイル』くらいはやってもイイぞ。
 こんなふうに!!」

          ニ コ ッ

イエリの話に便乗して、『とびっきりの笑顔』を披露する。

203夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/06(金) 19:48:36
>>200

「なるほどなるほど――――」

ムコウは『リョウリするトコロ』か。
つまり『イロイロ』とあるワケだ。
それから、『アッチ』は…………。

「…………??」

最初は分からなかった。
かつて『全盲』であった影響だ。
人間は外部の情報のほとんどを『視覚』から得ており、
それを持たない人間は、
健常者に比べて得られる知識の幅も狭い。

「………………あ」

だが、『飛び交う言葉』で何となく察した。
いや、ちょっと…………。
『コレ』は、さすがに…………。

      シィン………………

熱くなった表情を隠すように顔を伏せ、
借りてきた猫のように、急に大人しくなった。
その間も『探知』は怠らない。
『天井から何か来る』。
何かは分からないが、どうせロクなものじゃないだろう。
『敵かもしれない』というか『敵だ』と思うべきだ。

「…………『テンジョウ』から『ナニか』きてる」

「それと…………」

「『スカートのナカ』から『ヘンなオト』してる」

メイドに聞かれないように、
隣に座るジョンに小声で耳打ちする。
また、テーブルが床に固定されているかどうか確認したい。
『万一』のためだ。

(コイツ…………)

(わかっちゃいたけど『タダモノ』じゃねーな…………)

メイドから聞こえる『異音』に目を細める。
この音は『天井の音』とも関係しているかもしれない。
いざとなれば無理にでも確認してやろう。

「――――『ホワイト・ホット・ミルク』」

ざっとメニューを見て、とりあえず『注文』する。
『飲む』かどうかはともかく、
『どういう風に出てくるか』は確かめておく必要がある。
それから、『どんなものが出てくるか』も。
『充足』というのも気になる所だ。
とにかく少しでも状況を把握するために、
実際に『飲む』事も視野に入れておく。

204ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/06(金) 21:03:10
>>201
「あー、じゃあアイスティーを、、、」

何がなんだかわからないのでとりあえず無難なものを選ぶ。

「すまない、まず、この店はなんだ?」

メイドに尋ねる。

「『スタンド』のことを知っているということは、ただの店じゃないし、ただの夢でもないな?
 『充足』だかなんだか知らないが、何を支払うのかもよくわからないのに『買い物』をする気には、ちょっとな、、、」

>>202
「ジョンだジョン!ジョン・ロブ!」

変な名前を付けられる前に慌てて名乗る。

>>203
夢見ヶ崎の言葉を聞いて、無言で天井に視線をやる。
スカートの中の件は非常に興味深いがとりあえず棚上げにしておく。
まさか捲って確認するわけにもいくまい。

205空井イエリ『ソラリス』:2021/08/06(金) 21:22:08
>>201-204

「ヨルは毛がサッパリしたおかげで、元気だよ。
 昨日もおれのタオルケットをひったくって、
 おもちゃにしてた。すごく、いいことだよな。
 おれの記憶では今は……どうだったかな。
 あいにく、寝るのに昼夜があやしい日もあるから」

夢見ヶ崎に言葉を返しつつ。

「そうか、ないのか…………………………………
 まあ、おれは大人だから無い物ねだりはしないぜ。
 おれもアイスティーをもらえると、うれしいな。
 それと……あるなら、ミルクよりレモンがいい」

注文は一応しておこう。
そして、聞こえて来る『店の概要』は――――

「これはなんというか……
 好き放題、やってくれたな。ってところか」

イエリ自身も経験はないが、
ここがどういう店なのかは察しがつく。
片手を閉じ、『未成年』二人を見やり、
翠のメイドが去ってから言葉を紡ぐ。

「スタンド使いに『年』は関係ないだろうけど、
 『こういうの』は、ちょっと、別の話だよな。
 望んで、ここに来たわけでもあるまいし、さ」

特に『アリス』に状況への耐性がないのは明白だ。
早速活躍してくれてはいるが…………

「少なくともアリスに妙な真似はさせない。
 おまえさんを笑えなくするのはよくないことだ。
 ああ、いや、もちろん、タケルくんにもな。

 ――――ジョンさん。
 大人の俺たちが、しっかりやらないといけないぜ」

そう言うイエリ自身も、耳に僅かな朱は差すが、
それは生理的な反応に過ぎず心は別にある。

206小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/06(金) 21:38:35
>>203

>『またよろしく』!!

「え、あ……えぇ」

周囲の情報を処理する前に掛けられた力強い声に、一種間抜けに口から
空気を漏らす音を生じさせ相槌をうった。
 それでも、彼女の態度に何か違和感は今のままでは感じなかった。
初対面の際にも精力的な振る舞いは目にしていたから。

>>200-201

響く肉で肉を打ち付ける淫靡のシンバル。嬌声と名の蝉時雨と呼称して
詫び寂を表すには、余りに此処は倫理から外れた失楽園だ。
 ただ、この目と耳から受け取る人が掲げた大罪の一つに対して情報を遮断
しようと忌避を抱く事も、無いに等しい劣情が刺激される事もない。
 『充足』・・・十分に補い満たすと言う単語。それががらんどうな頭と心の
内側に幾らか反響して、染みとなるかのように薄く引き伸ばされる……。

「では、この『馬力水』『スーパー馬力水』『ブラック・コーヒー』を
お願いします」

翠のメイド 私には、上から降り落ちた彼女が一瞬『蜘蛛』に見えた。
絡新婦を彷彿とさせる彼女へ、スタンドにも関わる為に、これら三つを
頼んでみる。四人もどのような動機か不明ながら呼んだのだ。
この期に及んで毒を飲ますと言う事は無いだろう。

「あの……つかぬ事を伺いますが、お名前を教えて頂ければ」

翠のメイドの名を聞こう。・・・不思議だ、以前も似たような場面に
居合わせた気がしてならない。頭痛はまだ我慢出来るが鳴り響く。

207『サキュバスメイドのドリームご奉仕』:2021/08/06(金) 22:52:24
>>203
>>204
>>205
>>206


>>203
「はい、ホワイト・ホットミルク……熱い時には熱いものが一番ですからね。熱くなる前にも」

君、夢見ヶ崎の注文を受けたメイドは、微笑んでいる。
メモを取っている様子はない。

>>204
「店……まぁ、『店』と言えば『店』になるのでしょうか……けれど、私達は『ビジネス』をしている訳ではありません……『ギブ・アンド・テイク』。お客様の『充実』と引き換えに、私達は『満足』を得ます」

君、ジョンの問いかけに、メイドは笑みを浮べて答えている。

「『スタンド』は知っているどころか、私も『持って』いますよ……あまり、人前では見せたくありませんので、是非とも『ご指名』を……」

そして、そっと嘯く――『常人』には有り得ない『スタンド会話』を、口を開かず君に伝えた。

『……夢でしか味わえない『充足』を、与えることを約束しますよ……その前に、アイスティーを、差し上げますが』

『買い物』から始まる『疑念』に――メイドは、生身の声を上げた。

「『支払う』必要はありません、ただ『サービス』に『喜んで』欲しいのです。その時に感じる『充足』……それが、私達に『満足』を生むのです」

それが答えだと言わんばかり、メイドは次なる注文を受けた。


>>205
「『レモンティー』でございますね。かしこまりました、『シェフ』に伝えておきます」


>>206
――そして、凄絶なる『トリプル』の注文に、メイドは苦笑いを浮べた。

「……一つ、ご忠告を。あなたは、『家』からここに『招かれ』ましたか?」

君、小林が『いつ』ここに来たかを認識しているかは、定かではない。
正しく答えたか、覚えているかは君の自由だ。
どちらにしても、メイドは君に『忠告』をする

「馬力水の『コンボ』は……『効きますよ』?魂に火が付きすぎて『無駄撃ち』をしかねません。『下着の替え』が周囲になければ、目覚めた後、相当に『バツの悪い』思いをするかもしれませんよ?かしこまりは、しますが……」

