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【ミ】『アラバマに星落ちて』

1『朝山』:2020/07/24(金) 22:31:27
―――あなたの心の傷を星に変えなさい。
        『ロバート・H・シュルラー』

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『朝山』がGMのミッションを行うスレです。

741『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/29(火) 00:30:00

重たい瞼を開ける。錆臭さと、冷たい空気が鼻先を通り抜ける。

『起きたかのぉ 大丈夫か?』

覗き込むパグ犬……いや、老師の声。他に警戒する顔つきで武器を構える
人たちに、腹に力を込めて元気よく立ち上がり親指を立てる。

私の能力では、変化してるかしてないかの真偽を証明するのが
少々難しい為に警戒を解くのに時間が掛かったけど、下着交換をしての
実演交えて、ようやくまだ大丈夫であると理解して貰って周囲の者に
安堵の空気が産まれた。

『安心したわい しかし、二手に分かれて追手を撒いてた時と
服装が違ってたのはともかく、傍にあった荷物やら……一体何があったのかのう?』

不思議そうな声に、少しだけ微笑して。こう告げる。

 ――懐かしい、まだ平和な残影(過去)の人たちに会えたんです。

先程の事を、どう説明しようか。けど、私がこの世界(戦場)を
目に背けたいが為に産んだ妄想でないのは、手から徐々に形を消す切符が
物語っている。もう会えないだろう、街の彼女たちへ心の中で呟く。

(ウレイちゃん セララちゃん 私は頑張るよ この君達が居ない世界で)

(あの汽車で 神様のような人も居た。それなら、何時か本当に神様を
この世界に招いて 全部を元に戻して貰う事だって きっと出来るよね?)


 拠点にある町の監視カメラをジャックした映像を見る。

忌々しい、淡い暖かさが残ってた気持ちすら拭い去る変わらない奴等の声が
聞こえてきそうな光景。




 ――アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ


(――ねぇ ウレイちゃん セララちゃん 私達は頑張るよ。

この地獄の中で、きっと 何時かきっと 取り戻して見せる。
君達が謳歌しているであろう、あの平和があった世界を)


映像の画面から顔を背け、涙を一筋流して口の中で舐めて
力強い、奴等と異なる笑顔で言い切る。数は少ないけど、まだ諦めない
戦士たちと共に。

 ――さぁ 今日も世界の為に頑張ろう!!


 シャクロ『???』⇒再起可能

『停車駅 スマイリー・スマイル ワールド』to be continued…

742『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/29(火) 00:50:13


瞼を開く。ともに視覚 触角 聴覚 全てを研ぎ澄ませる
 人であれば超能力に等しい五感が闇たる種族へと、そこが自身の自室
である事を答えさせ、今の今までの出来事が夢でない事は隣にあった
犬人族が渡した荷物からも見て取れた。

立ち上がり カーテンらしい布を取り払う。

空は黒いスモックに覆われ 地上では吸血鬼と屍食鬼達が目障りに
動き回っている。人間と言う隷従種族が首輪を繋げられ這いつくばって
歩いてるのも何人か見えた。主人たちの気紛れが幸いすれば数年は
生きるが、それでも深刻な大気汚染によって脆弱な彼等の生命では
ろくに生きれないであろう。

 ――なんだ、部屋に居たのか。

厳かで、怒りはないが自然と威圧に聞こえる声が背後より轟く。


 ――上へ来い 稽古の時間なのでな

その者は、己にとって超えるべきものであり いずれ倒せば
自身が闇の一族において誰しもが認めざる戦士となる目標だ。

あの汽車で、自身が身に着ける流法の知識は織った。
 それでもまだ、その背中は遠い。

ふと、歩きつつ脳裏にあの脆弱な二人の姿を思い起こした。

永き年月の中、この記憶は片隅にいずれ追いやられる。
それでも、妙な気持ちがロニカの中には燻る。

 ――どうした? 

「いえ……何でもありません
              我が父……」
         

             ――ワムウ



 ……その後、柱の男達の中でも未だ産まれてから短い存在が
隷従たる下等種族の労働及び生活環境に疑問を唱え上方修正を提言する。

何を馬鹿なと同族達は嘲笑するものの、その者の独断によって救われた
人族達は、彼に崇拝の気持ちと共に支配層への反旗の狼煙が産まれようと
するのは……また別の物語。

ロニカ

『アナザー カルムマン ワールド』 to be continued…

743御影:2022/03/29(火) 01:12:50
>GM

ミッション中に取得した『サーベル』について、
いくつか質問させていただきます。

・NPCの説明から、
 『スタンドを斬る事が出来る』と認識していますが、
 刃以外の部分(鞘や柄など)に、
 『スタンドに干渉する機能』はありますか?

・サーベルの長さはどれくらいでしょうか?

・サーベルの具体的な形状について、
 何か参考になるような画像がありましたら、
 お手数ですが紹介していただけると幸いです。

・サーベルの改造(仕込み杖にするなど)は可能ですか?

744『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/29(火) 01:16:14

 ガタン コトン ガタン コトン ガタン コトン

   ガタン コトン ガタン コトン ガタン コトン


                     ギィ……。

「あはは お土産もってきましたよ。
基本世界99432のバナナサイダー」

星の女、その者が放り投げた空き缶を童女らしい者は指一本で
宙に静止させて受け止めつつ、プルタブを念力で開いて逆さまにして
顔を上げて落下する黄色い液体を嚥下すると、軽いゲップをしつつ
半眼で告げた。

「お主の遊びは、御影も言うてたが少々悪趣味じゃのー?
双子たちに、自身の目的たる情報の知識を軽く吸わせ
他の者達にも希望なり幾らか、その世界に波紋を浮かばせるよう仕向けた」

「あはは 人生とはいとおかし。波紋を生じさせるとして
それをそのままにするか、遠方の国に被害及ぼす津波にするかは
その方たちの実力でしょう?」

星の女の可笑しそうな声に、童女は溜息で返して話題を変更した。

「して『賭け』じゃが……あー、画面で見てる者達にもわかりやすいよう
話すがな。妾は双子を捕まえられぬほうに、お主は捕まえられるほうにじゃ。
して、これは広義的で? それとも、この汽車でか?
広義的ならば、妾はまだ勝ちの目があり。この汽車での中ならば
お主の勝ちじゃがな」

双子が捕まえられたか、捕まえられてないか。

このエクスプレスの中の話ならば、御影と円谷の功績もあり
双子は捕えられたとの言葉で正しいのだろう。
 だが、未だこの星見町と言う物語が続く中では双子達も、町の命運も
定まらぬままでは双子達は追跡の手を逃れている。


星の女は嘯く。

「はてさて、その賭けの答えはモニターの皆さま達に任せましょう。
所詮 全ての者は何かしらの奴隷。貴方も、私も 結局は何かのレールが
なければ進めないのですからねぇ」

神たる童女は皮肉気に笑いつつ呟く。

「はん ならば、妾は賭けようか。
あの者達の紡ぐものは、いずれ世界を揺るがすがどうかをな
 して、その賭けは―――」


                  

                 『なぞなぞエクスプレス』 完

745御影:2022/03/29(火) 01:17:12
>GM

・スタンドに干渉できるという点から、
 サーベルは『実体化スタンド』と同等だと考えていますが、
 この認識は正しいでしょうか?

746『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/29(火) 01:26:50
・NPCの説明から、
 『スタンドを斬る事が出来る』と認識していますが、
 刃以外の部分(鞘や柄など)に、
 『スタンドに干渉する機能』はありますか?

回答:鞘や柄にも干渉する機能はある

・サーベルの長さはどれくらいでしょうか?
・サーベルの具体的な形状について

回答:長約98cm(鞘込み)刃の長さ約76.5cm
参考画像:ttps://aucfree.com/items/v689476346

・サーベルの改造(仕込み杖にするなど)は可能ですか?

回答:柄の部分の握り部分の金具など破損させる必要はあると思うが
可能と思われる。

747『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/29(火) 01:28:06
・スタンドに干渉できるという点から、
 サーベルは『実体化スタンド』と同等だと考えていますが、
 この認識は正しいでしょうか?

回答:その認識で間違いない

748『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/25(月) 20:41:14


――The humblest star twinkles most in the darkest night.
  (最も謙虚な星は、最も暗い夜に一番輝く。)

スイス 思想家 ヨハン・カスパー・ラヴァーター

749『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/25(月) 21:00:27

時刻は昼下がり。夏の時節が秋に近づくにつれ、過ごしやすい風が
街を優しく横切る時節……。



「『アルカラ』 お前と、こうして顔を合わせるのも何度目かな。
少し顔を見せない、その間で瞬く間にお前は貫禄が付いてきてるな」

血の色より深みのある紅色の髪の毛を払いつつ、アリーナ
『フーヴィアン派』の現役の闘士であり、アルカラこと『夢見ヶ崎』と
一度激闘を果たし、それ以降は親交浅くない間からの彼女は
君達二人と総合体育館近くに建てられているドーナツチェーン店にて
向かい合っていた。女性は、君『グリム』に対しても顔を向け挨拶を交わす。

ベリル「すまないな、挨拶を遅らせてしまって。
『ベリル・ストック』。それが私の名だ」

ベリル「アルカラは、そちらとは顔見知りか?
 初対面なら、これからの試合を始める前に情報交換と行こう。
なに、まだ始まるまで一時間弱は猶予がある。軽く此処で腹ごなしでもして
試合までに英気を養ってくれれば」

こちらとしても本望だ。そう、微笑んで彼女は告げた。


……因みに、この場に『金一』は居ない。
アルカラ専属のスポンサーが居ないのは何故なのか……? そう君が
疑問を生じる前に、ベリルは若干、疎ましそうに告げた。

ベリル「因みに、奴(金一)は謹慎中だぞ。
ほら、お前も知っての通り。『あの少年』に人質取られて逃がしたからな」


―――――――
『外見』『持ち物』『能力詳細』『簡素なプロフ』を、お願いします

750夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/25(月) 21:33:38
>>749

「――――――よう」

     ストンッ

『金一』と同じく顔なじみの『ベリル』に挨拶しつつ、
適当な席に座る。

「ひさしぶりじゃん。
 おたがいにキンキョーホーコクとかしようぜ??
 『アルカラ』はイロイロあってさぁ…………」

「いや!!コレは『あとのオタノシミ』にしとくか!!」

いまはドーナツをくおう。
『ダブルチョコレート』がいいな!!
いや、ベーシックな『オールドファッション』もすてがたい……。

「『グリム』は『トモダチ』だよ。
 こないだ『ブランコ』のってるときにしりあった。
 『イソギンチャクをカラダでヒョウゲンするほうほう』について、
 イッショにかたりあったナカだぞ」

     ムッシャ ムッシャ ムッシャ

ドーナツを食べながら、ベリルに答える。
結局、『サワークリーム』にした。
飲み物は『アイスエスプレッソ』だ。

「なんだよ、『アイツ』いないのかぁ〜〜。
 せっかくボコボコにしてやろうとおもってたのになぁ〜〜」

         ズズズ

『食べ合わせ』は至って良好だ!!

■外見
―――――――――――――――――――――――――――――
・年齢16歳
・身長160cm
・金髪のセミロング
・ブルーのサングラス
・アリス風ファッション
・頭にリボン風のスカーフを巻いている
・両手の爪にトランプ柄のネイルアート

■所持品
―――――――――――――――――――――――――――――
・スマホ
・財布
・ハンカチ

■能力詳細
―――――――――――――――――――――――――――――
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/219

爪で切った相手に五感を『移植』したり、
爪で切った相手の五感を己に『接続』し、
リアルタイムで共有したりする事が出来る。
このスタンドの感覚は非常に鋭敏で精密だが、
視覚だけは平凡、かつ光に非常に弱いため、
視覚移植を受けた相手は視界を光に焼かれる。

『ドクター・アリス』
破壊力:D スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:E

■プロフィール
―――――――――――――――――――――――――――――
『先天的視覚障害者』だったが、
角膜移植によって『視力』を獲得。
『初めて見る世界』に計り知れない感動と衝撃を受け、
『世界の全てを見たい』という『夢』を持つに至った。
『光の世界』に踏み込んだ『自分自身』を、
『不思議の国』に飛び込んだ『アリス』と重ねている。

751グリム『グリム・ランタン』:2022/07/25(月) 22:23:04
>>749-750
「『アリス』は・・・私に名前をくれた『友人』だ。
 まさかこんな場所で会うとは思わなかったが」

足を組みながら適当な座席に腰掛けている。
既に注文済みの『オレンジジュース』を、何度か口に運んで喉を潤す。
『ドーナツ』は頼まない。腹が膨れると、どうにも動きが鈍る気がするからだ。

「よろしくお願いするよ、『ベリル』。
 俺は『グリム』。ただの『グリム』だ」

「・・・・・・『アリス』はこなれているようだが、俺は何分『初めて』だ。恐らくは。
 出来れば、仔細が聞きたいが」



『外見』
・20代の成人男性
・身長180cm前後
・黒いコート
・黒髪のウルフカット

『持ち物』
・スマートフォン
・ラムネ瓶

『能力詳細』
棒を持つ人型のスタンド。
触れたものに灯芯を生やす。
対象が死ぬ(破壊される)時、灯芯に青白い炎が灯り、
この炎が消えるまで、対象の死の訪れは引き延ばされる。

『グリム・ランタン』
破壊力:B スピード:B 射程距離:D(3m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/223

『簡素なプロフ』
『記憶喪失』。
自らの『スタンド』を自覚するより前の、自身に関する記憶を失っている。
その際、自分の『スタンド』について教導してくれたとある『女性』を『神』とし、精神的支柱としている。
今は彼女が居るため、自らの過去に関してはあまり興味がない。

752『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/26(火) 11:28:01
>>750-751

夢見ヶ崎こと、アルカラの独特な口振りに対してベリルは
「相変わらずだな」
と、気さくな笑い声で対応してから、『金一』の近況を軽く告げる。

「当然だろ? 通話中で、しかも安全か確認もせず
ずかずか一人で拘束もしてないスタンド使いの居る個室で入るなんて
一番やってはいけない入り方のセオリーを一揃いやってる。
 正直、アルカラや、お前の仲間達が再度、彼を確保してくれて
助かったよ。これで一般市民が殺傷沙汰なんてなったら
アリーナの信用がた落ちだ。只でさえ、最近色々キナ臭い事が裏で
起きてるようだし……とっ、愚痴はここで終えて本題に入るか」

君『グリム』の言葉に、頷いて抑揚をつけてベリルは説明する。

「スタンド使いにしか視認出来ない張り紙なり何なりで募集
かけただろうから、これから『試合』するってのは承知の上で説明させて貰う。

まず、今回は『タッグ』。アルカラとグリム、あんた達二人で戦ってもらう。
日用品の持ち込みも、ポケットに入る程度で携行は可能だ。
でかい鞄もって、鈍器代わりになる工具入れるとかは止めてくれよ?
 あくまで衣服のポケットに入る程度の日用品でお願いする。

で、武器も一人ずつ携行可能だ。投げナイフとかなら三本セットで
支給出来ると思うぞ。自分のスタンド能力に適した武器を今から吟味して欲しい」

では、次にステージについてだな。と次の説明に彼女は移る。

「金網で囲まれた円形のステージ。広さは、この程度→>>351
遮蔽物は無く、地面は普通の柔らかめの土だ……これは私の独り言になるが」

――『あっちの選手』が、『地面』に対しては強い要望したらしい。
代わりに、武器を携行するのは一人だけって条件付きでな。

「……他に聞きたい事は?」

ベリルは、中立に近い立場だが。アルカラとも親交ある手前
これは彼女なりの助言なのだろう。

選手のスタンド能力を教えて。などと言うあからさまなズルは
許しはしないものの、それ以外で何か情報を得られるなら今のうちに
得るべきだろう……。

753夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/26(火) 16:51:58
>>751-752

「まぁね〜〜『アルカラ』は『3かいめ』だからさぁ。
 わかんないコトがあったら、エンリョなくきいていいぞ。
 ちなみに『1かいめ』のあいてが、
 ソコにすわってる『ベリル・ストック』。
 わたしがかった!!」

『フーヴィアン派』での試合は、既に『二度』経験している。
しかし、『タッグ戦』は初めてだ。
『まだ見ぬ世界』に胸の高鳴りを覚えていた。

「あ!!『アルカラ』っていうのは『ペンネーム』みたいなもん。
 ほかにも『いろんなナマエ』でよばれてるけど」

        ムッシャ ムッシャ ムッシャ

「グリムは『アリス』でいいよ。アリスも『グリム』ってよぶから」

           ズズズズズ

飲み食いしながら、一通りグリムに喋った。

     「とりあえず『よろしく』ってコトで!!」

そこまで言ってから、ベリルに視線を移す。

「『あのアホ』がシャバにでてきたら、
 わたしにもイッパツなぐらせてくれよな!!
 『イッパツっていうナマエの100ぱつ』かもしれんけど」

『ぜんしんをズタズタにする』ほうがイイか??
そのシュミのワルいスーツを、
いっしゅんでボロゾーキンにしてやる!!
ついでにアタマもハゲにしてやろう。
フハハッ!!『エイキュウだつもう』だ!!
もうコレでシャンプーしなくてもいいな!!

「――――『ぶき』ィ??ベツにいらない」

ベリルの説明を聞いて、即答した。

「『ブキ』なら、もう『もってる』し??
 テングになってるワケじゃないけど、
 よけいなモノあってもジャマになるから」

むしろ、ここで考えるべきなのは、『相手側の事情』だろう。

「ねえねえ、グリム。
 こういうルールってさぁ、
 『テキ』のほうがモンダイだとおもわない??
 『コッチがつかう』ってコトは、
 『アッチもつかってくる』ってコトだから。
 しかも、『スキなモノ』よういしてもらえるんだよ。
 ココはチョットつっこんどくヒツヨウがあるとおもうんだよね〜〜」

自分の考えをグリムに伝えてから、改めてベリルに向き直る。

「『ブキ』ってさぁ、どれくらいまでジュンビできんの??
 こないだ『モナカのトコ』にかりた『ピストル』とかは、
 フツーにかんがえて『ゼッタイない』にしても…………」

「『ハモノ』だったら、どこらヘンがゲンカイ??」

           ピッ

話しながら、人差し指を一本立てる。
『試合』は開始前だが、既に『戦い』は始まっている。
今の内に、やれる事はやっておきたい。

「それと、わたしが『ブキをもつケンリをホウキする』かわりに、
 『ほかのナニカをヨウキュウする』ってコトできない??
 むこうだって、おんなじようなコトしてるんでしょ」

754グリム『グリム・ランタン』:2022/07/26(火) 20:02:45
>>753-754
「ああ。俺にとっては『アリス』は『アリス』だ。
 そう言ってもらえて、嬉しい」

ジュルジュル

  ズズッ

チップアイスの隙間に残ったジュースまで吸いきって、コップをテーブルに置く。

「直接の『武器』は――俺も不要だ。
 というのも・・・この『試合』、興行の側面が強いのだろう?
 それならば、俺の『能力』に見合った獲物は考えてきている・・・許可さえ貰えれば、だが」

ピッ! と、ドーナツ屋の天井を指差す。
集合場所がここで良かった。現物があると、話がしやすい。

「『蛍光灯』」

「ポケットには入らないが『日用品』だ。
 『どうやって戦うのか?』 インパクトはあるだろう?」

勿論、それをここで伝える必要はない。
自分の想定では、『鈍器』や『刃物』よりは『使いやすい』し、『使われにくい』アイテムだ。

「そして、重ねて・・・・・・これは『アリス』と同じく・・・・・・。
 こちらが同じく『武器』を用いないのなら、何らかの要求を通したいのは確かだ。
 『フィールド』に関して・・・・・・『空調』、『音響』、『音響』。
 ・・・・・・闘技者のニーズには応えられるのだろう?」

755『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/27(水) 09:51:28
>>753-754

>わたしが『ブキをもつケンリをホウキする』かわりに、
 『ほかのナニカをヨウキュウする』ってコトできない??

>こちらが同じく『武器』を用いないのなら、何らかの要求を通したいのは確かだ

夢見ヶ崎と、グリム。どちらも『武器』の権利を放棄すると共に
別のアドバンテージを要求する。

対し、ベリル・ストックは……不敵な笑みを浮かべた。
相応しい言葉があるとすれば、想定のハードルを越えてくれたと言う賞賛の意か。

ベリル「そうだな、まず回答として『可能』だ。
例えば、うん。グリムの挙げたのを例として『照明を一時的に合図で消す権利』だとかな。
 そう何回も使用権を与えるのは難しいだろうが、こう言う風にすれば奇襲もやり易い。
『武器の使用』って言うのに目を眩んで、自分の力を軽視するようなら私も正直
二人への期待が内心下がっていた。試合前から、こう言う『駆け引き』は行われてる。
少なくともフーヴィアン派は、ルールを設け、そのルールの土台を崩さない中で
挑戦者がどう立ち回るかも注視している」

内申点かあるとして、私の今の評価は合格ラインだよ、二人共。と、ベリルは
誉め言葉と共に二人の質問に答えていく。

「刃物の限界。当たり前だが自分で持てる重量と、現存する武器だな。
重火器は不可能だ。そう言うのを媒介にしないと能力が発動出来ないとか言う
特例を除くとアリーナで拳銃すら所持は普段しない。敵の所有してるのを
一時的に押収しても、直ぐ警察関係者に引き渡すしな。
……最中派が銃を? ……まぁ、その話は試合後にでも、ゆっくり聞かせてもらおうか」

「『蛍光灯』は間違いなく貸し出せる。どう使うか楽しみにしてるぞ。
空調の調節か……観客がダウンしない程度なら温度調整も申請出来るだろう。
音響は、何時もDJ見たいな喋りの司会者が開始前のスピーチで流したり
試合中でもテンポアップな曲を流す事も多々あるが、どう使用したいかに依る
としか言いようがないな。……あぁ、二人でもし打ち合わせたいなら
密告なんて馬鹿げた事を私はする気もないが、周囲の耳も心配だろう。
ちょっとドーナツと飲み物の お代わり貰うついでに席を立つよ」

何か他に聞く事は? とベリルはシェイク的なものが入ってる飲み物の
ストローを吸って少し口を休ませた。

武器の権利を放棄するなら、試合相手の能力は未知数ながらステージに
注文した事が自分達に優位を寄せると間違いなく考えた筈なので、その
ステージに対し注文つけるのも良いかも知れない。
ただ、ベリルは説明の中で。
「お前たちは、挑戦側だ。アリーナのランカーは一見そう思えない奴でも
自分の順位を死守しようと考えて何でもやりかねない奴も多い。
準備時間も考えると、今から完全にステージを変化させてくれと言う事は
出来ないと思っていてくれ」

と、説明したので。ステージの完全変形は期待出来ない。
 何か他でアドバンテージを得るべきだ……また、多少世間話をしても良いだろう。

756夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/27(水) 16:41:15
>>754-755

「『ケイコウトウ』??ナニそれキョーミあるぅ〜〜!!
 すっごい『コセイテキ』じゃん。『ナマコ』みたいに!!」

      「アリスもキタイしちゃうぜ!!」

グリムの要求した『日用品』に、
サングラス越しにキラキラと瞳を輝かせる。
どう使うのか今から楽しみだ。
『スターウォーズごっこ』かな??

