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【個】『学生寮 清月館』

1『星見町案内板』:2016/01/24(日) 23:51:17
月面を連想させる『灰色』のレンガで出来た『洋館』。
親元を離れた子供達だけでなく、一般学生もしばしば遊びに来る。
『自立心』、『向上心』を培う為、多くの『家事』は学生自身で行っている。

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                 ミ三ミz、
        ┌──┐         ミ三ミz、                   【鵺鳴川】
        │    │          ┌─┐ ミ三ミz、                 ││
        │    │    ┌──┘┌┘    ミ三三三三三三三三三【T名高速】三三
        └┐┌┘┌─┘    ┌┘                《          ││
  ┌───┘└┐│      ┌┘                   》     ☆  ││
  └──┐    └┘  ┌─┘┌┐    十         《           ││
        │        ┌┘┌─┘│                 》       ┌┘│
      ┌┘ 【H湖】 │★│┌─┘     【H城】  .///《////    │┌┘
      └─┐      │┌┘│         △       【商店街】      |│
━━━━┓└┐    └┘┌┘               ////《///.┏━━┿┿━━┓
        ┗┓└┐┌──┘    ┏━━━━━━━【星見駅】┛    ││    ┗
          ┗━┿┿━━━━━┛           .: : : :.》.: : :.   ┌┘│
             [_  _]                   【歓楽街】    │┌┘
───────┘└─────┐            .: : : :.》.: :.:   ││
                      └───┐◇      .《.      ││
                【遠州灘】            └───┐  .》       ││      ┌
                                └────┐││┌──┘
                                          └┘└┘
★:『天文台』
☆:『星見スカイモール』
◇:『アリーナ(倉庫街)』
△:『清月館』
十:『アポロン・クリニックモール』
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711赤月『サクソン』:2021/09/14(火) 20:29:31

カナカナとひぐらしの声が遠くに聞こえる夕暮れ時
星見町の気候はまだまだ暑い盛り・・・・『残暑』が燻るように続いている

「『会場』のあてはついたとはいえ、それだけに頼っているわけにはいかないな
 草の根的に・・・・私の方でも『クリスマス』を広めておくか」

そんな中、中学校の制服を着た女子が学生寮の中の飾りつけをしていた
飾り付けるリボンの色は赤と緑、100円ショップで買った星の飾りも散りばめている
『クリスマスカラー』の飾りつけだ・・・まだまだ冬は遠く、ハロウィンさえまだだというのに・・・?

712???:2021/09/15(水) 05:03:41
>>711
生まれて間もなく受けたのは真冬に捨てられる明確な『殺意』。
見た目ゆえに義理の両親と大きく違うので橋の下から拾われたと絶えず罵倒された。
とある派閥の長は観客たちと煽動者に噛みつく彼を『鬼』と呼ぶ。
12年間も親殺しの『憎悪』を滾らせる精神性は復讐者を越えた復讐鬼に。

     バタンッ
                カタッ

学生の少ない真っ昼間の寮に『誰か』が居る。
それ自体は不思議ではない。音の発生源は台所だ。
共用スペースで『冷蔵庫』が置かれているが…

    クスクスクス…
              クスクス…

聞き慣れない少年の笑い声が聞こえた。
そして、ノートを手にした少年のヴィジョンが廊下の飾りつけの影に発現して楽し気に絵日記を書いている…
影だけで構成された少年のヴィジョンは台所を向いているようだ。

713夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/15(水) 06:30:16
>>712

『友達』に会いに来た。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1456056964/284-287
イズミンいるかな??

714赤月『サクソン』:2021/09/15(水) 07:15:31
>>712

――冬はそれほど嫌いではない
『クリスマス』は赤月にとって『特別な日』だからだ
普段は『仕事』で家にいない兄も、1年に1度のこの日だけは必ず『家』に帰ってきてくれた

外の世界の光景・・・・雪で遊ぶ子供達や一緒に買い物に行く家族連れを見ていると少しだけ寂しい感じがしたけれど
『この日』だけは必ず兄が帰ってきてくれる・・・・

(だから昔は毎日が『クリスマス』ならいいなって思ったっけ・・・・)

「ん・・・・・?」

学生が少ないこの時間帯に『何者か』の気配を感じた
クリスマスカラーのリボンと星飾りを制服のポケットに納めて台所に向かう

「何だこれ・・・・・・?
『アリーナ』の刺客・・・? 『夜警』の仲間・・・? それともまさか・・・・!?」

「話に聞いた『夏の魔物』・・・・・!?」

   ――――『ズギャンッ』!!

自身のスタンド『サクソン』の『コート』だけを発現して、慌てて台所の方を向く
また、近くに『唐辛子』や『胡椒』などの刺激物があればそれを回収しておきたい

>>713

まだ気が付いていない

715大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2021/09/15(水) 08:39:24
>>712
するとそこへ、黄リボン付シルクハットを被った緑髪・右青目・左赤目・改造済清月学園黒制服の男装少年(16歳 女子)が……

※乱入してもいいですか?

……と見せかけて、ボクは寮住みなので『むしろ乱入してきたのはキミである』と言えるのではないだろうか?はてさて?

