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不良サラリーマンのビジネスメモ

127はすぴー:2005/08/21(日) 08:43:39
レッテルが部下をダメにする
 マネジメントにおける管理と権限委譲のバランスの重要性はご承知の通り
だが、ある研究によれば、大半の管理者は「一部の部下」については上手く
バランスをとるが、「残りの部下」についてはそれが出来ずに終わっている
という。

 そのような区別が発生する原因は何か。それは、我々が『レッテルを貼っ
て』人を判断するということである。管理者自身が多大なプレッシャーと情
報の波の中で素早い判断を繰り返さなければならない状態では、「レッテル
を貼って」思考回路を簡略化することは最も判断のスピードを向上させる策
といえる。しかし、こと部下の評価においてはそれが上手く機能しない場合
もある。例えば・・・

 ●良いレッテルを貼られた(高い評価の)Aさんが何かミスをした。
  上司「何かあったのだろうか。でも、次は大丈夫だろう」

 ●悪いレッテルを貼られた(低い評価の)BさんがAさんと同じミスをした。
  上司「またあいつか。何をやらせてもダメだな」

 思い当たる節があるのではないだろうか。また、部下の業績の変化は、本
来の能力よりも上司から貼られたレッテルによる対応の差に影響を受ける、
という研究結果もある。公平に評価しているつもりが無意識に事実以外で差
をつけてしまい、それが業績にも影響しているとすると、単なる好き嫌いで
は済まされない。では、どうすればいいのか。

 大事なのは部下によって評価が違っている自分を認めることであり、その
ことを部下と共有化することが次のステップに繋がる。上手く噛み合ってい
ない、あるいはお互いに避けてしまうということを部下と冷静に話し合い、
打開策をともに導き出すことだ。その結果、必ずしも苦手な相手を好きにな
るとは限らないが、少なくとも部下への指示や評価が客観的な判断に近付く
可能性が高く、部下も関係を改善しようと取り組む管理者の姿には前向きな
印象を感じるはずである。

 「扱いづらい部下」が身近にいるとすれば、その原因は自分かもしれない。
そんな風に考えると今までとは違った接し方ができるはずだ。


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