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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

1名無しは星を見ていたい:2016/01/31(日) 23:55:26
短編、単発のミッションなどにお使いください。
長編やシリーズものの予定でしたら、自分のスレで行うことをお勧めします。

495『合コンをしよう!』:2017/05/10(水) 21:04:22
(描写と、進行に関わる為。このレス返しのみ順序を逆にします)

貴方達に対し、配られたお題。それに対し、他の者は関心なさげに
ある者は札を見て、露骨に顔を顰めるものも居る。

 後者で、特に反応が過敏だったのは。スタンドを奪取された『アリゼ』だ。

バンッ!

 アリゼ「っおい、これ本当に仕込みなりしてないランダムなんだろうなぁ〜?
くそっ、よりにもよって何でこの題なんだよ」

 机を叩き、放り投げるように彼女に出された札が出る『両親の事 ☆☆』だ。

ジョアンヌ「なーに、そんな怒る事?」

スタンドの使えない彼女に対し、淡々と告げる主催者を睨む。
だが今の自分に出来る事がない事も理解してるのだろう。

 アリゼ「怒るかって? 怒ってるように見えるのかよ、おいっ。
堪らないねぇ、あぁっ!
 ……私が、どう言う風にして今に至ったか。それは、全部くそったれな
『両親』の所為さ」

 肩を軽くいからせ、彼女は食い縛るような表情を浮かべる。
ふと、僅かに『常原』を見た。その意図を理解する前に彼女は答えを吐き捨てるように出す。

「『お嬢様』、お嬢様お嬢様お嬢様、やれお嬢様本日はマナーのレッスンです。
お嬢様、本日は政治学についてです。お嬢様。
 ――くそったれが。
あいつらは、私がこう言う風に手掴みで食べるようなチキンとかの方か好物だって事も
あいつらが見下している庶民や冒険家に、自由に生きる憧れに対しても……。
 何一つだってわかりゃしないんだ。おい、糞メイド。理由を知ったからには
次に『お嬢様』呼ばわりしてみろ。その首にフォーク突き刺して赤装束にしてやる」

 そう言い切ると、平常心を整える為に一度強く息を吐いて乱暴に椅子に彼女は座り直した。

ベティ「……あー。折角だし、今の話でも出た『赤』って事について私は話そうか」

アリゼの壮絶な過去話によって生じた空気を、幾らか変えようとベティは話始める。
 放り投げるように真ん中に置かれた一番目の札に、重ねるように置いたのは
『色について ☆』と言う題だ。

ベティ「私は、何て言うかね。『真っ赤なウソ』って言うのが一番許せないのさ
正義感とかじゃないんだよねぇ、これが。まぁ、極度なジンクスって言っても良い。
私は、生まれてから今までの間。何一つ偽りなく生きてきたなんて口が裂けても言えないが
……まぁ、嘘には敏感なんだよ」

 そう、話を収める。それに重ねるようにしてアルキスが口開いた。

アルキス「俺には、この命を捧げても良いぐらいの人がいる」

『出会いについて ☆☆』と言う題が、三枚目として投下された。

アルキス「最初に出会ったのは、俺の力によって惹かれ合った仲間によって誘われてだ」

「それまで、俺は。俺のこの人生は漠然としていて、例えスタンドと言う常人と異なるものが
振るえても、きっと心の中に巣食っている……俺はこのまま何一つ変わらないまま面白味のない一生を
終えるのだろうと言う達観を抱いていた。だが、それが間違いだと悟れた」

「最初こそ、人と異なる存在だと一歩距離を置いての関係だった。
だが、話す度に俺の中で何かが変わっているのを確実に俺は知っていた。
 ――この人の為に生きたい。
……そう、思えるようになっていた。冷え切っていた石のような胸の中に灯りがついた。
それが、俺の話だ」

 
ジョアンヌ「うーんっ! 中々良い感じの話ね、追及したい気もするし
けど気になるまま終わるのも想像の余地があるって感じね。それじゃあ
続きを『ちょっといいかよ?』 は? なに、能力なし目くそ鼻くそ」

ヤジ「もはや人の呼称ですら無くなってるじゃねえか。
……俺と、ジョーは二人で一つだ。つか、札を俺は貰ってない。
だから、ジョーの出された題は、俺にも話す権利をくれよ」