「『ジブンでモテる』だなんて、
 ソイツそうとうな『ナルシスト』だなぁ。
 それなら『カタナ』とかもアリってコトだ??
 『ヒトにカタナむけるヤツ』にはモテたくないなぁ〜〜」

『アリス』はトーブン、『ダレかのモノ』になるつもりはないよ。
だって、『このセカイ』に『コイ』をしてるから。
『セカイをテキにまわすカクゴ』でこなきゃ、
わたしの『ハートのじょおう』はゲットできないぞ。

「だったら、『ソレ』もらっとこっかな。
 『ショウメイをイチジテキにけすケンリ』!!
 『なんびょう』おとしてもらえんの??
 あと、『なんかい』くらいまでオッケー??」

これは使い道がありそうだ。
少なくとも、ベリルには分かるだろう。
『暗闇の世界』が『ドクター』にとって有利な環境である事を。

「いってらっしゃ〜〜い!!」

ベリルが席を離れ、二人きりになるタイミングで、
グリムに話し掛ける。

「まだ『ノウリョク』おしえてなかったよね??
 わたしのは『イショク』と『キョウユウ』」

『タッグ』を組む以上、
『お互いの能力』は知っておくべきだろう。
連携しやすくなるし、逆に分かっていなかったら、
同士討ちの危険もある。
『ドクター・アリス』の『能力』は、
そのまま『弱点』に直結するので、特に知っておいて欲しい。

「『アリスのスタンド』は『シリョクいがい』が『チョーいい』。
 『シリョク』はフツーだけど、『ヒカリ』に『チョーよわい』」
 『イショク』は、ソレを『きったヤツ』に『おしつける』」

「『キョウユウ』は、『きったヒト』の『カンカク』を、
 『スタンド』と『つなげる』。
 グリムと『つながった』ら、
 『グリムがみてるモノ』が『アリスにもみえる』し、
 『きこえる』し、『さわれる』ってコト」

「コレ、ベリルにはヒミツね。
 いや、ベリルは『しってる』んだけど。
 でも、『しってるけどしらない』っていうか…………」

     「――――まぁ、とにかくヒミツだ!!」

手短に『ドクター・アリス』の『能力』を伝えておく。

757グリム『グリム・ランタン』:2022/07/27(水) 20:37:35
>>755-756
「――『良し』」

ベリルの口から『照明を消す権利』が出た時、小声で呟く。
そこの確約が得られたのは大きい。
全てが計画通りに動くとは思わないが・・・アドバンテージ一つ、だ。

>『アリス』
「俺の能力は・・・簡単に言えば『物を壊れないようにする事』だ。
 『生物』ならば『死』・・・『無生物』ならば『大きな破損』を受け付けなくする。
 勿論無制限ではなく、時間が来れば、本来訪れるべき『破壊』が降りかかるが・・・・・・」
 相手の能力次第では、『服』や『アクセサリー』を強固な守りとして利用できる」

「何故普通の武器ではなく『蛍光灯』を選んだのかは、分かって貰えると思う。
 俺にとっては『壊れやすい』は『壊れにくい』と同義なわけだ。
 その上で、相手の『困惑』を誘える・・・・・・思考を割ける」

その上で、と話そう。

「問題はどうしても『目立つ』こと。
 ヴィジョンもそうだが、能力が使われている間、『蝋燭の炎』がその物体には浮かび上がる。
 だから・・・・・・『照明を消す』と、俺だけが浮かび上がる・・・・・・」

「『だがそれがいい』――と思っていた。
 突然の暗闇、俺が目立てば『アリス』は自由に動ける、とな。
 ・・・・・・改めて『ドクター・アリス』の能力を聞くと、尚更そう感じる。
 君の感覚に対する能力は、暗闇のペナルティをほぼ打ち消す」

「・・・・・・もし選べるなら、過剰な『静寂』、『騒音』も、こちらの利になるか?
 相手の動きを小さな動きを音で把握できたり、
 こちらの音をかき消しながら相手の移動音だけを把握する事も出来るか」

758『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/28(木) 18:12:03
>>756

>『なんびょう』おとしてもらえんの?? あと、『なんかい』くらいまでオッケー??

「合図は予め、二人で決めてもらうとして。そうだな……目安として『5秒』程度
回数は三回でどうだ? 奇襲をするにしても、相手だって行き成り暗くなって
泡をくって、暗い間は立ち尽くすような雑魚じゃない。不意を打つ硬直を一度目は
成功出来て、恐らくは大体数秒。二度、三度目となると相手も覚悟が出来る」

もっとも、更に私と交渉して回数を増やすのは検討するが……とベリルは付け加えて
一旦席を離れた。アルカラと、グリムは打ち合わせを開始する。
もう1レス程度は、じっくり相談出来る。またドーナツ店を後にして
近くで何か買いたいものがあれば買う時間はある筈だ。

それと、二人の眼前から彼女が消えた事で。ベリルの後ろ側でも
席についてる客が居るが、その人物がはっきり視認出来た。
 不良っぽい髪形をした清月学園の制服の人物が、ポン・デ・マスカットを
食べ進めつつ何か用紙に一心不乱に書き込んでいる。

 まぁ、ただそれだけ……。
特に意図なく話しかけなければ、絡んでくる事もないだろう。

759夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/28(木) 22:16:53
>>757-758

「『5びょう』と『3かい』ね。じゃ、ソレでいいや。
 ジューブンジューブン!!」

もちろん、
『ただ明かりを消すだけ』で終わらせる気など毛頭ない。
『そういう事が出来る』と分かっているなら、
それを利用した色々な『策』が可能になる。
ベリルの言うように、一回使った後は読まれるだろうが、
一回使えれば十分だ。

「なるほど〜〜!!
 『カンタンにこわせる!!』とおもったのに、
 『ゼンゼンこわれない!!』ってなったらビックリするな!!
 うんうん、グリムもなかなかやるなぁ〜〜」

『グリム・ランタン』の『能力』と、明かされた『意図』に対して、
大きく頷いてみせる。
確かに意表を突くには効果的な策だ。
それで敵に隙が生じれば儲けものだろう。

「『オト』はね――――――チョー『ジューヨー』だよ」

それに続くグリムの提案は、もっともな話だった。
実際、自分も同じ事を考えていた。
頭に浮かぶのは、『二回目の試合』の事だ。

「アリスはナンカイかでてるからわかるけど、
 『シアイカイジョウ』って、すっげー『ウルサイ』んだよ。
 みんなかってなコトいって、アレコレさわいでるからさぁ」

           ス ッ

人差し指で自分の『耳』を指差す。
『アリーナ』の『試合会場』は、
街中にはない『大歓声』で溢れ返っている。
常人の聴覚でも『やかましい』と思えるレベルだろう。
『超人的聴覚』にとっては『それだけ』では済まない。
本来ならば利点である『超聴覚』が、
『マイナス』に作用してしまうのだ。

「だから、『まえのシアイ』のときは、
 『チョウカク』を『カット』してたんだよね。
 そうじゃないと『きがちる』から」

それを防ぐために、前回の試合では、
事前に『騒音対策』を行っていた。
布切れに『超人的聴覚』を『移植』して、
手の中に握り込んでいたのだ。
そのお陰で、会場内の騒々しさが、
『超人的聴覚』に悪影響を及ぼさなかった。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049904/692)

760夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/28(木) 22:17:53
>>759

「ギャクにいうと、
 そのときは『オトのセンサー』がつかえなかったんだ。
 そのかわり、かいじょうの『ギャラリー』を、
 『オトのコウゲキ』にリヨウしてやったけど」

対戦相手であった『レーン』に『超人的聴覚』を『移植』し、
『観客の大歓声』を『全周囲からの爆音』に変換し、
両方の耳を通して、脳内に叩き込んでやった。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049904/724-725)

「なんてったって『サラウンド』でガンガンひびくからさぁ〜〜。
 あいてにもよるけどさ、
 『コレ』がきまったら『デカい』とおもうよ。
 まぁ、ミミふさいどけばいいんだけど。
 『スタンドがきこえる』んなら、
 『ソッチのミミ』もふさがなきゃイミないし」

ヴィジョンが『人型』かどうか。
もしくは『視聴覚リンク』の有無。
この辺りに左右される部分はあるが、最低限『隙』は作れる。

「ただし!!『テキのうごきをオトでつかむ』っていうのは、
 ザンネンながらできなくなるのがジャクテンだ!!」

そこまで言ってから、少しの間を置く。

「『あいてのうごきをオトでつかむ』のはモチロンできるよ。
 でも、『おおきなオト』があるなかだと、チョットむずかしい。
 センサーの『かんど』がよすぎるから。
 そういうジョーキョーだと、
 『アリス』のほうがダメージでかくなっちゃう」

『超人的聴覚』は、
入ってくる『音の情報』を処理する能力も『超人的』。
他の音に混ざった『相手の移動音』だけを、
正確に聞き分ける事には何の問題もない。
しかし、そもそも『大きすぎる音』自体が、
一種の『ダメージ』になってしまう。

「たぶんグリムもおんなじコトおもってそうだけどさぁ、
 こういうのどうよ??
 『イチジテキにギャラリーのコエをとどきにくくするケンリ』。
 『ノイズキャンセリング』っていうの??」

「『ほどほど』に『オト』がのこってたら、
 『コッチのオト』もけせるし、『アッチのオト』もゼンブわかる」

「『ショウメイをけすケンリ』とくみあわせたら、
 『いいカンジ』になるとおもわない??」

『暗闇』は『ドクター・アリス』のフィールドだ。
『完全な静寂』にするのではなく、
あらかじめ『騒音』を『低減』させておけるなら、
『超人的聴覚』がフル活用できる。
その状況下であれば、『情報量の差』においては、
こちら側が圧倒的に有利になるだろう。

          チラッ

偶然、客が食べている『ドーナツ』が見えた。

(――やたら『マスカット』がスキだったっけ)

その客の『服装』を見て、『顔』を見て――――視線を外す。

「あ、このあとコンビニよりたいんだけどいい??」

金一がいればパシリに使うところだが、
今はいないから自分で行くしかないか。

761グリム『グリム・ランタン』:2022/07/28(木) 22:46:54
>>758-760
「過剰な要求は『バランス』を崩す・・・。
 武器の放棄に釣り合うのがそれだというのなら、異論はない。
 もう少し、他のフィールドの状態に関しては話し合いをさせて貰うが」

ベリルの言葉に頷く。
一回でも使えれば、それは強く相手の印象に残るだろう。

「ふむ・・・やはり『ベテラン』だな。
 俺の考えるような事は既に『考察済み』か・・・・・・。
 『暗闇』と『静音』のタイミングに関しては『アリス』の判断に任せよう。
 勿論、『照明の権利』の効果を倍増させる運用には『賛成』だ」

『アリス』の『聴覚』がフルに発揮されるように、音の運用に関しては任せるとする。

「俺もコンビニには用事がある。
 用意しておきたい物も増えたしな」

清月学園の制服には気づいたが、今は関係ないだろう。直ぐに意識から外す。
『アリス』と一緒にコンビニに行く道すがら、一つの懸念を伝えておきたい。

「しかし、『ベリル』は・・・・・・『アリス』の能力に関しては当然、ある程度把握している訳だろう?
 その上で『暗闇』を生み出すことは『異常な贔屓にはならない』と判断した・・・・・・。
 相手が選択した『地面』というフィールドは、それと釣り合うレベル・・・・・・という訳だ」

762『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/29(金) 17:50:15
>>759-761
(※買い物は、日用品に問題ないのなら入手した品だけ記入してくれれば
場面は省略、アリーナへの到着。試合相手との対戦前の『邂逅』へ移らせて頂く)

アリス、アルカラ、夢見ヶ崎と様々なワンダーランドを駆け巡るにあたって
多くの名を掲げる君とグリムは相談を開始する。

君の『超感覚』は時と場合によって『武器』にもなるし『弱点』にもなりえる。
保険をかねて、グリムの言うノイズキャンセルの『対策』も必要になるかも。
『フィールド』の懸念も重要だ。相手が武器の権利を片方放棄してまで
要求したと言う事は『フィールドに何かしら工作』をする可能性が高いと言う事だから。
 当然、それはまだ何か不明。ベリルも公正な為に親友であろうと相手の情報を
売る事だけは絶対ない。ただ、何が来ても対応出来る心構えは今だからこそ出来る。

『不良っぽい学生』を、夢見ヶ崎もグリムも買い物がてら席を立つ際に一瞥出来た。
 相手の目は最近寝不足なのか目の下に大分濃い隈を生やしてる。
特徴としては、それ以外は茶色に染めた髪とビー玉のようなカプセルのイアリング。

人より聴覚が平常でも鋭い君には、不良男子らしい人物の書き込みの音は
何かを『書く』と言うよりは『描いてる』ような感じらしい音だなと思えただろう。
 まぁ、だからと言って彼が敵のスパイで君達の人相絵を書いてるとかは
流石に無いだろう。遅かれ早かれ、君達は直ぐに『闘士』と会うのだから……。

763夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/29(金) 19:46:46
>>761-762

「――――うん、ベリルは『だいたい』しってる」

「だから、『グリムのいうとおりかも』ね〜〜」

改めて示された『懸念』に対し、どこまでも明るい軽口を返す。

「むこうだって『かつ』ためにイロイロやってるワケだし??
 ベリルもいってたけど、『ハンソク』にならないんなら、
 まぁナンだってするよね。
 だから、コッチのサクセンで『イーブン』にもちこめたら、
 ソレでオッケー」

  「もし、アッチのほうが『ユウリ』だったとしても――――」

「アリスは『いろんなセカイ』をみてきてるからさ。
 チョットやそっとで『ひきはなされる』ようなコトにはならないよ」

               ニッ

         「ま!!そーいうコト!!」

満面の笑みで、そう言い切った。
自らの内に宿る『半身』が、
これまで歩んできた道のりを裏付けている。
『闇』から『光』――――
『ドクター・ブラインド』から『ドクター・アリス』に至った『旅の記憶』を。
『スタンド』だけではない。
同時に『夢見ヶ崎明日美』自身も、
数々の戦いを経て『成長』しているのだ。

「いってなかったけど、アリスの『ドクター』は、
 『パワー』はあんまりないから。
 『ソレいがい』だったら、
 『グリム・ランタン』とおんなじくらいだとおもうけど」

「でも、ちゃんと『ブキ』はもってるからさぁ。
 ほら、グリムみたいに。『やっつける』のはコマらないよ」

『グリム・ランタン』は、ほとんどの面でスペックに隙がない。
そういう意味でも頼りになるパートナーだ。
『ドクター・アリス』には『爪』があるので、
攻撃力は底上げされているが、
純粋なパワーという点では劣る。

「『スタンド』には『ゴリおし』がきくヤツと、
 『そうじゃないヤツ』がいるんだよね。
 まえにアリスがたたかったのは『きかないヤツ』。
 そういうのがでてくるとメンドくさいかなぁ〜〜」

『スタンド』の中には、
単純なパワーやスピードが全く通用しないタイプもいる。
当たってしまったら厄介だが、今回は『タッグ戦』。
それを考えると、可能性は低いと思って良さそうだ。

「『サイン』は……なるべくわかりやすいヤツがイイよね??
 でも、あいてにバレたらイミないし??」

「――――『右手の人差し指を立てる』でいいかな??」

合図を提案しつつ、店を離れながら、
『そいつ』を横目で一瞥する。
他の何よりも『『ビー玉のアクセサリー』が強く印象に残った。
『あるスタンド』を思い起こさせたからだ。
そして、その『本体』も。
その客の事が妙に気になり、顔を覚えておく事にした。

「『M&M'S』と『オレンジジュース』と……『エナジードリンク』!!」

まず、普通サイズの『M&M'S』チョコレートを一つ手に取る。
今日は『ピーナッツ入り』にしよう。
糖衣に包まれているから、暑い時期でも溶けない優れもの。
色もカラフルで、『アリスのお気に入り』だ。
それから『500mlペットボトル』の『オレンジジュース』と、
『355ml缶のエナジードリンク』を一緒に購入。

       「グッリムぅ〜〜!!」

            ポイッ

『エナジードリンク』をグリムに投げ渡す。

「アリスからのオゴリ。ソレ、テキに『ゴチソウ』してやってよ。
 わたしのブンは『もうひとり』にあげるからさ」

「シアイがはじまったら、『アリスのハナ』、グリムに『かす』よ。
 『ニオイ』がわかってたら『バショ』もわかるでしょ??
 そのほうがベンリだし」

狙いは『マーキング』。
『超聴覚』が使えなくなった後の『保険』でもあるし、
グリムに『超嗅覚』を『移植』する事によって、
二人とも『索敵能力』が向上する。
『暗闇の時間』を、より有効活用できるはずだ。

764グリム『グリム・ランタン』:2022/07/29(金) 20:12:12
>>762-763
「ふふ・・・こういう『戦場』での機微に関して、
 提案をする方が間違いかもな、『アリス』。
 初めての『相棒』が君で本当に良かった」

根拠の無い『自信』ではない。今までの経験に裏付けされた『確信』を感じる。
少なからずあった不安が吹き飛ばされるような気がした。

「相手が何をしてこようが、打ち勝つために『準備』をしている。
 必要以上に恐れる事はない、か。
 『アリス』の言う通り、俺のスタンドは隙がない。オールマイティだ。
 どんな局面にも対応できるからな」

『グリム・ランタン』自身も人並み外れたスペックを持つが、
それに加えて能力が守勢に向いている。対応力は抜群だ。

「合図はそれでいい。シンプルだが、一回では見抜けないはずだ。
 複雑な動きでは警戒されてしまう可能性もある」

『アリス』から『エナジードリンク』を受け取りつつ、
自分は『巻取り式』の『採寸用メジャー』を購入した。

「この独特の『甘い匂い』は確かに戦いの場では目立ちそうだな。
 タイミングを見て『マーキング』させて貰おう」

765『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/30(土) 13:20:22
>>763-764

スタンド使いは色々だ。全身に身にまとい獣のように動ける能力者も居れば
聖徳太子のような笏で同一の物体を使役したり、意識を失ってる間にしか
作用しなかったり、またクイズ形式の超高速の追尾光球を放ったりと。

然しながら『タッグ』戦において、君(夢見ヶ崎)が後者で対峙した
スタンド使いはアリーナの試合でも特殊な事例だろう。あのような能力は
1対1であればジャイアントキリングも発生するがタッグには向いてない。
 恐らく、今回の相手は今まで相手してきたどの能力者とも異なる気がする。

スタンド名が自身の名である君(グリム)も不安はない。
頼もしい歴戦の相棒、そして己の名を冠する力は能力含めスペックは
パワー型スタンドでも上位だ。まともにやれば苦戦するのは相手の方だろう。

『買い物』も終えた。

『ピーナッツチョコ』
『500mlペットボトルのオレンジジュース』
『355ml缶のエナジードリンク』

『巻取り式の採寸用メジャー』

それ等を購入して、ベリルと合流する。君達の携行品と準備万端に思える顔つきに
頷くと共に総合グラウンドの人気の少ないエレベーターへ三人は乗り込む。

「……あぁ、悪い。俺も『アリーナ』に行くから一緒に入れてくれ」

ベリル「うん? ……あぁ、わかった」

……おっと。どうやら先ほどの『不良らしい青年』もエレベーターに乗り込んできた。
僅かにマスカットと煙草の匂いが四人で乗り込んだ密室の中で漂う。それを無視しつつ
先導役の彼女はエレベーターのボタンを規則的に幾つかの階のボタンと共に
開閉ボタンを長押しする。それが合図となって秘密の降下システムが発動して
夢見ヶ崎は最近慣れたかと思うが……『フーヴィアン派』の組織である地下闘技場へと
下に下へと降りていく。少しだけ長い間で、不意に彼女は無言で到着を待つ青年に声かけた。

ベリル「お前、確か。以前、会った事あったよな?」

「…………あぁ、ん……はい」

ベリル「歯切れが悪いな。まぁ、あの時は落ち着いて交流する余裕は
なかったが、アリーナ勤めだったのなら結構な時間もあれから経ったし
一言挨拶してくれりゃ良かったのに。まぁ、部署が違うと余り慣れあうのは
宜しくないってのも有るのかも知れないが……。
あぁ、『あの青年』も元気か?」

――ピクッ

瞬間、青年は少し上の空と言う感じでベリルに応答していたが。
その彼を取り巻く空気が一変した。ぼんやりとした気配から、瞬く間に荒れ狂う
天候へ変化するように、嵐の前触れのような静けさが覗かせるような。

 ――ピンポーン

エレベーターが到着の音を報せた。そして、君達のドアを開く目の前には……。

766『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/30(土) 13:50:57
>>763-764

イメージ画像→ttps://picrew.me/image_maker/1666544/complete?cd=YPdtocHvbf


――よぉ 遅かったじゃないか

そう、エレベーターを出ると受付口が見えるが。その場所までを通過する
少し広い空間には、異様な光景が出来ていた。

まず、『女』が居た。黒人らしく、眼鏡をかけたボーイッシュにも感じられる
髪形をしつつも、幾らか好戦的な笑みで君達……いや『ベリル』を見ている。

そんな彼女が椅子替わりにしているのは……『数人の倒れ伏した人間』だ!