苦笑いの忠告の後――名への問には、可愛らしい、媚びた笑みを浮かべる。

「『エフィー』と申します。お二人の合意があれば、『纏めて』でも、お相手いたします……私は、多人数相手が得意ですので……それでは、『見回り』に戻らせていただきます。何かありましたら、お呼び下さい」


翠のメイド――エフィーは、夢見ヶ崎にだけ聞こえる奇怪な音を立てながら『壁』に向かい――垂直に登り始めた。
『ボルダリング』や『ロッククライミング』のような、『よじ登り』ではない。
まるで、『壁を歩くように』して、壁を歩くように登り『天井』へと向かっていく。
――夢見ヶ崎には、恐らく『ぺたん』と、『張り付く』ような音が響いた事だろう。
エフィーはそのまま、天井の『中央』へと歩むと、動きを止めた――蠢きの音も、止まる。

その、直後である。
一人の女が、『入り口』から現れたのを、少なくとも夢見ヶ崎の耳は気付くだろう。
眼差しを、向けたなら。
白黒の『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た、硬そうな雰囲気を持つ女を見るだろう。
眼鏡の奥の吊った瞳の先には『意思』を抱いた、冷たい、眼。
天井から微細な『蠢き』が響く、一人の『メイド』が彼女に近づく。

君達は、動向を見守るのも、何らかのアクションを起こすのも、自由だ。

208『サキュバスメイドのドリームご奉仕』:2021/08/06(金) 22:53:13


>>203
>>204
>>205
>>206





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■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□メ□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆客□□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□エ□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□空◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□小◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□メ□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□謎□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達
エ=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)

夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈
ロ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

謎=白黒の謎の女

209夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/06(金) 23:23:50
>>207-208

アツいときにアツいモノはダメだっていっただろ!!
このまえたべた『ホットドッグ』みたいに。
アレはからかったな〜〜〜。

              「――――――え」

    「あ――――――うん」

メイドの言葉を左から右に流しつつ、短く返した。
正直何を言われたのもよく分からなかった。
言葉の意味が分からなかったのではなく、
『先程のインパクト』が残っていたせいで、
まともに聞いていなかったのだ。

         コソッ

「…………さっきもいったけど、『テンジョウ』に『ナニか』いる」

「それと、アイツの『スカートのナカ』から『ヘンなオト』がした」

『エフィー』が離れたタイミングを見計らい、
ジョンに言ったのと同じ内容を、
向かいに座る二人にも告げる。

「で…………アイツが『のぼってる』ときは、
 『はりついてるオト』がした」

改めて現状を確認する。
『天井の音』は止まったが、
『エフィーの音』は聞こえているのだろうか。
つまり、『エフィー』が『天井の音』を止めた事になる。
言い換えれば、『止められる』という事だ。
逆に言うと、『天井の音』を出しているのも、
『エフィー』の可能性がある。
そうなると『何のために』という問題が出てくる。
また、『止めた理由』も不明だ。

「みんな、『チュウモン』がきたら、てをつけちゃダメ。
 ミョーなモノがはいってないかどうか、
 わたしが『チェック』する」

注文した品が来る前に、三人に言っておこう。

「『あたらしいキャク』か??
 いや、でもウチらは『いつのまにかきてた』…………」

自分達は、
当人の意思とは無関係に『ここに来させられた』のだ。
だが、新しく入ってきた女は、『入り口』から来ている。
自分達とは明らかに違う。
あいつは『特別』なのかもしれない。
あの女には、注意しておく必要がある。

210小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/07(土) 10:28:30
>>207-208

>馬力水の『コンボ』は……『効きますよ』?

(『コンボ』……と言う事は飲み物次第で効能に違いがあるのか?)

例えば想像として『ブラック・コーヒー』と『ホワイト・ホットミルク』
容易に、この二つは『合う』と考えられる。
 となれば、その効果はメニューを見た限りだと冷静さに拍車が掛かる……
と言ったところか?

(……このメニューの一覧。充足と言うものを引き出す為の薬効ならば
全て、何かしら特別な力を秘めてるのだろう……『アイスティー』だけ
特に何もない『ふつう』なのは少し妙にも思える)

ただ、この液体自体で何かしら悪意が降ってきても振り払えるか正直怪しい。
得体の知れない舞台で用意されたものだから。

>>209

「『エフィー』さんは……恐らく『スキュラ』とか
そう言った類の存在なのかも知れませんね」

夢見ヶ崎さんが能力を駆使して齎した情報から呟く。勿論、彼女が離れてからの
推理だ。無駄打ちなり、纏めて相手する発言には何を返して良いのか正直わからず
曖昧な相槌しかうてなかったと思う。

>みんな、『チュウモン』がきたら、てをつけちゃダメ

「えぇ、勿論ですが。この不思議なお茶会? の飲み物に口付ける前に
私が『水槽』にして携行しますので皆さま極力、飲み物はこちらへ渡して下さい。
 ジョンさん、私の能力は液体をソフトボール状、又はビー玉サイズの水槽にして
ドローンのように動かせます。それ以外は何か秀でるものは無いです」

これから別行動になる可能性もあるからして、自分の能力が予め
教えておく。初対面の彼もスタンド使いだろうし、予備知識があれば
いざと言う時に自分を利用して困難な状況を形勢逆転してくれるだろう。

(そう……いざと言う時は、自分だけ犠牲になればいい)

 (もう…………もう誰も)

         ジジジッッ゛

    嘔吐して倒れる女騎士    血だらけの『  』


「…………ッ゛」  ガタンッ

  頭を抑えつつ、新たな人物が入ってきたのを見掛け。
『白黒の謎の女』のほうへ、椅子から立ち上がり近寄っていく。

211ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/07(土) 10:56:02
>>207
「帰る前に、一つだけ」

去ろうとするエフィーに声をかける。

「帰る方法を教えてくれ。まさか、サービスを受けないと帰さない、なんて言わないよな?」

212空井イエリ『ソラリス』:2021/08/07(土) 16:53:23
>>207-211

「ありがとう。ぜひ伝えておいてくれ。
 シェフだなんて本格的で、すげー楽しみだってさ」

紅茶は市販の物を使っている店も多いが、
奇抜なメニューが目を引く分、
基本的なメニューにも凝っているという事か。

「――もちろん、舌で楽しむ気はしないけど。
 早速二人を頼るようで、申し訳ないな。
 おれにはそういうのを識別する能力は無いから」

エフィーが離れてから、そう付け加える。
アリスと小林の能力の全容は知らないが、
恐らくは情報に秀でた能力なのだろう。
深入りはさせたくないが――

「………………………」

エフィーの動きを目で追おうとして、
首が痛くなって、途中でやめた。      

「…………もし天井裏にいるシェフだとしたら、
 そいつは、どんな料理を出すんだろうな?」

注文をシェフに伝えると言っていた手前、
方法は読めないが…………何かあるのだろう。

「……ああいや、『スキュラ』か。それはいいな。
 理に適ってるし、すげーロマンがあるよ。
 そういう夢(ファンタジー)ならいくらでも見たいぜ。
 スタンドなら、あり得るかもしれないしさ」

