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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その3

1『名無しは星を見ていたい』:2018/08/18(土) 19:51:06
短編、単発のミッションなどにお使いください。
長編やシリーズものの予定でしたら、自分のスレで行うことをお勧めします。

59夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/12(水) 17:48:42
>>57
>>58

キーアの人柄については大体分かった。
遠く離れていても、アオキのことを気にかけているのが、よく伝わってくる。
そして、アオキもキーアのことを大切に思っているはずだ。

「いやいや、さっきちゃんとよんでたし。
 ゆだんしすぎなんじゃな〜〜〜い??
 ケーカイがたりないよ、ケーカイが」

「ヒミツにしときたいんなら、もっとヨージンしないと。
 いつだれにみられるかわかんないよ??
 たとえば――ホラ、いまみたいに!!」

満足した様子で、まつりの慌てた様子を眺める。
カブなんかより、こっちを見てる方がよっぽど面白い。
まつりが見てたのは、たぶん自分の家のカブかなんかだろう。
無理に確かめるのはやめておく。
見ても楽しくなさそうだし、まつりの機嫌が悪くなると困る。

「それって、おもしろいの??
 『セミのウカ』のどうがみようぜ!!
 すげーキレイだから!!」

横に移動して、画面が見えない位置に立つ。
同時に、厨房で行われている会話も聞き逃してはいない。
サトリとアオキの間では他愛のない会話が続いている。
しかし、唐突にアオキが誰かに言葉を投げた。
ここまでの流れから判断すると、サトリではなさそうだ。

(コレは、くぬぎちゃんか……)

まだ厨房から出てきていないところを見ると、そうらしい。
言葉は発していないものの、くぬぎが何かしたのだろう。
それに対して、アオキが反応した。
しかし、それっきり話が続いてないということは、
そこでやり取りが終わってしまったのだろう。
まぁ、何事にも遠慮がちなくぬぎと、
はっきり要求されない限り動かないアオキでは、そうなるのが当たり前か。

60天雨 サトリ『10cc』:2018/09/12(水) 21:43:13
>>58(GM)
>>59(夢見ヶ崎)

「流行り言葉とテレビは切っても切れませんものね。
 CMじゃなければ、バラエティ番組か何かか……あら?」

下手に距離を詰める気はない。
今後も関係性は続くかもしれないけれど、
それならそれで今は無理に距離を詰めない。

だから会話をアオキのパーソナリティに結び付けたり、
自分語りを混ぜたりはせず、『雑談』として継続する。

「くぬぎさん、どうかなさいましたの?
 ヨーグルト以外で何か希望が出ましたの?
 ……それとも、何か別のご用がありまして?」

「まあ遠慮はするでしょうけれど、
 出来るだけ遠慮なく仰いなさいまし」

くぬぎについても無理にこちらに引っ張ったりはせず、  
何か言いたげな所だけをくみ取って発言を促しておく。

アオキとくぬぎをいきなり何でも言い合える仲には変えられないので、
まずは自分が間に入って『疎通する意思がある』事を明確にしていきたい。

61『ペイズリー・ハウス』:2018/09/13(木) 17:39:58
>>59(夢見ヶ崎PC)

>『セミのウカ』のどうがみようぜ!!

「つまんなそーですわ! それなら未だドッキリ動画でも
見るほうが有意義そうですわよ」

 すげなく返される。まぁ、彼女も本気で夢見ヶ崎が提案
してると思ってない。雑談の延長線で冗談を飛ばしてると受け取ってる。

 pululululu……!

 「あら? お電話ですわ」

事務室の子機から電話が鳴り響いた……。

 pululululu pululululu!

 そして、壁伝いの会話は……。

>>60(天雨PC)

 >出来るだけ遠慮なく仰いなさいまし

 「……あの ね」

「…………良かった ら。あし たにでも……たいふう 過ぎたら……」

 「……………………」

 ガタンッ。

 「言いたい事があるなら、はっきりしなよっ」

 くぬぎが、何か言いたげだが。その間が余りに長い事に対し
ボルテージが上がり過ぎたのか。アオキは、調理の為に使用してた
鍋を思わずと言った調子で強めにコンロに置きつつ声を荒げた。

 びくんっ……! タッタッタッ……ッ

 くぬぎは、その強い口調に涙目になると。背を向けて小走りに
厨房から立ち去ってしまった。外までは出ないと思うが……。

 「……ぁー くそっ」

 アオキも、本心で嫌悪しての行動ではない。色々な鬱憤が溜まっての
はずみの行動だと自覚してるし、園児にあたる事が間違っている事も
理解はしてるようで、顔を顰めている。だが、追う気はなさそうだ……。

62<削除>:<削除>
<削除>

63夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/13(木) 19:24:51
>>60
>>61

なに、つまらんだと!!
セミのヨウチュウは、なんねんかんも、つちのなかですごすんだぞ!!
がんばってちじょうにでてきて、4じかんもかけてウカするんだ!!
ヨウチュウのせなかがわれて、
なかからシロっぽいセイチュウがでてくるところをみたコトがあるのか!?
セイメイのしんぴ、ちいさなウチュウ、みちなるロマンをかんじるだろう!!

――などと、2じかんほどかたりたくなったが、ウンがよかったな。
こんかいは、ゆるしてやろう。
まったく、いまどきのコドモはジョウチョってもんがうんぬんかんぬん。

「いやいや〜〜〜ドッキリどうがよりも、
 『なまドッキリ』のほうがオモシロイって!!
 さっきのあせったカオなんて、なかなかみごたえあったし??
 あ!!カメラかまえときゃよかった。しっぱいしっぱい」

サラッと流しつつ、厨房の会話にも耳を傾ける。
どうやら、ちょっとしたトラブルのようだ。
今は手が空いてるし、自分がくぬぎを追いかけるべきかとも思った。
しかし、サトリが行くなら彼女に任せた方がいいだろう。
そんな時に、電話が鳴った。

「あー、わかったわかった。いまでるから、そうせかすなって。
 え〜〜〜オホンオホン――よし」

相手に伝わるはずもないが、鳴り続ける電話に静止の声をかけつつ、
受話器に手を伸ばす。
同時に軽く咳払いして、喉の調子を整える。
それから電話に出る。

「――お待たせ致しました。こちらは『ひそひそ星の園』でございます。
 本日は、どのようなご用件でしょうか?」

思いっきり猫を被って、まるで受け付け嬢のような声色と物腰で対応する。
電話の向こうにいるのが、まさかこんなヤツとは夢にも思うまい。
やる意味?そんなこときくな!!

64天雨 サトリ『10cc』:2018/09/14(金) 04:54:33
>>61(GM)
>>63(夢見ヶ崎)

「……………………」

アオキをたしなめるべきかは悩ましいが、
実際くぬぎの話し方はここまでくると『困る』。

(とはいえくぬぎさんも、まだ子供。
 けれど、アオキさんもまだ子供。
 どちらかの個性が悪いとはしたくない)

大人相手ならくぬぎが悪いうえで、
アオキの『言い方も悪い』で済むが、
子供の話し方に『悪い』とは言いたくない。

(とはいえ――――くぬぎさんを放置すると不味い)

「アオキさん、貴女は料理を。
 私がくぬぎさんを見てきますわ」

        「美味しいカレーを期待してますわよ」

まずはくぬぎを追おう。
アオキには目の前の料理に集中してもらって、
とりあえずあまり思いつめないようにしてもらいたい。

65『ペイズリー・ハウス』:2018/09/14(金) 22:15:47
>>63(夢見ヶ崎PC)

 猫っ被りで、電話の対応をする貴方を。まつりが少々不気味なものを
見る目つきで眺めてるのを横目に、電話口から少々の間のあと
若い男らしき声が聞こえて来た。

 『……あれ? あの、おっさん。此処の園に今は園児と世話係の
学生ぐらいの子しかいねぇって言ってた筈だが。
 あー、そちら。園の事務の人ですか?
明日、金一って人に手伝い頼まれて。清掃と、あと台風が来る前に
補強の手伝いに来る者なんですがね。
 午前中には来ようと思うんですけど、そちらの希望に沿った時間に
来ようと考えてるのと、それと他に必要なものがあれば持ってきますが
何かいま現在で不足の物はあるでしょうか?』

 そう、青年らしい声の人物は聞いてきた。どうやら、金一と同行して
やって来るようだ。

 それと 事務室を横切る小さな影も目の端で捉えられた。

>>64(天雨PC)

 >アオキさん、貴女は料理を。
 >私がくぬぎさんを見てきますわ


 「……うん、頼むよ」

 アオキは、少々気落ちした声でカレーのほうに目線を戻す。

厨房を出ると、廊下を走る くぬぎの小さな背中が見える。
ある程度の速さを保ちつつ、園の出入り口に到着し。小さな手で扉を押し
外へと出ようとする所だ……。

66夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/14(金) 23:20:03
>>64
>>65

(どーよ??なかなかのモンでしょ??
 『オジョーサマ』じゃなくても、これくらいはできるってコト)

        フフッ

まつりの方を向いて、ニヤリと笑ってみせる。
さっきは、まつりに『面白いもの』を見せてもらった。
そのお返しに、今度はこっちが『面白いもの』を見せてあげよう。

「『金一さん』ですか。あの方は存じています。
 少し、そそっかしい所がありますからね」

別に不都合があるワケでもないが、すぐにバラすのは面白くない。
よって、このまま続行する。
ちなみに、演技の参考にしているのは他ならぬ『天雨サトリ』だ。

「かしこまりました。時間は、午前の内に来て下されば結構です。
 必要なものも、今は特にございません」

「電話があったことは、後でアルバイトの子達にも伝えておきます。
 何か要望が出れば、『金一さん』に連絡させていただきますね。
 その際は彼を通して、そちらにも連絡が行くと思いますので」

        チラッ

いけしゃあしゃあと言葉を続けながら、小さな人影を目撃した。
それがなくとも、厨房での会話を聴いていれば、
その人影がくぬぎであることは明白だ。
そちらはサトリが対応するようだし、とりあえずは任せる。
この電話が終わったら、遊戯室にいるはずのカンナの様子を見に行こう。
その後で、電話があったことをサトリに伝えに向かうつもりだ。

67天雨 サトリ『10cc』:2018/09/15(土) 00:33:23
>>65(GM)
>>66(夢見ヶ崎)

「くぬぎさん、どこに行きますの?」

後ろから声を掛ける。
今の今でアオキが、ならともかく、
特に何もしていない自分のことを、
すげなく無視するような子ではないだろう。

どちらにせよ、大人の歩幅で距離を詰める。
子供には子供の考えがあるだろうし、
無理やり力で捕まえるつもりはないが、
勝手に外に出て事故にでも会われたら不味い。

「お外に出るならお供させて頂戴。
 料理のけむりを吸い過ぎましたから、 
 少し外の空気を吸いたかったんですの」

        「――――お嫌かしら?」

はっきりした拒絶が無ければそのまま着いて行く。

今、無理やり連れ戻すよりは、様子を見守っておく方が良い。
連れ戻すにしても言葉が良いが、加熱した子供は簡単には冷めない。
そして喋り方は急には治らないし、アオキの気分も落ち着いていないはず。
であればお互い少し時間をおいて、頭を冷やすのがちょうどいい。

・・・ただし、敷地外に出ようとするとか森に行こうとするなら何としてでも止める。

68『ペイズリー・ハウス』:2018/09/15(土) 18:23:35
>>66(夢見ヶ崎PC)

「わかりました。それじゃあ、大体10時頃を目途に向かいます
おっさん……金一さん含めて三人で来所しますので宜しくお願いします」

pu tu- tu- tu-……

 まつり「見事な化けの皮でしたわねー」

まつりから、微妙な賞賛を受けつつ電話は切れた。明日の午前には
清掃と台風対策の男手が来るらしい。一先ず、女性陣だけで窓に戸板を
つける等の力仕事は無くなったようだ。

 通路で、サトリが横切っていくのが見える。

>>67(天雨PC)

 >お外に出るならお供させて頂戴。

「……」コクっ
 
 僅かに、目元に涙を貯め込みながら縦に少女は頷く。

「……ブランコ 乗る」

 そのまま、言葉通りに。最初にちゃんと姿を目にした時のように
ブランコへと向かうと、くぬぎはゆっくり漕ぎ始めた。

 「……きらきら お目め きらきら光る 髪の人♪

 まっくら空に 一番星つけて お月様の友達つくろう♫

    きらきら お目め きらきら光る 髪の人♪

 お空の星を輝かせて♫  ひとーつ ふたつ 夜明けまで……♬」


 何か不思議な調子の歌を くぬぎは口ずさみながらブランコを漕ぐ……。

69夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/15(土) 19:21:14
>>67
>>68

「はい、お待ちしています。こちらこそ、当日はよろしくお願いしますね。
 それでは、失礼します……」

    ――ガチャリ

「ふっふ〜〜〜ん。ザッとこんなモンよぉ〜〜〜。
 ダレがむこうにいるかわかんないんだから、
 デンワにでるときはチューイするんだぞ〜〜〜」

ちゃっかりと教育指導も行いつつ、視界にサトリの姿を認める。
とりあえず向かった先が分かっていればいい。
自分は後で行くことにする。

「さーて、いまごろカンナはなにをやってんのかなー??」

まずはカンナの様子を見るために遊戯室へ向かおう。
一応『聴覚』の移植も継続する。
アオキの性格だと独り言を言うことはなさそうなので、期待はできないが。

70天雨 サトリ『10cc』:2018/09/15(土) 22:55:27
>>68(GM)
>>69(夢見ヶ崎)

 スタ  スタ

くぬぎについてブランコの方に向かおう。
もし二つあったりするなら、自分も腰掛ける。

(……聞いた事のない歌ですわね。
 それに不思議な調子。海外の歌を、
 日本語に訳して歌っているとか……)

    (あるいはオリジナルかしら?
      きらきら光る『髪』の人……?)

調子もだが、歌詞も聞き覚えの無いものだ。
星月夜を想う歌なのだろうか――――

「お歌が……お好きなんですの?」

歌を遮らない程度に尋ねる。
パーソナリティを知る助けになるかもしれない。

71『ペイズリー・ハウス』:2018/09/16(日) 17:30:05
>>69(夢見ヶ崎PC)

 厨房からは、黙々と鍋でカレーを調理してると思われる音が
超感覚から捉えられる。遊戯室では、カンナが再度 服を脱いで
豹らしきスタンドを身に着けて、三転倒立やバク転などの新体操を
行っていた。まつりと一緒に部屋に入ると、運動を止めて近づく。

カンナ「お! ちょーど暇だったところだっ。
なんか御飯前に楽しいことやりたいぞ! なんかない?」

 適当に、カレーが出来るまで暇をつぶしたいようだ。

>>70(天雨PC)


「……まえに 夢でね……会った人が唄ってたの」

「優しそうにしてたけど…………たぶん こわいひと」

 天雨の問いかけに、静かに くぬぎは少し暗い顔つきで呟く。

「こわいひとだけど……お歌は いっしょに会うたびにコレだけは
教えてくれたの……いろんなことを解決できる おまじないの歌だって」

「歌ったら……みんなで仲良くできるかな」

 そう、天雨に顔を向けて少女は尋ねる。

72夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/16(日) 20:45:47
>>70
>>71

(もうなんもなさそーだな)

『ドクター・ブラインド』の『聴覚』を解除する。
そして、スタンド自体も解除する。
ずっと出しっぱなしにしているのも疲れる。

「ふっふーん、そういうときに『ちょうどいいゲーム』があるんだ〜〜〜。
 みんなで『カードゲーム』しようぜ!!『トランプ』ある??」

ここは遊戯室だし、トランプの一つや二つくらいあるだろう。
カンナとまつりと自分に、それぞれ『1〜5までのカード』を配る。
もしトランプが見当たらなければ、適当な紙に数字を書いて使えばいい。

「――『ルール』をせつめいしよう。
 いまくばったヤツが『てふだ』だよ。
 みんなでどうじにカードを『ば』にだして、すうじのおおきいヒトがかち」

「かったヒトは、『ば』にでてるカードをぜんぶとれる。
 とったカードは『てふだ』とはべつにおいておく。
 それを『5かい』くりかえして、
 いちばんたくさんカードをもってるヒトが『ゆうしょう』!!」

『戦争』と呼ばれているトランプゲームを自分なりにアレンジしたものだ。
ルールは単純だが、それなりに頭を使うゲームでもある。
たとえば、『1』に勝つために『5』を出してしまうのは明らかな損だ。
『1』に勝つためには『2』を出すのが最善ということになる。
このように、次に相手が出すカードを予想することが必要になるのだ。

二人がゲームに乗るなら、早速開始したい。
このゲームは、最初の内は予想が難しい。
自分は、まずは様子見で『3』を出すつもり。

73天雨 サトリ『10cc』:2018/09/16(日) 23:48:51
>>71(GM)
>>72(夢見ヶ崎)

(夢――――そういう能力の持ち主と考えるか、
 深層心理の記憶と考えるか。どちらにせよ、
 この歌がくぬぎさんにとって大事なのは間違いないけど)

(夢で会う『たび』というのが気になりますわね…………それより)

「ええ、そうですわね……仲良くできますわよ。
 けれど、歌う『だけ』では仲良くなれないでしょう。
 『おまじない』をしているだけじゃあ前には進めない。
 仮に絶対に当たる当たり付きのアイスがあっても、
 それを食べなきゃ『当たりの棒』は出ないでしょう?」

                 キィ…

ブランコを少し揺らす。

「おまじないは、自分のやるべきことを勇気で後押ししてくれるもの。
 歌うのは素敵だけれど――――みんなで歌うために、何かをしなくちゃあ」

ここで『出来るに違いない』と宣言するのは簡単だが、
くぬぎにはこれから十年以上の青春時代と、数十年の人生がある。

祈っていれば解決するよ、といってあとは助けてやるだけ。それは『だめだ』。
いくら『見ているだけの仕事』でも、そんなふうに育ててしまうのは『見てられない』。

74『ペイズリー・ハウス』:2018/09/17(月) 19:53:35
>>72-73(ALL)

 カンナ「へー、それじゃ私は ホイっと」

 まつり「中々知的な遊戯ですわね。……それと、トランプの他にも
面白いものを見つけましたわ」

 夢見ヶ崎は、ちょっと私用ルールを交えたトランプ遊戯に誘う。
カンナは『4』を出して、まつりは様子見で『2』と言う感じで……。
(勝敗の結果で、特に心象の悪化とかは考えてないので、順位は
好きに決めて貰って構わない)


>何かをしなくちゃあ

 一方、くぬぎの助言を天雨は行っていた。暫く、くぬぎは
ブランコを揺らして押し黙っていたが。短くも そうだねと言う
ニュアンスの呟きをしてから、ブランコを降りて園の入口に戻る。

 そのまま、彼女は何やら遊んでる三人へ気づき。入口から顔だけ出して
覗く感じで様子を伺う。(合流するなりして一緒に遊ぶのは自由)

 
 園児三人が思い思いに動いていて十数分。ある程度遊んだ頃合いに
アオキが少し大きめに厨房方面から告げた。

 「出来たから、受け取りに来てっ」

 カレーが出来上がったようだ。良い匂いが充満し始める……。

75夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/17(月) 22:13:06
>>73
>>74

「――ほほーう、そうくるか……。
 『いっかいせん』は『カンナのかち』だ……。
 さぁ、『ば』にでているカードをうけとりたまえ……」

     ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ……

(さいしょの『いって』……。
 これでふたりのケイコウがよめたぞ……!!
 カンナは、『つよいカードをさきにつかってしまうタイプ』……。
 はんたいにまつりは、『よわいカードからさばいていくタイプ』とみた……!!)

