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【個】『観覧席』【ミ】

1 名無しは星を見ていたい :2021/04/30(金) 19:56:44

     ┌───────────────────
     │・『アリーナ』の観戦
     │・『イベント』の見物
     │その他、あらゆる『観客』を歓迎します。
     └───────────────────

★当スレッドの使い方について★
・GMを問わない『共用スレ』になります。
・メインとなるミッションやイベントの『応援』や『観戦』を行うスレッドです。
・メインミッションのGMが許可した時のみ、使用できます。

2 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:00:06
【過】『武闘列伝』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453728318/47-

(※以下は『過去ログ』のため、『移住』を行っていないPCのレスを含めます)

--------------------------------------------------------------
>東雲以外

「ヘッヘッヘッ、『闘い』をお求めの御方に是非、
 ぜぇひとも、お見受け頂きたい『チケット』がございまして――――」

背筋の曲がった汚い外見、自らを『曳舟』と名乗った卑屈さを隠さぬ小男。
怪しげなチケットを『五万円』で売り付けると、小男は何度も頭を下げて路地裏へ消えていく。

かくして、『久染』、『鈴元』、『スミシー』、『穂村』、『トミー』の五人は、
てんでバラバラのタイミングで『アリーナ』へとやってきて、観客席に腰掛けた。


>東雲
『太田垣 VS 慧観』のマッチング情報が公開されると、
『東雲』はラクアクアに問い合わせ、チケットの購入を行った。

そして、当日には『アリーナ』へと現れ、観客席へと腰掛けたのだ。

3 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 20:04:11
>>2

□服装□
赤いレンズのメガネ。
白シャツの上に黒いジャケットを羽織る。

□持ち物□
財布、ティッシュ、ハンカチ、タオル。
スマホ(電源は落としてある)

―――――――――

「ここが『アリーナ』……かァ。」

ダイナー
職場 が関わってるとかなんとか。
以前小耳にはさんだような気がする。その時は興味なかったが。 

            ・・・・まあこの機会だ。

(*PCは今回の対戦カードを知っていますか?)

-------------------------------------------------------

※過去ログのため、能力詳細は省いています。

4 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 20:04:56
  『老師ッ!
   此処がアリーナデスネ!
   我ラモゆくゆくハ挑戦者トシテ、
   この場ニ出向クコトニナルトオモウノデスガ!』

「いや、ならねーけど。
 そもそもよ、
 俺が此処に来たのだってよ。
 マッドマックスの上映会と間違えて来た訳でよ」 『エー…』

「人間、殴り合わせて見世物にして、
 殺しはなしよって趣味悪すぎだろ。
 カイジの人間競馬に出てくるきたねえ金持ちかよ」


ジュースを飲みながら、
試合が始まるのを待つ。

【服装】
虎柄模様のYシャツにストライプの黒スーツ。
革靴。右手中指にシルバーアクセ。

【所持品】
スマホ、財布、自撮り棒、煙草具
駅前で貰ったポケットティッシュ。ケータイゲーム機。

-------------------------------------------------------

※過去ログのため、能力詳細は省いています。

5 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 20:05:37
『スタンド使い』同士による『興行バトル』……『アリーナ』。
最初は『そんなまさか』って半信半疑だった。

そんなマンガみたいな世界の話が、
まさか僕の住むこの『黄金町』に実在しているなんて……


   「…………していた、なんて…………」


目の前に広がる観客席。
独特の血気と非日常の空気感。
ここにあるのはまぎれもない現実だ……ということは、これから始まるのはつまり。

空いている席になんとかたどり着いて腰を下ろす。
が、まだ半ば夢心地だ……落ち着きなさげにキョロキョロと周囲を見渡す。
誰か見知った顔でもいれば心強いが……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【持ち物】
・スマホ、財布、ペン、コピック、スケッチブック、総星柄のハンカチ

【服装】
・総アメコミ柄フード付パーカー、グールドのプリントTシャツ、ドリップペイントチノ、スニーカー

6 トミー『ラム・オブ・ゴッド』 :2021/04/30(金) 20:05:55
服装・外見:安物のグレースーツ。革靴。身長199cm。金銀マダラに染めた髪。
所持品:スマホ。財布。名刺入れ。

「んっふっふっふ」
「前から興味はあったんですよね」

背が高いので足も長い。窮屈だ!

「(しかしあの売人のひと、もう少し堂々としててもいいのに)」「さて、おっと。時間はそろそろかな」

7 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 20:06:17
どうしてこうなったのだろうか。
元はといえばあの怪しい男の風貌などに
路地裏に捨てられた犬のような悲しさのような不思議な感情を抱いてしまったからだ。
5万。学生には大きい数字だ。

だが、恐いもの見たさ。
そして後学、もしも自分に闘いの火の粉がふりかかるとき
少しでも闘いの知識、知恵、慣れ、あったほうがいい。

「お店、休んできたけど。
 ……大丈夫やろか。」

なんともいえない感情を胸に、今この観客席にいる。

持ち物
和傘 巾着袋(大福 饅頭 入り) スマホ 財布

服装
朱色の和服 足袋 下駄

8 名無しは星を見ていたい :2021/04/30(金) 20:07:09
.

9 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:08:01
>>3(スミシー)
『太田垣 VS 慧観』、対戦カードは予め聞かされていた。

座席に座るスミシー、女性の売り子がコーラやハンバーガーを売っている。
ビールサーバーを背負っている女性もいる。雰囲気は『野球場』に良く似ている。


                    ドサッ


隣に長身の男が腰掛けた。マダラ模様の髪色が目立つ。
随分と窮屈そうだが、満席では仕方ない。



                    ドサッ


隣に五分刈りの大男が腰掛けた。スラブ系の顔立ちだ。
随分と窮屈そうだが、満席では仕方ない。
……随分と窮屈なのだが、満席では仕方ない。


>>4(穂村)
「ハッハッハッ、言ってくれるじゃないか!
 まぁまぁ、楽しもうよおにーさん! トッポギ食べる?」

首に薄いストールを巻いた優男が、朗らかな笑い声と共に肩を叩く。
馴れ馴れしい態度だが、悪意はないようだ。『穂村』の隣に座り、笑顔を絶やさない。
タッパーに詰めた『トッポギ』と呼ばれる甘辛餅を、『穂村』と『シュニッケンズ』に差し出す。


     「君も食べなよ!
      遠慮しないでさぁー、どうだい!?」


『穂村』を飛び越えるように差し出されたタッパーは、
『シュニッケンズ』の隣のアメコミ風パーカーを羽織った少年へと差し出された。


>>5(久染)
おっかなびっくりの様子でアリーナへとやってきた『久染』。
周囲を確認するが、見知った顔は見かけない。
むくつけき大男や、でっぷりとした金持ち、意地悪そうな中年女性、
『アリーナ』の客層なのか、そうしたいかにも怖そうな人たちばかりだ。


     「君も食べなよ!
      遠慮しないでさぁー、どうだい!?」


ヌッと、目の前に『トッポギ』が差し出された。
ストールを首に巻いた優男が白い歯を見せ、朗らかな表情を作る。
『久染』と優男の間にある二つの席、そこに座るのは『虎柄シャツ』の男。
そして、『スタンド』だ。中華風の偉丈夫が座っている。虎柄のスタンドだろうか。


>>6(トミー)


                    ドサッ


『トミー』は好奇心を抑えきれぬまま、少年の隣に腰掛けた。
赤いレンズの眼鏡とは中々変わった趣味の持ち主だ。


                    ドサッ


彼を挟んで反対側、大柄なロシア人が席に座る。
Tシャツがはちきれんほどのマッチョだ。背丈はトミーと同じくらい。
少年には不憫だが、他の席も埋まっている。随分と盛況だ。


>>7(鈴元)
怖いもの見たさか、小男に惹かれたか。
座席に腰掛けた『鈴元』はアリーナを見下ろす。


                ガラララララ・・・


黒服の男達が、何か大きなものを運んでいる。
恐らく、試合に用いられるのだろう。


        「ほう、『太田垣』の策略家か?
         随分と手の込んだ真似をするじゃあないか」


着流しを纏った男が『鈴元』の隣で腕を組んでいる。
解ったような口を利いているが、鼻に張られた大きなガーゼのせいか、鼻声になっている。

10 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 20:09:05
>>9(GM)

(なんつーか、これからやり合うって感じじゃねーな。
 エンターテイメント・・・・・・野球の試合でも見るかって空気だぜ。)

ビールって気分でもない。コーラでも買うか――

                    ドサッ

……横に知ったまだら模様が坐った。
店の客として知ってるだけで、たしか喋ったこともないが。

(ウオッ……)

                    ドサッ

          「……」

(な、なんだってこうデケーやつばっかりよォ〜〜)

まあ仕方ない。
しかし――

「太田垣……か。」

あの太田垣なのだろうか。
いやまあありふれた苗字でもないし、スタンド使いだし、多分そうなのだろうが。

          (闘技場ってキャラだったか……?
           いやまあ、大して親しくもねぇが……)

11 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 20:10:26
>>3

「片方はわしと同じ学生か」
「なんにせよ・・・わし以外の『スタンド使い』の勝負を見るのは初めてじゃけぇの」
「参考にさせてもらおうか」

観客席に腰を下ろし、腕を組んで試合が始まるのを待つ。

(当PCは、太田垣PCや慧観NPCに関する噂などを得ている可能性はありますか?)



【服装】巨躯を覆う学生服に、青海波紋柄のバンダナを頭に巻いている
【所持品】:財布、スマホ、ロープ(ポリエステル製、9mm×1m)

12 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 20:10:58
>>9
相も変わらず死んだ魚のような目で
ストールを巻いた優男を見る。

「いや…俺、
 知らない人からお菓子をもらっちゃダメって
 ママに言われてるんでスンマセン…」

                 『老師、アナタ天涯孤独デスヨネ!?
                  ナンデソンナ嘘ヲつくノでスカ!』

「ばッか、             
 お前、俺が甘いもん嫌いだって知ってんだろ。
 この『冬ソナ』な兄さんを傷つけないようにだなぁ。
 この間『冬ソナFINAL』で3万負けて、
 俺の心は既にズタボロだけどよ」    『ハァ…』

ジュースを啜りながら。

「オタク、この馬鹿見えてるって事は、
 もしかして此処のランカーだったりすんの?
 つか、試合まだかって話ですわな」

13 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 20:11:12
>>9
マッチョ! 富豪! いじわる婦人!
…………この客層!
マジにマンガの世界に迷い込んだみたいだ。

この人たち、
やっぱ『どっちにいくら』の『賭け』とかしてんのかなァ…………


と、周囲の非日常に妄想が膨らみかけたところで
目の前に差し出される日常たっぷりの『赤煮込み』。
手元のタッパーと隣席のサワヤカお兄さんの笑顔を交互に見比べる。


  「ええ…………?」


裏表のなさそうなスマイルだが、
さすがに着席直後に見知らぬお兄さんから差し出された
タッパーをガッといく勇気は僕にはない。


  「は、ハハ……」


と曖昧な笑みで返す……実に日本的な奥ゆかしい断り方だ。
が、優男のさらに隣席の様子が視界に入ったとたん、その笑顔もカチンと固まる。
スタンドが……席とってる……。

14 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 20:11:26
>>9

試合はまだ始まらないようだ。
何かしたいことがあるわけではないし、したいこともない。

ふと、隣に座る男を見る。

(今時珍しいカッコのお人さんやなぁ。)

自分も男と同じ着流しの癖にそんなことを考える。
和装が二人並んだわけだ。

「あの、あんさん……今から始まる『闘い』っちゅうん?
 それに出はるお人さんについて、なんか知ってはるん?」

「や、別に答えたなかったらエエんやけど。」

この男、アリーナの関係者なのだろうか。

15 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:11:44
>>14(鈴元)
「ハッ、無論だ。
 いいか、ここに集まるは明日の闘いを見据えたファイターだ。

 俺を含めて、だ。当然、ガキんちょを相手にするヒマはない。
 小僧、貴様はアメでもシャブリながら驚き役に徹するがいい」

『着流しの男』は不遜な態度を隠さず、『鈴元』を相手にする様子はない。
事実、周囲の空気はピリピリしている。場内に運ばれる『箱』へ無数の視線が注がれている。
――――と、そこにバンダナを被った大柄な学生が現れた。
チラリ、と『着流しの男』は彼へ視線を送り、顔を引き攣らせる。

「――――が、折角だから教えてやろう。
 『慧観』はアリーナが最も注目するファイターだ。
 ヤツの息子はアリーナの試合で『死亡』しているからな」

             「『復讐劇』、『遺恨試合』。
              いずれにせよ、ヤツは『物語』を背負っている……」

>>11(東雲)
『慧観』の噂は、アリーナ会場でしばしば囁かれている。
『ファイター殺し』、『非業の菩薩』、注目度の高さが伺える噂ばかりだ。
(『慧観』の情報については、『東雲』氏の裁量で知って頂いて構いません。)

    「何だ、『東雲』じゃあないか。
     さながら、貴様も『敵情視察』といったところか」

ふと、以前に倒した『尾藤』が『東雲』を見付け、開口一番に偉そうな言葉を吐く。
先程までは隣に座る和装の少年へ、『慧観』についての解説を加えていたようだ。
意外と面倒見の良い性格なのか、はたまた先輩面したがる気質なのか……。

>>12(穂村)
>>13(久染)
「おおっと、シャイボーイ&シャイメンに唐突だったねッ!
 何にせよ『遠慮』は無用、これからは『ショータイム』だからさッ!

 そして、自己紹介を失礼。『キム・クァンガン』、お見知り置きを。
 ――――君もお察しの通り、『B級ファイター』をやらせて頂いている」

『久染』は眼前の非日常に若干引いてしまいながら、
『穂村』はマイペースな態度を崩さぬまま、『クァンガン』の自己紹介を聞く。

>>10(スミシー)
>トミー
『エンターティメント』、『スミシー』の発想は間違っていない。
購入したコーラを一口啜りながら、盛り上がった会場の空気を肌で感じる。


    「チッ、アリーナも地に堕ちたモンだな。
     お涙頂戴の『メロドラマ』が見たけりゃ、
     民法でも流してろよ、意識低ィんだヨ」


巨躯のロシア人だけが殺伐とした雰囲気を崩さず、試合会場を灰色の目で見下ろす。
苛立ちのままに手にしたビール入りの紙コップを握り潰し、


            グシャッ
                             ボチャビチャッ


     「――――悪りィな、坊主。
      これで拭いてくれ、昨日買ったばかりだ」


飛び散ったビールは『スミシー』の衣服とメガネに引っかかる。
ロシア人は仏頂面を崩さず、低い声色で謝罪の言葉を述べる。
その場で着ていたTシャツを脱ぎ、半裸になってシャツを差し出した。
広く逞しい胸板に彫られているのは『カラシニコフ銃』で『イコンのマリア』の両目を撃ち抜く刺青だ。


>ALL
試合会場に運ばれた四つの箱、それは直立した『冷蔵庫』だ。
恐らくは『業務用』だろう。直立した人間一人が入ってしまいそうな大きさだ。

          フッ

   ≪紳士淑女の皆様、おまたせしましたァ!
    遂に、遂にあの『白岡慧観』がB級チャレンジに王手を掛けましたッ!
    『怒り』、『同情』、歓声は皆様の心のままに! ですが、ですが、それが何でしょう!
    『死別』を乗り越えた『仏僧』にとって、外野の言葉など些事に過ぎるッ!≫


サングラスが特徴的なオールバックの中年男性は大汗を掻きながら熱弁を振るう。
腹の底から絞り上げるシャウトに、観客達も思い思いに声を上げる。


      「うおおおおお!!!! 『慧観』ンンン――――ッッ!!!」


                  「テメェの試合を息子に魅せてやれよォォ!!!!」


      ≪さぁ、まずは『挑戦者』の入場です!
        赤コーナー、『太田垣良』、出てこいやァ!≫
                                             ――――フッ


会場の照明が全て消え、壁面に埋められたLEDライトが戦場を照らす。
吹き上がるスモーク、ライトに着色された真っ赤な煙が『挑戦者』の道筋を浮かばせる。

16 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 20:12:09
>>15

  「おう」

「俺、穂村公康君な。
 此処には暇つぶしと、スト4の練習の為に来たから。
 やっぱ春麗じゃあどうにも力不足でよォ」

>>43(久染)

    「あ」

気付いた。

『ドウゾドウゾ!
 ソコノ少年!
 我ノ横の席ガ空イテマス!
 一緒ニ血沸き肉躍ル戦イヲコノメにヤキツケマショウ!』

>ALL

  「ッて、なんだ。すげー大層な実況だな。
   最近やったクソゲーよりよっぽどバックボーンが重厚みてーだな坊さん。
   冷蔵庫出て来たけど、あそこから太田垣が出てきて、
   ドッ!ワハハ!でオモロー!で会場ドッカンドッカンだろ。知ってるぜ」

モグモグ

売店で買ったホットドッグを喰いながら、

「いいぞー行けー。
 期待してんぞ」

17 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 20:12:34
>>15

「『ファイター殺し』…か」

その噂が虚構でなければ、もしあの少年が負ければいずれは自分とも戦うのだろう。
むしろ、吉田サンが許可してくれるならば次は自分が名乗りを上げたいところだ。
何の理由があるかは知らないが、この『アリーナ』はより強者たる力を得るために。
そしてこの町を取り巻く不気味な何かに近付くために、ここを潰されては困る。

「…ン?」「尾藤サン。…あんたも同じか?」

『敵情視察』かどうか、問い返す。鼻のガーゼには触れない。
言いたければ言うだろうし、言いたくなければ訊ねはしない。
その傷がとある意味を示しているのかは分からないが、同じファイターとして、触れられたくない事もあろう。

ついでに初対面の、和装の少年へとも声をかける。風流な子だ。

「わしは東雲 忍(しののめ しのぶ)じゃ。あんたもファイターっちゅうことか?」

と、そこで選手入場の実況が聞こえた。

>   ≪紳士淑女の皆様、おまたせしましたァ!
>    遂に、遂にあの『白岡慧観』がB級チャレンジに王手を掛けましたッ!
>    『怒り』、『同情』、歓声は皆様の心のままに! ですが、ですが、それが何でしょう!
>    『死別』を乗り越えた『仏僧』にとって、外野の言葉など些事に過ぎるッ!≫

そしてそれに応じる観客。なんとなくだが、あの仏僧の事情を察することができた。

「・・・・・・・・・・・・・・・」

18 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 20:12:49
>>15 (GM)

「あ、ご丁寧にどうも……
 僕は久染 墨彦(ひさぞめ すみひこ)です。

 いや、実はこういうところに来るのは今日が初めてで。
 ちょっと緊張しちゃって……アハハ。なんか独特の緊張感ありますね」


我ながらちょっと落ち着きなさすぎたかな……。
そこにきてキムさんのフランクな態度は助かるかも。
この先分からないことが出てきたら色々訊いてみようかな……

アリーナのシステムについては
ある程度の説明を直前になんとか飲み込んだつもりだが――


 「って……キムさん、『B級ファイター』、なんですか?」

目の前の優しげな風貌とその肩書が頭の中で噛み合わなくて
思わず聞きかえす。



>>16 (穂村)

 「喋るんですね!」 「しかも結構フランク!」

 強面な外見にちょっと引き気味だったが一気に心を掴まれた!
 勧められた席に移ろうとして腰を上げたところで……



>ALL

 「っと。始まった……」

 腹の底に響く実況、闘争心をこれでもかと掻き立てる演出。
 観客たちの熱狂が会場のそこかしこから噴き出している。
 すごい。本当に一級のエンターテイメントだ。

 息を呑み、『挑戦者』の入場を見つめる。

19 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 20:13:14
>>15

(なんつーか、現実感がねーっつーか……
 いや、娯楽ってんなら、そーいうもんか。
 一応、殺しはナシらしいし――)

ここにいる全員が『予習』や『見学』目的でもあるまい。
ともかく――

            グシャッ
                             ボチャビチャッ

「ウゲッ……」

(こ、このデカブツ〜ッ……!
 ただ物じゃあねェオーラ漂わせてやがるが……)


      「……ああ、ドーモ。
       こいつはずいぶん、恐れ多いぜ。」

  グシ

     グシ

特に躊躇せず、シャツで眼鏡と衣服を拭く。
それにしても。

>  ≪紳士淑女の皆様、おまたせしましたァ!
    遂に、遂にあの『白岡慧観』がB級チャレンジに王手を掛けましたッ!
    『怒り』、『同情』、歓声は皆様の心のままに! ですが、ですが、それが何でしょう!
    『死別』を乗り越えた『仏僧』にとって、外野の言葉など些事に過ぎるッ!≫

>                  「テメェの試合を息子に魅せてやれよォォ!!!!」


「……『死別』……『息子』だ?
 そいつは、ずいぶん、ケッコーな坊さんらしいが――」

息子。親子二代でのファイターってとこだろうか?
そして息子は――

    「……」

(不慮の事故、ってやつか……?)

ありえない話でもあるまい。
スタンドでやり合うのだし、絶対の安全ってのもないだろう。

         ・・・・さて、太田垣の登場を見守ろう。

20 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:13:27
>>16(穂村)
>>18(久染)
「さあて、そんなイリュージョンも有りだろうね。
 僕もやってみようかな? ――――と、始まるみたいだ」


試合が始まると一転、『クァンガン』は真っ直ぐな視線でアリーナを見つめる。
周囲の観客も同じだ。それだけ、選手には強い期待が掛かっているのだろう。


   「今日は、少し特別だ。緊張も、呑まれるのも、無理はない。
    この試合は、多くのファイターが注目しているんだ。
    ――――向こうにも、同じB級の『ニコン』がいる」


>>17(東雲)
「当たり前だ。
 ……『義務』も兼ねて、な」

それだけ言い捨てると、『尾藤』は『アリーナ』へと視線を向ける。
本気の視線だ。今にも会場ごと喰らい付くさんと身を乗り出している。
周囲の観客達も、同様の姿勢を見せる。彼らは『ファイター』なのだろう。

>>19(スミシー)
「『白岡知空』は中々のファイターだったと訊いている。
 俺も、一度は手合わせをしてみたかったが」


>ALL
ポップな入場曲と共に、赤コーナーから『太田垣』が現れる。
スモークを分け入るその姿は、何処か軽薄な印象を受ける。
首筋の蝶ネクタイも、その一因だろう。

入場曲:JINDOU『WILD CHALLENGER』
ttps://www.youtube.com/watch?v=_IWg-mmO_6Q


       ≪身長170cm、昨今のアリーナを騒がせる『学生ファイター』!
         彼もまた、その波に乗れるのでしょうか!?

         ――――ピンクの蝶ネクタイがイカしてます!≫


   ≪その能力は明らかにならず、未だに『片鱗』を見せるのみッ!
     温存されたパワーは、果たして『開放』されるのか!?≫


   ≪さあ、『選手入場』です!
    青コーナー、『白岡慧観』ン!≫    ≪出てこいやぁ!≫


             ブシュゥゥゥゥ――――z______


『太田垣』の入場が終わり、『慧観』が現れる。
袈裟に金縁眼鏡、剃髪した大柄の坊主だ。
しかし、曲だけは妙にあっていない。随分と『ゴシック』な印象だ。

入場曲:ALI PROJECT 『六道輪廻サバイバル』
ttp://youtu.be/u3NvNKjXRg4

両者、対峙する。――――何やら、会話をしている。
ここからでは聞こえないが……。

21 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 20:13:45
>>15 (GM)

「へぇ。なるほど。」

口の悪い言われ方をしたが気にはしない。
事実であることだし。

「息子が『死亡』……?」

「一体なにがあってそんな……」

死。それはもっとも身近にあってもっとも非日常であること。
これから現れるファイターも色々なものを背負っているという事だろうか。

「まぁ、教えてくれはっておおきに。」

死んだことについては今は深く聞かないで置こう。

>>17 (東雲さん)

「あぁ、こんにちは。
 や、僕はここで闘うたりはせんけどぉ……」

そう言うと聞こえる選手入場。
なんというか、あからさまというか、期待感は片方の天秤に傾いているように感じられる。

「東雲さんはこっちのお人さんと知り合い?」

そろそろ闘いが始まるだろうから、闘士の方をみつつ聞く。

22 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 20:13:58
>>20>>18(GМ・久染)
「おーッ、おーッ。キムさん、        『シマショウ!
 坊主、せっかくだし一緒に見ようぜ」  シマショウ!』


             ジュボッ

煙草に火を点け、コミカルパンクなBGМと共に現れる学生と、
変則的な曲調と共に現れる坊主を眺める。

「ボボボーボーボ・ボーボボにアリプロかよ。
 あれ?ボボボーボ・ボーボボだっけ」
                        『老師ッ!茶化サナイデクダサイ!
                         ソレニタバコは身体ニ悪イカラヤメテくださいと何度イエバ!
                         後、此処は禁煙デス!!』

「いーじゃねか。うぜーな。
 おー、おー、始めろ」

23 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 20:14:21
>>20(GM)

「手合わせねえ。ファイターの血……ってやつか?
 そのへん、オレにはゼンゼンわからねー感覚だが……」

スミシーは戦いを望まない。
正しくは、『無用な戦いを』だ。

もちろん当人達には無用でもないのだろう。
だから、とりあえず試合を見る。

             ブシュゥゥゥゥ――――z______   

「……」

(あの坊さんには似合わねー曲だな……
 おおかた、息子の曲を使ってるってとこか――)

         ・・・・なるほど『泣かせる』演出だ。

「……しかし、マジに坊主な坊主だな。
 マンガみてーな破戒僧ってぇ空気でもねー。」

『慧観』を見つつ、コーラを飲む。

もっと見た目からしてヤバそうなのを想像していた。
もちろん見た目と強さに何ら関係はない。

24 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:14:37
>>21(鈴元)
『東雲』の自己紹介に答え、『鈴元』は互いの関係を伺う。

>>22(穂村)
『シュニッケンズ』を会話を続け、タバコを吹かしはじめる。

>>23(スミシー)
奇怪な『選曲』に想像を巡らせ、『慧観』に注目する。


>ALL

    ≪ステージに用意しましたのは『巨大冷蔵庫』です!
      電源こそ入っていませんが、『太田垣』選手はどうやって扱うか!?

      これだけの巨物を扱える、圧倒的パワーを有しているのか――――≫

『太田垣』を真っ直ぐに見据える『慧観』。
互いに交わらぬ、静かな『闘気』が場内を満たす。

    ≪さぁ、互いに戦意は十分ッ


                             いざ尋常に、始めェッ!≫


          カァァァ――――z_____   ンンッ!!


鳴り響くゴング。『慧観』は空手から『弓』を発現する。
大きく引き絞られたそれは、中空より現れる『矢』を番えられ、


          ≪出ましたァ! 『エンプティ・エステート』ォ!
            その片鱗の一つ、『弓矢』の発現ですッ!≫


                 ≪『慧観』選手は弓道の有段者でもあり、
                   地元の高校では指導も行っております!≫


    「南無ッ!」


              ―――――バシュッ!


『太田垣』目掛けて、野球のストレートを上回る速度で放たれる『矢』!

25 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 20:14:54
>>24(GM)

          カァァァ――――z_____   ンンッ!!

開幕、そして発現される『弓』と、矢!
間違いなく、当然だがスタンド能力。

「……!
 ありゃ、弓矢?」

       「『エンプティ・エステート』……
          『武器を発現する』系のスタンドか!?」


(……つっても、ただの弓矢じゃあねえだろ。
 いくら弓がウマくても、それだけで強ェはずがねー。)

つまり様子見だろう。
太田垣はどう対処するのか――?

      (……あの冷蔵庫!
       あれをどう、使うかだが……!)

26 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 20:31:22
>>20 >>24 (GM)

「………………『特別』、ですか?」

先ほどの『実況』と『観客席の声』を思い返せば、
僕のような門外漢にもその意味を察することはできる。

単なる遊興にとどまらない『この場所に立つ理由』が
彼らの背後にはある……そういうことなのだろうか?


「しかし、挑戦者の方は……コレ、学生のような……
 それも僕とそう年の変わらない……」


一体どんな理由で、彼はこの場所に?
ステージ上の挑戦者の姿を食い入るように見つめる。



>>21 (穂村)

「じゃあ、失礼して……」

 ボフッ

改めて勧められた席に座る。
煙いのは……まあ、我慢しよう。
にしてもスタンドに健康を注意されているなんて、なんとも不思議な光景だ。



「ってェ……先制攻撃はまさかの『弓矢』!?
 これは―――」

挑戦者、太田垣の行動を見守る。

27 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 20:31:41
>>24

「冷蔵庫?なんに使いはるんやろか。」

(中に隠れたりとか?まぁ、純粋に盾として使えるけど。)

あまり振り回したりできる武器ではない。
よほどパワーに自信があるのかそれとも何か別の理由か。

「え?弓矢?」

「この距離で弓矢はアカンわ。」

突如として現れた弓矢に少し面食らう。
鉄砲にその立場を追われてはいるが現代でも十分に通用する武器だ。
矢は速い。この距離なら那須与一でなくとも扇を射抜けるだろう。
彼は弓道の有段者なのだから。

28 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 20:31:53
>>20(GM)

「そうか」

頷き、自分も同じように試合へと視線を向ける。
他人の戦いを見たいのは己とて同じ事だ。
尾藤に勝ったとはいえ、自分はまだまだ未熟。戦いを目の当たりにすることで見えてくるものもあるはずだ。

>>22(鈴本)

「違うんか」

少年の返答に頷く。確かに、ギラついたこの場の雰囲気にはあまりそぐわない出で立ちだ。

「あぁ、わしと尾藤サンは先日ここで戦ったんじゃ。同じ『ファイター』じゃけぇのぉ」

>>64(GM)

「…『得物』を発現しおったのぉ。武器を取り出す能力っちゅうことか?」

だが『片鱗』と称するからには、それだけの能力ではあるまい。
何らかの形で、放たれた矢に特性があってもおかしくはない。
太田垣の対応に注目する。

29 トミー『ラム・オブ・ゴッド』 :2021/04/30(金) 20:32:13
>>24
じーーーー  っ

と、集中している。
傍目にはクソぼんやりしているようにしか見えないだろうが、集中して戦いを見学している。

「(弓矢)」
「(坊さんが弓。僧兵みたいだが鎧は着てない)(んふっ)」

次は薙刀か? 武器を取り出すだけの能力だとしたら、あの坊さんは強いらしい。素でかなり強いということだ。
果たして・・・

「おや」「君、『ダイナー』の。奇遇ですねえ。こういうの興味あったんですねえ。んっふっふっふ」

隣りの『スミシー』に気付いたので、一声かける。
返答を期待とかそういうわけではない。独り言のようなものだ。

30 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 20:32:28
>>26>>24(久染・GM)


  「おいおいおい」

いきなり弓矢を発現した坊主に面を食らう。

「いきなり『弓矢』取り出したぞ。
 天津飯みてーなナリしてんのにやる事が汚ぇぞ。
 凶器攻撃は流石に早すぎんだろ。
 武道がどうこう言ってるくせに、
 武器使うとかまるでどっかの誰かさんみたいだな。おい」

『老師ッ!ヤメテクダサイ!
 我ハアナタのスタンドデスヨ!!』

「るっせータコ!
 卑怯なもんは卑怯なんだよ。
 んな生臭坊主。ボッコボコにしろー」

31 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:32:44
>ALL

         ズバ
                  シィッ!!


発現される『ザ・サードマン』は放たれる『矢』をキャッチする。
そのまま、『太田垣』は西の冷蔵庫へとにじり寄り、
『ザ・サードマン』の握っていた矢が解除される。


            ≪『太田垣』選手、ガッチリと捕獲しました!
              矢の勢いを逸らす技量、要チェックです!≫

>>25(スミシー)
>>29(トミー)
トミーは隣の少年に挨拶を呟く。

>>27(鈴元)
>>28(東雲)

      「『矢』は牽制だ。
       あの和尚、今の一発でパワーとスピードを計算したか」


『尾藤』はアリーナを睨み付けたまま、独り言を呟いた。

>>26(久染)
>>30(穂村)


     「いやいや、『武器』を用意するのも立派な戦術さ。
      このアリーナで生き残るには、『多様』な闘い方が求められるからね」


『クァンガン』は飄然としつつも、フォローの言葉を忘れない。

32 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 20:33:00
>>28 (東雲さん)

「へぇ。ここで闘ってお人さんでしたか。」

以前闘ったらしいこの二人。
普通に会話しているし、ドロドロとした関係ではないのだろうか。
男同士、河原で殴り合えば心通う可能性があるが、この二人もそうなのか?

>>31 (GM)

「ふぅん。止めれるんや。」

矢を正確に受け止める速さと精密性。
闘いになれぬ鈴元にもそれは感じ取れた。
ここの闘士であるあの和尚もそれを感じ取っているはずだ。

「また矢ぁ出しはるんやろか?
 でも、太田垣さん。冷蔵庫盾に出来そうやし。」

冷蔵庫の陰に隠れれば矢の攻撃は防げるだろう。
もっとも矢の攻撃は、であるが。

33 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 20:33:12
>>31>>32

『ピクリ』

「ほお、止めたか」

太田垣のスタンド、速度は『ザイオン・トレイン』と同等のようだが
その精密さは比較にならないようだ。何なく迫り来る矢を掴んで見せた。
もっとも、尾藤の言う通り初手から致命傷を期待していたわけではあるまい。
まずは小手調べと言ったところか。少なくとも、触れて何か変化が起きるわけではなさそうだ。

「じゃがその戦闘力が割れたところで、ただ多様な武器を出せるだけの能力じゃあ、
 結局のところ『太田垣』のスタンドと殴り合いになってもうたら不利じゃ」
「近付かせずに封殺する手段があるんか、あるいは能力値の差をひっくり返すことができるんかのぉ」

34 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 20:33:27
>>29(トミー)
>>31(GM)

話しかけられた。
驚きはしない。

「あ、ども……大食いの。
 キョーミっつーか、まあ、折角だからってトコッスね。」

「ウチも関わってる? らしいッスし。
 まあ、その辺の『上』のアレコレはよく分からねーが……」

ダイナーは単なる飲食店ではないらしい。
そこについては、スミシーも分かっている。

               ・・・・ともかく。


「矢を……キャッチしたぜッ!
 やりやがるな、あのスタンド捌き。」

(人型のヴィジョンがあるスタンドってのは、あーいうとこ便利だな……)

牽制の一発とはいえ、見事。
相当に高度なスピードと精密さ。

      (……だが、どう攻める気だ、こっから? あの冷蔵庫を使うのか?)

35 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 20:33:40
>>31 (GM・穂村)

         ズバ
                  シィッ!!



「! うひゃあ――――――」


  「挨拶代わりの一射も、
   『弓矢なんて屁でもない』って余裕のキャッチ!
   挑戦者は精密さに自身ありって感じだ!」


 初手の攻防だけで二人の手練具合を感じるぞ……
 挑戦者は僕とそう変わらない年のはずなのに……ムムム、スゴイなァ!
 にわかに興奮してきた。


 「和尚さんはヴィジョンが見えないけど……
  弓矢を出したり消したりするのが能力なんですかね――?

  接近されると厳しそうだけど……」

36 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 20:33:54
>>31>>35(GМ・久染)

「太田垣のスタンド、
 マジやべーな。
 この馬鹿と交換して欲しいくらいだわ」

             『シュン…』

「手元離れてるのに矢消したな。
 ムムッ、よくわかんねーぜ」

37 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:34:06
>ALL

       バカァ!


『太田垣』は『冷蔵庫』の扉を開く。
……心なしか『嬉しそう』だ。

       ザッ                     シ
                  ザッ          ャ
                               ラ
                               ・.
       ≪『慧観』選手、接近です!        ’
         弓矢を捨て、錫杖に持ち替えて『接近』ッ!≫
                                          シャラ ン
                                               ・ .

       ≪生身とスタンド、その戦力差を知って尚、歩みを止めなァァ―――い!!≫

『弓』を解除し、『錫杖』に持ち替えた『慧観』は『太田垣』へと接近する。
迷いのない足取りだ。

>>32(鈴元)
>>33(東雲)

     「一つ、気になる点がある。
      チェーンソー・パフォーマーの『反町』との試合、
      ヤツは『引き分け』に持ち込んだ。『不死身』と名高い男だった。

      スタンド使いが二人掛かりで、ようやく『鎮圧』したと聞く。
      どうやって能力を『無効化』したか、――――チッ、喋りすぎだ」


>>34(スミシー)
「あれはヴィジョンの技量、ヤツの実力じゃあねェ。
 あの『冷蔵庫』をどうするか、『太田垣』を褒めるなら、そこからだ」


『ニコン』は静かな口調で呟いた。


>>35(久染)
>>36-37(穂村)
「確かに君の言う通り、
 ヴィジョンがなければ『格闘戦』は困難だ。

 だが、あの接近は『勝算』があってのものだろうね。
 今の一射から判断するなら、『技量』を封殺出来る方法があるか――――」

38 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 20:35:19
>>38

「……そーいうモンか?
 ファイターがそう言うならそーなのかね。」

(別にホメてもいいじゃねえかよォ。
 ……ファイター的には、そーいうのはいらねえってことか?)

ともかくだ。
坊主が次に発現したのは――

「……ありゃあ、杖? 錫杖ってやつか。
 坊主っぽい武器を発現する――」

        「それだけなら……
         近づくなんてことはしねえわな。」

太田垣の様子も気になる。
『ニコン』も言っているが――あの冷蔵庫。

(スピードや精密さはスゲーが……
 あれを投げたりするパワーはねえだろ。
 能力でどうにかするんだろーが……)

いったい、何をする気か?

39 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 20:35:40
>>36 (穂村)

あッ、
スタンドさんが露骨にシュンと落ち込んでいる……
公共の場でそんなこと言われてちょっとかわいそうだ。

「ス、スタンドさん、
 ポップコーン食べますゥ? コーラとか……」

なんとか外野からフォローを試みる。



>>38 (GM)

 「! そんな……
  まさか自ら接近していくなんてッ!」


予想に反する慧観の動きに驚きの声をあげると、
横からキムの冷静な解説の声。


 「『封殺できる方法』」

   「単に消したり出したり……
    だけじゃあないってことですか?」


  「ゴクリ…」

生唾を飲み込み、
心配げに太田垣の次の一手を見守る。

40 トミー『ラム・オブ・ゴッド』 :2021/04/30(金) 20:35:51
>>38
「(弓に。錫杖。ふむ)」

「(冷蔵庫で何をする? 何か入れている――のかな。そういやアイス買っとかないとな)」

おやつの心配をしつつ、観戦だ。
ここから、一体どう転がるのか・・・

41 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 20:36:04
>>38>>40


       『イインデスカ!!
        我ハ武道ヲヤッテイルノデ
        常ニ空腹デス!アリガタキ幸セ!』


「ダンスやってるから、
 みてーに言ってんじゃねーよ。
 あんまり餌上げすぎると、たまごっちみてーに病気になっから。
 ほっとけほっとけ」

          『我、食事ヲ摂取シタ記憶ナイノデスガ・・・』


「『弓』の次は『杖』出したぞ。
 てっきり『弓矢』がヴィジョンかと思ったけどよ。

 ッと太田垣が冷蔵庫に近づいたぞ!
 あの中に俺のお母さんが入ってるサプライズか!?」

42 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:36:46
 >   「それでは、しばしのお別れ…でもってShowtime!」

            バタムッ!

     ≪な、な、何を考えているんだァァァ〜〜〜〜〜!?
       『太田垣』選手、引きこもったァァァァ!!!!!!≫

     ≪い、今ほど『解説』が欲しいと思ったことはありません!
       誰か説明してください!? 一体、意味あっての行動なのかぁぁ!!!≫

     ≪これには『慧観』選手も思わず苦笑いィィ―――≫

『太田垣』は冷蔵庫に入ると『サードマン』を重ね合わせ、扉を閉める。

                      「摩訶般若波羅蜜多心経」

                      「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五」

                      「蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空空不」

『慧観』は念仏を唱え、悠然と歩み寄る。

>>39(スミシー)
>>41(トミー)
「どうやら、『棺桶』は自前で用意したみたいだな。
 ――――四つの箱、あれが能力に関連しているのか?」


      「いずれにせよ、杖や矢じゃあ『破壊』出来ねぇ。
       つまり、あれを『打破』する手段が『慧観』に求められるわけだ」

真剣な表情で試合を観戦する『ニコン』。
面白みには欠けるが、ファイターらしい姿勢なのだろう。

>>40(久染)
>>42(穂村)
無言の笑顔で『クァンガン』はトッポギを『シュニッケンズ』に差し出した。

       「『オモニ』にせよ『アボジ』にせよ、
        『格闘戦』とは全く別のアプローチが必要になる。

        ヴィジョンを封じる、使えなくする方法、『慧観』に問われるのはそこだ。
        先の二戦は『ミツバチ』と『刀』、ヴィジョンの格闘はなかったからね」

43 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 20:37:31
>>42

「ん?なんで?」

冷蔵庫に隠れて何をするつもりだろうか。
しかも内部に。
杖で冷蔵庫を叩ききることは出来ないかもしれない。
しかし袋小路だ。

「尾藤さん。どう思いはる?」

とりあえず聞いてみよう。

44 トミー『ラム・オブ・ゴッド』 :2021/04/30(金) 20:38:04
>>42
「ぼくなら一撃だが」「・・・ン」

そう、どうするつもりなのか。
つい『自分なら』って考えを口に滑らしてしまった。

「余裕はあるようですよ。お坊さんには」
「ただ」

ちょっと声も出した方が考えもまとまりやすい、と思い直して、ちょくちょく会話もすることにしよう。

「何の意味も無く用意した箱、というわけでもないでしょうし。自分で入るのはびっくりですけどね」

45 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 20:38:36
>>42 (穂村)

「えッ
 病気になっちゃうんですか? ……ウッ。ふふ」

二人の漫才みたいなやりとりに思わず吹き出しそうになる。
仲いいんだなこの二人……。
食べたければ好きにつまんでどうぞって感じのスタイルはとっておく。

そして試合に注目だ。


>>43 (GM)


生ツバを飲み込み注視していた太田垣の次の一手、
それはなんと―――『引きこもり』ィ!?


   「な、なんだそりゃああああ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?
    こんなのアリですかッ? キムさんッ!?」


 「冷蔵庫に出口なんてないッ! カンヅメになるだけだ!
  こんなの相手に接近&仕込みの時間を与えるだけでは――」


   「な、なにやってんだ挑戦者―――
    早く出ないと近づかれるぞ――――ッ!」


  思わず大声が出る。

46 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 20:39:03
>>43

(良の能力――
 社交界でチラっと見た気もするが……)

詳細までは知らない。
どういう能力なのかも。

「棺桶ってよりは――
 脱出マジックでもやる気っぽいが。
 ……まさか隠れるための仕掛けとは思えねー。」

ここはアリーナ。
逃げも隠れも、意味はないはず。

(ショータイムだと?
 なにかイカす策でもあんのか――)

          ・・・・何をする気だ?

対する慧観は。

「近づいてくってことは、手はあるんだろうぜ。
 焦ってる感じもね―。様子見って感じもねー。」

物体を発現する能力はいくつか知っている。
それらはたいてい、物体に副次的な能力がある。

       (念仏なんて唱えてやがる。
        ……坊主だからか? それか、あれも能力か?)

47 . :2021/04/30(金) 20:39:28
.

48 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:39:45
>ALL
               ザッ

                      「異色色即是空空即是色受想行識亦復如」


               ザッ

                      「是舎利子是諸法空相不生不滅不垢不浄」


               ザッ

                      「不増不減是故空中無色無受想行識無眼」


至近の冷蔵庫に左手を翳し、『慧観』の足が止まる。
念仏だけが響き渡り、実況の声も止まっている。
どうやら、互いに出方を伺っているようだ。


>>44(鈴元)

     「ははぁん、『読めた』ぞ。
      四つの『冷蔵庫』、これがスタンド能力のキーか」

     「『箱』と『箱』の中身を『瞬間移動』させる。
      『太田垣』め、そういう『脱出ショー』を見せる気か」


悟ったような表情を作り、『尾藤』は『鈴元』へ自慢気に語る。


>>45(トミー)
>>47(スミシー)
「何にせよ、注目すべきは『慧観』だ。
 どういう能力かは、ハッキリ言って『二の次』だ。

 未知の能力にどう対処するか、ファイターの真価はそこで問われる」


>>46(久染)
「あ、ありかなしかでいうなら」

       「――――な、なしかな……」


これにはB級ランカーの『クァンガン』も予想外のようだ。
明らかに戸惑っている。

49 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 20:41:55
>>48

「ブフォッ」

予想外の行動に思わず、
飲んでていたオレンジジュースを吹き出した。


「志村ー!後ろー!出てこい出てこい!
 身をもって冷蔵庫の安全性を確かめてる場合じゃねーって。
 おまッ、おまっ!これマジやべーわ」

50 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 20:42:19
>>48

「ナルホドな……そいつは、確かに。」

そこは同意できる。
このアリーナに限らず。

(……そうは言うが、どう出やがる?
 あの坊主の動きも、なんとも不気味だぜ。)

意味のない接近で、念仏なのか?
それとも――

          「……」

「……膠着か?
 迂闊には動けねーわな、どっちも。」

坊主は罠を警戒するだろう。

太田垣は――なぜ入ったのか?
そこが分からないが……策なら、切り時を探っているのか?

51 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 20:42:35
>>48

「さすが闘士さんやね。」

尾藤の意見が正しいかどうかは分からない。
しかしここで闘う人間であるのだから、鈴元以上の見極めができるに違いない。

「じゃあ太田垣さんは他の冷蔵庫ん中移動して攻撃するつもりなんかな?尾藤さん。」

先ほどみたスピードと精密性で突然攻撃されれば
敵も面食らうに違いない。

「お坊さんも一気にはいかんのやね。」

ますますもって太田垣に有利な状況なのではないか?
もしも太田垣が『箱』から『箱』に移動する能力ならの話ではあるが。
いや、あの坊主もただ念仏を唱えているわけではないと思うが。

52 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 20:42:48
>>48 (GM)

「………………
 ………………
 ………………マジで出てこない」


念仏だけが反響する不気味な沈黙。
時間の流れがひどく遅く感じる……


「や、やっぱりこういうのは
 アリーナでも珍しい展開なんですね……」

「つ、つぎ動きがなかったら、野次を飛ばそうかな さすがに……」

53 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 20:43:08
>>49

    「いや、
     これスゲーぞ。
     おいバカ、これ」   『承知!』

シュニッケンズに手荷物を持たせ
スーツのポケットに入れておいたスマホを取り出し、
闘技場へとカメラを向け

          パシャッ  パシャッ


「ッぶねー。ぶねー。 
 写真撮るの忘れてたわ。」

54 トミー『ラム・オブ・ゴッド』 :2021/04/30(金) 20:49:13
>>48
「(普通なら――)」

先程も言っていたが『棺桶』だ。
自分から退路を断つ。それは気持ちとして理解出来るが、ここでやる意味が無い。
ということは単に入っただけではない筈だが――

「(『開ける』か? ぼくなら開けない。叩いて潰してから中身を確かめる)」
「あるいは『瞬間移動』・・・のような能力とも考えられるが・・・」
「武器を出せるなら、あの坊さんは槍でも出してくるかな」

宝蔵院は寺の名前だ。

55 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:49:34
>>47,>>53(穂村)
>>52(久染)
観客達も痺れを切らし、ブーイングを浴びせている。
そして、隣の『穂村』はスマートフォンを取り出し、撮影までしようとしている。

               パシャッ!

                        「――――と、ソイツはNGだ」

スマートフォンに撮影されたのはドアップの『トッポギ』だ。
『フー・シュニッケンズ』のスピードに合わせ、『クァンガン』は撮影を妨害したのだ。

     「撮影は禁止でね、漏洩の恐れがあるだろう?
      ――――まっ、僕も『トッポギ』を持ち込んでるしね。
      黙っちゃあいるからさ、その写メはぐるなびにでもアップしてくれよ、ハッハッ!」

>★『観戦』について★
>・会場内への飲食物、危険物の持ち込みは禁止されています。撮影もご遠慮下さい。

>>51(鈴元)

    「ああ、背後からの強襲を狙っているのは明らかだ。
     さっきの観客も『志村ー、後ろ後ろ』と叫んでいたな。
     やはり、侮れんものよ。読みを同じくするファイターが隠れているとはな」

気を良くした『尾藤』はペラペラと喋っている。
どうやら、『尾藤』と同じレベルの観客も混じっているらしい。

>★『観戦』について★
>・また、度の過ぎる能力推理やアドバイスも御遠慮下さい。ライブ感をお楽しみ頂ければ幸いです。

>>54(トミー)
「槍? 最早、個人の『兵力』を問う状況じゃあねェ。
 あそこまで時間を掛けるには、今までの『武器』じゃダメなんだろう」

>ALL
         「多咒即説咒曰」    「掲諦 掲諦 波羅掲諦 波羅僧掲諦」

         「菩提薩婆訶 ――――『般若心経』」


異様な光景に観客達も押されていたが、
『般若心経』が途切れれば不満の声も聞こえてくる。


     「何してんだよ葬式じゃねぇんだぞ!」


                 「出てこいよ太田垣!」


     「坊主テメェーも攻めろや!」


罵声を意に介さず、『慧観』は『般若心経』を詠み終えた。
そのまま翳した手を押し込み、

                              ガァンッ!

あれは、『梵鐘』だ。翳した手から突如現れ、『冷蔵庫』の上から覆い被さる。
そして、そのままコンクリートの床に手を付き、


       「秘技・『安珍殺し』」


                     ボワァァァ〜〜〜〜〜ッッ!!


              ボボボボボボボボ―――――


アリーナの床が燃え広がるッ!
あれは『大文字』、京都の『送り火』だ。

56 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 20:49:50
>>55
「おーッ悪ィ悪ィ。
 俺、ランチの写真をinstagrammにあげるOLみたいな所あるからよ。
 めっちゃ反省だわ。てへぺろ」

         『老師、ルールを守って
          楽シク観戦シマショウ。
          ソシテ、『闘士』達カラ『技術』ヲ学ビ、
          我ラノ夢デアル『スタン道』ノ完成ヲ――』

「いや、目指さねーけどよ。
 ちょっとうるさいんで黙ってて貰えないですかね元太君」

          『救命阿ッ!』

スマホをしまい込んで、闘技場に目線を戻す。

「ッて炎上してるじゃねーか。
 坊さんやべーな」

57 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 20:50:04
>>55

「……ありゃあ、鐘?
 まさか、音で攻め――」

その予想は、一瞬にして覆された。
 
          「――――炎!?」

「鐘はともかく……あの炎! 火力!
 ちょっとついでに炎も出せるんですよ〜って感じじゃねえぞ。」

炎――いや、大文字。
それが何を意味するかは分からないが……

「こうなったら、もう中にはいられねー……
 かといって出るには鐘が邪魔だ。
 マジに、棺桶……火葬そのものじゃねえかッ!」

         (だがっ! 炎はともかく――
          外から仕掛けてくる可能性は良も考えてるはず。)

ここからどうするか――
さっきとは立場が逆だが、『対応』が問われるシーン、か。

58 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 20:50:17
>>53 >>55 (穂村・GM)

「さ、撮影!
 そんなことしていいんですか―――えッ?」


隣席から伸びる静止と注意の声。
み、見えなかったけど……一体いつの間に?


一瞬あっけにとられていたが、
観客の怒声に意識が会場に引き戻される。
…………『年季』を感じるブーイングだ。


 「って! 今度は『鐘ェ』!?
  それに『火』! いったいどこから……
  なんとも典型的だが効果は歴史が保証済み!

  逃げ場ゼロの『城攻め』だ――――――ッ!」

59 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 20:50:31
>>55

「矢ぁ、杖の次は鐘っちゅんはなんや変な感じするわ。」

「お坊さん、ずっとお経唱えてはったんも気になるけど。」

坊主なのだから経くらい唱えるだろう。
それに今から太田垣を倒すつもりなら経を唱えるのも悪い判断ではない。
鐘は冷蔵庫の上に覆いかぶさっている。
まだ中にいるのなら何らかの覚悟をしておいたほうがいいのだろう。

「安珍殺し?」

故郷、京都の五山の送り火。その中でも有名であろう大文字を髣髴とさせる火だ。
風流だ。

……鈴元の記憶が正しければ
安珍は清姫から逃れるために鐘に隠れたが蛇に変わった清姫に焼き殺されている。
僧である安珍の死をこの坊主が再現する気ならなかなかに面白い光景である。

60 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 20:50:51
>>55

「ふむ」
「あの太田垣ってヤツは・・・相当な『博打打ち』か」
「あるいはよほど自分のスタンドの『奇襲』能力に自信があるんかのう」

いきなり冷蔵庫に隠れた太田垣を見て、呟く。
慧観は、太田垣のスタンドのスペックを見てなお接近戦に持ち込もうとした。
つまり、それに更に打ち勝てる自信があることになる。もちろん、そこには『エンプティ・エステート』の能力が絡んでいるはずだ。

あくまで自分の考えだが、堅実な選択なら、可能ならば防御や回避に使える策を講じつつ、応戦する。
そこで慧観は、太田垣のスタンドに打ち勝てる能力を見せるのだろう。
恐らくダメージは食らうだろうが、敵の能力を見られるなら悪くはない、と思う。
後はどれだけそのダメージを下げられるか、だ。

しかし太田垣は、戦闘を避けて持ち込んだ冷蔵庫の中へ隠れた。そこから不意をついて『反撃』するつもりなのだろうか。
自ら突っ込んでくる慧観を警戒しているのかもしれないが、しかし相手の動向が見られないデメリットもある。
あるいは、潜みながらも相手を観察できる能力なのかもしれないが。
うまくいけば、相手の能力をかわしつつこちらが攻撃を加えることができる、最高の流れだ。

だがその『反撃』の策が奇策であればあるほど、失敗した時のリスクも大きかろう。
ましてや相手の能力が分からない状況では、成功するかどうかも不確定要素が強い。『ギャンブラー』だ。

「…気ィ張れよ、太田垣」「『流れ』、持ってかれんようにな」

はたしてあの炎は、太田垣のスタンドに効くのだろうか。

61 トミー『ラム・オブ・ゴッド』 :2021/04/30(金) 20:51:04
>>55
「・・・(おいおいおいおい〜ッ。解除すればいいと思っているんだろうが、かなりヤバいんじゃないか?)」
「(火はヤバいだろう・・・火は)」

気になるのはやはり『太田垣』の行方だが、まだ冷蔵庫の中にいるとするならば相当危険だ。
梵鐘を持ち上げることができる・・・なら、望みはあるかもしれないが・・・

「(に、しても)」

「(やはり一貫性に欠けているように見える。共通点はあるかな。『弓』。『錫杖』。『梵鐘』。『大文字焼き』・・・)」

「失礼、『あそこまで時間をかける』とは、どういう?」「あの『般若心経』のことですか? いま終わった・・・」

62 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:51:19
>ALL

    ≪あれは『梵鐘』、寺院に置かれた大型の鐘です!
      『除夜の鐘』で皆様も御存知でしょう、日本最大は『飛龍の鐘』ッ!≫

    ≪その大きさは『直径2.8m』、高さは『4.5m』、
      そしてェ、その重さは『一万貫』、――――『37.5トン』です!

      『慧観』選手の発現した『梵鐘』はそれより小さいですが、
      それでも冷蔵庫を覆っても尚余りある大きさ、加えて『火攻め』です!
      容赦のない、慈悲を忘れた『最善手』ッ! これには『太田垣』選手はひとたまりもないィィ―――≫


     「あ、あれって『反町』を倒した技だろ……」

               「ああ、あの時は『音』だったが……」

     「銃弾でも死なない『反町』も、『音』は効果的だったからな」

     「『振動障害』、『難聴』、ファイターとしては『再起不能』だろ――――」


『森田』の実況によって、観客達もざわめきはじめる。
文字通りの『必殺技』、『安珍殺し』の名は伊達ではないということだろう。


>>59(鈴元)
>>60(東雲)
「当たり前だ。アイツは『テレポーター』だからな。
 今から背後の『冷蔵庫』をコッソリ開けて、不意を突く。

 いかなるスタンド能力も、背後から殴れば無意味となる。
 少々あっけなかったが、勝負の常でもあるな――――」

                        「おう、ビールを一つ。
                         そこの少年二人に、コーラだ」

すっかり安泰と決め込んだ『尾藤』は売り子に飲み物を要求する。
推論に推論を重ねて結論付ける『尾藤』の浅はかさに反し、『東雲』は冷静だ。
不意打ちのメリットを思索しつつ、能力の推理が及ばない段階での『奇策』を危険視する。

           「……おい、遅すぎやしないか?
            何をしている『太田垣』、観客を焦らしてる場合か?」

痺れを切らした『尾藤』はビール片手に『梵鐘』を睨む。
二人にも『コーラ』が手渡される。周囲の観客も飲み物を頼んでいる。
どうやら『長丁場』を見越しているようだ。緊張による喉の渇きもそれに加わる。

>>57(スミシー)
>>61(トミー)
「あの鐘を持ち上げるのは、スタンドじゃあ不可能だ。
 『クレムリンの鐘』よりも小さいが、それでもざっと『20トン』はあるな。

 レイチェルの『ブロンディー』のような圧倒的パワーを利用し、
 傾けるのに全力を費やしても『タンクローリー』が限界だ。
 ヴィジョンを超えた、『力押し』ではない『応用』が求められる場面になる――――」


灰色の目を鈍く光らせ、『ニコン』は真剣な口調で事態を憂う。
その目には『好奇心』が宿る。今始めて、彼は『太田垣』に注目しているのだ。


    「いや、あれがどうとかじゃあねぇ。
     『籠城』を選択した時点で、時間を掛ければ有利になるのは『太田垣』だ。
     それでも尚、性急な攻めを見せずに『時間』を掛けた。

     つまり、『慧観』もまた、『時間』を掛けるだけのメリットを有している」

>>56(穂村)
>>58(久染)
「実を言うと、僕は同種の『箱』から『箱』へ『瞬間移動』する能力と考えていた。
 冷蔵庫から冷蔵庫へテレポートし、『慧観』住職の背後を突く作戦だと。

 ――――だが、ここは『アリーナ』だ。『実況』が、『観客』の目がある。
 移動を伴う『不意打ち』では衆目の反応でバレてしまう。
 そんな技を使うわけがない、これは僕の予想が浅はかだった……。

 そして、不意打ちが出来るなら今のように時間を掛ける理由は『太田垣』君にはない。
 まさかとは思うが、――――もう『詰んでいる』んじゃあないのかッ!?」

『クァンガン』は『トッポギ』を食べるのも忘れ、試合を見守っている。

63 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 20:56:15
>>62

「あんままやったら
太田垣さん焼け死んでまうわ」

勿論このままやられることはないだろう。
なにか策があるはずだろう。
闘士なのだから。

「長なりそうやねぇ。」

「ああ、おおきに。」

コーラを受け取る。
長いとか短いとかはわからないが
周りの雰囲気から
そういう感じだろうと思う。

「……太田垣さん大丈夫よね?」

64 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 20:56:30
>>62
「いやいや」
「いやいやいやいやッ」

首をぶんぶん振る。

「箱に閉じこもって火あぶりって、
 マジシャンのお得意マジックじゃねーか。
 こっからドーン!ってマジック披露するんだろ。
                  だよな?」

65 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 20:56:54
>>62 (GM)

 「な……
  なんてスケールのスタンド攻撃!

  籠城するならその城ごと包んで焼いてしまおうなどと!
  この灼熱地獄に逃げ場も容赦もまるでなしッ!

  しかしこれが坊さんのやることかッ!」


 思わず身を乗り出して絶叫すると、
 周囲から次々と聴こえてくる不穏な言葉に背筋が凍る。

 『障害』 『再起不能』 『詰んでいる』…………


「そっ そんな…………
 これじゃあ中の様子がわかりませんよッ!
 炎の熱と酸欠!
 すでに『KO』――
 いや、それ以上の事態になっている可能性もあるのでは……!?」


 「な、中はどうなってるんだ!
  挑戦者は生きてるのかァ――――――ッ!」

66 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 20:57:07
>>62

「20トン〜〜ッ……!?
 なんじゃそりゃ、いや、まあ、それくらいのサイズではあるが……!」

「ナルホド、そりゃ力押しじゃあどうにもならねーわな……」

規格外の重さだ。
伊達に長い準備はしてないってことか。
太田垣のスタンドにはパワーはそれほどなさそうだし、先ほどのようなスペックでの対処は不可能。

(レイチェル? 誰だそりゃ……いや、この流れだし、有名ファイターってとこか。)

「……良の野郎、マジで何か仕込んでるんだろうなァ〜〜ッ。
 いや、仕込んでたとして……こっからどう脱出しやがるか……」

なんとなく隠れてみました、ってわけはないんだろうが……

67 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 20:57:26
>>62(GM)

「ありがとうございます」

『ペコリ』

感謝を述べつつ頭を下げ、コーラを受け取る。
果たして尾藤の予測通りになるかどうか。少なくとも、周囲の観客は
この人の予測とは逆の結末を想定しているようだが。

>>63(鈴元)

「少なくとも死にゃあせん。その前にストップがかかるようになっちょる」

不幸中の幸いか、少なくとも武器を発現している『エンプティ・エステート』と違い、
太田垣のスタンドは全く能力を見せていない。ここからどうにかできる可能性もある。
仮にまだあの冷蔵庫の中に太田垣がいるのならば、むしろここは能力を使わざるを得ない場面だろう。

68 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:57:42
>ALL

        ガゴッ

                ォォォオオオオオ――――ン


何かがぶつかる音が鳴り、か細い鐘の音が響き渡った。
中の冷蔵庫が傾きでもしたのだろうか。


       ≪悪戦苦闘か、『太田垣』選手ッ!
         『慧観』選手、念仏を唱え始めていますッ

         『ファラリスの雄牛』もかくやという『拷問』に、
         何のためらいもありませんッ! 怒りか、憎しみか!?≫


『慧観』は念仏を唱え始めている。
状況に変化はない。

>>63(鈴元)
>>67(東雲)
「何、いざとなれば『ギブアップ』もある。
 拍子抜けだろうが、『再起』もまた――――」

ふと、ビールを飲む『尾藤』の手が止まる。
『鈴元』、『東雲』もまた、ある不安が脳裏を過る。
『ギブアップ』という制度は、当然ながらファイターの『アクション』によるものだ。
だが、今の『太田垣』にギブアップを伝える手段はあるのだろうか……。

>>64(穂村)
>>65(久染)
「彼にはアリーナとの『因縁』がある。
 息子を殺された怨み、過去の『屈辱』は力になる。

 ……いや、違うな。力を振るうだけの『理由』になる。
 あの所業を許容出来るだけの『怒り』が、彼の中には眠っている」

>>66(スミシー)
「物質を変化させ、一部を破壊することは出来るだろう。
 ……だが、今に至るまでその『手』は打っていない」

                     リ バ ー サ ル
      「――――どう出る、『表裏一体』」

69 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 20:58:04
>>68

「……動きがねー。手があるなら打ってる頃だと思うが……
 何か、こう、何か――やってるんだろうな、アイツよォ〜〜ッ。」

太田垣の動向が気になる。
そして、慧観の念仏。またもや何か仕掛ける前触れなのか……?

ガゴッ

                ォォォオオオオオ――――ン


「今の音ッ! こりゃあ、脱出の……
 反撃のための『音』なんだろうなァ〜〜ッ……
 クソッ、見えねーのがもどかしいぜ。」

(このままじゃあ、マジで火葬だ。
 万策尽きて、もがいてる音だとは、思いたくねえが……!)

しかし実際何の動きも見えない。
手は打っているのか?

それとも、この梵鐘作戦は流石に予想外だったのか――?

70 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 20:58:17
>>68
「へェ。よくわかんねぇが、
 彼氏がガンで死んだ後に子供を授かったケータイ小説びっくりな、
 バックボーンがこの坊さんにあるわけな。 

 おッ、なんか中からガンガンやってんぜ。
 出てくんのか?冷蔵庫の中から出てくんのか?
 やるのか?やらねーのか?」

71 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 20:58:31
>>68

「鐘の音はきれぇやけど、ここで聞きたくは無かったわぁ。」

内部から破壊を試みているのだろうか。
鐘を冷蔵庫で破壊するのは難しそうだ。

「当然なんやろうけど、お坊さん容赦せんみたいやね。」

このまま一気に勝ちまで持っていく気だろう。

>>67

「まぁ、でも止められるんやったら……ん?」

鐘の中にいま太田垣は閉じ込められている。
鐘はあの坊主の能力なのだから坊主にその気が無ければ消せないのではないか?
それはつまり太田垣の生死を握っているのはあの坊主であるということだ。

あの坊主が殺そうと思えばいつでも殺せるのではないのか?
太田垣は先ほどのように鐘をガンガン鳴らさなければ
ギブアップの意思を示しようがないのではないか?

「お二人さん。太田垣さん、大丈夫なんよね?」

本当に太田垣の能力が瞬間移動なら大丈夫だろう。
本当にそうなら。

72 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 20:59:06
>>68


 「な……あ、『アリーナに息子を殺された』?
  それは一体―――」


  「…………! あッ!

   か、鐘の中から音がッ!

   挑戦者――太田垣さん、
   意識はあるのか? それとも――」


 思わず身を乗り出す。

 今はただ、
 挑戦者の『奇跡の脱出』、
 その瞬間が見れることをただただ祈るのみだ……

 言葉も忘れ、ステージ上に意識を集中する。

73 トミー『ラム・オブ・ゴッド』 :2021/04/30(金) 20:59:23
>>68

「・・・鐘が」

鳴った。
中々、これが『演出』だとしたら、中々に凝ったものだとは思う。

「フム・・・『表裏一体』。今更だけどそういえば、なんとなく親近感を覚えるよなあ」

『壁抜け』なんか、得意そうなあたりが特に。

74 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 20:59:37
>>68(GM)

まさか、だが。

「・・・・・・・・・・」

「尾藤サン、今までにこういう状況はなかったんか?例えば選手と
 意思の疎通が図れる『スタンド使い』なんかはおらんかったんか?」

自分よりも、このアリーナでの試合数が多い尾藤に訊ねる。
選手の姿が確認できない状態で、試合が進む。こういった場面を『アリーナ』は想定していないのか?