小林に相槌を打ちながら、入口を見る。
天井の様子も気にかかるが、まずは分かる方からだ。

「……新手か。わざわざ、今入ってきたんだ。
 ふらっと立ち寄ったって風にも見えないが、
 仮におれたちを招き入れた張本人なら、
 おれたちに見られない所で監視してるか、
 最初から、ここで待機してそうなものだよな」

特に今すぐ動く必要は感じない。
千鳥格子の女と、近付くメイドに視線を向ける、が。

「――――小林君としては、どうするつもりなんだ?」

一見無防備に近づいて行く小林の後ろを着いていく。
彼の様子は、何となく危うい気がする。
頭を押さえていたし、『何かされた』可能性もある。

何にせよ未知の存在に一人で向かわせるべきでは無い。

213『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/07(土) 17:27:13
>>209
>>210
>>211
>>212



「――と、言うよりも、『帰れません』」


当たり前の事を告げるように、エフィーはジョンに告げる。

「皆様は、『夢の引力』に引かれて、ここに入り込んだ『魂』です。あなたが、夢の渡り人であるならば『出入り口』から『肉体』に帰ることも出来るでしょう」

エフィーは、ジョンと言うよりも、四人に向ける様な言葉を続けた。

「……そうでなければ、『意識の空』を永遠に流離う事に成りかねません。『脱出』は、考えない方が身のためです。

そして――にこやかに、笑う。

「……大丈夫ですよ、ここは結局、『夢』なのです、『ご主人さま』が目覚めれば、引力は消え、皆様の魂は肉体へと帰還を果たすでしょう……それまでは、『充足』をお楽しみ下さい」

そう言って、エフィーは『天井』へと歩み――直後、『入り口』から、現れた『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た女。
彼女は周囲を見渡す――そして、夢見ヶ崎を一瞬見ると、席を立つ小林と、後を追う空井に意識を向ける。
しかし、ぱたぱたと駆け寄ってくるメイドが距離を詰めると、そちらを向いた。

「いらっしゃいませ! ご新規さ……」
「『田岡ジェニー』を出せ、『連れ帰る』」

言葉を遮る、断定の要求――メイドは呆気に取られた様子だが、すぐに頭を下げた。

「……申し訳ありません、ジェニーちゃんは『ご主人さま』のお気に入りでして、『ご指名』の方は……」
「なら、『ご主人さま』を呼べ。呼ばないのなら、会わせて貰うことになる……嫌がるのなら、こう伝えろ。お前の生身は『抑えた』と」
「――かしこまりました」

声は天井から――エフィーから響く。

「今、『ご主人さま』に伝えました。どうぞ、『空いたお席』でお待ち下さい」

見上げる女――無表情。
その傍らに『666』の意匠を拳と胸元に持つ『修道女』のヴィジョンが顕れる。

「……私は、ただのメイドの一人でございます。スタンドを出す必要など」
「天井に張り付くバケモノに警戒しないほど、私に胆力はない――さて」

そして、近寄ってきた小林と空井を、その女は見た。

「――私に、何の用だ?」

214『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/07(土) 17:30:47



■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□メ
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□メ□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆客□□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□空□□メ□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□小□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□謎□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口


メ=メイド達
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)

夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈
ロ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

謎=謎の女

215小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/07(土) 19:14:16
>>213-214
(モブメイドは、こちらで自由に設定して良いって言われたし。
それじゃあスーツ女に啖呵切られてるメイドは異種族レビュアーズの
メイドリーちゃん的な感じで良いです? 他PCが別の推しキャラが良い!
って要望があれば変えます)


>と、言うよりも、『帰れません』

(だろうな・・・)

その発言に対し、何故か初めて訪れる夢の世界だと言うのに
慣れ親しんだ水を喉に通すかのように受け入れられた。
此処は何かしらの目的を以て作られた『牢獄』だ。その目的を達成出来ない限り
出る事は叶わないし、無理な突破は手酷い傷を負う。驚きは無い。
それより、次の言葉のほうが脳を苦しめる要因になった。

>皆様は、『夢の引力』に引かれて、ここに入り込んだ『魂』です。
>あなたが、夢の渡り人であるならば『出入り口』から
>『肉体』に帰ることも出来るでしょう
>『ご主人さま』が目覚めれば、引力は消え、皆様の魂は肉体へと
>帰還を果たすでしょう

            ジジッ・・・

 此処は『夢』の中の世界でして。
 殺されたのは『夢』の中のあなた達で、今のあなた達も『夢』の存在す。
 「  」の『ご主人様』の『魂』ってのは近いっちゃあ近いですね

         ジジジッッ゛

「ぐ……ぅ……う゛」

何処かで、今の説明と同じ事をされた。そうだ……私は確かに聞いた。
 そして、大切な 守りたくて 誰よりも守りたい人が一緒に居て……。

頭に刃が刺さったように痛む。それでも、私は動かないといけない。

>――私に、何の用だ?

6の羅列の意匠が目立つスタンド。スーツの女性の目は決して穏やかでない。

「すみません、込み入った会話中に。
私は小林。小林 丈と申します。この夢の館には客として招かれたらしいです」

謝罪、痛む頭に添えた手をホールドアップの為に両手を上げ落ち着いた
調子を意識して女性に話す。行き成り攻撃される心配は無い……とは言えない。
然し相手も何かしら此処に目的があって暴力沙汰は避ける気配がある。
 なら、こちらも中立である事を自負してメイドの盾となる立ち位置に移動しつつ
話を続ける。どちらにせよ、私には闘う力は今のところ発現不可能だし、無い。

「そちらの事情は良く知りませんが……立ち話もなんですから私と境遇が同じ
面子の席に、宜しければ御一緒いたしませんか?
 私は非力ですが、他の方は荒事あれば手助けになりますし。こちらとしても
此処は初めてで、よく場に慣れてる方が居ると心強いのです」

 (……不思議だ、以前も。このように進んで交渉に赴いた事があるような)

話をしながら、脳裏に過るのは空気が住む街と異なる森   泉
そして沐浴を行う桃色の髪と銀の瞳の女性……不思議と、背筋が凍える感じと
火球が迫る幻視が生じる。……私は、やはり既に正気を失ってるのか?