      ド ド ド ド ド ド ド ド ド

「それでは、『にかいせん』をはじめよう……。
 ……じゅんびはいいかね?――『オープン』ッ!!」

(おそらく、つぎにカンナがだしてくるのは『5』のカード!!
 ならば、わたしは『1』をだすッ!!
 よそうがただしければ、まつりのカードは『1』か『3』……)
 つまり、『にかいせん』も『カンナがかつ』……。
 しかし!!カンナのしょうりは『そこまで』だッ!!)

       バァァァァァァ――――ンッ!!

(はるかに『かくした』のカードあいてに、
 『さいきょう』のカードをうしなったカンナのかちは、そこで『ストップ』するッ!!
 フフフフフ……コレこそが『ゆめみがさき』の『せんりゃく』……!!
 『さいごにかつ』のは――この『アリス』だ!!)

――とかなんとかやってあそんでた。

いか、『さいしゅうけっか』をはっぴょうします。

いちい:まつり
にい:ゆめみがさき
さんい:カンナ

「――カンナのうごきにきをとられて、はんだんをミスってしまった……!!
 まさか、あのきょくめんでハッタリをかますとは……まつりちゃん、やるな!!
 ゆうしょう、おめでとー!!ハイ、はくしゅ〜〜〜!!」

カンナと一緒に、優勝したまつりに拍手を送ろう。
その途中で、くぬぎに気付いて、五人で第二ゲームをやったかもしれない。
しばらくして、アオキの声が聞こえてきて、顔を上げる。

「あ、もう??はやいなー。
 わかった〜〜〜!!いま、いくから〜〜〜!!」

返事をしつつ立ち上がり、子供達と厨房へ向かおう。
その道中で、サトリに話しかける。

「サトリちゃん、どんなカレーだとおもう??
 わたしは、あまくちでヨーグルトがはいってるとおもうな。
 ただの『カン』だけど」

まぁ、ホントは『カン』じゃないことはすぐバレるだろう。
それから、だいじなコトがひとつあった。

「あ、そうそう。
 あしたごぜん10じごろに、そうじとかもろもろのヒトたちがくるんだって。
 で、なんかひつようなモノとかないかってきかれたけど、なんかある??」

76天雨 サトリ『10cc』:2018/09/17(月) 23:24:07
>>74(GM)
>>75(夢見ヶ崎)

「何か思い付いたら私におっしゃいなさい。
 手伝える事なら手伝ってさしあげますから……」

あまり無責任なことはしたくないので、
そこは伝えておく。やるかどうかは自由意志に任せるが。

     ・・・
             ・・・ 
                      ・・・

    「――――あら!出来ましたのね。
     それじゃあ参りましょうか、皆さん」

自分の手札を山札に混ぜてしまって立ち上がる。

「――――私もそんな気がしていますわ。
 私、一番良いと思う所に賭けるタイプなので」

     (この場合『一番悪い』なんてありませんもの)

               「……?」

「ヒト『たち』? イサゴさんは金一とやら一人のような口ぶりだったけれど、
 その彼が孫請けで別の誰かを雇った……という認識でよろしかったかしら?」

            「『金一』から、そう連絡がありましたの?」

夢見ヶ崎の言葉には一抹の疑問が生まれる。
まあこの規模の施設の掃除だし、一人で全部やるのは厳しいのは分かるが、
もし仮にその男自身からは何の連絡も無いなら流石に『社会人』としておかしい。

「ま、必要な物は特に思いつきませんけれど。
 食べ物の備蓄も、あれだけあれば流石に十分でしょうし」

77『ペイズリー・ハウス』:2018/09/18(火) 20:45:51
>>75-76(ALL)

トランプ遊びは中々白熱の盛り上がりとなった。
 軍配は子供達に上がったようだが、誰々が勝ったから有頂天に
なったり機嫌が悪くもなりはしない。少しは、悔しいかなーと
感想は呟かれるだろうが、美味しい御飯を食べれば収まる範囲だ。

『金一』から、他の手伝いが来る連絡が来ない事に天雨は疑問を述べる。
 元々彼女には預かり知らぬからして、男の素性や性格を知らないから
ズボラ故に連絡しないのか、または何か悪意あって隠してる可能性だって
もしかすれば有り得る。ただ、悪意があるとして何を目的にするかだ。


 厨房へ向かうと、幾つかの鍋から湯気が立ち昇っており
カレーの匂いが強烈に立ち籠っている。

 カンナと夢見ヶ崎が要望したチキンカレー、まつりの海産物を
のせられたカレー。天雨のシーフドに、くぬぎのヨーグルト入り
甘口カレーも出来ている。


アオキ「明日の朝の分までは有るからね」

 一日寝かせたカレーは美味しいと言うし、スタンドで自動的に
作れるとして、使うのは自分の肉体。今日作り置きすれば朝食での
手間暇も掛からない事を考えれば良い判断とも言える。

アオキ「それじゃあ、飲み物は好きに注いでね」

 そう言って、彼女は皆の横を通り過ぎて出て行こうとする。

? 夕飯は食べないつもりだろうか……。

78夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/18(火) 23:49:34
>>76
>>77

「ちょっとまえに、じむしつにデンワがかかってきたんだ。
 『キンイチ』のなまえをだしてたから、
 たぶんアイツにたのまれたんじゃない??
 くわしくはわかんないけど」

「まぁ、そそっかしいヤツだし。
 だから、ジブンからはレンラクいれてないのかも。
 そんなんだからウダツがあがらないんだなぁ」

そう言いつつ、自分のスマホを見てみる。
ひょっとすると、連絡が来てるかもしれない。
まぁ、期待してないけど。
ついでに、こっちから確かめてやろう。
以下の文面で金一にメールを送る。

『明日、午前10時頃、三人で来るってこと忘れずに』

      ピッ

送信を済ませたら厨房に入る。
そして、出来上がった数種類のカレーを見た。
内心『頑張りすぎだろ』と思ったが、それを顔には出さない。

「おー、ウマそうだ!!よし、もってくぞ!!」

これは正直な感想だ。
しかし、そこでアオキの行動に疑問を感じる。
まったく『キョーチョーセー』のないやつだなぁ。

これは一人で食べたいのか?
それとも食欲がないのか?
なんにせよ、何か理由があるのは確かだ。

「コレはカンナとわたし、こっちはまつりちゃん。
 アレはサトリちゃんで、そっちはくぬぎちゃん」

「――で、『アオキのぶん』はドレだっけ??」

指差して言いながら、キョロキョロと視線を動かす。
実際に探しているワケではない。
立ち去ろうとしている理由を間接的に聞くためだ。

79天雨 サトリ『10cc』:2018/09/19(水) 02:59:11
>>77(GM)
>>78(夢見ヶ崎)

「私、貴女にならこういう事を言っていいと考えてるけれど、
 ……私はその『人たち』とやらのことを少し警戒していますの。
 いえ、『金一』のことも警戒していると言っていいでしょう。
 この場所は少し繊細過ぎるから……考えすぎなら、良いのだけれど」

懸念を話せる相手は貴重だ。

とりあえず金一への確認は夢見ヶ崎に任せておく。
その男が話を知っているならダメな大人というだけだが、
もし『そんな事は聞いていない』とでも言い出したら?
あるいは返信が無ければ――この箱庭では些細な悪意すら危険に繋がる。

兎も角、今はカレーを食べるのだが。

(アオキさんは――――流石に気まずいのかしら?
 無理してでもここで食べろとは流石に言いづらいし、
 ここは夢見ヶ崎さんの流れに乗るのがいいでしょう。
 私がすべきなのは……食べない理由わけをちゃんと言える、
 自然な逃げ場を用意する事かしらね。無言で去らせるのは不味い)

流石に残された子供三人が気まずいだろうし夢見ヶ崎を止めない。
が、一緒になってアオキを呼び止めるのは彼女に厳しすぎる気はする。

「お皿はこの大きさでよろしかったかしら?
 皆様、手に持つのはスプーンでよろしいですわよね?」

アオキが答えに窮するか、空気が険悪になりそうになってから口出ししよう。
今は何も言わない理由付けとして、全員分の食器を用意しておく。『6セット』だ。

80『ペイズリー・ハウス』:2018/09/19(水) 21:39:45
>>78(夢見ヶ崎PC)

 貴方は金一にメールする。すると、ショートメールで
返信が少しして表示される。

 『おう 宜しくな』

…………簡潔な内容から、ズバリ 件の要らぬ懐疑を呼び起こした
駄目男が、真に駄目男である事を貴方は理解出来た。

 >『アオキのぶん』はドレだっけ?

その言葉に、アオキはピタッと厨房出入口で立ち止まり。少しだけ
顔を顰めて振り返った……。

>>79(天雨PC)

貴方は、胸の中に浮かぶ不安を吐露する。まぁ、今しがた
夢見ヶ崎のスマホから鳴り響いた返信が次の段階で。金一と言う
ウダツの上がらないマダオがマダオなだけだったと理解するだろう。

アオキを含めた全員の食器を用意する。言葉に対して
カンナとまつりは、元気よくYESの答えが返された。


>>ALL

アオキ「……さっきの事は 御免」

そう、くぬぎへと視線を軽く向け。顔を俯いて彼女は謝罪を小声で口にした。

アオキ「…………私 やっぱ。人と一緒にいても
嫌な気分にさせるだけだよ。能力だって、良いもんじゃないし。
 だから、御飯は後で一人で食べる」

 くぬぎとの件が、彼女にとっては深く陰鬱になる要因になってるらしい。
このまま食事は一人ですると告げるが。このままでは、より彼女と
三人の園児達の溝が深まるばかりだ……。

81夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/19(水) 23:02:53
>>79
>>80

こうして、金一と彼が雇ったらしい二人に対する疑いは、
見事に晴れたのだった……。

           《 The End 》

――いや、ちがうな!!
なぜなら、もうひとつの『ふあんようそ』があるからだ!!
あのボケナスの『ひんのなさ』は、
コドモたちに『あくえいきょう』をあたえかねないぞ!!

心の中で、ひそかに『ある決意』を固める。
まぁ、今はあのアホのコトなんかどうでもいい。
それよりも――。

「………………」

アオキの言葉を耳にして、キョトンとした顔をしてみせる。
アオキとくぬぎの一件は、厨房にいなかった自分には分からなかったはずだ。
それを知っているのは、こっそり『聴いていた』からなのだから。

今ここで自分が口出しするのは不自然に思われてしまう可能性がある。
だから、呆気に取られたフリをした――ワケではなかった。
実のところ、本当の意味でキョトンとしていた。

(……おもったよりも、あのコトきにしてたんだなー。
 なんだかんだいって、やっぱりアオキもトシゴロのコドモってコトか……。
 かわいいトコあるじゃん)

とりあえず自分は黙る。
あの場にいなかった自分が先に口を出すのは、やはり変な感じだ。
ここは、実際に現場にいたサトリの判断に任せよう。
自分は、そのフォローをすればいい。
あと、後押しとか必要になった時に備えて、
さりげなくくぬぎの側に移動しておく。

82天雨 サトリ『10cc』:2018/09/19(水) 23:49:46
>>80(GM)
>>81(夢見ヶ崎)

「………………」

(最悪じゃあないけれど、ここまでダメな男なんですのね……!
 この組織に一般的な企業のような『型にはまった常識』が無いのは、
 あの運転手『杉夜』から何となく察せたけれど……これは覚悟すべきかしらね)

最悪の事態である『悪意がある何か』は無いようだが、
これはこれで不安要素だ。知り合いの夢見ヶ崎相手だからこの態度で、
知らない自分や子供達相手にはもう少し『考えて動ける』なら良いのだが・・・

そうではない場合は彼らをあまり長く施設に留まらせたり、
子供達とは積極的に交流させないようなない考えも必要か。
少なくとも『台風で帰れなくなり一つ屋根の下』は厳しそうな相手だ。

            ・・・ともかく。


「アオキさん」

「貴女がもし、『自分が』気まずいから後で1人で食べたいのなら……好きになさい、と。
 私はそう言ったでしょう。貴女が無理をしてまで一緒に食べる必要はありませんもの。
 それで、『後』になって1人で食べるのが嫌になったらこっそり私をお呼びなさいと」

              「そう言ったでしょうけれどね」

(きちんと『謝罪』はしているし、物に当たったりもしないし)

           「けれどね」

      (アオキさんが悪いような空気にすべきではない)

「貴女は今、『人が嫌がるから』、だから後で一人で食べると言いましたわよね。
 もし『皆のために』放っておいて欲しいなら、それは大きな間違いでしてよ。
 私は『皆のために』貴女を引き止めます。当然、その皆にはこの私も含まれていますわ」

「少なくとも私は貴女と食卓を囲むのを嫌だとは思わないし、
 貴女のスタンド能力で作られたこのカレーを喜んで食べますから」

             「それは――――きっと、私だけじゃあないでしょう?」

視線を夢見ヶ崎、カンナ、まつり、そして最後に『くぬぎ』に向ける。

自分1人だけが『そんな事はないから一緒に食べよう』と言っても、
現にくぬぎとアオキは嫌な思いをしていて、自分は部外者である。
重要なのは『くぬぎの口から否定する』事で、自分はお膳立てをする。
アオキの言葉で恐らく静まり返る場を、情感を込めた本音で暖め直し、発現しやすくする。

――それはすなわち。まつりやカンナ、そして誰よりくぬぎを信じる事にはなるが、彼女らの『援護』を期待する事だ。

83『ペイズリー・ハウス』:2018/09/20(木) 22:34:00
>>81-82(ALL)

駄目な大人(金一)の事より、今の状況で重要なのは『アオキ』だ。

夢見ヶ崎は、何時でも手を差し伸べられるように静観しつつ
天雨は言葉を投げかけて、園児達三人にも意識を向ける。

カンナ「? べつに、カンナは一緒で食べても嫌がらないぞ」

まつり「くぬぎさんと、喧嘩でもしたんですの?
ちゃんと謝ってるのですし、わたくしは気にしませんわよ!
 たけとりの令嬢として、罪を憎んで人を憎まずですわっ」

外野の二人のフォローを受けつつ、くぬぎはアオキの言葉を
吟味するように少し硬直してから。おずおずとアオキに近寄る。

くぬぎ「…………わたしも、ごめん ね。上手く しゃべれ なくて」

くぬぎ「……一緒に、あした。みんなで 花火 しよう?」

アオキ「っ! ……うんっ、一緒にやろう」

 ギュッ……!

仲直りの握手が、アオキ くぬぎの間でなされた。
 先ほどまでの蟠りが 一気に解消される音が聞こえた気がした。



…………。


カンナ「このカレー めっちゃうめー!」

まつり「ふーっ! ちょっとだけ感じる辛みと牡蠣が上手く調和されてますわ
我が家の専属シェフに、大人になった時に来て貰いたい腕前ですわね!」

昼のピザはともかく。このカレーの腕前は『プロレベル』だ。
 『サバジオス』の技量が、そう成すからだろう。

くぬぎも、無言であるが食べ進めるスピードが美味しさを暗に表現してる。

アオキ「みんなが満足してくれるなら。良かったよ……」

少し照れくさそうに、はにかんでいるアオキは軽く耳朶を撫でて答える。
 段々と、彼女も皆の輪に溶け込んでいるようだ。

まつり「夕食が終わったら、先程のトランプ以外で見つけた
面白いもので勝負しませんこと?」

 唐突に、まつりはカレーを半分ほど食べ進めて宣言する。
いったい何を始める気だろうか。

84夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/20(木) 23:25:17
>>82
>>83

めでたしめでたし――。
ここでエンドクレジットがながれれば『ハッピーエンド』だろう。
だけど、わたしはさらにうえをめざす。
まだまだこんなもんじゃおわらないぞ!!
てにいれるのは『しんのハッピーエンド』だ!!

     「――しょくよくをそそるほうじゅんなかおり」

  「まるでシルクをおもわせる、きめこまやかなしたざわり――」

      「どこまでもおくぶかく、コクのあるあじわい――」

         「つまり、『このカレー』は――」

             「 『 う ま い 』 」

わざわざ『超感覚』を使って無駄に細かく分析した末に、
あまりにもシンプルな結論を下した。
『アオキ』という『一人の少女』が、
自分たちのために作ってくれた料理の味を表現するのは、
その一言だけで十分だろう。
とてもうまかったのでスプーンが止まらず、すぐに完食してしまった。

「――おかわり!!」

そして、二皿目に取り掛かる。
頭の中では、『今なら、もう一皿いけるな』とか考えていた。
自重しようと思ってはいるが、
時と場合によっては実行しかねないかもしれない。

「その『しょうぶ』、のったッ!!こんどは、わたしがかつッ!!」

     ビシィッ!!

右手の親指を立て、その先を自分に向ける。
内容を聞いていないが、そんなことは気にしない。
何か分からないが、『面白いもの』なら歓迎だ。

85天雨 サトリ『10cc』:2018/09/21(金) 04:04:16
>>83(GM)
>>84(夢見ヶ崎)

(――――これにて一件落着、と行けばいいのだけれど)

             フゥ

内心胸を撫でおろす。
上手く行ってよかった。が、次が無いとも限らない。
まつりとカンナ、まつりとアオキ、カンナとアオキ、
あるいはくぬぎと他の二人……そして明日くる大人たち。

(人間の性根はそう簡単には変わらない。
 それが『個性』で『多様性』ゆえに尊重すべき。
 だからこそ……『衝突』しないように考えなくてはね)

(……まつりさんは世俗の『粗野な人』と接した経験値はあるのかしら?
 こうして一人で託児施設に預けられてるなら、極端な箱入りではないにせよ)

             (……そもそも、どういう人が来るのかにもよりますわね)

天羽サトリは、そういう他者を『見下ろす』考え方をする。
侮っているのではなく、『悪い方に動いても仕方ない』と思う。
そして、その中でも自分だけはそうはならないように――高く立つ。

まあ、今はそんな事よりカレーを食べるのだが。

「素晴らしい。シーフードがただ入ってるだけじゃありませんわね。
 私こういうカレーが好きなんですのよ。……? トランプ以外のゲーム?」

「どうせ時間もあるし、よろしくってよ。危険なものじゃあなければですけれど」

長く講釈を垂れそうになったが、夢見ヶ崎の簡潔な感想で思いとどまる。
それから――まつりの唐突な提案も、理由だ。いったい何をしようというのだろうか?

86『ペイズリー・ハウス』:2018/09/21(金) 22:57:36
>>84-85(ALL)

夢見ヶ崎は、収束しあい結末にてなされるであろう
『ハッピーエンド』に想いを馳せ。
天雨は、明日の来訪者に対し幾つか憂いを持って。

両者心境は違えどカレーに舌鼓をうつ。

まつり「やるのは『キャット&チョコレート』ですわ!」

カンナ「きゃ……なんだ、それ?」

まつりは、トランプのようなカードを高く掲げる。
 そして簡単な説明を全員にし始める。
(※詳しいルールについては、ネットにて見て下さい)

まつり「私たち三人と、アオキさん含めた
明日美さまとサトリさまの三人のチームで優秀な答えを
三回戦のうち、2ポイント先にとったほうの勝ちですわ!
 なお、この竹取まつりの独自ルールも加えての勝負!
優勝したチームには、厨房で見つけた。この!」

 ドンッ

まつり「……期間限定! 星見町クーポン券
10000円分を賭けて勝負ですわあああ!」

カンナ「いええええええええええぇぇいっっ!!」

園児たち三人は、クーポンをかけて勝負を挑んできた。

まつり「まぁ、行き成り本番は厳しいと思うので
チュートリアルですわ。
『貴方がたはワインの保管庫に入った。だが、入ったと同時に
扉は閉められてしまった!』
 この状況を切り抜くのに使用できるアイテムは『二つ』ですわ!」

夢見ヶ崎
『かばん』『自己啓発本』『チョコレート』
天雨
『ズボン』『チェーンソー』『札束』

まつり「なお、自分のスタンド能力込みでの回答もオッケーですわ!
これが独自ルールですの!」


 どうやら、ちょっとした大喜利のようなゲームらしい…。

87夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/22(土) 00:09:58
>>85
>>86

「ほうほう、おもしろそうじゃん。やろーぜ、みんな!!
 ところで、『しょうひん』はさんにんでやまわけってコトでいいの??」

もらったら、新しいネイル用品でも買おう。
ちょっとお高めのヤツに手を伸ばすか?
それとも普段から使ってるヤツをドッサリ買うか?