716一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/15(水) 08:59:37
>>713
人の気配は無い。玄関から先に入れば会えるかもしれない

>>714
影だ。少年のような形をした影が『ノート』を手に『何か』を書いている。
明らかに攻撃が通るとは思えないヴィジョンのスタンド。
そいつの先には一抹が居た。既に『夏の風物詩』化が進んでいるのか白い肌が『煙』のようになっている。

「見つけた。リスクを誰も取りたくないから七篠先輩が
 持ったままになって、困った彼女は食べられたくない
 から別の容器に移す」

「各々がバラバラに意見を纏めずにクリスマスをする。
 だが、もう遅い。今からでは間に合わない」

『かき氷』と化した氷山先輩の入ったペットボトルを手にしながら振り返る。
冷蔵庫の蓋に映る赤月の姿を見ながら『インダルジェンス』が『ポケットショット』を構える。
既にスーパーポールが『一発』入っている。

「駅前の広場で七篠先輩の筆跡を真似た偽装工作も
 行った今、誰も寮には来ない。間に合わない」

『乱入』について。
赤月ちゃんに続いて1人だけ乱入可能です(キャパの問題)
夜まで『乱入』を受け付けます。乱入すると一抹の装備数が増えて危険な行動が増えます。
事件の中枢に近い人物、ミッションに関わったのが早い順で選ぼうと思います。

717<削除>:<削除>
<削除>

718一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/15(水) 09:10:30
>>714
テーブルの上に望む調味料が置かれているのを見つけた。
走れば1レス以内に取って『暗器』化が可能な距離。

719赤月『サクソン』:2021/09/15(水) 18:16:01
>>716

(間違いない・・・・・!)

『影』の視線の先に一抹の姿を確認した
鉄から聞いた通りに既に『夏』による洗脳が施され、肉体にも変化が現れているようだ

「一抹・・・・お前は・・・・・」

     バッ!

何事かぶつぶつと呟いている一抹に話しかけようとした直後、
問答無用で『インダルジェンス』が戦闘態勢に入った
手元にはオモチャのような『道具』・・・・だが!

(『ポケットショット』・・・・! 現代型の『武器』の一つだ・・・!)

自身の目的のために、『暗殺』に使えそうなものは色々と調べている
彼が持つ『それ』が危険性の高い『武器』の一つだと認識する

「『夏』に頭をやられたという話だけど本当みたいだな!
 一抹・・・・『心』を弄る『インダルジェンス』の使い手が逆に『心』をやられるなんて
 悪い冗談にも程があるぞ!」

武器をつきつけられたこの状況で下手に動くのはマズイ
『インダルジェンス』の動向を目で見つめながら攻撃に注意し、制服の『タイ』を解いて懐に納める
そして、懐から『暗器化』によって変化した『縄ヒョウ(金票)』を取り出したい

720夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/15(水) 18:25:36
>>716

「まぁ、こんなときは『アレ』だな『アレ』」

         ズ ギ ュ ン ッ

「――――『アレ』」

玄関に入りながら、
『ドクター・ブラインド』を発現する。
言うまでもないが、『超人的四感』を使う。
『音』とか『匂い』とか『床の振動』とか、
色々と感じ取れるだろう。
スタンドを出して情報収集するのは、街中でもやっている事だ。
なんかオモシロいコトがないかさがしてみよう。

721鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/15(水) 21:00:19
>>716

自転車を駐輪場へ止め、中へと入る。

「噂をすれば影が射す。いや、一抹くんは『影』に付き纏われている側だが…」

七篠さんから連絡を受けたスマホはしまっておこう。

722一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/15(水) 21:40:49
『マップ』
ttps://media.discordapp.net/attachments/833903684081156127/887528987235065886/sample_nursing_home_map.jpg

17に一抹。40辺りに赤月。

>>719
「まだまだですね。『インダルジェンス』程度では心を
 操るとは言えませんよ。『本物』を目にしたらね…」

「『インダルジェンス』は本体である私の心を殺すため
 のスタンド。自分の『悪感情』を憎んでいるからこそ
 生まれたんです」

『縄ヒョウ(金票)』を取り出している間に『ポケットショット』からスーパーボールが赤月の足を狙って打ち出す(パス精密:BCA)+パスBB相当の威力。
60m先を走行していたバスの厚さ40ミリの強化ガラスをスリングショットの金属弾が貫通した東京八王子の事件。
『スーパーボール』では同じようには行かないが『インダルジェンス』のパワーと精密な動作が加われば、それに匹敵する威力が生み出されるだろう。

「いつかの約束通りに二人で納得するまでやりましょう
 しましたよね? どうだったかな?」

『ポケットショット』にパチンコ玉を装填しながら赤月に向かって走り始める。
元から軽い一抹が『白い煙』化した影響で人の域を越えないものの、それなりの速度で赤月に接近できるだろう。


>>715
>>720
妹夫婦のコロナ感染と祖父の入院などが決まって生活の余力が無いに等しいので今回は1vs1とさせてください。

723一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/15(水) 21:43:52
>>719
十字架の意匠を各部に持つ、人型のスタンド。
手で触れた者の悪感情を、触れている限り『鎮静』する。
また手の甲から『刃』を伸ばし、『苦痛を伴わない』斬撃が可能。

『インダルジェンス』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:A 成長性:D

スタンド能力詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/188

持ち物:新品スマホ、ポケットショット二つ、スーパーボール三つ、パチンコ玉七つ。

724常原ヤマト『ドリーム・ウィーバー』:2021/09/15(水) 21:46:53
掃除をしていた『大柄なメイド』が、ふと仕事の手を止めて『スマホ』を見ている。

「フム   懐かしい方から連絡が来たと思えば」
「何やら大変なことになっている様子………これは…大変ですよ!!!!!」

「……ケーキでも作りましょうか  いや 『裁縫』もいいですね」
「新しいメイド服も用立てねば!」
「すこし籠って、針仕事でもいたしますか!!急がねば!!!!」

掃除用具を片付けると、慌てて駆け出していく。
騒動には気づかない……。


(学生寮を根城とするキャラクターとしては参戦したいところですが、
乱入難しそうなので
『用事ができちゃったので気づかない』ロールだけでも。反応は不要です。)