「どうか、どうかお願いします」

 誠心誠意を以て、頭を下げてスーツ姿の女性にお願いする。

216夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/07(土) 19:39:28
>>210-213

「チョクセツはりついてんだから、
 『ジューリョク』をどうこうするとかじゃないね。
 『カレン』の『フィール・インヴィンシブル』みたいに」

『カレン』――以前、町で追いかけっこをした子供。
『本体に掛かる重力を操る』能力を持っていた。
単純に張り付いているなら、
重力をどうこうする能力ではなさそうだ。

「ハイ、きたぁ〜〜〜!!そんなトコだろうとおもった。
 わたしは『3かい』も『ユメのセカイ』にきてんだぜ??
 『アリス』をなめんなよ」

「『2かいめ』でも『メイド』に『ごしゅじんサマ』っていわれたし。
 ばしょは『ココ』じゃなくて、『ベツのレストラン』だったけど。
 『オクタヴァリウム』っていう、
 『ユメをつかさどるスタンド』でさぁ〜〜〜。
 たぶん『ソレ』があったら、ココからでられたんだろうね」

「まぁ、そのあとのハナシはケッコーちがったけど。
 『ユメのなか』でブッころされて、
 『そのハンニンをヤッちまわないとゲンジツでもしぬよ』
 っていわれちゃったよ〜〜〜」

「でも、『おきたらもどる』んならダイジョーブだな。
 じゃあ、テキトーにくつろごうぜ!!
 さいきんのコトとかはなさない??
 わたしは『フェアチャイルド』とイッショに、
 『ようせいのおう』と『ようせいのじょおう』をたおしたぞ!!」

軽口を叩くが、油断はしていない。
いきなり連れてこられて『大丈夫』と言われて、
それを鵜呑みにするバカはいない。
この店にいる者は全員『敵』であり、ここは『敵地』。
そう思っておく必要がある。
『ここのメイドを全員ブチのめす』とかなら話が早いが、
現状に不明点が多い以上、まだソレはしない。

「ねえ、ロブちゃん。
 あのヒトは『ユメのワタリニン』ってヤツなんかね??
 ほら、ちゃんと『いりぐち』からはいってきたし。
 そうじゃなかったら、
 ウチらみたいに『いつのまにかいる』ってカンジなんじゃない??」

「つまり、ウチらは『いりぐちからでられない』ってコトで。
 ソレと、『めざめたらもどれる』てきなコトいってたけど、
 『めざめなかったらずっとこのまま』ってコトだよね??」

「あと、『ミギウエのさき』は『ちょうりば』があるっぽいよ。
 『カーテンのむこう』は………………」

手持ち無沙汰を紛らわすために、隣のジョンに話し掛ける。
その途中で言葉が途切れた。
『さっきのアレ』を思い出したからだ。

「あぁぁぁぁ〜〜〜もう!!ヤダヤダヤダ!!」

        バンバンバンバンバンッ!!

「お〜〜〜い!!『チュウモン』まだ??はやくしてよ〜〜〜」

照れ隠しにテーブルを両手で叩き、
急激に紅潮する表情を誤魔化すように、エフィーを急かす。
『女』は自分達とも店側とも違う人間。
なかなか興味ある存在だが、全員で行っても仕方がない。
ここは二人に任そう。
『テキザイテキショ』ってヤツだ。


(質問:天井の音は止まっている?
 エフィーの音はまだ続いている?)

217『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/07(土) 20:07:23
>>216
『現時点』(謎の女が二人に呼びかけた時点)では静止しています
>>215
OK!

218空井イエリ『ソラリス』:2021/08/07(土) 20:34:52
>>215-218

込み入った状況のようだが、大体は察せる。
ここはご主人様とやらの能力の空間で、
メイド達はそれに加担するスタッフ達だ。
そこに任意性があるかどうかは知らないが、
田岡というのも、メイドの一人なのだろう。
そして何かのっぴきならない理由があって、
この千鳥格子はそいつの首に縄を掛けにきた。

「不躾で悪いな、おまえさんに用事はないよ。
 ついでに言うとこの店にも用はないし、
 何を始める気でも…………邪魔はしないぜ。
 おれは、ほんと、帰りたいだけだからさ」

「今こうして立ち上がったのだって、
 ただ、未成年の引率をしてるだけだぜ。
 ……小林君、頭痛が酷いなら、休んでてくれ。
 そういう状態のおまえを矢面に立たせたくない」

だから、特に邪魔立てする理由もない。
小林に声を掛けつつ、彼の前に出る。
が、千鳥格子に近づきすぎるようなら横で良い。
頭痛に苦しむ彼が、奇襲を受けた時のために。

「おまえさん、ここには仕事で来たって話ぶりだし、
 それだって丸く収まりそうな気配じゃないか?
 いや、本当は丸くないのかもしれないが…………」

千鳥格子のスタンドから目を離さず続ける。
四角形も百角形も、叩き続ければ丸くなる。
まあ、そこのところの過程は今は良い。

「どちらにせよ、少しは時間が空くんだろう。
 田岡さんが引っ張って来られるまでの間、
 『ここ』の事をお話してくれたりすると、
 おれとしては、すごく、嬉しくはあるよ」

                チラ

「出来ればステキなサービスってやつを受けずに、
 綺麗な体で帰る方法なんかも知っておきたいしさ」

             フゥーー ・・・

息を吐き、夢見ヶ崎らの方を一瞬だけ見る。
向こうは向こうで探りを入れてくれてるのだろう。

「大したお礼は出来ないが、おれたちは四人ともスタンド使いだ。
 多分、スタンドをそうも大っぴらにして働くおまえさんには、
 全く価値のない人脈ってわけでは、ないんじゃないのかな」

そして、小林からかつて聞いた話を思い出す。
スタンドも使える餃子職人とかそういう話でなく、
スタンド能力を前提に『仕事』をしている彼女は、
何か……『組織』に属している可能性が極めて高いだろう。

219ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/08(日) 10:59:48
>>213
「放っておいても、『俺』が目覚めればここから退去する。
 嫌でも帰ることになる、という認識でいいのかな?」

>「『田岡ジェニー』を出せ、『連れ帰る』」

「ん、、、?」

剣呑な空気を感じ取り、声の方向を向く。
事情はさっぱり分からないが、トラブルであることは間違いなさそうだ。


>>216
>あのヒトは『ユメのワタリニン』ってヤツなんかね??

「そうだな、少なくとも、自由にここに出入りできる奴はいて、あいつ(『女』)はそうみたいだ。
 ここから安全に出る方法を知っているってことだな。
 まあ、俺たちに真似できるかはわからないが」

夢見ヶ崎の言う過去の体験についてはさっぱり理解できないが、とにかくこの手の事態には慣れているらしい。
そんな彼女の意見であればきっと傾聴に値するのだろう。

「まあ、あまりうろうろするんじゃないぞ。
 危険かどうかはともかくとして、少なくとも、教育には悪い」

見た感じ、夢見ヶ崎はおそらく未成年だろう。
こんなふざけた場所でゾーニングのことをどれだけ真剣に考えるべきかはわからないが、
年長者の自分が矢面に立つべき事態になる可能性もあるかもしれない。




何やらメイドと揉めているらしい『女』を見て、ジョンは考える。
ここでの自分は完全に何も知らない異邦人だ。
どう振舞うのが正解なのか、全く見当がつかない。
だが、あの『女』がここの店と対立関係にあり、なおかつ『この場所』への知識を持っているなら、自分たちにとって重要な情報源になり得る。
『女』がいなければ、ここの店員の言い分を一方的に信じるしかない。
ならば、今のうちに情報を得られないか試すべきか。

他の二人が既に会話を始めているので、自分は静観するが、彼らの会話には耳を傾けておきたい。

220『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 14:12:46
>>215
>>216
>>218
>>219
小林の『懇願』――協力要請
空井の『提案』――説明要求