「いやぁ〜〜〜まようなぁ〜〜〜」

頭の中で皮算用をしつつ、頭を働かせる。
二つということは、パターンは三つしかない。
『カバン』と『本』、『チョコ』と『カバン』、『本』と『チョコ』だ。
だけど、どれもこれも、ろくなもんがねーな!!
『二つ』と言われたので『ワイン』は使わない方向で考えよう。

「よし、わかった!!
 チョコをつまみながらワインでイッパイやって、
 『だっしゅつにせいこうしたユメ』をみる!!」

「――ってのは、かるいジョークで……」

「ホンをカバンにいれてグルグルふりまわしてからドアにたたきつける!!
 あ、『わたし』がじゃなくて。
 なんかいもたたきつけてハデなおとをだして、
 なかにダレかいるコトをソトにしらせる!!」

「または、ホンをやぶいてチョコで『ヘルプミー』ってかいて、
 ドアのスキマからソトにだす!!」

「――まぁ、わたしのは2ばんめのヤツでいいよ。
 くそ!!われながら、これじゃあダッシュツできるきがしねえ!!
 サトリちゃん、ヘルプミー!!」

張り切りすぎて合計で三つも答えてしまったが、
コレはチュートリアルってコトだし。
もちろん本番は一つしか答えないつもりだ。
そして、これはチーム戦。
自分がポイントを稼げなくても、他にも仲間はいる。
大きな期待を込めた眼差しを向けながら、サトリの解答を待つ。

88天雨 サトリ『10cc』:2018/09/22(土) 01:36:43
>>86(GM)
>>87(夢見ヶ崎)

「確か――――自主製作のテーブルゲームですわね。
 よろしくてよ、そういう『発想』ゲームは私の得意分野」

                   スゥ

      「私の答えは……」

期待の視線に指を立てる。

「使うのは『札束』と『チェーンソー』で良いでしょう。
 扉をチェーンソーで切り開く。シンプルで良い。それに、
 現代のワインセラーなら電気が通じていないとは思えない」

言葉に迷いは作らず、決まった事のように話す。
前提条件の後出しは、ゲームとして『しづらい』。
だからこそ今見えている条件を有効活用する。

「ただ貴女がた、と言っているのですから人は複数いる。
 その状態でチェーンソーを手に取れば……つまり、
 チェーンソーで脱出する前に札束で懐柔しなくては、
 武器を持っている私を恐れて犯行が起きかねませんわね」

(脱出とチェーンソーは相性が良すぎて逆に難しいですわね。
 サバイバルを出来るようなアイテムがあればよかったのだけれど)

と、つらつらと述べ終えて口を閉じる。
間違いかもしれないが、チュートリアルなら問題は無い。

それと――――賞品のクーポンにはコメントしないでおく。
山分けにするのが面倒な額だし、アオキから夢見ヶ崎が欲しがるならそれがいい。

89『ペイズリー・ハウス』:2018/09/22(土) 23:27:59
>>87-88(ALL)

まつり「あ! クーポンは三万円ぶんあるので。
一人一万相当のクーポンは配れますわよ!」

付け加えた賞金の配当額と共に、チュートリアルがなされる。

アオキ「私のアイテムは『傘』『コート』『ナイフ』だったから……。
まず『コート』で暖をとりつつ、ナイフは十徳ナイフだったので
サバジオスの能力込みでナイフを扱い施錠を解除して脱出するかな」

まつり「うんうん! good! ですわ!
じゃあ本番をいきますわよ!」

  

キャット&チョコレート
『地下室へ降りる。そこは広い墓地だ
大量のグール(食屍鬼)が地面から這い出てきた。
貴方は奥にある宝を取らなくてはいけない……』

夢見ヶ崎『携帯電話』 『猫』 『ライター』

天雨『液体の入ったビン』 『コイン』 『スーツケース』

まつり「最初からハード! 使うアイテムは三つ全部ですわ!

尚、アオキのアイテムは『拳銃』 『油』 『オルゴール』だ・・・。

90夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/23(日) 21:49:11
>>88

「ふむふむ、あらかじめ『ゲンナマ』をチラつかせるとはぬかりがない……。
 さすが、オジョーサマだ!!サトリちゃん、やるな!!」

「ほうほう、いわゆるピッキングですな。
 わたしも『ヘアピン』でガッコーの『ロッカー』あけたコトあったなぁ〜〜〜。
 このちょうしで、ウチらが『しょうひん』ゲットするぞ!!」

大きく頷きながら、サトリとアオキの答えに同意した。
二人とも、自分よりも良い答えだったと思う。
っていうか、わたしだけダッシュツできてないぞ!!
おいていかれてしまった!!
こうなったら、あびるほどワインのんでゲンジツトウヒするしかねーな!!

まぁ、二人だけに任せるつもりはない。
自分は自分の考えでやってみることにする。
その結果、『こうなった』のだった。

91夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/23(日) 21:49:48
>>89

『 ALICE IN THE DEAD LAND (邦題:死霊の国のアリス) 』
          
                                   《PG12指定》

こんどの『アリス』のぼうけんのぶたいは、
ちにうえたグールたちがはいかいする、
おそるべき『シリョウのクニ』だった!?
アリスは、あいぼうのネコ『チェシャ』とともに、
おそいくるグールのむれをかわし、
セカイをすくうチカラをもつ『イニシエのオーブ』をおいもとめる。
どとうのおおたちまわりのすえ、
アリスたちは『オーブ』がふういんされている『ちかぼち』――
つうしょう『グールのす』にあしをふみいれる……!!

「アリス、入れたはいいけど、これからどうする気だい?
 このままじゃ、ボクらはグールのオヤツにされて、
 アタマからバリバリ食べられてしまうよ」

「ここまでくれば『オーブ』はめのまえ……
 よし、まずはあわてずに『もちものかくにん』からだ。
 どんなしなものだろうと、そこに『きてん』があわされば、
 そのいりょくは『すうじゅうばい』にもなるという!!」

「アリスの言うことはアテにならないからなぁ。
 明日、『隕石が地球に落ちて人類が滅亡する』って話の方が、
 まだ信じられる気がするよ。
 で――今あるのは、『ライター』と『携帯電話』だけみたいだ」

「いや、もうひとつあるぞ。とうだいもとくらし。そう、それは『ネコ』だ!!」

「マジに血も涙もないな……。グールが驚くレベルだよ。
 一応相棒なんだから、
 もうちょっと優しくしたってバチは当たらないと思うけど……」

「まぁまぁ、それくらい『しんらい』してるってコトさ!!
 『オーブ』、まってろよ……。
 もうすぐオマエを『アリス』のモノにしてやる!!」

まず、墓石に身を隠し、音量最大にして『携帯』のアラームをセットする。
そして、その携帯を別の墓石の陰に投げ入れる。
それから、相棒の『チェシャ』もとい『ネコ』を囮にして、
グールの群れを片側に引きつける。

その反対側には、さっき投げた『携帯』が落ちている。
そのアラーム音によって、『ネコ』に釣られなかったグールを誘導する。
こうすることで、真ん中を手薄にする。

      ドギュンッ!!

『ドクター・ブラインド』を発現し、『ライター』を持たせる。
あとは、『ドクター』を正面に立たせてグールどもを突っ切る!!
わがあいぼう『チェシャ』よ、キミのコトはわすれない……!!

「どけどけ!!ちかよってくるヤツから『がんめん』に『ほうか』するぞ!!」

近付いてくるグールの顔を、片っ端からライターで焼く。
『ドクター』のスピードと精密さ、そして『超感覚』を駆使すればたやすい。
五感で獲物を追ってるなら、それを使えなくしてやる。
感覚を喪失した隙に、正面から蹴りを入れて突き飛ばして後ろに倒す。
そして、ドミノ倒し』みたいにどんどん転倒させていく。

   「うおぉぉぉ〜〜〜ッ!!」

                バシッ

                   「――とったッ!!」

「『アリス』!!こっちは、もう限界だ!!『オーブ』はまだかい!?」

「おお、『チェシャ』!!ぶじだったか!!しんぱいしてたぞ!!
 このとおり、みごと『オーブ』はゲットしてきたぜ!!」

「相棒を囮に使っておいて、よく言うよ……。
 『ボクが実はネコじゃなかった』っていう話と同じくらい信じられるね。
 とにかく……今は脱出しよう!」

          (中略)

かくして、『古のオーブ』の力で『死霊の国』は救われた。
しかし、『アリス』の冒険に終わりはない。
生まれ変わった『死霊の国』を後にし、『アリス』は『チェシャ』と共に、
次なる冒険の舞台に旅立つのだった……。

92天雨 サトリ『10cc』:2018/09/24(月) 04:32:58
>>89(GM)
>>90-91(夢見ヶ崎)

クーポンに関してはこれで安心というわけだ。

「十得ナイフとは考えましたわね、アオキさん。
 一見使い道のない道具でも可能性はある、か」

「それにしてもさすが、想像力が豊かですわね……夢見ヶ崎さんは」

言ってから煽りっぽい気がしたが、本音は中々配慮を噛ませ辛い。

(私もそういうクリエイティビティのようなものを持つべきかしら?
 持とうとして持てる物かは分からないけど、無理という事はないでしょう)

自分もストーリー仕立てにしようとも考える。
が、少し考えると――――それは今の誉め言葉を台無しにする気がした。

(参考にするとしても次から、今やると『私もそれくらい出来る』のような、
 本音とかけ離れた『アピール』だと思われてしまう可能性がありますもの)

               (……そう、本音とは離れていること。
                プライドの為に『勝つ』必要はない。
                彼女が優っている事は既に知っているから、
                それを評価し、あえて挑まないのも一つの一流)

上手く行く前提みたいな考え方だが、
失敗する前提というのも変な話だ。
他人絡みや未知の場所、初挑戦の物事なら下限を想定して然るべき。
だが天羽サトリ一人で完結する事象であれば『自信』を持って挑めばいい。

夢見ヶ崎が自分より圧倒的に優れているのは『想像』や『発想』、
そして『気安さ』『親しみやすさ』といった部分だと考える。
そこで無理に勝負をする必要はないと理性でしっかり確認する。

「なら、私は――――まず、液体を頭から被りますわ。
 食屍鬼の存在が噂される地に来る私は当然、『聖水』を持ち込んでいる」

(問題はコインとスーツケースだけれど――――後者が厄介ですわね。
 中身まで勝手に指定してしまうのは、ゲームとしていかがなものでしょう)

           (それなら)

「それだけでは不安ですから、コインを遠くの壁に投げ当てますわ。
 彼らは音や光る物に反応する。盗掘者を妨げる番人なら当然の性質。
 その隙に宝がある場所まで近づき――――スーツケースの中に宝を入れる」

「スーツケースは空。地上に出た時に宝を怪しまれず運ぶための物でしたけど……
 コインを使った時に、ゾンビの特性を把握できたのは重畳でしたわね。
 光る物に反応して宝を盗んだ物を攻撃するグール達は、これで見つけられなくなる」

                 「これで3つ。いかがかしら?」

93『ペイズリー・ハウス』:2018/09/25(火) 21:19:26
>>91-92(ALL) (レス遅れ失礼しました)

夢見ヶ崎こと、『アリス』は『携帯電話』での攪乱
ドクター・ブラインドと『ライター』のコンボでグールを撃退しつつ
相棒の『猫(チェシャ)』との共同作業で宝をget!

天雨は財宝を衆人の目に晒さないようケースを上手く使い。
さらに『液体入り瓶』を聖水として扱い、コインをグール誘導に使った。
見事に、こちらも財宝getだ!


まつり「んっん〜〜! トレビアンっですわ!
二人共good!」

アオキ「私は、アイテムが使いやすかったから。
油を撒いてグールの足取りを乱しつつ『オルゴール』で一か所に纏める。
サバジオスで精度がプロとなった『拳銃』でグールを一網打尽。
安全になってから財宝をgetかな」

年長者チームの回答は最初から順調だ!

描写は省くが年少チームのキャット&チョコレートも中々優秀だったが
年長者チームに最初が軍配上がった。
(※特に重要性はないので。余りに問題に対し回答がGMにとって
違和感を抱く内容でない限り、PCチームが勝つ進行です)

カンナ「うーんっ、最初はそっちの勝ちが。
えーっと、次の問題だぞ!」

君は 魔法陣のある部屋に到着した。魔法陣の中から邪悪なる存在が
召喚され、部屋の中にいる君へ襲い掛かるだろう!

使用アイテムは、今回も『三つ』だ!

夢見ヶ崎 『鏡』 『仮面』 『ダイナマイト』

天雨『口紅』 『スプレー』 『ロープ』

94夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/26(水) 00:27:23
>>92

「いやいやいやいやいやいやぁ〜〜〜」

サトリに褒められて、少し照れたように頭をかく。
今のように視力がなかった頃は、何かと想像を働かせることが多かった。
だから、色々なことを空想するのは昔から好きだった覚えがある。

「『ちてきでクールなおんな』をえんしゅつしても、すぐボロがでそうだし。
 いや、ひょっとすると、もうておくれか??
 それに、わたしにはサトリちゃんのマネできないしさ」

まだ出会って間もない間柄ではあるが、これまでの関わりの中で、
『天雨サトリ』がどういう人間なのかは、
ある程度分かっているつもりだった。
彼女は『落ち着いた態度』と『論理的な思考』の持ち主だ。
冷静沈着な彼女だからこそ、
このゲームの中でも『理路整然とした答え』を弾き出してくれるだろう。

自分が同じことをやろうとしても、自信はあまりない。
なので、自分は場を盛り上げる役割に徹することにした。
そういう人間が一人くらい混じっていた方が、
楽しい雰囲気作りには都合がいい。

実際は、単に自分がやりたかっただけというのもある。
サトリという『しっかりした後ろ盾』があるからこそ、
自分は思いっきり自由に振舞える。
もし自分一人だけだったらできなかったかもしれない。

95夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/26(水) 00:29:14
>>93

『ALICE IN THE LAND OF CHAOS(邦題:混沌の国のアリス)』

                      《映像特典付きディレクターズカット版》

『シリョウのクニ』をあとにした『アリス』と『チェシャ』は、
『ヤミのまじゅつし』にしはいされた『こんとんのクニ』におりたった!!
もとは『ちつじょのクニ』であったが、
あるときあらわれた『ヤミのまじゅつし』によってだいちはコウハイし、
ヒトビトのココロはみだれ、キョウボウなモンスターたちがばっこする、
『こんとんのクニ』にかわりはててしまったのだという。
むらのちょうろうからふるい『いいつたえ』をきいた『アリス』と『チェシャ』は、
ちつじょをつかさどる『ヒカリのせいれい』のチカラをかり、
『ヤミのまじゅつし』とそうぜつな『まじゅつがっせん』をくりひろげたすえ、
ついに『ヤミのまじゅつし』をうちたおすことにセイコウしたのだが……!?

「ぐッ……私を倒して勝ったつもりでいるのか?
 この身が滅びても、我が力が費えることはない!
 守ろうとした世界の終焉を――その目で見届けるがいい!!」

        グラリ……
                ドサッ……

「ふぅ〜〜〜ッ、かったッ!!
 さすがのアリスも、こんどばかりはヤバかったな……!!
 きょうてきリストのベスト5にはいるくらい、てごわいあいてだったぜ……」

「勝てたのはいいけど……あいつの言い残したことが気になるな。
 アリス、まだ何かありそうだよ。気を抜かないようにね」

「まったくチェシャは、しんぱいしょうだなぁ。
 あんまりしんぱいしすぎてると、アタマのけがぬけるぞ。
 だいじょうぶだって。ほら、もうゼンゼンうごかないし。
 これで、ゼンブもとどおりに……」

「アリス!あいつの後ろに『魔方陣』がある!
 きっと、やられる前に仕掛けておいたんだ!」

「ハッ!?し、しまった!!いそいでこわさなければ!!」

しかし、かんいっぱつでまにあわなかった!!
『ヤミのまじゅつし』がさいごにのこした『マホウジン』がはつどうし、
きょうだいなアクマ――『こんとんのけしん』がすがたをあらわす……!!
『こんとんのけしん』は、そのりょうめをブキミにかがやかせ、
しっこくの『こうせん』をはなってきた!!

「いまこそ、コレをつかうとき!!
 『さんしゅのジンギ』のひとつ――『セイレイのカガミ』!!」

『カガミ』を盾のように掲げ、放たれた光線を反射する。
はね返された『漆黒の光線』は『混沌の化身』自身に命中し、
一瞬の隙が生まれた!!
そこで、すかさず『第二の神器』を振りかぶる!!

「『だいにのジンギ』――『セントエルモのひ』だ!!」

『セントエルモの火』すなわち『ダイナマイト』を投げつける。
ただし、『混沌の化身』にではなく、その『頭上』にだ。
天井を破壊し、落下する瓦礫で『混沌の化身』の動きを封じる!!

「かった――ッ!!あれ??まだうごいてる??
 もうナニもかんがえてないんだけど。え??え??」

「――アリス!!『仮面』だ!!『第三の神器』を使うんだ!!」

「おお!!ナイスだ、チェシャ!!よし、『かめん』をかぶったぞ!!
 で、つぎはどうするんだっけ??」

「違うよ、アリス!そいつの顔に『仮面』を被せるんだ!
 そいつは『混沌の象徴』……だから、『秩序の仮面』を被せれば……!」

「なるほど……『そういうコト』か……!!
 さすがは、わたしのあいぼうだ!!
 そうとわかれば、アイツがたちあがるまえに!!」

『秩序の仮面』を被せた瞬間、『混沌の化身』は断末魔と共に消滅した。
『混沌』が『秩序』によって塗り替えられたのだ。
こうして、『混沌の国』は『秩序の国』に戻ることができた。
しかし、アリスの冒険に終わりはない。
『秩序の国』を後にしたアリス達は、また新たな世界へ旅立つのだった……。

96天雨 サトリ『10cc』:2018/09/26(水) 00:52:30
>>93(GM)
>>94-95(夢見ヶ崎)

「およしなさい夢見ヶ崎さん、
 私が知的でクールなんて……
 本当のことでも照れましてよ」

         フフフ

「ま、貴女も知的ですけれどね。『知』はテストの点だけじゃない」

理路整然とした思考も知だが、
無から有を生み出す思考も知だ。
サトリは上に立つ者ゆえに前者を優先するが、
新しい何かを作る者には後者もまた求められる。

(私もいずれは新しいプロジェクトを生み出す必要がある。
 この際ですから、夢見ヶ崎さんの考え方を参考にしましょう。
 そう……勝つ勝たないではなく、リスペクトして学ぶのこそが肝要)

             「……さて!」

「邪悪なる存在――――ご存知でしょうけれど、私は日本人。
 そして現代人でもありますわ。魔法陣と言えば西洋風ですが、
 出て来る存在まで西洋の存在とは言ってない。むしろ私に合わせるべき!
 ホラー映画でも、邦題で『ピエロ』が暴れたところで怖さは半減でしょう?」

「出てきたのは妖怪『口裂け女』――――それを事前に知っていた私は、
 頬まで口紅を塗りたくった自分の口を見せ、彼女を『動揺』させられる。
 まさか遭遇した相手まで口裂けとは普通思わないでしょうもの……
 私は、そこにすかさず整髪スプレーをかける。『ポマード』はご存知でして?
 口裂け女はポマードという整髪料に弱いんですの。スプレー状のそれを振りかける。
 そして弱った所をロープで拘束ですわ。『物理攻撃』しか出来ない妖怪ですもの」

                   フッ

「縛れば何もできない。これにて妖怪退治完了ですわね」

厳密には口裂け女は妖怪じゃないが、そこまで詳しくは知らない。
ポマードも普通スプレーじゃないのだが、『そういう物もある』。
話の幅を広げるために、『オカルト』分野の本も多少読んでいて助かった。
専門知識は専門家に任せればいいが、浅く広い知識を持っておいて損する事は無い。

97『ペイズリー・ハウス』:2018/09/26(水) 22:44:35
>>95-96(ALL)

魔法陣から出て来た邪悪なる存在! それを打ち倒すために
各自が産み出した対応!