725一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/15(水) 22:00:59
>>721
まだ大きな騒音は聞こえない。
どの部屋で、何処で何をしているのかも分からない。
(キャパ限界で複数人の判定は厳しいのでお待ちを)

726赤月『サクソン』:2021/09/15(水) 22:16:56
>>722

「自分自身の『悪感情』を抑えるため・・・・だと?」

やはり一々癇に障る奴だ・・・と赤月は考える
怒り、悲しみ、憎悪・・・『悪感情』に囚われる事で破滅する人間は数多くいる
だが、赤月の場合は・・・・

(『悪感情』・・・怒りや悲しみまで失ってしまったら、
 私は空っぽになってしまうじゃあないか・・・・)

『家族』を失った『悲しみ』と、失わせた相手への『憎悪』
それは今の赤月に残された唯一の『家族との絆』なのだ

「そうか・・・・それがお前の『インダルジェンス』の根幹か
 やはり、お前は私と『そりが合わない』な」

『縄ヒョウ(金票)』を懐から取り出す直前に、『ポケットショット』の弾丸が飛来する
だが、赤月は先ほどから『インダルジェンス』の動向を見つめていた
如何に凄いスピードとはいえ、狙われている位置がわかればタイミングを合わせて対処する事は出来るはず
咄嗟に両足で真上に跳躍する事で弾丸を回避したい

「だけど、同時にお前の事を少し見直した
 訳の分からない奴だと思っていたけど・・・・お前は常に自分の中の『憎悪』と戦っていたのだな」

一抹が時折見せる、理解不能なまでに苛烈な『戦闘意欲』・・・・
もしも、それこそが素の一抹貞世で、普段の彼はそれを必死になって抑えていたのだとしたら?

「気に入らない考え方だけど・・・・それだけは認めてやる!」

そして、真正面から向かってくる一抹に対して、
懐から取り出した『縄ヒョウ(金票)』を真っ直ぐに投げつけたい
縄の末端は左手で持ちながら、右手で『ヒョウ(金票)』の部分を投げつける


=============================================
『トレンチコート』を纏った人型スタンド。
 
『トレンチコート』で覆い隠した『道具』を『暗器』に変える。
実存する『暗器』の特徴を『道具』に宿し、
『道具』を『使用』した瞬間、『暗器』の本領を発揮する。
 
『暗器』による『殺傷』を『目撃』されたならば、
その者に見られる限り、その『傷』は決して癒えない。
 
『サクソン』
破壊力:C スピード:C  射程距離:C(15m)
持続力:D 精密動作性:A 成長性:D

プロフィール詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/146
能力詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/189-190

持ち物:清月学園の学生服(着装)、スマホ、財布、ハンカチ、学生手帳、クリスマスカラーのリボン、星の飾り

727一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/15(水) 23:06:12
>>726
「赤子の私が覚えているのは両親からの明確な『殺意』
 そして、教会なんて日本に馴染みのない場所の子供」

「しかし、血の繋がりが無くとも夕立先輩や氷山先輩
 たちは『憎悪』より大切な『慈悲』を教えてくれた」

『インダルジェンス』自体のスピードは人並みでしかない。距離が開いていたこともあって紙一重で避けられた。
ならば、駆け寄りながら再装填したパチンコ玉で錘を狙い落としつつ赤月の足元で『慈悲の刃』を展開(パス精:BCA)+刃の展開BC。
パチンコ玉を射出したままの姿勢で下から赤月の両足を突き刺したい。

「あの日、取り憑かれた氷山先輩を捕らえて元凶の元に
 たどり着いたのは『運命』に違いない。
 『時間切れ』を迎えた氷山先輩と偶然にも開いた日記」

「『夏の魔物』が被害者を『夏の風物詩』に変えた瞬間
 、その場に他に『夏を満喫しているもの』がいれば、
 『夏の魔物』はもう一度だけ…」

「奴が姿を消したが最後、氷山先輩の『夏の風物詩』化
 は確定する。私は迷わず二人目になった」

「今の私なら2mは跳躍可能ですが『使わない』」

728赤月『サクソン』:2021/09/15(水) 23:35:27
>>727

「『殺意』を・・・・両親・・・・家族から・・・・!?」

――――胸の奥がズキリと痛む
家族から『殺意』を向けられた経験など自分にはなかったからだ
彼の独白に思わず同情の念を抱きそうになるが、その心を奥歯を噛み締めて打ち払う

「ヒヤマって奴が何者かは知らないし、興味もない・・・・
 お前が誰のためにこんな無様な姿を晒しているのかなんて知った事じゃあない
 けど、だからこそ!今のお前の姿は見ていられない!」

『パチンコ玉』が射出され、投げつけた『ヒョウ(金票)』に接近する・・・・その瞬間に赤月は行動を起こす!

「それだけの覚悟を持って『二人目』となったお前が・・・・なぜここに来た!
 お前は一体何がやりたいんだ!一抹! 『夏』に負けたのか!?」

『縄ヒョウ(金票)』の暗器化を解除する!
その瞬間に『縄ヒョウ(金票)』は元の姿・・・『クリスマスカラーのリボン』に変化する(>>719メール欄)

今の一抹は『夏の魔物』に近い性質を持っている
つまり、『夏』を好み『冬』を嫌うという事だ

だから、赤月は一つの心理的トリックを仕掛けた
それは『縄ヒョウ(金票)』の元となった物体が『タイ』であると一抹に思い込ませる事

以前、赤月が一抹に自身の能力を披露してしまったきっかけは『最中派のアリーナ』での試合だ
その時の赤月は制服の『タイ』を能力で暗器化し、『縄ヒョウ(金票)』を振るって戦った
その事を一抹は鮮明に覚えている可能性が高い