二つを受けた女は、数秒ほど押し黙り――

「解った。君達の席に行こう。」

そう言って、二人の言葉に『了承』を返すし、君達が座っていたテーブルに向かう。
――赤い目のメイドは、君、小林にぺこりと頭を下げると――小さく、こう言った。

「ありがとうございます……お礼に、一つ」

小さく、か細い声で

「……『少し』だけなら、助けになると思いますよ。『そうならない』のが一番ですケド……」

それだけを言うと――他の客の所に向かっていった。


女が移動を果たし、二人が席に付いた時――女は、名乗った。

「私の名前は北落砂錫。『アリーナ』と呼ばれる組織の一員だ」

僅か、夢見ヶ崎に目線を向けた後、全員を見渡し――告げる。

「此処が『何処か』に付いては、『夢』である事は既に理解しているだろう?……私は、『組織』から、この『夢』。『夢魔(サキュバス)』共の『餌場』から『田岡ジェニー』と言う人物の救出を任され、夢に入った……私に、何か質問はあるかね」

北落の言葉にまず、反応したのは上――翠の女だった。

「ご自由に、お話くださいな」

変わらない笑みのままで、言葉は続く。

「私達は確かに真実を言ってはいませんが、騙してはいませんとも。夢魔(サキュバス)……まさに、私達はその通り。その名がイメージする通りのものを、皆様に与える事ができます――老若男女の、区別なく、極上の『充足』をお約束しましょう……」

君達がどちらを向き、どちらに語りかけるかは、自由だ。

221『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 14:17:31

■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□□メ□□□□□□□□□□□□□メ客□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□紫□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆客メ□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□赤□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□小◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達
赤=赤目のメイド
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)
紫=紫の髪の女(コックコートを着ており、傍らには中性的なボディラインを持つ、『白一色の人型ヴィジョン』。ヴィジョンの両手には『カップ、コップ』が乗った『銀盆』が乗せられている
客=モブ客

夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 (席に付いているか立ったままかは任意)
ロ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ(席に付いているか立ったままかは任意)

北=北落砂錫(立ちっぱなし)

222ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/08(日) 15:49:33
>>220
『北落』に話しかける。

「差し当たって、一番に知りたいのは、『この場所の出入りの仕方』だ。
 話を聞く限り、君は自分の意志でここに来たらしい。
 ということは、この場所から出る方法も当然知っている、と考えられる」
 
「君が無償でそれを教えてくれる善人であることが、俺にとっての理想の展開だ、が、、、」

試すように北落の目を見る。

「例えば、君が今抱えている問題について、誰かの助けを必要としていたりはしないか?」

『必要ならば君に協力する』と暗にほのめかして、相手の反応をうかがう。

223ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/08(日) 15:50:35
>>221
ところで今更だがマップ上で『ジ』になっているのが俺の位置ということで問題無い?

224サキュバスメイドとドリーム御奉仕:2021/08/08(日) 15:58:48
>>223
はい
ロだと床表記との区別が難しくなるので名前にしました

225夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/08(日) 18:35:55
>>220-222

「――――おん??」

『北落』の視線を受けて、ふと思い出した。
何だか何処かで見かけた事があるような気がする。
そういえば、このまえ『しあい』みにいったときに、
ソコにいたヒトだっけ??
あのときは『ゴチャゴチャしてた』から、
ソッチのほうにきをとられてて、
あんまよくみえてなかったんだけど。
スマンな!!
しかし、あの『カンペキなヘンソウ』をみぬくとは…………。
さては、そうとうなキレモノか??

「とりあえず、『アリスのハナシ』をきいてくんない??
 『ジョーキョー』をセイリしたいから。
 『さすず』はもうしってるかもしれないけど、
 そのへんはカンベンな。
 まず、ウチらの『モクテキ』は『ココからでるコト』。
 オーケー??」

頭の中を整理するために、
現段階で考えている事を全て口に出す。
言うまでもないが、
エフィーやら他のメイドに聞こえないように小声でだ。
それでも聞こえているとしたら、
何らかの能力で聞いている裏付けにもなる。

「モンダイは『どうやってでるか??』ってコトなんだけど。
 アリスは『みっつ』かんがえた」

話しながら、指を『三本』立ててみせる。

「『ひとつめ』は『イリグチからでる』。
 まぁ、コレは『×』だよね。
 さっきエフィーがいってたけど、あれは『ホント』だとおもう。
 『さすず』だけ『イリグチからきた』ってのが、
 そのショウコになるし。
 だから、『イリグチからでる』のはダメ」

「『ふたつめ』は『おきるまでまつ』。
 コレは『△』じゃないかなぁ〜〜〜。
 なんでかっていうと、
 『ココにいるコト』じたいがよくないとおもうから」

「ココをつくってるのが『ごしゅじんサマ』だとして、
 なんで『おきゃくさん』がいるのかフシギじゃない??
 ジブンが『たのしみたい』だけだったら、
 ジブンせんようの『ハーレム』でもつくってりゃイイのにさぁ」

「ウチらはベツに『コーソク』されてるワケじゃないじゃん??
 つまり、『ごしゅじんサマ』のねらいは、
 ウチらを『あしどめ』するコトで、
 『ゼッタイにがさないようにするワケじゃない』ってコト」

「アリスのスイリでは、ココに『おきゃくさん』をつれてくるのは、
 それなりの『リユウ』があるとおもうんだよねぇ〜〜〜。
 たとえば、ココにきたヤツから、
 『エネルギー』をすいとるためとか。
 だから、『おきるまでまつ』のは『△』だとおもうね」

「ほんにんがいってたけど、
 エフィーは『ウソ』つかないきがする。
 『イリグチからでられない』コトをおしえたのは、
 『ウチらがきえるとコマるから』だとおもうよ。
 ようするに、『ココにいてほしい』からおしえた。
 おとなしくして、かえれるまでまっててほしいんだよ、きっと」

226夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/08(日) 18:36:47
>>225

「でもさ、『コトバがたりない』のは、
 『ウソ』っていわないでしょ??
 だから、『いわずにかくしてるコト』が、
 ナニかあるんじゃないかなぁ〜〜〜。
 『だまさないけどシンジツはいわない』っていうのは、
 そういうワケで。
 ソレが、さっきいった『リユウ』にもなるし」

「で、『みっつめ』だけど、
 『ソレいがいのホウホウでダッシュツする』。
 コレがイチバン『○』だとおもう。
 でるんだったら、さっさとでたほうがイイよ」

ここまで話してから、一旦深呼吸する。

「そんじゃ、イマわかってるコトまとめるね。
 コレはアリスの『ドクター』でわかったコトなんだけど」

「1:『天井』から『音』が聞こえる。
 2:『エフィーのスカート』から『音』が聞こえる。
 3:『エフィー』が『天井』に上ったら『音』が『消えた』。
 4:『エフィー』は『ご主人様』に『今伝えた』と言った。
 5:さっきから急かしてるのに『エフィー』が『下りてこない』」

「この『5つ』からわかるコトは…………
 『テンジョウ』に『ナニか』がいて、
 たぶんソレは『ごしゅじんサマ』っぽい。
 それで、『エフィー』は『スカートのなかみ』で、
 『ごしゅじんサマ』と『やりとり』してるっぽい。
 で、『さすず』が『ごしゅじんサマをおさえた』から……。
 おさえたんだよね??
 『テンジョウ』にいるのは、
 『ごしゅじんサマ』の『タマシイ』かもしれない」

「だから、『テンジョウ』をブチやぶって、
 ソコにいる『ごしゅじんサマ』をブッとばすっていうのが、
 アリスのかんがえだったんだけど。
 でも、ソレやると、
 たぶんエフィーがジャマしてくるとおもうから、
 まずエフィーをブチのめして、それから、
 『ごしゅじんサマ』をボコボコにするっていうカンジかも??
 とかおもったりして??」

「でも、まぁロブちゃんにサンセイ!!
 わかんないコトもイロイロあるし、
 『さすず』のハナシもききたいし」

「『ココからでられるホウホウ』があって、
 ソレをしってるんならおしえてほしい。
 もちろん『タダ』じゃなくて、
 そのブンの『おシゴト』はさせてもらうつもり」

「ジブンでいうのもナンだけど――――」

「わたしは『やくにたつ』よ」

一通りの話を終えてから、天井を見上げる。

「――――『チュウモンまだ』??」

さっきと同じようにエフィーを急かすが、
来ないなら来ないでいい。
その場合は、近くにいる『赤目のメイド』を、
手招きして呼ぶ事にする。
イッパイしゃべったせいでつかれた!!