『うぅ……は、反則だ ろ……い 【行き成り蜂の巣にされてから】
襲い掛か……がぁっ』

対戦者「おいおい、誰が喋っていいって言ったよ?
立場がわかってないようだな、あぁ?」 

積みあがられた下の段で呻いてる男を、女は嘲るような口調で
頭を踏みつけ物理的に沈黙させる。

ベリル「何時にもまして好調のようじゃないか 『アージェント』
試合前に今日はどんな犯罪者狩りだ?」

そんな普通の人が行き成り見たら尻込みするような状況に対し、ベリルは
何時も通りと言った感じの口調で話しかけた。


アージェント「ハッ チャチな悪党さ。違法のサルの密輸してるのを
相棒と一緒に鎮圧。昼飯どころか煙草一本吸う合間で終わったよ。
楽な仕事さ。けど、一人はレアな能力者居たよコピーの……って。
あぁ、あんた達二人が私と相棒の相手なようだね。

悪いねぇ……『眼中にない』もんでさ」

アージェント「まぁ自己紹介してあげる。アージェント
このアリーナの『89位』が私」

 ゴゴゴゴゴゴゴ・・・。

 倒れ伏した犯罪者達の山の上で座りつつ、何処か『敵愾心』を
君達に向けながら、今回の試合相手は名乗りを上げた……!

767グリム『グリム・ランタン』:2022/07/30(土) 22:49:30
>>765-766
「・・・・・・」

エレベーター内では黙したまま、二人の会話を見守った。
『アリーナ』の人間模様は複雑怪奇なようだ。
人が3人集まれば派閥が出来ると言うし、さもありなん。
それにしてもこの青年、ベリルの口ぶりからすると、
『アリーナ』の戦士側ではなく事務員か何かか?


エレベーターのドアが開いた先の光景に、思わず足を止める。
なんとも悪趣味な『おもてなし』だ。
露骨な威嚇――実に好戦的な、この女性が『対戦相手』の一人か。
それならば、こちらも黙っている訳にはいかない。

「初めまして、『アージェント』。俺は『グリム』だ」

まずは深々と・・・大げさなぐらいに礼をしよう。

「歓迎に感謝するよ。
 『眼中にない』俺達の為に、ワザワザ男共を用意したんだろう?
 いくら積んだかは知らないが、素晴らしいパフォーマンスだ」

パチパチと拍手をしよう。

「ショーと言う物を良く分かっている。俺も参考にさせて欲しい。
 何分初参加だからな・・・何がウケるのか、『アリーナ』の文化をよく知らないんだ。
 ・・・ところで『アリス』、教えて欲しいんだが・・・『89位』ってのは『上』から数えた方が早いのか?」

768夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/31(日) 00:48:48
>>764-767

やれるだけの準備は済んだ。
考えられるだけの作戦は用意した。
残りは『その場の判断』で埋めればいい。

      ――――ヒョイッ

『M&M'S』を開封し、一粒だけ口に放り込む。
やっぱりチョコレートは『M&M'S』にかぎるな〜〜。
いつでもドコでも、おてがるにもっていけるのがイイよね。
シェアするのもラクチンだし。
みんなもたべよう!!っていってたら、
つくってるトコからイッパイもらえない??

  「みせてやろうよ――――」

            「『グリム』と『アリス』のチカラを」

グリムの言う通り、過剰な恐れは必要ない。
頼れる相棒と共に『アリーナ』に向かう。
勝つために。

―――――――――――――――――――――――――

「――――『タケルくん』からは『ヤジ』ってよばれてたよね」

不意打ちのように、『相乗りしてきた相手』に呼び掛ける。
そして、今度はジックリと正面から『顔』を見る。
『見覚え』はないだろうか。
いや、『あるはず』だ。
さっきは思い出せなかったが、ようやくピンときた。

「『ひそひそ星の園』――――
 『キンイチ』っていうアホなオッサンにつれてこられたでしょ??」

以前、『天雨サトリ』と共に、『アリーナ』から引き受けた仕事。
あの時、『手伝い』として金一が連れてきたのが、
『ヤジ』と『小林』だった。
もっとも、ヤジには『別の役目』があったようだが

「おぼえてない??『わたし』だよ。
 ホントにベリルのいうとおり、
 アイサツくらいしてくれりゃあイイのにさぁ。
 それともわすれてた??」

「あのときはチョコッとしゃべったくらいのカンケイだったし、
 わすれられてもオコんないけどさ。
 わたしだってわすれてたワケだし」

「ま、『フツーこんなヤツのコトわすれるか??』とは、
 チョットおもうけどさぁ〜〜」

そこまで言って、ベリルに視線を移す。

「ベリルぅ〜〜??ヤジちゃんのボスって、
 『イサゴさん』だったりするのかなぁ??
 なんとなくおもっただけだけど、
 まえにイサゴさんから『シゴト』もらったコトあったから」

    「おっと、トウチャクしたみたいだぞ。
     あいかわらずはやいな〜〜」

エレベーターから降りる際、ベリルに『耳打ち』する。

       「『しあい』がおわったら『はなしたいコト』がある」

769夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/31(日) 00:49:39
>>768

「――――さぁ??あんまりきにしたコトなかったなぁ。
 わたしとベリルは『Cランク』らしいけど」

グリムの問い掛けに、ただ肩を竦めてみせる。
実際、知らなかった。
というより、聞かされた事がなかったという方が正しい。

「『アルカラ』だ!!
 『グリム』からは『アリス』ってよばれてるし、
 わたしは『アリス』なんだけど、
 『アージェント』は『アルカラ』ってよんでいいぞ」

グリムの言葉を聞いて、サングラス越しに目を丸くする。

「え??この『イス』って、そんな『たかい』モンなの??
 『マホガニー』とかつかってる??
 あ、わかっちゃった〜〜!!
 きっと『オシャベリきのう』がついてるからだな。
 ほかにもナンか『ベンリなの』ついてない??
 『キンキュウダッシュツソウチ』とか!!」

            ニヤッ

ひとしきり喋った後で、不意にグリムに笑い掛ける。

「ねえ、グリム。
 『アリーナ』では『そういうの』がウケるんだよ。
 『おやすいチョウハツ』を『クールにうけながす』っていうのがさぁ」

わたしもマネしてみたいけど、キャラがかぶるな。
ドンドンあたらしいロセンをカイタクしていかないと、
ブレイクしても『イッパツや』でおわっちゃうのはイヤだし。
よし、ココは『ホット』にぶつかっていこう。

「なんだとコノやろう!!
 あとでイタイめみせてやるからな!!
 せいぜいクビをあらってまってやがれ!!」

遠回しに攻めるグリムの対極を行くかのように、
序盤でやられる三流悪役のようなセリフを吐いた。
むしろ、こういうヤツがサイゴまでいきのこってたら、
ぎゃくにザンシンじゃない??
この『アリス&アルカラ』が、
レキシにあたらしい1ページをつくってやる。
ことしの『アカデミーしょう』もねらえるな。
アリスは『ゲンサク』だから、こんかいの『しょうきん』で、
ユウメイな『カントク』と『キャクホンカ』にオファーをだそう。

770『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/31(日) 21:10:49
>>767-769

>いくら積んだかは知らないが、素晴らしいパフォーマンスだ
>『89位』ってのは『上』から数えた方が早いのか?

アージェント「世界一の値段さ。つまり『無料』って事だ。
その魔法の種は、正義の組織(アリーナ)の許可を貰わず裏でコソコソ
小型サルを売買しようとした屑どもをひょっぴいて、此処で悪あがきで
また暴れようとしたので駄目押しにノせばな。
……それと、私の事を挑発してるんだよな? 『89位』わよぉぉ……」

グリムの『応酬』に対し、明らかにアージェントは気分を害したように
獰猛な笑みが深まる。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
>『タケルくん』からは『ヤジ』ってよばれてたよね

「……っ」

『アリス』の不意打ち気味の青年への挨拶。
そう……『ヤジ』と挨拶をしていた彼は君と面識がある。なのに関わらず
彼は心ここに在らずと言う感じでエレベーターへの相乗りの断り以外で
君へ意識を払う事はなかった。挨拶をして、初めて軽く目を見開いて
ぼんやりとした瞳の焦点を君に合わせていた。
 ベリルの言葉も合わさり、彼は見る見ると口を震わせ顔を俯かせると共に
壁に顔面は逸れて表情は死角となり、どのような感情を浮かべてるか分からなくなる。

ベリル「砂金(いさご)さん? アルカラから聞くとは驚いたな。
上層部で運営の狐狸どもに啖呵きってる人だが知り合いだったか。
……うん、わかった」

ベリルも、どうやら砂金(いさご)の名を聞き及んでるらしい。
最後の小声には同じく囁き声で返しエレベーターは開く。

『ヤジ』も、エレベーターが開ききった時には既に感情を鎮めたのか
向き直った顔は無表情に移り変わっていた。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

>わたしとベリルは『Cランク』らしいけど

ベリル「勝率がアリーナの闘技場で、ほぼ勝った試しが無いのは『Eランク』
理由は様々だが、勝率より敗北の数が多いのが『Dランク』
そして勝率はあるものの出場数が少ない、若しくは勝敗の戦績が同等が『Cランク』
大半、アリーナの選手はCランクが多いがな、アルカラ。
 で、出場数が多く勝率が高くなるにつれ『Bランク』
20位を超える辺りだと『Aランク』、そんで上位陣かつアリーナで白星のみだと
Sランクだとか伝説だとか言われるが……」

アリスこと『アルカラ』の呟きに、丁寧にベリルは解説する。そして更に
向かい合う対戦相手である彼女の放つ気配に殺気に近い冷たさが伴った。

アージェント「……で、私はどっかの誰かさんの所為で『Sランク』になる
夢は破られたって訳だ」

そして、『アリス&アルカラ』が放つ『パフォーマンス』へ
アージェントはキヒヒ、と言う感じで歯茎を出しつつ笑うと言い返す。

アージェント「なんだ、面白いリカちゃんドールコスプレ猿じゃねーか。

――いいぜ、気が変わった。

ベリルの『お友達』ってのが出場するって聞いたもんでさ。
どんな手段でも使って試合で無様で辱めてやろうかって考えてたが……。
お前(アルカラ)が、もし私を認めさせる程の勝利を飾れたら」

――この『89位』の座。お前にくれてやるよ

  ドヨドヨ  ザワザワ……!

遠巻きに見守っていたギャラリーらしい者たちも、彼女の言葉に俄かに湧き立つ。
ベリルが何か言い及ぶ前に、タンッと彼女は座っていた人の山の背を蹴って
後方にバク転しつつ華麗に降り立つと共に、意趣返しなのかグリム同様の
大袈裟なボウ・アンド・スクレープで挨拶を返して告げる。

アージェント「それじゃあ、御二がた。精々、残る時間の中で
夢想の勝利を祈ってくださいな。……おい、そこの茶髪坊主
そう、お前だよ。お前、確か下働きだろ? 知ってんだぞ。
この雑魚共を片付けるの任せたから、鍵ちゃんとかけておけよ」

そう言って、アージェントは鍵らしいカードを『ヤジ』へ投げ渡した。
 彼は無言で、それを受け取ると。僅かに吐息を出してから他の
従業員らしい人たちへ声をかけ、倒れてる犯罪者らしい者たちを引き摺って
運び始めた……。

771『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/31(日) 21:32:03
>>767-769(次から試合開始です)

『アージェント』が立ち去る間際、君達が試合前の控室で向かうのと
反対の通路で彼女を待ち構えるように大柄な2mを超すのでは? と言う
大柄な男性らしい人物が立っているのを視認出来る。
容姿は、ストリー〇ファイ〇ーのアレックスに多少似てる感じで
肌の色は真っ白だ。……君達を、青く冷たさを感じさせる色の目で
一瞥すると共に、アージェントをエスコートする。

金一のように彼女のサポーターと言う可能性もあるが……或いは。

ベリル「私にも責任はあるんだ。
あいつは、前はあんな感じでは無かった」

最後の準備……試合前の衣装などを貸し付けられる控室に案内を終えて
彼女は少しだけ暗い声でアージェントの『敵意』に説明する。

ベリル「私とあいつの試合……相手の能力のネタバレをしてしまうから
詳細は省くが、どちらかと言えば私が『嵌め』をして
あいつを瞬殺させた。ジリジリと時間を掛ければ負けると思ったからな。
 だが、その事で私は後悔を抱いてない。あくまで、勝利する為には
必要な手段だと思ってたからな。けど、あいつにとっては
そう思ってなかったんだろう。見ただろ……あの殺意の篭った目つき」

溜息を一度吐いたか、ベリルは次に口開く時には力の灯る瞳で二人を見遣る。

ベリル「アルカラ、グリム……お前たちに、あいつの目を覚ましてくれ
なんて大仰な事を言う気はない。
 けど、我儘を言わせてくれるなら。勝っても負けても、私が以前アルカラ
……お前との試合のように、最後には納得できる闘いをしてやってくれ」

ベリル「それと、一度私が勝ったとは言え。
――奴は強いぞ。それだけは、他の試合内容も見た事あるから確かだ」

パートナーについての情報も私は把握してない。心して掛かれよ

そう助言を終えて、ベリルも場を去る。後は試合が開始するまでの
最後の『準備』だ。

とは言え、持ち物の準備は終えてる……試合前の名乗りだとか
夢見ヶ崎のように、グリムも選手としてのネームを今から考えておくとか
出場の時の演出として何か音楽を掛けるとかを今からでもしてみるか?

(※念のために、改めて試合前に携行するもの。
そして試合で使用する権利を次レスで記載してくれると有難いです)

772夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/01(月) 01:03:13
>>770-771

『ヤジ』の事を思い出すのに時間が掛かったのは、
単に顔を合わせた回数が少なかったからだけではない。
前に出会った時と比べて、
あまりにも『雰囲気』が違っていたからだ。
そして、その『理由』も『既に分かっている』。

―――――――――――――――――――――――――

え??『89』って、そんなスゴイの??
よくわかんないけど、ナンかスゴそう。
だって『89』だし!!
せっかくだし、『89』になってやるぞ!!
そんで、『オシャベリきのう』つきの『イス』にすわるんだ!!
わたしが『89』になったアカツキには、
『キンキュウダッシュツソウチ』もつけてもらおう。
あとは…………『デコレーション』もツイカしてもらうか!!

「いってくれるじゃねえか!!そのコトバわすれんなよ!!」

何だか分からないが、最後まで三流悪役で通した。
わたしも『プロ』だからな。
こういう『やられやく』がいてこそ、
メインの『しゅやく』がひきたつんだぞ。

773夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/01(月) 01:05:27
>>772

「――――――ようするにさぁ」

『控え室』に入ってから、ベリルに話を振る。

「『ベリルがキライ』だから、
 『ベリルがつれてきたウチらのコトもキライ』ってコト??」

『ベリルのスタンド』は知ってる。
『シンプリー・レッド』――――『嘘を裁く能力』。
だからって、『相手の能力』が予測できる訳でもない。
ベリルと戦った時と同じように、『やれる事をやるだけ』だ。
ただし、『長期戦は向こうが有利』という事は分かった。

「そりゃ『かつ』よ。だって、『そのつもり』できたんだもん!!」

かたないと『オファー』だせないからな。
もしもかてなかったら、どうしよう??
ジブンで『カントク』と『キャクホン』を『ケンニン』するしかないか!!

  「『ショウブ』ってのはさ――――」

      「『かつ』か『まける』か『わかんない』から、
       『おもしろい』んだよ」

                「――――――でしょ??」

去っていくベリルを笑顔で見送る。

「ココくるのは『アルカラ』もひさびさだからな〜〜。
 ちょっと『キンチョー』して『STチオジメタン』でちゃうね」

「あ、グリムしってた??
 ニンゲンって『ストレス』をかんじると、
 『カラダのニオイ』がかわるんだよ」

         コソッ

コッソリとグリムに『耳打ち』する。

「『ストレスしゅう』っていうんだけどさぁ、
 『キンチョーしてるヒト』からは、
 『イオウみたいなニオイ』がするの。
 ナンかのサンコウにしてみてよ」

使い方によっては『嘘を見抜ける能力』だ。
『シンプリー・レッド』との戦いと、
これまでの『ベリル・ストック』との交流。
それらの経験が、この『応用法』に気付かせた。

「ちなみに、『つかれてるヒト』からは、
 『アンモニアのニオイ』がするよ。
 コレは『ヒロウしゅう』っていうんだって!!」

『ドクター・アリス』の『超人的四感』は、
『即時の情報収集力』に長けている。
『全ての感覚』をフル活用すれば、
『肉体的な変調』から『心理的な推移』に至るまで、
生物に関する『あらゆる事象』を推し量る事が出来るのだ。
夢見ヶ崎のスタンドは、『ドクター・ブラインド』から、
『ドクター・アリス』に『成長』を遂げた。
同時に、『夢見ヶ崎明日美』も『次のステージ』に進んでいる。
こうした『新たな活用法』を見出せた事も、その内の一つだ。

       「よし!!じゃ、いくか!!」

気合いを入れて、『会場』に向かう。
登場時の音楽は、『Caravan Palace - Wonderland』
(ttps://www.youtube.com/watch?v=vCXsRoyFRQE)だ。
最近のお気に入りだから。

―――――――――――――――――――――――――

携行品
・スマホ
・財布
・ハンカチ
・『M&M'S』のチョコレート(コンビニで調達)
・500mlオレンジジュース(コンビニで調達)

試合中に使用する権利
・会場内の照明を『五秒間』落とす。
・『三回』まで有効。
・合図は『右手の人差し指を立てる』事。

774グリム『グリム・ランタン』:2022/08/01(月) 07:54:32
>>770
「『マイク・パフォーマンス』さ。
 試合では遺恨無くやり合おうじゃないか」

両手を立てて、ひらひらと振る。
『悪意はない』というジェスチャー・・・・・・それもまた『挑発』だが。

「ではまた、『試合』で。次も楽しい演出を期待しているよ」

>>771-773
「なるほどね・・・『参考』になる。
 君の『超人的感覚』を扱うのであれば、
 それらの情報を収集するのは難しくないか」

『アリス』からの言葉を胸に留めておく。
自分の『能力』だけではない、もう一つの『能力』も使いこなすのが『タッグ戦』の妙だろう。

 フゥ〜・・・

深く息を吐く。
もしかしたら自分からは、『硫黄のような臭い』がしているのかもしれない。
『アージェント』相手には煽り返したが、やはり記憶の中では初めての『舞台』。
多少なりとも『緊張』はする。

「・・・・・・行くとしよう」

自分は特に名乗りも音楽も必要ない。
『グリム』以外の名前は無いし、『騎士』が登場するのに派手な演出は要らない筈だ。

―――――――――――――――――――――――――
携行品
・スマートフォン
・ラムネ瓶
・『蛍光灯』(支給品)
・『エナジードリンク』(購入品)
・『巻取り式の採寸用メジャー』(購入品)

・服装はコート。蛍光灯以外はポケットに入れている

使用する権利
・一時的に『観客』の声を届きにくくする(騒音軽減)
・タイミングは『照明を落とす』のと同時

775『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/01(月) 18:05:37
>>772-774

『ヤジ』の『異変』。それについて、君は幾らか理由を把握している。
されど、それを問いただす時間もなく、そして今は集中すべきは『試合』の事だ。

去り際に、強く笑ってベリルは頑張れよと一言、夢見ヶ崎の言葉に返答する。
余計な言葉はもう要らない。これからは君達の『力』のぶつけ合いの場だ。

ある種、妖艶さも微かに感じるミュージックに乗せ『アルカラ』と『グリム』は
試合会場への通路を歩く。少し薄暗い細道を出れば、そこは正しく……。


 ワアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!

         キャアアアアァァァァァァァ!!

『レディィィィィィスゥゥゥゥ &!! ファッキン玉無しガイ共!!!
 さぁ、今宵も始まったぜアリーナ地下総合闘技Ⅽランクバトル!
知ってる奴等は既に知ってるだろおおお!!? 突如として不思議の国から
来訪したか如く、ワンダーランドを追いかけ、そして! 鮮血の猟犬こと
【ベリル・ストック】。ジャイアントキリングを果たした【レーン】を打ち破り
今ここで【89位】の座を賭けて! 満を期してのご登場!!
 そう、その名わああああああ!!!! アルぅぅぅぅカラぁぁぁああああ!!!!

更に、その相棒! 今日のメインイベントに出場した正体不明! 素性不明!
 然しながらアルカラを護る騎士としての、その放つ空気は只者ではない!
果たして、この試合中で彼の名は未来において笑い話になるか、または英雄譚か!?
 名を唱えさせて貰おう!! グぅぅぅうううううリムぅうううううう!!!!』


 ア・ル・カ・ラ! ア・ル・カ・ラ!! ア・ル・カ・ラ!!!

   グ・リ・ム!  グ・リ・ム!  グ・リ・ム!!


『対してえええええ!!! 対戦相手は、フーヴィアン派の【黒き革命家】!
【鉄そう花】の【89位】
 アーー----ジェええええええええンんんトぉおおおおお!!!』


 アー・ジェント! アー・ジェント!! アー・ジェント!!!