>>71(鈴元)

「・・・・・分からん」「一般人ならその気になりゃあ鐘ん中までは見れるじゃろうが」
「・・・確かに冷蔵庫ん中の姿は見えんじゃろう」

「じゃが本来、命のやり取りをせんはずの場所で、あの坊さんだけが太田垣の命を奪おうとしちょるんなら」
「わしゃあ壁をブッ壊してでもアイツをブチのめしちゃるけぇ」

まだ動くべきではない、アリーナの他の様子を伺う。
これも運営側の想定内なのか。それともあからさまに動揺しているか。

75 『六道辻』 :2021/04/30(金) 20:59:58
>ALL
                    ――――ガタッ

      ォォォオオオオオ〜〜〜〜〜ンン

無情な鐘の音がまたしても響く。
『慧観』は相変わらず『念仏』を唱えている。
その顔にはじわりと汗が滲んでいる。火元から離れず、至近に佇んでいるからだ。


    「んだよこれ、試合じゃねぇだろ!」

         「坊主てめぇーナメんじゃねぇぞ!」

    「出てこいよ蝶ネクタイ!」

         「パチカスのガキになりてぇのか!?」


    ≪え、えぇーー、落ち着いてください!
      モノを投げないで! 『太田垣』選手、中々出てきません!

      詳細こそ語れませんが、『ザ・サードマン』であれば、
      梵鐘から出てくるのは容易いと思いましたが、
      何か策あってのことなのでしょうか!?≫


膠着した試合への不満から、場内の『ブーイング』もヒートアップしている。
実況の『森田』も何とか観客を宥めようとしているが、流石に難しそうだ。
傍から無線機を取り出し、何やら会話をしている。


>>70(穂村)
>>72(久染)
「『白岡知空』、半年前に試合の事故で亡くなった。
 三か月後、無言のままで現れたのが『慧観』住職だ。
 彼は以後の試合を全て観戦し、情報において圧倒的有利を得てからファイターになった。

 生きていれば『太田垣』選手と同い年だった。
 手心を加えると思ったが、……そんなことはなかったな」

もう一度、鐘の音が響く。


>>69(スミシー)
>>73(トミー)
「チッ、万策尽きたみてぇだな」

『ニコン』は残ったビールを煽ると、おかわりを売り子に要求する。
ついでにハンバーガーを受け取ると、無作法に噛み千切った。

     「お前、あのファイターと知り合いなのか?
      ……どうだ? 無理なのか、ソイツは」

>>71(鈴元)
>>74(東雲)
「ああ、大丈夫だろう。
 ……おい、しっかりしろ! 太田垣!

 テメェ、これで終わりなら承知しねぇぞ!」

『尾藤』が怒鳴り声を上げるが、応えるのは鐘の音だけだ。
『東雲』の質問に対し、苦虫を噛み潰した表情を作った。

    「いや、そもそもその必要がなかった。
     知っての通り、『リングアウト』の時点で敗北だ。
     選手の姿が隠れるというのは、本来は想定してはいない。

     俺の『鏡花水月』は『評価』を耳にした者の視界から消える能力だ。
     会場の外で試合を見ていた者なら、俺の姿は見えていたはずだ」

現状を想定していないのは確かなのだろう。

76 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:00:13
>>75

思ったよりも、事態は深刻なようだ。

「太田垣がうまいことやらんと、その命はあの坊さん次第っちゅうことか」

ここで彼がうまく逆転の目を見つけてくれれば良いが、そうでなかった場合
敗北は確実、最悪その命までも絶たれてしまうかもしれない。

「………」

珍しく太田垣に肩入れする尾藤に、やや驚きながらも、
改めて自分もリングの上の鐘を見やる。これすらも策の内というなら、大したエンターテイナーだが。

77 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:00:27
>>75


「『半年前に事故』で……?」


 それをわざわざ『アリーナで殺された』と言うからには、
 なにかしらの『過失』がアリーナ側にあったということなのか?


「『弔い戦』、あるいは『仇討ち』……と、
 そういうことなんでしょうか。
 B級になることで――」



と、観客の怒声が会話を裂く。

言葉遣いは相当ヒドいが、正直な話
彼らの言い分に同情できる部分がないわけじゃない。

これが興行として成立するのかどうか、
ギリギリの戦局が続いている……
僕も焦れったさに焼かれそうだ。

立ち上がり、ステージに向かって叫ぶ。


 「挑戦者ァ―――――――――ッ
  アンタ まだ戦えるのかァァァ―――――――ッ!」


     「頼むから奇跡を見せてくれ――――――ッ!」

78 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:00:43
   「テメェーの料理教室じゃねぇンだよ住職ッ!」


                   「寺に火ィ付けっぞゴルァ!」


   「引きこもってんじゃねェぞ太田垣ィィ―――!!!」


                   「蝶ネクタイ千切られてェのかァアアン!?」


膠着しきった試合へのブーイングが止まらない。
金網を蹴り付ける客まで現れ始める。一歩間違えれば『暴徒』になるのは明らかだ。
念仏を唱えていた『慧観』だが、やがて『梵鐘』から視線を外し、観客の方を向いた。


              スッ


      「今、この会場にいらっしゃる『B級ランカー』は二人。
       『ニコン・C・カラシニコフ』選手、『キム・クァンガン』選手。
       『太田垣』選手の『ギブアップ』を運営側が認め次第、すぐに試合へ移行させて下さい。

       お二人が『急用』を思い出したのでしたら、『C級ランカー』へ残留致しましょう。
       『尾藤』選手を倒した『東雲』選手、ルーキーキラーの『相模』選手、
       この会場にいらっしゃる十五人の『C級ランカー』の方々に、『対戦希望』を致します」


             「皆様が『腹痛』を訴えるのでしたら、致し方ありません。
              長期入院中の『稲積』選手の治療費を負担し、会場へ送迎致すも良し、
              登録抹消をされた『小久保』選手の復帰試合を組むも良し、
              『セクションX』の方々を招致頂くも良し、運営側のスタンド使いを『選手登録』するも良し」


巨躯から発される歌うような低声が場内に響き渡り、ブーイングが鳴り止む。
『慧観』の表情は変わらない。大海の如く穏やかな笑みを浮かべ、そこにさざなみさえ立たない。


             「――――そして、『白岡知空』を殺害したファイター、
              彼との『遺恨試合』を組むも良し、この試合に代わる『マッチング』は様々」

             「聞け、修羅道に堕ちし蒙昧の迷い人よ。
              己に執着し、決別を忘れ、力に拘泥し、
              刹那の『勝利』にしか自己を見いだせぬ者達よ。

              ――――全員、この『地獄』から解き放ちましょう」


その言葉は己の甥を殺害した『ファイター』への果たし状であり、
会場にいる全ての『ファイター』への挑戦状であり、
闘争にのみ存在意義を持つ『アリーナ』への『斬奸状』であった。

79 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:00:55
     「挑戦者ァ―――――――――ッ
       アンタ まだ戦えるのかァァァ―――――――ッ!」


         「頼むから奇跡を見せてくれ――――――ッ!」


その最中、祈るような叫びが場内に木霊した。
一人の声援が、静寂に包まれたアリーナを切る。
『慧観』はその声に目を細め、

                l /
               ホ                 「!?」
                ゥ
                      ガクゥ.
               ヴ          \
                                i


突如、『慧観』は片足を引っ張られるようにバランスを崩した。
何が起こったかは解らない。その場から飛び退き、周囲を警戒する。
金縁眼鏡越しにハッキリと見える、その双眸は動揺の色を隠せない。


     ゴ
                     ゴ

      ゴ     ≪い、今ッ!?
              御覧になられたでしょうか!?≫
                                              ゴ     ゴ
             ≪突如、『慧観』選手がバランスを崩しましたッ!≫
                                                 ゴ
             ≪床を這う『炎』が持ち上がり、鎌首をもたげたッ!
              まるで『蛇』、燃え上がる『大蛇』が『慧観』選手に襲い掛かったか!?≫


驚きに上擦った『森田』の言葉通り、突如として『慧観』の傍にて『火柱』が立った。
さながら『雌伏』から『雄飛』へ、翼を羽ばたかせるかのようだ。
――――アリーナは、不気味な沈黙に満たされる。

80 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:02:17
>>78-79

鈴元涼は観客だ。
このアリーナの闘士ではない。
ただの観客で、何も知らぬ部外者のような立場だ。
異邦人のような立場だ。

坊主がこの闘いに色々思うことがあるのだろう。
それに対して鈴元は文句もなにもない。

「あ。」

誰かの叫ぶ声。
祈りのようなその声。どこかで……?

「あら?お坊さん、どないしはたんやろ。立ちくらみやろか?」

「や……太田垣さん。なんかしはったね。」

81 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:02:31
>>75(GM)

「……スタンド使いだ、って知ってる程度には知り合いだぜ。
 つっても、能力も知らねーし、『戦い方』も知らねー……冷蔵庫の用途もな。」

「……だがッ、もう無理とは思いたくねー。
 何か策はあるはずだぜ……きっとよォ……何か……ッ!」

……こうも、こうもあっけなくやられてしまうのか?

慧観の『勝利宣言』が響く。
歯噛みするスミシー。

「め、メチャクチャ言って、いい気になりやがってよォ〜〜ッ! なんつー坊主だッ!」

      「……」

太田垣は動きを見せない。
……終わったとは思いたくない。
だが、この状況。


             「…………ま、マジに……終わりなのか?」



      ・ ・ ・ ・いや!

(…………なんだ? 坊主野郎が、急にガックリしやがった……)

「…………まさかッ!」

反撃開始……か?
沈黙の中、謎の現象の、様子を見守る。

82 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:03:00
>>78-79



>      「今、この会場にいらっしゃる『B級ランカー』は二人。
>       『ニコン・C・カラシニコフ』選手、『キム・クァンガン』選手。
>       『太田垣』選手の『ギブアップ』を運営側が認め次第、すぐに試合へ移行させて下さい。

>       お二人が『急用』を思い出したのでしたら、『C級ランカー』へ残留致しましょう。
>       『尾藤』選手を倒した『東雲』選手、ルーキーキラーの『相模』選手、
>       この会場にいらっしゃる十五人の『C級ランカー』の方々に、『対戦希望』を致します」

「・・・・・・・・・・」

どうやら慧観には、少なくとも太田垣の命を奪うつもりはなさそうだ。
復讐心に駆られ、暴走する可能性も考慮したが、流石は坊主か。
アリーナを潰すとしても、非道な手段は用いない。そういう信念があるようだ。

だが。


>             「皆様が『腹痛』を訴えるのでしたら、致し方ありません。
>              長期入院中の『稲積』選手の治療費を負担し、会場へ送迎致すも良し、
>              登録抹消をされた『小久保』選手の復帰試合を組むも良し、
>              『セクションX』の方々を招致頂くも良し、運営側のスタンド使いを『選手登録』するも良し」


『ブチッ』

ここまで分かりやすい挑発を受けて、落ち着いていられるほど東雲は大人しくはない。
あからさまに表情を険しく変え、組んだその太い腕やこめかみに、血管が浮き出る。
ここが試合中でなかったら、即座にその挑戦を買っていただろう。

そう、試合中でなかったなら。だが試合はまだ終わっていないのだ。

           「じゃかあしいわ、アホんだらぁッ!!」

立ち上がり、大声で叫ぶ。

     「まだ決着はついとらんじゃろうが、他の相手ばっか見とらんで集中せんか!!」

                    「『油断』や『慢心』は、相手に、戦いに対する冒涜じゃァッ!!!」

そして鼻を鳴らし、腰を下ろす。
ヤツの言葉通りにもし太田垣が敗れた場合、即座に名乗りを上げてやろう。

83 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 21:03:32
>>79-80
「なァなァ」  『ハイ?』

「こいつらうるせえよな。
 やっぱ流石の民度っつーかよ。
 銀と金に出てくる分かりやすい汚い金持ちの方が、
 まだお上品だよな」

           「るっせーバーカ!」

振り向いて『太田垣』と『坊主』に罵声を浴びせる観客に、
罵声を浴びせてみよう。

「んだ、こいつら。
 もし試合がオジャンになったら、
 公康君の『ルービックキューブ』捌きでオーッて沸かしてやっけど
 ッて、お。
          お?  お?

 坊主が倒れて炎上してるじゃん。ヤベーわ。
 太田垣、なんかしたんか?これ、マジック炸裂か?」

『素晴ラシイッ!京成逆転デスカ!
 オォォ――――――ッ』

84 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:04:12
>ALL
           「じゃかあしいわ、アホんだらぁッ!!」

           「まだ決着はついとらんじゃろうが、他の相手ばっか見とらんで集中せんか!!」

           「『油断』や『慢心』は、相手に、戦いに対する冒涜じゃァッ!!!」

           「ナメんじゃねぇぞ坊主!」

           「ツブすぞハゲ!」    「ハゲ!」

頭上にてファイターの一人が怒声を荒げている。
それに続くように、何人かのファイターが怒号を響かせる。


                バシュッ


         ≪解除です! 今、『梵鐘』と『大文字』が解除されました。
           その『全貌』が明らかになるッ! ああっ、酷い有様です!≫


『火炎』と『質量』でダメージを受けた『コンクリート床』に、亀裂が産まれている。
そこには誰もいない。『脱出』に成功した『太田垣』、その所在は――――


    「『地下』に逃れましたか。
     ――――しかし、規定に」

    ≪『太田垣』選手、『地下』へ逃れましたッ!
      ルールによると『地下』はリングアウトとなりますが、

      『ザ・サードマン』は単純な『反転』とは別に、『亜空間』を形成した上で、
      『どんでん返し』を作り出せます! グレーではありますが、合法です!≫

『地下はリングアウト』、『慧観』の指摘よりも早く、『森田』の解説が唸る。

         ギィィ――――

                               バタムッ

        ≪現れましたッ! 満を持して、『ザ・サードマン』の登場です!
          あの『灼熱地獄』から二分弱、長い奮闘でしたが遂に戦場へ復帰しましたッ!≫

戦力に勝るヴィジョンを前に、『慧観』は何事かを呟きながら、


                        ガバァ


一歩下がり、傍に置かれた『冷蔵庫』の扉を開ける。

>>80(鈴元)
>>82(東雲)
「今、見えたぞ。
 ――――『床』だ。『床』が持ち上がった」


『尾藤』は目敏くも変化に気づき、床を注視する。
まさにその言葉通り、持ち上がった床板から『ザ・サードマン』が現れる。

>>81(スミシー)
「来たぞ、『太田垣』ィィ……」


     「ここからか、ここからじゃあねェか。
      『慧観』、ファイターを甘く見るなよ」


     「スタンド能力が明かされた、ここからはあっという間だ。
      『太田垣』は能力を隠す間さえ与えず、攻め続けるぞ――――」


筋骨隆々の大男、灰色の目を光らせて口角を吊り上げる。

85 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:04:29
>>83(穂村)
「観客が湧いている……」


       「流石は『慧観』住職、
        葬式仏教と蔑まれているとはいえ、
        人の心を揺さぶるのは『宗教家』の本懐か」


『クァンガン』は笑みを浮かべる。
今までの穏やかさではない、『野生』を帯びた鋭ささえ感じられる。

86 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:04:52
>>84(GM)

         ギィィ――――

                               バタムッ

「どんでん返し……
 あいつが『良の能力』……かッ!」

      「文字通りッ!!
       ひっくり返しやがった!
       ――つまり、形勢ってやつを!」

坊主――『慧観』は強い。
だが、太田垣はまだ、なんの強さも見せていない。

「もはや坊主の押せ押せムードじゃあねえ……!
 良、オメーのエンターテイメントでッ……!」

――そう、ここからだ。
ここからは。

       「……戦い方でッ!!
        お前のターンだぜ、ついに……!!」

『ザ・サードマン』が、慧観を翻弄するターン……だ。
もちろん、どうなるかは、分からないが。

87 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 21:06:28
>>85

「おお」

『オオ!素晴ラシイ!

 此処デ”スタンド”ヲ使い、文字通り”ドンデンガエシ”!
 今マデノ冷蔵庫ニル一見悪手ニモ思エル戦法ハ、
 コノ状況ヲ作る為ノモノカ!成程成程…!
 我ラニは決シテ、デキヌ!イヤ、シカシコノ技術・・・
 我ラノ”スタン道”ニ組コメナイモノだロウか。
 ”八極拳”の技術ヲ応用スレバアルイワ・・・!

     穂村老師ッ!クァンガン殿!侍殿(久染)!ドウ思イマスカ――ッ!』

          バッ

「なんつーか、アレよ。
 場の空気が一気に変わったな。
 おー、おー、いけ、いけー」

シュニッケンズを無視し、太田垣に声援を送る。

88 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:06:43
>>84

「・・・・・」


尾藤の発言に、流石と思い、同時に頭が急速に冷えていくのを感じた。
一人で熱くなってしまった自分とは違い、冷静に戦場を見据えている。
同じ『ファイター』であるからには、『アリーナ』に対する斬奸状へ何も思わないはずはないのに、だ。
自分も後は黙して、両者の戦いを観察しよう。

「『どんでん返し』…なるほどのぉ。面白い能力じゃ」

さて、間合いは近付いたようだが、『ザ・サードマン』に対し『慧観』はどう出るのだろうか。

89 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:07:10
>>84 (GM)
>>82 (東雲さん)

「!」

隣の東雲が叫んだため少し驚いた。
表には出さないが、心臓がばくばくと動く。

「おぉ、太田垣さん。」

ついに反撃開始か?

「なるほどぉ『どんでん返し』
 『箱から箱への瞬間移動』ではなかったみたいやけど、凄いねぇ。」

二人の姿を見守る。

90 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:07:31
>>84-85 (GM)


        「!」



    「ついにッ」



           「ついにッ!」



  「『戻ってきたッ!』 
    戦いの舞台にッ!」



 さきほどの『慧観』の穏やかな、
 それだけに背筋が凍る
 『宣戦布告』……


 彼の戦いは『弔い』も『仇討ち』も超えて、
 血と暴力を麻薬のように吐きだして回る
 アリーナが持つ『業』そのもの にまで到達しているようだった。


 彼の生き方について、
 僕の中に答えは見つからない……

 『答え』を見つけられるとすれば、
 それは今この舞台の上で戦うものだけだ。



  「おおおおおおおおおおおッ!
   太田垣――――――――――――ッ!」


 ステージ上には見えない挑戦者に向かって、
 そんな祈りを込めた声援を送りつづける。 



>>87 (穂村)

 「スタンドさんの言う『スタン道』というのは
  僕にはサッパリですが、
  スタンドさんならきっと努力すればできますよ――――――ッ!」


 ステージの興奮のあまり、
 深く考えずに炊きつけるような返事をしてしまう!

91 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:07:51
>ALL
そのスピードを生かし、『ザ・サードマン』は『慧観』目掛けてタックルを仕掛ける。
距離を取っていたこともあり、『慧観』はすぐさま『錫杖』を発現し、


                   ギュバッ!
                                ダダダッ――-


それに対し、すぐさまタックルの軌道を変化させ、西へと抜ける『ザ・サードマン』。
『ザ・サードマン』の身体制御力によるものだ。
『慧観』は発現した『錫杖』を片手で持ち、その先端を天へと掲げる。


>>88(尾藤)
>>89(鈴元)
「言い出せなかっただけだ。
 ……俺は、あの『住職』に『畏怖』を覚えている。

 負けたからではない。
 『慧観』には、『修羅の相』が浮かんでいる」


          「『どんでん返し』、それは『試合』でも起こり得るか――――」


『東雲』の胸中を察したように、『尾藤』は唸るように呟いた。
『尾藤』は睨むようにアリーナを見続けている。


>>87(穂村)
>>90(久染)

     「解らんッ!」

『シュニッケンズ』の唐突な質問に、にべもなく返す『クァンガン』。
興奮のあまりに雄叫びを上げる『久染』、『穂村』も思わず試合に食い入る。


     「そうだ、これが『アリーナ』だッ!
      『情熱』、『闘争』、美しい『タイマン』があるッ!」


>>86(スミシー)
「ああ、ここで決まる。
 ヴィジョン、能力、いずれも『慧観』を翻弄出来る。

 そして、弱点の『本体』を隠しているのなら……」

『ニコン』は唸る。『太田垣』に勝ちの目は十分あるのだ。
そして、『B級ランカー』である『ニコン』は『太田垣』に注目しつつある。

92 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:08:16
>>91

 「弓矢、錫杖、梵鐘ときて、
  また『錫杖』ッ!」


    「だけど太田垣――――さん、
     冷静な動きだ! 対応を読めているッ」


 「住職のスタンドは
  不思議で多彩な攻撃を見せるが、
  操っているのはしょせん人間!

  あのスピード&機動力があるなら、
  いずれ住職の対応を上回るのは確実だッ!」


 名勝負の予感にますます興奮が高まるぞ。


  「行け―――――――ッ!
   太田垣――――――――ッ!」

93 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:08:33
>>91
               ヤ
「あのお坊さん。なんや嫌な感じするわ。」

「笑ってはっても、嫌な感じ。」

観客の闘士の反応を見ればわかる。
怒りを買う存在。しかし、彼の言葉で静まり返った瞬間があったのも事実。
恐ろしい男だ。

「ただ、嫌な感じがするんとどんでん返しが起きるんとの間に関係はないよね。」

「太田垣さん。気張りぃや。」

94 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:08:48
>>279


           バビュッ

                   ガギッ!
                             ――――ボグァ!!


『ザ・サードマン』の鉄拳、それが『慧観』の顔面目掛けて放たれる。
それに対し、『慧観』は『ザ・サードマン』の拳をマトモに喰らう。


         ≪入ったァァァ―――――ッッ!!

           『ザ・サードマン』の一撃、『慧観』選手の膝を付かせるゥゥ――――≫


冷蔵庫を背にし、錫杖を支えにした『慧観』には衝撃の逃げ場がない。
『ザ・サードマン』の正確さも功を奏し、『慧観』は表情を揺らがせて崩れ落ちる。


               ブバッ

                           ブシュゥゥゥゥ――――!!!!


         ≪こ、これはァァ――――!?

           『スモークマシン』です! 何故ここで!?
           ああっと、多量だッ! 五里霧中、どうなっているんだァァ―――ッッ!!≫


『慧観』が突き刺したのは床下の『スモークマシン』だ。
突如、白煙が一人と一体を覆い隠し、その様子は確認出来ない。

>>92(久染)
「ああ、その通りさッ
 ……だが、それは『慧観』住職も知ってのことだ」


     「そして、打てない『策』なら『策』じゃあないッ!
      今の一撃は確実に入ってるぞッ! 思いっきり顎を撃ちぬいたッ!」


『クァンガン』も興奮の余り、トッポギをやけ食いしながら応援している。


>>93(鈴元)
「あ、あれはッ!?」


      「『東雲』、お前の仕掛けた『スモーク煙幕』ッ!」


『尾藤』は露骨に驚愕し、両目を丸くして白煙の向こうを見続ける。

95 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:09:05
>>91 >>94(GM)

「ナルホドそりゃあそうだ、単にひっくり返しただけじゃあねえ!
 ひっくり返して、自分側にまで状況をゴッソリ引っ張りこんだッ!」

スタンドと人間では前者が圧倒的に有利。
つまり、この状況は大田垣の圧倒的有利ということだ!

      ・・・・さらに!

「――――入ったッ!
 あの一撃は相当、キいてるだろうぜ……!」

それをモノにした一発。
あの速度の拳は、無視できるダメージではあるまい。

           ……だが。

「……煙!?
 スモークマシンだとォ〜?」

     「何だって今……目くらましか? 
      だが、あいつにも見えねーハズだ。
      まだ何か仕掛ける技があるってのか?」

そうだ、見えないのは慧観も同じのはず。
単なる目つぶしは意味を成すまい。

        となると、奴の狙いとは――?

96 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:09:19
>>91>>94(GM)

「…家族を失った男の胸中、並大抵の覚悟ではないっちゅうことか」


>「あ、あれはッ!?」


>      「『東雲』、お前の仕掛けた『スモーク煙幕』ッ!」

「現状で打ち合うのは、『慧観』にとっちゃあ不利と認めたんじゃろう」
「だがアイツに『探知能力』でもありゃあ話は別じゃが、
 太田垣と同じく常人並みなら単なる時間稼ぎにしかならん」

「…こん中にそういう観戦者はおるんかのぉ」

煙が晴れるまで、チラリと周囲の『ファイター』の動向を見てみよう。
特に何もなければ、再び煙幕の向こうに目を凝らす。

97 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:09:53
>>94

  「まさしくッ!」


     「景気のいい一発が入りましたよ――っ!
      いいぞ――ッ 太田垣――――ッ!」


  キムの言葉に興奮冷めやらぬ顔で同意しつつ、
  座席上でさっきのパンチの手真似をする。
  トッポギの『赤』は情熱の『赤』だ!


   「…………がッ ここで『白煙』! 
    この『目隠し』!」


       「『冷蔵庫』を利用するように見せかけてその実、
        床下の『スモークマシン』の位置を
        冷静に見極めていたのか……!」



 これは『すべての試合を観戦し通した』という
 住職の手練と場数のなせる技か。

 僕自身『ヴィジョンを持たないスタンド使い』だから、
 住職の戦い方から学ぶものは多い………


 とはいえ、観客の口の悪さは一級品。
 再三の『目隠し試合』にさっきみたいな
 強烈な野次が飛ばなきゃいいが……

98 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:10:07
>>94

「入った。」

一撃。一時はどうなるかと思ったが、叩き込まれた。
確実に流れが太田垣に来ている。

「すぐ追撃で……あ。」

白煙。消える姿。
流れを断ち切られるか?

「見えへん。向こうさんの狙いも。」

またあの安珍殺しでもしかけてみるのか?
それとも何か別の大技をしかけるか?

ヴィジョンによって身を守ることの出来ない坊主だ。
攻めねば負けるだろう。

99 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:10:24
>ALL

               ブシュゥゥ―――― ―― ―


       「クッソ、見えねぇぞこれッ!」


              「いつになったら試合見られンだよォ!」


       ≪そ、それは私にも解りませんッ!≫


互いの姿が朧気になるほどの『煙幕』、
半径3mの煙の塊に覆われた一人と一体、その行方はまだ解らない。

>>95(スミシー)
「『混戦』に持ち込む気だ。
 『慧観』が張り合えるとしたら『パワー』、
 それも『凶器』の分だけ威力とリーチを上乗せ出来る」


        「まだ勝負は判らんぞ、ボーイ。
         ――――『素人』の喧嘩は、ここからが恐ろしい」


>>96(東雲)
>>98(鈴元)
「時間を稼ぐ気か?
 『慧観』は時間を稼いで、何かを仕掛ける気だ」

『鈴元』に対し、『尾藤』はスモークにも勝るとも劣らぬ『不明瞭』な予想を返す。
周囲もどよめき、その中で『東雲』は客席を観察する。
老若男女いずれも驚き声とざわめくばかりの凡骨ばかりだ。
ある意味では、このアリーナを正直に楽しんでいると言い換えても良いのだが……。

>>97(久染)
「まるで何も見えないぞッ!
 ロックライブの『コーンスターチ』よりもヒドイじゃあないかッ!」

『クァンガン』同様、周囲のファイターも文句を垂れながら『煙幕』に食い入る。
先ほどまでの激しい『ブーイング』にまで発展しないのは、
『煙幕』から脱するのは『梵鐘』よりも容易いからだろう。

100 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:10:39
>>99

 「……………………ふうううう」


  伸びゆく白煙を見て
  張り詰めていた緊張がすこし緩み、
  今まで溜め込んでいた息をたっぷり吐き出す。


    この煙幕、観客ウケは悪いだろーが、
    『見世物としての戦い』を求めるギャラリーの消沈なんて、
    住職からしたらむしろ望むところだろーな。


  それに住職がこれから『B級』を戦い抜くつもりなら、
  きっと『秘匿』も重要なファクターの一つになってくる。


  なにせギャラリーには、
  わざわざ観戦にやってきたB級ランカーが
  (住職の言うとおりなら) 2人もいるらしいし……


   「…………」


    そのうち一人は僕の隣で、
    僕以上に無邪気なリアクションを
    している気がするけど……



 「これは…………ギャラリー的には、
  束の間のブレイクタイムって感じですかね――っ。

  今のところ戦況は五分五分……かな?」

101 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:10:52
>>99

(『ファイター』とて同じか。まぁ仮に煙ん中を覗ける能力だったとして、簡単にこの場でそれを晒すアホはおらんか)

再び視線を場内へと戻す。
自分が使った策だから分かるが、煙とていつまでも立ち込めているわけではない。
太田垣と慧観、この状況で両者がどう動いたか、晴れた後にそれを考察するのも良いだろう。

102 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:11:05
>>99(GM)

「……! な、ナルホド。
 お互い見えねえなら……スピードとか正確性よりもッ!」

       「『リーチ』!
        『パワー』!」

「闇雲に振り回して当たりやすく……
 んでもって、大ダメージを与えられる優位性……!
 ヤケクソに見えて、あの坊主、そこまで考えてやがるかッ!」

姿が見えないなら、正確な狙いより攻撃範囲。
手数より、一撃。

           ・・・・慧観の有利か。

「……野郎には大技がある。
 目隠しして、時間稼ぎする――ってのもありえるか?」

          「良、どう突破しやがる……?」

仮に敵が見えなくても、広域を巻き込めれば問題ない。
あの安珍殺しのような技が他にあって、なんらおかしくもあるまい。

103 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:11:18
>>99

「時間稼がれてまた変なモン出されたらかなんわ。」

「ただ、接近してるんやったらさっきの鐘は出されへん思うけど。」

鐘の大きさを考えると、相手と一定の距離を離す必要があるだろう。
でなければ自分も鐘の中だ。
いや、勝負を度外視すれば自分ごと鐘に入れられるかもしれないが。

「ただ、いつまでもこうっちゅんは親切やないね。」

別に他人に闘いを見せるために闘っていないなら
見えないことを闘士が気にする必要は無いだろう。

104 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:11:32
>ALL
『煙幕』はじょじょに薄まっていく。
人影が二つ、その距離を詰めていく――――

105 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:11:49
>>104

現したその姿。
距離を詰めたいであろう太田垣。
距離を離したいであろう坊主。
いや、詰めているのなら二人とも近づきたいのか?
どちらでもいい。どうあろうと勝負は、決着は一瞬だ。

「太田垣さん。」

太田垣がここまでいくと他の者は思っていたのだろうか。
何も知らない鈴元はともかくとして、このアリーナの事情をあの坊主の事情を知るものは
あの坊主に声援を送っていたのではなかったか?

「太田垣良さん。」

自分と同じ響きの名前を持つあの少年。
そこから親近感は沸かなかった。
しかし、それと彼を応援したいと言う気持ちは変わらない。
一時はどうなるかとも思ったが、彼は今闘っている。
その姿は鈴元の目に勇ましく見えた。

「頑張って。」

106 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:12:06
>>104

 「………………お、早いですね、
  もう晴れてき………」


             「おおッ!?」


 白煙内で繰り広げられていたのは、
 これまでの試合運びから考えれば
 少々意外な光景だった。


 「『接近』!

  だが挑戦者のほうはともかく、
  まさか住職まで―――」


   おいおいおいおい、
   何がブレイクタイムだって?
   とんでもない―――


  ステージ上から濃厚に立ちのぼっているのは
  一刹那後の『激突』の予感!


   何かとんでもないことが起こりそうな
   予感しかないッ!



 椅子に深く預けていた姿勢が
 ガバッっと一瞬で持ちなおり、
 ステージに向かって身を乗り出す。


    「――――――」


  声援を送ることも束の間忘れて息を呑む。
  次の一瞬を見逃さないよう、
  ステージの二つの人影を食い入るように見つめる――

107 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:12:24
>ALL

                シュゥゥゥ . . .


『煙幕』は次第に散り、一人と一体の姿が露わになっていく。
二つの『錫杖』を双手に掴んだ『慧観』、一つは解除され、
――――その巨躯が、じょじょに持ち上がっていく。

 ≪ああッ!  今ッ!
   会場の様子が見えましたッ!
   ――――ど、どうした『慧観』選手ッ!?≫

                            _/
                           /
                      グゥゥ・
           グッ

          ≪あれが、『ザ・サードマン』の能力ッ!
            『どんでん返し』、床が一瞬にして『ベタ踏み坂』になりましたァッ!≫

『煙幕』は散って消え、――――『顎門』は開かれる。
跳ね橋のように持ち上げられた『床板』はその舌先に『慧観』を載せ、天へと掲げる。
一本の「『錫杖』を支えに立つ『慧観』だが、足元はふらついている。
このまま転がり落ちれば、その先には『ザ・サードマン』が構えている。


          「ぬ、ぉぉ!」


>鈴元
>東雲

     「いいぞッ! 『本体』は自由には動けんのだッ!」


         「無理矢理『接近』させれば、後は関係ねェ!」

握り拳を振り回し、『尾藤』は熱声を送る。


>トミー
>スミシー
「この高さじゃあ、『落下』させても致命傷は敵わねェ。
 動きは止められるが、……出てこねェ『本体』が気がかりだ」

劣勢の中からの逆転、しかし『ニコン』の双眸は鈍く光る。


>穂村
>久染

           「しゃあああああああ!!!!!」


                「キトンジュヤッ!」

                    「チュギョジュダ! ジャンマハルムニダッ!」


思わず母国語で絶叫し、立ち上がる『クァンガン』。
『シュニッケンズ』を透過してその席に座り、両側に腰掛ける『久染』と『穂村』の両肩を抱く。

108 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:13:14
>>104

「…………!」

    (気配か? 音か? 勘ってやつか?
     分からねえが……お互い位置に気づいてやがる!)

単純な差し合いなら『慧観』が勝る。
『ニコン』が言ったように、リーチの差だ。
いくら速くても、リーチの差には勝てない。

「……どう出るッ! 良……!」

接近するならば、策がいる。
単に殴るだけでは……おそらくは。

      「手があんのか!?
        野郎より長い手がッ!」

               「鋭い手が……!」

リーチの差を埋め、突き抜ける手。
『ザ・サードマン』には、太田垣には、それがあるのか?

109 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:13:29
>>107

      ――どうやら、手はあったらしい。

「……どんでん返し!
 ああいう使い方もできるのかッ!」

     「幅広ェ能力だぜ……!
      足止めで隙を作れば、次の手も打てるかもだ!」

体勢を崩した慧観。
振るえなければリーチも無意味!

「……本体?
 そういや、良のやつ……」

「だが、迂闊に出てくるわけにも行かねえんじゃあねえか?」

スミシーの知性は高くはない。
見ているだけでは、二酸化炭素の事実には気づけない。

110 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:13:45
>>107

    「おッ」



        「しゃあああああああ!!!!!」



 飛び出した雄叫びは無意識!
 しかしキムとぴったりハモる。


  言葉の意味はわからんが、
  あらわす感情は同じだろう。
  すなわち『興奮』&『熱狂』!

 そりゃ叫ばずにはいられないし、
 突然ガッシと組まれた肩だって、
 抱き返さずにはいられないッ。


     「やったッ!
      ついにッ!

     『今度は挑戦者が
      住職を捉えた』ッ!」



 『どんでん返し』!
 なんちゅ―― ド派手な能力!
 『舞台映え』しまくりだ、これはッ。



  「住職は『立ってるのもやっと』って感じに見えますッ!
   対して挑戦者の次の一撃は『ほとんど予約確定状態』!
   凌ぐ策がなければ決着もありうるのではッ!」


 横並びになった二人と一体に
 興奮顔で訊ねる墨彦。

 強引に上乗りされたスタンドさんが気になるが――
 (どういう気分なんだろう)
 いや、今はステージに集中だッ。

111 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:13:59
>>107

「あ。」

「太田垣さん……!」

そうだ。ひっくり返せ。
全てを返してやればいいんだ。
不利を有利に、返してやればいいんだ。

「尾藤さん。」

尾藤の熱気に当てられたのだろうか。
鈴元は両手でメガホンを作っていた。

「太田垣さん、お気張りやすぅ!
 はよう勝って座布団舞わしたりぃ!」

「そしたらお客さん皆ひっくり返りはるわ!それがどんでん返しやろ!」

この声が届くことを祈ろう。

112 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:14:14
>>107

「ようやく本領発揮ってぇところかのぉ」

なるほど、『どんでん返し』を動かすパワーも中々のものか。
そして万が一落ちてしまえば、その先には『ザ・サードマン』。
ただ地上で立ち会っているのとはわけが違う、殴り合った拍子に吹き飛ばされることもない。
さながら蟻地獄のように、逃げ場はないということだ。
慧観としては、絶対に落ちてはならないところだろう。
まだ『エンプティ・エステート』に隠し球があれば、変わってくるかもしれないが。

「さぁあんたはどう出るんじゃ、慧観」

今度は坊主の方へと視線を向け、その動向に注目する。

113 トミー『ラム・オブ・ゴッド』 :2021/04/30(金) 21:14:27
>>107
「ほう」

じっと見つめるだけだったが、小さく呟く。
自分だったら、あの『どんでん返し』。どう攻略するだろう?
不可能ではないだろう。だが簡単とも思えない。そして、そう、

『本体はどこだ』?

『鐘』と『火』、それに過敏に反応して、隠れてしまっているのだろうか。
そういう人間の戦い方でも、無いようには見える。ならば、出てこない理由は・・・

「案外、『互角』。いや」

選択し、落ちていく先が純然たる肉弾戦であれば、武器の分だけ、『慧観』が勝る。
何せ、その武装は未だ、全容を見せてはいない―――

114 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:14:46
>ALL

                ド  バンッ!

                    ――――ギャルンッ


『ザ・サードマン』は全速力で駆け、その勢いのまま『冷蔵庫』を蹴り飛ばした。
『どんでん返し』がひっくり返り、玉手箱のように沸いた白煙と共に『太田垣』が現れる。


        ≪『太田垣』選手、『白煙』と共にド派手な登場ですッ!
          『慧観』選手の動きを留めた今、
          彼にとっては『モズのはやにえ』といったところなのでしょうか!?≫


鮮やかな脱出劇のはずが、『太田垣』の顔色は真っ青だ。
先ほどの『梵鐘』の中で体力を消耗したのだろうか。


                ガッ

                          ギュ

                          オ/
                           ・

『どんでん返し』から飛び降りた『慧観』は、
錫杖の石突を這いつくばった『太田垣』目掛けて振り下ろす。

>>109(スミシー)
>>113(トミー)
「――――『白煙』だ。
 『慧観』を持ち上げた『どんでん返し』、そこから『白煙』が昇った。

 ありゃあ『埃』じゃあねェ、『スモーク』の煙だろう。
 見ろよ、あの表情。『高山病』にも似ている、『酸素不足』だぜありゃあ」

>>111(鈴元)
>>112(東雲)
「野郎ッ!
 『どんでん返し』から脱し、
 尚且つ、『攻撃』に転じられるッ!」

         「『ザ・サードマン』と唯一拮抗出来る、
          『破壊力』に凶器と重力を上乗せしているぞッ!」

>>110(久染)
>穂村
「いいねェ、ペースは『太田垣』選手にあるぞッ!
 あの能力は『環境』を支配出来るッ! 『地の利』を得られるぞッ」

     「生身で闘う『慧観』住職にとっちゃあ、
      不意の『落とし穴』や『足払い』も当然だッ!」

>ALL
試合は『太田垣』が優勢の中、あちこちで囁き声が聞こえる。


   「おい、なんかさ」

                 「――――ああ、気付いた?」


      「『慧観』って、実は大したことないんじゃあねェか?」


   「大物ぶってみりゃあ何事かと思ったけどよ、
    倒したのは障害者の『反町』と、『尾藤』だろ?」

         「腑抜けた『太田垣』相手にボロボロじゃあねぇか」

   「思えば『実況』のゴリ押しも酷かったよな。
    『太田垣』をかませに、『慧観』の格を上げる気満々だったろ」

   「そもそも、スタンドパワーが不足してるんだろ。
    今までは小細工でなんとか頑張ってきたんだろうが――――」

115 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:15:12
>>114

「い、言われてみりゃあ……
 そうか! スモークは空気じゃねー……!」

       「『呼吸』しても酸素が補給できねえのか!」

スミシーには知識がない。
だが、状況のヤバさは分かる。

    決して――太田垣の絶対的有利ではない!

「跳び下りながらの一撃!
 ありゃあ、食らっちまうと相当痛ェーぞ……!」

重さは強力な武器だ。
太田垣にはパワーはそれほどない。

受けきれるのか――?

    「……」

囁きはスミシーにも聞こえるが、それこそ野球観戦。
いちいち反応もしてられない。

          (スタンドパワーを補うってのは……
           小細工じゃねえ。『技術』じゃあねえのか?)

     (それに……まだわからねーだろが。
      俺だって、良がこのままぶっ倒してほしくはあるが。)

思うところはあれど、だ。
そして、スミシーとて慧観を侮りたい気持ちはある。

116 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:15:32
>>114

 「挑戦者が選んだのは、
  『追撃』じゃなくて『登場』ォ〜〜〜〜〜っ!?

  この好機に……… 能力の限界時間かァ!?」



      「!  いや、違う―― 挑戦者、立てないッ!
       今ふらついてるのは『太田垣』のほうだッ!
       『逆』だ! また逆転だッ!」



  「『水面下』で何かがあったんだ!
   僕たちには見えない戦いが―――」



 と座席から腰を浮かせたところで、
 耳に入ってくる無粋な文句に眉根を寄せる。


   む……


       「( ムカッ! )」


  この人たち………
  そーいう水を差すようなこと言う?


  足元フラフラになりながらも
  戦いつづける彼らの姿を見て、
  なにも思うところはないんだろーか?



    住職は―――
    動的なヴィジョンのないスタンド使いは、
    自分の『身体ひとつ』で敵の攻撃を避けたり
    防御したりしないといけない。

    だから像あるスタンド相手に真正面から対峙するのは、
    すごく勇気がいることなんだぞ……

    つい最近、僕はそれを身をもって知った。


  治ったばかりの右手にググ…と力が篭もるけど、
  だからって、いちいち野次馬に
  声を上げて言い返したりはしない。

 (それこそ楽しんでいるフツーのお客さんに
  水を差す行為だし)



     「いいぞ――――――――ッ
      慧観―――――――――― ッ!」



  代わりにステージに向かって声を上げるのだ。
  その声が彼らへの反論だ。
  そしてこの試合に対する一つの姿勢、僕なりの『態度』の表明だ。


      「太田垣も!
       このままで終わるなァ―――――――ッ!」

117 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:15:48
>>114

「敵を追い詰めておきながら、わざわざ『スタンド』を自分の方へ動かした…それほど急を要する事態っちゅうことじゃ」
「炎が地下へと回っていたのか、はたまたスモークが流れ込んだのか…」

確かに試合は『太田垣』が優勢だが、この行動で流れは僅かに『慧観』へと向いた。
その流れを断ち切るには、ここで太田垣が上手くヤツの攻撃をいなす必要がある。
真の『どんでん返し』、果たして太田垣は起こせるのか。

「・・・・・あん?」


>      「『慧観』って、実は大したことないんじゃあねェか?」


>   「大物ぶってみりゃあ何事かと思ったけどよ、
>    倒したのは障害者の『反町』と、『尾藤』だろ?」

>         「腑抜けた『太田垣』相手にボロボロじゃあねぇか」


「・・・・・口だけは達者なヤツらがおるのぉ」

『ジロリ』

無責任な囁きを、鋭く睨みつける。今の発言は『慧観』、そしてその対戦者を侮辱している。

「あたかも、自分があのスタンドを使っとったらその『三人』に勝てるかのような物言いじゃ」

もっとも、彼らに実際それだけの気概があるならば構わないが。

118 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:16:04
>>114

「あ、出てきはった。」

「けど、なんや青い顔してはるで。」

流れが太田垣に向いていたように感じたが、再びあの坊主へと流れていこうとしているのか?
太田垣になにがあったのか、鈴元には分からなかった。
しかし今この状況がマズいという危険を感じていた。

「後もうちょっとで王手にいけそうやったのに……」

そう呟くと、周りの観客の言葉に気付いた。
聞くに堪えない言葉だ。
鈴元は太田垣を応援した。しかしそこに、あの坊主をけなす心はなかった。
なかったはずだ。

「……あれもココの特色なんかな。」

119 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:18:36
>ALL

         「ぬおおおおッッ!!」

                              ゴガッ!!


         ≪決まったァァァ――――ッッ!!
           まさしく『鬼手』、攻防を両取った一撃ィィ――――ッッ!!≫

地べたに伏せたままの『太田垣』目掛け、『慧観』が襲い掛かる。
石突の先端が迫る中、『ザ・サードマン』は瓦割りのように、地面へ拳打を加える。

大質量の『冷蔵庫』が倒れ込み、さながら力士の『ぶちかまし』に等しい。
中空でマトモに喰らった『慧観』は『太田垣』と『ザ・サードマン』の頭上を越え、
コンクリートの地面を転がると南西側の冷蔵庫へとぶつかる。

     「うおおおおお、『太田垣』ィィ―――!!」


            「早くぶっ潰せェェ――――ッッ」


     「ナメてんじゃねェぞ『慧観』!!」

              「いいぞ――――――――ッ
               慧観―――――――――― ッ!」

      「太田垣も!
       このままで終わるなァ―――――――ッ!」

『太田垣』への声援、『慧観』への罵倒。
ここまでの『慧観』の所業が裏返る。泥を塗られた『期待』は『反感』へ変わる。
『慧観』は『冷蔵庫』を背にして立ち上がろうとするも、剃髪した頭部は濃紫に鬱血している。

>>115(スミシー)
「『慧観』はハードルを上げ過ぎた。
 『ヒール』の挑発は、それだけで観客に『期待』を与える。

 無論、この空気が『慧観』を鈍らせるものにはならんだろうが、
 ――――傾いたぞ。形勢は、『太田垣』のものだ」

        「ここからはもう、『慧観』に逆転の手はない。
         背後に壁。『錫杖』のカウンターはもう通用しない」

『ニコン』の冷徹な言葉が、『慧観』の終焉を語る。

>>116(久染)

       「そうだァ―――ッッ!!」

          「まだ試合は終わっちゃあないぞォォ―――!!」


『久染』の懸命な声援を受け、隣に座る『クァンガン』はニッと笑った。
『久染』に続かんと声を張り上げ、両者にエールを送る。

>>117(東雲)
>>118(鈴元)

  「む、ぐゥ……」

                  ――――ヒュゥ♪

『東雲』のひと睨みによって、ガヤは途端に口を噤んだ。
その様子を両目を細め、口笛を吹き付けては面白そうに眺める男がいた。
上質なスーツを纏ったその襟元には、『向日葵』のバッヂが付けられている。


       「ハッ、口では何とでも言えるものよ。
        ――――だが、『慧観』に隙があったのは事実だ。
        俺ならば『コンタクト』にしていた。その点は間違いなく『失策』よ」

           「……だが、あの男がここまで追い詰められたのは、
            きっとこの闘いが初めてのこと。――――油断するなよ、『太田垣』ィ」


『鈴元』の呟きを受けた『尾藤』は真剣な眼差しを崩さず、
……ギリリ、と奥歯を噛む音が微かに聞こえる。
今の『野次』は痛いところを突かれたのだろう。


>ALL

       「見やがれ『慧観』、
        これがアリーナの底力だっつうの!」

         「いいぞォ、『太田垣』ィィ―――!!
          どんどん攻めろォォ!!  踏み潰せェェ――!!」

『太田垣』が優勢の中、会場の様子は不穏さを孕み始める。
送られる『声援』、『喝采』、そこに『攻撃』の意図が篭もるのは明らかだ。

120 トミー『ラム・オブ・ゴッド』 :2021/04/30(金) 21:19:10
>>119
果たしてそうか? これで終わり。逆転の手は無いーー本当に?
そもそもここのこの連中は、揃いも揃って全員が、『慧観和尚のスタンド能力』、その全容を理解しているのか・・・?

「(もちろん僕は理解していない)」
「(そして僕も隠す。『LoG』で、ここで戦う、としても。能力は可能な限り隠す)」

和尚がやったことだ。観察し、対策すること。あるのと無いのとでは天地の差が開く思考。
だから阿南トミーは『錫杖のカウンター』とやらしか見せていないらしい『慧観』の、この現状こそが危険だと思う。
彼は窮鼠だ。
その鼠は、鉄と炎で武装している。しかもその武装の全貌は把握出来ていない。今ので意識を奪えていれば、なるほど確かに和尚の負けだが。

「(どうかな。まだ意識があって体が・・・『スタンド』が使えるのなら・・・)」

「既に知られている手を、慧観和尚は使う人ですか?」

純粋な疑問だ。とはいえそれが分かるほど、和尚自身が他人に見せてはいまい。独り言だ。

「んっふふふふふ」

言うのは『自由』。
野次るのも『自由』。たとえそれが唾棄すべき他力本願であったとしても、それは自分の物差しの話でしかない。
飲まず食わず叫ばず語らず、阿南トミーは観戦する。

121 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:19:23
>>119

「うわぁ……」

痛そうとかいう言葉では現しきれない痛々しさである。
それはあの坊主の頭が証明してくれている。

「?」

向日葵バッヂは何者だろうか。
あのひと睨みにひるまなかったのだから、自分の腕や他のことに自信があるのか。
それとも単にそういう態度であるだけなのか。
少なくとも、その服装からは低俗な感じはあまり感じない。

「なにごとも追い詰められてからが恐いわ。」

「さっきの太田垣さんもそうやしね。」

見守ろう、この一戦を。

122 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:19:55
>ALL
『慧観』は背後の『冷蔵庫』を支えにヨロヨロと立ち上がり、
『太田垣』は攻めの手を止めて、一連の行動を静観する。

          ツゥゥ――――

転がった時に傷口が開いたか、『慧観』の瞼下から血が滲む。
赤黒い液体は傷口に溜まり、やがて一筋の滴道を描いて、垂れ落ちる。

   ≪――――とォ、ここで互いに見合っているゥゥ!!
     呼吸を整え、確実な『トドメ』を刺す気でしょうかァァ!?≫

          ≪やっちまえェェ、『太田垣』ィィ!!≫

   ≪ファイターをナメた『生臭坊主』に『説法パンチ』だっつうの!≫

会場は大盛り上がりだ。熱狂の渦が産まれ、歓喜の声を上げる。
そこに『不純物』が混じっているのは確かだが、誰もこの勢いを『絶つ』ことは敵わないだろう。

>>121(鈴元)

    「ああ、俺も『追い詰めた』時に手痛い反撃を喰らった。
     『勝利』を確信した時、人は最も脆くなる――――」

『尾藤』は自省の意味も込め、低く呟いた。


>>120(トミー)

    「さて、な。
     だが、隠し玉ってのは『撃って』こそ、真価を発揮する」

        「『死蔵』して湿気った『銃弾』に、意味はねぇ」

久々に口を挟んだ『トミー』の言葉を、『ニコン』はにべもなく切り捨てた。

123 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:20:14
>>122

「……大人しく決まりゃいいが……
 どうも、こう、『確信』できねえぜ。」

慧観はこのままやられるのか?
敵に同情(敵でもないが)していられるのか――

      「俺にゃァ慧観の能力が未だに読めねーッ。
       錫杖のカウンターは無くても……」

               「いやしかし、あのダメージ……」

慧観は既にノックアウトか?
あの傷はどれほどのものだ?

「……早いトコ、決めたほうがいいってのは事実だろうな。
 今は手は無くても、ホってたら出てくるかもしれねー……」

        「何やら見合っちまってるが――」

スタンドは、心の力。気力があれば逆転の目はあり得る。
観客の罵倒を全肯定はしない。

       ・・・・だが、トドメをさせ!と言うのは納得だ。

124 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:20:26
>>122

(一呼吸。)

お互い万全ではないだろう。
しかし万全であることが全てではない。
窮鼠猫をかむ。窮さなければ強さは見えない。
土壇場の強さは見えない。

「尾藤さんでもそういうことあるんやねぇ。」

尾藤の言葉にそんな言葉を返す。

(揺らすまでもなく脆くなるんやね。)

いや、心が揺らげば脆くなる。
気は強くまっすぐだ。

「さぁ、ひっくり返されるか、念仏か。どっちにるんやろか。」

125 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:20:42
>>119 >>122

 喝采と同時に吹き上がる、
 想像以上の怒声と悪罵。
 期待と悪意まで『表裏一体』か。


 イヤな気分が心の中に広がりかけるが、
 隣のキムが続けて上げた声援を聴いて我に返る。
 そこにあったのは『裏表』のない笑顔だ。


    「……!」


 キムにうなづき、こちらもニカッと笑みを返す。
 僕も僕なりの態度を貫こう。

 どんなに流れが激しくとも、
 その流れに飲み込まれずにいることが大事なんだ。
 たぶん。


 両手のひらをメガホンがわりにして、
 ふたたび舞台上に声援を送る。
 挑戦者と住職、その両方の健闘を祈る声だ。


 とはいえ、今はなにやら
 見合っているみたいだが……


  「――――?
   一体なにを話しているんでしょうか……?」

126 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:21:00
>>119>>122

「あぁん?」

この向日葵バッジの男、あまり『アリーナ』に似つかわしくない格好だ。
公的権力を持ってそうな雰囲気の、あのバッジは確かテレビで見たような記憶がある。
しかし確かに尾藤の言う通り、この近接戦闘が基本となるアリーナにおいて眼鏡は確実にハンデとなる。

「…しかし『どんでん返し』、見事に決まったのぉ」
「流石じゃな、『太田垣』」

皮肉なものだ。『アリーナ』を恨んでいるはずの住職が、ここまで『アリーナ』を盛り上げることになるとは。

127 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:21:29
>>294
歩み寄る『太田垣』はその足を止めた。


           ボ

                      ォッ!!


            「――――『無明』が過ぎるぞ、『太田垣』ィ!」


       ゴ

          ゴ
                   ≪『窮地』と見えました、見えたはずでした……!≫
   ゴ                                                ゴ
                   ≪し、しかし、あ、あれは――――≫       
                                                       ゴ
                                               ゴ


      「最早、微塵の『情け』も無用。
       『熱』、『煙』、そんな『枝葉』で止まらぬようなら」


                 「――――『業火』で貴様を滅ぼしてくれるわッ!」

轟音が響き渡り、『慧観』の『足場』が抉るように破壊される。
陥没によって生まれた『大穴』、『慧観』はそこに『浮遊』している。

『慧観』の身体から現れたのは、三面六腕の『阿修羅像』だ。
左右に『歓喜』と『悲哀』、――――その中央に『憤怒』の激情を宿した姿。           ズ
身の丈は『4m』、天井から下がる『実況席』とは頭が付きそうなほどだ。              ラ
                                                          ァ
                                                          ァ
       「この『怒り』が、『火生三昧』となりてお前達を滅ぼす。                /
        一欠片の慈悲もあらずッ!  積んだ屍と骸の山どもがッ」              ̄|_
                                                              /
                    ヴィジョン
                「この『 奇 形 』は、衆目に晒したくはなかった。
                    己の至らなさの顕現、我が『恥』の象徴、それに過ぎぬからよッ!」


『阿修羅像』は三対の『掌』を合わせ、それらも交わりて一対の『腕』だけを残す。
左右の『貌』は砕け散り、中央に位置する『憤怒』の貌だけが『太田垣』を見下ろす。

その表情は『慧観』と瓜二つだ。血の涙を流す『仏面』に『修羅』が宿る。


>ALL

         「な、なんだあれは――――」


                「おい、ありゃあ――――」


         「おい、まさか――――」


野次を飛ばし、声援を送っていたはずの『観客』達は絶句する。
それは闘いを愉しむように観戦する『クァンガン』も、
冷静な視線でファイターを検分していた『ニコン』も、
『太田垣』の勝利を見届けようと身を乗り出した『尾藤』も同じだ。

128 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:21:48
>>127


  「二人ともがん……」


             「ば」



 両手を拡声器にして、
 舞台上の勇士ふたりに声援を送るためと口を開けた――
 その姿のまま、しばらく固まる。



       「あ、……あ」


 『像』を追って、視線が天井までノロノロと伸びていく。
 その憤怒の相貌、そして住職の咆哮に直面した瞬間、
 急激に現実感が戻ってきた。



   「なっ…………
    なんだこれはアアア―――――――ッ!」



             「で……………『デカすぎる』ッ!」



 しかし単純なサイズ以上に恐ろしいのは、
 これほどの巨躯剛体を生み出す住職の精神性!
 その深部にて内燃する炎!


   「ぼ、僕は…………
    見誤っていました……!

    住職の内側で煮えたぎる『激憤』が、
    まさかこれほどのものとは……!」


     「しかしこんなもの、
      一体どうやって相手にすれば―――!?」

129 穂村公康『フー・シュニッケンズ』 :2021/04/30(金) 21:22:04
>>127
「あァ?」


陥没によって生まれた大穴、
浮遊する住職から剥離するように現れる阿修羅の像。

「おいおいッ、
 いよいよドラゴンボールじみてきたじゃねえか。
 もしかして『スタンド像』あるのに、
 ずっと隠し持ってたのかよ。やべーよやべーよ。

 こっちの兄ちゃん(久染)も、
 フリーザ見つけた時のクリリンみたいに、
 あわわわ…ってヒいちまってンじゃねえか。なァ?」

          『阿修羅像…
           住職ノ精神ヲ顕在化シタスタンド像…
           凄マジイ熱量ヲ感ジマス…!』

「いや、それは知ったこっちゃねーけど、
 完全にプッツンしてんじゃねーか。
 おー、おー、太田垣頑張れよー」

130 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:22:21
>>127

「え?」

てっきり坊主は像を持たぬスタンド使いだと思っていた。
自分の友人のように人型の像を持たぬスタンド使いだと思っていた。
それは思い違いだった。

「おっきぃ……」

阿修羅象はあまりにも大きく、威圧的だ。
スタンドは精神。しかしこれは……
どうにも規格外に感じる。
鈴元の知識の範疇の外。こんなスタンドが存在するなど思いもしなかった。

「これ、倒せるん?」

スタンドである以上、人間である以上、倒せぬことはないだろう。
しかし、どうやって?

131 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:22:39
>>127



 >    ゴ

>          ゴ
                   ≪『窮地』と見えました、見えたはずでした……!≫
 >  ゴ                                                ゴ
                   ≪し、しかし、あ、あれは――――≫       
                                                       ゴ
                                               ゴ


「ッ!!」

これには流石に驚いた。『慧観』にこのような隠し玉があったとは。
いや、むしろこの形状が基本で、あるいは今までが武器の顕現に抑えていたのかもしれない。
しかし本当に己の意思だけで、この能力を出し惜しみしていたのだとしたら、やはり『ファイター』としては理解できない。
何らかの制限があったのかもしれないが、だがそんな事を考えていても仕方がないか。
今までの技とは違う、『エンプティ・エステート』の、シンプルで圧倒的な、巨大さという暴力。
さて、『太田垣』はどこに弱点を見つけ、どうやって突くのだろうか。

「・・・・・笑みが止まらんのう」

132 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:22:58
>>127

「なッ――」

     「なんだありゃあ……」

            「『阿修羅』……!?
             ど、どうなってやがる……」

スタンドは、一人一つ。
複数めいた能力でも、大本は一つ。

          ・・・・つまり!

「あれが――慧観の、坊主野郎の真の力でッ!」

          「今までのは……ナンだ?
           発現した道具を使ってやがっただけなのか……!?」

無茶苦茶なことだ。
だが、何も矛盾していない。

錫杖や弓矢、鐘。
それ自体は普通の道具だった。炎はともかく――

「と、とんでもねー坊主だぜ……」

このスケール――激憤の化身には、驚くばかりだ。

133 トミー『ラム・オブ・ゴッド』 :2021/04/30(金) 21:23:18
>>127
「『湿気る』どころか」「『鉄火、いや文字通り『修羅場』」

これを『予想』はできない。そんなことをしていたわけがない。
ただ阿南トミーは『錫杖』だの『弓』、『火』や『鐘』ではないだろう――もっともっと大きな何かだ、とは考えていた。

「こう直球だと言葉に詰まるが」
「しかし『お前達』の中に、ぼく『達』が入っていないことを願いたいですね」

なんだかんだで理性はありそうだし、何が起こるか分からないリスクを背負うようにも見えないが
サイズがサイズだ。軽口を叩きつつ観戦は続けるが・・・

134 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:23:47
>ALL
「……それッスよ」

 「…そうそれだ、それですよ!」
 「怒れ!悲しめ!そして曝け出してくださいよ!」


  「『垣間見たぞ』、慧観ンンゥ―――――ッ!!!」


   ≪遂に、遂にその姿を現しました――――ッッ!!

     『エンプティ・エステート』、その真骨頂が明らかになりましたッ!!≫


        「RUAAAAAAAAA!!!!!」


    ボ         ステージ中央へ逃げるように、『太田垣』は『東』へと駆ける。
                 それに遅れるように、『エンプティ・エステート』は巨躯を乗り出し、
       ボ      『太田垣』の元居た場所へ、組んだ正拳を振り落とす。

    ボ         元々、亀裂が刻まれていたのも災いした。
               その拳は『太田垣』の影を叩くように『床板』を粉砕し、
      ボ       産まれた衝撃は『冷蔵庫』を横倒しにし、周囲の足場さえ砕く。
       ォ/       まさに『天災』、神仏の怒りとさえ形容出来る一撃だ。
        ・


      「『太田垣』ィィ...

       舞台の裏側は、人の『生き死に』の賭かった『鉄火場』よッ!
       その覆いを捲る『覚悟』と『強さ』を以って、拙僧を倒してみせろッ!」

絞り出すような『怒号』が場を震わせ、その眼力は『太田垣』を真っ直ぐに射抜く。
『憤怒』を擬人化したような『巨人』、大樽ほどもある『側頭部』に深い亀裂が産まれている。
あれは『慧観』の負った傷、『鬱血』のフィードバックだ。

>>128(久染)
>>129(穂村)
「その巨大さ、『雄々しさ』にも驚嘆の一言だ……!

 だ、だがね、君達! これは『太田垣』君には絶体絶命のピンチだ。
 『大きさ』じゃあない。彼は今、『床』を思いっきり破壊されている。

 『力』ならば『技』で対抗し得る。
 ――――だが、その『土俵』が崩されては、最早『勝負』にならないぞッ!」

『クァンガン』も両目を見開き、素っ頓狂な声色で地面を指差す。
クレーターの空いた『会場』、『穂村』は思い出すかも知れない。
これではまるで、かの『月』が落ちてきた時のようだ、と。

>>130(鈴元)
>>131(東雲)
「な、なんだ―――――」

                       . . .
      「――――俺にさえ見える。
       それほどまでに『強大』なスタンドパワーかッ!」

規格外の『エネルギー』に観衆はどよめきを隠せない。
先程までの野次は完全に消し飛んだ。誰も歓声一つ叫ばない。
唯、事態の成り行きを見守っている。


                ニィィ...


ファイターでさえ『恐怖』に表情筋を引き攣らせる中、
――――『東雲』は笑んだ。


>>132(スミシー)
>>133(トミー)
「『錫杖』、『弓矢』、『梵鐘』、『送り火』。
 いずれも『仏教』の儀式で利用される『道具』、か。

 ――――『仏具』。
 いずれも信仰の『顕現』、『具象化』だとするならば、
 その実態が『仏像』だってのも、頷ける話だぜ」


       ドクン
                    ドクン


裸体となった『ニコン』は、肉体の上からでも解るほどに『心臓』を高鳴らせている。
驚愕する『スミシー』、得心する『トミー』、三者三様の反応だ。

135 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:24:27
>>129 (穂村)
>>134 (GM)


  「だ、誰が……うっ!?」


       「うォォォおおお―――――――
        ―――――――――ッ!?」


 穂村の軽口に言い返そうと振り返りかける、
 その瞬間に全身をつらぬく轟音と衝撃!


 前の座席の背もたれをひっつかみ、
 ガバッと懸命に身を乗り出して、
 舞台の状況を必死に見届けんとする。


   「ひ、一振りで……

    ステージの『1/4』ほどを
    抉り抜いていますよッ!
    これじゃあキムさんの言うとおり……!」


   冷や汗がツーっと頬を流れる。


   観客席から罵声が飛んでいた瞬間、
   身ひとつで闘いぬく住職の姿に、
   僕はひととき自分を重ねていたが――


     「――とんでもない思い上がりだった!
      この人の覚悟と怒りの『凄絶さ』、
      僕の身には想像さえ及ぶまいッ!」



   それでもこの状況、希望があるとすれば……
   あの損傷、あの亀裂。

   そして何より、
   挑戦者の闘志が決して『退いてはいない』ということ!

   住職が問いかける『覚悟と強さ』、
   舞台上に立つ彼ならば、ひょっとして……


             「みッ」


       「見せてくれ――――――――ッ!
        太田垣――――――――――――ッ!」

136 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:25:01
>>134

「り、理屈は……通ってるってわけか。
 それにしたってバカでけえスケールだぜ……!」


       ドクン
                    ドクン

(こ、この野郎……
 見るからに高鳴ってやがる!)

         (今さらだが、マジにファイターそのものだぜ……)

明らかにスミシーとは違う価値観。
そして――

「良のヤロー……!
 アレに、勝つ気満々じゃねえかッ!」

       「オイオイ」

             「半端ねェーーぞッ!
              この展開ってやつは!」

――『太田垣』もまた、ファイターだ!

137 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:25:39
>ALL


        ギュンッ! 

          ギュンギュンギュンギュン―――――


  ≪こ、ここでッ!! 回転しています、『ザ・サードマン』の大回転ですッ!
    し、しかしッ! 『巨漢』を、否ッ! 『巨人』を前に、あまりにも『微力』ッ!≫


        ーz、l/         『回転』を始める『ザ・サードマン』に対し、
          ノ              『エンプティ・エステート』の無情なる『張り手』が襲う。
             ワ         その一撃は『遠心力』を溜めるよりも早く、
              ァ/     .床板ごと『ザ・サードマン』を叩き潰すッ!
              ・

                   ガッ  ボォォォ―――――ンンンッ!!!