227小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/08(日) 19:11:26
>>220-221

席には座らない事にした。別に寛いでいても今のところ問題は無いようだが
不測の事態で直ぐに動けるように私はしておいた方が良い。
 一瞬、北落と言う方に自分の座る椅子を薦めようと思ったが。彼女にとって
こちらは敵陣。大人しく座席に腰を据えるとは到底思えなかったので
質問を吟味した上で尋ねる。

「『田岡ジェニー』……さん。男性、ですかね?
その方は何故囚われる事になったのでしょう……エフィーさんは充足を
得れば解放する。そう言う話であったと私は受け取ったのですが」

これに関しては普通の声量、エフィーにもあえて聞こえるように告げる。
 何故、彼女の属するアリーナの関係者が。この夢の空間から
脱け出せないのか……私達や、客と異なる理由があるのだろうか?

それと、先程スタンドについてエフィー氏が天井に移動した時も小声を意識して
皆に説明した気だったが。この分だと既に聞かれても仕方がないだろうと
納得する。どの道、こう開け放たれた空間だと私の探索に特化した能力は
ほぼ役に立たない。別の事に努力を向けるべきだろう。

>……『少し』だけなら、助けになると思いますよ。
>『そうならない』のが一番ですケド……

(あの娘の言葉が気にかかる)

それは赤い目が印象的なメイドの彼女が力になると言う意味合いなのだろうが
果たして、この淫靡の園の住人でありし者が主に歯向かうかも知れない私達に
どこまで手を貸してくれるか定かでない。

「紫の髪のコック……私達の注文ですかね? アレは」

厨房であろう場所からスタンドらしき者と一緒に新たな人物が出てきた。
状況は移り変わる。『ジョン』さんの背後の場所に位置取りをする為に
歩いて立ち位置を移動して変更する。

228空井イエリ『ソラリス』:2021/08/08(日) 19:24:58
>>220

「まずは一つ教えてくれてありがとう、北落さん。
 お返しに教えるが、おれは『空井イエリ』だ」

アリーナという組織について詳しくはないが、
今の所、その活動内容も予備知識の範囲内だ。

「ここが夢なのはよく分かったし、
 どういう類のお店なのかも……
 まあ、だいたい察しはつくわけだけどさ。
 おれが知りたいのは、ここが『何』か。
 つまり、何を目的とした場所か、って事だ」   

アリスの話を聞きつつ、北落に話を振る。
 
「この子も言ってる事だが…………
 サキュバスの餌場。それが比喩じゃないなら、
 おれたちの支払う事になる『充足』とやらも、
 きっと、ロクな結果を生まないんだろうな?」

北落は説明を始めてくれているが、
先程(>>218)の質問への答えはまだくれていない。

「だから、失礼なんだけど、もう一度聞こう。
 この場所から『綺麗な体で帰る方法』を、
 おまえさんは知ってて、教えてくれるのかな。
 対価に何を出せるかも、さっき言った通りだけど」

沈黙こそが答えなのでなければだが…………果たして。

「……ん」

と、いつの間にか店奥の方で動きがあるようだ。
北落の返答を待つ間に、そちらを見ておく事にする。

229『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 22:13:28
>>225
>>227
>>228
>>222

四者四様の言葉――問いかけ。
北落は、まず、ジョンを向いた。

「出入りに関しては、『スタンド』を使った。私の組織には『夢』に纏わるスタンド能力者が何人もいるからな。その内の一人の手を借りて、私はここにいる」

「ただ、君達は『引かれた』のだろう? だったら――手段は三つ」

北落は、人差し指を立てる。

「一つ、『夢の主』の目覚めを待つか、夢の主を殺す。夢見る魂を消せば、『引力』の核は消滅し、魂はあるべき所に帰る」

次いて、中指を。

「二つ、『巣穴』の主を殺す。こちらでも『引力』の核が崩壊する。夢に『引力』をもたせているのは、夢魔だからな」

最後に――薬指を。

「三つ、『自殺』、『殺される』だ――冗談ではないぞ」

表情は鉄面皮と言っていいほどに変わっておらず、冗談と読み取る事は難しいだろう。

「『夢の死』は『魂の死』と完全にイコールではない。君達も私も『魂』の存在だが、ここで死んだ所で、『夢』から消え失せるだけで、『魂』が消え失せる訳ではない。もっとも、今後の人生で夢を見るのは『手間』がいるようになるだろうし、『人生』という視点においては確実な悪影響が起きるだろうがね」

そして、夢見ヶ崎を向く。

「『入り口』からは出れないだろうな――そもそも、ここには『引力』がある」

引力――引き合う力――君達も、聞いた言葉。

「最低でも、『夢の主』と『夢魔』の魂の重量が生み出す、『夢の引力』だ。人間一人の魂のエネルギーでは『質量差』で脱出を阻まれて終わりだ……君達と、その他も含めれば……まず、出る目は無いだろう」

2つ目――『△』の推測に、北落はうなずく。

「その通りだ、夢魔の作った『巣穴』は、『引力』によって魂を引き込む。そうして、第三者の犠牲者を増やしていく――たちの悪い害獣どもだよ」

そして、夢見ヶ崎の推測と意見を聞き終え――頷いた。

「間違いなく『抑えて』いる。私が来れたのが『証明』だ。『役に立つ』とは知っているとも――君の強さは、見たことがあるからな」

微か、口元を緩めた北落――それはすぐに真顔に戻る。

「しかし、この場所の夢魔が――スタンド使い五人を纏めて相手取る程のマヌケでも無い限り――助けは、入らないだろう。私は『必ずしも戦いに来たわけではない』」

そして、北落は、小林を向く――

「田岡ジェニーが囚われた理由? 単純な話だ。ここの『夢の主』は田岡ジェニーに片思いをしていた。そして、現実での関係構築に明らかに『失敗』していて、ストーカーじみた真似をしていた」