夢見ヶ崎は邪悪なる存在を『混沌の化身』として
『鏡』で光線を跳ね返し『ダイナマイト』で天井を破壊!
 更に、とどめに秩序の『仮面』で相手を消滅させた!

天雨は邪悪なる存在を『口裂け女』と称した!
 口紅で自分も口が裂けてると思わせて立ち往生させてからの
整髪ポマード『スプレー』で怯ませる! 最後にロープで捕縛だ!

まつり「う〜〜〜〜〜んっっ! ナイスっっ!」グッ

カンナ「ダイナマイトで簡単に相手を倒そうとしなかったのも良いし、
敵が口裂け女で、スプレーがポマードも面白いなー」

くぬぎ「けど……ラスト……難しい」

 アオキ「確かに、この内容は難しそうかな。
あ、因みに。私のアイテムは『ペンダント』 『懐中電灯』 『マネキン』

だから魔法陣から出た悪魔へと予め私と同じ格好にさせてた『マネキン』を
立たせて囮にしたあとに、悪魔が嫌う聖なる『ペンダント』を身に着けつつ
日の光を嫌う悪魔へと、特に光源が強い懐中電灯を浴びせて撃退する」

まつり「アオキさんのもナイスでしたわ! では 最後ですわよ!
最初に使った札も全部シャッフルしつつ、いきますわ。はい!」



 キャット&チョコレート 最終問題

貴方の目の前に、貴方が一番怖いと思う存在がいる
なんとかしてみよう

アイテム

夢見ヶ崎『猫』 『コップ』 『ナイフ』

天雨『チョコレート』 『拳銃』 『コイン』

アオキ『ナイフ』 『ライター』 『札束』

98夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/27(木) 20:21:23
>>96

「おっ、いいね〜〜〜。
 まさか、『くちさけおんな』がでてくるとは……。
 さすがのわたしもよそうがいだった……!!
 『とうよう』と『せいよう』のユウゴウをやってのけるとは、やるな!!
 こりゃあ、いっぽんとられた!!」

なんというか、もっと優等生っぽい答えが返ってくると思ってた。
だから、これは意外な展開だった。
サトリのコトは、それなりに分かってきたつもりでいた。
しかし、彼女にも、まだまだ知らない一面があるようだ。
それを見るのも、自分にとっては楽しみの一つと言える。

「しょうひんとして、サトリちゃんには、
 わたしのことをニックネームでよぶケンリをシンテイしよう。
 『ユメミン』でもいいし、『アリス』でもOK!!
 でも『アルカラ』だけは、もうしわけないけどNGで!!」

「それか、『ファーストネーム』でもいいよ」

子供達のこともそうだが、できればサトリとも仲良くなりたいと思っている。
呼び方が変わったからって親しさが増すとは限らない。
そもそも断られそうな気がする。
彼女は親しくなるまで時間がかかりそうタイプに見えるし、
親しくなっても、あまり馴れ馴れしいのは好きじゃなさそうだ。
でもまぁ、いちおういっておこう。いちおう。

99夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/27(木) 20:25:17
>>97

『ALICE IN THE DARK(邦題:暗闇の国のアリス)』

                   《『アリス・トリロジー』完結編》

アリス達が最後に訪れたのは、『深い闇』に閉ざされた『暗闇の国』だった。
ここを抜けた先に、アリスが目指す『光の国』があるのだ。
アリスはチェシャと共に、全てを包み込むような『闇』の中に歩み寄る。

「チェシャ、『見えない』よ。私には何も『見えない』」

「――やっぱり『光の国』なんてないのかな」

気落ちした表情で、闇に覆われた空間に座り込む。
隣には、おなじみのチェシャがいる。
今は見えないけど。

「あるよ。『光の国』は、きっとある」

「ありがと。ちょっと気が楽になった。ちょっとだけね」

「気休めじゃないよ、アリス。ボクには見える。
 この闇の向こう側に微かな光が見えるんだ」

「――え?」

『猫』の暗視能力は、人間よりも遥かに高い。
だから、チェシャには闇の先にある小さな光が見えるのだろう。
そこが、私の目的地でもある。

「アリス、行こうよ。あの光を越えた先にさ」

「私――『このまま二度と見えなくなったどうしよう』って思ったんだ。
 それで弱気になってた。でも、もう大丈夫」

立ち上がって、チェシャに笑いかける。
やっぱり見えないんだけど。
私が一番怖いと思うのは『光を失うこと』だ。

だから今、私の前には『闇』がある。
だけど、たとえ『闇の中』でも進むことはできる。
私は、それを知っている。

「『ドクター・ブラインド』」

     ズギュンッ

スタンドを発現する。
視覚を持たない代わりに『超人的四感』を持つ、もう一人の自分。
私の手の中には『コップ』と『ナイフ』があった。
私は、ナイフの刃をコップにぶつける。
このコップは『金属製』だ。

        キィィィィィィィィィィ――――――ン

       エコロケーション
「いわゆる『反響定位』ってヤツ」

『反響定位』――音の反射によって周囲の状況を探知する方法だ。
動物の中では、コウモリやクジラなどが、これを行うことで知られている。
ちなみに、動物ほどじゃないけど『人間』でも少しはできるよ。
『目の見えない人』が、杖で床を叩いた時の反響で、
近くに壁があることが分かったりするんだって。
まぁ、本で読んだ話だけど。

『超人的聴覚』を使って、跳ね返ってきた音を聴き取り、地形を把握する。
『チェシャ』は『目』で『光』の位置を掴み、私は『耳』でそこまでの道順を掴む。
一人と一匹の共同作業だ。

「――よし、行こう!!」

「うん、それでこそ『アリス』だ」

チェシャと一緒に力強く歩き出す。
やがて、私達は『闇』を抜け、『暗闇の国』を出ることができた。
たどり着いた先にあったのは『光に満ちた世界』――『光の国』だ。
アリスの冒険は、これからも続いていく。
だけど、今はこの辺りで一休み――。

        《THE END》

100天雨 サトリ『10cc』:2018/09/27(木) 21:59:09
>>97(GM)
>>98-99(夢見ヶ崎)

「上を目指すなら常に進歩する必要がありますもの。
 オカルト分野にそれ程明るい訳ではないけど、
 使える物なら使ってみるのも『統率者』の能力ですわ」

貴女のやり方をまねた、とは言わない。
勝ち負けではなく、わざわざ口に出す事でもない。

「明日実さん。と呼ばせていただこうかしら。
 貴女も私をファーストネームで呼びますし」

    「統一した方が何かと良いでしょう」

ニックネームで仕事仲間を呼ぶほど気安い意識はない。
プライベートな友達じゃあないんだし、そこはラインを引く。
いざという時天秤に載せる物を間違わないためにも。
リスペクトに仕事を逸脱した『慣れ合い』を混ぜないためにも。

(そう……友達を作りに来たんじゃないんですもの)

「さて、一番怖い物――――あまり想像もつきませんわね」

貧困とかそういうのは怖い気もするが、
リアリティを以て想像する事が出来ない。
親の会社がいきなり倒産しても貧困にはならないし、
その場合不幸に見舞われるのは自分より周囲の人間だろう。

あるいは無くしものか……大怪我。そう、大怪我は怖い。
もし頭や手が使い物にならなくなったら自分に価値は残るだろうか?

               ゾク

(……って、そういう話じゃあありませんわよね。
 目の前に再起不能の私の幻が現れたら介錯して終わり。
 今わの際にチョコでもかじらせて、冥土の土産にコインを。
 …………そんなの、ゲームの回答としていかがなものかしら)

            (……何か、何かもう少し……マイルドに)

夢見ヶ崎の答えはなんとなく察している。彼女は以前『目を患った』のだろう。
その影響で今も弱視なのだとすれば、ここまでの考えにつじつまが合って来る。

「私の目の前に現れたのは『誘拐犯』。営利目的で私を監禁していますの」

当然そんな経験はない。サトリの結論は『今新しく恐怖を作る事』だ。
夢見ヶ崎のように器用なストーリ―は作れないが、自分にも想像力はある。
先ほどゼロから作り出したのとは違い、自分の中の原初の恐怖に形を与える。

「私の食糧はチョコレートだけ……拳銃は犯人が手にしていますわ。
 私に出来る事――――『コイン』で日の光を反射させて犯人を怯ませ、
 その隙に『10cc』で思い切り頭か顎、急所を殴打いたしますわ。
 一般人にはスタンドの間合いを見切れませんから、成功するでしょう。
 そもそも殴ったという事にすら気づけるかどうか……といったところ」

「そしてその隙に拳銃を奪い取って、突き付けますわ。
 ……勿論私が持っていても大した脅しにはならない。
 迷わずに撃てるような精神性でもございませんし……
 仮に撃てるとしても、向こうはそうは思わないでしょう。
 ゆえに私は即座に、銃口にチョコレートを詰め込んで撃てなくしますわ。
 チョコはコインでも使った窓から差し込む日と、体温で溶かし済み。
 それから『10cc』の果実を食べて、監禁されていた疲労を癒す私……」

もちろん実際にはそんなスマートな自分はいない。
その場で思い付けるか、思い付いたとして動けるか。
サトリはその懸念を自信で塗りつぶす。そうやって上へ行く。

「後は――――丸腰で負傷した一般人と元気なスタンド使い。間違いなく私の勝利ですわね」

101『ペイズリー・ハウス』:2018/09/29(土) 19:52:57
>>99-100(ALL)レス遅れ失礼しました

夢見ヶ崎にとっての『恐怖』は『光が閉ざされる事』。

天雨は、不鮮明な自身の恐怖を『誘拐犯』と言う形にする。

そして、口八丁でアイテムと自由な想像力で困難な展開を
切り開く創造をする。これぞ『キャット&チョコレート』の醍醐味!
 見事、二人の答えは感心の出来栄えとして園児達に評価される。

まつり「あら? アオキさん、答えは……」

アオキ「…………ん、あっ 御免……一番の自分にとっての恐怖ってのを
改めて思い返してみて……ちょっとね。
 私は、そうだね。ある『犯罪者』がいる とても凶悪な犯罪者だ。
本来、私みたいな非力じゃ太刀打ちできない奴だけど千載一遇の
機会で、私は奴の頭上を陣取れるタイミングがあった。
 『ライター』で大量の『札束』を燃やし、上空から降り注ぐ
形に至れた私は。その後、サバジオスの手で投げ『ナイフ』を
プロレベルで投擲し、そいつを倒した……こんな所さ」

カンナ「いいんじゃないか? けど、怖いもんかー。
うちは、嫌いなもんは酢豚のパイナップルかな!」

まつり「それは、怖いものではありませんわっ」

 やいのやいのと、騒ぐ中。くぬぎがぽつりとつぶやく。

くぬぎ「……おふ……ろ」

アオキ「あー、もう良い時間だね。それじゃあ入ろうか。
どう言う順番で入る?」

 そろそろ入浴時間だ。どう言う順番で、どの人と入ろうか?

102夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/29(土) 20:57:15
>>100
>>101

「うんうん、あらためてよろしく!!」

大きく頷いて、サトリに笑顔で言葉を返す。
名前呼びはともかく、ニックネームうんぬんは半ば冗談だったので、
特に気にしない。
サトリの性格を考えれば、まずありえないだろうと思っていたし。

「しかし、ユーカイかぁ……。オジョーサマってたいへんなんだなぁ。
 まさかサトリちゃんが、そんなくろうをしていたとは……」

神妙な表情で、そんなことを言っている。
どうやら、『実話』に基づいた話だと思ったようだ。
真実味のあるサトリの話しぶりから、そう感じたらしい。

「いや〜〜〜、なかなかたのしかったね〜〜〜。
 あ、わたしはまだほかにもコワいモノがあるんだー。、
 『まわらないスシ』とか『こうきゅうヤキニク』とか、
 『すうりょうげんていチョコレートケーキ』とか。
 うわぁー、コワイなぁ〜〜〜。コワいコワい」

アオキの怖いものというのは少し気になったが、今はいい。
ベツに聞かなきゃいけないコトでもなし。
それよりも――。

「あー……おフロねぇ……。わたしはベツにいつでもイイんだけど……。
 サトリちゃん、どうしよっか??」

まだ幼稚園児くらいなんだし、一緒に入浴した方が良さそうな気がする。
全部で6人いるから、3人ずつに分けるか?
それとも、2人ずつに分けて入るべきか……。

「『ひとりではいりたい』ってヒトがいないんだったら、
 『3にんずつではいる』か『2ずつではいる』かするのがイイとおもうんだけど。
 おフロのサイズにもよるけどね。ここのおフロって、ひろかったっけ??」

それ以外にも、ちょっとした『個人的な問題』もあったが。
たぶんなんとかなるだろう――と思っているので言わなかった。
ただひょっとすると、一緒に入るヒトにアレコレ頼むことになるかもしれない。

103天雨 サトリ『10cc』:2018/09/29(土) 22:47:33
>>101(GM)
>>102(夢見ヶ崎)

「私の苦悩溢れる過去はご想像にお任せしますわ。
 ……こういう知的ゲームは良いものですわね」

最後のお題は若干デリケートだったが、
子供にそう言う配慮を求めるのは違う。
成長してから、あれはマズかったかも?と思えばいい。
べつに思わなくても良い。あくまで、ゲームなのだから。

「っと、そうですわね。台風が近づいてきているなら、
 お湯が出なくなってもおかしくはないのだし……
 というのは大袈裟だけれど、早めに浴びておきましょうか」

(子供三人は一人でお風呂に入れるか不安ですわね。
 夢……明日実さんやアオキさんは、流石に平気でしょうけど。
 いや、目が弱いならシャンプーとリンスを間違えたりするかしら?)

「広さにもよるけれど……3人がいいんじゃあないかしら。
 3回に分けて入浴していたらお湯が冷めてしまうでしょう。
 追い炊きが出来るなら別に、6回に分けてもいいけれど。
 ともかく、私と明日実さんは分けて入るとして……」
         
「そう、一人風呂をお望みの方はいらっしゃらないのかしら?
 流石に――――お風呂を共にするのを強要は出来ませんものね」

夢見ヶ崎の状態が推測通りなら、小さい子と二人きりするのは不味い気がする。
まあなにもかも、子供たちの持つ『条件』と、風呂の実物を見てからではあるか。

104『ペイズリー・ハウス』:2018/09/30(日) 21:09:20
>>102-103(ALL)

カンナ「ここの風呂は、結構ひろいぞー!」

まつり「まぁ、広いといっても精々大人が三人でも窮屈でない程度ですわね」

カンナやまつりの口振りからして、三人程度なら余裕で入る事は出来るのだろう。

くぬぎは、小走りで洗面用具を取りに行くと事務室まで向かう。
アオキは、夢見ヶ崎と天雨の提案を耳にした後に口開いた。

アオキ「それじゃあ、三人で入るか……。どちらか、この子達一人と
私達年長組みで二人。で、もう一人が二人と一緒にって感じで。
……三人ともそれで良い?」

カンナ「私は誰とでも良いぞー!」

まつり「午前中に、明日美さんとも、サトリさんとも
色々と楽しくやりましたしね。誰とでも構いませんわ」

 二人はどちらでも良いようだ。くぬぎは、事務室に向かった為
その意見を聞くのは後で良いだろうが……。

さて、どう言う組み合わせの2グループにしよう?

105夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/09/30(日) 21:49:04
>>103
>>104

「へ〜〜〜、ひろいのかー。じゃ、だいじょうぶだな!!」

入浴する時は、当然サングラスは外す。
しかし、このサングラスを外すと正常な視力は失われる。
これが自宅なら、慣れているので何の問題もない。

ただ、知らない場所となると少し手間取るかもしれない。
裸眼の視力がどうなるかは、その時の体調や周囲の状況にもよるので、
状態は一概には言えない。
今日はそこそこ運動して疲れもあるから『光の有無』が分かる程度だろうか。

もちろん、まともに見えはしない。
でも、別に難しいコトをやるワケじゃないのだ。
ただ風呂に入るだけだし、大きな問題は起こらない――と思う。

「んじゃあさ――だい1グループが、わたしとアオキとくぬぎちゃん。
 だい2グループがサトリちゃんとカンナとまつりちゃんってのは??」

さっきまでは自分がカンナとまつりを見ていた。
そして、サトリがアオキとくぬぎの近くにいた。
だから、今度は担当を逆にしてみようという提案だ。
自分が入る時は、年長のアオキがいた方がイイという都合もあった。
小さい子に頼むよりマシだろうし、
何だかんだアオキと喋れてないというのもある。

「まぁ、ほかのキボウがあったら、そっちでもイイけど。
 わたしからは、コレで。どう??」

そう言って、サトリの方を見る。

106天雨 サトリ『10cc』:2018/09/30(日) 22:00:35
>>104(GM)
>>105(夢見ヶ崎)

こちらを見る夢見ヶ崎に頷く。

「それで構わなくってよ、アオキさん、明日美さん」

特に異論は無い。
ここまででほぼ全員と満遍なく交流してきたし、
夢見ヶ崎に思惑が何かあるなら任せてしまおう。

(くぬぎさんとアオキさんなら……
 明日美さんの『目』について何か、
 万が一があっても大丈夫でしょうし)

逆にまつりとカンナの相手は自分がすべきだろう。
二人は放っておいたらスタンド戦をしていた実績がある。
もうしないと思うが、お風呂で気が大きくなれば懸念程度はある。

「それにしても……広いお風呂があるのは良いですわね。
 私、膝を抱えて湯船に入る事になるのを戦々恐々してましたの」

               「あれはとても窮屈でしょう」

とりあえずここは、話ながらくぬぎの戻りを待つことにしよう。

107『ペイズリー・ハウス』:2018/10/01(月) 19:34:48
(ミッションのスムーズな進行を優先し、1レスで重要な部分以外
簡略して入浴場面に関しては終わらせて頂きます)

>>105(夢見ヶ崎)
ヨタヨタと、タライにシャンプーなりタオルなり入れたのを抱えて
くぬぎは戻って来た。皆の提案に異論はない。
 浴槽へと入る。二つほどシャワーと椅子が備えており一度に二人は
洗身できる造りになっている。照明も、サングラスを外していても
気を付けて歩行すれば滑る必要ないし、他二人も騒ぐ性質でないから安心だ。
 ズルッ……。
アオキ「ふー……あんまり動いた気がしなくても、夏だから汗ばむね」

上半身が裸になった彼女の右胸から背中にかけて……『切り傷』のような
ものが見られる。くぬぎも、少し目を瞠らせて見つめるし貴方も気づく大きさだ。
 アオキは、その視線に気づくと気分を害した様子はなく淡々と告げる。

アオキ「ちょっとした事故でね……大金さえ支払えば、全く傷痕なく
処置してくれるって紹介はあったけど。色々とあって止めといたんだ」

それで、話しは終わりだと暗に雰囲気が告げていた。
 その後は、差し障りない雑談だ。問題なく入浴は終わった……。

>>106(天雨)

 湯船は、貴方が足を広げ園児二人が入っても問題ない程度には広い。
ある程度のリラクゼーションは期待できるが、予想できた事だが
お転婆傾向の二人は、お湯を跳ねさせ掛け合いっこなどする。
 注意を2、3言すれば素直な斉唱で止め。彼女達も軽くお湯の中で
喋りつつ、その中でこんな話をした。

カンナ「ここだけだと、カンナの秘密おしえちゃうぞっ。
アオキにも言ってないけどな! うちのスタンドには一撃必殺があるんだ!
 けど、危ないから絶対ピンチ以外で使うなって言われてるー」

まつり「そうなんですのー。それはヴァロッテでも敵わないほど?」

カンナ「そーかもなーっ。でも、カンナは絶対に使わないんだっ」

まつり「わかりましたわー」

そんな和やかだか、少し気になる会話。

カンナの『スティール・パンサー』は。おやつ時に公表した以外で
隠された能力があるらしい……それは、どうやら危険なものなようだ。

まつり「それにしても、くぬぎさんの能力はどんなものなんでしょう?」

カンナ「気になるよなー」

やはりであるが、園児二人も。今までまったく能力の片鱗が見られない
仲間の一人の力に興味があるようだ。

108夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/01(月) 21:29:14
>>107

サングラスを外していては『ほぼ見えない』。
せいぜい『暗いか明るいか』が判別できる程度だ。
だから入浴の前に、サングラスをかけた状態のままで、
あらかじめ浴室を観察しておいた。
その間、二人は脱衣所で服を脱いでいた。
そして戻ってきた時、サングラスを外す前に、アオキの傷を見た。

「『治療』には沢山お金が掛かるからねー」

何気ない口調で、それだけ言った。
普通に考えれば、費用を工面できなかったというコトだろうとは思う。
思うけど――ま、いいや。

「――あ、わるいんだけどシャンプーとってくれない??
 『ゆげ』のせいでみづらくて」

手探りでボトルを見つけるが、中身までは分からない。
なので、アオキに頼むことにした。
そんなこんなで――。

「あ〜〜〜サッパリした〜〜〜。
 れいぞうこにサイダーおいてる??
 フロあがりには、いつもサイダーのむコトにしてるんだ」

アオキに聞いてみる。
ところで今どんな格好をしてるんだろうか?
寝巻きなら、白地にブルーのラインとリボンがあしらわれたのを着てると思う。
スカーフは付けてないので髪は下ろしてる。
サングラスはもちろんかけている。

「メシはくったし、フロもはいったし、これからなにする??
 えいがでもみよっか??きょうはなにやってたっけ??
 もしコワいやつだったらどうする〜〜〜??
 よなかにトイレいけなくなるかも!!」

「ところで、ウチらってどこでねればいいのかね??
 みんな、いつもどこでねてんの??
 ぜんいんで、なかよくならんでねるとか??」

109夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/01(月) 21:32:07
>>106

110天雨 サトリ『10cc』:2018/10/01(月) 21:56:16
>>107(GM)
>>108(夢見ヶ崎)

「ふぅ……やはりお風呂は良いですわね」

「一撃必殺? それは恐ろしいですわねえ。
 けどまあ、ピンチなんて無いに限りますもの。
 使わずに済むに越したことは無いですわね」

『ピンチになってから最強』は本当に『最後の手段』だ。
『ピンチにならない最強』であればどれ程頼もしいのだろう。

(あるいはくぬぎさんの能力も……
 『ピンチになったら』発動するかもしれない。
 それがどんな物か分からない以上は、
 私や夢見ヶ崎さんの手でその芽を摘むべきですわね)

「お返しに『10cc』の秘密を教えますわ。
 実は私の能力で生えてくる草は、
 振動を探知して私に教えてくれますの」

             「内緒ですわよ」

夢見ヶ崎にはすでに明かした秘密だが、
この二人に明言した記憶は無いので、
秘密の共有という空気には出来るだろう。

それに、知らない人間と嵐が来る明日以降を考えれば、
こちらの能力を自然に教えておけるというのはむしろありがたい。

111『ペイズリー・ハウス』:2018/10/02(火) 20:55:02
>>109-110(ALL)

今の全員の恰好は寝間着。子供達は半袖のナイトウェアに身を包み
アオキは短パンにシャツと言った感じで何時でも就寝体勢が出来ている。

夢見ヶ崎の要望にも特に拒否なくアオキは短く肯定の声をあげ、天雨や
他の子達の飲み物もついでに厨房から持ってくる。
 その後、風呂上りの冷たい一杯を遊戯室で飲んで一心地つくだろう。

>ウチらってどこでねればいいのかね?

アオキ「ん……昨日までは。各自好きなように布団を出して
好きな場所に寝てたけど」

カンナ「今日は全員で寝るぞ! 枕投げ大会だ!」

まつり「いえいえっ。此処は人生ゲームなどでいきませんことっ」

アオキ「……とまぁ、こんな調子だし。此処で、布団並べて寝る形で
いいんじゃない?」

苦笑ではあるものの、今まで愛想よくなかったアオキは段々と表情を
柔らかくして自然体になってきた。

くぬぎは、近くの新聞を持ってテレビ欄を広げる。
本日の夜にやってる映画と言えば……『リ〇グ』だ。

112夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/02(火) 21:45:14
>>110
>>111

「いいんじゃない。こういうのってたのしいしさ。
 ウチらにとっては、あんまりできないたいけんだしね」

アオキに対し、にやっと笑いながら肩をすくめる。
これといって問題はない。
ただ、心の中ではくぬぎに注意しておこうと思っていた。

くぬぎの両親は、寝る時は別々だと言っていた。
普通、幼稚園児の子供を一人で寝かせはしない。
両親が薄情でなければ、何か理由があるのだろう。

そして、これからみんなが同じ場所で寝るワケだ。
その時に何かが起こるのではないかと予想している。
多分、くぬぎのスタンドに関わる何かが。

「きょう『リン○』やるんだって。みない??
 ユウメイどころだけど、わたしまだみたコトなくて。
 みんな、しってる??コワぁ〜〜〜いヤツ」

「こぉ〜〜〜んなふうにでてくるヤツだよぉ〜〜〜。
 しってるぅ〜〜〜??」

前かがみになり、うつむいて左右にユラユラ揺れる。
言わずと知れた『アレ』だ。
別に無理に見せる気はないし、枕投げでも人生ゲームでも、
子供達のやりたいコトをすればいいと思うが。

「……サトリちゃん、ちょっと」

折を見て、さりげなくサトリの側に行き、小さな声で呼び掛ける。
夢見ヶ崎にとっても、懸念を話せる相手は今はサトリだけだ。
何事もなければいいが、言っておいて損はない。

「あのさ……ひょっとして、
 『ねてるあいだになんかあるかも』っておもってるんだけど。
 ひるまに、あのハナシきいたからさ。
 で、わたしはみんなねるまではおきてようとおもうんだ」

「サトリちゃんまでおきててほしいってワケじゃないけど、
 いちおういっとくね」

113天雨 サトリ『10cc』:2018/10/02(火) 22:54:24
>>111(GM)
>>112(夢見ヶ崎)

「――――ええ、かまわなくてよ。
 一人で寝るのも味気ないですもの」

(雑魚寝なんていつ以来かしら?
 けれど、贅沢は言えませんものね)

「ホラー映画が好きですの明日美さん。
 私もまあ見れない事はございませんけど、
 子供が見るにはいかがなものかしら」

            「……」

言ってから、この言い方だと逆に焚き付けてしまうと気付く。
知識としてのオカルトは兎も角、『ホラー映画』は……
ハッキリ言ってそれほど得意なジャンルでもないので、
出来れば人生ゲームあたりで穏便に行きたかったのだが。

ともかく。

「……? なんですの?」

「ああ……それについては私も同感ですわ。
 少なくともくぬぎさんが寝るまでは待ちましょう」

「まあ、ご両親は能力を確認した……その上で、
 『別れて寝た』のでしょう。つまり『生きている』。
 それに『同じ建物にいるのは大丈夫』と見ている。
 それ程危険極まる事態には……ならないはずだけれど、ね」

くぬぎの話は謎が多いのだが、『気を付ける』に越したことはない。
夜型というわけではないが夜更かしが苦手でもないので、頑張って起きよう。
なにせ、夜だ。暗闇というロケーションが想定されるなら夢見ヶ崎の目も怪しい。

114『ペイズリー・ハウス』:2018/10/03(水) 19:32:04
>>112-113(ALL)

貴方たちは、こっそりと『くぬぎの謎』について話し合う。
 それからは……まぁ子供達が騒がしいのは当たり前。
一昔にブームになった恐怖映画に、子供達もおっかなびっくりで
視聴を終えて、その後にまつりの提案で人生ゲームやカンナの
枕投げで一通り遊びほうけた後に就寝に移る。

 
 ……。

貴方たちは、子供たちが眠りについた後も未だ覚醒している。
既に夜の十一時を過ぎた頃合いだ。アオキも静かに寝息を立てている。

 ――ムクッ

 くぬぎが、体を起こした……。

「……とい れ」

 そう、小声で呟きフラフラと立ち上がる。

115夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/03(水) 21:55:05
>>113
>>114

夜の11時――普段なら、まだ起きている時間帯だ。
しかし、今日は色々あったせいで疲れている。
正直、何度か寝かけていたが、どうにか我慢して起きていた。

(だって、なにがおこるかみてみたいじゃん!!)

確かに懸念もあったが、それ以上に好奇心の方が強かったのだ。
目の前に『不思議』があれば、迷うことなく飛び込んでいく。
それこそが『アリス』なのだから。

(――おん??)

サングラスは外していたので、くぬぎが起きたらしい『音』と『声』を聞いた。
さては、はじまったか??
かとおもったら、なんだトイレか〜〜〜。
――などと、気を抜くと思ったら大間違いだ。
ひょっとするとひょっとするかもしれない。

(じゃ、『しろウサギ』をおいかけるとするか。
 『フシギのくに』がまってるとイイんだけど)

まず布団から出て、サングラスをかける。
それからサトリに目配せし、立てた人差し指で自分を指差した後、
同じ指で遊戯室の外を指差す。
様子を見に行ってくるというジェスチャーだ。

      ススス……

そして――廊下に出て、くぬぎの後を追いかける。
自分もトイレに行きたくなったコトにしておこう。
しかし考えてみると、くぬぎの側で何か起きるとは限らない。
ひょっとして、遊戯室の方でなんかあるかもしれない。
もしそうだったとしたらヒジョーにザンネンだ。

116天雨 サトリ『10cc』:2018/10/03(水) 22:53:55
>>114(GM)
>>115(夢見ヶ崎)

この時点で推論はいくつかある。

まずA。『夢』のスタンド。
同じ部屋にいる人間に夢を共有するとか、
夢の世界に引きずり込んでしまうとか、
あるいは室内に夢通りの空間を作るとか、
そういう可能性だ。そりゃ親も隔離するだろう。

次にB。『寝ている間だけ発現する』スタンド。
くぬぎが寝ている間にだけ、スタンドが出て来る。
本体の意のままにならないがゆえに強力、
というのはいかにも『ありそう』な話だし、
くぬぎが知らないというのも能力の一環になり得る。

それにC。『夢遊病』のスタンド。
寝ている間のくぬぎが何かの能力を行使し、
夢遊病者のように暴れまわるという可能性だ。
それならくぬぎ本人は覚えていないのも無理はない。

(……これは、『C』かしらね)

当然推論通りではない可能性もある。
くぬぎがいない部屋で何かが起きるとは考えづらいが、
夢見ヶ崎と二人で後を追うのはさすがに『露骨』すぎる。

         コクリ

ハンドサインに頷いて、ここは部屋で待機しよう。
自分だけを指さしたという事は、夢見ヶ崎の意図も『それ』だ。
寝ないようにしばらくスマートフォンでも触っておくことにする。

117『ペイズリー・ハウス』:2018/10/06(土) 11:27:47
>>115(夢見ヶ崎PC)

 トイレに辿り着いた。フラフラと頭を揺らしつつも、くぬぎは
貴方が心配して声をかけても。大丈夫と告げてトイレに座り個室の
扉を閉める。まぁ、そこは人としてのプライバシーの領域だ。

 ジジ……。

くぬぎ以外、人気を感じさせないトイレは少しだけ暗さと静けさが
籠っており時折点滅するのが不安感を掻き立たせる。

          ……トン。

 ?

いま、貴方はくぬぎが用を足しているトイレの個室の向かい側に面して
立っている。
 トイレの出入り口のほうに……『誰か立っているような影』がある。

>>116(天雨PC)

 ハンドサインで夢見ヶ崎を見送り、貴方は手持ち無沙汰を埋めて
スマートフォンを操作する。
 熱中して画面を見つめようとしても、部屋の暗さと子供達の寝息
以外に何もなく、普段一日を過ごす自宅と違う環境が妙に貴方の
神経を少し張らせる。

 ……?

いま貴方たちが就寝している遊戯室の出入り口。その廊下の省エネで
小さな明かりのみついている電灯によって……出入口に『人型の影』
らしきものが立っているように思える。

 夢見ヶ崎や、くぬぎにしては……影は不気味に動かない。

118夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/06(土) 19:18:00
>>116
>>117

(――だいじょうぶかな??)

ただトイレに行って戻るだけだ。
何も危ないことはない。
しかし、気になるのは気になる。

        ビクッ

今日初めて来た場所。
いくらか慣れたとはいえ、真夜中だと少し違って見える。
『ちょっと怖いと思った』……かもしれない。

しかし、そんなことでビビッてはいられない。
ねるまえにみた『○ング』にくらべれば、かわいいモンだ。
なにより、『いまだしらない』とかいて『みち』をおそれていては、
『たんきゅうしゃのしょうごう』たる『アリス』はつとまらんのだ!!

        ゾクッ

(……ダレか、いる)

普通に考えれば、遊戯室に残った四人の内の誰かだろう。
でも、なぜ立っているのだろう?
どうして入ってこないのか?

       ズギュンッ

『ドクター・ブラインド』を出して、『音』を探る。
ただ立っているだけでも『呼吸音』や『衣服の擦れる音』がするはずだ。
……それが人間なら。

119天雨 サトリ『10cc』:2018/10/06(土) 21:16:20
>>117(GM)
>>118(夢見ヶ崎)

下手にスマホに集中しないよう、当たり障りのない電子書籍をめくる。
音は出さないし、通知も全て切ってある。外の変化にすぐ気付けるように。

「…………!」

(明日美さんやくぬぎさんが一人で戻ってきた……にしては、
 違和感がありますわね。なぜあんなところで止まっているのかしら)

(あるいは、これが…………?)

凝視はせず、出入り口周辺を広く見据える。
暗さで分かりにくいだろうが、大きな変化があれば分かるはずだ。

(寝ていた部屋を出ると発現される……?
 これが寝室を分ける理由なのだとしたら、
 危険な事が起きてもおかしくはないけれど)

    ズギュン

            (……ここからどう動きますの?)

スタンドは布団の中で発現しておくが、意味があるかは謎だ。
そもそも何をする人影なのかもよく分からないし、害があるのかも不明。
急いで排除しなくてはならないとか、そういうものではなさそうに見える。

少なくとも両親がその『結果』を見て部屋を分けたのだけが事実だが、
それについても状況の又聞きでしかない。今はなるべく観察は続けておくことにする。

120『ペイズリー・ハウス』:2018/10/06(土) 22:07:19
>>118-119(ALL)

 夢見ヶ崎は『ドクター・ブラインド』で影の正体を見極める。
『衣服の擦れる音』も『呼吸音』もない。ただ、影のみが貴方の目の
中でじっと動く事なく揺れてる。

  ――ザーッ  ガチャ        ――フッ

 「……おわっ た」

眠そうに、目を擦りつつ。くぬぎがトイレの戸を開ける。
 同時に、影も消失していた……。


サトリのほうも同じだ……人型の影らしきものは。貴方が凝視しても
特に襲い掛かったり、動く様子もない。僅かに、そのまま影は経ってた
かと思うと、そのまま何をするわけでもなく消失してしまった。
 その後、夢見ヶ崎とくぬぎも何事もなく戻って来た。あとは、くぬぎも
完全に朝まで熟睡して……朝になった。



      ――コケ― コッコー!

 カンナ「んー よく寝たーっ」

 まつり「ふわぁー 今日の朝食はなんですわー?」

アオキ「カレーの残り……置いてるから。あっ、て言うかもう
9時近いのか……台風が来るまで、そんなに無いな」

 昨日の疲れが残ってたのもあるが、全員けっこうな時間まで寝ていた。

朝食は、昨日の残りもあるしカレーで問題ないだろう。

 アオキ「さて、今日はなにしようか……あっ、鶏達に餌あげてない」

カンナ「じゃー餌やりいくかー!」

まつり「朝ごはんを食べてからですわねっ」

 まずは、御飯を食べてから。鶏たちに餌やりらしい

121夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/06(土) 23:45:47
>>119
>>120

なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??
なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??
なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??
なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??
なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??
なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??
なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??
なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??
なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??
なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??なんだ??

――と思っている内に寝てしまい、いつのまにか朝になっていた。

   「 だ か ら な ん な ん だ 〜〜〜 ッ ! ? 」

            ガバァッ

そう言いながら飛び起きた。

「よし!!まずはメシだな!!」

朝食の後でエサやり。
特に異存はない。
『ジュリエット』は無事か?