     「己の『無謀』を、『無力』を、『無明』を知れッ!

      お前の能力はあまりにも、『薄っぺら』過ぎるッ!」


『ザ・サードマン』は『太田垣』と共に上空へと放り出される。
――――アクリル板にて作られた『実況席』、その床へと『激突』するッッ!!

>>135(久染)
>穂村

    「ま、マジかよあれ……!」

       「信じらんねぇ……本当にスタンドかよッッ!!」

    「勝てるわけねェ、太田垣だってあのザマじゃねぇか――――」


先程まで『慧観』を腐していた観客達だが、
その規格外の『パワー』を間近にして一変、顔面蒼白となって泡を吐く。

>>136(スミシー)
>トミー

     「ああ、あの側頭部に一撃入れれば、勝ち目は有るぜ……!」

        「だがな、ノックアウトまでの一撃、それが困難だッ
         逆を言えば、あそこ以外にはほとんど打撃が通用しねェ」

     「身体が二倍になれば、体積は『八倍』になる。
      つまり、フィードバックも『八分の一』だ!」

138 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:26:10
>>137



   「――――― !!」



           「あああっ!?」



 声援を絶ち切る破壊音。
 次の瞬間、宙を舞う挑戦者とスタンドの姿に目を見開く。
 が……『鎧袖一触』とはこのことか!



  『回転』 対 『不動』!
  『能力』 対 『暴力』!  

  住職の武器は今のトコ単純なパワーでしかない……
  けど、それがこんなにも手を付けられないなんてッ!



 「〜〜〜〜〜〜〜」


 周囲の沈痛な雰囲気が絡みつく……
 今は声援も送り出せない。

 迫る激突の瞬間から目を背けぬよう、
 両手を握りしめ次の一瞬を息を呑んで見守る。

139 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:26:27
>>137

「やっぱりちゅうか、なんちゅうか。」

強い。
大きくその一撃は驚くほどに重たい。
人をまるで紙切れのように扱うその力は圧巻の一言であった。

「一寸法師てあないな気分やったんやろか。」

場にそぐわないような言葉が口から出る。

「腕振り回されるだけでも恐ろしいわ。」

140 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:26:52
>ALL

                 ド
                       グシャッ!!


         ≪い、今、『太田垣』選手が到着しましたッ!
           もう誰もがこの試合を予想出来ないでいますッ!≫

            ≪おっ、『太田垣』選手!?
              ここまで来たから、ついでに応えて下さい!≫

         ≪――――『勝算』はあるのですか!?
           あの『巨人』は、私が見たどのスタンドよりも『強い』ッッッ!!!≫


空席になっていた『パイプ椅子』の上、『太田垣』はそれを押し潰しながら『着地』する。
『森田』はここぞとばかりに『太田垣』にマイクを向け、冷や汗を掻きながらインタビューを行う。


        「『森田』ァァァ―――――ッッッ!!!

         『十秒』、差し上げましょう。さっさとそこから失せなさいッ!
         もうそこは『安全圏』じゃあない、『戦場』に入ったぞ!」


巨木の如き『豪腕』を振りかざし、『エンプティ・エステート』を背にした『慧観』が吠える。

>>138(久染)
>穂村
「も、もうあれは、『試合』じゃあない。
 我々は『暴力』に対し、最も『礼儀』を尽くす生物だ。

 『食欲』を露わにせぬように『テーブルマナー』を、
 『勝利』に得る為の闘いには『スポーツマンシップ』を、
 人によっては『性欲』を満たす為に『恋愛』を愉しむと豪語するのだろう」


        「――――あれは、『慧観』は違う。
         『心』や『技』ではない、純粋な『暴力』だけで闘っている……!」


>>139(東雲)
>>140(鈴元)

    「あれが、『スタンド』――――」

    「あれで良いのか?
     唯、力に任せて暴れるだけの『獣』が勝つ。

     ――――それでは結局、『力』でしか勝敗は決しないではないか。
     生まれ持った『力』だけで、全てが決まるというのか?」

この場にて唯一の『持たざる者』。
『尾藤』の独白は目の前の趨勢を見守るしかない、『切歯扼腕』の現れであった。

141 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:28:05
>>137

「敵とて悠長に待っちゃあくれん」
「むしろ、その巨体の『パワー』。なんの準備もなく、最短で相手の小細工を打ち破れるっちゅうことじゃ」

大型の分、鈍重であればまだ救いはあったろう。しかし、そのヴィジョンの速度は遠心力を貯める時間を作らせない。
勢い良く吹き飛ばされた太田垣。まだ立ち上がれるか?
身体だけではない、心の方もだ。

142 <削除> :<削除>
<削除>

143 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:30:55
>>140

「ちゃう。獣は人間に負ける。」

「力を振り回せば人間は負ける。」

「でも、それを乗り越える為に人間は武器を持ったんはずなんや。」

力があるものが勝つ。
それはそうだろう。
獣の爪で人は切り裂かれる。
しかし、それを倒すのが人類だ。

「知恵のある人間が獣に簡単にやられへんはずやねん。」

獣の力、獣の速さ、獣の精密さ、人では勝てない。
それは人並みの『ギャザリング』も同じだ。

「生まれ持った力で優劣決まるんやったら、僕はココにこんかった。」

人は勝つ。強くなる。
そのはずだ。
だから

「太田垣さん!お気張りやす!」

「おおきぃんをひっくり返したりぃ!」

144 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:31:13
>>140

「・・・・・・・・・・」

「わしは見ての通り、身体がデカい。『スタンド』を使わんでも、一般人相手ならタイマンで負けたことはねぇ」

尾藤の言葉は、何よりも胸に響く。何故なら、彼はこの『アリーナ』のファイターで、
誰よりも『持たざる』ものであるから。それでいながら、この戦場に立ち続けているから。

「・・・じゃが、『スタンド』での戦闘はそうはいかんはずじゃ。確かに、
 相手よりも膂力や速度が優れとるなら、戦いを有利に運べるのは事実じゃろ」
「じゃけぇそんなモンよりも、上手く使える『能力』ん方がよっぽど怖いのぉ。
 ケンカも同じじゃ。体格で劣るヤツは、そん場で武器を持ったり、策を練ったりする」
「己の『力』だけに胡座かいとるヤツよりも、そういう勝つための努力を怠らんヤツの方が、わしゃあ『強い』と思っちょるけん」

少なくとも自分は、この戦いのどちらかに肩入れをするつもりはなかった。
お互いがベストを尽くして戦えたなら、最高の勝負にできたなら何よりだとだけ思っていた。
だがここに来て、『太田垣』に勝利してほしいと願う気持ちが芽生える。

深く息を吸い込み、腹から大きく声を出す。

「勝てぇ!!太田垣ィッ!!!」
「あんたの『長所』でアイツの『短所』を突くんじゃあッ!!」

145 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:33:02
>>140

 「今の彼の闘いは……間違ってる」


 うわ言のような呟きで隣席の声に応じる。


 「かつての住職の闘いには、
  たぶん『物語』があったはずなんだ」


   「『死別』を背負って孤高に闘うその姿に、
    なにかしらの『想い』を託して、
    彼を応援していた人もいたはずなんだ……(>>15)」



 僕たちが見たかったのはそういう『闘い』だ。
 互いの『信念』をブツけあう『決闘』だ。

 ――相手を屈服させるためだけの、
 『礼儀なき暴力』なんかじゃあ決してないッ!



   「今の住職の姿は、
    彼自身が憎悪していた
    『闘争』の化身そのものだッ!」
 


 首をブンブン振るって、
 周囲の重苦しい空気を跳ね飛ばす。
 そして叫ぶ。
 精一杯の祈りを挑戦者へ伝える。



   「負けるな――――――――ッ!
     太田垣――――――――――――ッ!」



  「アンタの『闘い』を見せてくれ――――――――ッ!」

146 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:33:24
>>137 >>141

「8分の1の……フィードバック!
 ナルホド、巨体の強みはパワーだけじゃあねえ……」

        ゴクリ

吠える慧観。
スミシーは実況席を見上げる。

       「だが……」

            「さっきまでより……
             慧観の攻めが『シンプル』だぜ!」

シンプルさとは強さだ。
だが……ただ力で押すだけなら対応策はあるはず。

「力だけでぶつかってくるなら……
 良の能力ならッ! イケるんじゃあねえか――」

          「さっきまでよりッ!
           武器で戦う慧観より!」

「イケるんじゃねえェーかって気持ちは強ェッ!
 良ォーーッ、見せてくれ……見せてやれ! 

         ・・・・オメーの、『大どんでん返し』ってやつを!!」

147 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:33:44
>ALL

  「観客のみんなァ〜〜〜〜ッ!
   白岡住職ゥ〜〜〜〜〜っ!
   
   スタンドどうしで『対決』って!  ―――どうッスかねェ!」


  ≪おッ……≫


          「おおおおおおおお―――――ッッ!!!」


差し出されたマイク目掛け、『太田垣』は高らかに宣言する。
何処か『軽薄さ』の抜け切れない声色と態度だが、それでも歓声が木霊する。
それほどまでに、観客の誰もが、この『試合』への正当なる『決着』を求めているのだ。


                         「太田垣さん!お気張りやす!」

   「勝てぇ!!太田垣ィッ!!!」

                         「負けるな――――――――ッ!
                             太田垣――――――――――――ッ!」

      「良ォ――ッ、見せてくれ……見せてやれ! 

         ・・・・オメーの、『大どんでん返し』ってやつを!!」


      「太・田・垣!」
                    「太・田・垣ッ!」

『太田垣』は『パイプ椅子』を掴み、『ザ・サードマン』は前傾姿勢となって『鉄骨』を駆ける。
対する『慧観』と『エンプティ・エステート』は共に両掌を合わせる。
――――『合掌』。指同士を挟み合わせ、自然に両掌を膨らませた『蓮華合掌』。

         ≪さぁ、残り五秒。
           四、三、二、一ィ―――――≫

『森田』はワイヤレスマイクを持ち、腹ばいになって鉄骨を渡る。

>>142(鈴元)
>>143(東雲)
「―――― チッ、年下に説教される筋合いはないわ」

『尾藤』は舌打ちと共にビールを煽る。
気分を害したのか、……それとも『衒い』を見せたのか。


      「―――― チィ、負けんじゃあねェぞ『太田垣』ィィ!!

       もう、この試合は『遺恨試合』でも『復讐劇』でもねェ!
       負けたままだったお前の、『復活祭』だろうがァァ!!!」

>>145(スミシー)
>トミー

     「ヤツは、『力』で挑む気だ。
      一撃で潰すからこそ、あの『切り札』を張ってきた」

     「次の一撃で、互いの『最大級(マキシマム)』が決まるッ!
      だがな、ありゃあもう破れかぶれだぜ……何故ならッ」

     「アリーナの闘いは、『技』のぶつかり合いだからだッ!」


>>144(久染)
>穂村

     「そうだとも、アリーナとは『心』の闘いッ!
      剥き出しの『闘志』こそが、何においても尊ばれるッ!」

『クァンガン』も同調し、澄み切った声で叫ぶ。

     「勝てェェ――――!!!」


             「そうだァ――― 勝ってくれェェ!!」

     「『太田垣』ィィ―――、終わらせてくれェェ――――!!」

祈るような、『切望』の声が観客席から響き渡る。

148 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:34:09
>>147

「『技』の……ぶつかり合い!」

        「そうだってんなら……
         ナルホド、負ける道理はねェーッ!」

                  「慧観が力のカードを切った時点で!」

自分の感情の理由が分かった。
破壊そのもののような『修羅』の慧観より――

武器で立ち回る慧観が恐ろしい理由!
それが……『技』というものなのだろう。
 
「……良ォォーーッ!」

       「良ォォ――――ッ!!」

カウントがゼロになり――決着がつく瞬間を見守る。

149 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:34:27
>>147

「おや、すんません。」

「別にお説教するつもりやなかったんやけどぉ。」

自分の言葉が尾藤の気分を害させたのだと思い、謝ってしまう。
たとえ事実が違っていたとしても。

「うふふ。」

尾藤の声援に少し頬が緩む。

「お気張りやすぅ。」

はてさてどうなるか。
結果を見守ろう。

150 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:34:52
>>147

 「お……
  おおおおおおおおお―――――ッ!」


 太田垣の軽妙な『煽り』を受け、
 他の観客と一緒になって歓声!


   多少軽薄だろーがなんだろーが、さっきまで
   うつむき諦めムードだった周囲のシミッタレ観客たちの
   『心』をふたたび舞台上へと取り戻した――

   まず一つ、『ひっくり返した』ッ!



 「あとはシンプルなたった一つの勝負だッ。
  すなわち『彼は持っているかどうか』――」


  『到達の秘策』、『対抗の妙技』!

  住職の一撃を飛び超える『必殺の一手』!



 周囲の声に埋もれじと、
 挑戦者の名前を叫び呼びながら―――
 その寸毫の時を熱狂の中で待ち構える。

151 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:37:00
>ALL

   「さぁん」                               「美しい」

    「にぃ〜〜ぃ」                        「故に、」

        「イチ」                     「その華は――――」

                「READYッ (どん)!」


                                ――――グシャッ


             「『握り潰し』、散らしてくれるッ!」


『エンプティ・エステート』は『蓮華合掌』を握り潰し、組んだ両拳を天へ掲げる。
『ザ・サードマン』は背後へ落下し、巨体と痩躯は互い違いに交差する――――


         ヒュォォ―――――


       ≪両者、地からの離脱ゥ!≫

         ≪果たして、打つ手はあるのか『太田垣』ィィ――――!!≫


>>148(スミシー)
>トミー
「――――ああ、『力』のカードを切った。
 だがな、それは単純な『強弱』の話じゃあねェ」


           「『太田垣』ィ!  よりにもよって、『空中戦』を選びやがったッ!
            アイツの能力は『平面』を活かす力だっていうのに、

            こともあろうに『飛び降りた』ッ! 空中じゃあ勝ち目はねェぞッ!!」


            ドガンッ!


悔し紛れか、『ニコン』は前の席の背もたれを思いっきり殴りつける。
背もたれはまるで『お辞儀』をするように前方へ倒れ込む。


>>149(鈴元)

  「アイツ、『落下』したのか!?」


鉄骨から滑り落ちる『ザ・サードマン』に『尾藤』は驚愕の声を上げる。

>>150(久染)

  「彼が一度でも、『策』で上回ればッ!」

      「『巨人』の喉笛を喰らう『猟犬』になりうるッ!」

『クァンガン』は趨勢を見守る構えだ。
何処かで椅子を蹴りつける音が聞こえるも、観客達は二人を見守っている。

152 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:44:39
>>151

「なんちゅう冒険……」

一瞬顔を覆いたくなる。
恐ろしすぎる。
肝が据わっているのか、よっぽどの阿呆か。

「でも策があるっちゅうことやんね?」

さすがに無策という事はあるまい。
これほどまでに危険な行動に出たのだ。
危険と引き換えに成果を得られるような策があるのだろう。

「にしてもこれはぁ……」

見ているこっちが肝を冷やす。

153 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:44:58
>>151

 カウントゼロ、呼吸も忘れて見入る。
 初動の交錯は――


  「!
   避けたッ!
   巨人の両拳、その『打ち上げ』を――」


   しかし次の光景は予想外だ。
   まさかの『跳躍』、あの巨躯までもッ!
 


  「これは……!
   単なる『打ち上げ』―――じゃあないッ!?」


  「この状況!
   この足場の悪さッ!

   牙を届かせる『一手』は――」


    間に合うか?
    ――――間に合ってくれッ!

154 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:45:29
>>151

「いや――10秒ッ!
 あの10秒が無意味とは思えねー……」

      「良が考えなしのバカだとも思えねー!」

つまり、つまり何か――
空中戦での『手立て』があるから、出たのでは?

              ・・・・でなければ。

(慧観が力押しなのは事実!
 だが、依然ヤベーのも、事実だぜ。)

        (技がねえと……)

            ドガンッ!

「うォっ……!?」

(こ、この野郎、どーいうパワーしてやがんだ……)

倒れた椅子に気を取られそうになる。
が……今は、最後まで見届けよう。

太田垣の、おそらく――どちらにせよ、最後の一撃を!

155 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:46:10
>ALL
               グゥンッ!

『ザ・サードマン』は両腕で身体を起こし、鉄骨の上へと復帰する。
『エンプティ・エステート』の両腕が天井に触れ、


        ガ             『
                       激
              ボ         
                       突
         ボ
                        ッ/ 
            ォ           ・
                         』


破壊された天井の『瓦礫』が『太田垣』に降り注ぐ。
そして、今の一撃で『電気系統』、『音響配線』は完全に破壊された。
ポッカリと大口を開けた天井から『月明かり』が降り注ぐも、焼け石に水だ。
二人の勝敗を見届けられる者は、誰もいないのだ――――

156 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:46:29
>>155

「こっ……ここまで来てッ!
 ここまで来て……最後は祈るだけかッ!」

        「見えねえ以上ッ……」

天井の崩落。
決着はもう着いたのか? まだか? すぐに?

          ・・・・見届けることは叶わない。

「祈るしか……」

             「クソッ、どうなった……!?」

祈るしかないが……
やはり我慢できない。

「どうなりやがった……ッ!」

だが、祈るしか、待つしか……ない。

157 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:46:47
>ALL

              ーz l /
              _/
                  オ 
                        ォ ___
                              /
                               ̄ ̄ ̄ ̄


さながら『落雷』にも似た強烈な『爆音』がアリーナに木霊する。
何か大きな『影』が色濃くも暗闇に現れるも――――


         バ       「な、なんだおい、どうなってやがる!?」
                 
            ガ          「何をしている、非常灯を付けろォォ――――」

         ガ       「クッソォ、おい、やられちまったのか!?」
                 
            ガ          「なんなんだよこれェ、運営なんとかしろよッ!」

         ア       「おい、押すんじゃねェ畜生!」
                 
            ァ           「クッソ、勝ってくれよ!」
         /       
        ・          .


          ボ ォ ォ...


観客席がざわめく中、壁面に設置された『LED』が青い光を灯していく。
主電源に代わり、演出用に設置された第二電源が作動したのだ。
青白い幻想的な光に灯され、戦場の光景が少しずつ明らかになっていく。


        「――――良い、闘いでした」


              「要らぬ重荷を背負い、無責任な喝采に押され、
                  よく、ここまで……立派に闘われた、だから、だから……」


        「もう、ヤメて下さい。……ヤメなさい、『太田垣良』。
         無為な苦しみを捨てなさい。楽になりなさい。
         ――――もう、闘わなくて良いのです。本当に、貴方はガンバった……」


アリーナの中央、粉砕された『アクリル粉』が光を反射し、蛍のように宙を舞う。
その最中に位置取るのはダルマのような巨躯を屈折させ、崩れ落ちる『太田垣』を抱き締める『慧観』。
手足があらぬ方向に折り曲げ、血の気を失った『太田垣』は誰が見ても『戦闘不能』だ。
討つべき敵を厭わずに抱きしめるその姿は、息子の亡骸を抱えるようだった。

158 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:47:12
>>157

そうか。
そうなってしまったのか。残るのは結果のみだ。

「太田垣さん……」

人は獣に勝つのだ。
知恵で暴力に勝つのだ。
考えて考えて策を練って講じて
殴って蹴っての敵に勝つのだ。
勝つはずなのだ。

「嘘やないんやね。」

「そう……」

終わったのだ。
なにもかも。もう幕は引かれるのだろう。
一度は脱した窮地。しかし窮鼠は窮鼠のままに。
窮鼠は猫に噛み付く。だが猫と鼠の関係性が変わるわけではない。

「お疲れさん。」

今はただ、それだけだ。

159 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:47:35
>>157

    闘技場につかの間差しこんだ無音の時間。
    そして静寂を裂く雷音。


  「え…………
   ……………」


    ふたたび静まりかえるアリーナ。


   『何が起こったんだ?』

    いや……


       「『届かなかった』………
        終わった…………、のか。

        けど、それにしても、あの姿は……」


   間違いなく『直撃』したのだろう。
   衝撃的な光景に、ヘナヘナと力なく座席にへたりこむ。

   闘いの終わり………夢の終わり。
   だが現実にはすぐに戻れそうにない。


   舞台中央の景色は幽遠で、
   生と死の淡い境界を描いたような、
   この世ならざる画にも見える。


     「―――――」


   ある種の神聖さを受け取れば、
   動くことも声を送ることもできない。
   去来する想いを呑みこみ、静かにその画を見つめる。

160 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:48:06
>ALL
『ゴング』は鳴らなかった。
鉄骨にしがみつき、『マイク』も『打鐘』も失くした『森田』には、
戦闘の終了を告げる手段は存在しなかった。

……だが、その勝敗は誰の目にも明らかだった。
朧気に照らされた『慧観』は立ち上がり、深々と一礼をした。
そのまま破れた袈裟を引きずりながら退場し、――――やがてアリーナは幕を下ろす。

>>158(鈴元)
>東雲

     「俺は、『慧観』との試合に『太田垣』を推薦した。
      『慧観』のスタンスを見過ごせなかったのもある、

      だが、一度負けたまま『アリーナ』を離れたファイターに、
      もう一度、闘って欲しかった。……今となっては、俺のワガママ、だったがな」


LEDの青冷めた光は観客席にまでは届かない。
その暗闇の中、『尾藤』は自失の独白を漏らし、席を立つ。
この男は、いつだって『裏目』に出るのだ。

>>159(久染)
>穂村

     「『白岡慧観』、苦悩を抱えて闘うファイター。
      これでまた、彼の人気は高まることだろう」

          「そして、このアリーナは再び静まることになる。
           ――――彼の闘いの相手は、アリーナの『原罪』。

           『闘争』という行為、そしてそれを『傍観』することへの『引け目』
           多かれ少なかれ、彼を観る者はそれを『直視』することになる」

眼前の光景に心を打たれた『久染』同様、観客達は声を失っている。
ボロボロに崩れ去った『太田垣』、彼を労る心からの涙を流す『慧観』、
その聖別された『幻想』は刹那的な『暴力』に浸る『快楽』に水を注す行為だ。

          「己の『罪』を自覚させる。
           僕が言えば『皮肉』になってしまうけれど、
           ――――随分と強烈な一撃だよ。『鬼手仏心〈アチャラ・ナータ〉』は」


>トミー
>スミシー


     「『白岡慧観』、三人の『C級ファイター』を倒した男。
      アリーナ全てを敵に回しても決して引かぬ『心』、攻防を自在取る『技』、
      そして、誰もが認める圧倒的な『力』、――――『太田垣』も相手が悪かった」


           「ありゃあ、『俺達』が相手取るべき『大物』だった。
            仏面を見せながら、鬼みてぇに無慈悲な暴力を振るう。

            『鬼手仏心〈アチャラ・ナータ〉』、これから呼ばれる『二つ名』になる」


『アチャラ・ナータ』、日本語に訳せば『不動明王』。
『火生三昧』と呼ばれる憤怒の炎はあらゆる『煩悩』を焼き尽くし、
時には目を背ける手段を用いてまで衆愚を『仏道』へと引き戻す。

161 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2021/04/30(金) 21:48:27
>>160
「尾藤さん。」

「や、エエわ。もうエエよ。」

尾藤の言葉を打ち消す力は残っていない。
疲労感が体を包む。
見ているだけなのに不思議な話だ。

「……」

ただ静かに上を見つめる。
世の中には様々な闘いがある。
様々な人間がいる。
……自分は闘えるだろうか。自分は勝てるだろうか。
なにか学べただろうか。

「人生ままならんねぇ。」

一言漏れた。
心の整理が出来たら帰ろう。
なに、すぐに済むだろう。
なにせ自分は無責任な傍観者なのだから。

162 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 21:49:01
>>160
届かなかった、か。だが、戦いとはそういうものだ。
番狂わせは簡単に起きるものではない。
様々なものを含めて、太田垣よりも慧観の方が強かった。それだけのことだ。

「・・・・・・・・・・・・・・・」

結果を見届け、頷く。後は坊主の行動次第だ。
本当に言葉通りに連戦を望むのであれば受諾しよう。
どちらにせよ、近い内には戦うことになるだろうが。

163 久染 墨彦『インク・フィッシュ』 :2021/04/30(金) 21:49:21
>>160

    「『鬼手仏心』…………」


 うわ言のように反復する。
 視線はまだ舞台上に囚われ、最後の光景の残像を見ている。


  それまで自分が抱いていた、
  『舞台上で公正に闘うこと』への少年じみた『憧憬』や『夢』。
  その無邪気な憧憬の裏側にある『業』を突きつけられた感覚だ。


  「『高潔な闘争』と『凄惨な暴力』は、『夢と現実』のように『表裏一体』。
   ………………
   僕も、『直視してしまった』のかもしれません……」


        「『闘争』とは、『闘う』とはどういうことなのか。
         その答えを持たない人間には……」


  住職は倒せない、そんな気さえしてくる。


  首を振り、自分の感傷を追い出す。

  住職の選んだ道は、自分とは違う道だ……
  僕は僕なりの答えを見つけるしかない。


      「今日は……ありがとうございましたッ」


                    ペコォ―――ッ


 隣席の『二人と一体』に頭を下げ、席を立つ。

164 スミシー『ザ・ウィズ』 :2021/04/30(金) 21:49:42
>>160

「……良。オメー、よくやったぜ……」

「あんなとんでもねー坊主……
 いや、ファイター相手によォ〜ッ。」

太田垣は負けた。
慧観は強かった。

残ったものは何だろうか。
正負とも、何もないことは、ないだろう。

「負けてもよォ〜……最後まで……
 ……クソ、こんな慰め、欲しくもねーだろうな。」

……なんにせよ勝負は終わった。
他の観客が帰るタイミングで、帰ろう。

         (これが……アリーナか。)

165 『六道辻』 :2021/04/30(金) 21:50:19
>ALL

――――こうして、今宵の試合は幕を下ろす。
一礼の後に退場した『慧観』が再びアリーナに立つことはなかった。
複数人の黒服が残された『太田垣』を『担架』に乗せて場外へ運び出し、
やがて、非常照明が点灯すると、一人、また一人と席を立っていく。


     「やっぱヤベーよ、あの住職」


            「つーかさ、あんなの出されたら『太田垣』勝てねぇだろ」


     「でもよ、……なんかシラケちまったな」


            「まぁなー、つーかあんなマジレスされたら、
             俺らも恥ずかしい、つうか冷める、つうか――――」


            「まあ、そりゃあ和尚はああ言うって。
             『被害者』だしよ、……俺らが無邪気だっただけだろ」


試合への『感動』や『興奮』、それを打ち消す程の『現実味』が観客席を支配する。
『暴力』を目撃したからだ。全てを『奪い』、全てを『壊す』、心技を打ち砕く『嵐』を見た。
臭みを取った『ステーキ』を味わっていた美食家気取りの観客達は、
肉牛の首を切り落とされ、何も知らぬ子牛が屍の乳を吸う様を見せつけられたのだ。


            「『松前総合病院』、か。
             緊急搬送ならば、あの病院が一番近い」


ふと、席を立つそれぞれの耳に届く声。
それが誰のものか、声の主を認める前にアリーナの照明が落ちる。



『観客達』→土産品の『どんでん返しシューマイ』を貰う。
        八個入りの『豚シューマイ』を食べ終わっても、
        中敷きをひっくり返すと『海鮮シューマイ』が出て来るぞ!
        空き箱は『お弁当箱』にしよう。具材の配置には注意!

166 『最悪の相性』 :2021/04/30(金) 22:20:52

┌────────────────────────
│明智『???』……『一勝ゼロ敗』


│              V S


│氷山『エド・サンズ』……『ゼロ勝一敗』
└────────────────────────
       【形式】:Cランクマッチ
       【会場】:常設アリーナ@倉庫街
       【日時】:X月X日  23時より
       【販売】:チケットの申込は『ラクアクア』まで
       【金額】:五万円。内、三万円を参加者への支給とする。(PCマネー)


【ミ】『撃的』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453729532/440-

>東雲
久しぶりに足を運んだ『ラクアクア』に行くと、
カウンター越しの『吉田』は朗らかな様子で、『東雲』を出迎えた。

    「『東雲』さん! すっかりご無沙汰してまして」

    「私も入院が長引きましたが、少し前に退院したのですよ。
     いやあ、連絡の一つもよこさずに、申し訳ありません」

真新しい作業着を着た『吉田』はにこやかな笑みを浮かべている。
あの事件に巻き込まれた『東雲』が、元気そうにしているのが嬉しいようだ。

    「――――もしや、『チケット』をご所望ですか?
     『東雲』さんと同い年くらいの少年少女の試合があるんです」

>円谷

「ヘッヘッヘッ、『闘い』をお求めの御方に是非、
 ぜぇひとも、お見受け頂きたい『チケット』がございまして――――」

『夢』の中で『円谷』が出会ったのは、卑屈そうな小男だった。
背筋の曲がった汚い外見、自らを『曳舟』と名乗った男は、
ボロボロの巾着袋から『チケット』を取り出し、爪の伸びた両手に挟んで、『円谷』に見せる。

>ジョン
『ジョン』はラーメン屋で知り合った『ピエール』と共に、
『倉庫街』の一角にある『アリーナ』へと足を踏み入れていた。

    「今日、君を誘ったのは他でもない。
     実は、ある『試合』を一緒に応援して欲しくてね」

真紅のジャケットに白磁色のスラックス。
派手な出で立ちに『ケツアゴ』の目立つ逞しい顔立ち、
『ピエール』は一枚のチケットを『ジョン』に渡す。

    「私の知り合いが『スタンド』同士の闘いをする、と小耳に挟んでね。
     そして、噂を聞くに『対戦相手』はどうにも評判がよろしくないわけだ」

    「やはり、『応援』で勇気付けたくなるじゃあないか。
     是非、君にも同席して欲しいんだ。構わないだろう?」

167 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/04/30(金) 22:39:06
>>166

「おお!『吉田』サンもお元気で、何よりです」
「いやいや、こちらこそ顔も出さずにすんません。『入院』でなまっちょる身体鍛え直してから
 また『アリーナ』に邪魔させてもらおう、思いまして」

『吉田』サンの元気な姿を見て安心して、肩を叩く。互いに無事、一連の事件を生き残れたのだ。
あの時に血塗れで倒れていた姿は、今からはとても想像できない。見た所、後遺症などもなさそうだ。

「ええ。いきなり闘るんもえぇんですが、今の『アリーナ』がどう盛り上がっとるんかも興味あるんで」
「同い年の…少年『少女』、ですか?」

若干だが、眉を顰める。
『少女』と聞いて、以前闘うことになってしまった『百足山エミカ』を思い出してしまったからだ。
とはいえ、吉田サンがいる以上、その少女とやらが望んでここに来たのは間違いないだろう。
ニカッと笑みを浮かべ、財布を取り出した。

「ありがとうございます。そんじゃあ『一枚』、買わせてもらいます」

168 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/04/30(金) 23:05:35
>>166(GM)

「えー!? あたしの夢に知らない人がいる!!
 うそーっ、怪しー!
 これ、絶対覚えて夢占いしてもらわなきゃですよ!」

「あーでもでも、変な結果だったらやだなー!
 ネットで調べるだけにしとこうかな?
 ねえねえ、おじさんってそーゆーのわかりますー?」

夢に出てきた人物が夢占いの結果を知るはずもないし、
夢に出てくる人間が知らない人でも普通だが、
夢の中の言動とは得てして不条理だ。
単に、性格かもしれないが……

「あ! あはーっ、ごめんごめーん!
 先におじさんの話のほう聞きまーす。
 あたし、闘いってあんまり知りませんけどー、
 チケットってプロレスの試合とかですかー?」

「パパがそーゆーの結構好きなんですよねー。
 今までよく知らなかったけど、見てみよーかな」

          「お金今たくさんありますしー」

たくさんあるお金――
遊園地で交わした戦いが過ぎらなかったわけではない。
もっとも戦いに深い興味があるわけではないのだが、
父親から『格闘技試合の熱さ』は聞いたことがある。
それに、夢の中で話が出たというのも、なんか面白い。

――セララの浅い感心が向くには、十分な理由があった。

169 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/04/30(金) 23:14:00
>>166
(何度見ても濃い外見だなコイツ、、、、)

「まあタダなら全然構わないぜ。
 このスタンド、、、ってのをどう使うものなのか、知っておきたいしな」

実のところ、『グラム・スラム』を扱えるようになってからまだ日が浅いジョンにとって、この申し出は渡りに船だった。

(こいつ、、、、『グラム・スラム』がどんなことができるのか、色々試してみて大体わかったが、他のスタンドはどうなのか?
 『グラム・スラム』ができることは他のスタンドも大体できることなのか、そうでないのか、実物を見ないとわからないことは多そうだ)

170 『最悪の相性』 :2021/04/30(金) 23:45:02
>>167(東雲)

    バンッ!

    「いやー、相変わらず逞しい腕ですねぇ!
     この豪腕が振るわれるのを、是非『アリーナ』で見てみたいです!」

『東雲』の挨拶にも痛がる様子はなく、むしろ『吉田』は嬉しそうに頬を緩めた。
その流れで『試合』に誘う『セールストーク』も忘れない。

>「同い年の…少年『少女』、ですか?」

    「ええ、彼女は『二戦目』ですよ。
     何でも、『タダヒト』さんもイチオシだとか」

    「おっと、これ以上は『野暮』ですよね。
     これ以上は、『観覧席』で見て来て下さい」

『吉田』は『五万円』を受け取り、一枚のチケットを差し出した。
『氷山VS明智』と書かれた『チケット』。それを『東雲』は財布にしまった。

>>168(セララ)
> ねえねえ、おじさんってそーゆーのわかりますー?」

     「ヘッヘッヘッ、私めも『夢』の世界は『素人』でごぜぇます。
      お嬢様のご期待には、とてもとても応えられませんわぁ……」

『曳舟』は恐縮そうに狭い肩背を窄め、ペコペコと頭を下げる。
本来、『夢占い』とは見た夢を伝えて占わせるものなので、
『夢』の中で占うと言うのは、また違った話なのだろう。

>          「お金今たくさんありますしー」

     「ほほう。それはなんとも、素晴らしいことでごぜぇます。
      私めのように、金はなくともその日その日は過ごせますが、
      『先立つもの』がなければ、日は唯々過ぎていくだけですわなぁ」

『曳舟』が差し出した『チケット』が吸い寄せられるように『セララ』のポケットに入った。
そして、何の前触れもなく、『セララ』の意識は覚醒した。
枕元にはポケットに入ったはずの『チケット』が置かれている。

>>169(ジョン)
>(何度見ても濃い外見だなコイツ、、、、)

    「……?  中で食事も出来るぞ」

ジロジロと見られるのには慣れてるのは、
『ピエール』は『ジョン』の感想に気付かない。

>「まあタダなら全然構わないぜ。
 このスタンド、、、ってのをどう使うものなのか、知っておきたいしな」

    「あ、ああ。『タダ』だ」

『ピエール』の返事もあり、このチケットが『タダ』だと確認できた。
スタンド使い同士の『試合』を間近で見られるのであれば、
不思議な『夢』の副産物である『スタンド』のことも理解できるだろう。

171 『最悪の相性』 :2021/04/30(金) 23:45:40


     ざわ  ざわ  ざわ

     「あの『明智』がついにお出ましかよ」

     「前の試合は『10秒』で終わったんだろ?」

     「『尾藤』か……。アイツも『五連敗』してから見てねェな」

     「んで、『氷山』ってのは、お前知ってる?」

     「知らねぇーな。前の試合も負けてるんだろ?」

     「こりゃあ、ビール飲みに来ただけになるかもなー」

>東雲

『アリーナ』の『観覧席』に腰掛けた『東雲』は、
『売り子』の女性が近づいて来るのが見えた。

     「『プルコギバーガー』、買って」

声を掛けられた男は、ギョッとした様子で売り子を見るが、
すぐに財布から千円を取り出すと、おっかなびっくりで差し出した。

     「毎度あり。

      ――――『プルコギバーガー』、買って」

近付いて来た売り子は『東雲』にも声を掛けてきた。

>>168(セララ)
チケットに書かれた住所に従い、
『セララ』はアリーナの『観覧席』へとやって来た。

     「虚実入り混じる電妄の世界に降り立ちし『天使』が一人。

      拳風舞い栄える『アリーナ』にて尚、異彩を輝かせる。
      『セカイ』。『タブレット』は万全だ。――――その姿を明かしてくれ」

隣に座る、線の細そうな『青年』は『タブレット』にプログラムを走らせながら、
何やらぶつくさと呟いている。

>>169(ジョン)
『ピエール』と一緒に『観覧席』に腰掛けた『ジョン』は、
『ピエール』の頼んだジュースを渡され、試合会場を眺めた。
試合はもうすぐ始まるようだ。

    「さて、あの子は大丈夫かな……。

     『ジョン』も聞いただろ? 前の試合は『10秒』で終わってる。
     よっぽど『相性』が悪くない限り、考えられない事態だ」

『ピエール』はソワソワしている。

172 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/01(土) 00:11:47
>>170(GM)

「そっかそっか、ぜんぜんいーですよ!
 あたしの友達に、夢占い詳しい子いるから!
 起きたらその子にラインして聞くことにしまーす」

笑って許す。
セララは本当に、全然気にしない。

「うんうん、あたしお金持っててよかったです!
 『チケット代』全部もらえるのか分かんないけど、
 おじさんもそれでお肉とか食べてさー、元気出してくださいね!」

パン、とパーカーのポケットを叩いて――――

「…………………えー!? うそーー! すごーーーい!!」

気付いたら起きていた。
驚きの声は、一階でニュースを見る両親にまで聞こえた。

       ――なお、夢占いを聞くのは忘れた。

>>171(GM)

「すごいすごーい、町にこんなとこあったんだー!
 町の『裏名所』のってる雑誌あったけど、
 アレよりずっとずっと『裏』っぽーい!」

しきりに周囲を見渡していたが、
やがてその視線は『隣の男』に向く。

「わ! すごーい! プログラミングでしょこれ!
 頭良さそー。あたしも情報の授業でやったけど、
 ぜーんぜん分かんなくて、途中で飽きちゃったもん!」

満面の笑みで、無遠慮にタブレットを覗き込む。
何を言ってるのかは分からないが――

「おにーさんおにーさん、ここ詳しそーですねー!
 ねえねえ、あたし初めてなんですけど、
 ここってー、スマホで撮ったりしていいんですかー?」

――アリーナに詳しいのはなんとなく分かる。
セララに打算はない。なんとなく思ったから、聞いた。

173 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/01(土) 00:12:08
>>170-171

「勿論そのつもりですけぇ、期待して待っとって下さい」

あの事件から幾つ試合が行われているのかは分からないが、
観客もそろそろ自分の闘いを忘れている頃だろう。それで良い。その方が盛り上がる。
『強さ』というものを再確認し、そして観客に見せつけてやろう。

「はァン…あの『タダヒト』サンが」

自分もその人物について詳しくは知らない。
ただ知るのは、この『アリーナ』において最強の『一角』だということだけだ。
それほどの男が目をかけているのが、この『氷山』という少女なのか。
成る程、これは見応えがありそうだ。吉田サンに礼を言い、そのまま『観客席』へと向かう。


>     「毎度あり。

>      ――――『プルコギバーガー』、買って」

「…あぁ。ちょうど小腹も空いてきたとこじゃけぇ、ちょうどエエか」
「あんがとさん」

千円札を出し、代わりにバーガーを受け取り大きく齧り付く。
周囲には色々と聞き捨てならない言葉も飛び交っているが、その点に関してここで喚いても話にならない。
ましてや、自分が直接『尾藤』サンに会いにいくなどもってのほかだ。
試合を見て、そしてまた自分も闘うだけだ。『闘士』とは、それだけしかできない。
そうあるべきだ。…願わくば、また尾藤の闘う姿を見られると信じて。

174 『最悪の相性』 :2021/05/01(土) 00:39:23
>>172(セララ)

全国に何台とない『マイナー筐体』が保存されたゲーセンなど比べても、
この『アリーナ』は雑誌に載るような『裏情報』とは、一線を画している。

その空気にも怖気ず、『セララ』は隣の男に話しかける。

>「おにーさんおにーさん、ここ詳しそーですねー!
> ねえねえ、あたし初めてなんですけど、
> ここってー、スマホで撮ったりしていいんですかー?」

     「『アリーナ』において『撮影』は厳禁だ。
      情報漏洩が懸念される。スマホの電源は切るように」

     「最も、私の『オフィサー・キックス』は、
      この『アリーナ』の運営に必要だから、
      特別に許可されているのだ」

『タブレット』を指先でコンコン、と叩きながら、
線の細い『青年』は神経質そうな視線を向ける。

>>173(東雲)
あの闘いの後、風の噂によれば『尾藤』が修行の旅に出たらしい。
今は何処で何をしているか知らないが、再び『アリーナ』で相まみえる日を願い、
『東雲』は目の前の試合に集中し、次なる『試合』に望むことを決めた。

>「…あぁ。ちょうど小腹も空いてきたとこじゃけぇ、ちょうどエエか」
>「あんがとさん」

     「……まいど」

『東雲』は『プルコギバーガー』の包みを受け取る。
ずっしりとした質感とぬくもり。だが、包装はどうだろう。
紙越しにも『ソース』が伝わる。これはちょっと開けづらい。

     「うおっ」

さっきハンバーガーを買った男も、手の甲にソースを跳ねさせている。
売り子の女性はハンバーガーを売り切ったのか、突っ立って『東雲』を眺めている。

>ALL

試合会場の大部分を占めるのは『金網』で出来た『網籠』だ。
左右には『鉄扉』が設置されており、ファイターがここから入場するのだろう。
『総合格闘技』で使用される『オクタゴン』に酷似しているが、
此方は『天井』まで『金網』が配備されている。

一方、『金網』の固定は『アンカー止め』のみであり、
『グラム・スラム』や『ザイオン・トレイン』であれば、
突き飛ばして『倒す』ことも可能だろう。

【アリーナ俯瞰図】             【横から見た図。Xが金網、■が壁とする】
∴∴∴∴■■    ■■∴∴∴∴ .....|
∴∴∴■□__扉__□■∴∴∴  | XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX       〇
∴∴■□/□□□□□\□■∴∴  | XX.  .XX              XX   XX       ̄/ .
∴■□ |□□□□□□□| □■∴   .| XX.  .XX              XX   XX   〇 /椅
∴■□ |□□□□□□□| □■∴   .| XX.  .XX              XX   XX  ̄/ .■■■
∴■□ |□□□□□□□| □■∴   .| XX.  .XX              XX   XX /椅■■■
∴■□ |□□□□□□□| □■∴   .|■■  扉   〇   〇     扉  ■■■■■■■■
∴■□ |□□□□□□□| □■∴   .|■■  扉    ト   ノ|    .扉  ■■■■■■■■
∴■□ |□□□□□□□| □■∴   .|■■  扉  />  <\  ..扉  ■■■■■■■■
∴∴■□\□□□□□/□■∴∴  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∴∴∴■□ ̄ ̄扉 ̄ ̄□■∴∴∴  |         氷山  明智        観客席
∴∴∴∴■■    ■■∴∴∴∴ .....|        (※氷山、明智はまだ『入場』していないが、
                                   仮に入場した場合のイメージとして……)

□:闘技場内。床はコンクリートで、タイルの大きさは『1x1m』。
■:『2m』の高さの壁。その上は『金網』が張られ、会場と観客席を隔てる。
|:『4m』の高さの『金網』。固定されてはいるが、『破壊力:B』の数発で倒せる。
扉:『鉄格子扉』。
∴:観客席。会場を見下ろす形となる。

175 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/01(土) 00:55:18
>>174(GM)

「そーなんだ! 映画館みたーい!
 はーい分かりましたー、切っときますネ」

        スッ
            ピ

「ほらほら、切ったよ! 確かめてくれてもいーですよ」

『青年』に見えるように、
パンダの顔を模したケース入りの、
スマホの電源を切って見せた。
真似をするように画面を叩くが、
指に反応して画面が灯る事もない。

「え! てことはてことはー、
 きみってすっごい偉い人ってことー!?
 とゆうかとゆうか、ここって『アリーナ』なのー!?」

と、タブレットと『青年』の顔を見比べる。

「やばーい、あたしラッキーかも!?
 やっぱ日頃の行いがいいもんなーあたし。
 始まるまで、アリーナの事いろいろ聴きたいでーす!
 他の人に聞いたことはありますけど、
 こーゆー試合やってるって初耳だし!」

以前遊園地で遭遇した――――
そして耳にしたのは『治安組織』という『見方』だった。
 
「あのあの、今から出てくる人のって、『格闘家』の人なんですかー?」

176 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/01(土) 01:03:19
>>171
「お、悪いな」
渡されたジュースを早速飲む。

「しかし、大層な心配の仕方だなアンタ。
 その子ってのはアンタの子供か何かか?」

濃い外見の男が隣で落ち着かない様子だとこちらも落ち着かなくなる。

>考えられない事態だ
「そういうものなのか?」

自分のスタンド、、、『グラム・スラム』のことを思い浮かべる。
その力は人間のそれよりも遥かに強く、(まだ試したことは無いが)全力で人を殴りつければ、容易く相手を昏倒させることもできるように思えた。
そういうことができるスタンドは案外少ないということなのだろうか?

「それとも、岩を砕くような一撃でも容易くしのげるような連中ばっかりなのか?スタンド使いというのは?」


>>174
「これはまた、、、本格的だな」

アリーナを見て唖然とする。

「28年生きててこんなものが世の中にあるって知らなかったんだな、俺は、、、」

突如自分の目の前現れた非常識な異界。拒否感が無いと言えばウソになる。
とはいえ、これが自分がこの先生きていく世界の一端なのだ。
学ばなければ。

「やれやれ、勉強なんて大学受験で終わりにしておきたかったぜ」

177 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/01(土) 01:22:01
>>174

「ほおぉ…なかなか量はあるようじゃのぉ」

適当に包装を剥いて食べる。手がソース塗れになったとしても気にしない。
包装紙に濡れてない部分があればそこで拭くが、なければ舐めとって、後はズボンで拭けばいいだろう。
本能のままに貪ろう。

「…ん?なんじゃあ嬢ちゃん」「ボケっと突っ立っちょるより、座って観戦すりゃあええじゃろ」

視線に気付き、声をかける。黙って見られているのは、流石に居心地が悪い。
男ならケンカを売ってきてるのかと思うところだが、女相手ではそうもいかない。

178 『最悪の相性』 :2021/05/01(土) 01:46:36
>>175(円谷)
>「え! てことはてことはー、
> きみってすっごい偉い人ってことー!?
> とゆうかとゆうか、ここって『アリーナ』なのー!?」

    「何も知らないで来たのか……?
     いや、チケットはあるよな……?」

『セララ』に対し、青年は訝し気な反応を見せるが、
ややあって『売り子』の男性を呼び止め、『ジュース』と『ポップコーン』を買う。

    「ほら、これ食べな。
     俺は『山本ユキト』。別にエラくも何ともないよ。
     この『アリーナ』の『電子機器』を担当しているのさ」

『山本』が指で示した先には、巨大な『LEDパネル』が設営されている。
先程のプログラムも、そのパネルを遠隔操作するためのものだろう。

『セララ』が一見さんと解ってか、『山本』は肩肘を張るのを止め、
素の口調で『セララ』に接する。

>>176(ジョン)
>「しかし、大層な心配の仕方だなアンタ。
> その子ってのはアンタの子供か何かか?」

    「ある切欠で知り合ってね。
     元々、『観戦』自体に興味はあったから、
     彼女の『試合』を見てみたい、という思いもあったよ」

その関係性は不明だが、とりあえず『血縁』ではなさそうだ。
『ジョン』は試合の様子を聞き、『ピエール』に問い質す。

>「それとも、岩を砕くような一撃でも容易くしのげるような連中ばっかりなのか?スタンド使いというのは?」

    「スタンドは千差万別だが、
     このような『試合』に出て来る以上は、
     誰もが腕に自信のある者ばかりだろう」

    「そうした猛者を『10秒』で倒すというのは、考えにくいものだよ」

『ピエール』が訳知り顔で話をする。
格闘技の世界でも『10秒』でのノックダウンとなれば、滅多に見られない。

>>177(東雲)

     ベチャッ   グイッ

       はぐ  はぐっ

細かいマナーは一切気にせず、『東雲』はハンバーガーをワイルドに貪る。
濃い味付けがガツンと来る、年頃の少年にはピッタリのジャンキーな味わいだ。

>「…ん?なんじゃあ嬢ちゃん」
>「ボケっと突っ立っちょるより、座って観戦すりゃあええじゃろ」

     「…………」

売り子の女性は無言のまま『東雲』に近付き、
隣に座っていた男性の肩を叩いた。

     「チェンジ」

     「あ、はい」

空いてる席は所々にあるはずだが、男性はスゴスゴと席を譲った。
そのまま隣に腰掛け、『東雲』にポケットティッシュを出す。

179 『最悪の相性』 :2021/05/01(土) 01:47:09
>ALL

     ≪『アリーナ』のみなさーん! ハローボンボン!
       キャー、何この金網ぃー! すっごい本格的ぃー!≫

     ≪逃げ場なしの『鳥籠』で繰り広げられるタイマンバトル!
       果たして勝つのは、『10秒ノックアウト』を決めた『キルタイムボーイ』か!?≫

     ≪それとも、『初勝利』を狙って再び現れた『ドリームガール』か!?
       見逃せない『試合』になるぞぉ! みんなぁ、しっかり応援してねぇ!≫

会場に設営された『LEDパネル』が点滅し、映し出されたのは『アニメCG』のキャラクターだ。
手先まで隠すほど伸びたラッパ袖を振りながら、『実況』を始めている。

     ≪さぁ、まずは選手入場!
       氷山選手、お願いします!≫

     ワァァァァァァ〜〜〜〜〜〜ッッ!!

    「一勝もぎとってくれや!」     「期待してるぜ、お嬢ちゃん!」

『スモーク』が出迎えるままに『氷山』が入場する。
制服姿の小柄な少女。何の変哲もない外見だ。

    ≪身長153cm! 小柄な体に秘めたる『闘志』!
      前の試合は見られなかったけど、きっと惜しかったはず!≫

    ≪さあ、続きましての入場は、『明智』選手!≫

一方、『明智』もまた県内の進学校の制服を纏って現れた。
鼻筋の整った顔立ちだが、何処か『陰険』そうな面構えにも見える。

    「おい、森田どーしたんだよ?
     こんなキンキン声のフザけた実況で闘えってのか?」

    ≪身長181cm! 聞いての通り、悪態がモノを言う!
      その口に見合う実力を、今回も発揮できるのかぁ!?≫

    「『明智』ィ!  テメェーも年貢の納め時だぞ!」

    「『尾藤』倒したくらいでイキってんじゃあねぇーぞ!」

    「天にツバ吐いても、テメェに掛かるだけだっつうの!」

    ―――――ガシャンッ

二人が入場し、『格子扉』が閉ざされる。

180 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/01(土) 02:40:39
>>178(GM)

「なんかねー、夢に変なおじさんが出てきてさー。
 それで『面白いものあげる』って言うから、
 くださーいって言って起きたらー、
 ほんとにチケットがあったんですよー!
 だから面白そうなんで、来ちゃいました!」

「……って、あはーっ!
 あたし不思議ちゃんみたーい!?
 ほんとですよー、ほんとほんとー!」

チケットは間違いなくあった。

「うそーユキトさんやさしー! うれしー!
 じゃあじゃあじゃあー遠慮なく、いただきまーす!」

ポップコーンとジュースを躊躇いなく受け取り、

             ツブラヤ セララ
「あ! あたしセララ。『円谷 世良楽』でーす。
 セララちゃんって呼んでいいよ」

自己紹介に生来の軽い口調で返しつつ、
指の先にある巨大な『LED』と、そこに映る光景を見る――――

>>179(試合)

「わー、かわいー! あれって『Vtuber』さんですよね!
 うちのクラスにすっごいすきだーって子いるー。
 さっき言ってた『天使』って、あの子の事なんですねー」

クラスメイトに熱心なファンがいる。
このキャラクターの、ではないが、
セララも布教された。実らなかったが。

「てゆーか! 見て見てユキトさん!
 あの『氷山ちゃん』って子、うちの学校の子だ!
 あっちのほら! すっごーい嫌われてるっぽい明智くんも、
 えーと……頭いい学校の制服ですよ!」

そしてセララの導き出すのは――――

「てゆーことは、ここって……
 『学生同士が戦う格闘技』ってコト!? なにそれー! やばーい!」

                         ――――短絡的な答えだ!

181 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/01(土) 08:30:55
>>178
>ある切欠で知り合ってね。

「ふうん?」

ぼかした言い方に一瞬下世話な想像をしてしまったが、本当にそうであれば自分を誘ったはしないだろう。
とはいえそれ以上の追及はしないでおく。今説き明かすべきなのは人間関係の神秘ではない。

>そうした猛者を『10秒』で倒すというのは、考えにくいものだよ

「なるほど、確かにこんなところで戦って見世物になろうって手合いはスタンド使いの中でも上澄みの連中だろうしな」

>>179
「おいおい、両方とも子供じゃないか、、、」

ピエールの口ぶりから氷山はそうなのだろうと踏んでいたが、対戦相手もそうだとは思わなかった。

「子供同士に血を流させて熱狂する、、、、いや、そういうのではないのか?」

第一印象で感じた嫌悪をそのまま口にしようとして、思いとどまる。
観客が二人に向ける熱狂は、お世辞にも上品とは言えないが、自分が最初に連想した類の娯楽にありがちな「卑しさ」は感じられない。
この空間で駆動する常識は、自分の知るものではないと考えるべきか。

182 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/01(土) 18:36:53
>>178

「うまいのぉ。外で指をねぶるんはちぃと行儀が悪いが…あン?」

『アリーナ』の外でも売っていたら、また買いたいものだ、などと思っていると。
『バーガー売り』の女が隣の男を押し退けて座ってきた。知り合いだったか?
怪訝な顔をして、そいつを見ていると。『ポケットティッシュ』を渡してきた。
手の中に半分ほど残っていたバーガーを、二口で一気に喰らい尽くす。

「なんじゃ、アフターサービスっちゅうヤツか?ぶち気が効いちょるわ」

ありがたく受け取って、手を拭く。
接客のことはよく分からないが、こういう気遣いをできるヤツはのし上がれるんじゃないか?

「悪いのう、嬢ちゃん。あんた、名前は?」

>>179

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「はぁァ…最近の流行りなんかのう、この電子女」
「まぁ、『アリーナ』を続けていくにゃあ興行も大事じゃけ、実況してくれんなら誰でもええか」

アレが『氷山』か。見た目は普通だ。当然『スタンド使い』の実力は外見では測れないが。
戦い方次第では、小学生が大の大人を倒すことも容易に有り得る。それが『スタンドバトル』だ。

一方、『明智』とやらはタッパはあるようだ。
殴り合いなら基本有利になる部分だが、この闘いではそれが結果を変える状況にはならないだろう。
しかし、こいつは相当嫌われているらしい。かく言う自分も、そのツラは。

「気に食わん」

だが、流石にそれだけで一方を応援することはない。楽しめる闘いが見られるならそれでいい。
まずは成り行きを見守ろう。

183 『最悪の相性』 :2021/05/01(土) 22:51:17
>>180(円谷)
『円谷』は『チケット』を入手した経緯を『山本』に伝える。
『山本』は思案顔になったが、何かに思い当たると息を零した。

    「恐らく、くれたというより、『買った』ことになってるな」

続いて何かを告げようとするが、
『LEDパネル』に『Vtuber』が映ると、パっとその顔を上げる。

>「わー、かわいー! あれって『Vtuber』さんですよね!

         ムツラ
    「ああ、『六連セカイ』。
     格闘ゲームというVのニッチジャンルに突如として現れ、
     強者こそが正義という格ゲー界隈の神話に真っ向から挑む
     主に格ゲー実況や攻略動画の配信を主とする令和のジャンヌダルク」

>「てゆーか! 見て見てユキトさん!

    「前任の実況者が再起不能となった時、
     次なる実況者を任せられるのは彼女しかいなかった。
     『オフィサー・キックス』を通せばカメラ越しでもスタンドを見られるし
     殺伐としたアリーナのイメージを和らげるには彼女なくして考えられない」

>「てゆーことは、ここって……
>『学生同士が戦う格闘技』ってコト!? なにそれー! やばーい!」

    「『学生』だけではない。ホームレスも住職も鎬を削り合う。
     今回はたまたまだ。今遠くから電子女なんて野暮な呼び方が聞こえたが
     LINEのスタンプによる応対もキャラクターの印象を借りた挨拶に変わりはない。
     いずれは誰もがキャラクターに扮してコミュニケーションを取る時代がやってくる」

遠く離れた声も逃さない地獄耳。恐らくは何らかの能力によるものか。
試合が始まる前とはいえ、『山本』の関心は今のところ『セカイ』に向きっぱなしのようだ。

>>181(ジョン)
>「子供同士に血を流させて熱狂する、、、、いや、そういうのではないのか?」

    「スタンド使いで闘う意思があるなら、選手は老若男女を選ばない。
     たまたま、今回が学生同士の闘いになっただけだろうな」

物騒な『網籠』から連想される『デスゲーム』の類とは反し、
観客達の熱狂は、やや低層向けのスポーツ娯楽のものに似ている。
口の悪い彼等も『本気』の闘いを望んでいるのだろう。

>>182(東雲)
ポケットティッシュを取り、指先を拭いた。
サンバイザーを深く被り、スポーツユニフォームを模した売り子服は、
『球場』の売り子と何ら遜色のない服装だ。

>「悪いのう、嬢ちゃん。あんた、名前は?」

     「『キューコ』。
      アンタは『トウグモ』」

読み方は間違っているが、『東雲』の名前は知っているようだ。
選手二人が入場すると、『キューコ』はその視線を『鳥籠』へと向ける。

>「気に食わん」

     「この手の顔は長続きしない」

ぶっきらぼうな言葉だが、『東雲』に同調している。

184 『最悪の相性』 :2021/05/01(土) 22:53:46
>ALL
二人が入場し、格子扉が閉ざされる。
何やら会話をしているが、それを聞いた『氷山』がムッとしている。
『氷山』の傍にはスタンドが立ち、彼もまた己の意思を持つように話している。

    ≪両者弁舌が白熱ぅ! 最早ファイトは待ったなしです!
      貴方の心にイン・ストール! 『実況』は『六連セカイ』!
      『解説』は『A級ファイター』の『タダヒト』でお送りしまぁーす≫

会場の上空に『鉄梁』で固定された『解説席』に座る『タダヒト』は、
自身のマイクのスイッチを入れ、一呼吸置いた後に話し始める。
スーツ姿に襟には弁護士バッヂ。年の程は40を越えた辺りだろうか。

    「試合が始まる前に、この場の全員に伝えておくことがある」

    「『最悪のアダージョ』は生きていた」

        ヽ ノ i |      「ウソだろ……」
        /   ワ  
              ッ   「アンタが殺したはずじゃあ……」

その名を知る『観客』達がどよめきを隠さない。
その名を聞いた者の中で、何人かが顔を蒼褪めさせた。

    「『悪霊』となり、『夢』の中で復活を画策していた」

    「だが、『氷山』選手の手により、『成仏』した」

       どよ…       「倒したってことか――――」

          どよ…    「あの『アダージョ』だぞ……」

       クルセイダーズ
    「『 討 伐 隊 』の一人、『氷山あきは』の実力は私が保証する」

『観客』の言葉が止み、全員が息を飲み込んだ。
その様子を見る『明智』は苛立ったように眉を顰めた。

    ≪さあ、金網に囲まれた『オクタゴンマッチ』!
      間もなく、試合開始になります!≫

『セカイ』の電子ボイスが鳴り響く。間もなく、試合が始まる――――

185 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/01(土) 23:18:43
>>183

「わしは『シノノメ』っちゅうんじゃが…まぁあんたが呼びやすい方で構わん」
「ほんで、とーからわしの名前を知っとるっちゅうことは、『キューコ』…あんたはわしの試合を見とったんか?」

別に、ただの『売り子』が選手を知っていてもおかしいところはない。
野球ドームでビールを売っている女が、野球選手に詳しくても不自然じゃあないからだ。
だからこいつが自分の名前を知っているなら、自分が闘っている時の様子を
観客席から見ていたか、あるいは。いずれ闘うかもしれないから、前もって調べていたか、か。

>>184

氷山のスタンドは『近距離型』か?などとその姿を見て推測する。
しかし試合前にも関わらず、明智は氷山に対して口撃を止めないようだ。

「『明智』とやらは口が達者なようじゃのう。それと拳が釣り合うんならエエが」

そのまま『タダヒト』の話に耳を傾ける。
自分がアリーナの影で暗躍する輩と闘っていたように、あの『氷山』もまた
人知れず、強大な敵と闘っていたらしい。成る程、そらなら『タダヒト』が評価をするのも頷ける。
どうやらこの試合、少なくとも『10秒』で終わることはないだろう。

186 『最悪の相性』 :2021/05/01(土) 23:36:05
>>185(東雲)
>「ほんで、とーからわしの名前を知っとるっちゅうことは、
>『キューコ』…あんたはわしの試合を見とったんか?」

    「見てない」

『キューコ』はにべもなく返す。
見ていたのなら、『実況』が『東雲』の名前を呼ぶ以上、
名前の呼び方が解らない、ということはないだろう。

>「『明智』とやらは口が達者なようじゃのう。それと拳が釣り合うんならエエが」

    「言動と実力は大体一致してる。
     伴わなければ相手にされないから」

『長堀』や『太田垣』と比べるに、
人型のスタンドであれば『近距離パワー型』が主とされる。
アリーナのルール上、この系統でなければ戦闘は難しいだろう。

>ALL

     ≪いざ、尋常にィィ―――――    『勝負』はじめぇ!≫

     ズギャッ!

『明智』は腰元に手を翳し、『革袋』を発現する。
そこに指先を突っ込み、まるで『ガンマン』のように腕を弾かせ、

      ギャゥ!

『革袋』の中身を『指弾』の如く弾き飛ばした。
きらめく物体は『銃弾』にも匹敵するスピードで『氷山』へ放たれる。

     ≪『アンチクライスト・スーパースター』ぁぁ!!≫
             . . . . .
     ≪その名前の通り、『銀貨』のスタンド!
       悪魔の銃弾が『氷山』選手に襲い掛かるぅぅ!!≫

     ≪果たして、『氷山』選手は防げるのかぁ!?≫

187 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/01(土) 23:53:38
>>186

「あァ…そういや二人が解説してくれとったけぇ、そんな間違いは起こらんか」

つまり何らかの理由があって、直接己の試合を見たわけではないが、
『東雲』という文字をどこかで見たということだ。だがまぁ、その点に関して、今はどうでもいいだろう。
この『キューコ』がただの観戦好きであろうと、あるいはあの氷山の如く、見た目によらぬ『闘士』であろうと。
己のやるべきことは変わらない。

「相手にされるだけの実力はあるっちゅうことか」
「まぁプロレスにも『ヒール』は求められちょるけ、良い闘いを見せてくれりゃあわしの評価は変わるが」

もっともプロレスにはある程度の『シナリオ』があるが、この『アリーナ』にはそれがない。
故に、あの明智の実力次第では『ヒール』が勝ち続ける事もあるだろう。
それならそれで、自分が乗り込むだけだが。

「『銀貨』を弾いたんか。速いのぉ、わしの『ザイオン・トレイン』並か」
「しかし…なんで『銀貨』がスタンドの名前通りなんじゃ?」

自分はキリストやら何やらに詳しくない。英語にもあまり強くはない。

188 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/01(土) 23:55:17
>>183(GM)

「あ! そーいえばお金がどうこう言ってたかも!
 でも面白そうですし、まーいーですよ!
 あのおじさんもお金欲しかったと思うしねー」

呑気な事を言っているが、
セララは自分が何円払ったか知らない。

「なーんだ、たまたまですかー。
 よかったよかった! あたし安心でーす!
 ……って、えー! 実況者さんも再起不能になるの!
 アリーナってやっぱ激しいんだーっ」
 
「でもでも! 確かにあの子が実況だとー、
 激しくってもこわーい感じはしないですネ」

山本も激推しの『六連セカイ』――
セララも対戦者の立ぶるまいや、
戦いに対する姿勢のような難しい点より、
その『わかりやすい魅力』に視線を引かれていた。

>>184(試合)

が、『タダヒト』なる人物の声を聴いて視線をそちらに。

「最悪を倒すって最高ってコトですよ! 氷山ちゃんすごいすごーい」

などと、ジュースを啜りつつ無知を全開にしていたが――――

>>186(試合)

「あ!! みてみて、始まりましたよー!
 『アンチクライスト・スーパースター』だって! かっこいー!
 それに速いし、早ーい! あたしだったら防げるかなー!?」

戦いが始まると、身を乗り出すように『速攻』に食い入って見る。

189 『最悪の相性』 :2021/05/02(日) 00:23:31
>>187(東雲)
>「『銀貨』を弾いたんか。速いのぉ、わしの『ザイオン・トレイン』並か」
>「しかし…なんで『銀貨』がスタンドの名前通りなんじゃ?」

    「『アンチクライスト』、キリストの敵。
     キリストを裏切って『磔刑』に処した『ユダ』は、
     その報酬として、エルサレムの祭司長から『銀貨30枚』を受け取った」

    「タロットによっては、『吊られた男』は『ユダ』の絵柄とされ、
     その手に『銀貨』の入った革袋を持たされている」

『キューコ』はぶっきらぼうな声調のまま、『東雲』に伝える。

>>188(セララ)
あの風体を考えると、『曳舟』が金に困ってるのは容易に想像できる。
のんぼりとした様子で『セララ』が喋る様子を、『山本』はぶつくさとした
独り言を呟きながら聞いている。

>「でもでも! 確かにあの子が実況だとー、
> 激しくってもこわーい感じはしないですネ」

    「ああ、各方面に頭を下げた甲斐があったよ」

『アダージョ』の言葉が出るや否や、『山本』は顔を蒼褪めさせたが、
『セカイ』の実況する様子に祈りを捧げ、平静を保ったようだ。
彼の様子を見るに、とりあえずヤバそうな人物のようだ。
(※当然、それを倒した氷山はすごい、という話だ)

> それに速いし、早ーい! あたしだったら防げるかなー!?」

    「どうだろうな……。
     だが、あのスタンドは防いだ後がマズい」

>ALL

       ―――――ガギィンッ!