試合会場では、アルカラは馴染み深い大音量の津波が四方八方から聞こえる。
超感覚の聴覚が麻痺する程ではないが、確かに戦闘するにおいては相手の物音が
阻害される恐れはあるだろうと感じるボリューム。

金網で囲まれ、柔らかな土が敷き詰められた試合場の向こう側で
不敵な笑みを変わらず浮かべて『アージェント』
そして、先ほど見かけたスーツを着こなした大柄の白人男性が腕を組んで
仁王立ちで君達を冷たい眼差しで睨んでいた。

776『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/01(月) 18:20:34
>>772-774

『さぁあああてえええ!! そして、この司会者も未だ
アージェントの相棒については名前すら知らない!
 このまま名無しの誰かさんのままでぇ……』

 ――アン……。

『お?』

 ――オブシディアン……それが……俺の名だぁあああああ!!!!

         ビリビリビリビリィィ!!!


 キャー! と観客席から、上半身のスーツを意図は不明ながら破り
半裸となった男の逞しい大胸筋を見せびらかすパフォーマンスと共に
名乗りを上げた『オブシディアン』と言う男。
破られたスーツは、少し重たい音と共に彼の目の前の地面に転がる。
アージェントはやれやれ、と言う呆れた仕草で首を横に振る
ジェスチャーと共に司会者へと強く宣言する。

アージェント「おい司会者さんよぉ! 私の相棒も、早く戦いたくて
待ちきれないって言ってやがる!!
 さっさと何時もの長ったらしい前口上を止めて開戦のゴングを鳴らしなぁ!
それと、今日の司会はあんた一人かい!?」

ベリル「いや、私だ」

実況席の喧しいDJ風の司会者の隣に、ベリルが席につく。それに
アージェントの顔は更に修羅めいた笑みへ変わり、上等! と一言吠えた。

司会者『Hey!! 気力 英気ともにバトルする気は十二分だなぁ!!
それじゃあ、四の五の言わずに始めようぜえ!
アリーナ【89位】の称号を賭けた……さいっこおおおおに派手な試合をな!!』



    ――カーンッッ!!!!


 闘いのゴングは鳴った! いざ、『試合スタート』!



〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=アージェント・オブシディアン
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴  ☆=アルカラ・グリム
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□☆□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

777グリム『グリム・ランタン』:2022/08/01(月) 19:09:40
>>775-776
「・・・・・・『グリム・ランタン』」

まずは『グリム・ランタン』を発現させる。
それは青白い炎を頭部に携えた、騎士のようなスタンドだ。
その手には『燭台』にも似た『杖』が携えられている。

「まずは俺が先陣を切るべきだろうな。
 相手の能力を引き出してやるとしよう」

手に持った『杖』で、手持ちの『蛍光灯』の先端に触れる。
それだけで、『蛍光灯』には自身の能力である『蝋燭』が埋め込まれる。
一般的な『蛍光灯』の長さは約『1.2m』・・・そこに埋め込める『蝋燭』なら『12時間』以上は保つ。
つまり『試合中』は何の問題もなく使える、という訳だ。

右手に『杖』を。左手には『蛍光灯』を持って、前に進もう。

778夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/02(火) 05:04:34
>>774-777

そこに足を踏み入れた直後、
耳慣れた『声』と感じ慣れた『空気』に包まれた。
実際に訪れるのは久し振りだが、忘れてはいない。
これが『アリーナ』だ。

「よう――――――」

      ザ ッ

「――――――『おまえら』、ゲンキだったか??」

会場内を見渡しつつ、席を埋める観客達に呼び掛ける。

「きょうココにきたヤツは『ラッキー』だ。
 わたしが『89』になるシュンカンを、
 サイゼンセンでケンブツできるんだからよぉ〜〜」

      「『それだけ』じゃあないぞ」

              ズ ギ ュ ン ッ ! !

自らの精神の象徴――『ドクター・アリス』を発現する。
全身に纏う『光のリボン』と、流れるような『金髪』。
そして、やはり『光』が固まったような半透明の『ネイル』。
どこか無機質だった『ドクター・ブラインド』とは全く異なり、
極めて有機的なヴィジョン。
その『違い』が分かるのは、
『以前のアルカラ』を知っている者だけだろう。

         「この『アルカラ』の」

   「『あたらしいチカラ』をおがむケンリを」

       「テメーらにくれてやる!!」

             ドシュッ!

ハンカチに『超人的聴覚』を『移植』。
それを本体の掌中に握り締める。
これで耳障りな『騒音』はシャットアウト出来るはずだ。

         「『まかせる』」

前に出るグリムの後ろに立ちながら、
『ドクター・アリス』が『爪』を突き出す。

「グリム、さっきの『アレ』やっとくよ」

            チクッ

そして、『超人的嗅覚』をグリムに『移植』する。
同時に、『ドクター・アリス』の両足を地面に下ろす。
『超人的触覚』は、
『ダッシュ』や『ジャンプ』の『振動』を感じ取る事が出来る。
ましてや、今の足場は『柔らかい土』だ。
おそらくは、『アスファルト』よりも分かりやすいと考えていい。

       「それじゃ、やろっか??」

            ポイッ

本体は余裕の表情で、一粒のチョコレートを口の中に放る。

779『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/03(水) 14:01:45
>>777-778

『グリム』にとっては記憶に失う前も体験した事があるか不明な未知なる世界。
 『アルカラ』においては一種、馴染み深い故郷への返り咲きか。

本体の名を記す『グリム・ランタン』を操作し蛍光灯にも能力を仕込む。
 アルカラも、同じ。新たに成長したスタンド(力) その名も『ドクター・アリス』!
アルカラの試合を観た事のある通の客やDJ司会者が興奮する声が耳栓越しに聞きつつ
スタンドの足を地面につけた。超感覚による『振動』の察知。
 互いのスタンドをサポートする気概は万全。対して相手は……。

 ――へッ

アージェント「『白黒』付ける試合での常套手段ってのは、最初に『ド肝』潰すのが
一番手っ取り早いのさ。――やりなぁ! 相棒!!」

オブシディアン「応! ウゥ……ぅううおおおおお応ッッ!! 
――『ザ・ホワイト・ストライプス』 装填……回転……!』

               ――ズギュンッ!

!!!! 上半身スーツを破り捨てた病的に白い大柄な男、オブシディアンが
腰を落とし足を踏ん張った体勢へ移行して発現したスタンドの形、それは!!

イメージ画像↓
ttps://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%83%E3%82%BA-%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88-%E3%82%AC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AC%E3%83%B3-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E7%94%A8%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%84-MW20R/dp/B00QV233E6

ガ ガ ガトリング銃だああああああああ!!!!??

映画コ〇ンド―に出てくるような、成人の男性が抱えられるようなサイズの
ガトリング銃! しかも、どう言うギミックか砲身と持ちての部分の間にも
ミサイル見たいな形状のカラフルな動物チックなデザインの小型ミサイル見たいな
オプションも見られる『スタンド銃』だ!

司会者『wwwwwryyyy!!!? お、おったまげー!!
オブシディアン選手!! まさか、まさかのがドリング銃!!
 こ、これがモノホンの威力なら、危うし、グリム! 危うし、アルカラ!
この数秒後には、二人のミンチが出来上がって今夜はハンバーグ類が一切
食べれない渋いディナーになっちまうぜえええ!!! イエーイ!』

ベリル『いや……冷静に考えて、そんなピーキーな能力ならⅭランクどころか
BかA級のランカー戦に出場させる筈だ。
原則、アリーナの試合は不慮の事故ってので死亡も稀に起こるが基本的に
故意に殺害させる真似は厳禁。奴の能力……私の想像では別の』

オブシディアン「ウゥ応応応ォォォォ!!! 発射!!!」

 ダダダダダダダダダダダダ!!!!!

   ダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!

――なんだ!?

オブシディアンはガトリング銃を乱射する。だが『君達には全く命中しない!』
 君達とアージェント達。その境にある地面を銃弾が命中し、埋め込まれる。

? 銃弾にしては、その地面に埋め込まれた穴は少々小さく感じられた……。

780『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/03(水) 14:07:06
アージェント「へへへ……」

アージェントとオブシディアンは動かない……。不敵な笑みを彼女は浮かべており
オブシディアンは撃ち尽くした後、大きく息を吸って呼吸を整えてる。

〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=アージェント・オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ・グリム
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ザ・ホワイト・ストライプス』の銃痕
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□☆□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

781グリム『グリム・ランタン』:2022/08/03(水) 19:35:38
>>779-780(質問)
オブシディアンは自分とアリスを狙って撃ったようには見えなかった?
初めから狙いは地面のようでしたか?

>>779-780
「むッ・・・」

捌ききれるか――と、『アリス』の前に立ち一瞬身構えるが、その心配は無かったようだ。
とは言え、発射中は肝が冷えたが・・・・・・。

「・・・なるほど? これがこの『フィールド』を選んだ理由か?
 『銃弾』が地面に命中する必要がある・・・と」

試合場の中心に大きく相手の『領域』が出来た、と考えて良いだろう。
となれば、ここは無闇に突っ込むのは悪手か・・・。

 クン クン

『アリス』から授かった『超人的嗅覚』で、
『硝煙』の臭いや、発射された『銃弾?』、命中箇所の臭いを探る。

782夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/03(水) 21:49:32
>>779-780

「ハッ――――――」

          シ ャ ラ ァ ン ッ

現れた『ガトリング銃』のヴィジョンを見て鼻で笑い、
『ドクター・アリス』が髪をかきあげる。

「ナニかとおもえば、『テッポー』のスタンドかぁ〜〜。
 それくらいだったら、わたしだって『つかったコトある』ね」

『エアリー・フェアリー・ナンセンス』。
かつて訪れた『夢の世界』で、
一時的に『自分のスタンド』として使った代物だ。
そのヴィジョンは『マシンガン』だった。
今となっては懐かしい思い出。
オブシディアンのスタンドは、その記憶を想起させた。

「ホンキでアルカラをビックリさせたいなら、
 『ロケット』で『ツキ』までとんでいって、
 そこから『ウサギ』でもつれてこいよ!!」

     ――――――ドクンッ

『ドクター・アリス』の両足を通して、
『超触覚』で地面の様子を探る。
一種の『ソナー』だ。
もし、何かが土の中で動いていたりすれば、
その『振動』で分かるだろう。

        シュバッ

そして、『ドクター』の両手に『M&M'S』を一粒ずつ握る。
これは『実体弾』。
『スタンド』に対しては効果がない代わりに、
『スタンド体』の『ネイル』よりも射程が長い。

>>781

「グリム、わたしの『ヨソウ』をいっとくよ」

『グリム・ランタン』の後方から、グリムに声を掛ける。

「さっきベリルは『ジカンをかけたらまける』っていってた。
 だから、さっさとおわらせたほうがタブンいい」

「なんとなくだけど、
 『オブシディアン』は『ジカンカセギ』っぽいきがする。
 アイツが『あしどめ』してるあいだに、
 『アージェント』がコウゲキしてくるか、
 『ジュンビをおわらせる』ってのが、わたしのかんがえ」

完全に『待ちの姿勢』という可能性も、なくはないだろう。
だが、『アリーナ』という場所を考えると、
そんな消極的な戦法を選ぶとは考えにくい。
普通に考えれば、向こうから積極的に攻撃してくるはずだ。

「ドンドンせめたほうがよさそうなんだけどさぁ」

「――――やっぱ『アレ』がきになるよね」

地面の中に埋まった『銃弾』には、当然ながら注意を払う。

「でも、ちょくせつブッぱなしてこなかったってコトは、
 ニンゲンには『こうかナイ』っぽいかなぁ??」

再び『エアリー・フェアリー・ナンセンス』を思い出す。
あの奇妙な銃は、
『四大元素』から『妖精』を生み出す能力を持っていた。
その例を考えると、『ただの弾丸』とは思えない。
『動物のモチーフ』を考えても、
そこから何かが出てくるのではないか。
そう思わざるを得なかった。

783『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/04(木) 12:02:06
>>781-782

グリムが感じた疑問。『ザ・ホワイト・ストライプス』の照準がどうなっていたか?
 自身の名付け親とも言えるアルカラの壁になって銃弾が飛び込めば防ごうと
身構えていた君は、弱視と言うチャームポイント持ちの彼女より正確に認識出来た事。

オブシディアンの狙撃、と言うか乱射は『掃射』と言う感じで、君達目掛けて
構えているが、射撃の勢いが強いのか、若しくは別の理由かは不明ながら
撃つ瞬間、彼の体は震えてまともに撃ててない(精:E)と言う感じであった。
恐らくだが、あれでは1m程度の近距離で棒立ちにならない限りは
でかい銃口であるものの命中させるのは難しいだろうとグリムは感じられた。

そして『超人的嗅覚』の情報。
 これも良い着眼点だ。まず硝煙の匂いだが火薬臭さより『ペパーミント』のような香り。
無数の着弾部分からも、微かなミント臭が放たれ、それが徐々に土の匂いと混ざって強まり
今まで嗅いだことのない自然の若草と樹が息吹く情景を感じさせる香料の波が
グリムの鼻から脳へと突き抜ける! これは……正しく『発芽』が!
『促進』がなされようとしている!

対して『ドクター・アリス』もまた感じる……『脈動』を!
 地面に埋め込まれた穴の中が段々隆起し、その埋め込まれ、否、撃ち込まれた
弾丸らしき物が何か別の形へと変わっていく『蠢き』を!

アージェント「おぅおぅ、アルカラって言ったか?」

したり顔で、対戦相手の彼女は眼鏡のつるを軽く摘まんでおちょくるように
持ち上げつつ嘯く。

アージェント「『ウサギ』は持ってこれないが……てめー見たいな
口だけの吠える『サル』に相応しいフィールドが」

 ――今、開始されるぜ!

 ニョキ ニョキニョキニョキッッ!!

 !

グリムとアルカラ、そして司会者や観客。全員が試合場の大地の変化を見届けられた!
 着弾地点より『芽』が咲き誇る、それは急激に成長(ス:Ⅽ)を行い。
段々と『樹』が育ってくる! 

現時点で君達の足の膝丈程度だろうか。だが、観察してる合間にも
幹は太くなり、枝が生え『ジャングル』が出来上がろうとしている!

オブシディアン「――これが、『ザ・ホワイト・ストライプス』の力。
『第一の能力』 『ジャック・ホワイト』
ジャック・ホワイト
白き 占領だ……俺と……アージェントの聖域……」

アージェント「感慨深いところ悪いがなぁ、相棒っ!
 あっちだって青ぴょうたんじゃねぇんだ。敵から目を離すんじゃねぇぞ!!」

オブシディアン「ぅ……りょ……了解だっ」

784『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/04(木) 12:06:38

〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=アージェント・オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ・グリム
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長中
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  2、3レス程度で『大樹』となるだろう。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□☆□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

785グリム『グリム・ランタン』:2022/08/04(木) 20:10:25
>>782-784
「・・・これは『ジャングル』か。『木々の強い臭い』・・・。
 『樹木』が急速に成長してるぞッ!」

「『アリス』・・・これは『最初の選択』だ。
 『足を踏み入れる』か、それとも『待つ』か・・・・・・。
 俺は、君の『予想』が正しいと踏む。つまりこれは相手の『時間稼ぎ』だ。
 このまま成長を待てば敵を『見失う』・・・。
 それは『お互い様』だが、相手にとって『有利』なんだろうな」

わざわざ地面を土にしてまでこの『ジャングル』を用意したかったのだから、それは間違いが無い筈だ。
この『ジャングル』を主戦場にするのか、それとも『ジャングル』を何かに使うのかは分からないが、
『視界の問題』は相手にとって有利に働くはず。

「俺は今から『突っ込む』。あそこは敵の領域だが、
 敵を見失い、準備をさせる『リスク』の方が『恐ろしい』と判断する」

「『アリス』がどうするか、『共有』の札を切るかは、任せる。
 一時的に分かれるとしても、状況については・・・。
 無理のない範囲で口に出そう。『聴覚』で拾えるように」

自分の考えを一通り説明したら、木々の薄い『MAP右側』に進みたい。

786夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/05(金) 19:27:08
>>783-785

「『サルみたいなウサギ』はいるかな??
 『ウサギみたいなサル』でもいいぞ!!
 シンシュはっけんしたら、わたしのナマエをいれてくれよな」

軽口を叩きながら、前方の木々を見据える。
自分達に有利な環境を構築する意図のようだが、
そういう意味なら、こっちの方が『発想の規模』は上だ。
このフィールドにおいて、
『超触覚』が十分に機能する事も確認できた。

「――――――『だろうね』」

『グリムの意見』に同意する。
リスクは大きいものの、
ここで待っていても事態が好転するとは思えない。
むしろ、時間が経てば経つほど、
『敵側の有利』に傾いていくだろう。
ハッキリ言って、『突入』するのは危険を伴う。
しかし、そうする以外の手は思い付かなかった。

「『それしかない』みたいだし、グリムに『オネガイ』しとく。
 『アリスのアリス』じゃ『パワーぶそく』だから」

『グリム・ランタン』なら、たとえ奇襲されたとしても、
ある程度は跳ね除けられる地力があるはずだ。
現状、『ドクター・アリス』は『聴覚』を『封印』しているようなものだし、
『嗅覚』はグリムに貸している。
『味覚』が役に立たない状況では、
残っている『触覚』に頼るしかない訳だが、
それだけで敵の動きを完璧に探知するのは、
少しばかり『工夫』が要るだろう。

「じゃ、オコトバにあまえて『つかっちゃう』ね」

           チョンッ

再び『爪』でグリムに触れ、『視覚共有』を発動させる。

「私は『世界の全て』を見てみたい。
 だからこそ、『ドクター・アリス』の『輝き』は、
 『この世界』を隈なく照らし、『闇』を払い、『全て』を明らかにする。
 その眩しい『光』の前では、どんな『悪魔』であろうと、必ず『正体』を曝け出す」

     シュルルルルルゥゥゥゥゥゥゥ――――――――ッ!

「『ドクター・アリス』の『第二の能力』――――『シンパシー・フォー・ザ・デビル(悪魔を憐れむ歌)』」

これにより、『ドクター・アリス』の頭部から伸びる金髪が、
グリム本体に『接続』される。
その射程は『100m』――十分すぎる距離だ。
『グリムの見た光景』は、
全て『ドクター・アリス』に伝達される事になる。

「コッチのイバショは『チョコのニオイ』でわかるから、
 ふりむかなくてもダイジョーブだよ」

グリムに『前衛』を任せ、その後ろからついていく。

「『グリム・ランタン』の『て』があいてるときに、
 もしかしたら『アリス』の『ツメ』わたすかも」

            ヒソッ

密かに『提案』しつつ、『樹木』の手前まで行って、
そこで立ち止まる。
生長の勢いを計算すると、今すぐに踏み込んだとしても、
『ジャングル』に囲まれる事は避けられない。
『グリム・ランタン』が相手の手の内を引き出してくれる事を信じて、
後方での『バックアップ』に努める。

787 『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/06(土) 13:34:01
>>785-786

グリムとアルカラ。互いに短くも作戦のやりとりを行い、決めた方針は『攻め』
 間違っていない。このまま『待ち』の状態で動かず迎撃をとっても、ベリルの助言も
踏まえれば確実に相手の優位を許す事になる。

進化した『ドクター・アリス』の能力
『シンパシー・フォー・ザ・デビル(悪魔を憐れむ歌)』にて感覚共有する際中。
アルカラだけは地面にスタンドを足付かせてるから気付くだろう。

 ―ゴゴゴゴゴゴゴッ ダダダダッ

大樹へと若木か成長する振動に混じって別の振動が感じる。
これは、恐らく『誰かが走り回っている音』だ。こちらに近づいては居ない。
恐らくアージェント達の居る地帯で動き回っている。
 目をそちらに走らせれば、既に大人サイズまで木々が伸びてきてるので
高身長のオブシディアンの頭部が辛うじて見える程度だったが、既に
『アージェント』が向こう側で何をしてるか視認するのは困難だ……。

アルカラは樹木の前に立つ。グングンとその樹は逞しく伸びていく。
 恐らく獣のパワー(パB)超怪力(パA)で破壊を止めようとしても、自然のパワーで
変形しつつ伸びるのでは? と感じられる。もしこのフィールドを全壊するとすれば
最初に種を撒かれた(掃射)段階で、どうにか地形破壊などしなければ
止める術は余りないのだろう。あとは、スタンドを直接破壊する。

その合間にも、グリムは前進する。木々の伸び具合からも考えて消去法から
一番移動空間が広そうなのは右だ。君の考えは正しい。

 ――ザッ

アージェント「――おっ」

 ! まだ距離は5m程あるものの木々の向こうで『アージェント』が
こちらの方向に進もうとしてるのと一瞬目が合った……!
 相手が施した障害物(木)もある為。行き成り飛び道具で攻撃を
仕掛けられる事はない。だが、相手は相棒の能力を熟知して『仕掛ける』。
 色々と想定して進まないと思わぬ奇襲を喰らうぞ!

788 『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/06(土) 13:36:43
〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴●□■∴  ●=アージェント
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長中
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  1、2レス程度で『大樹』となるだろう。
∴■□□□□□□☆□□□〇■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

789グリム『グリム・ランタン』:2022/08/06(土) 19:47:30
>>787
「やはり『動いて』いるな・・・」

『アージェント』の能力・・・。
一番最初にエレベーターを降りた時の光景を思い出す。
もしあれを一人で成したとすれば、複数人を相手にしても問題の無い能力。
そして、時間をかければかけるほど、有利になる・・・・・・。

(『仕込み』が必要だが『大規模』になりうる力か?
 『オブシディアン』が『武器の放棄』で『地面』を選んだのなら、
 彼女こそが『武器』を持っている可能性があるが・・・・・・)

右手側の金網によりつつ、前に進む。
『ジャック・ホワイト』に近づきすぎると成長に『巻き込まれる』可能性があるため、
正面以外の『木』には近づかないようにしよう。

790夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/07(日) 02:53:32
>>787-788

樹木の前で足を止め、その場に『スタンド』だけを残して、
2mほど後退する。
絶対に『ジャングル』には踏み込まない。
これが普通の木であったとしても、
『ドクター・アリス』のパワーで破壊は不可能だ。
ならば、入るべきではない。
少なくとも『敵の情報』が手に入るまでは。

『アリス』が持つ『超人的四感』。
基本的に、『超味覚』が使える状況は限定されるが、
『超聴覚』や『超嗅覚』は汎用性が高く、
それゆえに『多用』している。
それらと比べると『超人的触覚』は、
主に『敵』に対して使う事が多く、
『自分自身』で活用する場面は少ない。

だが、今は『アリーナ』の『タッグバトル』。
おあつらえ向きに、足元は『柔らかい土』。
こうした『特殊な状況下』では、
『超触覚』を最大限に活かす事が可能だ。

>>789

    「グリムの『め』、『アリス』にかしてもらうよ」

「そのかわり、『テキのウゴキ』は『ドクター・アリス』がつかむ」

          バ ッ ! !