「『夢魔』は無作為に獲物を狙うが、『狙い』を付けれない訳ではない。大方、『夢の主』が夢魔共に要求したのだろうよ」

最後――空井を見た。

「返答が前後することになるが……『今すぐ』『確実に』、帰るなら、死ぬことだ。君が望むなら、殺しても構わない……撲殺が嫌なら、これもある」

北落は、スーツの内側に手を突っ込むと、一丁の『リボルバー拳銃』を取り出した。
銃身は短く、小ぶりな銃だが――紛れもなく、どうみてもそれは『拳銃』だった。

「『弾丸』は入っている。使わせる訳にはいかないが、使ってほしいなら言うといい」

そう言うと、北落は銃を戻し、言葉を続ける。

「そして、『夢魔』の目的は一つ『魂に巣食い、精神に刺激を与えてエネルギーを貪る』だ……さて、充足の結果だな」

北落は、改めて、全員に目線を向ける。

「それに関しては、夢魔によってケース・バイ・ケース。甘い夢を見るだけで終わる事もある、『引力』に引かれただけなら、特に。だが……」

――北落は、告げる

「田岡ジェニー、それに、給仕をしているメイド達――彼女達は『全員』、アポロン・クリニックセンターで『昏睡状態』だ。『女性客』に関しては、『目覚めず』『魂を完全に囚われる』と見るべきだろうな

――『夢の主』の特定はすぐに済んだ、継続的に夢精と短期覚醒を繰り返す男性の昏睡者――典型的な、夢魔に巣食われた『末期症状』だよ」

230『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 22:16:27
>>225
>>227
>>228
>>222


「――だから、まぁ、もうすぐ『終わる』んだよねっ」

北落がそこまで告げた時――外から割り込む声があった。
その方角を見れば『異形』を見るだろう。

コックコートとコック帽を着た、2m近い身長をした、美しい異形。
纏めた紫の長髪と同じ眼の色、コックコートの上からでも解る蠱惑的な肢体、そして、羊に似た一対の『角』を頭から生やす異形の女。
彼女の傍らには、同等の身長を持つ、白一色の人型『ヴィジョン』が、カップとコップの乗った銀盆を持って佇んでいる。

「お客さま、始めまして、ボクは『レオニス』――調理場だけ担当している『夢魔(サキュバス)』だよっ」

人懐っこそうな笑顔を浮かべた『レオニス』は、五人を見渡した。


「ここの持ち主が死ぬまで長くて一週間。間に何度か覚醒するだろうし、君達とのお別れもそのウチ来ちゃう。だから、その前に、顔を見ておきたかったんだ――ねぇ、レモンティーを注文したのは誰?」

レオニスは満面の笑みを浮かべていた。

「嬉しくってね、嬉しくってね! ここに来るような連中は――味なんて大抵、どうでもいい連中なんだ! みんな、ヤることばっかりに気が向いて、味わうなんてしやしない 餌を喰うのと変わらない気持ちじゃ、何を食べても料理で『充足』なんて感じない――だから、『何かを食べたい』なんていうのは、ここじゃあもう諦めてたんだよ!――おっと、注文を並べるね!」

傍らの『ヴィジョン』が手際よく、素早く、カップを乗せたソーサーとコップを、並べていく。(ス精:最低DC)

「はい、『馬力水』と『スーパー馬力水』と、『ブラックコーヒー』。コーヒーはレオニス特性チルブレンドだよっ! 出来たら、コーヒーを飲んでほしいな! 馬力水をキメた後は……アレだし!」

『虹色』に輝く液体が入ったグラスと、より強く輝く『虹色』の液体が乗ったグラス。
そして、夜のように暗い色彩と芳醇な香りを放つ『コーヒー』のカップが置かれた。

「はい、『ホワイト・ホットミルク!』 蜜入りだから甘くて美味しいよ!」

たっぷりと『ホットミルク』が注がれたマグカップが、テーブルに置かれた。

「『アイスティー』! ストレートだよ! フツーに美味しい、つまり凄く美味しいってことだよ! 爽やかにね!」

ストローが刺された『紅茶入りのグラス』が、テーブルに置かれた。

「そして――『レモンティー』」

同じく、ストローの刺された『紅茶入りのグラス』。違いは、カットされたレモンがグラスに付けられているか否か。

「ごめんね、ボクは『誰』の注文かは解らないんだ! 取り分けはセルフで!」

そして、ニコニコと笑みを浮かべたまま――告げる。

「では、お召し上がりを――大丈夫、『食べ物』はここじゃあ前座なんだ。『契約』にはならないよっ」

レオニスは、去らない。
北落は、無言。

君達は――?

231『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 22:21:34


■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□メ客□□□□□□□□□□□□□赤客□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■■□□メ□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□紫□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□小◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルにはドリンクが並べられているよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達
赤=赤目のメイド
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)
紫=紫髪のコック・レオニス
客=モブ客

夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 
ロ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(立ちっぱなし)

232夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/08(日) 23:32:51
>>229

「きいてイイ??
 『ユメのヌシ』ってのは、
 ようするに『ウチら』ってコトでいいワケ??」

「で、『すあなのヌシ』ってのは、
 ココの『ごしゅじんサマ』ってコトでイイんだよねぇ??
 あ、ちがってたらテイセイしてね」

「じゃあさぁ〜〜〜『すあなのヌシ』をヤッちまおうよ。
 それがイチバン『ベスト』なホウホウじゃない??」

『夢の自分』と『現実の自分』。
北落の話を聞く限り、
どちらにも影響を及ぼさずに済む方法は一つしかない。
この『能力』の『本体』――言い換えると『核』を潰す事だ。

「――――って、おいおいおいおいおい」

「そんなブッソウなモン、サラッとだしてんじゃねーよ!!
 『カクテルドレスとマシンガン』じゃあるまいし」

知勇兼備のヒロインが裏社会でのし上がり、
『女王』と呼ばれるようになるまでを描く、
骨太のスタイリッシュクライムアクション。
『試合』を見に行く前日に視聴していた映画だ。
まぁ、ソレはおいといて――――。

「でも、『2かいめ』のときも『にたようなコト』にはなったっけ。
 しぬほどヤバい『サイコさつじんき』とたたかったんだけど、
 ここぞ!!ってばめんで、
 『イッショにいたオトコ』がボケッとしてやがって、
 いっせいいちだいのオオワザがミスっちゃってさぁ〜〜〜」

「もうしかたないから、
 『ジブンがのったトラック』を『ジブンでバクハ』して、
 『イカレヤロー』とイッショに、
 アリスも『まっくろコゲ』になっちまったぜ!!
 でも、そしたら『ゲンジツ』にもどれたっぽいし。
 『サイゴのホウホウ』としてはアリかもな!!」

コンガリやけて『ウェルダン』ってカンジか??
シゲキテキなケイケンだった。
アリスはイロんなセカイをボウケンしないといけない。
だから、『ああいうセカイ』も、
イッペンみといてよかったとおもう。
イマみたいに、おなじような『ユメのセカイ』にきたときに、
ナニかとやくにたつし。

「ちなみにだけど??『ソレ』ってさぁ??
 『フツーのジュウ』とおんなじなの??
 『ウチらいがい』にもききめがあったりする??」

要するに、『攻撃に使えないかどうか』という事だ。
大して期待はしていないが、もし利用できるなら、
覚えておく価値はある。
単に『使えるものは多い方がいい』というだけなので、
無理なら無理で構わないが。

233夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/08(日) 23:33:46
>>230

「よっ!!まってました〜〜〜!!
 もうわすれられてるんじゃないかとおもってたよ〜〜〜。
 『200さい』のバースデーがくるまえに、
 ちゃんともってきてくれてよかった!!」