    ≪防いだぁぁ〜〜〜〜〜〜ッッ!!≫

    ≪あれは、傘ッ!?
      『時代劇』で見る『被り傘』ですが、
      これは硬いぞ! 『アンチクライスト・スーパースター』を防ぎきってる!≫

『エド・サンズ』が発現した『陣傘』に『銀貨』が命中する。

    「あれなら『銀貨』も利かなんじゃねぇの!?」

    「こりゃあ早くも勝負あったかぁ!?」

『銀貨』の一撃を防ぎきり、『観客達』も気色ばんだ歓声を上げる。
そして、『エド・サンズ』の殴打により、『陣傘』を吹っ飛ばした。

       ズルルルルルルルルル . . .

    ≪ふ、吹っ飛ばして攻撃した『傘』がぁ――――≫

まるで『毛糸球』を紐解くように、『陣傘』は一本の『茨』へと変じていく。
それはドライアイスのように昇華していき、『明智』に届くよりも前に、
完全に『消失』してしまった。

         ザザッ!

『氷山』も前方へと駆け、『明智』もまた接近する。

190 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/02(日) 00:45:17
>>189(GM)

「へー! ユキトさんがあの子連れて来たんだ!
 じゃあじゃあ『ファン』なだけじゃなくって、
 プロデュースもしてるってことですねー! えらーい!
 それはバカにされたら怒りますよー、わかるわかる」

「どーしよー、試合もだけどあの子も気になるー」

『アダージョ』について深く追及はしない。
最悪というのはよくないことだし、
よくないことを話してもしょうがない。
まして自分の知らないやつだ。

「ってー、防いだ後? どゆこと――――」

視線を山本と戦場の間で行き来させる。
そして――――答えは必要無かった。

「――――あはーっ!! 今の! すごいすごい!
 防いだのもすごいけどー、ほんとに防いだ後だ!
 あの丸い帽子が、イバラになっちゃいました! 面白ーい!」

     「あれー? でもでも、何で明智君も近付くんだろ!
      あんな凄いワザあるなら、
      離れてずっとやってた方が強いような気がしまーす」

「どうどうー? あたしの考えてる事、当たってますかー?」

問いつつも、今度は山本だけに答えを求めてはいない。
セララの輝く双眸は『試合風景』を見るべく、そして期待に見開かれる。

191 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/02(日) 01:04:59
>>189(GM)

「ほおォ…博識じゃのぉ」

西洋の信仰については、正直なところ全然分からない。
だがこうして『スタンド』の理解に繋がる時もあるのだから、捨てたものではない。
『キューコ』の知識に素直に感嘆しつつ、試合の経過を見ていこう。

「『防御力』は中々のモンじゃ。飛び道具への備えも万全か」

防具を発現する能力か、あるいは日本の道具を発現する能力か。
何にせよ、手堅い。だが『明智』のスタンドはそれを更に上回るようだ。
触れたものを『茨』にする能力か?それだと消えた事までの説明はつかないが。
もしアレと同じことが人体に起きたなら、即座に敗北だが。

「…しかも、接近戦も上等かッ!」

自ら近付く明智に、驚く。銀貨を飛ばすだけではないということか。

192 『最悪の相性』 :2021/05/02(日) 01:26:19
>>190(セララ)
>「あれー? でもでも、何で明智君も近付くんだろ!
>あんな凄いワザあるなら、
>離れてずっとやってた方が強いような気がしまーす」

     「その通りだ。だが、いずれは『近付かれる』。
      『銀貨』が尽きる前に、別の攻撃を仕掛ける気だろう」

『試合』を注視する『セララ』に対し、『山本』は相槌を返す。
試合が始まったとなれば、『山本』も会場に目を凝らしている。

>>191(東雲)
>「ほおォ…博識じゃのぉ」

    「エヴァで知った」

『キューコ』は謙遜なく答える。
『エド・サンズ』の手堅さに舌を巻きながら、
『東雲』は眼前で起こった現象について思考を巡らせる。

>「…しかも、接近戦も上等かッ!」

    「考えられるのは三つ。
     『弾数』に制限があるか。
     『銃弾』よりも優れた武器があるか」

>ALL
『エド・サンズ』は発現した『鍵縄』を『明智』に投げるが、
距離の近さが災いし、勢いも付かぬまま弾かれる。
そう、弾かれたのだ。

      ズギャッ!

     ≪あ、あれはまさか――――≫

       ギュゥゥ――――ンン!!

『明智』の手中から現れたのは『陣傘』だ。
真正面から突っ込む『明智』は、『エド・サンズ』のコメカミに『傘』を振るう。
そのパワー、スピードは『グラム・スラム』や『ザイオン・トレイン』と同等だ。(パス精BBB)

    「さあ、もう一度言ってみろよ!」

    「お前もか、ってなぁ!」

『明智』の勝ち誇った声が『アリーナ』に響き渡る。

193 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/02(日) 01:56:28
>>192(GM)

「そっかー! 弾切れってあるもんネ。
 それに氷山ちゃんもいちおー防いでますし!
 確かに確かにー。ユキトさんさっすがー。
 でもさー、別ってどんな攻撃――――」

    『陣傘』。

      
   「――――うそーーーっ!?」

予想外の光景に声を上げ、
思わず席から腰を浮かせた。

「ユキトさん見たー!? なにあれなにあれー!
 『あれ』ってほら! 氷山ちゃんの能力でしょー!?
 同じスタンドの人って、二人いないですよねー!?」

        ストン

「あはーっ、あたしすっごいテンション上がってる!」

再び腰を下ろして、ポップコーンを手に取る。
 
「てゆーか明智君、動きもすっごい速ーい!?
 どーしよどーしよ! 氷山ちゃーん、頑張って反撃しちゃえー!」

194 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/02(日) 07:35:39
>>184
「『アダージョ』?あんた知ってるか?」

ピエールに尋ねる。
周囲の反応からすると知っていて当然、といった様子だが、もちろん自分は例外である。

>>186
>>189
>>192

>『明智』は腰元に手を翳し、『革袋』を発現する。
「あれが奴のスタンド!?、、、なるほど、本当に人によって全然違うんだな」

>まるで『毛糸球』を紐解くように、『陣傘』は一本の『茨』へと変じていく。
「あれが、あの銀貨の能力、なのか?」

氷山の能力という線も無いではないが、有利になっているのが明智の方である以上、明智の能力による現象と考える方が自然だろう。

「まともに受けるのは危険みたいだが、かといってあのスピード、、、自分だったらどうやって切り抜ける?」

考えるもののいい案は浮かんでこない。
それはつまり、自分があの場にいたなら早くも敗北は決定しているということ。
そして自分がこの先そういった状況に立たされる可能性はあり得る。

「ああいう状況を切り抜ける工夫を予めいくつも持っていないといけない、ってことか。
 早くも宿題が一つできちまったな、くそ、気が重いぜ」

>『明智』の手中から現れたのは『陣傘』だ。
「あれは、、、偶然同じものを?いや、違うのか?」

スタンドの『見た目』というのは自分が思ってた以上に千差万別のようだ。
それを考えると対戦相手二人が偶然同じような見た目のスタンドを持っていたと考えるよりは、
先ほど起きた陣笠の不可解な消失現象と地続きの能力によって明智の手に陣笠が現れたと考えるべきだろうか。

195 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/02(日) 21:08:19
>>192

自分はあまりアニメは見ないが、そうして知識を得られるのなら捨てたものではないか。
それはともかく、接近する理由としては確かに『キューコ』の言う通りだろう。
硬貨には弾数制限があるか、硬貨飛ばしは牽制で本命がある。

「もしくは、接近する事で発動する能力…か」

対して氷山のスタンドは鉤縄を発現。それを投擲するも、その前に明智が接近。
攻撃を弾いたのは、先程茨になって消えていった『陣笠』か。

「はン、氷山のヤツからパクッたんか?」
「じゃが、『明智』の動きが分からん。あの動きは『銀貨』と関係がない」
「あがぁに膂力と速さを兼ね備えた一撃を叩き込めるっちゅーんは不思議じゃのぉ」

『器具型』なら、それを扱う際にスタンドが何らかの補助をする能力もある。
しかし、『陣笠』で殴りかかっているこの状況では『皮袋』は一切関係がない。
そこに能力の謎が隠されているのか?

196 『最悪の相性』 :2021/05/02(日) 23:06:17
>>193(セララ)
>「ユキトさん見たー!? なにあれなにあれー!
> 『あれ』ってほら! 氷山ちゃんの能力でしょー!?
> 同じスタンドの人って、二人いないですよねー!?」

    「ああ、『アンチクライスト・スーパースター』。
     その能力によって、『陣傘』をコピーしている」

間近で行われる『熱戦』を前に、『セララ』は興奮を覚えている。
『不利』な現状の中、闘いを続ける『氷山』に『セララ』はエールを送る。

>氷山ちゃーん、頑張って反撃しちゃえー!」

    「俺は『アリーナ』の人間。中立だから『応援』は出来ないが、
     その声はきっと、あの二人に届くはずだ」

>>194(ジョン)
>「『アダージョ』?あんた知ってるか?」

    「ああ、知ってるよ。
     彼女が『アダージョ』を倒した瞬間も、目の当たりにした」

『ピエール』も当事者のようだ。
その『氷山』を以ても尚、現状は『不利』な状況だ。

>「ああいう状況を切り抜ける工夫を予めいくつも持っていないといけない、ってことか。
> 早くも宿題が一つできちまったな、くそ、気が重いぜ」

    「ああ。あの状況、私の『ジュリエット』も闘えば同じ目に会うだろう。
     クッ、何とかしのいでくれよ……!」

『ピエール』も劣勢に立つ『氷山』に念を送っている。

>>195(東雲)
>「もしくは、接近する事で発動する能力…か」

    「それ、思い付かなかった。
     私は唯、『してやったり』がしたかっただけ、そう思う」

『キューコ』は視線を『明智』に向けたまま、言葉を紡ぐ。
『明智』の不可解な身体能力、それに『東雲』は違和感を覚える。

>「じゃが、『明智』の動きが分からん。あの動きは『銀貨』と関係がない」

    「銀貨で裏切られ、茨の冠と共に処刑された『キリスト』は、
     復活を遂げて『神』になった。――――ザックリだけど、そう言われてる」

>ALL
『コレハ!? 俺ノ「陣笠」ヲ・・・・』
            『奪イ取ッタノカ!?』

『「コソ泥」ハお前の方ジャアネェェカァァァ!
 俺ノ「陣笠」ヲパクリヤガッテヨォォォ!』

    「お前よりも、上手く使えるぜ」

『明智』が振り翳す『陣傘』を『エド・サンズ』は姿勢を仰け反らせて回避する。
その額は浅く切り裂かれ、『氷山』の額から鮮血が滲み始める。

    ≪『明智』選手のファーストヒット、『氷山』選手の額を裂いたぁ!
      『陣傘』を扱う速度、精度、どちらも『エド・サンズ』を凌駕しています!≫

    「『銀貨』によって破壊された『陣傘』を振るう限り、
     彼の力も速度も、『人』を超える。――――まるで『神話』のように」

『セカイ』の実況と『タダヒト』の解説が挟まれる。
この状況、『氷山』の不利は明らかだ。

    「あ、ありゃあ『尾藤』の時と同じだッ!」

    「アイツも『刀』を奪われて、呆気なくヤラれちまった!」

    「このままじゃあ、前の闘いの再現だっつうの!」

『観覧席』からもどよめきの声が響き始める。
以前の『試合』の再現となれば、『氷山』の敗色は濃厚だ。
――――だが、

    「氷山ちゃーん、頑張って反撃しちゃえー!」

『セララ』の朗らかなエールが『アリーナ』に響き渡った。
まだ試合は始まったばかりだ。――――これからが勝負。

197 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/02(日) 23:35:03
>>196
「なるほど、ピンとは来ないがあの嬢ちゃんも結構な実力者ってわけだ。
 で、相手はその上を行くと、、、、これは厳しいな」

遠距離は危険、だが懐に飛び込んでも状況は好転していない。
劣勢は素人目にも明らかだ。

「ここからどうやって巻き返すのか、俺には想像もつかないが、、、是非見せてほしいな」

198 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/02(日) 23:45:45
>>196

「『してやったり』。その為だけに有利を捨てて接近するんは、流石に博打うちじゃろう」
「…と言いたいところじゃが、『明智』のどこまでが『演技』なんか分からんのぉ」

そう言われると、勝つことを最優先するのではなく相手に対して心理的有利に立つ為だけに、
あえて接近するような行動をしてもおかしくない。今のところ、明智に対してはそういう印象だ。
そこへ二人の実況と解説が飛ぶ。『キューコ』と『タダヒト』の言葉で、何となく線が結ばれてきた。

「成る程のぉ。神話を再現するような能力っちゅうことか」

しかしまぁ、ネタが割れても厄介なスタンドに変わりはない。
他に更なる技がある可能性も秘めている。もっとも、探れば弱点もあるだろうが。
氷山に必要なのは後者だろう。単純な殴り合いでは、そのスペック差で分が悪い。

「『キューコ』、あんた『明智』と尾藤サンとの試合は見とったか?」

199 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/02(日) 23:53:47
>>196(GM)

「へーっ、そんな能力もあるんですね!
 あはーっ。アリーナの人ってやっぱり詳しいんだー!
 あたし知らないから、勉強になりまーす」

そう言ってから、のどを潤す。 
勉強熱心…………なのか?
ポップコーンを一粒食べた。

「うそー!? 明智君の方が、叩くのもはやいですよー!?」

が、それを十分咀嚼するヒマはない。
すぐに呑み込んで、口を開いた。
『奪う』どころか、『昇華』する能力。

「あのすごそーな人の言ってるのって、
 『能力』はコピーされちゃうし、
 しかも明智君の方が強くなっちゃうってコト!?」

『タダヒト』の解説で理解をする。
この相性――――
 
「えーずるーい! そんなのありー!?
 でも、ずるくてもそういう能力だもんネ、どうしよどうしよ!
 氷山ちゃーん! もっとすっごい攻撃しちゃいましょー!」

『正攻法』で氷山が破るのは、難しいだろう。
セララにもそれはなんとなくわかるので、無茶な注文をする。

200 『最悪の相性』 :2021/05/04(火) 22:26:35
>>197(ジョン)
>「なるほど、ピンとは来ないがあの嬢ちゃんも結構な実力者ってわけだ。
> で、相手はその上を行くと、、、、これは厳しいな」

    「ああ、――――しかし、妙だと思わないか?」

『ピエール』は不思議そうな面持ちで『ジョン』を見る。

    「一戦目の相手は『刀』を持っていた、と観客が言っていた。
     そして、二度目の『エド・サンズ』は『武器』を産み出すスタンドだ」

    「どちらも『明智』にとって都合が良すぎる。
     ……そんな偶然、在り得ると思うか?」

>>198(東雲)
>「成る程のぉ。神話を再現するような能力っちゅうことか」

    「そこまで大げさじゃない。
     ……人を超えた力が振るえる、だけ」

まるで見て来たかのように『キューコ』が補足する。
『東雲』の見立て通り、単純な『真っ向勝負』では分の悪さは明らかだ。
『氷山』のスタンドを見るに、絡め手が得意なスタンドにも見えない。

>「『キューコ』、あんた『明智』と尾藤サンとの試合は見とったか?」

    「見てない」

>>199(セララ)
>「えーずるーい! そんなのありー!?
> でも、ずるくてもそういう能力だもんネ、どうしよどうしよ!

    「『相性差』はどんなスタンドにもある。
     だから、今回のケースも……珍しいわけではない」

    「……わけではないんだが、『露骨』にも感じるな。
     アリーナのマッチングで、しかも双方が『二戦目』なら、
     もう少し、分の良い相手と戦わせるはずなんだが……」

『山本』は己の瓜実顔を撫でながら、不可解そうに顔を顰めている。

>ALL

      バッ!

『明智』は一歩踏み込み、『陣傘』を再び振り翳す。
その瞬間、『氷山』は『背後』へと下がり、

    「ここは攻撃しないで・・・・引きます!」

         ダダッ!

『明智』は『陣傘』を片手に真正面へと突っ込んでいく。

    ≪再び、『陣傘』による猛攻ッ!  二度目は防げるかぁ!?≫

    「『氷山』選手が武器を作り出し、『明智』選手はそれを奪う。
     そして、『アンチクライスト・スーパースター』は、
     奪った武器を『エド・サンズ』を上回る扱いを見せる」

    「――――ここまで明白に『相性』の差が現れるのは、珍しいな」

『実況』、『解説』共に二度目の攻撃に注目している。
そして、『観覧席』からは『氷山』への期待が籠った声援が響いた。

    「氷山ちゃーん! もっとすっごい攻撃しちゃいましょー!」

    「そうだそうだ!  『陣傘』よりスゲェのを出せばいいだけだろ!」

一方、『明智』は冷ややかな目を浮かべ、ニヤリと笑う。

    「『タダヒト』の歯に衣着せた解説がうっとおしいから、
     俺自ら、『アンチクライスト・スーパースター』を教えてやる」

    「『銀貨』で破壊した物体を『蘇らせる』。
     その武器は振るう度に『超常』の力を発揮する」

    「当たり前の話だけど、アリーナには『武器』は持ち込めないからな。
     本来ならここじゃあ闘えないスタンドなんだよ。――――『幸運』なことに、
     お前みてぇな『かませ犬』でもいない限りはなぁ!」

      ――――ビャウウウ!!

『明智』の声は『会場』に聞こえるように放たれた。
そして再び、『明智』は『陣傘』を『エド・サンズ』のコメカミに振るう。

201 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/04(火) 23:00:29
>>200
……そんな偶然、在り得ると思うか?
「、、、、、、、この試合のマッチメイクは誰が?」

ピエールに尋ねる。

「少なくとも、その『誰か』は、こういう展開になることをわかっていたはずだよな?」

202 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/04(火) 23:03:43
>>200(GM)

「あーっ、そっかそっかー! そですよね。
 どっちも一回戦ってるんだったらー、
 どっちの能力がどんなのかとかって、
 試合決めるえらい人達は知ってるんですもんねー?」

明智と『氷山』の攻防を見つつ、
ポップコーンを一つ摘む。
 
「氷山ちゃんがんばっててエラいから、
 あたしも見てて楽しいですけどー。
 明智君がまた『10秒』で勝ったりしたら、
 見に来てるみんなはつまんないもんネ。
 そうなってたらあたしもつまんなかったでーす」

一瞬投げて食べるやつをやろうと思ったが、
人から貰ったものだと思い出した後ので、やめた。

「てことはてことは……今明智君が言ってたけど、
 だれかが明智君のことかっこいーからって贔屓してて、
 氷山ちゃんを『かませ』にしよーとしてるってコト!?」

     「……ちょっとー! そんなのはズルいですよー!
      ユキトさんユキトさん、そーゆーのありえるのー!?」

氷山贔屓になりつつあるセララは、短絡的に『黒幕』を作り出す。
アリーナの仕組みは知らない。『対戦の決定』に、そんな『余地』はあるのか。

203 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/04(火) 23:11:50
>>201
わかってるかもしれないが「……そんな偶然、在り得ると思うか?」は>>200の引用。
「>」を入れ忘れた。

204 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/04(火) 23:17:34
>>200

「まぁそうじゃな。所詮個人の作り出すモンじゃけぇ、出せる力にゃあ限界がある」
「あくまで『再現』じゃあ。あんたの説明してくれた神話の通り、
 『銀貨』で物を殺して自分の手元で『復活』、そしてその後は強力に使えるっちゅうわけじゃな」

搦手を得意としない、自分の『ザイオン・トレイン』と似たようなタイプか。
いや、氷山の能力が道具を発現することのみだとするならば、あの場においては
搦手を用意できたとしても、それも意味を成さないだろう。

「そっちか。『キューコ』、あいつと闘ったんか?」

後退する氷山。賢明な判断だ。正面から撃ち合えば不利は明白。
そして明智の言動からして、『銀貨』は人体には通用しないようだ。
もし明智の武器のストックをゼロにできたなら、道具を使わずに接近戦をすることで有利には立てるのかもしれないが。
しかし、そんな方法があるならば、だ。再生した武器を、自分以上のスペックを持つ相手から壊せるか。

205 『最悪の相性』 :2021/05/05(水) 21:11:28
>>201(ジョン)
>「、、、、、、、この試合のマッチメイクは誰が?」
>「少なくとも、その『誰か』は、こういう展開になることをわかっていたはずだよな?」

     「さあ、そこまでは解らないが……。
      もしも、『マッチメイカー』が全てを知っているのなら、
      ――――この試合に、何かを望んでいるはずだ……」

『ピエール』も観戦者の一人に過ぎず、この試合の仔細は解らない。
だが、この試合の行く末にある何かを期待し、じっと試合を眺めている。

>>202(セララ)
>     「……ちょっとー! そんなのはズルいですよー!
>      ユキトさんユキトさん、そーゆーのありえるのー!?」

    「ま、待て待て! あくまでも『可能性』の話だ。
     今回の試合は、あそこで『解説』をしている、
     『タダヒト』さんがマッチングしたと聞いている」

詰め寄る『セララ』を『山本』は慌てていなしていく。

    「見たところ、現在は『氷山』選手に『不利』な試合だが、
     あくまでも『明智』のタネが割れていないからに過ぎない」

    「『氷山』選手の『エド・サンズ』は、シンプル故に突きどころがない。
     試合が進んでいけば、『逆転』は必ず起こるはずだ――――」

>>204(東雲)
>「そっちか。『キューコ』、あいつと闘ったんか?」

    「違う」

『キューコ』は表情を一つも変えず、『東雲』の言葉を否定する。
――――『試合』を見ていないにも関わらず、『明智』の能力を知り、
『東雲』の顔と名前も(読み方は違うが)覚えている。
あまりにも『不可解』な物言いだ。

>ALL

    タッ!
           バシィ!

『氷山』は『陣傘』を避ける為に飛び退いた。
だが、『明智』の投擲した『陣傘』は『エド・サンズ』の右耳を裂いた。
『明智』は接近せず、そのまま足を踏み込んだ。

          ブシュゥゥゥゥ!!!!

    ≪こ、これは―――――≫

          ≪す、スモークだぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!≫

動揺する『セカイ』の電子音が響き渡る。
尋常ではない『煙幕』が『明智』の足元から噴き出し、瞬く間に二人を包み込む。
その一方、『煙』が噴き出る直前、『氷山』が『何か』を投擲したのが見えている。

206 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/05(水) 21:27:59
>>205

「…ほぉん。まぁええわ」

となると、こいつがウソを付いていない限りはそれが『能力』ということか?
もっとも『キューコ』がスタンド使いならば、という前提の話だが。
だがまぁ、これ以上追求する話でもない。この場の主役は、『明智』と『氷山』だ。
二人の動向に注目しよう。

「チッ、場慣れしとるのォ。『相性差』があるにも関わらず、仕掛けまで使いよる」

足元から出てきたのなら『明智』の仕業だろう。『氷山』も応戦したようだが、
果たしてそれは煙幕の中でも有効なのか?そして何より、この状況で『明智』は何故視界を塞いだのか。
あまり良い予感はしない。

207 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/05(水) 21:40:47
>>205
>もしも、『マッチメイカー』が全てを知っているのなら、
>――――この試合に、何かを望んでいるはずだ……

「それか、あいつ(明智)に金を握らせられたってだけかもな」

一応指摘するが、自分でもそれほど信じているわけではない。

>≪す、スモークだぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!≫

「目くらまし?狙いはなんだ?」
現状は明智の圧倒的有利に見える。
あえて状況をかき回す必要があるとも思えないが、、、、、。

208 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/05(水) 22:08:30
>>205

「あっ、なーんだ! 『そうかも』ってだけですかー!
 あはーっ、よかったよかった!
 あたしってば早とちりしちゃいましたー」

     「ユキトさんごめんネ。
      ポップコーン食べますー?」

素直に聞き入れて、
ポップコーンを少し勧めつつ、
試合に視線を戻す。

「わーっ!わー! 痛そー!
 明智君つよーい、ずっと押してますもーん!
 でもでも、たしかに氷山ちゃんすっごい不利なのに、
 まだおっきい怪我とかしてないですもんねー!」

「逆転あるよー! 氷山ちゃんファイトファイト――」

と、また声援を送るが……

 「――ってなになに、なんですかー!?
   えーうそー! スモークの機械壊れちゃったー!?」

         ガタ

突然の白煙に視界を塞がれ、
立ち上がって上から煙中を見ようとする。無論無駄だが。

209 『最悪の相性』 :2021/05/06(木) 22:35:07
>>206(東雲)
>「…ほぉん。まぁええわ」

『キューコ』への疑念は脇に置き、『東雲』は観戦に意識を向ける。
『スモーク』への攻撃は『一度』は目撃し、『一度』は体感している。
その時よりも『噴出』の勢いが強い。――――『スタンド』の影響下にあるのは明白だ。

>「チッ、場慣れしとるのォ。『相性差』があるにも関わらず、仕掛けまで使いよる」

     「『明智』が攻めに回っている。
      臆さぬ姿勢が、そのまま強さになってるから」

>>207(ジョン)
>「目くらまし?狙いはなんだ?」

     「視界を塞ぐのは有効だが、
      ――――あの状況じゃあ『イーブン』だ!」

     「完全に『明智』が有利な試合運びだったぞ!
      わざわざ、あんな大層な仕掛けをするか!?」

『ジョン』が疑問を抱くのと同様、『ピエール』も両目を見開いている。

>>208(セララ)
>     「ユキトさんごめんネ。
>      ポップコーン食べますー?」

    「じゃあ、折角だから頂こう」

『山本』は細い指先でポップコーンを摘まむと、口に放り込んでいく。
『氷山』に声援を送る『セララ』だが、試合が『白煙』に包まれると、
慌てて立ち上がって『煙幕』を覗き込もうとする。

    「値が張る機械だから、丁寧に扱って欲しいんだが――――」

『山本』は諦めたように口にする辺り、この戦術は珍しくないようだ。
勿論、『セララ』が立ち上がっても『煙幕』の中は覗けなかった。

>ALL

    ≪このスモークッ!  全く『両選手』が見えませんッ!≫

    ≪で、出来れば『実況』のやりがいがないので、
      こーいうのはヤメて欲しいところなのですが……≫

    「クッソ、またこの手口かよ!」

    「俺達は殴り合いのしのぎ合いが見たくて席取ってるんだよ!」

    「『Vtuber』なら、この状況もべしゃりで盛り上げろっつーの!」

    ブシュゥゥゥゥ―――――

困惑する『セカイ』にヤジを飛ばす観客達。
『タダヒト』は黙したまま、広がる白煙に視線を送っている。

     「やってくれたな……。
      何か混ぜてやがる……お前の『カプセル』か」

『東雲』、『ジョン』、『セララ』の脳内に『声』が響いて来る。
これは『スタンド会話』だ。位置の特定を恐れた『明智』は、
『氷山』に対して『念話』を送って来ている。

      ブシュゥゥゥ   ゥゥゥ...

広がり終えた『白煙』の勢いが収まって来ている。
もうすぐ、両選手の姿がハッキリと見えるだろう。

210 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/06(木) 23:17:36
>>209

「最初は『銀貨』を使って『陣笠』を奪い取っとったが、別に『銀貨』を使わんでもええようじゃのぉ」

直接攻撃で『スモークマシン』を破壊、再生して強化させたようだ。
『銀貨』は既にどこかにしまったか、腰に括り付けているのか。あるいは、もう『使えない』のか。
しかし『陣笠』も使わずに足で踏んでも能力が発動するとは、範囲が広い。
それ故に『スモーク』も使ったのだろうか。『スモーク』の中で攻撃すれば、強化された状態を維持できるのか?

「しかし、氷山もやられるばかりじゃあないようじゃのぉ」

明智の声を聞いて、ニィッと獰猛な笑みを浮かべる。ここからが、より楽しくなってくるところだろう。
氷山の応戦は効果があったようだ。

211 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/06(木) 23:22:13
>>209

「どーぞどーぞ! こーゆーお菓子って、
 人と一緒に食べた方が美味しいですよネ。
 あたし一人だけおやつ食べてるのも、
 なんか悪い事してるみたいですしー」

ちょっと悪いな〜……くらいの気持ちだ。
『コーヒーチェーン』で、みんな甘い飲み物を頼んでる中、
一人だけ財布も電子マネーのチャージも切れていて、
一番安いアイスコーヒーを頼んだ子がいた……という気持ちに近い。

スモークが覗けないと分かると、再び腰を下ろす。

「そっかそっか、ユキトさん機器担当ですもんね。
 見えづらいしもったいないし、あたしもこれイヤでーす!」
 
「機械の上から固い『カバー』とか掛けちゃったら?
 あ! でもそれだとスモークが出なくなっちゃうかー、うーん」

真剣に『スモーク故障対策』を考えたのもつかの間。
頭に響いた声は――――

「あれー!? スモーク壊した明智君が、
 なんか逆にやられてるっぽいー!?
 氷山ちゃんスゴーい! いきなり『逆転』一歩目じゃないですかー!」

           「ユキトさんにはごめんねですけど、
            これならスモーク壊れてよかったかも! あはーっ!」

明智の受けた何かの悪影響を察し、自分に都合よく手のひらを返した!

212 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/06(木) 23:33:03
>>209
>わざわざ、あんな大層な仕掛けをするか!?
「何か見せたくない物でもあるのかもな。この瞬間に何か仕込んでいるのか、、、、、」

>何か混ぜてやがる……お前の『カプセル』か
「これは、、、、これもスタンド能力なのか?」

スタンド会話は初めてなので驚いている。

213 『最悪の相性』 :2021/05/07(金) 00:01:37
>>210(東雲)
>「最初は『銀貨』を使って『陣笠』を奪い取っとったが、別に『銀貨』を使わんでもええようじゃのぉ」

    「『トウグモ』はそう思う?
     ――――私には解るよ」

仏頂面のままだった『キューコ』が、初めて唇に笑みを乗せた。
『東雲』の考えとは異なる。『キューコ』は『銀貨』を使ったタイミングが見えたようだ。

>「しかし、氷山もやられるばかりじゃあないようじゃのぉ」

    「いい……。一方的じゃあ、面白くない」

>>211(セララ)
『セララ』は腰を落とし、晴れぬ『スモーク』の行く末を見守る。
脳裏にも響いたのは『明智』の苦悶の声。
してやられた、と言ったところだろうか。

>「ユキトさんにはごめんねですけど、
>これならスモーク壊れてよかったかも! あはーっ!」

     「『アリーナ』の環境上、一方に形勢が傾くと『逆転』は困難だ。
      その意味で、『スモークマシーン』は『仕切り直し』の意味も込めて、
      敢えて、あのような作りにしている。――――しているのだが、」

     「整備に時間が掛かるから、出来れば……」

一応は『仕様』のようだが、それでも歯にモノが残った口調で『山本』は渋っている。

>>212(ジョン)
>「これは、、、、これもスタンド能力なのか?」

     「『ジョン』は初めてか。

      一種の『テレパシー』だろうな。
      スタンド使い同士が、ああやって『念話』が送れるんだ」

『スタンド会話』に驚く『ジョン』に対し、『ピエール』が補足を入れる。

>ALL
『煙幕』に囲まれた中、両者がどう闘っているかは解らない。
大きな物音が響かない以上、ぶつかり合いは生じていないようだが……。

――――否、『明智』は先んじてその姿を見せた。

    ≪あ、ああ!!  『明智』選手―――――!!≫

途端、つんざくような『セカイ』の電子ボイスが響き渡った。
『明智』はアリーナの『東側』で目を擦りながら、
片手を『壁』に付けて南進している。――――『壁』に。

――――『明智』は今、『網籠』の外に出ている。

    「お、おいおい、あれ『反則』じゃあねぇーのか?」

    「それより、どーやって出たんだ?
     『網』を壊すようなデカイ音、鳴ってねぇだろうが」

    「それより、って、ルールの根幹だろうが。
     『リングアウト』は反則負けだぜ。普通は起きねぇけどさぁ……」

『観客達』は眉を潜めて囁き合っているが、
『氷山』に配慮して大声は出していない。この声は聞こえないだろう。

『セカイ』もまた、『実況』の声を途中で止めた。
『氷山』が『明智』の位置を特定できないよう、配慮しているのだろう。

     パチッ

『タダヒト』がマイクのスイッチを入れる。
この事態に対し、何らかの『裁定』を下すつもりだろう。

214 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/07(金) 00:32:54
>>213

>    「『トウグモ』はそう思う?
>     ――――私には解るよ」

「ほぉ。『陣笠』の影で何かしとったんか?」「『キューコ』、あんたええ『眼』を持っちょるのう」

こいつはどうやら『明智』の仕掛けを一つ見抜いたらしい。素直に感心する。
さて、それなら『銀貨』に弾数制限がある場合、話は早い。長期戦なら『氷山』にも分があるか。
『キューコ』の言うように、明智の攻めっ気が強さに繋がっているなら、どこかでそれを挫く必要があるだろう。
もし弾数が無限ならば、また別の策を考えねばなるまい。

「同意見じゃあ。どっちが勝つか分からん勝負ん方が面白いけぇの」


「─────あぁ?」

『明智』の現在地に、眉根を寄せる。これもヤツの能力の一つなのだろう。
だが、何故外にまで逃げたのか?これも氷山の作戦の内ということか?
それ程までに氷山の取った策が強烈で、外に逃げざるを得なかったか。
それとも、その策により『能力』が暴発せざるを得なかった結果、外に出てしまったのか。

「なぁ『キューコ』、あんたはどっちだと思っとるんじゃ?」

215 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/07(金) 00:42:43
>>213
>一種の『テレパシー』だろうな。
「こういうこともできるんだな。スタンド使い同士でないと使えないだろうが、便利そうだな」

>――――『明智』は今、『網籠』の外に出ている。

「、、、、は?どういうことだ?」

話を聞く限りはこのまま明智の負けとなってもおかしくない事態のようだが。

「何らかの理由で意図せずに外に出てしまったのか?金網がある以上偶然外に出たというのは考えづらいが」

216 『最悪の相性』 :2021/05/07(金) 00:51:18
>>214(東雲)
>「─────あぁ?」

『東雲』は怪訝そうに眉を顰めた。
『明智』が何故、わざわざ『外』に出たかは不明だが、
――――『金網』が邪魔立てすれば、『明智』の有利は明らかだ。

>「なぁ『キューコ』、あんたはどっちだと思っとるんじゃ?」

    「どっちって、……どっち?」

『キューコ』は小首を傾げた。
『東雲』の思考は当然ながら、『キューコ』には届かない。

    「『網籠』は『ステージ』じゃないから、
     ――――『リング内』だと思うけれど」

>>215(ジョン)
>「何らかの理由で意図せずに外に出てしまったのか?
>金網がある以上偶然外に出たというのは考えづらいが」

     「いや、『氷山』のスタンド能力じゃあない。
      あれは恐らく、『明智』が意図して『脱出』した……!」

『声援』が送れぬのももどかしく、『ピエール』は臍を噛んでいる。

     「あの『金網』を介して撃ち放題だッ!
      地の利が今、『明智』に傾いているぞ!」

>ALL

      サ ァ ァ ァ ァ ァ ・ ・ ・

『煙幕』が薄れ、『氷山』の様子が明らかとなる。
『鉤縄』を大きく振り回した『エド・サンズ』は前身するも、
そこには『明智』はいない。――――『空振り』だ。

       ギギィンッ!!

             ―――――ビスッ!

『明智』の放った『銀貨』が『氷山』の右脇腹に命中した。
その体勢が大きく揺らぐ。彼女にとっては『不意打ち』だったのだ。

     ≪『明智』選手、『脱獄』だァァァ――――!!≫

     ≪『ギミック』の『金網』から抜け出しています!
       ええっ!?  でも、これ、『リングアウト』じゃあ……?≫

     「『明智』、テメェー『インチキ』やらかしやがったな!」

     「態度も悪けりゃルールも守らねぇのかよ!?」

     「反則負けだバカ野郎! ウラでボコるぞテメェー!」

『観覧席』からの野太い罵倒が飛び交っている。
何処吹く風、とばかりに『明智』は鼻で笑うと、一言だけ呟いた。

     「コイツが用意した『ギミック』だぜ」

     「その通り。
      『網籠』はあくまでも『ギミック』。
      だから、『観客席』を区切る『金網』を残してある」

     「――――『ステージ』内だ。『試合』は続行する」

『タダヒト』がマイクを手にし、『明智』に同調する『裁定』を下した。
ブチキレた『観客達』の怒号は依然として鳴り止まない。

     「そもそも、この『試合』おかしいんじゃあねぇーのか!?」

     「二度も続けて、『明智』に武器持ちあてがってんじゃあねぇーよ!」

     「『A級』サマが許そうとも、ワイはゼッタイに許さへんでぇ!
      こっちは『アリーナ』見る為に、わざわざカラ出張組んどるんや!
      こうまで無様な試合じゃあ、土産の一つにもなりませんわ!」

      オ オ オ オ オ オ オ ォ  ォ ォ  ォ  ォ  ォ ―――――

一つの『唸り』となった観客達のブーイングが、『観覧席』に響き渡る。
汚い関西弁まで混じり合い、いよいよ『アリーナ』の民度が露呈し始めた。

217 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/07(金) 00:51:45
>>213

「試合のために色々考えてるんですねー、
 すっごい大変そう! 偉いと思いまーす!」

軽薄な労いをしつつ、
ステージを見ていたが……

「……あれ? えーっ!? なになに!?
 ユキトさん、あれって……反則なんですかー?」

途中で周りが声を潜めている事に気付く。
 
「……煙で目見えなくなっちゃってー、
 間違えて出ちゃったんですかね?」

   「だったらかわいそーですけど、
    明智君強いし、そんなことあるかなー……?」

何が起きたのか分からないが、
とりあえずセララはジュースを飲んで見守る。

218 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/07(金) 01:00:26
>>216

――――と、そこで裁定が下った。

「……なーんだ、そっかそっか!
 あそこはまだ『セーフ』なんですねー。
 やっぱり明智君つよーい!」

セララはのみ込むのが早い。
こだわりがないから、だ。

「って! わー、すっごい盛り上がってる!
 ってゆーか盛り下がってるんですかねー!?」

耳を両手で抑えながら、
ステージの氷山を見下ろす。

「氷山ちゃんかわいそー、まだ負けてないのに!
 こんなうるさかったら集中できないと思いまーす」

相性差は確かにあるだろうが、
その点は山本に説き伏せられたし、
先ほど氷山が一矢を報いた瞬間を見た。

「氷山ちゃん氷山ちゃーん!
 まだまだ戦えるでしょー!? 歓声に変えちゃってくださいよー!」

――『相性』だけが、勝負を決めるとは今は思っていない。

219 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/07(金) 01:03:13
>>216
> あれは恐らく、『明智』が意図して『脱出』した……!
「だが、どうやって?網籠に穴を開けたわけでもなさそうだが、、、、、、、ああ、その方法を悟らせないための煙幕か」

>一つの『唸り』となった観客達のブーイングが、『観覧席』に響き渡る。
「うわ、、、、こりゃおさまりがつきそうもないな」

あまりのうるささに指で耳栓をする。それでも聞こえるだろうが。

220 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/07(金) 20:42:39
>>216

「あぁスマン。『明智』が外に出たんは本意だったんか、訊きたかったんじゃが」

こいつの能力は、『読心』とは違うらしい。それもそうか。
仮に、『キューコ』と同じように自分の名前を間違えて覚えている相手がいたとしても、
そいつだけから情報を得たと仮定するのは、あまりに確率が低い。
やはり視覚的に情報を得る能力、が近いか?
何にせよ、『明智』が外に出たのは意図的で間違いないだろう。

「はン、つまり外からカモ撃ちっちゅうことか」

銃を始めとした飛び道具使いを否定するつもりはないが、それは遠距離時の有利と
近距離時の不利が隣り合わせだからだ。接近し辛い状況を作って撃ち放題は興醒めだ。
それもギミックの妙だと言えば、それまでかもしれないが。最初から『明智』はこれを想定していたのだろう。

「しかし今まで見た『明智』の性格なら、あのまま近距離戦で勝利したがりそうなモンじゃが」

そうできない理由があるのか。
氷山の投げた『カプセル』とやらは関係あるまい。その前に『スモーク』を破壊していたのだから。

221 『最悪の相性』 :2021/05/07(金) 22:54:22
>>218(セララ)
>「……あれ? えーっ!? なになに!?
> ユキトさん、あれって……反則なんですかー?」

    「いや、あれは――――」

>「……なーんだ、そっかそっか!
>あそこはまだ『セーフ』なんですねー。

    「ああ、『リング』の中、ということだな。
     しかし、少々騒がしくなって来たな……」

『観覧席』の怒号は止まらない。
『セララ』は耳を塞ぐが、ブーイングは鳴り止まない。

>「氷山ちゃん氷山ちゃーん!
>まだまだ戦えるでしょー!? 歓声に変えちゃってくださいよー!」

この歓声も果たして、この最中で聞こえるかどうか……。

>>219(ジョン)
>「うわ、、、、こりゃおさまりがつきそうもないな」

    「私の時はまだ静かだったが、
     ……この試合、まだまだ荒れそうだな」

『ピエール』もうっとおしそうに眉を顰めている。

>>220(東雲)
>「あぁスマン。『明智』が外に出たんは本意だったんか、訊きたかったんじゃが」

    「それなら、間違いなく『本意』」

『ブラフ』は失敗したが、『キューコ』は気にせずに意見を伝えてきた。
『明智』の有利に働いた『金網』。それも『想定済』だとしたら、
『相性』以上の『知略』を用いて戦闘を進めている。

>「しかし今まで見た『明智』の性格なら、あのまま近距離戦で勝利したがりそうなモンじゃが」

    「――――何か、『不利』がある?」

>ALL

    『明智ヨォォォ・・・・ イツノ間ニカ金網の外ニ出タソノ「逃げ足」ノ速サハ褒メテヤルケドヨォ
     ビビッテルンジャネエゼ! 真正面カラ向カッテキヤガレ!』

    「バカみてェに真正面から突っ込み続けた結果が、
     自分が用意した『鳥籠』にハマっちまったって結末だろ?」

『氷山』が身体を捻らせた瞬間、『明智』の『銀貨』が『氷山』の右足首に命中した。
『氷山』が体勢を崩し、動きを止める。

>「そもそも、この『試合』おかしいんじゃあねぇーのか!?」
>「二度も続けて、『明智』に武器持ちあてがってんじゃあねぇーよ!」

>「ちょっと! 観客席の人! いい加減、ブーイングはやめてください!

    「マヌケ共がッ!  今更気付いたのかよ!」
                                 . .
    「ああ、知ってたぜ!  コイツのスタンドが武器を発現するってなぁ!
     グーゼンにも、こうしてマッチング出来て、誠にゴチソウサマって話よ!」

    「C級の二連覇でB級! B級の二連覇でA級だッ!
     この『通過点』は軽々突破して、『本物』の闘いってのを見せてやるよ!」

『明智』は観客のブーイングを煽り立て、観覧席は火が付いたような騒ぎだ。
『氷山』はブーイングを止めようとするが、既に収まりが付かない状況だ。

    「んな話で済むと思ってんのかよぉ!」

    「ナメたガキはこの世で一番キライなんだよ!」

    「『氷山』はん、このボケジャリをイワすとこ、ちゃいまっか!?
     クサっとる場合じゃああらへんで! チャキチャキせえな!」

観覧席からの怒号は止まらず、いくつかは『氷山』にまで飛び火している。

222 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/07(金) 23:41:12
>>221


──────────うるせぇ。


「じゃかあしいわアホんだらぁッ!!」
「こうして『明智』が舞台に登っちまっとる以上、それは『アリーナ』の落ち度じゃろうが!」
「そんでなァ!!仮に『明智』がこんなやり方だけで勝っていったとして、
 『B級』も『A級』もやっていけると思っちょるんかッ?!」
「んなバカ野郎だけ勝手に能書きたれとれ!!」

立ち上がって周囲に叫ぶ。
正直『金網』の外から撃っている明智も気に食わないが、ただ座って見てるだけの連中が罵声を浴びせるのはもっとだ。
勝負を見て楽しむのはいいが、その勝負に外野が余計なものを持ち込むのはとてもイラつく。
深く息を吐きながら、席に座ろう。

「ああ、何か自由には闘えん制限があるはずじゃ」
「そんで気になるのは、『明智』がこの先の勝負も見据えているってことじゃのぉ」
「正直、『アリーナ』が何も対策をせんとは思えん。しかも『B級』や『A級』に
 最低でも二人は武器持ちがいないと話にならん。そこも何か策があるんか…?」

223 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/08(土) 00:23:40
>>221
(というか、だ)

せっかくなのでピエールにスタンド会話で話しかけてみる。
これならうるさくても聞こえるだろう。

(『明智』の奴、わざと客を煽ってないか?単に性格が悪いだけか

224 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/08(土) 00:34:24
>>221

「えーっ、ぜんぜん少々じゃないですよー!
 アリーナっていつもこんな感じなのー?」

戦況自体に大きな動きは無いこともあり、
耳に両手を当てたままステージを見る。

「明智君もずっとやなこと言ってますしー、
 氷山ちゃんがマジメなだけなのかな」

「てゆーか観客まで煽ることないのに! 口悪ーい!」

対戦相手を煽るのは分かるが、
観客を煽るのは意図があるのか?
性格かもしれないし、
ヒールの演出かもしれないが……

敵を作って意味があるのか? セララには分からない世界だ。

225 『最悪の相性』 :2021/05/08(土) 01:01:17
>>222(東雲)
>「じゃかあしいわアホんだらぁッ!!」

     「んだとォォォ〜〜〜〜ッッ」

     「面ァ覚えたぞ!」

『東雲』は椅子から立ち上がり、その場を一喝した。
野次を飛ばしていた観客二人が、『東雲』を睨み付ける。

     ギュッ  ギュッ

『キューコ』が『東雲』の服の裾を引っ張り、座るように促した。
無論、それに従わずとも、『東雲』は座席へと再び腰掛ける。

>「そんで気になるのは、『明智』がこの先の勝負も見据えているってことじゃのぉ」
>「正直、『アリーナ』が何も対策をせんとは思えん。しかも『B級』や『A級』に
> 最低でも二人は武器持ちがいないと話にならん。そこも何か策があるんか…?」

     「『B級』も『A級』も『市街地』で闘う。

      余所では『高速道路』を使って、試合をした。
      『ギミック』に頼らなくても、あの『銀貨』を活かせる」

『キューコ』が補足するように『東雲』に伝えてきた。
親指をグッと上げている。先程の一喝に対するものだろう。

>>223(ジョン)
>(『明智』の奴、わざと客を煽ってないか?単に性格が悪いだけか)

     (君も気付いたか。性格は確かに悪いだろうが……。
      あれも一つの『戦略』だろうな。暴徒と化した人間は、
      その怒りを際限なくぶつけてくる)

     (一種の『心理戦』だろう。
      怒号を誘発し、『あきは』に圧を掛けるためか――――)

>>224(円谷)
>「えーっ、ぜんぜん少々じゃないですよー!
> アリーナっていつもこんな感じなのー?」

     「まあ、……多少は、あるな……」

『山本』も歯切れが悪そうに『セララ』の質問に答える。
明らかな一見さんである『セララ』がドン引きしてないか、
それなりに気にしているようだ。

>「てゆーか観客まで煽ることないのに! 口悪ーい!」

     「あそこまでやるのは、彼くらいのものだが……」

あまり現状のフォローにはなっていないのだが、
『山本』は今回が珍しい、のだと一応は念押しをしてきた。

>ALL
『氷山』は歯を食いしばって姿勢を維持する。
明らかな『劣勢』ではあるが、彼女はまだ試合を諦めていない。

     ≪み、みなさぁん! やっきりしないで、落ち着いてぇー!≫

     ≪『明智』選手の『アンチクライスト・スーパースター』、
       『銃弾』にも匹敵する銀貨の一撃、やっぱり強い!≫

     ≪能力も勿論ですが、これを防ぐだけでも、
       普通のスタンドでもおとましいはず!≫

『セカイ』が電子ボイスをキンキンに響かせ、実況を続けている。
時折、聞き知れぬ言葉が混ざるが、『アンチクライスト・スーパースター』は、
能力抜きでも強いのだと、伝えているようだ。

      「テメェ、『尾藤』を倒しただけだろーがァ!」

      「刀一本しか持ってねェ、スタンドもマトモに使えないヤツだろ!」

      「ワイもその試合は見させてもろたで!
       何発か『尾藤』の腹にブチ込んで、刀にぶつけておしまいやったがな!」

      「今回はコスい手ばっかり使いおって、そんなにゼニが惜しいんか!?」

イキリ続けている『明智』に対し、『観覧席』の野次は止まらない。
四方八方、この会場にいる大多数が、この展開に苛立っている。

     グッ

『氷山』は姿勢を正し、『エド・サンズ』を『明智』へと向ける。

226 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/08(土) 01:29:43
>>225

四六時中、どっからでもかかって来いやァ!!
と、叫ぶ返しそうになるも、『キューコ』に促されてそれに従った。
確かにここで乱闘を起こして試合をメチャクチャにしてしまえば、自分も彼らと同類だ。
なるべく冷静で努めようとしていたが、やはり闘いの事になるとつい熱くなってしまう。

「…成る程のォ。ここさえ越えれば、『明智』には勝算があるっちゅうことか」

『キューコ』の反応に、小さく笑う。やはりこいつも『闘士』側の人間か?
しかし、ある意味反則とも言えるこの取り組みが『C級』でしかやるつもりがないのなら、
そこから先は『明智』も身一つで勝負するつもりなのだろう。思ったよりは覚悟があるようだ。

「さて、『弾数制限』か。はたまた能力の方の『使用制限』かのぉ…?」

同時に行使可能な対象に制限があるなど、『スタンド能力』とて万能ではない。
何かしら、『明智』がこの環境では本来戦えないと思う程の弱点があるはずだ。

227 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/08(土) 17:42:24
>>225
「なんにせよ、状況は明智の圧倒的有利、、、、、、か?」

何か違和感がある、、、、、が、上手く言語化できない。

「明智は安全圏から一方的に攻撃できる状況、氷山はそれを無傷で凌ぐのは困難、、、、
 なんだ、何がおかしいんだ、、、、?」

状況を言葉にして整理するが、答えは見つからない。

228 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/08(土) 22:01:34
>>225

「えー!? そうなんだ。コワーい!
 でもでも――――
 普通の歓声でも、いーんですよねー?」

山本の答えに、また質問を返した。
悪口を言うのは好きじゃあない。
だが、この状況にドン引きしてるというよりは。

「明智君はこーゆーのが好きかもですけど、
 あははは、あたしそーゆー気持ちわかんないし!
 氷山ちゃんは普通のほうがいーですよーきっと」

「だからあたしは氷山ちゃんだけ応援しまーす!」

セララなりの楽しみ方を前向きに理解した。

それを言い終えてからはステージを見ていたが、
『セカイ』の実況に顔を上げ、また山本を見た。

「ユキトさんユキトさーん!
 あのあの、あたし知らないんだけど、
 『やっきり』ってどーゆー意味でしたっけー!?」

          「『おとましい』も分かんないでーす。
           あの子の『口ぐせ』みたいなヤツかな?」

状況は分かるのだが、言葉がよく分からない。
これも『アリーナ』の専門用語なのだろうか?

229 『最悪の相性』 :2021/05/08(土) 22:50:56
>>226(東雲)
>「…成る程のォ。ここさえ越えれば、『明智』には勝算があるっちゅうことか」

     「『B級』は闘いに優れたスタンド使いばかり。
      ……でも、あのスタンド能力なら、どうかな」

『スモークマシーン』の出力を見るに、『銀貨』による『蘇り』は相当のものだ。
機械の跋扈する現代であれば、その実力は計り知れない。

>>227(ジョン)
>「明智は安全圏から一方的に攻撃できる状況、氷山はそれを無傷で凌ぐのは困難、、、、
> なんだ、何がおかしいんだ、、、、?」

     「それは……『あきは』が解き明かすと信じているよ。
      私にも、なんとも『予測』が付かないところではあるが――――」

『ピエール』も同じく違和感を覚えながら、その正体を突き止められていない。

>>228(セララ)
>「明智君はこーゆーのが好きかもですけど、
> あははは、あたしそーゆー気持ちわかんないし!
> 氷山ちゃんは普通のほうがいーですよーきっと」

>「だからあたしは氷山ちゃんだけ応援しまーす!」

     「ああ、声が届けばいいんだ。
      『アリーナ』で闘う者は孤独だ。
      傍に頼れる味方もいない。一対一の戦い」

     「それを見届ける者がいるだけで、『勇気』になる」

『山本』は静かに肯定の返事を送った。
そして、『セララ』に言葉の意味を聞かれれば、しばらく沈黙する。
少なくとも、ファンである『山本』が知らない以上は、
普段から使う言葉ではなさそうだが――――

>ALL

     『ヨシッ!』

             ズギャァァアアア!

『エド・サンズ』は『鎖帷子』を『金網』へと押し付け、
『金網』をぶちやぶる体当たりを敢行するが、まだ破壊されない。

     「そんなに倒したかったら、こっちをやっとくんだったなッ!」

身を反らした『明智』は『金網』に思いっきり蹴りを叩き込み、
『金網』が半回転し、『氷山』目掛けて倒れ込んだ。

     「ぶっつぶれろッ!」

         グアアアァァァァ――――

     ≪あ、あの『金網』で『氷山』選手を圧し潰すゥゥ――――≫

     ≪狙ったような『一撃』、ここまで予測していたとは!≫

     ≪これは『口先』だけでも『相性』だけでもありませんッ!
       『明智』選手、この『環境』を完璧に利用しきっています!!≫

        スチャッ

     「話を聞く時間はねェだろ。
      お前に出来るのは、『銀貨』のお恵みを受け取るだけだよ!」

そして、『明智』の指には『銀貨』が摘ままれている。
『氷山』の両手が塞がった時、金網越しの一撃を放つのは明白だ。
――――完全に狙われた一撃。

230 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/08(土) 23:38:49
>>229

「まァ『明智』の言う通りに連戦連勝となるかはともかく、勝ちの目は十分あるっちゅうことじゃな」

『B級』以降での明智の闘いは、少なくともあからさまに有利な相手を見繕った
この闘いと違い、もっと見応えのあるものになるだろう。
その先ならば、環境を上手く闘いに取り入れる人気選手になれるかもしれなかったが。
何故この段階で、ここまで敵を増やすのか。…そういう性格と言われてしまえば、それまでだが。

「…正念場じゃのォ」

倒れていく金網を静かに見る。ここが戦局を左右するだろう。
さぁ、氷山はどう出るか。

231 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/08(土) 23:45:17
>>229
「うわっ!?こりゃまずい!」

思わず声を上げる。
金網と銀貨、どちらも対処を怠れば勝負が決まりかねない。

「どうする、、、、?」

自分が氷山の立場ならどうするか、考えても答えは出ない。そもそも考える時間もない。

232 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/08(土) 23:51:49
>>229

「あはーっ、ですよねですよね!
 野次はやだけど、
 歓声ってテンション上がるし!
 よーし、あたしが氷山ちゃんに勇気をたっくさん――――」

       「って、わーーーー!?
         氷山ちゃん、危なーーーい!」

応援よりも先に緊急事態が起きた。
こうなってはセカイの謎の言葉も意識から消え、
倒れてくる『金網』――事故のようでさえある光景にに思わず身を乗り出す。

233 『最悪の相性』 :2021/05/09(日) 00:20:44
>>230(東雲)
>「…正念場じゃのォ」

    「逃げ場はない。……詰んだ」

『キューコ』は小さく首を振り、諦めたように視線を投げた。

    「次、『トウグモ』が闘うの?
     ――――でも、もう『B級』に行くから、
     もう一度勝つまで、会えない」

>>231(ジョン)

>「うわっ!?こりゃまずい!」

    「金網と銀貨の二段構えッ!

     なんてことだ……『口』は最悪だが、
     『明智』という少年、ここまでの動きを見せるとは――――」

『ピエール』も苦々しくも白旗を上げたかのような言葉を口にするが、
すぐに思い直し、その視線を『氷山』へと向ける。

    「いや、まだだ――――
     まだ諦められん!」

>>232(セララ)
>       「って、わーーーー!?
>         氷山ちゃん、危なーーーい!」

     「マズい、『エド・サンズ』の攻撃直後ッ
      すぐにはスタンドを戻せない――――」

『山本』も『セララ』と同じく身を乗り出し、決定的瞬間を見届けようとする。

>ALL

 「しまっ・・・・!」

           『あきはッ―――――!』

倒れ込む『金網』。『氷山』は身を反らそうとするも、
『足首』の激痛が邪魔してか、咄嗟には身を引けない。

      ≪『あきは』ちゃん、絶体絶命ッ!
        もう受け止められないィィ―――――!!≫

      「アイツ、『金網』に『スモークマシーン』、ここまで使いこなすとは」

      「口だけじゃあねェ!  ムカつくが、『実力』は本物だァ!」

      「チッ、認めざるを得ないっつうの!」

『観客』達の諦めたような声が聞こえる。

      「これで俺は、『B級』でアガるッ!
       俺の『復讐』が、やっと始まるんだよ!」

     ギィンッ!!

『照明』の光を受けた『銀貨』が煌めいた。
その一撃は『金網』の網目を抜けて――――

         バュンッ!

     ≪あ、あれは――――≫

     「利用したな。――――『金網』の弾性を!」

『セカイ』は叫び、『タダヒト』は察した。
『エド・サンズ』のタックルによって圧された『金網』が跳ね返る。
その勢いのまま『エド・サンズ』が背後へ飛び、『氷山』の下へと戻る。

     「こ、コイツ……」

     「戻って来れたのか、『エド・サンズ』ゥゥ!!!!」

『明智』の顔が蒼褪める。絶叫の声は『悲鳴』にも似ていた。
『エド・サンズ』は両の手で『金網』を受け止め、放たれた『銀貨』は――――

        バスゥ!!
                  ――――ガシャァンッ!!

『エド・サンズ』の頭部を貫いた。
たちまち、『エド・サンズ』の全身が『茨』として紐解かれていく。

 ≪『エド・サンズ』、消失ゥゥゥ――――≫

    「ヤベェぞ、喰らっちまったッ!」

    「ち、違ェ! 『氷山』の頭に『ダメージ』がねェ!」

    .「血が出て、ありゃあさっきの『陣傘』か!?」

『明智』は必死の形相となり、先程までの威勢がウソのようだ。

      「クソッ、解除、解除、解除、解除されろォォォ――――!!」

『エド・サンズ』が再び発現される。
――――その身を『銀色』に変え、迸る『オーラ』を纏いながら。

234 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/09(日) 15:44:16
>>233
>『明智』は必死の形相となり、先程までの威勢がウソのようだ。

>      「クソッ、解除、解除、解除、解除されろォォォ――――!!」

>『エド・サンズ』が再び発現される。
>――――その身を『銀色』に変え、迸る『オーラ』を纏いながら。

「は?なんで、、、、、?あっ、ブラフか!」

予想していなかった展開に思考が止まり、その一瞬後に疑問の答えが脳内に降りてくる。

「そうか!違和感の正体!あそこまで有利な状況を作っておきながら、一気に攻めなかったのはおかしい!
 それができなかった理由がこれか!」

一気に疑問が解けていくカタルシスに我知らず声を張り上げる。

235 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/09(日) 21:14:28
>>233

「『キューコ』。あんたは良い眼を持っとるが、ケンカを見た経験はそんなにないようじゃのぉ」

勝負というのは、最後の最後まで分からない。
残り数秒での逆転劇を見たことがある。自分も立ち上がるのがやっとの状況から勝ちを収めたこともある。
それは有利な側には、『油断』や『スキ』が生じやすいからだ。
こればかりは例え意識していたとしても、防ぐのは難しいだろう。

「何より、『氷山』の目がまだ死んじゃいねぇけぇの」

そして『銀貨』を受ける『エド・サンズ』。成る程、そういうカラクリか。
再び発現された『エド・サンズ』はより強化された状態で動き出すのだろう。
さて、今度試されるのは『明智』の側だ。これで一気に勝負が決まるか?

「見てみろや『キューコ』。まだまだ面白くなりそうじゃ」

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<削除>

237 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/09(日) 22:11:03
>>233

「わーーーーーっ、氷山ちゃん助かって!!」

                バッ

    「ひゃーっ! え、うそうそ!
     頭撃たれちゃいましたってー!
     あんなの死んじゃうよー!?」

頭を撃ち抜かれた『エド・サンズ』!
思わず目を覆いかけた。
だが――――

「……あれ? あれあれ!?」

何か――――

「ユキトさん見てあれ!
 当たったよねー? 絶対当たってましたよ今の!
 だって『氷山ちゃんのスタンド』は消えて、
 また出てきて、さっきまでの攻撃と同じなのに!」

当たれば破壊し、再生させる『アンチクライスト・スーパースター』。
それが『エド・サンズ』を破壊したのだ。
間違いなく――――だが。

「なのにほらー! 何で何で!? 氷山ちゃんは全然効いてなくって――――
 逆に、明智君がすっごい慌てちゃってますよ! あはーっ! 光ってて強そー!!」

                    「氷山ちゃん、反撃ごーごー!」

        ――――『復活』した『エド・サンズ』と氷山に、惜しみない声援を送る!

238 『最悪の相性』 :2021/05/09(日) 22:15:24
>>234(ジョン)
>「そうか!違和感の正体!
>あそこまで有利な状況を作っておきながら、一気に攻めなかったのはおかしい!
> それができなかった理由がこれか!」

     「そうかッ!  アイツは『エド・サンズ』が『武器』を発現できると解っていたから、
      最初の一撃だけは『武器』で防御できるように、万全の『エド・サンズ』に撃った!」

     「その武器を奪って至近距離から圧倒し、煙幕を使って『銀貨』で仕留めるッ!
      だが、――――そのシナリオは『あきは』と『エド・サンズ』に阻まれたッ!」

『ジョン』の疑問が氷解し、それに同調するように『ピエール』も声を荒げる。
既に形勢は逆転している。ここからは『氷山』のオンステージだ。

>>235(東雲)
>「『キューコ』。あんたは良い眼を持っとるが、
>ケンカを見た経験はそんなにないようじゃのぉ」

     「……む」

『キューコ』はサンバイザーに隠れた両目で、『東雲』を横から睨んだ。
だが、その視線は『白銀』の輝きへと吸い寄せられていく。

>「見てみろや『キューコ』。まだまだ面白くなりそうじゃ」

     「―――――ッッ
      あの位置から、『エド・サンズ』を戻したの……?」

『キューコ』は両目を見開き、開いた口を両の手で覆った。
既に『試合』は決したと言っても過言ではない。

>>237(セララ)
>「ひゃーっ! ……あんなの死んじゃうよー!?」

     「い、医療班は大丈夫か――――!?」

『山本』はその視線を入場口へと投げている。
既に彼の心配は、試合後の処置へと移っていたが……

>「ユキトさん見てあれ!
> 当たったよねー? 絶対当たってましたよ今の!

     「あ、いや、その、見てなくて」

>「ほら! 氷山ちゃんは全然効いてなくって――――」

     「――――な、何が」

> 「逆に、明智君がすっごい慌てちゃってますよ!」

     「ど、どうなっているんだ……!?」

『山本』は眼前の光景を疑うように、両目を白黒とさせている。

239 『最悪の相性』 :2021/05/09(日) 22:18:27
>АLL

「明智さん・・・・ あなたの能力は『破壊した対象の蘇生と超常化』・・・・
 いや〜、誤魔化されてましたね・・・・『銀貨で破壊した物体』だの『その武器は』だの
 あなたは事あるごとに、武器や道具しか対象に出来ない事を強調していた・・・・」

      「そ、そーいう話じゃあねェーの!?」

      「おい黙っとけ、聞こえねぇだろ!」

       ブラフ
「全部、『 嘘 』だったんでしょう?
 本当は・・・・あなたの能力は『スタンド』すら蘇らせる事が出来る能力だった
 この事実に気づかれないように、観客を扇動までして私にプレッシャーをかけていた・・・・」

      「クッソ、そういうことかよ!」

      「まんまと一杯喰わされたっつーの!」

     どよ どよ どよ どよ どよ どよ どよ ・ ・ ・

『氷山』の推理を裏付ける、『エド・サンズ』が纏う白銀の輝き。
『明智』は何の反撃も出来ない。――――それもそのはずだ。
手にある『銀貨』は今、何も傷付けられない……。

  「本当にあなたは凄い人だと思います・・・・・・・でも」

       グイッ

『エド・サンズ』が両の拳を握り締め、『明智』の前に立ちはだかる。
全身に漲るスタンドエネルギーは、常時を遥かに凌駕している。

 「『さんずさん』を侮辱した事は許せない」
              . .
     「またか……また、見抜かれたのか……」

 『行クゼ・・・・ 「借りモンの力」ダロウガナンダロウガ関係ネェ
  自分自身デ味ワッテミナ・・・・・「超常の力」ッテヤツをヨォォォ!』

     「俺が、負け―――――」

        『オ
  ド        ラ  オ
   ゴ          ラ』    『オ オ
                      ラ ラ』
     ゴ
          『オ  オ
   ゴ       ラ   ラ』
     _ i /
     _|
                『才_
     オ    『オ      フ
    /_    ラ』     ァ/
     ̄/           ・  』
    /
     ッ

     ≪決まったァ――――――
       『エド・サンズ』のオラオラのラッシュッ!!≫

     ≪速い速いッ!! フレームに収まらない高速ラッシュッッ!!
       ああッ! もう鼻筋もボロボロだぁぁぁ――――ッッ!!≫

     「あ、がぁぁぁぁ――――――ッッ!!!」

既に『明智』とを分かつ『金網』は存在しない。
『明智』が振るっていた超常の力を宿した『エド・サンズ』のラッシュは、
今までのボルテージを発散するかのように、『明智』の全身に叩き込まれた。

      ジャリンッ
                  ジャリリィィンッ!!