ジョアンヌ「え、なに? あんたら出来てるの?」

ヤジ「目ぇ光らせんな気味悪い! で、良いのか悪いのか!?」

そんな、やりとりが生まれ。ジョアンヌは数秒悩んだあと
ちゃんと面白い話しなさいよーっと付け加える。

 そして、次に『天羽』に白羽の矢が立った。

496『合コンをしよう!』:2017/05/10(水) 21:24:27

天羽「わ、私は。そうですね……それじゃあ皆さん『ドッペルゲンガー』ってご存知で?」

おっかなびっくりと言った具合で、彼女は『怖い事 ☆』と言う題の札を出す。

「お、同じ人間。自分と瓜二つの人が別の場所で存在するって言う、アレですね……。
これは、ちょっとだけ聞きかじった事なんですが。
 ある男が森近くにある、ある場所での所用から帰り。
今日のような夕立ちが降り始め。運が悪いと森を走り抜ける中、森林付近で
屈みこんでいる人影を見たようなんです。倒れてるようにもその人には見えたとか。
 キノコ採りか、でも雨を降っても微動だにしないので。病気かも知れないと
念のために声をかけた所。……その振り返った顔を見て、彼は固まりました。
 ……それは彼でしたかって? いえ、違います。
――それは『彼がつい先ほど埋めた人物』だったからなんです。
そうです、彼は人を殺し埋めた帰りでした。彼は犯罪者でした。
 恐怖と混乱の固まる最中、振り返った其の人物は彼から逃げるように森の奥深くに
走り消えたとの事です。そして、その去った場所には夥しい泥があったとか。
 彼は、幽霊にあったのでしょうか? いや、それとも死体が本当に蘇って……?」

ぁ、そ、そう言う話です。お粗末様でしたと天羽は話を終えた。

四人が話し終わる。残りは常原・小石川・小林たち・アイアンセイヴィアーだ。

小林達はともかく、彫刻のように口を噤む彼に話を期待するのは望み薄だろうと
全体が感じ始めてる中。それが意外にも……目を開けると、その鋭い眼光の持ち主は口を開いた。

 「――消さなければいけない者がいる』

 重なるように、出されたものは『目的 ☆☆☆』

「滅ぼさなければいけない存在がいる。刺し違えてでも、そうしなければいけない」

「その為に、この国に訪れた。その為に、この町を訪れた。……それが 俺の目的」

そう告げると、彼は腕を組み。又もとのように無言へと至る。

497『合コンをしよう!』:2017/05/10(水) 21:46:18
>>494-493(ALL)

 アイアン・セイヴィアーの語る目的によって再度の重圧と化した空気は
小石川の語る『笑えた出来事』でも完全には払拭されえない。
ジョアンヌは中々面白いじゃないと、フォローがあるものの、それ位だ。

そして『目』を向ければ、他の者の話題の最中小林がヤジへと何かしら書かれた
メモを差し出し、アイコンタクトをするのが目撃出来た。

次に『ヤジ』の番だった。小林が『夢について ☆』と言うのを差し出す。

ヤジ「俺達の夢は『ジョジョになる事』なのさっ。いまいち何を言ってるのか
理解できねぇって言う顔してるのが全員だろうし、説明するとだ。
 ある時、ある場所には高潔なる魂を持つ人間が居た!
そいつは、下劣なる悪を許す事はせず。紳士たる礼節を忘れる事なく
何時だって茨の生えた道を突き進む事に対して恐れをえなかったのさ!
 ――俺はなりたい! 
そんな、輝く黄金の意思と魂を兼ね備えた男にな。だが、俺だけだと駄目だ。
その道のりには導き手がいる、だから、そのコンビにはジョーが必要って事なのさ」

ジョアンヌ「結局の所、あんたらモーホーって事で良いのよね?」

ヤジ「良い訳ねぇだろうが!!!」

 全く関心も感動もない合いの手に、ヤジは大声を張り上げ言い返す。
お笑いと言う意味合いだと良いユニットをこの男女は組めるのかも知れない。

そして、最後に常原の話だ。それが終わると共に……。


>>493(常原)
 ヤジ「へっ……くっっっだらねぇな。おいっ!」

一般人の彼は唐突に、貴方 常原に向けて一笑と付して嘲りの声を上げる。
 何の前触れもない、急な罵倒だ。

ヤジ「クラスメイトからの義理チョコで動転して、その場で食べた〜〜?? ハンッ。
『パク パク』
 あのなぁ、そんな事したって渡した奴が喜ぶかって常識的に解るだろうがよ!
『パク パク』
そう言うのは、その場で愛想よく有難うって返して。後日にでも何かしら
有名店の菓子折りでも一つ差し出して、美味しかったよ
来年もよろしねって言うのが定石ってもんだろっ!?
『パク パク』
 はぁ〜、んな女子見たいな恰好して女心の一つもわからねぇのかぁ〜?」

 『やれ おこって なげてくれ』

肩を竦めて、やれやれの仕草。ジョアンヌに背を向けており
射線には彼女も座っている。
 ホイップクリームがのったパイ、そして貴方。
それに目線を向けると共に、口パク。そして、ウインクが向けられた。
 そのまま常原に対し、不良特有の罵詈雑言が続く。目線は貴方の手元に意識されている。


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