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映画感想スレ(4)

526シャアダム:2023/04/21(金) 05:39:59 ID:CVo7XjhE
◆犬王(2022年・日本アニメ)

「4畳半」「映像研」「夜は短し」「日本沈没2020」を作った湯浅監督作品か。「2020」以外は好きな作品ばかりだな、さて。

物語は室町時代(1380年ごろ?)、平家ゆかりの3種の神器のひとつ「天叢雲剣」を発見して触れたために、呪いで父親は死亡、その子供「友魚」は視力を失う。その後、「友魚」は「琵琶法師」になり京で琵琶法師集団「覚一座」に入り、名を「友一」と変える。
ある日、呪われた子供「犬王」(奇形児)と出会い、意気投合して「犬王」は歌と踊り、「友一」は作曲(新たな平家の物語の創作)と演奏をして、コンサートを開く。瞬く間に人気が爆発して、将軍「足利義満」やその妻「業子」の前で披露することになるのだが・・というミュージカル?いや音楽バンドアニメ。

感想:なんというか、武家の時代や中世の様な異世界に現代の技術を持っていったらそりゃ覇権取れるよね、大ヒットしたビートルズの曲をタイムマシンで過去に持っていったら「覇権」取れるかもね。それと同じように、現代の演奏技術や演出や舞台装置を室町時代に持っていったら、そりゃ「覇権」をとれるでしょう(新しすぎてこけるかもしれないが)。
だから、長くて長くてこれでもかって感じの現代のコンサートみたいな公演シーンを見て、映像も斬新で素晴らしく、面白い試みだとは思ったけど、ずるいやって思ってしまい感動まではしなかったかなあ。あと、キャラに癖があって(昭和の長髪バンドやデーモン閣下みたいなキャラ)、キャラ愛は湧かなかったかなあ。

これでもかって長い長い演奏シーンは最初は途中で空きそうになったけど、演出がうまいのか、最後まで何とか飽きずに観れました(この辺は人を選ぶ映画だと思います。)

あと、ラストコンサートは曲調が変わって、クイーンの映画「ボヘミアンラプソディ」みたいでした(意識してそう)。主人公二人の関係は「王様ランキング」、呪われた「犬王」が呪いが解けて、少しづつ体が正常になっていくところは「どろろ」ぽさがありました。
問題はラストの解釈、自分を貫き通した「友魚」、「友魚」らを人質に取られ日和ってしまった「犬王」の分かれ道。その二人が現代で出会って、再び意気投合する不思議なEND。これはどういう意図なのかなあって、よくわかりませんでした。

が全体的にさすが湯浅監督、演出がうまくてちゃんと味のある面白作品になってるなあ、って思いました。(キャラに癖があって、男の女装パンチラとかも何度も見たくないけどね〜w)


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