「サトリちゃん、きのうのヤツなんだとおもう??
 いや、『なにか』はわかってんだけどさ」

「でてくるのは、たぶん『よなか』だよね??
 ウチら、ひるまに1かいもみてなかったし」

「こしつにはいったらでてきた……。
 こしつからでてきたら、きえた……。
 だから、ここで『スイッチ』がはいったとおもうんだよね」

「こしつにはいったら、ソトからはみえなくなる……。
 ほんたいがみえなくなったらでてくる……??
 だから、くぬぎちゃんはみたコトないのかな……??」

「かずは一ついじょういる……。
 でてきたのは、どっちも『でいりぐち』……。
 くぬぎちゃんがとおったから……だよね??」 

「みまもってるっていうか……ボディーガードっていうか……。
 そんなカンジなのかな……??」

「それとさ……
 わたしがみてないときに『れいの3にん』がきたらコッソリおしえてよ
 『ようじ』があるから」

122天雨 サトリ『10cc』:2018/10/07(日) 00:24:31
>>120(GM)
>>121(夢見ヶ崎)

「ご機嫌よう、皆さん。良い朝ですわね」

(アラームを合わせ忘れていましたわ。
 と言っても、早く起きる必要もないけれど)

朝食のカレーを食べ、餌やりをする。
特に異論もないしその通りにしよう。
今自分の中にある引っ掛かりはほぼあの『人影』だ。

「夜中と見るか、『くぬぎさんの就寝中』と見るか。
 後者であればお昼寝にも気を付ける必要がありますわ」

「それにしても……なにか妙ですわね。
 『個室に入ったら発現する』能力で、
 恐らく『通過した出入り口に発現』して、
 『室内の者に危害を加えたりはしない』。
 私も『見守る』ような能力を想像しているけれど、
 ならご両親はなぜ部屋を分けて寝たのかしら……?」

就寝中に自動攻撃をするとかなら、わかる。
だが『部屋から出て』『個室に入る』という、
推定される発動条件とはつながりが見えない。
あれなら別に部屋を分ける必要はなさそうだが。

「恐らく、私達は何か重大な点をまだ見ていないのでしょうね」

つまりは何か、未知の危険性があるのだろう。

もちろん単に怪奇現象に怯えてかもしれないが、
その答えは他の答えが全て無くなってからで良い。

「用事? ええ、よくってよ。
 スマートフォンに連絡しますから、
 肌身離さず持ち歩いていてくださいまし」

    スッ

        「――――さて、いただきます」     

とりあえずカレーを食べてしまい、餌やりもしてしまおう。
特別な変化が無いのであれば、その間は気を張る必要はない。

123『ペイズリー・ハウス』:2018/10/07(日) 20:42:09
>>121-122(ALL)

 貴方たちは『くぬぎ』の十中八九スタンドである『影』について
相談しあう。昨夜は特に何事もなく過ぎた……だが寝泊まり最終日の
今日はどうなるのか? それは定かでない。

 
 ――さて

カレーに舌鼓をうつ。一晩ねかしたカレーはやはり美味しい!

うまいうまいっ と園児たちも喜びつつ食べ終わり。ようやく
鶏に餌をあげるかと、食器を洗い終わった頃合いで。


  ――ブロロロロロロォ    キィ――!

     ブルルルゥン  キィ――!


 「う  ぉーーーーーーーい! アルカラー いっかーー!!?」

 ?「おっさん、うるせぇよ! 園の子たちが吃驚するだろうがっ!!」

 「いいんだよっ!! こちとら補強と小屋の修理やったら、すぐ
帰るんだからな! てめぇ等こそ喧しい口とじて早く修理道具出しとけ!
 おーーーーいっっ!! きたぜーーーー!!!」


 どうやら例の奴が来たようだ。車とバイクらしきものが止まる音が
聞こえた。あと馬鹿の大声が。

 ポカーンとした顔で園児たちとアオキは音の方向に顔を向けてる。

カンナ「え? なに?? 不法侵入者???」

まつり「あんなに目立つ侵入者っているのかしらね」

アオキ「……あんた達の事? アルカラって」

 呆れた顔つきを女性陣は隠さない。

124夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/07(日) 21:47:19
>>122
>>123

「――『アルカラ』??さぁ〜〜〜いったいダレのコトやら……。
 どっかのミュージシャンのナマエかなんかじゃない??」

すっとぼける。
どうやらサトリに連絡してもらう必要はなかったようだ。
今こそ『密かな決意(>>81)』を実行に移す。

「サトリちゃん、ちょっといってくるから。コッチはたのんだ。
 もしかしたらキョーイクジョーよくないコトになるかもしれないけど」

       ガラッ……
                ササササッ……

サトリに言ってから、開けた窓を通って建物の外に出る。
気付かれないように、姿勢を低くして『金一』の背後に回る。
『ターゲット』を確認した――次のプロセスへ移行する。

  ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!

『ターゲット』である『金一』に向かって全速力で駆け抜ける。
そして――。

             ダァンッ!!

勢い良く地を蹴って跳躍し、『金一』の背中めがけて両足から突っ込む!!
助走の加速と全体重を乗せた『ドロップキック』だァァァァァ――――ッ!!
『金一が来たら一撃ブチ込む』という『決意』を現実のものとするッ!!
言うまでもなく、あくまでも『全力』であり、『容赦皆無』。
そして、ブッ飛んで倒れるであろう『金一』に近付いて冷たく見下ろす。

          「 う る せ え 」

氷のような声色で、その一言を言い放つ。

125天雨 サトリ『10cc』:2018/10/08(月) 00:05:39
>>123(GM)
>>124(夢見ヶ崎)

「まあっ――――!」

(なんて下品なのかしら! これが『金一』の一味ですのね)

とはいえ来ていただいた理由はありがたいし、
自分達だけでやれと言われても困る事なので、
決して顔には出さないようにしつつここに残る。

「私も『アルカラ』というのは存じませんわね。
 明日美さんも知らないのですし、『冗談』かしら?」

「……そういえば貴女、用というのは」

         「あら」

頼まれごとは果たさなくてよくなったが、
用事とはいったい何だったのだろう?

「……え、ええ。頼まれましたわ。
 何をなさるのかは聴きませんけれど」

引き止めるでもないが、後で聞けばいいか。

「とりあえず、お茶でも入れて差し上げましょうかしらね。
 私が招いたわけではないけど、招かれざる客ではなくってよ」

「施設の修理業者、と。伺っていますわ。
 想像していたより、少々荒々しいですわね」

不審者のまま通すのも不義理な気がするし、
一応子供達に嘘ではない程度の紹介をしておく。

その間にコップを幾つか用意し、冷えたお茶でも準備しておこう。
作業を始める事で、外の『教育上良くない事』から視線を逸らさせるのも狙い。
まあ、この手の手合いは甘くし過ぎればつけあがるが、厳しすぎれば反感を買う。

                         ・・・最初に飴をあげよう。

126『ペイズリー・ハウス』:2018/10/08(月) 22:29:27
>>124(夢見ヶ崎PC)

 窓からの迂回。スニーキング ひそひそ星の園の入口へ大股に
近寄りつつ張り叫ぶ金一の背後……取った! 同行者は二人らしく
髪を染めた青年が車のトランクを開き。もう一人は金一より少し横を
歩いて園を見上げている。

  ――ダダダダダダダダダッ!!  ダァンッ!!

金一「っむ!!? 殺気っ!  アルカラぁぁぁああ! 甘いぜっ!!」

 な、何と金一は貴方のドロップキックの瞬間に。余裕の小憎らしい
笑みと共に体を捻って避けようとするっ!?

金一「こちとらアリーナの猛者共と談判する身っ!
てめぇのヘナチョコ飛び蹴りなんぞ『へいっ トンカチ!』ぁん!!?」

  シュルシュル  ガンッ!!   ドゴォォオ!!

金一「ぐほおおおおおomeopi,rei!!!!!」

 ……捻って回避しようとしたが。その前に修理道具をトランクから
取り出して投げ渡そうとした連れの一人が投げたトンカチが当たり。
夢見ヶ崎のドロップキックが止めとなり、見事 小悪は滅びた……。

そして、ドロップキックをした貴方だが。プロのレスラーでも中々
難しい蹴りだ、着地するとなると難しく。大きく尻もちをついて腰を
痛める可能性もある。だが、その前に一つの影が地面に触れる前に
貴方の腰と背中を抱えた。そのまま貴方が直立するように補助する。

「……大丈夫ですか? 余り無茶をしないでくださいね」

 少し、儚いと言うか変わった気配を持つ青年だ。
学生服をバンカラマントのように羽織っている。


>>125(天雨PC)

カンナ「なーんだ、修理の人か」

まつり「台風も来てますし。ありがたいですわ」

アオキ「……今の声、どっかで聞いた覚えがするな」

園児達は、納得した顔つきだが。アオキだけは、何かを思い出したのか
嫌そうに顔を一瞬顰めた。

 貴方はお茶の用意を始める。冷えたての麦茶もちゃんと冷蔵庫に
入っている、冷たいグラスも万端だ。

カンナ「あっ! うちら果物たべたいっ」

ピョコンと、彼女が顔を出して注文つけた。

127夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/08(月) 23:33:47
>>125
>>126

「おっとっとっとっとっ――」

「おうおう、わりーな、にいちゃん」

バンカラ風のお礼を言って、青年から離れる。
そして、何か意味ありげな視線で、その姿を見つめる。
これといった理由はない。
ただ珍しかったからだ。
珍しいものがあったら見るというのが、夢見ヶ崎の習性なのだ。

「『モサとダンパン』〜〜〜??で、そのケッカが『コレ』なんだ〜〜〜??
 スゲーおもしろいわ。こんせいきイチバンわらえるジョーク。
 どれくらいオモシロいかっていうと、
 みちばたにおちてる『いしころ』くらいオモシロいわ〜〜〜」

薄ら笑いを浮かべて皮肉を言いながら金一に近付いてケツに蹴りを入れる。
ついでに『ドクター・ブラインド』で『超人的聴覚』を移植してやる。
さっきみたいにデカい声でやかましく騒げば、自分の耳を傷めることになる。

「きょうは、きてくれてありがとうございます〜〜〜。
 なにかあったら、わたしかもうひとりのコにいってくださいね〜〜〜。
 それじゃ、よろしくおねがいします〜〜〜」

「おらっ、おきろボケナス!!さっさとはたらけ!!
 それと、ちいさいコがいるんだから、しずかにしてろよ??
 うるさくしてると……そっちがこまるコトになるんだからさぁ。
 よ〜〜〜くキモにめいじときな」

「――ねっ??『キンちゃん』っ」

二人に挨拶した後、金一に釘を刺してウインクし、園内に戻る。

128天雨 サトリ『10cc』:2018/10/09(火) 01:24:40
>>126(GM)
>>127(夢見ヶ崎)

「『金一』という男だけれど、ご存知?
 私は会った事がありませんから、
 どういうお方かはよく知らないんですの」

もし相性が悪い人間だとすれば、
解れてきたアオキに会わせたくはない。
仮にそうなら彼女が自主的に引っ込むよう、
名前は伝えておく。こちらから促しはしない。

……名前を聞いただけでアウト、といった、
極端なアレルギーではない事は祈りたい。
まあ、そこまでになるほど悪意は無さそうだが。

(悪意が無い方が厄介なのだけれど、ね)

「果物? ええ、そうですわね。
 デザートに用意しましょうか。
 アオキさん、適当に選んでもよろしくて?」

まだお茶は注がない。
実際に会ってからでいい。
出すだけ出して、来るのを待つ。

飴はあげるが『召使い』にはならない。
イサゴに雇われたもの同士、『対等』の範囲で対応しよう。

129『ペイズリー・ハウス』:2018/10/09(火) 22:36:48
>>127-128(ALL)

ヤジ「あっ うん。俺は……鈴木 一郎と言う名前だが
頻繁にヤジを唱えるんで、ヤジちゃんとでも気軽に呼んでくれ。
俺は非スタンド使いなんだ。けど、ある程度の知識はあるから
何か困った事があったら気軽に頼んでくれな」

小林「私は、小林 丈(たける)と言います。清月の高等部三年です…
本日は、短い間ですが。宜しくお願いします」

若者二人は、そう軽く自己紹介を唱える。

ヤジ「一先ず、建物内部をザッと見て掃除するところ見て。
子供たちにも挨拶するか」

小林「まぁ、それが賢明です。……金一さん 立てますか?」

金一「痛つつっ ……心配がおせぇよ」

 タフな年長者も体を起こすと、軽く腰を叩き。園へと全員が入っていく。

そこから天雨とも合流し、全員がひとまず顔をつきあわせる。
 そして最初にアオキが、ゲッと言う明らかに少し嫌そうな顔を浮べた。

アオキ「…アリーナの銭ゲバ」

 金一「あぁんっ!? 初対面に失礼な口振っ 痛つ
いま耳がキーンってしたぜ……あ〜 そういや一年ほどまえに
見かけた気がするぜアリーナで、お前さんの事。
惜しいなぁ〜〜〜 もうちょい年齢が上だったら、闘技場の
選手にもなれんだがなぁ〜〜……」

アオキ「ノーセンキュー」

こう言う輩なので、アオキも少し前に一度顔合わせあった程度らしいが
印象に残ってたようだ。互いに毛嫌いする程度ではないが
アオキからすれば、警戒対象と言うより 馴れ馴れしい駄目大人
と言う感じで、あんまり付き合いたくないのだろう。

カンナ「なぁなぁ!? アリーナ闘技場ってなんだ!」

金一「おぅ! 聞きたいかっ!? アリーナってのはな……」

金一が脱線して園児達に嬉々とアリーナ闘技場について語ろうとするが。
今回、彼らの仕事は清掃及び修理だ。思い出させるべきだろう

130夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/09(火) 23:35:21
>>128
>>129

「ふぅん、じゃあ『ヤジちゃんタケちゃん』だ。シクヨロ!!
 で、ふたりはバイトかナンカなの??」

「あ――それから、きのうデンワしてきたのってヤジちゃん??」

思いがけず随分と若いのが来たようだ。
たぶん、年齢はそう変わらないだろう。

「ねぇねぇ、ナゾナゾだしていい??
 『ジブンでいったコトもおぼえてないアホ』のコトをなんてよぶ??」

後ろから金一のケツを蹴り上げる。

「こたえは『キンイチ』っていうんだよ――しってた??」

「クチうごかしてるヒマがあったらァ――ッ!!カラダうごかせよォ――――ッ!!
 よけいなムダバナシしてないでェ――ッ!!さっさとシゴトにかかりなァ――――ッ!!」

       ブースト
『聴覚』を『鋭敏化』させた金一の耳元で叫んでやる。
それから、普通の声量で子供達に呼びかける。

「ほら、『オピネル』や『ジュリエット』たちがオナカすかしてるよ!!
 ゴハンもってってあげなきゃ!!」

次に、サトリの近くへ行こう。
移植した『聴覚』とスタンドは解除しておく。

「みてのとおり『あんなの』なんだ。
 まぁ、キケンはないとおもうけど。
 でも、あんまりコドモたちにちかづけないほうがイイかもね」

131天雨 サトリ『10cc』:2018/10/10(水) 00:18:54
>>129(GM)
>>130(夢見ヶ崎)

「ああ、貴方がたが! 始めまして。
 朝早くからありがとうございます。
 私は――――天雨(あもう) サトリ」
 
「ええと、貴方が金一さん。
 お噂はかねがね伺っております。
 そちらのお二人も、ご機嫌麗しゅう」

顔を突き合わせた段階で、挨拶はしておく。
スカートの裾をつまむ『カーテシー』の動作で、
わざとらしいくらい『気位が高そう』に見せて、
あまり馴れ馴れしく接してこないよう牽制はしておく。

(この子達も『アリーナ』と無縁の人生は送れないでしょう。
 であれば、知るのは悪い事じゃあないのでしょうけれど……)

子供に『闘技場』の話をする大人はどうかと思うが、
ただの子供ではない。そこは前提としてある。

「終わったらお茶を用意していますから、
 お仕事の方よろしくお願いいたしますわ」
     
           「期待していますわよ」

コップとお茶については後に回そう。
この手のやつへの褒美はやる事をやってからでいい。
仕事をとにかく始めるように促して、ペースを断ち切ろう。

「……」

「あの馴れ馴れしさ、危険ですわね。
 悪い人間じゃあ無さそうだけれど、『余計な事』をしそうで。
 大人がやっているから自分も……でカンナは流されかねない」

              「私もなるべく見ていますわ」

激しい調子で金一を牽制する夢見ヶ崎に対し、
自分は『冷たく』『ビジネスライクに』牽制していく。
少なくとも野放しにしていたら子供達を余計な流れで呑みそうだ。
もちろん、いい仕事をするならば正当に評価をするのが前提だが。

132『ペイズリー・ハウス』:2018/10/11(木) 21:07:32
(レス遅れ失礼しました)
>>130(夢見ヶ崎PC)

ヤジ「俺は、諸事情でアリーナに立ち入る事が出来てな。そんで
事務所なりの待合室で少し暇してたら、おっさんに手が空いてるなら
日当一万で働かないかっで感じで……」

ヤジ「あぁ、あのおっさん自分からやらなさそうだから 俺が……って
もしかして事務の受付嬢と思ってたのって、君かっ!? 声色上手いな」

金一は耳を抑え苦悶の表情を浮かべる。

金一「わーった わーったっ! だから其のスタンド解除しろや!
ったく手厳しよなーアルカラは。
あっ、んでもって今度チーム戦やろうと思ってんのよ。三人チームで
プロレス見たいにピンチなら交代するのも何度か可能って感じで。
この仕事が終わった後でいいから考えてみてくれよな」

小林「まずは窓の補強からいきましょう」

三人は、一先ず。園の窓を補強するようだ

>>131(天雨PC)

小林「これは御丁寧に……わたくし共は昼過ぎには帰所する予定ですので
過剰なもてなしは構いません」

天雨に、男性陣の中で一番礼儀正しい人物であろう青年が対応して
帰る時間は大体2時前後である事を示唆して移動を開始する。

ヤジ「おぉっ、なんか悪いねー。俺ら適当に園の自販機利用するのに」

金一「ぁん? ここ自販機なんて取り付けてんのか」

ヤジ「そりゃあ取り付けてるさ。元は『対策本部』にも利用してたらしいし」

男手は雑談しつつ外へと出ていくだろう。



 カンナ「なんか面白いおっさんだったなー」

 まつり「そうかしら? いかにもマダオって感じでしたわ。
若い人たちも、随分と丁重な方と ヤンキーめいた格好の人と。
アリーナの人達は奇特な人が多いですのね」

 アオキ「アレは連中の中でも特殊だと思うけど……さて
餌やりに行こうか」

 子供達とアオキも、気を取り直しつつと言う様子で裏手に移動し始める。
ジュリエットもとい、オピネルの奥さんの調子はどうだろうか?

133夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/11(木) 22:23:35
>>131
>>132

「そうやってさけぶとジブンがウルサイだけだって、いわなかった??
 はいはい、『カイジョ』しましたァ〜〜〜」

(ったく、『アルカラアルカラ』って……デリカシーがないんだから)

子供達がヘタに興味を持たないように伏せておいたのが台無しだ。
まぁ、もう言ってしまってるものは仕方がない。
もし何か聞かれたら当たり障りのない返事でもしておこう。

「へー……。ケッコーおもしろそうじゃん。
 ま、かんがえてあげてもいいよ。ジカンがあいてればね」

内容を聞く限りでは悪くない話だ。
出場するのもやぶさかではない。
なんにせよ、今はこの仕事が最優先なのだが。

「では皆さん、どうぞ宜しくお願い致しますね。
 私達は、裏手にある鶏小屋の方へ行っております。
 何かお聞きになりたいことがありましたら、ご遠慮なく仰って下さい」

電話に出た時の声色で金一達に挨拶して、子供達と小屋に向かう。
もちろんジョークだ。

「きのう、こんなカンジでデンワにでてみたら、
 うけつけのヒトとまちがわれちゃったよ〜〜〜。
 ちなみに、さんこうにしたのは、あのユウメイなアモウサトリさんなんだ。
 どう??『ハイソサエティ』っぽくみえるかな??
 ところで、『ハイソサエティ』ってなんなんだろうね??」

「それとさ――きにならない??『タイサクホンブ』って。
 もしかしたら、チカシツに『ヒミツキチ』とかあるかも。
 『じかようジェット』とかおいてないかな??」

そんなこんなで鶏小屋の様子を見る。

「よう、オピネルよ。ジュリエットのぐあいはどうかね。
 こんどこそ『ピヨピヨ』か??」

134天雨 サトリ『10cc』:2018/10/12(金) 01:11:31
>>132(GM)
>>133(夢見ヶ崎)

「来てもらっておいて自販機で済ませろだなんて、
 とても言えませんけれど……台風の前ですものね。
 長居していただくのも申し訳ない話でしたわ」

           「それでは、ごめんあそばせ」

流れに従い、スッと会話を打ち切る。
早く帰るのを引き止める理由もないし、
無礼にならないならお茶は無しでもいいか。

(『対策本部』? ……『孤児院』ではなく?)