加えてこの『リボン』は今までに一抹に一度も見せた事のない道具だ
この2点を加えて騙しにかかれば、『リボン』が現れる事を事前に察知する事は困難なはず

つまり、予想だにしないタイミングで一抹の目の前に『クリスマスカラー=冬』を出現させる事で
一抹の意識を奪い・・・・瞬間的に驚かせて不意をつく事がこの作戦の目的だ

「『夏』に負けたお前など、私は怖くもなんともない!」

一抹が『クリスマスカラー』の出現に怯んだ隙を突いて
彼の攻撃が始まる前に、カウンターのように右足を伸ばし、一抹の顔面を蹴り飛ばしたい

729一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/16(木) 00:32:20
>>728
「私の目的? 敬愛する氷山先輩を奪いに来た。
『夏の衝動』からは逃げられないッ!」

「『矛盾』しているけど氷山先輩を人質にクリスマスを
 防止し、私は『白い煙』となって消えるッ!」

「『夏の魔物』は知れば知るほど強く作用してくる。
 だから、もう、私は駄目です…」

赤月は一抹の想像力を過信した。一抹にとってのクリスマスは町の木々に変な飾りつけがされたり、サンタクロースを名乗る存在が歩き回るだけだ。
何一つとして子供らしいことをしてこなかった一抹にリボンは女の子がするものという認識だ。
七篠が季節外れの『枝』を出そうが意味が分からずに攻撃するだろう。

「なんですか? それは? あぁ、季節外れ云々の…
 普通の生活してこなかったから『意味』が分からない
 七篠先輩の『枝』で季節外れの花を出されても何か
 分からないまま殴ると思います」

「冬の名物は『サンタクロース』ぐらいしか分からない」

『パチンコ玉』が赤月の額ギリギリを通り過ぎると同時に『慈悲の刃』が両太ももに突き刺さり、『インダルジェンス』がテーブル(53)に向かって赤月本体を吹き飛ばす。
『痛み』は一切なく立とうと思えば立てるはずだ。
しかし、動けば流血は激しくなる。激しく動けば意識は朦朧として気絶するかもしれない。さらに動くと『激痛』がする。

「今のは困惑しましたよ。その出血では戦闘継続は不可能だと思います。大人しくしてください」

>>713 夢見ヶ崎先輩
>>721 夕立先輩
事件の中心に関わっている方の乱入を許可します。

730七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/16(木) 00:35:46
>>729

 戦闘に決着がついたと思われたそのとき。
 焦げ茶の髪を背中に流した少女が息を切らせながら台所へと入ってきた。彼女――七篠は周囲を見渡し一抹の姿を見つけると声を上げた。

「一抹くんっ!!」

 どうやら一抹の顔見知りのようで、慌てた様子で一抹に駆け寄ると背中から抱きつく。

「ダメです、危ないことしちゃ…。
 『夏』を満喫したら…一抹くんが『風物詩』になっちゃうんですよ…?
 言ったじゃないですか、死に急がないでって…」

     「大丈夫ですよ、一抹くん。
      私は一抹くんがいてくれて助かってますし、救われています。
      ……必要です。だから死んだり、死に急いだらダメですよ?」

 七篠の言葉にかつてこの『寮』で七篠が口にした言葉を思い出すかもしれない。

731赤月『サクソン』:2021/09/16(木) 01:20:37
>>729

「お前は・・・・そこまで・・・・っ!    ・・・・あ」

    ――ドグシャアァッ!

勝負を分けたのは『冬』に対する感受性の差であり、それは赤月と一抹の経験の違いでもあった
赤月にとって『クリスマス』は特別な日、一生懸命に部屋を飾り付けて、家族の帰りを待った思い出の日々
一抹にとって『クリスマス』は何でもない日、子供らしく遊ぶこともなく、色合いに意味を持たない普通の日
今までに送った人生の違いが、ここに来て現れてしまった結果だ

  ドクドク・・・・

拍動するように腿から流れ出る血液を眺めながら、今になってそれを理解した
動脈の一部を傷つけているのだろうか?傷口からは止めどなく血が流れ続ける

人間は全血液の20%を失うとショック状態に陥り、30%以上の流出で死に至るという
本で読んだ知識をもとに冷静に『死』の計算を行う赤月であったが、
それと同時に冷静であり続けてしまう自分に異常を心底恐ろしいと思った

(痛みが・・・・ない・・・・!)

動物は窮地に陥った時に交感神経を更新させる事でその窮地に対処する
『Fight or Flight(戦うか逃げるか)』と呼ばれる反応だ
だが、今の赤月は致死の一撃を受けたにも関わらず・・・・痛みがまったく存在しない
理性で理解する『死の恐怖』と肉体が認識する『無痛の安堵』・・・そのギャップに脳の認識が狂わされる

『インダルジェンス』に吹き飛ばされ、テーブルに背中から激しく打ちつけられる
台所一面に血をまき散らしながら、その真ん中で床に転がっている
痛みはないものの、急激な出血に顔が青ざめていく・・・いずれは意識も混濁してしまうだろう

「ぐっ・・・・ はぁ・・・ はぁ・・・」

>>730

「誰・・・・だ・・・・?」

致命的な一撃を受けたその直後に、何者かが台所に入ってくるのを見た
どうやら、一抹の知り合いの様だが・・・・

「まあいい・・・ 血を・・・止めないと・・・・
 ふざけるなよ、一抹・・・ 私はまだ・・・・」

乱入した女性が一抹に抱き着いている間に近くを探す
見つけたいものはタオルや手ぬぐいなど・・・適度な大きさの布だ
台所であれば、近くに布巾があってもおかしくはないはず
適度な大きさの布を見つけて、両脚の傷口を強く縛り付けたい