        パチパチパチパチパチ

「まぁ、キモチはわかるな!!
 『あっちのヤツら』とかアホばっかりだし!!」

とびっきりの笑顔を浮かべて、レオニスを拍手で出迎える。
『他のモノ』を渡す気はないが、
『スマイル』くらいはやってもいい。
減るもんでもないし、ここのメイド達が『被害者』なら、
自分達と同じ立場でもある。
どうでもいいが、
『あっちの奴ら』というのは『カーテンの奥』の事だ。
そして、ここからが『ドクター』の『腕の見せ所』。

「それでは――――みなさん『ゴチューモク』ください」

「そのまえに、ちょっと『コレ』あずかっててくれる??
 『シューチュー』したいから」

            チョンッ

『ドクター』の『爪』でジョンを小突き、『超聴覚』を『移植』する。
これによって、ジョンは、
『調理場の音』や『カーテンの向こうの音』を、
その場にいるかのように聴き取れるようになる。
ついでに、『天井』や『エフィー』の『音』の監視も任せよう。

            シュバッ

                              ブースト
続けて本体に『超人的嗅覚』を移植し、『嗅覚』を『鋭敏化』させる。
そして、『ホットミルク』・『アイスティー』・『レモンティー』・
『ブラックコーヒー』・『馬力水』・『スーパー馬力水』の順番に、
全ての飲み物の『匂い』を『チェック』していく。
常人を遥かに超えた『超嗅覚』を用いれば、
どんな些細な異常があっても察知する事が可能だ。

234 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/09(月) 00:44:31
>>229-231

>田岡ジェニー、それに、給仕をしているメイド達――彼女達は『全員』
>アポロン・クリニックセンターで『昏睡状態』だ。

「何ですって……嗚呼……そんな」

私に力添えを申し出てくれた赤い瞳のメイド。そして、ヴェールの向こうで肉欲の宴に
溺れる者達。皆、知らず知らず毒牙に及ばされていた事に掠れ声で呟く。

何時もそうだ。何時も、力が無い事が大罪とばかりに剣なき者達ばかりが
悪戯に鳥が地面の虫を啄むかのように簡単に餌食にされる。

北落の語り。それを聴くにつれ、頭の中で蠢く痛みが増々酷くなり。
 幻聴のように重々しい男性の声が重なるように聞こえる……。

               ジジジッ
『夢』とは『記憶』を整理する現象だと、耳にした覚えはあるかな?
だが、『魂』や『精神』という概念を知った君達には、
機能的な『幻覚』のままに過ぎないと、納得は出来るかな?
             ジジジッッ・・・

「そう……だ、そう、だ。
『夢』とは、『魂』を『再構築』する為の『仮想儀礼』

「希釈された『魂』を仮初の『世界』へと変じさせ、
架空の『自己』を移ろわせ、無軌道な『物語』を辿る」

「毎夜、それを経て『魂』は生まれ変わる。
もし、この世に『魂』を司るスタンドがあるのなら、
それはやはり『夢』や『眠り』によって、働きかけるだろう」

ガタンッ・・・!   ハーーーッ……ハーーーッ……

痛みは今までの中で最高点に達していた。下半身に力が無くなり椅子の背もたれに
腕を預け、床に膝をつく。
 必死に荒い息を抑え込み、割れそうな頭を掻きむしるようにして手で抑える。

記憶にない、されど鮮明に言葉に出来る何か強大な者の台詞は更に
自分自身の精神をほつれさせていた。

235 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/09(月) 00:45:34

>コーヒーはレオニス特性チルブレンドだよっ! 
>出来たら、コーヒーを飲んでほしいな! 馬力水をキメた後は……アレだし!


「す ま……ないっ。いただ、きま、すっ
わ、私は……小林、小林 丈です。よろ、しく……」

よろよろと椅子に座り直し、自己紹介。
『コーヒー』のカップを掴み、多少の熱さを我慢し飲む。
少しでも冷静になれると言う効能を信じての事と。
 夢見ヶ崎さんの超感覚で違和感が察せられるとしても、だ。
『飲まない』事で夢魔『レオニス』……バフォメットか何かの存在か不明だが
彼女を怒らせて不和の空気が起きかねない前に率先として飲むべきだろう。

236空井イエリ『ソラリス』:2021/08/09(月) 11:50:01
>>228-235

「ああびっくりした。拳銃なんて初めて見たよ。
 あるところにはあるものなんだな。
 アリーナっていうのは『そういう力』もあるのか」

どれほど強大なスタンド使いでも、
銃の携行が露見すれば表の顔は潰れるし、
最悪、属している組織自体にも累が及ぶ。
ただしそれは隠し通す組織力が無ければの話だ。
単なるスタンド使いの寄合、では無いらしい。

「北落さん、良いものを見せてくれてありがとう。
 ただ、おれは……けっこう、わがままだから。
 夢を見られないなんて、死ぬのと同じだ」

目に見える盤上の駒は、恐らくは四種類。
今夢に迷い込んできた『自分たち』。
夢に囚われている『被害者たち』。
この夢を形作るストーカー男、『夢の主』。
形作らせる根幹である夢魔、『巣穴の主』。

「そして『夢の主』とかいう男も…………
 殺すほどの命でも、ないんじゃないかな。
 つまり方法は自ずと一つに限定されてくる」

         フ…

取るべき駒は、明白だ。

「アリスに賛成だ。『巣穴の主』を狩ろう。
 それが人助けにもなるなら――
 今日ここにおれが来たのは、いいことになる」

への字に固まりかけていた口元に笑みを浮かべる。
多くの人間を、少なくともここにいる三人を、
もし救えるならば自分の存在価値はずっと重くなる。
夢の主が助かるかは知らないが……別にその男も、
死んでいいヤツなんてことは無いはずだ。

「北落さんの仕事にも迷惑はかからないだろうし。
 かからないから、教えてくれたんだろうからさ」

レオニスが来たら、話は一旦止める。

「はじめまして、レオニスさん。
 本の中以外にいる夢魔に会うのは初めてだから、
 こういう状況ではあるけど、光栄な気がするよ」
 
「おれは違いの分かる女というわけではないけど、
 そんなに喜んでくれるなら、頼んでよかった」

それから。
レモンティーを手元に引き寄せて、アリスに任せる。
異物は無いと思いたいが、念には念を入れる。
マドラーか何かで、静かにグラスの中を混ぜる。

(小林君の体調は、波があるようだ。
 おれが口出ししたって仕方ないのだろうけど、
 やっぱり、どうしたって、気になるよ)

小林の体調不良についても気にかかるが、
先ほどからそれについて泣き言一つ言わない辺り、
彼にも考えがあるのだろう。一旦、声はかけない。

237ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/09(月) 12:16:18

>>229

「その、夢の主だか巣穴の主だかを『殺す』というのも、
 あくまで夢の中の死であって肉体が本当に死ぬわけではない、という認識でいいか?
 俺たちが本当の意味で『殺人者』になるわけではない、と」


「放っておいても帰れるなら、それが一番楽ではある、、、か?
 だが、『巣穴の主』、そいつがいる限り、誰かの夢を使って他人を引きずり込む、
 こんな場所が存在し続けることになる。そういう認識で間違いはないか?」

>>230

アイスティーを受け取り、自分の前に置く。
まだ口はつけないが。

「君も、この夢に囚われているのか?
 それとも、『捕まえている方』かな?」

レオニスに声をかける。
口調を荒げたりはしない。
が、返答次第ではどうなるかわからない、という圧力を静かな口調の中に滲ませる。


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