「ゆかいな方々、でしたわね」

「明日美さんも中々愉快ですわよ。
 まあ、私に似てはいませんけれど……
 そう悪くない『ハイソサエティ感』ですわ」

「ちなみに、ハイは高い、ソサエティは社会。
 すなわち、『上流社会』――――
 簡単に言うと『金持ち』という意味でしてよ」

餌やりには自分も同行する。
フルーツを切る許可も出ていないし、
1人で切って待つほど時間がかかるとも思えない。

「私、畜産は然程詳しくないけれど……
 『台風』の具合次第では、
 夜は餌やりが出来ない気もしますわ。
 いつもより少し多めにあげておくべきかしら?」

        「そういうのは健康に良くないのかしらね」

とりあえず鳥小屋の様子を見て、餌もやってしまおう。

135『ペイズリー・ハウス』:2018/10/12(金) 21:33:06
>>133-134(ALL)

カンナ「アスミねーちゃん、アリーナって所の闘技者なのか!
すげーっ! 強いのかっ?」

大体予想してたが、この中でも一番アウトドア的な園児は
目をキラキラさせてアリーナの選手アルカラである貴方に聞いてくる。
勝負を挑もうまではしなくても、思い出す度に色々質問はするだろう。

外に出ると、三人はガラスシートを貼り付けたり網戸を付けるなど
地道に作業している。話しかけない限り作業は継続されるだろう。

 コーコッコッ……

鶏の集団は今日も元気に鳴いている。オピネルは、出入口側で外を
睨みつけており。貴方たちを見るとクェェ……! と少し威嚇する
鳴き声を発するものの、昨日のように行き成り襲い掛かる様子はない。
貴方たちがどのような人物なのか、交戦したある程度理解はしたのだ。

オピネルの妻らしき鶏は、奥側でじっと座り込んで孵化を続けている。
 傍には多くの鶏は接しておらず、心なし幾らかの仲間達も落ち着きない。
多分 今日の夕方頃。台風が『山場』なのだろう。

 カンナ「しっかり孵すんだぞー」

 まつり「頑張るのですわー」

 アオキ「余計な刺激させるのは、今は止めておくべきだね。
……ぁ そう言えば、あの連中は完全に初対面だし。行き成り
修理で近づかせても、オピネルが過剰に反応すると思うけど……どうする?」

ここでアオキは気づいた顔で、貴方たちに相談を投げかけた。

ふむ、確かにこのままだと。あの三人がどの程度強いのかさておき
ひと悶着おきる可能性は高い。

136『ペイズリー・ハウス』:2018/10/12(金) 22:34:54
>>133-134(ALL)

カンナ「アスミねーちゃん、アリーナって所の闘技者なのか!
すげーっ! 強いのかっ?」

大体予想してたが、この中でも一番アウトドア的な園児は
目をキラキラさせてアリーナの選手アルカラである貴方に聞いてくる。
勝負を挑もうまではしなくても、思い出す度に色々質問はするだろう。

外に出ると、三人はガラスシートを貼り付けたり網戸を付けるなど
地道に作業している。話しかけない限り作業は継続されるだろう。

 コーコッコッ……

鶏の集団は今日も元気に鳴いている。オピネルは、出入口側で外を
睨みつけており。貴方たちを見るとクェェ……! と少し威嚇する
鳴き声を発するものの、昨日のように行き成り襲い掛かる様子はない。
貴方たちがどのような人物なのか、交戦したある程度理解はしたのだ。

オピネルの妻らしき鶏は、奥側でじっと座り込んで孵化を続けている。
 傍には多くの鶏は接しておらず、心なし幾らかの仲間達も落ち着きない。
多分 今日の夕方頃。台風が『山場』なのだろう。

 カンナ「しっかり孵すんだぞー」

 まつり「頑張るのですわー」

 アオキ「余計な刺激させるのは、今は止めておくべきだね。
……ぁ そう言えば、あの連中は完全に初対面だし。行き成り
修理で近づかせても、オピネルが過剰に反応すると思うけど……どうする?」

ここでアオキは気づいた顔で、貴方たちに相談を投げかけた。

ふむ、確かにこのままだと。あの三人がどの程度強いのかさておき
ひと悶着おきる可能性は高い。

137夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/12(金) 23:54:45
>>134
>>135

「ほうほう、つまり『サトリちゃんち』みたいってコトか〜〜〜。
 いいなぁ〜〜〜わたしもあやかりたいなぁ〜〜〜。
 ま、ウケたんならソレでよし!!」

頭の中では、バスタブの中で札束に埋もれる映像が流れていた。
もし口に出していれば、
それは上流社会ではなく成金だとつっこまれたかもしれない。
ただし、口に出さずとも顔には出ていたが。

「――あ、うん。えっと、まぁね」

知らないことを知りたいという気持ちはよく分かるが、
この年で殴り合いに興味を持たせすぎるのもどうか。
ここはカンナを煽らないように注意して答えておこう。
もっとも、『強い』という部分は否定しないが。

(まったく、キンイチときたら……。
 シゴトしにきたくせに、こっちのシゴトふやしてどーすんだ)

呆れた表情で、三人の方を一瞥する。
まぁ、ああやって仕事している分には、新たな問題は起こさないだろう。
そう思っていた矢先だった。

「あ〜〜〜……それがあったか……」

言われてみれば、その通りだ。
ある程度は和解した自分達に対しても、まだ威嚇している。
相手が全く知らない人間なら、もっと攻撃的な態度に出るだろう。

「つまり、さんにんとオピネルをあわせなきゃイイんだよね??
 でも、オピネルをヨソへうつすってのはゼッタイにムリでしょ。
 だったら、さんにんのかわりにウチらがしゅうりするとか??
 でも、このテの『DIY』のケイケンってゼンゼンないしなぁ〜〜〜。
 だいいち、しゅうりするのは、むこうのシゴトでしょ」

「ダキョウアンで、ウチらがあいだにたって、
 トラブルがないようにみはるっていうのは??
 どっちみちキンイチには、しずかにさせとかなきゃダメだろうけど」

138天雨 サトリ『10cc』:2018/10/13(土) 01:14:06
>>136(夢見ヶ崎)
>>137(GM)

「もっとうらやんでもよろしくてよ!
 なにせ私の家はお金持ちですし、
 うらやまれるのは気分がいいですから」

        フフ

「それで……そうですわね。
 今すぐ慣れさせられれば一番でしょうけど、
 餌やりを代行させた程度では厳しいでしょうし」

そもそも餌やりをさせるのも危険だろう。
それが問題無くできるなら家も大丈夫なはず。

「見張っておくのが無難でしょう。
 ただ、それで『オピネル』が納得するか。
 知らない人間3人に対して、私達は2人。
 戦いでも『数』の優位を活かそうとしていた、
 あの鶏の感覚では『心もとない』気がしますわ」

「ここは人数を分けて1人……せめて2人で小屋を直していただいて、
 残りの人は施設の方を引き続き進めていただくのはいかがかしら?
 それならば多少は信用を得ている私達の方が人数が多くなりますし」

               チラ

三人組に視線を向ける。
まとまって一カ所で作業しているのだろうか?
それとも、各々で進めている感じだろうか?

「なにも、3人そろわないと作業が進まないわけでも無いでしょう」

プロの修理屋とかなら役割分担とかの都合もあるだろうが、
金一はともかく他二人はバイト。『やり方』にこだわりや決まりは無いはず。

139『ペイズリー・ハウス』:2018/10/13(土) 19:09:04
>>137-138(ALL)

 天雨が見るかぎり、三人は一階の窓を手分けして窓が割れないシールの
貼り付け作業などしていた。いま、君達は鶏小屋に集まってる形になるので
三人は表玄関の窓の作業をしているので、見える場所に居ない。
 相談する最中に、一通りの道具を提げた青年が向かって来る。

ヤジ「……んっ、どうかした?」

カンナ「ヤンキーのにーちゃん。表は終わったのかー?」

ヤジ「ヤンキーじゃなくて、ヤジな。
大体一階は連れが終わらせそうだから。パッパーと裏側を俺がね
……あ、なんか問題とかありそうっすか?」

 ある程度聡いらしく、貴方たちの表情から何か不味い事か
ありそうに気づいて鶏小屋より少し距離ある場所で立ち止まる。

 ヤジ「鶏小屋の修繕とか先にして貰いたいなら。俺一人でも
やりますよ。ただ、スタンド関連でなんか問題あるなら
俺一人だと管轄外になるから、手伝い欲しいのが正直な所なんすけど」

 彼一人でも、金網の修繕は可能らしいが……。

140夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/13(土) 21:31:19
>>138
>>139

「――『イギ』なし!!」

サトリの言葉に同意したところでヤジが来た。
彼の方に向き直る。
イタズラっぽい表情で。

「いやー、ベツにたいしたモンダイじゃないよ。
 スタンドとかカンケイないし」

「ただ『ブチキレたキョーボーなニワトリにおそわれる』ってだけだから。
 スタンドにくらべたら、どうってコトないよねぇ〜〜〜??」

ニヤニヤしながら冗談めかして言う。
ま、悪ふざけはこのくらいにして。

「ヤジちゃんはウチらでガードするからさ。
 そのあいだにパパッとやっちゃってよ。
 くれぐれもニワトリさんをシゲキしないよーにね」

         ズギュンッ

トラブルに備えて『ドクター・ブラインド』を発現しておこう。
本体は、作業するヤジの近くに立って、オピネルの動向に気を配る。
『ドクター』は、鶏小屋の中に入ってヤジとオピネルの間に立たせておく。
もしオピネルが飛び掛ってきたら、すぐに妨害できるように。
オピネルにスタンドは見えない。
ジャマされるコトはないハズだ。

141天雨 サトリ『10cc』:2018/10/13(土) 22:16:18
>>139(GM)
>>140(夢見ヶ崎)

「あら――――ちょうどいいところに。概ね明日美さんの言う通り。
 鶏の気が立っているから、大勢で行くと危なそうなんですの。
 だから誰か一人でやっていただいて、その方を私達がガードしようと」

「危険な役目ですし……無理強いはしませんわよ。
 貴方方と私達は『対等』。命令権はありませんもの」

無理強いはしないと言われて『じゃあやめときます』とは言いづらいものだ。
もちろんどうしてもいやなら他の二人に当たるが、出来ればヤジに任せたい。

「ああ、そうですわ。お疲れになったら仰いなさい。
 私のスタンド、『10cc』は『疲労回復』が出来ますから」

「ただし、『肉体疲労』に限りますけれどね」

受け入れられたら、『10cc』を発現。
鳥小屋から少し離れた位置に水を撒き、
いつでも『野イチゴ』を供給できるようにする。

疲労は進捗の敵。必要ならどんどん食べてもらい迅速に済ませよう。

142『ペイズリー・ハウス』:2018/10/14(日) 22:16:32
>>140-141(ALL)

 ガシ ガシ

ヤジ「狂暴なニワトリ……ねっ。金網の修繕の原因ってのは
そいつなのかい? まぁ、スタンド扱えるわけじゃねぇなら……」

 ポリポリ……

ヤジ「…………ぁー なんかしてるんっすか?」

 最初は頭をかきつつ、そして頬を掻いて天雨が如雨露を傾けるのを
不思議そうに彼は何をしてるのか理解してない表情を浮かべる。

  ――思えば。

貴方がたは最初の交戦時にも、疑問を覚えていた。
天雨の扱うスタンド『10cc』 それに立ち止まり警戒して
近づかない行動をとった『オピネル』に。

ヤジには『10cc』と『植物』が見えていない……と、言う事は。

       ――クェェエエッッッ……!!

 見知らぬ青年。園の中へ入って来た見知らぬ侵入者。
園児達や、アオキ。それに夢見ヶ崎や天雨に関しては別に良い。
 だが、全く匂いも気配も未だかつて認識したことのない大柄な生き物。

ボス鶏にとって、最愛の番いが孵化の為に命を削る今。寛容と言う
感情はなく、ただ排除のみの意思を瞳に宿す。

 ギンッ――!

 オピネルの二束の足の片方に……『銀色の刃』らしきスタンドが。
軍鶏がつける武器のように発現される! 
 昨日でも、植物を切る際に行われてた回転と共に一瞬。これが出ていたのだ!

 『クゥゥウウッッエェェ工!!』

アオキ「っっ相当 ぶち切れてるよ!」

ヤジ「な なんか話が違くねぇか??
 そいつの迫力や気配。普通の鶏の比じゃねぇんだが」

 オピネルは毛を逆立て、いまにもヤジに襲い掛かりそうに
破れた金網から体を覗かせる。
 捕捉された彼との距離は2、3m程で。貴方たちとボス鶏の距離も
同じ程度だが、オピネルの標的はヤジのみだ……。

143夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/14(日) 23:35:14
>>142

「――めんどくせえ」

その光景を前にして、げんなりした表情と共に本音が口から出た。
しかし『ガードする』と言っちゃった手前、やっぱやらなきゃならんよね。

「あ、ヤジちゃん??なんかコイツ、『スタンドつかい』だったんだってさ。
 いやぁ〜〜〜はじめてしったなァ〜〜〜」

まるで他人事のようにノンキな口調でヤジに告げる。
ちょっと驚いたが、襲ってくるのは予想していたコトだ。
『対処』はできる。

「サトリちゃ〜〜〜ん、
 このまえのタッグマッチでタイセンした『オピネル・ザ・チキン』から、
 『リベンジマッチ』のもうしこみがきてるみたいだよ??」

オピネルから視線は逸らさず、サトリに声をかける。
言葉は冗談めいているが、表情はマジだ。
りりしくひきしまってキリッとしてるぞ!!たぶん。

あと、ちゃんときづいてたからな!!
きのう、やられてるクセにスタンドださなかったから、
もってないとおもっただけで!!
はい!!ショウコのビデオをどうぞ!!

           ↓ 以下、証拠の動画を再生します

>>28

(ショクブツがきられた――あれ??)

『10cc』によって生み出された植物が実体化しているかどうかは、
まだ聞いてなかった。
もしそうでなければ、あのニワトリはスタンド使いの可能性もある。
心の中に警戒心が生まれる。

(スタンドつかいだろーと、そうでなかろーと――)

             ※動画ここまで

はい!!ストップ!!
おわかりいただけたでしょうか!?シチョウシャのみなさん!!

「ヤジちゃん、サトリちゃんのそばにいて」

          「サトリちゃん、ガードはまかせた」

                   「ジュリエット、なんとかいってやってよ」

現在、オピネルはヤジにのみ注意を向けている。
多分、次の瞬間には襲い掛かるだろう。
『それでいい』。
                       ブラックアウト
ヤジに攻撃を仕掛ける瞬間を狙って『盲 目 化』を行う。
当然だが、オピネルが飛び上がったりした場合は、
手の届かない位置に行く前に切り付ける。
『ドクター』のスピードと精密さなら十分に可能な芸当だ。

ないとは思うが、オピネルが攻撃を仕掛けなかった場合は様子を見る。
攻撃するのは確実に隙ができる瞬間でなければいけないからだ。
それに、攻撃される前に攻撃するのは何となく気分が良くない。

ヤジを守るコトはサトリに任せる。
当のヤジ本人にしても、スタンドは見えなくてもオピネルは見える。
逃げるなり避けるなりはできるハズだ。

144夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/14(日) 23:46:47
>>143
オピネルの攻撃が自分にも当たりそうなら、その場から動いて避ける。
直接狙われてなくても巻き添えで食らうコトはありうる。
ただし、優先順位はスタンドの操作の方が上。

145天雨 サトリ『10cc』:2018/10/15(月) 01:30:47
>>142(GM)
>>143(夢見ヶ崎)

「『10cc』――――私のスタンドは『如雨露』ですの。
 今は水を撒いているところ。勿論意味がありますのよ」

          と。

ここで予想外の事が起きた。
正しくは、一度は予想していたが切り捨てた可能性だ。
あれだけ押して発現していなかったのだから、
てっきり無いものと――単に『無茶な強さの鶏』と思っていた。
草を刈り飛ばしたのも、単に『鋭い前足』だと――甘い考えだったか。

「群れを守る自分は『強者』でなければならない。
 昨日負けた私たちに挑む心持はそういう物かしら?」

                ザッ

「明日美さんは嘘を言ったわけではありませんわ。
 このニワトリはスタンドを『隠していた』。
 彼女は間違える事はあるけど嘘はつかない。
 信用できる人間であると、それだけは伝えておきたい」

今後の仕事のこともある。
ヤジに弁明を入れつつ、
彼とオピネルの間に立つ。
これは話すより早く、可能な限り迅速にだ。

「受けて立ちましょう、明日美さん。
 ヤジさん、下がっていてくださいまし。
 貴方は私が『スタンド使い』としてお守り致します」

                 ジリ

「人間の言葉は通じないでしょうけれど、
 これだけは言っておきますわ。
 この方はあなた方の家を直しに来ただけ」

「だから引くとは言えないのが、『雄鶏』の辛い所かしらね」

『10cc』をやや傾けながら目の前に構え、
攻撃を受けてでもヤジに通さない事を考える。
同時に足元に水を流し続け、自分の目の前に草を生やしておく。

146夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/15(月) 16:41:49
>>144
余裕があれば視線を動かして、金網の穴を塞ぐのに使っていた板を探す。
とりあえず場所を把握しておく。

147『ペイズリー・ハウス』:2018/10/15(月) 22:13:26
>>143-146

簡易マップ 現在位置

□■□□
□□□○   ■=鶏小屋及びオピネル
□△☆□   ○=アオキ達 ☆=夢見ヶ崎・天雨 △=ヤジ


ヤジ「えぇ えぇ! 言われずともさっ」

及び腰で、彼は注意深く余り目の前の猛禽類を刺激しないように
ソロソロと数メートル後退を開始する。

 クェェェェッッ!  タンッ  タンッ!