『匍匐前進』をする時のような体勢で、
『ドクター・アリス』が素早く地面に伏せる。
そのまま進もうという訳ではない。
『能力』をフル活用するためには、この姿勢が『ベスト』。

  「みえなくてもドコにいても――――」

              「『アリス』は『ウサギ』をにがさない」

さっきまでは『両足だけ』だったが、ここからは『全身』だ。
すなわち、『超触覚』を『総動員』した『振動探知』。
接触する『面積』が大幅に増えた事で、
『探知精度』は更にアップするだろう。
もちろん、敵が目の前にいる状態では『的』になるだけだ。
『超聴覚』や『超嗅覚』が使えるなら、
そちらに頼った方が手っ取り早い。
その『二つ』が使用できず、十分な『距離』が開いており、
なおかつ『仲間』がいる状態でなければ、この技は使えない。
まさに『今』のように。

「『アージェント』ってさぁ、『オブシディアン』のコト、
 よくしってそうだよね〜〜。
 『あのナカにいればゼッタイかてる!!』とか、
 タブンおもってるんじゃないかなぁ??」

   「――――だから、ぎゃくに『ユダン』しやすい。
    『ユウリなトコでまける』なんて、
    フツーかんがえないだろーからさぁ〜〜」

       「ソコを『ねらいうち』してやろっかな〜〜って」

『ジャングル』の中で分があるのは、間違いなく向こうの方だ。
裏を返せば、それは『慢心』にも繋がり得る。
『有利な場所』にいるからこそ、
『破られるはずがない』と考えてしまいがちだからだ。

       「『うごいた』ら『しらせる』」

『超触覚』を限界まで駆使した『全開振動探知』を行い、
『アージェント』の動きを捕捉する。
『それ以外の振動』も含めて。
『オブシディアン』の能力には、まだ隠された部分がある。

791『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/07(日) 16:27:50
>>789-790

グリムはアージェントとの邂逅時を思い出す。4、5人は積み重ねた犯罪者達を
椅子にして座っていた彼女。機動力があるのか、または単純に破壊力があるのか?
 その回答は、予想よりも早く……『アージェント』自身が行動で齎してくれた。

アージェント「よう、グラサン野郎」

木々が邪魔して、彼女がどう言う表情で声かけたか解りづらいが、間違いなく
挑発めいた感じで告げる。

アージェント「――鬼ごっこだ」

 タンッ ダッ ニョキ  ダッ ニョキ ダッ ニョキ ダッ ニョキ ダッ ニョキ……!

アージェントは、動き始めた……! その動きは、早い……速い!
 常人以上、まるで草原のチーターが獲物を追い詰めるが如く残像する
見えかねない(スB)勢いで、ステップを刻むかのように動く!
 ただ、君(グリム)目掛け突進するような軌道ではない。その周辺一帯の
木々の障害物のない地面一帯を動き回る、読めない動き。
 何故? と感じる前に『超嗅覚』が答えを示す。

……草の強い香り。これは……『雑草』 
 もしアルカラから能力を譲渡してなかったら気付かなかったかも知れない。
周辺から生やす木々と共に少しだけ生えてくる周辺の草の匂いだろうと
気にも留めなかっただろう。だが、アージェントが動き回る度に、その踏んだ先に
『雑草が生えてくる』匂いを君は感じ、そして嗅覚に促されるまま彼女の
足先を見れば理解出来るだろう! 黒い少し襤褸も見えるブーツのようなスタンドを!

アージェント「――『二グロ・スピリチュアル』 舞うぜっ!」

 タンッ ダッ ニョキ  ダッ ニョキ ダッ ニョキ ダッ ニョキ ダッ ニョキ……!

そのまま彼女は縦横無尽に、ステップを刻ん大地に雑草を生やしながら
グリムより左の森の木々生える場所へ移動する……!
 追うべきか? または……別の行動をとるべきか。

ー ― ー ― ー ― ― ― ― ― ― ― ー

アリスの目の先でも、ジャングルは着実に成長を終えようとしているのが見えた。
目の先の大樹は、4〜5m程だろうか? 既に一端の頑丈な障害物だ。
それでいて、超嗅覚など持たずとも爽やかな甘さすら感じる香りが上から届く。
 その匂いの元を目で追えば、ふさふさと生えた葉と逞しい枝から幾つもの
赤く丸々とした『リンゴ』らしいものが生えていた。
 つまり、このジャングルは単なるジャングルでなく『果樹園』らしい。

DJ司会者『ウェーイ! ザ・ホワイト・ストライプスっ、ジャック・ホワイトと
呼ばれるフィールドは、なんとリンゴの木が生えそろっている!
 ガトリング銃から放たれたのは、リンゴの種! 何とも物騒な代物の割に
メルヘンチックな能力じゃねーの!』

ベリル「木々が、特別選手を攻撃するとか、そんな感じは無さそうだな。
見た所、本当に普通のリンゴの木と言う感じ。食料を生産する能力としては
中々希少だが、戦闘に応用するとなると障害物以外で特に用途は無さそうだが……」

司会席の声を耳に流しつつ。『ドクター・アリス』を大地へ添える。
君の『超触覚』は『ソナー』だ。故に、大地を激しく動き回って果樹園を
練り動き続けるアージェントの喧しい程の振動を感じ取れた。
 君の元に接近していない。どうやら、フィールド全体を自分の足で踏む事に
集中しているようだ……。

 …………カサカサカサッ   ス――ッ

? 何だ? アージェントではない。そしてオブシディアンが歩いてる感じでもない。
 もっと軽い……しいて言うなら金属板程度の何かが地面を這うような感じで
動いてるのを感じ取った。まだ距離もそこまで近くないが……。
 数は『三つ』だ。

792『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/07(日) 16:31:11
〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ?=何かが這いずり回ってる。
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント
∴■□?□∴□∴?∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴●∴?∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴〇■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  大半が『果樹』となっている。
∴■□□□□□□☆□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

793グリム『グリム・ランタン』:2022/08/08(月) 13:52:02
>792
「早い、な。このスピード・・・かなり厄介だ」

(ましてや『ジャングル』の中では、『小回り』が効くのは『有利過ぎる』。
 それだけが狙いではないだろうがな・・・)

木々の間を抜け、ジャングルの反対側へと足を踏み入れる。
その後、『アージェント』がその『スタンド』で踏んだ後に生えた『雑草』に、『蛍光灯』で触れてみる。
『蛍光灯』には『蝋燭』が埋め込んであるが、その反対側で触れよう。
もし『蝋燭』の先端が破壊されてしまえば、能力も解除される・・・。

(これは『地雷』か? さて、何が来るか・・・)

今更だが『蛍光灯』は、左右の電極とガラス管の内部に封入されたガスによって『点灯』という『機能』を果たす。
もし割れたり、僅かでも欠けてガスが失われれば、『直す』事も出来ない・・・つまりは『終わり』だ。
自分の能力は、『終わり』に繋がる僅かな破損も起こり得ない。

(折れず、曲がらず、割れず、欠けず・・・俺の能力との『相性』は抜群だ。
 そして『能力による変化』・・・・・・こればかりは受けてみなければわからないが)

『雑草』と『蛍光灯』、双方の変化に注意する。

794夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/09(火) 00:05:24
>>791-793

「フフフ、チョロいチョロい」

『見えないもの』の動きが手に取るように分かる。
これが『超人的感覚』の真髄だ。
『位置情報』のアドバンテージは、こちら側が握っている。

「ほうほう――――」

『共有』している『グリムの視界』で、
『アージェントのスタンド』を見る。
ああいうタイプか。
本体を強化されるのは面倒だが、
逆に言えば他の部分は生身。
一撃でも直撃すれば、それだけで終わる。
『グリム・ランタン』なら十分に当てられるはずだ。
ただ、何か仕込んでいるのは明白。
それが済む前に片付けるのが理想だが、
そう都合良くはいかないだろう。

「グリム、『みっつ』うごいてる。
 『アージェント』じゃない『ナニか』。
 『かるくてうすいモノ』がジメンを『はってる』みたい」

「イマはゼンブ『ほくせい』ほうこう。
 だいたい『アージェント』のまわりにいるっぽい」
 
「アッチが『ふいうち』ねらってるんなら、
 『きづいてないフリ』しといたほうがよさそうだよ」

引き続き、『振動探知』を続行。
『アージェントの動き』よりも、
隠れるように進む『正体不明の何か』の方が、
警戒の優先度は高い。
また、『オブシディアン』も気になるところだ。
動く様子がないのは、動かないのか動けないのか。
『ジャック・ホワイト』の方も、まだ何かあると見た。

「チャンスがあったら、
 コッチからもフイウチしたいトコだけどさぁ」

現在位置から、
『アージェント』を『狙撃』できる可能性はありそうだろうか?
少なくとも、スピードや精度は問題ない。
彼我の距離はあるが、
相手が近付いたタイミングを狙えば解決する。
この場で最も障害となるのは、やはり『遮蔽物』だ。
一瞬でも木陰から姿を現すようなら、
その瞬間に撃つ事は出来そうか?

「――――それか『ハサミうち』か」

もしグリムが『向こう側』へ渡るのなら、
こちらに残った自分とグリムで、
『アージェント』を『挟撃』する策も考える。
当然、その場合は『オブシディアン』が黙ってないだろうが。
それならそれで、最悪『一対一』に持ち込む事は出来る。

795『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/09(火) 10:53:36
グリムPC
 申し訳ありません。
念のために確認ですが、反対側へ足を踏み入れる。こちらはマップ上だと。

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ?=何かが這いずり回ってる。
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□〇■∴  ●=アージェント
∴■□?□∴□∴?∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴●∴?∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  大半が『果樹』となっている。
∴■□□□□□□☆□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

の位置でよろしかったでしょうか?

796グリム『グリム・ランタン』:2022/08/09(火) 12:29:04
>>795
その辺りの位置を想定しておりました。

797『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/10(水) 09:42:11
>>796(回答感謝)
>>793-794

まず、『グリム』の行動の結果だ。
 君は名の通りのスタンド。『グリム・ランタン』の命の蝋燭を仕込んだ
蛍光灯で生い茂る雑草に触れる。
 撫でるように青々とした幾多の環境でもしぶとく生える草は、蛍光灯の
力に抗うことなく、カサリと揺れる。見た所、現時点では只の雑草でしかない。
 爆発したり、オジキ草が如く大きさに変化が起きたりなどはしない。
蛍光灯は問題なく、無事なままだ……。

次に『アルカラ』だ。
 君の能力を相手は把握してない。汚いやり口で、誰かしらに金で情報を
買ったりなどすれば、以前のドクター・ブラインドの能力なりは知ってる
可能性は無きも非ずだが、初公開のドクター・アリスの全貌を彼女が
知る術など無いのだから。今は流石に果樹園の木々が邪魔すぎて
狙撃は難しい。ただ、木陰に出てくるチャンスがあれば、可能だろう。

さて『グリム』。君はジャングルたる果樹園を横切った。そして
其処は開けており、『オブシディアン』が良く見える。当然、相手も
君が果樹園を抜けたのを確認する。敵側の果樹園のない地面の大半は
既にアージェントが仕込み済みらしく、茫々と雑草で埋め尽くされている。

オブシディアン「ぉ……! あ、アージェント……敵……が!」

軽く目を見開き、焦る口調で叫ぶような彼に。果樹園から怒鳴り声が返された。

アージェント「一々喚くな、相棒! とーぜん、んな事想定済みだろぉがっ。
お前はお前のやるべき事を四の五の言わずにやればいい!」 ドガァ!


オブシディアン「ぅ……り……了解! ぬ……むぅ……ぅん!!
――『メグ・ホワイト』ぉおっっ!!」

 ――ドンッッ゛!

オブシディアンは、ガトリング銃を構えると『砲撃』をした。

最初に見た時の、カラフルな動物めいたデザインのミサイル。それが放たれた
グリム(君)にではない。アルカラの方向だ! だが、直ぐアルカラも
同時に気付くが、銃弾と同等の速度で放たれたソレはアルカラの手前の
果樹園の上で、ドゴンと鈍い刺さる音ともに着弾した。
 失敗したのだろうか? だが、それにしてはオブシディアンの顔には
君が直ぐにでも襲い掛かれる距離である焦りと怯えに緊張以外では
今した行動を後悔する様子は無さそうだ。


アージェント「ちぃ! てめぇの始末は後からだ……」

果樹園の中を忍ぶようにステップを踏みつつ能力の領域を広げていたらしい
振動を感じてたアルカラ。君は、アージェントが吐き捨てるように
自分へ言い捨てたのを感じると共に、彼女が一番近くの木々を蹴りつけると共に
オブシディアンの居る反対方向へ駆けていく振動を感じ取る。
 どうやら、先に『グリム』に狙いを定めるようだ……!
『這いまわる何か』も、彼女の後に続くように移動する振動を探知する。

  ?『……banjyaa……』

っ!? ミサイルが着弾した木々。その上から何かの声らしきものを
アルカラは聞き取った……!

798『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/10(水) 09:45:31
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ?=何かが這いずり回ってる。右の?に二つ聞こえる
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴●∴□∴□∴□〇■∴  ●=アージェント
∴■□?□∴?∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴▽∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□☆□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=何物かが大樹の上に居る。
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

799<削除>:<削除>
<削除>

800グリム『グリム・ランタン』:2022/08/10(水) 20:21:59
>>797
「反応は無し・・・だが『何もない』という事はあるまい」

(何らかの『仕込み』は間違いないが・・・。
 『雑草』そのものは『サポート』か? 何かを活かす為の・・・・・・)

「ッ・・・! 『アリス』・・・」

『ミサイル』それ自体の被害がない事には安堵する。
だが、それだけでは終わらないであろう事は『オブシディアン』の表情を見れば分かる・・・。
あれは『仕事』を完遂している顔だ。

「なら俺も『仕事』をしなければな・・・!」

自らの『領域』を作り、そこで動く『何か』を仕込む・・・。
放置していれば幾らでも『手数』が増えていくのは明らかだ。
まずは――。

「お前からだ。近接戦は不得手のようだからな・・・」

『オブシディアン』へと一直線に進む。

801夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/11(木) 00:32:35
>>797-798
>>800

随分あっさり近付けた――
それが『オブシディアン』に対する第一印象だ。
『飛び道具のスタンド』を持ってるなら、
遠距離から撃ちまくるのが一番強い。
てっきり、『果樹』を遮蔽物として利用しつつ、
ひたすら乱射してくると思っていた。
わざわざ生やした『果樹園』も、
大してバリケードとしての機能を果たしていない。
こうも簡単に接近を許すというのは、どうにも不可解だった。

「どうしたどうした『オブシディアン』??
 チョーシわるいのかァ??
 それとも『おシバイ』してんのかァ〜〜??」

最初に考えたのは、
わざとビビッたフリをしているという可能性。
しかし、それにしたって『棒立ち』はないだろう。
もう少し何かするのが自然だ。
やはり、この『ジャック・ホワイト』そのものは、
『ただの木』でしかない。
『ここから何かをする』のが、
『ザ・ホワイト・ストライプス』の本領なのだろう。

「ほらほら、いそげいそげ!!
 さっさといかなきゃ、
 『ハートのジャック』がクビをはねられるぞ!!」

『アージェント』に向かって叫びながら、
『メグ・ホワイト』の着弾を確認した。

「ダイジョーブだよ、グリム。コッチはコッチでなんとかする」

木の上に『敵』がいる事は明らかだ。
夢見ヶ崎本体は、
『スタンド』の『2m後ろ』に下がっている(>>790)。
直接こちらに飛んできたとしても、幾らかの猶予はあるだろう。

「ずっとナニもないっていうのもタイクツだし、
 せっかくの『ステージ』なんだからさぁ〜〜」

頭上を見上げたとしても、生い茂る葉が邪魔になって、
『敵の姿』を目視する事は難しそうだ。
だから、そちらは見ずに、『振動探知』に全神経を集中する。
『振動』というのは、何も『地面を踏む音』だけではない。
木を揺らせば、その『振動』は地面に伝わり、
『ドクター・アリス』まで届く。
ましてや、『すぐ近くの木』だ。
それを捉えられないなどという事は、万に一つも有り得ない。
たとえ見えていなくとも、ほんの少しでも動いた瞬間に、
『振動の種類』から『何をしようとしているか』を推察できる。

「――――いっしょに『ダンス』してくれる??」

              グ ッ

獲物に飛び掛る寸前の豹のように、
『ドクター・アリス』が『四つん這い』の構えを取る。
四肢の力を最大限に使って、即座に動き出す準備だ。
この状況では隙を晒した側がやられる。
無駄な動きはせず、『後の先』を狙う。
その際、本体は『ペットボトル』を胸の前に持ち上げておく。

802『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/11(木) 13:57:05
>>800-801

>お前からだ。近接戦は不得手のようだからな・・・

オブシディアン「グ……む……むぅぅ……」

君(グリム)は更にオブシディアンにスタンドと共に接近する。
(※細かい記述が無いので、スタンドはグリムの傍に居ると解釈)
 今の距離、約2〜3m。すぐスタンドで攻撃を仕掛けれる
『超嗅覚』でも、彼の放つ肉体の匂いが細やかに理解出来る。

『妙だと』感じれた事が2点ある。
まず1点。オブシディアンから『緊張』の匂い。つまり硫黄に近いものが
垂れ流されている。他に感じ取れる匂いは、君が超嗅覚を初めて使用する為に
参考とするものが居ないので断定出来ないが。試合に自ら参加してるにしては
後方から野次を飛ばすアルカラの言葉通り『戦意があまりに低い』ようだ。

2点目。それは『真横からの匂い』
 焼けるような、匂いを色彩で表すとなれば血のような赤色であるだろう。
そに香りは急加速で、吹き荒れる風を感じさせる勢いと共に君の鼻へ警報を送っていた。

    ――ダッダッダッダッ゛!!
 
 アージェント「鬼さんこちらって、さっき言ったろ?」

           ダッダッダッッ゛!!

 アージェント「邪険にすんなよ。 ――腸(はらわた)飛ばしたくなるぜ!!」

肉食獣を思わせる笑みを浮かべ、アージェントが急接近(スB)だ!
  『グリム・ランタン』でオブシディアンを攻撃する事も可能だが。
そうすると、間違いなくアージェントの急襲が成功すると言う距離!
 そして、アージェントの匂いに君や君の未知のスタンドに対する
恐れや警戒、躊躇といったものは一切ない。ただ闘争心と殺意に敵意Max・mixの
コロンを纏いつつ突撃しようとしているぞ!
 それと、彼女は片腕に抱えるように『リンゴ2,3個』を持っている。
先ほど果樹を蹴って入手したものだろう。

ー ー ― ― ― ー ― ― ―

さぁ、対して果樹の密林の向こうにいる君(アルカラ)だ。
 敵、オブシディアンが牽制か? いや確実に何かしらの勝利の為に放ったミサイル。
『メグ・ホワイト』と呼ばれし何か。

 >――――いっしょに『ダンス』してくれる??