732赤月『サクソン』:2021/09/16(木) 17:58:17
>>731
止血処置の後、余力があれば鉄に向けて以下のメールを送りたい

『学生寮で一抹と遭遇した
 致命傷を受けた 動けない
 誰かがあいつを止めている』

733夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/16(木) 20:06:12
>>729

『ドクター・ブラインド』を発現した瞬間に認識した。
『争いの音』と『双方の声』と『血の匂い』。
それらを遠距離からキャッチする事で、
実際に『現場にいずとも』大体の状況を掴んだ。

      ク ル ッ

               ダ ダ ダ ッ

親交の深い『イズミン』に連絡を入れつつ、
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1456056964/380
身を翻して寮の外に回る。
足元の土を『ドクター』の片手で一掴み分確保し、
もう片方の手で小石を幾つか握る。
まず考えるべきは『治療手段の確保』だった。
『今泉未来』の『コール・イット・ラヴ』は傷を『補修』できる。
どのような形であれ、戦いが終わった後で、
誰よりも必要とされる存在だ。

(これで『キュウキュウシャ』はいらない…………)

平行して『イズミン』に頼んで、
寮の外から『イズミンの部屋』を通れるようにしてもらった。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1456056964/382
まず『イズミンの部屋』に入り、
そこを経由して『台所方面』に向かう。
無論、見つからないように姿を隠しながらだ。
『超人的聴覚』によって、『全員の位置』や、
そこに至るまでの『方向』と『距離』は全て分かる。
その情報を参考にすれば、難しい行動ではない。

(…………『ダレか』きた)

狙うのは『奇襲』だ。
不意を打った一撃を食らわせ、そのまま畳み掛ける。
『一抹の知り合い』が割って入ったようだが、
『説得』が成功するとは思えない。
これが『能力』によるものなら、
『言葉』で跳ね除けるのは不可能。
夢見ヶ崎が知る『スタンド』というのは、そういうものだ。

734鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/16(木) 20:34:52
>>729

『シヴァルリー』を前に発現し、寮の中を進む。
また、バッグの中から『釘』を二本ほど取り出しておく。
ここの現状は一切把握できていないが、緊急を要する事態ということだけは理解している。

735一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/16(木) 21:39:28
>>731
「そっか。赤月先輩が自分中心な理由が分かりました。
 幸せな頃があったんですね。私には分かりませんが…」

「私は要らないから『殺意』を以てして捨てられました
 ゴミ袋のゴミに声さえ出せぬよう押し込まれて。
 だから他人のために生きてないと私は…」

『冬の風物詩』は一抹に通用しない。知らないからだ。
ポインセチア? 一抹にとっては綺麗な葉っぱだ。
クリスマスカラーのリボン? 髪飾りだろう?
フユイチゴ? それも『冬の風物詩』なのだろうか。

「私は幸せだった頃なんて一切なく生きてきました。
 最中派のアリーナの連中が私を白髪鬼とか呼びますが
 復讐者やるなら復讐鬼じゃないと駄目です」

「『アリーナ』に復讐して『エクリプス』が復権する
 手伝いをしてる赤月さんは町の人々に恨まれる覚悟
 はしてますか?」

丁度良く布巾が置かれているが太ももを縛るには『サクソン』の手助けが必要不可欠。
意識がある間に血止めをしなければ出血死の恐れがある。

>>730
「あっ、〆の必殺技が…」

赤月先輩を〆ようとして必殺技の準備をしたら七篠先輩に捕獲されてしまった。
もっと早く気がつけば『パイルドライバー』で腕を切断できたのに。

「私が生きてる価値と意味なんて氷山先輩の『時間稼ぎ』以外にありませんよ」

もぞもぞと身動きしてから腕の『煙』化を始める。
と、同時に『慈悲の刃』を七篠先輩に振り下ろそうとするが直前で止まる。
『慈悲の刃』を七篠先輩に突きつけることしかできない。

「『夏の魔物』を知り過ぎた私にとって彼は友達です。
 七篠先輩は、私の『鎮静』の代わりを見つければ良い」

一抹にとって七篠先輩は守るべき対象という認識が焼きついており、『殺意』を向けられるほど喜んで斬り掛かる一抹と相性が悪い。
贅肉の無い七篠先輩に拘束されているが何をして良いか分からない。

>>733
台所方面に走っていると焦げ茶色の少女が一抹をガッチリと抱き抱えている姿が見えた。
身体が『白い煙』のようになった一抹が抜け出そうとしているが抜け出られず困惑した顔をしている。

「ダメです、危ないことしちゃ…。
 『夏』を満喫したら…一抹くんが『風物詩』になっちゃうんですよ…?
 言ったじゃないですか、死に急がないでって…」

     「大丈夫ですよ、一抹くん。
      私は一抹くんがいてくれて助かってますし、救われています。
      ……必要です。だから死んだり、死に急いだらダメですよ?」

『インダルジェンス』は何度も少女に『慈悲の刃』を振り下ろそうとするが止まり、刃を突きつけるだけの状態になっている。
一抹、七篠、赤月の三人の会話は寮に入る前から全て把握している。
赤月は『慈悲の刃』の餌食になったが七篠と呼ばれる少女には手出しが出来ないらしい。

>>734
「一抹くんっ!!」

「ダメです、危ないことしちゃ…。
 『夏』を満喫したら…一抹くんが『風物詩』になっちゃうんですよ…?
 言ったじゃないですか、死に急がないでって…」

     「大丈夫ですよ、一抹くん。
      私は一抹くんがいてくれて助かってますし、救われています。
      ……必要です。だから死んだり、死に急いだらダメですよ?」

台所で七篠が一抹を止めているらしく戦闘音はしない。
『殺意』を向けた分だけ『殺意』を研ぎ澄ます一抹にとって『殺意』を向けない七篠は天敵なのかもしれない。

736夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/16(木) 22:13:54
>>735

『白い煙』。
クロガネくんから聞いた『夏の魔物の影響』なんだろう。
どういう事が出来るのかは分からないが、
『一つの能力』のように使えるそうだ。
不意に予想外の事をしてくる可能性は十二分に有り得る。
警戒は怠らない。

(――――――おっとぉッ!?!?)