『革袋』から四散する『銀貨』達が宙を舞い、照明に反射する。
『明智』の首元を飾るホック式のネクタイが吹っ飛び、
ブレザーは引き裂かれ、ワイシャツのボタンまで弾け飛ぶ。

       ズザザァァァァァァァ――――

        「ぅ、ぁ、  う……   ま、負げ……」

『明智』は吹っ飛び、仰向けに倒れ込む。
全身に打撲痕を浴び、その両手足を投げ出している。
辛うじて意識は保たれるも、既に戦闘の続行が出来ないのは明らかだ。

240 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/09(日) 22:57:49
>>238

「決着、か。存外早かったのォ」
「にしても、流石『タダヒト』とやらが目をかけているだけはあるわ」
「あがいに追い詰められても冷静に、『明智』の挙動からも能力を暴いていきよった」

『明智』にも能力を暴かれた後、せめて何か一太刀を繰り出す程度の技はあるかと思ったが、
それも叶わないようだ。『エド・サンズ』と氷山がダメージを共有するからだろうか?
もはやあの『銀貨』でそいつらを攻撃することは不可能らしい。

「…惜しいの。気概は認めるが、どうも『アリーナ』には向かん『スタンド』か」

それを埋めようと、あらゆる策略を張り巡らせたのは見事だったが。
氷山がそれを更に上回った。そうなれば、明智はもうどうしようもないのだろう。
勝負の決着を見届ける。

241 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/09(日) 23:32:33
>>238

「もー、ユキトさんが分かんないなら、
 あたしが分かったら超スゴいってコトですよー!」

何が起きたのか――
セララにはその全容は分からなかった。
だが、舞台の上で起きた事は分かった。

「でもでも、一個だけあたしユキトさんより先に分かりました!」

敗北の事実だけを確信する明智。
そして――――

「この試合は、氷山ちゃんと『エド・サンズ』さんの勝ちってコトでーす!!
  イヤーな明智君を、やっつけちゃった! あはーっ! やったやったー!!」

               ガタッ
決着の事実だ。
立ち上がって、喜ぶ。

「氷山ちゃんはやってくれるって、あたし信じてたー!
 タダヒトってひともさっすがー! 見る目ありますよー!」

そして、セララから導き出される事実もある。
深い対戦の読みが出来ずとも、『興行試合』は楽しめる。

「まー、明智君もがんばりましたけどねー。最後は、悪口言わなかったし!
 それにそれに、金網倒してきた時とかあたしもやられたーって思ったもん!」

             「これで反省して、良い人になったらいーですネ」

完全に終わった気で見ているが、実際のところはまだ『ゴング』は鳴っていない。
あとは『決着』――――それを決めるのは、『闘士』の、『二人』だ。

242 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/09(日) 23:45:15
>>238
>>239

「やっ、やったっ!」

嵐のような連撃で派手に吹っ飛ぶ明智を見て拳を握る。

「あんたが応援するわけだ。大したもんだなあのお嬢ちゃん!」

バン、バンッ!

ハイになった勢いでピエールの肩を叩く。

243 『最悪の相性』 :2021/05/10(月) 00:03:37
>>240(東雲)
>「にしても、流石『タダヒト』とやらが目をかけているだけはあるわ」
>「あがいに追い詰められても冷静に、『明智』の挙動からも能力を暴いていきよった」

    「そう、知らないんだ」

『キューコ』はボソリと呟いたが、それは『歓声』に掻き消された。
『明智』はボロボロになって倒れ、既に勝負は決している。
『銀貨』の反撃も出来ない。――――完全に詰みだ。

>「…惜しいの。気概は認めるが、どうも『アリーナ』には向かん『スタンド』か」

    「『トウグモ』と違って、ね」

>>241(セララ)
>「でもでも、一個だけあたしユキトさんより先に分かりました!」

    「な、何が――――」

>「この試合は、氷山ちゃんと『エド・サンズ』さんの勝ちってコトでーす!!
>  イヤーな明智君を、やっつけちゃった! あはーっ! やったやったー!!」

    「……そうだ、そうだな」

『山本』は気張らせていた細い肩を下ろし、笑んだ。
ファイターの思惑や、スタンドについて考えるのが『観戦』の楽しみではない。
純粋に『氷山』の勝利を喜ぶ『セララ』を眺め、それを悟ったようだ。

>「まー、明智君もがんばりましたけどねー。最後は、悪口言わなかったし!
> それにそれに、金網倒してきた時とかあたしもやられたーって思ったもん!」

>「これで反省して、良い人になったらいーですネ」

    「ああ、これに懲りて、あの減らず口も少しは収まるだろう。
     『明智』にとっても、いいクスリになっただろうな――――」

『山本』は背凭れに身を委ねながら、満足気に息を吐いた。

>>242(ジョン)
>「あんたが応援するわけだ。大したもんだなあのお嬢ちゃん!」

     「ああ!  文句の付け所がない!」

     「やったぞ『ジョン』ッ!!
      『あきは』の勝利だ!!」

『ピエール』もまた満面の笑みを浮かべ、『ジョン』の肩を叩く。
このままダンスでも踊ろうかという勢いだ。

244 『最悪の相性』 :2021/05/10(月) 00:03:49
>ALL

    うおおおおおおおおおぉぉぉ―――――ッッ!!

    「『氷山』、とんでもねェラッシュだぁ!!」

    「威力やスピードがどうのこうやない!
     拳に籠った気迫、しかと見せてもろうたで!」

    「こんな大逆転劇、生の映画そのものだっつうの!」

『観客』達の惜しみない称賛が聞こえてくる。
だが、『氷山』は右足首を引きずりながら『明智』の下へと向かう。

    『ヨウ・・・・ お前ノ・・・負けダゼ・・・・』

『エド・サンズ』が『明智』へ静かに敗北を告げる。
『明智』は無理矢理上体を起こし、『エド・サンズ』を眺める。

     ≪完全に、『弱点』を看破しての大・逆・転!!≫

     ≪スゴイ、スゴイよ『あきは』ちゃん!
      ほら、『タダ』ちゃんも、だんまりじゃなくて解説解説!!≫

『セカイ』は長裾をビュンビュン振り回しながら、
『LEDパネル』を所狭しと跳ね回っている。
『タダヒト』も『セカイ』に押される形で、マイクのスイッチを入れる。

     「――――ここまでの『カタルシス』、
      中々見られるものではない……いい、『試合』だった」

     「そう、締めくくりたいのだが――――」

『タダヒト』は静かに言葉を紡いでいく。
その視線は『明智』へと見下ろされたまま。

     「俺、は」

     「もう、負げ  だく  なぁぃ――――」

      スチャッ

『明智』の指先に乗る『銀貨』。
その指先が向かうのは、――――己が『額』に。

     「もう効かねぇだろ、その『銀貨』ッ!」

     「ええかげんにせぇ! 腹ァ括って、『負け』を認めるんや!」

鮮血の混じった『明智』の涙が、頬を伝った。

                        . . .
     「こうやって、恥を晒して、二度も負けるんなら――――」

     「勝って死んだ方がマシだァァァ!!!!!」


        ドパァンッ!


『銀貨』が『明智』の額を砕き貫き、脳漿の混じった血液が四散する。

245 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/10(月) 00:56:15
>>243
>>244

>「ああ!  文句の付け所がない!」
>
>     「やったぞ『ジョン』ッ!!
>     『あきは』の勝利だ!!」

「ああ!最初はどうなることかと思ったが、こんなスカッとする勝ち方を、、、、、何ィィィィ!?」

明智の思わぬ行動に驚愕する。

「なんだ!?何してやがるんだ明智の奴ッ!?」

246 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/10(月) 21:38:08
>>243-244

「ああ。『スタンド』っちゅうんはそれぞれ得手不得手が分かれちょる」
「例えば飛んどる鳥を落とすには、わしの『ザイオン・トレイン』より
 あいつの『アンチクライスト・スーパースター』の方が向いとるじゃろう」
「優劣の話じゃなく、要は使い方じゃ。しかしその使い方も『アリーナ』じゃあ、ある程度は限られちまうけぇの」

これで言うなら、尾藤サンもそうだろう。
あの能力は、初見殺しとしては中々に恐ろしい。
しかしタネが割れてしまうと、この『アリーナ』では対策が比較的容易になってしまう。
『観戦』などによって己の能力を知られてしまうこの場では、活躍が難しい。

これは何も『スタンド』に限ったことではない、と思っている。
自分のような若造が、あまり悟ったようなことを言うべきではないだろうが。
だが、どうしようもない事は確かに存在するのだ。

「しかし、良い試合じゃった。早速わしも、試合の申請をして来るかの─────」

『銀貨』を手に取った明智が、最後の一撃を繰り出すかと思った。
しかし、それは氷山ではなく自分の頭部へと放たれた。どういうことだ?

「『キューコ』、苦手なら目を閉じとれ」

それともこういうのは平気なタイプか?まぁどちらでもいい。
『アリーナ』のスタッフは、この状況からでも明智を助ける事ができるか?
…『慧観』の息子のことを思い出す。あの試合も、頭部を著しく破壊されての死亡だった。
明智の能力が終わった後に、何か対策はできているのか?

「勝って死んだ方が、っちゅうんならまだ戦うつもりじゃろうが」

明智の言葉通りなら、生物に対しても『死』を覚悟してなら能力を使えるのか。
だが、それは『アリーナ』の規則に適応しているのか。そしてその後、『明智』を助ける事ができるのか。
状況次第では、自分も『ザイオン・トレイン』を発現して動くつもりだ。

247 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/10(月) 22:58:34
>>243-244

「あはーっ、そうですよ、そうなんですよー!」 

喜色満面。いつもそうだが、今は更にだ。

「どーしよどーしよ、あたし氷山ちゃんに学校で会ったりしたら、
 嬉しくなっちゃうかもー!
 ここでのことって、お外で言ってもいーんでしたっけ?」

ポップコーンを二つ同時に指に挟みつつ、
終わった後の事を呑気に語っていたが。

     「え」

      ポロ

一粒が、容器の中に落ちた。
 
  「ユキトさん、ユキトさーん」
    
  「あれ、何してるんですか、あれ?
   あたし分かんないんですけど、
   あのコインって、人間に当たったら――――」

         「どうなっちゃうんですか?
          どーにもならなくないですよね? ネ?」

氷山に当たった時は『傷付けただけ』。
本体である彼自身には、『違う』のか?

明智の行動の意味が分からず――――
飛び散る血と脳漿に笑みは薄れ周囲を見回し、流石に困惑した様子で、問いかける。

248 『最悪の相性』 :2021/05/11(火) 00:57:28
>>246(東雲)
『東雲』は得手不得手を語りながら、『明智』の今後を惜しんだ。
『銀貨』がスタンドに効かないという現実が目の当たりになった今、
彼の『勝利』が遥かに遠のくのは、間違いないだろう。

激闘に発奮された『東雲』だったが、その興奮は彼方へ飛んだ。
『キューコ』を心配するも、彼女はその視線を『明智』から離さない。
サンバイザーを目深に被り直し、その表情を閉ざした。

>「勝って死んだ方が、っちゅうんならまだ戦うつもりじゃろうが」

     「――――それは、闘いとは言わない」

>>247(円谷)
>「どーしよどーしよ、あたし氷山ちゃんに学校で会ったりしたら、
> 嬉しくなっちゃうかもー!
> ここでのことって、お外で言ってもいーんでしたっけ?」

     「あまり口外しない方がいいが、
      ……あの娘に『祝勝』を告げるのなら、構わないよ」

観覧席の荒れ具合にやきもきしていた『山本』も、
全てが終わったとばかりに、『セララ』へ穏やかに言葉を返す。
その光景を、目の当たりにするまでは――――

>     「え」

>      ポロ

     「おい、……見るな。
      大丈夫だ。優秀な『医療班』がいる」

>   あのコインって、人間に当たったら――――」

>         「どうなっちゃうんですか?

薄れた笑みが貼り付いたまま、『セララ』は困惑するように辺りを見回した。
『セララ』と異なり、野太い怒号を飛ばしていた、スジモノと見紛う観客達も、
誰もが口を噤み、『セララ』と変わらぬ様相で事態を見守っていた。

     「スタンドの中には、『本体』にとって『有利』に働く能力もある。
      だから、大丈夫だ。『明智』は勝つと言った以上、生き残る気――――」

『山本』は『セララ』の不安を拭おうと、知恵を駆使して安心できる材料を並べる。
その言葉は、すぐ後に『タダヒト』によって裏切られることとなる――――

>ALL

  『オイ! 待テ、ヤメロ!』     「明智さん―――――――ッ!」

    ド パ  ァ  ンッ

         ―――――シルルルルルル...

『氷山』と『エド・サンズ』の制止は敵わなかった。
『茨』となって紐解かれていく『明智』の姿がじょじょに消えていく。

     ≪あ、『明智』ちゃん!!
       なんで、え、 ――――ウソ、あれじゃあ……≫

     「な、あれじゃあ『自害』だろ!」

     「おい、バカ何やってるんだ! 黒服、早くしろ!」

     「わ、わいが……わいが、負けを認めろ、って言うたから……」

『観覧席』もざわめきを抑え切れず、『黒服』達も入場口から飛び出し、『網籠』の格子扉を掴む。

     「『解説』をする。
      まずは『黒服』達、――――『動くな』」

『タダヒト』がマイクのスイッチを入れ、その一言によって『黒服』の動きを止めた。
駆け付けた五人の『黒服』はその場に留まる。まるで『拘束』されたかのように。

       シュカァァァァァ――――

離れた位置に散らばった『銀貨』が光り輝き、『明智』が姿を現した。
『銀色』のオーラを纏った立ち姿には、『ラッシュ』の傷が色濃く残っている。
その『命』を絶った『額』の傷は存在しない。双眸だけが命の色を宿していた。

249 『最悪の相性』 :2021/05/11(火) 00:58:26
>>245(ジョン)
>「なんだ!?何してやがるんだ明智の奴ッ!?」

      「バカな……。あれは、『致命傷』だ」

      「――――『ジョン』。
       君のスタンドは、『治療』に向いているか?」

『ピエール』も愕然とした表情で『明智』の末路を見届ける。
『ジョン』への問い掛けを聞くに、『ピエール』のスタンドでは治療は出来ないだろう。
観覧席からも動揺が広がる。――――誰も、この結末を予想していない。

>ALL
  『あきはァッ! ワカッテルト思ウガ「10秒」ダ!』

  「ええ・・・・『10秒間』、この凄まじい力に耐えろって事でしょう?
   人間の身体がここまで破壊される程の力に・・・・・・ ああもう!やってやりますよ!」

覚悟を決めた『氷山』は『エド・サンズ』を放ち、『投卵子』を握った右拳を唸らせる。
それを認めた『明智』は思いっきり身体を仰け反らせ、

      ガシィッ!!

突き出された『右拳』に合わせるように『バク宙』を披露し、右拳を蹴って背後へと跳んだ。
ダラリと垂れ下がった『左腕』を揺らしながら、『明智』は『氷山』に視線を向ける。

     「これが、――――俺の『最期』だ。
        『氷山あきは』、『エド・サンズ』……」

     「『アダージョ』を倒したテメェらに勝って、
      俺は、俺のまま死んでやる!」

見栄を切るような台詞に沸く『観客』は誰一人としていない。
拘束された『黒服』の一人、『氷山』を案内した『後藤』は悲痛な叫びを上げた。

     「や、やめ、『タダヒト』さん!  やめて下さい!
      『殺人』は何であろうと、『ルール違反』のはずです!」

     「『アンチクライスト・スーパースター』は、『銀貨』で破壊した物体を『蘇らせる』。
      その能力によって『明智』は超常の力と共に蘇る。……それだけの話だ」

     「この世には『死』によって発動するスタンドが存在する。
      かの『スカイモール』の闘いも、そうしたスタンド使いが相手だった」

     「アンタの蘊蓄を聞きたいわけやないで!
      死んだ『明智』が、ちゃんと生き返るかを知りたいんや!」

『セララ』の傍に座っていた『関西弁』の男が立ち上がり、『タダヒト』に喰って掛かる勢いで叫んだ。
それを一瞥した『タダヒト』は、落ち着いた声調のまま『解説』を続ける。

     「――――さあ、私には解らないな。
      一つ言えるのは、そんな『便利』な応用が利くのであれば、
      彼はあそこまで必死になって、『弱点』を隠す必要はなかっただろう」

     「何を無責任な……!  『明智』が死んだら、どう責任を取るつもりや!」

     「『試合』を止めろよ!  今ならまだ『治せる』んじゃあねぇーのか!?」

     「『吉田』さんの『カナディアン・スウィートハーツ』の『生分解プラスチック』で、
      『脳』の血管を、――――ああ、なんでもいいからさっさと『治療』しろよ!」

観覧席から一人、また一人と席を立ち、『タダヒト』へと非難の声を浴びせる。
『黒服』達は格子扉に手を掛けたまま、必死の形相のまま立ち尽くしている。

     「まず一つ、私は『ギブアップ』を認めたことはない。
      そして、『明智』の戦意は十分であると判断する」

     「よって、この試合を『続行』する」

『タダヒト』の宣言は『セカイ』の電子ボイスよりも、遥かに冷たく響き渡った。
呆然とする観客達。――――『明智』の復活から、『5秒』が経過。

     「……へんで」

     ズギャンッ!

     「こんな試合、認めへんで!」

『関西弁』の男が人型スタンドを発現し、『金網』を思いっきり殴りに掛かる。

250 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/11(火) 16:54:25
>>248-249

「ああ、少なくとも『アリーナ』の闘いじゃあねぇ」
「互いに命を懸けないっちゅうんが原則じゃけぇ。相手はもちろん、
 自分も死んじゃあならん。相手の心に大きな傷を残しちまうかもしれん」

『エミカ』のことを思い出しながら、頷く。
『明智』にも何らかの誇りがあるのだろう。命を懸けてでも、勝利を優先する理由があるのだろう。
しかし、それはあくまで『明智』個人の都合にならない。その為に『アリーナ』、そして『氷山』を付き合わせるのは筋が通らない。
恐らく、『氷山』自体には『明智』に対しての因縁などないのだろうから。

「しかし、なんじゃあの『タダヒト』とか言うヤツは。人の命が懸かっとるっちゅうのに随分と冷静じゃ」
「…こいつはたいぎぃのぉ。『アリーナ』ん中でも意見が割れちょる」

『ザイオン・トレイン』を発現。
『関西弁の男』の近くに移動する。人混みが邪魔なら、そのパワーとスピードで飛び越えるように動きたい。
そのさながら、『氷山』に向けて叫ぶ。



「氷山ァッッ!!!」
「やれんのか!!!!!!!」

251 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/11(火) 20:56:04
>>249
>「――――『ジョン』。
>君のスタンドは、『治療』に向いているか?」

「いや、傷口にばい菌が入らないようにするくらいならできるが、あれを直すのはとても、、、、」

明智の姿を凝視する。

「アイツのことを見誤ってたな。自分に有利な対戦カードでイキってる、いけ好かないやつだと思ってた。
 、、、、、そうじゃなかった」

「アイツが渇望しているものがなんなのか、俺にはわからないが、それのためになりふり構ってなかっただけなんだ。
 そして、『それ』のために命すら投げ捨てようとしてる、、、、、、クソっ!」

席を立つ。
観客席と戦場を隔てる金網へ走る。
何をしたいのか自分でもわからない。
ただ、自分のいるべき場所はこの椅子ではない。ただの観客でいるべきではない。
そう、感じた。

252 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/11(火) 22:27:26
>>248

「……あはっ! ですよねー。びっくりしちゃいますよー!
 明智君ってばまだ強い攻撃持ってたなんて、スゴーい。
 性格悪いけど、やっぱり強いなー」

    「でもでも、怪我とかすっごいし、 
     氷山ちゃんの有利は変わってないなーい!
     もう能力のタネってゆーのも分かったんですしネ!」

    「だったら――――」

山本の言葉に丸め込まれ、
ポップコーンを口に入れたセララ。
だが、『完全に信じ込んだ』わけではない。
だから――――――

「ユキトさん、ユキトさーん。
 あたし、あたし――――これ、どうしたらいいの!?
 アリーナって、こうなんですか? こういうことって、あるの!?」

          「でも、みんなすっごい慌ててるし、
           あの人も――――」

ヤジを飛ばしていた『関西弁の男』に、視線を向ける。

「氷山ちゃんは戦ってるし、タダヒトって人、まだやるって。
 明智君も、絶対、戦わなきゃイヤって言ってるけど!
 でもでも、こんなのさ! こんなのあたし、止めた方が良いような気がしまーす!」

               シャララララ ラ

手首に『5つの輪』が浮かび上がり、セララはそれをすべて取り外す。
スカイモールで闘いがあったのも、吉田さんとやらの能力も、
平時のセララなら山本に説明を求めただろう。

「明智君が死んじゃったら――――そしたら明智君以外、みんなイヤじゃん!」

「氷山ちゃんだって絶対ヤですよ」 「あたしも楽しくない!」 「でも」

男の人型のスタンドと、山本の顔をせわしなく視線が行き来する。
芯の無いセララは、正義感だけで動けるならすぐに動き出せる。
敵にどんな事情があれ、それが敵であればやっつけてしまえる。
だが、この『アリーナ』の戦いの論理は『知らない』し、
ほかならぬ明智自身が『やらされている』のではなく、望んでいる。
この場に『敵』など何もいない。あるのは『闘技』と『何か』の境目だけだ。

                   ――――だが。

「ユキトさんが、あたしにやるなって言ったら!
 アリーナなら止めないって言ったらさー!
 そしたら―――――あたし、ちゃんと、じっとしてますから」 

                   「アリーナの事、教えて、ユキトさん」
 
じ、っと山本の顔を見る。

この会場の空気の中で、『戦いを望む』のは、『当事者』と『タダヒト』だけだ。
だが、『アリーナ職員』である山本の見解を聴く『理性』がセララにはある。
何より今、試合を中断したとして、セララに出来る事はない。それでも、『スタンドを出してしまっている』―

253 『最悪の相性』 :2021/05/12(水) 00:23:09
>>250(東雲)
>「しかし、なんじゃあの『タダヒト』とか言うヤツは。
>人の命が懸かっとるっちゅうのに随分と冷静じゃ」

『東雲』が呟く通り、『タダヒト』は顔色一つ変えずに事態を見守っている。

      ズギャッ
               ――――バンッ!

『東雲』は地面を蹴り、『関西弁の男』の傍まで駆け寄る。
その最中、依然としてアリーナに立つ『氷山』へと叫んだ。

>>251(ジョン)
>「アイツのことを見誤ってたな。
>自分に有利な対戦カードでイキってる、いけ好かないやつだと思ってた。

     「ああ。――――私も、君と同じ思いだよ」

>「アイツが渇望しているものがなんなのか、俺にはわからないが、
>それのためになりふり構ってなかっただけなんだ。
>そして、『それ』のために命すら投げ捨てようとしてる、、、、、、クソっ!」

     「『ジョン』! この試合を止めるぞ!」

『ジョン』は観客席を立ち、真正面にある『金網』へと駆ける。
『ピエール』もその手に『西洋剣』を発現し、『ジョン』を追う。

>>252(セララ)
『セララ』は『山本』の言葉を受け止めたが、
……無論、この状況を受け入れるに足る材料ではない。

>「明智君が死んじゃったら――――そしたら明智君以外、みんなイヤじゃん!」
>「氷山ちゃんだって絶対ヤですよ」 「あたしも楽しくない!」 「でも」

     「――――俺は、『タダヒト』さんの配下だ。
      この試合が続けると、あの人が伝えた以上、
      ……俺は、この試合を、止められない……」

     「『タダヒト』さんも、『明智』の生存を見出してるからこそ、
      ――――『殺害』の禁止ルールによる、試合の停止をしない」

     「私は、そう思っている……」

>「ユキトさんが、あたしにやるなって言ったら!
> アリーナなら止めないって言ったらさー!
> そしたら―――――あたし、ちゃんと、じっとしてますから」 

>「アリーナの事、教えて、ユキトさん」

      ガシャンッ

『セララ』は『山本』の顔を覗き込む。
蒼褪めた『山本』は手にしたタブレットを、力なく隣の椅子へと置いた。

     「だが、『死』のチラつく試合を、試合と呼びたくはない……。
      それに、『セカイ』の実況を、『死』のはなむけになんて――――」

     「俺は、俺は、タブレットの中でしか、スタンドを動かせない。
      ――――俺に出来るのは、それしか、ない」

     「俺は、君を止める。―――この言葉だけで。
      今は座って、『氷山』を応援してくれ……」

『職員』としての立場、『タダヒト』への敬意、『明智』の命に対する憂慮、
今だ闘い続ける『氷山』への期待、信奉する『セカイ』、緊急事態への動揺。
二人の試合を純粋に楽しんでくれた『セララ』の応援を裏切る無念さ、
そして、自身の無力さへの『絶望』が、その言葉に現れる。

254 『最悪の相性』 :2021/05/12(水) 00:25:19
>ALL

      「『ザ・ナショナル』ゥゥ――――!!」

      「マサさぁん!」    「ブチ破ってくれ!」

『マサ』と呼ばれた『関西弁』の男は、
屈強なスタンドの豪腕を『金網』へとぶちかます。

       バヂヂヂヂッ!!

      「が、はぁ!」

しかし、その一撃は完全には届かなかった。
強烈な『放電音』が弾ける。『マサ』は白目を剥いて背後へよろけ、
空いた椅子へとでっぷりとした尻を落とした。スタンドも解除されている。

      「―――――その金網に『電流』を流した。
       『カナディアン・スウィートハーツ』による『導電性樹脂』を介し、
       『スタンド』が触れても『感電』する。……今の出力は、『警告』に過ぎない」

      「大人しく、席に戻るように。
       『オープン・ハンド』の『菅谷』、『跳躍』によって『金網』を飛び越える気だな」

      「『Tボーンズ』の『湯河原』、『骨細工』の発現はムダだ。
       背中に隠した『バネ』の細工も、すぐに解除するように。
       そして、『東雲』と『ピエール』、……ああ、『白人』の君も。
       君達も『金網』から離れるんだ」

『菅谷』と呼ばれたライダーズジャケットの男が、苦々しげに『タダヒト』を睨んだ。
『湯河原』は苛立ったように地面へツバを吐き、手首から突き出した『骨鋏』を解除する。

     「明智さん・・・・ 『ギブアップ』してください!
      まだ間に合うはずです・・・・まだ・・・・生きられるはずなんですよ!」

      「ふざ、けるなよ!」

      「『氷山』、スタンドがバレた以上、
       俺はもう、アリーナじゃあ勝てないんだよ!」

     「『タダヒト』にも、二度と届かねェ!
      ――――負けて、ヘラヘラと笑って、
      このキズと一緒に生きるなんて……」

       「俺の心が、許すはずもねェんだよ!」

アリーナでは『明智』が超人的な身体能力を発揮し、『エド・サンズ』の真横を取る。
『氷山』は『明智』にギブアップを求めるも、『明智』は聞き入れようとしない。

       ≪あ、あれは……。『銀貨』が、消えました……≫

       ≪う、う……。床に残った『銀貨』は、『13枚』……≫

       ≪あれが全部消えたら、『明智』ちゃんは――――≫

『明智』の存命が危ぶまれる事態に、『セカイ』の実況も精彩を欠く。
『ピエール』が首筋に手を当て、ハッと口を開けると、その掌を覗き込んだ。

      「その『線』もまた、『警告』だ」

『菅谷』、『湯河原』、『ピエール』、『東雲』、『ジョン』の首筋に、
ドロリとした液体で、喉を裂くような『線』が刻まれている。
――――これは、『プルコギバーガー』のソースだ。全く気付きはしなかった。

いきり立つ観客の誰もが、一言のヤジも飛ばさない。
天空に座る『タダヒト』が視線を交わしただけで、『諦念』が支配した。

255 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/12(水) 01:42:21
>>253-254

『マサ』という大阪弁の男が倒れたのをチラリと見る。
大の男が即座に気絶するレベルとなると、中々の高圧電流だろう。直接触れるのは危険だ。
もし金網を破壊するなら、重量のある物を投擲するのが上策か。


>      「その『線』もまた、『警告』だ」

「じゃかあしいわッ!」
「こちとらおどれが怖くて『闘士』をやっとるんじゃねぇ!!」

『ザイオン・トレイン』で自らに能力を行使、軽く動きつつ『岩塩』の鎧を纏う。
あの『タダヒト』とやら。少なくとも、目にも止まらぬ『スピード』はあるようだが。
しかし『パワー』の方はどうだろうか?…とはいえ、現時点で確かに動くつもりはない。

この大阪弁の男に近付いたのも、『氷山』の返答次第ではこいつを取り押さえる為にだ。
もっとも今はその必要はなくなったが。
仮に『氷山』がこのまま試合としての継続を望むのであれば、自分は観戦を続けるだけだ。
だからこそ、問いかけた。
故に、今はアイツの返答を待つ。

256 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/12(水) 11:51:59
>>254
動揺はなかった。
関西弁の男が気を失っても、いつの間にか自分の首にソースが塗りたくられていても。
それでやっと気づいた。自分はこの戦いを止めに来たのではないと。

「すまんピエール」

小さくつぶやき、大きく息を吸う。

「明智ィィーーーーー!!」

男に向かって声を張り上げる。今はかすかに敬意をいだきつつあるその男に。

「思いっきりやっちまえ!シャバい終わり方したら承知しねえぞっ!!」

馬鹿げた話だ。娯楽として命のやり取りを消費するなど。
あの関西弁の男は正しい。こんなものは見世物にすべきではない。

見世物でないなら、必要なのは観客の満足ではない。

戦場に立つ二人の『納得』!この戦いの結末になにより必要なのはそれだ!

ジョンは祈りを込めてエールを送る。男が成そうとしていることをやり遂げるための力になることを願って。

そして、もう一人にも。

「氷山!」

呼びかけて、一瞬言うべき言葉を考える。
答えはすぐに見つかった。

「悔いの無い戦いを!」

257 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/13(木) 20:24:11
>>254

電気に倒れる『マサ』や、警告を受けた闘士達。
彼らとの大きな違いとして――――
攻撃自体にダメージフィードバックが存在せず、
かつ『タダヒトという男を知らない』セララは、
電流も警告も意に介さず攻撃することも出来た。
それは勿論、確実にセララの不幸を招いただろうが……

「あーあ、ユキトさんそんな顔するんだもん」

だが――『リトル・スウィング』を解除する。
そして、消えかけていた笑みを浮かべた。

「……いーですよ。あたし、信じたげますから!
 あのえらそーだけど頭良さそーなタダヒトって人のこともですし、
 ユキトさんがあたしに優しくしてくれたこともですし、
 それにー、氷山ちゃんのことは最初から信じてますし、ネ!」

全ての言葉が本心では、無い。
セララには『隠せる』くらいの社交性はある。

「だから、だから元気出してーっ、ユキトさん!
 氷山ちゃんなら、きっとなんとかしてくれますよ!」

だが…………ほとんど見ず知らずだが、
これまでの試合を見てセララは『知っている』。

この戦いにおいて『窮地』であることは。

「これまでも全部! ぜーんぶ!
 あたしの見たかったみたいに、反撃してくれたんですから!」

        「氷山ちゃーん!!
         『サンズさーーーん』!!
         明智君の好きになんてさせちゃダメーー!!!」

氷山と『エド・サンズ』を信じることには、助けにさえなる事を。

258 『最悪の相性』 :2021/05/13(木) 21:53:53
>>255(東雲)
>「じゃかあしいわッ!」
>「こちとらおどれが怖くて『闘士』をやっとるんじゃねぇ!!」

      「――――素晴らしい『闘志』だ」

      「その『心』を振るわれる時を、楽しみにしている」

    シュゥゥゥゥ ・ ・ ・ 

『東雲』は『ザイオン・トレイン』を発現し、その身に『岩塩』を纏う。
『タダヒト』は賞賛の言葉を贈るも、これ以上の『追撃』はないようだ。

>>256(ジョン)
>「すまんピエール」

    「待て、『ジョン』! ヤケを起こ――――」

>「明智ィィーーーーー!!」
>「思いっきりやっちまえ!シャバい終わり方したら承知しねえぞっ!!」

>「氷山!」  「悔いの無い戦いを!」

『ピエール』の制止は杞憂に終わった。
『ジョン』は大声で両者に声援を送り、この闘いを見届ける決意をした。

>>257(セララ)
『セララ』の発現した『リトル・スウィング』は、
明るく人好きのする彼女の態度に反し、優れた『殺傷力』を持つ。
その一撃は『金網』の打破に役立ったかも知れない。だが、『セララ』は――――

>「……いーですよ。あたし、信じたげますから!

>「だから、だから元気出してーっ、ユキトさん!
> 氷山ちゃんなら、きっとなんとかしてくれますよ!」

     「すまない……すまな」

     「スマンて言うところやないやろ、兄ちゃん。
      ワイは、あの嬢ちゃんの言う通りやと思うで」

電流から復活した『マサ』が大儀そうに身体を起こし、
鎮痛な表情をした『山本』の肩を力強く叩いた。

>ALL

  「やりますよ! こんな結末・・・・許せるわけないじゃないですか!
   だから、明智さんには『負け』てもらいますよ・・・・
   そんな『意地』なんて通せないくらいに完膚なきまでに・・・・ね!」

  『明智ノ小僧ヲ打チ負カス・・・・・了解シタゼェェ!』

     「どいつもこいつも……、もう俺が負けた気でいやがる……」

     「――――ふっざけんじゃねぇ!」

横っ飛びから着地した『明智』の左腕に、『エド・サンズ』の投げ縄が絡んだ。
『明智』は前へ進み、右の拳を振り上げる。

    「明智ィィーーーーー!!」

    「思いっきりやっちまえ!シャバい終わり方したら承知しねえぞっ!!」

    「氷山!」     「悔いの無い戦いを!」

一瞬、声を留まらせた『白人の男』が『明智』と『氷山』に声援を送った。
その切欠により、堰を切ったかのように、『観覧席』が湧き上がった。

        「氷山ちゃーん!!
         『サンズさーーーん』!!
         明智君の好きになんてさせちゃダメーー!!!」

    「そうだ!  下らねぇー死に逃げで負けをゴマかすんじゃねぇ!」

    「あのクソガキの根性、叩き直してやれ!」

    「俺達は、テメェーが死ぬのが見たいんじゃねぇ、
     負けるところが見たいんだっつうの!」

『氷山』の手中に現れた『さすまた』。『明智』は接近する。

    「『セカイ』ィィ―――――!!
     『実況』を、続けてくれェ――――!!」

    「これは『死闘』じゃあない、『試合』だァァ――――!!」

『マサ』に肩を叩かれた青年が、意を決したかのように大声を張り上げる。
立ち上がった観客達は誰も席に戻らない。『タダヒト』もそれを黙して見守る。

床に落ちた銀貨は――――、残り『12枚』。

259 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/13(木) 22:04:20
>>258

「…ハン」「流石は『A級』、タダでは闘らせてくれんか」

『ザイオン・トレイン』を解除。
『タダヒト』の方へと視線を向けるのを止めて、再び『リング』へと振り向いた。

>  「やりますよ! こんな結末・・・・許せるわけないじゃないですか!
>   だから、明智さんには『負け』てもらいますよ・・・・
>   そんな『意地』なんて通せないくらいに完膚なきまでに・・・・ね!」

>  『明智ノ小僧ヲ打チ負カス・・・・・了解シタゼェェ!』

にやりと笑う。良い『覚悟』だ。

「よう言ったッ!!ここにいる全員で、結末見届けたるけぇ!!」

それだけ『氷山』に伝えて、自分の席まで戻ろう。

260 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/13(木) 23:09:11
>>258

「そーだよそーだよユキトさん!
 マサさんの言う通りでーす!
 謝るとか楽しくないし、あたし、ほしくないですよ」

「良いこと言いますねーマサさんは!
 ねえねえ、ビリビリしたの大丈夫?」

山本とマサに、それぞれ笑いかけた。
マサについて多くは知らないし、
野次を率先して挙げもしていたが……
そういう昔のことにはこだわらないタイプだ。

それに。

「あはーっ! 氷山ちゃんもサンズさんもやる気全かーい!
 ユキトさんも元気になったし、よかったよかった!
 あとはー、うんうん! セカイちゃんの実況も、あたしも聴きたいなー!」

なによりセララ自身も、良かったと思った。
山本の、セカイへの指示に同調して頷き、
ジュースを飲み、試合に再び視線を向ける。

       そう、『試合』だ。

野次も今となっては『そういう声援』に聞こえてくるし、
タダヒトの沈黙も無言の応援に感じられる。
いつだって都合よく考える。

「氷山ちゃーん!! その『棒』で押さえ込んじゃえー!!」

だが、単なる思い込みでも、ないような気はしている。
的外れなアドバイスをしつつ、それでも、『楽しさ』は返ってくる。

261 『最悪の相性』 :2021/05/13(木) 23:43:14
>>259(東雲)
>「よう言ったッ!!ここにいる全員で、結末見届けたるけぇ!!」

アリーナに立つ『氷山』は、クラスにいそうな普通の女の子だ。
だが、その湧き上がる『闘志』は、『東雲』にも決して引けを取らない。

      ダッ!

『東雲』がステージに戻ると、『キューコ』が座したまま試合を見届けていた。
周囲の観客達は上半身を裸にされ、
『ロープ』を猿轡のようにハメられ、席に座らされている。

     「やり遂げた、って顔してる」

>>260(セララ)
>「良いこと言いますねーマサさんは!
> ねえねえ、ビリビリしたの大丈夫?」

     「ワイは関西一の『電気工』やで!
      これくらい、屁でもないっつうねん!」

『マサ』は強がりともいえる豪快な声で『セララ』に応える。
観客達もいきり立つ中、『マサ』も『山本』の肩を引っ張り、
まるで元気づけるように、無理矢理席から立たせる。

>「氷山ちゃーん!! その『棒』で押さえ込んじゃえー!!」

    「せやでぇー!  ふんじばったれや!」

    「ほら、兄ちゃんも大声出せェ!
     『氷山』はんと、あの『ゆるキャラ』ちゃんを信じるなら、
     その思い、デッカイ声で届けなアカンで!」

>ALL

   ギィッ・・・・

        「ぐ、あああああ!!!!」

左腕を引っ張られた『明智』が悲鳴を上げるが、その拳が『エド・サンズ』に命中する。

          ボグシャァ!!

      「死んだ身が、そんなロープで、どまるがよォ!」

だが、『エド・サンズ』は体勢を崩さない。
『氷山』は『さすまた』のゴルフスイングを『銀貨』目掛けて放つ。

         シュカッ

      「コイツ、倒れ、ね――――」

     ≪い、今の、今のは――――≫

     ≪『銃撃』じゃあないッ!  『透過』してますッ!
       ああ、『明智』ちゃんの足首を、抜け――――≫

『セカイ』の実況通り、『明智』の足首を『銀貨』がすり抜けた。

     「『銀貨』とは忍び寄る『裏切り』の象徴だ。
      つまり、放たれれば命中した物体に『同化』し、
      『銀貨』の『解除』によって、物体に『空白』を生む」

     「何故、『射撃』なき『銀貨』によって、
      『スモークマシーン』が破壊されたのか、
      観客の皆にも、納得頂けただろう――――」

     「そして、拘束された『スタンド』は『解除』できない。
      だから、『力有る像』によって『同化』した『銀貨』は、
      ――――『力』を与えるに留まるのだ……」

『タダヒト』が『解説』を挟む。この言葉が何を意味するのか……。

    「氷山ちゃーん!! その『棒』で押さえ込んじゃえー!!」

    「せやでぇー!  ふんじばったれや!」

『観客席』が大声で賑わい、一つの大きなうねりとなる。

262 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/14(金) 00:12:45
>>261

「・・・・・・・・・・」
「『キューコ』…こいつらはあんたがやったんか?」

思わず真顔になりながら訊ねる。
うるさかったのは事実なので、助けたりはしないが。
ひとまず席に座ろう。

「ああ。どうやら『氷山』は『明智』の覚悟を正面から受け止め、そんでブッ倒すつもりじゃ」
「そいつが聞けりゃあ十分じゃな。気持ちのええヤツじゃ」

さて、戦局はどうか。
『タダヒト』の解説と『氷山』の動きにより、状況が少しずつ飲み込めてきた。
現在『明智』はあの銀貨の能力により、身体と同化して頭の負傷を補っているようだ。
それが解除されれば、恐らく死ぬ。さて、どうするか?

「わしの『スタンド』ならば、まだ『拘束』もしやすいが…しかし、あの動き相手には中々難しいのう」

顎に手を当て、思案する。

263 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/14(金) 00:55:50
>>261

「関西で一番すごいの!? うそーっ、すごーい!
 アリーナってほんっと色んな人がいるんですねー!」

山本の言う通りだ。学生だけでは無い。
立場のある人間も、無い人間も集っている。
多種多様が、『試合』を求めここに集っている。

「見て見て! 氷山ちゃんが押してるーーー!
 あはーっ! そのままやっちゃえ! やっちゃえーーー!!」

そして。

「……ユキトさんユキトさん!
 どっちかの応援したらダメなんだったら、
 どっちも応援しちゃえばいーですよ!」

――今、誰もが『応援』をしている。

「あとあと、セカイちゃんも応援したげましょーよ!
 まだあんまり元気なさそーですもんネ!」

ならば、中立とは言っても、
山本も――『ユキトさん』もそのうねりを楽しむ権利がある。

    「あ、タダヒトって人でもいーですよ。
     いま解説すっごいがんばってたし! あははーっ!」

いや、楽しんで欲しい。楽しむべきだ。セララは、短絡的なのだ。

264 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/14(金) 21:03:49
>>258
>>261

「すまんピエール」

もう一度謝る。

「氷山を応援するという約束だったが、反故にしちまった」

詫びながらも、視線は闘技場の二人に注がれている。

「この先は『ネットに弾かれたボール』だな、、、、。
 あの二人はそれぞれの最善を尽くすだろう。それでも、結末がどうなるかは、終わってみなければわからない」

265 『最悪の相性』 :2021/05/14(金) 21:58:45
>>262(東雲)
>「『キューコ』…こいつらはあんたがやったんか?」

    「『明智』を助ける、ってうるさかった」

『キューコ』はイヤそうに眉を顰めている。
『東雲』の喉に付いた『プルコギソース』を睨むように見咎めると、
『キューコ』はまた、『ティッシュ』を差し出した。

>「ああ。どうやら『氷山』は『明智』の覚悟を正面から受け止め、そんでブッ倒すつもりじゃ」
>「そいつが聞けりゃあ十分じゃな。気持ちのええヤツじゃ」

    「そう。――――死にたいなら、死なせればいいのに」

冷たい声色で『キューコ』は切り捨てると、『東雲』と共に試合の観戦に戻る。
『明智』のスピードが上回る以上、『鉤縄』で拘束した今となっても、
その『機動力』は脅威だ。

>>263(セララ)
>「見て見て! 氷山ちゃんが押してるーーー!
> あはーっ! そのままやっちゃえ! やっちゃえーーー!!」

『セララ』が応援をする間も、『山本』は黙したままだ。
その理由を察して、『セララ』が『山本』に水を向けた。

>「……ユキトさんユキトさん!
> どっちかの応援したらダメなんだったら、
> どっちも応援しちゃえばいーですよ!」

    「いや、俺は……」

>「あとあと、セカイちゃんも応援したげましょーよ!
> まだあんまり元気なさそーですもんネ!」

    「――――ああ、……そうだな」

    「『セカイ』ィィ――――  盛り上げてくれェェ―――!!」

『山本』が細い喉を振り絞って、『セララ』に声援を送る。
横に立つ『マサ』は暖かい視線を『山本』に向けていた。

>>264(ジョン)
>「すまんピエール」
>「氷山を応援するという約束だったが、反故にしちまった」

    「バカを言うな! ――――見てくれ、この盛り上がりを!」

    「『タダヒト』が制した時とは違う。
     ……君の『応援』が、『アリーナ』に火をくべたんだ!」

状況は何も変化していない。だが、『ピエール』は希望を見出している。
『氷山』の奮闘だけではない。――――観客の声援が織りなす大きな『うねり』が、
この試合を変えようとしているのだと、『体感』しているのだ。

>ALL

     「お前のパクった『銀貨』は、『解除』しねェ――――」

『氷山』は手にした『さすまた』を振るい、『明智』の額へと突き抑える。
だが、『明智』は姿勢をブレさせ、『さすまた』の一撃を回避する。

    「この『至近距離』で、ヨユーで突っ立てるんじゃねぇ!」

        ゴォッ!!

『明智』の右フックが『エド・サンズ』の胴体に突き刺さる。
右フックを下ろした『明智』が身を屈めて、地面に片手を付ける。

    「『観客』が全員、味方に付いたら勝てると思ったかぁ!?
     俺はな、今日は『10:0』で勝つって決めてるんだよ」

    「渋谷のハロウィンとの区別も付いてねェ、
     バカ騒ぎしてェだけのアホ共全員に、
     誰が『勝者』が教えてやるよォ!」

吼えた『明智』がその身を跳ね伸ばし、
『カポエイラ』のように両脚を『エド・サンズ』の顎下目掛けて打ち上げる。

     「『明智』ィィ――――、大した『大技』じゃあねェーか!」

     「テメェーがどーなろーと、最後まで見届けてやるぜ!」

『大技』に沸いた観客達が惜しみない声援を『明智』にも送る。

266 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/14(金) 22:46:28
>>265
>「『タダヒト』が制した時とは違う。
> ……君の『応援』が、『アリーナ』に火をくべたんだ!」

「そこまで言われるとさすがに照れ臭いな、、、」

照れ隠しに頭を掻きながらも視線は『氷山』と『明智』から離さない。

「、、、やはり至近距離では明智に分があるみたいだな。
 だが、氷山が明智を救うためには近づかざるを得ない、、、。
 まっとうに戦っていては勝ち目は薄いが、、、、どうする、、、、」

誰に聞かせるわけでもなく呟く。
まるで自分が明智と戦っているかのように。

267 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/14(金) 22:50:13
>>265

「ああ、そういや付いたままじゃったか。ありがとな」

『キューコ』に礼を述べ、首元のソースを拭った。
『ザイオン・トレイン』自体に防御力はないが、存在はしている以上、何かに干渉することも、されることもある。
しかしながら、『タダヒト』は体に直接このソースを塗ってみせた。
そこにアイツのスタンドの秘密が隠されているのだろうか、などと推測する。

「なんじゃあ『キューコ』。そがいに『明智』が嫌いか?」

自分も『明智』は好きな方ではないが、その根性と情熱は買っている。流石に死んでくれ、とは思わない。
それに『アリーナ』という場所が成り立つ為にも、死人が出てしまっては困るというのもある。
しかし、『氷山』はどうしたものか。
『明智』本人の意思で『解除』が決められているならば、それこそ心を折るぐらいの勝利を見せつける必要があるか?

268 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/14(金) 23:18:02
>>265

「あはーっ、ユキトさんさっすがー!」

声援を上げたユキトに笑い、
ステージ上の二人に視線を移す。

「『10:0』ってー、一回やっつけられたのに!
 でもでも、あんなアクロバットな攻撃してスゴーい!
 あれってブレイクダンスってやつですか!?」

      「押されちゃってるけど、
        まだまだやれますよネ!
         氷山ちゃんもサンズさんもー!」

勿論一度やられて蘇る所までが能力――
だと、信じている。

明智の派手な格闘には目を引かれるが、
能力の有無という差はある。氷山なら巻き返せる。
それも、信じている。

269 『最悪の相性』 :2021/05/15(土) 22:30:38
>>266(ジョン)
『ジョン』の視線は『明智』と『氷山』の闘いに向けられる。
目まぐるしく切り替わる展開。繰り出される技の数々。

――――『自分』ならどうするか。
『グラム・スラム』に目覚めて間もない『明智』にとって、
スタンドとの対峙を真剣に考えた瞬間だった。

>>267(東雲)
>「なんじゃあ『キューコ』。そがいに『明智』が嫌いか?」

     「今の『明智』はキライ。
      ――――死ぬなら誰もいないところで死ねばいいのに」

     「もう勝てなくなったからって、『自暴自棄』に『自殺』する。
      弱くて卑怯な男は、キライ」

『タダヒト』を過度に『冷静』と評するのであれば、
『キューコ』は極度に『冷徹』な態度で、『明智』を咎めた。

>>268(セララ)
>「『10:0』ってー、一回やっつけられたのに!
> でもでも、あんなアクロバットな攻撃してスゴーい!
> あれってブレイクダンスってやつですか!?」

    「『心斎橋』でやっとった兄ちゃんがおったが、
     実戦に交えるなんて、それ以上の技量やで!」

    「でもなぁ、あんなド派手な動き、今要るんかな?
     あんなん格闘技でやるの、『須藤元気』くらいなもんやで」

『セララ』と同様に『マサ』も派手な一撃に興奮しているが、
ふとした拍子に思案顔を見せる。汚い関西弁だけの男ではない。
彼もまた『アリーナ』を舞台とするファイターの一人だ。


>ALL

   「ええ・・・・ゴホッ 勘違いをしていましたよ・・・・ゲホッゲホッ
    勝敗はまだ決まっていない・・・・ だから!」

『エド・サンズ』が倒れ込むように重心をズラしながら、
『明智』の左腕に絡めた『鉤縄』を思いきり引っ張った。

     グィィ!!

     ≪『エド・サンズ』の『鉤縄』が残っています!≫

     ≪これは『明智』ちゃん、苦しい!≫

     「チィ――――」

       ガスッ!

軸がブレたことにより、『エド・サンズ』の右肩に甘い蹴りが命中する。
『明智』は右腕一本の『側転』で真横に移動し、
ズラした重心を庇うように移動した『エド・サンズ』と至近距離で相対する。

      「どうなる……。今のところ、『五分五分』ってところか」

      「それじゃあマズいだろ!  『明智』が死ぬぞ!」

      「クソッ、何考えてるんだ……『タダヒト』のヤツ……」

『観覧席』の観客達はやきもきしながら闘いを見守っている。

  「だから、やりましょうか本気の戦いを
   『予定調和のかませ犬』とか『通過点』とかそんなのじゃなく
   どちらが勝つかわからない・・・・・『真剣勝負』を!」

     「今の俺は、俺じゃない。
      『アダージョ』は、俺の心を殺しやがった……」

     「今の俺に、『真剣』だとか『懸命』なんて言葉はねェ!
      『アダージョ』が消えた今、『アダージョ』を再殺したお前と、
      『アダージョ』を殺した『タダヒト』を、倒すしかなかった!」

     「だから、だから……

      だから……そうすれば、やっと」

     「俺は、俺に戻れたはずなんだ!」

『明智』と『氷山』、互いに一進一退の攻防が続く。

270 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/15(土) 22:52:40
>>269

「…まぁ確かに、わしもアイツのやり方自体は気に食わんがな」
「わしはそんなに繊細に出来とらんけぇ、ブッ倒したい相手がいなくなったなら
 そいつを倒した相手か、そいつより更に強いヤツと闘うだけじゃ」
「『明智』のスタンドが『アリーナ』に向かん事は理解しちょる。じゃが
 それでもやりようは幾らでもあると、わしは思っとる」

端的に言えば、巻き込まれた『氷山』と『アリーナ』にはいい迷惑だ。
とはいえ、ここまで来てしまった『明智』に今更言ってところで無駄だろう。
それに今更水をかけるつもりもない。ここまでやってしまったなら、後は意思を貫き通せ。
その結果がどうなるかは─────『氷山』次第だろう。

「『キューコ』。あんた、『明智』を殺さずに倒す手段を見つけたか?」

『眼』の良い『キューコ』ならば、どこからかヒントを手に入れているか?

271 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/15(土) 23:44:20
>>269

「わーっ、心斎橋って、『O府』でしょー!
 スッゴイ都会でもうちの駅前と同じで、
 ダンスしてる人っているんですねー!
 一回行ってみたいなー」

むしろ、人数も多かったりするのだろう。
セララには想像しかできない世界だが。

「でもでも、確かに変だよねー!?
 明智君も疲れてると思うしさー。
 あんなにすごい動きする間に、
 普通に何回もエイエイって蹴ったり出来そうですよねー?」

回避に合わせた動き――――というのはあるにせよ、
しゃがんだ状態から出来るより簡単な攻撃もあったはず。
あえてアクロバットを披露した意図は、読めない。
能力の一環というわけでもないだろう。

「なんでだろなんでだろ。あたし分かんない!
 『俺のいいとこどんどん見せてやるぜー!』
 みたいな、それだけだったりしてー?」

「だって、俺が俺が俺がー!って。
 そのことに、ずーっとすっごい真剣ですもんネ、明智君」

セララは『がっつく』のは得意でない。しかし。
明智のそれには、『自己アピール』以上の何かを感じずにいられない。

272 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/16(日) 17:16:56
>>269
「ピエール、あんたならこの状態で手はあるか?」

思考が煮詰まってきたので、なんとなく隣の男に聞いてみる。

273 『最悪の相性』 :2021/05/16(日) 20:53:57
>>270(東雲)
>「わしはそんなに繊細に出来とらんけぇ、ブッ倒したい相手がいなくなったなら
> そいつを倒した相手か、そいつより更に強いヤツと闘うだけじゃ」

    「……ふーん」

『キューコ』は『東雲』の独白に関心を向けている。
勿論、『東雲』の思う通り、『明智』以外には迷惑な話ではあるが、
……それでも、この結末を握るのは、『氷山』なのだ。

>「『キューコ』。あんた、『明智』を殺さずに倒す手段を見つけたか?」

   「見付けた。……でも、教えない。
    ――――もし、その方法があるとすれば、
    『明智』自身では出来ない。そう、なる」

教えない、と口を噤んだ直後ではあったが、
『キューコ』は『東雲』に補足するように口を開いた。

>>271(セララ)
>「でもでも、確かに変だよねー!?
> 明智君も疲れてると思うしさー。
> あんなにすごい動きする間に、
> 普通に何回もエイエイって蹴ったり出来そうですよねー?」

    「せやろせやろ!?
     なんや嬢ちゃん、解っとるやないか!」

    「――――『頭』だ。
     接近戦で『頭』を近付けたくない」

気を良くした『マサ』。何かに気付いたように、口を挟んだ『山本』。

>>272(ジョン)
>「ピエール、あんたならこの状態で手はあるか?」

    「いや、皆目見当が付かないよ。
     ――――だが、あの『額』が傷付いていない以上、
     あそこに『弱点』がある。……だが、あのスピードだ」

    「私のスタンドでも、捉えるのは難しいだろう」

『ピエール』も難しい表情を作り、二人の闘いを見守っている。

>ALL

 「『真剣』も『懸命』もない・・・・とか、私達を倒さないと元の自分に戻れない・・・・とか!
  明智さん・・・・それなら、今のあなたは一体なんなんですか!?」

 「心を『アダージョ』に殺された・・・・なんて言ってますが、あなたには意思がある!
  元の自分に戻りたくて・・・・文字通り『必死』になって戦うあなたの『心』が死んでいるなんて言わせない!」

     「俺は、俺は死にてぇんだよ!
      もう、俺が、生きてられないなら――――」

      グィィ!!

『明智』が立ち上がると同時に、屈んだ『エド・サンズ』の顔面に前蹴りを放つ。
だが、それは大きくブレる。『エド・サンズ』の手にした『ロープ』が引かれる。

 「既に・・・・あなたの心は生きているんですよ
  元のカタチとは違うかもしれないけれど・・・・確かに生きているんです!
  死なせるのが惜しいくらいに・・・・!」

     「どいつも、こいつも……。
      俺が、俺が、勝ちたいのに、勝てないなら、
      ――――勝てないなら、生きていたって……」

     「仕方ねぇのに――――」

  『心ハ決マッタナ? あきは?
   全てガ決マッタノナラ・・・・・後ハ俺ニ任せてオキナ・・・・』

   「頼       | i /
.     み      ト
    .ま       キ
.     す/       ュ /
    ・ 」          ・

姿勢を屈めていた『エド・サンズ』が、伸び上がるように『アッパー』を放つ。
その狙いは『明智』の額に埋まった『アンチクライスト・スーパースター』。
『明智』は避けられない。その一撃を、甘んじて――――

           ガスゥ!!

『額』を削るように『アッパー』が命中する。
『明智』が蹈鞴を踏む。――――『銀貨』は、どうなった。
『セカイ』も、観客達も、口を出すことなく、祈るように試合を見ている。

274 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/16(日) 21:49:46
>>273
「、、、、!!決まったか!?」

明智の様子を固唾をのんで見守る。

275 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/16(日) 21:50:31
>>273

「はァん…まぁあんたの見立てで、『ある』っちゅうことだけ分かればええわ」

元から具体的な内容まで聞くつもりはない。
しかし『キューコ』が口にするとなると、それは具体的な方法なのだろう。
圧倒的勝利で『明智』の心を折るだとか、また『明智』に対して檄を飛ばして
再び立ち直らせるだとか、そういった不確定なものではない。
もっと『アンチクライスト・スーパースター』の裏をかくような、その能力を逆手に取ったようなやり方だ。

「そういや、今まで蘇った物体にもしっかり核になる『銀貨』は残っとったんじゃな」

静かに呟く。正直、自分はこういった相手の能力を推測するのが苦手だ。
『尾藤』戦は結局カラクリが分からず、『見えずとも勝てる』ように途中から作戦を切り替えた。
だからこそこういった場でも、思考を止めずに答えを導き出さなければ。

「常に神は一人、強化できる対象は一つのみ…か」

276 『最悪の相性』 :2021/05/16(日) 22:08:49
>>274(ジョン)
>「、、、、!!決まったか!?」

     「ど、どうだ――――?」

『ピエール』も思わず『金網』に近付き、
その両手で『金網』を掴む。一瞬の後、慌てて手を離す。

     「あ、アブなッ!?
      い、いや、電流が止まっている」

>>275(東雲)
『明智』のスタンド能力を推察する。
――――『東雲』の『ザイオン・トレイン』は戦闘には有用であるが、
それは『身体能力』の強化であり、幅広い『攻撃手段』とは異なる。

『明智』のように『謎』が隠れたスタンド能力であれば、
それを解き明かさなければならない。

>ALL

      ≪あ、『明智』ちゃん――――≫

固唾を飲んで見守っている観客達の中、
『セカイ』がその無事を確かめるように、上擦った電子ボイスを響かせた。

『明智』は額への『負傷』によって、『蘇り』を発動させている。
そこに『追撃』が加われば、完璧に『額』が砕かれるのではないか。

      スゥゥ

『明智』が顔を上げる。
その無事を確かめる必要はなかった。

        サァァァァァァァァ―――――

『明智』に纏われている『銀色』のオーラが掻き消える。
生身に戻った『明智』の額からは『流血』が流れる。
これは、――――『エド・サンズ』の一撃によるものだ。

     わああああぁぁぁぁぁぁ―――――!!

     「い、生きてるぜ……無事だ!」

     「『あきは』ァァァ!!  よくやったぁ!」

     「俺は、やってくれるって、信じてたっつうの!」

観客達が湧き上がる中、『ピエール』も『氷山』に声援を送る。

     「ハァ……ハァ……」

 「勝ちたいのなら・・・・ 勝ちたいと本当に願っているのなら!
  かかってくればいいじゃないですか・・・・何度も・・・・何度でも・・・・!」

     「俺が、お前を倒そうと、必死こいてる間、
      ――――『氷山』、お前はずっと……」

     「俺を、助けようとしていたのか――――」

顔を上げた『明智』の双眸には、悔し涙が宿っていた。
既に『アンチクライスト・スーパースター』は『エド・サンズ』の背後にバラ撒かれ、
『明智』には闘いの手段など、何一つ残されていない。

     ≪やった! やったぁ!  やりました!!
       『明智』君は無事です!  『あきは』ちゃん、やったよ!≫

     ≪アリーナは、この試合は――――『試合』のままです!≫

       うおおおおおぉぉぉぉぉ―――――!!

声にならぬ『歓声』が飛ぶ中、『明智』は腰の革袋を手に取った。
それを『拳』に突っ込み、内側から握り込んだまま。

     「まだ、まだ終わってねぇ――――!!」

ボロボロになった身体を引きずり、眼前の『エド・サンズ』目掛けて、
『明智』は血と涙でグチャグチャになった、鬼気迫る表情のまま、
その右拳を思いっきり、『エド・サンズ』へと振りかぶる。

277 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/16(日) 22:34:34
>>273(前レス)

「あはーっ、どもどもー! あたしも結構やるでしょ!
 これでもロボットとか倒したことありますからねーっ。
 自慢するわけじゃないですけど! ネ!」

気を良くしたマサに、調子づくセララ。
しかし、そこに挟まれた『山本』の言葉には、素直にうなずく。

「なるほどおーっ、ユキトさん冴えてます!
 あのポーズだったら、サンズさんの手から頭が離れますもんねー」

流石は『アリーナ』の『本職』という事なのだろう。
そして、その答え合わせのように――――

「あっ!! 見てみて! ユキトさんの言ったとーり! 頭! 当たった当たったー!!」

興奮気味にステージ上を指さす。

>>276(GM)

「あーーっ!!! あはーーーーっ!!!
 すごいすごい! 氷山ちゃんがやったーーーーー!!!」

        ピョンッ

              「明智君を!」

      「明智君の好きにさせないで!」

「ちゃんとやっつけたんですよ!! あはっ、やったぁーーーーーっ!!!!」

最早、歓声しかない。

「ほんとだ、ほんと、そーだよ! まだ終わってない!
 明智君は、まだまだやる気ですもんネ! だから――――」
 
「氷山ちゃん! サンズさーん! カッコいい『フィニッシュ』、魅せて魅せてーーー!」

飛び跳ねながら、思う限りの言葉をステージへと躍らせる。
そのために『ユキトさん』に聞くことは無い。今この瞬間には――――迷わず実行できる!

278 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/16(日) 23:19:13
>>276

「…成る程のォ」
「『神』は一つのみ。そんなら解除される前に移し替えりゃあええっちゅうことか」

納得したように頷く。
自分があの場に立っていたとして、同じように導き出せただろうか?
自信も確証もない。やはり、自分も同じような状況で場数を踏まなければ。

「大したヤツじゃ、『氷山あきは』」

顎に手を当てて、頷く。
敵を打ち倒す強さなど幾らでも見てきたが、ああいうタイプの強さは初めて見た。
面白い女だ。
そしてなお『明智』は拳を皮袋に突っ込み、殴りかかる。それで良い。
どんなにカッコ悪くても、足掻いて見せろ。それこそが『闘士』の生き様だと、自分は思う。

「わしも早う闘いたいわ」

にやりと呟きながら、勝負の最後を見届けよう。

279 『最悪の相性』 :2021/05/16(日) 23:53:15
>>277(セララ)
>「あーーっ!!! あはーーーーっ!!!
> すごいすごい! 氷山ちゃんがやったーーーーー!!!」

     「あ、ああ!  『明智』は無事だ!」

     「よ、ようやったで『氷山』はん!
      無事やぁ……『明智』は生きとるでぇ……」

     「……ぅぅ、グズッ  ほんまようやったわぁ……」

『マサ』は泣きじゃくりながら『セララ』と『山本』の肩を抱き、
嬉し泣きを隠さずに『試合』の結末を見届ける。

>>278(東雲)
>「大したヤツじゃ、『氷山あきは』」

     「ええ。……良かった、ね」

蘇る『明智』を目の当たりにした『キューコ』は、
僅かに眉尻を落とし、ほっと息を吐いた。

>「わしも早う闘いたいわ」

静かな闘志を燃やす『東雲』を『キューコ』は静かに眺めていた。

>ALL

     ≪あ、『明智』選手ッ!
       ――――これは、破れかぶれかぁ!?≫

     「立ち上がった、立ち上がったぞ!」

     「だが、あんな拳で、まだ勝つ気か――――」

       バキィィ――――

『明智』が振りかぶった拳が『エド・サンズ』の左頬に命中する。

 「死んでしまっては・・・・それで終わりじゃないですか!
  私はそんな終わり方を望んでなんかいない!」

     「だったら、お前が――――」

 「だから、『これ』で終わりです・・・・『さんずさん』!」

     「俺を倒して見ろォォ――――」

     ギュォンッ!

               ――――パァァァンッ!

『エド・サンズ』の掌底が『右頬』に命中した。
『明智』の脳が大きく揺らぎ、グラリとその身体を崩すと、
ヨロヨロと両足をフラつかせ、そのまま地面へと倒れ込む。

     ≪や、やりましたぁぁぁ―――――!!≫

     ≪『明智』ちゃん、最後まで闘い抜きました!
       そして、『あきは』ちゃんが、『サンズ』ちゃんが≫

     ≪この試合を、『勝利』しましたァァ――――!!≫

    うおおおぉぉぉぉ――――――!!