     パクパクパクンッ! シュッッ タンッ ……ッ

『ドクター・アリス』を攻撃態勢へ移らせ、アルカラも道具を構える。
何か高速で木々の上で銜える音と、跳躍の音。
 そして、現れたのは……。

 シャリ シャリ モキュ シャリシャリ ゴクンッ
『danba? dan! megu danba suki!』

 ……ゴゴゴゴゴゴッ

?? 木々が一度振動し、そこから地面に降り立ったのは
妙な獣ちっくなスタンドだった。
 『リンゴ』を何個も頬張り、それをゴックンと飲み込み君と君のスタンドを
しげしげと見つめ、ダンスと言う言葉に好奇と関心を示す声を放つ。
 姿のイメージはリ〇&スティッ〇の、あのスティ〇チだ。

こいつが『メグ・ホワイト』のようだ。そして、このスタンドは奇妙にも
『ドクター・アリス』に攻撃を加えるでもなく、君の言葉に応じてるのか
腰をクネクネして両腕を振って、陽気に踊る仕草をしている。
攻撃の意思や敵意も見られない……何だ、このスタンドは?
 超感覚からは、このスタンドが『お芝居』をしてるようにも思えない……。

803『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/11(木) 13:59:54
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□〇□□■∴∴∴  ?=何かが這いずり回ってる。一か所に居る
∴∴■□□□□●□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴?∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□▽□□□□■∴
∴∴■□□□□□☆□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

804グリム『グリム・ランタン』:2022/08/11(木) 20:23:39
>>802
「オーケー・・・『射程距離』だ。しかし・・・」

『オブディシアン』を見据え、双方の距離を測る。
『スタンド』を飛ばせば『攻め込める』、双方の位置関係。
『アリス』の与えてくれた『超嗅覚』は、彼の『意欲の無さ』を感じ取れた。
2つの情報を合わせれば、『攻め入る』のが得策・・・。

「・・・・・・勿論カバーに入ってくるな。
 『ママ』が『尻拭い』しに来たというわけだ」

・・・だが『アージェント』がそれを許さないだろう。
自らの守りを捨てては、一瞬で『食われる』・・・そんな凶暴性を感じる。

「『2vs1』。どちらかに集中すれば、どちらかに隙を『突かれる』・・・。
 だから俺は・・・『こうする』」

『グリム・ランタン』が持つ『杖』と『蛍光灯』を逆手に持ち替え、そのまま『グリム・ランタン』を跳躍。
『スキーのストック』の要領で、地面に『杖』と『蛍光灯』を当て、押し込み、
姿勢の維持と、加速を行い、『オブディシアン』に飛び蹴りを放つ。(破ス精BBB

スタンドの『射程距離』を活かした『距離詰め』・・・だが目的はそれだけではない。
スタンドを先行させれば、勿論『グリム』はがら空きになる。
『アージェント』がそれを見逃さないだろう。
    、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
「・・・『獲物を狙う時が一番守りが薄い』」

だが、それは『逆もしかり』だ。
『オブディシアン』に放った飛び蹴りの『反動』で、
『グリム・ランタン』を、こちらを狙うであろう『アージェント』に飛びかからせる。
『オブディシアン』のスタンドヴィジョンでこちらの蹴り足を掴んだりする事はまず無理だろう。

805夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/12(金) 05:51:41
>>802-804

『視覚共有』によって、『グリムの視界』は見えている。
グリムは『本格的な攻撃』に移ったようだ。
状況は『二対一』になりつつあるが、
『グリム・ランタン』なら跳ね返せるだろう。
そうは思っているが、
本当に『このまま終わるのか』という懸念もあった。
だが、この距離からでは今以上の『援護』は厳しい。
いざとなれば『例の権利』を使うが、それは『最後の手段』。
『あと一押しで確実に勝てる時』か、
『本当に危なくなった時』に残しておきたい。

  「ん〜〜〜〜〜〜??」

              ――――――タンッ

相手の落下を感知し、
『ドクター・アリス』が瞬時に立ち上がる。

「キミ、『フシギのクニ』のイキモノ??」

          ジィッ

「それとも『ノスタルジアトピア』のナカマかな??」

『ロブソン』くん、ゲンキにしてるかなぁ??
あと、『オリバー』くんと『リリーホワイト』も。
ひさしぶりに、ミンナにあいたくなってきた。

「でも、コレなら『アンゼン』そうだし――――」

        パ ッ

『ドクター・アリス』が両手を開くと、
握っていた『チョコレート』が地面に落ちる。
『メグ・ホワイト』について分かっている事は、
『高速のスピード』と『リンゴを食べる』という事だ。
そうする事で何かしらの変化が起きるのかは不明だが、
もし『食べ物』に反応するなら、
『チョコ』にも関心を示すかもしれない。
そうでなかったとしても、
『武器を捨てた』事をアピールする効果はあるだろう。
この『布石』を『次の動き』に繋げる。

    「ほっといてもヘーキだな!!」

           クルッ

続いて、『やる気』を失ったかのように、
本体と共に『ドクター・アリス』が背を向ける。
もちろん本気ではなく、手元を見せない状態にした上で、
『両手』から小指の『ネイル』を取り外す。
同時に、『超触覚』で『地面の振動』を探知。
『メグ・ホワイト』が動きを見せれば、即座に対応できるように。
そのために、『無防備な背後』から襲って来るように仕向ける。
接近する『グリム』の迎撃より優先した事から判断しても、
こいつは明らかに『脅威』であるはずだ。
どう考えても『無害』な訳がない。

806『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/13(土) 16:38:04
>>804(レス遅れ失礼しました)

、、、、、、、、、、、、、、、
>『獲物を狙う時が一番守りが薄い』

アージェント「ああ」

君(グリム)の思考や行動は、この戦況において正しいだろう。アルカラが森の
向こうより待機してる事も踏まえ、実質2vs1の状況。戦意が低く、それでいて
遠距離攻撃が可能なオブシディアンを最初に再起不能の攻撃を加えて
襲い掛かるアージェントにもスタンドのスペックを活かし攻撃をする。

アージェント「――本当『同意』だよ」

  ギンッッ シュルゥ シュルゥ ギュルルゥンッッ!

!? な、何と! 『グリム・ランタン』が杖と蛍光灯を扱い跳躍をする瞬間に
起きたのは……『雑草が杖、蛍光灯、スタンド、グリムの足』へと『草結び』をしたのだ!
>802 必殺 草結び

パワーは成人男性がしっかり握りしめるぐらいの拘束力だろう。グリム・ランタンの
力ならば無理に振りほどき、草を引きちぎって跳躍は可能だ。だが、軽視出来ない問題。
それは『跳躍の初動が幾らか殺される』と言う事。それは、オブシディアンが
『ザ・ホワイト・ストライプス』を盾にするよう構え、更にアージェントが
グリムへと確実に蹴りの猶予を与える事になる……!

        ――『『ガギィン(ドゴォ)ッ!』』

ザ・ホワイト・ストライプスを蹴りつけるグリム・ランタンの音。と、同時に
横腹を蹴りつけられグリムは痛みを覚えた。
 アージェントのスタンド靴による衝撃……気絶する程では無いが
気を抜けば痛みで意識が崩れかねない鋭いダメージ(パス:ⅭB)だ!

また、理解出来た事も他にある。『ザ・ホワイト・ストライプス』の耐久力は
恐らく『グリム・ランタン』の破壊力に拮抗する頑丈さがある。完全に破壊するなら
グリム・ランタンのラッシュをお見舞いしなければならなさそうだ。

黒き戦乙女は攻撃を成功すると共に。その反動で君から50㎝ほど
距離を置いて、リンゴを一つオブシディアンに投げ渡し呟く。

アージェント「おい、さっさと今のうちに離れて『メグ』を呼びな、相棒。
マンモーニ呼ばわりされたままで終わりたいって言うなら、別だがよぉ」

オブシディアン「ぅ……す……すまん。め……『メグ』!
こっちに来るんだ、メグ!」

オブシディアンはマップ左へ下がり、大声で『メグ・ホワイト』に呼びかける。
蹴りの攻撃は、軽くない。だが、相手は追撃をしない……その不可解さを
感じる前に、アージェントは『超嗅覚』を用いずとも理解出来る程の
怒りを放散させる感じで、中指を立てつつグリムへ告げた。

アージェント「てめーは『89位』の称号を舐めた発言したからなぁ……!
なら……思い知らせてやらねぇといけねぇよなぁ!! 
 残り!! 88発!! ケリ付ける前にぶち抜蹴る!!!」

ー ー ― ― ― ― ― ― ー ― ― ― ― ー

>ほっといてもヘーキだな!!

『感覚共有』により、グリムの状況は芳しくない。だが、不思議な世界を
幾つも渡り、歴戦の戦士と既に称して過言ではないアリスの君は焦らない。
アルカラは演技をする。『メグ・ホワイト』は相手が放ったミサイル。
つまり『攻撃』なのだから、絶対に何かこちらに危害を与える。
 喋りつつ背を向け、『チョコ』を落とす。そして『超感覚』による
何時でも防衛の構え。さぁ、何をするか?

メグ『waw?』 クン クンクン パクッン

メグ『……wooow!』パアァァァアァ

  バシュゥン!!

メグ『wau! megu kore suki! megu mooto hosii!』

???

起きた事象は少し理解し難い。まず『メグ・ホワイト』は目にもとらない。
かつてレーンと言うアリーナの闘士とは呼べない難敵の光球に匹敵する
スピード(スA)で君の足元に移動する。だが、攻撃はしない。
 チョコを大層お気に召したらしく。もっと欲しいと大きなベロを出して
子犬のように菓子をねだる。その様子は、全くもって『敵』らしくない。
 超感覚で、森の向こうからオブシディアンが。この役に立つか不明な
スタンドを呼ぶのが聞こえる。『メグ・ホワイト』は一瞬そちらに首を向けたが
チョコの魅力のほうが上回ったのか、舌をハッハッと出して君がチョコを更に
くれるんじゃないかと期待して待機している。

……この『スタンド』は……もしかすれば『利用』する事が可能なのかも知れない。

807『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/13(土) 16:39:53
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□★□●〇□□■∴∴∴  ?=何かが這いずり回ってる。一か所に居る
∴∴■□□□?□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□☆□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□▽□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

808夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/14(日) 08:50:56
>>806-807

        「 グ リ ム ! ! 」

咄嗟に呼び掛けたものの、現状に焦りはない。
パッと見だと『二対一』のようだが、あれは実質『一対一』だ。
『アージェント』が慌てて駆けつけた事から見ても分かる。
そして、グリムのお陰で、
『アージェントのスタンド』も読めてきた。
『スピード』も『パワー』も『能力』も。
『靴』で踏んだ場所に『雑草』が生え、
それを使って邪魔しながら本体が攻撃する。
大体そういうやり方なんだろう。

「――――――おん??」

後ろから襲ってきた瞬間に、
『ネイル弾』をブチ込んで『聴覚移植』する計算だった。
あくまでも『相手からの攻撃』を待ったのは、
こちらから攻撃する事が、
『逆効果』になってしまう可能性を疑ったからだ。
そのために、わざわざ『攻撃しやすい状況』を作って待機した。
しかし、『メグ・ホワイト』の動きは『予想外』だ。
同時に、ある意味『予想内』でもある。
『食べ物に関心を示した』という意味で。
どちらかというと、
『武装解除のカモフラージュ』がメインだったが、
こっちの方が『当たり』だったらしい。

「ま!!そんなに『いがい』でもないかな??」

『だいぶ前の記憶』が脳裏をよぎる。
『エアリー・フェアリー・ナンセンス』で戦った時の事だ。
弾の入ってない『サブマシンガン』を持たされた自分は、
『空っぽのマガジン』を手にして言った。

          こうしておもいっきり振ったら、

       シェイクした炭酸飲料みたいに

    弾が溢れてくるとか?とか??

全く期待していなかったのだが、
冗談交じりに『マガジン』をブンブン振ってみると、
本当に『弾が湧いてきた』。
その時に思った事がある。
『何でもやってみるものだ』――――と。

         「『メグ・ホワイト』」

『オブシディアン』が『メグ』を呼んでいるが、これも妙だ。
だったら、最初から自分の近くに出しておけばいい。
相手側にも、何か『予想外の事』が起きたのか??

     「キミをいかせちゃったらさぁ〜〜」

              ゴソッ

  「『メンドくさいコト』になりそうだよねェ〜〜」

ポケットから『チョコレートの袋』を引っ張り出し、
見せびらかすようにして掲げる。
『アージェント』が『オブシディアン』にリンゴを渡した事からも、
『メグ』は『食べ物で釣れる』のが分かった。
そして、リンゴよりもチョコの方が、強く興味を引けるらしい。

    「わたしはキミの『トモダチ』だよ」

             ポイッ

  「だから、『トモダチのシルシ』に『コレ』をあげよう」

チョコを一粒つまんで、『メグ・ホワイト』に放る。
コイツが向こうに行ってしまったら、敵側が有利になる。
それを阻止するためには、
ここで『足止め』しておかなければならない。

809グリム『グリム・ランタン』:2022/08/14(日) 17:15:02
>>806
「何――ぐ、ぬッ・・・!」

『アージェント』の蹴りを受け、思わず膝をつく。
動きのなかった『雑草』・・・まさか細かく『操作』出来るとは。

「やられたな・・・完全に不意を突かれた。
 上手くやれると思ったんだが・・・・・・」

とはいえ、この痛み。相手の手札を一枚『明かした』と考えれば、『等価』だ。
ゆっくり動くなら兎も角、『素早い動き』は出鼻を挫かれると見た方がいい。

「そんなに蹴りたいなら『急いだ』方がいいぞ。
 お前が倒れる方が早いだろうからな」

『アージェント』には間に合わなかったが、
蹴りの反動で『グリム・ランタン』は戻ってきてるだろう。
先程から握っていた(>>800)エナジードリンクをコートの中から素早く空中に放り投げ、
それを『グリム・ランタン』の杖の先端で『打つ』。『ティーバッティング』の要領だ。
優れた『精密動作性』で、『アージェント』・・・更にはそのさきの『オブディシアン』を見越し、真っ直ぐに飛ばす。

(『二択』・・・だ)

勿論『仕込み』はある。
打撃の瞬間に『蝋燭』を埋め込み、柔らかい『アルミ缶』が打撃で『破壊』されるのを『延命』。
『アージェント』が避けようが、受け止めようが・・・。
その瞬間に『蝋燭』を消し、中身を撒き散らして、ブッかける。

(『蝋燭の炎』は確実に見られてしまうな・・・。
 ま、ここは能力の『見せ所』だろうよ)

810『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/15(月) 10:15:12
>>808-809

君(アルカラ)の考察。それは、きっと的を得ている。
 アージェントの能力(二グロ・スピリチュアル)。速さが常人並みに上がる
黒く小さな傷が夥しい靴のスタンドは『雑草』と言うフィールドを形成してこそ
自分の勝率を上げる。逆に言えば、優位な領域が無くなれば速さがあるだけの靴だ。
とは言え、オブシディアンのジャック・ホワイトによって時間稼ぎもされた手前。
あちらのフィールドは雑草まみれ……グリムの立ち回りと、いざと言う時の
予め決めた『保険』を、何時どうやって有効に使うか肝心だ。

そして『メグ・ホワイト』

君は『予想外』の事と考えるが。まず推理するにあたってだ。
『普通の状況』……試合となれば、普通未知のスタンドが立ちふさがれば
攻撃的な行動をするだろう。だが、君は完全なる意図はなかったものの背を向け
お菓子をメグの前に置くように落とした……これは『普通でない行動』だろう。

相手が想定した動きでないからこそ、君にとって、アリスの様々な世界。
時に恐ろしい魔物めいたものや強敵も切り抜けてきた君には『運が』確実にある。

メグ『wou! to、tomo、da chi!』

素直に、メグは喜び復唱してチョコを咀嚼する。明らかに『餌付け』され
アルカラに対し急変して襲い掛かる片鱗も無い。

オブシディアン「メグ! どうした!? は、早く来てくれ! 
『リンゴ』もちゃんとあるぞ! メグ!」

果樹の向こう。グリムとの感覚共有でも理解出来るが、明らかに焦った声で
『メグ・ホワイト』を呼ぶ声がする。
 少し、首を傾げ呼ばれたスタンドはオブシディアンの居る方角に顔を向けるも。
チョコをさっきより味わって食べてゴックンと飲み込むと、アルカラを指さし呟く。

メグ『woww……obu……ringo
demo……megu……ringo……ima、ii
sore! sore、hosii……』

……また、新しい発見だ。
『メグ・ホワイト』は、本体の指示を決して従うような存在でない『自動操縦』か
自立に近い動きをしている。そして、優先順位を決めるのは、先ほどの『リンゴ』と
言う発言からしても……恐らく、そう言う事だ。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

オブシディアン「……どうしたんだ!? メグ! メグ良い子だから!
戦ってるのなら、すぐ止めて、こっちでリンゴを食べよう!」

アージェント「来ないってんなら、戦ってんだろ……または
私らにとって『最悪』な事が起きてるんだろうさ」

アージェントは、君(グリム)の挑発に応じる事なく。眼鏡の奥の瞳は
睨みつけるようにして注意深くグリム・ランタンと君の挙動を見逃さない。
 
 パッ!

アージェント「――フッッ」 タンッ!    ピョォ~ンッ!

君がグリム・ランタンによる『ティーバッティング』。
それを行うのと同時にアージェントは『跳躍』した。単なる跳躍にしては
余りに『飛距離が高い』! まるで草自体がトランポリンか何かのようだ!

1m半程の高さ。足を股関節ストレッチするように足裏を合わせる形の体勢となると
アージェントは自分のスタンド、二グロ・スピリチュアルの足部分で
エナジー・ドリングが当たる角度で出した! どうやら、空中でも相手の飛び道具に
合わせて動ける程度の精密性。グリム・ランタンと同等(精:B)にはあるようだ。

 ――ドシューーゥゥウ! ガギィ……!
 エナジー・ドリングと、二グロ・スピリチュアルの足先が衝突する……!

 パシャ―――zノァア!

アージェント「はッッ!」

 そのまま、衝突の勢いに拮抗せず、あえて乗る事を選んだのだろうか。
アージェントは後方に勢いよく一回転しつつ下がって地面へ着地しようとする。

さぁ、どうするか? 着地の瞬間は隙だらけと考え追撃に動くか……または
他の行動をとってみるのも良いかも知れない。

811『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/15(月) 10:17:13
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□●□□〇□□■∴∴∴  ?=何かが這いずり回ってる。一か所に居る
∴∴■★□?□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□☆□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□▽□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

812夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/16(火) 22:22:23
>>810-811

『メグ・ホワイト』を見て、『額に半月を持つ猫』を思い出す。
『エアリー・フェアリー・ナンセンス』の敵だったヤツ。
もしかすると、『あれ』と似たような感じかもしれない。

「――――――『よし』」

『アージェント』が『エナジードリンク』を浴びたらしい事が、
『グリムの視界』を通して分かった。
『オブシディアン』の方は、ほぼ動いていないので、
わざわざ『探知』せずとも位置は割れる。
これで最低限の『準備』は完了。

「ジブンでいうのもナンだけど『もってる』よね〜〜」

             ニヤッ

「われながらやるな!!さすが『アルカラ』!!」

        「いや、『アリス』だ!!」

確かに『運は良かった』。
だけど、それだけじゃあない。
実際に行動する前に、
『あらゆる可能性』を想定したからこその結果だ。
これまでの『経験』が活きている。
溢れる『好奇心』に後押しされて、
様々な世界を渡り歩いてきた成果が、
存分に発揮されている事を実感できた。

「ホラ、こっちこっち。いっしょに『チョコ』たべようぜ??」

       スタ スタ スタ スタ スタ

『メグ・ホワイト』に呼び掛けながら、
チョコを持って『北西方向』へ歩いていく。
『アージェント』の側面辺りを狙えるような位置を目指し、
ひとまず『果樹園』の入口付近に踏み込もう。
足元に『雑草』があれば、『ドクター・アリス』の『爪』で『刈る』。
パワーがあっても『草は草』だ。
『刃物』なら、力ずくで引きちぎるよりも簡単に、
『罠』を除去できるだろう。

813グリム『グリム・ランタン』:2022/08/18(木) 18:38:28
>>810
「『予想外』の事が起きていると見えるが、大丈夫か?
 『2vs1』――では無くなったようだ」

『エナジードリンク』は『ターゲット』にかかった・・・。
これでこちらの『仕込み』も一段階は進んだわけだ。

『グリム・ランタン』を半身にして、『蛍光灯』を前に出し、
『杖』を下げながら、ゆっくりと前に進む。
もし『草』に足を取られても、直ぐに反応できるようにしつつ・・・。

  クン クン

(さて・・・)

『超嗅覚』を利用し、周囲の匂いを再確認。特に『草』の匂いだ。
例えば、匂いが強く感じる方向があるとか・・・。
先程の『草結び』もそうだが、操作の前兆を掴めるなら有利に進む。

814『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/19(金) 17:47:23
>>812-813

>ホラ、こっちこっち。いっしょに『チョコ』たべようぜ??

メグ『〜〜♪』スタ スタ スタ スタ スタ

君(アルカラ)は『メグ・ホワイト』を誘導しつつ前進する。無論、手抜かりなどしない。
目前の『雑草』も『ドクター・アリス』の、このような時に役立つ鋭利な爪は
即席の草刈り鎌として有効だ。雑草は切断されると、切断された部位から一瞬にして
消失する。残る雑草部分の根本は再生する様子は無さそうだ。

そして『メグ・ホワイト』は鼻歌交じりで掲げるチョコへ顔を近づけ鼻部分を
ひくひくしつつ舌を出して無警戒で同じ歩調で歩く。
 やはり、君の想定通りだろう。このスタンドは、まだ少し遠くで呼びかける
本体の指示を聞くより、『餌付け』した君の言う事を素直に聞いてる。
 とは言え、どこまで『言う事を聞くのか?』と言う疑問もあるが……。

ー ー ― ー ― ― ― ― ― ー

君(グリム)は第一の『仕込み』を終えた。あらかじめアルカラことアリスと
決めたもの。追撃せずアージェントが地面に降り立つのを見守る。

  ――タンッ ビヨォ〜ォォンッ!!

 ガシャン   ギュルルゥンッッ!

アージェント「ふんっ 来ないかっ! 慎重だな」

むむっ! アージェントは地面に降り立つと共に、先ほどより遥かな
跳躍力を以てして金網のある高さ3m程まで上昇すると共に
彼女のスタンド靴、『二グロ・スピリチュアル』の靴裏が金網を踏むのと同時に
金具部分へ雑草が生えると共に、靴と一体化して固定し。更に彼女の手元には……。

アージェント「馬鹿の一つ覚え見たいに突撃したら
『コレ』を味合わせてやろうと思ったのによぉ」

アレは……『投げナイフ』だ! 2本の投げナイフ……それを手元で遊ばせるように
回しつつグリムを冷たい目で見下ろしている。
>810メ欄:草は戦士を護り包み跳ばす

そう言えば、接近すると共に微かに感じれた気がしたとグリムは思った。
『鉄の匂い』。それはアージェントが雑草の上に着地すると共に二本が
彼女の跳躍する位置と同じ部分に向かい、一本はオブシディアン方面に
移動したのを。
 恐らく……彼女の扱う『雑草』は重たいものは難しくとも、人が手で
持てる程度の重量であれば、雑草に『運ばせられる』のでは? とグリムは
『超嗅覚』の恩恵で予測出来る。

アージェント「相棒……『メグ』が戻ってこないなら、私らでこいつ
ぶっ倒して、もう一人も仕留めなくちゃならねぇんだ。
 ――何時まで、そのままでいるつもり?」

オブシディアン「…………ぅ……お……俺は」

アージェント「ちっ……まーいいさ。どちらにせよ、お前(グリム)は
私の獲物だ……切り刻みか、踏み潰すか、蹴り砕くか。どう料理されるか恐怖しなぁ!」

啖呵を切りつつ、アージェントは挑発を込め投げナイフで首を切る仕草と共に向けた。

雑草を扱う戦士……投げナイフと言う武器が、果たして何処まで彼女の優位を
上げるのか不明だ。だが、グリムも能力は未だ明かしてない。故に、アージェントも
強気な態度だが警戒は怠っていない。『匂い』がそう教えてくれてるぞ。

そして、依然として『オブシディアン』はスタンドの武器を使用したりサポートもなく。
敵意も戦意も低い様子で戦況を見守っている。……君達にとっては不利でなく
有利でしかないが……?