意外な結果だ。
ただ、自分は二人の関係を知らない。
その中で何かがあったとしても、
与り知らぬ事なのだから仕方がないだろう。
様子を見つつ、
『ドクター』の片手に持った『土の塊』を丸める。
精度を駆使し、事前に『調整』しておこう。

(でも、チンタラやってるヒマはねーぞ)

時間を掛けるだけの余裕があるなら、
自分の加勢がなくても何とか出来るかもしれない。
だが、それが難しいのも事実だ。
『ナカレ』は深手を負っていて、
今すぐにでも治療しなければならない。
求められるのは早急な鎮圧。
『イッちゃん』は『七篠先輩』とやらに動きを封じられ、
仕留め損ねた『ナカレ』に注意が注がれている。
今が『チャンス』だ。
同時に『ミス』は許されない。

(一瞬で決める)

発見されないギリギリの距離まで接近を続ける。
そして、そこで立ち止まる。
『タイミング』を計る。

737七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/16(木) 22:15:18
>>735

「必殺技なんて危ないことしちゃダメです」

 七篠はそう言いながら『サネカズラの枝』を自身の服から生やし、一抹の胴体に巻きつけるように絡めた。
 木の枝が『抱っこ紐』のようにまとわりつこうとする。(パス精CBA)
 もし仮に一抹が切断する等で解除した場合はまた改めて生やすだろう。

「時間稼ぎはもちろんありがたいですけど、
 それで一抹くんがいなくなったら私は嫌ですよ」
「正直、氷山さんより一抹くんとの方が関わりが長いんですからね?」

――ひとまず、これで一抹くんは動けないはず…。
――一抹くんはその、攻撃的だから…。必殺技とかされたらどうなっちゃうかわかんないし…。

――……鉄さんは、来れたのかな…。
――タクシーで来たから追い抜いちゃった? それとも来てない…?

 そして大声で周囲に向けて呼びかける。

「誰か! ここで倒れてる人がいます…!」

738赤月『サクソン』:2021/09/16(木) 22:19:42
>>735(GM)

「お前が・・・・ どうしてそこまで他人に気を使っているかはわかった・・・・」

思えば、『アリーナ』の時もそうだった
不自然なくらい他人に気を使い、義父からの教えと言いながらエスコートを買って出る
転校してきたばかりの私に対して『先輩』などと言うのもそのせいか

「相変わらずふざけた事を言う奴だ・・・・
 幸せな頃がないだと・・・? そんなはずはないだろう・・・・!
 お前を抱き留める彼女は? お前が畏敬を向ける夕立は?
 お前の事を想う人間がこれだけいるのに・・・・幸せでないわけがない!」

出血が続き、顔色がみるみるうちに青ざめる中で
一抹の語る自虐に真っ向から『NO』を叩きつける

(あるいは・・・・それは私も同じ事か・・・・)

「それに私は・・・・ 鬼となるつもりはない・・・・
 鬼になって、家族への想いすら忘れてしまうくらいなら・・・・この場で死んだ方がずっといい」

流石にこの状況でメールを送る暇はなさそうだ
完全に動けなくなってしまう前に『サクソン』を発現し、布巾で固く傷口を縛り上げる

(本気で・・・・ まずい状況だ・・・・)

>>夢見ヶ崎 >>鉄

台所までたどり着いたのなら、二人はそこに『血の海』を見るだろう
血だまりの真ん中では赤月が背を壁に預ける様にして倒れている
無造作に放り投げられた両脚は血に染まり、大腿の切創からは拍動するように血が流れ続けている

739鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/16(木) 23:06:10
>>735

「・・・・・・・・・・」

足音を殺し、壁に背中を預けて中の様子を伺う。現在は、七篠さんが一抹くんを説得中ということか?
戦わずに済むならそれに越したことはない。
なるべく気付かれないように視線を送りつつ、万が一、一抹くんが『慈悲の刃』を
使うようなら、その『殺傷力』を奪うつもりだ。

740鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/16(木) 23:09:06
>>737-738

「・・・・・!」

床に倒れた赤月にも気付くが、飛び出したい気持ちを抑える。
このまま一抹くんから戦闘意欲が消えたなら、すぐに病院を手配しなければ。
あるいは、ここに『彼女』がいるならばその必要もなくなるが…。

741一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/16(木) 23:51:54
>>736
赤月のした失敗は『殺意』と『冬の風物詩』を使ったこと
『サンタクロース』並みに分かりやすい物を用意しないと一抹には効果が無い。
ギリギリまで近寄れたが『インダルジェンス』は『ポケットショット』を手にしている。
下手な攻撃をすれば手痛い反撃が返って来るだろう。

「誰か! ここで倒れてる人がいます…!」

七篠の声に反応した一抹が周囲を見回す。
当然のように本体と『ドクター・ブラインド』が見つかるが『インダルジェンス』は射撃をしない。

「私より赤月さんを心配した方が良いですよ。
 アリーナの敵対勢力の駒ですから…」

「七篠先輩に負ける日が来るなんて…」

観念したというより七篠の言葉に耳を傾けて『負けた』と判断したのか『インダルジェンス』が解除された。
贅肉の無い包容と『枝』の拘束で本体の一抹は七篠に拘束されていく…