     「素晴らしい試合だった。
      両者が全力を振り絞り、真に迫る闘いとなる」

     「ちょっとした『アクシデント』もあったが、
      ――――無事、『氷山』選手の手によって、
      事態が収められた。心より、御礼を言いたい」

『セカイ』が試合の終了を告げ、『タダヒト』も言葉を添える。

     ≪だで、『あきは』ちゃん!
       えーらい、じゃない、すっごく頑張ったよ!≫

     ≪さあ、『あきは』ちゃん!
       この試合を終えた『勝者』として、
       最後、最後に一言! お願いします!≫

『セカイ』は嬉しそうに『氷山』へと、最後の一言を要求してくる。

280 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/17(月) 01:39:53
>>279

「ほんとにほんとに、ほんとよかったですよー!
 あたし、楽しくなきゃやですもん!
 楽しくって、ぜーんぶ上手くいって、あたし良かった!
 って! あはーっ、マサさん暑苦しいですってー!」

            グイ

「あははは……あーあ、あたしもつられて泣いちゃいそーです」

肩を抱かれたのにはやや身をよじるが、
それを完全には拒絶しない程度には、
全てが熱に包まれていた。どこにも凍ったものは無い。

「ユキトさん、ユキトさん!
 もう座って応援じゃなくって、いーですか!?
 あたし氷山ちゃんのあいさつ、もっと近くで聴きたいでーす!」

            コト

静かに飲み終え、氷だけが残ったジュースを置いた。
許されるなら駆け出したい。だが。

    「でも、駄目だったらじっとしてますから!
     あはーっ、だってユキトさんが言うんですからね。
     アリーナの事、ちゃんと教えてくれましたもん」

    「あたしも、ちゃんと聴くのを、ちゃんとやりますよ」

――――――――今日の興行を楽しめた理由は、氷山と明智だけじゃない。
だから彼がダメだというなら聴く。それくらいはやり遂げよう。

281 ジョン・ロブ『グラム・スラム』 :2021/05/17(月) 19:29:14
>>276
>>279
「は、はははっ!あの嬢ちゃん本当にやりやがった!」

ピエールの背中をバシバシ叩きながら喜ぶ。

「最高の結果だ!本当に、、、、、、最高だ!」

と、ピエールの様子を見て金網の電流が解除されたことに気づく。
ニヤリと笑う。

「『グラム・スラム』!今日の主役を讃えに行くぞ!この邪魔な金網をぶっ壊せ!」

『グラム・スラム』のラッシュで金網に穴を開け、そこから闘技場に飛び込む。

282 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/17(月) 20:48:45
>>279

黙って拍手をする。
『氷山』に対して、ここでかける言葉はない。いずれ闘うかもしれない相手だ。
それに、少なくとも今。会場の中は、アイツを労うヤツで溢れているだろう。
それだけのことを成し遂げた。ならば、わざわざ自分が行く必要もないだろう。

283 『最悪の相性』 :2021/05/17(月) 21:54:22
>>280(セララ)
『氷山』の勝利に観客達が湧き上がり、
一切のわだかまりのない爽快なる決着を称え上げる。

>「ユキトさん、ユキトさん!
> もう座って応援じゃなくって、いーですか!?
> あたし氷山ちゃんのあいさつ、もっと近くで聴きたいでーす!」

飲み終えたジュースを肘掛けのドリンクホルダーに置き、
『セララ』は『山本』へと問い掛ける。

> 「でも、駄目だ
               「行って来るんだ」

               「『勝者』は称えられるべきだ。
                それには、あの『籠』は、少しばかり狭すぎる」

安堵するように目尻を緩めた『山本』も立ち上がり、『金網』の傍まで歩み寄る。
それを追い越すように、『セララ』は『氷山』の下へ駆け出した。

>>281(ジョン)
>「は、はははっ!あの嬢ちゃん本当にやりやがった!」

     「ああ、最高の勝利だ!
      奪い取るんじゃあない、人から人へ『与える』、
      こんな決着こそ、――――本当の『勝利』じゃあないか!」

      バンバン!

『ピエール』も『ジョン』の肩を叩きながら、金網の前でステップを踏む。

>「『グラム・スラム』!今日の主役を讃えに行くぞ!この邪魔な金網をぶっ壊せ!」

      「おっ、兄ちゃんまさかぁ!」    「わいもや! わいもや!」

『グラム・スラム』が金網にラッシュを叩き込み、
それに追従するように何人ものスタンド使いが、
押し殺されていたパワーを存分に振るい――――

          バァァァ――――――ン!!

『金網』をぶち壊し、闘技場へと雪崩れ込んでいった。

>>282(東雲)
『アリーナ』が打って湧いたような歓声に包まれる中、
『東雲』は騒ぎ立てることなく、観客席に座したままだった。

     「見た目と違って、クールね」

『キューコ』は猿轡を解除し、上裸となった男達は、
我も我もと『金網』をぶち壊し、闘技場へと飛び込んでいく。
彼女もまた、この喧騒に混じる気はないようだ。

>ALL

   「あ、は、はい! そうだ、最後に一言を言わないと」

『氷山』は突如として手中に現れた『マイク』を前に、あたふたと戸惑いを見せる。
激闘を制した彼女ではあるが、この時ばかりは年相応の少女らしさを見せていた。

   「そうですね・・・・私と、明智さんをとりまく因縁について、何かを知っている方も多いかと思います
    多くの哀しみを生んだ事件ですし・・・・未だに消えない傷を残している方もいるかと」
 
   「だけど、この戦いは私と明智さんの戦いで・・・・そこに別の人間が挟まる余裕なんてない!」

   「『最高の戦い』でした!
    全身全霊を賭けて来た明智さんとの戦いは!
    だから、皆さん・・・・これだけ凄い戦いを繰り広げた『私達』に大きな拍手を!」

『氷山』の言葉が終わるのを見計らい、万雷の拍手が観客席を包む。
それに負けぬと響く、両者へのエール。誰もがこの結末を待ち望んでいた。

      ―――――バァァァァンンン!!

観客席の『金網』がぶっ倒され、観客達が雪崩れ込んでくる。
『タダヒト』は黙して騒ぎを眺めていたが、マイクに頼らぬ肉声で、ハッキリと告げた。

       「『金網』の修理代は、君達の今後の『ファイトマネー』から徴収しよう」

   うううおおおおおおおおお!!!!!

喜色ばんだ雄叫びと共に、観客達がアリーナに飛び込んだ。
ここまで来たら無礼講だ。ステージの網籠も壊され、観客達が二人に殺到する。

※『アリーナ』へと飛び込む観客の方は、此方へレスをお願いします。)

【ミ】『撃的』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453729532/

284 東雲 忍『ザイオン・トレイン』 :2021/05/17(月) 22:19:49
>>283

「『闘士』同士で親睦を深めようっちゅうんなら、拳の方がええじゃろ」

そう言って立ち上がる。
もし『アリーナ』の外で出会ったなら、健闘を称えるし、何ならメシの一つでも奢ってやりたいが。
この会場の中で、同じ『闘士』としてあまり馴れ合うつもりはない。
もちろん他人にそうしろとも、自分の在り方が正しいとも思わない。ただの主義(スタンス)の話だ。

「美味いバーガーやらティッシュやら、色々と助かったわ」
「あんがとな、『キューコ』。またその内会おうや」

『ロープ』で作られた猿轡が解除されたのを、チラリと見る。
やはり『スタンド使い』か。とはいえ、想定とは違ったタイプの能力だが。
まあいい。自分は次の試合を申請して、何事もなければそのまま帰るとしよう。
無論、この場ですぐに闘えるならそうするが。

285 『最悪の相性』 :2021/05/17(月) 23:47:00
>>284(東雲)
>「『闘士』同士で親睦を深めようっちゅうんなら、拳の方がええじゃろ」

『東雲』は席を立つ。
『アリーナ』とは拳を磨く場。無骨な信条ではあるが、
その言葉を受けてか、『キューコ』は何も言わなかった。

>「美味いバーガーやらティッシュやら、色々と助かったわ」
>「あんがとな、『キューコ』。またその内会おうや」

    「解った。――――でもね」

去り際に『キューコ』が『東雲』に告げる。

┌────────────────────
│「悪いのう、嬢ちゃん。あんた、名前は?」
└────────────────────

    「私、『トウグモ』より年上」

     ・

     ・

     ・

後日、『東雲』は『吉田』の下を訪れ、
ある男との『マッチング』を終え、『アリーナ』へと挑む。
――――その激闘を語るのは、もう少し。後のこと。

286 『最悪の相性』 :2021/05/19(水) 20:51:21
>ALL

     「しかし、あの『エド・サンズ』のラッシュはシビれたねぇー」

     「『明智』が倒れた時は、あの時の再現かとハラハラしたけどな……」

     「『金網』ブチ壊したのだって、久々にやったけどスカッとしたぜ!」

     「――――しかし、何で『電流』が途切れてたんかねぇ……」

その後、『三人』は観戦の興奮が冷めやらぬ観客達の声を背に、
『土産』を手にし、それぞれ帰路に着いた。


東雲 忍『ザイオン・トレイン』
円谷 世良楽『リトル・スウィング』
ジョン・ロブ『グラム・スラム』

  →『黒船弁当』を『土産』として受け取った。
    『網掛けホワイトソースのチキンライス』、
    『椎茸の煮しめ』、『数珠繋ぎミニウィンナー』が並ぶ、
    『和洋折衷』の船盛型弁当だ。材質は経木製。

    フタを閉める『ゴム』と『さすまた型フォーク』を組み合わせて、
    『プロペラシャフト』を作ったら、お風呂に浮かべて走らせよう!
    ※プロペラ部分はフタを各自で切り取って作ってね!

287 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/28(金) 00:15:14
>塞川

ある日、『塞川』は星見横丁で『キム・クァンガン』と出会った。
高級焼肉屋のオーナーである『クァンガン』に付き合い、
彼の店で『新メニュー』の試食をしている最中、
ふと、『クァンガン』から『アリーナ』の話題が切り出された。

(※『今回は冷麺だからマッチョにはならないよ』、との旨を、
  『クァンガン』は気さくな素振りながらも、『塞川』が首肯するまで何度か伝えてきた)

    「そう、実は当店でも『アリーナ』のチケットが買えるのさ。
     お察しの通り、当店は『会員制』だから、
     ほとんどの人は『ラクアクア』で買うんだけどね」

    「知ってるかな? 住宅街の方にある『飲料水専門店』。
     ――――ああ、そもそも、『アリーナ』を知らないかな」

『クァンガン』の説明を聞くに、『アリーナ』とは『スタンド使い』同士の闘いを、
『興行』として成立させている『組織』、その『会場』のことだそうだ。

    「物は試しで、一度行ってみる?
     チケットの値段は、これくらいだけど」

    「五万エン」

『クァンガン』が掌を開いて五本の指を見せた後、
その背後にいた『ユジュン』が確りと金額を伝えてきた。

>セララ

『明智』と『氷山』の闘いが終わり、何日か経ったある日。
『セララ』はまたしても、夢の中で『曳舟』に遭遇した。

    「ヘッヘッヘッ、『セララ』のお嬢様。
     『試合』をお愉しみ頂けて、何よりでごぜぇます」

    「私めも『夢』を通じて、皆様の思いが伝わる程度でごぜぇますが、
     ――――いやはや、寝ても覚めても興奮冷めやらぬとは、
     興行の一助に過ぎぬ『商売人』ながら、ヘッヘッヘッ」

    「感無量でごぜぇます。―――ところで、
     次なる試合の『チケット』があるのですが、
     ……いかがなさいますかな。『セララ』のお嬢様」

『曳舟』は相変わらず背筋を曲げたまま、フケの目立つ頭だけを持ち上げ、
卑屈にも身を丸めたまま、目ヤニの残る両目を『セララ』へと向ける。

>太田垣

    「『太田垣』さん! ご無沙汰しております!」

    「すっかり元気になられたようで、
     いやぁー、私も『山本』さんも、しばらく前に退院致しまして、
     今では、打ちっぱなしにいけるくらいには、回復しましたよ」

『ラクアクア』に顔を覗かせた『太田垣』は、カウンターにいる『吉田』に出迎えられた。
言葉通りの調子通り、カウンターの奥には『ゴルフバッグ』が置かれている。

    「つい、先程まで『東雲』さんもいらしてましたよ。
     今度、『アリーナ』に出場されると。……いやぁ、喜ばしいことです」

    「どうですか? 『太田垣』さんも『観戦』してみては。
     チケット、まだありますから。……どうです?」

>氷山

    「『氷山』さん。『氷山あきは』さん。
     ――――此方を。中を改めても構いませんので」

人通りの少ない住宅街、学校帰りの『氷山』に声を掛けたのは、『緒方』だった。
あの『講堂』では『ニュー・エクリプス』を自称する『朝山』に対し、
過度な『敵意』を向けていた女性。

薄い表情を浮かべたまま、『氷山』に話しかける姿には、
その時の苛烈さは感じられず、一枚の茶封筒を差し出している。

    「先日の『試合』、お疲れ様でした。
     チケットを含めた『収益』が計上出来ましたので、
     ――――此方は、その分の『追加報酬』でございます」

手渡された『封筒』には9枚の『一万円札』が納められている。

    「興行の成功に応じ、『アリーナ』では追加報酬が発生します。
     ……とはいえ、学生の身ではございますので、
     使いどころにも困るとは思いますが……」

    「いかがでしょう? 今度、『アリーナ』では新たな試合が催されます。
     その『観戦』のチケットを購入するというのは――――」

288 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/05/28(金) 00:55:38
>>287
『キム・クァンガン』と再び出会ったのは、恐らく偶然だった。
『食事』の『礼と文句』をひとしきり言った後、
状況が飲み込めないでいる連れの男を一旦帰し、彼の店へついていく。

「『アリーナ』…………いや、確か……『夕立』の奴が何か言ってたなァ。
あの時に『学校』に集っていたあんた達に、そんな風に話しかけていた筈だ。
『スタンド使い』の『組織』………どんな連中かと思っていたが、
ハ! なるほど。『興行』ね。
そりゃ、面白い事を考えるヤツがいるもんだな」

「そして『スタンド使い』のコミュニティで『チケット』を販売する……か。
かなり胡散臭そうなハナシではあるが……興味はある。
あの一件の後に振り込まれた、この『カネ』の出所にもな」

鞄から財布を取り出し、机の上に札を5枚並べる。

「それで、私が見られるのはどんなヤツらの『試合』なんだ?
私の知り合いじゃあないだろうな」

289 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/05/28(金) 04:27:17
>>287
イエィ!自分は太田垣(オオタガキ)。
この『アリーナ』で何回か戦ったことがあって
…まあ、0勝なんだけども。3流ファイタ-だ。

だだ、アリーナの『裏』の側面に巻き込まれ、
ゴタゴタに身を置く羽目になったりもした…。


 「うーーーーーッス  …お久!」
 「そっちも…元気げじゃないスか……いいね!」

なんか暇だし腹減ったし、ちょっと寄ってくか。
くらいのつもりだったんだけども、

 「ん?シノノメ君?………マジっすか」
 「…チケット?………買うね お相手は?」

『吉田』『東雲』とは、先のゴタゴタとかで知った仲。
が、その後は有耶無耶になってしまって…
あまり彼らのパーソナリティを知らない。
知っているのは『闘いぶり』だけ。

290 氷山『エド・サンズ』 :2021/05/28(金) 13:32:50
>>287

「えっ・・・・緒方さん・・・・!?」

       バッ!

思わず、周囲を確認する
彼女に対する印象は、あの日朝山に向けた敵意の印象が強い
もしや・・・・とうとう、朝山に対して何かをしに来たのでは?と思ったのだ

しかし、周囲に人気はなく、緒方自身もあの日のような苛烈さを感じない
取り越し苦労と思い直し、茶封筒を見つめた

「『追加報酬』・・・・あ、そういえば、観戦した人の人数でそういうのがあるらしいですね
 こ、こんなにもらえるんですか・・・・・!?」

封を開けてみると『9万円』もの大金が・・・・
学生の身分からいえば、相当の金額だ

「い、いや〜・・・・先日の『報酬』の時も思いましたけど、凄い金額ですね
 じ、実は私の口座に何度も大金が振り込まれている事に両親が・・・その・・・・」

『アリーナ』から振り込まれる謎の大金に対して、
最近ちょっと両親の目が痛くなっているのだ・・・・
当初はいろいろと誤魔化せていたが、この短期間での臨時収入は・・・少しまずい

「はっ、なるほど、『観戦チケット』ですか!
 いいですね、この前の試合では観衆の皆さんに応援をいただきましたから
 今度は私が応援で返すというのも・・・・ところで、どなたの試合なんですか?」

291 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/28(金) 19:07:07
>>287

「わ!! おじさんおじさーん! 出てきてくれてよかった!
 あたしね、お礼言いたかったんですよ。
 この前は良い物売ってくれてありがとーって。
 あの試合観れて、ほんとによかったでーす」

夢の中に出現する、謎の『みすぼらしい老人』。
最初は驚いたが、彼は自分に都合のいい存在だともう知っている。

「えーっ次のも売りに来てくれたのー!?
 うそーっ嬉しーっ買う買うー!
 今回も『5万円』でいいんですよねー? だったら安いですよ!」
 
「お金はー、おじさんがスーパー銭湯とか行くのに使ってくださいネ!
 あ、でも夢の中だったらそーゆーのってないんでしょーか?」

いつの間にか持っていた『20万円』――――
生活費にも娯楽費にも困っていないセララとしては、
『アリーナ』の観戦にそれを使えるなら渡りに船だ。

「ちなみにー、前は聞かなかったですけど、今回って氷山ちゃんの試合ー?」

           「あたし氷山ちゃんのファンになっちゃったから、
            もしそうだったらもっともーっと嬉しいでーす」

『氷山あきは』――――『明智』との試合はセララとしても記憶に新しい。
『寝ても覚めても』冷めない熱を、『5万円』で継ぎ足せるのなら安いものだった。

292 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/28(金) 22:12:34
>>288(塞川)
五枚の『一万円札』を『ウジュン』が受け取り、
それと引き換えに、机の上に一枚の『チケット』を置いた。

>「それで、私が見られるのはどんなヤツらの『試合』なんだ?
>私の知り合いじゃあないだろうな」

    「毎度あり。
     ――――さーて、『塞川』さんの知り合いかどうかは、
     ボクには何とも解らないけれど、……彼等は『ファイター』」

    「彼等は己の『栄光』の為に拳を振るう、
     今回は『Cランク』の試合だけど、……ある意味で一番面白い」

『ユジュン』の差し出したチケットには、『東雲 vs 川島』と記載されている。
何はともあれ、試合当日に『塞川』は単身にて『アリーナ』へ向かったのだ。

>>289(太田垣)
> 「そっちも…元気げじゃないスか……いいね!」

    「ええっ、おかげさまで! さあ、此方もよろしければ」

『吉田』は菓子盆と紙コップに入った『ミネラルウォーター』を差し出す。
菓子盆には『通りもん』が納められており、誰かの『土産』なのだと伺い知れた。

> 「…チケット?………買うね お相手は?」

    「『東雲』さんの相手は『川島正明』さんです。
     本人の気質もあって、私も含めて『マサ』さんと呼んでます」

    「スタンドの『ザ・ナショナル』は、
     圧倒的な『パワー』がウリの近距離型。
     『東雲』さんの機動力が勝るか、見物ですねぇー」

『太田垣』は『チケット』を購入し、単身にて『アリーナ』へと訪れる。

>>290(氷山)
>「えっ・・・・緒方さん・・・・!?」

    「……?
     『ロンドン・コーリング』で『バイタルサイン』を聴いている以上、
     人気のないタイミングを狙えますので、お気になさらず」

『氷山』の取り越し苦労とは裏腹に、
何も解っていない『緒方』は涼しい顔を見せている。
しかし、『氷山』が金の出所に参っていると、
話を聞く間は、親身そうに相槌を打っていた。

    「それでしたら、今後の『アリーナ』の報酬については、
     私的団体の『奨学金』の『給付』という名目を取りましょう」

    「実際、そのような形で『ファイトマネー』を受け取り、
     大学に進学しているファイターもおりますので」

実際、『氷山』の口座に報酬を振り込んだ団体は、
どうとでも取れる曖昧な名前をしていた。

>「はっ、なるほど、『観戦チケット』ですか!
>今度は私が応援で返すというのも・・・・ところで、どなたの試合なんですか?」

    「『試合』は『東雲』選手と『川島』選手のマッチングです。
     お二人とも、貴方の試合を観戦しておりましたので、
     応援で返す、には相応しい両名となりますね」

『氷山』は代金を支払い、一枚のチケットが『緒方』から手渡された。
当日、『氷山』は再び『アリーナ』に出向く。

>>291(セララ)
> この前は良い物売ってくれてありがとーって。
> あの試合観れて、ほんとによかったでーす」

    「ヘッヘッヘッ、それは嬉しゅうごぜぇます。
     人と人を繋いでこそ、『仲介人』の本懐なるもの」

『曳舟』はへりくだった言葉通りの、深々とした一礼を見せるも、
揉み手をする仕草の中に、満足気な笑みを浮かべている。

> うそーっ嬉しーっ買う買うー!
> 「お金はー、おじさんがスーパー銭湯とか行くのに使ってくださいネ!

    「ご贔屓頂き、ありがとうごぜぇます。
     ヘッヘッヘッ、どなたか『銭湯』に行く夢でも見られれば、
     私めもご相伴に預かれるのでごぜぇますがねぇ……」

『曳舟』は礼の言葉を述べながら、一枚のチケットを差し出した。
『東雲 vs 川島』と対戦者両名と、開催日時が記載されている。

>「ちなみにー、前は聞かなかったですけど、今回って氷山ちゃんの試合ー?」

    「生憎、今回は別の方々で催されます。
     ですが、お嬢様には気に入って頂けてますから、
     ヘッヘッヘッ、ちょっとだけ『サービス』をさせて頂きますわぁ」

『曳舟』が丸めた背を引きながら、『セララ』から後退っていく。
夢から目覚めた『セララ』はチケットの記載通り、再び『アリーナ』を訪れた。

293 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/28(金) 22:12:59
>セララ
>氷山

『氷山』はアリーナの観覧席に腰掛ける。
以前に破壊された『金網』は修復されているようだ。

     「えーっ、今日はお好み焼きです。
      お好み焼きを売ってまーす」

     「『大阪風』と『広島風』、君はどちらを応援する!?
      あー、そういう名目で、二種類ありまーす」

男子大学生らしき男が、おっかなびっくりな口調で『お好み焼き』を売っている。
一方、『セララ』が観覧席に入った時、その正面には『氷山』が座っていた。

>太田垣

     「あ、あれ……『太田垣』、君?」

『観覧席』に腰掛けた『太田垣』の隣に座っていたのは、
見たことのない少女だった。年齢は『太田垣』より少々年上か。
ウェーブの掛かった黒髪を肩口で切り揃え、デニムジャケットを着ている。

     「お、お久しぶり……。ケガ、大丈夫?」

>塞川

     「『マサ』さんはちょっと遅れるらしいぜ」

     「『新幹線』の遅延らしいな。
      今頃、『新幹線』の中、走ってるぜ」

     「で、『タダヒト』さんも、同じ理由で来られないってよ」

     「おいおい、解説は誰がやるんだ?
      『タダヒト』とは一枚落ちるが、『B級』の誰かか?」

『塞川』は『観覧席』に座る。
周囲から聞こえる噂によると、試合はどうやら遅れるようだ。
何人かの売り子が『ビール』や『お好み焼き』、『ポップコーン』を売っているようだ。

294 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/05/28(金) 22:49:52
>>293
観客席を物珍しそうに眺めて、自らの席に足を組んで座りこむ。

(ほー、思ったよりも人が入ってるな。
もっと『アングラ』な感じを想像していたが……。
しかし、誰か連れてくりゃ良かったぜ。
『スタンド使い』で『バトル』が好きそうな奴……)

手を上げて売り子を呼び止めて、『ビール』を買う。
そして、観客席の声に耳を傾け、席が近く、事情に明るそうな相手を見定めて声を掛ける。

「なあ……少しいいか。
今日戦うのは、どんな奴らなんだ?
私にチケットを売ったのが不親切なヤツでよぉ〜〜〜。
何も『情報』がねえんだよ。 私自身、ここに来たのは初めてって事もあるがな」

295 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/28(金) 23:19:02
>>292-293(GM)

「ヒガシグモさんと川島さんかー、どっちも知らなーい。
 あーあ、でもこの二人もきっとあたし好きになれるんだろーなー!
 氷山ちゃんだって、この前試合見るまで知らなかったんですし!」

落胆は一瞬、すぐに前向きにとらえなおした。

「うそーっ、サービスなんてしてくれるの!?
 嬉しー、おじさんのファンにもなっちゃいそー!
 あたし、今度枕の下にお風呂の写真置いといたげますよ」

           「お風呂の夢見ますよーにってネ」

軽率なことを言いながら――――
セララは夢から覚めて、『アリーナ』の観客席に訪れ――――

「わー! お好み焼きだ!!
 朝ごはん抜いて来て正解だったー、どーしよどーしよ。
 広島焼とお好み焼きかー、あたしどっちも好きなんですよねー」

聴こえてくる『お好み焼き』販売の声に、
広島の人間に聞かれたら刺されそうな事を言いつつ、
(S県のお好み焼きチェーンは『関西風』が主流だ)

     
           「っわ!!」


席に着こうとするセララだったのだが――――

「すごーーーい!! 氷山ちゃんだ! 本物ーーーっ!!
 うわーっ氷山ちゃん氷山ちゃん、あたしきみのファンなんですよー!」

正面にいる『氷山』の姿を認めて、両手を上げて飛び跳ねながら大いにはしゃぐ。

296 氷山『エド・サンズ』 :2021/05/28(金) 23:41:12
>>292-293
>>295

「『奨学金の給付』・・・・?
 へぇ〜、『アリーナ』にいる人達にも色んな人がいるんですねー」

『アリーナ』という組織はどうやら、色んな名義を持っているらしい
スタンド使いとしての強さとは違う、別種の『力』に少しだけ怖さを感じるが
話を聞く限り、そちらの方が色々と言い訳しやすいと思い、そのようにしてもらう

そして、チケットを5万円で購入し・・・・会場へと向かう

>『大阪風』と『広島風』、君はどちらを応援する!?

「えーっと・・・・、私こういうのってどっちがどっちなのかよくわからないんですよね
 味が薄いのが『広島風』・・・・でしたっけ? あれ?
 まあ、それじゃあ『広島風』の方で!」

大阪府民、広島県民、双方に喧嘩を売るような言葉を投げながら、
『広島風お好み焼き』を購入して席へ着く・・・・すると背後から突然同年代くらいの女子に声をかけられた

「え? あれ? ファン? どこかでお会いした事ありましたっけ・・・?」

前回、自分の試合を見られていた事をすっかりと忘れて、
きょとんとした表情でセララを見る氷山だったが、そこに『もう一人』の声がかかる

 『オイオイオイ・・・・アレダケ激しく闘ッタンダゼェ?
 「ファン」ノ一人や二人、出来テモオカシクハナイゼ!
  ハッハッハ! 「あきは」ヨォ、ひよっこノお前ニ「ファン」ガ出来ルトハ面白ェゼ!』

彼女のスタンド、『エド・サンズ』だ
隣の席に座る様に発言した彼は爆笑したように氷山の背中を叩いている

297 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/29(土) 00:05:53
>>294(塞川)
『塞川』は買ったビールを片手に、観客を品定めする。
老若男女もバラバラだが、客層は圧倒的に『男』が多い。
その中で、『塞川』は手近にいた『二人』に話しかけた。

>今日戦うのは、どんな奴らなんだ?
>私にチケットを売ったのが不親切なヤツでよぉ〜〜〜。

     「『不親切』、……すると、『吉田』さんじゃあないか」

     「何処で買ったかは、どうでもいいっつうの!」

     「まあ、それもそうだ。
      ――――今日の試合は『東雲』と『マサ』さんのマッチングだ」

     「『マサ』さんの『ザ・ナショナル』は、圧倒的なパワーが売りよ!
      対する『東雲』は、……ああー、俺知らねぇんだっつの!」

     「『東雲』の『ザイオン・トレイン』は、人の身を超えた『機動力』に目を見張る。
      パワーとスピード、どちらが勝るか、……そういう闘いになるだろうな」

月並みな解説ではあるが、痩躯の青年はそう締めくくった。
ライダーズジャケットの男も『マサ』と呼ばれる男のスタンドを語る。
『マサ』、恐らくは『川島』というスタンド使いの『綽名』なのだろう。

>>295(セララ)
>>297(氷山)
>「すごーーーい!! 氷山ちゃんだ! 本物ーーーっ!!
> うわーっ氷山ちゃん氷山ちゃん、あたしきみのファンなんですよー!」

『セララ』は沸き立つように飛び跳ね、『氷山』の下へ近づく。
『エド・サンズ』は笑い声を上げて『氷山』の背中を叩き、隣の席へ座るように勧めて来る。

>「えーっと・・・・、私こういうのってどっちがどっちなのかよくわからないんですよね
>味が薄いのが『広島風』・・・・でしたっけ? あれ?
>まあ、それじゃあ『広島風』の方で!」

     「あー、どっちだっけ?
      俺もちょっと良く知らなくて……」

     「こっちかな?  うーん、焼きそば入ってるし、
      こっちだな。1000円です。毎度どーもー」

『氷山』はとりあえず『広島風』の方を選んだ。
焼きそばの乗ったお好み焼きだ。熱が残っており、作り立てだ。

>ALL

    「間もなく、試合開始になりまーす!」

    「みんなぁー、お待たせしてごめんねー!」

会場の『LEDパネル』に美少女キャラクターが大写しとなり、
電子ボイスをキンキンに響かせながら、会場にお知らせをする。
天井付近に据え付けられた『解説席』には、まだ誰も座っていない。

               キュラキュラキュラキュラ・・・

ふと、選手入場口から『リフト』付きの『高所作業車』が現れた。
リフト上で運転する黒服の傍には、ボレロを纏った小柄な少女が立っている。

会場には『有刺鉄線』が所狭しと引っ張られているが、
少女が触れた瞬間、『有刺鉄線』はハラリと真っ二つになり、
それに合わせ、『高所作業車』はステージの中央へと進んでいき、

      ウィィィィ――――――ンン

リフトが上昇し、少女を『解説席』へと押し上げていく。
今日は彼女が『解説役』を務めるようだ。

【アリーナ俯瞰図】         北   【横から見た図。Xが金網、■が壁とする】
∴∴∴∴■■扉扉扉■■∴∴∴4   |
∴∴∴■┼柱□□□柱┼■∴∴∴  |                            〇
∴∴■┼□┼□□□┼□┼■∴∴  | XX.  .                XX        ̄/ .
∴■┼柱┼柱┼┼┼柱┼柱┼■∴  | XX.  .                XX    〇 /椅
∴■┼□□┼□□□┼□□┼■∴  | XX.  .                XX   ̄/ .■■■
∴■┼┼┼柱┼┼┼柱┼┼┼■∴  | XX..柱+++++++++++++++++柱XX. ./椅■■■
∴■┼□□┼□□□┼□□┼■∴  |■■柱+++++〇+++++〇+++柱■■■■■■■■
∴■┼□□┼□□□┼□□┼■∴  |■■柱+++++ ト+++++.ノ|+++ 柱■■■■■■■■
∴■┼柱┼柱┼┼┼柱┼柱┼■∴  |■■柱+++++ノ>+++++<\++柱■■■■■■■■
∴∴■┼□┼□□□┼□┼■∴∴  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∴∴∴■┼柱□□□柱┼■∴∴∴  |        東雲   マサ      観客席
∴∴∴∴■■扉扉扉■■∴∴∴∴  |※二人は入場していないが、イメージ図として

298 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/05/29(土) 01:02:03
>>292-293
吉田の言葉に「ほえ〜」とか言いながらチケット購入。席へ……

「……………?」

「ケガ?全快ッスね 
 いつもみたく逆立ちしながらピザ食えるぐらい元気 見せたことあるよな?」
「………やあ!久しぶり!元気みたいでなにより!(白い歯を見せて笑う)」


だ、誰……知らん奴きたわ……
とりあえずそれっぽく話しとこ……

299 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/05/29(土) 01:03:00
>>297
「いーや、あいつだよ。キム・クァンガン」

適当に答えた後、二人の解説を聞く。

「ほー……ふたりとも『能力』は割れてる『スタンド使い』ってわけか。
『Cランク』って話を聞いたが……そいつは『最低ランク』なのか?」

>    「間もなく、試合開始になりまーす!」

「………なんだありゃ。
案外、軽いノリなんだなァ〜〜、『闘技場』って割りには」

300 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/29(土) 01:11:25
>>296(氷山)
>>297(GM)

「わーっ! 『サンズさん』もいる! あはーっすごーい! かっこいー!
 そうそう、この前の試合すっごい最高でしたもーん! あたし嬉しいなーっ」

誘われるがまま遠慮なく隣の席に座りつつ――――
言っても意味不明なので氷山に言いはしないが、
枕の下に『風呂』の写真を入れるのを決意した。

「じゃあじゃあ、あたしは大阪風の方がほしいでーす。
 氷山ちゃん氷山ちゃん! 良かったらちょっと交換しなーい?」

         「だって、きっとどっちも美味しいですよ!」

ファンの距離感ではないが、
そのほうが双方都合がよくて嬉しいと思ったのだ。

ともかく――――

「あはーっ! きたーっ! セカイちゃんだ! セカイちゃーーーん!!」

彼女を推す青年も、恐らくどこかで見てるんだろう。
だが、今回はいない――――

「って、あれれーっ。今日の解説はタダヒトさんじゃないんだ!?
 日によって違うんですかねー? ねえねえお好み焼き屋さーん、知ってる?」

ので、アリーナ関係者であろう『お好み焼き売り』の青年に声をかけた。

301 氷山『エド・サンズ』 :2021/05/29(土) 01:24:50
>>297
>>300

『オ、オウ、アリガトヨ・・・・今日モお嬢ちゃんは「応援」ナノカイ?』

「あ、いいですね、シェアしましょう、シェア!
 『大阪風』と『広島風』の違いが全然分からないので、食べ比べてみたかったんですよ」

先日の戦いでファンになったというセララの言葉に納得し、
自身のスタンド、『エド・サンズ』の良さが周囲に認知されている事に鼻高々になる
初対面ではあるが、気安い印象を受ける少女に自然と距離感が縮まる

「そうだ、改めて自己紹介ですが、私の名前は氷山 あきはって言います
 それでこっちが・・・・・」

 『「エド・サンズ」ダ・・・
  マア、お嬢ちゃんニトッテハトックニ知ッテルダロウガ、一応ナ』

「今日は『有刺鉄線』を使うんですね
 この前の『金網』に比べて、刺さると痛そうで怖いなあ・・・・
 このギミックを用意した側は、その辺の対策もバッチリだって事なんでしょうか」

「・・・・・・・?」

ふと、ボレロを纏う少女が見えた
興味深げに彼女を見つめる

302 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/29(土) 22:03:03
>>298(太田垣)
>「………やあ!久しぶり!元気みたいでなにより!」

相手が誰かは解らないが、『太田垣』は朗らかな笑顔を見せ、
それに合わせるように、『少女』ははにかむように微笑を浮かべた。

     「う、うん。……あんなこともあったけれど、
      『太田垣』君達が、『闇』を倒してくれたから」

     「私も、あの『声』が聞こえなくなって、
      ――――やっと、『退院』できたんだ」

『少女』は両目を伏せながら、覚悟を決めるように息を吸い、
そっと吐息に添えるように、『退院』の二文字を口にした。

     「も、もしかして、覚えてないかな。
      ……あ、はは、そうだよね。

      ――――『百足山エミカ』です。
      始めまして、じゃないけれど、
      今日これから、改めてよろしくね」

その名を聞き、『太田垣』は彼女を思い出す。
――――『百足山エミカ』。かつて、『闇』の策略によって、
『太田垣』達に差し向けられた『スタンド使い』の一人。

彼女は『精神病院』に入院しているとの話だったが、
この様子であれば、『元凶』の打倒によって、『退院』できたのだろう。
心身ともに追い詰められ、痩せこけたあの時とは違う。
頬もふっくらと色艶を取り戻し、健康的な様子だ。

>>299(塞川)
>「いーや、あいつだよ。キム・クァンガン」

     「てことは『花郎』!  肉を、肉を食べたのか!?」

     「ま、マジかよ! 地主と芸能人しか入れないはずじゃあ!?」

二人はせっつくように『塞川』へと迫るも、
その『ランク』を訊かれれば、勢いを削がれて押し黙る。

     「ああ、二連勝後に『Bランカー』に勝利しなければ、
      『Cランク』のまま。アンタの言う通り、ひよっこということだ」

     「『湯河原』さんは『Bランカー』の『クァンガン』に負け、
      俺は『レイチェル』に負けた。……まだまだケツが青いっつうの」

この二人も『Cランカー』のようだ。それなりに気にしてるのを見るに、
『敗北』を喫したのはつい最近らしい。

>>300(セララ)
>>301(氷山)
『セララ』は『氷山』の隣に腰掛け、『大阪風お好み焼き』を注文した。
『シェア』を提案すると、『氷山』も快く受け入れた。

>「って、あれれーっ。今日の解説はタダヒトさんじゃないんだ!?
> 日によって違うんですかねー? ねえねえお好み焼き屋さーん、知ってる?」

     「俺は……本当は『お好み焼き屋さん』じゃあないんだ。
      『東雲』の試合があると聞いて、駆け付けて来たっていうのに……」

     「『タダヒト』さんが新幹線の都合で来られないからって、
      売り子の『キューコ』さんが、『解説』をするって言い出したから……」

ぶつくさと文句を言いながらも、『青年』は手際よく『お好み焼き』を『セララ』に差し出した。
観戦に来たものの、売り子の代役を押し付けられたようだ。『文化祭』でよく見かける光景だ。

『氷山』は『有刺鉄線』の張り巡らされた『アリーナ』を眺めながら、
『解説席』に座り込んだ少女――――『キューコ』に視線を向ける。
『キューコ』は落ち着いた様子で『マイク』を手にし、
その先端をポンポンと叩き、音の具合を確かめている。

>ALL

    ≪さあ、皆様お待たせしましたぁー!
      両名が揃い、いよいよ『試合』の開催となりまぁーす!≫

    ≪まずは『東雲』選手。現在の戦績は『一戦一勝』!
      身長183cm!  巨木もかくやの見事な体躯でありますが、
      鉄の茨が張り巡らされたステージで、その拳腕は輝けるのかぁ!?≫

    ≪さぁ、『入場』してくださぁーい!≫

『セカイ』の電子ボイスが鳴り響き、選手の入場が告げられる。

303 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/05/29(土) 22:32:31
>>302
「………あーーーーー……エミカ…」

覚えてたわ。殺されかけた。

「…来ても平気なん?
 そんな楽しいモンでもないと思うっスよ、アリーナって…
 こんな暗い所よりお日様の下に行った方がいいと思うっスけど」
「なんか開いたらしいぜ 遊園地」

かく言う自分も『暇だから来た』程度のもんだ…
嫌な記憶があるなら、尚更拘るものでもないとは思うが。

「おッ入場っスね」
「東雲君だぞ、あの…」

304 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/05/29(土) 22:37:04
>>302
「ああ。『つて』があってな。
大した店だったぜ」

にんまりと嫌な笑みを浮かべた後、
それぞれの意見を聞く。

「ふーん………あんたらも『ファイター』なのか。
敵情視察って奴か?
何人くらい居るんだよ、この『アリーナ』って場所で戦おうって奴らは」

質問しつつ、二人を値踏みするように眺めた後、
売り子を呼び止めて金を渡す。

「あんたら………『ビール』飲む?
私は『塞川』。さっき言ったとおり、右も左もわからん。
良けりゃあこの『試合』、色々教えてくれたらありがたいんだけどな」

305 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/29(土) 22:49:03
>>301(氷山)
>>302(GM)

「あたしはね、応援でーす。試合は出方分かんないしー。
 あっ! そっかそっか、ごめんね、自己紹介してなかった!」

    ズギュン!
 
     ツブラヤ セララ
「あたし『円谷 世良楽』でーす。
 スタンドは『これ』! 『サンズさん』と違って喋んないから、
 あたしが代わりに紹介するけどー、『リトル・スウィング』って言いまーす」

              シャラン

          「はい、おしまい! あはーっ」

左腕に『5つの輪』を浮かべ、その後すぐに解除する。
あまり長く出しっぱなしにしておくのはアリーナ的によろしくないだろう。
『エド・サンズ』のように観戦をできる訳でもないなら、単なる武器だ。

「うそーっ、お好み焼き屋さんじゃないのー!?
 わー、かわいそー。タダヒトさんもかわいそー!」

東雲という人物のために駆け付けるとは、
おそらくよっぽどすごいファイターなのだろうが……

「それじゃー、あの座ってる女の子が、
 『キューコさん』って人なんですネ」

「でもでも、売り子さんなのに『解説』するの? なんでなんで?
 ムリヤリ解説したいくらい、東雲さんって人がすっごい人なんですかー?」

この場合のなんで?が2回重なっているのは――――
『売り子が解説をする理由』と『売り子になぜ解説が出来るのか』だ。

ステージ上よりも、視線の先にいる『キューコ』なる少女が気にかかった。

306 氷山『エド・サンズ』 :2021/05/29(土) 23:09:20
>>302
>>305

「へ、へぇ〜、売り子さんが解説の方に・・・・ それはそれは、ご愁傷様です」

手元にある、『大阪風』と『広島焼』のお好み焼きを食べ比べるが、
焼きそばの有無以外には違いが判らないなぁ、と思っていた

「セララさんですね! よろしくお願いします!」

左腕に出現した5つの輪を軽く眺め、すぐにセララの方に視線を向けた
『器具型』のスタンドを見るのはこれが2度目なので、少しだけ好奇の目を向けていた

「それは私も気になりますね
『東雲』さんっていう人、私はあんまり知らないんですけど、実は凄い人なんですか?
 まあ、私自身、そんなに『アリーナ』の人達に詳しいわけじゃないんですけどね」

307 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/29(土) 23:41:16
>>303(太田垣)
>「…来ても平気なん?
> そんな楽しいモンでもないと思うっスよ、アリーナって…

     「うん。……『知空』君の事もあったから、
      本当は、行かないと決めてたんだけど……」

     「でも、……きっと、見たかったんだと思う。
      あの『アリーナ』のまま終わるなんて、
      きっと、イヤだったから……」

『エミカ』も複雑な心境のまま、『観戦席』に現れたようだ。
物憂げに瞳を伏せているが、両者が入場すれば視線を二人に向ける。

>>304(塞川)
>何人くらい居るんだよ、この『アリーナ』って場所で戦おうって奴らは」

     「数えたことはないが、『30人』はいるのか?
      『マサ』さんみたいに、他県から来るファイターもいるからな」

『湯河原』と呼ばれた男は数字を出すが、特に根拠はなさそうだ。
見聞きした人数をざっと頭に浮かべた程度の数字らしい。

>「あんたら………『ビール』飲む?
>私は『塞川』。さっき言ったとおり、右も左もわからん。
>良けりゃあこの『試合』、色々教えてくれたらありがたいんだけどな」

     「折角だから頂こうか。―――俺は『湯河原』。
      こっちの太っちょは『菅谷』だ。……これも何かの縁だ。
      うるさい場所だが、気に入ってもらえるように頑張るよ」

     「ゴチになるっつうの!
      かぁー、今日はバイクで来たけど関係ねぇ!
      奢りのビールのためなら、歩いて帰るぜ!」

『湯河原』と『菅谷』。二人はビールを受け取り、乾杯の為に紙コップを差し出す。

>>305(セララ)
>>306(氷山)
>「でもでも、売り子さんなのに『解説』するの? なんでなんで?
> ムリヤリ解説したいくらい、東雲さんって人がすっごい人なんですかー?」

>『東雲』さんっていう人、私はあんまり知らないんですけど、実は凄い人なんですか?

     「フフフッ、戦績は然程だが……。
      アイツには男気がある。詳しくはちょっと言えないが、
      『東雲』がいなければ、このアリーナは開催されてなかったかも知れない」

     「なぁに、試合を見てくれればすぐに解るさ。
      ――――『キューコ』さんも、『東雲』の裏の活躍を知ってるからこそ、
      俺に売り子を押し付けて、『特等席』で試合を見たかったのかも知れないなぁ」

特に説明にはなっていないが、『長堀』は『東雲』を買っているようだ。
『売り子に解説が出来る理由』は語られないが、それはすぐに解るだろう。

308 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/29(土) 23:41:52
>ALL

「ほんじゃあ、行くとするかァッ!!」

学ランを羽織り、バンダナを巻いた『東雲』は雄叫びと共にアリーナに入場する。
いかにも腕っぷしに自信のありそうな体躯だ。浅黒い肌を天井のライトが照らす。

     「東雲ぇー!  期待してるぜぇー!」

     「『尾藤』だけの男じゃねぇってところ、見せてくれェー!」

     「ガチの殴り合い、期待してるっつうの!」

野太い声援があちこちから響き渡り、『東雲』を出迎える。

     「さあ、続きましての入場は『川島』選手!
      先日は惜しくも『Bランク』への昇格はなりませんでしたが、
      意気込みは十分! 今日もわざわざレンタカーを借りて、
      『О阪府』から駆け付けました!  入場してください!」

    ザッ     ザッ

相対する入場口から現れた『マサ』は、ヒョウ柄の『ツナギ』を身に付けている。
大柄な身体に強面ながら、愛想の良い笑顔を振り巻いている。

     「みんなー、お好み焼き喰うとるかぁー!?」

     「遅れちまって、堪忍なぁー!
      新幹線がトラブルで止まってもうてなぁ、
      リニアが通るからって、拗ねてしもたんやぁ!」

     「地元のラピートちゃんは、グチらずに走っとるのにぃー
      せやから、ちゃんとケツ引っぱたいて来たき、許したってなぁ!」

『マサ』はマイクに頼らぬドデカい声量で観客に話しかけながら、
手を振る『セカイ』に対し、パタパタと太い腕を振り返す。

     「ゆるキャラの嬢ちゃん、他人行儀やないか!
      ワイは『マサ』でええでぇー! きばって実況してくれやぁー!」

     ≪ありがとうございます! 私も『セカイ』と呼んでくださいねぇー!
      ―――――『マサ』選手、身長は『183cm』!
       尚、『マサ』選手のファイトマネーの一部は、
       金網の修繕費に当てられますので、ご了承くださぁーい!≫

     「あれ、マジで取るんかぁ!?
      アカンわぁー、レンタカー乗り捨てやねん!
      ごっつう高くつきまっせぇー、なんとかならんのぉー!?」

     「『マサ』さぁーん、あきらめろぉー!」

     「会社の経費で落とせばいいじゃあねぇかー!」

朗らかで気さくな態度。『マサ』はアリーナの空気を我が物にしている。

     ≪両名揃いました! 互いの闘志は十分です!
       『実況』は、貴方の心にイン・ストール! 『六連セカイ』が!≫

     ≪そして、『解説』は急遽、不在となった『タダちゃん』に変わって、
       『元A級ファイター』の『キューコ』ちゃんにお願いします!≫

     「――――ちゃん?」

     ≪あ、いえ、『キューコ』さんにお願いします!≫

『キューコ』の問い掛けに対し、『セカイ』はすぐさま呼び方を変えた。

     ≪今回、試合は『東雲』選手の要望による『有刺鉄線』と、
      『マサ』選手の要望による『水場』のステージで行います!≫

     ≪視界開始後、八ヵ所の『給水口』から『水』が流れます!
       水飛沫が飛び散るのが想定されますので、
       ニガテな方は、金網から離れて観戦してください!≫

     ≪あっ!  そうそう!
       流石に『頭』まで水に浸かったら溺れてしまうので、
       腰くらいで注水は止めますので、ご安心ください!≫

『セカイ』の淀みない『ギミック』の説明が流れる。
『コンクリート』の床には、その隙間に『シリコンコーキング』が施されており、
二人の入った『扉』は閉ざされ、飴色の『樹脂』が隙間に流され、固められている。

309 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/05/29(土) 23:54:48
>>307
「おお。そりゃ、ありがたいね。
それじゃあ……今日の出会いに」

二人に笑みを向け、
紙コップを掲げて一息に飲み干した。
そうして、舞台の方を見やる。

「なるほど、『仕掛け』があるのか……。
それぞれ、自分に『有利』になるようなものをあらかじめ用意できる。
そして、相手の狙ってくるような事を、お互いに読みあうってわけだ」

「ええと、『シノノメ』の方が『スピード』。
『マサ』の方が『パワー』って話だったな……
単純に考えれば、『パワー』を補う『有刺鉄線』に対して、
機動力を奪い『スピード』を落とす『水場』って感じだが………」

「ちなみに、あんたらはどっちが勝つと思ってるんだ?」

310 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/30(日) 00:10:36
>>306
>>307

「へーっ、そうなんだ。すごーい。なんか偉い人なんですネ。
 見た目も強そうだし、みんなも盛り上がってるし、人気者だー。かっこいー」

今一ピンとこないが、正しく『視ればわかる』のだろう。
セララはそれ以上こだわらず、『東雲』や、浴びせられる歓声――――

  「わ!! わー、見て見て!! あはーっすっごい服!」

  「あれって……『マサさん』だ!
   すごーい! マサさーーーん! お好み焼き食べてまーす!!」

  「わー、びっくり。知らない人同士の試合だと思ってたけど、
   マサさんの試合だったらあたし応援もっともっと張り切っちゃう!」

よりも、この前の試合で観戦を共にした、『マサ』の方に注目するのだった。

「え! なになに、A級って、タダヒトさんと同じってコト!? 『元』だけど」

         「確かに上手い人じゃないと解説って出来ないですもんねー
          でもでもタダヒトさんよりずーっと若いのに、すごーい!」

さらには『元A級』というキューコの素性にも沸き立つ。
ステージギミックについては――――まだ何とも言えない、と言った所だ。

「お水、ここまで飛んできちゃうかなー? ソース薄くなっちゃう前に食べちゃお食べちゃお!」

           二つのお好み焼きを食べ比べつつ、『東雲』と『マサ』の開戦を待つ・・・

311 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/05/30(日) 00:34:42
>>307-308
「フム 『有刺鉄線』……
 東雲クンは『速さ』がウリみたいな言われ方だけど
『硬さ』もある 有利っスね」

「チッ しかし…『水』か……」

東雲。強い男だ。気の良い奴だというのも知っている。

「まあ…色々あったっスね」
「ぶっちゃけ俺も、『あの件』については…… 頭悪いもんで、噛み砕けちゃあいないんスよ」
「『あのまま…終われない』……俺も多分『見てみたい』んだ」

「………お好み焼き買ってくるっスね いる?」

殺し合いした相手が横にいて!
ちょっとやり辛い……!
荷物を置いて一瞬逃げる。
適当なお好み焼き買う。広島?大阪?
違いあんの?どっちも粉モンでしょ変わんねえだろ

312 氷山『エド・サンズ』 :2021/05/30(日) 00:39:46
>>307-308

「そういえば、あの時、戦いを迷う私に喝を入れてくれたのも『東雲』さんでしたね
 なるほど、男気があるっていうのも頷けます
 俄然興味が湧いてきましたね〜、私も東雲さんを応援してみようかなー?」

相手に対して一直線な男性は、氷山としても好感を持っている
両者ともに知らない闘士ではあるが、その一点だけでも彼を応援する理由は十分だ

「もう一方の『マサ』さんはなんだか面白い人ですね
 関西の人のノリってちょっと苦手なんですけど、なんだか愛嬌があります」

『デモヨォー、意外トソウイウ奴ニ限ッテ何カ企ンデルカモシレネーゼ?
 コノ勝負・・・・面白い事ニナリソウダゼ・・・・!』

>>310

「えっ? 『タダヒトさん』と同格の人だったんですか!
 へぇ〜〜〜、あんなにお若いのに、人は見かけによらないものなんですね」

そう言いながら、お好み焼きを再び食べる
水族館のイルカショーのような演出を見て、
いざとなったら水がセララちゃんにかからないように、『陣笠』で守らないとなー、などと
そんな事を考えながら、その時を待つ

313 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/30(日) 22:15:02
>>309(塞川)

     カポッ

乾杯の後、『塞川』は一気にビールを飲み干した。
『湯河原』もコップの半分ほど飲み、『菅谷』は飲み干している。

>「ちなみに、あんたらはどっちが勝つと思ってるんだ?」

     「あの『有刺鉄線』がどう作用するか、だな。
      『水』と『有刺鉄線』、二重で取り囲まれる以上、
      機動力を削がれる『東雲』の方が不利だ」

     「俺も同じ見立てだっつうの!」

『湯河原』と『菅谷』、揃って『マサ』の有利と見ているようだ。

>>310(セララ)
>>312(氷山)
>「あれって……『マサさん』だ!
>すごーい! マサさーーーん! お好み焼き食べてまーす!!」

     「たんと喰えやぁー!」

『マサ』はカラッとした声で『セララ』の声援を返した。
『東雲』の実力は未知数だが、傍から見ても取っつきづらい印象を受ける。
顔見知りの『マサ』に注目するのは、無理のない対応だった。

>「そういえば、あの時、戦いを迷う私に喝を入れてくれたのも『東雲』さんでしたね

『氷山』に喝を入れた声は、『東雲』と同じだった。
『エド・サンズ』は面白おじさんとして振る舞う『マサ』の態度に、
何処か『裏』を感じながらも、試合の開始を待ち続ける。

>「え! なになに、A級って、タダヒトさんと同じってコト!? 『元』だけど」
>「えっ? 『タダヒトさん』と同格の人だったんですか!

     「ああ。アリーナじゃあ恐れられてるよ。
      あの人が解説に座る以上、いつもみたいなヤジは飛ばないだろうな……」

その被害を身を以て受けている『長堀』は、腕組みをしながら試合の開始を待つ。

>>311(太田垣)
>「………お好み焼き買ってくるっスね いる?」

     「あ、ありがとう」

居心地の悪さに耐え兼ね、『太田垣』は一度その場を抜ける。
『お好み焼き』を買おうとするが、売り子はやや遠くにいる。

        スゥゥ――――

     「席に着いた方がいい。
      間もなく、試合が始まるようだな」

『太田垣』にお好み焼きを差し出したのは、
『弁護士バッヂ』を付けた男だ。年の程は40代少々か。

>ALL

     ≪さあ、私の合図がありましたら、いよいよ試合開始です。
       まだです、まだですよぉー……≫

『セカイ』の合図があり次第、試合開始となるようだ。
『マサ』も『東雲』も据え付けられたギミックを確認しており、
それまでは試合開始を待つつもりなのだろう。

     「随分大がかりじゃあねぇーか!」

     「早く試合を始めろっつうの!」

痺れを切らした観客達も声を荒げ始める。
それを待ったかのように、『セカイ』は大きく息を吸い――――

     ≪試合、開始です!≫

     うおおおおお――――――!!

観客席から雄叫びが響き、闘争の始まりに火をくべる。

     「遅刻の取り戻しや。――――巻いていくでぇ!」

    ズギャンッ!

『マサ』の身から発現する人型のスタンド。
まるで『岩』を削って作ったような、無骨なヴィジョンをしている。
『マサ』は西側に移動し、有刺鉄線を繋ぐ『柱』に手を添える。

      ゴボボボボボボボボ―――――

そして、『給水口』から水が流れ始める。

314 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/05/30(日) 22:42:34
>>313
「ふうん……そうかい。
私にはあの『東雲』ってのが、そんな間抜けには見えないけどなァ。
『水』を用意したのは相手でも、『有刺鉄線』は『自前』のもんだろ?」

頬に手を当てて、まさに試合が始まろうとする会場を眺める。

「こーいうのは、どっちが勝つか……『肩入れ』した方が面白いんだ。
私は、あっちの方を応援してやるとするか」

315 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/05/30(日) 22:48:11
>>313
弁護士先生が観戦…?
…いや、普通に運営とかファイターの顧問ベンゴシみたいな奴か?
トラブル多いだろうしな…

「…あんた事情通っスかね?……『どっちが勝ったら面白…」
「いや、『どっちが勝ったら面倒』だと思う………」


「……何聞いてんだか 悪ぃスね 
 お好み焼き『カノジョ』と一緒に喰うわ(←太田垣、見栄を張るの巻)」
「あざス……」

ベンゴシ先生との会話が長引かなければ、元の席に戻る。

316 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/30(日) 22:55:52
>>312
>>313

「わーっ聞きました!? 返事してくれたー! あはーっ、いただきまーす!
 やっぱりあたしはマサさん応援しちゃいますよー! すっごいノリノリだもん!」

マサは――――『野次』の印象も強いが、
セララとしては彼の『親しみやすさ』はけっこう好きだ。

顔なじみであろう観客たちの反応や前回の言動から考えても、
その点については、裏も無いように思える。

「でもでも、すごい人がわざわざ解説しに来るし、
 それに、二人ともすごいって言ってるしネ。
 東雲さんの『男気』にも、あたしワクワクしちゃいまーす!」

――――対する東雲の『男気』は、まだ実感出来てはいない。
だが、彼を知る者、彼に触れた者の評価は高い。
『好カード』なのだろう、というのはセララ二も何となく分かった。

「あはーっ! 始まったー! 二人とも、すっごい試合見せてくださーい!
 あ! 見て見て! マサさんのスタンドですよ! やっぱりすっごい力強そーっ」

試合開始の熱にあてられ、声を上げる。
『金網』を叩き壊す自信を秘めていた『スタンド』……果たしてその初手は?

317 氷山『エド・サンズ』 :2021/05/30(日) 22:56:13
>>313

「アリーナの試合なのに、変なヤジが飛ばないんですか!?
 それ程に恐ろしい女性・・・・今になって緊張してきました」

これまでに2回、アリーナで試合をした経験から
客席から民度が低いヤジが飛ばない状況というものに畏敬の念を覚える
そして・・・・・

     ≪試合、開始です!≫


「わあああああ! がんばれー!東雲さーん!」

試合開始の合図と同時に東雲に向けて応援の言葉を送る
半分以上はあの日に受けた声援への感謝の想いからだ

318 氷山『エド・サンズ』 :2021/05/30(日) 23:05:40
>>316

「む! それじゃあ、私たちは別々の人を応援する事になりますね!
 戦いが終われば『ノーサイド』・・・とはいえ、試合中は応援合戦ですよ!」

セララの方は『マサ』を応援すると聞き、俄然応援に力が入る
別にセララが憎いわけではないし、フーリガンのように相手を敵視するわけでもないが、
立ち位置の違う相手の存在に少し燃えてきたのだ

319 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/30(日) 23:35:32
>>314(塞川)
>「こーいうのは、どっちが勝つか……『肩入れ』した方が面白いんだ。
>私は、あっちの方を応援してやるとするか」

     「『塞川』さん、解ってるじゃあないか」

     「俺はどっちにも肩入れしねぇー!
      ヤジは全てに平等だっつうの!」

『湯河原』は新たにビールを注文し、『塞川』に渡した。
『菅谷』もビールを飲み干し、『湯河原』からビールを受け取る。

>>315(太田垣)
>「…あんた事情通っスかね?……『どっちが勝ったら面白…」
>「いや、『どっちが勝ったら面倒』だと思う………」

     「どちらが勝っても面白い。
      ――――そうだな、君に聞こう」

     「君はどっちと闘ってみたい?」

その男はシンプルに応えながら、『太田垣』に問い返した。
いずれにせよ、『太田垣』がどう答えたかはともかく、
二つの『お好み焼き』を持って、『エミカ』の下に戻った。

     「あ、ありがとう。……それより、『太田垣』君」

     「その、さっき、あそこの『タダヒト』さんと――――」

『エミカ』は顔を赤らめながら、お好み焼きを受け取った。
先程の会話。遠く離れており、聞こえるはずはない。
だからこそ、『太田垣』はあの場で見栄を張ったのだ。

『百足山エミカ』のスタンド、『サーカ・サバイブ』は、
五感を焼き付ける能力だ。闘った『太田垣』は概ね、その能力を理解している。
『視覚』を焼き付け、四人の同時攻撃に瞬時に対応したり、
痛覚を上書きするように圧覚を焼き付け、痛みを軽減させていた。

その応用で『太田垣』の声を焼き付けていたのだろう。
理屈は理解できる。だが、『太田垣』があの場を離れた時、
すぐにその能力を使ったのか。

>>316(セララ)
>>317-318(氷山)
> やっぱりあたしはマサさん応援しちゃいますよー! すっごいノリノリだもん!」
>「わあああああ! がんばれー!東雲さーん!」

奇しくも両者の『応援合戦』の様相となり、『長堀』は微笑ましそうに笑った。

     「気張って応援してくれ!
      俺は、この『お好み焼き』を捌いて来るぜ!」

『長堀』はその場を離れる。

>ALL

    「楽しもうやぁッ!!」

     フシュルルルル

『東雲』の肉体に白いスタンドが纏われる
そして、『東雲』が触れた『有刺鉄線』が白い粉を吹き、積もり始める。

     ≪『東雲』選手、スタンドを纏ったぁ!
       『有刺鉄線』に何かの仕掛けをしていますが、
       『キューコ』さん、あれはどういう意図でしょうか!?≫

     「……さあ」

素っ気ない『キューコ』の一言を前に、『セカイ』は黙ってしまった。
一方、『マサ』はヴィジョンの腕を『くの字』に曲げ、

     「おおおおお!!  見せたるでぇ!

      『ザ・ナショナル』ゥゥ――――!!」

      バギャァァァ!!

触れた『柱』に『ザ・ナショナル』のラリアットが決まり、
その一撃によって『柱』は真っ二つに折れ砕けた。

    「二人とも、すっごい試合見せてくださーい!」

    「わあああああ! がんばれー!東雲さーん!」

     ≪す、スゴイ!  あれが『ザ・ナショナル』のパワァー!
       あんな一撃をマトモに喰らったら、一発でダウンでしょう!≫

     ≪『東雲』選手の、――――あれは、『雪』でしょうか?
       『雪化粧』を施された『有刺鉄線』、真っ白に染まっています!≫

観客席から声援が響き、気を取り直した『セカイ』が『実況』を続ける。

320 氷山『エド・サンズ』 :2021/05/31(月) 00:08:51
>>319

「あ、お好み焼き美味しかったです 頑張ってくださいー!」

試合から視線は外さずに、声だけで去って行く長堀に別れを告げる
試合が開始してすぐに起きた出来事を食い入るように見つめる

「マサさんのスタンド・・・・凄いパワーですね!
『さんずさん』もそこそこ力のあるスタンドなんですけど、あれには負けますよ
『柱』を折ったのは何かの下準備ですかね・・・・」

もう一方の東雲の方を見る

「東雲さんのスタンドは・・・・凄く綺麗な能力です・・・・
 雪にしては全然溶けてないみたいですし、なんなんですかね」

解説の『キューコ』さんが全然解説をしない事に気がつき、
自前で状況の分析を行っていく
とはいえ、まだまだ試合は序盤・・・・ここからどうなっていくか

321 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/05/31(月) 00:19:12
>>319
「(…探るために意味ありげな言葉を投げただけなんスけど)」
「(…あいつ絶対アリーナに深く関わってる奴だ……
  脳ミソ闘争野郎達はすぐああいう事言うぜ……ちえッ)」

「……ん?ただひと?」

エミカはそういえばそういう能力だった。
能力も抵抗なく使えるくらい、すべて『回復』しているのか。
……これ、もしかして恥ずいヤツぅ!?

 「ん、えッッッッっと」
 「…知り合い?あれやっぱ『関係者』なんスね 
  成程ォ アハハハ これ食べようぜ 大阪だか兵庫だか知らんけど!」

>試合
 「始まった……派手ッスね マサは接近戦に自信ありげ…
  東雲君は…『仕込み』かな だが 悪いッスけど」

 「こりゃあ『東雲』君、不利じゃねーか?
  ……負けるかもッスね」

322 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/31(月) 00:39:41
>>319
>>320

「あはーっ、ありがとありがと! お好み焼きもがんばってネ!」

彼の応援までは出来ないが、
激励に小さく手を振って、背中を見送った。

  ――――それからすぐに試合に視線を戻す。

「わ! 氷山ちゃんも見た!? すっごーいですね!
 コンクリがあんなにえんぴつみたいに折れちゃうのー!?」

あれなら金網も破れて当然だ。
分かりやすい破壊力に、
セララも思わず息をのむ。

「東雲さんのほうはあたしもわかんなーい。
 せっかくとげとげなのになんで雪で隠しちゃうんだろーね?
 でも、すっごく綺麗なのは、あたしもそう思いまーす!」

対して有刺鉄線を仕掛けた意図、『ザイオン・トレイン』の能力。
セララからすればどちらも未知数だ。

解説の『雑さ』は――――まだ開幕ゆえに、あまり気になっていない。

323 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/31(月) 21:22:02
>>320(氷山)
>>322(セララ)
>「東雲さんのスタンドは・・・・凄く綺麗な能力です・・・・
> 雪にしては全然溶けてないみたいですし、なんなんですかね」

『ザ・ナショナル』と『ザイオン・トレイン』、『氷山』は互いの能力に注目するが、
試合はまだまだ序盤。その本領はまだ発揮されていないだろう。

>「わ! 氷山ちゃんも見た!? すっごーいですね!
> コンクリがあんなにえんぴつみたいに折れちゃうのー!?」

>「東雲さんのほうはあたしもわかんなーい。
> せっかくとげとげなのになんで雪で隠しちゃうんだろーね?

『セララ』もまた互いの能力については未知数だ。
白く染まった『有刺鉄線』。遠目にはそうとしか見えない。

>>321(太田垣)
>「…知り合い?あれやっぱ『関係者』なんスね 
>成程ォ アハハハ これ食べようぜ 大阪だか兵庫だか知らんけど!」

     「う、うん。……そ、そんなに違うのかな?」

話題を反らすかのように『太田垣』は『お好み焼き』を差し出し、
『エミカ』はそれに同調するように、たどたどしく受け取った。
試合は始まるも、『太田垣』はその趨勢に『不利』を察する。

> 「こりゃあ『東雲』君、不利じゃねーか? ……負けるかもッスね」

     「ま、まだ始まったばかりじゃないかな……」

>ALL

      グィィ
              タァンッ!

     ≪『東雲』選手、軽やかに跳びましたッ!
       身に纏ったスタンドのパワー、『有刺鉄線』は障害になりませんッ!≫

     「やるやない! だったらこっちも、出し惜しみなしやで!」

『マサ』は折れた柱を捨て、有刺鉄線を跨いで、南進する。

     ≪有刺鉄線のギミックに反し、激突は間近かぁ!?
       『キューコ』さん、これは早期決着が見込まれますねぇ!≫

     「……ギミック」

     ≪えっ、あの、それ、どういう――――≫

     ガァンッ!