815『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/19(金) 17:50:44
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■●□□〇□□□■∴∴∴  ナ=投げナイフだ! 二本はアージェントが所持
∴∴■★ナ□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴☆∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』はアルカラの足元に居る。
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

816『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/19(金) 17:58:08

尚、グリムが『ドクター・アリス』に譲渡されてる『超嗅覚』で
『雑草』がアージェントが能力を事前に使用する前に『匂い』で
発動が予想されるか確認してみたが。全体的に草の匂いは強いものの
アージェントが跳躍した瞬間や、草結びで拘束された瞬間でも特別に
草の匂いが強まったと言う感覚はしなかった。

『匂い』で敵の攻撃の前兆を予知すると言う事は難しそうだ。
 とは言え『グリム・ランタン』ならば。もっと『簡単な方法』で
この能力を打開する事も可能かも知れない。

817夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/19(金) 19:41:18
>>814

『ニグロ・スピリチュアル』が生み出した『草』は、
『爪』で容易く刈り取れた。
これが分かったのは大きい。
こうして『草刈り』しながら歩けば、
安全を確保しつつ前進できる。
『ドクター・アリス』の射程『5m』と、
『ネイル』の射程『5m』を合わせると、
『最大攻撃射程』は『本体から10m』。
既に『射程内』に入っている。

    「――――ほいよっ」

       チョコンッ

『メグ・ホワイト』の舌の上に、チョコを一粒乗せる。
さっきのスピードを考えると、
敵に回すと厄介なのは間違いない。
これは予想だが、
本体の『オブシディアン』を攻撃したりすれば、
さすがにチョコよりも優先して助けに行くだろう。
つまり、狙うべきなのは『アージェント』という事になる。
ただ、『相棒』が倒れたら、
『オブシディアン』も『本気になる』という懸念はあるが。

(ほうほう――――)

そして、『視覚共有』で『アージェントの動き』を見た。
『跳躍』は先程も見た技だが、
自分自身を『固定』するのは意外な策だ。
思った以上に『応用力』が高いのかもしれない。

(ナンかねらってるっぽいな??)

『アージェント』が『ナイフ』を手にした事で、
『地面を這っていたもの』の正体が分かった。
ベリルは『投げナイフは三本セットで支給できる』と言った。
『振動の数』が『三つ』だった事とも一致する。
『二本しか回収しなかった』という事は、
『残りの一本』は仕込んであるのだろう。
だが、『不意打ち』というのは事前に知られてしまっては、
その効果はなくなる。

(グリムのコト、アリスは『しんじる』よ)

最初に『気付いた』のは、『ドクター・アリス』だ(>>791)。
その情報は、『グリムにも伝えてある(>>794)』。
だから、『信じられた』。
そして、自分も警戒している。
『視界』は『共有』でカバー出来るので、
念のため果樹の陰に隠れておこう。

(『オブシディアン』がジャマだなぁ)

隙を見て、
『アージェント』に『ネイル弾』を命中させたいところだが、
現在位置からだと、ちょっとメンドくさい角度になる。
当てられなくもないが、失敗する可能性も否定できない。
ここは万全を期しておくべきだろう。

         ガシッ

『ドクター・アリス』が『東側の木』に『上る』。
『アージェント』の視線がグリムに向いているなら、
こちらを発見される事はないだろう。
『狙撃』するなら、『高い位置』からの方が確実だ。

818グリム『グリム・ランタン』:2022/08/20(土) 19:22:41
>>814
「『慎重』ではなく『当然』だな。
 分からんか? これは『コンビ戦』だ・・・。
 お前の『仕込み』・・・俺一人が『感じている』訳では無い」

『アージェント』に話しかけつつも、『オブディシアン』に目線を向ける。
『オブディシアン』はいまだ動かない。とは言え、『無視』は出来まい。
『アージェント』は見ての通り、激情型のファイター・・・。
そんな彼女が、相棒に選ぶのだから・・・・・・。

(この手のタイプは『爆発』した時が『怖い』。
 倒せるならさっさと倒したいんだがな。
 当然、『アージェント』はそんな事は理解している訳だ)

能力は大体、分かった。
こちらの動きを制限し、自らをサポートする『雑草』。
かなり自由に操作できる・・・第二、第三の『手』みたいな物だ。

(さて・・・・・・『力押し』ではどうにもな。
 この『草』・・・もう少し調べた方が良いか?)

ジリジリと足を進めながらも、
後ろ手に隠した『杖』で『草』に触れ、『蝋燭』を設置してみる。

819『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/22(月) 10:37:20
>>817-818(レス遅れ失礼しました)

君(アルカラ)は、ほいっと言う掛け声と共に『メグ・ホワイト』の舌へチョコを一粒。

メグ・ホワイトは嬉しそうに一声鳴いて、チョコを飲み込む。

オブシディアン「! メグ……? メグ、近くに居るのか!? 何故来てくれない!」

そして、その声はオブシディアンにも聞こえたようだ。金網を囲む周囲からは
声援や実況解説が君達の行動を阻害しない程度の説明を大声でしてるものの
それでも既に君やメグ・ホワイトの距離は敵に近い。正確な位置までは
把握出来てはまだ居ないだろうが……。
『ドクター・アリス』は木へ登る。
 そして、オブシディアンの声を皮切りに……『跳んだ』
誰が? 決まっている……。

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

>分からんか? これは『コンビ戦』だ・・・。

「――あぁ だから」

 ダンッ   『ギュゥンッ』

アージェント「お前は、此処で『脱落』するのさっ 蹴り『刻まれて』なあっっ!!」

!! 金網を蹴り跳躍、と同時に……その投げナイフの柄の部分を足元に
投げると共に、前へ出した『二グロ・スピリチュアル』の靴裏に触れる……!
 そうだ! 相手は『投げナイフ』と『二グロ・スピリチュアル』を金網と
同じ要領で『固定』した! つまりコレは即席の『ナイフ付きシューズ』だ!

  ダンッッ゛   グィ〜〜ン゛

アージェント「lady……ッ」

 ナイフ付きシューズを装備したアージェントは、降り立った雑草が沈み込む
勢いで着地。前傾で屈伸した姿勢で君を睨みつけつつ足に力を籠める……!

君(グリム)との距離は1m程。だが、相手は確実に『猛襲』の姿勢。
 何一つ隠す事のない荒れ狂う闘争のフェロモン臭を四肢へ纏っている!

『雑草』へ『蝋燭』は仕込ませた……さぁ、次が重要だ。

820『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/22(月) 10:40:46
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□●□〇□□□■∴∴∴  
∴∴■★□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 屈んだ姿勢に移ってる
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 刃シューズ装備
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 上の果樹にドクター・アリス
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム 
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』はアルカラの足元に居る。
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

821夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/22(月) 22:15:32
>>818-819

樹上に陣取った『ドクター・アリス』は戦局を観察する。
『アージェント』は攻撃態勢。
そして、グリムは『迎撃』の構え。
だが、『残り一本』があるはずだ。
『グリム・ランタン』相手に、
それを使わずに勝てるとは思っていないだろう。
敵側タッグは、この局面で必ず最後のカードまで切ってくる。
『ナイフシューズで仕留める』と宣言したのも、
隠し玉から注意を逸らすためかもしれない。

(おっとっとっとっとっ、みつかっちゃったよ〜〜)

まぁ、いくら遮蔽物があるとはいえ、
これだけ近付いたら気付くだろう。
だが、逆に好都合。
これによって、『オブシディアン』の集中力を、
ある程度まで散漫にする事が出来る。
『メグ』を気にした分だけ、
『相棒に対する援護』は疎かになるのだから。
とはいえ、正確な位置を特定されるのも面倒だ。

「『スパイごっこ』しよう。
 『メグ』と『アリス』は『エージェント』だ。
 いま『ヒミツキチ』に『センニュウ』してる」

「だから、コエだしちゃダメだよ。
 アシオトたてずにコッソリコッソリあるこうね」

舌にチョコを乗せた後で、小声で『メグ』に耳打ちする。

(そんでもって、『コッチ』は――――)

          ス ゥ ッ

『アージェント』に狙いを定め、
『ドクター・アリス』が両手で『指弾の構え』を取る。
『こっちの切り札』は、まだ使わない。
頭の中にある『理想的な流れ』は『こう』だ。

『照明』が落ちている『5秒間』の間に、
『アージェント』と『オブシディアン』を『同時に倒す』。

完全に同時でなくとも、最低限『アージェント』が『ダウン』、
『オブシディアン』が『ダウン寸前』くらいは狙っていきたい。
その理由は、相手を『強くさせないため』だ。
『アージェント』が倒れて『オブシディアン』が『爆発』するなら、
その様子を見せてはいけない。
『オブシディアン』が窮地に陥って『メグ』が『心変わり』するなら、
その様子も見せてはいけない。
『何が起きたか分からない内』に『終わらせる』。

822グリム『グリム・ランタン』:2022/08/23(火) 20:25:47
>>819
「・・・来い」

『グリム・ランタン』の陰に隠れて、>>813でメジャーに杖で触れておいた。
『切断』されたメジャーでは、『長さを測れない』――『機能』が失われる。
『蝋燭』を仕込まれたメジャーは、『切断』されない『頑丈な紐』になる。

(『武器』を支給される――まあ、飛び道具でなければ八割『刃物』を選ぶさ。
 『切れない物』を用意する必要があった・・・・・・。
 『殴打』なら『蛍光灯』で受けれる。『刃物』はメジャーで・・・『想定内』だ、ここまでは)

メジャーを手早く『杖』に結びつけ、アージェントに『杖』を振るい、メジャーを鞭のように叩きつける。
『投げナイフ』と『二グロ・スピリチュアル』――能力を利用して作った『必殺の武器』。
『自信』があるだろう。それを用いて『切り払う』なら――『絡め取れる』。

(さて・・・)

目線は勿論『アージェント』だ。
ただ、足元では『蝋燭』を仕込んだ『草』を踏みつけ、グリグリと捻ってみる。
普通ならこれで『破れる』ので、『蝋燭』が灯るはずだ。

823『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/24(水) 20:19:58
>>821-822(レス遅れ失礼しました)

>『スパイごっこ』しよう

君(アルカラ)の言葉に『メグ・ホワイト』は楽しそうな顔でコクコクと
縦に頷くと、次の瞬間にはわざとらしさも感じられる真面目な顔で
忍び足と首を左右に振って警戒する素振りをする。指示された遊びを
忠実に応じてるようだ。オブシディアンが何度が呼びかけるものの
それより君の言葉を優先してくれている。

『ドクター・アリス』はスナイパーの如く静かに機会を伺い待機する。
君の視界でも『共感覚』でも、既にその『火蓋』は切られていた……。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

アージェント「――fireッ」 ダァーーzノッッン!


! 君(グリム)も既に想定していたが、彼女の強襲は早い。
自身の仕込んでいた戦地たる地面の『雑草』、それがトランポリンのように
彼女の跳躍力を増し、一挙に君の方に跳び、肉薄!
 彼女の下で千切れた雑草より『蝋燭』が蠢くのを尻目に、その両の足が
今にも振りぬかれようとするのを認識する。

オブシディアン「――ぬぅッ」 バシュッ!

そして、同じタイミングでオブシディアンも動く!
先ほど(>820)彼が屈み拾い上げたのは……『投げナイフ』!
 アージェントが装備していた時に無かった残り一本の隠し武器。
彼女が雑草で動かし操作してたのを渡したのだろう。そして、今の
攻撃のタイミングで、牽制もしくはアージェントが君との攻防による
隙で少しでも負傷をさせる確率を上げる為のもの……!

アージェント「さぁ……8(バチ)8(バチ)に
強烈なのを味わいなぁ……!」

 ババババババババババッッ!!

 早い……! 能力を応用した二グロ・スピリチュアル(靴)とナイフの
刃のラッシュ(パス精:CBB)!!

 合わせるように……グリムも『切れないメジャー(鞭)』と
言う武器を振り払う!

(※文章には無いが、手を抜く意味が無い為にパス精:BBB
でメジャーを振ると解釈する)

 パチィィィンッッ! と言う音と共にメジャーは
アージェントを強かに打つ! 太もも付近だろうか? 
ラッシュの前に鞭の攻撃が当たった為に、君に刃ブーツの命中する前に
足の勢いが殺されてグリムへラッシュが当たる事は無かった。
 彼女は顔を歪めつつも瞳の光は衰える事なく戦意の焔を宿し君を見下ろし……!

アージェント「――チェェヤアッ゛ッ゛!!」

 そのまま未だ跳躍の時の勢いが死なないままに
当たったメジャーの動きが止まった事も合まって好奇とばかりに
君の一番命中しやすい面積。即ち胴体向けて水平に体ごと勢いつけて
蹴りを振りぬく!!(パス精:CBB)
 さぁ、この攻撃にどう対処する!?

824『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/24(水) 20:22:17
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□●〇□□□■∴∴∴  
∴∴■★□ナ□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン ナイフ投擲
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 刃シューズ装備
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 上の果樹にドクター・アリス
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム 
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』はアルカラの足元でスパイごっこ中
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ 投げられた。グリムの足元目掛け飛来中
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

825夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/25(木) 05:30:46
>>823

『ニグロ・スピリチュアル』の動きは侮れないが、
正面からの激突なら『グリム・ランタン』に分がある。
しかし、戦局は『二対一』。
『アージェント』と『オブシディアン』の両方に、
同時に注意を払う事は難しい。

           (――――――『BANG』ッ!!)

     それは、敵も『同じ事』だ。

        ビシュゥッ!

『ハンカチ』に移植していた『超人的聴覚』を解除。
直後、『アージェント』めがけて、
『右手のネイル』を発射する(パス精DBB)!!
今の瞬間、敵タッグの意識は、
『グリム一人のみ』に向けられている。
『ドクター・アリス』の性能なら、
この状況で『狙撃』を外す事は有り得ない。
狙いは『聴覚移植(>>821)』。

(『ドクター・アリス』――――『メガ・ボリューム』)

命中したなら、会場内の『騒音そのもの』が、
何倍にも増幅された『音の攻撃』となって、
『アージェント』に牙を剥く事になる。
しかも、『全力の攻撃』の最中の『完全な不意打ち』だ。
確実に『隙』が出来るだろう。

(『そろそろ』かな…………)

ただ、『ネイル』が飛んできた方角から、
『ドクター・アリス』の居場所は割れる可能性が高い。
だから、念のために『奥の手』を使う心構えもする。
もちろん『会場のブラックアウト』。
『超人的嗅覚』を持つグリムには、
暗闇の中でも『アージェントの位置』が正確に分かるはず。
場合によっては、一気に畳み掛けてしまうチャンスになる。

           スッ

残る左手の照準は、事前に『オブシディアン』に向けておく。
いざという時には発射するが、主な目的は牽制だ。
もし『ガトリング』をブッ放そうとしても、
既に攻撃態勢に入っている『アリス』の方が明らかに速い。

826グリム『グリム・ランタン』:2022/08/25(木) 19:02:29
>>823
「想定通りには行かないが・・・まあ、よし」

『杖』(鞭)とは逆の手で構えていた『蛍光灯』を盾代わりに、『アージェント』の一打を受ける。(パス精BBB
『アージェント』はまだこちらの能力の『本質』は捉えていないだろう。
何らかの能力が付与されていると予想はしているだろうが、自分の蹴りである程度『壊せる』と予想している筈だ。
力を込めて、『蛍光灯』と蹴りを拮抗させたい。

「君の『蹴り』――『スタンド』では『壊せない』ぞ・・・残念だが」

これは事実だが、『アージェント』の『蹴り壊してやる』という『負けん気』を引き出せれば幸いだ。


(チッ――)

そして、同時に『オブシディアン』がナイフを投げているのは確認した。
とはいえ、手が回るか――『アージェント』と対峙している今、下手に体勢は崩したくはない。
避け、受け、どう動くか。

(なんにせよ、無防備に『受ける』わけにもいかないか!)

『杖』を『グリム・ランタン』の手の中でグルリと回し、『メジャー』をこちら側に持ってくる。
自分の手で『メジャー』を掴むことが出来たなら、それをピンッ!と両手で伸ばして、ナイフを受けたい。

827『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/26(金) 19:20:34
>>825-826
(描写が抜けてたので申し訳ないが、闘士入場と共に赤と青の入り口は
包囲してるリングと同様に、アリーナの整備員が金網で入口部分を閉じてると言う形です)

さて、『アージェント』としてはだ。君(グリム)の事を
『近距離パワー型スタンドの使い手』であるとは認識していた。
彼女も決して馬鹿では無い。だが、スタンド使いである前にアリーナの闘士だからこそ
未知数の能力に腰を引けるなどあってはならない。だからこそ、勇猛果敢に
自身の力『二グロ・スピリチュアル』の力を活かした全身の力をフルに使っての
蹴りをお見舞いせんと放った……が。

>君の『蹴り』――『スタンド』では『壊せない』ぞ

 ガギィーーー……ンッ

アージェント「! ッ物体を壊せないように」
                  『BANG』
                 ビシュゥッ!   ドン……ッ!
              「ガッッッ゛!!?」

 宙で蹴りと壊れぬ蛍光灯が交差し、その衝撃はグリム・ランタンを通して
君(グリム)自身にも生半可でない威力の震えを伝えたが、無傷!

代りに、硬直する彼女の横から何か小さな物体が攻撃と防御の硬直の
完全な隙と共にアージェントを襲い、呟いた語尾と表情は歪みきる!
 多分、相棒(アルカラ)の狙撃だ……アージェントを敗北へ濃厚にさせんとする一矢!
 
グリムの狙い通り。アージェントとの攻防は君が完璧に軍配が上がった。
……と、なれば良かったが。

スタンド使いによるスタンドのスペックと本体の動きに関してたが。
『グリム・ランタン』はパス精:BBBの近距離パワーとしては間違いなく上位の
人型スタンドである事は間違いない。
『斧』や『ハンマー』等、大型の『道具』を駆使した人間が発揮出来る『破壊力』
移動速度は『猛獣』や『小型二輪』並み。
『訓練を受けた人間並み』の精密動作性。

まず間違いなく『グリム・ランタン』に対して『投げナイフ』が投擲されたなら
アージェントの攻撃を防ぎつつ、ナイフを防御するのも問題なかった筈だ。

……だが。

 ――ザシュッ……ッ

・・・・・
君の行動は。君(グリム)の動きは人の域は超えれない。
グリム・ランタンが投げナイフを杖で弾くとかなら、普通に弾き落としただろうが
君が切れないメジャーで受け止めると言うのは、少々難しい行動だ。

故に、投げナイフは投げナイフとしての機能を活かし。僅かにだが
君(グリム)の二の腕を浅く切りつけ後ろへと重力に従い落下するのが
超嗅覚からも伝わった。オブシディアンと君の攻防に関しては
オブシディアンが少々優位をこの瞬間だけは得たと言うべきか。
 だが、この戦況の中心であるアージェントは意識が遠のくような顔で
『グリム・ランタン』の前で着地する。……すぐ動けると思えない。
これは『好奇』だ!

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

オブシディアン「!? アージェント……ッ」

君(アルカラ)の『狙い』は見事にこの戦況を大きく優勢へ変えるのに成功した。

アージェントとグリムの攻防。その隙を突いた『超聴覚』。
 この歓声と野次、大音量が犇めくアリーナ闘技場において初めて受ける彼女からすれば
音の爆弾を受けたに等しい。一瞬意識が眩んだ顔でパワー型スタンドのグリム・ランタンの
前に着地する。
 オブシディアンは、そんな彼女の異変に声を投げかけつつも自身のスタンド
ガトリング銃たる『ザ・ホワイト・ストライプス』で援護をする様子もない。
 投げナイフも投げ終え、彼には武器らしい武器は無い。
ドクター・アリスも念のために標準を合わせる。観客席や実況も今のやり取りに
興奮の声と大歓声だ!