>>737
七篠の言葉に渋々だが『インダルジェンス』を解除する。
『冬の風物詩』となる『枝』を使っても一抹は少しも嫌悪感を抱かないだろう。
そして、七篠は気づいた。一抹の身体が異様に軽い。
拘束したまま動いても邪魔にならないほどの軽さだ。

「なぜ、私を助けるのです? 見放しても良かったはず
 ただ、私は七篠先輩を傷つけられない…」

「何故だ…」

一抹が放心してる間に助けを呼ぶと不思議の国から出てきたような少女とスタンドが居た。
隙を狙っていたのだろうか手に『何か』を持っている。
さらに夕立先輩までも密かに近寄って来ていた。

>>738
「スタンド使いは最終的に独りですよ。
 氷山先輩は多くの人々に慕われていたけど『変貌』の
 最終段階まで誰も助けてあげなかった」

「赤月先輩も同じだ。最後は全てを裏切る宿命にある。
 私に説教をするなら『三回』死ぬほどの戦いを経験
 してからにしなさい」

「私から見れば赤月先輩は知らないことが多すぎる…
 それに誰かが都合良く動かしているようにも…」

>>739-740
「サクッと赤月先輩はやれたのに七篠先輩だけは…」

いつでも『慈悲の刃』を振り下ろし、『ポケットショット』で迎撃可能だった『インダルジェンス』が解除される
本体の一抹は贅肉の無い七篠先輩に包容されながら『枝』で拘束されていく。

「夕立先輩対策もしてたのに七篠先輩が…私は傷つけられない…」

どれだけ『夏の魔物』が精神を蝕んでも最後の一線だけは超えられなかったのかもしれない。
もし、七篠が『殺意』を持って襲っていたら赤月と同じく『慈悲の刃』の餌食にされていたはずだ。

742夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/17(金) 00:14:22
>>738

(……………ヤバいな)

相当な出血量である事は、『現場』を見るまでもなかった。
『超人的嗅覚』で嗅ぎ取れる『血の匂い』が、
あまりにも強すぎたからだ。
だからこそ、『イズミン』に『治療』を頼んできたのだから。

(しゃべるなよ、マジでしぬぞ)

重傷を負いながらも啖呵を切る『ナカレ』を見ながら、
心の中で呟いた。

>>739

       ――――ピクッ

『足音』を殺していても、『ドクター・ブラインド』には分かる。
普通では聞き取れない音を聞き取れる。
それが『超人的聴覚』だ。

(…………『たちどまってる』)

『関係者』か『部外者』か。
さしもの『超聴覚』でも、そこまでは区別できない。
ただ、『足を止めた』という事は、
明らかに『この状況』が見えている。
そして、見えていながら立ち去らないし、
不用意に近付いてもこないという事は、
『慣れている人間』だ。
もし『味方』ならラッキーだが、
ハナから当てにするような事はしない。

>>737

(――――――『来た』)

『七篠先輩』が『イッちゃん』を拘束する様子が見えた。
彼女もスタンド使いだったらしいが、
そんな事に注目している場合ではない。
重要なのは、
『イッちゃん』が『彼女の能力に掛かった』という事実だ。

           ド シ ュ ン ッ

『ドクター・ブラインド』の片手に握った『土塊』を、
『イッちゃん』の目元を狙って投げる。
そして、それが当たるか防がれるか避けられるかする前に、
もう片方の手で『小石』を放つ。
最初に投げた『土塊』に『小石』を命中させ、
狙ったタイミングで『土』を顔の近くに飛び散らせる事で、
瞬間的に視界を妨げる事が目的だ。
あらかじめ『土塊』は砕けやすく『調整(>>736)』してある。
たとえ非力なパワーでも、間単に割る事が出来るはずだ。
同時に、『ドクター・ブラインド』を『イッちゃん』に接近させる。
射程距離は『5m』だが、
足りないようなら本体も一緒に前進しよう。

743夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/17(金) 00:24:03
>>741

『という算段だった』のだが――――――。

          ス ッ

「おいおいおい!!いきなりブチこわしじゃねーか!!
 せっかくスキをうかがってたのによォ〜〜〜」

バレてしまったため、堂々と出て行かざるを得なくなった。
警戒は緩めないが。
『スタンド使い』というのは油断がならない。
もう諦めたように見せかけながらも策を仕込む。
これまでの経験上、そういう風に認識していた。

「『イッちゃん』、どうした??
 このまえあったときとくらべて、
 ズイブンと『しろく』なっちゃったみたいだけど。
 『コクバンけしクリーナー』でもひっくりかえした??」

「あ、『ナカレ』もおひさァ〜〜〜」

『ナカレ』に片手を振る。
しかし、おそらく分からないだろう。
あの時は『変装』していたのだから。

「『イッちゃん』。
 アリスさぁ、クイズかんがえたんだけど、だしていい??
 『イマがたのしいコ』と『イマがたのしくないコ』がいます。
 どっちがエライとおもう??どっちがスゴイとおもう??」

「セイカイしたら、キャンディーあげるよ」

本体の手でスマホを取り出して、
『イズミン』に連絡を入れておこう。

744七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/17(金) 00:28:23
>>741

「あ、スタンドが…」

 七篠は一抹が『インダルジェンス』を解除したのを見て戦う意志はないのを理解する。

「一抹くんは私をたくさん助けてくれました。
 大丈夫です、見捨てません」
「……それにしても、一抹くん…軽くないですか…?
 ちゃんと食べてますか…? まるで空気みたいです…」

 比喩ではなく軽すぎる一抹を『抱っこ紐のような形状になっている枝』で抱えたまま、周囲にいる鉄とアリス風の少女に声をかける。

>>740,743

「すみません。奥の人…赤月さん…?
 出血が酷いみたいなんです、止血をお願いできませんか…?
 私のスタンドで薬草とかも出せるので多少傷の手当てはできるんですが、
 今、この人を捕獲しているのであまり…その、加害者を被害者の近くに寄せたくなくて…」