『マサ』は捨てた柱を『踏み砕き』、コンクリートの破片を作り出す。

     バツゥ!

『東雲』の白く染まった両手が『鉤爪』のように『硬化』している。
体重を乗せた一撃により、『有刺鉄線』を容易く切断する。

    「『大阪式』は随分と派手な乗り越え方じゃなァ!」

    「せやでェェ〜〜〜〜ッッ  『西』のルーツは『コテコテ』やぁ!
     水に沈むか、ワイの拳に沈むか、アンタはどっちを選ぶんやぁ?」

     ゴボボボボボボボボ . . .

既に『水』は迫りつつある。
その水音が聞こえる程に、『アリーナ』は静まり返っている。

324 氷山『エド・サンズ』 :2021/05/31(月) 22:08:49
>>322
>>323

「うわっ! コンクリートの塊をあんなに易々とバラバラにするなんて!
 凄い力・・・・パワーで勝る分、破片を攻撃に使おうとしてるんですかね・・・・」

「東雲さんの方は・・・・『鉤爪』?
 あの白いモノを攻撃に使うつもりでしょうか」

「お互いにまだまだ下準備って感じの状況ですけど、
 大きく動くのはここからですね・・・・
『キューコ』さんの言う通りにギミックの使い道もまだわかりませんし」

325 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/05/31(月) 22:31:19
>>323
 ムシャ ムシャ 熱っ あっつ 

 「始まったばかり ッスけどさあ」
 「東雲クン…戦友さ 強いのは知ってる」
 「だから!あえて!?いやなんとなく…!?!」

 「厳しい目で見ていくっスよォ……」
「フッ……不利を悟って短期決戦で行く気ッスね」
「時間がたつほど水が増えて不利になるからな…」
「しかし…カギ爪…マサには不利かもしれないッスよ…」
「フッフッフッ……不利だぜ…(語彙がないので不利としか言えない)」

フッ…いったいどう戦うのかな…?
自分は『格ゲーの対戦台の後ろで腕組みしてるヤツ』的な
ポジションで観戦することにするぜ…!

 「さて解説のエミカ氏 実際どう思うスかね?」 
 「あいつ、実際『格闘』のセンスあると思うんだけど 
  拳交わしてみてどうだった?」

326 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/31(月) 23:26:12
>>324(氷山)
>「東雲さんの方は・・・・『鉤爪』?
> あの白いモノを攻撃に使うつもりでしょうか」

『氷山』の見識通り、
『鉤爪』は有刺鉄線を切断するだけの『破壊力』を有する。
マトモに命中すれば、肌肉が裂けるのは間違いないだろう。

>>325(太田垣)
>「東雲クン…戦友さ 強いのは知ってる」
>「だから!あえて!?いやなんとなく…!?!」
>「厳しい目で見ていくっスよォ……」

     「『戦友』、……そうだよね。
      だけど、『東雲』君がピンチになったら、
      応援してあげないと、拗ねちゃうんじゃない?」

連発される『不利』の数々、『エミカ』はそこには触れず、
それとなく『東雲』にも声援を送るように、諭してきた。

>「さて解説のエミカ氏 実際どう思うスかね?」 
>「あいつ、実際『格闘』のセンスあると思うんだけど 
> 拳交わしてみてどうだった?」

     「うん。……あの時は、いっぱいいっぱいだったけど、
      『サーカ・サバイブ』のスピードにも着いてきてたから、
      きっと、スタンドとか抜きで『荒事』に慣れてたのかな?」

>ALL

    「大阪モンは口が回るのォ!今のうちに気が済むまで喋っておくんじゃな!」

    「どうせ最後には静かになっちまうけぇの!」
                            . . . .
    「モチのロンや!  『東雲』はんがおねんねするまで、
     ワイのべしゃりは止まらへんでェ〜〜〜〜〜ッッ!!」

互いの『弁戦』が響き合う中、先に動いたのは『マサ』だった。

    バッキャァァンッ!!

『ザ・ナショナル』は足元の『破片』を『サッカーボールキック』で蹴り飛ばし、
水飛沫と共に、複数の『破片』を『東雲』目掛けて放つ。

    ≪『ザ・ナショナル』、破片を吹っ飛ばしたァ!
      なんというパワー!  ディスプレイ越しの私でも、
      その『勢い』を感じられまぁす!≫

    「『マサ』さぁん、攻めが遅いぞぉ!」

    「『道頓堀』が出来るまで、粘るつもりかぁ!?」

    「始発までの時間稼ぎかっつうの!」

『有刺鉄線』の『隙間』を越えて『破片』が飛び交う。
牽制の一撃。それを見越した『観客達』のヤジが放たれる。

327 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/01(火) 00:41:51
>>326

「う、うわ〜〜〜〜・・・ 大型トラックの突進みたいに凄い迫力・・・」

『オイオイ・・・ アンナモン、直撃シタラひとたまりモナイゼ
 東雲ノ兄ちゃんハ大丈夫ナノカヨ』

恐ろしい程に強力な破壊力に思わず、身じろぎをする
だが、東雲の表情を見るに、これも全て想定内といった表情だ
彼の行う『対策』に期待して戦況を見守る

>    「『マサ』さぁん、攻めが遅いぞぉ!」

>    「『道頓堀』が出来るまで、粘るつもりかぁ!?」

>    「始発までの時間稼ぎかっつうの!」

「あ、ああー・・・・始まりましたね」

これまで『キューコ』への恐れからか自重気味だった『ヤジ』が飛び交い始める
その雰囲気に少しだけ懐かしいものを感じながらも、呆れたような表情を浮かべる

328 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/01(火) 01:17:53
>>326
>>327

お好み焼きを食べる手を止め、試合に視線を戻す。

「あはは、マサさんも東雲さんも、
 さっきからすっごいおしゃべり上手で面白ーい」

ギミック越しの、丁々発止の掛け合い――
『煽り合い』や『論戦』とも異なる空中戦だが、
拳のぶつかり合いとも違った面白さはある。

「みんなもなんか面白いこと言ってるしー! あはーっ!
 こーゆーのって、うるさくてイヤなだけじゃないんですネ」

ジョーク混じりのヤジにもまた、
前回の『罵声』とは違う意味合いを感じた。

マサと東雲の気風がそうさせるのか――
前回の予熱がそうさせるのか――
或いはマサと東雲の実力を知っているからこそ、か。

「ねえねえ、ぶつかるまで後もうちょっとかなー!?
 わーっ、なんかあたしまで緊張して来ちゃった!」

詳細不明の能力を使う東雲もだが、
ここまではパワーのみ使っているマサの能力も、また興味を唆る。

「マサさんのスタンド、どんな能力なんだろーね!? 楽しみーっ」

来たる激突を心待ちにしているのは、他の観客と同じだった。

329 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/01(火) 21:00:30
>>319 >>326
「なるほど『時間稼ぎ』………。
大雑把な攻撃だが、『水』が満たすまでの『つなぎ』か。
『東雲』の方の速度も大したもんだが、
あれだけの『パワー』……接近するのも骨が折れそうだな」

新たに手渡された紙コップに『湯河原』に軽く礼を言って、
口をつけながらじっと試合を眺める。

(『人型スタンド』の『パワー』、そして『スピード』……。
実際に『脅威』だぜ。
『アリーナ』という戦いの場には特にな……)

330 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/01(火) 22:09:30
>>327(氷山)
>>328(セララ)

>「う、うわ〜〜〜〜・・・ 大型トラックの突進みたいに凄い迫力・・・」

『ザ・ナショナル』のフルパワーに、『氷山』は僅かに血の気を引かせる。
スピードは『東雲』に劣るも、その破壊力は『重機』を連想させる。
そして、『氷山』の表情を変えたのはそれだけではない。

>「あ、ああー・・・・始まりましたね」

僅かではあるが観客席から『ヤジ』が飛び交う。
これらが『小手調べ』程度なのは、体感した『氷山』になら解る話だ。

>「みんなもなんか面白いこと言ってるしー! あはーっ!
> こーゆーのって、うるさくてイヤなだけじゃないんですネ」

その一方、『セララ』は観客席から飛ぶ『ヤジ』の色合いが、
前回とは異なることに気付く。『ヤジ』というより『茶々』にも近い。
放つ者への『親しみ』が感じられるからだろうか。

>>329(塞川)
>『東雲』の方の速度も大したもんだが、
>あれだけの『パワー』……接近するのも骨が折れそうだな」

     「そう、『骨』が折れる……」

     「始発までの時間稼ぎかっつうの!」

『湯河原』はしたり顔で『塞川』のコメントを復唱した。
『菅谷』は水を得た魚のように、『マサ』へとヤジを飛ばしている。

>ALL
破片の散弾を潜るように回避しながら『東雲』は前進し、
左手側の『有刺鉄線』を『虎爪』によって切断する。

     ≪『東雲』選手、難なく避けます!
       『ザイオン・トレイン』、機敏な動きを見せますねぇー≫

     バシャッ
                 ガァンッ!!

  「言う割にじっくり攻めるのぉ、『マサ』サン!
  少しでも喋る時間が欲しいんかァッ?!」

     「――――そう思うかァ?」

『ザ・ナショナル』が両腕をクロスさせ、『防御』の構えを取った。
その瞬間、観客達は『鉄扉』を揺らし、床に落ちた『破片』が、

       バスッ!

水の敷かれた床の上を跳ね、あらぬ方向へと飛び散っていくのが見えた。
その内の一つが『東雲』へと跳び跳ね、その背中を打ち据えた。
思わず前のめりに揺らぐ『東雲』。

     ≪な、なんでしょうかぁ!?
       『東雲』選手、つんのめったぁ!≫

     「あんだけバラ撒いて、一発だけやなんて、
      まだまだツキが戻っとらんなァ――――」

驚愕の声を上げる『セカイ』。不満げに愚痴る『マサ』。

     「まあええで。――――『金網代』は払うがなぁ、
      『水道代』は、アンタ持ちってことでどうやぁ?」

     「で、出たぜェ、『マサ』さんの『ザ・ナショナル』!」

     「ステージが完成すれば最後、
      あの『パワー』には誰も敵わねぇ――――」

     バツゥ!

『東雲』は『虎爪』によって、真正面の『有刺鉄線』を切断し、
足首の一本を残し、残りの二本は地面へと垂れ下がった。
二人を区切る『線』は切られ、完全に相対する形となる。


     ド      ド     ド     ド   ・  ・  ・

331 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/01(火) 22:55:43
>>330

「あれーっ!? 今なんか……見たー!?
 氷山ちゃん氷山ちゃーん! ねっ!
 あの壊れたの、今、『変な動き』しましたよねーっ!?」

     「マサさんの能力?
      あはーっ、全然分かんなーい!」

蹴り砕きばら撒かれた破片の、
明らかに『普通じゃない』動き。
焼きそばを手繰っていたセララも、それに気付いた。

「わーっ、どっちもぜんぜん分かんないのに、
 もー叩くの届く感じになっちゃった!」

そして――『間合い』の変化にもだ。

「マサさんのパンチなら一回で倒せちゃいそーだし、
 でもでも東雲さんのツメもすっごい強いし、
 やばいやばーい! ここからどーなっちゃうんだろーね!?」

超パワーと、能力による強烈な一撃。
セララにも分かりやすい激烈な白兵戦の予感に、箸を止めて見守る。

332 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/01(火) 23:35:33
>>330
>>331

「・・・・・!? 『さんずさん』、今の動き!」

『オウ! セララの嬢ちゃんモ気ヅイタミテーダガ、オカシナ動きダ』

「うーん・・・・東雲さんの能力とはちょっと違う気もしますし、
 やっぱりマサさんが狙って動かしたものなんですかねー」

「お互いに近づいた状態での攻防・・・・危険な匂いがしてきました
 能力については、互いに手の内の一部を匂わせた状況ですからね
 この時点での仕込みによっては勝負の流れを決める一撃になるかもしれませんよ」

手に汗を握りながら話し続ける

333 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/01(火) 23:50:11
>>331(セララ)
>>332(氷山)
>「わーっ、どっちもぜんぜん分かんないのに、
> もー叩くの届く感じになっちゃった!」

互いの激突なき今、『セララ』にはスタンド能力は解らない。
だが、発揮されたパワーとスピードは、衝突の凄まじさを想起させる。

>「・・・・・!? 『さんずさん』、今の動き!」
>『オウ! セララの嬢ちゃんモ気ヅイタミテーダガ、オカシナ動きダ』

水面を『跳ねる』ように動く『破片』。
能力の片鱗に注意を払いながら、試合の観戦を続ける。

>ALL

>>608(東雲)

      スッ
           シュゥゥゥゥ――――

『東雲』が柱に触れ、瞬く間に『有刺鉄線』が真っ白に染まる。

   「アホ抜かすなや『マサ』サン。
    おどれが設置させた『ギミック』ならおどれが払うのが筋ってモンじゃろ」

   「どうしてもっちゅうんなら─────
    『有刺鉄線』の分も含めて、負けたヤツが全額払えやッ!」

      「ドアホぉ!  この『ギミック』をアリーナに通すのに、
       ワイがどんだけ苦労したと思っとるんや!?」

      「汗かいた分は、キッチリ『得』させてもらうでぇ!」

      ダッ!

『東雲』は一跳びで『マサ』との距離を詰め、『虎爪』を振るう。
『ザ・ナショナル』はガードを構えたまま、『東雲』へと体当たりで突っ込む。

      グオオオォォォ――――

      「あっち行っとれやぁ!」

      ≪りょ、両者激突ゥゥ――――!!≫

     ――――バァンッ!!

『虎爪』の一撃が『マサ』の右頬を切り裂き、
『ザ・ナショナル』のタックルが『東雲』にめり込み、背後へと吹っ飛ばされる。

        グィィ
                パシャァァンッ!!

『有刺鉄線』が引っ掛かり、『東雲』は背後に倒れ、

         バァァンッ!!
                  ――――ザシュッ!

まるで『水切り』の石のように、倒れた『東雲』が南へと吹っ飛んだ。
背後の『有刺鉄線』へと激突するが、『リングロープ』のように衝撃は吸収された。

      ≪い、今の吹っ飛びは、『パワー』ではありませんッ!
        ま、まるで『川』に投げた小石の水切りみたいに、
        『東雲』選手、跳ねるように吹っ飛びましたぁ!≫

      「ふぅん……。『有刺鉄線』がない試合なら、
       水が溜まるよりも前に倒されると思ってた」

      「今のが時間稼ぎの『常套手段』、なんだ」

『キューコ』が口を開き、『セカイ』は袖口を振り回して『実況』をする。
『有刺鉄線』はいつの間にか元の色を取り戻している……。

      「なんやなんや、盛り上がってへんでぇ!
       地元にゃなかった鉄火場なんや!  騒げ騒げぇ!」

      「――――な、なんやこれぇ!?」

『マサ』が大声を張り上げるが、その異変に気付いた。
『有刺鉄線』と同様に、『マサ』の身体が白く染まり始めた。
……違う。白い粉末が『マサ』の身体に、静かに噴き上がっていく。

334 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/02(水) 00:31:59
>>332
>>333

「うんうん、あたしも気づいてましたよー! 絶対変でしたよねー」

「って、わーーーっ!! ぶつかっちゃった……あれ!?
 氷山ちゃん、サンズさん、見た見たー!? 今のも見ましたよね!」

      「東雲さんも今、『変な動き』になっちゃってた!
       マサさんに叩かれたら、ああなっちゃうんじゃない!?」

烈しい衝突の結果は『痛み分け』、
そして、より見えてくる『能力の片鱗』。

「マサさんは……あはーっ! なにあれなにあれ!
 マサさんもトゲトゲと一緒みたいに……雪景色になっちゃってるー!」

            スッ

「わーっ、東雲さんの能力が効いちゃってるんだー!
 よーしっ、 こういう時こそ応援ですよネ」

横にお好み焼きの容器を置いてから――――

      「マサさーーーん!! 押してる押してるー!!
        そのまま押し切っちゃってくださーい! 流れ決めちゃおー!」

マサの驚きを振り切るように、『騒ぐ』。能力はどうせ謎。気を取られず攻めろ、だ!

335 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/02(水) 01:10:50
>>333
>>334

「うーん、確かに見ましたよ、あのへんな動き!
 なるほど! あの動きを生かすために会場をあんなに水浸しにしたんですね!」

「そうなると、水の量が増える程に厄介な事になりますが・・・・
 東雲さんに反撃の手口はあるんでしょうか・・・・あ!」

東雲の状況に若干の不安を感じながら見ていると、
『マサ』の身体が見る間に『白い何か』によって覆われていく・・・・あれは!

「あれは東雲さんの能力! 糸口が掴めたのかも!」

「よぅし・・・・東雲さ―――ん! 流れを切り替えていきますよ――――っ!」

隣の少女に負けじと、大声を張り上げて東雲の応援を行う
お互いに能力を出し合ったこのタイミングこそが、反撃の糸口だと思ったからだ

336 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/02(水) 21:12:35
>>333
「初撃は……『痛み分け』ってところか?
『東雲』はダメージを負ったが………『マサ』、あいつも『能力』にハマったようだな」

「『東雲』の『スタンド』………『ザイオン・トレイン』。
人間以上の『パワー』と『スピード』、そして『機動力』を持っている、文句なしに『強力』なスタンドだ。
その上であの『粉』……あいつが何かしらの『攻撃性能』があるのなら、
あとは逃げ回ってりゃ勝ちだ。
逆に、行動を阻害する程度のものでしかないなら、奴はここで攻める。
そうなりゃ……一気に試合が動きそうだなァ」

337 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/02(水) 21:58:19
>>326 >>330 >>333
「まあ…それはそうなんだけど…それはそうなんだよな」

「……お互い能力の一端は見せ合った感じスか 
 マサの『ナショナル』、なんだか分らんスけど『対面拒否』ができるのかな
 ただ、東雲クンの『ザイオン』も効き始めた…ここから強いっスよ」
「しっかし、『有刺鉄線』が東雲クンの発案みたいスね…痛そ」

席から身を乗り出し、ちいさく手を振ってみる。

「……ガンバレ〜……(小声)(恥ずかしがっている)」

338 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/03(木) 22:56:07
>>334(セララ)
>>335(氷山)
空いた席に『お好み焼き』を置き、『セララ』は『マサ』に声援を送った。
『氷山』も負けじと『東雲』に声援を送る。

>「マサさーーーん!! 押してる押してるー!!
>そのまま押し切っちゃってくださーい! 流れ決めちゃおー!」

>「よぅし・・・・東雲さ―――ん! 流れを切り替えていきますよ――――っ!」

>>336(塞川)
>その上であの『粉』……あいつが何かしらの
>『攻撃性能』があるのなら、あとは逃げ回ってりゃ勝ちだ。

     「ああ。そう思うが、……気になるのは『鉤爪』だ。
      見えるか? ……『東雲』の鉤爪が消えている。
      次の手のためにわざわざ消したのか?」

試合の流れを予想する『塞川』。
一方で『湯河原』は『東雲』の『鉤爪』に着目し、
『菅谷』は響く声援に負けじと『ヤジ』を送っている。

>>337(太田垣)
>「……ガンバレ〜……」

     「き、聞こえるかな……?
      ――――そ、それじゃあ、私も……」

黄色い声援に掻き消されるほどの小さな声だ。
『太田垣』の声援に聞き、『エミカ』も息を整え始める。

>ALL

>>610(東雲)
    「そがぁに必死ならことまでして負けたらお笑い草じゃなぁッ!
     身体張って笑いを取るんは大阪男の本望じゃろォッ!」

    「ほざけぇ!  ワイは、――――しょっぱ!

     ワイは身体は張っても『自虐』はゴメンやで!
     気持ちのええ笑いなら、なんぼでも取ったるわ!」

    「しょっぱ……?  何言ってるんだ、『マサ』さん」

    「いや、あの『白い粉』ッ!  まさか、あれは――――」

『マサ』は口に入った『塩』に反応し、観客達も騒めき始める。
能力の片鱗を見たのか、『実況』と『解説』もこの点に注目した。

    ≪あの『白い粉』、果たして何なのでしょうか――――
      ……『キューコ』さん、これは、その、解説を……≫

    「『トウグモ』の『爪』が消えてる。
     ――――島国の日本では珍しいけれど、
     欧州の内陸国では、この形で産出されるのが当たり前」

    ≪『東雲』選手のご実家は『漁師』を営んでると聞きますが、
      もしかしたら、その出生が関連しているのでしょうか……?≫

      「マサさーーーん!! 押してる押してるー!!
        そのまま押し切っちゃってくださーい! 流れ決めちゃおー!」

      「よぅし・・・・東雲さ―――ん! 流れを切り替えていきますよ――――っ!」

      「有刺鉄線がブチ破れた、ここからが本番だっつうの!」

      「……ガンバレ〜……」

『東雲』は二本の『有刺鉄線』を左手で持ち、再び白く染め始める。
その間、『マサ』は背後へと下がり、傍の『柱』をもう一本、ラリアットで砕く。

      「喰らえやぁ!  『ナショナルミサイル』ゥ!!

          パァァァン!!

水飛沫を撒き散らしながら、折れた『柱』が『東雲』へ跳ね飛ぶ。

           ゴボボボボボボボボ ・ ・ ・

二人の『足首』を濡らすほどに、浸水は進んでいる。

339 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/03(木) 23:46:05
>>338

「しょっぱ・・・・あっ!」

      『ソウイウ事カ!』

ここに来て初めて、東雲が先程から使っている『白いモノ』の正体に思い当たる
確かに・・・・あの物質なら、その反応もうなずける!

「でも、だとしたら、水がいっぱいのこの状況は東雲さんにとっては不利!
『マサ』さんにとっては、自分に有利なだけでなく、東雲さんを弱体化させる事も出来る!
 ううー、流石は『マサ』さん、運に恵まれてますね」

自分が戦った『明智』のように、事前に能力の情報を手に入れてそれを利用した可能性もある
だが、自分が知る限り、『マサ』という男はそんな事をするようには見えない

恐らく・・・・完全に『運』が良かったのだろう

340 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/04(金) 00:22:07
>>339(氷山)
『東雲』の作り出す『積雪』の正体に気付いた『氷山』は、
そのステージが『東雲』にとって不利であると気が付く。

>「でも、だとしたら、水がいっぱいのこの状況は東雲さんにとっては不利!
>『マサ』さんにとっては、自分に有利なだけでなく、東雲さんを弱体化させる事も出来る!
> ううー、流石は『マサ』さん、運に恵まれてますね」

脳裏を過ぎるのは『明智』との一線であるが、
『マサ』の醸し出す雰囲気が、その可能性を否定する。

      カッ カッ カッ

『氷山』が試合を眺める背後から、作業着を着た『吉田』が近付いて来た。
彼は一人の『黒服』を伴っており、その手にはA3サイズの『図面』を手にしている。

      「あー、確かに違ってますねぇー。
       あれじゃあ、『迷路』にならないですけれど」

      「そうですよね。……おかしいな。
       『吉田』さんの言う通り、設営したんですけれど」

『氷山』を案内した黒服の『後藤』だ。
二人は図面を覗きながら、何やら話をしている。

>ALL

『東雲』の全身から『積雪』にも似た『白粉』が積もり始める。
そのまま『東雲』は接近し、真っ向から『ナショナルミサイル』を迎え撃つ。

     「─────『太田垣』ィッ!!よう来たなぁ!!」

     「……来てたんだ」

     ≪激闘を続ける両選手にアツいエールが飛びます!
       さあ、飛んで来るのは『ナショナルミサイル』!
       これを、『東雲』選手――――≫

『キューコ』は意味ありげに呟き、『セカイ』は声援に負けじと試合を煽る。
そして、『東雲』の蹴り足が水飛沫を散らせながら、

          バァァァ――――ンッ!!

     ≪吹っ飛ばしたぁ!!≫

蹴り上げられた『ナショナルミサイル』は『東雲』の左後方を抜け、南西の柱に激突する。
『東雲』の『両腕』は先程の『虎爪』にも似た『ガントレット』を形成するも、
水にぬれた『下半身』には『白粉』が消えてしまっている。

     「自分の技に名前付けとるんかァっ!?
      笑いはともかくこっちのセンスはイマイチじゃなぁッ!!」

     「『マサ』さぁん、言われてんぞぉ!」

     「ベタが過ぎるんじゃあねぇーの!?」

『東雲』のツッコミに対し、笑い混じりのヤジが飛んでくる。
『マサ』はニヤリと笑い、『ザ・ナショナル』がガードを構える。

     「『浪花節』なんか捨ててぇ、拳だけでドラマ作るんやぁ!」

『マサ』が横っ飛びに距離を取り、『東雲』の攻撃に備えた。

341 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/04(金) 00:44:35
>>340
>     「自分の技に名前付けとるんかァっ!?
>      笑いはともかくこっちのセンスはイマイチじゃなぁッ!!」


『オイオイ・・・・お前ら、「粋」ッテモンガワカッテネェナァ!
「ナショナルミサイル」・・・・感心スルホドカッコイイ名前ジャネエカ!』

   「えっ? あ、いえ、『さんずさん』がそう思うならいいんですけど・・・」

「それにしても、東雲さんの方もさるものですね
 上手く相手の攻撃を捌き切って・・・・・あれ?」

その時、初めて背後の声に気が付いた
この前の明智との闘いの前に親身になってくれた『後藤さん』だ
隣に立っている作業着の男に見覚えはないが・・・・

「どうかしたんですか?
 まさか、会場の設営に何かトラブルでも?」

『後藤』に向かって、何が起きたのか聞いてみた

342 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/04(金) 22:25:12
>>341(氷山)
>「ナショナルミサイル」・・・・感心スルホドカッコイイ名前ジャネエカ!』
>「えっ? あ、いえ、『さんずさん』がそう思うならいいんですけど・・・」

『マサ』のネーミングセンスに感銘を受ける『エド・サンズ』に対し、
『氷山』は冷静に受け流し、その関心は背後の二人に向けられた。

>「どうかしたんですか?
>まさか、会場の設営に何かトラブルでも?」

    「あれ、『氷山』さん。
     ああいや、ちょっとなんというか……」

『後藤』は言い淀んだかのように口を噤んだ。
隣の『作業着』の中年男性は、試合終了後の『治療』で、
『クスノキ』の傍にいた『吉田』という男だ。

最も、あの治療のインパクトが強く、
影の薄そうな『吉田』を覚えていないのも無理はないが……。

    「いや、ここは『氷山』さんにも聞いてみましょう。
     あっ、『エド・サンズ』さんも覚えてるのなら、お願いします」

    「ちょっと、この図を見て欲しいんですけれど」

【アリーナ俯瞰図】         北
∴∴∴∴◎■扉扉扉■◎∴∴∴4
∴∴∴■┼柱□□□柱┼■∴∴∴
∴∴■┼□□□□□□□□■∴∴
∴◎┼柱□柱┼┼┼柱□柱┼◎∴
∴■┼□□┼□□□□□□┼■∴
∴■┼□□柱┼┼┼柱┼┼┼■∴
∴■┼□□┼□□□□□□┼■∴
∴■┼□□┼□□□□□□┼■∴
∴◎┼柱□柱┼┼┼柱□柱┼◎∴
∴∴■┼□□□□□┼□┼■∴∴
∴∴∴■┼柱□□□柱┼■∴∴∴
∴∴∴∴◎■扉扉扉■◎∴∴∴∴

     「――――本来、このように『迷路』を作って、
      容易く接近が出来ない仕組みになっていたのですが……」

     「有刺鉄線同士が『繋がって』いるんです。
      ステージの設営後、誰かが手を加えたとしか……」

『吉田』の見せた図面には色々な記号が描かれているが、
『有刺鉄線』の形状が異なっているのは明らかだった。

343 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/04(金) 22:25:32
>ALL

     「知らんわッ!!ただの『殴り合い』を感動したいヤツは感動すりゃええ!
     楽しみたいヤツは楽しみゃええ!」

     「そうや、そうやでぇ」

     「ヤジを飛ばしたいヤツは飛ばしゃあええ!参加したいヤツは参加すりゃあええ!!」

     「でもなぁ、それだけじゃあ盛り上がらんのよ」

『東雲』は『岩塩化』した『有刺鉄線』を振り落とし、
『ザ・ナショナル』が掲げた両腕で『有刺鉄線』をガードするも、
『透過』を選択しなかった『ザ・ナショナル』の両腕は切り裂かれる。

     「おおおおォォォ―――――」
                .
     「傷口に、塩塗られた気分やわ!」

      バッシャァァンッ!!

『マサ』が横っ飛びから着地し、足元から激しい水音が飛ぶ。
水飛沫が飛ぶ。――――いや、それだけではない。

        ―――――ギュアアアァァァンッ!!

     ≪『マサ』選手の足元から、何かが飛び出しました!
       あれは!?  まさか、『ザ・ナショナル』のパワーで、地震を――――≫

     ≪違う。――――考えたものね。『水切り』のスタンドだというなら、
       『投擲』による発動が想定される。……このステージは、全てが『水』≫

『東雲』の足元から二本の『有刺鉄線』が伸び上がり、無事な柱を起点として『東雲』に絡み付く。

     「一足飛びやな、『キューコ』はん!
      ――――その通りや。ワイのスタンドは『水切り』!
      ワイが放った物体は、水に触れても尚、失速せずに『弾き飛ぶ』!」

     「つまり、スタンドのパワーで『水』を揺らせば、
      水に沈んだスプーンだろうと、トビウオのように跳ね飛ぶんやぁ!」

『水切り』のスタンド。『マサ』がドデカい声で公言すると共に、観客席が湧き上がる。

     「『マサ』さん! スロースターターだが、ハマれば強いとはこれよぉ!」

     「有刺鉄線じゃあマトモなダメージにはならないが、
      これで動きを封じたら、『東雲』のスピードも止まっちまうぜぇ!」

まるでホームグラウンドの野球チームのように、『マサ』を称える声援が止まらない。
ド派手な動き、親しみやすそうな振る舞い、その印象が『マサ』の追い風となる。

     「『東雲』はん、アンタちょいとカタいんやぁ!
      ガッチガチのバトルはワイも好きやでぇ、
      ――――でもなぁ、それだけじゃあオモロないねん!」

     「観客がおるんや! エンタメにも振ってかなぁ!

                      ザ・ナショナル
      ド派手に行くんが、ワイの『地元意識』や!」

344 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/04(金) 22:54:02
>>340 >>342(試合)
>>343(氷山)

           ゴクン

急に静かになっていたセララだが、お好み焼きを食べた際、
中々かみ切れない肉が入っていたのが原因だ――――それはもう終わった。

「……あはーっ、マサさんすごいすごーい!
 東雲さんの能力もばっちり見抜いちゃったみたいだしー!
 攻撃するのもあたし、あんなふうにするの全然思いつかなかったですもーん!!」

見抜いた――――かどうかは明言はされていないが、
セララが彼の『言い回し』から『察せた』以上、
マサは恐らく既に『雪』の正体に至っているのだろう。

今の攻防は『マサ』優位。テンションも上がる。

「言ってることも面白いし、なんかプロの人っぽーい!
 東雲さんもカッコいーですけど、やっぱりマサさんですよー! ……って」

                クル

            「誰ーっ、アリーナの人? なになにー!?
             氷山ちゃんたちだけじゃなくって、あたしにも見せてくださーい」

啖呵の切り合いにも、声援を飛ばしていたが……ふと、後ろに気付いて振り向いた。

345 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/04(金) 23:22:45
>試合

「げ 気づかれた 大声で名前呼ぶんじゃねえスよ」
「……来ただけだかんな」

恥ずいぞ。こうなりゃヤケだ。

「……うるせ〜〜〜ッ 『地元』だかなんだか知らんが
 『アウェー』相手にしょっぺえ試合見せやがって
 なんか…こう…あれだ!とっとと血を見せろ!」

適当に中指立ててヤジっとく!

「ほらエミカもほらほら 中指立ててな 口汚い言葉でな……」

346 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/04(金) 23:46:38
>>342

「・・・・・・? ・・・・・・あ!」

あの時は、明智との闘いの後の高揚感のせいで、吉田の事を覚える余裕がなかったようだ
近くに寄って顔を眺めると、そういえば、あの時一緒にいた人だ、という事に気が付く
思わず、声をあげてしまうが、実は忘れていた、というのがバレると恥ずかしいので黙っておく事にした

「そ、それよりも、『図』ですか?
 うーん・・・ファミレスとかでよく見かける迷路に見えますけど・・・・
 そういえば、実際に使ってる会場はこういう風にはなってないですね」

改めて会場を見回す
本来は繋がりを持たないはずの部分まで有刺鉄線が繋がっているようだ

『ソレッテェトォ・・・・マサカ
 誰カガイカサマノタメニ「ステージ」ヲ組み替えタッテノカ?』

「あの二人の内のどちらかが? まさか!」

両者ともに気持ちの良い闘いをする男達だ
まさか、そんな真似をするわけがない、と思う

でも・・・・でも、あるいは・・・・ひょっとしたら!
『マサ』さんが東雲さんの機動力を削ぐためにこんな事を・・・・?

「いえいえ! 『ない』ですよ!」

「でも、なんだか・・・・なんだかすこーし、『マサ』さんを見ていると違和感が・・・・」

>>344
>「言ってることも面白いし、なんかプロの人っぽーい!
> 東雲さんもカッコいーですけど、やっぱりマサさんですよー! ……って」

「あ、それだ」

「『マサ』さんは、なんというか、試合運びが凄い手慣れている・・・
 まさに『プロ』なんですよ」

自分と明智との闘いは、お互いに素人だった事もあり、全身全霊でぶつかった、という自負がある
しかし、『マサ』から漂うこの余裕はなんなのだろう
何か、『勝敗』以上の目的があるような・・・・そんな気がしてくる

347 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/05(土) 20:55:13
>>343
「『水切り』のスタンド能力………
『水』の側を動かせば、触れた物体は吹っ飛ぶってことか。
派手な『スタンドパワー』の裏で、少しずつ仕掛けを進行させる……。
中々面白いヤツだが、あいつが戦う時はいつも『水場』を作ってたっつーことか?」

見たところ普段の戦闘場に『水』はなさそうだ。
毎回『仕掛け』がいるのなら、戦い辛そうな能力だと考えつつ少し息を吸い込む。

「おら、『東雲』ッ! 『攻め急げ』よ!」

348 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/05(土) 22:16:18
>>344(セララ)
>>346(氷山)
現状は『マサ』が優勢となり、肉を飲み込んだ『セララ』だが、
『氷山』に近付く二人の男に反応し、振り向いた。

     「ああ、これはすみません。
      行きがかりですから、ちょっと見てもらえますか」

『吉田』が『セララ』にも見えるように『図面』を広げた。
『氷山』は図面と実物の違いを確認し、浮かんだ疑念を口にする。

>「でも、なんだか・・・・なんだかすこーし、『マサ』さんを見ていると違和感が・・・・」

     「いや、『マサ』さんは試合に遅れて来ましたから、
      『有刺鉄線』を変えるタイミングはなかったはずです」

     「誰か、試合が始まる前に『有刺鉄線』に触れた人が、
      ――――我々以外の『一般人』の他に、いるのでしょうか?」

『氷山』の疑念に対し、『後藤』がおずおずと口を挟んだ。
彼の浮かべた『疑念』に当てはまる者が、果たしているのだろうか……。

>>345(太田垣)
>「……うるせ〜〜〜ッ 『地元』だかなんだか知らんが
>『アウェー』相手にしょっぺえ試合見せやがって
>なんか…こう…あれだ!とっとと血を見せろ!」

『太田垣』はヤジを飛ばしながら、『エミカ』にもヤジるように促す。
『エミカ』は呼吸を整え、両手でメガホンを作り、

      「『東雲』さぁーん!  ぶっ倒せぇぇー!」

大声で『東雲』へとエールを送る。

>>346(塞川)
>「『水切り』のスタンド能力………
>中々面白いヤツだが、あいつが戦う時はいつも『水場』を作ってたっつーことか?」

     「ああ、あのギミックは『マサ』さんも無理を言って捻じ込んだらしい。
      たまたま、『アリーナ』の改装のタイミングがあったのと、
      主催者の『タダヒト』が興味を示したのも、後押しになった」

     「『マサ』さんは関西からわざわざやってきて、
      あのキャラクターでアリーナを盛り上げてるから、
      心証がプラスに働いたのもあるっつーの!」

『菅谷』の言う通り、歓声のほとんどが『マサ』に向いている。
彼のキャラクターが成せる強み、『ギミック』はその象徴なのだろう。

>ALL

>>619(東雲)
>「『撥水』かッ!仕掛けとったか!」

    「……うるせ〜〜〜ッ 『地元』だかなんだか知らんが
     『アウェー』相手にしょっぺえ試合見せやがって
     なんか…こう…あれだ!とっとと血を見せろ!」

    「『東雲』さぁーん、ぶっ倒せぇー!」

    「おら、『東雲』ッ! 『攻め急げ』よ!」

観客席から『ヤジ』混じりの歓声が飛び交い、『東雲』の背を押す。

     「宙に浮いたら、そのスピードも形無しやでぇ!」

         グイイィ!!

『東雲』は迫る『有刺鉄線』を飛び越えるが、
『ザ・ナショナル』が『有刺鉄線』の絡んだ腕を、思い切り引っ張る。
それによって『東雲』の身体が逸れ、『マサ』の真横へと着地する。

           バシャッ!

互いの肩口がぶつかり合い、『東雲』は『マサ』の真横へと着地する。
水飛沫が飛び、それが『マサ』に積もった『塩』を濡らし、溶かしていく。

      「なるほどなぁ。アンタにとっちゃあ、難儀な相手っちゅうわけか。
       せやけど、ワイかて知らんかったんや。――――恨みっこなしやで!」

      ≪両者、完全なる『至近距離』です!
        そして、『マサ』選手に降り積もる『雪』が溶けました!≫

      「――――『塩』。『水』に溶けるとなれば、
       このステージは『トウグモ』には不利」

      ≪『海の男』らしく、『塩』のスタンドということですね!
        ですが、『水』に弱いとは、皮肉という他ありません!≫

      「……『岩塩』は『山』の産物だけど」

互いの拳が交じり合う距離。『マサ』が『ザ・ナショナル』の腕を交差する。

349 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/05(土) 22:44:54
>>344(セララ)
>>346(氷山)
現状は『マサ』が優勢となり、肉を飲み込んだ『セララ』だが、
『氷山』に近付く二人の男に反応し、振り向いた。

     「ああ、これはすみません。
      行きがかりですから、ちょっと見てもらえますか」

『吉田』が『セララ』にも見えるように『図面』を広げた。
『氷山』は図面と実物の違いを確認し、浮かんだ疑念を口にする。

>「でも、なんだか・・・・なんだかすこーし、『マサ』さんを見ていると違和感が・・・・」

     「いや、『マサ』さんは試合に遅れて来ましたから、
      『有刺鉄線』を変えるタイミングはなかったはずです」

     「誰か、試合が始まる前に『有刺鉄線』に触れた人が、
      ――――我々以外の『一般人』の他に、いるのでしょうか?」

『氷山』の疑念に対し、『後藤』がおずおずと口を挟んだ。
彼の浮かべた『疑念』に当てはまる者が、果たしているのだろうか……。

>>345(太田垣)
>「……うるせ〜〜〜ッ 『地元』だかなんだか知らんが
>『アウェー』相手にしょっぺえ試合見せやがって
>なんか…こう…あれだ!とっとと血を見せろ!」

『太田垣』はヤジを飛ばしながら、『エミカ』にもヤジるように促す。
『エミカ』は呼吸を整え、両手でメガホンを作り、

      「『東雲』さぁーん!  ぶっ倒せぇぇー!」

大声で『東雲』へとエールを送る。

>>346(塞川)
>「『水切り』のスタンド能力………
>中々面白いヤツだが、あいつが戦う時はいつも『水場』を作ってたっつーことか?」

     「ああ、あのギミックは『マサ』さんも無理を言って捻じ込んだらしい。
      たまたま、『アリーナ』の改装のタイミングがあったのと、
      主催者の『タダヒト』が興味を示したのも、後押しになった」

     「『マサ』さんは関西からわざわざやってきて、
      あのキャラクターでアリーナを盛り上げてるから、
      心証がプラスに働いたのもあるっつーの!」

『菅谷』の言う通り、歓声のほとんどが『マサ』に向いている。
彼のキャラクターが成せる強み、『ギミック』はその象徴なのだろう。

>ALL

>>619(東雲)
>「『撥水』かッ!仕掛けとったか!」

    「……うるせ〜〜〜ッ 『地元』だかなんだか知らんが
     『アウェー』相手にしょっぺえ試合見せやがって
     なんか…こう…あれだ!とっとと血を見せろ!」

    「『東雲』さぁーん、ぶっ倒せぇー!」

    「おら、『東雲』ッ! 『攻め急げ』よ!」

観客席から『ヤジ』混じりの歓声が飛び交い、『東雲』の背を押す。

     「宙に浮いたら、そのスピードも形無しやでぇ!」

         グイイィ!!

『東雲』は迫る『有刺鉄線』を飛び越えるが、
『ザ・ナショナル』が『有刺鉄線』の絡んだ腕を、思い切り引っ張る。
それによって『東雲』の身体が逸れるが、引き抜かれた『有刺鉄線』により、
『東雲』の身体が半回転するに留まる。

    ガスゥ
          ――――バシャッ!

『マサ』の左足首に踏みつけるような『蹴り』が命中し、『東雲』は『マサ』の真横へと着地する。
水飛沫が飛び、それが『マサ』に積もった『塩』を濡らし、溶かしていく。

      「グ、ォォ!!  おばちゃんのハイヒールより利くでぇ!
       アンタも難儀しとるようだが、――――恨みっこなしやで!」


      ≪両者、完全なる『至近距離』です!
        そして、『マサ』選手に降り積もる『雪』が溶けました!≫

      「――――『塩』。『水』に溶けるとなれば、
       このステージは『トウグモ』には不利」

      ≪『海の男』らしく、『塩』のスタンドということですね!
        ですが、『水』に弱いとは、皮肉という他ありません!≫

      「……『岩塩』は『山』の産物だけど」

互いの拳が交じり合う距離。『マサ』が『ザ・ナショナル』の腕を交差する。

350 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/05(土) 23:02:41
>>346(氷山)

「あはーっ、だよねだよねーっ! プロっぽいんですよー!
 氷山ちゃんたちの試合も、二人ともキラキラギラギラですっごいよかったし、
 東雲さんもカッコよくてー、あたし、男気ってゆーの分かってきたけどネ!
                  アタシタチ
 でもでも、マサさんはなんてゆーか、観客の方にもっと向いてる感じ!」

セララ自身、観客に囲まれての演技は経験がある。
だからこそ……というほど体系化は出来てないが、
なんとなく彼の『スゴさ』が分かるし、
『プロっぽさ』にも『違和感』は覚えない。

観客を煽った明智、観客を背負った氷山。
そして対戦相手を只管に見据える東雲とも違う。
マサは、『観客と盛り上げあっている』のだ。

「だから、勝つためにズルとか、そーゆーのはしてないと思いますけどーっ」

ゆえに、『勝つためだけの不正行為』をするとは思えないが…………

>>347(GM)

「……てゆーかそーだよね、チコクしたんだもん!
 もしホントはやりたくっても、触りようないですもんねーっ!」

その懸念はすぐに否定され、笑みを浮かべる。

「だったら、んー……あれあれ!?
 ねえねえ氷山ちゃん! こんな仕掛けして、得する人っていなくない?」

試合より図面に視線を落とし、
謎めいた『鉄線組み換え』に思考を集中する。

「これって東雲さんのお願いした物でしょー?
 だったらネ、東雲さんは絶対する意味ないしー」

「マサさんが、もし! マサさんそんなのしないけど、もしですよー!?
 誰か、なんか友達の人とかに頼んでズルしよーとしたとしてもさ!」

疑問は、そこにある。
セララも、『スタンド』については、結構真剣に考えられた。

「マサさんって、『スロースターター』なんでしょ?
 それならそれなら、迷路のままにしといた方が、マサさんの有利じゃないですかー?」

『迷路の仕掛けを崩す』‥‥しかも不正をしてまで、
そんなことをする理由は『マサ側』にはないはずだ。

「だったら……マサさんにも東雲さんにも関係ない、真ん中の人が怪しい気がしまーす!」

つまり、犯行は『中立の人間』が怪しい。
『自分たちより前に誰が来たか』などセララは知らないので、考えが至るのはここまでだが。

351 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/05(土) 23:21:47
>>349
「おッ エミカは東雲クンに『勝って』ほしいんスね 
 カッコいいもんなあアイツ」

で太田垣の内心はというと。
俺は…別に。
『勝て!』とは…思わない。
マサ氏もおもしろいし。、東雲は『不利』だし。
気勢のある奴が勝つというものでもない、
というのは…この身で知っている。


  「……」

  「………ガンバレ!」

俺も手でメガホン作って声出しておく。
言いたいことはこんくらいなんだわ、実際。
頑張ってる奴はカッコよくて面白いから。

352 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/05(土) 23:38:47
>>349

「そ、そうですよね〜〜〜!
 流石に『マサ』さんは関係ないですよね!」

思わず、『マサ』の挙動と『不正』の存在を結び付けようとした自分を恥じる
行き過ぎた妄想だ、と深く息を吸い、頭を落ち着かせた

>ねえねえ氷山ちゃん! こんな仕掛けして、得する人っていなくない?

「うーん・・・・そうなんですよね
 東雲さんが犯人なら、こんな面倒な事をしないで、最初からこの形でリクエストすればいいだけですし
『マサ』さんは、セララさんの言う通りにメリットがない」

「そういえば、この工事を施行した業者さんは何か言ってましたか?」

353 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/06(日) 22:30:29
>>350(セララ)
>>352(氷山)
>「だったら、んー……あれあれ!?
> ねえねえ氷山ちゃん! こんな仕掛けして、得する人っていなくない?」

『セララ』の指摘通り、ギミックを仕掛けた『東雲』は在り得ない。
この仕組みを作るのであれば、最初からそう発注すればいいだけだ。
一方、『マサ』は『迷路』の入口が塞がれるのは『時間稼ぎ』のメリットはあるも、
不正を働くに対する『デメリット』に対し、非常に小さなものだ。

     「ふーむ、確かにそうですね。
      そもそも、人の目を盗んで『張り替える』なら、
      所要する時間は僅か。――――それが出来るスタンド使いでなければ、
      この『張り替え』は実行できませんしね……」

『セララ』の指摘に対し、『吉田』は納得の声を上げた。
少なくとも、対戦者二人の仕業ではない、と『吉田』も考えているらしい。

>「そういえば、この工事を施行した業者さんは何か言ってましたか?」

     「いや、僕達でやってるんですよ。この『ギミック』の据え付けって。
      最初は苦労しましたけど、『学園祭』みたいで楽しいですよ」

『後藤』が答えるに、彼らが知らない以上は、この疑問点はないようだ。
――――『張り替え』が出来るスタンド使い、果たして存在するのだろうか。

>>351(エミカ)
>「おッ エミカは東雲クンに『勝って』ほしいんスね 
> カッコいいもんなあアイツ」

     「うん。やっぱり、助けてくれた人を応援したいから。
      この闘い、キレイに終わるといいね……」

『エミカ』は首肯し、『太田垣』は考える。
互いが至近距離となり、闘いはいよいよ本番だ。

>ALL

  「その通りじゃあ!闘いっちゅうもんは予測できんことも数多くある!
   それが有利にも不利にもなるんは当たり前じゃ!」

     バシャッ
            バゴォッ!!

『東雲』は『マサ』の脇横へと飛び込み、『ザ・ナショナル』のタックルを回避する。
『ザ・ナショナル』の衝突した『柱』が砕けて生まれた破片が『着水』し、
水を切って殺到し、『東雲』の肩部や頭部に『破片』が命中する。

     ≪唯のタックルじゃあありません!
       『ザ・ナショナル』、柱をぶっ壊して『水切り』に!≫

         バキャァァ!!

     ≪入ったァァァ―――――!!
       『ザイオン・トレイン』の強烈な一撃がぁ、
       『マサ』選手のガードを抜け、吹っ飛ばしたァ!≫

     「キッツイの、来るやぁないか!」

『東雲』は飛び込んだ先の『マサ』目掛けて『拳』を打つ。
『マサ』は左掌を翳すも、ガードの上から受けた打撃で『マサ』は吹っ飛び、

           バシャァンッ!

先程と同様に『有刺鉄線』に足を引っかけ、倒れ込むように着水する。
いや、それだけではない。

     「この距離なら外さんでぇ!」

『ザ・ナショナル』が背中ごと『東雲』へと飛んでくる。
これはスタンドの操作ではない。――――『水切り』による衝撃。

     「吹っ飛ばす、というのは、自身の『跳躍』や『タックル』も含まれる。
      『トウグモ』が殴った時、敢えて抵抗せずに吹っ飛んだのね――――」

     ≪と、ということは、『ザ・ナショナル』だけじゃあない!≫

             バァァンッ!!

更に背面から着水した『マサ』自身も、上空へと跳ね上がる。

354 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/06(日) 22:45:51
>>353

「え・・・これ全部『後藤』さん達がやってるんですか?
 もしかして、私がこの前使った金網の設置とか、スモークマシンも?」

「う、うわ・・・・色々と派手に壊しちゃって、悪い事しちゃいましたね」

今更になって、ステージギミックを少し盛大に壊し過ぎたなぁ、と反省する

「でも、アリーナの職員さんが仕掛けたなら、
 本当に誰かが関与する余地なんてないですよね」

         バキャァァ!!

 「あ!」

突然の轟音にステージ上を振り返ると、東雲達による激しい攻撃が交叉していた
『ザ・ナショナル』による攻撃をすり抜けて、まずはワンポイントという印象だ

「あ、でも、あの方向は!」

水を切り・・・上空へ跳ね上がる『マサ』を見る
プロレスのロープワークのように鮮やかなその技に思わず声を失う

「凄い・・・・・」

355 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/06(日) 23:09:56
>>352 >>354
>>353

「ですよねですよねー! 準備はおふたりとか、ユキトさんとか!
 アリーナの人がしてるんだから、変なことしてる人いたら分かるしー」

指を一本立てた。
頭には前回の試合、『ユキトさん』の顔が浮かぶ。

「でもでも、マサさんと東雲さんは違うわけですしー」

もう1本指を立て――

「それに観客さんたちはー、あたしも、氷山ちゃんもだけど、
 例えばサンズさんを中に入れようとしたら、ぜーったい止められちゃいますよねー!?」

       「今日だと、キューコさんに!」

『解説席』の方を見る。
今日はいないが、『タダヒト』による『制圧』の場面はよく覚えている。
アリーナの者たちに恐れられるキューコなら、抑止力になっている筈。

「あとは……あとはあとは、他にスタンド使いなんていましたっけ?
 あ! お好み焼き屋さんじゃないお好み焼き売りさんとか……? ……ってー!」

ふと、一瞬、一つの可能性が浮かんだ。
…………が、そこで音と氷山につられてステージの方に視線を戻した。

     「わ! 飛んだ! わーっ! マサさんすっごいハデハデなジャンプー!
      あはーっ、かっこいーっ、東雲さんに、思いっきりやり返しちゃえ!」

356 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/06(日) 23:47:24
>>353
「水切り……『水切り』ねえ」
「一言で説明できる能力ッスよ…
 ただ、挙動には…おそらく、クセも有るんスよ。
 でも上手に使うよね…派手だわ…面白…」


「……大技だけどな…たぶんお互い……『クる』ぜ 
 東雲クンも黙って受けはしれないだろうし」

「『本番』か…ここからアッサリ勝負が決まることも……
 ある………んスかね…」

まあたぶん正念場だろ…。

「…オラ〜〜塩振ったんなら早よ料理せんか〜〜〜ッ」

適当にヤジっとく。適当でごめんね。

357 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/06(日) 23:59:38
>>354(氷山)
>>355(セララ)
>「え・・・これ全部『後藤』さん達がやってるんですか?
> もしかして、私がこの前使った金網の設置とか、スモークマシンも?」

>「う、うわ・・・・色々と派手に壊しちゃって、悪い事しちゃいましたね」


     「精密機器は『吉田』さんや『山本』さんの手を借りてますが、
      あの『給水管』や『金網』の敷設は、僕達の手でやってますね」

     「正直、長くは持たないのは解ってますし、
      皆さんの『激闘』の支えになるなら、お安い御用ですよ」

『後藤』が少し自慢げにステージ設営の功績を語る。
今の一戦も『ギミック』なしでは在り得ない試合運びだ。

>「それに観客さんたちはー、あたしも、氷山ちゃんもだけど、
>例えばサンズさんを中に入れようとしたら、ぜーったい止められちゃいますよねー!?」

>「今日だと、キューコさんに!」

     「そうですね。『キューコ』さんが見逃すとは思えませんし、
      ――――ああ、いや、どうだろうな……。
      あの人、気まぐれだから……見逃したのかな……」

『吉田』が首を捻りながら、解説席の『キューコ』を見る。
序盤とは異なり、エンジンが掛かって来たのか、ちょこちょこと解説をしている。

>「あ、でも、あの方向は!」
>「わ! 飛んだ! わーっ! マサさんすっごいハデハデなジャンプー!

     「おおー、『マサ』さん。今日は一段と飛んでますねぇー!」

     「ともかく、『試合』は盛り上がってるみたいですから、
      僕達も調査を切り上げましょうか、『吉田』さん」

『吉田』と『後藤』も疑念を捨て切ってはいないようだが、
『試合』の盛り上がりに水を差すわけにもいかず、
二人に会釈をしてから離れていった。

>>356(太田垣)
>「……大技だけどな…たぶんお互い……『クる』ぜ
> 東雲クンも黙って受けはしれないだろうし」

     「うん、……でも、『ザ・ナショナル』のパワーなら、
      仮にいなせたとしても、無事には済まないはず……」

『エミカ』も試合の様子を眺めながら、固唾を飲んで『東雲』の動きを待つ。

>ALL


      ゴスゥ!

『ザ・ナショナル』の背面飛びが『東雲』を扉へと圧し潰す。
『東雲』の骨が砕ける音が聞こえ、――――『マサ』の絶叫が響く。

     「ご、がああああぁぁぁぁ!!」

     ≪『東雲』選手、避けられない!  ――――違うッ!
       敢えて、敢えて、この一撃を受けたぁ――――!!≫

     ≪『ザ・ナショナル』、背面に強烈な一撃を受けましたぁ!
       あの位置、あの位置は、――――『キドニーブロー』です!≫


『東雲』は敢えて『ザ・ナショナル』の一撃を受けながら、
その肉体を支えとし、『ザ・ナショナル』の背面に打撃を与えたのだ。
『東雲』は扉を背にして崩れ落ちる。いずれにせよ、その一撃は強烈だった。

     「ゴホッ   グッ」

     「避けずに敢えて、『ザ・ナショナル』に飛び込むたぁ、
      流石やなぁ、  ゴホッ  ――――ようやるわ……」

着水する『マサ』はもう一度跳ね上がり、緩やかに着地する。
だが、顔色は蒼褪め、尋常ではない脂汗が流れている。

     ≪ぼ、ボクシングでは『反則』の一つである『キドニーブロー』ですが、
       その理由は『骨』に守られていない『腎臓』への打撃は、
       『重症』へ繋がりかねないからというものですが――――≫

     「咄嗟の判断。たまたま、あの一撃が入ったのね。
      ――――それじゃあ、『マサ』はもう、ダウ……」

     「ま、まだやでぇ――――」

『マサ』は『ザ・ナショナル』を引き戻し、息を荒げながら立ち続ける。

358 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/07(月) 00:55:56
>>355
>>357

「うーん・・・・それもそうですね」

     『オイオイオイ、お前ラ悩ミ過ギテ試合ヲ見逃すナヨ?
      今、スッゲェ良い所ミタイダゼ?』

「あ・・・・・ッ!」

氷山が試合に目を向けた時、
丁度、『ザ・ナショナル』の攻撃に対して痛烈なカウンターが決まったところだった
『腎臓』を破壊するような強烈な一撃に、氷山は思わず呻き声を上げる

「うわぁ・・・・あの位置の一撃ってとんでもなく痛いんですよ・・・」

明智との戦いの中で似たような位置を痛めた記憶を思い出す
あの時は、正確に腎臓を狙った一撃ではなかったが・・・・
だが、今回の一撃は完璧だ 試合を決めてもおかしくない・・・・しかし

「嘘・・・・『マサ』さん・・・・」

彼は立ち上がった・・・・
その姿を目に焼き付ける様に見つめる

359 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/07(月) 22:18:52
>>357
>>358

「うそーっ、あはは、見逃しちゃうんだー!
 じゃー、多分キューコさんが見逃しちゃったんですネ」

と、短絡的に結論付けた。
 
「誰がやったのかはわかんないけど。
 うーん、変な事するヒトいるんだ……ですねー!?」

『キューコ』の思惑は分からない。
彼女は『強い』そして『東雲の試合を見たい』のは確か。
だが、それ以上については何も知らないし、
セララとしても、ステージ上が気になりだしていた。

「はーいっ、アリーナのみなさんおつかれさまでーす!」

試合は『進んでいる』
だが、『終わり』とは考えない。

「サンズさんの言うとーり、あたしも試合に集中しまーす。
 だって――――マサさん、まだまだ、まだまだやる気ですもんね!」

セララは想像できないが元気なワケは無い。
だがスタンドは『心の力』。

「東雲さんもぜったいすごい痛がってるし!
 こっから逆転もあるある! あはーっ!
 マサさーん! マサさんのかっこいいとこ、もっと見せてーっ!」

戦意が失われていないなら、この応援も無意味な言葉ではないはずだ。

360 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/07(月) 22:46:48
>>357
「おっと……立つぜ、あいつ……『根性』か?
だが東雲……あいつもかなりの『ダメージ』だ。
見世物としちゃ派手だが、本人達は堪らないだろうな」

手に持った紙コップに知らず知らずのうちに力が入り、
空になったそれを握りつぶす。

「おい、当然こいつは『死亡』はなしだよな?
誰が止めるんだ?」

361 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/07(月) 23:03:04
>>357
「うわッ 痛そ」
「やっぱ東雲クン、
 こういうとこで瞬時に叩き込むのがウマいんスよね」

「で…東雲クンどうなった?息してんスかね?」

綺麗に入ったな…終わりが見えてきたか?

「叩き込めッ やっちまえッ」

362 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/07(月) 23:32:15
>>358(氷山)
>「うわぁ・・・・あの位置の一撃ってとんでもなく痛いんですよ・・・」

『アリーナ』において『負傷』の治療は行われる。
その裏を返すならば、敗北が死に繋がる『戦場』の闘いと異なり、
戦意さえ喪失してしまえば、『苦痛』からは逃れられる。

だが、『マサ』も『東雲』も肉体を破壊されながらも立ち上がる。
己が『闘志』に嘘を付かず、己のみを輝かせるために――――

>>359(セララ)
>「サンズさんの言うとーり、あたしも試合に集中しまーす。
> だって――――マサさん、まだまだ、まだまだやる気ですもんね!」

『東雲』も『マサ』も崩れ落ちながら、その瞳は燃え滾っている。
『セララ』はその奥底にある『闘志』を信じ、声援を送る。

>>360(塞川)

       グシャリッ

空っぽになった『紙コップ』が容易く握り潰される。
両者のダメージは深刻だ。それは傍から見ても理解できる。

>「おい、当然こいつは『死亡』はなしだよな?
>誰が止めるんだ?」

     「試合会場の何処かに『バイタルサイン』を監視する『緒方』がいる。
      彼女が『危機』を察したら、その時点で試合は終了だ……」

     「―――――あそこに、『タダヒト』が来てるぜ。
      ヤバくなったら、『スパイロ・ジャイラ』が割って入るはずだ」

『湯河原』が『判定』について話し、『菅谷』が空いたコップを持つ手を彼方に向ける。
弁護士バッヂを付けた男が、『観客席』の後方で試合を注視している。

>ALL

      「ぐっ、ううおぉぉぉぉぉッ!!」

崩れ落ちた『東雲』が咆哮を轟かせ、両の脚で立ち上がった。
着衣が破れて露出した右肘が蒼く腫れ上がり、その痛々しさを物語る。

       シュゥゥゥゥ―――――

『東雲』はその身に『岩塩』を積もらせ、『マサ』へと接近する。
先程まで見せていた『スピード』は鳴りを潜め、緩やかな接近だ。

     ≪両選手、負傷を振り切って見せるファイティングスピリッツ!
       しかし、両選手のスタンドのパワーを考えるならば――――≫

     ≪決着まで、そう時間はないでしょう!!≫

     「ワイの、『最後』の試合や――――」

     「『B級』に勝てずにケツ捲るなんて、しとうなかったわ……」

『マサ』の腰が落ち、下腿が全て水中に沈む。
力尽きたのか?――――いや、違う。

     「・・・・・上等じゃあ!!かかって来いや『マサ』サンッ!!!」

       ズズズ...     ダンッ!!

     「せやけど、最後は『勝利』で笑って、お終いやぁ!
      『東雲』はん、アンタの『塩』!  もうお役御免やで!」

      バシャシャシャシャァァァァァ―――――!!

姿勢を低くした『マサ』が水飛沫を散らしながら接近する。
自身を蹴り放っての『水切り』。片足の蹴りだけで『ジェットスキー』を見せ、
片足を負傷しながらも、全力疾走に等しいスピードだ。

      「マサさーん! マサさんのかっこいいとこ、もっと見せてーっ!」

      「これが最後、何言ってるんだ……『マサ』さん……」

      「これだけの大仕掛け、残したまま『引退』する気かぁ!?」

363 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/07(月) 23:52:13
>>362

「『最後の試合』って・・・・!
 まさか、これがマサさんにとっての『引退試合』になるって言うのですか!?」

『引退』・・・・・人が何かを辞める理由はそれぞれだろう
生活様式の変化、社会情勢の変化、肉体的衰え・・・・
スタンドバトルはリスクも高いし、要因は数多く上げられる

「・・・・・ッ!」

だからこそ、迷う
マサさんの引退試合だというのなら・・・彼の『勝利』を祈るべきじゃないか、と
『あの時』とは状況も違う、マサさんは別に死んだりしない・・・・ただ辞めるだけなのだ

「が、頑張れ―――――っ! 『マサ』さぁぁ――――んっ!」

だから、氷山は応援する相手を変えた
これが『引退試合』なのであれば・・・・その『最後』には『花』を持って欲しいと思ったからだ

364 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/08(火) 00:43:20
>>362
>>363

「え!? うそーっ、最後って――――――」

          ――――『引退試合』

氷山の言葉に目を大きく開き、
突貫するマサの姿に改めて身を乗り出す。 

「――――――最後ならしょーがない、しょーがない!
 でもでもマサさん、マサさんは勝てずに終わりじゃーないでーーーす!!」

円谷はこだわりがない。
他人にもこだわりを押し付けない。
やめるときはいつか来る。

「かっこよくて強ーい東雲さんに勝って、きれーなフィニッシュですよ!
 いけいけマサさーん! やっちゃえやっちゃえ! 終わり良ければすべて良しー!」

変わらずマサを応援する。やめるときはいつか来る。そしてハッピーエンドであるべきだ。

365 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/08(火) 01:23:54
>>361(太田垣)
>「で…東雲クンどうなった?息してんスかね?」

     「お互い、死力を振り絞ってる……!
      もうすぐ、この試合が決まる――――」

『エミカ』も『太田垣』と同じ心境だ。
互いに見守る中、既に『試合』は佳境へと向かっている。

>>363(氷山)
>>364(セララ)
>「『最後の試合』って・・・・!
> まさか、これがマサさんにとっての『引退試合』になるって言うのですか!?」

>「え!? うそーっ、最後って――――――」

      「『マサ』さん、仕事がノってきたって言ってたけど――――」

      「クソッ!  まだあの関西弁を黙らせてねぇんだぞ!」

『マサ』の零した言葉は『氷山』と『セララ』だけでなく、
周囲の観客達にも波紋を広げ、動揺の声が上がっている。
それを振り切るように、二人は声を振り絞り、『声援』を送った。

>ALL

     「やはり『水切り』かァッ!!」

    グオォォンッ!
              ――――バシャァァ!!

『東雲』は下手を振るい、強烈な『鉄砲水』を『マサ』の顔面へと浴びせる。
『マサ』は止まらず、『ザ・ナショナル』は低い姿勢を伸ばし、『カエルアッパー』を打ち上げる。

      「なぁにが最後じゃあッ!諦めるのが好きなヤツらじゃのお!!」

      「わしはジジイになろうと、『ケンカ』は止めんけぇのぉッ!!」

      「その学生服がまぶしいなぁ、『東雲』はん!
       ワイも、その心意気一つだけで、挑みたかったわぁ!」

      「生きていく上で、ワイは思ったよりも背負いすぎちまったんや!
       でもなぁ、『後悔』はないでぇ! 最後の最後、このアリーナで!」

      「アンタみたいな、ゴッツイ『男』とヤれたんやからなぁ!」

右拳のアッパーを『東雲』はギリギリまで引き付けて避けようとする。
だが、『速い』。無論、『東雲』は既に『拳』を突き出した。

      「が、頑張れ―――――っ! 『マサ』さぁぁ――――んっ!」

      「かっこよくて強ーい東雲さんに勝って、きれーなフィニッシュですよ!
       いけいけマサさーん! やっちゃえやっちゃえ! 終わり良ければすべて良しー!」

      ≪『東雲』選手、僅かに速い!
        『後の先』! 既に負傷した身ではありますが、
        それでも尚、その白亜の拳は、真っすぐに『マサ』選手を――――≫

              バキャァァァ!!

