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【個】『観覧席』【ミ】

107『六道辻』:2021/04/30(金) 21:12:24
>ALL

                シュゥゥゥ . . .


『煙幕』は次第に散り、一人と一体の姿が露わになっていく。
二つの『錫杖』を双手に掴んだ『慧観』、一つは解除され、
――――その巨躯が、じょじょに持ち上がっていく。

 ≪ああッ!  今ッ!
   会場の様子が見えましたッ!
   ――――ど、どうした『慧観』選手ッ!?≫

                            _/
                           /
                      グゥゥ・
           グッ

          ≪あれが、『ザ・サードマン』の能力ッ!
            『どんでん返し』、床が一瞬にして『ベタ踏み坂』になりましたァッ!≫

『煙幕』は散って消え、――――『顎門』は開かれる。
跳ね橋のように持ち上げられた『床板』はその舌先に『慧観』を載せ、天へと掲げる。
一本の「『錫杖』を支えに立つ『慧観』だが、足元はふらついている。
このまま転がり落ちれば、その先には『ザ・サードマン』が構えている。


          「ぬ、ぉぉ!」


>鈴元
>東雲

     「いいぞッ! 『本体』は自由には動けんのだッ!」


         「無理矢理『接近』させれば、後は関係ねェ!」

握り拳を振り回し、『尾藤』は熱声を送る。


>トミー
>スミシー
「この高さじゃあ、『落下』させても致命傷は敵わねェ。
 動きは止められるが、……出てこねェ『本体』が気がかりだ」

劣勢の中からの逆転、しかし『ニコン』の双眸は鈍く光る。


>穂村
>久染

           「しゃあああああああ!!!!!」


                「キトンジュヤッ!」

                    「チュギョジュダ! ジャンマハルムニダッ!」


思わず母国語で絶叫し、立ち上がる『クァンガン』。
『シュニッケンズ』を透過してその席に座り、両側に腰掛ける『久染』と『穂村』の両肩を抱く。


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