対して、オピネルは行き成り襲い掛かるだろうと二人は考えてたが
始める行動は、貴方たちと交戦の際も行った。その場でのリズムを刻む
跳躍だ。それを行いつつ、ヤジも睨みつけて鳴きながら
貴方たち二人のスタンドに対しても首を向け、唸る。

修繕前に立てかけていた板は、鶏小屋の金網すぐ横に掛かっている。
 ジュリエットもとい、オピネルの妻は孵化に集中して動けない。
そして、天雨は言葉を投げかける。

>これだけは言っておきますわ。この方はあなた方の家を直しに来ただけ


 『クゥゥゥ……ッ! クゥゥウゥ……!!』

その言葉に、激しく鶏冠を横に振りつつオピネルは鋭い威嚇の
細い鳴き声を出しつつ間合いが大分あいたヤジに未だ睨みつけている。

……どうも、何か気に入らない事があるようだ。

148夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/15(月) 23:50:51
>>145
>>147

「おもったんだけどさー……。
 いま、はじめてまともにスタンドをだしたのかもしれないね。
 きのうはスタンドが『でかかってて』、ちゃんとだしたのはいまがはじめてとか。
 もしかしたら……ジュリエットをたすけようとしたのがゲンインで、
 めざめちゃったんじゃないの??」

「きのうのアイツ――あきらかに『ゼンリョク』だった。
 だったら、スタンドださないリユウはない。
 こっちはスタンドつかってたんだから、なおさらそう。
 もし『だしおしみ』してたとしも、
 やられるまでスタンドをださないなんてありえない。
 キゼツさせられちゃったら、ジュリエットをたすけられなくなるんだから」

「めいたんてい『アリス』の『スイリ』――どう??」

           フフン

口元に笑みを浮かべて得意げに胸を張る。
ともかく――。

「なにソレ??
 『リアルバウト』じゃなくて『タップダンス』でたいけつしようって??」

いっそのこと、さっさと襲い掛かってくれたら早く済んだのに。
狙いが分からないから、今は下手に動かない。
板の位置は把握したので、必要があればすぐに確保する。

「なんかさぁ〜〜〜、
 コレってヤジちゃんがいなくなればカイケツするんじゃない??
 サトリちゃん、どうおもう??」

気に入らないコトがあるとすれば、どう考えても一つしかない。
このままヤジの姿が消えれば、暴力ナシで問題解決するんじゃないかと思える。

「でも、そのばあいダレがシュウリすんの??
 ウチらがやる??えぇ〜〜〜??」

「いや、バイトがヒトリでもできるくらいだし、じつはカンタンなのか……。
 デンワでシジとかしてくれたら、そのばにいなくてもイイとおもうんだけど。
 それってどう??」

「まぁ、ヤジちゃんをみとめさせるよりウチらがやっちゃったほうが、
 はやいしラクだよね、たぶん」

「――オジョーサマ、いかがいたしましょう??」

ここは、サトリに意見を求めよう。

149天雨 サトリ『10cc』:2018/10/16(火) 00:19:10
>>147(GM)
>>148(夢見ヶ崎)

あからさまな警戒動作。
サトリは――少しだけ如雨露を下ろす。
自分まで相手を警戒させる必要はないからだ。
ただ、万一の場合に備えて解除などはしない。

「……ヤジさん、そのまま下がり続けて。
 このニワトリの人見知りは想像以上ですわ」

深読みはおそらく必要ないだろう。
なにせ相手は動物だからだ。
ヤジを拒否している――――素直に受けとる。

「明日美さんの考えが正しいとすれば、
 彼は自分の能力を上手く制御出来ない可能性もある。
 そうなると『少し離れる』だけではまだ危険かもしれませんわね」

「……やりましょう明日美さん。私達で、修理を」

                フゥ〜ッ・・・

想定外の仕事にため息をつく。

ヤジに出来て自分たちに出来ない事はあるまい。
なにせ彼はただのバイトだ。『偶然頭数になった』人間だ。
同じく『偶然自分たちが修理をする事になった』二人と、そう変わらない。

「…………相手が動物である以上、
 説得は出来ない。何で妥協するのかも見えない。
 スタンド使いでないヤジさんを『認めさせる』危険も大きい。
 であれば、分かり易く『警戒の元』を断つしかありませんわ」

「ヤジさん、こちらの小屋の修理――『手順』などはありまして?
 それとも、全てアドリブで行うように言われているんですの?」

電話か何かで遠隔指示を貰うか、
あるいは指示書でもあるならそれを借りよう。

それはヤジにとっては不本意――――というわけでもないはずだ。

150『ペイズリー・ハウス』:2018/10/16(火) 22:29:07
>>148-149(ALL)

ヤジ「まぁ しゃあないか。下手に俺が居続けて
面倒事が多くなるのも、あんた達には酷だろうしな。
 見たところ全体的に錆びも幾つか見られるし。
穴の開いてる場所の網ごと良い機会だから全部取り替えるほうが早いかもな」

夢見ヶ崎と天雨の言葉に、彼は素直に引き下がる。
オピネルが同種を守り抜こうと殺気立っている以上、ベストでなくても
危険が起こる確率が低いベターの妙案を選ぶのも一つの良い選択だ。

ヤジ「とりあえず金網だけは出させて貰いますよ。取り外したりとか
限りなく俺が、その鳥公の目に入る危険がるのは御ふた方に任せるって事で」

彼は金一が乗ってきた車のトランクから、新しい金網を出すと
オピネルが見えない位置に置いた。そして、園の内部の清掃に入ると
中に消えていくだろう。
 金一と小林は窓の補修作業を大体終えそうな形だ……。
オピネルは、ヤジの姿が消えるのを視認すると。落ち着きを取り戻し
妻の近くに座り込む。外に向ける目線は鋭いが、園児たちや貴方たち以外
目に入らないうちは、また逆上する事は低いだろう。

151夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/16(火) 23:37:24
>>149
>>150

「よし、きりかえていこう!!かんがえたってしかたない!!
 あんがい、こういうのもいいケイケンになるかも。
 それに、わたしってテサキはキヨウだしさ。
 チャチャッやっちゃおう!!」

大きく頷いてサトリに同意する。
アオキから危惧を聞いた時点で予想はしていたが、案の定の展開になった。
でもまぁ、やるしかないなら手早くやってしまおう。

「あー、ここにきたのがキンちゃんだったらオモシロかったのになぁ――
 って、お〜〜〜い!!トリツケカタとかは〜〜〜??
 セツメイショとかないの〜〜〜!?」

ヤジが去ってしまう前に聞いておく。
もしかしたら説明書があるかもしれない。
もしあるなら、それを見る。

「サトリちゃん――わたし、シンパイなコトがあるんだけどさ。
 ソウダンにのってくれる??」

子供達に聞こえないように、小さく抑えた声でサトリに言う。
平常時と比べると、どことなくマジメな顔つきだ。

「じつは……きのうのよるにカレーたべすぎたから、
 ウエイトコントロールがみだれてないかどうかコワくって……」

タイジュウケイにのるのがコワい……!!
でも、そだちざかりだし、たぶんダイジョーブでしょ。ね??
そう自分に言い聞かせ、この大いなる恐怖を乗り越えよう。

「それはおいといて、もうイッコ――」

         チラッ

小屋の中に戻ったオピネルを一瞥し、言葉を続ける。

「ここをシュウリしたとするじゃん。でも、スタンドもってるでしょ。
 そのきがあったらカンタンにダッソウできちゃうんじゃない??
 しかも、あのセイカクだし」

まだスタンドの詳細は見ていないが、大いに考えられることだろう。
あの外見から判断すると、ひょっとして金網に穴くらいは開けられるかもしれない。
一回では無理でも、何度も繰り返していれば壊される可能性は十分ある。

「いちおう、あとでキンイチにはいっとくよ。
 ここのニワトリは『スタンドつかい』だって。
 アイツをとおして、イサゴさんにつたえてもらえるように」

「いままでどおりココにおいとくってのは、ちょっとムズカシそーだよね。
 ちいさいコがいるしさ。
 『キョーボーなニワトリのスタンドつかい』がおなじばしょにいるのは……
 さすがに、ねえ??」

ここにいる子供達もスタンド使いとはいえ、子供は子供だ。
常識的に考えれば、危害を加える可能性がある動物が、
子供達と同じ敷地内にいるのはマズイだろう。
まぁ、その辺はここを運営している『アリーナ』が決めるコトだろうけど。

152天雨 サトリ『10cc』:2018/10/17(水) 01:51:42
>>150(GM)
>>151(夢見ヶ崎)

ヤジに聞いた事は夢見ヶ崎が聞き直してくれたので、
こちらから二度目は言わないでもいいだろう。
同じことを何度も言われるのは気分も悪いだろうし。

「ええ、いずれこの経験が生きる日も来るでしょう。
 ――――とりあえず軍手でも用意しましょうかしら?」

金網、鶏に対して素手はやや怖い。
そういう手袋のようなものが無いだろうか。
それと、建物方向に水を撒いておく。
金一などが近づいて来るのを察知する用だ。

それから――――

「心配? よろしくってよ明日美さん。
 …………ウエイトは重要だけれど、
 この作業でカロリーは消費出来ますわ」

         「きっと」

カレーのカロリーについては口を濁す。

「……問題はこの作業では済まない方ですわね。
 オピネルは――――流石に看過できませんわ。
 性格だけなら卵が孵るまでの事で済んだけれど、
 貴女の言う通りスタンドを持っているのは不味い」

「とはいえ私達で解決できる話ではありませんものね。
 もし解決するなら、報告しかないでしょう。出来る人間に。
 今は少しでも脱出を防ぎやすいよう、補強するのが出来る事」

         (移動で済めばいいけれど……ね)

自分がスタンド使いを運用する組織ならば、
能力に目覚めた動物を――ただ飼いはしない。

              「……」

(オピネルに罪は無いけれど、そこまで面倒は見切れない。
 子供に無理をさせるよりは、鶏に無理をさせる方が良い。
 ……両方を取れるなら迷わず取るけれど、今は思いつきませんわ)

153『ペイズリー・ハウス』:2018/10/17(水) 20:51:00
>>151-152(ALL)

 夢見ヶ崎がヤジの背に声をかける。彼は、その声に立ち止まり
ポケットからサラサラっとメモ用紙に一枚付け方などの一連の流れを
記入させたものを、金網と一緒に置いた。尚、他にも軍手やら釘と
トンカチなど必要な一式も置いている。

 ヤジ「じゃあ、何か他に必要なものあったら連れか、あのおっさんに
聞いてください。俺個人に用事あるんなら、中で作業してますから」

そう言って、今度こそ彼は立ち去る。

他に残る問題があるとすれば、『オピネルの処遇』だ。
 スタンドが使える以上、このままずっと園で過ごさせるのはどうかと
二人は悩む。それを聞いてたアオキも意見を出す。

アオキ「まっ……こいつは今は奥さんが緊急事態だから気が立ってるけど。
普段はそこまでつっけんどんではないと思うけどね。
でも、スタンドが使えるなら。ただこのまま世話し続けるって言うのも
問題だよね……そのイサゴって人の判断しだいなのかな」

 貴方たちの意見寄りの姿勢だが。ある程度の世話をした愛着もある
正直に言えば、このままの状態でも構わないが。露骨に反対はしない様子だ

カンナ「修理中は、暇だなー」

まつり「餌やりも終わりましたわ」

園児たちは、暇をもてあそんでいる……。

154夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/17(水) 22:29:40
>>152
>>153

「――……??」

不意に押し黙ったサトリの表情を、怪訝そうな顔つきで見つめる。
危険を指摘したとはいえ、夢見ヶ崎にはサトリほどの先見性はない。
別の場所へ移されるだろうとは考えているが、
それからどうかなるかまでは考えが及んでいなかった。

(サトリちゃんはオトナだから、きっとイロイロかんがえてるんだろーな)

自分が思いつくコトといえば、
アオキを含めた子供達が寂しがるだろうということくらいだ。
特に、一番ニワトリ達を気にしていた様子のくぬぎは寂しく思うだろう。

「コドモたちも、オピネルがいなくなったらサビシイとおもうけど……。
 こればっかりは、そのリユウだけじゃねぇ……。
 アンゼンがダイイチだろーし」

相手は動物だ。
お互いに悪気がなくとも、
誤解が重なって大きな事故に発展するという可能性も捨てきれない。
子供達の安全を最優先に考えるなら、やはり共生するのは難しいだろう。

「ま、『ホーコク』はさせてもらうよ。
 『しってるのになんでいわなかった』っておこられるのイヤだし」

とりあえず今やるべきコトは小屋の修理だ。
まず軍手をはめよう。
そしてメモの通りに作業を開始するコトにする。

「あ!!どうせならさ、カナアミを『ニジュウ』にしとく??
 なんなら『サンジュウ』でもいいかも。ま、できそうならだけど」

サトリに声をかけつつ、子供達の方を見る。
退屈してるみたいだし、
あのままにしとくと目が届かないところで何かするかもしれない。
かといって、自分達は今は手が離せないし、手伝わせるというのも危ない。

「ちゅうもく!!キミたちに『ジューヨーニンム』をあたえよう!!
 あのオッサンたちが、ちゃんとシゴトしてるかどうかみはっててくれ!!
 もしかしたらサボってるかもしれないぞ!!」

なので、子供達にも『シゴト』を与えよう。
もちろん本気で言ってるワケじゃない。
修理が終わるまでの間、子供達に大人しく過ごしてもらうための口実だ。
言葉とは逆に、金一らに子供達を見張らせるという意味もある。
子供達の世話は彼らの仕事じゃないが、近くで危ないことをしていれば、
さすがに止めてくれると思う。
彼らも作業中だろうが、ヤジが抜けてきていたところを見ると、
手一杯の状態というワケでもなさそうだ。

「……アオキ、さんにんをコッソリみといてくれない??」

そして、アオキにも念のために頼んでおこう。
子供達の注意を金一らに向かせ、子供達の背中をアオキに見守ってもらう。
万一の場合にも対処できるだろう。

「――サトリちゃん、どうかな??」

顔を動かして、小さな声でサトリにお伺いを立てる。
彼女に他の考えがあれば、それを聞きたい。

155天雨 サトリ『10cc』:2018/10/17(水) 23:30:54
>>153(GM)
>>154(夢見ヶ崎)

「ええ、助かりますわ。ありがとう」

            ニコ

とりあえず軍手やらの道具を用意し、作業に入ろう。

「ここに残したい気持ちは分かりますけれど、
 能力がどういうものか分からない以上は…………
 少なくとも網を強化するとか、専用の飼育員を雇うとか、
 何かしらオピネルのストッパーは必要になるでしょうね。
 普段来る職員がそういう能力の持ち主なら話は早いでしょうけど」

「当座は明日美さんの言う通り、二重三重にでもしましょうか」

内心は、そう上手くはいかないだろうと考えている。
大人と言えば聞こえはいいが、小賢しいだけかもしれない。
サトリはそれを恥ずかしい事とは思わない。『成熟』はそういうものだ。

                     チラ

と、暇そうな子供たちが目に入った。あまりよくなさそうな兆候だ。

(……子供達にも何かひまつぶしを与えるべき?
 遊びの指示までするのは過保護な気がしますわね。
 とはいえ……どうしましょう。私達に構ってあげる余裕はない。
 作業の邪魔になる可能性もあるし、金一達に近付けるのは……
 けど、勝手に近づくよりはいいかしら? 何か『やること』を与えれば)

機能から見ている限りではそこまで分別がない子たちではない。
空気は読めるというか、真剣に作業しているのを邪魔したりはするまい。

「…………」

(見張り――――私達が作業を代わっているのだから、
 その分ということで仕事としての妥当性もありますわね)

「とても重要な任務ですわよ。私達の家の安全に関わる事ですもの!
 しっかり見張っておやりなさい……ただし、手は出さないようにね。
 あの方たちにはあの方たちなりの『進め方』があるでしょうから、
 おかしな事をしてたりサボっていたら戻ってきて報告してくださいまし」

             「出来るかしら?」

子供に仕事をさせるのはどうかとは思うが、
これくらいならまあ、お手伝いの範疇だろう。
あとで時間があれば御褒美に何か作ってあげる気はある。

カンナなどの暴走を防ぐためにも、異常事態が起きた場合は戻るよう補足する。
また、目的をはっきりさせるために『手出し無用』も明言しておくのがいいだろう。

                 「――――私なら、こうしますわ。
                   それ以外に変える必要はない。
                     名案だと思いますわよ明日美さん」

夢見ヶ崎には、同じく小声でそう返しておく。彼女の案ありきなのでそこははっきり伝えておく。

156『ペイズリー・ハウス』:2018/10/19(金) 20:20:58
>>154(夢見ヶ崎PC)

貴方はアオキに対し三人の見張りを頼みつつ修理に勤しもうとする。
 だが、彼女の返答は肯定とは異なった。

アオキ「私も手伝うよ。一人だけじゃ、何かと大変だろうし
そっちも知ってる通り。わたし、こう言う『手仕事』に関しては
専門分野だよ?」

 少し淡く輝く手、『サバジオスの手』でトンカチを握るアオキ。
なるほど、確かに彼女はこう言う仕事ならプロレベルだ。
 効率を考えるなら、彼女が修繕を担当しつつ。補助に誰か一人
付けば短時間で終わるだろう。

アオキ「逆に、三人の見守りは。サトリか、明日美どっちかに
お願いしたいんだけど どう?」

>>155(天雨PC)

 カンナ「あいつらの見張りかー しょーがないなー」

 まつり「その代わり、お昼は豪華にお願いしますわー」

二人は口々に勝手に告げて了承に入り、園児三人は表口に向かおうとする。

そこで、アオキから貴方に対し提案を向ける。

アオキ「別に見守りが嫌とかじゃなくて、効率を考えると私が
修繕したほうが確実に早いんだよね。一応、支えたり鶏が勝手に
逃げ出したりしないように一人手伝いは欲しいから。その間だけ
どっちか、あの子達の御守りをしてくれない?」

 と、言うのがアオキからの提案だ。

157夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/10/19(金) 22:21:06
>>155
>>156

「おうおう、たのむぞ!!
 セカイのメイウンは、キミたちにかかっているのだ!!」

テキトーなことをほざきながら、三人を送り出す。
ひとまず、あっちはコレでよし。

「じゃ、さぎょうのメインはアオキにまかそっか??そっちのほうがはやいね。
 のこるのは、わたしがリッコウホしようかな〜〜〜。
 ニワトリがにげだしたら、ババッととっつかまえるよ」

『ドクター』はパワーに関してはイマイチだが、
ニワトリ一匹くらいならどうとでもなる。
パワーがなくとも、『能力』を使って抑え込めばいいんだし。

「サトリちゃん――むこうのほう、たのんでもいい??
 キンイチがキョーイクジョーよくないコトしてたら、ビシッといってやってよ」

ニワトリ達の方も気にしながら、サトリに問いかける。
個人的にアオキと話したいというのもあるが。
結局、昨日は入浴中もあんまり喋れなかったし。

「ま、アイツはソンザイじたいがキョーイクにはんしてるかぁ。
 『ハンメンキョウシ』ってヤツ??
 いや、そんなコトいったら『ハンメンキョウシ』にシツレイだなー」

好き放題のことを言っているが、良心は痛まない。
実際にそう思っているからだ。

158天雨 サトリ『10cc』:2018/10/19(金) 22:46:26
>>156(GM)
>>157(夢見ヶ崎)

「――――ああ! それもそうですわね。
 でしたらお任せしましょうかしら……
 ええ、お手伝いは明日美さんに任せましょう」

明らかに適役である『サバジオス』というか、
アオキを手伝わせるのを想定していなかった。
彼女は『仕事』でやってるわけじゃないからだ。
が、本人がやるというのなら任せない理由がない。
そして『サバジオス』に欠けた点を埋めるなら、
自分よりも夢見ヶ崎の『ドクター・ブラインド』がいい。

「つまり見張りは任されましたわ。
 私が見張っているからには、
 余計な事は起こさせなくてよ」

(もっとも……金一もこちらから構わない限り、
 少なくとも今の時点では何も妙な事はしていない。
 信用出来る人柄ではないにせよ、やはり悪党ではないのでしょう)

自分から騒ぎを起こすとか、ちょっかいをかけにくるとかは無い。
むしろ子供達が迷惑をかける事を懸念した方がいいのかもしれない。

ただ、聡明な夢見ヶ崎がああも厳しく当たる相手だ。
ちゃらんぽらんという言葉だけで済まされないような、
何か致命的な『やらかし』をする可能性もなくはない。

「――――やっぱり私も着いて行きますわ!
 何かあるたびいちいち報告に戻ってきてもらうのも、
 貴女達を無駄に走らせるようで申し訳ありませんものね」

(あの小林という人もどういった人間か分からないし、
 あまり楽観視はせず――――『仕事相手』として見ましょう)

そういうわけで、数に余裕がないとかではなければ軍手はしたまま、
三人の子供について、金一たちがいるであろう方へと向かうことにする。


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