      ≪顔面を、打ち据え≫

      ゴォォ――――
                    ド  ッ

『ザ・ナショナル』のアッパーが『東雲』の身体を思いっきり打ち上げた。
『東雲』を追うように『ザ・ナショナル』が水切りの反動で飛び上がり、
水飛沫を煌めかせながら、『水』から脱した一人と一体が、何者も届かぬ空にて対峙する。

       ≪――――両者、『空中戦』!≫

       「――――着水までに、試合は決する」

『鼻筋』のひしゃげた『マサ』が倒れ込み、その身を水面へと投げ出す。

366 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/08(火) 19:33:45
>>365
「…………ッ!
もう、どっちも『仕込み』はない、そのはずだ……!
最後には、『スタンド』の『スピード』と『パワー』、
そして『覚悟』が勝敗を分ける………!」

一瞬の交錯によって弾き飛び、
そして空中にて最後になるであろう激突を迎える両者に、
思わず身を乗り出して声援を送る。

「ブン殴れッ! 『東雲』ッ!」

367 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/08(火) 20:38:31
>>365
「へえ………そっスか」 


 「………ガンバ!」

何であれ、それしか言う事はない。
アツい奴らの様子を、ただ、観る。

368 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/08(火) 22:15:12
>>365

「『ザ・ナショナル』ーーー!

       マサさんにーっ!

  ・・・・
 『勝ち逃げ』させたげちゃってくださーい!!!」


一瞬の攻防に投げられる言葉は一つだ。
席から立ち上がって、空中の『交錯』から視線を逸らさない。

369 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/08(火) 22:22:32
>>365

「・・・・・・!」

東雲の語る『心意気』もわかる・・・
それでも・・・・人には『心意気』だけではやっていけない事もある、という事を
氷山は理解してしまっている・・・・だから

「『マサ』さ――――ん!
  最後なら・・・・勝って終わりにしてくださ―――い!」

だから、最後まで・・・・『終わり』の瞬間まで『マサ』を応援する事に決めた

370 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/13(日) 22:43:22
>>366(塞川)
>「…………ッ!
>もう、どっちも『仕込み』はない、そのはずだ……!

     「いや、――――『マサ』さんはアレを出していない。
      『B級』に王手を掛けた『必殺技』、……今なら出して来る!」

身を乗り出した『塞川』に倣うように、
『湯河原』と『菅谷』も金網にしがみつき、空中の接戦を見守っている。

>>367(太田垣)
> 「………ガンバ!」

     「スゴイ空中戦。お互いに一歩も譲らない……。
      あの時と同じ、滾るような熱量の中で生きている……」

『エミカ』も生唾を飲み、金網にしがみついて観戦をしている。
周囲の男達も立ち上がり、同じように金網に張り付き始めた。

>>368(セララ)
>>369(氷山)

     うおおおおおおぉぉぉぉ―――――

周囲の観客達が立ち上がり、金網へと殺到していく。
先日の試合とは違う。純粋なる『闘志』のぶつかり合いに惹かれ、
居ても立っても居られない観客達が、空にて対峙する二人に声援を送る。

そして、それは『セララ』や『氷山』も同じだ。
そう遠くない終結に向けて、力の限りの声援を送った。

>ALL

      「が、ふっ………!!」

『東雲』は白粉を散らせながらも、その両脚が扉を蹴る。

        ダァンッ!

     ≪『東雲』選手、吹っ飛ばされては終わらなぁい!
       壁を蹴った、向かう先はぁ――――≫

     ≪『ザ・ナショナル』!!  既に拳の間合いです!≫

『東雲』は『ザ・ナショナル』目掛け、組んだ両腕を思いっきり振り下ろす。

    「おどれ程の男が、んな寂しいこと言うなや!!例え『アリーナ』がなくなろうと、
     わしは『マサ』さんからの挑戦はいつでも受けたるけぇ!!」

        ガスゥッ!!

    「『ザ・ナショナル』ーーー!

           マサさんにーっ!
      . . . .
     『勝ち逃げ』させたげちゃってくださーい!!!」

    「『マサ』さ――――ん!
     最後なら・・・・勝って終わりにしてくださ―――い!」

    「見っともねぇ終わらせ方にするんじゃあねぇーぞ!」

    「最後の最後、カッケェところ見せろっつうの!」

      うおおおおおおぉぉぉぉ―――――

    「───花を、持たせるつもりはねぇわぁッ!何度でも、奪いに来いやァァァッ!!」

    「上等やぁ、この拳で――――最後を飾ったるわあ!」

両者の拳が激突する。力に劣るも、両脚を付けた『東雲』と、
力は勝るも、空中故に力を伝えきれない『ザ・ナショナル』。
この空中戦。この状況下において、両者のパワーは互角。

          バシュルルルルルゥゥゥゥ――――!!

    ≪あ、あれは……水中の『有刺鉄線』!!≫

    ≪飛び上がったその『衝撃』が水を伝わり、
      『有刺鉄線』を押し退け、跳ね飛ばしたぁぁぁ――――!!≫

激戦で千切れた、六本の『有刺鉄線』が左右正面三方向から伸び上がり、
宙を舞う『東雲』を絡め取らんと、『ザ・ナショナル』を透過しながら躍りかかる。

    「――――あの一戦で『ニコン』を追い詰めた『必殺技』、

      サーペンティン・プリズン
     『 大 刑 蛇 締 監 獄 』。……これが決まれば、空中での脱出は不可能ね」

『監獄』と称された多方向からの拘束の功績を、『キューコ』が静かに告げる。
狙いの甘さを『本数』でカバーし、すぐにでも『東雲』の四肢に絡み付くだろう。

    「空中に逃げ場はあらへんで!
     ――――『東雲』ェ、この一撃が西からの土産や!」

『マサ』は朦朧としながらも、『東雲』を見据えている。
『腎臓』のダメージが酷い。持って数秒、その程度か。

371 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/13(日) 23:16:11

『有刺鉄線・・・・! ナルホド、「マサ」ノ奴考エタナ!
 最後の衝突ノタメニ、アンナ場所ニ隠シテヤガッタノカ!』

「逃げる隙間を絡めとる『最後の奇策』・・・・!
 これが決まれば――――――」

『マサ』の放つ最後の策・・・・
その攻撃が上手く決まる様に、両手を握りしめて祈りを捧げる

372 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/13(日) 23:57:43
>>370
 「ウオッ スゲッ…」

マサは……もっと…『セコ』い闘い方も出来るはずだ……
なのに…相手と『対面』し、『大技』を使う…
東雲は逃げない。真っ向から受ける。
知ってるぞ。…ファイター共の特有の奴だ。

「そうか…エミカ…そうなんだな…

 …熱量
 …『心の滾り』に… なるほどね…」

「…従っちまうんだな 皆」

クールじゃいられないんだ。
崩れるように椅子にもたれかかり。
金網に殺到する観客を見下ろす。
あの男を見る。

「 必殺技…だが東雲は止まらない」

俺はなぜだか『確信』してしまった。

373 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/14(月) 02:48:37
>>370

「なにあれーっ!? すごーい! 『必殺技』ー!?
 マサさん――――マサさーん!!」

『意地』だけで立っていたのでは無かった。
『まだ残していた』のだ。この瞬間のために。

「マサさああーーん!! 勝ってーーーーー!!!!」

セララはずっと勝ちを応援していた。
だから最後の瞬間まで、『西』の男の名を叫んで決着を見上げる。

374 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/14(月) 21:16:24
>>370
宙を舞う『有刺鉄線』に、自らの見込みが甘かった事に気づいた。
この『マサ』という男は………。

「『跳躍』の動きがそのまま、次の一手になっている……!
これが、このレベルの攻防が出来ても『Cランク』だってのか……!」

「だが奴のダメージも大きい。
この攻撃、切り返せなくとも凌げば……!」

375 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/18(金) 23:25:20
>>371(氷山)
>>373(セララ)
>『有刺鉄線・・・・! ナルホド、「マサ」ノ奴考エタナ!
> 最後の衝突ノタメニ、アンナ場所ニ隠シテヤガッタノカ!』

『東雲』を絡め取り、その剛腕を最大限に活かすための『トリック』。
その成功を『氷山』は祈る。最後の奇策は、無事に決まるのか……。

>「マサさああーーん!! 勝ってーーーーー!!!!」

『セララ』は高い声を荒げ、『マサ』に声援を送った。
周囲からも声援が飛び交い、『マサ』への期待が止まない。

>>372(太田垣)
> …熱量
> …『心の滾り』に… なるほどね…」

>「…従っちまうんだな 皆」

『スタンド』には『持続力』や『射程距離』が存在する。
――――それ以上に、『認識』という制限がある。
誰にも見えない力は、誰にも賞賛されない。
それを活かす場は現代社会には存在しない。

町の外れの地下に押し留められた『アリーナ』も、
人目には映らず、衆目には通じず、――――だからこそ、熱狂を生む。
押し殺された『力』の奔流は、一晩で誰もを『ヒーロー』にする。

>「 必殺技…だが東雲は止まらない」

――――誰もが『マサ』の勝利を望む中、『太田垣』は理解していた。

>>374(塞川)
>「『跳躍』の動きがそのまま、次の一手になっている……!
>これが、このレベルの攻防が出来ても『Cランク』だってのか……!」

        Bランカー
     「『海の壁』は分厚く遠い……。
      だが、そこで終わる俺達じゃあない」

     「『菅谷』も『マサ』さんも、……あの『東雲』もだ。
      この激戦を制するならば、『東雲』は壁を超えるやも知れんぞ!」

激情が支配する『アリーナ』の中、冷静に事態を見届ける『塞川』。
『湯河原』も汗ばんだ手を握りながら、試合の趨勢に目を離せない。

>ALL
     「─────チィッ…『ザ・ナショナル』!既に用意しとったんかッ!」

迫る『有刺鉄線』が『東雲』の四肢に殺到し、両腕に喰い込んだ。
中空に浮かぶ『ザ・ナショナル』が大きく拳を振りかぶる。


     「マサさああーーん!! 勝ってーーーーー!!!!」

     「これで終わりなら、西の生き様見せろっつうの!」

巨岩をも砕く撃腕が、『東雲』の胴体へと襲い掛かる。

     「この一撃、網膜に刻んだるわァァァ―――――!!」

     「うおおおおぉぉぉぉぉぉッ!!!」

拳に巻き付いた『有刺鉄線』は、『岩塩』の解除によって緩む。
『ザ・ナショナル』の首元へと伸びる掌が、僅かに届かない。が――――

            ギュゥゥゥ――――ンン!!

     ≪『東雲』選手、ここで『加速』ッ!!
       な、なんで『空中』で、身体が伸びて――――≫

     「伸び切った『有刺鉄線』を、手繰って引き寄せた……」

『東雲』が腕を伸ばし、身体が捻じれた時、
体躯の回転によって伸びた腕、掌が『ザ・ナショナル』を掴み、

          i /
         力  ギャァァァンッ!!

その頭突きが『ザ・ナショナル』の顔面を叩き伏せる。
『ザ・ナショナル』の拳は『東雲』の脇腹を抉るも、

           ガスッ
                   ゴスッ!!

頭突きの一撃一撃が、『マサ』の花道を枯らしていく。
『マサ』の鼻柱が捻じれ、息も絶え絶えになりながら、
『ザ・ナショナル』は両腕を『ザイオン・トレイン』に組み付け、

     「上等やぁ――――
      絶対に、離さへんでェェェ――――!!」

          ヒュォォォォォ―――――

『ザ・ナショナル』の両腕が『東雲』の胴体を締め上げる。
粘り気を帯びた脂汗を流し、『マサ』は全歯を食いしばって猛攻に耐える。
無論、それは『東雲』も同じだ。互いに組み合い、床へと落下していく――――


          バッシャァァァァァ―――――ンンッ!!

376 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/19(土) 03:00:30
>>375

「わーーーっ!! すごいすごいすごい!!
 あれってどっちが勝ってるの!? 氷山ちゃん分かる!?」

       「やばーい!!落ちちゃう!!
        マサさーーーーん!!!」

壮絶な空中戦、いや、空中での肉弾戦が、
決着したのであろう、ということは分かった。

身を乗り出して、水飛沫の先を見たい。
マサの花道が通ったのか?
それとも東雲の漢気が上回ったのか?

「――――どうなったの、どーなったのー!?」

           あとは――決着を見届けたい。

377 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/19(土) 10:00:03
>>375-376

「ああっ!」

大胆で派手な『空中戦』の後、戦いは泥臭い『接近戦』に移った
お互いに拮抗しているように見えるが、戦況はやはり・・・・

「一見すると五分五分のようにも見えますが
 体勢を考えますと・・・・東雲さんの方が」

隣に立つセララに戦況についての所感を伝える
自分の応援していた『マサ』は、今まさに『負け』の瀬戸際に立っている、と

「『マサ』さん!」

だからこそ・・・・最後に伝えたい応援の言葉がある

「『悔い』の無い戦いを!」

378 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/19(土) 19:23:17
>>375
「やっぱりな… 東雲クン!
  …………やるじゃねーか!!!!」

リングに向かってで大声で褒めておく。
根拠のない確信はあったが、
不安もあったっちゃあった。よかった。

 「……もつれこんだっスね 
  あとは『意地』と『運命』スか… たぶん策は品切れだろ…」

 「勝利の女神はどっちに微笑むやら…
  ………(それっぽい事言ったぜ!というドヤ顔)」

…椅子に深くもたれかかったまま、
冷えちまったお好み焼きを齧る。
結局これは『大阪風』なのか『広島風』なのか?
自分には…俺にはわからない。
もうノンビリ観戦で見届けるモード。

   ムシャ

 「…うん…納得はできたっス
  できたが…よくやるわ 
  頑張るなあ 彼ら」

 「アツいね」

379 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/20(日) 22:16:49
>>375
「水場へと落下したッ!
つまり、奴の『能力』が来る。
『ザ・ナショナルズ』の……『撥水』とでも言うべき『能力』ッ!」

(何が来る……? だが、決着は近い。
密着した場は『パワー』がモノをいう。
そして『水場』……こいつは、きついか………? 『東雲』ッ」

380 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/21(月) 22:56:28
>>376(セララ)
>>377(氷山)
『セララ』は『金網』越しに繰り広げられる、二人の闘いを見守る。
互いに全力を振り絞った熱戦。両者の息も絶え絶え、勝ち残るのは誰だ。

>「『マサ』さん!」
>「『悔い』の無い戦いを!」

そして、『氷山』は健闘を祈るように声援を上げた。
両腕のベアハッグを極める『ザ・ナショナル』だが、
その威力が乏しいのは明らかだ。――――全力が出せるのならば、
既に『東雲』がオチていてもおかしくはないからだ。

>>378(太田垣)
>「…うん…納得はできたっス
>できたが…よくやるわ 

> 「アツいね」

     「うん……。来て、良かった……」

『エミカ』も伏せがちだった目を見開いて、試合を観戦している。
獣性のぶつかり合い、撃的なる闘いが間もなく終わろうとしている。

>>379(塞川)
>つまり、奴の『能力』が来る。
>『ザ・ナショナルズ』の……『撥水』とでも言うべき『能力』ッ!」

     「ああ、『水場』まで息が持てば、『マサ』さんが……」

     「――――甘いッ、つうの。
      二人とも『余力』を残しちゃあいねぇ……」

     「二本の脚で立てるのは、一人だけだぁ!」

『撥水』のスタンド能力に一縷の望みを賭ける『湯河原』だが、
『菅谷』が断言する。――――この試合、決着は間近だ。

>ALL

       バキャッ!   バキィ!

          ボヒュォォォ――――

『ザ・ナショナル』の両腕が、一段深く喰い込んだ。
『肋骨』の粉砕。その結果であるのは明らかだった。
『東雲』の呼気が搾り取られ、現世を惜しむ断末魔のように響き渡った。

      「マサさーーーーん!!!」

      「どっちだッ!?   どっちが残るんだッ!?」

      「東雲クン! …………やるじゃねーか!!!!」

観客達にも、『セカイ』にも、その結末はまだ誰にも解らない。
『東雲』と『マサ』、両者の内に残る『闘志』こそが行く末を決める。

      「そのままブッ倒れろやァッ!!」

――――『東雲』の炎は消えていない。
『ザ・ナショナル』の鼻っ柱を目掛け、

           ゴスゥ!!

その額を叩き付ける。
『ザ・ナショナル』のヴィジョンが罅割れ、『マサ』の両膝が崩れ、

          バッシャァァァァァ―――――ンンッ!!

       ≪ああ、これはぁ―――――!!≫

水音と共に、『セカイ』の電子ボイスが響き渡る。
『東雲』の太胴を締め上げていた『ザ・ナショナル』が消える。
そして、『マサ』もまた、自らが産み出した水の底へと倒れ込む。

      ≪し、試合終了です!!≫

給水口からの放水が止まり、水がじょじょに引いていく。
何処かの排水口が稼働したのだろう。扉は閉ざされたままだ。

      ≪勝者は、――――『東雲』選手です!
        水中から空中への激闘、ゼロ距離での攻防!
        決して『有利』とは言えないステージでの奮闘は、
        ……見事な『終幕』を飾りました!≫

      ――――― パチ
                     パチッ

『セカイ』の実況が終わり、小さな拍手が聞こえる。

381 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/21(月) 23:31:56
>>380

「あ・・・・ぁ・・・・!」

鈍い音とともに『ザ・ナショナル』が叩き割れ、その姿が急速に薄れていく・・・
最後に立ちあがっていたのは『東雲』であり、この瞬間に『勝敗』は完全に決した

      ≪し、試合終了です!!≫

試合終了の合図が聞こえる
『マサ』は最後までやり切ったのだろうか? それはわからない・・・・
やがて、『東雲』の勝利を讃える様に小さく拍手が上がる
氷山はその音を聞きながらも、どこか現実感のない感覚で闘技場を眺め・・・・

     パァァァンッ! バチバチバチバチバチッ!!

『オイオイオイオイオイ――――ッ! お前らヨォォ―――ッ!』

そこに一際大きな破裂音が鳴り響く
『エド・サンズ』がその強力なパワーで大きく手を叩いた音だ

『決着ガツイタンダゼ!? お互いニ一歩モ退カネェ凄ェ試合ダッタ!
 ダカラヨォォォ〜〜〜! 讃エヨウゼッ!』

『「最後」マデ良い勝負ヲ見セテクレタ「マサ」ト!
 「最後の最後」ニソレヲ上回ッタ「東雲」ヲヨォォ〜〜〜〜ッ!』

「・・・・・・・ッ!!」

「そうですよ!」

      バッ!

          パチパチパチパチ!

自身のスタンドに喝を入れられたかのように氷山の顔が上がる
そして、勝者である『東雲』を讃える様に大きく拍手を上げた

382 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/21(月) 23:38:54
>>380
「勝った……………のか。
正に『死闘』だったな。
勝敗を分けたのは………いや」

誰にともなく呟くが、一旦言葉を切って、二人へと拍手を送る。
分析や御託は、今は無粋だろう。

383 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/22(火) 00:14:32
>>381

激突の果て、最後に立っていた男の姿は――

「あーっ!! 『ザ・ナショナル』がいなくなっちゃったー!?」

         「てことはてことは」

「わーーーーっ、東雲さんの勝ちだー!
 あーあ、マサさん、これで負け逃げになっちゃいましたよー!
 あたし、なんか悔しーです! でもでも、今回もすっごい楽しかったーーー!!」

応援していたのはマサだが、
楽しんでいたのはこの試合そのものだ。
 
「あはーっ、マサさーーん!!
 最後まですっごいすごかったよ! ありがとネーっ!」

      パチパチパチパチパチパチ!

「東雲さんもー、『男気』! かっこよかったでーす!!」

表情を心に満ちる笑いで満たし、
『去りゆくもの』と『先に行く者』の花道を、拍手で飾る。

384 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/22(火) 02:19:30
>>380
お互いもうボロボロだってのに、殴り合う男たち。
水溜まりでもつれあい、能力戦もなにもあったもんじゃない。
周囲を見回す。惜しみない笑顔と拍手。
男、女、キッチリした奴、怪しい奴、俺と同じくらいの年頃の奴、
お客の皆々様もわざわざ物見遊山に
こんな『裏』ッ側の世界までいらっしゃる変わり者達で、
さぞいいものが見れたのだろう、ずいぶん滾った顔をしてらっしゃる。
金網では遮断することのできない闘いの世界に引き込まれている。
なんだ? 熱だ。人を引き付けてやまない『迫真』だ。


「そうスね… 俺、いいもの見れた 
 ほんの僅かに……でも確かに……」

より知ることができたんだと思う。すこし熱くなった頬に手を当て、

「…エミカ、お疲れ。
 怖かっただろうに、でもちゃんとここまで歩いてこれたんだな
 いいもん見れた?そりゃ良かった。
 しっかり食うんスよ マッチメーカー気取りの男は疑ってかかれな…
 ……?何を言い出してるんスかね自分は……
 ………うん…今日はありがとう」


「…東雲……お疲れさん。
 こんな事よくやるよ… あんときだってそうだ
 歯を食いしばって、絶対に譲らない。
 相手が誰だろうと拳が揺るがない…
 …強いぜ、お前ならなれる…チャンピオンとか、何かに…
 ……本当に、おめでとう」


俺はいつのまにか立ち上がっていた。軽く手を叩こう。
リングを1…2…3……秒見つめ。
……帰るか。じゃあな。

(返事とか呼び止めとかなかったらマジ普通に帰る!)

385 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/23(水) 23:47:14
>>381(氷山)
>>383(セララ)
『塵手水』とも聞き違える程の、『エド・サンズ』の強烈な拍手。
その爆竹にも似た音の弾けに背を押されるように、
周囲の観客達も『拍手』を響かせ、『声援』を送っていく。

>>382(塞川)
>勝敗を分けたのは………いや」

『塞川』は何を告げるもなく、二人へと拍手を送る。

>>384(太田垣)
『金網』を越えて伝わる激闘の熱、それが『太田垣』の頬を焦がした。
『エミカ』に別れを告げ、『東雲』に健闘を伝え、
『太田垣』は『観覧席』から去っていく。

>ALL
全力を振り絞った『東雲』はその場に立ち尽くし、
彼を称えるように『拍手』が鳴り響く。

    『オイオイオイオイオイ――――ッ! お前らヨォォ―――ッ!』

    『決着ガツイタンダゼ!? お互いニ一歩モ退カネェ凄ェ試合ダッタ!
     ダカラヨォォォ〜〜〜! 讃エヨウゼッ!』

    『「最後」マデ良い勝負ヲ見セテクレタ「マサ」ト!
    「最後の最後」ニソレヲ上回ッタ「東雲」ヲヨォォ〜〜〜〜ッ!』

    「あはーっ、マサさーーん!!
     最後まですっごいすごかったよ! ありがとネーっ!」

      パチパチパチパチパチパチ!

    「東雲さんもー、『男気』! かっこよかったでーす!!」

『東雲』と『マサ』、激闘を終えた二人にエールが送られる。
拍手の音が波打つように広がり、それに負けじと観覧席から声援が飛び交う。

    「『東雲』ェェ――――!!  気合い入ったぞォォ――――!!」

    「最後の最後まで、アツい殴り合いだったっつうの!」

          わああああぁぁぁぁ―――――

接戦を称える野太い賛辞が鳴り止まぬ中、
『キューコ』は無線マイクを手にし、『東雲』へと放り投げる。

    「――――『勝者』は立ち、『敗者』は倒れる。
     ……『トウグモ』、言葉がなければ『マイク』を捨てて」

386 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/24(木) 04:02:27
>>385

「あははーっ東雲さん東雲さーーーん!
 マサさんに勝ったんですからー!
 フィニッシュはかっこいーあいさつで閉めちゃってよー!」

文字通り拍手を惜しまず、
そして声もまた惜しまない。

「あー楽しかった楽しかった!
 ネ、氷山ちゃん! サンズさーん!
 今日もあたし、見に来てよかったなーって思いまーす」

『設営の謎』こそ僅かに残ったが、
セララにとってはそれはもう些事。
マサの敗北も悔しくはあるが――――『見に来てよかった』。

              ・・・あとは勝者の言葉だけ、聴いて帰ろう。

387 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/25(金) 00:23:57
>>385-386

「そうですね・・・・セララさん」

東雲の勝利にテンションが変わらないセララとは対照的に
氷山の方は拍手こそ盛大に上げているもののコメントのテンションは低い
切り替えるにはまだ少し時間がかかりそうだ

『悪イナァ、嬢ちゃん!
 あきはノ奴、ドーヤラ、「マサ」ノ奴ニ随分ト肩入れシチマッタミテェデナ!
 マッ、オモシレー戦いハ見レタンダ!
 コノママ楽シイ気分デ終わりニシヨウゼ!』

『設営の謎』に多少気がかりは残るものの
試合を見る限り、特にこの戦いに影響を与えていないようだし
それ以上に、白熱した試合を見た事に気を取られているため、考えは及ばない

388 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/25(金) 21:04:55
>>385
「そして『マイクパフォーマンス』か……
しかし、あの実況……何考えてんだ?」

不満げに呟いて、椅子に深く腰掛けて『東雲』の言葉を待つ。

389 『その拳はデルタを描く』 :2021/07/07(水) 21:44:16
>ALL

     スゥゥ

『東雲』はマイクを手にし、握り締めた。
倒れ伏した『マサ』の語りを踏襲するように、叫んだ。

>「・・・・・・仕方ないのォ!『マサ』サンの遺言とあっちゃあ、何も喋らんわけにはいかんけぇ!」

>「勝ったのは、わしじゃあッ!!…つまり、本当に美味いんは『広島のお好み焼き』っちゅうことじゃ!」

       うおおおおおぉぉぉぉ――――

観客席から勝者を称える声援が響き渡る。
その地鳴りにも似たファンファーレを全身に浴びながら、
『東雲』は最後の力を使い果たし、ゆっくりと床へと倒れていく。

――――こうして、今日の試合はこれにて幕を下ろす。


氷山『エド・サンズ』
太田垣良『ザ・サードマン』
円谷 世良楽『リトル・スウィング』
塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』  →  『お土産』として『もみじタコ焼き』を持たされる。

『もみじタコ焼き』:
まるでこの勝敗を予期したのか?
『掌』にも似た『もみじ饅頭』の分厚い生地に収まる『タコ足』。
『拳』にも似た『タコ焼き』の中には甘しょっぱい『塩餡』が込められる。

390 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/08(木) 21:47:03


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『揺蕩う紫煙は変毒為薬』


――試合、『観覧席』。

アリーナの試合会場は、基本的に『満席』が当然な、観客の熱気に満ち溢れた狂熱の戦場であるが、弱小派閥の、まして『午前』の部――即ち、一日の『前座』ともなれば、観客席に空きが生まれる可能性がある。
相撲で言えば、序幕同士、競馬で言えば第一レース。スター選手が出るわけでもない。
楽しむものはいるだろうが、それを本命とする客は少ない。それが、弱小派閥の試合であった。
試合を待つ客たちの『賭け』に伴う熱気も『超常の闘争』に対する渇望も、通常の『アリーナ』に比べれば希薄と言ってもいいだろう。
故に――客席が『穴ぼこだらけ』になることを阻止する為に、最中派閥は一計を案じた。

「いいことを思いつきました、ワタクシの派閥の宣伝も兼ね、アリーナに纏わるスタンド使い達を『招待』してしまいましょう!」

それは、『他派閥』の誰かかもしれない
あるいは『仕事』を受けた経験のあるスタンド使いかもしれない。

いずれにしても、『穴ぼこ』を埋めるためにチケットは撒かれた。
――『七割』程度は、席が埋まっていた。

(基本的にこちらでのアクション、歓声を『拾う』と言う形で進行いたします)
(『アリーナ』に関係した事があるキャラクターであれば、チケットが送られている可能性がありますので登場制限はありません。『派閥』キャラとか出ても面白いかもしれません)

――もしも、誰か『招待』を受けているのなら。
2mの『鉄壁』に囲まれた戦場に足を踏み入れた戦士たちの姿を、周囲上方に設置された席から見たことだろう。
そして、今。

戦いの始まりを、見ることだろう。

391 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/08(木) 22:46:32
>>390

「一抹くん!?」

 焦げ茶の髪を背中に流した少女――七篠が『アリーナ』にやってきたのは『チケット』が――以前仕事を受けたコネによるものか――届いたからだ。
 埋まりきっているともいえない会場へやってきた七篠は驚いた。
 リングに現れたのはよく部屋に遊びに来る少年の姿だったからだ。

――『アリーナ』の人と仲良さそうだったのはこういうことなんだ…。

 不思議と納得した七篠は声を張り上げる。

「一抹くん、頑張ってくださいー!
 怪我しないでー!」

392 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/08(木) 22:57:17
――柱の影に隠れたヨーマは、物憂げな様子で『石柱』に『副流煙』を吹きかけている。
煙草を指で摘んで紫煙を吐く姿は、男装も合わさって色っぽさがある。

『実況』はそれを叫ばない。一抹の『仕込み』をヨーマに伝えるように叫ばないように。
ただ、『観客達』だけが互いの行動を理解している。

393 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2021/07/08(木) 23:19:41
>>392

「以前、僕が見た『アリーナ』と違って・・・」

休日の午前、普段であればスーツを着ていたであろう三刀屋の服装は
TPOを合わせて紺のスラックスに明るい色合いのポロシャツという出で立ちとなっていた

「随分と『退廃的』な雰囲気の会場だ
 あの少年と、煙草のお姉さんが闘う訳みたいだけど・・・・
 まあ、『スタンド使い』に年齢差は関係ないらしいけどねぇ」

ふと気づくと少年の友達らしい女の子(>>391)の声援が聞こえた

「うん! それじゃあ、僕も少年の方を応援してみようかな
 がんばれー!『イチマツくーん』!」

394 鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』 :2021/07/08(木) 23:23:04
>>390

竹刀袋を背に負った、学生服姿の少年が『アリーナ』を訪れた。

「…『タダヒト』さんの派閥とは、違うようだ」「これが『アリーナ』の試合か」

『スタンド使い』の戦いを間近で観られるのは、貴重な経験だ。
自分はこれからも『スタンド』を用いて戦う事が想定される。ならば、その経験はきっと役に立つ。
そう思って届いたチケットを手に、ここまで来たのだが。

「─────、一抹くん」「まさかキミが」

年下の友人が、『アリーナ』に選手として出てきている。驚きはあるが、しかし同様に、共に修羅場を潜り抜けた彼への信頼もある。
ここは一旦席へと座り、成り行きをまずは見守ろう。

395 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/08(木) 23:59:57

彼には見えなかったであろうが『君達』には見えた光景がある。
『掘削』『破壊』の最中――ヨーマが煙草を一本『捨てて』、新たに『火を点けた』事。
そして、『破壊』の後――「モクァ!」――ヨーマが繰り出した攻撃は、たった一発の「打撃」であったこと。

――おい、あれ、A相当じゃねえのか……

そんなざわめきが、一部の客席から漏れる。
――観客たちは、湧き始めた。

396 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/09(金) 00:24:47
>>395

「きゃっ」

 七篠の喉から小さく悲鳴が漏れる。
 女性が石柱を砕いたのを見て、思わず出たといった様子だ。

――……『リルトランク』じゃ、絶対にこんなことできない…。

 『リルトランク』は七篠と大差ない力しか持っていない。こんな風に『石柱』を一撃で破壊するなど到底不可能だろう。
 『オジロ』の時に『バイク』(スタンド能力)に轢かれそうになった七篠だが、それと同じくらいの力(パA)に見えた。

「『バイク』みたい…! 一抹くん、避けてっ!」

397 鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』 :2021/07/09(金) 20:41:35
>>395

「ふむ。『タバコ』を用いて、身体能力を向上させるタイプの『スタンド』か…?」
「だがあの『パワー』に『スピード』…真っ向勝負では、流石の『インダルジェンス』でも少々分が悪いか」

だが『スタンドヴィジョン』は出していない。あるいはそれとも出せないのだろうか?
人間の得意な技能に限界があるように、人間の精神が生み出す『スタンド』にも同じく得意不得意がある。
極めて強力な能力を振り回すスタンドは、ヴィジョンを持たないこともある。
それも人間同様、たまに万能の天才とも言うべきスタンドもあるだろうが、
例外を最初に考える意味は薄い、と自分は考える。
ならば、正面のスペックで一抹くんが押し負けていても、勝ち筋は必ずあるはずだ。

「一抹くんッ!相手は強烈なパワーだ、『直撃』は避けるんだ!」

398 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/09(金) 22:38:54

攻防――炸裂。
双方の流血――観客からも興奮が流れ出す。
智謀策謀、そして暴力――応酬の果ての鮮血こそが、アリーナを彩る原初の美しさ。
君達の声は、『瞬間』の攻防故に間に合わなかった。しかし、思いは届いたはずだ。
興奮の中で掻き消える事無く、真っ直ぐに。
そして、歓声の中、異なる『興味』を感じさせる声もある。

「少しは盛り上がってきたな」

白黒の『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た、硬そうな雰囲気を持つ女である。
眼鏡の奥の吊った瞳には、興奮は無く、代わり『興味』がある。

「『似たタイプ』と見えなくもない『筋肉の偽神』を呼んだ方が盛り上がる試合になると思っていたのだが……なるほど、『拾い物』にも福があるか」

くすりと笑みを口元に浮べる女は、楽しそうに試合を見ていた。

399 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/09(金) 23:15:44
>>398

 血が舞ったのを見て七篠は一瞬目を伏せた。
 ヨーマも、すこしだが一抹も。どちらからも出血があったのだ。
 『オジロ』と戦った後や『寮』に戻ってきたときにボロボロだった一抹が思い出される。

――そんなことに、ならないで…。

 七篠は祈るような心地で試合を見続けている。

400 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/10(土) 00:59:45

スタンド名の開示に湧く中で、異なる空気を纏った女がいる。
白黒の『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た、硬そうな雰囲気を持つ女。
眼鏡の奥の吊った瞳の先には『闘技場』の死闘と共に、スマートフォンに映るとある女の『データ』が映されている。

「百目鬼小百合」

ぼそり、と呟かれたその名は、ヨーマの対戦相手から『外された』女の名前だった。

「能力のトリガーが露骨なヨーマでは、決して『勝てない』女だ。『端と端』で試合をスタートさせたとしても、ヨーマが『二本目』に行くことはないだろう。万が一勝つにしても、短期」

女は溜息を付いて首を振った。

「それではつまらん……『決着』の後も、面白くはならないだろうしな」

その時、ふと、何かを思い出したかのように、薄い笑みを浮べた。

「もっとも……『鬼の小百合』を呼ぶ度胸は、ないだろうな……」

401 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/10(土) 11:42:06

燃える妖魔、待つ白髪鬼
迫る激突に息が飲まれる会場内でで、異なる空気を纏った女がいる。
白黒の『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た、硬そうな雰囲気を持つ女。
眼鏡の奥の吊った瞳の先には『闘技場』の死闘の最中、。

「さて、どうなるか」

ぼそり、と呟かれた言葉には、疑問と――期待が籠もっている。

「仕切り直しの途端に、最終章だ。泥仕合が避けれた事は、ありがたいが……」

女は足と腕を組み、迫る激突を注視する。

「ヌードマッチか……なったらなったで客は湧くだろうが……」

そして、溜息が漏れた。

402 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/10(土) 12:03:05
>>401
「ぜ、『全裸になろうとも』!?」

 七篠は衣装を燃やしたヨーマと、レフェリーの言葉に驚愕する。
 そして一拍遅れて響く野太い歓声にびくっと身体を震わせる。

――男の人って、そんなに『好き』なの…?
――一抹くんはまだ中学生なのに…悪影響がありそう…。

「……一抹くん! 早く勝って!」

403 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/10(土) 14:28:48

迫る終焉に息が飲まれる会場内でで、異なる空気を纏った女がいる。
白黒の『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た、硬そうな雰囲気を持つ女。
眼鏡の奥の吊った瞳の先には『闘技場』の死闘の最中、彼女は一人、立ち上がった。

「鬼の小百合への万が一、彼はそれに気付けなかった」

ぶつり、と呟かれた言葉、彼女の瞳には、とあるもしもが映っていた。

「ヨーマの煙は『スタンド』をも劣化させる……『警棒』も、強度を下げてしまえばヨーマを砕く威力は無く、『持続力』を下げられれば……正確な能力の持続時間と、『最高速度での連続行動時間』を把握できない隙を付ければ……本体も、若くはない……喫煙癖も『解除条件』への到達を難しくするだろう」

つぶやきながら、女は『前』に向かう。鉄に覆われた、超常の鉄火場に。

「物質の変性と自己強化――あの偽神とヨーマの能力は、性質は異なるが『似ている』。ぶつかりあえば、どちらが勝ったことか」

つぶやきながら、彼女は歩く。
戦いは、すぐに終わる。彼女の仕事は、これから始まるのだ。

404 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/10(土) 15:19:21
>>403

 『副流煙』が身体にも物にも効果を及ぼすという言葉を聞いて七篠の脳裏にはすこし前の攻防が思い返された。

> 『慈悲の刃』は『副流煙』に触れ――直後、巻き上がった『砂塵』によって『副流煙』は掻き消えた。

――もしかして、一抹くんのスタンドももう…劣化してる!?

「一抹くん! ダメ!
 『もう劣化してる』!『副流煙』を浴びてるの!」

405 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/10(土) 17:29:27
「……え、この歓声の『意味』って…」

 七篠は周囲の野太い歓声に気圧され、青ざめながらリングを見ている。
 時折目を逸らそうとしながらも、心配から見ずにはいられないようなそんな曖昧な様子だ。

「い、一抹くん、だめですよ!?
 えっちなのは…!」

 一抹もまだ年若く、そういう年齢だ。
 興味を持っている可能性があると理解しながらも、七篠は制止するように声を上げる。

406 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2021/07/10(土) 17:41:43

「うわー・・・・凄い事になってきたねぇ」

周囲に満ちる男達(いくらかの女性も含まれているが)の歓声
これから行われようとしている『ショー』が彼らの期待を煽っているのか
三刀屋は幾分か距離を置いて彼らを見ていた

「この前見た『試合』と比べて、だいぶ性質が違うみたいだ
『アリーナ』といっても、組織の雰囲気は派閥によって全然違うようだし
『ここ』の売りはこんな感じ・・・・というわけだね」

無論、三刀屋とて男として目の前の光景に興味がないわけではない
だが・・・・流石にこの惨劇で興奮するというのは、流石に大人としての倫理観が許さない
近くに高校生くらいの少年少女達がいる事に苦笑しながら、
客席を含めた会場全体を俯瞰して見ている

407 鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』 :2021/07/10(土) 20:59:54
「…勝負は『一瞬』だったな」

他の『アリーナ』の試合を見たことはないが、ここまでの短期決着は珍しいのではないか。
一抹くんの肉を切らせて骨を断つスタイルが故か、それとも敵スタンドの持続力か。
あるいは、何かしらの興行的な理由があるのだろうか。
何にせよ、一抹くんは無事に勝利することができた。ほっと胸を撫で下ろす。

「しかし、この『アリーナ』は………」

『興行主』も、『選手』も『観客』もそれを求めているなら、部外者の自分がどうこう言うつもりはない。
水商売も同じく、個々の需要と供給が成り立ち、法律に反することがなければ問題はないのだろう。
ただ個人的な好悪の話ならば、好きではない。

一抹くんの返事は想定内であるが故に、驚かない。
選手の出てくる場所はどこなのだろう?そこで彼を待って、勝利の記念にご飯でも奢るのもいいか。

408 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/10(土) 21:27:52
>>407 ほか 皆様に

『ウェー……』

スタンド使いである君は、君達は、呟くように漏れたその『声』を聞いたかも知れない。
アリーナの客、『全員』がスタンド使いという訳ではない。その様な油断をしているのだろうか?
君が、もしも声の『方角』を見たのならば、珍しいモノを見るだろう。
サイケデリックで毒々しい『斑色』の髪をした少女である。
少女は清月の制服を着ているが、夏服である事を見ても、随分とスカートの丈が短い――改造制服だ。
異形の制服を着た彼女は、スタンド会話で誰かと会話しているようだ。

『なに? あーしの対戦相手来たの……うぇっ……“リピーター”っしょ?……やだなぁ……あーし、今出てる子みたいのならともかく……あー、もうあそこ入ったの? 確か……』

彼女は、スタンド会話で『倉庫近くの駐車場』の場所を告げた。

『そうそう、そこ……もう入ったんだ。ウチらの派閥、あそこしか行き帰りの送迎車置けないからなぁ……はーはいはい、解りましたよ、主演女優のあーしも準備しますよっと』

その念話と共に、拍手に包まれる周囲を尻目に、彼女は席を立った。
――行き帰りの送迎車が来る『場所』を君は知った。
『リピーター』は既に到着しているので、鉢合わせることはない。だが今、向かえば、喝采を浴びている勝者の帰り道に『出会う』事は可能だろう。

409 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/10(土) 22:08:16
>>408

 七篠は聞こえたスタンド会話を頼りに、一抹が来るであろう送迎場所に向かった。

――勝ったのはいいけど、また危ないことしてた…。
――それに、『こんなところ』に『わかって』来てたのなら流石に止めないと…。

 七篠が何故か『チケット』を入手したように、よくわからないままここに来て試合をした可能性を信じながら歩いていく。

410 鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』 :2021/07/10(土) 22:11:35
>>408

「・・・・・・・・・・」

声の方を振り返れば、そこにいたのは同じ学園の女生徒だ。
改造されている制服のせいで、年齢が分かり辛い。
少女の外見は中等部相当か、それとも高等部に見えるだろうか。

(…あんな子まで、『アリーナ』で戦っているのか)

それが本人の意思によるものならば、致し方ないだろう。自分も剣道を始めたのは小学生からだ。
もっとも、流石に『アリーナ』に比べれば剣道は遥かに安全な競技だと思うが。
しかし戦う覚悟が双方にあるのなら、容易く止めることはできないのはどちらも同じだ。
送迎の場所を教えてくれた彼女がせめて無事であることを祈りつつ、立ち上がってそこへ向かうとしよう。

411 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/10(土) 23:08:07
>>409
>>410
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君達は、彼と出会った。
語らう時間は、存在する。

そして、撒かれたチケットは『午前』の試合を埋めるためのもの。
招待された君達は、退場を余儀なくされるだろう――『リピーター』と『少女』の試合に興味があろうとも、チケットは前売りなのだ。

412 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/11(日) 14:02:48
午前の試合は終わりを告げ、清掃を兼ねた“一時退場”が行われる。
最中派名物を見れなかった客たちの落胆の声もあったが、概ねに客たちは楽しんでいたようだ。
試合場を出た君は、倉庫近くの自販機前にて、若者達の、こんな会話を耳にしたかも知れない。

「そんで、お前、『次』は見るの?」
「あったりめぇだろ、ヨーマは前座だよ、前座……あいつ……『ヤミー』が本命だよ」

『ヤミー』……その名前を呼んだ男の声には、暗い興奮が宿っていた。

「まぁ、有名人だよな。SNSでも話題になったし……けど、スタンド使いだろうと“残し”たら状況証拠でアウトだわな……でも、連続で五年は出るの早くねえか?」
「知らねえのか、自首したんだよ」
「ウッソだろお前、『ヤミー』が?」

若者の片方は、僅かながらに声を潜めたが、君にはそれが聞こえた事だろう。

「これは『噂』なんだが、当時の『フーヴィアン』派……昔の名前忘れたんだよ。ともかく、昔の『フーヴィアン』派のアリーナで、犠牲者を集めた『秘密試合』が行われたらしいんだよ」
「……それって」
「ああ、『海外逃亡』を勝利報酬にしたサシの勝負って体裁だったらしいが、被害者救済を兼ねた『オシオキ』だよ。自首した時、『歩けねえで這いずってる』有様だったたんだと……『そうなるまで』を見たら、女共もヤミーに『厳罰』を望む気にもなれなかったんだろ。『再接触』は死刑ぐらいはヤミーに言ったろうしな」

話を聞いていた若者の顔は、僅かに青くなっている。
ひょっとしたら、『心当たる』なにかに覚えがあるのかもしれない。
それを見たもう一人は、歯を見せて笑った

「ま、『噂』だよ、『噂』……ビビるもんじゃねえ。『やらかし』のケツ拭きを引き受けてる連中なら、やりそうではあるって話だ。金にはならねえ試合をやるかって言われると、やらねえだろ」
「……どっちみち、スタンド事案だしな。立件出来た件数が少なかったのかもしれねー。思い出したくもねーし、裁判がセカンドなんたらになるってアレで、証言を拒む被害者もいるって話だしなー……多分、そうだろ、うん……」
「どっちにしろ、だ。五年も立てば傷も癒えるって訳で、『罰を受けずに』ヤれる場所も提供されたって訳で……」
「俺らとしちゃ、おもしれえ見世物を何度もありがとう、か」
「その通り。あの『鉄拳』だろうとよ……本番前に、早めの昼飯行くか!」

若者達は、嗤いながら去っていく。
君は、何かを思ったかもしれないし、思ったかもしれない。そもそも、聞かなかったかもしれない。
いずれにしても、君は第二試合を見ることは出来ないのだ。君は、帰路に付いた。


――午前の試合、終了。

413 『ロケットギャルと最弱の盾』 :2021/07/22(木) 14:55:46
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1625483444/

『入場』は既に始まっている。
『観覧チケット』を持つものであれば、既に入れるだろう。
客席は『どの位置』でも空いている。

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M 
∴=『観客席』

君が、君達が、どこに座るかは、自由だ。
――どの段階で訪れようとも。
ただし、午前と午後――どちらでも座る位置は変わらない。
誰かと話したいのなら、最初に訪れている誰かの側によるのも、いいだろう。

414 アルカラ『ドクター・ブラインド』 :2021/07/22(木) 15:42:33

『黒いロングヘア』の女が足を組んで座っている。
昼間の屋内だというのに、
目元の見えない『黒いサングラス』を掛けている。
また、『白衣』を羽織っているのが特徴的だ。
『闇外科医』。
不思議と、そんな言葉を見る者の心に抱かせる姿だった。

―――――――――――――――――――――――――

「――――『アルカラ』」

「私の『名前』は知ってると思うけど」

入場の際、黒服に短く告げた。
『フーヴィアン派』の『闘技場』で試合を行い、
『二戦二勝』の『C級ファイター』である。
この『変装』について深く気にする必要は皆無だ。

―――――――――――――――――――――――――

ここに来たのは、楽しみでもなければ応援のためでもない。
一重に『研究』のためだ。
イメージトレーニング。
自分と参加者を重ね合わせ、自らの戦い方を再構築する。
今ここにいる自分は『そういう人間』だ。

415 一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』 :2021/07/22(木) 16:49:14
>>413
「他の選手は持ち物検査をどうやって誤魔化かな…」

ウルフカットの白髪。透き通った肌は血管が薄く見え、淡い青色に微かなエメラルドの反射が混じる瞳でリングを見渡す。

「最中さんの派閥だから簡単に持ち込めそう…」

416 『ロケットギャルと最弱の盾』 :2021/07/22(木) 19:16:14
君達は、場の照明が落とされたのを見た。
ざわざわと、声が響き出す。『最中派閥』の試合においては前例のない演出だ。
『ステュアート派』の客が運悪く混じっていたのであれば、既視感を抱いただろう。
――最も、次の演出には、顔を顰めたであろうが。

「ミ・ナ・サ・マー!!!」

拡張された声が響くと同時、カラフルなスポットライトが闘技場の床を舐め――やがて『赤コーナー』へと収束する。そこには、溝口最中の姿があった。

「本日は、最中派閥の興行試合に訪れて頂き、誠にありがとうございます、賭けの結果がどうあれど、皆様がご満足する『闘技』が行われますこと――お約束いたします!」

最中は、中央に向かってあるきながら、全方位に愛嬌と手を振りまく。
期待の声が飛ぶ、下卑た野次が飛ぶ、お前も出ろと言う欲望が飛ぶ。全てを浴びながら、最中は中央へと辿り着いた。

「では、本日の闘技――改めて、ご紹介いたします!」

ドラムロールが鳴り響く中、最中が指差した先――電光掲示板に、こう記される。

『サクソン』VS『アップアップ&アウェイ』

「第一試合――ニュールーキー『サクソン』VS4戦目の『アップアップ&アウェイ!』――後者の彼女に関しては、皆様の記憶にも新しいのではないでしょうか!」

どっと、笑いが響く。最中派閥の客は『リピーター』が多い。彼、彼女達の多くは、先の惨劇を記憶している。

「しかし、今度は女性同士――異なる戦い、結末はどうあれ、異なる光景が待ち受けていることでしょう!」

観客達が一気に湧いた。最中派閥には『同性専門』のスペシャリストもいる。
彼らが見せる痴態――特に、ルーキー相手のそれは、客の邪悪を満たして余りある。

「そして、メインイベント――第二試合!『スペシャルマッチ』!」

電光掲示板が『カラテ・チャンプ』VS『リーチ・クイーン』を示す。
――観客達から大いなる歓声が湧いた。

「賭けの比率はなんと1:99! 奇跡の大穴、果たしてなるか! ならなかった場合――『事故死』は起きてしまうのか!? ああ、ワタクシとっても怖い!」

――ウソつけ。
――楽しみにしてるくせに。
――俺たちは、それを見に来たんだよ。

観客達の声が響く。最中はありがとうございます!と叫びながら、声を張り上げる。

「あり得るか、奇跡。打ち勝つか、ルーキー! 2試合目も、ご期待あれ!」

最後に一礼した最中は――告げる。

「では――これより始まる第一試合、お楽しみください!」

そう言い残し――『赤コーナー』へと去った。

417 アルカラ『ドクター・ブラインド』 :2021/07/22(木) 19:18:40
>>416

『試合開始』はゴングが鳴ってからだが、
勝負は『その前』から始まっている。
確かめるべきは『自分の状態』と『相手の状態』、
そして『周囲の状況』。
それらを考え合わせれば、自ずと『道』は開けるものだ。

「――――『遮蔽物』はないようね」

『闘技場』という場において、
『ドクター・ブラインド』には『切り札』がある。
会場の『大歓声』を利用した『一撃必殺』。
問題は、どうやって『そこ』まで持っていくか。

「さて、どうしようかしら」

『ドクター・ブラインド』の射程は『5m』。
近距離型の中では、そこそこ長い方だ。
本来なら、その長所を活かしたい所だが、
このフィールドには『遮蔽物』がない。
つまり、常に『面と向かった状態』が続くという事。
本体の安全を維持しながら、
スタンドだけで立ち回る戦法が使えない。

「とりあえず両手に『土』を確保しておくわ」

自分なら、試合開始と同時に、
『ドクター』の両手に『土』を握らせる。
接近して『能力』を仕掛けるための目潰し用だ。
『土の匂い』を付ける狙いもある。
この開けたフィールドで役立つかはともかく、
やっておいても損はない。
非力な『ドクター』では、威力のある投擲は困難だが、
軽いものなら問題ない。
『スピード』と『精度』は超人的だ。
命中させられる可能性は高い。

「それから、『蹴り』で土を飛ばす事も出来るわね」

手数は多ければ多い程いい。
ただ、投擲と違って移動と両立出来ないのが欠点だ。
相手の『性能』にもよるが、
あと一歩で『斬れる』辺りで行うのがベストか。

418 一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』 :2021/07/22(木) 20:39:37
>>416
(分かってない。最中のでしゃばりと連れてきた有象無象の騒ぎに需要は一切無い。他派閥の層を取り込めない)

(『アリーナ』に来る客はスタンド使いの闘争を求める
悪趣味もマンネリ化していけば、誰も相手にしない)

相変わらずの最中派に退屈を覚える。
ここが爪弾き者の居場所だとしても寄せ集めるだけでは
他派閥に捻り潰されて終わりだ。

「せめて試合だけでもマシなら…」

419 隼士 賢『パンテオン・ロココ』【高2】 :2021/07/22(木) 23:29:02
>>416
>>417

「ちょっと遅れたっショー」

「あ……そこ座っていい? 空いてるけど。誰か待ち合わせしてないなら
勝手に座るっショ」

(闘技場 かーー……UFOが興味もって来るにしても、天井あるし
見つけられないから、気分盛り上がらないゼ」

 若干、テンション下がりつつ夢見ヶ崎PCの隣で体を崩しつつ
サングラスの中は死んだ魚の目で観戦するじぇー。

420 『ロケットギャルと最弱の盾』 :2021/07/23(金) 07:48:05



品性というものが欠如した叫喚は収まり、闘争は始まった。
この場にて確実に清涼と呼べるのは、闘技の場に立つふたりきり。
その場とて、汚れた玩具にて汚されている。

だが、その『自由』は『君達』にもある。
言葉を投げかけてもいい、『スタンド会話』を発してもいい。物を投げ入れてもいい――場の狂乱は、許容するだろう。

そして、『闘技』から眼を逸し、『スタンド会話』の発生元を追ってもいい。
――そうすれば、目立った影を見つけるだろう。
刈り込んだ金髪――黒いタンクトップ――にこやかな笑みを浮べた巨漢の男。
その口元には『ナイフ』と『フォーク』の入れ墨がある。

あるいは、『苦情』を言いに言ってもいいかもしれない。その自由も、君達にはある。


∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□ナ□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□電□□■ヤ
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□真□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴



□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M 
∴=『観客席』

ナ=ナカレ
真=真金
電=電動で蠢くナニカ


ヤ=ヤカラっぽい入れ墨の男

421 一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』 :2021/07/23(金) 10:30:18
>>420
(この間の情緒不安定な赤メッシュさんか…
やはり、ボールペンを複数手にしてたからカテゴリー系
近距離パワー型は物を多くは持たない。邪魔だから)

(即座に向かって行かないのは近距離パワー型ほどの力
はなく、『リルトランク』のように物質への仕込みに
時間が必要だからでしょうか?)

ギャルっぽい娘の纏うタイプのスタンド。
あれは本体も強化するものかもしれない。厄介だ。
能力自体は『ポーズ』のせいで分かりやすい。

(移動しながら下準備をしないと撃ち殴られるはず。
そういったところからして戦闘経験は浅い感じだ。
柱も無いから一気に攻め立てないと…) 

単純な『報復心』で勝てるほどスタンド使い同士の戦いは
簡単なものではない。
激情家の彼女は冷静なまま『殺意』を保てるかどうか…

422 『ロケットギャルと最弱の盾』 :2021/07/23(金) 17:40:06


       
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□ナ■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■真∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴



□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M 
∴=『観客席』

ナ=ナカレ(引きずられる)
真=真金(ロケットパンチに牽引。、上昇中、左手に特殊警棒)

双方の高さ――5M。

「――おおおおおおおおおおっ!!!! これは、『場外戦』か――ッッッッッッッッッッ、観客の皆様! 選手が『落下』した場合は、お離れくださいですわーッッッッッッッッッッ!!!」



――さぁ

君達は、どこにいる?

423 一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』 :2021/07/23(金) 19:33:09
>>422
「やはり、最中派は『駄目』ですね…
 その前に観客席で戦われても困るッ…!」

丁度良く二人が落下するであろう地点。危険だが仕方ない
二人が墜落の怪我をした時に群がる連中を殴り飛ばせるようにスタンドを発現する。

「『ヤミー』。出てくるかな?」

424 一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』 :2021/07/23(金) 19:48:39
>>422
追記:当たらないように避けつつ、真金が試合の続行すら不可能な傷を負ってでも戦うつもりなら『安静』をする。
観客が群がるなら『インダルジェンス』の拳と『慈悲の刃』を同時に地面へ叩きつけて警告する。

425 『ロケットパンチと最弱の盾』 :2021/07/23(金) 21:10:09
――ただいまより、『観覧客全員分のレス』、あるいは『一日経過』発生するまで 本スレGMレスはストップとなります。
皆様のキャラロールの機会がなく、これまで申し訳ございませんでした。

426 アルカラ『ドクター・ブラインド』 :2021/07/24(土) 17:49:40
>>420

「ふふ――――――」

 バ ラ             ク ズ
「『手術』し甲斐のありそうな『患者』が揃ってるわね」

「――――気に入ったわ」

自身を取り巻く歪な熱気を意に介した様子もなく、
女は意味ありげな笑みを浮かべて腕を組んだ。
だが、会場の大部分を埋める有象無象など眼中にない。
女にとって重要なのは、
目の前で行われる『戦闘』のみである。

「まずは『接近』でしょうね」

自身と参加者を重ね、『仮想戦闘』のロジックを組み立てる。
第一に、『ドクター』を射程限界である『5m』まで先行させ、
敵を牽制する。
そして、スタンドと共に前進。
『本体』を狙ってきたとしても、
距離が開いていれば対処出来る。
『スタンド』を狙ったなら、
『スピード』と『精度』で大抵の攻撃は捌けるだろう。

>>422

「あら、『そういうタイプ』だったの」

本体とスタンドが纏めて移動する。
だが、それはそれで対処しやすい。
注意すべき対象が一つだからだ。
『土』は握っている。
それを相手に投げ放つとしよう。
目潰し兼匂い付け。
向こうから突っ込んでくるなら、より当てやすくなるはずだ。

「『片手』は空けておいた方が良かったかしら」

しかし、ここで一つ『問題』が生じた。
両手が塞がっていると、
目潰しの直後に斬り掛かる事が難しい。
両手分を利用する算段はあったものの、
この状況においては結果的にミスだ。
距離がある状況を想定していたが、
一息に接近された場合は、むしろ逆効果になる。
状況にもよるが、ここは片手だけにしておくべきだったか。

「いえ、そうとも言えないわ」

土を保持するだけなら、『全ての指』を使う必要はない。
要するに、一本だけでも『指』を立てておけば、
それだけで攻撃が出来るのだ。
『ドクター』の超人的な『精度』なら、十分に可能。
こうして思考を重ねると、『新たな可能性』に気付ける。
それを実感していたが――――。

「――――――って、おいおいおいおいおい」

        スィッ

「コッチきてんじゃねーよ!!
 『アブないからロケットパンチはソトでやろうね』って、
 ようちえんのときにママからおそわらなかったか??
 『ベビーベッド』からやりなおしてこい!!」

『場外戦』を見上げ、思わず『素』が出る。
ココはどいつもこいつも、
マナーがなってないヤツらばっかりだなぁ。
ニュウジョウリョウかえせ!!
まぁ、はらってないけど。
『タダ』だったらモンクいえんわな。

           コホン…………

                バトル
    「――――悪くない『手術』だわ」

気を取り直して『変装』続行。
冷静に席を移動し、
さっき見かけた『入れ墨の男』の隣に座った。
黒のサングラス越しに、男の様子を一瞥する。

427 『ロケットギャルと最弱の盾』 :2021/07/24(土) 21:22:56






墜落――衝突――激突。攻防。
その感に置いて、一度も『茶々』は入らなかった。
――否、『起きなかった』のだ。
>>424

一抹貞世――前回の『勝利者』であり、観客達を真っ向から『否定した』強者。
本質的には人の暴力に酔うことしか出来ない『傍観者』たる観客達は、君の存在を畏れていた。
君は、既に『スタンド』を発現させている――無言の威圧が、そこにある。『邪魔をするな』と、客の多くは受け取った。

多く、ということは、例外もあるということだ。
一人、男がいる。
刈り上げた金髪に、黒いタンクトップ、口の左右に『ナイフ』と『フォーク』の入れ墨をした男。
健康的ということも出来るだろう、しかし、より相応しく評するならば『凶暴』と言うべき肉体と面構えをしていた。
彼は、一抹貞世――君を見ていた、『知って』いたのかもしれない。喜々満悦と言った様な、あるいは飢えた獣の様な笑みを浮かべると、惑う客達を尻目に、迷いなく『立った』

>>426
しかし――その隣に腰を下ろした君、『アルカラ』に気付くと、怪訝な顔を浮べ、口を開く。

「あんた、『派閥のヒト』?」

君がどう答えるかよりも早く、男は口元を釣り上げた。

「別に暴れやしないッスよ。無抵抗な観客殴るとか、そーいうのはね。でも、アソコの一抹クン。『スタンド』出して観客脅してるじゃねーっスか。あれ、良くねーっッスよね、だから、『注意』行くだけっスよ」

アルカラ、君の、答えは。



      
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■ア
∴■□□□□□□□□□□□■男
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴一
∴∴∴∴■■□真□■■∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴ナ∴サ真∴


□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M 
∴=『観客席』

ナ=ナカレ
真=真金
サ=サクソン


男=入れ墨の男
ア=アルカラ
一=一抹

428 隼士 賢『パンテオン・ロココ』 :2021/07/24(土) 22:34:49
(すいません。レスしていいのかどうか分からなかったんで
今からでもレスして良いですか? 良さそうなら以下の文で投稿させて頂きます)

「うぇーい。場外乱闘? 派手っショー」

席を立って慌てる感じでもなく。丁度下に書いたマップの場所で首を向けて
対戦する二人を眺めるっショ。
地球人のバトルだからか、あんまり興奮してる訳でもなくダルい感じで
ぼけーっと見ているゼぇ。
 

 マップ↓

      
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■ア
∴■□□□□□□□□□□□■男
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴隼
∴∴∴■□□□□□□□■∴一
∴∴∴∴■■□真□■■∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴ナ∴サ真∴


□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M 
∴=『観客席』

ナ=ナカレ
真=真金
サ=サクソン

隼=隼
男=入れ墨の男
ア=アルカラ
一=一抹

429 『ロケットギャルと最弱の盾』 :2021/07/24(土) 22:46:19
>>428
了解です。次回レスで反映を入れます。

430 一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』 :2021/07/24(土) 23:04:46
>>427
(別にあれに対する用件は無い。
私はギャルに用がある…)

『慈悲の刃』を隠すようにして立ち上がって小粒の瓦礫を二つ手に取る。
遠距離用の武器はまだ見せたくないが向かって行くなら使う。

「シカトして戦いの方に行きたい…」

背後から攻撃が飛んで来なければギャルへと向かう。
こんなのに観戦させる最中も最中だ。
シッシと手を降って何処かに行くように伝える。

「残りの腕だけ撃てば支え無しに落ちたのに…」

まだギャルがやる気なら不意打ちで『安静』に持ち込む。

431 アルカラ『ドクター・ブラインド』 :2021/07/25(日) 17:16:36
>>427

「ご心配なく。私は『ここの人間』じゃあないから」

「私は『アルカラ』――知らなくても構わないけど」

「あなた『常連』のようね。
 私、ここの『主催者』については、あまり知らないの。
 良かったら、ここの『派閥』について、
 色々と教えて欲しいと思ってね」

「もちろん『タダで』とは言わないわ。
 『あなたの仕事』は私が代わりに引き受けてあげる」

          スッ

それだけ言うと、『入れ墨の男』が動き出す前に、
自らが一抹の下へ向かう。
『入れ墨の男』が同行するのは止めないが、
一抹に話し掛けるのは自分が先だ。
この二人を直接喋らせたら、
それこそ『問題』が起きる可能性がある。

>>430

「悪い事は言わないから、『それ』をしまった方がいいわ」

一抹の所に行くなり、
有無を言わせない強い口調で言葉を掛ける。
そこにいるのは、『黒髪』を背中に垂らし、
『白衣』に身を包んだ『黒いサングラス』の女だ。
意識して低い声で喋っているために分かり難いが、
どこかで聞き覚えがある声だった。

「今は見逃されているようだけど、
 それは『今すぐ止めれば許す』という意味よ。
 このまま『出しっぱなし』にしていたら、
 間違いなく『お咎め』を食う」

「よく聞きなさい。
 観客の一人が問題を起こしたら、
 『観客全員』に迷惑が掛かるのよ。
 もちろん、そこには『私』も含まれているわ」
 
「――『迷惑』だから止めてちょうだい」

一抹貞世は『夢見ヶ崎明日美』の知人だ。
常に行動を共にしていた訳ではないが、
同じように『夢の中』で殺されて『夢の世界』に囚われ、
『現実世界』へ帰還――すなわち『生き返る』ために、
『狂ったスタンド使い達』と戦った経験がある。
ただし、今ここにいるのは、
『アリーナ』のファイターである『アルカラ』だ。
そして、『アルカラ』は『研究』のために『ここ』に来ている。
余計な問題を起こされては困るのだ。

  「それでも『やる』って言うなら――――」

          ズギュンッ

             「――――『私』が相手になるわよ」

白衣のポケットに両手を突っ込み、
傍らに『ドクター・ブラインド』を発現する。
両手に『メス』のような『爪』を持つ『盲目』の人型スタンド。
一抹は、『このスタンド』を知っている。
そして、『その本体』も知っている。
だからこそ、敢えて『見せた』。
自分の『正体』を明かす事で、
この場を穏便に治めるためにだ。
このまま放置していては、一抹と『入れ墨の男』の間で、
『乱闘騒ぎ』にも発展しかねない。

432 『ロケットパンチと最弱の盾』 :2021/07/25(日) 20:40:43

>>428
>>430
>>431




「『アルカラ』……へぇ、『ベリル・ストック』に勝ったって、『フーヴィアン派』の……」

男は、『アルカラ』の名を聞いた途端に、君に興味の眼差しを向けた。
『闘士』に向ける気配を、『戦士』たる君は感じ取ったであろう。だが、それ以外、『女』に向ける欲望に、気付けただろうか?

「俺、アソコの派閥の試合出てねえから『映像』は見てねぇんスけど、すげぇ勝負したとは聞いてるッス……いや、『それなら』良いっスよ、『おまかせ』するっス……後で、『教える』ッスよ」

君の提案に『了承』したらしい男は、君の後に続く。
そして、君と、『白髪の少年』の会話を見ながら――二人の闘士の『決着』を見た。
男は、二人の闘士――赤月ナカレに抱きかかえられた少女に、獣じみた笑みを向けると――一歩、踏み出し、拍手を始める……


 マップ↓

      
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴バ∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■ア隼
∴∴∴■□□□□□□□■男一∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴ナ真∴∴


□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M 
∴=『観客席』

ナ=ナカレ
真=真金
バ=バイキ

隼=隼
男=入れ墨の男
ア=アルカラ
一=一抹


――もはや、君達は『観客』ではない。『舞台』に上がった演者である。
ならば――君達のこれからは、ここに、ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1619780204/記されるべきだろう。

433 ロケットギャルと最弱の盾 :2021/07/25(日) 22:18:50
【ミ】泥の中には光なく
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1625483444/
失礼しました。今後はこちらになります


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