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【ミ】『撃的』

1『運営者』:2016/01/25(月) 22:45:32


        血 脈 の 物 語
この物語は『BLOOD's HISTORY』ではなく、

         血 気 盛 ん
       『BLOOD THIRSTY』なのである。

【過】『武闘列伝』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453728318/

554ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/05/17(月) 22:26:01
>>552
>>553

> 「胴上げだ!  ほら、『氷山』も『明智』も『エド・サンズ』も胴上げだ!」
『氷山』にはピエールが行くだろう。
自分は『明智』の胴上げに参加する。

「よぉ色男!寝てる場合じゃないぞ!あっはははははは!!」

555円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/17(月) 22:45:05
>観客席

「あはーっ! そーゆーとこ好き!
 ありがとネ、ユキトさん!」

追い越した山本は振り返らず、そのまま――――

>>253(氷山)

「氷山ちゃーん! サンズさーーーーーん!!」

雪崩れ込んだ『ファン』の一人として、
『リトル・スウィング』の輪を操って、
『エド・サンズ』を持ち上げ、胴上げに混ざる!

「あたし今日アリーナにいてよかった!
 氷山ちゃん達の試合してるの、見られてよかった!」

   「二人ともだーい好き! あはーっ!
      『胴上げ』、いーーっぱいしたげますよ!」

そしてセララ自身は、氷山の胴上げの方に参加だ。
この喜びを、好きを伝えたい。分かち合いたい。
ただ、それだけだ。

556『最悪の相性』:2021/05/17(月) 23:23:47
>>554(ジョン)
>「よぉ色男!寝てる場合じゃないぞ!あっはははははは!!」

    「ん……な、ぁ――――」

『明智』が目を覚ました直後、一人の男が近付き、
『明智』の圧し折れた『左腕』に触れる。

      ゴキキッ
              グギュッ

    「俺のは『小細工』だ。
     後は『吉田』に治してもらいな」

    「けどなぁ、これでワッショイできるでぇ!」

    「はぁ!? な、テメェら、何して――――」

『明智』が抵抗を見せるも、焼け石に水だ。
上裸になった観客達も加わり、『明智』は高々と空へと放られる。

    「バカヤロー、心配かけやがって!」

    「二度とふざけた真似できねぇように、
     今日のこと、たっぷり覚えさせてやるぜぇ!」

『ジョン』も胴上げに交わり、『明智』を天へと押し上げていく。
『明智』の表情は伺い知れないが、――――抵抗の一つも見せなかった。

>>555(セララ)
『セララ』は『氷山』と『エド・サンズ』の下に駆け寄り、
自身と変わらぬ小さな身体を、天へ捧げるように掲げていく。

    「おいおい、こんな小さい嬢ちゃんに負けられねぇぞ!」

    「もっと高くだ!  『タダヒト』のところまで飛ばしてやろうぜ!」

座席から解き放たれた観客達が、はちきれんばかりの喜びを表現する。
『セララ』もまた、激闘の最中に生まれた思いを発散すべく、
その細い両の腕を、懸命に伸ばしていた。

>ALL

その背中を暖かな掌達に押され、『氷山』は宙へと掲げられていた。
全てを振り払ったかと思ったが、――――ここにきて『重力』までもが、
『氷山』への支配を止めた。あらゆる束縛から解き放たれ、唯々『自由』の身となる。

       わあああぁぁぁぁぁぁ―――――

天井付近に位置する『解説席』に座る、『タダヒト』と目が合った。
冷静沈着な面持ちは変わらぬままだが、その瞳の色は柔らかかった。
天へと昇る『氷山』と『明智』の姿を、静かに見守っていた。

557『最悪の相性』:2021/05/17(月) 23:31:27


    ・

    ・

    ・

    「――――では、これにて『試合』を終了する。
     各自、速やかに撤収するように」

ややあって、観客達も落ち着いた頃に、『タダヒト』はアリーナの終了を告げた。
観客達もやり遂げた表情を見せながら、誰かが倒れた金網をアリーナの縁に立て掛け、
坂道となった『金網』を踏み越えながら、ゾロゾロと観客席へと昇って戻って来る。

(※観客の皆様は、GMレスがあるまで

一方、『氷山』は『控室』へと通され、そこには白衣を着た無精ひげの男と、
作業着を着た人の良さそうな中年の男が待っていた。

    「『氷山』さん、お疲れ様でした。
     ……ああ、私は『吉田松太郎』と言います」

    「このアリーナの裏方をやっておりまして、
     実は、この『網籠』も私が設計したんですよ。
     いやー、実にスリリングな試合でしたが、
     何よりも、お二人が無事に試合を遂げたのに、ほっとしました」

    「では、傷の治療を致しましょう。
     ――――『アリーナ』での負傷は、
     本来であれば『完治』には至らないのですが……」

『吉田』が治療の説明を始めるも、
それを遮るように無精ひげの男が口を挟んだ。

    「死人が出るやも知れないと、呼ばれて駆け付けたんだが、
     どうやら杞憂だったようだな。君のガンバリあってのことだが。

     だが、『タダヒト』には、君の治療を行うように言われていてね。
     呼びつけた以上は、何かやらせた方が、ムダがないとでも思ったのかね」

気だるげな振る舞いを見せる無精ひげの男は、
『氷山』へと緩やかに近づき、その掌を翳す。


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