745赤月『サクソン』:2021/09/17(金) 00:37:08
>>741

「それ・・・・・ は・・・・・」

ヒヤマ先輩って誰の事だ・・・・とか、宿命がどうだのと大きなお世話だ・・・・とか
色々と言いたい事はあったのだが、どうやら限界が近いらしい

(血を・・・・流し過ぎた・・・・)

朦朧とし始めた意識の中で、たった一つだけ言葉を残す

「人は・・・・ 独りなんかじゃあない・・・・」

この町に来てから多くの知己を得た
新しい繋がりがいつか自分の中から『兄』の存在をも過去へと押し流してしまうのではないか
その不安は常に赤月の心の中で燻り続けている

だが、それでも今更孤独だった頃に戻る事は出来ないし、するつもりもない
それだけは目の前の少年に伝えようと、最後の力を振り絞り・・・・言葉にした

>>743

(・・・・・・?)

僅かに残った意識が騒々しい声を聞く
どうやら自分の名前を呼びかけているようだが、顔がよく見えない

746夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/17(金) 00:42:21
>>743

(許可していただけるなら、今泉PCを呼んで、
 赤月PCを治療してもらう事を希望します)

747鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/17(金) 00:43:26
>>741

先程、最中さんと交わした言葉を思い出す。
一抹くんは確かにそういう面もあるが、それだけの人間ではないと。
自分は間違っていなかったと、改めて思う。でなければ、七篠さんに声をかけられたとて止まりはしなかっただろう。

「・・・・・良かった、一抹くん。正直、キミと殺し合いをしたくはなかった」

『釘』をしまい、壁から出て行く。

>>742

「キミも来ていたのか。連絡先は、やはり『今泉』さんか?」

自分と同じく登場したアリスを見て、声をかけた。
彼女と今泉さんは仲が良い。そしてこの状況で、今泉さんはもっとも必要な『スタンド使い』だ。

>>744

「ありがとう、七篠さん。お疲れさまだ」
「安心してほしい、この寮には『治癒能力』を持っている『スタンド使い』がいる」
「彼女さえ到着できれば、赤月さんが亡くなることはないはずだ」

>>745

「キミも災難だったな、赤月さん。いや、二人ならば遅かれ早かれ、こうなっていたかもしれないが」
「…この出血量は、流石に心配になるか」「念のため、応急処置をしておこう」

辺りを見回して、清潔な布があればそれで患部の根元側を縛り、出血を抑えよう。
なければ『シヴァルリー』で自分の学生服を引き千切り、適度なサイズにして縛る。

748一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/17(金) 01:44:35
>>742
落ちた『ポケットショット』からパチンコ玉が3つ。
スピードでは『インダルジェンス』を上回る『ドクター・ブラインド』が本体を攻撃した場合、本体の夢見ヶ崎に撃っていたかもしれない。

「状況次第ですね。夏の衝動に気を許せば楽しくはなり
 ますが氷山先輩のようになってしまいます…」

「だから今の私は現在を楽しまないのが正解です」

   クスクス

                 クスクス


「私には『認知』出来ず『親しみ』さえ覚える『夏の魔物』。奴を知り過ぎたから私は『一回』でも楽しむと…」

「私は楽しみたいです。けど、『時間が無い』のです
 次に夏を謳歌したら氷山先輩が本当に『かき氷』に…」

遠く離れた柱の影に真っ黒い少年のシルエットがノートを片手に一抹を『観察』している。
一切の攻撃が通用しないとハッキリ分かるほど薄い影のヴィジョンが笑う。
そして、一切聞こえていない一抹の肌は『煙』のようだ。
『夏』を謳歌すれば跡形もなく『消えて』しまうだろう。

>>744
「助けたかな…どうだったかな…」

エアコン目当てにナイちゃんと部屋を占拠した思い出の方が多い気がする。
だが、それすらも今は出来ない。エアコンを使うこと自体が夏を楽しんだと認知されたら『最後』だ。
確実に跡形もなく『煙』となって消える。

「残り一回ですね。『夏の魔物』を知り過ぎたから変貌
 の速度が早いです。きっと、私も氷山先輩のように…」

>>745
「次は私に勝てる程度には強くなりなさい。
 じゃないと『アリーナ』では勝ち残れない」
 
「では、復讐を適度に頑張って」

>>746
(今泉さんを呼んでOKです。もう来ていた扱いでも…)

>>747
「一度なら私も楽しめると思いますよ。『切れ味』より
『慈悲の刃』は刺突の際の一撃が重要ですから」

「約束をしていましたが赤月さんには私が勝ちました。
 夏の能力無しで。意外と勝てるものですね」

近くに有った布巾を使って『シヴァルリー』で止血をする
『慈悲の刃』の力により痛がることはなかったが出血は激しい。

749赤月『サクソン』:2021/09/17(金) 06:27:32
>>748

(・・・・・・・・・・・・・やっぱり嫌いだ)

痛みこそないものの出血による血圧低下はいよいよ意識を昏く閉ざす
黒に塗りつぶされる意識の中で、一抹の言葉を聞く
普段であれば噛みついていたはずのその言葉でさえ、今の自分には抵抗する意思を持つ事さえ難しい

血と共に体温が奪われているのか、酷い寒気を感じる
光も音も、今はほとんど感じられない
臨死の孤独の中で赤月は己の無力さを受け入れていた

※なんらかの手段で治療されるまで、『気絶』しています
それまでレスは行わずに、『赤月は気絶している』ものとして扱ってください


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