『……obu……?』

と……『メグ・ホワイト』は『ドクター・アリス』が本体たるオブシディアンに
指弾の構えをしてるのに気づいたのか、少し不安そうな声と共に
君(アルカラ)とオブシディアンに、アージェントやグリムにも視線を彷徨う。
 君を敵だと認定した訳ではないようだが……。

828『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/26(金) 19:40:26
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□●〇□□□■∴∴∴  
∴∴■★□ナ□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 地面に着地、重症
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 上の果樹にドクター・アリス
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム 
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』はアルカラの足元
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ 地面に落ちた
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

829グリム『グリム・ランタン』:2022/08/26(金) 20:28:40
>>827
「グッ・・・」

『メジャー』を手放し、切られた二の腕を思わず抑える。
とっさの行動にしては、無茶が過ぎた。
一瞬でも腕を使えなくさせられるのは、致命的――。

「『アリス』か・・・!」

だが、『アージェント』の苦悶の表情。
お互い『相棒』の一撃が上手いサポートとして働いたが、
軍配が上がったのはこちらのようだ。

「・・・・・・すまんな。君から『強烈なの』は、一発も受けてやれん」

 グ  グ

先程『アージェント』の一撃を受けた、『蛍光灯』を大きく振りかぶり、力を込めて――。

「だが、代わりに拍手を返そう。健闘を称え――『88(パチパチ)』とね」

――振り下ろす!(パス精BBB

830夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/27(土) 01:18:37
>>827

『ドクター・アリス』を『近距離型』だとは思っていても、
『飛び道具』がある事までは予想しなかっただろう。
遠距離からの『移植』は、『成長』で得た新たな戦法だ。
『5m』までしか届かないのが欠点だが、
近付かなくても攻撃できるようになったのは大きい。

「イカした『サウンド』でしょ??しばらく『たのしんで』てよ」

『アージェント』が倒れるのは時間の問題だ。
この段階になっても『オブシディアン』が何もしないという事は、
『ザ・ホワイト・ストライプス』自体には、
本当に戦闘力がない可能性が高い。
多分、完全に『メグ・ホワイト』に依存してるんだろう。

  「おっとっとっとっとっ、『まちがえちゃった』よ〜〜」

              スイッ

     「『メグ』、おしえてくれてサンキュー」

『ドクター・アリス』の左腕を動かし、
『指弾』の照準を『リンゴ』に移す。
やっぱり『本体』を狙うような素振りを見せると、
さすがに反応するか。
それを確認できたと考えれば無駄にはならない。

「おりこうさんの『メグ』には『ごほうび』あげなきゃね」

     バ ラ ラ ラ ァ ァ ァ ァ ァ ッ

『残っているチョコ』を、自分達の後方(南側)に『全てバラまく』。

「『たからさがしゲーム』だよ。
 いまから、ココが『まっくら』になるからさ。
 『ニオイ』だけで『ゼンブのチョコ』をさがせたら『メグのかち』」

『次の行動』のために、グリムとの『視覚共有』を解除。

「わたしが『ひとさしゆび』をたてたら『スタート』だよ。
 ゼンブさがせるかな??」

『次のグリムの一撃』が決まれば、
『アージェント』は倒せるだろう。
その『直前』を見計らって『合図』を出し、
会場全体を『ブラックアウト』させる計算だ。
周囲が『暗闇』に包まれた瞬間に、『ドクター・アリス』が動く。

831『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/29(月) 08:39:00
>>829-830

>代わりに拍手を返そう。健闘を称え――『88(パチパチ)』とね

アージェント「……さ……っ゛」

           ブゥン――ッ!

アージェント「せっ……!!ッ゛」

君(グリム)の相棒(アルカラ)が掛けた能力。君の場合は周囲の状況を隅々まで
知れる『恩恵』。そして、彼女が今かかったのは『呪縛』
 頭から震わせ、全身が痺れるように緩慢な動き。どう見たって嗅いだって
ベストな状況の筈がない。それでも反撃を直ぐに繰り出そうとするのは意地か
アリーナの闘士としての矜持か?

 『グリム・ランタン』に対し、振り下ろすのより僅かに遅れつつも
そのスタンドの胴部目掛け姿勢を低くしての前蹴り(パス精:ⅭBD)を繰り出す!
 このまま互いの攻撃が交差すれば、まずアージェントが予想する折れない
蛍光灯は浅くなくも頭部に命中するが、刹那のタイミングでグリム・ランタンに
蹴りがヒットし後方へと其の威力で逃げようと言う思惑あっての攻撃だろう。
 少なくとも、この交差では確実にアージェントが『深手』を負うだろう。

― ー ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

>『たからさがしゲーム』だよ

メグ『game……megu……game……sukiッ』

メグ・ホワイトは君も予想する通り、自動操縦又は自立型で本体の指示より
己のルールに沿って動くスタンドだ。

君の『チョコの餌付けを交えた遊び』は、メグ・ホワイトにとって好感触だ。
 破顔して舌を垂らしつつ、素直に頷く。オブシディアンも、呼びかけるところでなく
頼りにしてるであろう女戦士の危機にメグの名の代わりに彼女の名を叫ぶ。

このまま順当にいけば……何事もなく『勝利』を迎えるだろう。

832『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/29(月) 08:41:27
(レス遅れ申し訳ありませんでした)

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□●〇□ナ□■∴∴∴  
∴∴■★□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 重症
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 上の果樹にドクター・アリス
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム グリム・ランタン
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ 地面に落ちた
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

833夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/29(月) 21:37:12
>>831

あの状態から即座に切り返してくるのは立派だ。
しかし、あくまでも咄嗟の対応であり、
『アドリブ』の域を出ていない。
それとは対照的に、こちらは『プラン』に従って動く。

   「よぉ〜〜し」

         「じゃあ、いくよ〜〜」

                     ピ ッ !

自分自身の右腕を高く上げて、勢いよく『人差し指』を立てる。
最初に決めておいた『サイン』だ。
『アージェント』や『オブシディアン』だけでなく、
位置的に『グリム』にも見えないだろうが、
事前に話し合っているのだから問題はない。

        バ ッ ! !

会場が『暗闇』に包まれた瞬間、
『ドクター・アリス』が『跳躍(>>825)』する。

                  ビシュゥッ!

跳んだ直後に、左手の『指弾』を発射(パス精DBB)!!
狙いは――――『オブシディアン』だ!!
命中と同時に『視覚移植(>>830)』を発動させ、
『光に弱い性質』を付与。
『真っ暗な状態』では、
当たった時に軽い痛みを感じるくらいで、
『何をされたか』も分からないだろう。
だが、『光』が戻った瞬間、両目を『焼かれる』事になる。

           タンッ

そのまま『ザ・ホワイト・ストライプス』の上に着地し、
『ガトリング銃』を『踏み台』にして更にジャンプ。
すれ違いざまに、
右手の『爪』で『オブシディアン』を軽く小突き、
続けて『超人的触覚』を『移植』。
これら一連の動作を流れるように行い、
最終的に『オブシディアン』の側面に回り込みたい。

  (『ジュンビ』はできた)

            (ツギで『きめる』)

『オブシディアン』の現在位置は『壁際』。
『北』と『西』は塞がっている状況だ。
『南』に行くと『戦場』から遠ざかってしまうから、
残る『東』を押さえてしまえば『追い込める』。

834グリム『グリム・ランタン』:2022/08/29(月) 22:30:50
>>831
「その意思の強さ、立派な物だ。素直に感服するよ。
 まあ――あがいても、どうにもならんが」

『杖』の先端を地面に向ける形で『前蹴り』をガード。(パス精BBB
『蛍光灯』を振り下ろしている最中だが、盾にする程度のシンプルな動きであれば可能だろう。
振り回される『メジャー』も、邪魔にはならないはずだ。

「さて、君のスタンド・・・どうだろう? 他人から『能力』を使われたら違和感を覚えるのか?
 俺の『能力』はもう仕込んでいたが・・・気づいていたか?」

先程から『蝋燭』を足元の『雑草』に仕込み、色々と試していた。
踏みにじり・・・『蝋燭』が灯っているのなら・・・。
防御の際に『杖』の先端を向ければ、それだけで『解除』の準備が出来る。

「・・・彼が投げた『ナイフ』、『布石』じゃあないか?
 『ナイフ』を運べるのは、さっき見せて貰った」

人知れず『ナイフ』を運べる『操作性』。一瞬であれ『グリム・ランタン』を縛り付ける『パワー』。
自分の背後に落ちた『ナイフ』が『何もしない』だなんて、あり得ないだろう。
だが――自分の『足元』の『雑草』は、『終わりを免れている』だけだ。

「だから・・・『前に進む』」

やることはシンプルだ。
『杖でガード』。『その杖で足元の雑草の蝋燭を消す』。そして、『一歩前に出る』。
自分の後ろに『雑草』の『空白地帯』を作り、『ナイフ』に対する『保険』とする。

835『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/30(火) 10:09:03
>>833-834

>だから・・・『前に進む』

              ――ゴォ  グ シャァッ!

アージェント「――ゴ……ッ゛……」

君(グリム)に驕りは一切生じない。相棒(アルカラ)も同様だろう。

アージェントの破れかぶれにも見える蹴りを杖で防ぐ……成功
 杖で足元の雑草の蝋燭を消す……問題なく成功。嗅覚で鉄の匂いが背後に
移動していたのを感じたが、雑草の消えた場所で止まる。やはり、何らかの
布石としては準備してたのだろう。もっとも、君の能力やアルカラによる援護で
無駄で終わったようだが……。
 
 簡潔に結果を示そう。『アージェントの頭部に蛍光灯は直撃した』
蹴りは防がれ、そして反動で後方に退避しようにも本調子でない事と
グリム・ランタンの動きであれば、十分に回避させる事なく本体へ一撃を加えられる。

スタンドによる破壊不能と化した蛍光灯は警棒の如く、重い。それを銃弾のような
速さと威力で受けるのだ。生半可なダメージでは済まされない。

 急激に後ろの地面に転倒。能力による雑草の恩恵によって軽く跳躍し
地面に倒れる勢いでのダメージは軽微で済んだようだが、直ぐに周囲から
草の匂いが薄まり、視覚内でも辺り一帯の雑草が縮まって成長が逆戻りして縮小
消失するであろう光景を見る。とは言え、その途中でアルカラが予め決めた
合図を発動したらしく、アリーナ地下闘技場の照明一帯が消える。
 だが『二グロ・スピリチュアル』のスタンド能力が解除されたと言う事は
アージェントが気絶、再起不能状態だと言う事だ……。

― ― ― ― ― ― ― ― ー ― ―

 ピ ッ !

 照明が消える! その瞬間の前に、君の共感覚でも視覚内でも
アージェントがグリムの一撃で吹き飛んで倒れるのを見届けた。
 闇の中でも『ドクター・アリス』は目標を見誤る事はあり得ない。

大樹から飛び立つスタンド、その間に揺れた木々から果樹が数個落ちる。
超感覚を駆使し、闇の中であっても伝わるオブシディアンの大きな像の前に
跳んで、ガトリング銃を足場に。その間にも『移植』は神業の速さで済ませた。

オブシディアン「アージェント! しっかり……ッ……停電? な、なんだ??」

オブシディアンは君に注意を払わない。大ダメージか再起不能に近い一撃を
繰り出された直後に闇によって状態がわからない相方に意識を全て向けてる。
 闇が明ければ、直ぐに自分の異常に気付くだろう。
ほぼ『詰み』に近い……。


              
                ―――パッッ!

オブシディアン「アージェ……!!? ぐぁぁ゛嗚呼……ッ!」

闇が明ける。オブシディアンは、直ぐに自分の両目を片腕で庇い蹲る。

アージェントも微動だにせず大の字で倒れており、その際に解除によって外れた
足のナイフも脇に転がってる。

解説『おー--っと!! アルカラ選手、前もってこちらは聞いてたが
見事に停電の作戦でオブシディアン選手に対してダメージ!
 身動きができなー---い!!
89位のアージェント! 初参入のグリムのスタンドとその能力に為す術なく
打ち破れたあああああ!! 強い!! 強いぞー--!!! 二人ともー--!!!』

ベリル『……決着、かな。アージェントも能力を解除して辺り一帯の
雑草は既に見た所消失している。素性が不明で少し心配だったが
オブシディアンと言う奴も始終戦意の低いのが不思議だったが、あの間合いと
アルカラの能力で縛られた状態で勝ち目があるとは思えない』

オブシディアン「……っ……モウ……イイ」

     ……こう さん……だ。

直ぐ傍の『ドクター・アリス』は、歓声の中でオブシディアンが掠れ声で
そう口にするのを聞いた……。

836『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/30(火) 10:12:06
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□●□〇ナ□□■∴∴∴  △=ドクター・アリス
∴∴■★□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□△∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 気絶? 能力は解除されたようだ
∴■□□☆∴▽∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム グリム・ランタン
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ 雑草手前で落ちた。もう動かない
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

837夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/31(水) 02:11:33
>>835

『ドクター・ブラインド』の『視覚移植』は、
対象に『10秒間』の『盲目化』をもたらすものだった。
だが、『ドクター・アリス』の『視覚移植』は、
『光に弱い性質』を与える事で、
『間接的なダメージ』を『眼』に与える。
そのため、『制限時間』である『10秒』を過ぎても、
『見えないまま』なのだ。
眩く輝く『光の奔流』が『目の前の世界』を『消し飛ばす』。
『これ』が――――――。

  「『ドクター・アリス』――――『ブラックアウトact2』」

これで『オブシディアン』は『何も見えなくなった』。
しかも、『光のダメージ』によって、絶大な『隙』を晒している。
そのチャンスを逃す『アルカラ』ではない。
『オブシディアン』には、『超触覚』を『移植』済み。
『痛み』を『ブースト』させた『爪のラッシュ』で切り刻めば、
大して時間を掛けずに意識をブッ飛ばせるだろう。

    「――――――あ、そう??」

しかし、予想外の言葉に攻撃の手が止まる。
確か、『降参』を宣言した相手を攻撃すると、
『ルール違反』になった気がする。
ただ、まだ『油断できない』。

「でも、『コトバだけ』じゃダメだよ??
 『それなりのタイド』ってモノをみせてくれなきゃねぇ〜〜」

取り外した『ネイル』の位置は、何となく把握できる。
『オブシディアン』に当てたヤツは、近くに落ちているはずだ。
それを拾う。

「お〜〜〜〜〜〜い!!
 『カイセツ』の『ベリル』さ〜〜〜〜〜〜ん!!」

頭上を見上げ、そこにいる『ベリル』に向かって叫ぶ。

「『オブシディアン』はこういってるけどさぁ、
 ホンキで『コウサンする』なら、
 『ノウリョクをカイジョ』しなきゃダメだよねぇ〜〜??
 そうじゃないと『フェアじゃない』でしょ??」

「わたしも『オブシディアン』に『ノウリョク』つかってるんだよね。
 だからさぁ、きちんと『タイジョウ』してくれないと、
 ずっと『カイジョ』できないままじゃん??
 ソレって『ノウリョクのムダづかい』だよねぇ〜〜??」

そこまで言って、視線を『オブシディアン』に戻した。

「マジで『コウサン』するなら、いますぐ『カイジョ』して。
 『3びょう』だけまってあげる」

    「『カイジョしない』なら『カイジョさせる』よ」

『警告』を与えながら、『メグ・ホワイト』の様子を確認する。
『会場の暗転』によって、『メグ』には、
『アリス』が『オブシディアン』を攻撃する光景は見えていない。
おそらく、『敵対状態』には入っていないとは思うが、
『用心』はしておく。

>>(グリム)

「ホントに『カイジョした』んならさ、
 たぶん『ザッソウはきえる』よね」

『アージェント』を打ち倒したらしい『グリム』を一瞥する。
一見すると、決着はついたように思えた。
しかし、安心するのは早い。

「でも、『ザッソウがきえた』からって、
 『カイジョした』とはかぎらないよねぇ」

『能力を解除した振り』をして不意を突く。
そういう可能性が十分に考えられるからだ。
これまでの経験上、
『最後の最後』で何かやってくる相手は多い。

「『アージェント』って『ザッソウ』を『あやつれる』んだよね??
 ジユウにコントロールできるってコトは、
 『セイチョウさせる』だけじゃなくて、
 『そのギャク』もできるんじゃないかなぁ??」

つまり、『成長の逆戻り』も、『操作の範囲内』の疑いがある。

「『ジャッジ』がはいるまでは、
 まだ『シアイ』は『おわってない』から、
 『おつかれさま』は『おわったあと』にとっとくよ」

   「いわなくてもわかってるとおもうけど――――
    『アリス』も『ユダンしてないよ』ってコト」

838グリム『グリム・ランタン』:2022/08/31(水) 17:26:53
>835
「俺の足を・・・『アキレス腱』でも切れていれば、戦局は変わったかもしれないな」

体を半回転させ、『杖』を『アージェント』に向けながら、
背後にあるであろう『ナイフ』を『蛍光灯』で弾き飛ばす。
念には念を――だ。無駄な追撃をするつもりはないが、驚異は取り除いておくに限る。

>>837
「『アリス』か――先程は助かった。
 『アージェント』の反応が遅れなければ、
 こうも綺麗に攻撃は決まらなかっただろうからな」

いつの間にか『アリス』の方も、『オブディシアン』を圧倒しているようだ。
味方ながら、なんとも恐ろしい。

「無論だ。勝敗を決めるのは俺達ではなく『アリーナ』だろう。
 ゴングが鳴るまでは警戒はしておくとも」

『アージェント』の雑草は消えたが・・・。
『ニグロ・スピリチュアル』そのものが消えてるかどうか、一応注意して確認しよう。

839『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/31(水) 19:41:14

――ゴォ  グ シャァッ!

  『決着――――ッッ!! 今宵、アージェントに対する挑戦を見事に制覇したのわあああぁぁ!!!

・・・・・・・・
ベリル・ストック! エクリプスとの幾度の死闘も潜り抜けた猛者その人だあああ!』

 ……懐かしい、忌まわしい光景だ。
見下ろす冷たい目と、靡く血のような赤い髪。

場内は奴を称える声を満たし、私に対する嘲笑と野次が鳴り響く。
 医務室で、全ての負傷は完治される。だが、私が受けた『傷』は直らない。
永遠に、このアリーナで生き続ける限りベリル・ストックと言う相手に負けた。
その瑕は決して消えない。人々が覚え続ける限り、忘れない限り。

あいつに負けた瞬間。私は『黒』い場所に追いやられる。
 子供の頃は、心無い奴らが肌の事で私や家族を馬鹿にした事もあった。
私が何か悪い事をすると、親は真っ暗い場所に閉じ込めて反省を促した事もあった。

『黒』は嫌いだ。だから『白い』場所へ憧れ焦がれる。
 あの時、ベリル・ストックは眩しい白の中にいた。勝利を称えられる白の場所で。
なのに、奴の顔には喜色の影は無かった。
 私に勝った癖に、不満足なあの顔。溜らなく、それが嫌だった。
『白』の場所を受け入れない、そんなあいつが新参のガキ見たいな奴に『黒』い
場所へ突き出されたのに関わらず、私に勝った時よりも晴れやかな顔を浮かべていたのも。
全部、憎らしかった。

 シクシク     シクシク……。

煩わしい泣き声だ。故郷の、私の家の近くに住む無駄にでかい白い男。
 何時も住んでる場所では一番の大男の癖に、小心者で喧嘩も出来ない弱虫。
弱者と誹られる、私の大嫌いな『黒』い場所に居る奴。
 あいつが傭兵なんぞに就くと聞いた時は、槍でも明日降るんじゃないかって思った。
ただ数年足らずで故郷に逃げるように帰った時は、やっぱりなと安堵もしたが。
 
けど、アリーナで負けて久しぶりに帰って奴を見た時。あいつが更に
黒い場所で蹲ってるのを見た時は、心の中でずっと燻っていた私の中の
黒色の炭見たいなものが一気に燃え上がった。
 本気で能力を活用できれば、アリーナでも上位に昇りつめられる可能性がある
そんな力を所有してるのに『PTSD』なんぞ負って再起不能になりかけてるあいつが
自分の中の未来を重ねてるように思っちまったのかもな。

私は必ず、この世界で『白の場所』へ君臨する。決して黒に染められない白に。

何をしようと、例えどうなろうとも私は私だ。アリーナの……
   白金
『アージェント』は決して……黒を赦しなどしないのだからッッ。

840『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/31(水) 20:15:43
>>837-838

>ホンキで『コウサンする』なら、
 『ノウリョクをカイジョ』しなきゃダメだよねぇ〜〜??

ベリル『あぁ、当然だな』

解説者『oh oh oh! そうだぜぇぇ腰抜けオブシディアン〜〜〜ッ!
youの遅延行為は、このチェックメイト状態じゃあ、まー-ったくの無意味!
観客が盛り下がる前に、素直にとっとと降参もmeは吝かじゃない!
 アリーナはリンチショーを望んじゃいないんだぜ!』

   ブー ブー!

そうだそうだー!   てめーオブシディアン! 
           お前に賭けてたってぇのに最後までチキンかー!
    この腰抜け野郎ー!

 こ・う・さ・ん! こ・う・さ・ん! こ・う・さ・ん!


オブシディアンが余りにも試合としては『無様』な立ち回りであったからだろう。
 普段なら、余り試合で選手に声援を投げかけても責めるような品位のない行動を
しない筈だが観客の質が毎日最上である訳でもない。今日は幾らか全体的にマナーが
些か良くないのだろう。会場全体で虐めのようにオブシディアンを責めるコールだ。

『超嗅覚』でも、視覚内でも解るがオブシディアンは脂汗を流し
ストレス臭を発しつつ、涙をポタポタ流しつつ能力を解除しようと試みてるようだが
いかんせん精神的なものなのか、解除と発現が同時にされるような
随分と不安定な挙動をして、震え声と共に少し大きめに宣誓しようとする。

オブシディアン「こ……こうさ」


         ――やめろぉおおおお!!!!!!!!


瞬間、比較的近くにいるアルカラや、グリム。どちらも鼓膜が破れかねない
制止の声を聴く。会場の降参コールも一瞬静まる。

ベリル『……アージェント』

叫んだ主を読み上げるベリルに構わず、血反吐が出るような声で彼女は続けた。

アージェント「どいつもこいつも……ッ゛ ふざけた事を言いやがってよ゛っ
相棒……ッ゛ てめぇはこのまま終わって満足か!?
黒(敗者)のまま、永遠に角に縮こまって言われ放題のままかっっ゛!
 私は御免だ……ッ゛ お前が拒絶しようともっ!
私は『白』のままに生きる! 『黒』のままに生きるぐらいならッッッ゛
――『白』のままに死ぬ事も辞さない!!」

 ――ズッ……ッ!

オブシディアン「アージェ、お前、何する気……ッ
まさかっ、アージェント!! やめろ!!
『それだけは決してしちゃ駄目』だ! やめるんだ!!」

見えてない彼には何を彼女がしようか分からない。だが、その
並みならぬ鬼気迫った声で勘づいたのだろう。

君達二人は、彼女の挙動に注視する。直ぐに、何を彼女がしようとしてるか理解出来た。


――『林檎』だ。彼女は、大事に脇に抱え込むように所有していた
『林檎』を既に掴み、口に運んでいた。

そして、誰に止められる事もなく。


                   ――シャリッ

一口、齧った。

            ……ドクンッッ!


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